JP2002537883A - 風味抽出可能な粒子を含む傾斜したフィルタパウチを使用して流体抽出物を煎出する方法および装置 - Google Patents

風味抽出可能な粒子を含む傾斜したフィルタパウチを使用して流体抽出物を煎出する方法および装置

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JP2002537883A JP2000601955A JP2000601955A JP2002537883A JP 2002537883 A JP2002537883 A JP 2002537883A JP 2000601955 A JP2000601955 A JP 2000601955A JP 2000601955 A JP2000601955 A JP 2000601955A JP 2002537883 A JP2002537883 A JP 2002537883A
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pouch
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    • A47J31/0642Filters or strainers for coffee or tea makers ; Holders therefor specially adapted to cooperate with a cartridge, e.g. having grooves or protrusions to separate cartridge from the bottom of the brewing chamber

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Abstract

(57)【要約】 風味抽出可能な粒子を含むフィルタパウチ(10)を使用して流体抽出物を煎出する方法である。1つのステップは、風味抽出可能な粒子(14)が部分的に充填された変形追従性の高い流体透過性フィルタパウチをパウチが水平面に対して約30゜から約90゜の角度で傾斜するように支持して、粒子をフィルタパウチの下端部に蓄積させることである。別のステップは煎出水を粒子上方のフィルタパウチの上端部近傍に向けて流すことである。煎出水はパウチ内に開口を必要とせずにフィルタパウチに入り、流下して粒子に浸透する。粒子は煎出水に部分的に流動されるとともに懸濁されて、フィルタパウチの反対側を空けて内部スペースを作り出さなくても、煎出水と共にフィルタパウチの空き部分へと舞い上がる。更なるステップには、フィルタパウチ内の粒子から流体抽出物を煎出することと、フィルタパウチから流体抽出物を排出することとが含まれる。フィルタパウチは、少なくともフィルタパウチ内の粒子の垂直方向深さと同じ分だけの流体上留部がフィルタパウチ内に生成される際に、流体抽出物の排出量がフィルタパウチへの煎出水の流入量に一致するのに十分な出口面積を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、飲料の煎出に関し、より詳細にはフィルタパウチ内で飲料を煎出す
る方法および装置に関する。更に詳細には、本発明は、フィルタパウチの煎出水
バイパスを減らしてフィルタパウチ内での煎出の均一性を向上させる方法および
装置に関する。
【0002】 (発明の背景) 一般にコーヒーを煎出すると、加熱煎出水と数分間混合されたコーヒー粒子か
ら、溶解固形分の15%から30%の歩留りの抽出物が生じる。結果として得ら
れる流体抽出物は、1枚のフィルタペーパにより使用済みのコーヒー滓から重力
濾過される。業務用の煎出機械では、約1/2ガロン(1.89リットル)の、
一般に華氏約195度(90.55℃)の湯が煎出バスケット上方のスプレーノ
ズルに供給される。煎出バスケット内には、ある量の風味抽出可能なコーヒー粒
子の入った開放したカップ状のフィルタが配置されている。開口して包装された
粒子に煎出水を噴射すると、粒子は浮遊する傾向があり、多くは煎出水に懸濁さ
れ流動される。これは、粒子から最大の溶解固形分を煎出するための理想的な状
態を表していると考えられる。煎出水は一般に粒子に対して3分間噴射され、液
体抽出物がフィルタを通過すると、粒子から抽出した材料を連続して流し出す。
煎出バスケットは、約3から4分ですべての流体抽出物をフィルタから排出させ
るのに十分な排出口をフィルタの下に有することが好ましい。
【0003】 標準の開口した粒子煎出システムの問題は、粒子のこぼれや汚染が工程中の種
々の点に存在することである。例えば、粒子を手でカップ状フィルタに移す際に
こぼれてしまうことがある。また、煎出水がフィルタからあふれたり、またはフ
ィルタが煎出バスケット内に不適切に入れられた場合には、粒子がフィルタをバ
イパスすることがある。更に、1回分毎の使用済み滓を除去しなければならず、
この滓が、濡れたフィルタを廃棄するために煎出バスケットから引き上げる際に
、しばしばこぼれてしまう。粒子の汚染問題を解決するために、業務用煎出業で
は種々の設計のフィルタパウチが採用されており、予め測定された量の、開口し
て包装された粒子が各パウチ内に完全に封入されている。したがって、ユーザが
粒子を直接扱うことはない。
【0004】 フィルタパウチは、ある1つの問題を解決することはできるが、しばしば他の
問題を引き起こす。例えば、粒子をフィルタパウチ内に開口して包装することが
できるとしても、粒子が膨張して流動するスペースが不十分であるため、いくつ
かの粒子が凝集する場合がある。凝集された状態は、粒子懸濁状態よりも抽出時
の透過性がはるかに低い。パウチの内部スペースが不十分な場合、溶解固形分が
抽出される割合は低い。従来技術では、必要な内部スペースを設けるためにパウ
チを膨張させる、複雑で高価な構成のパウチを開示している。
【0005】 パウチの別の問題は、煎出水スプレーとパウチに含まれる粒子との間に位置す
るフィルタ材料が、粒子の流動化を妨げることがある点である。粒子を煎出のた
めに流動する前に、煎出水をまずパウチに入れなければならない。煎出水はフィ
ルタ材料を容易に通過するが、全体の開放面積は煎出水の全流量をパウチに流入
させるにはしばしば不十分である。パウチがリザーバを形成するカップ形状を採
用できない場合、煎出水のいくらかはフィルタパウチをバイパスし、最終的にパ
ウチからの流体抽出物を希釈することになる。他のパウチおよび煎出バスケット
の設計は、外部バイパスが起こらないようにバスケットとの流体シールをパウチ
に形成することに向けたものである。しかし、このようなシールには一貫性がな
い。更に、粒子の膨張を可能にするためにフィルタパウチに部分的に粒子が充填
されている場合、パウチを手で扱うことにより粒子の大部分がパウチの一端部に
蓄積する場合がある。パウチを手で水平に煎出バスケット内に置いた場合にこれ
を修正しないと、パウチ部分が空になる可能性がある。煎出水は容易にそのよう
な空き部分を見つけて、粒子と接触せずに直接パウチを通って流れる。これも煎
出水バイパスの望ましくない形である。
【0006】 必要なのは、望ましくない煎出水バイパスを減らし、しかも粒子をパウチ内の
煎出水に懸濁させるのに十分なスペースを確保して一貫した最適な煎出を行うフ
ィルタパウチ煎出システムである。
【0007】 (発明の概要) 本発明の実施において、粒子汚染、煎出水バイパスの問題、およびパウチ内に
粒子が凝集せずに膨張するスペースを設けるという問題が解決されるので、煎出
システムを使用した各交換フィルタパウチにより一貫した最適な煎出が可能にな
る。
【0008】 本発明の好適な実施形態では、流体抽出物を煎出する方法は風味抽出可能な粒
子を含むフィルタパウチを使用する。この方法は、風味抽出可能な粒子が部分的
に充填された変形追従性の高い(fully compliant)流体透過性フィルタパウチ
をパウチが水平面に対して約30゜から約90゜の角度で傾斜するように支持し
て、粒子をフィルタパウチの下端部に蓄積させるステップを含む。別のステップ
は、煎出水を粒子上方のフィルタパウチの上端部近傍に向けて流すことである。
煎出水はフィルタパウチ内に開口を必要とせずにフィルタパウチに入る。煎出水
は粒子に浸透する。
【0009】 粒子は、煎出水に部分的に流動されるとともに懸濁され、フィルタパウチの反
対側を空けて内部スペースをつくらなくても、煎出水と共にフィルタパウチの空
き部分へと舞い上がる。更なるステップには、フィルタパウチ内の粒子から流体
抽出物を煎出することと、フィルタパウチから流体抽出物を排出することとが含
まれる。フィルタパウチは、少なくともフィルタパウチ内の粒子の垂直方向深さ
と同じ分だけの流体上留部がフィルタパウチ内に生成される際に、流体抽出物の
排出量がフィルタパウチへの煎出水の流入量に一致するのに十分な出口面積を有
する。
【0010】 フィルタパウチは、好ましくは流体透過性の支持部材により煎出バスケット内
に支持される。本方法は更に、フィルタパウチの下端部に接触する流体抽出物の
溜まりを防ぐのに十分な量で煎出バスケットから流体抽出物を排出することによ
り、流体抽出物の排出量がほぼ乱れることのないままになるステップを含む。
【0011】 煎出水をフィルタパウチの上端部近傍に向けて流すステップは、好ましくはフ
ィルタパウチの外面に接触する煎出水導管を使用することにより達成され、煎出
水が導管上または導管内を流れる際にそこで表面張力を減少させて、煎出水が最
小の抵抗でフィルタパウチに入ることにより、煎出水が前記フィルタパウチの前
記外面から流出するのを減少させる。煎出水導管は、好ましくは排出孔を有する
煎出水リザーバに流体連通する複数の撓みフィンガである。撓みフィンガは煎出
水が排出孔からフィンガ上を流れる際にフィルタパウチの外面に接触する。
【0012】 本発明の別の好適な実施形態では、煎出システムのための交換可能なフィルタ
パウチおよび再利用可能な煎出バスケットを有する装置は、変形追従性の高い流
体透過性フィルタパウチを含む。フィルタパウチは風味抽出可能な粒子が部分的
に充填されている。また、流体透過性の支持部材を有する煎出バスケットも含ま
れる。フィルタパウチを支持する支持部材は、水平面に対して約30゜から約6
0゜の範囲の角度となっている。支持部材は、フィルタパウチの下端部を煎出バ
スケットの底面よりも十分上に配置して、煎出中に煎出バスケットの底部の流体
抽出物溜まりに接触するのを避ける。更に、加熱した煎出水を粒子レベル上方で
フィルタパウチに入るようにリザーバからフィルタパウチの上端部近傍に向けて
流すことにより、煎出水が粒子に浸透してそこから流体抽出物を煎出する手段も
含まれる。流体抽出物はフィルタパウチからオリフィスを有する煎出バスケット
の底部に排出されて流体抽出物がその下で取外し可能なコンテナに排出される。
【0013】 リザーバが、好ましくは煎出機械のスプレーヘッドから煎出水を受けるために
煎出バスケットに接続される。リザーバはリザーバの下端部に複数の排出孔を有
する。排出孔は、下端部から延びフィルタパウチの外面に接触する撓みフィンガ
に隣接して配置されて外面で表面張力を減少させる。リザーバから排出孔を通っ
て撓みフィンガ上を外面へ流れる煎出水が、外面から流出するのではなく主にフ
ィルタパウチ内に流入する。
【0014】 フィルタパウチを傾斜させて、粒子をフィルタパウチの下端部に蓄積させ、フ
ィルタパウチに入る煎出水が粒子上に落下して浸透するようにする。粒子は煎出
水に部分的に流動されるとともに懸濁され、フィルタパウチの反対側を空けて内
部スペースを作り出さなくても、前記煎出水と共に前記フィルタパウチの空き部
分へと舞い上がる。
【0015】 好ましくは、フィルタパウチを傾斜させて、少なくとも前記フィルタパウチ内
の粒子の垂直方向深さと同じ分だけの流体上留部がフィルタパウチ内に生成され
る際に、流体抽出物の排出量が煎出水のフィルタパウチへの流入量に一致するの
に十分な出口面積を確保する。
【0016】 (発明の詳細な説明) 図面を参照し、より詳細には図1および2を参照すると、全体として10で示
される本発明のフィルタパウチの第1の好適な実施形態が示されている。フィル
タパウチ10は、好ましくは矩形であり、外周にフィンシール12を有する。フ
ィルタパウチ10は、コネティカット州、ウィンザーロックのDexter C
orporationから入手可能な流体透過性フィルタペーパ#3968等の
多孔性の熱シール可能なフィルタペーパで前後に均一に造られることが好ましい
。フィルタパウチ10は、製袋充填機等の高速機械により安価に造られることが
好ましい。パウチ10の製造は当技術分野では公知である。フィルタ材料である
2枚の平行な連続ウェブまたは折り曲げた1枚のウェブが共に一点に送られ、そ
こで熱と圧力とを介してフィンシールが結合し、流動可能な材料が投入される開
放型パウチを形成する。流動可能な材料の投入に続いて、第2のフィンシールが
造られてフィルタパウチ10を完全に閉じる。その後個々のフィルタパウチは連
続ウェブまたは折曲げウェブから切断される。
【0017】 図1および2に示すように、フィルタパウチ10は風味抽出可能な粒子14を
含み、これは、コーヒー、紅茶、ハーブ、スパイス、天然香料、またはロースト
した穀類であることが好ましい。粒子14は、フィルタパウチ10の使用可能な
容積の約30%から60%を占めることが好ましく、それによって煎出流体をフ
ィルタパウチ10の粒子レベルよりも上でフィルタパウチ10に加えることがで
き、粒子14は凝集せずにフィルタパウチ10内で流動されて膨張する。フィル
タパウチ10は、粒子14が充填されても図2および5に示すようにほぼ平たい
ままである。好ましくは、粒子14がフィルタパウチ10から漏出しないような
サイズを粒子14は有し、かつそのような孔径(porosity)をフィルタ
パウチ10は有する。粒子14の例としては、オハイオ州、シンシナティのTh
e Procter & Gamble Companyにより製造されるFO
LGERS(登録商標)コーヒーがある。このようなコーヒー粒子は、ロースト
挽いて平均的な粒子サイズである約750ミクロンにした緑色のコーヒー豆とし
て特徴付けられる。
【0018】 フィルタパウチ10は前後を異なる材料で製造した非矩形とすることもでき、
本明細書に記載の煎出工程が係る変化を伴うことが可能である限り、フィンシー
ルとは別のものを有して、フレーク等の粒子状以外の材料を充填するようにして
もよい。
【0019】 図3および4は煎出バスケット16を開示しており、図5から9に示すように
煎出工程でフィルタパウチ10を使用するようになっている。煎出バスケット1
6は、例えばイリノイ州、スプリングフィールドのBunn−O−Matic
Corporationにより製造されるBunn−O−Matic型番OL‐
35等の業務用コーヒー煎出機械と共に使用される。図示しない煎出機械は、煎
出水または煎出流体として知られ機械内で加熱素子により加熱される水の補充可
能なコンテナを含む。
【0020】 前記機械は、また、加熱した煎出水を、機械内で決められた流量および時間順
序でスプレーヘッドまたはノズルへ送るシステムも含む。煎出バスケット16は
好ましくはスプレーヘッドの下で煎出機械と直接摺動係合されて、煎出バスケッ
トが、新しいパウチを補充するために取り外され、スプレーヘッドから煎出水を
受けるよう配置された新しいパウチを煎出のために挿入され、その後、使用済み
パウチを廃棄するために再び取り外されるようにする。煎出バスケット16は、
好ましくは煎出機械と係合するフランジ18と、片方の手で煎出バスケットを手
動操作するためのハンドル20とを有する。煎出バスケット16は、ほぼ開放し
た上部22と閉鎖した側部24となだらかに傾斜した底部26とを有する矩形の
コンテナであることが好ましい。底部26は、好ましくは煎出バスケット16の
最下部近傍の傾斜した底部の中央に配置されるオリフィス28を有する。オリフ
ィス28は煎出工程から図示しないコンテナへバイパス煎出水と流体抽出物とを
排出するためのものであり、煎出機械の煎出バスケット16下方に直接配置され
る。コンテナへ排出された煎出済み流体混合物は、煎出工程の完了後に消費用と
して利用される。
【0021】 煎出バスケット16は好ましくは一般に知られる注入成形プロセスにより耐熱
プラスチックから造られる。アルミニウム板金属等の金属でこれを製造してもよ
い。煎出バスケット16は、上部22に配置されスプレーヘッドから煎出水を受
けるよう上向きにされた開放した煎出水リザーバ30を有する。リザーバ30の
主な目的は、煎出機械にどのような種類のスプレーヘッドがある場合でも煎出水
を受け、所望の流量で煎出水をフィルタパウチに転送することである。リザーバ
30は下端部32に複数の排出孔34を有しており、これらは複数の撓みフィン
ガ36に隣接して配置されている。1つの撓みフィンガ36は、1つの排出孔3
4に関連して位置しており、その排水孔を通過する煎出水がいずれも撓みフィン
ガ上を流れるようにする。リザーバ30は煎出バスケット16と一体にすること
が好ましいが、そうでない場合には耐熱プラスチックまたは金属で造り、スナッ
プ嵌合、融接、その他剛性部品製造の技術分野で公知の組立方法等の図示しない
手段により煎出バスケット16に接続させる。撓みフィンガ36はシリコーンゴ
ムで注入成形して、可撓性でハイドロスコピック(hydroscopic)の
、華氏200度(93.33℃)の温度に耐え得るものとすることが好ましい。
撓みフィンガ36は、好ましくはすべてのフィンガを含む矩形の棒37を成形す
ることによりリザーバ30に接続され、この棒のスナップは下端部32で溝に嵌
入する。棒37は排出孔34を内部に成形して、フィンガ36に対して正確に配
置することもできる。あるいは、シリコーンゴムの糸を排出孔34を通して伸ば
し、リザーバ30の内面に機械的に固定することもできる。
【0022】 煎出バスケット16はフィルタパウチ支持部材38も有しており、これは流体
透過性がありながら煎出工程中にフィルタパウチ10を支持するのに十分な剛性
を持っている。支持部材38は好ましくは水平面に対して45゜の角度になって
いるが、約30゜から約60゜の角度で傾斜させることができ、その理由を以下
に述べる。支持部材38は煎出バスケット16と一体にすることが好ましいが、
そうでない場合には着脱可能とし、耐熱プラスチック、金属または金属線で製造
する。これはスナップ嵌合、融接、その他剛性部品製造の技術分野で公知の組立
方法等の図示しない手段により煎出バスケット16に接続される。支持部材38
はまた、複数の孔40を有する多孔金属で造ることもできる。支持部材38は底
部26上方にスペースを置いてフィルタパウチを支持する下端部42を有する。
【0023】 支持部材38はリザーバ30に関連して配置され、それらの間に空間を設けて
フィルタパウチを挿入し、撓みフィンガ36がフィルタパウチの外面にその上端
部近傍で接触するようにする。下端部42にはフック状部分44があるため、フ
ィルタパウチが支持部材38上に配置されて煎出工程中に濡れている場合でも、
フィルタパウチは傾斜支持面よりも下がることはない。
【0024】 図5から9はフィルタパウチ10と煎出バスケット16を使用した煎出工程の
ステップを示している。図5は煎出バスケット16内へ支持部材38とリザーバ
30との間で配置されるフィルタパウチ10を示している。撓みフィンガ36は
フィルタパウチ10がその下を通過するように反らせてある。図6は煎出が開始
される位置に配置されたフィルタパウチ10を示している。撓みフィンガ36は
反らされたまま、フィルタパウチ10の外面46にその上部48近傍で接触する
。撓みフィンガがパウチの外面に接触することにより提供される効果は、接触点
で表面張力が減少するため、煎出水が最小の抵抗でパウチに入り、それにより外
側の煎出水が外面から流出するのが避けられることである。撓みフィンガ36は
好ましくは粒子14のレベルより上の点でフィルタパウチ10に接触するため、
煎出水は粒子14から妨げられることなくフィルタパウチ10に向けられる。し
かし、煎出水がフィルタパウチ14の反対側を通過することにより粒子14をバ
イパスすることがないよう、撓みフィンガの接触は粒子14の上レベル近傍で行
うことが望ましい。したがって、撓みフィンガ36の理想的な配置はフィルタパ
ウチ10の傾斜50の角度の関数となる。角度が急であればあるほど、より高い
位置で、内部の煎出水バイパスを生じることなくフィンガ36が外面46と接触
できる。
【0025】 撓みフィンガは、煎出水リザーバと流体連通しそこから延びる煎出水導管の一
実施形態を示している。このような導管は、煎出水が通過する中空管としてもよ
い。煎出水が上を流れる材料の固形片としてもよい。撓みフィンガが好ましいの
は、フィルタパウチの挿入および取外しに最も追従しており、かつ確実にフィル
タパウチの外面に接触するからである。
【0026】 図7は、煎出機械のスプレーヘッドからの煎出水52がリザーバ30に蓄積す
ることを示している。排出孔34を通り撓みフィンガ36上やフィルタパウチ1
0および粒子14内へと流れる煎出水52の流れは、図7には見られない。煎出
水は粒子14に浸透して粒子から流体抽出物54を煎出する。流体抽出物54は
煎出水と粒子14から溶解した固形分とからなる。
【0027】 図8は、煎出終了近くのフィルタパウチ10と煎出バスケット16の状態を示
し、流動し膨張した粒子のレベルはフィルタパウチ10内で上昇し、煎出水は撓
みフィンガ36が外面46に接触する点の近くに上留部が形成される。従来技術
では、粒子の膨張や流動化および粒子の懸濁のためのスペースを設けるために、
水平に配置されたフィルタパウチを垂直方向に膨張させるための丹念な方法があ
る。
【0028】 本発明のフィルタパウチは傾斜させて部分的に粒子を充填させているので、内
部スペースを生成するためにフィルタパウチ10の反対側を空ける必要はない。
代わりに、フィルタパウチ10の内側で傾斜軸に沿って膨張が生じる。フィルタ
パウチ10が水平面から30゜未満の角度で傾斜している場合、粒子を傾斜軸に
沿って移動させるよりも、パウチの反対側を引き離そうとする傾向が大きい。ま
た、傾斜角度が小さいと、フィルタパウチの下端部に位置する粒子は均一になら
ず、煎出水が粒子上に落下することができない。煎出水は代わりにパウチの反対
側を通過するため、粒子をバイパスする。フィルタパウチ10が水平面から約6
0゜以上傾斜している場合、煎出バスケット16の深さは過大になる。煎出機械
の多くは、スプレーヘッドと、煎出バスケットが位置する受けコンテナの上端部
との間に一定の空間を有する。より短く太めのフィルタパウチであれば、煎出バ
スケット16内での傾斜角度を水平面に対して60゜よりも大きくできる。
【0029】 一方、フィルタパウチ10から連続して流出する粒子14からの流体抽出物5
4が、粒子14がフィルタパウチ10に接触するフィルタパウチ10周りの至る
ところが示されている。流体抽出物54は煎出水52よりも粘度が高いため、ま
た粒子14がフィルタパウチ10の孔を埋める傾向があるため、流体抽出物54
がフィルタパウチ10から流出するのに使用できる表面積を、煎出水52がフィ
ルタパウチ10に入るのに使用できる表面積よりもかなり大きくして、流量をほ
ぼ一致させることにより流体上留部56をフィルタパウチ10内に維持すること
が望ましい。好ましくは煎出時間中の大半は、少なくともフィルタパウチ10内
の粒子14の深さと同じ分だけ流体上留部56が上昇するので、最大数の粒子を
煎出水52により浸透、流動化、懸濁することができる。図8はまた、オリフィ
ス28の後ろの傾斜した底部26で煎出バスケット16内に流体抽出物が溜まる
ことを示している。オリフィス28は、好ましくは流体抽出物54がフィルタパ
ウチ10に接触するレベルまで溜まらないような十分な大きさにすることが好ま
しいため、フィルタパウチ10からの流体抽出物54の排出量が乱れることはな
い。オリフィス28は煎出バスケット16からの排出蒸気60を煎出バスケット
16下方に待機するコンテナに集中させることが好ましい。オリフィスを複数に
することも底部26では有利である。
【0030】 図9は、煎出が完了した後の使用済みフィルタパウチ10の取外しを示してい
る。再び、撓みフィンガ36は、パウチが入る時と同様に煎出バスケット16か
ら出られるよう反らされている。あるいは、リザーバ30を煎出バスケット16
から取り外し可能な場合には、リザーバ30を最初に取り外し、その後で濡れた
フィルタパウチ10をより容易に取り外すことができる。
【0031】 煎出バスケット16の使用についての代替実施形態において、フィルタパウチ
を垂直に、または支持棒に対して少なくとも30゜の角度で傾斜させて吊り下げ
てもよく、煎出水をフィルタパウチの上端部に対してほぼ直角に噴射して、撓み
フィンガの接触を必要とせずに煎出水がフィルタパウチに入るようにしてもよい
。このような実施形態(図示せず)では、煎出バスケットの実施形態と同様にフ
ィルタパウチ内で煎出水が粒子を流動させる。しかし、フィルタパウチから流出
する流体抽出物は、直接フィルタパウチから下方にある開放したコンテナに流下
する。したがって、本発明の煎出バスケットはこの実施形態では不要となる。し
かし、フィルタパウチを吊り下げる手段または支持する手段が、煎出機械の方向
付けされたスプレーノズルと共に必要となる。
【0032】 フィルタパウチ10は製造コストを最小限にするために可撓性のフィルタ材料
のみで構成された変形追従性の高いパウチである。従来技術には、煎出水バイパ
スを最小限にするために、パウチを煎出バスケットにシールするように合わせて
煎出バスケット内に平らに置くことを意図したその他の変形追従性の高いパウチ
がある。しかし、水平に配置したパウチ内の粒子位置は予測できないため、この
ようなパウチのシールには信頼性がないことが知られている。この問題を克服す
るために、従来技術のカートリッジには、煎出バスケット内でより予測可能なシ
ールを行う剛性縁部を含むものがある。しかし、このような妥協案はこれらのカ
ートリッジの製造コストをかなり増加させてしまう。
【0033】 本発明のフィルタパウチは、煎出バスケットおよびパウチシールが不要である
ため従来技術とは対照的なものである。実際に、代替実施形態では煎出バスケッ
トさえも必要でない。これは、本発明の煎出システムが煎出水を傾斜したフィル
タパウチに向けるため、外側には煎出水の流体上留部が生成されないからである
。本発明の流体上留部は、煎出バスケット内のパウチ上方ではなくパウチ内部に
位置している。本発明の特典は、パウチのコストが最小限となり、煎出水バイパ
スも最小限になることである。
【0034】 他の従来技術のフィルタパウチでは、煎出水はパウチ内に開口を造ることによ
りパウチに向けられている。このような開口は、フィルタ材料の耐性をなくすこ
とより煎出水バイパスの可能性を減少させるものである。しかし、どのような開
口であってもフィルタパウチの完全性を損なうものとなる。すなわち、煎出後の
パウチの処理の際に、滓が開口を通って漏出することがある。パウチの主な利点
の1つが、開放したフィルタに共通の粒子の汚染を減らすことであるため、どん
な理由であれ開口を設けることは非常にマイナスとなる。本発明のパウチは常に
完全に閉鎖されて粒子の漏出を防いでいる。煎出水は内部に開口を必要とせずに
フィルタパウチ10内に向けて流される。
【0035】 好適な実施形態では、フィルタパウチ10の寸法を12cm×12cm、内側
の容積を約300mlとすることが好ましい。煎出バスケット16の外側の寸法
は幅16cm、長さ16cm、高さ10cmとすることが好ましい。支持部材3
8は、好ましくはリザーバ30から2.5cm離してフィルタパウチ10が近づ
けるようにする。リザーバ30の容積は、約150mlとすることが好ましい。
排出孔34の直径は約3mmとすることが好ましく、それらのうちの5つが、煎
出バスケット16の各縁部から約4cmのところに集中することが好ましい。撓
みフィンガ36は直径約1.5mm、長さ約3cmであることが好ましい。各フ
ィンガは好ましくは排出孔を通って延びる。
【0036】 先の記述の多くは1つのフィルタパウチの使用に向けたものであるが、本発明
の原理は、並列、扇形、または本発明による煎出が可能なその他の配列の複数の
フィルタパウチを利用した構成またはプロセスに適用できる点を理解すべきであ
る。
【0037】 本発明の特定の実施形態について図示し説明したが、本発明の意図および範囲
から逸脱せずに種々の変更および修正を加え得ることは当業者には自明であり、
本発明の範囲内にあるそのような修正をすべて添付の特許請求の範囲でカバーし
ようとするものである。
【図面の簡単な説明】
本明細書は、本発明を特に指摘し明確に請求する特許請求の範囲で結ばれてい
るが、本発明は、同一の参照符号で同一の素子を示す添付図面に関連してなされ
る好適な実施形態についての以下の説明からよりよく理解されると考えられる。
【図1】 部分的に充填され、フィンシールにより外周をシールされた矩形パウチを開示
した、本発明のフィルタパウチの好適な実施形態の正面図である。
【図2】 ほぼ平たいパウチを示す、本発明のフィルタパウチの好適な実施形態の側面図
である。
【図3】 ハンドル、煎出水リザーバ、および多孔金属で造られた流体透過性の支持部材
を示す、本発明の煎出バスケットの好適な実施形態の平面図である。
【図4】 リザーバから延びる撓みフィンガを示す、本発明の煎出バスケットの好適な実
施形態の、図3の線4−4に沿った正面断面図である。
【図5】 本発明の好適なフィルタパウチが本発明の煎出バスケットの支持部材上に配置
されることを示す、図4と同様の正面断面図である。
【図6】 本発明の好適なフィルタパウチが本発明の煎出バスケットに完全に挿入され、
撓みフィンガがフィルタパウチの上端部近傍でフィルタパウチの外面に接触する
ことを示す、図4と同様の正面断面図である。
【図7】 本発明の好適なフィルタパウチが、最初は排水孔および撓みフィンガを介して
リザーバから煎出水を充填されることを示す、図4と同様の正面断面図である。
【図8】 本発明の好適なフィルタパウチが、フィルタパウチ内で粒子が膨張し上昇する
と同時に流体抽出物を排出することを示す、図4と同様の正面断面図である。
【図9】 本発明の好適なフィルタパウチが、煎出が終了した後にフィルタを廃棄するた
めに煎出バスケットから取り外すことを示す、図4と同様の正面断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 チャールズ トーマス ハウエル アメリカ合衆国 45240 オハイオ州 シ ンシナティー ウェーマス コート 804 Fターム(参考) 4B004 AA03 AA12 BA21 BA43 CA01 【要約の続き】 出水の流入量に一致するのに十分な出口面積を有する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風味抽出可能な粒子を含むフィルタパウチを使用して流体抽
    出物を煎出する方法であって、 a) 風味抽出可能な粒子が部分的に充填されている変形追従性の高い流体透
    過性フィルタパウチを水平面に対して約30゜から約90゜の角度で傾斜するよ
    うに支持して、前記粒子を前記フィルタパウチの下端部に蓄積させるステップと
    、 b) 煎出水を前記粒子上方の前記フィルタパウチの上端部近傍に向けて流し
    て、前記フィルタパウチ内に開口を必要とせずに前記フィルタパウチに前記煎出
    水を入れ、該煎出水を前記粒子に浸透させ、前記粒子が煎出水によって部分的に
    流動させるとともに懸濁させ、前記フィルタパウチの反対側を空けて内部スペー
    スを作り出さなくても、前記粒子を前記煎出水と共に前記フィルタパウチの空き
    部分へと舞い上がらせるステップと、 c) 前記フィルタパウチ内の前記粒子から流体抽出物を煎出し、前記フィル
    タパウチから前記流体抽出物を排出するステップであって、前記フィルタパウチ
    が、少なくとも前記フィルタパウチ内の粒子の垂直方向深さと同じ分だけの流体
    上留部が前記フィルタパウチ内に生成される際に、流体抽出物の排出量が前記フ
    ィルタパウチへの煎出水の流入量に一致するのに十分な出口面積を有するステッ
    プと、 を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 風味抽出可能な粒子を含むフィルタパウチを使用して流体抽
    出物を煎出する方法であって、 a) 風味抽出可能な粒子が部分的に充填されている変形追従性の高い流体透
    過性フィルタパウチを水平面に対して約30゜から約90゜の角度で傾斜するよ
    うに支持して、前記粒子を前記フィルタパウチの下端部に蓄積させるステップと
    、 b) 排出孔を有する煎出水リザーバと流体連通する複数の撓みフィンガとを
    使用して煎出水を前記粒子上方の前記フィルタパウチの上端部近傍に向けて流し
    、前記撓みフィンガを前記フィルタパウチの外面に接触させ、前記煎出水を前記
    排出孔から前記フィルタパウチ上またはフィルタパウチ内へ前記フィンガ上を流
    れる際にそこで表面張力を減少させ、前記フィルタパウチの前記外面から流出す
    る煎出水を最小限にして、前記煎出水を前記粒子に浸透させ、前記粒子を前記煎
    出水により部分的に流動させるとともに懸濁させ、前記粒子を前記煎出水と共に
    前記フィルタパウチの空き部分へと舞い上がらせるステップと、 c) 前記フィルタパウチ内の前記粒子から流体抽出物を煎出し、前記フィル
    タパウチから前記流体抽出物を排出させるステップであって、前記フィルタパウ
    チが、少なくとも前記フィルタパウチ内の粒子の垂直方向深さと同じ分だけの流
    体上留部が前記フィルタパウチ内に生成される際に、流体抽出物の排出量が前記
    フィルタパウチへの煎出水の流入量に一致するのに十分な出口面積を有するステ
    ップと、 を有することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 煎出システムのための交換可能なフィルタパウチおよび再利
    用可能な煎出バスケットを有する装置であって、 a) 風味抽出可能な粒子が部分的に充填されている変形追従性の高い流体透
    過性フィルタパウチと、 b) 流体透過性の支持部材を有する煎出バスケットであって、前記支持部材
    が前記フィルタパウチを水平面に対して約30゜から約60゜の角度で支持し、
    前記支持部材が前記フィルタパウチの下端部を該煎出バスケットの底面よりも十
    分上に配置して、煎出中に該煎出バスケットの前記底部の流体抽出物溜まりに接
    触するのを避ける煎出バスケットと、 c) 煎出水を粒子レベル上方でフィルタパウチに入るようにリザーバから前
    記フィルタパウチの上端部近傍に向けることにより、煎出水が前記粒子に浸透し
    てそこから流体抽出物を煎出し、前記流体抽出物が前記フィルタパウチからオリ
    フィスを有する前記煎出バスケットの前記底部に排出されて前記流体抽出物がそ
    の下で取外し可能なコンテナに排出される手段と、 を有することを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、前記フィルタ
    パウチが流体透過性の支持部材により煎出バスケット内に支持され、該方法が、
    前記フィルタパウチの前記下端部に接触する流体抽出物の溜まりを防ぐのに十分
    な量で前記煎出バスケットから前記流体抽出物を排出することにより、前記流体
    抽出物の排出量がほぼ乱れることのないままとなるステップを、さらに含むこと
    を特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、煎出水を前記
    フィルタパウチの上端部近傍に向ける前記ステップが、前記フィルタパウチの外
    面に接触する煎出水導管を使用して、煎出水が前記導管上または導管内を流れる
    際にそこで表面張力を減少させて、前記煎出水が最小の抵抗で前記フィルタパウ
    チに入ることにより煎出水が前記フィルタパウチの前記外面から流出するのを最
    小限にすることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、前記煎出水導
    管が、排出孔を有する煎出水リザーバに流体連通する複数の撓みフィンガを備え
    、煎出水が前記排出孔から前記外面へ前記フィンガ上を流れる際に、前記撓みフ
    ィンガが前記フィルタパウチの前記外面に接触することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 前記いずれかの請求項に記載の装置であって、前記リザーバ
    が、煎出機械のスプレーヘッドから煎出水を受けるために前記煎出バスケットに
    接続され、前記リザーバがそれと流体接続してそこから延びる煎出水導管を有し
    、前記導管が前記フィルタパウチの外面に接触してそこで表面張力を減少させて
    、前記煎出水が最小の抵抗で前記フィルタパウチに入ることにより前記煎出水が
    前記外面から流出するのではなく主に前記フィルタパウチ内に流入するようにな
    っていることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、前記煎出水導
    管に前記リザーバの下端部に複数の排出孔を備えさせ、前記排出孔を、前記下端
    部から延び前記フィルタパウチの前記外面に接触する撓みフィンガに隣接して配
    置することにより、前記煎出水を前記排出孔を通って前記撓みフィンガ上を前記
    外面へ流すことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、前記フィルタ
    パウチを傾斜させて、前記粒子を該フィルタパウチの下端部に蓄積させ、該フィ
    ルタパウチに入る前記煎出水を前記粒子上に流下して浸透させ、該粒子を前記煎
    出水により部分的に流動させるとともに懸濁させ、前記フィルタパウチの反対側
    を空けて内部スペースを作り出さなくても、前記粒子を前記煎出水と共に前記フ
    ィルタパウチの空き部分へと舞い上がらせることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記いずれかの請求項に記載の方法であって、前記フィル
    タパウチを傾斜させて、少なくとも前記フィルタパウチ内の粒子の垂直方向深さ
    と同じ分だけの流体上留部が前記フィルタパウチ内に生成される際に、流体抽出
    物の排出量が煎出水の前記フィルタパウチへの流入量に一致するのに十分な出口
    面積を確保することを特徴とする方法。
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