JP2002537060A - 修復歯科医療用装置 - Google Patents
修復歯科医療用装置Info
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- JP2002537060A JP2002537060A JP2000600577A JP2000600577A JP2002537060A JP 2002537060 A JP2002537060 A JP 2002537060A JP 2000600577 A JP2000600577 A JP 2000600577A JP 2000600577 A JP2000600577 A JP 2000600577A JP 2002537060 A JP2002537060 A JP 2002537060A
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- tunnel
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/80—Dental aids fixed to teeth during treatment, e.g. tooth clamps
- A61C5/88—Wedges
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/80—Dental aids fixed to teeth during treatment, e.g. tooth clamps
- A61C5/85—Filling bands, e.g. matrix bands; Manipulating tools therefor
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C19/00—Dental auxiliary appliances
- A61C19/003—Apparatus for curing resins by radiation
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- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、オーバハングを防ぐべく、隣接辺縁を可能な限り短くすることによって隣接側アクセス箇所から歯(2)の内部トンネル形成部(1)を充填し補強するための装置に関する。この装置は、閉じられた第1 HYPERLINK mailto:q@e長手フレキシブル容器手段(3)有することを特徴とし、これは一端部に隣接部のカリエスが除去された歯(2)の部位に隣接する歯間隙へ、第1容器手段(3)を挿入することを可能にする先端部又は糸(4)を備える。前記第1容器手段(3)は、たとえば、ニードル(8)を前記トンネル形成部(1)に通すことによって前記第1容器手段(3)に孔が開けられるやいなや、前記トンネル形成部(1)内に流れ込みこれを充填することが意図された流動可能な修復材料(6)によって充填される、もしくは充填可能である。
Description
【0001】 本発明は、隣接部のカリエス(虫歯部又は齲蝕部)がトンネル予備形成によっ
て除去された歯の内部トンネルを充填し補強し、オーバハングを防止するための
装置に関する。
て除去された歯の内部トンネルを充填し補強し、オーバハングを防止するための
装置に関する。
【0002】 ヒトの歯がバクテリア酸の攻撃によって起こる鉱物質消失を通じて損傷を受け
る時、これは現実的には常に齲蝕菌微生物によってコロニーが形成された非常に
特定の歯部位に於いて発生する。隣接歯間及び咬合歯面が、ヒトのカリエスの主
要な原因バクテリアである耐酸及び酸産性ムタン連鎖球菌の主たるコロニー形成
部位である。
る時、これは現実的には常に齲蝕菌微生物によってコロニーが形成された非常に
特定の歯部位に於いて発生する。隣接歯間及び咬合歯面が、ヒトのカリエスの主
要な原因バクテリアである耐酸及び酸産性ムタン連鎖球菌の主たるコロニー形成
部位である。
【0003】 従来、ジー・ヴィ・ブラック(G.V.Black)の原理に基づきカリエス
に冒された歯となる窩洞(キャビティ)を補修するための補助手段として、金属
又はセルロースアセテートから成るマトリックスバンドと、限定的に適用性のあ
る木製又は又は不可適用のプラスチック製の歯間ウェッジが使用されてきた。し
かし、今日の近代的な一次カリエス処理では、これらの補助手段及び原理は既に
時代遅れであると考えられている。というのは、それらは、あまりも侵襲性が高
く、破壊的であり、問題の原因となることすらあるからである。歯修復の技術は
、カリエスのマクロ的保存処理からミクロ的保存処理へと明確に変化した。フッ
化物放出ガラスアイオノマー等の抗齲蝕性修復材料が入手可能となった今、もは
や、予防の為に窩洞を拡大する必要は無くなった。又、複合樹脂、ガラスアイオ
ノマー樹脂及びコンポマー等の接着性修復材料は歯の硬い物質、エナメル質、及
び象牙質に結合することが可能である為、保持のため延設部分も不要である。
に冒された歯となる窩洞(キャビティ)を補修するための補助手段として、金属
又はセルロースアセテートから成るマトリックスバンドと、限定的に適用性のあ
る木製又は又は不可適用のプラスチック製の歯間ウェッジが使用されてきた。し
かし、今日の近代的な一次カリエス処理では、これらの補助手段及び原理は既に
時代遅れであると考えられている。というのは、それらは、あまりも侵襲性が高
く、破壊的であり、問題の原因となることすらあるからである。歯修復の技術は
、カリエスのマクロ的保存処理からミクロ的保存処理へと明確に変化した。フッ
化物放出ガラスアイオノマー等の抗齲蝕性修復材料が入手可能となった今、もは
や、予防の為に窩洞を拡大する必要は無くなった。又、複合樹脂、ガラスアイオ
ノマー樹脂及びコンポマー等の接着性修復材料は歯の硬い物質、エナメル質、及
び象牙質に結合することが可能である為、保持のため延設部分も不要である。
【0004】 微小漏出及び過剰充填の可能性に関する懸念が高まるにつれて、従来のクラス
II複合樹脂及びインレー(嵌入)によって処理された大きな窩洞のマクロ保存
処理に関する限り、修復部の歯肉に関連する隣接、及び、辺縁周辺部を特に少な
くしたいという要望がある。窩洞形成部の辺縁(margin)が短ければ短い
程、辺縁の破損、漏出及び過剰充填の可能性は低い。従来の箱型又は円形斜面形
隣接歯形成部に於いて複合樹脂及びガラスイオノマ材を扱うことは容易ではない
。というのは、これらの材料は、歯肉線の下方のオーバハング部へと「オーバー
フロー」する傾向があり、これが、偶発的な嫌気性グラム陰性フローラがコロニ
ー形成するための隙間として作用するからである。最近のいくつかの研究に依っ
て、多くの場合、歯患部における不規則な垂直方向の骨の損失を伴う、慢性歯周
根感染症を引き起こす、タイプの経口ミクロフローラが、歯菌血症の偶発中に、
心臓その他の器官に広がって動脈を閉塞させることが示された。これによって、
心冠疾患、卒中等の深刻な健康状態が引き起こされるとともに、これは、早産で
低体重胎児にも関連している(マッティラ(Mattila)他、1989,S
yrjanen 1990,デ・ステファーノ(DeStefano)他、19
93,ベック(Beck)他、1996,ジョシピュラ(Joshipura)
他、1996,Herzberg & Meyer 1996,Scannop
ieco & Mylotte 1996,グロスマン(Grossman)他
、1997,Dasanayake 1997,Curtis 1997)。歯
肉が周辺の異物との接触(過剰充填修復)によって炎症を起こし、その上でバク
テリアプラークが成長すると、歯肉溝が、潰瘍上皮組織によって満たされる。そ
のような上皮組織の下の毛細管は、歯肉溝上を食物又は歯ブラシが通過した後で
も自然発生的に出血し、様々なバクテリア種が血液流に侵入しそこで生存するこ
とを許容する。米国における卒中の発生率だけでも、かつて考えられていたより
も劇的に高くなっている。毎年約700,000件発生し、これは過去の推定よ
りも40%以上高い(Journal of the American Me
dical Association and Stroke,1998からの
タイム誌の引用)。粘膜ライニングに侵入する慢性歯周根炎症を維持する、歯修
復部のオーバハング/過剰充填がなんとしても避けられるべきことは明らかであ
り、正常なフローラの共生物として通常は無害な連鎖球菌でさえも、血液流内で
血小板と遭遇した後はトロンボゲン性作用物質として振る舞う(Herzber
g 1996)。
II複合樹脂及びインレー(嵌入)によって処理された大きな窩洞のマクロ保存
処理に関する限り、修復部の歯肉に関連する隣接、及び、辺縁周辺部を特に少な
くしたいという要望がある。窩洞形成部の辺縁(margin)が短ければ短い
程、辺縁の破損、漏出及び過剰充填の可能性は低い。従来の箱型又は円形斜面形
隣接歯形成部に於いて複合樹脂及びガラスイオノマ材を扱うことは容易ではない
。というのは、これらの材料は、歯肉線の下方のオーバハング部へと「オーバー
フロー」する傾向があり、これが、偶発的な嫌気性グラム陰性フローラがコロニ
ー形成するための隙間として作用するからである。最近のいくつかの研究に依っ
て、多くの場合、歯患部における不規則な垂直方向の骨の損失を伴う、慢性歯周
根感染症を引き起こす、タイプの経口ミクロフローラが、歯菌血症の偶発中に、
心臓その他の器官に広がって動脈を閉塞させることが示された。これによって、
心冠疾患、卒中等の深刻な健康状態が引き起こされるとともに、これは、早産で
低体重胎児にも関連している(マッティラ(Mattila)他、1989,S
yrjanen 1990,デ・ステファーノ(DeStefano)他、19
93,ベック(Beck)他、1996,ジョシピュラ(Joshipura)
他、1996,Herzberg & Meyer 1996,Scannop
ieco & Mylotte 1996,グロスマン(Grossman)他
、1997,Dasanayake 1997,Curtis 1997)。歯
肉が周辺の異物との接触(過剰充填修復)によって炎症を起こし、その上でバク
テリアプラークが成長すると、歯肉溝が、潰瘍上皮組織によって満たされる。そ
のような上皮組織の下の毛細管は、歯肉溝上を食物又は歯ブラシが通過した後で
も自然発生的に出血し、様々なバクテリア種が血液流に侵入しそこで生存するこ
とを許容する。米国における卒中の発生率だけでも、かつて考えられていたより
も劇的に高くなっている。毎年約700,000件発生し、これは過去の推定よ
りも40%以上高い(Journal of the American Me
dical Association and Stroke,1998からの
タイム誌の引用)。粘膜ライニングに侵入する慢性歯周根炎症を維持する、歯修
復部のオーバハング/過剰充填がなんとしても避けられるべきことは明らかであ
り、正常なフローラの共生物として通常は無害な連鎖球菌でさえも、血液流内で
血小板と遭遇した後はトロンボゲン性作用物質として振る舞う(Herzber
g 1996)。
【0005】 カリエス病変部へのアクセスを得るために辺縁稜が除去された、従来の隣接歯
処理における更に別の懸念は、直接的な複合樹脂による修復によっては、安定し
た接触点が補償されるものではない、という事実である。これは、これは粘着性
があり流動性の複合材を隣接歯にしっかりと接触させるべく操作することの困難
性に依る。開口した隣接接点によって、食物の密着と保持が発生する。これは、
プラークの蓄積を助長し、短時間で歯乳頭、即ち、二つの隣接する歯と辺縁歯肉
との間の歯肉部分、の炎症を引き起こし、その除去を困難にする。その結果、食
物の密着に依って起こる歯肉のう形成と出血は、歯の菌血症に寄与するものとな
る。又、複合材の近位側の摩耗によって、それらを接触領域に使用することの有
効性に疑問が投げかけられている(ジーミーキ(Ziemiecki)他、19
92: ウェント(Wendt)他,1996)。
処理における更に別の懸念は、直接的な複合樹脂による修復によっては、安定し
た接触点が補償されるものではない、という事実である。これは、これは粘着性
があり流動性の複合材を隣接歯にしっかりと接触させるべく操作することの困難
性に依る。開口した隣接接点によって、食物の密着と保持が発生する。これは、
プラークの蓄積を助長し、短時間で歯乳頭、即ち、二つの隣接する歯と辺縁歯肉
との間の歯肉部分、の炎症を引き起こし、その除去を困難にする。その結果、食
物の密着に依って起こる歯肉のう形成と出血は、歯の菌血症に寄与するものとな
る。又、複合材の近位側の摩耗によって、それらを接触領域に使用することの有
効性に疑問が投げかけられている(ジーミーキ(Ziemiecki)他、19
92: ウェント(Wendt)他,1996)。
【0006】 修復歯科医療の主たる役割は、正にその疾患によって失われたものを修復し、
冒されていないエナメル質や象牙質の残りの硬質組織を出来る限り保存すること
にある。最初のカリエス病変は接触点の下方で発生するので、カリエス病変部へ
のアクセスを得るために接触点と稜との間を破壊する必要はない。安定した隣接
接触を確保するためには、歯の辺縁稜は、ぜひとも保存されるべきである。
冒されていないエナメル質や象牙質の残りの硬質組織を出来る限り保存すること
にある。最初のカリエス病変は接触点の下方で発生するので、カリエス病変部へ
のアクセスを得るために接触点と稜との間を破壊する必要はない。安定した隣接
接触を確保するためには、歯の辺縁稜は、ぜひとも保存されるべきである。
【0007】 複雑な関係を理解することによって、より正確な歯科療法が開発された。隣接
カリエス病変部を手術処置する必要性は、カリエスのプロセスが象牙質に達した
か否かに依存する。歯科レントゲン写真の感度、即ち、隣接歯間カリエスを検出
する能力は、従来、59.4%であると報告されていた(ダグラス(Dougl
ass)他、1986)。たとえば、貯蔵発光体システムを使用する、デジタル
画像による隣接歯表面のカリエスの検出は、初期カリエス齲食が象牙質へ侵入し
た正にその状態/「瞬間」を検出し、一次修復部治療が必要とされることをより
性格に判断できる新たな可能性を切り開くものである(ウェンゼル(Wenze
l)他、1991,ニールセン(Nielsen)他、1996,スヴァネス(
Svanaes)他、1996)。初期カリエスによって実質的に全く冒されて
いない歯自身の自然で安定した接触点を破壊すること無く、病変部に対して単純
で完全なアクセスを可能にする修復手続を選択することが重要である。充填手順
自身は、健康に危険な結果をもたらす周囲の損傷、微小漏出および/又は過剰充
填等の新たな問題を引き起こさないように選択されるべきである。
カリエス病変部を手術処置する必要性は、カリエスのプロセスが象牙質に達した
か否かに依存する。歯科レントゲン写真の感度、即ち、隣接歯間カリエスを検出
する能力は、従来、59.4%であると報告されていた(ダグラス(Dougl
ass)他、1986)。たとえば、貯蔵発光体システムを使用する、デジタル
画像による隣接歯表面のカリエスの検出は、初期カリエス齲食が象牙質へ侵入し
た正にその状態/「瞬間」を検出し、一次修復部治療が必要とされることをより
性格に判断できる新たな可能性を切り開くものである(ウェンゼル(Wenze
l)他、1991,ニールセン(Nielsen)他、1996,スヴァネス(
Svanaes)他、1996)。初期カリエスによって実質的に全く冒されて
いない歯自身の自然で安定した接触点を破壊すること無く、病変部に対して単純
で完全なアクセスを可能にする修復手続を選択することが重要である。充填手順
自身は、健康に危険な結果をもたらす周囲の損傷、微小漏出および/又は過剰充
填等の新たな問題を引き起こさないように選択されるべきである。
【0008】 広く一般に使用されている従来の歯修復処置は、不必要に過激で、大掛かりで
複雑なものである為、より単純な処置が求められてきた。Jinksによって1
963年に、更に、ハント(Hunt)とケント(Kent)との両方によって
独立的に1984年に記載されたミクロ保存「内部トンネル(internal
tunnel)」準備形成は、二つの隣接する歯の間の重要な自然の接触点を
失うことなく、カリエス性近位病変を処置する非常に高度な方法を提供するもの
である。咬合入口から、小さな丸いドリルが、先ず中央の主亀裂から、歯の「隣
接」病巣が、刺さるプローブによって歯の内部に於いて濃い茶色/黒色の縞とし
て容易に検出可能となるまで、下へ送り込まれる。象牙質カリエスが除去される
と、それを通して初期病巣が象牙質にまで侵入したその上の多孔性エナメル質を
、鉱物質消失エナメル質として容易に見出しし、窩洞を開けることができる。
複雑なものである為、より単純な処置が求められてきた。Jinksによって1
963年に、更に、ハント(Hunt)とケント(Kent)との両方によって
独立的に1984年に記載されたミクロ保存「内部トンネル(internal
tunnel)」準備形成は、二つの隣接する歯の間の重要な自然の接触点を
失うことなく、カリエス性近位病変を処置する非常に高度な方法を提供するもの
である。咬合入口から、小さな丸いドリルが、先ず中央の主亀裂から、歯の「隣
接」病巣が、刺さるプローブによって歯の内部に於いて濃い茶色/黒色の縞とし
て容易に検出可能となるまで、下へ送り込まれる。象牙質カリエスが除去される
と、それを通して初期病巣が象牙質にまで侵入したその上の多孔性エナメル質を
、鉱物質消失エナメル質として容易に見出しし、窩洞を開けることができる。
【0009】 辺縁稜を不必要に弱めることなくカリエスが完全に除去されるように、好まし
くは、歯内療法に類似の手術用顕微鏡下で、極細器具を使用してトンネル準備形
成が行われる。前記手術用顕微鏡によって、作業フィールドのより良好な可視化
が可能となり、明るい照明と拡大とによって、歯の内部のカリエス変化をより容
易に検査可能となる。
くは、歯内療法に類似の手術用顕微鏡下で、極細器具を使用してトンネル準備形
成が行われる。前記手術用顕微鏡によって、作業フィールドのより良好な可視化
が可能となり、明るい照明と拡大とによって、歯の内部のカリエス変化をより容
易に検査可能となる。
【0010】 修復歯科医療における顕微手術法の原理は比較的新しいものであり、これによ
って臨床医は、準備され歯の強度が健全値の92%以上に維持されるように処置
を行うことが可能となる(Hill & Halaseh 1988)。
って臨床医は、準備され歯の強度が健全値の92%以上に維持されるように処置
を行うことが可能となる(Hill & Halaseh 1988)。
【0011】 もちろん、充填材(セメントとも呼ばれる、即ち、エナメル質と象牙質の合成
類似物)が、下方の形成部によって辺縁稜を支持する能力は、そのトンネル自身
の直径が減少するにつれて増大する。トンネル窩洞は、従来式の注射用手動器具
を使用することによって、咬合入口から練り低粘度又は流動性修復材を導入する
ことによって充填されている。特に空気逃げ口が最適に形成されない場合には、
このような小径の窩洞を一つの開口部から充填することは、不可能とは言わない
までも、非常に困難である。事実、従来のオーソグレード(orthograd
e)充填によっては、トンネルの他端部がマトリクスバンドによって閉じられて
いる為、窩洞内でアクセス空気が閉じ込められる。空気クッションによって、ト
ンネルの完全に充填が妨げられ妨害される。修復された歯の最大強化と最大強度
とを得るためには、トンネルを、付着する物質の無い状態で、完全に気泡の無い
状態で充填することが重要である。
類似物)が、下方の形成部によって辺縁稜を支持する能力は、そのトンネル自身
の直径が減少するにつれて増大する。トンネル窩洞は、従来式の注射用手動器具
を使用することによって、咬合入口から練り低粘度又は流動性修復材を導入する
ことによって充填されている。特に空気逃げ口が最適に形成されない場合には、
このような小径の窩洞を一つの開口部から充填することは、不可能とは言わない
までも、非常に困難である。事実、従来のオーソグレード(orthograd
e)充填によっては、トンネルの他端部がマトリクスバンドによって閉じられて
いる為、窩洞内でアクセス空気が閉じ込められる。空気クッションによって、ト
ンネルの完全に充填が妨げられ妨害される。修復された歯の最大強化と最大強度
とを得るためには、トンネルを、付着する物質の無い状態で、完全に気泡の無い
状態で充填することが重要である。
【0012】 ガラスアイオノマセメント、複合樹脂及び、コンポマ(compomers)
と呼ばれるそれらの混合物が、現時点に於いて、トンネル準備形成部を修復する
ために選択される材料である。トンネルキャビティをガラスイオノマによって適
切に充填することによって、穿掘性辺縁稜が補強されるものと考えられ、その領
域の破損脆弱性が除去されることが示された(Hill & Halaseh
1988)。手術された領域のカリエスの再発を防止するためには、ガラスイオ
ノマ、又は、その他の、フッ化物溶失又は抗ムタン連鎖球菌剤含有/放出材を使
用することが好ましい。Ag+(銀)充填剤又はApacider充填剤(Ag
,Zn)又はその他の抗バクテリア充填剤を含有した複合樹脂がムタン連鎖球菌
の成長を阻害し(ヤマモト(Yamamoto)他、1996,スヤフュッディ
ン(Syafiuddin)他、1997)、従って一次処理された領域のカリ
エスの再発を減少させることが報告されている。
と呼ばれるそれらの混合物が、現時点に於いて、トンネル準備形成部を修復する
ために選択される材料である。トンネルキャビティをガラスイオノマによって適
切に充填することによって、穿掘性辺縁稜が補強されるものと考えられ、その領
域の破損脆弱性が除去されることが示された(Hill & Halaseh
1988)。手術された領域のカリエスの再発を防止するためには、ガラスイオ
ノマ、又は、その他の、フッ化物溶失又は抗ムタン連鎖球菌剤含有/放出材を使
用することが好ましい。Ag+(銀)充填剤又はApacider充填剤(Ag
,Zn)又はその他の抗バクテリア充填剤を含有した複合樹脂がムタン連鎖球菌
の成長を阻害し(ヤマモト(Yamamoto)他、1996,スヤフュッディ
ン(Syafiuddin)他、1997)、従って一次処理された領域のカリ
エスの再発を減少させることが報告されている。
【0013】 いずれの充填剤及び装置を使用した場合でも、その処置を適切に制御すること
が極めて重要である。咬合入口から充填された場合に従来のトンネル修復部で障
害が発生する原因となる二つの重要な特徴は以下の通りである。
が極めて重要である。咬合入口から充填された場合に従来のトンネル修復部で障
害が発生する原因となる二つの重要な特徴は以下の通りである。
【0014】 1)不完全な充填。視覚制御と空気逃げ口が提供されない為、最後までトンネ
ルが完全に充填されたことを確認する手段がない。注射用カニューラを使用して
も、これらはトンネルシステム全体を通して押し込むことができないため、この
問題を解決できない。カニューラは、又、粘着性の充填剤を通過することを可能
にするために或る程度の径を有する必要がある為、厚みが大きすぎる。 2)過剰充填。凹状歯輪郭に対してそれを視覚的に制御することができず、従
来のマトリクスバンド下において漏出を発生させる可能性のある。
ルが完全に充填されたことを確認する手段がない。注射用カニューラを使用して
も、これらはトンネルシステム全体を通して押し込むことができないため、この
問題を解決できない。カニューラは、又、粘着性の充填剤を通過することを可能
にするために或る程度の径を有する必要がある為、厚みが大きすぎる。 2)過剰充填。凹状歯輪郭に対してそれを視覚的に制御することができず、従
来のマトリクスバンド下において漏出を発生させる可能性のある。
【0015】 本発明の課題は、上述した諸問題を解決することにあり、これは、請求項1の
特徴部分に依る装置によって達成される。
特徴部分に依る装置によって達成される。
【0016】 この装置に依れば、内部トンネルキャビティを、このトンネルのカバーされな
い咬合開口部を通じて前記トンネルキャビティからの空気逃げ口を確保しながら
、隣接アクセス部から、即ち、逆充填によって、たとえば、付着性合成充填材等
の流動可能合成充填材によって充填、補強することが可能である。第1のフレキ
シブル容器手段は、特殊な歯間装置として作用し、流動可能修復又は充填材を前
記隣接アクセス部から前記トンネルキャビティ内に放出する。
い咬合開口部を通じて前記トンネルキャビティからの空気逃げ口を確保しながら
、隣接アクセス部から、即ち、逆充填によって、たとえば、付着性合成充填材等
の流動可能合成充填材によって充填、補強することが可能である。第1のフレキ
シブル容器手段は、特殊な歯間装置として作用し、流動可能修復又は充填材を前
記隣接アクセス部から前記トンネルキャビティ内に放出する。
【0017】 一好適実施例に依れば、前記装置は、更に、糸によって前記第1フレキシブル
容器装置に取り付けられた、又は、取り付け可能な第2フレキシブル容器装置を
備え、この第2容器装置は、全トンネル窩洞の充填が完了した直後に、修復材の
硬化過程中に於いて、非常に短いものとすることが可能な前記隣接キャビティの
周囲をシールするために使用されることが意図される。
容器装置に取り付けられた、又は、取り付け可能な第2フレキシブル容器装置を
備え、この第2容器装置は、全トンネル窩洞の充填が完了した直後に、修復材の
硬化過程中に於いて、非常に短いものとすることが可能な前記隣接キャビティの
周囲をシールするために使用されることが意図される。
【0018】 以下、本発明の装置を、図面を参照しながらより詳細に説明する。 前記装置は、前記第1容器手段3を、隣接カリエスが除去された歯2の部分に
隣接する歯間隙5へ挿入することを可能にする先端部又は糸4を一端部に備えた
閉じられた第1長手フレキシブル容器手段3を有する。前記第1容器手段3は、
それ自身、自己、デュアル化学的又は光学的に硬化可能な、流動可能修復材6、
即ち、付着性合成充填材、によって予め充填されるか、若しくは充填可能である
。前記修復材は、咬合入口形成部として歯2を通って歯2の中央亀裂から前記歯
間隙5へ延出するトンネル形成部1に流入し、これを充填するものである。穴7
は、たとえば、前記トンネル形成部1を通して前記第1容器手段と接触させるニ
ードル8等によって前記第1容器手段3内に穿孔されるものである。前記修復材
6をトンネル形成部1に押し込むために、前記第1容器手段3を圧搾し、これを
覆うために止血鉗子15を使用することができる。
隣接する歯間隙5へ挿入することを可能にする先端部又は糸4を一端部に備えた
閉じられた第1長手フレキシブル容器手段3を有する。前記第1容器手段3は、
それ自身、自己、デュアル化学的又は光学的に硬化可能な、流動可能修復材6、
即ち、付着性合成充填材、によって予め充填されるか、若しくは充填可能である
。前記修復材は、咬合入口形成部として歯2を通って歯2の中央亀裂から前記歯
間隙5へ延出するトンネル形成部1に流入し、これを充填するものである。穴7
は、たとえば、前記トンネル形成部1を通して前記第1容器手段と接触させるニ
ードル8等によって前記第1容器手段3内に穿孔されるものである。前記修復材
6をトンネル形成部1に押し込むために、前記第1容器手段3を圧搾し、これを
覆うために止血鉗子15を使用することができる。
【0019】 一好適実施例に依れば、前記第1容器は、その容積の約60〜80%を、前記
流動可能修復材によって予め充填される。これによって、第1容器手段3を、歯
間隙5に容易に引き込むことが可能となり、これにより、この容器手段3は、接
触する歯によって圧縮される。
流動可能修復材によって予め充填される。これによって、第1容器手段3を、歯
間隙5に容易に引き込むことが可能となり、これにより、この容器手段3は、接
触する歯によって圧縮される。
【0020】 オーバハングを有効に防止するために、前記装置には、第2の閉じられたフレ
キシブル容器手段9が取り付けられるか、若しくは、取り付け可能である。第1
好適実施例に依れば、前記第2容器手段9は、前記第1容器手段3の前記先端部
又は糸4に取り付けられる、若しくは、取り付け可能である。もしも第1容器手
段の糸4に図1図示されているように第2容器手段9に対して固定接続される場
合には、装置挿入の第1工程は、図2及び3に図示されているように、前記糸4
をデンタルフロスのように、歯間隙5を形成している歯2の間の接触点14を介
して押し込む工程となる。破線は、この第1工程の終わりにおける糸4の位置を
示す。
キシブル容器手段9が取り付けられるか、若しくは、取り付け可能である。第1
好適実施例に依れば、前記第2容器手段9は、前記第1容器手段3の前記先端部
又は糸4に取り付けられる、若しくは、取り付け可能である。もしも第1容器手
段の糸4に図1図示されているように第2容器手段9に対して固定接続される場
合には、装置挿入の第1工程は、図2及び3に図示されているように、前記糸4
をデンタルフロスのように、歯間隙5を形成している歯2の間の接触点14を介
して押し込む工程となる。破線は、この第1工程の終わりにおける糸4の位置を
示す。
【0021】 前記第2容器手段9も、一端部にリング又は糸10を備えた別のユニットとす
ることができ、前記リング又は糸10は、前記糸4が前記接触点14を通して歯
間隙5に、又は処置されるべき歯2の近傍の歯間隙5に通され、第1容器手段3
が前記歯間隙5に引き入れられた後に、たとえば、結び目等によって前記第1容
器手段3の前記糸4に取り付けられるものである。
ることができ、前記リング又は糸10は、前記糸4が前記接触点14を通して歯
間隙5に、又は処置されるべき歯2の近傍の歯間隙5に通され、第1容器手段3
が前記歯間隙5に引き入れられた後に、たとえば、結び目等によって前記第1容
器手段3の前記糸4に取り付けられるものである。
【0022】 前記第2容器手段9は、前記トンネル形成部1が充填された後に第1容器手段
3の前記歯間隙5からの除去直後に、この第2容器手段9が前記歯間隙5に引き
入られた時に、近位側トンネル開口部を封止するために、液体、気体又はゲル等
の媒質11によって所定の厚み及び弾性に予め充填されることが好ましい。
3の前記歯間隙5からの除去直後に、この第2容器手段9が前記歯間隙5に引き
入られた時に、近位側トンネル開口部を封止するために、液体、気体又はゲル等
の媒質11によって所定の厚み及び弾性に予め充填されることが好ましい。
【0023】 前記第2容器手段9内の前記媒質11は、可視光12の照射によって、前記ト
ンネル形成部1内に充填された前記修復材の光硬化を可能にする光ルミネッセン
ス媒質から構成することができる。
ンネル形成部1内に充填された前記修復材の光硬化を可能にする光ルミネッセン
ス媒質から構成することができる。
【0024】 別実施例に依れば、前記第2容器手段9は、第1容器手段3から前記トンネル
形成部1に充填された修復樹脂材6の、レーザ、プラズマアーク又はハロゲン光
による硬化を可能にする、軸心方向に延出し、フレキシブルで側方に照明する光
ファイバ11bを備える。
形成部1に充填された修復樹脂材6の、レーザ、プラズマアーク又はハロゲン光
による硬化を可能にする、軸心方向に延出し、フレキシブルで側方に照明する光
ファイバ11bを備える。
【0025】 更に別の実施例に依れば、前記第2容器手段9は、摩擦化学反応ルミネッセン
ス系、即ち、第1媒質11、ルシフェリン及び、その照明カプセルを壊して両成
分を互いに接触させるべく前記第2容器手段9を圧縮又は折り曲げた時に、化学
発光を提供する照明カプセル11aを備えている。
ス系、即ち、第1媒質11、ルシフェリン及び、その照明カプセルを壊して両成
分を互いに接触させるべく前記第2容器手段9を圧縮又は折り曲げた時に、化学
発光を提供する照明カプセル11aを備えている。
【0026】 前記第2容器手段9には、更に、化学発光物質11,11aと光ファイバ11
bとの組み合わせを備えさせることができ、これにより、最初の緩やかな重合を
化学発光によって行い、最終的な重合を光ファイバによって行うことができる。
bとの組み合わせを備えさせることができ、これにより、最初の緩やかな重合を
化学発光によって行い、最終的な重合を光ファイバによって行うことができる。
【0027】 もしも前記流動可能修復材が光硬化性複合樹脂等の光硬化性材である場合には
、前記第1容器手段3を、その材料をそのような光硬化性材の重合に使用される
波長に対して非透過性とする塗料を含有する、ナイロン、ポリエステル、テフロ
ン(登録商標)等の遮光材から形成することが好ましい。適当な材料は、たとえ ば、前記修復材が前記容器手段3内に保存される限り、光硬化を防止する透明オ レンジ色のナイロン又はそれに類似の材料である。前記第2容器手段9の材料は 、この第2容器手段を通して前記トンネル形成部1内の修復材の光硬化を可能に するために、透明なものとすべきである。
、前記第1容器手段3を、その材料をそのような光硬化性材の重合に使用される
波長に対して非透過性とする塗料を含有する、ナイロン、ポリエステル、テフロ
ン(登録商標)等の遮光材から形成することが好ましい。適当な材料は、たとえ ば、前記修復材が前記容器手段3内に保存される限り、光硬化を防止する透明オ レンジ色のナイロン又はそれに類似の材料である。前記第2容器手段9の材料は 、この第2容器手段を通して前記トンネル形成部1内の修復材の光硬化を可能に するために、透明なものとすべきである。
【0028】 もしも前記修復材6が、自己、デュアル又は化学硬化性である場合には、前記
第1容器手段3と第2容器手段9との両方を、透明ナイロン又はそれに類似の透
明材料から形成することができる。
第1容器手段3と第2容器手段9との両方を、透明ナイロン又はそれに類似の透
明材料から形成することができる。
【0029】 一実施例に依れば、前記第1容器手段3は、実質的に筒状であり、前記第2容
器手段9は筒状又は、前記第1容器手段3から離間する端部に対して末広がりの
僅かに円錐状である。
器手段9は筒状又は、前記第1容器手段3から離間する端部に対して末広がりの
僅かに円錐状である。
【0030】 一好適実施例に依れば、前記両容器手段3,9は、図20a及び20bに示さ
れているように三角形状断面を備え、この形状は、歯間隙5の形状により正確に
対応している。前記装置の一長手縁部には、外側に延出するフィン13を備えさ
せることができ、これは、隣接する歯2の接触点14に載置されるように構成さ
れ、これによって案内基準部として作用する。
れているように三角形状断面を備え、この形状は、歯間隙5の形状により正確に
対応している。前記装置の一長手縁部には、外側に延出するフィン13を備えさ
せることができ、これは、隣接する歯2の接触点14に載置されるように構成さ
れ、これによって案内基準部として作用する。
【0031】 三角形状断面を備えた装置は、ポリエステル、たとえば、Mylar(登録商
標)(PuPont社)、ナイロン、テフロン、等の膜厚が12ミクロン以上の
薄い単層膜から形成することができる。又、厚みが40−50ミクロンの、ポリ
エチレン及びポリプロピレンが張り合わせられたポリエステルの多層膜が、前記
両容器手段3,9の材料として好適である。これら材料は、熱又はレーザによっ
て溶着されて、三角形状断面と、平面状の端壁とを備える角柱状の容器手段や、
三角形状断面と一つの縁部に沿った長手突出フィン13とを備え、その容器の端
部を互いに圧縮溶着して前記長手フィン13に並行な端部フィン61a,16b
を形成する容器手段、等の所望の幾何学形状を有する容器手段を形成することが
できる。前記装置に於いて、二つの容器手段3,9は、共通の端部フィン16b
によって互いに接続される。
標)(PuPont社)、ナイロン、テフロン、等の膜厚が12ミクロン以上の
薄い単層膜から形成することができる。又、厚みが40−50ミクロンの、ポリ
エチレン及びポリプロピレンが張り合わせられたポリエステルの多層膜が、前記
両容器手段3,9の材料として好適である。これら材料は、熱又はレーザによっ
て溶着されて、三角形状断面と、平面状の端壁とを備える角柱状の容器手段や、
三角形状断面と一つの縁部に沿った長手突出フィン13とを備え、その容器の端
部を互いに圧縮溶着して前記長手フィン13に並行な端部フィン61a,16b
を形成する容器手段、等の所望の幾何学形状を有する容器手段を形成することが
できる。前記装置に於いて、二つの容器手段3,9は、共通の端部フィン16b
によって互いに接続される。
【0032】 一好適実施例に依れば、前記装置は、図21及び21aに図示されているよう
に、三角形状断面を有し共通の端部フィン16bによって互いに接続された、複
数の連続容器手段(I−VII)を有する。この装置は、該装置の全長に沿って
延出する長手方向に延び突出するフィン13を備える。装置の前端部の端部フィ
ン16aは、装置の歯間隙5への挿入を容易にするための糸4を備え、この装置
は、歯間隙5を通して順次引き込まれるように構成されている。前記長手フィン
13には、各容器手段の目的を示す記述が記載されている。図示された実施例に
於いて、第1容器手段Iは、前記フィン13のところに示されているように、歯
2のトンネル形成部1を15秒間調整処理するためのエッチングゲルを含んでい
る。このエッチングゲルは、たとえば、図21bに図示されているように、前記
トンネル形成部1を通して前記容器手段Iと接触されるニードル8によつて前記
容器手段Iに穿孔された穴7を通して前記トンネル形成部1に入るものである。
容器手段IIは、トンネル形成部1を濯ぎ乾燥するのに使用される空気を収納し
ている。この目的の為に、図21bに図示されているようなスリーウエー注入器
17を使用することができる。そのようなスリーウエー注入器17を使用するこ
とによって、前記容器手段IIには、二つの穴7,7a、即ち、前記トンネル形
成部に面する穴7と、前記スリーウエー洗浄器17のニードル8を挿入するため
の穴7a、を穿孔する必要があり、これらを通して、濯ぎ液と乾燥空気とを、前
記容器手段IIに、更に、トンネル形成部1内へ供給することができる。従って
、濯ぎ乾燥及びその他の処理を、歯間隙5から歯2の咬合面に向けて行うことが
できる。容器手段IIIには、プライム、及び、接着剤が充填され、これは、上
述したのと同じ方法で、ここから、この容器手段IIIの壁に穿孔された穴7を
通してトンネル形成部2に供給される。このプライム、及び、接着剤は、トンネ
ル形成部内で20秒間反応させられる。次に、空気を収納した容器手段IVを歯
間隙5に引き込んで、前記容器手段IIに於いて既に説明したように、5秒間乾
燥を行い、その後、空気を充填した容器手段Vを歯間隙5に引き込んで、プライ
ム、及び、接着剤の光硬化中、近位側開口部を10秒間閉じる。次に、流動可能
修復材を収納した容器手段IVを、歯間隙5に引き込んで、上述したように穴7
を穿孔しし、流動可能修復材6を容器手段IVからトンネル形成部1内に、それ
が完全に充填されるまで、押し込み、その後、空気を収納した容器手段VIIを
歯間隙5に引き込んで、修復材の最終的な光硬化中に、修復材6がトンネル形成
部1から歯間隙へと流れ込むことを防止する、即ち、オーバハングを防止する。
前記容器手段I,III及びIVから各材料を押し出し、又、前記容器手段V及
びVIIによってトンネル形成部5の近位側開口部を閉じるために、歯間隙に引
き込まれたその容器手段に対して押し付けることが可能な回転可能ローラを備え
た特殊なプレス具が提供される。
に、三角形状断面を有し共通の端部フィン16bによって互いに接続された、複
数の連続容器手段(I−VII)を有する。この装置は、該装置の全長に沿って
延出する長手方向に延び突出するフィン13を備える。装置の前端部の端部フィ
ン16aは、装置の歯間隙5への挿入を容易にするための糸4を備え、この装置
は、歯間隙5を通して順次引き込まれるように構成されている。前記長手フィン
13には、各容器手段の目的を示す記述が記載されている。図示された実施例に
於いて、第1容器手段Iは、前記フィン13のところに示されているように、歯
2のトンネル形成部1を15秒間調整処理するためのエッチングゲルを含んでい
る。このエッチングゲルは、たとえば、図21bに図示されているように、前記
トンネル形成部1を通して前記容器手段Iと接触されるニードル8によつて前記
容器手段Iに穿孔された穴7を通して前記トンネル形成部1に入るものである。
容器手段IIは、トンネル形成部1を濯ぎ乾燥するのに使用される空気を収納し
ている。この目的の為に、図21bに図示されているようなスリーウエー注入器
17を使用することができる。そのようなスリーウエー注入器17を使用するこ
とによって、前記容器手段IIには、二つの穴7,7a、即ち、前記トンネル形
成部に面する穴7と、前記スリーウエー洗浄器17のニードル8を挿入するため
の穴7a、を穿孔する必要があり、これらを通して、濯ぎ液と乾燥空気とを、前
記容器手段IIに、更に、トンネル形成部1内へ供給することができる。従って
、濯ぎ乾燥及びその他の処理を、歯間隙5から歯2の咬合面に向けて行うことが
できる。容器手段IIIには、プライム、及び、接着剤が充填され、これは、上
述したのと同じ方法で、ここから、この容器手段IIIの壁に穿孔された穴7を
通してトンネル形成部2に供給される。このプライム、及び、接着剤は、トンネ
ル形成部内で20秒間反応させられる。次に、空気を収納した容器手段IVを歯
間隙5に引き込んで、前記容器手段IIに於いて既に説明したように、5秒間乾
燥を行い、その後、空気を充填した容器手段Vを歯間隙5に引き込んで、プライ
ム、及び、接着剤の光硬化中、近位側開口部を10秒間閉じる。次に、流動可能
修復材を収納した容器手段IVを、歯間隙5に引き込んで、上述したように穴7
を穿孔しし、流動可能修復材6を容器手段IVからトンネル形成部1内に、それ
が完全に充填されるまで、押し込み、その後、空気を収納した容器手段VIIを
歯間隙5に引き込んで、修復材の最終的な光硬化中に、修復材6がトンネル形成
部1から歯間隙へと流れ込むことを防止する、即ち、オーバハングを防止する。
前記容器手段I,III及びIVから各材料を押し出し、又、前記容器手段V及
びVIIによってトンネル形成部5の近位側開口部を閉じるために、歯間隙に引
き込まれたその容器手段に対して押し付けることが可能な回転可能ローラを備え
た特殊なプレス具が提供される。
【0033】 図8及び9に図示た実施例に依れば、前記第1フレキシブル容器手段3の反対
側の端部は、前記流動可能修復材6を充填したカートリッジ19の出口18に、
レーザ、熱又は化学的に接合されている。このカートリッジ19は、たとえば、
セントリックス(Centrix)社のピストル型アプリケータ装置等のアプリ
ケータ装置20に適用可能である。前記出口18は、この実施例に於いては使用
前に於いては減圧され薄く平坦な状態にある第1容器手段3のキャビティと連通
している。
側の端部は、前記流動可能修復材6を充填したカートリッジ19の出口18に、
レーザ、熱又は化学的に接合されている。このカートリッジ19は、たとえば、
セントリックス(Centrix)社のピストル型アプリケータ装置等のアプリ
ケータ装置20に適用可能である。前記出口18は、この実施例に於いては使用
前に於いては減圧され薄く平坦な状態にある第1容器手段3のキャビティと連通
している。
【0034】 本発明の一好適実施例に依れば、前記第1容器手段3の閉鎖端部は、好ましく
は、糸4又はシーム(閉じ合わせ)によって、第2の閉じられたフレキシブルな
容器手段5の端部に取り付けられる。
は、糸4又はシーム(閉じ合わせ)によって、第2の閉じられたフレキシブルな
容器手段5の端部に取り付けられる。
【0035】 前記装置には、更に、別の長手閉鎖フレキシブル第2容器手段9を備えさせる
ことができ、その一端部は、前記第1容器手段3の前記糸4が反対側から同じ歯
間隙5に通される前に、一方の側からこの歯間隙5に通される糸10を備えてい
る。前記カートリッジ19又はアプリケータ装置20は、フック21又はそれに
類似の装置を備え、これに対して前記第2容器手段9の前記糸10をフックして
、図10,11,12,13b及び14から理解されるように、前記第1容器手
段が歯間隙5から取り除かれるのと同時に、第2容器手段が歯間隙に引き込まれ
る。
ことができ、その一端部は、前記第1容器手段3の前記糸4が反対側から同じ歯
間隙5に通される前に、一方の側からこの歯間隙5に通される糸10を備えてい
る。前記カートリッジ19又はアプリケータ装置20は、フック21又はそれに
類似の装置を備え、これに対して前記第2容器手段9の前記糸10をフックして
、図10,11,12,13b及び14から理解されるように、前記第1容器手
段が歯間隙5から取り除かれるのと同時に、第2容器手段が歯間隙に引き込まれ
る。
【0036】 前記第2容器手段9の糸10は、又、これも又図12,13a及び14に既に
図示したように、第1容器手段3が歯間隙5に引き込まれた時に、第1容器手段
3の糸4に取り付けることができる。
図示したように、第1容器手段3が歯間隙5に引き込まれた時に、第1容器手段
3の糸4に取り付けることができる。
【0037】 前記カートリッジ19の修復材6が光硬化性である場合、このカートリッジ1
9は、好ましくは、該カートリッジ19の製造に透明オレンジ色プラスチック又
は100%遮光材を使用して、遮光すべきである。
9は、好ましくは、該カートリッジ19の製造に透明オレンジ色プラスチック又
は100%遮光材を使用して、遮光すべきである。
【0038】 本発明の装置は、以下のように段階的に使用される。 −病変部とその歯2の解剖学的構造に対する関係を、術前放射線デジタル画像
によって位置検出する。 −侵された歯の麻酔を行う。 −色インジケータとしてWedjets damコード等のゴムdum歯間隙
アクセサリの設置後、光ファイバ照明と金属マトリクスピースとを、準備手続中
の案内と保護とに使用する。 −高速、水冷ドリル又は空気研摩法、即ち、カイネティックキャビティ準備形
成法、によって歯2の中心亀裂部に咬合入口形成部1を形成する。 −前記光ファイバに、明るい黄色又は赤色の歯間隙コード(Wedjets)
が象牙質を通してほのかに照明して作業者を案内しながら、冒されていない象牙
質を可能な限り残しながら隣接カリエスを除去する。ここでの目的は、ドリルを
、象牙質を通して損傷した歯2と隣接する歯との間の接触点14の下の、ちょう
ど、カリエスが歯2に侵入しているところに通過させることにある。歯間隙マト
リクスによって隣接歯は保護される。 −カリエスの除去を、たとえば、好ましくは、明るい照明と拡大状態で手術用
顕微鏡下での直接視認によって、手動器具探針、適当な回転器具および/又はc
arisolvシステムを使用して、カリエス検出器によって確認する。しかし
ながら、顕微鏡はオプションでしかなく、必ずしも必要ではない。 −隣接及び咬合開口部の象牙質縁辺を、適当なダイアモンド又はタングステン
カーバイドドリルによって仕上げる。 −Wedjetダムコードとマトリクスバンドとを取り除く。 −汚れた層を、空気−水スプレーによって除去し、次に、歯を温風流で乾かす
。もしも図21に図示した多機能型装置を使用する場合には、それを、この段階
の前に歯間隙5に引き込み、処置を前述したように続ける。 −トンネルキャビティを、製造業者(プライマ/コンディショナ/エッチング
ゲル/接着樹脂−システム)の指示に従って、充填材を受け入れるために下準備
する。
によって位置検出する。 −侵された歯の麻酔を行う。 −色インジケータとしてWedjets damコード等のゴムdum歯間隙
アクセサリの設置後、光ファイバ照明と金属マトリクスピースとを、準備手続中
の案内と保護とに使用する。 −高速、水冷ドリル又は空気研摩法、即ち、カイネティックキャビティ準備形
成法、によって歯2の中心亀裂部に咬合入口形成部1を形成する。 −前記光ファイバに、明るい黄色又は赤色の歯間隙コード(Wedjets)
が象牙質を通してほのかに照明して作業者を案内しながら、冒されていない象牙
質を可能な限り残しながら隣接カリエスを除去する。ここでの目的は、ドリルを
、象牙質を通して損傷した歯2と隣接する歯との間の接触点14の下の、ちょう
ど、カリエスが歯2に侵入しているところに通過させることにある。歯間隙マト
リクスによって隣接歯は保護される。 −カリエスの除去を、たとえば、好ましくは、明るい照明と拡大状態で手術用
顕微鏡下での直接視認によって、手動器具探針、適当な回転器具および/又はc
arisolvシステムを使用して、カリエス検出器によって確認する。しかし
ながら、顕微鏡はオプションでしかなく、必ずしも必要ではない。 −隣接及び咬合開口部の象牙質縁辺を、適当なダイアモンド又はタングステン
カーバイドドリルによって仕上げる。 −Wedjetダムコードとマトリクスバンドとを取り除く。 −汚れた層を、空気−水スプレーによって除去し、次に、歯を温風流で乾かす
。もしも図21に図示した多機能型装置を使用する場合には、それを、この段階
の前に歯間隙5に引き込み、処置を前述したように続ける。 −トンネルキャビティを、製造業者(プライマ/コンディショナ/エッチング
ゲル/接着樹脂−システム)の指示に従って、充填材を受け入れるために下準備
する。
【0039】 −もしもたとえば図1の装置を使用する場合には、それを、この段階で、前述
したように、前記糸4を、デンタルフロスとして、咬合入口から接触点14を通
して押し、次に、第1容器手段3を歯間隙に引き込むことによって歯の間に設置
する。これにより、第1容器手段は、この第1容器手段3を二つの隣接する歯2
の接触点14の下の隣接面上に確実に適合させるために、止血鉗子等の手段によ
って圧縮される。これにより、第1容器手段3は、準備されたトンネルキャビテ
ィ1の隣接開口部をしっかりとカバーする。もしも図8又は9の装置を使用する
場合には、その第1容器手段を、平坦で空の状態で歯間隙5に引き込む。次に、
前記カートリッジ19内の修復材6を、アプリケータ装置20によって、第1フ
レキシブル容器手段3に押し込み、容器が充満し、二つの隣接する歯の接触点の
下の隣接面にしっかりと適合する。 −オペレータは、準備されたトンネル1を通して前記咬合入口から、適当なニ
ードル8(内器具に類似)によって第1容器手段3に小さな穴7を穿孔する。前
記止血鉗子15を使用することによって、又は、前記アプリケータ装置20に圧
力をかけることによって、第1容器手段3内に一定の圧力を維持することにより
、前記流動可能修復材6は、第1フレキシブル容器3から隣接入口を通ってトン
ネル1内にゆっくりと流入する。
したように、前記糸4を、デンタルフロスとして、咬合入口から接触点14を通
して押し、次に、第1容器手段3を歯間隙に引き込むことによって歯の間に設置
する。これにより、第1容器手段は、この第1容器手段3を二つの隣接する歯2
の接触点14の下の隣接面上に確実に適合させるために、止血鉗子等の手段によ
って圧縮される。これにより、第1容器手段3は、準備されたトンネルキャビテ
ィ1の隣接開口部をしっかりとカバーする。もしも図8又は9の装置を使用する
場合には、その第1容器手段を、平坦で空の状態で歯間隙5に引き込む。次に、
前記カートリッジ19内の修復材6を、アプリケータ装置20によって、第1フ
レキシブル容器手段3に押し込み、容器が充満し、二つの隣接する歯の接触点の
下の隣接面にしっかりと適合する。 −オペレータは、準備されたトンネル1を通して前記咬合入口から、適当なニ
ードル8(内器具に類似)によって第1容器手段3に小さな穴7を穿孔する。前
記止血鉗子15を使用することによって、又は、前記アプリケータ装置20に圧
力をかけることによって、第1容器手段3内に一定の圧力を維持することにより
、前記流動可能修復材6は、第1フレキシブル容器3から隣接入口を通ってトン
ネル1内にゆっくりと流入する。
【0040】 −次に、トンネルキャビティ1は、裸眼制御下で修復材6によってゆっくりと
充填される。材料6が咬合キャビティの辺縁に到達したらすぐに、圧力をかける
ことをストップする。次に、第1容器手段3が歯間隙から引き出され、好ましく
は弾性媒材11によって所定の厚み及び弾性に予め充填された第2容器手段9に
よって取って代わられるまで、装置を側方に引く。次に、第2容器手段9を、前
記止血鉗子15によって圧縮すると、この容器手段9は、充填されたトンネルキ
ャビティ1の隣接開口部をしっかりと封止する。前記第2容器手段が加圧状態に
維持されている間、充填材は、たとえば、図15〜19に開示された第2容器手
段9のいずれかを利用して、三位置(一部象牙質透過)光硬化法を使用すること
によって、重合される。各位置での硬化時間は60秒間又はそれ以内である。ア
ルゴンレーザを使用することによって、各位置での硬化時間は7.5秒間以下で
も十分である。 −次に、装置全体を側方に離間する方向に更に引張ることによって、第2フレ
キシブル容器装置は減圧され取り外される。 −次に、歯の咬合面を調節し研磨する。咬合面及び歯間に、フッ化物溶液、ワ
ニス、ゲル、等を塗布する。本発明の装置に依り、隣接面のオーバハング及び辺
縁欠陥をチェックする必要はない。
充填される。材料6が咬合キャビティの辺縁に到達したらすぐに、圧力をかける
ことをストップする。次に、第1容器手段3が歯間隙から引き出され、好ましく
は弾性媒材11によって所定の厚み及び弾性に予め充填された第2容器手段9に
よって取って代わられるまで、装置を側方に引く。次に、第2容器手段9を、前
記止血鉗子15によって圧縮すると、この容器手段9は、充填されたトンネルキ
ャビティ1の隣接開口部をしっかりと封止する。前記第2容器手段が加圧状態に
維持されている間、充填材は、たとえば、図15〜19に開示された第2容器手
段9のいずれかを利用して、三位置(一部象牙質透過)光硬化法を使用すること
によって、重合される。各位置での硬化時間は60秒間又はそれ以内である。ア
ルゴンレーザを使用することによって、各位置での硬化時間は7.5秒間以下で
も十分である。 −次に、装置全体を側方に離間する方向に更に引張ることによって、第2フレ
キシブル容器装置は減圧され取り外される。 −次に、歯の咬合面を調節し研磨する。咬合面及び歯間に、フッ化物溶液、ワ
ニス、ゲル、等を塗布する。本発明の装置に依り、隣接面のオーバハング及び辺
縁欠陥をチェックする必要はない。
【図1】 前記装置の好適実施例の略側面図
【図2】 図1に示した装置を歯間隙に挿入する第1段階及び第2段階を示す図
【図3】 図2のA−A断面図
【図4】 前記装置の第1容器手段が前記歯間隙に引き込まれた段階の平面図
【図5】 トンネル準備形成部が流動可能修復材によって完全に充填された段階の図4のB
−B断面を示す図
−B断面を示す図
【図6】 前記装置の第2容器手段が前記歯間隙に引き込まれた状態の前記修復材の光硬化
段階の平面図
段階の平面図
【図7】 前記光硬化中の図6のC−Cの断面図
【図8】 本発明の装置の第2実施例の側面図
【図9】 本発明の装置の第3実施例の側面図
【図10】 図9の装置を歯間隙に挿入する二つの代替方法の第1段階を示す図
【図11】 前記代替方法の一つに依る図10のD−D断面を示す図
【図12】 図9に図示した装置の第1容器手段が、前記両代替方法によって歯間隙に引き入
れられた段階の平面図
れられた段階の平面図
【図13a】 トンネル窩洞が流動可能修復材によつて充填された、前記第1代替方法によるE
−Eでの断面図
−Eでの断面図
【図13b】 トンネル窩洞が流動可能修復材によつて充填された、前記第2代替方法によるE
−Eでの断面図
−Eでの断面図
【図14】 第2容器手段が歯間隙に引き入れられ、修復材の光硬化が行われる段階を示す図
【図15】 光ルミネッセンス媒質によって充填された第2容器手段の別実施例を示す図
【図16】 光ルミネッセンス媒質によって充填された第2容器手段の別実施例を示す図
【図17】 フレキシブルな横照明光ファイバを備えた第2容器手段の別実施例と、そのよう
な光ファイバの別実施例を示す図
な光ファイバの別実施例を示す図
【図18a】 第2容器手段の別実施例を示す図
【図18b】 第2容器手段の別実施例を示す図
【図18c】 第2容器手段の別実施例を示す図
【図19】 化学発光材と光ファイバとの組み合わせを備えた第2容器手段の実施例を示す図
【図20】 本発明の装置の別実施例の側面図
【図20a】 本発明の装置の別実施例の側面図
【図21】 本発明の装置の別好適実施例、即ち、多機能装置、を示す図
【図21a】 本発明の装置の別好適実施例、即ち、多機能装置、を示す図
Claims (22)
- 【請求項1】 トンネル形成部(1)により歯隣接側カリエスが除去された
歯(2)の内部トンネルを充填し補強し、オーバハングを防ぐための装置であっ
て、 第1長手フレキシブル容器手段(3)を有し、これは隣接のカリエスが除去さ
れた、前記歯(2)の部位に隣接する歯間隙(5)へ前記第1容器手段(3)を
挿入することを可能にする先端部又は糸(4)を一端部に備え、前記第1長手フ
レキシブル容器手段(3)は、例えば、ニードル(8)を前記トンネル形成部(
1)に通すことによって前記第1容器手段(3)に孔(7)が開けられるやいな
や、前記トンネル形成部(1)内に流れ込み、これを充填することが意図された
流動可能な修復材料(6)によって充填される、もしくは充填可能であることを
特徴とする歯(2)の内部トンネルを充填し補強する装置。 - 【請求項2】 前記閉じられた第1容器手段(3)は、その容積の約60〜
80%を、前記流動可能修復材(6)によって予め充填される請求項1に記載の
装置。 - 【請求項3】 第2の閉じられたフレキシブルな容器手段(9)が前記装置
に取り付けられる、又は、取り付け可能である請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記第2容器手段(9)は、前記第1フレキシブル容器手段
(3)の前記先端部又は糸(4)に取り付けられる、又は、取り付け可能である
請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記第2容器手段(9)は、前記第1容器手段(3)が、隣
接カリエスが除去された歯(2)の近傍の歯間隙(5)に引き入れられた時に、
前記第2容器手段(10)の一端部に取り付けられたリング又は糸(10)によ
って前記第1容器手段(3)の前記糸(4)に取り付け可能である請求項4に記
載の装置。 - 【請求項6】 前記第2容器手段(9)は、前記トンネル形成部(1)が充
填された後に第1容器手段(3)の前記歯間隙(5)からの除去直後に、この第
2容器手段(9)が前記歯間隙(5)に引き入られた時に、近位側トンネル開口
部を封止するために、液体、気体又はゲル等の媒質(11)によって所定の厚み
及び弾性に予め充填される請求項3に記載の装置。 - 【請求項7】 前記媒質(11)は、可視光(12)の照射によって、前記
トンネル形成部(1)内に充填された前記歯修復材(6)の光硬化を可能にする
光ルミネッセンス媒質である請求項6に記載の装置。 - 【請求項8】 前記第2容器手段(9)は、前記第1容器手段(3)から前
記トンネル形成部(1)に充填された歯修復樹脂材(6)の、レーザ、プラズマ
アーク又はハロゲン光による硬化を可能にする、軸心方向に延出し、フレキシブ
ルで側方に照明する光ファイバ(11b)を備える請求項6に記載の装置。 - 【請求項9】 前記第2容器手段(9)は、摩擦化学反応ルミネッセンスシ
ステム、即ち、ルシフェリン(11)及び、ルシフェラーゼカプセル(11a)
を備え、そのルシフェラーゼカプセルを壊して両成分を互いに接触させるべく前
記第2容器手段(9)を圧縮又は折り曲げた時に、化学発光を提供する請求項6
に記載の装置。 - 【請求項10】 前記第2容器手段(9)は、化学発光手段(11,11a
)と光ファイバ(11b)との組み合わせを有する請求項6に記載の装置。 - 【請求項11】 前記第1容器手段(3)は、遮光性ナイロン、好ましくは
、透明オレンジ色ナイロン又はそれに類似の材料から形成される請求項3記載の
装置。 - 【請求項12】 前記第1及び第2フレキシブル容器手段(3,9)は、透
明ナイロン又はそれに類似の透明材料から形成されている請求項3に記載の装置
。 - 【請求項13】 前記第1フレキシブル容器手段(3)は、実質的に筒状で
あり、前記第2容器手段(9)は筒状又は、前記第1容器手段(3)から離間す
る端部に対して末広がりの僅かに円錐状である請求項3に記載の装置。 - 【請求項14】 前記両フレキシブル容器手段(3,9)は、三角形状断面
を備え、好ましくは、長手方向に延び、延出するフィン(13)を備えた一縁部
を備える請求項3に記載の装置。 - 【請求項15】 前記両フレキシブル容器手段(3,9)の端部は圧縮溶着
されて、これら両容器手段(3,9)の前記長手フィン(13)に対して並行な
端部フィン(16a,16b)を形成し、各容器手段(3,9)の一方の端部フ
ィン(16b)は、前記両容器手段(3,9)に共通である請求項14に記載の
装置。 - 【請求項16】 前記装置は、共通の端部フィン(16b)によって互いに
接続された複数の連続する容器手段(I−VII)を有し、前記装置の前端部の
端部フィン(16a)は、前記装置の歯間隙(5)への挿入を容易にするための
糸(4)を備え、前記長手フィン(13)は、各容器手段(I−VII)の表示
を備え、これら容器手段(I−VII)は、前記歯間隙(5)に段階的に引き込
まれるように構成されている請求項15に記載の装置。 - 【請求項17】 前記第1フレキシブル容器手段(3)の反対側端部は、流
動可能修復材(6)が充填され、かつ、アプリケータ装置(20)に適用可能な
カートリッジ(19)の出口(18)に、レーザ、熱又は化学的に接合されてい
る請求項1に記載の装置。 - 【請求項18】 前記第1フレキシブル容器手段(3)は、使用前に於いて
、減圧され薄く平坦な状態にある請求項17に記載の装置。 - 【請求項19】 第2の閉じられたフレキシブル容器手段(9)が、前記装
置に取り付けられている、又は、取り付け可能である請求項18に記載の装置。 - 【請求項20】 前記第2容器手段(9)は、その一端部に、前記第1容器
手段(3)の前記糸(4)が反対側から前記歯間隙(5)に通される前に、一方
の側からこの歯間隙(5)に通される糸(10)を備え、これにより、前記カー
トリッジ(19)又はアプリケータ装置(20)は、前記第2容器手段(9)の
前記糸(10)がフックされるフック(21)を備える請求項19に記載の装置
。 - 【請求項21】 前記第2容器手段(9)は、第1容器手段(3)が歯間隙
(5)に引き込まれた時に、この第1容器手段(3)の前記糸(4)に取り付け
られるよう構成される請求項19に記載の装置。 - 【請求項22】 前記カートリッジ(19)は、100%遮光性、又は、透
明オレンジ色遮光性プラスチック材から形成されている請求項19に記載の装置
。
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