JP2003003312A - 多機能性背広型被服の構造 - Google Patents

多機能性背広型被服の構造

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JP2003003312A
JP2003003312A JP2002141281A JP2002141281A JP2003003312A JP 2003003312 A JP2003003312 A JP 2003003312A JP 2002141281 A JP2002141281 A JP 2002141281A JP 2002141281 A JP2002141281 A JP 2002141281A JP 2003003312 A JP2003003312 A JP 2003003312A
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JP2002141281A
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Masaru Abe
阿部  勝
Yoshinori Matsuzaki
吉則 松崎
Shunji Koike
俊二 小池
Teruto Fujii
照人 藤井
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SUNLIT SANGYO CO Ltd
Sekaicho Rubber Co Ltd
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SUNLIT SANGYO CO Ltd
Sekaicho Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイナスイオン放出が改善された樹脂組成物で
加工を施した被服芯材を取り付け、健康治療等の多機能
性を発揮する背広型被服の構造を提供する。 【解決手段】背広型被服の上衣又は下衣等の取り付け部
位に、マイナスイオン放出が改善された樹脂組成物で加
工処理を施した被服芯材からなる多機能担持部材を、縫
着又は融着した構成とする。 【効果】着装によって、芯地部材での改善されたマイナ
スイオン放出効果を発揮し、健康治療、疲労回復、電磁
波の還元中和等の多機能性の効果を奏する。また耐洗濯
堅牢性等を備え、従来装置の改装の必要なく経費低減を
図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電気に帯電しにくい高
分子基材と希土類を含む鉱物とトルマリン若しくは遠赤
外線セラミックのいずれか一方を含む樹脂組成物成物に
より、表面又はドット又はコ−ティング加工処理が施さ
れ、マイナスイオン放出が改善された被服芯地部材を、
取り付け部位に適宜選択的に縫着又は融着した背広型被
服の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、背広型被服に要求される機能と
しては、生活動作によって人体各部の寸法変化に対応し
寸法上のゆとり量をいかに設定し、日常勤務動作に支障
を来さないか、例えば静止時のシルエットを美しくする
技術では、運動性に対する機能は十分でなく着くずれを
生じ易く、この為伸縮性素材を使用することも行われる
が、人体に圧迫感を与え円滑な運動性を阻害し、場合に
よっては発汗を誘発し易く、更に圧迫感を強める。しか
しこれら要因を改良する機能性は、主として被服の運動
性に対する機能を求めることに重点が向けられてきてい
る。現代社会生活では、被服の生活動作に対応する運動
性機能の向上に止まらず、社会機構は益々複雑多岐とな
っており、ビジネスでの緊張、ストレスや肩凝り、頭
痛、或いは職場環境でも喫煙や排気ガス等による環境汚
染、さらにパソコン、テレビ等のほか、爆発的に拡がっ
ているハンドフォンの普及でも、電磁波が人体に及ぼす
影響もマスコミに相次いで取り上げられ、電磁波や磁界
の人体への影響についても医学的な解明がなされつつあ
り、世人の関心が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年、こ
れら環境障害への対応、さらに一歩踏み込んで体質改善
や健康増進の為、たとえば衣類、肌着類で種々の提案が
なされているが、特に背広型被服では着用時のシルエッ
ト、運動性、着心地等の着用面に重点がおかれ、ハンド
フォンからの電磁波や磁界の人体への影響が昨今の健康
指向の流れからも我が国でその取り組みが遅れていた。
たとえば、ワ−キングジャケット若しくはワ−キングウ
ェアを含めたいわゆる背広型被服或いは着装上も内在関
係にあるワイシャツ又はベストの場合、勤務中を通じ着
装を余儀なくされる人々は少なくないが、被服本来の運
動機能と併せ、ストレスや頭痛、肩凝り、腰痛等、或い
は電磁波障害や静電気の影響等を含め、着装者の人体疲
労の回復、体質改善、さらに健康増進の為、上記のいわ
ゆる背広型被服の上衣および下衣並びにワイシャツの
他、ベルトやネクタイ迄を含めた被服身回品の如き被服
一式について、広く現代の複雑多岐な社会環境に対応
し、上記の疲労回復、人体の肩凝りや腰痛等の治癒的効
果、電磁波の吸収減衰、静電気の中和減衰等の作用と共
に、近年マイナスイオンの放出や赤外線の放射等の多機
能性を発揮できるいわゆる環境対応型の着装形態の被服
の登場が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点にかんがみ到達したものであって、本発明は、ワ
−キングジャケット若しくはワ−キングウェアを含めた
いわゆる背広型被服の上衣原型において、少なくとも襟
芯並びに前身頃での胸増芯地及び/又は接着芯地、若し
くは肩パット、又は背広型被服の下衣、すなわちズボン
原型において、少なくとも脇ポケット及び/又はヒップ
ポケットの周端縁、並びに上衣又は下衣のいずれかのポ
ケット、若しくはベルト帯布地のいずれも人体に接する
内側近傍に、不織布又は織編物地に対し、静電気に帯電
しにくい高分子基材と、希土類を含む鉱物とトルマリン
若しくは遠赤外線セラミックのいずれかを含む樹脂組成
物により加工処理を施され、マイナスイオン放出が改善
された多機能性を備えた被服芯地部材を、取り付け部位
に適宜その効果的な機能を発揮し得る取り付け箇所の取
捨選定、並びに着衣上の違和感等の解消、クリ−ニング
や耐洗濯堅牢度の維持、該芯地部材のコスト迄を含め、
選択的に縫着又は融着のいずれかの手段により取り付
け、本発明に係る背広型被服の構造が達成される。
【0005】上記のように、本発明に係る構造は、背広
型被服に代表されるが、ワ−キングジャケットやワ−キ
ングウェア等の職業用の被服やジャンパ−、シャツ、ジ
ャケット等のいわゆる作業服や事務服までを含め、少な
くとも衿芯や前立て、ヨ−ク等に取り付けられて、衣服
の型崩れを防ぎ、表地等に張りを持たせ、着装者の体型
を整えて衣服の造形美を形づくる役割を果たし、かつ衣
服造形において表地と一体となった芯地に着目し、該芯
地箇所に、多機能担持部材からなる層着シ−ト若しくは
薄層シ−トを縫着又は融着した構成とするものである。
すなわち、一般に、芯地は衣服の形くずれを防ぎ、表地
等に張りを持たせ、また、着装者の体型を整えて衣服の
造形美を形づくるが、従来、背広型紳士服用には主に張
りの強い芯地が採択されており、婦人服用の芯地は多様
となっている。また、本発明において、該多機能担持部
材の取り付け構造は、マイナスイオンの放出の場合、例
えば人体側に接するか若しくは近接部位が適当な条件設
定とみられるが、芯地本来の保形機能と共に、別途マイ
ナスイオン放出による疲労回復等、或いは近年OA機器
や携帯電話からの電磁波の吸収減衰や中和現象、並びに
マイナスイオンによる脱臭作用により、職場での喫煙の
脱臭防止、脇部発汗での脱臭効果等、また、被服の衿部
やカフス箇所での汚れ抑止、さらに被服保管や格納時で
の殺菌作用等の諸機能を保持せしめ得るように、取り付
け部位を選択的、かつコストを含め機能性を有効に発揮
できるための構成とすることができる。
【0006】芯地の種類は、織物芯地、接着織物芯地、
不織布芯とその接着芯地、編物芯地とその接着芯地に大
別され、或る場合は、縫い目やダーツの縫い代で代行さ
せることも可能である。本発明における芯地部材の構成
では、表裏面を不織布若しくは織編物地とし、静電気に
帯電しにくい高分子基材と、希土類を含む鉱物とトルマ
リン若しくは遠赤外線セラミックのいずれか一方を含む
混合粉体を混合してなる樹脂組成物により、表面又はド
ット又はストライプ或いはメッシュのいずれかのコ−テ
ィング加工処理が施され、マイナスイオン放出が改善さ
れた多機能性を備えた被服芯地部材を、取り付け部位に
適宜選択的に縫着又は融着した背広型被服の構造とす
る。
【0007】背広型被服の芯地には、前芯、背芯、衿
芯、袖裾芯、袖山芯、袖口芯、あき口用芯、ベルト芯、
ポケット口芯、ボタン穴芯等があり、芯地はその目的に
より選ばれている。その他、表地の為の裏地や芯や芯地
の張り具合を調節する増し芯等も用いられる。また、繊
維素材は、強力スパン・レーヨン芯、ナイロン芯、テト
ロン芯、ガラス繊維芯等どがある。それぞれの繊維を単
独又は混紡、交織して用いられることもある。さらに、
幅による芯地は、シングル幅、ダブル幅、経(たて)地
や斜め地に裁断した細幅芯、テープ芯、レース芯等があ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、多機能担持部材から
なる芯地を縫着又は融着する部位は、従来背広型被服の
上衣原型若しくはズボン原型並びにポケット又はベルト
帯等が適当であるが、少なくとも被服の縫製工程での作
業性並びに被服のシルエット、立体感や表地の補強、厚
地や薄地、柔らかさ、固さ等の表地とのなじみ具合など
の微妙な調整を必要とするいわゆる芯拵えの構築、仕立
てからも、従来の芯地箇所に合致させて使用するのが適
当である。また、その取付けに際しては、芯地の立体感
や表地の補強等の妨げとならず、衣服造形において表地
と一体として衣服の骨組みの役割を果たす芯地自体が多
機能性を発揮し得ることが好ましい。
【0009】また、本願発明で、多機能担持部材は、静
電気に帯電しにくい高分子基材と、希土類を含む鉱物と
トルマリン若しくは遠赤外線セラミックのいずれか一方
を含む混合粉体を混合してなる樹脂組成物により、表面
又はドット又はストライプ或いはメッシュのいずれかの
コ−ティング加工処理が施されてなる担持部材の構造で
ある。本願発明では、該樹脂組成物で無機微粒子等より
発生するマイナスイオンが微弱であるところ、その集束
ないし増幅、励起により改善を図ったものである為、多
機能担持部材の構成部分によって、多量のマイナスイオ
ンを放出し、多量のマイナスイオンによる多機能を有効
に利用し得る構成である。
【0010】本発明に係る多機能性背広型被服では、衣
服造形の表地と一体とし衣服の骨組みの役割を果たす芯
地の取付け可能部位で、かつ着衣上も違和感等を惹起す
ることのない装着であって、縫製又は融着の手段により
該多機能担持部材を取り付けた構造として達成される。
これによって、該被服での芯地部材本来の保形性機能の
維持と併せ、着衣上も違和感等の障害を惹起せず、加え
てマイナイオンの放出並びに遠赤外線の放射、また、職
場での喫煙の脱臭防止、被服脇部の発汗箇所での脱臭作
用、衿部での汚れ抑止作用等を含めた多機能性を発揮し
得るように働く。この理由は必ずしも明確ではないが、
例えばマイナスイオンについてみると、該多機能担持部
材からなる芯地自体がマイナス静電気の電場を形成する
などの作用を発揮し、マイナスイオンの放出量の増大に
寄与し、該被服の着装によって、たとえば肩凝りの治癒
や頭痛の防止、さらにマイナスイオンによる脱臭作用に
より、職場での喫煙の脱臭防止、また、被服保管や格納
時での殺菌等の効果を奏するものと推定される。
【0011】また、近年、問題となっている電磁波障害
についても、本発明での多機能担持部材は、生体を侵す
といわれる電磁波についても効果を奏する。このため、
被服構成中での特定場所、たとえば前身頃での胸増芯や
接着芯或いは頭部の近傍位置の衿芯、更に携帯電話の出
し入れ格納でのポケットの人体に接する側に、該担持体
を装着する構成とすることができる。その理由は必ずし
も明確ではないが、該担持体では、特に中間赤外線と強
力な遠赤外線を放射し強力なマイナスイオンを放出する
為、悪い1000μm以上のマイクロ波や電波が進入し
てきても、中間赤外線の磁場で還元保護され、電磁波は
還元中和する機能を発揮するように働くものと推定され
る。
【0012】ベルト帯部では、たとえば帯部の全面での
取り付けでなく円弧形に打ち抜いた該部材を適宜間隔を
設けて配設した構成とし取り付け層厚さの抑制やコスト
低減を図った構成、または被服脇部の発汗箇所に脱臭の
為の該部材の選択的な取り付け、職場制服やワ−キング
ウェア等では、人体疲労の回復、肩凝り、腰痛防止、職
場喫煙の脱臭等のため、少なくとも衿芯や前立て、カフ
ス箇所のごとき人体に接する基本箇所として内側に該多
機能担持部材を縫製又は融着せしめた構成とすることが
できる。
【0013】また、上記のいわゆる背広型被服の上衣原
型若しくはズボン原型において、前記多機能担持部材
が、不織布若しくは織編物地に対し、静電気に帯電しに
くい高分子基材と、希土類を含む鉱物とトルマリン若し
くは遠赤外線セラミックのいずれか一方を含む混合粉体
を混合してなる樹脂組成物を、表面又はドット又はスト
ライプ或いはメッシュのいずれかのコ−ティング加工処
理してなる構成を採択することができる。
【0014】上記のように、本発明に係る多機能性背広
型被服においては、衣服造形における表地と一体とし、
かつ衣服の骨組みの役割を果たす芯地取り付け箇所に、
多機能担持部材からなる芯地の構成とし、しかも衣服の
型くずれを防ぎ、表地等に張りを持たせ、着装者の体型
を整えて衣服造形美の形成には何らの支障がない構成と
することができる。また、芯地は、その目的に応じて選
ばれる要素があるが、たとえば繊維の種類についてみて
も、木綿芯、麻芯、毛芯、強力レ−ヨン芯、ポリアミド
芯、ポリエステル芯、ガラス繊維芯などのいずれかより
選ばれたものを適宜使用することができる。該芯地の厚
さは、その目的、使用箇所により選ばれるが、通常平均
厚さ0.5〜1.0mmの範囲に設定することが好まし
い。さらに、軽くて柔軟性、通気性で皺になり難く、か
つ耐洗濯性、つまり耐洗剤並びに耐ドライクリ−ニング
性、加えて強度が強く、薄くて、アイロン掛け形状保持
する等の諸条件を充足することが必要である。
【0015】実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す上衣原型の
部分欠切裏面側展開説明図、図2は前身頃の胸増芯の平
面説明図、図3は肩綿の平面説明図、図4は衿部のカラ
−クロス及び桁綿の平面説明図である。図1〜図4は、
いずれも上衣原型ならびに関連した芯地の構成部分であ
り、図1に示すとおり、背広型上衣本体1において、2
は前身頃裏、3は後身頃、4は後身頃裏、5は身返し、
6はベント裏、8は細腹裏、9は脇当、10は口布であ
る。図1の上衣原型の部分欠切裏面側展開説明図におい
て、交差斜線部7の箇所は芯地の取り付け箇所であり、
本発明では、これら従来の芯地取り付け箇所の少なくと
も1箇所または2箇所以上の組み合わせとして、本発明
の多機能担持部材からなる芯地を縫着又は融着可能な箇
所を示すものである。
【0017】図2は、胸増芯11を示す平面説明図であ
り、胸部の表地のための裏打ちや芯や芯地の張り具合を
調節する胸増芯を示すものである。交差斜線部7の箇所
は本発明の多機能担持部材を取り付けた構成である。
【0018】図3は、肩綿12を示す平面説明図であ
り、肩芯13の構成部分として、同様に交差斜線部7の
箇所は本発明の多機能担持部材を取り付けた構成であ
る。
【0019】図4は、カラ−クロス14及び桁綿15を
示す平面説明図であり、衿芯16の構成部分として、同
様に交差斜線部7の箇所は本発明の多機能担持部材を取
り付けた構成である。
【0020】次に、図5は、本発明の一実施例を示す背
広型被服のズボン原型の部分欠切裏面側展開説明図、図
6は、図5のズボン原型の裏面側のベルト帯布地の内側
に多機能担持部材を取り付けた構成を示すズボン原型の
部分欠切裏面側展開説明図である。図5において、ズボ
ン原型17の裏面側で、18は腰裏、19は前身頃、2
0は後身頃、21は脇ポケット、22はピップポケッ
ト、23は前立、24は天狗裏、25は天狗ハナ、26
は前挟、27は釦、28はシックである。交差斜線部7
の箇所は、本発明の多機能担持部材を取り付けた構成で
ある。
【0021】図6は、上記図5の上衣の原型の裏面側展
開説明図において、さらにベルト帯布地の人体に接する
内側に、少なくとも2箇所以上の部位に、適宜間隔をも
って本発明に係る多機能担持部材からなる貼着シ−ト2
9を取り付けた構成を示すズボン原型の部分欠切裏面側
展開説明図である。
【0022】次に、図7は本発明の一実施例を示すワ−
キングウェアの上衣原型の平面図、図8は上衣原型の背
面図、図9は上衣原型の部分欠切裏面側展開説明図であ
る。図7において、ワ−キングウェア30での斜線格子
状とした交差斜線部7は、いずれも上衣原型において、
芯地部材が取り付ける箇所である。19は前身頃、31
は腰ポケット、32は袖口、33は襟部、34は身頃裾
部である。図8の上衣原型の背面図において、7は交差
斜線部、20は後身頃、32は袖口、33は衿部、34
は身頃裾部、35はヨ−クである。図9において、ワ−
キングウェア30での交差斜線部7は、芯地部材の取り
付け箇所であり、4は後身頃裏、23は前立、31は腰
ポケット、34は身頃裾部である。
【0023】図10は、本発明の別実施例を示すワイシ
ャツ原型の平面説明図、図11はワイシャツ原型の背面
説明図である。図10において、ワイシャツ36での斜
線格子状とした交差斜線部7は、芯地部材の取り付け箇
所である。23は前立、32は袖口、33は衿部、37
は胸ポケットである。図10〜図11において、ワイシ
ャツ36は上記した背広型被服での該芯地部材の取り付
け箇所では共通している。本発明に係る芯地部材を少な
くとも複数箇所以上の組み合わせとして、本発明の多機
能担持部材からなる芯地を縫着又は融着可能な箇所を示
すものである。さらに、ワイシャツ36の構造では、被
服の内側に位置し身体側により接近状態で着用されるた
め、たとえば本発明での多機能担持部材による諸機能が
発揮され易いが、該芯地部材の取り付けに際し、層厚さ
その箇所の選択には配慮が必要で着衣上の違和感を生じ
ない構成とすることが望ましい。このように、たとえば
該芯地部材の取り付け箇所は、従来の衿部や袖口、前立
等の箇所を選択し合致させることにより、諸機能を発揮
し得る構成とすることができる。
【0024】以上のとおり本発明に係る一実施例を詳述
したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、マイナスイオン放出が改善さ
れた樹脂組成物で加工処理が施された被服芯地部材を、
取り付け部位に適宜選択的に縫着又は融着し、人体に比
較的接近する箇所で、かつ着衣上も違和感を排除した構
造からなり、該芯地部材の改善されたマイナスイオン放
出効果により健康治療、疲労回復、脱臭、殺菌、電磁波
の還元中和等の多機能性を発揮する。また、芯地に必要
条件である耐洗濯堅牢性、耐ドライクリ−ニング性、通
気性等の諸性能を充足し、併せて縫製作業においても、
従来の工程処理やミシン縫い等の装置の改装の必要な
く、コスト低減を図り得る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上衣原型の部分欠切裏
面側展開説明図である。
【図2】前身頃の胸増芯の平面説明図である。
【図3】肩綿の平面説明図である。
【図4】衿部のカラ−クロス及び桁綿の平面説明図であ
る。
【図5】背広型被服のズボン原型の部分欠切裏面側展開
説明図である。
【図6】貼着シ−トを装着したズボン原型の裏面側説明
図である。
【図7】本発明の一実施例を示すワ−キングウェアの上
衣原型の平面説明図である。
【図8】ワ−キングウェアの上衣原型の裏面側説明図で
ある。
【図9】ワ−キングウェアの上衣原型の部分欠切裏面側
展開説明図である。
【図10】本発明の別実施例を示すワイシャツ原型の平
面説明図である。
【図11】ワイシャツ原型の裏面側説明図である。
【符号の説明】
1 背広型上衣本体 2 前身頃裏 3 後身頃 4 後身頃裏 5 身返し 6 ベント裏 7 交差斜線部 8 細腹裏 9 脇当 10 口布 11 胸増芯 12 肩綿 13 肩芯 14 カラ−クロス 15 桁綿 16 衿芯 17 ズボン原型 18 腰裏 19 前身頃 20 後身頃 21 脇ポケット 22 ピップポケット 23 前立 24 天狗裏 25 天狗ハナ 26 前挟 27 釦 28 シック 29 貼着シ−ト 30 ワ−キングウェア 31 腰ポケット 32 袖口 33 衿部 34 身頃裾部 35 ヨ−ク 36 ワイシャツ 37 胸ポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 1/06 A41D 1/06 Z 501 501A 27/20 27/20 A 27/26 27/26 A 31/00 31/00 C D E H K 501 501N 502 502B 502C 502E 502Q (72)発明者 松崎 吉則 大阪府大阪市中央区谷町3丁目6番7号 株式会社サンリット産業内 (72)発明者 小池 俊二 大阪府大阪市中央区谷町3丁目6番7号 株式会社サンリット産業内 (72)発明者 藤井 照人 兵庫県神戸市西区宮下1丁目21番1号 世 界長株式会社内 Fターム(参考) 3B030 AB05 AB12 3B031 AA07 AB01 3B035 AA02 AA05 AA11 AA16 AA21 AA25 AB19 AD03 AD04 AD06 AD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背広型被服の上衣原型において、少なく
    とも衿芯地並びに前身頃での胸増芯地及び/又は接着芯
    地、若しくは肩パットを多機能担持部材の構成としたこ
    とを特徴とする多機能性背広型被服の構造。
  2. 【請求項2】 背広型被服のズボン原型において、少な
    くとも脇ポケット及び/又はヒップポケットの周端縁、
    若しくはベルト帯布地のいずれも人体に接する内側近傍
    を多機能担持部材の構成としたことを特徴とする多機能
    性背広型被服の構造。
  3. 【請求項3】 背広型被服の上衣若しくは下衣のいずれ
    かのポケットにおいて、少なくとも人体に接する内側近
    傍を多機能担持部材の構成としたことを特徴とする多機
    能性背広型被服の構造。
  4. 【請求項4】 背広型被服の下衣のベルト帯布地の内側
    に多機能担持部材からなる貼着シ−トを連続又は不連続
    に接着若しくは貼付したことを特徴とする多機能性背広
    型被服の構造。
  5. 【請求項5】 前記多機能担持部材が、不織布若しくは
    織編物地に対し、静電気に帯電しにくい高分子基材と、
    希土類を含む鉱物とトルマリン若しくは遠赤外線セラミ
    ックのいずれか一方を含む混合粉体を混合してなる樹脂
    組成物により、表面叉はドット又はストライプ或いはメ
    ッシュのいずれかのコ−ティング加工処理が施され、マ
    イナスイオン放出が改善された多機能性を備えた被服芯
    地部材である請求項1ないし4記載の多機能性背広型被
    服の構造。
  6. 【請求項6】 前記背広型被服がワ−キングジャケット
    若しくはワ−キングウェアである請求項1〜5記載の多
    機能性背広型被服の構造。
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