JP2002540825A - 指爪を補強及び補修するための方法 - Google Patents

指爪を補強及び補修するための方法

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JP2002540825A
JP2002540825A JP2000608907A JP2000608907A JP2002540825A JP 2002540825 A JP2002540825 A JP 2002540825A JP 2000608907 A JP2000608907 A JP 2000608907A JP 2000608907 A JP2000608907 A JP 2000608907A JP 2002540825 A JP2002540825 A JP 2002540825A
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エル. ジェンセン、ステファニー
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エル. ジェンセン、ステファニー
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Abstract

(57)【要約】 天然の指爪の厚さより薄い、柔軟で、容易に適合可能である材料からなる爪補強要素(10)を含む天然の指爪の補強するための要素及び方法。爪補強要素(10)は、天然の指爪の形に一致するように予備成形及び成形されるか、または接着される天然の指爪の大体の形状に一致するように予備形成及び成形されることが可能である。本発明の天然の指爪を補強するための方法は、天然の指爪の自由端部の底面(下面)の少なくとも一部、及び爪補強要素の上面(20)の少なくとも一部に接着剤(28)を塗布する工程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、概して、天然の指爪を補強するための方法及び要素に関する。本発
明はまた、破損及び損傷した指爪を再び装着または補修するための方法及び要素
に関する。
【0002】 (発明の背景) 消費者は、滑らかで、美しく形状を整えられた指爪の外観を評価する。多くの
女性は、特に、自然で、指爪の大きさ及び形に効果的になじむような外観を有す
る長い指爪を持ちたいと望んでいる。しかし、多くの人々は、指爪を長く伸ばす
ことすらできないか、あるいはその伸ばした指爪は弱く、容易に損傷し易い。
【0003】 指爪の補強、延長、及び/または補修の際に使用するために、種々の人工爪が
提案されてきた。これらの人工爪は、破損の可能性を低減するように、通常、天
然の指爪を補強するために使用される。別な方法としては、人工爪は、天然の指
爪の欠点または損傷を覆い隠すために使用される。当業において周知の人工指爪
は、一般に、二つの種類、すなわち、天然の指爪の上に被せられる事前に形成さ
れた爪と、天然の指爪に液体溶液または接着性組成物を塗布することにより形成
される人工指爪とに分類することができる。
【0004】 通常、事前に形成された(組立て式の)人工爪は、天然の指爪の表面に装着さ
れる。これらの事前に形成された指爪は、通常、アクリル、ファイバーグラスま
たはプラスチックから形成される。しかし、事前に形成された爪は、多くの不都
合を有している。事前に形成された爪は、指のそれぞれの大きさ及び形に従った
特注品ではないので、これらの爪は、不自然で、指及び手にうまくなじまないた
めに、美的観点から見て魅力あるものではない。さらに、事前に形成された爪は
、通常、天然爪の露出した部分(表面)に接着されるので、これらの爪は脱落し
易かったり、または割合簡単にずれてしまいがちである。これらにより、事前に
形成された爪は、特に、天然爪の補強、または保護には効果的ではなく、また人
工爪を頻繁に交換しなければならない。
【0005】 事前に形成された爪の二つの主な不都合は、その使用方法にも関連する。これ
らの製品が、天然爪の上部の露出している表面の大部分の上に接着剤により接着
される場合、通常、人工爪と天然爪との間にエアポケットが形成される。これら
のエアポケットが、人工爪を天然爪の表面から離昇させる。これは、装着者に不
快感を与え、美的にも不満足にさせる。より重要なことに、人工爪が、その間に
空気の隙間を有した状態で天然爪の上に付着していると、この空気の隙間内に細
菌や真菌が入り込み、それによって天然爪及び/またはあま皮に損傷を与え得る
。人工爪が、天然爪の前縁部に接着剤により接着される場合、人工爪と天然爪と
が接する部分に隆起部が形成されるため、天然爪の表面からプラスチックの爪へ
と滑らかに融合させることは困難である。天然爪が伸びて、隆起部があま皮から
より目立つ爪の部分に押し出された場合には、上記隆起部は特に目立つようにな
る。
【0006】 もう一種類の人工爪は、天然爪の元の場所(爪のすぐ上)に人工爪を形成する
ものである。元の場所に形成される人工爪は、その周囲に組成物が塗布され、硬
化される、通常はプラスチック製の型を使用する。その後で、マニキュアリスト
または美容の専門家は、天然爪の表面及び指爪の延長部の表面に接着剤のコーテ
ィングを施す。
【0007】 しかし、この種の形成された人工爪は、また、多くの不都合を有する。例えば
、この種の人工爪の形成には時間が掛かるし、それを行うのは、熟練した専門家
か、またはこのような人工爪の形成方法に経験のある人でなければならない。大
部分の人工爪は、通常、一週間程度しかもたないので、美容師のところに頻繁に
通わなければならない。さらに、人工的に形成された爪が、損傷したり、破損し
たりした場合には、装着者は、その人工爪を修理したり、交換したりするために
、美容師との予約が取れるまで待たなければならない。
【0008】 人工爪を形成することにより得られる結果が、事前に形成された爪をつけた場
合の結果より美的に満足できる場合であっても、このような形成技術から得られ
る結果としては、硬化した組成物、プラスチックの型、及び天然の指爪との間の
しっくり感は完全なものではない。これは、形成プロセス中、通常天然爪の先端
に配置されるプラスチックの型が接着剤を吸収せず、硬化した組成物に一体化さ
れて一片の爪にならないという事実によるものである。その結果、一体化した完
全な一つの爪は形成されない。さらに、プラスチックの型が脱落すると、硬化し
た組成物が残り、外観上、半分の爪または二つの異なる厚さを有する一つの爪に
見える。
【0009】 さらに重大な制約は、形成された人工爪は、一般に、後の損傷または天然爪か
らの分離及び脱落から天然爪を保護するのに十分な硬度を有していないことに由
来する。それ故、形成した人工爪を装着しても、天然爪が長く成長するのに十分
な支持を行うようには、天然爪は十分に補強されない。
【0010】 人工爪を使用した場合の一般的な問題は、事前に形成された爪も、その場で形
成される爪も、天然爪を有意に厚くし、それにより、その装着者がその人の爪を
自然に伸ばしているのではないことが明白になってしまうことである。天然の指
爪の表面に装着または接着される人工爪を使用すると、指爪の表面を損傷する恐
れがあり、かつ/または指爪を脆くする恐れがある。さらに、利用者の爪が、大
きく、湾曲している場合(すなわち、爪甲鉤湾症)、または卵の殻状の爪(すな
わち、爪軟化症:爪の縁部において下に湾曲している、柔らかく、薄く、白い爪
)の場合には、人工爪を装着するのは、多くの場合、困難であるか、または不可
能である。
【0011】 1991年4月9日にアイロット(「Aylott」)に付与された米国特許
第5,005,595号は、天然爪の表面上に人工爪を装着することに依らない
、破損または分裂した指爪を補修するための方法及び要素を教示している。アイ
ロットの要素は、天然爪の下にこの要素を位置させるための支持部分と、天然の
指爪の縁部に対して上記支持部分を突き合わせるためのリップと、上記リップを
扱うめに、上記支持部分に装着されるハンドル部分とを必要とする。支持部分に
接着剤を塗布し、それに上記要素を固定するために、天然の指爪の縁部下に、突
き合わせて、上記支持部分のリップを位置させ、ハンドル部分を除去することに
より上記要素は天然爪に装着される。
【0012】 上記アイロットの方法も、多くの不都合を有する。アイロットの要素は、三つ
の独立した部分、すなわち、ハンドル部分と、支持部分と、リップにより上記支
持部分から分離されている前面とを有するように形成されている。この特殊な構
成は、特殊な型と、恐らくその製造を高価で、時間の掛かるものにする成形工程
とを必要とする。アイロットの要素のこの構成は、同様に、天然の指爪に接着す
るために、要素を操作し、正しい位置に保持するのにハンドル部分に依存してい
る。しかし、使用中、ハンドル部分は、要素の中央部分に圧力を加えるだけであ
り、要素の側面上には一定の圧力を加えない。それ故、要素全体と天然の指爪と
の間に圧力が連続的に加わらず、要素の一部が装着されず、露出する恐れがある
。アイロットの方法は、複数の工程を実行しなければならないために、熟練が必
要であり、時間も掛かる。指爪に要素を装着すた後で、支持部分からハンドル部
分を切り離さなければならないし、天然爪の頂部に充填材を供給する前、または
仕上げを行う前に、支持部分を必要な形状に形成しなければならない。他の人工
爪の場合と同様に、アイロットの要素は、卵の殻状の爪、または、大きくて、湾
曲している爪に適合するようには形成されていない。
【0013】 よって、実行するのに大した材料も技術も必要とすることなく、かつ必要な場
合にはすぐに、好適に安価に実行することが可能な、天然爪を補強し、再装着し
、補修するための方法の開発が待望されている。長くて、丈夫な天然爪を伸ばす
ことが困難な人が、装着者の指爪の自然な外観を損なう材料または要素の補助を
有することなく、天然爪の頂面上の材料の取付けだけに依存せずに、かつ、天然
の指爪を伸ばすことが可能な方法及び要素の開発も待望されている。
【0014】 (発明の開示) 本発明は、天然の指爪を補強するための要素及び方法に関する。爪補強要素は
、天然の指爪の厚さより薄い、柔軟で、容易に適合可能な材料からなる。爪補強
要素は、天然の指爪の形に対応するように予備形成・成形されるか、それが装着
されるか、または接着される天然の指爪の概略形状に対応するように形成される
ことが可能である。
【0015】 本発明の天然の指爪を補強するための方法は、天然の指爪の自由端部の底面(
下面)の少なくとも一部、または爪補強要素の上面の少なくとも一部に接着剤を
塗布する工程を有する。爪補強要素の本体の上面と天然の指爪の底面とが接触す
るように、爪補強要素は天然の指爪の下に位置する。接着剤はまた、天然の指爪
の表面の少なくとも一部、または爪補強要素の側面の表面の少なくとも一部に塗
布される。爪補強要素は、爪補強要素の側面の上面と、天然爪の上面とが接触す
るように、折り曲げられる側面を備える。その後、爪補強要素は、爪補強要素の
上面と、天然の指爪の上面及び底面とを確実に接着させるために、安定した位置
に維持される。
【0016】 前記方法は、さらに、天然の指爪が成長、すなわち長さが伸長した後、爪補強
要素を除去する工程と、天然爪の底面及び/または上面の少なくとも一部、また
は第2の爪補強要素の上面の少なくとも一部に接着剤を再度塗布する工程と、伸
びた天然爪に第2の爪補強要素を装着、または接着させる工程を備える。
【0017】 本発明の方法の別の実施形態においては、破損した指爪を再度装着するための
方法は、分離部分の底面及び/または上面と、破損した指爪の残りの部分との少
なくとも一部、または爪補強要素の上面の少なくとも一部に接着剤を塗布する工
程を備え。その後、爪補強要素は、爪補強要素の上面と指爪の分離部分の底面と
が接触するように位置決めされる。爪補強要素は、同様に、爪補強要素の上面と
破損した指爪の残りの部分の底面とが接触するように、位置決めされる。爪補強
要素の側面は、折り曲げられ、破損した指爪の分離部分及び残りの部分の頂面に
接着され、爪補強要素は、爪補強要素の上面と、破損した指爪の分離部分及び残
りの部分の底面及び頂面とを確実に接着するために、安定した位置に保持または
維持される。
【0018】 本発明の方法の別の実施形態の場合には、破損した指爪を補修するための方法
は、破損した指爪の底面及び/または上面の少なくとも一部、または爪補強要素
の上面に接着剤を塗布する工程を備える。その後、爪補強要素は、爪補強要素の
上面と破損した指爪の底面とが接触するように位置決めされる。その後、爪補強
要素は、爪補強要素の上面と天然の指爪の底面とを確実に接着するために、安定
した位置に保持または維持される。爪補強要素が天然の指爪に装着されるか、ま
たは接着されると、指爪の破損した部分の下にある爪補強要素の一部に充填材が
付与されて、指爪の損傷部分を充填する。爪補強要素の側面は、損傷して充填さ
れた爪の頂面上に折り曲げられて接着され、爪補強要素は、爪補強要素の上面と
、損傷して充填された指爪の底面及び頂面とを確実に接着するために、安定した
位置に維持または維持される。
【0019】 本発明の爪補強要素のさらに別の実施形態では、爪補強要素の側面は、爪補強
要素側面が天然の指爪の頂面に折り曲げられて接着されると、天然爪の頂面上に
装飾的模様を形成するように形成される。
【0020】 本明細書の終わりには、本発明と見なされる内容をより詳細に指摘し、明確に
特許請求している特許請求の範囲が記載されているが、添付の図面を参照しなが
ら本発明の下記の説明を読むことにより、本発明をより容易に理解することが可
能である。
【0021】 (発明を実施するための最良の形態) 図1を参照すると、本発明の爪補強要素10の第1の実施形態の平面図が示さ
れている。爪補強要素10は、天然の指爪の形状に適合するために十分な弾性を
有し、かつ天然の指爪に装着された後に、天然の指爪を支持するのに十分な硬度
を有している柔軟な材料の薄いシートから形成され得る。爪補強要素10を形成
する際に使用するための適当な材料としては、例えば、ポリマ、アセテート、プ
ラスチック、グラファイト繊維、ビニール、ゴムまたはファイバーグラス等があ
る。しかし、爪補強要素10は、最も好ましくは、絹またはリンネルを用いて形
成される。爪補強要素10は、本体11、前縁部14、背縁部12、側面16及
び側面18、及び本体11の上面と、側面16及び側面18の上面とを有する上
面20を有する。
【0022】 爪補強要素10の側面16及び側面18は、任意の適当な形状及び大きさにす
ることが可能である。最も好ましくは、側面16及び側面18は、爪補強要素1
0が天然の指爪に装着された場合に、爪床に隣接する天然の指爪の側面に位置す
る応力点を被覆可能な形状及び大きさに形成することが好ましい。
【0023】 爪補強要素10は、使用する材料の固有の強度により変化するであろう、必要
な任意の厚さにされ売る。好ましくは、爪補強要素10の厚さは、天然の指爪の
厚さより薄く、最も好ましくは、天然の指爪の厚さの半分以下の厚さを有する。
薄い材料を使用すれば、爪補強要素10を視認できないようにさせるか、ほとん
ど目立たないようにさせることにより、補強した指爪の美的外観が改善される。
爪補強要素10は、好ましくは、天然の指爪の表面に爪補強要素10を廃止した
場合に、天然の指爪と爪補強要素10との間に捕捉された空気が抜けるのを容易
にする孔15を備えることが好ましい。爪補強要素10は、天然の指爪に対する
爪補強要素10の接着を促進または増強するように表面積を増大させる、ギャッ
プ、隆起部、チャネルまたは任意の他の刻み目、シボまたは模様を上面20上に
備えることができることも理解される。
【0024】 爪補強要素10は、天然の指爪の露出しているより低い表面部分(図2のより
低い表面26参照)の形状に一致するように、切断または研磨のような任意の適
当な手段で形成・成形され得る。このようにして、天然の指爪に容易に適用でき
るように、爪補強要素10を予め成形することが可能である。これに代わって、
天然の指爪補強要素10を補強される天然の指爪の概略的な形状及び大きさに最
初に形成し、指爪への接着が完了した後、図7及び図8を参照して、以下にさら
に詳細に説明するように、天然の指爪の輪郭により適合するように成形すること
が可能である。爪補強要素10の弾性的、かつ柔軟な性質と、該要素は所望の形
状に形成され得ることとにより、爪補強要素10は、任意の形状及び大きさ(例
えば、大きな湾曲した爪及び卵の殻状の爪)を有する指爪に容易に適合させるこ
とが可能である。
【0025】 図2、図3及び図5は、天然の指爪を補強するために、この爪に爪補強要素1
0を装着するための方法を示す。図2に示すように、瞬間接着剤(例えば、「ス
パーグルー(SUPERGLUE)」)のような接着剤28は、天然の指爪の下
面(下側の面)26に塗布される。これに代わって、接着剤28を下面26に塗
布する代わりに、爪補強要素10の本体11の上面20に塗布することも可能で
ある。また、接着剤28を爪補強要素10の上面20と下面26の双方に塗布す
ることも可能である。さらに別の実施形態では、天然の指爪の下面26への接着
剤の塗布を容易にするために、爪補強要素10の上面20を接着剤で前処理する
ことにより、天然の指爪に爪補強要素10を装着する前に、上面20または下面
26に接着剤を塗布する必要がなくなる。
【0026】 図3に示すように、その後、爪補強要素10の上面20は、天然の指爪の下面
26の上に配置される。その場合、爪補強要素10と下面26との間の接触を最
大にするために、好ましくは、背縁部12は指と接触している天然の指爪の部分
24(すなわち、下爪皮)と当接する。その後、爪補強要素のすべての皺を滑ら
かにするために、爪補強要素10と天然の指爪の表面との間に捕捉されたすべて
の空気を除去するために、または爪補強要素を理想的な位置に確実に設置するた
めに、爪補強要素を操作することが可能である。
【0027】 図4の工具51は、爪補強要素10が、天然の指爪と接触した状態で設置され
た後に、爪補強要素10を操作するために使用することが可能である。工具51
は、好ましくは、天然の指爪の下面にほぼ適合する形の平滑な表面を有する。ま
た、好ましくは、工具11は、薄いが、爪補強要素10上に圧力を加えるのに十
分な剛性を有し、さらに工具11が爪補強要素10に接着された場合には、美容
師が工具11を所定位置に置いたまま、十分硬質な工具11を天然の指爪の形及
び輪郭に適合するように形成し得るように、柔軟で、成形可能であることが好ま
しい。
【0028】 下面26上の所定位置に設置した後に、爪補強要素10は、爪補強要素10の
上面20と天然の指爪の下面26とが確実に良好に接着するように、所定位置に
維持される。指で爪補強要素10に対して押し付けることによるか、またはユー
ザが、天然の指爪の下から到達して、下面26に対して押し付けることを可能に
する任意の適当に形成された装置または要素(例えば、ワニ口クリップ、ピンセ
ット等)を使用することにより、爪補強要素10を所定位置に維持することが可
能である。また、爪補強要素10と天然の指爪との間の接着を完了するために、
下面26上に側面16及び側面18に隣接する、または上に位置する位置に、頂
面20を固定し維持する目的で、任意の周知の装置(例えば、クランプ)を使用
することが可能である。これに代わって、ピンセット、ワニ口クリップ、クラン
プ等を使用して、天然の指爪の底面と工具51との間に爪補強要素10を挟み込
むことによって爪補強要素10を所定位置に維持することが可能である。
【0029】 図5に示すように、天然の指爪の下面上に、爪補強要素10を正しく配置した
後に、瞬間接着剤(例えば、「スパーグルー」)のような接着剤28が、天然の
指爪の頂面30に塗布される。これに代わって、接着剤28を天然の指爪の頂面
30に塗布する代わりに、爪補強要素10の側面16,18の上面20に塗布す
ることも可能である。また、接着剤28を、爪補強要素10の側面16,18の
上面20と、天然の指爪の頂面30との双方に塗布することも可能である。さら
に別の実施形態の場合には、天然の指爪の頂面30への接着剤の塗布を容易にす
るために、爪補強要素10の上面20を接着剤で前処理することにより、上面2
0または頂面30に接着剤を塗布する必要がなくなる。
【0030】 側面16,18の上面及び/または頂面30の上に接着剤28を塗布した後、
側面16及び側面18は、頂面30上に折り曲げられて頂面30と接触して配置
される。側面16,18の上面20と天然の指爪の頂面30との間に捕捉されて
いる空気を除去し、また、折り曲げた側面16,18を理想的な位置決めを保障
するために、折り曲げた側面16,18を操作することが可能である。天然の指
爪の頂面30に側面16,18を折り曲げて接着することは、補強が増強され、
かつほぼ均等に分配されるために、非常に望ましいことである。
【0031】 図6に示すように、側面16,18が天然の指爪の頂面30上に折り曲げられ
て接着された場合に、模様が形成されるように、爪補強要素10の側面16,1
8を成形することが可能である。爪補強要素10の側面16,18は、種々の模
様を形成するように、予め成形され得る。例えば、側面16,18は、季節的な
模様(クリスマスツリー、かぼちゃの提灯、ハート、シャムロック等)、動物、
文字または数字を形成するように予め成形され得る。爪補強要素10の側面16
,18は、個々のデザインのニーズに適合するように、美容師によって注文成形
され得る。しかし、爪補強要素10の側面16,18は、また、模様を有さなく
てもよいし、また補強の目的だけに役に立つように成形されてもよいことが理解
されよう。
【0032】 図1、図3及び図5に示す爪補強要素10は、使用する前に予め成形される。
別な適用方法の場合には、爪補強要素10は、最初、図7に示すように、補強し
ている天然の指爪を覆う大体の形状及び大きさに形成される。その後で、図8に
示すように、図2、図3及び図5に関して前述した方法に従って、爪補強要素1
0が、天然の指爪の下面26に装着または接着される。下面26への接着が完了
した後に、爪補強要素10の側面16及び側面18は、美容用の鋏による切断ま
たは鑢掛け等によって成形されて、所望の輪郭及び形状に適合させられ得る。爪
補強要素10の下面26への接着が完了した後に、天然の指爪の輪郭及び形状に
適合するように、また、折り曲げて、頂面30に接合または接着した後に模様を
形成するように、側面16,18を成形することが可能であるも理解されよう。
【0033】 爪補強要素10の適用方法は、また、爪補強要素10を天然の指爪に装着した
後で、爪補強要素10の鑢掛けすることも備え得る。側面16,18が折り曲げ
た後に模様を形成するように成形されていない場合には、天然の指爪を平滑にす
るか、または天然の指爪の輪郭に爪補強要素10をなじませるために、折り曲げ
た側面16,18において鑢掛けを行ってもよい。折り曲げた後に、側面16,
18が模様を形成する場合でも、必要であれば、爪補強要素10を平滑にし、成
形するために、折り曲げた側面16,18に鑢を掛けてもよい。
【0034】 本発明の方法により、爪補強要素10により補強した、天然の指爪32の断面
図を表す図9に示すように、爪補強要素10は、この要素が装着される天然の指
爪32の厚さの何分の1かの厚さを有している。好ましい実施形態の場合には、
爪補強要素10の厚さは、約2ミル〜約10ミルである。そのため、接近して目
見ても、爪補強要素10は、この要素が装着される天然の指爪に関して、ほとん
ど視認できないか、あるいは全く目立たなくなる。
【0035】 図10及び図11を参照すると、天然の指爪を補強するためのこの方法は、破
損した爪の分離部分を再装着するためにも使用することが可能である。図10に
示すように、この再装着は、破損した指爪の分離部分40に接着剤26を塗布す
ることにより行うことが可能である。図11に示すように、その後、背縁部12
を含む爪補強要素10の部分を破損した指爪の分離部分40の上に重ねて配置す
るように、爪補強要素10は分離部分40の下面(下側の面)42上に装着され
る。分離部分40と装着された爪補強要素10とは、破損した指爪の下面上に配
置され。この場合、好ましくは、図3に関して前述したのと同様の技術を使用し
て、背縁部12は指と接触している天然の指爪の一部24に当接している。その
後に、爪補強要素10の上面20と、天然の指爪の下面とを良好な接着を確実に
するために、爪補強要素10は所定位置に維持され、図5において前述したのと
同様な技術を用いて、側面16,18は天然の指爪の頂面30上に折り曲げられ
て、接着される。
【0036】 天然の指爪を補強するためのこの方法は、また、損傷した指爪(例えば、欠け
た指爪、または割れた指爪)を補修するためにも使用され得る。このような補修
は、図1〜図4に関して説明した技術に従うことにより行われ得る。事前に形成
された爪補強要素10を、図12に示すように、天然の指爪32に装着した後に
、天然の指爪の損傷した部分48を充填するために、この損傷した部分48の下
に位置する爪補強要素10の一部に、任意の適当な補強材料(例えば、ポリマ性
充填材料)を装着することにより、天然の指爪の損傷した部分48を補修するこ
とが可能である。
【0037】 これに代わって、損傷した指爪の補修するための上記方法は、天然の指爪の形
状に適合するように事前に成形されていない爪補強要素10を使用することと、
天然の指爪に爪補強要素10を装着することと、上記のように、損傷した指爪を
補修することとにより行われ得る。天然の指爪32への接着が完了した後に、装
着される天然の指爪の輪郭にとりわけ適合するように、美容用の鋏による切断ま
たは鑢掛けのような方法で、爪補強要素10を成形することが可能である。
【0038】 図10、図11及び図12に関して説明した方法を参照すると、これに代わっ
て、接着剤28を天然の指爪の下面に塗布する代わりに、爪補強要素10の上面
20に塗布することが可能であることが理解される。また、接着剤28を爪補強
要素10の上面20及び下面26の双方に塗布することも可能である。さらに別
の実施形態の場合には、天然の指爪の下面26への接着剤の塗布を容易にするた
めに、爪補強要素10の上面20を接着剤で前処理することが可能であり、それ
により、天然の指爪に爪補強要素10を装着する前に、上面20または下面26
に接着剤を塗布する必要がなくなる。
【0039】 意図する用途に関係なく(すなわち、天然の指爪の補強であれ、補修であれ、
再装着であれ)、爪補強要素10を装着すると、プロセスを実行している間、自
然で美しい外観を維持すると同時に、装着者が長い指爪を伸ばすことが可能であ
るように天然の指爪に必要な支持及び構造を提供する。有利には、上記装着方法
により、爪補強要素10を使用すると、天然の指爪は自然に、成長を阻害されな
いで成長することが可能であり、さらに、天然の指爪の側面に位置する応力点、
特に、天然の指爪の自由縁部と爪の底が合流する場所を補強することが可能であ
る。本明細書に記載する爪補強要素10を使用すれば、天然の指爪の頂面30上
に、エンボス加工または三次元の彫り模様を形成することが可能である。
【0040】 さらに、天然の指爪が成長するにつれて、爪補強要素10も天然の指爪と一緒
に伸びる。そのため、天然の指爪が成長するにつれて、爪補強要素10が外側に
向かって伸びて、指から離れていくと、爪補強要素10を除去し、上記方法によ
り、天然の指爪の大きくなった露出している下面部(すなわち、図2の下面26
)の形と適合するように、事前に形成された新しい爪補強要素10と交換するこ
とが可能である。これに代わって、爪補強要素10を、天然の指爪の、全体にわ
たる形状及び大きさ、または大体の形状及び大きさに一致するよう最初に形成し
、その後、天然の指爪に装着または接着させた後に、天然の指爪の輪郭にとりわ
け適合するように成形することも可能である。
【0041】 爪補強要素10は、個々に、または天然の指爪を補強し、再装着し、及び/ま
たは補修するために必要な品目の組み合わせを含むキットの一部として、本願に
記載の任意の形態(例えば、事前に成形された形態、成形されていな形態、接着
剤が事前に塗布されている形態など)で販売することが可能である。該キットは
、例えば、一つまたはそれ以上の爪補強要素10、接着剤、一丁の爪用の鋏また
は爪用の鑢、天然の指爪に対して爪補強要素10を操作し、押し付けるのに使用
するための要素、及び補強材料を含むことが可能である。
【0042】 説明のために、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、当業者で
あれば、添付の特許請求の範囲に開示してある、本発明の精神及び範囲から逸脱
することなく、本発明を種々に修正し、追加し、置き換えることが可能であるこ
とを認識するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の爪補強要素の好ましい実施形態の斜視図。
【図2】 天然の指爪の底面への接着剤の塗布を示す斜視図。
【図3】 天然の指爪に対する爪補強要素の適用を示す斜視図。
【図4】 爪補強要素が天然の指爪と接触して配置された場合、爪補強要素
を操作するのに有用な工具を示す図。
【図5】 天然の指爪の底面に装着された爪補強要素の斜視図。
【図6】 天然爪に適用される装飾的模様を有するような大きさ及び形状に
形成された爪補強要素を示す図。
【図7】 天然爪の輪郭に適合するように形成される前の、天然爪の底面に
装着された爪補強要素の別の好ましい実施形態を示す斜視図。
【図8】 天然爪の底面に装着された後の図7の爪補強要素を示す図。
【図9】 本発明の爪補強要素で補強した天然爪の部分断面図。
【図10】 破損した指爪の分離部分の底面への接着剤の塗布を示す斜視図
【図11】 爪補強要素を使用して、破損した指爪を再度装着する方法を示
す図。
【図12】 爪補強要素を使用して、損傷した指爪を補修するための方法を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然の指爪を補強し、強化するための方法であって、 本体と、第1の側面と、第2の側面と、上面とを有する柔軟な爪補強要素を準
    備する工程と、 前記天然の指爪の下面の少なくとも一部、または前記天然の指爪の頂面の少な
    くとも一部、または前記柔軟な爪補強要素の上面の少なくとも一部に接着剤を塗
    布する工程と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と、前記天然の指爪の下面とが接触するように、
    前記天然の指爪の下面の湾曲に、前記柔軟な爪補強要素の本体を適合させる工程
    と、 前記天然の指爪の頂面と、前記柔軟な爪補強要素の上面とが、形状がほぼ一致
    して接触するように、前記柔軟な爪補強要素の第1の側面と、第2の側面とを折
    り曲げる工程と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と、前記天然の指爪の下面と、前記天然の指爪の
    頂面とを確実に接着させるために、前記柔軟な爪補強要素を安定した位置に維持
    する工程とを備える方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記天然の指爪の下面に接
    着剤を塗布する前に、前記天然の指爪の下面の形状に適合するように、前記柔軟
    な爪補強要素の本体を成形する工程をさらに備える方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記天然の指爪の下面の湾
    曲に、前記柔軟な爪補強要素の本体を適合させた後に、前記天然の指爪の頂面の
    輪郭に適合するように、前記柔軟な爪補強要素の第1の側面及び第2の側面を成
    形する工程をさらに備える方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、前記接着剤を、前記天然の
    指爪の下面の少なくとも一部と、前記天然の指爪の頂面の少なくとも一部と、前
    記柔軟な爪補強要素の上面の少なくとも一部とに塗布する工程を備える方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記柔軟な爪補強要素の第
    1の側面及び第2の側面が、前記天然の指爪の頂面上に装飾的模様を形成するよ
    うに成形される方法。
  6. 【請求項6】 天然の指爪の補強、強化、または補修するための爪補強要素
    であって、 前記天然の指爪の自由縁部の下面の湾曲にほぼ一致するように湾曲している柔
    軟な本体と、 前記柔軟な本体上の第1の縁部と第2の縁部と、該第2の縁部は爪床の弓形の
    輪郭にほぼ一致するように成形されていることと、 前記柔軟な本体上の側面と、該側面は前記天然の指爪の側面に沿って、前記天
    然の指爪の頂面上へと湾曲するように成形されて適合されていることとを備える
    爪補強要素。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の要素において、前記爪補強要素の側面が、
    前記天然の指爪の頂面上に装飾的模様を形成するように成形されている要素。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の要素において、前記模様が三次元のデザイ
    ンからなる要素。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の要素において、前記模様が英数字のデザイ
    ンからなる要素。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の要素において、前記爪補強要素の側面が
    、前記天然の指爪の頂面の湾曲にほぼ一致するように成形されている要素。
  11. 【請求項11】 破損した指爪を再度装着するための方法であって、 本体と、第1の側面と、第2の側面と、上面とを有する柔軟な爪補強要素を準
    備する工程と、 破損した指爪の分離部分と残りの部分の下面との少なくとも一部、または前記
    柔軟な爪補強要素の上面に接着剤を塗布する工程と、 前記の柔軟な爪補強要素の上面と、前記破損した指爪の分離部分の下面とが接
    触するように、前記天然の指爪の下面の湾曲に、前記柔軟な爪補強要素の本体を
    適合させる工程と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と、前記破損した指爪の残りの部分の下面とが接
    触するように前記柔軟な爪補強要素を位置決めする工程と、 前記天然指の頂面と、前記柔軟な爪補強要素の上面とがほぼ適合して接触する
    ように、前記柔軟な爪補強要素の第1の側面と、第2の側面とを折り曲げる工程
    と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と、前記の破損した指爪の分離部分及び残りの部
    分の下面とを確実に接着するために、前記柔軟な爪補強要素を安定した位置に維
    持する工程とを備える方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、破損した指爪の分離部
    分及び残りの部分の下面に接着剤を塗布する前に、破損した指爪の分離部分及び
    残りの部分の下面の輪郭に適合するように、前記柔軟な爪補強要素の本体を成形
    する工程をさらに備える方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法において、前記天然の指爪の下面
    の湾曲に、柔軟な爪補強要素の本体を適合させた後に、前記破損した指爪の分離
    部分及び残りの部分の頂面の輪郭に適合するように、前記柔軟な爪補強要素の第
    1の側面と第2の側面とを成形する工程をさらに備える方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の方法において、前記爪補強要素が、前
    記天然の指爪の厚さより薄い厚さを有する方法。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の方法において、前記柔軟な爪補強要素
    の前記第1の側面及び第2の側面が、前記天然の指爪の頂面上に装飾的模様を形
    成するように成形される方法。
  16. 【請求項16】 損傷した指爪を補修するための方法であって、 本体と、第1の側面と、第2の側面と、上面とを有する柔軟な爪補強要素を準
    備する工程と、 損傷した指爪の下面の少なくとも一部、または前記柔軟な爪補強要素の上面の
    少なくとも一部に接着剤を塗布する工程と、 前記の柔軟な爪補強要素の上面と、前記損傷した指爪の前記下面とが接触する
    ように、前記天然の指爪の下面の湾曲に前記柔軟な爪補強要素の本体を適合させ
    る工程と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と、前記天然の指爪の下面とを確実に接着するた
    めに、前記爪補強要素を安定した位置に維持する工程と、 前記損傷した指爪の損傷部分を充填するために、破損した指爪の破損部分の下
    に位置する前記爪補強要素の一部にある材料を塗布する工程と、 前記損傷した指爪の頂面と、前記柔軟な爪補強要素の上面とがほぼ一致して接
    触するように、前記柔軟な爪補強要素の第1の側面と、第2の側面とを折り曲げ
    る工程と、 前記柔軟な爪補強要素の上面と前記の損傷した指爪の頂面とを確実に接着する
    ために、前記柔軟な爪補強要素を安定した位置に維持する工程とを備える方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、さらに、損傷した指爪
    の下面に接着剤を塗布する前に、前記の破損した指爪の下面の輪郭に適合するよ
    うに、前記柔軟な爪補強要素の本体を成形する工程を含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の方法において、前記損傷した指爪の下
    面の湾曲に、前記柔軟な爪補強要素の本体を適合させた後、前記損傷した天然の
    指爪の頂面の輪郭に適合するように、前記柔軟な爪補強要素の第1の側面及び第
    2の側面を成形する工程をさらに備える方法。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載の方法において、前記接着剤は、前記損
    傷した指爪の下面の少なくとも一部と、前記損傷した指爪の頂面の少なくとも一
    部と、前記柔軟な爪補強要素の上面の少なくとも一部とに塗布される方法。
  20. 【請求項20】 請求項16に記載の方法において、前記柔軟な爪補強要素
    の第1の側面及び第2の側面が、前記天然の指爪の頂面上に装飾的模様を形成す
    るように成形される方法。
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