JP2002536278A - 固体粒子及びバインダーを含有するソリッドステート組成物 - Google Patents

固体粒子及びバインダーを含有するソリッドステート組成物

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JP2002536278A JP2000597238A JP2000597238A JP2002536278A JP 2002536278 A JP2002536278 A JP 2002536278A JP 2000597238 A JP2000597238 A JP 2000597238A JP 2000597238 A JP2000597238 A JP 2000597238A JP 2002536278 A JP2002536278 A JP 2002536278A
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Abstract

(57)【要約】 固体粒子と炭化水素質バインダーとからなり、前記バインダーは、(i)芳香族炭素を少なくとも60%含有するアスファルテンをバインダー全量に対し15〜95重量%、及び(ii)別の炭化水素をバインダー全量に対し5〜85重量%含有する、但し前記固体粒子は炭素粒子単独であることはない、曲げ強度が少なくとも0.5N/mm2 であるソリッドステート組成物;該組成物の製造方法、該組成物の建造物での使用、該組成物を含有する建設要素、及び該建設要素を含む建造物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、固体粒子及びバインダーを含有するソリッドステート組成物に関す
る。更に本発明は、このような組成物の製造方法、該組成物の建造物(cons
truction)での使用、該組成物を含む建設要素、及びこのような建設要
素を含む建造物に関する。
【0002】 石油コークス、カーボンブラック又はアンスラサイト石炭のような炭素粒子を
、コールタールピッチ及び石油ピッチのようなバインダー材と混合し、これらの
混合物をモールド成形するか押出し後、炉中、800〜1400℃の温度でベー
クして成形することが知られている(Kirk−Othmer Encyclo
pedia of Chemical Technology,第3編、第4巻
、557頁)。 US−A−4,961,837には、アルミニウム及びスチール工業用の電極
を製造するため、カーボンブラック結着用の特別な石油ピッチが記載されている
。この石油ピッチは供給原料を予備加熱し、この予備加熱した原料をソーカー(
soaker)に供給して縮合及び重合を促進させ、次いで電極の製造でバイン
ダーとしての使用に適した品質の石油タールピッチを分離することにより得られ
たものである。 両文献とも、これらのバインダーを炭素粒子と併用することを教示しているだ
けである。
【0003】 US−A−5,759,250には、道路の床土台に極硬質ビチューメンバイ
ンダーを使用することが記載されている。好ましいビチューメンは、直接蒸留で
製造した硬質ベースから得られた透過性(penetrability)15〜
25のビチューメンと、重油の蒸留、或いは接触分解又は熱分解のような方法で
得られた生成物の蒸留による重質留分とのブレンドである。これらのビチューメ
ンバインダーは充分な接着特性がなく、またビチューメンから作ったアスファル
トでは孔や粗さのない平滑な閉鎖面を形成できないため、道路の床土台層に使用
できるだけであると述べている。更に、これらの土台層は、良好な熱保護を得る
ために、上層で被覆する必要があると記載されている。 意外にも我々は、今回、良好な接着特性を保持しながら、硬質が可能なバイン
ダーを見い出した。 日本の公開特許出願No.61−89215には、ナフサの熱分解で作った残
査油から高分子量の多環式芳香族ポリマーを選択的に分離する方法が記載されて
いる。このポリマーは、現在の石英粉の欠点を克服する鋳物砂用補助材として好
適であると記載されている。 鋳物砂での結合作用についての最良の例は、粒子界面でのくさびとブロックと
の結合例である。この結合作用は、粒子同士を互いに接着させる膠又は接着剤の
結合作用ではない(Kirk−Othmer Encyclopedia of
Chemical Technology,第3編、第6巻、213頁)。し
たがって、鋳物砂の曲げ強度は、0 N/mm2 に近づく。本発明の組成物は、
曲げ強度が少なくとも0.5N/mm2 であるという点で鋳物砂とは異なる。 本発明のソリッドステート組成物は、少なくとも0.5N/mm2 の曲げ強度
を有し、固体粒子70〜99重量%及び炭化水素質バインダー30〜1重量%を
含有する。前記バインダーは、(i)芳香族炭素を少なくとも60%含有するア
スファルテンをバインダー全体に対し15〜95重量%、及び(ii)別の炭化
水素をバインダー全体に対し5〜85重量%含有する。但し前記固体粒子は炭素
粒子単独であることはない。
【0004】 固体粒子及び炭化水素質バインダーの量は、組成物全体の量を基準とする。 本発明の炭化水素質バインダーは、一般に廃棄生成物とみなされている。これ
は、通常、アノードのバインダー材として又は燃料油の一部として以外には何の
魅力的な利用もないと考えられている。 意外にも本発明の組成物は、良好な曲げ強度を持っていることが観察された。
更に本発明の組成物は、任意に塩及び/又は酸を含む水に曝した後も曲げ強度を
比較的充分に保持することが観察された。 更に本発明の組成物は、所定の熱処理によるか、或いは製造中及び/又は熱保
存中、高温に維持することにより、一層硬質となり得ることが見い出された。更
にまた、これにより組成物の曲げ強度を増大させることが見い出された。 曲げ強度は、NEN 7014“Nederlands Normalisa
tie Instituut”,第2編、8/1974に従って測定する。 炭化水素質バインダー中のアスファルテンの量はIP 143/96に従って
測定する。 アスファルテン中に存在する芳香族炭素原子の百分率は、IP 143/96
に記載されるように、バインダー中のアスファルテンを分離し、このアスファル
テンの試料を二硫化炭素又はクロロホルムに溶解し、次に芳香族炭素の百分率を
H及び13C NMRにより評価することにより測定する。
【0005】 本発明は更に、固体粒子70〜99重量%及び溶融炭化水素質バインダー30
〜1重量%を混合し、但し、前記バインダーは、(i)芳香族炭素を少なくとも
60%含有するアスファルテンをバインダー全体に対し15〜95重量%、及び
(ii)別の炭化水素をバインダー全体に対し5〜85重量%含有する、次いで
得られた混合物を固化する、但し前記固体粒子は炭素粒子単独であることはない
、ことからなる本発明組成物の製造方法に関する。 本発明は更に、本発明組成物の建造物への使用、このような組成物を含む建設
要素、及びこのような建設要素を含む建造物に関する。 本発明のソリッドステート組成物は、IP 143/96により決定したアス
ファルテンをバインダー全体に対し15〜95重量%含む炭化水素質バインダー
を含有する。アスファルテンは、水素、炭素及び任意に他の原子からなる。特に
このアスファルテンは、水素及び炭素以外の原子、更に詳しくは、硫黄、窒素及
び酸素を、アスファルテンに対し15重量%以下、好ましくは多くとも12重量
%、最も好ましくは多くとも10重量%含有できる。 炭化水素質バインダーは、別の炭化水素を5〜85重量%含有する。別の炭化
水素は、IP 143/96に従って決定したアスファルテン以外の化合物であ
る。この別の炭化水素は、水素、炭素及び任意に他の原子からなる。一般に、別
の炭化水素は、水素及び炭素以外の原子、更に詳しくは、硫黄、窒素及び酸素を
、この別の炭化水素に対し15重量%以下、好ましくは多くとも12重量%、最
も好ましくは多くとも10重量%含有できる。
【0006】 バインダーは、アスファルテンをバインダー全体に対し少なくとも20重量%
含有することが好ましい。更に好ましくは、炭化水素質バインダーは、アスファ
ルテンを少なくとも25重量%含有する。アスファルテンの量は、95重量%以
下、好ましくは70重量%以下、更に好ましくは60重量%以下、更に好ましく
は50重量%以下、更に好ましくは45重量%以下、最も好ましくは多くとも4
0重量%である。炭化水素質バインダーの残りは、別の炭化水素である。 炭化水素質バインダーは、例えばコールタール又は熱分解した残査留分の熱処
理による完全炭化(乾留)後に生成するような炭素だけで構成されるものではな
い。 コールタールピッチは、アスファルテンの含有量が少ない点で本炭化水素質バ
インダーとは異なる。コールタールピッチ中のアスファルテンの量は通常、10
重量%未満である。更に、コールタールピッチは、芳香族環が4又は5個の、有
害なポリ芳香族化合物を相当量含んでいる。本発明のバインダーは一般に、4又
は5個の芳香族環を有するポリ芳香族化合物の含有量が非常に少ない。一般に、
本発明のバインダー中の、4又は5個の芳香族環を有する有害なポリ芳香族化合
物の含有量は、2重量%未満、更に特に1重量%未満、更に特に0.5重量%未
満である。これらポリ芳香族化合物の量は、バインダー量を基準とし、J.Bl
omberg等,Journal of Chromatography A,
849(1999),483〜494頁の論文に記載された高解像度ガスクロマ
トグラフィーで測定する。
【0007】 炭化水素質バインダーは1〜30重量%の量で存在する。好ましくは、炭化水
素質バインダーは少なくとも2重量%の量、更に好ましくは少なくとも3重量%
の量、最も好ましくは少なくとも4重量%の量で存在する。好ましくは、炭化水
素質バインダーは15重量%以下の量、更に好ましくは10重量%以下の量、最
も好ましくは8重量%以下の量で存在する。 炭化水素質バインダーは、20℃以下で固体のバインダーであることが望まし
い。一般に、炭化水素質バインダーは、その針入度(penetration)
が、25℃でASTM D5に従って測定できるような粘弾性挙動を示す。好ま
しくは、炭化水素質バインダーは、25℃で多くとも30dmm、更に好ましく
は多くとも20dmm、更に好ましくは多くとも15dmm、更に好ましくは多
くとも10dmm、最も好ましくは10dmm未満の針入度を有する。更にこの
炭化水素質バインダーは、25℃で好ましくは少なくとも0.1dmm、更に好
ましくは少なくとも1dmm、更に好ましくは少なくとも2dmm、最も好まし
くは少なくとも4dmmの針入度を有する。 2dmm未満の針入度値は、40℃で測定し、次にその結果を外挿法で推定す
ることにより測定できる。
【0008】 本発明の炭化水素質バインダーは、ASTM D 36のリング及びボールテ
ストに従って測定した軟化点が好ましくは多くとも160℃、更に好ましくは多
くとも150℃、更に好ましくは多くとも120℃、最も好ましくは多くとも1
00℃である。 本発明の炭化水素質バインダーは、得られるバインダーが上記要件を満足する
限り、当該技術分野に精通する者にとって自明ないかなる方法でも製造可能であ
る。 この炭化水素質バインダーは、炭化水素を熱分解することにより製造できる。
残査の炭化水素留分は、熱分解することが好ましい。この熱分解生成物は、同様
に、又は前記要件を満足する限り他のいずれかの炭化水素留分と組合せて使用で
きる。 炭化水素質バインダーは、炭化水素の熱分解によって得られた生成物の少なく
とも一部からなることが好ましい。最も好ましくは、炭化水素質バインダーは、
炭化水素の熱分解によって得られた生成物からなる。このような場合、熱分解生
成物の一部を使用できるが、バインダーは、熱分解した生成物を含有するだけで
ある。
【0009】 熱分解は、炭化水素留分を350〜500℃の温度に予備加熱し、この予備加
熱した油を熱分解を起こすような条件に維持し、次いで1種以上の軽質留分を分
離することにより行なうことが好ましい。残査留分の熱分解は通常、300〜6
00℃の温度で行う。圧力は、1〜100×105 N/m2 (バール)の範囲、
好ましくは2〜20×105 N/m2 (バール)の範囲でよい。熱分解は、ソー
カー中で行うことが好ましい。こうして熱分解した生成物は、バインダーとして
使用できるか、或いは熱分解生成物の一部だけであってよい。後者の場合、バイ
ンダーは、何らかの好適な方法で熱分解生成物から分離する。バインダーは、好
ましくはフラッシュ蒸留、更に好ましくは真空フラッシュ蒸留によって軽質留分
を分離することにより製造される。 炭化水素質バインダーが得られる他の方法は、任意に水添脱金属した後、残査
留分を200〜450℃の範囲の温度及び50〜200×105 N/m2 (バー
ル)の範囲の圧力で水添転化する方法である。水添転化は、水添脱硫が好ましい
。 更に、炭化水素質バインダーは、種々の炭化水素留分を混合することにより得
ることができる。魅力的な方法は、固体粒子及び炭化水素を含む組成物、例えば
油汚染土壌又はタールサンドを含む固体を、最終組成物が本発明の組成物となる
ような別の炭化水素と混合する方法である。油汚染土壌には、砂、石及び/又は
木材を含有させる。
【0010】 原則として、好適なものであればいかなる固体粒子も本発明の組成物に使用で
きる。固体粒子は炭化水素質バインダーとは異なるものでなければならない。更
に固体粒子は、炭素粒子単独ではない。 使用可能な固体粒子の非限定的な例としては、鉱物粒子、セメント、コンクリ
ート屑、リサイクルアスファルト、リサイクルタイヤ、粘土、古い砂、ゼオライ
トやパーライトのような多孔質粒子、貝殻、潰れた貝殻、使用済み触媒、葉や骨
のような有機廃棄物、フライアッシュ、ゴム、ポリマー、チップ、フレーク及び
/又は繊維のような木材粒子、及びアルミナのような金属粒子が挙げられる。特
に良好な結果を与える固体粒子は、貝殻、鉱物粒子及び/又は木材粒子である。 固体粒子は好ましくは、炭素を含まない化合物である無機化合物を、固体粒子
の量に対し少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%含有する。固
体粒子は無機化合物であることが最も好ましい。 固体粒子は、粒度が多くとも63μmの粒子(いわゆる充填剤)と、粒度が6
3μm〜2mmの粒子(いわゆる砂)と、粒度が2〜8mm、好ましくは4〜8
mmの粒子(いわゆる石)と、任意にこれよりも大きい粒度を有する粒子との組
合せであることが好ましい。粒度の測定は、指定の大きさの開口を有するふるい
でふるい分けして行う。充填剤、砂及び石の各量は、固体粒子全量に対し10〜
50重量%の範囲である(組合せは合計で100重量%)。粒度が8mmを越え
る固体粒子は、更に大きい対象物を作る場合に存在することが好ましい。特に良
好な結果は、シリカ及び/又はアルミナ含有固体粒子を含む組成物で得られた。
シリカ含有固体粒子は曲げ強度の大きい組成物を提供することが見い出された。
アルミナ含有固体粒子を含む組成物は、圧縮強度が大きいことが見い出された。
本組成物は、好ましくはシリカ及び/又はアルミナを、固体粒子の量に対し1〜
100重量%、更に好ましくはシリカを1〜100重量%、更に好ましくはシリ
カを5〜90%、更に好ましくはシリカを10〜70%含有する。
【0011】 固体粒子は石英を含有することが特に好ましい。石英は、シリカからなる。本
組成物は、好ましくは石英を固体粒子の量に対し20〜95重量%、更に好まし
くは30〜90重量%含有する。 組成物を導電性にするために、本組成物は更に、導電性固体粒子、好ましくは
フレーク又は繊維のようなグラファイト粒子を含有できる。本組成物は、好まし
くは導電性固体粒子を組成物全体に対し0〜40重量%、好ましくは5〜20重
量%含有できる。組成物中の導電性材料の量を調整することにより、電気抵抗性
の組成物から導電性組成物までの範囲の組成物を製造することが可能である。 更に本発明の組成物は、鉄粒子のような磁性材料を含有できる。このようにし
て、磁性組成物が得られる。 本組成物を熱絶縁用に用いるものならば、組成物は、熱絶縁特性を増大させる
固体粒子を含有できる。本組成物が、伝熱用に用いるものならば、伝熱特性を増
大させる固体粒子を含有できる。本組成物が音絶縁又は音減衰用に用いるものな
らば、組成物は、音絶縁及び/又は音減衰特性を増大させる固体粒子を含有でき
る。
【0012】 本発明の組成物中に木材が存在するならば、本組成物は、木材粒子を組成物全
体に対し1〜97重量%含有することが好ましい。木材粒子は、処理又は未処理
の繊維、チップ、フレーク及び/又は粉末の状態で存在できる。このような組成
物は、ボードの製造用として特に好適である。本組成物は、木材粒子、好ましく
は繊維を組成物全体に対し少なくとも5重量%、更に好ましくは少なくとも10
重量%含有することが好ましい。本組成物は木材粒子、好ましくは繊維を組成物
全量に対し多くとも80重量%、更に好ましくは多くとも70重量%含有するこ
とが好ましい。 本発明の組成物は、周囲の温度で固体である。固体粒子と炭化水素質バインダ
ーとの組合せは、好ましくは80℃以上、更に好ましくは110℃以上で液体と
なる。 本発明の組成物は、少なくとも0.5N/mm2 の曲げ強度を有する。良好な
曲げ強度は、本組成物を建設要素に用いる際に有利である。曲げ強度は好ましく
は少なくとも3N/mm2 、更に好ましくは4N/mm2 、更に好ましくは5N
/mm2 、最も好ましくは6N/mm2 である。曲げ強度は、NEN 7014
,“Nederlands Normalisatie Instituut”
第2編、8/1974に従って測定する。多くの用途には、少なくとも0.5N
/mm2 という小さい曲げ強度で充分である。
【0013】 本発明の組成物を用いると、良好な圧縮強度が得られることが見い出された。
これは本発明の組成物を建設要素に用いる際に有利である。1990年に改訂さ
れたEuropean Federation of Manufacture
rs of Refractory ProductsのISO/R 836、
PRE/R 14−1に従って測定して得られる圧縮強度は、5N/mm2 以上
、好ましくは10N/mm2 以上、更に好ましくは15N/mm2 以上である。
グラファイトが存在すると、圧縮強度を増大させることが見い出された。しかし
、多くの用途にはこのような大きい圧縮強度は必要ない。 本発明の組成物は、好ましくは多くとも3%、更に好ましくは多くとも2.5
%、最も好ましくは多くとも2.0%の気孔率を有する。気孔率は、“Stan
daard Regelgeving Advisering Wegenbo
uw”,1995,test 67に従って測定する。しかし多くの用途には、
このような低い気孔率は必要ない。本発明の組成物が高い気孔率であってよい場
合の用途の一つは、低密度組成物である。このような特定組成物の場合、密度は
多くとも1000kg/cm3 である。
【0014】 本発明の組成物は、所定の熱処理によるか、或いは製造中及び/又は熱保存中
、高温に維持することにより、一層硬質となり得ることが観察された。この特定
種類の硬化試験法は、RTFOT(ASTM D 2872)である。幾つかの
試験では、本発明組成物の針入度は、元の針入度値の50%以下と低かった。更
にこの熱処理により曲げ強度が増大することが観察された。 熱処理は、組成物を少なくとも70℃、好ましくは少なくとも100℃、更に
好ましくは少なくとも130℃、更に好ましくは少なくとも150℃、更に好ま
しくは少なくとも200℃で、少なくとも0.25時間、更に好ましくは少なく
とも0.5時間、更に好ましくは少なくとも1時間加熱できる。温度は、多くと
も300℃が好ましく、また時間は多くとも3時間が好ましい。これよりも高い
温度及び長い時間も適用できるが、通常、経済的理由から魅力的ではない。 炭化水素質バインダーの特性を改良するために、本発明の組成物は、硬度、曲
げ強度及び/又は接着力を増大する従来の添加剤を含有できる。本発明の組成物
は、鉄及び/又は1種以上の鉄含有化合物を炭化水素質バインダー量に対し、好
ましくは3重量%以下、更に好ましくは0.001〜1重量%含有する。この鉄
塩としては、酸化鉄が最も好ましい。鉄及び/又は鉄化合物は同時に顔料として
作用し得る。 更に、本発明の組成物には硬化を促進するためラジカル発生性化合物を組み入
れることができる。この組み入れ可能な化合物は、ポリエテン及び(使用済み)
触媒微粉のようなポリマーである。
【0015】 本発明の組成物は別に、最終生成物の特性を変化させ、及び/又は組成物及び
/又は最終生成物の製造を容易にする化合物を含有する。存在可能な別の化合物
の非限定的な例は、重質パラフィン、硫黄、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン酢酸ビニル、WO 96/28513に記載されるような、利用可能なエ
ポキシ基を含有するエラストマー及びポリマーである。 本発明組成物の外観は、用途に応じて変化し得る。組成物の色を変化させるた
め、従来の顔料がいずれも使用できる。一層平滑な表面を得るため、当該技術分
野に精通する者にとって公知のように、組成物の表面を火炎で処理するか、或い
は固体粒子の大きさを調整することができる。組成物、更に特に建設要素の外観
を向上するために、表面を密蝋、石油ワックス、合成ワックス、磨き剤含有シリ
コーンのようなワックス又はワックス状材料で処理できる。 本発明の組成物は、いかなる好適な方法でも製造できる。炭化水素質バインダ
ーを懸濁液又はエマルジョンとし、次いでこれを固体粒子と混合することは、任
意に可能である。固体粒子を溶融した炭化水素質バインダーと混合し、例えば所
要のアスファルテンを含有する炭化水素質バインダーを溶融し、次いで、冷たい
か暖かい固体粒子と混合するか、或いは熱い固体粒子を熱いか冷たい炭化水素質
バインダーと混合することが好ましい。更に、溶融炭化水素質バインダーを固体
粒子と混合することができるし、また混合物の熱処理中に所要のアスファルテン
を現場で形成することができる。
【0016】 本発明による組成物又は建設要素の有利な製造方法は、炭化水素質バインダー
を、任意に固体粒子と一緒に、粒子含有バインダーの状態で、更に特に粒子又は
粉末を含有するバインダーの状態で使用する。固体粒子は、粒子含有バインダー
中に存在しなくてもよいし、一部又は全部存在してもよい。粒子含有バインダー
は、輸送又は製造中、容易に使用される。特にバインダーが比較的硬く、例えば
針入度が比較的小さい場合に粒子含有バインダーを使用すると、有利であり、こ
の場合、粒子同士が引っ付くことはない。このような粒子含有バインダーは更に
顔料のような添加剤を含有できる。
【0017】 本発明の組成物は、ビルディングのような建造物に使用するのに特に好適であ
る。したがって、本発明は更に本発明の組成物を含む建設要素に関する。本発明
の組成物は、コンクリートの代替に特に好適である。建設要素は、固定寸法の自
蔵成分で、建造物に使用される。建設要素としてはビルディング要素がある。好
ましい建設要素は、パイプ、タイル、屋根タイル、舗装用石、敷石、煉瓦、土台
、ボード、樋及び/又は導管である。道路表面、床及び屋根は、建設要素ではな
い。建設要素の寸法は、好ましくは多くとも5m×多くとも5m×多くとも40
m、更に特に多くとも1m×多くとも1m×多くとも2mである。この要素の寸
法は、好ましくは多くとも1m×多くとも1m×多くとも0.5mである。この
要素の寸法は、最も好ましくは、多くとも20cm×多くとも20cm×多くと
も10cmである。建設要素はブロックであることが好ましい。本発明の組成物
は、良好な曲げ強度、特に任意に塩及び/又は(強)酸を含む水に曝した後に維
持される良好な曲げ強度、更に特に高温に曝した場合のこのような曲げ強度の点
から、舗装用石に使用するのに特に好適である。
【0018】 本発明の組成物を含む建設要素は、更にリサイクル可能という利点を有する。 本発明は更に本発明の組成物を含むビルディング等の建造物に関する。 本発明の組成物及び建設要素は、その安定性のため戸外で使用するのに特に好
適である。 耐力(load−carrying)特性を向上させるため、本組成物はスチ
ール棒、スチール織布、ポリマー、ガラス繊維、カーボン繊維、カーボンフレー
ク及び/又はカーボン織布のような補強材を含有できる。
【0019】
【実施例】
全ての例において、曲げ強度は、“Nederlands Normalis
atie Instituut”、第2編、8/1974のNEN 7014に
従って測定した。 圧縮強度は、1990年に改訂されたEuropean Federatio
n of Manufacturers of Refractory Pro
ductsのISO/R 836、PRE/R 14−1に従って測定した。 気孔率は、“Standaard Regelgeving Adviser
ing Wegenbouw”,1995,test 67に従って測定した。 適用した“マーシャル(Marshall)法”は、“Standaard
Regelgeving Advisering Wegenbouw”,19
95,test 47(111−119頁)に記載されている。但し、固体粒子
の各バッチの粒度分布を測定し、また鉱物骨材(aggregate)を別々の
画分に分離する代わりに、異なるバッチを組合せて所望の粒度分布を得た点で異
なる。 アスファルテンは、IP 143/96に記載されたとおりに分離した。 アスファルテン中の芳香族炭素の量は、H及び13C NMR測定法で決定した
。 針入度は、ASTM D 5(25℃)に従って測定した。
【0020】例1 520℃以上の沸点を有する中東産の残査留分を熱分解し、次いで生成物を真
空フラッシュして軽質留分を除去することにより、炭化水素質バインダーを得た
。得られたバインダーは、大気条件下では520℃以上の沸点を有するものであ
る。 この炭化水素質バインダーは、アスファルテンを24.9重量%含有していた
。このアスファルテンは、芳香族環中に炭素原子を64.6重量%有していた。
また、この炭化水素質バインダーは、別の炭化水素を75.1重量%含有してい
た。この炭化水素質バインダーの針入度は、7dmmであった。 この炭化水素質バインダー(7.68重量%)を180℃の温度に溶融、加熱
し、充填剤(粒度63μm未満)20.27重量%、砂(粒度63μm〜2mm
)39.86重量%及び石(粒度4〜8mm、オランダの砕いた川砂利)39.
87重量%と混合した。上記量は全て、固体粒子の全重量を基準とする。鉱物粒
子は、180℃に予備加熱した。 混合は、混合装置ex Hobartにより180℃で3分間行った。 この温度180℃の混合物1.1kgを、高さ8cm、直径10.5cmの予
備加熱(180℃)したモールドに入れ、マーシャル法に従って円柱状ブロック
を製造した。 これらの円柱状ブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤を試験に使用した
。 円盤の曲げ強度は、7.4N/mm2 であった。気孔率は2.3%であった。 別の円盤を1M HCl溶液又は1M NaCl溶液に1〜9週間保存するこ
とにより熟成した。 周囲温度の1M HCl溶液中、3週間後の曲げ強度は、4.7N/mm2
あった。 周囲温度の1M HCl溶液中、9週間後の曲げ強度は、4.3N/mm2
あった。 60℃の1M NaCl溶液中、1週間後の曲げ強度は、4.7N/mm2
あった。
【0021】例2 混合物の温度を210℃とした他は、例1に記載したように、炭化水素質バイ
ンダーを予備加熱した鉱物粒子と混合した。 マーシャル法に記載のように、ブロックを製造した。 曲げ強度は約4N/mm2 であった。 ブロックの圧縮強度は、19N/mm2 であった。
【0022】例3A 例1に記載のようにして製造した、180℃の温度を有する、炭化水素質バイ
ンダーと鉱物粒子との混合物4kgを、周囲温度に保持された従来のセメントコ
ンクリートタイル(敷石)モールド(200×200×80mm)に入れた。タ
イルは、タイル製造機により圧縮時間12秒で製造した。 このタイルの曲げ強度は8.1N/mm2 、また気孔率は2.4%であった。 例3B 混合物を200℃の温度に保持した他は、例1に記載のようにして製造した、
炭化水素質バインダーと鉱物粒子との混合物4kgを、周囲温度に保持された従
来のセメントコンクリート舗装用石モールド(200×100×80mm)に入
れた。舗装用石は、従来の舗装用石製造機により圧縮時間12秒で製造した。 曲げ強度は6.1N/mm2 であった。例3C 例3Bに記載したとおりに製造した舗装用石を再び200℃に加熱し、混合し
、舗装用石モールドに入れ、例3Bに記載した方法に従って再び舗装用石を製造
した。曲げ強度は6.3N/mm2 であることが判った。 この方法を再度繰り返した結果、曲げ強度が6.7N/mm2 の二回リサイク
ルした舗装用石が得られた。
【0023】例4 (比較例) 中東産の原油を大気圧で蒸留し、次いで得られた残査を減圧下に蒸留すること
により、ビチューメンバインダーを得た。減圧下の蒸留後に得られた残査は、大
気条件下では520℃以上の沸点を有するものであり、また針入度は80〜10
0dmm、アスファルテン含有率は11%であった。このアスファルテンは、芳
香族炭素を53%含有していた。このバインダーを溶融し、150〜160℃の
温度で混合物を製造するのに使用した。混合物は、充填剤 7.1重量%、砂
36.8重量%、石 56.1重量%及びバインダー 5.8重量%を含有して
いた。上記量は全て、固体粒子の全重量を基準としたものである。 この混合物1.1kgをマーシャル法により円柱状ブロックの製造に使用した
。 このブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤の曲げ強度は、1.3N/m
2 であった。 ブロックの圧縮強度は、3.7N/mm2 であった。
【0024】例5 (比較例) 米国産の原油を大気圧で蒸留し、次いで、得られた残査を減圧下で蒸留するこ
とにより、ビチューメンバインダーを得た。減圧下の蒸留後に得られた残査は、
大気条件下では520℃以上の沸点を有するものであり、また針入度は23dm
m、アスファルテン含有量は11%であった。このアスファルテンは、芳香族炭
素を35%含有していた。 このバインダーを溶融し、混合物の温度を170℃とした他は例1に記載した
ように、混合物の製造に使用した。この混合物1.1kgをマーシャル法に従っ
て標準的なブロックの製造に使用した。 このブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤の曲げ強度は、3.2N/m
2 であった。気孔率は2.8%であった。
【0025】例6 (比較例) 中東産の原油を大気圧下に蒸留し、次いで得られた残査を減圧下に蒸留した。
減圧下の蒸留後に得られた残査は、大気圧下では520℃以上の沸点を有するも
のである。この残査をプロパンで抽出した。得られたバインダーは、針入度7d
mm、アスファルテン含有量13.2重量%であった。このバインダーを溶融し
、充填剤 7.1重量%、砂 36.8重量%、石 56.1重量%及びバイン
ダー 5.8重量%を含む混合物の製造に使用した。上記量は全て、固体粒子の
全重量を基準としたものである。 この混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。一
つのブロックを圧縮強度の測定に使用して11.6N/mm2 の値を得た。 これらの円柱状ブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤を試験に使用した
。 円盤の曲げ強度は7.5N/mm2 、気孔率は5.6%であった。 更に円盤を1M HCl溶液又は1M NaCl溶液中に1〜9週間保存する
ことにより熟成した。 周囲温度の1M HCl溶液中、3週間後の曲げ強度は2.9N/mm2 であ
った。 60℃の1M NaCl溶液中、1週間後の曲げ強度は3N/mm2 であった
【0026】例7 (比較例) 例6に記載したバインダー7.68重量%を充填剤 20.4重量%、砂 4
0.11重量%、純シリカ石(4〜8mm) 39.5重量%と混合した。上記
量は全て、固体粒子の全量を基準とする。 この混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 このブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。この円盤の曲げ強度は7
N/mm2 であることが判った。 厚さ8mmの他の円盤を60℃の温度の海水中に24時間保存した後の曲げ強
度は3.7N/mm2 であった。
【0027】例8 例1に記載の炭化水素質バインダーを例7に記載したような混合物の製造に使
用した。 この混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 このブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。この円盤の曲げ強度は7
N/mm2 、気孔率は1%であった。ブロックの圧縮強度は、12.8N/mm 2 であった。 厚さ8mmの他の円盤を60℃の温度の海水中に24時間保存した後の曲げ強
度は6.4N/mm2 であった。
【0028】例9 (比較例) 米国産の原油を大気圧で蒸留し、得られた残査を減圧下に蒸留することにより
、ビチューメンバインダーを得た。減圧下の蒸留後に得られた残査は、大気圧条
件下では520℃以上の沸点を有するものである。また、この残査の針入度は6
dmm、アスファルテン含有量は22%であった。このアスファルテンは、芳香
族炭素を53.6%含有していた。バインダーを溶融し、例1に記載の充填剤、
砂及び石と一緒に混合物の製造に使用した。この混合物1.1kgをマーシャル
法に従ってブロックの製造に使用した。 ブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。この円盤の曲げ強度は5.6
N/mm2 、気孔率は2.6%であった。
【0029】例10 (比較例) 中東産の原油を大気圧下で蒸留し、得られた残査を減圧下で蒸留して、ビチュ
ーメンバインダーを得た。減圧下の蒸留後に得られた残査は、大気圧条件下では
520℃以上の沸点を有するものである。この残査は5dmmの針入度を有し、
アスファルテンを10.3重量%含有していた。このアスファルテンは、芳香族
炭素を57.9%含有していた。 この混合物1.1kgを溶融し、例1に記載したようにマーシャル法に従って
ブロックの製造に使用した。 このブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤は、2.4N/mm2 の曲げ
強度及び3.3%の気孔率を有していた。
【0030】例11 例1に記載の炭化水素質バインダーをバインダー 7.5重量%、赤色粉末(
酸化鉄)7重量%、充填剤 15.15重量%、砂 38.92重量%及び石
38.93重量%を含む混合物の製造に使用した。上記量は全て、例1に記載の
固体粒子の全量を基準とする。 混合物1.1kgをマーシャル法の製造に使用した。 このブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断し、曲げ強度試験をしたところ
、7.3N/mm2 の値を示した。 円盤の気孔率は1.8%であった。
【0031】例12 例1に記載した炭化水素質バインダーを充填剤を赤色粉末(20.27重量%
)で置き換えた混合物の製造に使用した。 混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 曲げ強度は約4N/mm2 であった。 圧縮強度は、20N/mm2 であった。
【0032】例13 例1に記載した炭化水素質バインダーを、炭化水素質バインダー 7.97重
量%、リサイクルアスファルト 37.6重量%、充填剤 21重量%及び砂
41.4重量%の混合物の製造に使用した。上記量は全て固体粒子の全重量を基
準とする。混合物は、例1に記載の方法に従って製造した。 混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 ブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。円盤の曲げ強度は7.2N/
mm2 、気孔率は1.2%であった。
【0033】例14 例1に記載した炭化水素質バインダーを以下の組成:炭化水素質バインダー
7.95重量%、グラファイトフレーク 17.4重量%、砂 41.3重量%
及び石 41.3重量%を有する混合物の製造に使用した。上記量は全て固体粒
子の全重量を基準とする。例1に記載した方法に従って混合し、この混合物1.
1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 ブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。この円盤の曲げ強度は3.5
N/mm2 であった。 電気抵抗率は20Ωであった。
【0034】例15 例1に記載した炭化水素質バインダーを以下の組成:炭化水素質バインダー
7.8重量%、グラファイトフレーク 8.5重量%、充填剤 10.29重量
%、砂 40.61重量%及び石 40.58重量%を有する混合物の製造に使
用した。上記量は全て、固体粒子の全量を基準とする。例1に記載の方法に従っ
て混合し、混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した
。 ブロックから鋸で切断した厚さ8mmの円盤は、曲げ強度6.2N/mm2
気孔率3%であった。 電気抵抗率は200Ωであった。
【0035】例16 例1に記載した炭化水素質バインダーをバインダー 6.43重量%、充填剤
5.8重量%、砂 10.13重量%及び石 84.07重量%からなる極め
て目の粗い(open)組成物の製造に使用した。上記量は、固体粒子の全重量
を基準とする。例1に記載の方法に従って混合し、混合物1.1kgをマーシャ
ル法に従ってブロックの製造に使用した。 曲げ強度は2N/mm2 と評価された。 圧縮強度は7.6N/mm2 であった。
【0036】例17 (比較例) 520℃以上の沸点を有する中東産の残査留分を熱分解し、次いで生成物を真
空フラッシュして軽質留分を除去することにより、炭化水素質バインダーを得た
。得られたバインダーは、大気条件下では520℃以上の沸点を有するものであ
る。 この炭化水素質バインダーは47dmmの針入度を有し、またアスファルテン
を12.6重量%含有していた。このバインダーを例1に記載したように、混合
物の製造に使用した。 この混合物1.1kgをマーシャル法に従ってブロックの製造に使用した。 ブロックから厚さ8mmの円盤を鋸で切断した。曲げ強度は3.6N/mm2 であった。 ブロックの圧縮強度は5.9N/mm2 であった。
【0037】 本発明の実施例から、本発明の組成物が良好な曲げ強度を有することが判る。 例1と例6(比較例)との比較及び例7(比較例)と例8との比較から、本発
明の組成物は、NaCl含有水に曝した後もHCl含有水に曝した後も、本発明
ではない組成物よりも良好な曲げ強度を維持していることが判る。 例3B及び例3Cからは、本発明組成物の曲げ強度が熱処理により増大するこ
とが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J002 AA001 AA002 AB011 AB012 AC001 AC002 AG001 AG002 DJ006 DJ036 DM006 GL00 GL02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体粒子を70〜99重量%及び炭化水素質バインダーを30
    〜1重量%含有し、前記バインダーが、(i)芳香族炭素を少なくとも60%含
    有するアスファルテンをバインダー全体に対し15〜95重量%、及び(ii)
    別の炭化水素をバインダー全体に対し5〜85重量%含有する、但し前記固体粒
    子は炭素粒子単独であることはない、曲げ強度が少なくとも0.5N/mm2
    あるソリッドステート組成物。
  2. 【請求項2】組成物の曲げ強度が、少なくとも3N/mm2 である請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】組成物中の前記炭化水素質バインダーが、多くとも10dmm
    の針入度を有する請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記炭化水素質バインダーが、炭化水素の熱分解で得られた生
    成物からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記炭化水素質バインダーが、炭化水素油を350〜500℃
    の温度に予備加熱し、この予備加熱した油を熱分解を起こすような条件に維持し
    、次いで1種以上の軽質留分を分離することにより得られた生成物からなる請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】該組成物が、固体粒子の量に対しシリカを1〜100重量%含
    有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】固体粒子70〜99重量%及び溶融炭化水素質バインダー30
    〜1重量%を混合し、但し前記バインダーは、(i)芳香族炭素を少なくとも6
    0%含有するアスファルテンをバインダー全体に対し15〜95重量%、及び(
    ii)別の炭化水素をバインダー全体に対し5〜85重量%含有する、次いで得
    られた混合物を固化することからなる、但し前記固体粒子は炭素粒子単独である
    ことはない、請求項1〜6のいずれか1項に記載のソリッドステート組成物の製
    造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物の建造物での使用
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物を含む建設要素。
  10. 【請求項10】前記要素の寸法が、多くとも1m×多くとも1m×多くとも
    2mである請求項9に記載の要素。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載の建設要素を含む建造物。
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