JP2002539694A - ユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信を確立する方法 - Google Patents
ユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信を確立する方法Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/22—Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W74/00—Wireless channel access
- H04W74/08—Non-scheduled access, e.g. ALOHA
- H04W74/0866—Non-scheduled access, e.g. ALOHA using a dedicated channel for access
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- H04W8/245—Transfer of terminal data from a network towards a terminal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ユーザ装置(UE)と無線ネットワーク(UTRAN)との間に通信リンクを確立するときにランダムアクセスの性能を改善するための方法であって、上記ユーザ装置(UE)から上記無線ネットワーク(UTRAN)へランダムアクセスメッセージ(RAM)を送信する段階を含み、このランダムアクセスメッセージ(RAM)が上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす情報を含む方法を提案する。これにより、ネットワークは、ターミナルの能力をできるだけ早期に知り、従って、ネットワークにより遂行される全ての機能をターミナルの能力に適合するように最適化することができる。
Description
【0001】
本発明は、ユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信リンクを確立するとき
にランダムアクセスを遂行する方法に係る。更に、本発明は、このような方法に
適用される各ユーザ装置及びネットワーク制御装置、並びにそれらで構成された
テレコミュニケーションシステムに係る。
にランダムアクセスを遂行する方法に係る。更に、本発明は、このような方法に
適用される各ユーザ装置及びネットワーク制御装置、並びにそれらで構成された
テレコミュニケーションシステムに係る。
【0002】
最近、無線テレコミュニケーションネットワークが広く普及している。更に、
最近開発されたほとんどのネットワーク及び/又は現在開発中のネットワーク、
例えば、いわゆる第3世代即ちUMTS(ユニバーサル移動テレコミュニケーシ
ョンシステム)ネットワークは、益々多くのサービス(インターネットアクセス
やショートメッセージサービスSMS等の)をネットワーク加入者に提供する。 一般に、このようなUMTSネットワークシステムは、以下に簡単に述べるハ
イアラーキーアーキテクチャーを採用している。 UMTSネットワークは、コアネットワークCN、無線アクセスネットワーク
UTRAN(UMTS地上無線アクセスネットワーク)、及びユーザ装置UEの
主要部分で構成される。ユーザ装置UE(移動ターミナル装置又は移動ステーシ
ョン)との間のインターフェイスは、Uu(アップリンクUL及びダウンリンク
DL送信用のエアインターフェイス)と称される。UTRANとコアネットワー
クCNとの間のインターフェイスは、Iuと称される。
最近開発されたほとんどのネットワーク及び/又は現在開発中のネットワーク、
例えば、いわゆる第3世代即ちUMTS(ユニバーサル移動テレコミュニケーシ
ョンシステム)ネットワークは、益々多くのサービス(インターネットアクセス
やショートメッセージサービスSMS等の)をネットワーク加入者に提供する。 一般に、このようなUMTSネットワークシステムは、以下に簡単に述べるハ
イアラーキーアーキテクチャーを採用している。 UMTSネットワークは、コアネットワークCN、無線アクセスネットワーク
UTRAN(UMTS地上無線アクセスネットワーク)、及びユーザ装置UEの
主要部分で構成される。ユーザ装置UE(移動ターミナル装置又は移動ステーシ
ョン)との間のインターフェイスは、Uu(アップリンクUL及びダウンリンク
DL送信用のエアインターフェイス)と称される。UTRANとコアネットワー
クCNとの間のインターフェイスは、Iuと称される。
【0003】 コアネットワークCNは、UTRANに関連しない要素、例えば、移動交換セ
ンターMSC及び/又はゲートウェイ移動交換センターGMSCで構成される。
ゲートウェイ移動交換センターGMSCは、UMTSネットワークと、別のネッ
トワーク、例えば、公衆交換電話ネットワークPSTN又はISDN(サービス
総合デジタル網)ネットワーク或いはインターネットとの間のインターフェイス
を形成する。 UTRANネットワークは、Iurと称するインターフェイスを経て互いに通
信する無線ネットワークサブシステムRNSで構成される。個々の無線ネットワ
ークサブシステムは、Iubと称されるインターフェイスを経て少なくとも1つ
のいわゆるNode_B Bと通信する無線ネットワークコントローラで構成さ
れる。各Node_Bの受信エリアは、セルCと称される。 以上、ネットワークシステムの構造概略のみを説明したが、それら概略要素間
にどんな特定機能及び相互関係が存在するかは当業者に明らかであろうから、ネ
ットワークシステムは、ここでは、詳細に説明する必要がなかろう。
ンターMSC及び/又はゲートウェイ移動交換センターGMSCで構成される。
ゲートウェイ移動交換センターGMSCは、UMTSネットワークと、別のネッ
トワーク、例えば、公衆交換電話ネットワークPSTN又はISDN(サービス
総合デジタル網)ネットワーク或いはインターネットとの間のインターフェイス
を形成する。 UTRANネットワークは、Iurと称するインターフェイスを経て互いに通
信する無線ネットワークサブシステムRNSで構成される。個々の無線ネットワ
ークサブシステムは、Iubと称されるインターフェイスを経て少なくとも1つ
のいわゆるNode_B Bと通信する無線ネットワークコントローラで構成さ
れる。各Node_Bの受信エリアは、セルCと称される。 以上、ネットワークシステムの構造概略のみを説明したが、それら概略要素間
にどんな特定機能及び相互関係が存在するかは当業者に明らかであろうから、ネ
ットワークシステムは、ここでは、詳細に説明する必要がなかろう。
【0004】 ここで、ユーザが使用するユーザ装置UEの形式に基づいて、及び/又はどこ
で、即ちどんな無線アクセスネットワーク及び/又はどんな無線ネットワークサ
ブシステム(及び/又はどのネットワークオペレータの)においてユーザが自分
のユーザ装置を使用するかに基づいて、ユーザ装置が遂行できる種々の機能がイ
ネーブル及び/又はディスエイブルされる。換言すれば、各ユーザ装置は、幾つ
かの能力を有するが、ターミナル装置が使用される無線ネットワークによって全
ての能力がサポートされるのではなく、又、ネットワークは、ユーザ装置が遂行
できる以上の機能的特徴を与える。 ユーザ装置の能力は、UMTSネットワークに関連したいわゆる「UE能力」
情報に第3世代のテレコミュニケーションネットワークとして説明されている。
(以前は、GSMシステムに関連して、ターミナル装置に関するこの種の情報は
「MSクラスマーク情報」と称されていた。)従って、各ユーザ装置と無線アク
セスネットワークUTRANとの間の通信を行うためには、ネットワークがター
ミナル装置の能力を知ることが必要である。
で、即ちどんな無線アクセスネットワーク及び/又はどんな無線ネットワークサ
ブシステム(及び/又はどのネットワークオペレータの)においてユーザが自分
のユーザ装置を使用するかに基づいて、ユーザ装置が遂行できる種々の機能がイ
ネーブル及び/又はディスエイブルされる。換言すれば、各ユーザ装置は、幾つ
かの能力を有するが、ターミナル装置が使用される無線ネットワークによって全
ての能力がサポートされるのではなく、又、ネットワークは、ユーザ装置が遂行
できる以上の機能的特徴を与える。 ユーザ装置の能力は、UMTSネットワークに関連したいわゆる「UE能力」
情報に第3世代のテレコミュニケーションネットワークとして説明されている。
(以前は、GSMシステムに関連して、ターミナル装置に関するこの種の情報は
「MSクラスマーク情報」と称されていた。)従って、各ユーザ装置と無線アク
セスネットワークUTRANとの間の通信を行うためには、ネットワークがター
ミナル装置の能力を知ることが必要である。
【0005】 これは、例えば、GSMシステムのような既存のシステムにおける接続設定の
例を参照して説明する。(UMTSネットワークの上記構造は、無線ネットワー
クサブシステムRNSがベースステーションシステムBSSに対応でき、無線ネ
ットワークコントローラRNCがベースステーションコントローラBSCに対応
でき、そしてNode_BがベースステーションBSにある程度匹敵し得るとい
う点で、GSMシステムにある程度マップさせることができる。) ここで、GSMシステムにおいて、通信リンクが存在せずそしてユーザがコー
ルを開始しようとし即ち通信リンクを確立しようとしたときに、チャンネルが指
定されることを要求する初期ランダムアクセスメッセージがターミナル装置MS
からアクセスネットワークに送信される。論理的ランダムアクセスチャンネルR
ACHを経て送信されるこのチャンネル要求メッセージCHAN_REQは、タ
ーミナルステーション(ユーザ装置)に関連した情報の限定組を含む。例えば、
RACHチャンネルの限定された送信容量により、このメッセージは、ターミナ
ル装置が全レートのトラフィックチャンネルを含むか及び/又は半レートのトラ
フィックチャンネルを含むかに関する情報しか含まない。
例を参照して説明する。(UMTSネットワークの上記構造は、無線ネットワー
クサブシステムRNSがベースステーションシステムBSSに対応でき、無線ネ
ットワークコントローラRNCがベースステーションコントローラBSCに対応
でき、そしてNode_BがベースステーションBSにある程度匹敵し得るとい
う点で、GSMシステムにある程度マップさせることができる。) ここで、GSMシステムにおいて、通信リンクが存在せずそしてユーザがコー
ルを開始しようとし即ち通信リンクを確立しようとしたときに、チャンネルが指
定されることを要求する初期ランダムアクセスメッセージがターミナル装置MS
からアクセスネットワークに送信される。論理的ランダムアクセスチャンネルR
ACHを経て送信されるこのチャンネル要求メッセージCHAN_REQは、タ
ーミナルステーション(ユーザ装置)に関連した情報の限定組を含む。例えば、
RACHチャンネルの限定された送信容量により、このメッセージは、ターミナ
ル装置が全レートのトラフィックチャンネルを含むか及び/又は半レートのトラ
フィックチャンネルを含むかに関する情報しか含まない。
【0006】 通信を確立できる場合には、ネットワークは、アクセス許可チャンネルAGC
Hを経てターミナル装置へアクセス許可メッセージを送信し、そしてその後、(
既に)要求を発しているターミナル装置と無線アクセスネットワークとの間のシ
グナリングに対して専用の制御チャンネルDCCHが確立される。 このようなシグナリングリンクが確立された後に、ターミナル装置は、初期層
3メッセージ(ISO/OSI層モデルに基づく)を伴う「実際」のクラスマー
ク情報(ターミナル装置によってサポートされるサービスを指定し及び/又はタ
ーミナル装置の能力を記述する)をネットワークへ転送する。例えば、GSMネ
ットワークでは、このような実際のクラスマーク情報が、第1の層3メッセージ
(=初期サービス要求メッセージ、例えば、「ページング応答」、「位置更新要
求」、「IMSIデタッチ」、「CMサービス要求」、又は「CM再確立要求」
メッセージ)と共に送信される。このメッセージは、メインシグナリングリンク
を確立するL2 SABMフレームに背負われた状態で移動ステーションにより
ネットワークへ送信される。
Hを経てターミナル装置へアクセス許可メッセージを送信し、そしてその後、(
既に)要求を発しているターミナル装置と無線アクセスネットワークとの間のシ
グナリングに対して専用の制御チャンネルDCCHが確立される。 このようなシグナリングリンクが確立された後に、ターミナル装置は、初期層
3メッセージ(ISO/OSI層モデルに基づく)を伴う「実際」のクラスマー
ク情報(ターミナル装置によってサポートされるサービスを指定し及び/又はタ
ーミナル装置の能力を記述する)をネットワークへ転送する。例えば、GSMネ
ットワークでは、このような実際のクラスマーク情報が、第1の層3メッセージ
(=初期サービス要求メッセージ、例えば、「ページング応答」、「位置更新要
求」、「IMSIデタッチ」、「CMサービス要求」、又は「CM再確立要求」
メッセージ)と共に送信される。このメッセージは、メインシグナリングリンク
を確立するL2 SABMフレームに背負われた状態で移動ステーションにより
ネットワークへ送信される。
【0007】 更に、ベースステーションコントローラ装置BSCは、移動管理MM/接続管
理CMメッセージからクラスマーク情報を抽出した後に、より上位層のこのメッ
セージを移動サービス交換センターMSCに転送しなければならない。 UTRANのような第3世代のネットワークの場合には、個別の「UE能力」
メッセージ(GSMクラスマークメッセージに対応する)を、リンクが確立され
た直後に、ユーザ装置UEからUTRANへ転送しなければならないような提案
が最近なされている。 しかしながら、上述した公知解決策又は提案には、多数の不便さがある。
理CMメッセージからクラスマーク情報を抽出した後に、より上位層のこのメッ
セージを移動サービス交換センターMSCに転送しなければならない。 UTRANのような第3世代のネットワークの場合には、個別の「UE能力」
メッセージ(GSMクラスマークメッセージに対応する)を、リンクが確立され
た直後に、ユーザ装置UEからUTRANへ転送しなければならないような提案
が最近なされている。 しかしながら、上述した公知解決策又は提案には、多数の不便さがある。
【0008】 第1に、クラスマーク情報(即ちUE能力情報)は、層3シグナリングでしか
受け取られず、即ちシグナリングリンクが既に存在する後にしか受け取られない
。更に、クラスマーク情報は、より上位層のメッセージ、例えば、移動管理MM
及び接続管理CMメッセージから抽出されねばならない。更に、専用の制御チャ
ンネルSDCCH、SACCH及びFACCHのようなシグナリングチャンネル
は、測定レポートを交換するように指定され、他の目的に使用することはできな
い。従って、ネットワーク側でターミナル装置の能力が実際に分からないので、
幾つかの初期測定レポートが「廃棄」されることもある。 その結果、ターミナル装置(ユーザ装置)の機能的特徴(例えば、サポートさ
れるサービス)を定義する(本質的な又は実際の)クラスマーク情報を後で得た
ときには、テレコミュニケーションネットワークにより提供される特徴が、全部
ではないが、最適に実施できないことになる。
受け取られず、即ちシグナリングリンクが既に存在する後にしか受け取られない
。更に、クラスマーク情報は、より上位層のメッセージ、例えば、移動管理MM
及び接続管理CMメッセージから抽出されねばならない。更に、専用の制御チャ
ンネルSDCCH、SACCH及びFACCHのようなシグナリングチャンネル
は、測定レポートを交換するように指定され、他の目的に使用することはできな
い。従って、ネットワーク側でターミナル装置の能力が実際に分からないので、
幾つかの初期測定レポートが「廃棄」されることもある。 その結果、ターミナル装置(ユーザ装置)の機能的特徴(例えば、サポートさ
れるサービス)を定義する(本質的な又は実際の)クラスマーク情報を後で得た
ときには、テレコミュニケーションネットワークにより提供される特徴が、全部
ではないが、最適に実施できないことになる。
【0009】
従って、本発明の目的は、従来の解決策に関連して存在する上記欠点を解決し
、そしてユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信リンクを確立するときに、
ネットワークがネットワーク及びユーザ装置の能力に基づいて全ての実行される
機能を最適化できるように、ランダムアクセスの性能を改善する方法を提供する
ことである。 この目的は、ユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信リンクを確立すると
きにランダムアクセスを遂行する方法において、上記ユーザ装置から上記無線ネ
ットワークへランダムアクセスメッセージを送信する段階を含み、このランダム
アクセスメッセージは、上記ユーザ装置の機能的能力を表わす情報を含む方法に
よって達成される。 本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。
、そしてユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信リンクを確立するときに、
ネットワークがネットワーク及びユーザ装置の能力に基づいて全ての実行される
機能を最適化できるように、ランダムアクセスの性能を改善する方法を提供する
ことである。 この目的は、ユーザ装置と無線ネットワークとの間に通信リンクを確立すると
きにランダムアクセスを遂行する方法において、上記ユーザ装置から上記無線ネ
ットワークへランダムアクセスメッセージを送信する段階を含み、このランダム
アクセスメッセージは、上記ユーザ装置の機能的能力を表わす情報を含む方法に
よって達成される。 本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。
【0010】 又、本発明は、それに応じて構成されたユーザ装置及び無線ネットワーク制御
装置並びにそれに対応するテレコミュニケーションシステムも提案する。 その結果、本発明によれば、ネットワークが、できるだけ早期にユーザ装置の
能力を知り、従って、ユーザ装置によりサポートされる特徴を知ることに基づい
て、ネットワークが実行する全ての機能を最適化できるという効果が得られる。 特に、接続を要求するユーザ装置に関するUE能力情報の当該部分をできるだ
け早期に受信する無線ネットワークコントローラ装置RNCは、ISO/OSI
層モデルの層2(L2)及び層1(L1)においてシグナリングリンクに使用さ
れるパラメータを判断するときに既に受信したUE能力情報を使用することがで
きる。
装置並びにそれに対応するテレコミュニケーションシステムも提案する。 その結果、本発明によれば、ネットワークが、できるだけ早期にユーザ装置の
能力を知り、従って、ユーザ装置によりサポートされる特徴を知ることに基づい
て、ネットワークが実行する全ての機能を最適化できるという効果が得られる。 特に、接続を要求するユーザ装置に関するUE能力情報の当該部分をできるだ
け早期に受信する無線ネットワークコントローラ装置RNCは、ISO/OSI
層モデルの層2(L2)及び層1(L1)においてシグナリングリンクに使用さ
れるパラメータを判断するときに既に受信したUE能力情報を使用することがで
きる。
【0011】 これは、無線ネットワークコントローラ装置が、要求を発しているユーザ装置
の機能的特徴/能力を知らずに、ユーザ装置により要求されたシグナリングリン
クの形式のみに基づいて若干「目隠し的」にL2/L1パラメータを判断すると
いう従来の必要性を排除する。 又、UE能力情報(GSMにおいてクラスマーク情報に対して要求された)を
上位層メッセージから抽出する必要はもはやなく、本発明によれば、ネットワー
クコントローラ装置側における処理負荷が少なくともある程度緩和される。
の機能的特徴/能力を知らずに、ユーザ装置により要求されたシグナリングリン
クの形式のみに基づいて若干「目隠し的」にL2/L1パラメータを判断すると
いう従来の必要性を排除する。 又、UE能力情報(GSMにおいてクラスマーク情報に対して要求された)を
上位層メッセージから抽出する必要はもはやなく、本発明によれば、ネットワー
クコントローラ装置側における処理負荷が少なくともある程度緩和される。
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 クラスマーク情報及び/又はUE能力情報が、通信の始めにのみ即ち層3シグ
ナリングを使用して送信される現在の規格とは対照的に、本発明によれば、クラ
スマーク情報の少なくとも一部分が、層1シグナリングを使用する初期のランダ
ムアクセスメッセージRAMにおいてユーザ装置から無線ネットワーク制御装置
RNCへ予め送信される。 例えば、上記ランダムアクセスメッセージRAMは、無線リソース制御RRC
メッセージであり、そしてこのRRCメッセージは、次のメッセージグループ、
即ち無線リソース制御(RRC)接続確立要求、RRC接続再確立要求、ハンド
オーバー要求(ソフトハンドオーバー、ハードハンドオーバー、及びUTRAN
とGSMとの間のハンドオーバーが考えられる)、セル更新要求、URA更新要
求(URA=UTRAN登録エリア)、SRNSリロケーション要求(SRNS
=サービスしている無線ネットワークサブシステム)、から選択される。
ナリングを使用して送信される現在の規格とは対照的に、本発明によれば、クラ
スマーク情報の少なくとも一部分が、層1シグナリングを使用する初期のランダ
ムアクセスメッセージRAMにおいてユーザ装置から無線ネットワーク制御装置
RNCへ予め送信される。 例えば、上記ランダムアクセスメッセージRAMは、無線リソース制御RRC
メッセージであり、そしてこのRRCメッセージは、次のメッセージグループ、
即ち無線リソース制御(RRC)接続確立要求、RRC接続再確立要求、ハンド
オーバー要求(ソフトハンドオーバー、ハードハンドオーバー、及びUTRAN
とGSMとの間のハンドオーバーが考えられる)、セル更新要求、URA更新要
求(URA=UTRAN登録エリア)、SRNSリロケーション要求(SRNS
=サービスしている無線ネットワークサブシステム)、から選択される。
【0013】 もちろん、これら例のこのリストは、できるだけ完全なものであることが意図
されるが、テレコミュニケーション規格に対して既に定義された又は更に定義さ
れるべき他のメッセージもリストに含ませ、本発明に関連して使用することがで
きる。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、テクニカ
ル・スペシフィケーション・グループRAN、「RANファンクション、シグナ
リング手順の例」の1999年2月の文書TR I3.01に規定された他のメ
ッセージを本発明に関連して使用することができる。 更に、例えば、ランダムアクセスチャンネルRACHのような共通の制御チャ
ンネルCCCHに送信されるランダムアクセスメッセージに対する送信容量には
限度があるので、クラスマークパラメータの選択された部分(サブセット)のみ
が初期メッセージに含まれるのが好ましい。 このようなメッセージは、ランダムアクセスバーストにおいてペイロードとし
て搬送され、そしてバーストは、(付加的に含まれる)UE能力(MSクラスマ
ーク)情報を搬送するために(既存の規格に比較して)変更されている。
されるが、テレコミュニケーション規格に対して既に定義された又は更に定義さ
れるべき他のメッセージもリストに含ませ、本発明に関連して使用することがで
きる。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、テクニカ
ル・スペシフィケーション・グループRAN、「RANファンクション、シグナ
リング手順の例」の1999年2月の文書TR I3.01に規定された他のメ
ッセージを本発明に関連して使用することができる。 更に、例えば、ランダムアクセスチャンネルRACHのような共通の制御チャ
ンネルCCCHに送信されるランダムアクセスメッセージに対する送信容量には
限度があるので、クラスマークパラメータの選択された部分(サブセット)のみ
が初期メッセージに含まれるのが好ましい。 このようなメッセージは、ランダムアクセスバーストにおいてペイロードとし
て搬送され、そしてバーストは、(付加的に含まれる)UE能力(MSクラスマ
ーク)情報を搬送するために(既存の規格に比較して)変更されている。
【0014】 このため、バーストのデータフィールドに含まれるデータは、改善された変調
を受けることもできるし、及び/又はデータが圧縮されたコード等であってもよ
い。 初期のランダムアクセスメッセージに含まれるべきUE能力情報(MSクラス
マーク情報)については、全テレコミュニケーションネットワークのアクセスネ
ットワークUTRANとの対話に関連したターミナル装置の機能的能力を記述す
る情報が含まれるのが好ましい。例えば、初期ランダムアクセスメッセージには
次のUE能力パラメータを含ませることができる(このリストは一例であり、こ
れに限定されない)。即ち、出力電力(ユーザ装置及びスペクトルマスクの最大
平均出力電力)、ダウンリンクマルチコード能力(ダウンリンクのマルチコード
をサポートする能力)、アップリンクマルチコード能力(アップリンクのマルチ
コードをサポートする能力)、マルチコードサービスマルチプレクシング能力(
物理的チャンネルの別々の組に対してサービスをマルチプレクスする能力)、専
用チャンネル(DCH:S)の最大数(同時にマルチプレクスされる搬送チャン
ネルの最大数)、搬送波ラスタ、周波数帯域(UMTS帯域に使用されるコア帯
域以外の周波数帯域をサポートする能力)、UTRAモード能力(FDDのみ、
TDDのみ、FDD/TDD)、マルチモードサポート(UTRA、GSM、他
のシステム)、可変デュープレックス距離(FDD)(190MHz以外のチャ
ンネル間隔をサポート)、チップレート(FDD)(4.096Mcps以外の
チップレートをサポート)、拡散ファクタ(FDD)(16未満の拡散ファクタ
をサポート)、チャンネルコード化及びインターリーブ(サービス特有のチャン
ネルコードをサポート)、マクロダイバーシティにおける無線リンクの数(FD
D)、搬送チャンネル(命令されたもの以外の搬送チャンネル及び組合せをサポ
ート、例えば、ダウンリンク共用チャンネル(DSCH)、アップリンク共用チ
ャンネル(USCH)、高速アップリンクシグナリングチャンネル(FAUCH
)、ODMAチャンネル)、インターシステムハンドオーバー能力(他のシステ
ムを測定しそしてそこへハンドオーバーする能力)。更に、UE能力情報は、改
訂レベル、サポートされる暗号アルゴリズム、UEショートメッセージ能力、U
Eマルチキャストサービス能力、UEグループコール能力、及びSMS_VAL
UE(スイッチ−測定−スイッチ:即ちSMSフィールドは、移動ステーション
がある無線チャンネルから別の無線チャンネルに切り換わり、隣接セルの電力測
定を遂行し、そしてその無線チャンネルから別のチャンネルに切り換わるのに必
要な時間を指示する)を含むことができる。
を受けることもできるし、及び/又はデータが圧縮されたコード等であってもよ
い。 初期のランダムアクセスメッセージに含まれるべきUE能力情報(MSクラス
マーク情報)については、全テレコミュニケーションネットワークのアクセスネ
ットワークUTRANとの対話に関連したターミナル装置の機能的能力を記述す
る情報が含まれるのが好ましい。例えば、初期ランダムアクセスメッセージには
次のUE能力パラメータを含ませることができる(このリストは一例であり、こ
れに限定されない)。即ち、出力電力(ユーザ装置及びスペクトルマスクの最大
平均出力電力)、ダウンリンクマルチコード能力(ダウンリンクのマルチコード
をサポートする能力)、アップリンクマルチコード能力(アップリンクのマルチ
コードをサポートする能力)、マルチコードサービスマルチプレクシング能力(
物理的チャンネルの別々の組に対してサービスをマルチプレクスする能力)、専
用チャンネル(DCH:S)の最大数(同時にマルチプレクスされる搬送チャン
ネルの最大数)、搬送波ラスタ、周波数帯域(UMTS帯域に使用されるコア帯
域以外の周波数帯域をサポートする能力)、UTRAモード能力(FDDのみ、
TDDのみ、FDD/TDD)、マルチモードサポート(UTRA、GSM、他
のシステム)、可変デュープレックス距離(FDD)(190MHz以外のチャ
ンネル間隔をサポート)、チップレート(FDD)(4.096Mcps以外の
チップレートをサポート)、拡散ファクタ(FDD)(16未満の拡散ファクタ
をサポート)、チャンネルコード化及びインターリーブ(サービス特有のチャン
ネルコードをサポート)、マクロダイバーシティにおける無線リンクの数(FD
D)、搬送チャンネル(命令されたもの以外の搬送チャンネル及び組合せをサポ
ート、例えば、ダウンリンク共用チャンネル(DSCH)、アップリンク共用チ
ャンネル(USCH)、高速アップリンクシグナリングチャンネル(FAUCH
)、ODMAチャンネル)、インターシステムハンドオーバー能力(他のシステ
ムを測定しそしてそこへハンドオーバーする能力)。更に、UE能力情報は、改
訂レベル、サポートされる暗号アルゴリズム、UEショートメッセージ能力、U
Eマルチキャストサービス能力、UEグループコール能力、及びSMS_VAL
UE(スイッチ−測定−スイッチ:即ちSMSフィールドは、移動ステーション
がある無線チャンネルから別の無線チャンネルに切り換わり、隣接セルの電力測
定を遂行し、そしてその無線チャンネルから別のチャンネルに切り換わるのに必
要な時間を指示する)を含むことができる。
【0015】 しかし、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、「U
TRAユーザ装置能力」の1999年2月の文書3GPP RAN S1.02
に規定された他のUE能力情報を、本発明に関連して使用することができる。 又、特に、ユーザ装置がインターシステムハンドオーバー能力(即ち、GSM
システムのような他のシステムを測定しそしてそこへハンドオーバーする能力)
をサポートする場合には、UE能力情報は、ランダムアクセスメッセージに含ま
れるべきGSM特有のMSクラスマーク情報により任意に捕捉することができる
。このようなMSクラスマーク情報は、GSM推奨勧告、GSM04.08、バ
ージョン6.3.0、チャプター10.5.1.5に規定されており、そしてそ
こにリストされた全てのMSクラスマーク1、2及び3を含む。
TRAユーザ装置能力」の1999年2月の文書3GPP RAN S1.02
に規定された他のUE能力情報を、本発明に関連して使用することができる。 又、特に、ユーザ装置がインターシステムハンドオーバー能力(即ち、GSM
システムのような他のシステムを測定しそしてそこへハンドオーバーする能力)
をサポートする場合には、UE能力情報は、ランダムアクセスメッセージに含ま
れるべきGSM特有のMSクラスマーク情報により任意に捕捉することができる
。このようなMSクラスマーク情報は、GSM推奨勧告、GSM04.08、バ
ージョン6.3.0、チャプター10.5.1.5に規定されており、そしてそ
こにリストされた全てのMSクラスマーク1、2及び3を含む。
【0016】 どのUE能力情報(MSクラスマーク情報)が初期ランダムアクセスメッセー
ジに実際に含まれるかは、選択可能である。この選択は、最適化されることが望
まれる各好ましい機能的特徴に基づいて、ターミナル装置を製造する際に予め行
われてもよいし、又はユーザによって選択されてもよい。又、無線ネットワーク
サブシステムRNSの各Node_Bからブロードキャスト制御チャンネルBC
CHを経てユーザ装置により受信された各コマンド又は情報に応答して選択が行
われるという点で、選択を自動化することもできる。 ここで、添付図面を参照すれば、図1は、個々の要素間で本発明により送信さ
れる当該信号と共に簡単なネットワークアーキテクチャーを概略的に示す。 UMTSネットワークの一般的なネットワークアーキテクチャーは、上述した
ので、ここでは、繰り返し説明しない。
ジに実際に含まれるかは、選択可能である。この選択は、最適化されることが望
まれる各好ましい機能的特徴に基づいて、ターミナル装置を製造する際に予め行
われてもよいし、又はユーザによって選択されてもよい。又、無線ネットワーク
サブシステムRNSの各Node_Bからブロードキャスト制御チャンネルBC
CHを経てユーザ装置により受信された各コマンド又は情報に応答して選択が行
われるという点で、選択を自動化することもできる。 ここで、添付図面を参照すれば、図1は、個々の要素間で本発明により送信さ
れる当該信号と共に簡単なネットワークアーキテクチャーを概略的に示す。 UMTSネットワークの一般的なネットワークアーキテクチャーは、上述した
ので、ここでは、繰り返し説明しない。
【0017】 図1は、Iuインターフェイスを経て互いに通信するコアネットワークCNと
UTRANアクセスネットワークとで構成されたUMTSテレコミュニケーショ
ンネットワークを簡単に示す。図示されたUTRAN無線アクセスネットワーク
は、2つの無線ネットワークサブシステムRNS_A及びRNS_Bより成る。
各サブシステムRNS_A、RNS_Bは、無線ネットワークコントローラRN
C_A、RNC_Bを各々含む。更に、各無線ネットワークコントローラ装置R
NCには、少なくとも1つのNode_B、即ちB_(A)、B_(B)が各々
関連される(無線トランシーバ装置BSに匹敵する)。 各Node_Bは、その無線カバレージエリアにより、いわゆるセルCを定義
し、そしてセルに存在するユーザ装置としての移動ステーションMSに各ブロー
ドキャスト制御チャンネルBCCHを経て当該無線パラメータを通知する。 更に詳細な説明のために、ここで、ユーザ装置がRNS_AのセルCに存在し
、従って、RNS_AをサービスRNS(SRNS)と考えそしてコール(通信
リンク)の確立(別のユーザ装置(図示せず)又はPSTNネットワークへの)
を要求すると仮定する。更に、ターミナル装置は、別の無線ネットワークサブシ
ステムRNSに関連したセルへ移動し(矢印「v」で示すように)、そして2つ
のサブシステム間の「境界」(図中、破線で示す)を横切る。
UTRANアクセスネットワークとで構成されたUMTSテレコミュニケーショ
ンネットワークを簡単に示す。図示されたUTRAN無線アクセスネットワーク
は、2つの無線ネットワークサブシステムRNS_A及びRNS_Bより成る。
各サブシステムRNS_A、RNS_Bは、無線ネットワークコントローラRN
C_A、RNC_Bを各々含む。更に、各無線ネットワークコントローラ装置R
NCには、少なくとも1つのNode_B、即ちB_(A)、B_(B)が各々
関連される(無線トランシーバ装置BSに匹敵する)。 各Node_Bは、その無線カバレージエリアにより、いわゆるセルCを定義
し、そしてセルに存在するユーザ装置としての移動ステーションMSに各ブロー
ドキャスト制御チャンネルBCCHを経て当該無線パラメータを通知する。 更に詳細な説明のために、ここで、ユーザ装置がRNS_AのセルCに存在し
、従って、RNS_AをサービスRNS(SRNS)と考えそしてコール(通信
リンク)の確立(別のユーザ装置(図示せず)又はPSTNネットワークへの)
を要求すると仮定する。更に、ターミナル装置は、別の無線ネットワークサブシ
ステムRNSに関連したセルへ移動し(矢印「v」で示すように)、そして2つ
のサブシステム間の「境界」(図中、破線で示す)を横切る。
【0018】 通信リンクを設定すべきときには(例えば、ユーザが自分のターミナルをスイ
ッチオンし及び/又はダイヤルすることによりユーザの要求に応じて)、ユーザ
装置が先ず前処理を実行する。このような前処理は、少なくとも、上記ネットワ
ークのセルに対する同期を得、そして上記セルのブロードキャスト制御チャンネ
ルBCCHを聴取して、上記ランダムアクセスチャンネルに関する情報を得ると
いう段階を含む。更に、このような前処理において、少なくともプリアンブル拡
散コード/メッセージスクランブルコード、即ちメッセージ部分に対する拡散フ
ァクタを選択し、ダウンリンク経路ロスを推定すると共に必要なアップリンク送
信電力を決定し、アクセススロット及び符牒を使用可能なアクセススロット及び
符牒から選択し、プリアンブルを送信し、そして取得指示子を検出するという更
に別の段階を実行することができる。これらの段階は本発明にとって重要でない
ので、その詳細な説明は省く。更に、上述したこれらの段階は、周波数分割デュ
ープレックスFDD動作に特有のものであるが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、TDD動作(時分割デュープレックス)に適した前処理を実行する
こともできる。
ッチオンし及び/又はダイヤルすることによりユーザの要求に応じて)、ユーザ
装置が先ず前処理を実行する。このような前処理は、少なくとも、上記ネットワ
ークのセルに対する同期を得、そして上記セルのブロードキャスト制御チャンネ
ルBCCHを聴取して、上記ランダムアクセスチャンネルに関する情報を得ると
いう段階を含む。更に、このような前処理において、少なくともプリアンブル拡
散コード/メッセージスクランブルコード、即ちメッセージ部分に対する拡散フ
ァクタを選択し、ダウンリンク経路ロスを推定すると共に必要なアップリンク送
信電力を決定し、アクセススロット及び符牒を使用可能なアクセススロット及び
符牒から選択し、プリアンブルを送信し、そして取得指示子を検出するという更
に別の段階を実行することができる。これらの段階は本発明にとって重要でない
ので、その詳細な説明は省く。更に、上述したこれらの段階は、周波数分割デュ
ープレックスFDD動作に特有のものであるが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、TDD動作(時分割デュープレックス)に適した前処理を実行する
こともできる。
【0019】 その後、ユーザ装置UEがランダムアクセスチャンネルRACHに関する必要
な情報を得、そして通信リンクを設定すべきときに、ユーザ装置は、ランダムア
クセスチャンネルRACHを共通の制御チャンネルCCCHとしてアクセスし、
そしてランダムアクセスメッセージをサービス無線ネットワークサブシステムR
NS_AのサービスNode_B(図示されたケースでは、Node_B B_
(A))に転送する。 初期ランダムアクセスメッセージは、本発明によれば、ユーザ装置に関連し且
つターミナル装置の機能的能力を表わすUE能力(及び/又はMSクラスマーク
情報)UE_CAPABILITY(その一例は上述した)の少なくとも一部分
を含む。ユーザ装置UEには、UE能力情報を挿入するための挿入手段3を設け
ることができる。この挿入手段3は、初期ランダムアクセスメッセージをサービ
スNode_Bに送信するように構成された送信手段4に接続される。
な情報を得、そして通信リンクを設定すべきときに、ユーザ装置は、ランダムア
クセスチャンネルRACHを共通の制御チャンネルCCCHとしてアクセスし、
そしてランダムアクセスメッセージをサービス無線ネットワークサブシステムR
NS_AのサービスNode_B(図示されたケースでは、Node_B B_
(A))に転送する。 初期ランダムアクセスメッセージは、本発明によれば、ユーザ装置に関連し且
つターミナル装置の機能的能力を表わすUE能力(及び/又はMSクラスマーク
情報)UE_CAPABILITY(その一例は上述した)の少なくとも一部分
を含む。ユーザ装置UEには、UE能力情報を挿入するための挿入手段3を設け
ることができる。この挿入手段3は、初期ランダムアクセスメッセージをサービ
スNode_Bに送信するように構成された送信手段4に接続される。
【0020】 UE能力情報エレメントの中で、アクセスネットワーク(UTRAN)及びコ
アネットワーク(CN)特有のものを区別することができる。アクセスネットワ
ークUTRANに関連したものを、ユーザ装置UEからサービス無線ネットワー
クサブシステムRNS_Aの無線ネットワークコントローラ装置RNC_Aへ共
通制御チャンネルCCCHのRACHチャンネルを経て初期ランダムアクセスメ
ッセージにおいて送信される無線リソース制御RRCメッセージに含ませるのが
好ましい。 両無線ネットワークコントローラ装置RNC_A及びRNC_Bは、受信手段
1A及び1Bと、抽出手段2A及び2Bとを各々含む。受信手段1A、1Bは、
初期ランダムアクセスメッセージを受信するように構成され、そして抽出手段2
A、2Bは、初期ランダムアクセスメッセージからUE能力情報を抽出するよう
に構成される。
アネットワーク(CN)特有のものを区別することができる。アクセスネットワ
ークUTRANに関連したものを、ユーザ装置UEからサービス無線ネットワー
クサブシステムRNS_Aの無線ネットワークコントローラ装置RNC_Aへ共
通制御チャンネルCCCHのRACHチャンネルを経て初期ランダムアクセスメ
ッセージにおいて送信される無線リソース制御RRCメッセージに含ませるのが
好ましい。 両無線ネットワークコントローラ装置RNC_A及びRNC_Bは、受信手段
1A及び1Bと、抽出手段2A及び2Bとを各々含む。受信手段1A、1Bは、
初期ランダムアクセスメッセージを受信するように構成され、そして抽出手段2
A、2Bは、初期ランダムアクセスメッセージからUE能力情報を抽出するよう
に構成される。
【0021】 RRCメッセージは、媒体アクセス制御(MAC)アクセス要求メッセージに
おけるペイロードとしてRACHチャンネルに搬送される。このような媒体アク
セス制御MACアクセス要求メッセージは、1999年1月の3GPP S2.
21の第9章、「MACプロトコル仕様」に規定されている。簡単に述べると、
MACデータPDU(プロトコルデータユニット)は、任意のMACヘッダと、
MACサービスデータユニットMAC_SDUとで構成され、それらは両方とも
可変サイズである。MACヘッダは、ローカルチャンネルクラスを識別するため
のC/Dフィールドを含み、即ち、これは、CCCH(RACHのような)情報
を搬送するか、専用の論理チャンネル情報を搬送するかを識別する。更に、同じ
搬送チャンネルに多数の論理チャンネルが搬送されるときに論理チャンネルイン
スタンスを識別するためのC/Tフィールドが設けられる。最後に、ヘッダは、
ユーザ装置UEの識別子を与えるUE−Idフィールドを含む。RRC CON
NECTION REQUESTメッセージのようなRRCメッセージがMAC
SDUデータフィールドに含まれる。 物理的な観点から、(ランダムアクセス)RRCメッセージは、物理的ランダ
ムアクセスチャンネルのメッセージ部分(10ms長さ)において送信され、こ
のメッセージ部分に先行して少なくとも1つのプリアンブル部分がある。
おけるペイロードとしてRACHチャンネルに搬送される。このような媒体アク
セス制御MACアクセス要求メッセージは、1999年1月の3GPP S2.
21の第9章、「MACプロトコル仕様」に規定されている。簡単に述べると、
MACデータPDU(プロトコルデータユニット)は、任意のMACヘッダと、
MACサービスデータユニットMAC_SDUとで構成され、それらは両方とも
可変サイズである。MACヘッダは、ローカルチャンネルクラスを識別するため
のC/Dフィールドを含み、即ち、これは、CCCH(RACHのような)情報
を搬送するか、専用の論理チャンネル情報を搬送するかを識別する。更に、同じ
搬送チャンネルに多数の論理チャンネルが搬送されるときに論理チャンネルイン
スタンスを識別するためのC/Tフィールドが設けられる。最後に、ヘッダは、
ユーザ装置UEの識別子を与えるUE−Idフィールドを含む。RRC CON
NECTION REQUESTメッセージのようなRRCメッセージがMAC
SDUデータフィールドに含まれる。 物理的な観点から、(ランダムアクセス)RRCメッセージは、物理的ランダ
ムアクセスチャンネルのメッセージ部分(10ms長さ)において送信され、こ
のメッセージ部分に先行して少なくとも1つのプリアンブル部分がある。
【0022】 ここで、図1に戻ると、ターミナル装置は、別のサービス無線ネットワークサ
ブシステム、即ち図1に示すRNS_Bへ移動し、従って、ハンドオーバーだけ
でなく、SRNSリロケーション要求(SRNS=サービス無線ネットワークサ
ブシステム)も必要になると仮定する。次いで、対応するRRCメッセージ、即
ちSRNSリロケーション要求がユーザ装置から無線ネットワークコントローラ
RNC_Bへ転送される。このような場合に、別の無線ネットワークサブシステ
ム(又はNode_B各々)との新たな通信リンクを確立しなければならない。
次いで、UE能力情報の少なくとも一部分が挿入手段3によってSRNSリロケ
ーション要求メッセージに挿入され、このメッセージは、送信手段4によりRA
CHチャンネル(共通制御チャンネルCCCH)に送信される。 受信手段1Bにより各ランダムアクセスメッセージRAMが受信され、そして
その後、それに含まれたUE能力情報が抽出手段2Bにより抽出されると、無線
ネットワーク制御装置RNC_Bは、メッセージに含まれた情報を使用して通信
リンクを確立し、これにより、通信の各開始から最適な通信リンク(利用可能な
サービスに関して)を確立することができる。
ブシステム、即ち図1に示すRNS_Bへ移動し、従って、ハンドオーバーだけ
でなく、SRNSリロケーション要求(SRNS=サービス無線ネットワークサ
ブシステム)も必要になると仮定する。次いで、対応するRRCメッセージ、即
ちSRNSリロケーション要求がユーザ装置から無線ネットワークコントローラ
RNC_Bへ転送される。このような場合に、別の無線ネットワークサブシステ
ム(又はNode_B各々)との新たな通信リンクを確立しなければならない。
次いで、UE能力情報の少なくとも一部分が挿入手段3によってSRNSリロケ
ーション要求メッセージに挿入され、このメッセージは、送信手段4によりRA
CHチャンネル(共通制御チャンネルCCCH)に送信される。 受信手段1Bにより各ランダムアクセスメッセージRAMが受信され、そして
その後、それに含まれたUE能力情報が抽出手段2Bにより抽出されると、無線
ネットワーク制御装置RNC_Bは、メッセージに含まれた情報を使用して通信
リンクを確立し、これにより、通信の各開始から最適な通信リンク(利用可能な
サービスに関して)を確立することができる。
【0023】 図2は、無線リソース制御メッセージ、特に、いわゆるRRC CONNEC
TION REQUESTメッセージについての本発明による定義を、そこに含
まれた情報エレメントに関して一例として示す。 個々の情報エレメントを含ませるかどうか、ひいては、そのエレメントを強制
的に含ませるか任意に含めばよいかは、図2の右のカラムに示すように、M及び
/又はOにより各々指示される。 強制的な情報エレメントとして、メッセージ形式、リンクを確立する「理由」
即ち原因、及びシグナリングリンクの形式を含まねばならない。又、信号クオリ
ティ情報も当然含まねばならない。(ユーザ装置の認識がMACヘッダにまだ含
まれない場合には、ターミナル装置の認識(例えば、TMSI又はMSI)も、
RRC CONNECTION REQUESTメッセージに強制的に含ませね
ばならない。)
TION REQUESTメッセージについての本発明による定義を、そこに含
まれた情報エレメントに関して一例として示す。 個々の情報エレメントを含ませるかどうか、ひいては、そのエレメントを強制
的に含ませるか任意に含めばよいかは、図2の右のカラムに示すように、M及び
/又はOにより各々指示される。 強制的な情報エレメントとして、メッセージ形式、リンクを確立する「理由」
即ち原因、及びシグナリングリンクの形式を含まねばならない。又、信号クオリ
ティ情報も当然含まねばならない。(ユーザ装置の認識がMACヘッダにまだ含
まれない場合には、ターミナル装置の認識(例えば、TMSI又はMSI)も、
RRC CONNECTION REQUESTメッセージに強制的に含ませね
ばならない。)
【0024】 任意であるが、更に別の情報(「他の測定結果」(初期アクティブセットに対
する好ましいセル))、例えば、無線アクセスベアラ形式*N1(接続の好まし
い(一次)セルに関連した)、付加的及び/又は一次セルのIDのような付加的
なセルのセルパラメータ(ダイバーシティの場合には、初期アクティブセットに
対し好ましいセルを経て確立されねばならない)に関連した他の測定結果、一次
セルに比して上記付加的なセルに対する測定時間差、等々を含むこともできる。 当然、本発明を実施する場合には、UE_CAPABILITY情報を、ネッ
トワークへのRRC接続を設定するときにユーザ装置により送信される第1メッ
セージであるRRC CONECTION REQUESTメッセージに(任意
に)含ませるべきである。このメッセージは、常に、CCCH論理チャンネル及
びRACH搬送チャンネルにより搬送される。
する好ましいセル))、例えば、無線アクセスベアラ形式*N1(接続の好まし
い(一次)セルに関連した)、付加的及び/又は一次セルのIDのような付加的
なセルのセルパラメータ(ダイバーシティの場合には、初期アクティブセットに
対し好ましいセルを経て確立されねばならない)に関連した他の測定結果、一次
セルに比して上記付加的なセルに対する測定時間差、等々を含むこともできる。 当然、本発明を実施する場合には、UE_CAPABILITY情報を、ネッ
トワークへのRRC接続を設定するときにユーザ装置により送信される第1メッ
セージであるRRC CONECTION REQUESTメッセージに(任意
に)含ませるべきである。このメッセージは、常に、CCCH論理チャンネル及
びRACH搬送チャンネルにより搬送される。
【0025】 上述した情報エレメントは、次の意味を有する。即ち、「メッセージ形式」は
、考えられるRRCメッセージ(上記参照)のRRCメッセージを定義し、「確
立原因」は、移動管理MMサブ層により与えられる確立原因に対応し、「シグナ
リングリンク形式」は、シグナリングリンクに必要とされる層2及び層1パラメ
ータを指示し、「シグナリングクオリティ情報」は、専用の物理的チャンネルを
設定するときに初期ダウンリンク電力を決定するのに使用される測定されたBC
CH信号干渉比SIRを表す。「セルID」は、始めからアクティブセットに含
まれるべきセルの識別である。初期RACHメッセージのスペースを節約するた
めに、「セルID」は、一次アクセスセルIDから関連セルIDを差し引いたも
のとして圧縮され、これは、使用されているPRACHチャンネルにより識別さ
れる。別の考え方として、初期RACHメッセージの「セルID」は、BCHに
ブロードキャストされる隣接セルリストを指すポインタのみであってもよい(従
って、「セルID」=0は、隣接セルリストにおける第1セルを指し、「セルI
D」=1は、隣接セルリストにおける第2セルを指し、等々となる)。候補セル
のダウンリンク送信間の測定時間差が一次セルに対する参照としてリストされて
いる。 もちろん、上記リストは、一例として与えられたものに過ぎず、従って、他の
種々の情報エレメント(図2には示さず)を少なくとも任意にメッセージに含ま
せることができる。
、考えられるRRCメッセージ(上記参照)のRRCメッセージを定義し、「確
立原因」は、移動管理MMサブ層により与えられる確立原因に対応し、「シグナ
リングリンク形式」は、シグナリングリンクに必要とされる層2及び層1パラメ
ータを指示し、「シグナリングクオリティ情報」は、専用の物理的チャンネルを
設定するときに初期ダウンリンク電力を決定するのに使用される測定されたBC
CH信号干渉比SIRを表す。「セルID」は、始めからアクティブセットに含
まれるべきセルの識別である。初期RACHメッセージのスペースを節約するた
めに、「セルID」は、一次アクセスセルIDから関連セルIDを差し引いたも
のとして圧縮され、これは、使用されているPRACHチャンネルにより識別さ
れる。別の考え方として、初期RACHメッセージの「セルID」は、BCHに
ブロードキャストされる隣接セルリストを指すポインタのみであってもよい(従
って、「セルID」=0は、隣接セルリストにおける第1セルを指し、「セルI
D」=1は、隣接セルリストにおける第2セルを指し、等々となる)。候補セル
のダウンリンク送信間の測定時間差が一次セルに対する参照としてリストされて
いる。 もちろん、上記リストは、一例として与えられたものに過ぎず、従って、他の
種々の情報エレメント(図2には示さず)を少なくとも任意にメッセージに含ま
せることができる。
【0026】 従って、上述したように、本発明は、ユーザ装置と無線ネットワークとの間に
通信リンクを確立するときにランダムアクセスの性能を改善する方法において、
上記ユーザ装置から上記無線ネットワークへランダムアクセスメッセージを送信
する段階を含み、このランダムアクセスメッセージが、上記ユーザ装置の機能的
能力を表わす情報を含むような方法を提案する。 これにより、ネットワークは、ターミナルの能力をできるだけ早期に知り、従
って、ネットワークにより遂行される全ての機能をターミナルの能力に適合する
ように最適化することができる。 上記説明及び添付図面は、本発明を単に例示するものに過ぎないことを理解さ
れたい。従って、本発明の好ましい実施形態は、特許請求の範囲内で種々変更し
得るものである。
通信リンクを確立するときにランダムアクセスの性能を改善する方法において、
上記ユーザ装置から上記無線ネットワークへランダムアクセスメッセージを送信
する段階を含み、このランダムアクセスメッセージが、上記ユーザ装置の機能的
能力を表わす情報を含むような方法を提案する。 これにより、ネットワークは、ターミナルの能力をできるだけ早期に知り、従
って、ネットワークにより遂行される全ての機能をターミナルの能力に適合する
ように最適化することができる。 上記説明及び添付図面は、本発明を単に例示するものに過ぎないことを理解さ
れたい。従って、本発明の好ましい実施形態は、特許請求の範囲内で種々変更し
得るものである。
【図1】 図1は、個々の要素間で本発明により(一例として)送信される当該信号と共
に簡単なネットワークアーキテクチャーを概略的に示す図である。
に簡単なネットワークアーキテクチャーを概略的に示す図である。
【図2】 無線リソース制御メッセージの考えられる定義の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ヴィアレン ユッカ フィンランド エフイーエン−00045 ノ キア グループ ペーオー ボックス 300 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア Fターム(参考) 5K034 DD03 EE03 LL01
Claims (18)
- 【請求項1】 ユーザ装置(UE)と無線ネットワーク(UTRAN)との間に通信リ
ンクを確立するときにランダムアクセスを遂行する方法において、 上記ユーザ装置(UE)から上記無線ネットワーク(UTRAN)へランダムアクセスメ
ッセージ(RAM)を送信する段階を含み、このランダムアクセスメッセージ(RAM)は
、上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす情報を含むことを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)は、ランダムアクセ
スチャンネル(RACH)に送信される請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 上記ランダムアクセスメッセージを送信する前に前処理を遂
行する段階を更に含み、この前処理は、少なくとも、 上記ネットワークのセルに対して同期を得、そして 上記セルのブロードキャスト制御チャンネルを聴取して、上記ランダムアクセ
スチャンネルに関する情報を得る、 という段階を含む請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 上記前処理は、 少なくともプリアンブル拡散コード/メッセージスクランブルコードをメッセ
ージ部分に対する拡散ファクタとして選択し、 ダウンリンク経路ロスを推定すると共に、必要なアップリンク送信電力を決定
し、 アクセススロット及び符牒を、使用可能なアクセススロット及び符牒から選択
し、 プリアンブルを送信し、そして 取得指示子を検出する、 という更なる段階を含む請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす
上記情報は、次のパラメータ、即ち −出力電力(ユーザ装置及びスペクトルマスクの最大平均出力電力)、 −ダウンリンクマルチコード能力(ダウンリンクにマルチコードをサポートす
る能力)、 −アップリンクマルチコード能力(アップリンクにマルチコードをサポートす
る能力)、 −マルチコードサービスマルチプレクシング能力(物理的チャンネルの個別の
組に対しサービスをマルチプレクスする能力)、 −専用チャンネル(DCH:s)の最大数(同時にマルチプレクスされる搬送
チャンネルの最大数)、 −搬送波ラスタ、 −周波数帯域(UMTS帯域に使用されるコア帯域以外の周波数帯域をサポー
トする能力)、 −UTRAモード能力(FDDのみ、TDDのみ、FDD/TDD)、 −マルチモードサポート(UTRA、GSM、他のシステム)、 −可変デュープレックス距離(FDD)(190MHz以外のチャンネル間隔
をサポート)、 −チップレート(FDD)(4.096Mcps以外のチップレートをサポー
ト)、 −拡散ファクタ(FDD)(16未満の拡散ファクタをサポート)、 −チャンネルコード化及びインターリーブ(サービス特有のチャンネルコード
をサポート)、 −マクロダイバーシティにおける無線リンクの数(FDD)、 −搬送チャンネル(命令されたもの以外の搬送チャンネル及び組合せをサポー
ト)、 −インターシステムハンドオーバー能力(他のシステムを測定しそしてそこへ
ハンドオーバーする能力)、 −改訂レベル、 −サポートされる暗号アルゴリズム、 −UEショートメッセージ能力、 −UEマルチキャストサービス能力、 −UEグループコール能力、及び −移動ステーションがある無線チャンネルから別の無線チャンネルに切り換わ
り、隣接セルの電力測定を遂行し、そしてその無線チャンネルから別のチャンネ
ルに切り換わるのに必要な時間を指示するSMSフィールド、 の少なくとも1つより成る請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)は、無線リソース制
御(RRC)メッセージである請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 上記無線リソース制御(RRC)メッセージは、次のメッセージ
グループ、即ち 無線リソース制御(RRC)接続確立要求、RRC接続再確立要求、ハンドオーバ
ー要求(ソフトハンドオーバー、ハードハンドオーバー、又はUTRANとGS
Mとの間のハンドオーバー)、セル更新要求、URA更新要求、SRNSリロケ
ーション要求、 から選択される請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)は、媒体アクセス制
御(MAC)メッセージである請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 上記無線リソース制御メッセージに含まれた上記ユーザ装置
(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす上記情報は、選択されたものである
請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 上記選択された部分は、上記ユーザ装置(UE)を製造する際
に予め選択される請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 上記選択された部分は、各々好みの機能的特徴に基づいて
上記ユーザ装置(UE)のオペレータにより選択できる請求項9に記載の方法。 - 【請求項12】 上記選択された部分は、上記無線ネットワーク(UTRAN)の
セルのブロードキャスト制御チャンネル(BCCH)を経て上記ターミナル装置により
受信された情報に基づいて自動的に選択される請求項9に記載の方法。 - 【請求項13】 無線ネットワーク(UTRAN)への通信リンクを確立するため
のユーザ装置(UE)において、 上記無線ネットワーク(UTRAN)にランダムアクセスメッセージ(RAM)を送信する
ための送信手段(4)と、 上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす情報を上記ランダ
ムアクセスメッセージ(RAM)に挿入するための挿入手段(3)と、 を備えたことを特徴とするユーザ装置。 - 【請求項14】 上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)は、ランダムアク
セスチャンネル(RACH)に送信される請求項13に記載のユーザ装置。 - 【請求項15】 ユーザ装置(UE)への通信リンクを確立するための無線ネッ
トワーク制御装置(RNC)において、 上記ユーザ装置(UE)からランダムアクセスメッセージ(RAM)を受け取るための
受信手段(1A,1B)と、 上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす情報を上記ランダ
ムアクセスメッセージ(RAM)から抽出するための抽出手段(2A,2B)と、 を備えたことを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 【請求項16】 上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)は、ランダムアク
セスチャンネル(RACH)を経て受信される請求項15に記載の無線ネットワーク制
御装置。 - 【請求項17】 上記無線ネットワーク制御装置は、上記能力情報を読み取
り、そして上記ランダムアクセスメッセージ(RAM)に含まれた上記情報を使用し
て上記通信リンクを確立するように構成される請求項15又は16に記載の無線
ネットワーク制御装置(RNC)。 - 【請求項18】 コアネットワーク(CN)及び無線ネットワーク(UTRAN)を有
するテレコミュニケーションシステム(UMTS)において、 少なくとも1つのユーザ装置(UE)を備え、このユーザ装置は、上記無線ネット
ワーク(UTRAN)にランダムアクセスメッセージ(RAM)を送信するための送信手段(4
)と、上記ユーザ装置(UE)の機能的能力(UE_CAPABILITY)を表わす情報を上記ラン
ダムアクセスメッセージ(RAM)に挿入するための挿入手段(3)とを含み、そして 更に、少なくとも1つの無線ネットワーク制御装置(RNC)を備え、この制御装
置は、上記ユーザ装置(UE)からランダムアクセスメッセージ(RAM)を受け取るた
めの受信手段(1A,1B)と、上記ユーザ装置(UE)の機能情報を上記ランダムアクセ
スメッセージ(RAM)から抽出するための抽出手段(2A,2B)とを含むことを特徴とす
るテレコミュニケーションシステム。
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