JP2002538470A - コンパス・センサが内装されたバックミラー組立体 - Google Patents

コンパス・センサが内装されたバックミラー組立体

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    • G01C17/02Magnetic compasses
    • G01C17/28Electromagnetic compasses

Abstract

(57)【要約】 【課題】バックミラー・ハウジングが垂直方向に傾斜されるとき影響を受けないように電子コンパスの検知回路をバックミラー・ハウジングに取付けることを可能にする。 【解決手段】ミラー・ハウジング120と、ミラー・ハウジングが垂直および水平の両方向に傾けられるようにミラー・ハウジングを車両へ枢動自在に取付ける取付構造部200と、ミラー・ハウジング内に配置されコンパスの処理回路に結合されたコンパス・センサ320とを含む、車両に使用される後方視認ミラー組立体100が開示される。ミラー組立体は、ミラー・ハウジングの傾きを補償する手段380を含み、かつミラー・ハウジングが前の位置から傾けられたときを検出する傾き検出器を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、車両バックミラー組立体に関し、特に電子式コンパスの構成要素を
内蔵するバックミラー組立体に関する。
【0002】 コンパス・システムを車両におけるバックミラーと関連させることは公知であ
る。図1は、このようなコンパス・システムを内蔵する公知のバックミラー組立
体の一例を示している。ミラー組立体10は、開口面を持つミラー・ハウジング
12と、ミラー14と、回路板16とを含んでいる。ミラー14は、グレアの関
数としてミラーの反射率を自動的に変化させるための駆動回路18により駆動さ
れるエレクトロクロミック素子を含む。典型的に、ミラー14が、夜間のグレア
の低減を可能にするプリズム機構(図示せず)を持つ簡単な平面ミラーでよいこ
とが理解されよう。
【0003】 ハウジング12は、ピボット接続部20とブラケット・ハウジング22とによ
って、車両に取付けられる。図1においては、ミラー・ハウジング12は、車内
のバックミラーの場合のように車両のフロントガラス24上でブラケット・ハウ
ジング22に取付けられた状態で示されている。図1に示されたピボット接続部
20は、ミラー・ハウジング12に固定されかつスペーサ28のソケットに枢着
されたたボール26を有する。スペーサ28の他端部は、ブラケット・ハウジン
グ22に固定された別のボール30を収受するソケットを有する。このように、
典型的なミラー・ハウジング12は、ボール26、30のいずれかをその各ソケ
ット内で手で回転させることにより車両のフロントガラス24に対してピボット
可能であることが判る。1つのボールおよびソケットピボット接続部を用いてミ
ラー・ハウジングを車両に対して取付けることも公知である。更に、スイッチの
遠隔操作により車両に対してピボットさせることが可能であるハウジング12に
電動機構を内蔵することが公知である。
【0004】 図1のコンパス・システムは、地球の磁界を検知して、回路板16に対するワ
イヤ34を経て回路板16へ磁界を表わす電気信号を提供するためブラケット・
ハウジング22内に取付けられた磁場センサ32を含んでいる。回路板16上の
コネクタ36は、ミラー・ハウジング12の開口37へ延長して他のミラー・シ
ステム構成要素間に電力および信号を授受する。回路板16は、センサ32から
の信号を処理して典型的な出力信号を車両の向きを表示するディスプレイ40へ
提供する処理回路38を有する。図1の事例では、ディスプレイ40は、ミラー
14の透明窓42を介して観察者により見ることができる。このディスプレイは
、ミラー要素の背後あるいはミラーに隣接しかつミラー要素からずれた領域に取
付けられる。あるいはまた、ディスプレイは、図上コンソール、計器パネル、A
−ピラーなどのような車両の他の場所に取付けることもできる。
【0005】 磁場センサ32は、車両の進行方向に対し直角のX軸センサ44と、車両の進
行方向と平行なY軸センサ46とを含んでいる。更に、両方のセンサ44、46
は、地表と平行に取付けられる。換言すれば、磁場センサ32は、車両に対して
固定される。磁場センサ32は、のような磁気抵抗型センサおよび磁気誘導型セ
ンサ他のタイプの磁場センサの使用が公知であるが、典型的には磁束ゲート・セ
ンサである。
【0006】 このような構造では、地球の磁界の磁界成分を検知するコンパスの検知回路素
子は、典型的には、ミラー取付ブラケットの脚部か図上コンソールなどの車両の
別の領域に取付けた別のハウジングに一緒に取付けられる。ミラー取付ブラケッ
トの脚部におけるセンサは、車両の他の場所に存在し得る低レベルの磁気干渉の
ため選好されてきた。ミラー取付ブラケットの脚部に磁場センサを取付けること
の問題は、この脚部が非常に大きくなり、従ってフロントガラスを介する運転者
の視野の比較的大きな部分を阻害するおそれがあることである。また、エレクト
ロクロミック型ミラーの場合は、大きなミラー・ハウジングがその周囲のセンサ
開口に到達する光レベルを減じる。別の問題は、ミラーの脚部が、雨センサ、ま
たは同じ譲受人に譲渡された2000年2月2日出願PCT特許出願第PCT/
US00/02654号に開示されるようなGPSアンテナのような他の構成要
素の取付けに更に適することである。
【0007】 コンパス・ディスプレイが一般にミラー・ハウジングに取付けられるゆえに、
典型的に、コンパス処理回路をディスプレイおよびその関連回路と共にハウジン
グに取付けことが望ましい。このため、コンパスの磁場センサをコンパスの処理
回路に密に接して取付けることもまた、センサと処理回路間に多くのワイヤを延
ばす必要を避けるためには有利である。更に、処理回路から磁場センサを離して
取付けると、他の付近の電子回路からのワイヤ・ハーネスにより拾われる電磁干
渉(EMI)のためシステムにノイズを誘起する。センサと処理回路間に誘起す
るEMIノイズを減じるには、EMIフィルタが必要とされる。 また、ワイヤ・ハーネス自体は、車両のラジオに対してノイズを誘導するおそれ
があるEMI放出を生じる傾向がある。ワイヤ・ハーネス、コネクタ、センサ・
ハウジングおよびEMIフィルタは全て、ミラー自体のコストを増大すると共に
、車両におけるミラー組立体の取付けの複雑さとコストも増加させる。
【0008】 ミラー・ハウジングの内側は、1つの場所にコンパスの全ての構成要素を提供
すると共に他の構成要素に対するバックミラー取付ブラケットの脚部の領域を解
放するために、センサに対する最も望ましい場所であるように見えるが、バック
ミラー・ハウジングにおけるコンパス・センサのモニターの取付けは、コンパス
の精度に著しい影響を持つ大きな問題となっていた。特に、バックミラー・ハウ
ジングは、取付ブラケットあるいはミラーの背後に設けられた1つ以上のユニバ
ーサル・ボール・ジョイントの周囲に垂直および水平の両方向にピボット可能に
なるよう車両に対して取付けられる。このようなピボット可能な運動は、異なる
大きさの運転者に適合しかつ車両の後方窓での明瞭な見通しを得るように運転者
がその座席位置における任意の調整に従ってミラーを調整することを許容するた
めに必要である。これに見合うミラー・ハウジングのこのような運動は、コンパ
ス検知回路の磁場センサの運動を生じる。コンパス・センサのこのような運動は
、処理回路により処理されて運転者へ表示される車両の向きの情報におけるかな
り著しい誤差を生じ得る。
【0009】 自ら連続的に再校正する電子コンパス回路は公知である(例えば、米国特許第
4,953,305号、同第5,737,226号、同第5,761,094号
および同第5,878,570号参照)が、このようなシステムは、ミラー・ハ
ウジングの水平方向および垂直方向の傾きにより誘起され得る全ての誤差を補償
するものではない。これらのミラー回路がこのように、誘起され得る誤差の一部
を補正する程度に、これらの回路は検知された磁界の強さのその時の変化はに応
答しないように特にプログラムされるというより、所定期間かあるいは所定他の
条件のいずれかが検知された後にのみ再校正を行うようにプログラムされる。こ
のように、これらの電子コンパスは、車両の方向の変化により生じないコンパス
・センサによって検知される磁界に対する多くの一時的変化は無視しながら、老
化あるいは屋根に取付けられた磁界アンテナのような他の製造後の影響によって
生じ得る車両の磁界における変化を勘定に入れるように再校正する。このような
一時的ではあるが大きな磁界の読みにおける変動は、鉄道のレール、橋梁、およ
び大きな建造物のような大量の強磁性材料を有する物体を車両が通過するとき、
あるいは車両が自動車洗浄設備を通過するときに生じる。従って、このような回
路は、これらが検知する多くの一時的磁界変動を無視するかあるいは他の方法で
ゆるやかな応答時間を持つようにプログラムされる。このため、これらの回路は
、バックミラー・ハウジングに配置されても、ミラー・ハウジングおよびセンサ
素子の運動の結果検知されるいかなる変動に対してもただちに応答しないことに
なる。一方、これらのコンパス処理回路が何らかの突然の磁界の変動を無視しな
いかあるいは更に反応しやすいものであったならば、これら回路は、一時的な磁
界の変動しか存在しないときは、不正確な車両の向きの表示を頻繁に生じること
になる。
【0010】 更に、先に述べた従来技術の電子コンパス回路は、一般に瞬時の再校正は行わ
ない。再校正は、通常は、1つ以上の360°のループ路を通るか、あるいは米
国特許第3,737,226号の場合は、少なくともある大きな角度の曲がり角
を通ることを必要とする。
【0011】 従って、バックミラー組立体ハウジングの垂直方向の傾斜に対し電子コンパス
を迅速かつ正確に補償する機構に対する需要が存在する。また、ミラー組立体の
コストを著しく増すことなくバックミラー組立体ハウジングの垂直方向の傾斜に
対し電子コンパスを補償する機構に対する需要も存在する。
【0012】 発明の概要 従って、本発明の特質は、バックミラー・ハウジングが垂直方向に傾斜される
とき影響を受けないように電子コンパスの検知回路をバックミラー・ハウジング
に取付けることを可能にする上記の問題に対する解決法を提供することである。
本発明の上記および他の特質を達成するために、本発明のバックミラー組立体は
、ハウジングと、ミラー・ハウジングが垂直および水平の両方向に傾斜され得る
ようにハウジングを車両にピボット可能に設けるための取付構造体と、ハウジン
グに取付けられるミラーと、ハウジング内に配置されコンパス処理回路に接続さ
れるコンパス・センサと、ハウジングが前の位置から傾斜されたときを検出して
傾斜検出信号を生成してコンパスの処理回路へ送るための傾斜検出器とを含んで
いる。
【0013】 本発明においては、コンパス・システムに対する磁場センサは、ミラー・ハウ
ジング内に良好に取付けられる。本発明の一特質においては、磁場センサは、回
路板がミラーと共にピボット可能にハウジング内の回路板へ直接取付けられる。
所定補償角度は、車両に対するミラーの典型的な回転位置を勘定に入れるように
処理回路に組込まれている。本発明の別の特質においては、磁場センサは、ハウ
ジングと車両との間で単一のボールピボット結合状態に固定的に取付けられ、こ
れによりハウジングが車両に対し、かつハウジング内部に含まれる磁場センサの
周囲てピボット可能となる。
【0014】 本発明の更に別の特質においては、磁場センサがミラーに対しピボット可能に
取付けられ、ハウジング内の動力化された動作機構からの運動量を表わす信号を
測定することによって、処理回路がX軸とY軸におけるミラーの運動を補償する
。本発明の更に他の特質においては、X軸とY軸の補償は、グローバル位置決め
システム(GPS)からのGPS信号をもちいて車両の方向に対するミラーのピ
ボットを測定することによって行われる。ある特質においては、車両に対する水
平軸の周囲のミラーのピボットは、処理回路における楕円補償アルゴリズムの使
用により補償される。
【0015】 本発明の上記および他の特徴、利点および目的については、当業者には、以降
の記述、請求の範囲および添付図面を参照することにより更に理解されるであろ
う。
【0016】 望ましい実施形態の詳細な記述 典型的に形造されたプラスチックで形成されたハウジング120と、ミラー1
40と、回路板160とを含む本発明によるバックミラー組立体100が、図2
において示される。ミラー140は、回路板160に対しワイヤ142により接
続されたエレクトロクロミック素子として示されるが、本発明はこれに限定され
るものではなく、プリズム技術あるいは他の電気光学的技術でよいことが理解さ
れよう。本発明は、ミラー・ハウジング内のどこかにおけるコンパスの向きの表
示を目的とするが、必ずしも図2に示される如きミラーによるものではない。こ
の向きは、ダッシュボードあるいは図上コンソールに遠隔表示させることもでき
る。その結果、本発明に対して特定種類のミラーは重要ではない。
【0017】 図2におけるミラー・ハウジング120は、従来の方法でハウジング120に
固定されスペーサ280の対応するソケットに収受されたボール260によって
車両のフロントガラス240にピボット可能に接続されている。同様に、取付ブ
ラケット450から固定されて延長するボール300は、スペーサ280の他端
部におけるソケットに収受される。取付ブラケット450は、主として一切の電
子装置を収容する必要がないゆえに、図1に示された従来技術の取付け用ブラケ
ット・ハウジング22より非常に小さいことが判る。図2の実施形態は、車両の
フロントガラス240に取付けられた内部のバックミラーを含み、この場合取付
ブラケット450の小さな輪郭がフロントガラスにおけるより広い展望を可能に
する。また、140などのエレクトロクロミック・ミラー素子の場合は、周囲光
センサ(図示せず)により更に多くの周囲光を受取ることができ、エレクトロク
ロミック駆動回路に対して更なる開口性能を提供する。本発明は内部のバックミ
ラーに限定されず、コンパスの表示が車外のバックミラーと関連させられること
が要求されるとしても、車外のバックミラーと等しく関連付けが可能なことが理
解されよう。ある用途においては、磁場センサを車内のバックミラー組立体では
なく車内のバックミラー組立体に配置することが更に望ましい。車外のバックミ
ラーでは、ハウジング自体が車両に対して運動しないことが理解されよう。その
代わり、ハウジング内のミラーは運動し、従って以下本文に開示される構造はこ
のような相違を許容することになろう。
【0018】 バックミラー組立体100は更に、ミラー・ハウジング120に取付けられた
ミラー140と、ミラー・ハウジング120内に配置されてコンパス処理回路3
80に接続されるコンパス・センサ320とを含んでいる。コンパス・センサ3
20は、一般に、X軸磁場センサ440と、Y軸磁場センサ460とを含んでい
る。センサ440および160は、コンパス処理回路380と同様に、印刷回路
板160に置かれることが望ましい。
【0019】 バックミラー組立体100はまた、車両のその時の向きを表示するためミラー
・ハウジング120内部に取付けられたディスプレイ400を含むことが望まし
い。ディスプレイ400は、ミラー140の反射面に設けられた窓部420を介
して光を投射するように印刷回路板160の前面に取付けられることが望ましい
。図3Aに関して以下に述べるように、ディスプレイ400は、コンパス処理回
路380に接続されて検知された車両の向きを受取る。
【0020】 ミラー140は、プリズム・ミラーでよいが、望ましくはエレクトロクロミッ
ク素子71(図3A)が反射面の前方に置かれたエレクトロクロミック・ミラー
である。エレクトロクロミック・ミラー140の透過率、従ってその反射率を自
動的に変化させるセンサおよび回路もまた、印刷回路板160上に置かれること
が望ましい。このような回路は、任意の従来の方法でワイヤ142を介してミラ
ー140に接続される。
【0021】 エレクトロクロミック・ミラー140は、1999年10月20日出願のPC
T特許出願第PCT/US99/24682号に開示された実施形態の1つに対
応する構造を有することが望ましい。
【0022】 図9ないし図28に関して以下に更に述べるように、バックミラー組立体10
0は更に、ミラー・ハウジング120が前の位置から傾斜させられたときを検出
するための傾斜検出器500を含む。次に、傾斜検出器500は、車両の向き表
示信号を計算して生成するときコンパス処理回路380がミラー・ハウジング1
20、従ってセンサ320が傾斜したことを勘定に入れるように、傾斜検出信号
を生成し、これをコンパス処理回路380へ送る。
【0023】 次に図3Aにおいて、本発明の電子装置は、マイクロプロセッサ64と、表示
駆動回路65を介してマイクロプロセッサ64に接続された表示装置400と、
磁力計用途特化集積回路(ASIC)および支援回路60を介してマイクロプロ
セッサ64に接続されるX軸センサ440とY軸センサ460とを含むコンパス
・センサ320と、マイクロプロセッサ64に接続された傾斜センサ500と、
これもマイクロプロセッサ64に接続された不揮発性メモリ66と、図3Aに示
された全ての構成要素へ電力を供給するための車両バッテリまたは車両点火装置
のいずれかに接続される電源68と、マイクロプロセッサ64において電源68
に接続される電源故障検出回路70とを含んでいる。電源故障検出回路70の詳
細については、図3Bに関して以下に述べる。これらの構成要素のうち、マイク
ロプロセッサ64、回路60および不揮発性メモリ66は、図2および図9に参
照され示されるコンパス処理回路380を構成する。これらの構成要素の機能に
ついては以下において更に論述する。
【0024】 図3Aに示されるように、バックミラー組立体100における回路は、マイク
ロプロセッサ64とミラー140のエレクトロクロミック素子71との間に接続
されたエレクトロクロミック駆動回路72を含む。ミラー140がエレクトロク
ロミック素子でなければ、構成要素71および72は含まれない。マイクロプロ
セッサ64は、一般に、外部の気温を検出してこの情報を表示装置400で表示
するためマイクロプロセッサ64へ供給するように、バックミラー組立体100
から離れた位置にある温度センサ69に対して接続される。ミラー140がエレ
クトロクロミック素子であるならば、バックミラー組立体100は、前進方向に
おける車外の周囲光レベルを検知し、ミラー140に当たるグレアレベルを検知
するための周囲光/グレアセンサ74も含むことが望ましい。センサ74は、マ
イクロプロセッサ64が検出された光レベルに応答してエレクトロクロミック素
子71の反射率を調整するように、マイクロプロセッサ64に接続される。
【0025】 バックミラー組立体100は更に、マイクロプロセッサ64に接続される傾斜
計76を内蔵する。あるいはまた、傾斜計76は、(ミラーの取付ブラケットの
脚部のように)マイクロプロセッサ64から離れて配置され、その出力は専用線
により、あるいは車両のバス・システム(図示せず)を介して供給される。傾斜
計の機能については、以下において更に述べる。
【0026】 多くの異なる構成要素が図3Aに示される。当業者には、更に多くの種々の構
成要素が含まれるかあるいはマイクロプロセッサ64に接続されることが理解さ
れよう。例えば、マイクロプロセッサ64は、バックミラー内部の構成要素を制
御するため後で用いられる異なる種類の多数の情報を受取るように車両のバスに
接続される。例えば、マイクロプロセッサ64は、種々の情報を計算して車両の
乗員へ表示し、従って車両トリップ・コンピュータとして機能するために、車両
の走行距離、車両速度、および燃料の残量を受取る。また、ミラー組立体100
は、マイクロプロセッサ64の指令下で制御されるマップ灯を含み、従ってドア
開放信号あるいは車内灯点灯信号が車両バス上でマイクロプロセッサ64により
受取られ、ミラー組立体100におけるマップ灯を照明するのに用いられる。更
に、マイクロプロセッサ64は、車内のミラー140と同時に反射率を変化させ
るように、車外のエレクトロクロミック・ミラーに接続されることが望ましい。
本発明の一部の実施形態が図2、図5、図8および図9に示され、車内のバック
ミラー組立体に関して以下に記述されるが、当業者には、ミラー組立体100も
また車外のバックミラー組立体でよいことが明らかであろう。
【0027】 本発明の第1の実施形態によれば、水平方向の傾斜に対する補償は、処理回路
により他に計算されて8つの点の方位(北、北東、東、南東、南、南西、西、北
西)のどれを表示するかを決定するのに用いられる方位値に、所定誤差値を加算
あるいは減算することによって行われる。このような手法が有効である理由につ
いては、図4ないし図6において示される。図4と図5において、例示の目的の
ため、Y軸が車両の方位と整合された軸として定義され、X軸がY軸に直角であ
り地表と平行である軸として定義され、Z軸がX軸とY軸に対して直角である軸
として定義される。
【0028】 コンパスの2つの磁場センサが(図1に示されるように)車両のフロントガラ
スに取付けられるミラー取付ブラケットの脚部に固定されるとき、センサの1つ
がY軸に沿う磁界成分を検出するように恒久的に取付けられ、他はX軸に沿う磁
界成分を検出するように恒久的に取付けられる。ミラー面がX軸に平行である面
P1内にあるものとすれば、2つのセンサは、X軸センサがミラーに平行にかつ
Y軸センサがミラー面に直角に取付けられるとき、車両のX軸とY軸に対して同
じ関係を持つことになる。このため、X軸センサにより磁界成分が検知されず、
正の磁界成分がY軸センサにより検知されるならば、コンパス処理回路は車両が
北に向いていると判定する。同様に、磁界成分がX軸センサにより検知されず、
負の磁界成分がY軸センサにより検知されるならば、コンパス処理回路は、車両
が南を向いていると判定する。同様に、磁界成分がY軸センサにより検知されず
、正の磁界成分がX軸センサにより検知されるならば、コンパス処理回路は、車
両が東を向いていると判定することになる。磁界成分がY軸センサにより検知さ
れず、負の磁界成分がX軸センサにより検知されるならば、コンパス処理回路は
、車両が西を向いていると判定することになる。等しい正の磁界成分がX軸とY
軸の両センサにより検知されるならば、コンパス処理回路は、車両が北東を向い
ていると判定することになる。等しい負の磁界成分がX軸とY軸の両センサによ
り検知されるならば、コンパス処理回路は、車両が南西を向いていると判定する
ことになる。正の磁界成分が負の磁界成分の絶対値に等しいとY軸センサにより
検知されるならば、コンパス処理回路は、車両が北西に向いていると判定するこ
とになる。Y軸センサにより検知される負の磁界成分の絶対値がX軸センサによ
り検知された正の磁界成分の値に等しければ、コンパス処理回路は、車両が南東
を向いていると判定することになる。水平面内で検知される如き地球の磁界の強
さは一般に地球の所与の場所に対して変化しないので、X軸とY軸(それぞれ、
xおよびBy)において検知される如き地球の磁界(BE)の成分値は、ピタゴ
ラスの定理を用いて決定される、すなわち、BE=Bx 2+Bγ2(ここで、磁界は
一般にミリガウス(mG)で計測される)。このように、車両が360°のルー
プで旋回したとき磁場センサの出力レベルがX軸とY軸とに対してプロットされ
るならば、相互に対するレベルは、図6における円Aとして示される円を形成す
ることになる。
【0029】 このような電子式コンパスが一般に8つの異なる方位(北、北東、東、南東、
南、南西、西、北西)を表すだけであり、X軸およびY軸のセンサにより検知さ
れる磁界成分がつねにゼロでなくつねに等しくはないので、コンパスの処理回路
は一般にX軸とY軸に対する方位角θを計算し、この方位角を8つの異なる方位
の表示の各々間の境界を画定する閾値に対比する。このように、図6に示された
円のプロットAは、8つの異なる表示の方位に対応する45°の8つの角度セグ
メントへ有効に分けられる。コンパスの処理回路は、単にどのセグメントに方位
角θが所定するかを判定して、8つの方位のどれを表示するかを決定する。
【0030】 ミラーの面が面Pにあるように、バックミラーが水平方位に傾斜するとき(図
4)、車両のX軸およびY軸はもはやセンサの軸とは対応しない。その代わり、
センサのX′軸およびY′軸は、車両のX軸およびY軸の原点の周囲で角度φだ
け回転される。このような回転の効果は、コンパスの処理回路が角度φに等しい
量だけ正しくない車両の方位角を計算することである。理想的には、ミラーが傾
斜する正確な角度φを決定することができ、コンパスの処理回路は単に検知され
た車両の方位角θに関して角度φを加減することができるに過ぎない。ミラーが
傾斜する相対角度φは、車両の実際の方位の計算のため前記値を表わす信号をプ
ロセッサ64へ与えることにより電気的に測定することもできる。(ハウジング
120も傾斜させるかどうかに拘わらず)ミラー140を回転させる駆動機構が
存在する場合は、信号はプロセッサ64による更なる動作のための角度φの正確
な測定を基準とする駆動機構から得ることができる。ミラー・ハウジング120
が中心から回転されるか所定角度より更に回転されたときに信号を生じる1つ以
上のマイクロスイッチののような、単独センサあるいはスイッチもまた、ミラー
の回転の表示として用いることができる。更にまた、角度φの測定のためグロー
バル位置決めシステム(GPS)から信号を受取る回路を組み込むことは、本発
明の範囲内に含まれる。
【0031】 あるいはまた、所定ミラーの水平方向の傾斜角度φは、電子式コンパスに対す
る大半の米国が原産国である装置の製造者の誤差公差による、かつコンパスのみ
の表示が正確な角度単位の方位ではなくあり得る8つの車両の方位の1つである
という事実により、実際の水平方向の傾斜角度のいかんに拘わらず、コンパスの
処理回路へプログラムすることが可能である。例えば、異なる大きさの運転者と
異なる大きさの車両のサンプルにおいて、典型的な実際の水平方向の傾斜角φが
15°と21°の間にあるものと判定された。大半の米国原産の装置製造者は、
最後の表示の読みの生成に対して±10°の典型的な誤差を受入れることになろ
う。所定水平方向の傾斜角φを18°に設定することにより、このような所定角
度は、実際の水平方向の傾斜角から僅かに±3°だけ異なるに過ぎない。このよ
うな電子式コンパス・システムにおいて固有の他の誤差と組合わせると、水平方
向の傾斜から結果として生じるこの±3°の誤差は製造者の±10°の誤差の公
差外の誤差を生じることはない。
【0032】 処理回路380における誤差の生成を更に最小化するためには、必要ではない
が、従来技術の8ビット処理の代わりに16ビット計算を用いることが望ましい
。このことは、基本精度を改善するため粒度および丸め誤差を減じて、システム
が耐えられかつ更に±10°の仕様内に収まる最大限の回転を増大する。設定位
置データが利用可能であれば、バスその他の接続により、他のデータが得られな
ければ、これはミラー位置を近似させるのに用いられる。
【0033】 磁場センサをミラー・ハウジングに組込むための第2の実施形態が、類似の構
成要素が図2のそれと同じ番号を持つ図5に示される。ここで、磁場センサ32
0は、図2の実施形態のように回路板16へ直接取付けられるが、この取付けは
X軸センサ440およびY軸センサ460が回路板16に対し所定角度φで取付
けられる如くである。先に述べたデータに基いて、この角度φは18°となるこ
とが望ましい。当該実施形態では、X−Y面からの磁場センサ320の傾斜は楕
円補償すなわち利得補償によって補償することができる。あるいはまた、傾斜の
所定最適角度を決定することができ、かつセンサ320が前記の傾斜を勘定に入
れる角度で回路板に取付けることができる。
【0034】 磁場センサをミラー・ハウジングへ組込むための第3の実施形態は、類似の構
成要素が図2に対するものと同じ番号を有する図8に示される。図2または図5
の実施形態間および図8の実施形態の主な相違が、磁場センサ320が印刷回路
板160へ取付けられず、これによりミラー140の面に対して固定されるが、
むしろブラケット450から伸びる堅固なアーム445に固定されることは容易
に判る。当該実施形態においては、ボール501がアーム445の端部に固定的
に置かれ、ハウジング120はボール501を収受してピボット結合を形成する
ソケット446を有する。ソケットの基部の開口447はボール501のハウジ
ング120への延長部を収受し、これが磁場センサ320が固定されるブラケッ
ト448を支持している。ワイヤ454は、磁場センサ320を回路板160へ
コネクタ455により電気的に接続する。このように、ミラー・ハウジング12
0(および、ミラー140、およびミラーと関連する回路板160)は、ピボッ
ト接続部の周囲で自由にピボットし、ハウジング内部の磁場センサ320は車両
に対して固定される。当該実施形態においては、ミラーの垂直方向の傾斜を勘定
に入れるため楕円補償アルゴリズムあるいは他の傾斜センサを組込むことは必要
でない。しかし、楕円補償法は、種々のフロントガラス角度には有効であろう。
【0035】 先に述べた手法は、水平方向の傾斜の補償のためには有効であるが、これらの
手法はハウジングの垂直方向の傾斜は補償しない。バックミラー・ハウジングの
垂直方向の傾斜は、ある幾何学的領域において垂直方向(すなわち、「Z軸方向
」)における地球の磁界強さ成分は地球の磁界の北極に近づくその水平方向成分
よりはるかに強いという事実に照らして非常に厳しいものとなる。従って、電子
式コンパスのX軸とY軸の磁場センサが垂直方向に傾斜するとき、地球の磁界に
おける大きな偏りはX軸およびY軸のセンサにおいて検知され、これによりコン
パスの検出回路により検知される磁界の強さに著しいずれを生じる。図7は、ミ
ラーを垂直方向に傾斜させる効果を示している。特に、円Bは、傾斜に先立ちセ
ンサの出力レベルのプロットを表わし、円Cは垂直方向の傾斜に続くセンサの出
力レベルのプロットを表わしている。図7から明らかなように、ミラーおよびセ
ンサの垂直方向の傾斜が完全円形のプロットを、Y軸センサにより検知される地
球の磁界のZ軸成分の部分に等しい量だけY軸に沿ってずれを生じる。このよう
なずれは、車両が東または西に向くときに著しい誤差を生じる。水平方向の傾斜
に関する先の論議から明らかなように、垂直方向の傾斜により生じる付加的な誤
差は製造者の誤差の公差を越えることがある。
【0036】 ミラーおよびコンパスのセンサの垂直方向の傾斜を補償する1つの可能な方法
は、最初にZ軸方向に配向された更に多くの磁場センサを設けることにより垂直
方向の傾斜が生じたかどうかを検出し、X軸、Y軸およびZ軸のベクトルおよび
X軸、Y軸の大きさの両方の結果を監視することによる。X軸,Y軸、Z軸のベ
クトルの結果は変化しないが、X軸とY軸の大きさが急に変化するならば、ミラ
ーが垂直方向に傾斜したものと見なされる。このような垂直方向の傾斜が検出さ
れると、マイクロプロセッサ64が、米国特許第5,737,226号に開示さ
れた迅速な再校正ルーチンを実施し、これが、車両が360°のループで進行す
るときセンサから得られるデータの円形プロットの中心に対応するようにX軸と
Y軸の原点を実質的に再位置決めする。
【0037】 別の手法は、マイクロプロセッサ64に組込まれる米国特許第4,953,3
05号に開示された形式の楕円(すなわち、利得)補償アルゴリズムを用いて、
X−Y面からの磁場センサ320の傾斜を補償する。傾斜角度φを勘案する別の
方法は、ルックアップ・テーブルを所与の車両に対する特定値を含むマイクロプ
ロセッサ64あるいは任意の不揮発性メモリにプログラムすることである。
【0038】 以下において詳細に述べる図9に示されるように、本発明のバックミラー組立
体100の第4の実施形態が、ミラー・ハウジング120と、ミラー・ハウジン
グ120が車両に対して垂直および水平の両方向に傾斜されるように、ミラー・
ハウジング120を車両へピボット可能に設ける取付構造445とを含んでいる
。図9において、参照番号240は、取付構造445が固定される車両のフロン
トガラスを表わす。当業者には、取付構造445がフロントガラス上方の車両の
屋根構造に交互に固定されることが理解されよう。ある用途においては、1つの
ボールにおける回転位置の測定が車両におけるミラーの位置を正確に示すように
1つのボール・マウントが望ましい。
【0039】 先に述べたように、ミラー・ハウジング120、従ってセンサ440、460
が動かされたときを検知する傾斜検出器500が設けられる。このような運動が
センサ440、460の読みの精度を低下させるので、コンパスの処理回路38
0がセンサの読みまたは表示信号を補償し、そして(または)コンパスの再校正
手段として校正点を補償することによりこのような運動の検出に応答する。特に
、コンパスの処理回路は、校正点(すなわち、基準のX軸およびY軸の原点、お
よび軸自体)を、傾斜検出信号が受取られた直後に検出されるセンサ440、4
60により検知される方向成分の変化に等しい量だけただちにシフトする。この
ように、コンパスの処理回路380は、ミラー・ハウジングおよびセンサの直接
の運動の結果として生じる誤差の量をただちに決定し、この検出された誤差に基
いてコンパスの補償および再校正をただちに行う。このように、コンパスの処理
回路380は、再校正モードに入る必要がなく、これにより車両は、新たな校正
点を決定するため1つ以上の閉ループあるいは閉ループの各部で最初の転回を行
わなければならない。
【0040】 バックミラー組立体100が動かされたようなときに車両の点火が遮断される
場合、このような運動は、以下に述べる色々な傾斜検出機構を用いて検出され、
点火が遮断される直前に得られるセンサの読みが不揮発性メモリ66に格納され
、その後点火が再び投入された直後の読みと比較され、車両の点火が遮断された
ときでも、コンパスの処理回路80がただちに補償および再校正を行うことを許
容する。
【0041】 図3Bは、電源68と電源故障検出回路70とに対する望ましい構成を示して
いる。電源回路68は、車両の点火からの電圧を5ボルト・レベルへ変換する周
知の電源回路でよい。図3Bに示されるように、電源故障検出回路70は、点火
電力線に接続される分圧器88におけるタップから得た電圧を、5ボルト電源に
接続される別の分圧器86から得た基準電圧に比較するコンパレータ85を含む
。このため、図示のように、この基準電圧は2ボルトである。点火電圧レベルが
8ボルトであるとき、分圧器88から得た電圧は基準電圧に等しいことが望まし
い。このように、点火電圧が8ボルトより高いかぎり、当例では、コンパレータ
85は、点火電力がオンであるかオフであるかを判定時に、マイクロプロセッサ
64へ使用のため供給される電力良好信号を出力する。
【0042】 本発明の概念を全般的に述べたが、傾斜検出器の種々の実施形態を以下に述べ
る。傾斜検出器の第1の実施形態は、図10ないし図14に示される。 図10において、1つのボール・ミラー・マウントに対するピボット部の一部
、回路板の一部、および前記マウント上のミラー位置を測定するのに使用される
構成要素が示される。ボール501は、図示しない取付ブラケットを介してステ
ム502により自動車へ取付けられる。組立体は、上から見られる。ボールソケ
ット503は、ばねブラケット504によりボール501へ押しつけられている
。ばねブラケット504は、回路板160におけるように、図示しないミラー・
ケースへ堅固に取付けられ、その一部が示される。ターゲット505がピボット
ボールに取付けられ、拡散、望ましくはランベルト(Lambertian)反
射表面505aを有する。4つのLEDの2つ506、507が図10に示され
る。これらのLEDは、一時に1回瞬間的に発光され、各々のLEDにより面表
面505aから個々に反射された光は、フォトダイオード516により測定され
る。LEDおよびフォトダイオードは、表面実装素子であることが望ましい。更
に、光レベルの均一性が重要であるため、LEDは拡散器を内蔵することが望ま
しい。素子510がLED506とフォトダイオード516の間に置かれて、L
ED506からフォトダイオード516へ直接届かないように光を遮断する。タ
ーゲット505の周囲部520は、この面からの光がフォトダイオードへ反射し
ないように開先加工されるべきである。
【0043】 図11は、ミラーのボール501上の端位置の1つへ回転されたミラーを示し
ている。当例では、角度φは約30°である。この構成の形状は、LED506
がターゲット505の表面505aとほぼ同一面内にある如きものである。この
ような位置では、LED506からの光はほとんどあるいは全く表面505aに
達しない。ミラーが回転されて角度φを減じると、表面505aに当たりフォト
ダイオード・センサ516へ乱反射されるLED506からの光は、角度φが約
5°に減じるまで円滑に増加する。角度φが約5°から−30°に減じると、L
ED506からフォトダイオード516へ表面505aにより反射される光はほ
ぼ一定のままである。LED507からの独立的に測定された光レベルは、LE
D506から反射された光レベルのほぼミラー・イメージである。使用において
、ミラーはつねに、右側または左側の運転位置に基く片側または他の側に対して
角度を有し、従ってLED506とLED507の両方からの光レベルが−5°
と5°の間の最大値に達するという事実は機能にとって決定的ではない。また、
車内バックミラーは、典型的に、平均的な大きさの運転者に対して目の高さに取
付けられ、従ってミラーは典型的に垂直下方へに傾斜させられる。
【0044】 図12において、図11に示された角度φの関数としてのLED506の出力
レベルがRL6により示され、LED507の出力レベルはRL7で示される。
LED506およびLED507について検出されたピーク光レベルが同じでな
いことに注目されたい。これは主として、光出力が1つのLEDから他のLED
の間で変動するゆえである。望ましい実施形態においては、各々のLEDの光出
力は製造テストおよび校正の間に測定される。これらの相対レベルは、メモリに
記憶される。校正におけるこれらの読みは、範囲が図13におけるRL6Sおよ
びLR7Sにより示される如く一致するように、マイクロコントローラによって
個々のLEDの読みをスケールするのに用いられる。表面505aに当たる光エ
ネルギ束は、光線が表面505aに当たる表面に関する立上り角度の正弦に比例
するから、フォトダイオードにより読出されるLED506またはLED507
からの光レベルは、角度φの強い関数および傾斜角度の弱い関数である。このこ
とは、水平面におけるマウントに対するミラーの方位角および垂直面内のミラー
の傾斜角度がある程度の独立性をもって測定する必要があるので好都合である。
当該構成の別の有利な特徴は、傾斜角度が増加されるにともない、一定であるが
大きい傾斜角度における図12および図13の傾斜角度に似たプロットが角度φ
が0°を通る実効範囲を持つことである。このように、実効範囲が重なり、中間
には「デッド」スポットが存在しない。このことはまた、水平面内の比較的大き
な方位角における垂直面内の傾斜角度に対するカーブにも適合する。このことは
、実際に、傾斜角度が非常に小さいが、方位角はミラーの通常の用途に対して決
して小さくないから、必要な特性である。
【0045】 図14は、フォトダイオード516と、4つのLED506ないし509と、
ブロック・ライト510ないし513に対する4つの構成素子とを示している。
垂直軸の周囲の回転は、図10および図11に示されている。LED508およ
び509は、非常によく似た方法で水平軸周囲の傾斜角度を測定するのに用いら
れる。
【0046】 この構成は、初めて見ると複雑ではないが、多くの代替的な構成に勝る非常な
利点を有する。第一に、表面505aは大きくかつセンサとLED光源に比較的
接近し、従って拡散光源と共に用いても、センサに反射される光レベルは比較的
高い。拡散光源は、望ましいものであり、おそらくは利用可能なスペースに適合
する低コストの表面実装構成素子に対する唯一の光源である。集束されかつ非常
に特徴的な照明パターンは要求されず、組込まれるならば、一般にコストおよび
製造公差の問題を大幅に増すことになろう。第二に、主として、表面505aに
当たる入射光線による照明レベルがターゲットに当たる点に対する入射光線の立
上り角度の正弦に比例するという事実によって、ほぼ理想的な応答パターンが達
成される。別の言い方をすれば、光源からより多くの光が表面に当たるように表
面が回転されるにともなって表面の照度が増大する。このことは、表面505a
の反射率における特別なグレースケール等級の必要をなくす。表面505aの陰
影その他の特徴付けの付加は応答特性の更なる調整のために用いられるもので、
本発明の範囲外ではないことに注目されたい。また、表面505aの照明レベル
が適用し得る移動の極限においてほぼゼロまで低減するようなLEDの位置決め
は設計上の重要な特徴であることにも注目されたい。この設計の別の利点は、各
LEDからセンサへの主要経路では、光が1つの反射のみを受け、従って設計は
素材の選定、製造公差、あるいは年齢による減光による表面505aのやや低下
した反射率に対してそれほど鋭敏でないことである。
【0047】 比較すれば、望ましい実施形態におけるターゲットの領域の5分の1より少な
い白いターゲットを組込んだ代替的な設計である。この代替的な設計では、ター
ゲットは、ミラー・ボールに非常に接近して配置され、これに対応してフォトダ
イオード・センサおよびLED光源から更に離れて配置された。類似のLEDに
対する検知される光レベルは、ほぼ係数5だけ低かった。更にまた、ターゲット
を囲みセンサから見える背景領域は、この領域における表面の暗部を注視しても
、背景の光レベルが異様に高かった。
【0048】 同様に譲渡された1999年5月7日出願の米国特許出願第09/307,1
91号「フォトダイオード光センサ(PHOTODIODE LIGHT SE
NSOR)」に記載されたセンサは、色々な形態のフォトダイオードを置換し得
る望ましい光センサである。このセンサは、表面実装パッケージにパッケージさ
れるべきである。前記国特許出願第09/307,191号に記載されたような
センサは、2段階からなっている。最初の段階では、光レベルは制御された期間
だけサンプルされる。第2の段階おいて、入射光レベルとサンプル時間の積に比
例するパルス出力期間が、センサにより出力される。当該設計におけるマイクロ
コントローラは、サンプル積分期間を開始して制御することができ、かつ全てが
1つの2方向性の入出力ポートを介する光レベルを表わすセンサの出力パルスを
読出すことができる。各LEDの明るさを補償するため格納された校正限度は単
に積分パルス幅の設定であり得、これにおいては各々の積分パルス幅設定は対応
するLEDの光レベルに反比例する。
【0049】 ターゲット505aは、比較的均等な、ほぼ平坦な散漫反射領域を持つことが
望ましい。望ましい拡散光源は、ミラーがピボットボールにおいて運動する限度
付近にあるとき、ターゲットのほぼ表面内にあるように配置される。これにより
、ターゲットは、このような形態における光源からの光をほとんどあるいは全く
妨げることがない。LED光源が更にターゲット面から遠ざかるにともない、L
EDからの徐々に増加する光量がターゲットにより遮られる。拡散ターゲット面
は、このような光を多くの方向に反射し、センサはこのような乱反射された光の
レベルを直接サンプルするように配置される。このため、検知される光出力は、
LED光源がターゲットの視認できる側でその面から更に遠ざかる位置へ回転さ
せられるにともない、徐々にかつ予測可能に増大する。多くのLEDが一時に1
つずづ用いられて異なる方向におけるあるいは異なる軸の周囲のミラーの回転を
測定する。
【0050】 第2に、今述べた位置の検知によれば、ルックアップ・テーブルおよび(また
は)計算を用いて、然るべき精度で4つの光レベルの読みの関数としてボール上
のミラーの実際位置を決定する。この光レベルの読み、あるいは任意にこれらの
読みから計算される位置がメモリに置かれ、ボール上のミラーのその時の位置が
、ボール位置センサの光レベルを読出してこれらを比較に適する形態へ変換する
ことによって、繰返し決定される。光レベルにおける変化あるいは任意にボール
におけるミラーの計算位置を用いて、ミラーが再調整されたときを判定する。再
調整が行われた直後に、安定した連続的な位置の読みにより示されるように、ボ
ールにおけるミラーのこのような新たな位置の相違もまた、ピボットボールにお
けるミラーの角度の調整増分を表わすように計算される。このような調整の増分
がコンパスの読みにおける補正を保証するのに充分に大きい(例えば、3°)と
き、調整値が比較される直前に行われた対応する読みに関してミラーがそのピボ
ット接続部で回転された直後に記録された磁気ベクトルの読みにおける変化が比
較されて、コンパスの磁気ベクトルの読みの関数として表示された方向の計算時
に用いるため新たな補正を決定する。この磁気ベクトルの読みは、ボール・マウ
ントにおけるミラーの回転と共に平滑に変化するはずであり、ボールにおけるミ
ラーの位置における測定増分変化と測定磁界における増分変化との間に妥当な相
関が存在するはずである。このような相関が調べられ、妥当でなければ、即時の
補正は行わず、車両の何回かのターン後の変化を補正する自動的校正まで延ばす
ことが望ましい。このような手段が用いられなければ、即時の補正は、異常な状
況により、表示される方向の読みにおける誤差を減じるのではなく増大するおそ
れがある。
【0051】 磁気ベクトルおよび(または)表示された方向の読みがボールにおけるミラー
の位置の変化と妥当に相関するかどうかを判定する多くの比較アルゴリズムがあ
り得る。簡単なアルゴリズムは、例えば、磁界の読みから、実際にミラーの調整
の直前であった方向の読みへの変換を用いて、これをミラー位置の調整の直前ま
たは直後に行われた磁界の読みに適用することである。これら2つの計算された
方向の読みにおける角度の差は、次に調整によるボールにおけるミラー位置の角
度の変化に比較される。次いで、基準となるのは、例えば、計算された方向の読
みにおける角度差が2.5対1以上の比によるミラーの調整の角度増分を越える
ならば、磁気ベクトルから方向の読みへの変換の即時修正をバイパスすることで
ある。
【0052】 第3に、いったん補正されたコンパスの読みは、車両の前方に関してではなく
水平面内のミラーの方向に関する方向を表示する。水平面内のボールにおけるミ
ラーの実際の方向が測定されるので、コンパスの方向の読みは水平面内の車両に
関するミラーの実際の角度について補正するようにオフセットされる。このよう
な任意の補正が行われると、ミラーの水平方向における変化の補正が全体的な補
正時に2回適用されないように、磁界ベクトルからの方向を計算することをアル
ゴリズムの修正の決定において勘定に入れなければならない。
【0053】 図15において、ターゲットの検出器の第2の実施形態が示される。この第2
の実施形態においては、ターゲット525は、その時のミラーのボール501か
らターゲット525の反対側に円筒表面25aを持つように構成される。このよ
うな円筒面は、傾斜検出器500が垂直あるいは水平の方向における傾斜を検出
するように設計されるときに用いられる。図15に示されるように、この円筒面
は垂直方向の傾斜の検出のために構成されている。このようなターゲットが用い
られると、LED506、507(図14)の一方または両方を用いる必要があ
る。図15に示された形態では、円筒表面25aは、1つのエッジで非常に反射
し他の端部ではそれほど反射せず、頂部と底部エッジ間で反射率が徐々に低減す
るような変化する反射率のコーディングなどを持つことが望ましい。これは、表
面25aに対して用いられる白からグレー、更に黒へのスケールによって達成さ
れる。
【0054】 このように、ミラーが正常な運転位置であるところを越えて回転されるならば
、反射率が変化してこのような運動の検出を可能にする。車両の乗員がメークア
ップを調べあるいは車両のバスケット領域を見るためにミラーを動かすときのよ
うに急激な運動が検知されるならば、反射の著しい低下が検出されて、ミラーが
有効な位置へ戻されるまでコンパスの処理回路380が表示された方位をロック
することもあり得る。
【0055】 本発明の傾斜検出器の第3の実施形態が、図16Aおよび図16Bに示される
。当該実施形態は、LED(または他の光源)からの光がターゲットから外れて
反射された後センサにより検知される初めの2つの実施形態に類似している。し
かし、この実施形態は、ターゲット面501aがミラーのボール・マウント50
1の表面に直接設けられている点で異なる。初めの2つの実施形態の用に、この
第3の実施形態は、それぞれセンサ516の上下に配置されたLED506、5
07を含んでいる。図17に示されるように、第3の実施形態の傾斜検出器は、
バックミラー組立体の水平方向の傾斜を検知するためセンサ516のいずれかの
側に側方に配置されたLED508、509を更に含む。図14に示された第1
の実施形態のように、最初にターゲット面から外れて反射することなく、LED
の1つから直接発光される光センサ516に光が達するのを防止するため、光遮
蔽要素510−512が設けられている。
【0056】 ターゲット501aは、黒あるいは暗色のボール501に設けられた白い点で
ある。反対に、ターゲットは白か非常に反射するボール501上の黒い点でもよ
い。基本的には、ターゲットは、ミラーのボールと対照するどんな色でもよく、
ここで「色」とは、用いられる光のスペクトルにおける反射率として定義される
。一般に、ターゲットの領域501aと測定される周囲の領域との間のコントラ
ストの差である。ターゲットは、ボール501上に塗布してもよく、あるいは別
のプラスチック部材(先の2つの実施形態におけるような)でも、粘着性ステッ
カ、あるいは更にボール501の表面の模様の変形でもよい。更に、明るい背景
で黒いターゲットとして見えるくぼみをボール501に作ることができる。更に
、ボール501は、金属から作ることもでき、ターゲット501aとして働くよ
う鏡片を持つこともできる。
【0057】 ターゲット検出器において実現するためにLEDについて先および以下に述べ
るが、白熱灯、蛍光灯などのとびとびの光源を用いることができる。それにも拘
わらず低コストで、回路板に容易に取付けられ、かつ比較的小さなサイズである
ため、LEDが選好される。
【0058】 一般に赤外(IR)光のみを発光するLED506−509がこのように選択
され、このため、主としてIR LEDから発光される波長範囲の光のみを検知
フォトダイオード516が1つであり得る。IR LEDを傾斜検出器用に用い
ることにより、本発明がエレクトロクロミック・ミラーにおいて実現されるとき
は、LEDからの迷光が周囲光センサおよびグレアセンサに悪影響を及ぼすこと
がない。さもなければ、ある遮光構造その他の処置が取られなければ、ターゲッ
ト・センサのLEDから発光される可視光が周囲光あるいはグレアのセンサによ
り検出される迷光を生じて、これによりセンサにより実際に存在するよりも多く
の周囲光レベルあるいはグレアレベルが存在すると表示させるおそれがある。そ
れにも拘わらず、可視光を発するLEDは、その低コストのゆえに望ましい。
【0059】 図18は、LED506−509を駆動し、光センサ516により検知される
光レベルを読出すために用いられる回路例を示している。光センサ516は、フ
ォトダイオード、CdSフォトセル・ダイオード、などでよい。図18に示され
るように、LED506−509はそれぞれ抵抗601を介して共通のグラウン
ドに結合されている。LED506−509はまた、各々のトランジスタ・スイ
ッチ602−605を介して共通の電源に接続されている。抵抗のゲートは、回
路板結合器608の入力ピンに結合され、これら入力ピンは更にマイクロプロセ
ッサ64(図3A)に結合されている。抵抗610−613が、結合器608の
ピンおよびトランジスタ602−605間の入力経路に設けられる。光センサ5
16は、グラウンドと、積分増幅器615の入力との間に結合され、この増幅器
はその出力が結合器608のピンに結合され、このピンは更にマイクロプロセッ
サ64の入力に結合している。
【0060】 図19に示されるように、マイクロプロセッサ64は、LED506−509
の各々の順次の付勢を生じるトランジスタ602−605の各々へパルスを順次
送る。このため、一時に1つのLEDしかターンオンされない。付勢パルスがス
イッチ602−605へ送られるとき、マイクロプロセッサ64が光センサ51
6の増幅される出力を監視する。光センサ516から生じる出力の一例もまた図
19に示される。ミラーが下方へ傾けられると、ターゲット501aがボール5
01の残部より更に反射し、LED507が発光されるとき、センサ516が検
出する光の量はLED506が発光されるときよりも多くなる。これは、LED
507からの光が、ターゲット501aから反射されるLED506からの光の
部分より多くターゲット501aからセンサ516へ反射されるからである。こ
のように、ミラーが下方へ傾けられるときの出力が、図19に信号Aとして示さ
れる。しかし、ミラーが上方へ傾けられるときは、逆も真となる。このように、
光センサ516により検出されるレベルは、図19に示される信号Bを表わすこ
とになる。ミラーが水平に動かされるならば、LED508、509が個々に発
光されるときに検出される関連する光レベルが変動し、従ってマイクロプロセッ
サ64により検出されることに注目されたい。
【0061】 先に述べたように、コンパスの処理回路は、一般に、傾斜の直前および傾斜が
検出された直後のセンサの読み間の差異に基いて、ミラーが傾けられ、コンパス
の補償あるいは再校正を行うときを決定する。先に述べ以下に述べる実施形態に
おける手法を用いて、傾斜の程度が、検出された光レベルが変動する程度によっ
て確認される。このように、コンパスの処理回路は、傾きが検出される直前と直
後に検知されたレベル間の差異を用いるのではなく、コンパスを補償しあるいは
再校正するときの実際の傾斜の程度を交互に勘案することができる。
【0062】 図20は、LED507、509のみが用いられることを除いて、第3の実施
形態と類似する本発明の傾斜検出器の第4の実施形態を示している。明らかに、
LED数を減じることにより、ミラーの構成要素の数およびコストを低減するこ
とができる。ミラーの相対運動もまた、単にセンサ516により検出される光の
量がLED507、509のいずれか1つが発光される前の測定値から変動する
かを監視するだけで決定することができる。しかし、図17に示された実施形態
が温度を比較的受けず、装置間の変形が少ないゆえに、図17に示された形態が
図20に示されたものよりも選好されることに注意すべきである。また、変動す
る周囲光レベルがいつでもセンサ516に達するならば、このような光は、実際
にミラーが傾けられたかどうかを検出する傾斜検出器の能力に影響を及ぼし得る
。しかし、図17に示された形態を用いると、周囲光が増加するならば、センサ
516により検知された光レベルは4つ全てのLEDがターンオンされた瞬間ご
とに増加されることになり、このことが、他方のLEDが発光されるときは高い
光レベルを生じるが、1つのLEDが付勢されるときはより低いレベルを生じる
ことになるため、ミラーが傾けられなかったことを表示することになる。
【0063】 図21は、1つのLED507しか用いられない本発明の傾斜検出器の第5の
実施形態を示している。この実施形態もまた、ミラーの構成要素の数およびコス
トを低減するという利点を提供する。更に、1つのLEDしか用いられないなら
ば、これは100%のデューティ・サイクルに設定することができ、EMI放出
を低減する。図21にも示されるように、ターゲット501aは、光センサ51
6に対するターゲットの運動の程度を決定する傾斜検出器の能力を強化するため
に、垂直方向において黒からグレー、更に白へ変動するよう構成される。
【0064】 図22は、本発明の傾斜検出器の第6の実施形態を示し、これは、ターゲット
501aが方形のターゲット領域を対角方向に跨がって設けられる黒からグレー
へ、白へのグレースケールを持つことを除いて、第4の実施形態と類似する。こ
のような手法は、垂直および水平の両方向において更に正確な検出を可能にする
ように反射率の勾配が対角方向に提供されることを除いて、第5の実施形態で用
いられるものと類似する。
【0065】 上記の実施形態は1つの光センサと1つ以上のLEDを用いるが、発想を逆に
して、図23に示されるように、1つの光源530と、当該実施形態においては
CdSセルであることが望ましい1対の光センサ532、534とを用いる。第
7の実施形態に寄れば、第1の光源532は、正の電圧供給線とセンサの出力線
535との間に結合され、第2の光源534は出力線535とグラウンドとの間
に結合される。このような構成により、VOUTは傾斜の位置と共に変化する。僅
かに2つのセンサが垂直方向の傾斜の検知のために示されるが、更に2つのセン
サを水平方向の傾斜の検知のために提供することができる。このような構成が用
いられると、LED530から発光される光がこれもCdSセルであるグレアお
よび周囲光のセンサに達することを阻止するため、更に多くのバッフル効果が提
供されることに注意すべきである。
【0066】 図24Aおよび図24Bは、本発明の傾斜検出器の第8の実施形態を示してい
る。図示のように、2進グレー・コード・ホイール540がボール501に固定
される。例えば、3つの直線的に配置されたエミッタを含むエミッタ・アレイ5
42と、3つの対応する検出器を含む検出器アレイ544とは、ホイール540
がその間に充分な空間をおいてエミッタ・アレイ542と検出器アレイ544間
で延長して、ミラーが動かされるとホイール540をアレイ542と544に対
して動かすように、印刷回路ボードに取付けられる。グレー・コード・ホイール
は、一般に、透過性か非透過性を有する離散的な領域を有する。この離散領域は
、エミッタと検出器の数に対応して、全体的に複数の列と3つの弧状の行で配列
される。各列は、検出器はどの列がエミッタと検出器との間に存在するか検出で
きるように透過性/非透過性の領域の独自の2進シーケンスを含む。列を識別す
ることによって、ホイール(従って、ミラー)の1つの面内の運動の程度が決定
される。コーディング方式の一例が、図24Aに示され、下表に示される。この
ような同じ手法は、グレースケール・ディスクを用いて使用することもできる。
【0067】
【表1】
【0068】 図25は、本発明の傾斜検出器の第9の実施形態を示している。図示のように
、パドル550がボール501に取付けられ、このパドルは1対のリーフ・スイ
ッチ552、554間に延長する。明らかなように、ミラーが下方へ傾けられる
と、パドル550がリーフ・スイッチ552へ近づき、最後にスイッチ552の
下部接点を上部接点へ押つけることにより、スイッチ552と関連する出力線5
53に電圧の変化を生じる。同様に、ミラーが垂直上方へ傾けられると、パドル
550が、下部接点と接触状態になるまでリーフ・スイッチ554の上部接点で
下方へ押しつけ、これにより出力線555において電圧を検出させる。このよう
に、このような構成が3つの離散的な位置、すなわち、上方、下方および中心を
提供する。このような形態は、パドル550に更に近く重ねられたリーフ・スイ
ッチがその前にミラーの垂直方向の傾き度に応じて外方へ付勢された状態となる
ので、傾斜の量について更なる解決法を提供するため複数のこのようなリーフ・
スイッチを重ねることにより改善することができる。
【0069】 図26Aないし図26Cは、本発明の傾斜検出器の第10の実施形態を示して
いる。当該実施形態は、米国特許第5,157,372および同第5,309,
135号に開示された可変抵抗曲げセンサのような曲げセンサを用いる。図示の
ように、曲げセンサ560が一端部で回路板160に固定され、他端部において
ボール501に固定される。理想的には、曲げセンサの縁部が回路160とボー
ル501に固定され、エッジは曲げ表面が90°捩られて相互に直角に伸びるよ
うにする。曲げセンサのこのような捩りが、垂直および水平の両方向の傾きの変
化の検知を可能にする。このような手法は運動の接近は弁別しないが、ミラーの
位置が変化したことを表わすことができ、これによりコンパスの処理回路が先に
述べた方法で補償または再校正を行うことを可能にする。
【0070】 図27Aおよび図27Bは、本発明の傾斜検出器の第11の実施形態を示して
いる。基本的には、この傾斜検出器は、ジョイスティック形式の組立体、模型飛
行機の遠隔制御装置、などに広く用いられるものである。図示のように、ボール
501は、1対の直角に配置された半円形アクチュエータ572、574間に伸
びる軸570が備えられる。半円形アクチュエータ572、574は、ロッド5
70が貫通する長形のスロットを含む。アクチュエータ572、574は、水平
軸と垂直軸の各々の周囲に回転することができるように取付けられる。ミラーが
例えば水平方向に回転されると、アクチュエータ574が回転される間、ロッド
570は水平に配置された半円形アクチュエータ572の長形のスロット内で摺
動する。ポテンショメータ578は、ミラーの水平方向の傾きの結果として垂直
アクチュエータ574の回転運動を検知する。同様に、ミラーが垂直方向に傾け
られると、アクチュエータ572が回転される間、ロッド570は垂直方向に配
置された半円形アクチュエータ574の長形スロット内で摺動する。アクチュエ
ータ572の回転の程度は、アクチュエータ572の一端部に設けられたポテン
ショメータ576により検知される。この回転量は、コンパスの読みの補償にお
いて用いられるコンパスの処理回路へ送られる。
【0071】 図28は、本発明の傾斜検出器の第12の実施形態を示している。図28に示
されるように、近接センサ700がミラー・ハウジング120の周囲部に設けら
れる。このような近接センサは、例えば、米国特許第5,594,222号に開
示されたような容量性タッチ・スイッチを用いて提供することができる。このよ
うな近接センサはミラーの実際の運動を検出しない点において上記実施形態とは
異なるが、センサ700は、ミラーが接触されたときを検出することができ、従
ってコンパス・センサが車両の方向における突然の変位を検知するときミラーが
傾けられそうであると仮定することができる。このような手法の1つの利点は、
これが単一ボールあるいは2重ボールのマウントにおいて働くことである。この
ような実施形態が用いられると、センサ700が、車両の点火が遮断されたとき
ミラーが動かされたかを検出する電力が与えられることが望ましい。これは、低
電力の構成要素を使用し、常にあるいは少なくとも車両の点火がオフであるとき
に車両のバッテリ電源への接続を維持し、あるいは車両の点火がオーディオ・フ
ァイルであるとき電力供給のための他の周知の方法を用いることによって達成す
ることができる。
【0072】 本発明の傾斜検出器の更に別の実施形態は、バックミラー組立体にメモリ・ミ
ラー自動位置決め機構が存在するとき、この機構のポテンショメータの出力を用
いることである。このような機構は、これらがミラーを自動的に任意の記憶位置
へ戻せるようにミラーの正確な位置を検出するために既に構成されている。
【0073】 センサに関するミラーの垂直方向の傾きの影響についてY軸のみに沿ってデー
タの円形プロットの原点のシフトを生じるように先に述べたが、不均一な磁界が
車両内部に存在するとき、垂直方向の傾き、特に水平方向の傾きがX軸方向にお
ける校正円の原点のシフトを生じることもできる。例えば、磁場センサが車両の
乗客側に最も近いミラーのエッジ付近に配置されるならば、またミラーが水平方
向に著しく傾けられるならば、センサは、検知された磁界における車両の影響が
前の位置とは異なる車両内の異なる位置へ動かすことができる。これは、金属板
、電線およびスポット溶接における変化によるものである。しかし、この変化に
対する1つの最大の誘因は、幾つかのサンルーフ用のモータ・パックにおける永
久磁石である。このため、先に述べた事例においては、磁場センサは、ミラーが
水平方向あるいは垂直方向に傾けられるときサンルーフのモータの永久磁石に近
づけられあるいは遠ざけられる。このような磁界の不均一性の影響を減じるため
、センサの物理的変位を最小化することができ、これによりセンサをミラーの回
転中心へ最も近く置くことにより校正中心点の運動を最小化する。センサを正確
な回転中心に置くことは物理的に実際的ではないが、センサをピボット点にでき
るだけ近づけることで、センサの車両内の異なる位置への運動による磁界の変化
をセンサが受ける可能性を最小化するものである。更にまた、車両ごとの変化が
少ない場合のように、車内の磁界の変化が予測し得たならば、ピボット点に最も
近きに最大磁界変化を受けるようにX軸またはY軸のセンサを配置することもで
きる。
【0074】 車内の不均一な磁界の影響を減じる代替的あるいは他の手法は、最小の位置変
化と最小の磁界変化を必要とすることである。これは、ミラーが傾けられるとき
磁界が安定していることの保証はないゆえである。大部分の人達は、停車中ある
いは直進中に自分のミラーを調整するが、道路の金属補強材、フロントガラスの
ワイパーのノイズ効果などにより磁界強さの変化を生じ得る。傾きおよび(また
は)回転における2°ないし3°の変化のためには、50mGの磁界変化が典型
的であるが、これは車両の磁界変化およびノイズ源および遮蔽効果に基いて変化
し得る。ポイントの過剰なシフトは、誤差を累積しやすい。
【0075】 本発明の傾斜検出器の更に別の実施形態は、車内のバックミラーの内部に電子
傾斜計76(図3A)を設けることである。この傾斜計は、ミラーの傾き度を直
接測定し、この情報を傾き度の補償に使用されるコンパスの処理回路へ提供する
のに用いられる。傾斜計は先に述べた他の一部の手法より高価であるが、傾斜計
は他の目的に役立ち得る。例えば、傾斜計は、車両に生じる縦揺れおよび横揺れ
量を測定することができる。この情報は、運転者へ「転覆」の警告表示を与える
のに用いることができる。また、このような情報は、車両のダイナミック制御の
ための加速度計と関連して用いられ、そして(または)多くの積荷を積んだ車両
に対してサスペンションの調整に用いられる。更に、この情報は、車両のセキュ
リティ・システムの一部として「カージャック防止」センサとして用いることが
できる。ソリッドステートあるいは電気化学でもよい傾斜計を含む電子回路を、
静止位置を許容するようにミラー取付ブラケットの脚部のハウジングに置くこと
もできる。電力はミラー内部の電子装置から供給され、傾斜計の出力は処理のた
めのミラー内部の回路へ送られる。更に、このような情報は、車両のバスで車両
の他の電子素子へ与えられる。傾斜計は、ミラーの傾きを検出するため用いられ
るようにミラー・ハウジング内部に取付けられる。
【0076】 第2の傾斜計も用いることができ、バックミラー取付ブラケットの脚部に組込
むことができる。傾斜計をミラーの脚部とミラー・ハウジング内部の両方に内蔵
することによって、傾斜計により検知される相対的な傾きが、ミラー・ハウジン
グの傾きと、坂の上下移動との間の差別化のために比較される。
【0077】 以上の記述は、望ましい実施形態のみの記述であると見なされる。本発明の変
更については、当業者および発明者またはその使用者には着想されよう。従って
、図面に示され本文に述べた実施形態は単に例示の目的のためであって、本発明
の範囲を限定することを意図するものではなく、均等の法理を含む特許法の原理
により解釈されるように、頭書の請求の範囲によって規定されることが理解され
よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンパス・システムを含む従来技術のバックミラー組立体の分解
斜視図である。
【図2】 本発明のバックミラー組立体の第1の実施形態の分解斜視図であ
る。
【図3】 図3Aは、本発明のバックミラー組立体の電子回路を示すブロッ
ク形態における電気回路図である。 図3Bは、図3Aに示された電源故障検出回路を示す略図形態における電気回
路図である。
【図4】 X軸およびY軸の面内のミラー・ハウジングの典型的な回転範囲
を示す平面概略図である。
【図5】 傾斜位置で示される本発明のバックミラー組立体の第2の実施形
態の分解平面図である。
【図6】 コンパスが適正に校正されるときのコンパス・センサ・データの
プロットを示すグラフである。
【図7】 コンパス・センサがミラー・ハウジングに取付けられるときのバ
ックミラー組立体の垂直および水平方向の傾斜効果を示すコンパス・センサ・デ
ータのプロットのグラフである。
【図8】 本発明のバックミラー組立体の第3の実施形態の分解斜視図であ
る。
【図9】 本発明のバックミラー組立体の第4の実施形態の分解斜視図であ
る。
【図10】 ミラーが第1の無傾斜位置に配置されるときの本発明の傾斜検
出器の第1の実施形態の平面斜視図である。
【図11】 ミラーが第1の傾斜位置に配置されるときの傾斜検出器の第1
の実施形態の平面斜視図である。
【図12】 傾斜範囲内で検出されたセンサ・レベルを示すグラフである。
【図13】 正規化された表示後に得た傾斜範囲にわたる傾斜検出器の理想
的な読みを示すグラフである。
【図14】 本発明の傾斜検出器の第1の実施形態の一部の正面図である。
【図15】 本発明の傾斜検出器の第2の実施形態の斜視図である。
【図16】 図16Aは、本発明の傾斜検出機構の第3の実施形態の側面図
である。 図16Bは、本発明の傾斜検出機構の第3の実施形態の側面図である。
【図17】 傾斜検出機構の第3の実施形態の一部の斜視図である。
【図18】 本発明の第3の実施形態により構成された傾斜検出器の電気的
構成要素を示す略図形態における電気的回路図である。
【図19】 LEDへ送られ本発明の傾斜検出器のセンサにより検知される
信号の事例を示す電気信号のタイミング図である。
【図20】 本発明の傾斜検出器の第4の実施形態の斜視図である。
【図21】 本発明の傾斜検出器の第5の実施形態の斜視図である。
【図22】 本発明の傾斜検出器の第6の実施形態の斜視図である。
【図23】 本発明の傾斜検出器の第7の実施形態の斜視図である。
【図24】 図24Aは、本発明の傾斜検出器の第8の実施形態の一部の平
面図である。 図24Bは、第8の実施形態により構成された傾斜検出器の側面図である。
【図25】 本発明の傾斜検出器の第9の実施形態の斜視図である。
【図26】 図26Aは、本発明の傾斜検出器の第10の実施形態の一部の
斜視図である。 図26Bは、第10のの実施形態により構成された傾斜検出器の側面図である
。 図26Cは、本発明の第10の実施形態において使用される如き磁束センサ例
の側面図である。
【図27】 図27Aは、本発明の傾斜検出器の第11の実施形態の側面図
である。 図27Bは、図27Aに示された傾斜検出器の斜視図である。
【図28】 本発明のバックミラーの第4の実施形態の斜視図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月18日(2000.9.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AT,AU,B G,BR,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES ,FI,GB,GE,HU,ID,IL,IN,JP, KR,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S E,SG,SI,SK,TR,UA,YU,ZA (72)発明者 バウアー,フレデリック・ティー アメリカ合衆国ミシガン州49424,ホーラ ンド,ダイケン・アベニュー 236 (72)発明者 タプリー,ドナルド・エル アメリカ合衆国ミシガン州49424,ホーラ ンド,ジェームズ・ストリート 17044 (72)発明者 ボナルディ,ティモシー・エイ アメリカ合衆国ミシガン州49107,ブキャ ナン,ブロセウス・スクール・ロード 14864 (72)発明者 ターンブル,ロバート・アール アメリカ合衆国ミシガン州49424,ホーラ ンド,バーメイ・ドライブ 3950 (72)発明者 レベスケ,アンドリュー・ジェイ アメリカ合衆国ミシガン州49424,ホーラ ンド,ベンチュラ・ドライブ 17009

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車両用のバックミラー組立体であって、ハウジングと、
    該ハウジングに取付けたミラーと、車内の運転者または乗客から見えるように配
    置された視覚的ディスプレイと、電子式コンパス・センサと、該電子式コンパス
    ・センサから信号を受取り車両の方向を表わす表示信号を視覚的ディスプレイへ
    送るための処理回路と、ミラーと車両間のピボット接続部とを備えたバックミラ
    ー組立体において、 電子式コンパス・センサが前記ハウジング内部に取付けられ前記ミラーと共に
    ピボット可能であり、前記ミラーの車両に関してピボット可能な運動を補償する
    補償手段を更に備えるバックミラー組立体。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング内に配置された処理回路を保持する電気回路
    板を更に備え、該電気回路板がミラーと共にピボット可能であり、前記電子式コ
    ンパス・センサが前記電気回路板に取付けられる、請求項1記載のバックミラー
    組立体。
  3. 【請求項3】 前記処理回路は、コンパス・センサ信号と関連するデータ値
    について働くマイクロプロセッサを含み、前記補償手段は、車両に関するミラー
    の水平ピボット角度を表わす所定値をデータ値へ加算することを含む請求項1記
    載のバックミラー組立体。
  4. 【請求項4】 前記所定値が約18°である請求項3記載のバックミラー組
    立体。
  5. 【請求項5】 前記補償手段は、車両に関する前記ミラーの垂直方向の傾き
    を補償する楕円補償アルゴリズムを前記処理回路に含む請求項1記載のバックミ
    ラー組立体。
  6. 【請求項6】 前記補償装置は、前記電子式コンパス・センサを前記ミラー
    と前記ハウジングの一方に該ミラーとハウジングに対する所定値を表わす角度で
    取付け、該ミラーとハウジングの一方の車両に関する平均水平方向ピボットを補
    償するることを含む請求項1記載のバックミラー組立体。
  7. 【請求項7】 自動車用のバックミラー組立体であって、ハウジングと、該
    ハウジングに取付けたミラーと、車内の運転者または乗客から見えるように配置
    された視覚的ディスプレイと、電子式コンパス・センサと、該電子式コンパス・
    センサから信号を受取り車両の方向を表わす表示信号を視覚的ディスプレイへ送
    るための処理回路と、前記ミラー・ハウジングを車両に取付けるブラケットと、
    前記ミラー・ハウジングと前記ブラケット間のピボット接続部とを備えたバック
    ミラー組立体において、 前記電子式コンパス・センサは、前記ハウジング内部のブラケットに取付けら
    れることにより、前記電子式コンパス・センサは車両に関して固定された状態の
    ままであるものの、前記ハウジングは前記電子式コンパス・センサの周囲にピボ
    ット可能である、バックミラー組立体。
  8. 【請求項8】 ミラー・ハウジングと、 前記ミラー・ハウジングが垂直および水平の両方向に傾けられるように、前記
    ミラー・ハウジングを車両にピボット可能に取付ける取付構造部と、 前記ミラー・ハウジングに取付けられるミラーと、 前記ミラー・ハウジングに配置され、コンパスの処理回路に結合されたコンパ
    ス・センサと、 前記ミラー・ハウジングが前の位置から傾けられたときを検出し、傾き検出信
    号を生成してこれを前記コンパスの処理回路へ送る傾き検出器と、 を備える車両用のバックミラー組立体。
  9. 【請求項9】 前記コンパス処理回路は、前記バックミラー組立体の一構成
    要素として前記ミラー・ハウジング内に配置される請求項8記載のバックミラー
    組立体。
  10. 【請求項10】 前記ミラー・ハウジング内に取付けられ、前記コンパス処
    理回路に結合されて該処理回路から車両の現方向を示す表示信号を受取るディス
    プレイを更に備える請求項9記載のバックミラー組立体。
  11. 【請求項11】 前記傾き検出器は、前記取付構造部のボールと前記ミラー
    ・ハウジングに取付けられた回路板との間に結合された曲げセンサを含み、該曲
    げセンサが、前記取付構造部に関する前記ミラー・ハウジングのピボットの結果
    として曲げられるとき前記傾き検出信号を生成する請求項8記載のバックミラー
    組立体。
  12. 【請求項12】 前記傾き検出器は、前記ミラー・ハウジングの外周囲部に
    配置され、該ミラー・ハウジングの接触を検出し、前記ミラー・ハウジングが接
    触されるとき前記傾き検出信号を生成する近接センサを含む請求項8記載のバッ
    クミラー組立体。
  13. 【請求項13】 前記近接センサは容量性結合スイッチである請求項12記
    載のバックミラー組立体。
  14. 【請求項14】 前記傾き検出器は、前記ミラー・ハウジングに取付けられ
    該ミラー・ハウジングの運動を検出する電子式傾斜計を含む請求項8記載のバッ
    クミラー組立体。
  15. 【請求項15】 前記傾き検出器は、自動ミラー位置調整機構の少なくとも
    1つのメモリ位置ポテンショメータを含む請求項8記載のバックミラー組立体。
  16. 【請求項16】 前記傾き検出器は、前記取付構造部のボール・マウントか
    ら延長し且つ前記ミラー・ハウジング内部に取付けられる光エミッタ・アレイと
    光検出器アレイとの間に配置されたグレー・コード・ホイールを含み、これによ
    り、前記グレー・コード・ホイールが前記アレイに関して動くとき生じる光レベ
    ルの変化を前記光検出器の少なくとも1つが検出するときに傾き検出信号が生成
    される請求項8記載のバックミラー組立体。
  17. 【請求項17】 前記傾き検出器は、前記取付構造部のボール・マウントか
    ら延長し且つ前記ミラー・ハウジング内部に取付けられる1対のリーフ・スイッ
    チ間に配置されたパドルを含み、これにより該パドルが動いて前記リーフ・スイ
    ッチを閉路位置へ押しつけ、前記リーフ・スイッチの1つが閉路位置へ動かされ
    るときに傾き検出信号が生成される請求項8記載のバックミラー組立体。
  18. 【請求項18】 前記傾き検出器は、少なくとも1つの光源と、該光源から
    発光された光を検知するフォトダイオードとを含む請求項8記載のバックミラー
    組立体。
  19. 【請求項19】 前記ハウジングが傾けられるボール・マウント構造部に関
    する車両バックミラー・ハウジングの傾きを前記傾き検出器が検出し、該傾き検
    出器は、 前記ボール・マウント構造部の他の周囲領域とは異なる視覚特性を持ち、該ボ
    ール・マウント構造部の領域に設けられたターゲットと、 光をボール・マウント構造部へ投射する光源と、 前記ボール・マウント構造部から反射された光レベルを検出する光検出器と、 前記光検出器に結合され、該光検出器により検出された反射光レベルが変化す
    るときを検知し、変化が検知されるとき傾き検出信号を生成する処理回路と、 を含む請求項8記載のバックミラー組立体。
  20. 【請求項20】 前記ボール・マウント構造部は、前記ターゲットが設けら
    れた突出するターゲット領域を含む請求項19記載のバックミラー組立体。
  21. 【請求項21】 前記傾き検出器は、前記ミラー・ハウジングに取付けられ
    、前記取付構造部のボール・マウントに動作的に結合されるアクチュエータの回
    転を検知するポテンショメータを含み、前記ミラー・ハウジングが垂直方向に傾
    けられるとき前記アクチュエータが回転し、該アクチュエータの回転に応答して
    ポテンショメータは前記傾き検出信号を生成する請求項8記載のバックミラー組
    立体。
  22. 【請求項22】 前記傾き検出器は更に、前記ミラー・ハウジングに取付け
    られ、前記取付構造部のボール・マウントに動作的に結合される第2のアクチュ
    エータの回転を検知する第2のポテンショメータを含み、前記ミラー・ハウジン
    グは水平方向に傾けられる時に前記第2のアクチュエータが回転し、前記第2の
    ポテンショメータは前記第2のアクチュエータの回転に応答して前記傾き検出信
    号を生成する請求項21記載のバックミラー組立体。
  23. 【請求項23】 ハウジングと、 前記ハウジングが垂直および水平の両方向に傾けられるように、前記ハウジン
    グを車両に対しピボット可能に取付ける取付構造部と、 前記ハウジングに取付けられたミラーと、 前記ハウジングが前の位置から傾けらえたときを検出し、前記検出器が前記ハ
    ウジングの傾きを検出するときに傾き検出信号を生成する傾き検出器と、 前記ハウジングに配置され、地球の磁界の方向成分を検知し、検知された方向
    成分を表わす電気信号を供給するコンパス・センサ回路と、 前記ハウジング内部に配置され前記コンパス・センサ回路に結合され、該コン
    パス・センサ回路により供給される電気信号を処理し、車両の現方向を表わす車
    両方向信号を生成するコンパス処理回路と、 を備え、該コンパス処理回路は前記傾き検出器に結合されて傾き検出信号を受取
    る、 車両用のバックミラー組立体。
  24. 【請求項24】 前記処理回路が傾き検出信号を受取るとき、前記傾き検出
    信号が受取られる直前および直後に検出される前記コンパス・センサにより検知
    された方向成分における変化量だけ、該処理回路がただちに再校正を行う、請求
    項23記載のバックミラー組立体。
  25. 【請求項25】 前記傾き検出器は、前記ハウジングが傾けられるボール・
    マウント構造部に関する車両のバックミラー・ハウジングの傾きを検出し、該傾
    き検出器は、 前記ボール・マウント構造部領域に設けられ、前記ボール・マウント構造部の
    他の周囲領域とは異なる視覚特性を持つターゲットと、 光をボール・マウント構造部へ投射する光源と、 前記ボール・マウント構造部から反射された光レベルを検出する光検出器と、 前記光検出器に結合されて該光検出器により検出された反射光レベルが変化す
    るときを検知し、変化が検知されるとき傾き検出信号を生成する処理回路と、 を備える請求項23記載のバックミラー組立体。
  26. 【請求項26】 ハウジングが傾けられるボール・マウント構造部に関する
    バックミラー・ハウジングの傾きを検出するバックミラー組立体用の傾き検出器
    であって、 前記ボール・マウント構造部領域に設けられ、該ボール・マウント構造部の他
    の周囲領域とは異なる視覚特性を持つターゲットと、 光を前記ボール・マウント構造部へ投射する光源と、 前記ボール・マウント構造部から反射された光レベルを検出する光検出器と、 前記光検出器に結合され、該光検出器により検出された反射光レベルが変化す
    るときを検知し、変化が検知されるとき傾き検出信号を生成する処理回路と、 を備える傾き検出器。
  27. 【請求項27】 光を前記ボール・マウント構造部へ投射する少なくとも1
    つの別の光源を更に備え、該光源は、前記処理回路が前記光源の各々ごとに前記
    光検出器により検出される反射光レベルを個々に読出し可能に順次駆動され、こ
    れによりミラー・ハウジングが傾けられたかどうか決定する請求項26記載の傾
    き検出器。
  28. 【請求項28】 前記光源は発光ダイオードである請求項27記載の傾き検
    出器。
  29. 【請求項29】 前記発光ダイオードが赤外光を発光する請求項28記載の
    傾き検出器。
  30. 【請求項30】 前記ボール・マウント構造部から反射された光レベルを検
    出する少なくとも1つの追加の光検出器を更に備え、該光検出器は、前記処理回
    路に結合され、前記処理回路が前記光検出器により検出された反射光レベルを個
    々に読出すことを可能にし、これによりミラー・ハウジングが傾けられたかどう
    かを決定する請求項26記載の傾き検出器。
  31. 【請求項31】 前記ボール・マウント構造部は、前記ターゲットが設けら
    れる突出したターゲット領域を含む請求項26記載の傾き検出器。
  32. 【請求項32】 前記突出ターゲット領域は、前記ターゲットとして働く実
    質的に平坦な乱反射領域を含む請求項31記載の傾き検出器。
  33. 【請求項33】 前記突出ターゲット領域は傾斜エッジを有する請求項32
    記載の傾き検出器。
  34. 【請求項34】 前記光源は、前記ミラーがボール・マウント構造部におけ
    る移動端部付近にあるとき前記ターゲット表面のほぼ面内にあるように配置され
    る請求項32記載の傾き検出器。
  35. 【請求項35】 前記光源は前記ターゲットの面から遠ざかるよう回転する
    とき、前記光源からの徐々に増加する量の光が、前記ターゲットにより妨げられ
    、前記フォトセンサにより検知される請求項34記載の傾き検出器。
  36. 【請求項36】 光をボール・マウント構造部へ投射する少なくとも1つの
    追加の光源を更に備え、該光源が、前記処理回路が前記各光源ごとに前記光検出
    器により検出される反射光レベルを個々に読出し可能に順次付勢し、これにより
    ミラー・ハウジングが傾けられたかどうかを決定する請求項32記載の傾き検出
    器。
  37. 【請求項37】 前記光源は発光ダイオードである請求項36記載の傾き検
    出器。
  38. 【請求項38】 前記発光ダイオードは赤外光を発光する請求項37記載の
    傾き検出器。
  39. 【請求項39】 ミラー・ハウジングと、 前記ミラー・ハウジングを車両内に取付ける取付構造部と、 前記ハウジングに配置されたミラーと、 車両の縦揺れおよび横揺れを検知する傾斜計と、 前記ハウジング内部に配置され、前記傾斜計に結合されて該傾斜計から受取る
    情報を処理する処理回路と、 を備えるバックミラー組立体。
  40. 【請求項40】 前記傾斜計は前記ミラー・ハウジング内に配置されて、前
    記ミラー・ハウジングの傾きを検知する請求項39記載のバックミラー組立体。
  41. 【請求項41】 前記ミラー・ハウジング内に配置され、コンパスの処理回
    路に結合されたコンパス・センサを更に備え、前記ミラー・ハウジングが傾けら
    れるとき、前記傾斜計が傾き検出信号を生成して前記コンパスの処理回路へ送る
    請求項40記載のバックミラー組立体。
  42. 【請求項42】 前記処理回路は、前記傾斜計から受取る情報に応答して転
    覆の警告を生成する請求項41記載のバックミラー組立体。
  43. 【請求項43】 前記処理回路が、前記傾斜計から受取る情報に応答して転
    覆の警告を生成する請求項39記載のバックミラー組立体。
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