JP2002536809A - 電子銃のための電極構造 - Google Patents

電子銃のための電極構造

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JP2002536809A
JP2002536809A JP2000599055A JP2000599055A JP2002536809A JP 2002536809 A JP2002536809 A JP 2002536809A JP 2000599055 A JP2000599055 A JP 2000599055A JP 2000599055 A JP2000599055 A JP 2000599055A JP 2002536809 A JP2002536809 A JP 2002536809A
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ファリゾン,アルノー
アルノー,フィリプ
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
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    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/485Construction of the gun or of parts thereof

Abstract

(57)【要約】 陰極線管(1)用の電子銃(5)は、ディッシュ形状の制御電極(25’)を有する。電極は、電子ビーム(6、7、8)の通過を可能にするアパーチャ(43、44)があけられた略平坦な構成要素(61)と、カソードモジュール(21、22)に対して支持部分としての役割を担うスカート部を形成することを目的とする2つの同一に成形された構成要素(60、66)との3つの別個の構成要素から成る。これら構成要素(61、60、66)は、一緒に溶接される。この構造は、製造することが簡単な高価ではない構成要素により、カソードモジュールに対して支持部分としての役割を担制御電極の構成を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、陰極線管用の電子銃、より特定的には、管のスクリーンの方向へ電
子ビームの路に沿って延在するある電極を形成する方法に関わる。
【0002】 陰極線管用の電子銃では、幾つかの構成要素は一つ以上のカソードによって生
成されるビーム又は幾つかのビームの方向に細長い形状を有する。この細長い形
状の目的は、ビームを形成する、或いは、ビームを管のスクリーンの方へ収束す
るためである。制御電極としても称される銃の第1の電極も細長い形状を有し、
カソード又は幾つかのカソードを略完全に囲み得る。この場合、細長い形状は、
カソードフィラメントを放射性にすることで組立体のエネルギー収量を増加させ
るために、カソードフィラメントによって消散されるエネルギーを閉じ込めるこ
とを可能にする。
【0003】 電子ビームの通過用に一つ以上のアパーチャがあけられた制御電極G1は、一
つの平坦な構成要素から電極の表面及びその側面のスカート部を形成するよう深
絞りで形成されてもよい。このような制御電極G1は、例えば、オランダ国特許
出願第8103395号に記載される。更に、曲げることで得られる側面のスカ
ート部をアパーチャがあけられた平坦部上に溶接することによって電極G1を形
成することも可能である。これら方法は、電極G1の形状及び最終的な寸法が完
全に制御され規定に従う場合にだけ、後のカソードモジュールが容易に調節され
るため制約がある。従来技術の方法は、充分な正確さで電極G1の形状が制御さ
れることを可能にしない。
【0004】 本発明による電子銃は、この問題に対する解決策を提供する。電子銃は、電子
ビームを出射する少なくとも一つのカソードと、カソードから放射される電子ビ
ームを通過させるアパーチャを少なくとも一つ具備する略平坦な部及びカソード
を少なくとも部分的に囲むスカート部を有するディッシュ形状の制御電極G1と
、カソードを電極から指定された距離で維持するためにカソードを支持する手段
とを有し、制御電極G1が各カソードに面することを目的とするアパーチャがあ
けられた略平坦な構成要素、及び、例えば、溶接によって互いに並びに平坦部に
固定され、カソードを少なくとも部分的に囲む側面のスカート部を形成する少な
くとも2つの金属部品といった、少なくとも3つの別個の金属構成要素を有する
ことを特徴とする。
【0005】 更に、本発明は、最初の電極の形状を変更すること無く、始まりの電極G1に
おいて存在しない閉じ込めのための側面のスカート部を形成するよう2つの構成
要素から成る構造を追加することよって平坦な制御電極G1を有する全ての電子
銃の変更を可能にする。
【0006】 本発明は、説明及び添付の図面を参照してより良く理解される。
【0007】 図1に示すように、陰極線管1は、電子銃5によって生成される電子ビーム6
7、及び、8の衝突下で色付き画像を再現することが目的とされる発光材料のネ
ットワークを有するスクリーン10が上に堆積された前面2を有する。孔12が
開けられた色選別マスク11は、各電子ビームがスクリーン上の対応する部分だ
けを照明するよう、銃と前面との間に介在される。電子ビームを偏向するシステ
ム13は、ビーム6、7、及び、8がスクリーン10全体を走査するよう管のネ
ック部4に配置される。
【0008】 図2は、従来技術による電子銃をより詳細に示す図である。この銃5は、中央
のカソード22及び2つの横のカソード21の3つのカソードと、ディッシュ形
状の電極G125と、連続する電極26、27、及び、28等とを有する。電極
には電子ビーム6、7、及び、8の通過を可能にするアパーチャが開けられる。
電極は、上記電極の金属部20が中に挿入されるガラスのビード29によって互
いと固定される。
【0009】 図3は、従来技術による深絞りによって電極G1を形成する方法を示す図であ
る。電極25は、電子ビームの通過用のアパーチャ44及び43があけられた平
坦な面40、及び、この平坦部40に対して略垂直な側面のスカート部41から
成る。金属部42は、ビード29の中へ挿入するために突出される。
【0010】 図4は、G1の横のアパーチャ43と同じ高さで管の長手軸Zに対して平行な
面における図3のカソード/G1組立体を通る断面を示す。
【0011】 カソード50は、セラミックから成る部分52によってG1から絶縁されてい
る支持手段55及び56をG1の中に有する。カソードを加熱するフィラメント
51は、剛性の端部54に連結された導体53を用いて電気的に供給される。支
持手段55は、G1にカソードを固定するために電極のスカート部41に溶接さ
れる。カソード又は複数のカソードは、各カソードの位置及びそれに対応するG
1中のアパーチャからの距離が非常に正確に決められるようにして電極G1に固
定されなくてはならない。電極G1の形状及び寸法が公称の形状及び寸法に正確
に対応しない場合、ディッシュ中でのカソードモジュールの溶接が正確に実施さ
れることが可能にならず、これは、結果として例えば、カソード50の表面をア
パーチャ43に完全に面して配置させず、寸法が完全に対応しないため、アパー
チャ43及び44を有する表面40を支持手段55の溶接によって加えられる機
械的ストレスにより変形させる。これらの問題は、大量生産では十分な正確さで
幾何学的形状的寸法が制御されることを可能にしない方法である深絞りによって
構成要素G1を形成する難しさによって引き起こされ得る。
【0012】 更に、側面のスカート部41を平坦な電極表面40上に溶接することによって
ディッシュ形状のG1を形成することが公知である。アパーチャ43及び44を
含むG1の表面は、電子ビーム又は幾つかのビームの形成域に直接的に作用する
ため幾何学的形状が非常に重要となる表面である。スカート部の終端部は、スカ
ート部が溶接されるべき平坦部40の表面に合うよう完全に定められた幾何学的
形状を有しなくてはならず、さもなければ、G1の公称の形状及び寸法を変更さ
せる機械的ストレスを生じさせる。
【0013】 本発明は、スカート部が機械的ストレスを有すること無く全てのタイプの略平
坦な電極に適合することを可能にする電極スカート部を形成する構造を提案する
【0014】 図5は、本発明による電極G1及びカソード支持部の分解図である。電極25
’は、カソードから出射される電子ビームの通過を可能にするアパーチャがあけ
られた略平坦な部61を有する。端部63は、ガラスビードの中に挿入されるこ
とが意図され、銃の剛性及び構成する電極の相対的な位置を確実にする。カソー
ド支持部は、カソード及びそのフィラメントを囲む第1のスカート部56’と、
セラミック製の環52によってスカート部から絶縁されるタブ55’と、フィラ
メント支持ワイヤを受容する剛性の端部54とを有する。例えば、溶接によって
互いに固定される2つの構成要素60及び66は、カソード支持部を囲むスカー
ト部を形成し、スカート部60及び66は、単一のカソードモジュール又は色陰
極線管のためのインライン銃の場合3つのモジュールの組立体のいずれを囲んで
もよい。カソード支持部及びスカート部60並びに66は、例えば、タブ55’
をスカート部60並びに66に溶接することによって固定され、組立体はスカー
ト部60並びに66の周囲62を電極に溶接することで電極G1に固定される。
【0015】 図6は、アパーチャ43’及び44’があけられた部分61の略平坦な表面と
、端部が重なり合う点67において一緒に溶接されるスカート部60並びに66
の2つの構成要素との3つの金属構成要素から成る電極G1の斜視図であり、ス
カート部60並びに66の周囲62の幾何学的形状は、部61の略平坦な表面と
ストレス無く接触するよう調整される。カソードモジュールは、その後この組立
体の中に挿入され、スカート部60並びに66に溶接される。
【0016】 少なくとも2つの構成要素60並びに66から成るスカート部60並びに66
を有することにより、これらスカート部を溶接させる部61の表面と接触するこ
とが意図されるスカート部60並びに66の周囲62の調整された位置決めを実
現することが可能となる。管の主軸とするZ軸、アパーチャ43’並びに44’
のアライメントの方向に対して平行なX軸、及び、X軸に対して垂直なY軸に関
して、素子66に対する素子60の位置決めは、Y軸の方向に2つの構成要素を
離し、機械的ストレス無しに周囲62が部分61の表面と合うよう調整されてZ
軸の方向に位置決めされることで実現される。組立体は、端部を点67で溶接す
ることによって固定され、従って、少なくとも部分的に重なる。
【0017】 この原理は、2つ以上の別個の構成要素から成るスカート部に簡単な方法で広
げられてもよい。このようにして、アパーチャ43’及び44’を有する平坦部
61を変更すること無くカソード及びその支持部の幾何学的形状及び寸法を変更
することが可能となる。この部61は、その幾何学的形状がビーム又は複数のビ
ームの形成域における銃の電子光学を決定することにより非常に厳しい許容差を
有し、これは結果として、既存の電極G1に新しいカソードモジュールを調整す
るとき、構成要素の設計及び構成要素を製造する器具の点で節約される。
【0018】 有利な実施例では、2つの部分60及び66は、厳密に同一の幾何学的形状及
び寸法を有する。これは、製造費を削減し、構成要素のストックのより簡単な管
理を可能にし、電極G1は2つの異なるタイプの構成要素だけから成る。
【0019】 本発明は、非常に重要な幾何学的形状の平坦部と、かなりの長さにわたって、
つまり、平坦部の厚さの少なくとも5倍に等しい長さにわたってZ方向に延在す
る円筒形の部分とを有する全てのタイプの電極を形成することに適合され得、こ
の構造は電子銃の電極への適用に深絞りを不適切にさせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の陰極線管を示す図である。
【図2】 従来技術による銃を組み込む管の後ろ部分の分解図である。
【図3】 従来技術による深絞りによってディッシュ形状の電極G1を形成する方法を示
す図である。
【図4】 従来技術の電子銃の底部分を通る断面図である。
【図5】 電極G1及びカソード支持部を含む本発明の実施例の分解図である。
【図6】 本発明による電極G1の斜視図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月12日(2001.4.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アルノー,フィリプ フランス国 21121 フォンテーヌ・レ・ ディジョン リュ・デュ・ドフィン 8 Fターム(参考) 5C041 AA03 AB04 AB07 AC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを出射する少なくとも一つのカソードと、 上記カソードから放射される上記電子ビームの通過用のアパーチャを少なくと
    も一つ具備する略平坦な部及び上記カソードを少なくとも部分的に囲うスカート
    部を有するディッシュ形状の制御電極G1と、 上記カソードを上記電極G1から指定された距離で維持するよう上記カソード
    を支持する手段とを有する電子銃であって、 上記制御電極G1(25’)は、 各カソード(21、22)に面することを目的とするアパーチャ(43’、
    44’)があけられた略平坦な構成要素(61)、及び、 互いに且つ上記平坦部に固定され、上記カソードを少なくとも部分的に囲む
    側面の上記スカート部を形成する少なくとも2つの金属構成要素(60、66)
    、の少なくとも3つの別個の金属構成要素を有する電子銃。
  2. 【請求項2】 上記側面のスカート部を形成する上記2つの構成要素(60
    、66)の端部は、少なくとも部分的に重なり、上記重なりの点(67)におい
    て固定される請求項1記載の電子銃。
  3. 【請求項3】 上記カソードを支持する手段は、上記側面のスカート部(6
    0、66)に固定される請求項1又は2記載の電子銃。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の電子銃を有する陰
    極線管。
JP2000599055A 1999-02-11 2000-02-11 電子銃のための電極構造 Withdrawn JP2002536809A (ja)

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FR9901628A FR2789802B1 (fr) 1999-02-11 1999-02-11 Structure d'electrode pour canon a electrons
FR99/01628 1999-02-11
PCT/EP2000/001131 WO2000048221A1 (en) 1999-02-11 2000-02-11 Electrode structure for electron gun

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EP (1) EP1151462A1 (ja)
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CN (1) CN1235257C (ja)
AU (1) AU3656000A (ja)
FR (1) FR2789802B1 (ja)
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