JP2002541753A - 固定フィルタを用いた時間領域スペクトラル減算による信号雑音の低減 - Google Patents

固定フィルタを用いた時間領域スペクトラル減算による信号雑音の低減

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JP2002541753A JP2000611268A JP2000611268A JP2002541753A JP 2002541753 A JP2002541753 A JP 2002541753A JP 2000611268 A JP2000611268 A JP 2000611268A JP 2000611268 A JP2000611268 A JP 2000611268A JP 2002541753 A JP2002541753 A JP 2002541753A
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ハラルド グスタフッソン,
スヴェン ノルドホルム,
イニヴァル クラエッソン,
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 雑音抑制のために、スペクトラル減算フィルタリングが、スペクトラル減算フィルタリングは周波数領域においてブロック的な方法で計算されたスペクトラル減算利得関数の時間領域表現を用いて、時間領域においてサンプル的な方法で実行される。サンプル単位を基本として連続的に時間領域のフィルタリングを実行することにより、開示された方法と装置では、周波数領域を基本とするスペクトラル減算システムに関連したブロック処理遅延を回避する。その結果、開示された方法と装置は、非常に短い処理遅延が要求されるアプリケーションに非常に適している。定常的で低エネルギーな背景雑音だけが存在するアプリケーションでは、計算上の複雑さは初期化期間中に数多くの別々のスペクトラル減算利得関数を生成することにより低減される。各利得関数はいくつかの前もって定義された入力信号のクラスの1つ(例えば、いくつかの所定信号エネルギー範囲の1つ)に対して適しており、それ以後、入力信号特性が変化するまでそのいくつかの利得関数を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の技術分野 本発明は通信システムに関し、特に、通信信号の破壊的な背景雑音成分の影響
を軽減する方法と装置に関する。
【0002】 発明の背景 今日の通信は多種多様な破壊的な可能性のある環境において行なわれており、
それ故に、現代の通信による解決策として、しばしばそのような環境を補償する
装備が備えられる。例えば、典型的なランドライン、或いは移動電話のマイクロ
フォンはしばしば、近接した場所にいる電話のユーザの声のみならず、あるかも
しれない近接した周りの背景雑音をもピックアップしてしまう。このことは、オ
フィスや自動車の中のハンドフリーな環境では特に真実である。そのような背景
雑音は通話相手のユーザによって悩ましいものであるか、或いは許容できないも
のでさえあるので、今日の多くの電話は雑音低減プロセッサを装備し、これが背
景雑音を抑制するようにしている一方、スピーカの声を歪なく通過させるように
している。そのような雑音低減プロセッサはしばしばスペクトラル減算の公知技
術に基づいており、その技術では雑音が入った音声信号のスペクトル成分が解析
され、貧弱な信号対雑音比をもつそれらの周波数成分は減衰させられる。例えば
、IEEE Trans. Acoust. Speech and Sig, Proc., 27:113-120, 1979のS.F.
ボール(S.F.Boll)による「スペクトラル減算を用いた音声における音響雑音の
抑制(Suppression of Acoustic Noise in Speech using Spectral Subtraction
)」を参照されたい。
【0003】 雑音低減プロセッサを実現するとき、取り込まれてしまうかもしれない人為的
要素や遅延を最小化することは重要である。なぜなら、そのような人為的要素や
遅延は通話相手のユーザにとっては背景雑音と同じくらいうるさいものとなりえ
るからである。従って、上述の組み込まれた特許出願は従来のスペクトラル減算
技術と比較して信号歪を低くするスペクトラル減算雑音低減システムを開示して
いる。具体的には、係属中の出願第09/084,387号は、ブロックを基本
にしたスペクトラル減算雑音低減プロセッサを開示しており、そのプロセッサで
信号フィルタリングが分散低減、分解能低減の利得関数フィルタを用いて周波数
領域において実行される。都合の良い事に、利得関数の次数は、周波数領域のフ
ィルタリングが、時間領域における真の非円形の畳み込みに対応するように選択
され、位相が利得関数に付加されてその利得関数が因果的となる。その結果、開
示された雑音低減プロセッサは、従来のスペクトラル減算技術と比較して、より
小さな全体的な人為的な要素とより小さなブロック内の不連続性しか持ちこまな
い。さらにその上、係属中の出願第09/084,503号は、フィルタ利得関
数の分散をさらに低減し、そして、これにより全体的な人為的な要素が入り込む
ことを低減する技術を開示している。具体的には、フィルタ利得関数は、例えば
、雑音の入った音声信号のスペクトラル密度と雑音だけのスペクトラル密度との
間の測定された相違に依存して、複数ブロックにわたって平均化される。
【0004】 出願第09/084,387号と第09/084,503号の周波数領域のス
ペクトラル減算フィルタリング技術は、特に、ブロックを基本としたシステム(
例えば、公知の汎欧州テジタル移動電話方式或いはGSMのようなシステムであ
り、そのシステムで、信号は定義によってサンプルブロック毎に処理される)の
環境ではうまく作用するが、それらの技術に関連したブロック処理回数は、極端
に短い信号処理遅延を要求するアプリケーションには適切でないかもしれない。
例えば、有線電話システムでは、信号遅延の最大許容範囲は、(標準的な8KH
zの電話のサンプリング率で16サンプルに対応する)2ms(ミリ秒)ほどの
短さである。その結果、スペクトラル減算による雑音低減を実行する方法や装置
の改善が必要となる。
【0005】 発明の要約 本発明は、雑音低減技術を備えることにより上述の、また、他の必要を達成す
る。その技術では、スペクトラル減算フィルタリングは周波数領域においてブロ
ック的な方法で計算されたスペクトラル減算利得関数の時間領域表現を用いて時
間領域においてサンプル的な方法で実行される。サンプル単位を基本として連続
的に時間領域のフィルタリングを実行することにより、開示された方法と装置で
は、周波数領域を基本とするスペクトラル減算システムに関連したブロック処理
遅延を回避できる。その結果、開示された方法と装置は、非常に短い処理遅延が
要求されるアプリケーションに非常に適している。さらにその上、スペクトラル
減算利得関数は、周波数領域において(例えば、上記の組み込まれた係属出願第
09/084,387号と第09/084,503号の技術を用いて)ブロック
的な方法で計算されるので、全体的な人為的な要素が低減され、信号歪が小さく
、高品質な性能が維持される。定常的で低エネルギーな背景雑音だけが存在する
アプリケーションでは、計算上の複雑さは初期化期間中に数多くの別々のスペク
トラル減算利得関数を生成することにより低減される。各利得関数はいくつかの
前もって定義された入力信号のクラスの1つ(例えば、いくつかの所定信号エネ
ルギー範囲の1つ)に対して適しており、それ以後、入力信号特性が変化するま
でそのいくつかの利得関数を固定する。
【0006】 代表的な実施形態では、雑音軽減プロセッサは、雑音の入った入力信号を時間
領域スペクトラル減算利得関数で畳み込み、雑音が軽減された出力信号を提供す
るよう構成された時間領域フィルタと、周波数領域スペクトラル減算利得関数を
雑音の入った入力信号の関数として計算するように構成されたスペクトラル減算
利得関数のプロセッサと、その周波数領域スペクトラル減算利得関数を変換する
ことにより、その時間領域スペクトラル減算利得関数を備えるように構成された
変換プロセッサとを含み、前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、数多
くの利用可能なスペクトラル減算利得関数から周波数領域スペクトラル減算利得
関数を選択する。例えば、そのスペクトラル減算利得関数のプロセッサは、初期
化期間中に、その利用可能なスペクトラル減算利得関数を生成し、それから、そ
の初期化期間後に、その利用可能なスペクトラル減算利得関数を固定する。その
結果、すぐ得られるスペクトラル減算利得関数は初期化後に連続的に再計算され
る必要はない。
【0007】 代表的な実施形態に従えば、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数の夫々
は、数多くの雑音の入った入力信号の可能な分類の1つに対応する。例えば、そ
の雑音の入った入力信号は、数多くの前もって定義されたエネルギーレンジの1
つ内にある測定エネルギーレベルをもつものとして分類される。加えて、その利
用可能なスペクトラル減算利得関数は、初期化期間後に周期的に再生成されるか
、或いは、その雑音の入った入力信号の雑音成分の特性が変化するときに、再生
成される。その雑音成分の特性が変化したかどうかに関しての判断は、その雑音
成分のスペクトラルの内容の評価を測定することにより(例えば、擬似ランダム
な間隔で)なされる。
【0008】 本発明の上述のまた他の特徴と利点とは、添付図面に示された図示した例を参
照して、これ以後詳細に説明される。当業者であれば、その説明される実施形態
は例示と理解のために備えられており、数多くの同等の実施形態がそこには意図
されていることを認識するであろう。
【0009】 発明の詳細な説明 図1は本発明に従う代表的な雑音低減システム100を描写したものである。
図示されているように、代表的なシステム100は、遅延バッファ110、フレ
ームバッファ120、周波数領域スペクトラル減算利得関数プロセッサ130、
高速フーリエ逆変換(IFFT)プロセッサ140、及び時間領域スペクトラル
減算フィルタ150とを含んでいる。当業者であれば、以下に説明する図1のシ
ステム100の種々のブロックの機能性は、実際のところ、汎用デジタルコンピ
ュータ、標準的なデジタル信号処理部品、及び1つ以上のアプリケーション専用
集積回路を含む種々の公知のハードウェア構成のいずれかを用いて実施される。
【0010】 図1において、雑音の入った音声信号x(n)は遅延バッファ110の入力と
フレームバッファ120の入力とに結合される。遅延バッファ110の出力は、
時間領域スペクトラル減算フィルタ150の信号入力に結合され、フレームバッ
ファ120の出力は、周波数領域利得関数プロセッサ130の信号入力に結合さ
れる。利得関数プロセッサ130の出力はIFFTプロセッサ140の入力に結
合され、IFFTプロセッサ140の出力は利得関数入力に結合される。フィル
タ150は雑音抑制音声信号y(n)を提供する。
【0011】 動作において、雑音の入った音声信号x(n)の連続的なサンプル(例えば、
ニアエンドの背景雑音を含むニアエンドのマイクロフォン信号)が遅延バッファ
110とフレームバッファ120とにフィードされる。フレームバッファ120
は到来するサンプルを収集し、それらを利得関数プロセッサ130へと一度に1
フレーム、引き渡す(ここで、1フレームは整数L個の連続的な信号サンプルの
集合体であると理解される)。加えて、遅延バッファ110は調整可能な遅延ゼ
ロをL個のサンプルに導入し、遅延されたサンプルを一度に1個、時間領域スペ
クトラル減算フィルタ150へと引き渡す。スペクトラル減算フィルタ150は
連続的に遅延サンプルを一般的な時間領域スペクトラル減算利得関数g M(i
)(ここで、Mは整数のサブフレーム長であり、iは以下に詳細に説明する整数
のフレームカウントである)で畳み込み、雑音が低減された音声信号y(n)を
提供する。M個のサンプルの時間領域利得関数g M(i)はそれ故に、従来技
術で良く知られているように、時間領域フィルタ150の衝撃応答として考えら
れる。
【0012】 本発明に従えば、時間領域利得関数g M(i)は、フレーム毎に、利得関数
プロセッサ130とIFFTプロセッサ140とによって計算される。より具体
的には、各フレームiに関して、利得関数プロセッサ130はフレームサンプル
L(i)を用いてM個の周波数領域スペクトラル減算利得関数G M(f,i)
を(後で詳細に説明するように)計算し、IFFTプロセッサ140は周波数領
域利得関数G M(f,i)を、時間領域フィルタ150の衝撃応答を更新する
(即ち、以前に存在していたフィルタ係数g M(i−1)が新しく計算された
係数g M(i)で置換される)ために用いられる対応する時間領域利得関数g
M(i)に変換する。しかしながら、フィルタ150は連続的に一般的な利得
関数を用いて雑音の入った音声サンプルについて作用するので、雑音が抑制され
た出力y(n)と雑音の入った入力x(n)との間の信号遅延はだた遅延バッフ
ァ110とフィルタ150とによってのみ決定され、フレームバッファ120、
利得関数プロセッサ130、或いはIFFTプロセッサ140によって決定され
るのではない。
【0013】 図1の代表的なシステム100の上述した動作は、(上記の組み込まれた特許
出願第09/084,387号と第09/084,503号のような)スペクト
ラル減算システムの動作とは対照となすものであり、そのシステムではフィルタ
リングは周波数領域において実行される。そのようなシステムにおいて、雑音の
入った音声サンプルのフレームの周波数領域での表現は、(時間領域における畳
み込みに対応する)周波数領域利得関数で乗算されて、その後に時間領域へと変
換して戻される、雑音が低減された出力信号の周波数領域での表現を提供する。
その結果、雑音の入った音声信号x(n)と雑音の低減された出力信号y(n)
の対応するサンプル間での遅延は、1フレーム期間(入力フレームにおける全サ
ンプルがともに処理されて対応する出力フレームを提供するので)+全体的なフ
レーム処理時間(即ち、雑音の入った音声サンプルのフレームを時間領域から周
波数領域に変換し、それから周波数領域利得関数を計算し、周波数領域乗算を実
行し、そして、その結果を時間領域へと変換して戻すのに必要な時間)と同じ程
度である。
【0014】 都合の良いことに、図1の代表的なシステムは、信号遅延が特定のアプリケー
ションに最善の結果が与えられるために設定されることを可能にしている。例え
ば、信号遅延がそれほど厳しくはないアプリケーションにおいて、遅延バッファ
110は1フレーム期間分の遅延を導入し、その結果、雑音の入った音声信号x
(n)の各サンプルが、そのサンプルに基づいて計算された利得関数を用いてフ
ィルタされるように設定される。そのようにすることは、上記組み込まれた出願
第09/084,387号と第09/084,503号の動作と同等な動作を図
1のシステム100にさせ、最適な音声品質を提供する。或いは、短い信号遅延
が重大なものであるアプリケーションにおいて、遅延バッファ110は遅延がほ
どんどないか、或いは遅延がないようにし、その結果、雑音の入った音声信号x
(n)の各サンプルが、直前のサンプルに基づいて計算された利得関数を用いて
フィルタされるように設定される。音声品質はすこし低下するかもしれないが、
極端に短い信号遅延が達成される。音声品質と音声遅延との間のトレードオフは
、各特定のアプリケーションに対して設計上の選択の問題である。
【0015】 フィルタ150によって実行される時間領域フィルタリングは周波数領域フィ
ルタリングに相当することを保証するために、周波数領域スペクトラル減算利得
関数G M(f,i)を構築するときに注意が払われねばならない。周波数領域
利得関数を構築する(即ち、図1の利得関数プロセッサ130を実施する)適切
な方法が上述の組み込まれた出願第09/084,387号と第09/084,
503号で詳細に説明されている。簡単に言うと、スペクトラル減算は、音声信
号と背景雑音とがランダムであり、相関がなく、互いに加算されて雑音の入った
音声信号x(n)を形成するという仮定の上に構築される。言い換えると、もし
、s(n)、w(n)、及びx(n)が夫々、音声、雑音、及び雑音の入った音
声を表現する統計的に短時間では定常的な過程であるとすれば、 と、 である。ここで、f∈[0,N−1]は1つの周波数の箱に対応する離散的変数
であり、R(・)(f)はランダム過程のパワースペクトラル密度である。
【0016】 短時間のスペクトラル密度は、例えば、公知のバートレット(Bartlett)方法
を用いて次のように評価される。 ここで、XL,p(i)は、夫々がM個のデータサンプルをもつp個のサブフレー
ムをもったi番目の長さLのフレームである。この計算方法は分散とともに結果
として得られるスペクトラムの周波数分解能を低減している。実際に、分散の低
減と分解能との間のトレードオフは設計上の選択の問題であり、実験ではM=6
4の周波数の箱の分解能が通常は良い品質結果を提供していることを示した。
【0017】 記載を単純化するために、 は、振幅スペクトラム評価として定義される。短時間雑音の振幅スペクトラムは
従って、以下の式によって音声休止期間中に評価される。 ここで、μは時間常数を平均化する指数である。音声休止を検出するため、従来
技術で良く知られているように、音声アクティビティ検出器(VAD)が用いら
れる。
【0018】 そのとき、周波数領域利得関数についての表現は以下のように与えられる。 ここで、κは減算の程度を制御し、aは振幅或いはパワースペクトラル減算が
用いられるかどうかを制御する。従って、パラメータκとaの組み合わせにより
雑音低減量が制御される。
【0019】 利得関数の多様性をさらに低減するために、生の(raw)周波数領域利得関数
M(f,i)が適応的に平均化されて平滑化された周波数領域利得関数G M
f,i)を生成する。例えば、その適応は、雑音スペクトルと雑音の入った音声
スペクトルとの間のスペクトラルの相違に依存してなされる。そのようにするこ
とは、入力信号がより定常的になり、それによって定常的な雑音と低エネルギー
の音声に対して多様性が低減された利得関数を提供するので、その平均を増加さ
せる傾向になる。
【0020】 短い遅延を伴う因果的なフィルタを容易にするために、最小位相が計算された
ゼロ−位相利得関数G M(f,i)に課されて最終的な周波数領域利得関数G
M(f,i)を生成する。例えば、これはヒルバート変換の関係を用いて実施
される。例えば、A.V.オッペンハイム(Oppenheim)とR.W.シェーファ
ー(Schafer)による離散的時間信号処理(Discrete-Time Signal Processing)
、Prentice-Hall、Inter.Ed.,1989を参照されたい。
【0021】 上述の周波数領域利得関数G M(f,i)の計算は図2に描写されており、
そこで、代表的な周波数領域利得関数プロセッサ200が、音声アクティビティ
検出器210、スペクトラム評価プロセッサ220、雑音平均化プロセッサ23
0、周波数領域利得関数計算プロセッサ240、スペクトラム相違性解析器25
0、適応型平均化プロセッサ260、及び位相プロセッサ270を含むように示
されている。図2の代表的な利得関数プロセッサ200が用いられて、例えば、
図1の周波数領域利得関数プロセッサ130を実現するために用いられる。当業
者であれば、以下に説明する図2のシステム200の種々のブロックの機能性は
、実際には、汎用デジタルコンピュータ、標準的なデジタル信号処理部品、及び
1つ以上のアプリケーション専用集積回路を含む、種々の公知のハードウェア構
成のいずれかを用いて実施されることを認識するであろう。
【0022】 図2において、雑音の入った音声サンプルのフレームはスペクトラム評価プロ
セッサ220へ入力され、スペクトラム評価プロセッサ220の出力は切換え可
能に、音声アクティビティ検出器210の制御の下、雑音平均化プロセッサ23
0の入力に結合される。スペクトラム評価プロセッサ220の出力はまた、雑音
平均化プロセッサ230の出力であるように、利得関数計算プロセッサ240と
スペクトラム相違性プロセッサ250の夫々の入力へと結合される。利得関数計
算プロセッサ240とスペクトラム相違性プロセッサ250の出力は、適応型平
均化プロセッサ260の各入力へと結合され、適応型平均化プロセッサ260の
出力は位相プロセッサ270の入力へと結合される。位相プロセッサ270は周
波数領域の利得関数を(例えば、図1のIFFTプロセッサ140への入力のた
めに)備える。
【0023】 動作において、スペクトラム評価プロセッサ220は、雑音の入った音声信号
x(n)のi番目のフレームのスペクトラル密度の長さMの評価P x,M(f,
i)を生成する。加えて、音声休止中に、音声アクティビティ検出器210はス
ペクトラム評価プロセッサ220の出力を雑音平均化プロセッサ230に結合し
、そして雑音平均化プロセッサは(例えば、指数平均化を用いて)雑音の入った
スペクトラム評価を平均化する。音声休止中、スペクトラム評価プロセッサ22
0の出力は、雑音だけのスペクトラル密度の評価であるので、雑音平均化プロセ
ッサ230は背景雑音w(n)のスペクトラル密度の平均評価P w,M(f,i
)を提供する。
【0024】 それから、利得関数計算プロセッサ240は雑音の入った音声スペクトラム評
価P x,M(f,i)と平均雑音スペクトラム評価P w,M(f,i)との両方を
、先に定義された経験的に決定されるパラメータaとκとに関連して用い、生の
周波数領域利得関数GM(f,i)を計算する。加えて、スペクトラム相違性プ
ロセッサ250はスペクトラム評価P x,M(f,i)とP w,M(f,i)との
相違の程度を判断するが、その相違の程度は適応型平均化プロセッサ260によ
って用いられ生の利得関数GM(f,i)を(例えば、可変メモリとともに指数
平均を用いて)平均し、平均化、或いは平滑化された利得関数G M(f,i)
を備える(スペクトルの相違性に基づく利得関数の平均化の実施と利点とに関す
る付加的な詳細については上述の組み込まれた出願第09/084,387号と
第09/084,503号とを参照されたい)。これ以後、位相プロセッサ27
0は平均化された利得関数G M(f,i)に最小位相を課して、最終的な周波
数領域利得関数G M(f,i)を提供する(利得関数位相を負わせることの実
施と利点とに関する付加的な詳細については上述の組み込まれた出願第09/0
84,387号と第09/084,503号とを再び参照されたい)。
【0025】 一旦、最終的な周波数領域利得関数G M(f,i)が計算されたなら、それ
は(例えば、図1のIFFTプロセッサ140によって)更新された時間領域利
得関数g M(i)を(例えば、図1のフィルタ150について)提供するため
に変換される。上述のように、雑音が低減された出力信号y(n)は、雑音の入
った入力信号x(n)を一般の時間領域利得関数g M(i)で以下のように畳
み込むことにより得られる。 経験的な調査研究によれば、観察されたフィルタリング遅延は通常は0〜8サ
ンプルの範囲にあることが示された。ここで、その遅延は(群遅延の測定は広帯
域音声信号のために用いられないので)時間軸に沿ったフィルタの質量中心とし
て定義される。κ=0.7、a=1、L=256、及びM=64にパラメータを
セットすると、約10dBの雑音低減が得られる。
【0026】 上述の技術は計算上複雑なものではないが、相対的に低エネルギー雑音だけが
予期される場合には、複雑さをさらに減らすことが実現される。特に、定常的な
低エネルギー雑音が音声信号を妨害するとき、経験的な調査研究によれば少数の
固定された利得関数だけが良好な音声品質を提供するのに必要であることが示さ
れた。言い換えると、夫々の利得関数は(例えば、高エネルギーの歌声、摩擦音
、停止音などに対応する信号エネルギーレベルに基づいて)同数の前もって定義
された信号分類の1つに具体的に適合されているのであるが、その有限な数の利
得関数の1つが一般的な信号クラス分けの決定に基づいて動的に選択される。そ
の結果、フィルタ利得関数の連続的な再計算が回避される。都合の良いことに、
本発明は適切なセットの固定的なフィルタ利得関数を確立、或いは抽出する方法
及び装置を提供している。
【0027】 一般に、上述の利得関数計算技術はプロセッサの初期化期間中に用いられて、
固定されたフィルタ利得関数を生成する。即ち、初期化期間中の各フレームに関
して、雑音の入った音声信号が分類され、その信号による使用のために割当てら
れた利得関数が(例えば、上述のように計算された利得関数を用いて指数平均化
によって)トレーニング、或いは更新される。(例えば、小さな反復的な変化が
各クラスに割当てられた利得関数がもっとな定常状態に達したことを示すとき、
)初期化期間の終わりにおいて、利得関数は凍結され、これ以後、雑音の入った
音声信号をフィルタするために選択的に用いられる。言い換えると、各初期化以
降のフレームについて、雑音の入った音声信号が分類され、対応する固定的なフ
ィルタ利得関数が用いられてその雑音の入った音声をフィルタする。
【0028】 都合の良いことに、固定されたフィルタ利得関数は、その信号特性が変化する
ときだけ(即ち、背景雑音が変化するとき)、再トレーニングされたり、或いは
抽出される必要がある。そのような雑音の変化は、音声休止時に、その雑音のス
ペクトラル波形の擬似ランダムテストによって(例えば、その雑音のスペクトラ
ル振幅の評価における変化を監視することにより)、検出される。或いは、現在
選択されている固定された利得関数と(例えば、上述した技術を用いて計算され
た)動的に計算された利得関数との間にあまりにも大きな相違が検出されるとき
に平均化を再び始めることにより、固定されたフィルタが再抽出される。さらに
その上、固定されたフィルタは、ある所定の或いは可変の割合で(例えば、毎秒
かなり多くの事象で)関数を平均化することを再び始めることにより再抽出され
る。
【0029】 信号分類は数多くの方法で実行される。例えば、雑音の入った音声信号は、い
くつかの前もって定義されたエネルギーレベルの領域の1つに属するものとして
分類される。もしそうであるなら、雑音の入った音声信号x(n)のエネルギー
レベルe(n)は以下に示す指数平均を用いて計算される。 ここで、γは平均時間常数或いはメモリである。信号エネルギークラスeclass
(n)はそのとき、以下のように決定される。 初期化中、各クラス毎の利得関数G M(f,t,i)(t∈[0,T])が
周波数領域において以下のように平均化される。 ここで、δtはクラス当りの平均時間常数であり、GM(f,i)は上述した生の
周波数領域利得関数である。
【0030】 初期化後、特定の固定フィルタG M(f,t,i)は、それが設計された信
号クラスが検出されるときに選択される。フィルタリングの遅延を最小化するた
めに、最小位相が上述のようにそのフィルタに課されて最終的な周波数領域フィ
ルタG M(f,i)を提供している。その最終的な周波数領域フィルタG M
f,i)は時間領域に変換されて所望の時間領域フィルタg M(i)を提供す
る。
【0031】 例えば、図3の代表的な雑音低減システム300を用いて、上述の固定フィル
タ技術が実施される。図示されているように、システム300は、図1のフレー
ムバッファ120、IFFTプロセッサ140、及び時間領域スペクトラル減算
フィルタ150とともに、信号分類プロセッサ305と代替スペクトラル減算利
得関数プロセッサ330とを含む。当業者であれば、以下に説明する、図3のシ
ステム300の種々のブロックの機能性は、実際には、汎用デジタルコンピュー
タ、標準デジタル信号処理部品、及び1つ以上のアプリケーション専用集積回路
を含む種々の公知のハードウェア構成のいずれかを用いて実施されることを認識
するであろう。
【0032】 図3において、雑音の入った音声信号x(n)はフレームバッファ120、信
号分類プロセッサ305、及び時間領域フィルタ150の夫々の入力に結合され
る。フレームバッファ120と信号分類プロセッサ305との出力は、代替利得
関数プロセッサ330の入力に結合され、利得関数プロセッサ330の出力はI
FFTプロセッサ140の入力へ結合される。IFFTプロセッサ140の出力
は時間領域フィルタ150の利得関数入力へ結合され、そして、時間領域フィル
タ150は雑音が抑制された出力信号y(n)を提供する。
【0033】 上位レベルでは、図3のシステム300は図1のシステム100のように作用
する。具体的には、時間領域フィルタ150は連続的に雑音の入った音声信号の
サンプルを処理する一方、フレームバッファ120は雑音の入った音声サンプル
を収集し、それらを一度に1フレーム、利得関数プロセッサ330へと受け渡す
。利得関数プロセッサ330はフレーム的な方法で周波数領域利得関数G M
f,i)を計算し、IFFTプロセッサ140は周波数領域利得関数を変換して
、時間領域フィルタ150のタップを更新するために用いられる時間領域利得関
数g M(i)を提供する。しかしながら、図1のシステム100とは異なり、
図3のシステム300は信号分類プロセッサ305を用いて、(例えば、上述の
エネルギーレベル分類方式に従って)いくつかの前もって定義されたクラスのい
ずれが最も良く現在の雑音の入った音声サンプルを記述しているのかを決定する
。それから、信号分類プロセッサ305はクラス番号(即ち、t∈[0,T])
を、フレーム的に上述のように(例えば、初期化期間中にはT個の固定フィルタ
を抽出し、これ以後は信号分類プロセッサの出力に基づいてT個の固定フィルタ
の内の適切な1つを選択することによって)周波数領域利得関数G M(f,i
)を計算する利得関数プロセッサ330が用いるために提供する。
【0034】 図4は、図3の利得関数プロセッサ330を実施するのに用いられる代表的な
周波数領域利得関数プロセッサ400を描写したものである。図示されているよ
うに、プロセッサ400は、図2の音声アクティビティ検出器210とスペクト
ラム評価プロセッサ220と雑音平均化プロセッサ230と利得関数計算プロセ
ッサ240と位相プロセッサ270とともに、数多くのフィルタ抽出器405と
同数のフィルタ平均化プロセッサ415を含んでいる。当業者であれば以下に説
明する、図4のシステム400の種々のブロックの機能性は、実際には、汎用デ
ジタルコンピュータ、標準的なデジタル信号処理部品、1つ以上のアプリケーシ
ョン専用集積回路を含む公知のハードウェア構成のいずれかを用いて実施される
ことを認識するであろう。
【0035】 図4において、雑音の入った音声サンプルのフレームはスペクトラム評価プロ
セッサ220の入力に結合され、スペクトラム評価プロセッサ220の出力は切
換え可能に音声アクティビティ検出器210の制御の下、雑音平均化プロセッサ
230の入力に結合される。スペクトラム評価プロセッサ220の出力はまた、
雑音平均化プロセッサ230の出力のように、利得関数計算プロセッサ240の
入力に結合される。利得関数計算プロセッサ240の出力は切換え可能に(例え
ば、図3の信号分類プロセッサ305の出力に依存して)いくつかのフィルタ抽
出器405の1つに結合され、そして、フィルタ抽出器405各々の出力はいく
つかの平均化プロセッサ415の各々の入力に結合される。位相プロセッサ27
0の入力は選択的に(例えば、また図3の信号分類プロセッサ305の出力に依
存して)平均化プロセッサ415の1つの出力に結合され、そして、位相プロセ
ッサ270は出力として周波数領域利得関数を提供する。
【0036】 動作において、音声アクティビティ検出器210、スペクトラム評価プロセッ
サ220、雑音平均化プロセッサ230、及び利得関数計算プロセッサ240は
図2のシステム200に関して上述したように機能する。しかしながら、図4の
システム400において、スペクトラムに依存した指数的な利得関数の平均化は
用いられずに複数のフレームにわたる生の周波数領域利得関数を平滑化する。そ
の代わり、すぐに得られた周波数領域利得関数GM(f,i)が初期化期間中に
用いられて、上述したようにクラス毎の利得関数405から(例えば、信号分類
プロセッサ305によって備えられた信号分類番号tによって示されているよう
に)選択された1つを更新する。
【0037】 具体的には、その選択されたフィルタ405に関連した平均化プロセッサ41
5は指数関数的に以前に存在する選択フィルタ利得関数G M(f,t,i−1
)とともに今すぐに得られた周波数領域利得関数GM(f,t,i)を平均して
更新された選択フィルタ利得関数G M(f,t,i)を提供する。従って、初
期化期間の終わりには、プロセッサ400は抽出されたT個の固定的なフィルタ
利得関数G M(f,t,i)をもち、そして背景雑音の特性が変化しないなら
、さらなる更新は凍結される。初期化の後、適切な固定フィルタ利得関数G M
(f,t,i)は、信号分類プロセッサ305によって備えられた信号分類番号
に従って、単に選択されるだけである。
【0038】 初期化期間中とその後、位相プロセッサ270は、図2に関して上述したよう
に、最小の位相を付加して、最終的な周波数領域利得関数G M(f,i)を提
供する。それから、その最終的な周波数領域利得関数G M(f,i)が(例え
ば、図3のIFFTプロセッサ140によって)変換され、(例えば、図3のフ
ィルタ150に関して)更新された時間領域利得関数g M(i)を提供する。
前のように、雑音が低減された出力信号y(n)は、雑音の入った音声信号x(
n)を一般的な時間領域利得関数g M(i)で畳み込むことによって得られ、
入力と出力との間の信号遅延は小さい(通常は約8サンプル)。
【0039】 一般に、本発明はスペクトラル減算により短い遅延の雑音抑制を実行する方法
及び装置を提供する。代表的な実施形態において、信号フィルタリングは、周波
数領域においてフレーム的な方法で計算されるスペクトラル減算利得関数の時間
領域での表現を用いて、時間領域においてサンプル的な方法で実行される。最小
の位相が、時間領域への変換に先立って、周波数領域利得関数に課され、その結
果、対応する時間領域利得関数が因果的であり、最小のフィルタリング遅延だけ
が導かれる。その結果は、約10dBの典型的な信号対雑音比(SNR)の改善
があり約8サンプルの典型的な遅延が入り込むだけで良好な音質の雑音軽減とな
る。そのような遅延は有線電話システムにおける許容遅延範囲内にうまく入るも
のである。計算上の複雑さは低エネルギーで長時間にわたり定常的な雑音環境で
は固定フィルタのセットを抽出して用いることにより軽減される。そのような場
合、信号対雑音比の改善は通常、良好な音質を保って、おおよそ6〜10dBで
あり、入り込む遅延は再び、おおよそ8サンプルである。
【0040】 当業者であれば、本発明はここで例示の目的のために説明された特定の代表的
な実施形態に限定されるものではなく、数多くのこれに替わる実施形態もまた予
期されることを認識するであろう。例えば、本発明はハンドフリー電話に適用す
るという環境において説明されたが、当業者であれば本発明の教示するところは
、特定の信号成分を抑止することが望ましい何らかの信号処理アプリケーション
にも等しく適用可能であることを認識するであろう。それ故に本発明の範囲は、
前述の説明というよりはむしろ、ここに添付した請求の範囲によって定義され、
その請求の範囲の意味と一貫している全ての同等物が本発明の範囲に含められる
ことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う代表的な雑音低減システムのブロック図である。
【図2】 図1のシステムにおいて用いられる代表的なスペクトラル減算利得関数プロセ
ッサのブロック図である。
【図3】 本発明に従う別の雑音低減システムのブロック図である。
【図4】 図3のシステムにおいて用いられる代表的な利得関数プロセッサのブロック図
である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年5月4日(2001.5.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 出願第09/084,387号と第09/084,503号の周波数領域のス
ペクトラル減算フィルタリング技術は、特に、ブロックを基本としたシステム(
例えば、公知の汎欧州テジタル移動電話方式或いはGSMのようなシステムであ
り、そのシステムで、信号は定義によってサンプルブロック毎に処理される)の
環境ではうまく作用するが、それらの技術に関連したブロック処理回数は、極端
に短い信号処理遅延を要求するアプリケーションには適切でないかもしれない。
例えば、有線電話システムでは、信号遅延の最大許容範囲は、(標準的な8KH
zの電話のサンプリング率で16サンプルに対応する)2ms(ミリ秒)ほどの
短さである。その結果、スペクトラル減算による雑音低減を実行する方法や装置
の改善が必要となる。 米国特許第4,630,305号には、スペクトラル利得の変調による出力で
雑音の抑制された音声信号を生成するために、その入力において利用可能な雑音
の入った音声信号に音声品質改善を実行する雑音抑制システムとともに使用する
自動利得セレクタが記載されている。そのチャネル利得コントローラは、チャネ
ル利得変調器への適用のために、個々のチャネル利得値からなる変調信号を生成
する。特定の利得テーブルセットが、入力信号の全体的な平均背景雑音レベルの
ようなマルチチャネル雑音パラメータに応答して、セレクタスイッチと雑音レベ
ル量子化器によって複数の利得テーブルの1つから自動的に選択される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 21/02 G10L 9/00 F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 クラエッソン, イニヴァル スウェーデン国 ダルビュ エス−240 10, ヘレスタトスヴェーゲン 59 Fターム(参考) 5B056 BB11 BB28 HH00 HH01 5D015 EE05 5K027 BB07 DD18 HH03

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雑音の入った入力信号を時間領域スペクトラル減算利得関数で
    畳み込み、雑音が軽減された出力信号を提供するよう構成された時間領域フィル
    タと、 周波数領域スペクトラル減算利得関数を前記雑音の入った入力信号の関数とし
    て計算するように構成されたスペクトラル減算利得関数のプロセッサと、 前記周波数領域スペクトラル減算利得関数を変換することにより、前記時間領
    域スペクトラル減算利得関数を備えるように構成された変換プロセッサとを有し
    、 前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、数多くの利用可能なスペクト
    ラル減算利得関数から前記周波数領域スペクトラル減算利得関数を選択すること
    を特徴とする雑音軽減プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、初期化期間中
    に、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を生成することを特徴とする請求
    項1に記載の雑音軽減プロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、初期化期間後
    に、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を固定することを特徴とする請求
    項2に記載の雑音軽減プロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数の夫々は、前記雑音
    の入った入力信号の数多くの可能性のあるクラスの1つに対応することを特徴と
    する請求項1に記載の雑音軽減プロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記雑音の入った入力信号は、前記雑音の入った入力信号の測
    定エネルギーのレベルに従って分類されることを特徴とする請求項4に記載の雑
    音軽減プロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記雑音の入った入力信号は、数多くの前もって定義されたエ
    ネルギーレベルの範囲の1つ内にある測定エネルギーレベルをもつものとして分
    類されることを特徴とする請求項5に記載の雑音軽減プロセッサ。
  7. 【請求項7】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数は、前記初期化期間
    後に周期的に再生成されることを特徴とする請求項3に記載の雑音軽減プロセッ
    サ。
  8. 【請求項8】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数は、前記雑音の入っ
    た入力信号の雑音成分の特性が変化するときに、再生成されることを特徴とする
    請求項3に記載の雑音軽減プロセッサ。
  9. 【請求項9】 前記雑音成分の特性が変化したかどうかに関しての判断は、前
    記雑音成分のスペクトラルの内容の評価を測定することによりなされることを特
    徴とする請求項8に記載の雑音軽減プロセッサ。
  10. 【請求項10】 前記雑音成分のスペクトラルの内容は、擬似ランダムな間隔
    でテストされることを特徴とする請求項9に記載の雑音軽減プロセッサ。
  11. 【請求項11】 通信信号の雑音成分を抑制する方法であって、 前記通信信号を時間領域スペクトラル減算利得関数で畳み込み、雑音が抑制さ
    れた出力信号を提供する工程と、 前記通信信号の値に依存して、数多くの利用可能なスペクトラル減算利得関数
    から周波数領域スペクトラル減算利得関数を選択する工程と、 前記選択された周波数領域スペクトラル減算利得関数を変換して、前記時間領
    域スペクトラル減算利得関数を備える工程とを有することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 初期化期間中に、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数
    を生成する工程をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記初期化期間後に、前記利用可能なスペクトラル減算利得
    関数を固定する工程をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 雑音の入った入力信号を分類する工程をさらに有し、 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数の夫々は、前記雑音の入った入力信
    号の数多くの可能性のあるクラスの1つに対応することを特徴とする請求項11
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記雑音の入った入力信号は、前記雑音の入った入力信号の
    測定エネルギーのレベルに従って分類されることを特徴とする請求項14に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 前記雑音の入った入力信号は、数多くの前もって定義された
    エネルギーレベルの範囲の1つ内にある測定エネルギーレベルをもつものとして
    分類されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を、前記初期化期
    間後に周期的に再生成する工程をさらに有することを特徴とする請求項13に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を、前記雑音の入
    った入力信号の雑音成分の特性が変化するときに、再生成する工程をさらに有す
    ることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記雑音成分の特性が変化したかどうかに関しての判断は、
    前記雑音成分のスペクトラルの内容の評価を測定することによりなされることを
    特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記雑音成分のスペクトラルの内容は、擬似ランダムな間隔
    でテストされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 ニアエンドの音を受信し、対応するニアエンド信号を備える
    マイクロフォンと、 前記ニアエンド信号の雑音信号を抑止するように構成されたスペクトラル減算
    プロセッサとを有し、 前記スペクトラル減算プロセッサは、 前記ニアエンド信号を時間領域スペクトラル減算利得関数で畳み込み、雑
    音が軽減されたニアエンド信号を提供するよう構成された時間領域フィルタと、 周波数領域スペクトラル減算利得関数を数多くの利用可能なスペクトラル
    減算利得関数から選択するように構成されたスペクトラル減算利得関数のプロセ
    ッサと、 前記周波数領域スペクトラル減算利得関数を変換することにより、前記時
    間領域スペクトラル減算利得関数を備えるように構成された変換プロセッサとを
    有することを特徴とする電話機。
  22. 【請求項22】 前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、初期化期間
    中に、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を生成することを特徴とする請
    求項21に記載の電話機。
  23. 【請求項23】 前記スペクトラル減算利得関数のプロセッサは、前記初期化
    期間後に、前記利用可能なスペクトラル減算利得関数を固定することを特徴とす
    る請求項22に記載の電話機。
  24. 【請求項24】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数の夫々は、前記ニ
    アエンド信号の数多くの可能性のあるクラスの1つに対応することを特徴とする
    請求項21に記載の電話機。
  25. 【請求項25】 前記ニアエンド信号は、前記ニアエンド信号の測定エネルギ
    ーのレベルに従って分類されることを特徴とする請求項24に記載の電話機。
  26. 【請求項26】 前記ニアエンド信号は、数多くの前もって定義されたエネル
    ギーレベルの範囲の1つ内にある測定エネルギーレベルをもつものとして分類さ
    れることを特徴とする請求項25に記載の電話機。
  27. 【請求項27】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数は、前記初期化期
    間後に周期的に再生成されることを特徴とする請求項23に記載の電話機。
  28. 【請求項28】 前記利用可能なスペクトラル減算利得関数は、前記ニアエン
    ド信号の雑音成分の特性が変化するときに、再生成されることを特徴とする請求
    項23に記載の電話機。
  29. 【請求項29】 前記雑音成分の特性が変化したかどうかに関しての判断は、
    前記雑音成分のスペクトラルの内容の評価を監視することによりなされることを
    特徴とする請求項28に記載の電話機。
  30. 【請求項30】 前記雑音成分のスペクトラルの内容は、擬似ランダムな間隔
    でテストされることを特徴とする請求項29に記載の電話機。
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