JP2002543941A - エージェント供給システム - Google Patents

エージェント供給システム

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JP2002543941A
JP2002543941A JP2000617962A JP2000617962A JP2002543941A JP 2002543941 A JP2002543941 A JP 2002543941A JP 2000617962 A JP2000617962 A JP 2000617962A JP 2000617962 A JP2000617962 A JP 2000617962A JP 2002543941 A JP2002543941 A JP 2002543941A
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JP2000617962A
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リチャード・エイ・ガンベール
シラグ・ビー・シャー
マイケル・エフ・ウェイザー
スティーブン・ジェイ・フォルクッチ
シーン・フォード
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シー・アール・バード・インク
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/24Heart valves ; Vascular valves, e.g. venous valves; Heart implants, e.g. passive devices for improving the function of the native valve or the heart muscle; Transmyocardial revascularisation [TMR] devices; Valves implantable in the body
    • A61F2/2493Transmyocardial revascularisation [TMR] devices
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2250/00Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
    • A61F2250/0058Additional features; Implant or prostheses properties not otherwise provided for
    • A61F2250/0067Means for introducing or releasing pharmaceutical products into the body

Abstract

(57)【要約】 本発明は、治療用エージェントをインプラント装置(2)と共に組み合わせて生体組織の中に供給するシステムを提供する。好ましくは、この治療用物質は、インプラント装置(2)が移植された後その装置(2)の内部に供給可能なペレット状の形態(14)の中に含まれる。好ましい実施例においては、このインプラント装置(2)は、柔軟なコイル状のスプリング状ボディーを含み、そのコイル(4)は、ペレット(14)をインプラント装置(2)の中に含んで治療エージェントと接触するのに適した直径及び間隔を有する。心臓の心筋組織等の虚血組織の治療においては、移植された装置(2)によって生ずる生体組織への機械的刺激には血管再生効果の一助となり得る。更に、この装置(2)の内部領域により提供された空洞(8)により、血液がペレット(14)の周辺に溜まり子の治療エージェントと混合することが可能となる。このインプラント及びペレット(14)を順次に又は同時に供給するための複数の供給システムが提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、インプラント装置と組み合わせて治療用エージェントを生体組織の
中に供給することに関する。具体的には、この治療用エージェントは、このイン
プラント装置の中に捕獲可能であるペレット状の形態物に含まれており両方が提
供する治療的利点を単一の治療にて提供する。
【0002】 背景技術 生体組織は、充分な血液流が欠乏すると虚血組織になる。虚血は、その影響を
受けた生体組織の領域にて痛みを生じ、筋肉組織の場合には、筋肉機能に支障を
来す。治療しないままで放っておくと虚血組織は梗塞になり、永久的に機能しな
くなる可能性がある。虚血は、脈管系内での閉塞により、影響を受けた生体組織
の領域に酸素含有血液が到達するのが阻止されることに起因する場合がある。し
かし、酸素含有血液が欠乏した場合でも、虚血組織は冬眠状態のままでしばらく
の間その生存可能性を保ことが可能であるため、この虚血組織を正常に機能する
ように復活させることが可能である。虚血した領域への血流を回復させることは
、虚血組織を復活させる一助となる。虚血は生体の様々な領域にて発生する可能
性があるが、虚血により心臓の心筋組織が影響を受けることが多々ある。往々に
して、心筋は、冠動脈疾患及び通常心筋に酸素を提供する冠動脈の閉塞症により
酸素含有血液流の欠乏が引き起こされる。このとき虚血組織は虚血患者に痛みを
与える。
【0003】 虚血の治療は、影響を受けた領域への血液供給を回復させることを目的として
構成された様々な技術により対処されている。虚血を治療するための従来の治療
方法は、虚血領域での血栓形成を防ぐことにより、血流量を増加させること目的
とする抗凝固剤を投与することであった。
【0004】 心筋の虚血組織への血流量を増加させる他の従来の方法は冠動脈バイパス術(
CABG)である。CABGの1つのタイプは、動脈の閉塞された部分をバイパ
スするために、大動脈と冠動脈との間に静脈の断片を移植することから成る。こ
の閉塞された部分を越えた冠動脈の部分に血液流が再度流れるようにされると、
この虚血組織の領域への酸素含有血液の供給が回復される。
【0005】 初期の研究者達は、30年以上も前に、心臓の筋肉に針で孔を開けることによ
り血液流のための流路を多数形成することによる心筋の血行再開(血管再生)に
関しての有望な結果を報告した。Sen、P.K.ら、「Transmyoca
rdial Acupuncture − A New Approach t
o Myocardial Revastularization」、Jour
nal of Thoracic and Cardiovascular S
urgery、第50巻、第2号、1965年8月、181〜189頁。研究者
達は、心筋に針で孔を開けて筋肉への血行を再開する各種方法(心筋内血管再生
術又はTMRとして一般的に知られるようになった)に関する様々な成功率を報
告したが、多くの研究者はこれら形成された流路が閉じられる等、共通した問題
に直面した。このような閉塞を回避するために筋肉組織に孔を開ける様々な技術
が研究者達により報告されている。これらの技術には、堅くて尖った末端を有す
ワイヤーで孔を開けたり、又は皮下チューブを用いてコア(穴)を作る方法が含
まれる。報告によると、これらの方法の多くは、最終的にはこのような流路の閉
塞に至る生体組織の傷害や引裂を引起こす。
【0006】 潜在的にこのような閉塞問題を防ぐ流路を形成する別の方法として、レーザー
技術を用いる方法がある。研究者達は、レーザーの熱エネルギーを用いて流路を
形成し、心筋内に開口状態の流路を保つことに成功した事を報告している。Mi
rhoseini、M.ら、「Revascularization of t
he Heart by Laser」、Jounal of Microsu
rgery、第2巻、第4号、1981年6月、253〜260頁。このような
レーザーは、生体組織内にきれいで、かつ、引裂きや傷害を起こすことなく作成
された流路を形成したと言われており、これは、傷口を発生することなく流路が
治療により閉塞する可能性がより少ないことを示している。米国特許5,769
,843号(Abela等)には、カテーテルに基づいたシステムを用い、レー
ザーにより作成されたTMR流路を形成する方法が開示されてる。Abela特
許には更に、カテーテルを心臓内の望む位置に誘導する磁気誘導システムが開示
されている。アルタ特許5,380,316号及び5,389,096号はカテ
ーテルに基づいたTMRの他の取り込み方が開示されてる。
【0007】 非レーザー式カテーテル法の術式でもってTMRを実行することがが望ましい
ことはある程度公開され認識されたが、その様な術式が実用化された形跡は観ら
れない。米国特許5,429,144号(Wilk)には、左心室組織への血液
流を作成することを目的として、心筋内に予め形成された流路内に、拡張可能な
インプラントを挿入する方法が開示されている。
【0008】 更に、ステントを心筋内に配置し、TMRを実行する方法が米国特許5,81
0,836号(Hussein等)に開示されている。Hussein特許には
、心臓の心外膜経由で心筋内へ供給されて左心室に対して開くように配置される
ステントの実施例数件が開示されている。このステントの目的は、心筋内にて開
口状態の流路を維持してこの流路を介して血液が心室から入り心筋内へ灌流する
ようにすることである。
【0009】 生体組織内での新しい血管の成長である血管形成は、近年になってその数が増
加した研究課題である。この様に、生体組織の領域に酸素含有血液を新たに供給
するためのこのような血管成長には、生体組織及び筋肉の様々な疾患、特に虚血
症を治療できる可能性がある。このような研究は主に、遺伝子工学技術によって
作られたヒト成長因子等の血管形成因子を完璧なものにすることに焦点が置かれ
ていた。この様な成長因子を心筋組織内に注入すると、その組織内にて密集した
新しい毛細血管網が形成することが示す如く、その部位にて血管形成が開始され
ることが報告されてる。Schumacherら、「Induction of
Neo−Angiogenesis in Ischemic Myocar
dium by Human Growth Factors」、Circul
ation、1998年、第97号、645〜650頁。
【0010】 発明の要約 本発明は、治療用エージェント及び移植可能な装置のそれぞれが提供する治療
効果を最高にするために移植可能な装置と組み合わせてエージェントを供給する
ためのエージェント供給システムを提供する。好ましくは、この治療用エージェ
ントは、その操作を容易に行えるようにすることと、及びそれを供給した後に組
織内にそれが消えて行く速度を調節することのために、ペレット又はゲルのよう
な固体の形態を有するものの中に含まれる。この移植装置(以下、インプラント
装置)は、このペレットを受け入れ、かつ、保持するために特別な形状を有する
ようになっているが、血液がこのペレットと相互作用してこのエージェントがこ
の装置の中及びこの装置の周辺、並びにこの装置の周辺の組織の中及びこの装置
の周辺組織の周りにある血液へ放出されることができるようになっている。供給
システムは、生体組織に孔を開ける(以下、貫入)ことが可能な閉塞具(obt
urator)を有するインプラント供給装置と、インプラントが移植された後
にそのインプラントの内部にペレットを配置するペレット供給装置とを含む。別
の方法では、このインプラント供給装置及びこのペレット供給装置は、埋め込ま
れたインプラントの中へペレットを供給し易くするために一体の機器の中に収納
されてもよい。別の方法では、このインプラント及びペレットの同時供給を行う
ためのシステムが開示されている。
【0011】 本発明は生体のいかなる領域でもそこにある生体組織、特に血流量の減少によ
る影響を受けている虚血組織を治療するために有用である。本発明によるインプ
ラント装置とペレットとの組み合わせは、心筋虚血症の治療に対して特に有用で
ある。心筋の治療においては、本発明によるインプラント装置とペレットとの組
み合わせは、カテーテルに基づいたシステムを介して経皮的に心臓の心内膜内に
供給したり、経胸的に供給したり、又は、外科手術的に心外膜経由で供給したり
することが可能である。
【0012】 特定のエージェント及びインプラント装置の特段の形態を使用したときには、
本発明を使用することにより虚血組織内での血管形成および血管補給による血行
再開を促進することが可能である。血行再開に資する多様な治療用エージェント
がペレットを介して導入可能であり、これには、例えば、成長因子、遺伝子治療
剤、又は、ペレットに形成可能なその他の天然物質又は人工物質がある。このペ
レットの形成は医学分野では周知であり、一般的には、錠剤又は丸薬状の製品を
形成するために圧縮された不活性粉末を含む。
【0013】 また、このインプラント装置は様々な形で対象とする生体組織に治療効果を提
供する。第一に、このインプラント装置の構造により、生体組織内に内部空洞を
提供し、その中に血液が溜まって、ペレットのエージェントと混合して凝固する
ことが可能となる。この凝固は、最終的には新しい血管の形成及び補給に至る凝
固連鎖反応の一部としてこの装置内及びこの装置の周囲で起こる。更に、心筋等
の筋肉のような動く生体組織内に装置が存在することは、それを取り囲む生体組
織に刺激又は傷害を生じ、これが傷害反応を促進して新しい血管の成長に至る凝
固連鎖反応を更に促進させる。更に、このインプラントにより異物反応が起こり
、これが炎症を起こさせ、成長因子の分泌を起こすマクロファージを誘引する。
適当なインプラント装置は、柔軟性(可撓性)を有し、内部領域を画成し、生体
組織内に係留可能で、周囲の組織とこの装置の内部領域との間で血液等の液体が
移動可能であるものでなければならない。生体組織用インプラント装置の例は、
出願中の米国特許出願番号09/164,163、09/164,173、09
/211,332及び09/299,795に開示されており、これら全てが参
照により本願明細書に含められている。治療エージェントをペレットの形態で供
給することは、出願中の米国特許出願番号08/993,586、09/116
,313及び09/159,834にて考察されており、これら全てが参照によ
り本願明細書に含められている。
【0014】 インプラント装置と組み合わせてエージェントを生体組織の中へ供給すること
を可能とするエージェント供給システムを提供することが本発明の目的である。 インプラント装置が生体組織内に埋め込まれた後に治療用物質を含むペレット
を保持する形態を有するインプラント装置を提供することが本発明のもう一つの
目的である。 インプラント装置と治療用物質を含むペレットとを順次供給する方法であって
比較的容易で効果的な供給方法を提供することが本発明のもう一つの目的である
。 インプラント装置と治療用物質を含むペレットとを供給する方法であって簡易
化された供給装置を活用する供給方法を提供することが本発明のもう一つの目的
である。 生体組織の中へのインプラント装置の内部領域の中にあってエージェントを含
むペレットを生体組織の中へ同時に供給するシステム及び方法を提供することが
発明の更にもう一つの目的である。
【0015】 実施例 図1は、本発明によるインプラント装置2の側面図を示す。好ましい実施態様
においては、このインプラント装置2は、内部領域6を画成する複数の個々のコ
イル4を有して柔軟性(可撓性)のある螺旋状コイルを含む。好ましくは、この
装置は、先端部領域8及び基端部領域10を有す。先端部領域8のコイルは、基
端部領域10で画成された直径よりも小さな直径を画成しており、このことによ
り、エージェントを有するペレットを基端部開口12を通って基端部領域10内
に挿入することができる。先端部領域8のコイル4の寸法は、ペレットがこの先
端部領域の中に入れないようにペレットの寸法よりも小さくなっている。本出願
において、基端とは患者の外部に向かう方向を意味し、先端とは患者の内部に向
かう任意な方向を意味する。
【0016】 図2は、インプラント装置が生体組織3の中に埋め込まれてその内部領域6に
ペレット14を捕獲した様子を示す。このインプラント装置は、この装置の内部
領域6により生体組織の中に画成された空洞18を保ち、そこにペレットが存在
して血液が溜ってペレット14に含まれたエージェントと混合することが可能で
ある。組織内に装置が埋め込まれた後では、以下説明するステップにより、装置
2の基端側の端22と結合する尾部16がこの装置が生体組織外のへ移動するこ
とを防ぐ役目を果たす。この尾部は様々な形態とすることが可能であるが、それ
は延在して、装置のボディー(本体)24に沿ったコイルの直径よりも大きな形
状を有するべきである。この尾部は生体組織の中に突起し生体組織3の表面26
の下に埋没してこの装置が生体組織の位置から移動できる可能性があるような装
置の軸方向移動及び回転を防ぐ。ペレットの挿入後は、この装置の基端部領域1
0のコイル4の直径を減少させることにより、ペレットは装置2の内部領域6の
中の位置に保たれる。上記の如くペレットが先端方向へ移動してこの装置の外へ
出ることを防ぐために、先端部分8のコイルはペレットの横幅よりも小さな直径
を有する様に予め形成されてある。生体組織内へインプラント装置及びペレット
が供給された後に、基端部分10のコイルの直径は無菌化ピンセットを用いてク
リンプさせる(縁曲げする)ことにより小さくすることができる。この装置の基
端部分10及び先端部分8のコイルの直径は小さくなっているので、ペレットが
存在する捕獲部28がこの装置の中央部に残る。ペレットは、この捕獲部28の
中で僅かに移動する可能性はあるが、この装置の基端側の端12又は先端側の端
13のいずれかからも移動することはない。心臓の心筋の治療においては、この
装置の好ましい長さは約7〜8mm程度である。この装置は、手術用ステンレス
・スチール又はニッケル・チタン合金等の移植可能な任意の材料から形成しても
良い。
【0017】 更に、注意すべき重要な点は、ペレットは、周囲の組織3がヘルニアのように
食い込まれる部位20によりこの装置の中及び捕獲部28の中に位置を保つよう
に、支援されることである。この装置を挿入した後、周囲の組織は以前の位置に
戻ろうとし、この装置の個々のコイル4の周辺にて潰れてコイル4の相互間の間
隔を通り抜けて部位20にてヘルニア状になる傾向を示す。この装置2の中の内
部領域6の中に延在するヘルニア状の部位は、ペレット14がその位置を保って
いずれかの端部またはコイル4の相互間の間隔を通り抜けて移動することを防ぐ
ようにペレット14に作用する。
【0018】 注意すべき点は、このペレットは、不活性物質を圧縮して形成される丸薬又は
錠剤状の製品を含むこともあり、この不活性物質は、通常は体内に吸収可能であ
る。インプラントの位置を放射線で視覚化できるようにするために、このペレッ
トは放射線に不透過な種を用いて形成しても良い。好ましい実施態様においては
、このペレットは一般に、直径が0.060インチ程度(0.152センチ程度
)で厚さが0.028インチ程度(0.071センチ程度)の略筒状の形状で良
い。実験により、このペレットと、より大きなコイルを有する基端部領域10(
同じく捕獲部28−基端側コイル10をクリンプした後)のコイル4の内側直径
との間に約0.002インチ(約0.005センチ)の隙間を有することが好ま
しいことが確認された。従って、基端部領域10の全体のコイル4の好ましい内
側直径は0.065インチ程度(0.165センチ程度)である。更に、先端部
分8にあるコイル等の小さな直径の移動阻止用コイルの内側直径がペレットの直
径より約0.002インチ(約0.005センチ)小さいものが好ましいことが
確認された。従って、先端部分のコイル8の好ましい内側直径は約0.055〜
0.056インチ(約0.140〜0.142センチ)である。同じく、ペレッ
トがコイル相互間の間隔を通り抜けて移動しないように、このインプラント装置
2の隣りあったコイル4相互間の間隔が約0.026インチ(約0.066セン
チ)以下のものが好ましい。
【0019】 別の方法として、ペレットとコイルの内側直径との間に摩擦フィット(こすれ
合いながらはまり込むこと)が得られるようにすることは可能であり、それが好
ましい場合もある。この様な構成とした場合には、配列されたペレットの周囲と
インプラント装置のコイルとの間には隙間は無い。この摩擦フィットにより、ペ
レットが装置の中に供給されてこのペレットを保持するためにこのペレットの後
方にある基端側コイルをクリンプさせることなく保持することが可能となり、こ
れにより供給ステップを一つ除去できる可能性が出る。ペレットと装置の内側直
径との隙間がゼロである構成を有するペレットの場合、装置の狭い開口部の中に
より容易に挿入できるうようにするために、このペレットはより小さな輪郭の先
端側の端(前面側のエッジ)を有するように形成しても良い。この様な形状の例
としては円錐状のペレットが挙げられる(図には表示されていない)。
【0020】 本発明のインプラント装置2は、カテーテルに基づいたシステムを介して経皮
的に、経胸的に、又は外科的に生体組織の目的位置に供給可能である。図3A〜
3Cは、心臓の心筋組織等の組織内にインプラントを供給するために使用可能な
外科的供給装置の一例を示す。図3Aに示す供給装置は、主軸182を有する閉
塞具180を含み、これをつかんで操作することができる。軸182の先端側の
端181は図3Bに詳細に示されており、これは、生体組織に孔を開けるのに適
した尖った先端部186を有する小直径の装置支持用部分184を含む。軸部分
184の直径は装置2の内部領域6と密着するように選択される。この軸部分1
84の基端側の端は、基端側に隣接していて直径をわずかに拡大した軸の部分1
90との結合部に形成された肩部188に終わっている。装置支持用部分184
の先端側の端は、コイル4の隣り合ったそれぞれの1巻きの相互の間に突起して
はめ込まれるように適した寸法で半径方向に突起するピン192を含めても良い
。ピン192はコイルとネジ状にかみ合っているため、この組立物が生体組織内
に挿入された後で、この閉塞具をネジと反対方向にねじり、埋め込まれたコイル
からこれを離することにより、閉塞具180を容易に取り出すことが可能である
。別の方法としては、この閉塞具は突起するピンを含まない構成となっており、
ねじることもなくこの装置を閉塞具の上に滑らせるようにして取り付けたり取り
外したりすることが可能である。インプラント装置2が閉塞具180に登載され
たときには、この装置の基端側の端は肩部188に当接しても良く、尾部160
は、その構成により、この閉塞具の部分190から離れて、又は部分190に沿
って延在させても良い。
【0021】 使用の際には、先ず、静脈切開等の外科的な方法で目的の組織の位置まで届け
るようにする。次に、図3Cに示す如く部分184にインプラント装置を登載し
た閉塞具は、インプラントを供給するために生体組織内に前進する。
【0022】 その尖った末端は生体組織に孔を開けて、閉塞具及びインプラントが生体組織
内へ押し込まれることを可能とする。心筋内への供給例においては、心外膜の表
面まで届くようにされて、それはインプラントを供給するために閉塞具により孔
が開けられる。ピン192及び/又は肩部188は供給時に、部分184に沿っ
てインプラントが基端方向に移動することを防ぐ。好ましくは、閉塞具の先端側
の端は、インプラント装置を配置するために、心内膜の方向に、心内膜をわずか
に越えるところまで押し込められる。次に、閉塞具をねじの反対方向にねじって
このインプラント装置から離す。閉塞具がピン192を有しないように構成され
たときには、閉塞具は直接インプラント装置及び生体組織から引き離せる。単に
軽く閉じる圧力を心外膜の穿孔に加えることにより、この穿孔が心外膜のところ
で凝固して閉じる。
【0023】 図4は、エージェント供給システム44の実施態様の部分断面図である。供給
装置44は、インプラント装置2の内部領域の中に、特に基端側領域10のコイ
ル4の中にフィットして納まる寸法を有する可撓性チューブ46を含む。図4は
、先端部分8及び基端部分10に加えて、直径が先端部分の小さい直径と基端部
分の大きい直径の間の直径を画成するコイル6を有する中央部11を有する供給
装置の変形タイプを示す。この中央部11が、インプラント内にペレットを設置
後、ペレット14が保持されることになる装置の捕獲部28になる。上述のよう
な方法及び閉塞具の使用によって、インプラント2が心臓の心筋等の生体組織3
の中へ供給された後、ペレット14を登載した可撓性チューブ46を、基端部開
口12経由で基端側の端10に挿入する。可撓性チューブ46の内腔50の中に
滑動可能に受け入られた押し出し棒48を先端方向に前進させ、ペレット14を
チューブ46の先端側の端52からインプラント装置の内部領域6へ押し出す。
ペレット14を押し出した後は、チューブ46及び押し出し棒48は生体組織3
及び装置2から基端側に引き戻す。次に、例えば無菌化されたピンセット等を用
いてインプラント装置の基端部10を巻き取るようにして直径を減少させる。少
なくとも一巻のコイルを巻いて作って、ペレット14を制限するために充分な上
述の直径まで減少させる必要がある。埋め込み後の装置の捕獲部28の中では、
このペレットは多少の運動の自由度を有しても良い。
【0024】 図5はエージェント供給システム及び整列具54の部分断面図である。図5に
示す供給システムは図4に関連して記述したものと全く同様に作動するが、生体
組織3の中にインプラント2を埋め込んだ後、可撓性チューブ46をインプラン
ト2の基端部開口へ誘導する一助となる漏斗状の整列具54を使用する。インプ
ラントが、心臓の心筋等の極めて動的な筋肉組織の中に供給された場合には、可
撓性チューブの先端側の端52を埋め込まれた装置2に整列するのは、動いてい
る生体組織内で装置が動くことにより困難である。この装置は整列具54を設置
した状態で上記と同様に閉塞具に登載されて生体組織の中に挿入可能であり、こ
の閉塞具を取り外したときは、心筋組織の場合は心外膜等の生体組織26の表面
は後ろに押されたままとなり、装置の基端側開口部12が開いたままでペレット
14を受け入れる状態となる。この整列具はポリマーの固い材料であればいかな
る材料からも形成可能で、その先端側の端53の寸法は、インプラント装置2の
基端部分10の内側直径にぴったりはまり込むサイズとなっている。基端側の端
55は漏斗状の形状を画成し、これがエージェント供給チューブ46よりも大幅
に大きい直径を画成してチューブを整列具内に容易に受け取れるようになってい
る。
【0025】 図6は、ペレット14を供給するために可撓性チューブ46をインプラント装
置の基端側開口部12の中へ誘導する別の整列具56を示す。外部はめ込み式整
列具56も固いポリマーから形成可能で、生体組織3の中へ供給する前にインプ
ラント装置2に適用可能である。この外部整列具56の寸法は、インプラント装
置の基端部分10の外側直径よりもわずかに大きい先端側の端58を有するよう
になっている。これは、インプラント装置の基端部分10のコイル内にはまり込
むための寸法を有するようになった上述の内部整列具の先端側の端53とは異な
る。更に、本発明の整列具の基端側の端60は、先端側の端58とは同じ直径で
あるが、可撓性チューブ46の先端側の端52を受け取れるように充分に大きい
。基端側の端も、可撓性チューブ46を受け取るための一助となるようにより大
きなフレア状に開口した直径を有する上述の整列具の基端側開口55とは異なる
【0026】 図7は、ペレット14をインプラント装置2の中へ供給するペレット供給チュ
ーブ46のもう一つの部分断面図である。可撓性チューブ46はオプションとし
てバックストップ(後方への移動に対する制止部)62を使用しインプラント装
置2の基端部分10の中へチューブ46が挿入される時の深度を調整する。激し
い挿入操作によりインプラントがその位置から先端方向に押し出されないように
、インプラント2の中へ可撓性チューブが挿入される深度を調整することは有用
である。バックストップ62は、固いポリマー材料から形成されて、ペレット供
給チューブ46に接着剤等の方法により固定されたフランジを含んでも良い。こ
のバックドロップは、ペレット供給チューブの先端側の端52がインプラント内
で正確な距離に保たれるように、供給チューブ上で適当な距離に配置可能である
【0027】 更に、図7は、可撓性チューブ46の全長にわたるスリット64を含む、ペレ
ット動作調節機構の一例を示す。スリット64により、ペレット供給チューブ4
6の直径は変化可能なものになり、これにより、チューブ内を前進するペレット
はきつく保持されるため、ペレットがチューブ内を自由に滑って操作者がコント
ロールできなくなることはない。図8Aは、可撓性チューブ46の中にペレット
14が存在する場合のその端面図である。図8Aは、チューブ46の内腔50の
中にペレット14が存在するため、可撓性チューブ46の直径D1がより大きい
ものであることを示す。このペレットがこのチューブから押し出された後、図8
BのD2で示すようにより狭い直径の構成に弾力的に戻る。スリット64はチュ
ーブの直径が変化することを可能とする。ポリマー材料が有する自然の弾力性が
チューブをいつもD2の直径になるようにする。ペレットがチューブの直径をD
2よりも大きくなるように強制するため、このような自然の傾向により内腔50
の中にある任意のペレット14に力が掛る。従って、ペレットの動きは、内腔5
0の内側表面との摩擦的な接触により制限される。
【0028】 図9は、可撓性チューブ46内でのペレット14の動き
を制限する別の機構を示す。図9は、内側方向に突起した弾力的な指状部材66
を可撓性チューブの先端側の端52の円周に沿って有する可撓性チューブ46を
示す。内側方向に突起する指状部材66は、ペレットを受け止めて、押し出し棒
48が指状部材66の自然な弾力性を超える程充分な力を掛けるまで、ペレット
が先端部52から抜け出ることを制限する作用がある。別の方法として、押し出
し棒48に固定さた、例えば小型プランジャー機構等の(図には表示せず)、他
の手段によりペレットを制限しても良い。
【0029】 図10は、別の方法によるエージェント供給システム70の部分断面図である
。複数の内腔を有する(以下、多内腔式)短いチューブ又はカテーテル72によ
りインプラント供給システム及びペレット供給システムを単一の装置として組み
合わせて、インプラント供給後のペレット供給を容易にすることが可能となる。
複数の内腔を有するチューブはインプラント内腔74及びペレット内腔76を提
供し、操作中の全期間にわたって移植する先の生体組織部位との連通状態を維持
できる単一の機器を用いてインプラント供給装置及びペレット供給装置双方の独
立操作が可能である。複数の内腔を有するチューブ(多内腔式チューブ)72は
、インプラント及びペレットの供給操作の全期間中、チューブの先端79の位置
を特定する役目を果たす生体組織位置決め機構84をその先端側の端79に有す
。この位置決めシステムは、チューブの先端部79の周りに延在して、チューブ
72の先端側の端79から先端方向に突起する刺部(barb)86を有して円
周に沿って存在するリング83を含める。チューブの先端側の端79が生体組織
表面26と同じ高さの位置に来たときに、この刺部は僅かに生体組織3の中に突
き出て少なとも先端方向の僅かな力が複数の内腔を有するチューブ72に掛かっ
ている限りカテーテルを目的の位置に保つことが可能である。
【0030】 インプラント装置2は、生体組織3の中へ閉塞具78が進入する間インプラン
トを支える軸80を有する変形タイプの閉塞装置78を介して供給されていると
ころが図示されている。ペレット内腔76は、ペレット供給チューブ46及びそ
れぞれに対応した押し出し棒48が独立して動くことを可能にする。ペレット内
腔76は、複数の内腔を有するチューブ72の先端側の端の直前で主要インプラ
ント内腔74と連結する。この構成は、以下に説明するように供給プロセスを容
易にする。
【0031】 図11A〜11Dは、図10に関連して上述された複数の内腔を有するカテー
テル72を使用して供給するステップの順序を示す。図11Aでは、インプラン
ト装置2は閉塞装置78及び閉塞軸80上にかぶせるように挿入されている。こ
のインプラント装置は、インプラントを生体組織3の中にねじ込むための先端方
向の力及び閉塞具の回転動作により生体組織の中に挿入される。図11Bでは、
インプラント装置2が生体組織3の中に挿入されて、閉塞具78は生体組織内に
進入してペレットが常駐する空洞18を組織内に形成したところを示す。図13
Cでは、閉塞具78及び軸80が複数の内腔を有するカテーテル/チューブ72
のインプラント内腔74経由で基端側に戻された様子を示す。位置決め機構84
はチューブの先端側の端79が一定の位置になるようにする。ペレット供給チュ
ーブ46は、主インプラント内腔74及びチューブの先端側の端79に連通し、
かつ、生体組織表面26とその段階でも接触中のペレット内腔76経由で先端方
向に前進する。ペレット供給チューブが複数の内腔を有するチューブ72の先端
側の端に到達すると、押し出し棒48は先端方向へ前進してペレット14を、装
置の内部に閉塞具78によって形成された空洞18の中へ押し出す。図11Dで
は、ペレット供給チューブ46及びインプラント供給システム両方の閉塞具78
と軸80とが基端方向にそれぞれの内腔内で引き戻されてインプラント装置2及
びペレット14は生体組織3の中に残る。
【0032】 図12A〜12Eは、ペレット14及びインプラント装置2が生体組織3の中
へ同時に供給される別のエージェント移植システムを示す。図12Aは、インプ
ラント2及びペレット14の同時供給に備え、従来型の構成を有する閉塞具90
が生体組織3の中に空洞18を形成しているところを示す。図12Bは、閉塞具
90の孔開け活動により生体組織内に形成された開口状態の空洞18を示す。図
12Cは、生体組織3の中に形成された空洞18に接近中のインプラントの内部
領域6の中にインプラント2及びペレット14の両方を保持する挿入装置92を
示す。閉塞具90でもって空洞18を予め形成することにより、挿入道具92は
、ペレット14をインプラントの内部6に設置することが不可能になるような尖
端部であって、インプラント装置2の全長にわたって延在するような閉塞具の尖
端部を有する必要がない。挿入道具92は、インプラント装置2を尾部16でつ
かみ、この尾部は筒状の挿入装置92の側壁に形成された切り込み94に挟まれ
る。これらの図には、大きなループを有するコイルを有する尾部16の別の実施
態様を示す。図12Dでは、挿入道具92は、コイル状インプラントを回転させ
て位置に着かせることにより、生体組織3の中に形成された空洞18の中へイン
プラント装置2が供給されることを続ける。挿入道具及びより小さな直径を有す
る先端側コイルの存在により、ペレット14はコイルの内部領域6の中に捕獲さ
る。具体的には、インプラント2の先端側コイル8の直径はより小さくなってお
り、ペレット14の通過は不可能である。ペレット14が基端方向へ動くことは
、挿入道具92の存在により制限される。図12Eでは、生体組織3の中にイン
プラント装置及びペレットが供給されて、挿入道具92が基端方向に引き戻され
て、先端側の端98がインプラント装置の内部領域6から引き出されたところが
示されている。本実施態様によるペレット及び装置は、摩擦によりしっかりとフ
ィットするようにして、ペレットよりも基端側の後端部の装置のコイルを小さく
巻く必要がないように構成されている。
【0033】 以上から、本発明がペレットとインプラント装置を組み合わせた状態で保持す
るエージェントを供給するためのエージェント供給システムを提供することが明
らかである。本発明は、心臓の心筋組織等の虚血組織内での血管形成を促進させ
るために特に好ましい。この供給システムは簡単に使えて、実施するに際して必
要なステップは最小限となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はペレットを受け取る構成を有すインプラント装置の側面図である。
【図2】 図2はペレットを含めたインプラント装置の側面図である。
【図3】 図3Aはインプラント供給装置の側面図である。 図3Bは図3Aに示すインプラント供給装置の先端部の詳細図である。 図3Cはインプラントを支援する図3Aに示すインプラント供給装置の先端部
の詳細図である。
【図4】 図4はインプラント装置供給及びペレット供給の双方用システムの部分断面図
である。
【図5】 図5はペレット供給及びインプラント装置供給の双方用システム及び整列具の
部分断面図である。
【図6】 図6はペレット供給及びインプラント装置供給の双方用システム及び整列具の
部分断面図である。
【図7】 図7は深度計を使用するペレット供給及びインプラント装置供給の双方用シス
テムの部分断面図である。
【図8】 図8Aは拡張状態のペレット供給チューブの端面図である。 図8Bは緩和位置にあるペレット供給チューブの端面図である。
【図9】 図9はペレット供給チューブの別の実施態様の側面図である。
【図10】 図10はインプラント及びペレット供給システムの部分断面図である。
【図11】 図11Aは組織内へインプラントを挿入中の図10の供給システムの部分断面
図である。 図11Bは組織内へ装置を埋め込んだ後の図10の供給システムの部分断面図
である。 図11Cは埋め込まれた装置内へペレットを供給中の図10の供給システムの
部分断面図である。 図11Dは埋め込まれた装置内へペレットを供給した後の図10の供給システ
ムの部分断面図である。
【図12】 図12Aは別の供給方法に準じて通路を形成中の閉鎖孔の側面図である。 図12Bは別の供給方法に準じて作成した形成済みの通路の側面図である。 図12Cは別の供給方法に準じて挿入装置により通路内に供給中のインプラン
ト装置及びペレットの側面図である。 図12Dは別の供給方法に準じて組織内に挿入するためにインプラント装置を
回転中の挿入装置の側面図である。 図12Eは別の供給方法に準じて埋め込まれた装置及びペレットから離脱中の
挿入装置の側面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月23日(2002.7.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 マイケル・エフ・ウェイザー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01450 グロトン マーティンズ ポンド ロード 515 (72)発明者 スティーブン・ジェイ・フォルクッチ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02155 メドフォード ピッチャー アヴ ェニュー17 (72)発明者 シーン・フォード アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02472 ウォータータウン フランク ス トリート 16 Fターム(参考) 4C167 AA74 BB26 CC19 GG02 GG16 GG22 GG36 HH08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用エージェントを含むペレットと、 空洞の内部領域を有する柔軟で移植可能なボディーであって、前記ボディーが
    生体組織の中に移植された後に前記内部領域の中に前記ペレットを受け入れて保
    持できるように構成された前記空洞の内部領域を持つボディーとを含むエージェ
    ント供給システム。
  2. 【請求項2】 前記移植可能なボディーが螺旋状のスプリングを含み、前記
    螺旋状のスプリングは、前記ペレットを装置内の位置に保持するのに適した内側
    直径を画成する個々のコイルを含み、前記コイルは、体液が装置の内部に流れ込
    むのを可能とはするが前記ペレットが前記装置の内部領域から通過するのを阻止
    するよう充分小さな距離の間隔で相互に離されていることを特徴とする請求項1
    に記載のエージェント供給システム。
  3. 【請求項3】 前記ボディーが基端部分と先端部分とを有し、前記基端部分
    のコイルが前記ペレットを受け入れない第2の内側直径を画成することを特徴と
    する請求項2に記載のエージェント供給システム。
  4. 【請求項4】 前記ボディーの先端部分のコイルが前記ペレットを受け入れ
    ない直径を更に画成することを特徴とする請求項2に記載のエージェント供給シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 治療用物質を含むペレットと、 柔軟で移植可能なボディーであって、ペレットを受け入れられるような寸法の
    内部領域と基端側の端と先端側の端とを画成するボディーとを含むエージェント
    供給装置。前記基端側の端の寸法は、ペレットと体液が装置の内部に入るのを可
    能とはするが前記ペレットが装置の内部から出るのを阻止する寸法を有する少な
    くとも1個の開口部とを受け取れる寸法となっており、インプラント供給装置と
    、 前記ボディーの基端側の端と係合可能なペレット供給チューブ。
  6. 【請求項6】 整列装置がインプラントのボディーの内部と係合可能である
    ことを特徴とする請求項5に記載のエージェント供給システム。
  7. 【請求項7】 整列装置がインプラント装置とペレット供給チューブとの双
    方を含む領域の外側表面と係合可能であることを特徴とする請求項5に記載のエ
    ージェント供給システム。
  8. 【請求項8】 前記ペレット供給チューブがペレット前進機構及びペレット
    制限機構を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のエージェント供給システ
    ム。
  9. 【請求項9】 治療用エージェントを含むペレットと、 柔軟で移植可能なインプラント装置と、 インプラント供給用内腔とペレット供給用内腔とを有し、生体組織と係合可能
    なカテーテル配置装置の付いた先端側の端を有す多内腔式供給チューブと、 前記多内腔式カテーテルを介して供給装置が軸方向に動くことを制御するた
    めに閉塞具に連結された軸内で組織に貫入することのできる閉塞具と、ペレット
    を滑動可能に受け入れる寸法を有し、前記多内腔式カテーテルのペレット供給用
    内腔内で滑動可能なペレット供給チューブとを含む インプラント供給装置とを含み、 前記インプラント装置の供給装置及びペレット供給チューブは多内腔式カテー
    テルを介して独立に制御可能であることを特徴とするエージェント供給システム
  10. 【請求項10】 治療用エージェントを含むペレットと、 柔軟で移植可能なボディーであって、ペレットを受け入れてインプラントが生
    体組織内に配置された後でも前記ペレットを保持するように構成された内部領域
    を持つボディーと、 生体組織に貫入するように構成された閉塞具と、 目的とする生体組織の位置内に同時に供給するために前記ペレットをインプラ
    ント装置内に保持するように構成された挿入装置 とを含むエージェント供給システム。
  11. 【請求項11】 治療用エージェントを含むペレットを提供することと、 柔軟で移植可能なボディーであって、前記ペレットを受け取り保持するように
    構成された内部領域を持つボディーを提供することと、 生体組織に孔を開けることができる閉塞具を提供することと、 前記閉塞具を生体組織内に前進させて流路を形成するペレット供給チューブを
    提供することと、 前記流路内に移植可能な前記ボディーを前進させることと、 前記ペレット供給チューブを前記ボディーの基端部側の端まで前進させて前記
    ペレットを前記ボディーの内部領域に挿入することと、 前記内部領域の中にペレットを保持するために前記ボディーの基端側の端を閉
    じること とを含むエージェント供給方法。
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