JP2002542997A - プッシュプル式の再密閉可能なキャップを備えた密栓具 - Google Patents

プッシュプル式の再密閉可能なキャップを備えた密栓具

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JP2002542997A JP2000613737A JP2000613737A JP2002542997A JP 2002542997 A JP2002542997 A JP 2002542997A JP 2000613737 A JP2000613737 A JP 2000613737A JP 2000613737 A JP2000613737 A JP 2000613737A JP 2002542997 A JP2002542997 A JP 2002542997A
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container
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JP2000613737A
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ドルーイット、ロドニー・マルコム
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オーエンス−イリノイ・クロージャー・インコーポレイテッド
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/24Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
    • B65D47/241Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by actuating a cap-like element
    • B65D47/243Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by actuating a cap-like element moving linearly, i.e. without rotational motion

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Abstract

(57)【要約】 容器に装着するのに適した密栓具。この密栓具は、開口が貫通している頂部部分と、該頂部部分から下方に垂下している、容器に取り付けるようになっているスカート部とを有する主閉止部材を備える。頂部からは上向きに向かう、頂部部分内の開口と流体連通した内腔を画成する注ぎ口、主閉止部材を容器に取り付けた時に容器の末端部とのシールを形成するようになっているシール手段、該頂部部分から、および注ぎ口に装着された、内腔を少なくとも部分的に横断する広がりを持つ、半径方向に外面を有するプラグ部材;上キャップは、注ぎ口に装着されていて、その上部部分は、該上部部分を貫通する開口部を画成する内面を有しており、該開口部は注ぎ口の内腔と流体連通し、上キャップは、プラグ部材が少なくとも部分的に該開口部の内部にある第1位置と、プラグ部材が該開口部から引っ込められている少なくとも第2位置、との間で相対的に移動可能であり;プラグ部材が上キャップの上部部分の開口部の中に最初に入る前には、環状シール用リブが上部部分から内向きに開口部を少なくとも部分的に横断して自由縁部に至り、開口部の内面の内径は、プラグ部材の外径に対して、プラグ部材が最初に開口部の中に入る時にシール用リブの少なくとも一部がプラグ部材と係合し、開口部の内面に向かって折り返され、少なくともプラグ部材の外面と上キャップとの間にシールを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は容器の密栓具 (クロージャー) に関する。より詳しくは、本発明は、
容器の中身への再密閉可能な接近を与える、再密閉可能なプッシュプル式(push-
pull) 密栓具に関する。
【0002】
【背景技術】
再密閉可能なプッシュプル式密栓具 (時に「スポーツ密栓具」と呼ばれること
もある) は、容器から密栓具を完全に取り外すことを必要とせずに、容器の中身
を注ぐことを可能にする。
【0003】 このような密栓具は、本技術分野で公知の普通の密栓具のように容器を密閉す
る主キャップ部材を備える。主キャップ部材の上面は、注ぎ口の内腔と流体連通
している開口部を普通は有する。注ぎ口の方は、内腔を部分的に遮断するプラグ
部材を有する。容器を密閉するために、やはり開口を有する上キャップが、注ぎ
口に装着されている。上キャップは普通には、少なくとも、その開口がプラグ部
材によりシールされて容器を密閉する第1位置と、開口がプラグ部材によりシー
ルされず、容器の中身をプラグ部材の周囲から上キャップの開口を通って容器か
ら出すことができる第2位置との間で移動可能である。
【0004】 上キャップは一般に、片手だけ、さらには歯によって、第1位置と第2位置と
の間で容易に移動可能となるように、注ぎ口に装着されている。そのため、この
密栓具は、飲料をとりたいが、運動している間は自由に使える手が片手しかない
ことがある、ランナーやサイクリストといったスポーツをする人に従来よりポピ
ュラーとなっている。
【0005】 しかし、このような密栓具の使用はスポーツ飲料用の容器に限られるものでは
なく、消費者が汎用するずっと広範囲の容器の種類および製品に応用されてきた
。例えば、この密栓具は子供向けに販売される飲料を入れる容器の密閉に使用さ
れてきた。この密栓具は、容器からねじ蓋式の密栓具を回して完全に取り外す従
来のやり方より開けるのが容易であることが多い。また、上キャップの穴が小さ
いので、容器から出る飲料の流量が制限され、子供がこぼさずに飲料を飲むこと
がより容易となる。
【0006】 炭酸飲料用の容器は、飲料の炭酸化 (炭酸ガス充填) により容器内に発生する
圧力増大に耐えることができる密栓具によって密閉しなければならない。密栓具
はまた、容器の充填と、きたるべき消費者による飲料の消費との間の期間中に、
容器からのガスの損失を防止するのに十分な程度の密封性を保持しなければなら
ない。
【0007】 米国特許第5,423,444 号明細書は、炭酸飲料に使用することができる、外面が
ねじ切りされているネック部を有する容器用のプラスチック密栓具を開示してい
る。
【0008】 米国特許第5,423,444 号の密栓具は、頂部部分と内部がねじ切りされたスカー
ト部とを有する。頂部部分の下面から下向きに、円形のシール用リブも突出して
いる。このリブは、頂部部分の下面につながり、スカート部に隣接して位置する
か、それに突き合わせになる実質的に円筒形の第1部分と、第1部分の頂部部分
下面とは遠い方の端部につながり、半径方向内向きに向かって円形の自由端に至
る、円錐台形の第2部分とを含む。この密栓具を容器のネック部にねじ込みによ
り取り付ける間に、円錐台形の第2部分がネック部の自由端と係合し、リブの第
1部分の方に、好ましくはそれに当たるように折り返って、少なくとも容器のネ
ック部の外面と密栓具との間に気密シールが形成される。
【0009】 米国特許第5,609,263 号明細書は、リブの第2部分の自由端に、実質的に円形
断面形状の厚いシールリングを配した、シール用リブを有する密栓具を開示して
いる。リブとシールリングの寸法は、密栓具をネック部の周りにねじ込んだ時に
ネック部の自由端と係合する寸法であって、ネック部が密栓具の中に完全にねじ
込まれた時に、その自由端がシールリングを密栓具の頂部部分の内面に直接押し
当たるようになる。
【0010】 オーストラリア特許出願第80944/98号は、米国特許第5,423,444 号に記載の密
栓具のさらに別の変更例を開示する。1態様に置いて、密栓具のシール用リブは
、その円形縁部またはその近くで第2部分につながる第3部分を有し、この第3
部分は概ね頂部部分から離れる方向に向かう。第3部分は実質的に第2部分より
厚くなく、長さはその厚みより大きい。この密栓具を容器に取り付けると、第3
部分は容器のネック部と密栓具の頂部部分の下面との間に位置する。
【0011】 本発明は、それに限られないが、炭酸飲料用の容器の密閉に適した、再密閉可
能なプッシュプル式密栓具を指向する。
【0012】
【発明の開示】
第1の側面によると、本発明は、一方の末端部が容器開口部を画成している容
器に装着するのに適した密栓具 (クロージャー) に関し、この密栓具は主閉止部
材 (メインクロージャー) と上キャップとを備え、 主閉止部材は下記を有し: 開口が貫通している頂部部分、 該頂部部分から下方に垂下している、容器末端部に取り付けるようになって
いるスカート部、 主閉止部材を容器に取り付けた時に容器の末端部とのシールを形成するよう
になっているシール手段、 該頂部部分から上向きに向かう、頂部部分の開口と流体連通した内腔を画成
する注ぎ口、および 注ぎ口に装着された、内腔を少なくとも部分的に横断する広がりを持ち、半
径方向の外面を有するプラグ部材; 上キャップは、注ぎ口に装着されていて、その上部部分は、該上部部分を貫通
する開口部を画成する内面を有しており、該開口部は注ぎ口の内腔と流体連通し
、上キャップは、プラグ部材が少なくとも部分的に該開口部の内部にある第1位
置と、プラグ部材が該開口部から引っ込められている少なくとも第2位置、との
間で相対的に移動可能であり; プラグ部材が上キャップの上部部分の開口部の中に最初に入る前には、環状シ
ール用リブが上部部分から内向きに向かい、開口部を少なくとも部分的に横断し
て自由縁部に至っており、開口部の内面の内径は、プラグ部材の外径に対して、
プラグ部材が最初に開口部の中に入る時にシール用リブの少なくとも一部がプラ
グ部材と係合し、開口部の内面に向かって折り返され、少なくともプラグ部材の
外面と上キャップとの間にシールを形成するようなものである。
【0013】 本発明の別の側面によると、本発明は主閉止部材の注ぎ口に装着するための上
キャップからなり、この注ぎ口は内腔を画成し、かつ内腔を少なくとも部分的に
横断する広がりを持つプラグ部材を有し、上キャップは上部部分と環状シール用
リブを有し、この上部部分の内面は、上部部分を貫通する開口部を画成しており
、そして、上キャップを注ぎ口に装着する前には、環状シール用リブが上部部分
から内向きに開口部を少なくとも部分的に横断して自由縁部に至り、開口部の内
面の内径は、プラグ部材の外径に対して、上キャップを注ぎ口に装着する際にプ
ラグ部材が最初に開口部の中に入る時に、シール用リブの少なくとも一部がプラ
グ部材と係合し、開口部の内面に向かって折り返され、少なくともプラグ部材の
外面と上キャップとの間にシールを形成するようになっている。
【0014】 プラグ部材が上部部分の開口部の中に最初に入る際に、上キャップのシール用
リブがプラグ部材が内面に向かって折り返されてしまうと、シール用リブは普通
は、そして好ましくは、その後に上キャップがその第1位置と第2位置との間で
いかに移動しても、この位置を実質的に保持するであろう。
【0015】 1態様において、上キャップの上部部分の開口部の内面は、実質的に円筒形で
、上部部分の上面から下面に向かう。1好適態様において、プラグ部材が上キャ
ップの上部部分の開口部の中に最初に入る前には、リブは半径方向内向きに向か
って円形の自由縁部に至る円錐台部分を少なくとも有する。この態様において、
プラグ部材が少なくとも最初に開口部の中に入る時に、円錐台部分は好ましくは
プラグ部材と係合し、内面に向かって折り返されることになる。
【0016】 シール用リブは、好ましくは上キャップの上部部分の内面から内向きの方向を
向く。シール用リブが上部部分の下面近くの内面上の位置から内向きに向かうこ
とがより一層好ましい。リブが円錐台部分を含むか、それから構成される場合、
円錐台部分は好ましくは上部部分の下面の下には延びない。円錐台部分は、他の
態様では、上部部分の下面と同じ位置まで、さらにはその下まで下方に延びてい
てもよいことは理解されよう。環状シール用リブの厚みは、内面からその自由縁
部までのその長さ (全長) に沿って実質的に一定とすることができる。別の態様
では、シール用リブの厚みはその長さに沿って変動してもよいことは理解されよ
う。例えば、リブの厚みはその自由縁部に向かって厚みに先細のテーパをつける
こともできよう。
【0017】 好ましくは、プラグ部材が上キャップの上部部分の開口部の中に少なくとも最
初に入る時に、シール用リブは上部部分の内面に当たるように折り返される。こ
れにより、シール用リブは少なくともプラグ部材の外面により強く押し当たるよ
うになり、こうして少なくともプラグ部材の外面とのより良好なシールが形成さ
れる。
【0018】 1態様において、上キャップの上部部分の内面とシール用リブとが出会う線に
、プラグ部材が最初に開口部の中に入る時に、該内面に対するリブの一様な変形
を助けるための弱化帯域または環状脆弱領域を設けることができる。
【0019】 さらなる態様において、リブは、その内向きに向かう部分に、その自由縁部の
位置またはその近くでつながっている追加部分を備えることができる。この追加
部分は、概ね上キャップの上部部分から離れて、上部部分から遠い方の末端の方
向に向かう。シール用リブがこの追加部分を備える場合、リブによるシールは好
ましくは、プラグ部材が上キャップの上部部分の開口部の中に少なくとも最初に
入る時に、プラグ部材の外面上のある位置から、少なくともプラグ部材の自由端
の頂点上までのプラグ部材によりなされる。
【0020】 シール用リブの追加部分は、内向きに向かう部分の円形自由縁部とつながって
いることが好ましいが、これはそれから半径方向外向きにやや離間していてもよ
い。追加部分は、内向きに向かう部分より実質的に厚みが大きくないことが好ま
しく、長さがその厚みより大きいことがさらに好ましい。追加部分は、概ね上キ
ャップの上部部分からその遠方端部に向かって軸方向に離れるように突出するこ
とも好ましい。追加部分は、好ましくは実質的に円筒形であり、円筒形内面と円
筒形外面の両方を有することができる。追加部分は、内向きに向かう部分と角度
のある乖離で連結していてもよく、あるいは内向きに向かう部分の概ね半径方向
で内向きの方向から概ね軸方向に滑らかに角度が移行しながら該部分と連結して
いてもよい。
【0021】 上キャップは、その上部部分から下向きに垂下した、実質的に円筒形のスカー
ト部を有することが好ましい。スカート部は、上部部分の外縁の位置またはその
近くで下向きに向かうことが好ましい。上部部分に隣接したスカート部の外面は
、外面から半径方向外向きに向かう環状突出部を有することができる。
【0022】 上キャップは、注ぎ口によりシールするようになっている二次シール部材を有
することが好ましい。1態様において、二次シール部材は上部部分の下側で上キ
ャップのスカート部に隣接して位置する環状シール用ライナーから構成すること
ができる。このようなシール用ライナーは、上キャップを注ぎ口に装着した時に
、注ぎ口の自由端によってシール可能であろう。
【0023】 より好ましい態様では、上キャップはライナーを持たず、二次シール部材は、
注ぎ口によりシールするようになっている環状シール用リブからなる。 この二次シール部材を構成する環状シール用リブは、上部部分の下面から下向
きに突出していて、第1部分と少なくとも第2の円錐台形の部分とを含み、第1
部分は上部部分につながり、その内面がスカート部から半径方向内向きに位置し
、第2部分は、第1部分につながり、第1部分の内面によって上部部分から隔て
られ、かつ半径方向内向きかつ下向きに向かって円形の縁部に至る。第1部分の
内面の内径は、上キャップが取り付けられる注ぎ口の外径に対して、上キャップ
を注ぎ口に取り付ける際に、シール用リブが注ぎ口と係合して、その第2部分が
少なくともリブの第1部分の内面に向かって折り曲げられ、少なくとも注ぎ口の
外面と上キャップとの間でシールを形成するような関係にあることが好ましい。
【0024】 この態様において、シールは注ぎ口の外面とだけにより形成することができる
。別の態様では、シールはこの外面から少なくとも注ぎ口の外径の上まで広がる
ことができる。さらに別の態様では、シールは注ぎ口の外径の周囲で外面から注
ぎ口の自由端の上まで広がっていてもよい。
【0025】 上キャップの二次シール用リブの第1部分の内面は、実質的に円筒形であるこ
とが好ましい。二次シール用リブの第1部分は、上部部分へのその接続部に隣接
した領域におけるスカート部の肉厚増大部から構成されることができる。このよ
うな増肉部から構成することにより、二次シール用リブの第2部分の根元は、ネ
ジ部または他の取付手段を有するスカート部の部分から内向きに動かされる。
【0026】 別の態様において、上キャップの二次シール用リブの第1部分が、スカート部
から半径方向内向きに、その間に環状空間を残して形成される。さらに別の態様
において、二次シール用リブの第1部分は、スカート部と突き合わせにすること
ができる。
【0027】 さらに別の態様において、二次シール用リブの第1部分は、上キャップの上部
部分から離れる方向に向かうにつれて増大する厚みを持つことができる。第1部
分の厚みは、上部部分から離れる方向の第1部分の長さに沿って均一の割合で増
大することができるが、均一ではない割合で増大することも可能であろう。第1
部分の厚みの増大は、第1部分の内面と、あればその外面が、それぞれ必ずしも
厳密には円筒形ではないことを意味する。これらはそれぞれ、上キャップの上部
部分から離れる方向において、上キャップの軸線に対して内向きまたは外向きに
わずかなテーパーを有していてもよい。
【0028】 第1部分の内面は、上キャップを注ぎ口に取り付ける際に、第2部分が折り曲
げられて当たる突き当たり部を形成する作用を果たす。好ましくは、取付時に、
第2部分は第1部分の内面に当接するように、第1部分に当たるように折り返さ
れる。
【0029】 オーストラリア特許明細書第637706号 (その内容をここに参考として援用) に
記載されているように、上キャップの二次シール用リブの第1部分と第2部分と
が出会う線に、上キャップを注ぎ口に取り付ける際に、第1部分に対する第2部
分の一様な変形を助けるための弱化帯域または環状脆弱領域を設けることができ
る。
【0030】 別の態様において、上キャップを最初に注ぎ口に装着する前には、環状の二次
シール用リブは、上キャップのスカート部の内面から半径方向内向きに向かって
自由縁部に至る。上キャップを注ぎ口に最初に装着する時に、二次シール用リブ
の少なくとも一部は、好ましくは少なくとも注ぎ口の壁面に係合し、スカート部
の内面の方向に折り返されて、少なくとも注ぎ口の外面と上キャップのスカート
部との間で二次シールを形成する。
【0031】 上キャップを注ぎ口に装着する時に、二次シール用リブがスカート部の内面に
方向に折り返されてしまうと、二次シール用リブは好ましくは、その後に上キャ
ップがその第1位置と第2位置との間でいかに移動しても、普通にはこの位置に
実質的にとどまるであろう。上キャップが第1位置にある時、少なくとも第2位
置にある時、および第1位置と第2位置との間で相対的に動いている時、二次シ
ール用リブは注ぎ口の外面とのシールを保持していることがさらに好ましい。
【0032】 1態様において、上キャップのスカート部の内面は実質的に円筒形である。1
好適態様において、二次シール部材が、スカート部の内面から半径方向内向きか
つ下向きに向かって円形の縁部に至る円錐台部分を少なくとも含む環状のシール
用リブからなり、この円錐台部分は、上キャップを注ぎ口に取り付ける際に、シ
ール用リブが注ぎ口と係合して、円錐台部分が少なくとも注ぎ口のスカート部の
内面に向かって折り曲げられ、注ぎ口と上キャップとの間でシールを形成するよ
うに位置している。
【0033】 環状ビードを、上キャップのスカート部の内面で二次シール用リブの下側に配
置することができる。 二次シール用リブの厚みは、スカート部の内面からその自由縁部に至るその長
さに沿って実質的に一定とすることができる。別の態様では、二次シール用リブ
の厚みはその長さに沿って変動してもよいことは理解されよう。例えば、二次リ
ブの厚みは、その自由縁部に向かって厚みに先細のテーパをつけることもできよ
う。
【0034】 二次シール用リブが円錐台形であって、スカート部の内面から内向きに向かう
場合、リブは上キャップの上部部分の下面から離すことができる。別の態様では
、二次シール用リブは、該上部部分の下面とスカート部の自由端とのほぼ中間点
に位置させる。
【0035】 スカート部の内面は、注ぎ口の外面に設けた取付手段に相補的な取付手段を有
することが好ましい。1態様において、この相補的取付手段は、注ぎ口の外面に
設けた対応するネジ山と係合するようになっているネジ山からなる。この取付手
段がネジ山からなる場合、上キャップを1方向に一回転させると、好ましくは上
キャップが第1位置から少なくとも第2位置に移動し、逆方向に一回転させると
、上キャップ第2位置から少なくとも第1位置に移動しよう。
【0036】 1態様において、上キャップのスカート部の内面のネジ山が、2以上のネジ山
セグメントからなる。各ネジ山セグメントは、上キャップの軸に対して傾斜して
いる実質的に平面で平行な2つの端面から形成される。
【0037】 1態様において、注ぎ口の外面のネジ山は、上キャップの相補的ネジ山を受け
入れるようになっている凹んだネジ山である。スカート部の内面のネジ山が複数
のネジ山セグメントから構成される場合、注ぎ口に設けた凹んだネジ山は、上キ
ャップを注ぎ口に装着する時にネジ山セグメントを受け入れるような間隔で設け
た等しい数の凹みから構成することが好ましい。好ましくは、各凹みが上向きの
ランプ部材を備え、このランプ部材は、上キャップを注ぎ口に対して回した時に
、スカート部のネジ山セグメントがランプ部材の中に入り込み、こうして上キャ
ップを注ぎ口上で相対的に上方に動かすように位置する。ランプ部材は、好まし
くは注ぎ口の長手軸線に垂直な仮想の半径方向平面に対して10〜50°の角度、よ
り好ましくは約30°の角度で形成される。上キャップを最初に注ぎ口に装着する
時に、好ましくは上キャップのネジ山が注ぎ口の外面の凹んだネジ山の内部に係
合するように、上キャップを注ぎ口上に押し込むことができる。
【0038】 上キャップには、その第1位置から少なくともその第2位置の方向に上キャッ
プが注ぎ口に対して移動したか、または移動が試みられたことの表示を与えるよ
うになっている、いたずら表示バンドが好ましくは設けられる。いたずら表示バ
ンドは、複数の易破断性ブリッジのような、易破断性の連結部を介した接続によ
り、上キャップのスカート部から、好ましくはスカート部の自由縁部から突き出
ることができる。
【0039】 このバンドは、概ね円筒形の本体部分と、本体部分から内向きに突き出た、内
側自由縁部を有するリップを与えるようになっている、環状リブとから構成する
ことができる。上キャップを最初に注ぎ口に装着する時に、リップは注ぎ口の取
付手段の下側で注ぎ口から外向きに向かう保持フランジの下側で係合する。環状
リブは好ましくはセグメント化 (分割) され、セグメント化されたリブの合わせ
た長さが、バンドの内周の少なくとも50%に等しいことが好ましい。各リブセグ
メントは、ある間隔で離間させて、本体部分の周囲に等間隔で配置することがで
きる。
【0040】 各リブセグメントは、概ね上キャップの上部部分の方を向いた上面と、概ね上
部部分とは反対側を向いた下面とを有することができる。下面は、本体部分の自
由端から内向きかつ上向きに傾斜することができる。本体部分から内向きに向か
う各リブセグメントの上面は、バンドの本体部分につながり、上部部分から離れ
るように内向きかつ下向きに傾斜する第1表面と、第1表面の内側終端から半径
方向内向きに向かい、上キャップのスカート部に実質的に垂直な傾斜角度を有す
る第2表面とからなる、2部分の混成表面とすることができる。
【0041】 上キャップを最初に注ぎ口に装着する時、いたずら表示バンドに設けたリブは
、好ましくは注ぎ口に設けた保持フランジを乗り越えて、易破断性の連結部に損
傷を与えずに、その下に位置する。上キャップをその第1位置から少なくともそ
の第2位置の方に動かすと、リブは好ましくは保持フランジと係合し、その下に
保持され、それにより易破断性連結部の破断が起こる。
【0042】 1好適態様において、注ぎ口の外壁は、保持フランジの自由端から延設された
実質的に円筒形の外面を有する。注ぎ口の外壁は、保持フランジと主閉止部材の
頂部部分との間でも円筒形外面を有することができる。フランジと主閉止部材の
頂部部分との間の外壁の外径は、自由端からフランジに下向きに向かう注ぎ口の
外壁の外径より大きくすることができる。外壁はまた、内部に円筒形の内腔を画
成する実質的に円筒形の内面も有することができる。内腔は、好ましくは注ぎ口
内の中心に位置させる。注ぎ口も、主閉止部材の頂部部分の中心に位置させるこ
とが好ましい。必要なら、注ぎ口外壁のその自由端に隣接した領域の外径は、内
向きの段差をつけることができる。この内向き段差領域は、二次シール部材が、
上キャップの上部部分の下面から下向きに突出した環状シール用リブからなる場
合に使用することができる。
【0043】 プラグ部材は、プラグ部材と内腔を画成する注ぎ口壁面との間の環状開口を残
して、注ぎ口の内腔の中心に位置させることが好ましい。この環状開口には、好
ましくは注ぎ口壁面から半径方向内向きに向かう複数のブリッジ部材がわたされ
ていて、プラグ部材を支持している。1態様において、3個の等間隔のブリッジ
部材が、プラグ部材まで環状開口にわたされている。各ブリッジ部材は、内向き
に向かうのに加えて、プラグ部材の方に上向きに向かうことができる。
【0044】 プラグ部材は好ましくは、一端が閉鎖された実質的に円筒形外面を有するチュ
ーブからなる。この外面は、閉鎖端部が注ぎ口の自由端から離れるように注ぎ口
壁面の自由端の範囲を越えて上向きに向かうことが好ましい。
【0045】 第1の側面に1態様において、主閉止部材のシール手段が、主閉止部材のスカ
ート部に隣接して、頂部部分の下側に位置する環状シール用ライナーから構成す
ることができる。
【0046】 より好ましい態様では、主閉止部材はライナーを持たず、シール手段は、容器
の末端部によりシールするようになっている環状シール用リブからなる。この主
閉止部材の環状シール用リブは、好ましくは主閉止部材の頂部部分の下面から下
向きに突出していて、第1部分と少なくとも第2の円錐台形の部分とを含み、第
1部分は頂部部分につながり、その内面がスカート部から半径方向内向きに位置
し、第2部分は、第1部分につながり、第1部分の内面によって頂部部分から隔
てられ、かつ半径方向内向きに向かって円形の縁部に至る。第1部分の内面の内
径は、主閉止部材が取り付けられる容器の末端部の外径に対して、主閉止部材を
容器末端部に取り付ける際に、シール用リブが容器末端部と係合して、その第2
部分が少なくともリブの第1部分の内面に向かって折り曲げられ、少なくとも容
器末端部の外面と主閉止部材との間でシールを形成するような関係にあることが
好ましい。
【0047】 本発明により密閉される容器の末端部は、自由端、好ましくは円筒形の外面、
および好ましくは円筒形の内面を有し、内面は内腔を画成する。自由端と内面と
の間および自由端と外面との間のつなぎ目の一方または両方は、滑らかに湾曲し
、それぞれ後で、容器末端部の内側および外側シール半径と呼ばれる部分を画成
することができる。
【0048】 主閉止部材は、そのスカート部の内面に設けたネジ部を備えことが好ましく、
このネジ山は、容器の末端部の外面に設けた対応するネジ山と係合するようにな
っている。しかし、容器および主閉止部材は、他の相補的な取付手段を持つよう
に形成することも可能である。このような手段は、例えば、主閉止部材の内面に
リブを有し、容器末端部の外面には対応するミゾを設けた、スナップ止め方式の
取付手段からなることができよう。
【0049】 主閉止部材に設けたシール用リブの第1部分の内面は、好ましくは実質的に円
筒形である。リブの第1部分は、頂部部分へのその接続部に隣接した領域におい
てスカート部の肉厚増大部から構成することができる。このような増肉部から構
成することにより、リブの第2部分の根元が、ネジ部または他の取付手段を有す
るスカート部の部分から内向きに動かされる。
【0050】 別の態様において、主閉止部材のシール用リブの第1部分が、スカート部から
半径方向内向きに、その間に環状空間を残して形成される。さらに別の態様にお
いて、シール用リブの第1部分はスカート部と突き合わせにすることができる。
【0051】 さらに別の態様において、リブの第1部分は、主閉止部材の頂部部分から離れ
る方向に向かうにつれて増大する厚みを持つことができる。第1部分のこの肉厚
増大は、主閉止部材を容器末端部に取り付ける際に、容器末端部の外面に押し当
たるリブの圧力を増大させる作用を果たす。第1部分の厚みは、頂部部分から離
れる方向の第1部分の長さに沿って均一の割合で増大することができるが、均一
ではない割合で増大することも可能であろう。第1部分の厚みの増大は、第1部
分の内面と、あればその外面が、それぞれ必ずしも厳密には円筒形ではないこと
を意味する。これらはそれぞれ、主閉止部材の頂部部分から離れる方向において
、主閉止部材の軸線に対して内向きおよび外向きにわずかなテーパーを有してい
てもよい。
【0052】 第1部分の内面は、主閉止部材を容器の末端部に取り付ける際に、第2部分が
折り曲げられて当たる突き当たり部を形成する作用を果たす。好ましくは、取付
時に、第2部分は第1部分の内面に当接するように、第1部分に当たるように折
り返される。これにより、第2部分は、少なくとも容器末端部の外面により強く
押し当たるようになり、こうして少なくとも容器末端部の外面とのより良好なシ
ールが形成される。
【0053】 さらなる態様において、主閉止部材のシール用リブの第2部分の厚みは実質的
に一定とすることができる。別の態様では、第2部分はその自由縁部に向かって
厚みに先細のテーパをつけることができる。
【0054】 さらに別の態様において、主閉止部材のシール用リブは、第2部分の円形縁部
またはその近くで第2部分につながった、概ね頂部部分から離れる方向に向かう
第3部分を含むことができる。この第3部分は、好ましくは実質的に第2部分よ
り厚くなく、より好ましくは長さがその厚みより大きい。このシール用リブの第
3部分は、第2部分の円形縁部とつながっていることが好ましいが、これはそれ
から半径方向外向きにやや離間していてもよい。第3部分は、概ね主閉止部材の
頂部部分からその遠方端部に向かって軸方向に離れるように突出することも好ま
しい。第3部分は、好ましくは実質的に円筒形であり、円筒形内面と円筒形外面
の両方を有することができる。第3部分は、第2部分と角度のある乖離で連結し
ていてもよく、あるいは第2部分の概ね半径方向で内向きの方向から概ね軸方向
に滑らかに角度が移行しながら該部分と連結していてもよい。この態様では、主
閉止部材を容器の末端部に取り付ける際に、第3部分によるシールは、末端部の
外面上のある位置から、少なくと末端部の自由端の頂点上までの末端部によりな
されることが好ましい。
【0055】 本発明に係る密栓具は、任意の適当な合成プラスチック材料から作製すること
ができるが、適当なグレードのポリエチレンまたはポリプロピレンから形成する
ことが好ましい。上キャップは、密栓具の残りの部分とは異なるプラスチック材
料から形成してもよい。主閉止部材のシール用リブはその頂部部分と一体形成す
ることが好ましいが、別の態様では、少なくともシール用リブを主閉止部材とは
別に形成して、主閉止部材の中に挿入することも考えられる。
【0056】 本明細書に説明した主閉止部材に対して、先に規定した本発明の範囲から逸脱
せずに、多くの変更を加えることができることは当業者には明らかであろう。例
えば、主閉止部材は、主閉止部材を容器から取り外したか、または取り外そうと
試みたことの表示を与えるようにした、いたずら表示バンドを備えていてもよい
。いたずら表示バンドは、複数の易破断性ブリッジのような、易破断性の連結部
を介した接続により、スカート部から突き出ることができる。各ブリッジは密栓
具の軸線に対して角度を持つことができる。このバンドは、概ね円筒形の本体部
分と、本体部分から内向きに突き出た、内側自由縁部を有するリップを与えるよ
うになっているセグメント化されたリブとを有することができ、リップは容器の
末端部から外向きに突き出た保持フランジの下側で係合する。1態様において、
各リブセグメントの下側で、本体部分から内向きに向かって、バンドの自由端近
くからリブセグメントに向かう半径方向内向きの突起を設けることができる。1
好適態様において、各リブセグメントは、対応する半径方向内向きの突起を有す
る。この態様において、半径方向内向きの各突起は、好ましくは各セグメントに
沿ったほぼ中間点で、その対応するリブセグメントに突き当たることができる。
【0057】 オーストラリア特許明細書第668197号 (その内容を参考としてここに援用) に
記載されているように、バンド上のセグメント化されたリブの合わせた長さは、
バンドの内周の少なくとも50%に等しくすることができる。各リブセグメントは
、バンドの内周に等間隔で配置し、互いからある間隔で離間させることができる
。各リブセグメントは、概ね主閉止部材の頂部部分の方を向いた上面と、概ね該
頂部部分とは反対側を向いた下面とを有することができ、バンドの内面は、バン
ドの自由縁部の上から突き出ているが、リップの内側自由縁部を越えて突き出て
はいない、半径方向内向きの複数の突起を有する。
【0058】 オーストラリア特許明細書第683598号 (その内容を参考としてここに援用) に
記載されているように、本体部分から内向きに向かう各リブセグメントの上面は
、バンドの本体部分につながり、頂部部分から離れるように内向きかつ下向きに
傾斜する第1表面と、第1表面の内側終端から半径方向内向きに向かい、主閉止
部材のスカート部に実質的に垂直な傾斜角度を有する第2表面とからなる、2部
分の混成表面とすることができる。
【0059】 米国特許第5,676,269 号 (その内容を参考としてここに援用) に記載されてい
るように、いたずら表示バンドを、主閉止部材のスカート部に、複数の易破断性
ブリッジと少なくとも1つの非破断性ブリッジとで連結することができる。この
バンドはさらに、バンドの側壁を貫通する方向の実質的にL字型のスロットを有
することができ、その水平方向の脚部の終端は、非破断性ブリッジに直接隣接し
ているか、その下側にあり、弱化した易破断性領域は、水平方向脚部の終端から
軸方向下向きに向かって、易破断性ブリッジから遠い側のバンドの底部に至る。
【0060】 主閉止部材がそのスカート部の内面にネジ部を有する場合、ネジ山は連続して
いるものでもよく、または一連のネジ山セグメントから形成することもできる。
一連のネジ山セグメントから形成する場合、ネジ山セグメントは、オーストラリ
ア特許明細書第668197号に記載されているように、頂部に遠い方の第1ネジ山セ
グメントから出発して、らせん状ネジ軌跡に沿って配置することができる。最初
(第1)以外の各ネジ山セグメントは、密栓具の軸に対して傾斜し、かつ密栓具
の頂部とは反対側を向いた (即ち、密栓具の成形に用いた金型コアが引き抜かれ
た方向を向いた) 、2つの実質的に平面の端面により形成することができる。本
明細書において、「実質的に平面」とは、ほぼ実際に平面であるか、または湾曲
していてもすべて規定の方向を向いている表面を意味するもとして使用する。第
1のネジ山セグメントは、主閉止部材のネジ山を容器ネック部に設けた相補的な
ネジ山とかみ合わせるのを助けるため、その端部がその一つの隣接ネジ山セグメ
ントに遠い方を向くようにするのが好ましい。
【0061】 ネジ山セグメントの実質的に平面の端面は、主閉止部材の長手軸線からそれぞ
れのネジ山セグメントの端部まで伸びる主閉止部材の仮想の半径方向平面に対し
ても傾斜していて、この端部が円筒形スカート部に対して、それぞれの仮想平面
が該スカート部となす角度より小さい角度で傾斜するようにすることができる。
【0062】 容器内に存在しうるガスのガス抜きを助けるため、隣接するネジ山におけるネ
ジ山セグメント間の空間を整列させることができる。主閉止部材のスカート部の
内面に、この整列した空間を通って主閉止部材の長手方向に伸びるミゾを設けて
もよい。
【0063】 オーストラリア特許明細書第637706号 (その内容をここに参考として援用) に
記載されているように、主閉止部材のシール用リブの第1部分と第2部分とが出
会う線に、主閉止部材を容器に取り付ける際に、第1部分に対する第2部分の一
様な変形を助けるための弱化帯域または環状脆弱領域を設けることもできる。
【0064】 主閉止部材が第1部分と少なくとも第2の円錐台部分とからなる環状シール用
リブを有する場合、主閉止部材の頂部部分の下面は、シール用リブから半径方向
内向きに位置させた連続またはセグメント化環状リッジからなる係合手段も有す
ることができる。リブの第2部分の上面には、米国特許第5,782,369 号 (その内
容を参考としてここに援用) に記載されているように、連続またはセグメント化
環状リッジからなる相補的な係合手段を形成してもよい。主閉止部材を容器末端
部に取り付けると、第2部分の係合手段が頂部部分の下面と係合する。頂部部分
の下面が相補的な係合手段を有する場合、それぞれの相補的係合手段は、主閉止
部材を容器に取り付けると同時にかみ合って、シール用リブを頂部部分の下面と
動かないように接触させて保持し、シール用リブの第2部分を頂部部分の下面の
さらに一層大きな面積ならびに末端部の外面を覆うように位置させるようにする
ことができる。
【0065】 さらなる側面において、本発明は、上記の密栓具により密閉された容器からな
る。 さらに別の側面において、本発明は、本発明の第1の側面に係る密栓具を容器
のネック部に装着する工程を含む、容器の密閉方法からなる。
【0066】 さらに別の側面において、本発明は、上記の主閉止部材を成形するためのモー
ルド (金型) からなる。さらに別の側面において、本発明は、上記の上キャップ
を成形するためのモールドからなる。主閉止部材および/または上キャップは、
射出成形または回転成形を用いて形成することができる。主閉止部材および上キ
ャップを形成するための他の適当な方法も利用できることは、当業者には理解さ
れよう。
【0067】
【発明を実施するための最良の形態】
以下の本発明の好適態様の説明は、本発明の1例として示すものであり、添付
図面を参照して説明する。
【0068】 本発明に係る密栓具は、組立てると、図1aに描かれた主閉止部材10と、図3aに
描かれた上キャップ50とから構成される。 本発明に係る密栓具により密閉されるボトル80の1例は、ポリエチレンテレフ
タレート (PET)から形成され、炭酸飲料用である (図1aを参照) 。ボトル80の末
端部81は、自由端82、円筒形外面83および円筒形内面84を有し、内面84は内腔85
を画成している。自由端82と内面84とのつなぎ目、および自由端82と外面83との
つなぎ目は、それぞれ滑らかに湾曲しており、それぞれボトル80の末端部81の内
側および外側シール半径86, 87を規定している。本発明の密栓具は、図1aに示す
ように、末端部81を有するボトル80を密閉することができるが、この密栓具は、
外側もしくは内側シール半径がない、または外側もしくは内側の一方のシール半
径だけといった、異なる末端部形態を有するボトルを密閉することができること
は、容易に理解されよう。
【0069】 主閉止部材10は、円形の頂部11と垂下したスカート部12とを含む。スカート部
12の半径方向内面は、主閉止部材10が取り付けられるようにしたボトル80のネッ
ク部に設けた対応するネジ山とかみあうようにした、ネジ部13を備えている。図
1aに示した主閉止部材の態様は、連続式のネジ部13を有するが、ネジ部はスカー
ト部12の内面に設けたらせん位置に沿って延設した多数のネジ山セグメントから
構成することもできることは当業者には理解されよう。主閉止部材10をボトルに
取り付けるための他の適当な手段も、当業者にはすぐに明らかとなろう。
【0070】 スカート部12の半径方向外面は、一連の細かい縦リブ14を有する。図示の態様
の細かい縦リブ14は、細い円周方向リブ15があるスカート部12の下縁部で終って
いる。
【0071】 主閉止部材10の頂部11の下面には、シール用リブ16が設けてある。リブ16は、
連続した環状である。断面図に見られるように、リブ16は、第1部分17と、円錐
台形の第2部分18とを有する。第1部分17は、頂部11につながり、スカート部12
から半径方向内向きに離間している。図示の態様ではスカート部12から半径方向
内向きに離間しているが、別の態様では、第1部分17は、スカート部12に突き当
たるか、または頂部11に隣接したスカート部12の増肉 (肉厚増大) から構成しう
ることは理解されよう。第1部分17の内面19は実質的に円筒形であるが、第2部
分18は、第1部分17の下端につながるその外縁部から半径方向内向きに向かい、
その間も厚みは実質的に同じである。図示の態様では、実質的に一定厚みである
が、第2部分18は、その外縁部から半径方向内向きに向かうにつれて厚みにいく
らかテーパをつけることができることも当業者には理解されよう。第1部分17と
第2部分18の間には鋭い縁部21が形成される。この鋭い縁部21は、本明細書で後
述する目的のため、2つの部分17, 18の間に脆弱線を形成する。
【0072】 リブ16の第2部分18は、その上面に、その自由縁部近くに形成された、連続し
た環状リッジ22を有する。頂部11の下面は、第1部分17から内側のその表面に形
成された、連続した環状リッジ23を有する。主閉止部材10をボトル80の末端部81
に装着し、これに対して回すと、第2部分18はボトル80の自由端82と接触し、第
1部分17の内面19の方への折り返りを生じ、この態様では、内面19に当たるよう
になる。主閉止部材10を末端部81に対してさらに相対的に回すと、頂部11の下面
とリブ16のリッジ22との間およびリッジ23と第2部分18の上面との間での接触が
起こる。
【0073】 主閉止部材10をボトル末端部81に対してさらに相対的に回すと、リッジ22はリ
ッジ23に突き当たり、それによって、第2部分18は、ボトル80の自由端82と頂部
11の下面との間で締め付けられる。即ち、主閉止部材10を取り付ける動きが、リ
ブ16の第2部分18をボトル80の自由端82と頂部11の下面との間に挟み付ける傾向
を持つ。これが今度は、第2部分18を末端部81の外側シール半径87と円筒形外面
83の方にきつく引っ張りこみ、外側シール半径87の周囲で自由端82から、下側は
少なくともボトル80の末端部81の外面83上までに及ぶ、緊密なシールを生ずる。
【0074】 主閉止部材10のスカート部12の自由端に取り付けてあるのが、主閉止部材10を
ボトル80から取り外したか、取り外そうと試みたことの表示を与えるようになっ
ている、いたずら表示バンド24である。いたずら表示バンド24は、、スカート部
12の自由縁部の円周に沿って離間させて配置した複数の易破断性ブリッジ25によ
り、スカート部12に連結されている。
【0075】 バンド24は、円筒形の本体部分26と、本体部分26から内向きに向かう、複数の
離間したリブセグメント27とを有し、リブセグメント27は、ボトル80の末端部81
から、それに設けたネジ部の下側で外向きに向かう保持フランジの下側に係合す
るための、内側自由縁部を有するリップを与えるようになっている。各リブセグ
メント27の下側に、本体部分26から内向きに向かって、本体部分26の自由端から
各リブセグメント27に沿ったほぼ中間点の位置に達する、半径方向内向きに向か
う突起28がある。
【0076】 本体部分26から内向きに向かう各リブセグメント27の上面は、バンド24の本体
部分26につながり、頂部部分11から離れる方向に内向きかつ下向きに傾斜した第
1表面29と、第1表面29の内側終端から半径方向内向きに向かい、主閉止部材10
のスカート部12に実質的に垂直な傾斜角度を持つ第2表面31とから構成すること
ができる。
【0077】 ボトル80の末端部81に取り付けると、内向き突起28により、リブセグメント27
は、易破断性ブリッジ25を損傷せずに、ボトル80の末端部81に設けた保持フラン
ジ上に乗り上げて越えることができる。主閉止部材10をボトル80から取り外す時
には、リブセグメント27はボトル80の保持フランジの下側で引っかかるので、易
破断性ブリッジ25の破断を生じる。それにより、バンド24はボトル80の末端部81
の周りに残る。ブリッジ25の破断は、主閉止部材10がボトル80から以前に取り外
されたことがあることの消費者への表示となる。
【0078】 頂部11は、中央に配置された貫通する開口32と、頂部11から上向きに伸びた注
ぎ口33とを有する。注ぎ口33は、頂部11の開口32と流体連通している内腔35を画
成する壁面34を有する。
【0079】 注ぎ口33の壁面34は、その自由端38から保持フランジ39に至る実質的に円筒形
の外面37を有する。注ぎ口33の壁面34はまた、保持フランジ39と主閉止部材10の
頂部11の上側との間にも、円筒形外面40を有する。フランジ39と頂部11との間の
外壁40の外径は、自由端38から下向きに向かう注ぎ口33の外壁34の外径より大き
い。
【0080】 プラグ (栓) 36が注ぎ口33に装着されており、これは、プラグ36と注ぎ口33と
の間に環状の開口41を残して、内腔35の中心に位置する。環状開口41には、プラ
グ36を注ぎ口33に支持するため、注ぎ口33から半径方向内向きに向かう3本の等
間隔のブリッジ部材42がわたされている。プラグ36は、注ぎ口33の自由端38の限
界を超えて上方に突き出ている実質的に円筒形の外面を持つチューブからなり、
注ぎ口33の自由端38から遠い方の端部が密閉端部43となっている。
【0081】 注ぎ口33に装着可能な上キャップ50は、円筒形内面52を有する上部部分51を有
する。この内面52は上部部分51を貫通する開口部53を画成している。開口部53は
、注ぎ口33のプラグ36を相対的に受け入れるようになっており、以下により詳し
く説明する。上キャップ50を注ぎ口33に装着する時に、プラグ36が下側から開口
部53の中に最初に相対的に入り込んで、注ぎ口33に対する第1位置をとる前は、
シール用リブ54が内面52から半径方向内向きに突き出ている。リブ54は、実質的
に一定の厚みの円錐台形態をとり、半径方向内向きに向かって、円形の自由縁部
55に至る。内面52とシール用リブ54とが出会う線の部分に、内面52とリブ54との
間の脆弱線を画成する鋭い縁部56が形成されている。この鋭い縁部56は、プラグ
36が下側から開口部53の中に最初に相対的に入り込み、次いでシール用リブ54を
内面52の方に折り返して、この態様では内面52に当たるようにする時に、内面52
に対するリブ54の一様な変形を助ける。内面52に当たるように折り返されること
により、シール用リブ54は少なくともプラグ36の外面に強く押し当たり、こうし
てプラグ36が開口部53の中にある間は、上キャップ50とプラグ36との間に気密シ
ールが形成される。
【0082】 プラグ36が開口部53の中に最初に相対的に入り込んで、シール用リブ54が内面
52の方に折り返されてしまうと、その後に注ぎ口33に対する上キャップ50のいか
なる動き (長手方向の動きまたは回転の動きを含む) の際も、シール用リブ54は
普通はこの位置に実質的に保持されよう。
【0083】 上キャップ50は、その上部部分51から下方に垂れ下がるスカート部57を有する
。上部部分51に隣接した優れた57の外面には、それから半径方向外向きに突き出
た環状突出部58があり、ユーザーが注ぎ口33の上で上キャップ50を扱うのを助け
る。
【0084】 上キャップ50はまた、二次シール用リブ59を有する。図3aにおいて、二次シー
ル用リブ59は、上キャップ50を注ぎ口33に取り付ける前にそれが取るであろう状
態に描かれている。リブ59は、スカート部57につながる根本の第1部分59a と、
第1部分59a につながり、半径方向内向きかつ下向きに向かって自由縁部61に至
る円錐台形の第2部分59b とを有する。第1部分59a は実質的に円筒形の内面を
有するが、第2の円錐台部分59b は、その長さに沿って実質的に厚みが一定のも
のである。上キャップ50を最初に注ぎ口33に装着する時に、円錐台形の第2部分
59b は注ぎ口33の自由端38と係合し、第1部分59a の円筒形内面の方に、好まし
くはこれと当たるように折り返され、注ぎ口33と上キャップ50との間に二次的な
シールが形成される。
【0085】 上キャップ50の上部部分51からの第2部分59b の距離と、第2部分59b の長さ
とで、二次シール用リブ59と注ぎ口33との間に形成されるシールの全体状態が支
配されることは理解されよう。第2部分が、図3aに描かれているのより、上部部
分の下面により近い位置にある場合には、第2部分59b は第1部分59a に当たる
ように折り返されないことがあり、代わりに、注ぎ口33の自由端38と上部部分51
の下面との間に挟まれるであろう。別の配置では、上部部分51と第2部分59b と
の距離が、第2部分59b がスカート部57の内面に当たるように折り返され、注ぎ
口33の外面37とのシールを形成するだけとなるような距離となることもある。
【0086】 図3aに示した態様では、第2部分59b は、第1部分59a の円筒状の内面および
上部部分51の下面とスカート部57の内縁との間のつなぎ目を含む領域の方に折り
返り、好ましくはこれらに当たるような長さのものである。これは、シールを、
注ぎ口33の外径 (即ち、その自由縁部28とその円筒形の外面37との間に拡がる領
域) から、好ましくはその円筒形外面37上にまで拡げる作用を果たす。第2部分
59b は、第1部分59a の内面の方に折り返される時に、シールが注ぎ口33の外径
に沿って、注ぎ口33の自由端38の上にまで、この注ぎ口の少なくとも外面から突
き出るように、図3aに示すものに比べて拡げることもできよう。シール用リブ59
の存在は、注ぎ口33と上キャップ50のスカート部57との間のシールの低下がない
ように確保する作用を果たす。
【0087】 上キャップ50をプラグ36に装着する時に、二次シール用リブ59が折り返されて
しまうと、その後に注ぎ口33に対する上キャップ50のいかなる動き (長手方向の
動きまたは回転の動きを含む) の際も、リブ59は普通はこの位置に実質的に保持
されよう。
【0088】 スカート部57の円筒形内面にやはり配置されているのは、環状ビード60である
。ビード60は、プラグ36を開口部53から引き抜く際に上キャップ50がその第1位
置から第2位置に相対的に動いてしまった場合でも、上キャップ50を注ぎ口33に
装着する時に、注ぎ口33の壁面34と接触するようになっている。ビード60は、上
キャップ50をその第2位置に移動している場合でも、炭酸飲料のようなボトルの
中身が、注ぎ口33と上キャップ50との間で注ぎ口33の脇から漏れるのを防止する
のを助ける作用を果たす。但し、ビード60は容器に対するシールとなるようには
されていない。
【0089】 スカート部57の円筒形の内面は、上キャップ50の軸線に対して傾斜している実
質的に平面かつ平行な端面62a から形成された2つのネジ山セグメント62を有す
る。これらのネジ山セグメント62は、上キャップ50を注ぎ口33に装着する時に、
壁面34内の相補的な2つのネジ凹部44と係合するようになっている。
【0090】 各ネジ凹部44は、上向きのランプ部材45と保持領域46とを備える。ランプ部材
45は、上キャップ50を注ぎ口33に対して回すと、ネジ山セグメント62がそれぞれ
のランプ部材45の中に入り込んで、上に動き、こうして上キャップ50が注ぎ口33
に対して相対的に上方に動くように配置されている。上キャップ50の相対的な上
方への動きは、上キャップ50の上部部分51に設けた開口部53からプラグ36を抜け
出させる作用を果たす。上キャップ50を逆方向に回すと、ネジ山セグメント62は
それぞれのランプ部材45の下方の位置まで戻り、保持領域46の中に入り込む。
【0091】 それぞれのランプ部材45は、上キャップ50のスカート部57に垂直な仮想の半径
方向平面に対して約30°の角度で形成される。上キャップ50を最初に注ぎ口33に
装着する時に、上キャップ50を注ぎ口33の上で相対的に下向きに押し込むと、ネ
ジ山セグメント62は注ぎ口33のネジ凹部44の中に係合するようになる。
【0092】 上キャップ50は、上キャップ50を注ぎ口33に装着した後で、上キャップ50を注
ぎ口33に対して移動させたか、移動を試みたことの表示を与える、いたずら表示
バンド63を備える。いたずら表示バンド63は、複数の易破断性ブリッジ64により
スカート部57に連結されている。
【0093】 バンド63は、概ね円筒形の本体部分65と、本体部分65から内向きに突き出た、
内側自由縁部を有するリップを与える、複数のリブセグメント66とから構成され
る。リブセグメント66は、本体部分65の周囲に等間隔で配置され、本体部分65の
内周の50%以上を占める。
【0094】 各リブセグメント66は、概ね上キャップ50の上部部分51の方を向いた上面67と
、概ね上部部分51とは反対側を向いた下面68とを有する。下面68は、本体部分65
の自由端69から内向きかつ上向きに傾斜する。各リブセグメント66の上面67は、
本体部分65につながり、上部部分51から離れるように内向きかつ下向きに傾斜す
る第1表面71と、第1表面71の内側終端から半径方向内向きに向かい、スカート
部57に実質的に垂直な傾斜角度を有する第2表面72とから構成される。
【0095】 上キャップ50を最初に注ぎ口33に装着する時、各リブセグメント66の下面68は
、リブ66が注ぎ口33の保持フランジ39を乗り越えて、易破断性ブリッジ64を損傷
せずに、その下に位置させるのを助ける。上キャップ50をその後、注ぎ口33に対
して回して、開口部53をプラグ36から相対的に離すように動かすと、リブセグメ
ント66は保持フランジ39と係合して、その下に保持され、それにより易破断性ブ
リッジ64の破断が起こる。上キャップ50の逆回転は、上キャップ50を相対的に注
ぎ口33の下の方に戻るように動かすので、ブリッジ64の破断は、上キャップ50が
以前にプラグ36から開栓されたことがあることを、ボトル中身を消費する者に表
示する作用を果たす。
【0096】 さらにオーバーキャップを設けて、密栓具の上キャップの上に取り付けること
ができる。オーバーキャップは、密栓具10がボトル80に密栓されながら、上キャ
ップ50を保護し、清潔に保つ作用を果たす。密栓具をボトル80に密栓した後、収
縮包装プラスチックシートでボトル80と密栓具の周囲をくるんで、上キャップ50
を保護し、清潔に保持することもできる。
【0097】 主閉止部材10と上キャップ50は、射出成形によりポリエチレンから作製するこ
とができる。他の適当な材料や作製 (成形) 法も容易に考えることができる。 上キャップ50を注ぎ口33に装着する前に、主閉止部材10と上キャップ50を適当
な金型により別々に成形するのが普通であろう。装着時に、シール用リブ54およ
び59が折り返され、それぞれプラグ36および注ぎ口33とのシールを形成し、ネジ
山セグメント62もネジ凹部44の中に係合し、リグセグメント66は保持フランジ39
の下側に係合する。ボトル80に炭酸飲料を充填してから、密栓具の全体を容器末
端部81に回し込むと、主閉止部材10のバンド24のリブセグメント27は、ボトル80
の末端部81の保持フランジを乗り越える。主閉止部材10を末端部81に回し込むと
、シール用リブ16の第2部分18も折り返り、少なくともボトル80の末端部81の外
面83とのシールを形成する。
【0098】 炭酸飲料に接近するには、消費者は2つの選択肢を持つ。まず選択できるのは
、単に末端部81から主閉止部材10のネジを緩めて、易破断性ブリッジ25を破断し
、密栓具全体を容器から取り外すことである。消費者が選択できる別の方法は、
上キャップ50を回して、プラグ36を相対的に開口部53から抜け出させ、易破断性
ブリッジ64を破断することである。こうすると、飲料は注ぎ口33から流れ出て、
環状開口41および開口部53を通ってボトル80から出ることができ、注ぎ口33とス
カート部57の内面との間での飲料の漏れは、環状ビード60により防止されるか、
または少なくとも実質的に防止される。消費者がボトル80を再密閉したい場合に
は、上キャップ50を逆向きに回して、プラグ36をシール用リブ54と突き当たるよ
うに開口部53の中に戻す。
【0099】 特定の態様について示した本発明に対し、広義の本発明の技術思想または範囲
から逸脱せずに、多くの変更および/または修正をなすことができることは、当
業者には理解されよう。従って、上記の態様はあらゆる観点において、制限では
なく、例示であると考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aは、密栓具により密閉された容器の自由端の上に描かれた、本発明の第
1の側面に係る密栓具の主閉止部材の断面図であり、 図1bは、図1aのI−I線に沿った断面図である。
【図2】 図2aは、図1aに描かれた主閉止部材の注ぎ口の拡大側面図であり、 図2bは、図2aの注ぎ口のネジの凹部を示す図である。
【図3】 図3aは、図1aに描かれた主閉止部材の注ぎ口に装着される前の状態を示す
上キャップの断面図であり、 図3bは、図3aに描かれた上キャップのスカート部の内面に設けたネジ山セ
グメントを示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3E084 AA02 CA01 CB02 DB12 DB13 FA09 FB01 FC01 GA01 GA08 GB12 HA03 HB01 HD01 LA01 LB02 【要約の続き】 内面の内径は、プラグ部材の外径に対して、プラグ部材 が最初に開口部の中に入る時にシール用リブの少なくと も一部がプラグ部材と係合し、開口部の内面に向かって 折り返され、少なくともプラグ部材の外面と上キャップ との間にシールを形成する。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の末端部が容器開口部を画成している容器に装着するの
    に適した密栓具であって、この密栓具は主閉止部材と上キャップとを備え、 主閉止部材は下記を有し: 開口が貫通している頂部部分、 該頂部部分から下方に垂下している、容器末端部に取り付けるようになって
    いるスカート部、 主閉止部材を容器に取り付けた時に容器の末端部とのシールを形成するよう
    になっているシール手段、 該頂部部分から上向きに向かう、頂部部分の開口と流体連通した内腔を画成
    する注ぎ口、および 注ぎ口に装着された、内腔を少なくとも部分的に横断する広がりを持ち、半
    径方向の外面を有するプラグ部材; 上キャップは、注ぎ口に装着されていて、その上部部分は、該上部部分を貫通
    する開口部を画成する内面を有しており、該開口部は注ぎ口の内腔と流体連通し
    、上キャップは、プラグ部材が少なくとも部分的に該開口部の内部にある第1位
    置と、プラグ部材が該開口部から引っ込められている少なくとも第2位置、との
    間で相対的に移動可能であり; プラグ部材が上キャップの上部部分の開口部の中に最初に入る前には、環状シ
    ール用リブが上部部分から内向きに向かい、開口部を少なくとも部分的に横断し
    て自由縁部に至っており、開口部の内面の内径は、プラグ部材の外径に対して、
    プラグ部材が最初に開口部の中に入る時にシール用リブの少なくとも一部がプラ
    グ部材と係合し、開口部の内面に向かって折り返され、少なくともプラグ部材の
    外面と上キャップとの間にシールを形成するようなものである。
  2. 【請求項2】 上キャップの上部部分の開口部の内面が、実質的に円筒形で
    、上部部分の上面から下面に向かう、請求項1記載の密栓具。
  3. 【請求項3】 環状シール用リブが、プラグ部材が上キャップの上部部分の
    開口部の中に最初に入る前には、半径方向内向きに向かって円形の自由縁部に至
    る円錐台部分を少なくとも有する、請求項2記載の密栓具。
  4. 【請求項4】 シール用リブが、上キャップの上部部分の下面近くで該上部
    部分の内面から内向きの方向に向かう請求項2または請求項3記載の密栓具。
  5. 【請求項5】 環状シール用リブの厚みが、内面からその自由縁部までのそ
    の長さに沿って実質的に一定である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の密栓
    具。
  6. 【請求項6】 上部部分の内面とシール用リブとが出会う線に、プラグ部材
    が最初に開口部の中に入る時に、該内面に対するシール用リブの一様な変形を助
    けるための弱化帯域または環状脆弱領域が設けられている、請求項4記載の密栓
    具。
  7. 【請求項7】 リブが、内向きに向かう部分に自由縁部の位置またはその近
    くでつながる追加部分備え、この追加部分は、概ね上キャップの上部部分から離
    れて、上部部分から遠い方の末端の方向に向かう、請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の密栓具。
  8. 【請求項8】 シール用リブの追加部分が、内向きに向かう部分の円形自由
    縁部とつながっている、請求項7記載の密栓具。
  9. 【請求項9】 追加部分が、内向きに向かう部分より実質的に厚みが大きく
    なく、長さはその厚みより大きい、請求項7または請求項8記載の密栓具。
  10. 【請求項10】 上キャップが、その上部部分から下向きに垂下した、実質
    的に円筒形のスカート部を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の密栓具
  11. 【請求項11】 上キャップが注ぎ口によりシールするようになっている二
    次シール部材を有する、請求項10記載の密栓具。
  12. 【請求項12】 二次シール部材が、注ぎ口によりシールするようになって
    いる環状シール用リブからなり、この環状シール用リブが上部部分の下面から下
    向きに突出していて、第1部分と少なくとも第2の円錐台形の部分とを含み、第
    1部分は上部部分につながり、その内面がスカート部から半径方向内向きに位置
    し、第2部分は、第1部分につながり、第1部分の内面によって上部部分から隔
    てられ、かつ半径方向内向きかつ下向きに向かって円形の自由縁部に至る、請求
    項11記載の密栓具。
  13. 【請求項13】 二次シール用リブの第1部分が、上部部分へのその接続部
    に隣接した領域におけるスカート部の肉厚増大部から構成される、請求項12記載
    の密栓具。
  14. 【請求項14】 二次シール部材が、スカート部の内面から半径方向内向き
    かつ下向きに向かって円形縁部に至る円錐台部分を少なくとも含む環状シール用
    リブからなる、請求項11記載の密栓具。
  15. 【請求項15】 環状ビードが二次シール用リブの下側のスカート部の内面
    上に配置されている、請求項12記載の密栓具。
  16. 【請求項16】 スカート部の内面が、注ぎ口の外面に設けた取付手段に相
    補的な取付手段を有する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の密栓具。
  17. 【請求項17】 相補的取付手段が、注ぎ口の外面に設けた対応するネジ山
    と係合するようになっているネジ山からなる、請求項16記載の密栓具。
  18. 【請求項18】 上キャップのスカート部の内面のネジ山が、2以上のネジ
    山セグメントからなり、各ネジ山セグメントが、上キャップの軸に対して傾斜し
    ている実質的に平面で平行な2つの端面から形成されている、請求項17記載の密
    栓具。
  19. 【請求項19】 注ぎ口の外面のネジ山が、上キャップの相補的ネジ山を受
    け入れるようになっている凹んだネジ山である、請求項17または請求項18記載の
    密栓具。
  20. 【請求項20】 各凹みが上向きのランプ部材を備え、これが、上キャップ
    を注ぎ口に対して回した時に、スカート部のネジ山セグメントがランプ部材の中
    に入り込み、こうして上キャップを注ぎ口上で相対的に上方に動かすように配置
    されている、請求項19記載の密栓具。
  21. 【請求項21】 ランプ部材が、注ぎ口の長手軸線に垂直な仮想の半径方向
    平面に対して10〜50°の角度、より好ましくは約30°の角度で形成されている、
    請求項20記載の密栓具。
  22. 【請求項22】 上キャップに、その第1の位置から少なくともその第2の
    位置の方向に上キャップが移動したか、または移動が試みられたことの表示を与
    えるようになっている、いたずら表示バンドが設けられている、請求項1〜21の
    いずれか1項に記載の密栓具。
  23. 【請求項23】 いたずら表示バンドが複数の易破断性のブリッジを介した
    接続によりスカート部の自由縁部から突き出ている、請求項22記載の密栓具。
  24. 【請求項24】 該バンドが、概ね円筒形の本体部分と、本体部分から内向
    きに突き出た、内側自由縁部を有するリップを与えるようになっている環状リブ
    とからなる、請求項22または請求項23記載の密栓具。
  25. 【請求項25】 環状リブがセグメント化 (分割) され、セグメント化され
    たリブの合わせた長さがバンドの内周の少なくとも50%に等しい、請求項24記載
    の密栓具。
  26. 【請求項26】 リブの各セグメントが、概ね上キャップの上部部分の方を
    向いた上面と、概ね上部部分とは反対側を向いた下面とを有し、各リブセグメン
    トの上面は本体部分から内向きに向かっており、この上面は、バンドの本体部分
    につながり、上部部分から離れるように内向きかつ下向きに傾斜する第1表面と
    、第1表面の内側終端から半径方向内向きに向かい、上キャップのスカート部に
    実質的に垂直な傾斜角度を有する第2表面とからなる請求項25記載の密栓具。
  27. 【請求項27】 プラグ部材が、プラグ部材と注ぎ口壁面との間に環状開口
    を残して、注ぎ口の内腔の中心に位置し、該環状開口には、注ぎ口から半径方向
    内向きに向かう複数のブリッジ部材がわたされていて、プラグ部材を支持してい
    る、請求項1〜26のいずれか1項に記載の密栓具。
  28. 【請求項28】 プラグ部材が、一端が密閉された実質的に円筒形外面を有
    するチューブからなり、該外面は、密閉端部が注ぎ口の自由端から離れるように
    注ぎ口壁面の自由端を越えて上向きに向かっている、請求項1〜27のいずれか1
    項に記載の密栓具。
  29. 【請求項29】 主閉止部材のシール手段が、容器の末端部によりシールす
    るようになっている環状シール用リブからなり、このシール用リブは頂部部分の
    下面から下向きに突出していて、第1部分と少なくとも第2の円錐台形の部分と
    を含み、第1部分は頂部部分につながり、その内面がスカート部から半径方向内
    向きに位置し、第2部分は、第1部分につながり、第1部分の内面によって頂部
    部分から隔てられ、かつ半径方向内向きに向かって円形の自由縁部に至り、第1
    部分の内面の内径は、主閉止部材が取り付けられる容器の末端部の外径に対して
    、主閉止部材を容器末端部に取り付ける際に、シール用リブが容器末端部と係合
    して、その第2部分が少なくともリブの第1部分の内面に向かって折り曲げられ
    、少なくとも容器末端部の外面と主閉止部材との間でシールを形成するような関
    係にある、請求項1〜28のいずれか1項に記載の密栓具。
  30. 【請求項30】 主閉止部材が、そのスカート部の内面に設けたネジ部を備
    え、容器の末端部の外面に設けた対応するネジ山と係合するようになっている請
    求項1〜29のいずれか1項に記載の密栓具。
  31. 【請求項31】 主閉止部材が、主閉止部材を容器から取り外したか、また
    は取り外そうと試みたこうたことの表示を与えるようにした、いたずら表示バン
    ドを有する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の密栓具。
  32. 【請求項32】 請求項1〜31のいずれか1項に記載の密栓具により密閉さ
    れた容器。
  33. 【請求項33】 容器のネック部に請求項1〜31のいずれか1項に記載の密
    栓具を装着する工程を含む、容器を密閉する方法。
  34. 【請求項34】 請求項1〜31のいずれか1項に記載の主閉止部材を成形す
    るためのモールド。
  35. 【請求項35】 主閉止部材の注ぎ口に装着するための上キャップであって
    、この注ぎ口は内腔を画成し、かつ内腔を少なくとも部分的に横断する広がりを
    持つプラグ部材を有し、上キャップは上部部分と環状シール用リブを有し、この
    上部部分の内面は、上部部分を貫通する開口部を画成しており、そして、上キャ
    ップを注ぎ口に装着する前には、環状シール用リブが上部部分から内向きに向か
    って、開口部を少なくとも部分的に横断して自由縁部に至り、開口部の内面の内
    径は、プラグ部材の外径に対して、上キャップを注ぎ口に装着する際にプラグ部
    材が最初に開口部の中に入る時に、シール用リブの少なくとも一部がプラグ部材
    と係合し、開口部の内面に向かって折り返され、少なくともプラグ部材の外面と
    上キャップとの間にシールを形成するようなものである、上キャップ。
  36. 【請求項36】 請求項35記載の上キャップを成形するためのモールド。
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