JP2002532860A - 内部ファンを備える拡散制御された通気孔 - Google Patents

内部ファンを備える拡散制御された通気孔

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Abstract

(57)【要約】 1つまたはそれ以上の空気セルのための空気管理装置。空気管理装置は、拡散通路と、拡散通路内に位置決めされた空気移動デバイスとを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、空気電源のための空気管理装置に関し、特に、ファンもしくはこれ
に類似するタイプの空気移動デバイスが内部に位置決めされた拡散管を使用する
空気管理装置に関する。
【0002】 発明の背景 一般に説明されている空気セルは、電解水溶液によって金属製の陽極から分離
される1つまたはそれ以上の酸素電極を有している。また、空気セルは、金属製
の陽極粒子が浮遊するペースト状の電解液と協働する1つまたはそれ以上の酸素
電極を有している場合もある。亜鉛空気セルのような空気セルの動作中、外気か
らの酸素および電解液からの水は、酸素電極で、水酸化物イオンに変換される。
亜鉛は、陽極で酸化されて、水酸化物イオンと反応し、これにより、水および電
子が電離されて、電気エネルギーが供給される。
【0003】 空気セルは、パーソナルコンピュータ、カムコーダ、電話等の携帯電子装置に
電力を供給するための望ましい手段として認められてきた。従来の電気化学電源
と比較して、空気セルは、比較的高い出力電力を供給し、比較的軽量で寿命も長
い。これらの利点は、金属や金属合成物等の重い材料とは異なり、空気セルが電
気化学プロセスにおける反応物質として外気からの酸素を利用するという事実に
部分的に起因している。
【0004】 しかしながら、現在の空気セルのデザインに関する1つの欠点は、従来の電気
化学電源よりもセルのサイズが幾分大きくなりがちであるという点である。この
ようなサイズの制約は、陽極、陰極、電解液、ある種のセルケーシング、反応空
気をセルに供給するための空気管理装置、すなわちある種の空気通路が必要であ
るという条件によって部分的に生じる。これらの要素は、一定量の貴重な空間を
占める。
【0005】 例えば、複数セル空気電池パックハウジングは、一般に、内部ファンに隣接し
て位置された少なくとも1つの空気吸気通路と、少なくとも1つの空気排気通路
とを有している。不使用時にハウジング内に空気や湿気が流入したり、あるいは
空気や湿気がハウジングから流出したりしないように、空気通路は、一般に、機
械的な空気ドアで密閉されている。機械的な空気ドアシステムの一例は、Chi
ekyに付与された米国特許第4,913,983号に示されている。この文献
は、電池ハウジング内の空気セルのパックに外気の流れを供給するために使用さ
れるファンを開示している。電池パックが作動されると、空気吸気口および排気
口に隣接する機械的な空気ドアが開かれ、ファンが作動して、ハウジング内へ、
ハウジングを通じて、ハウジングから、空気の流れが形成される。その後、電池
の作動が停止されると、空気ドアが閉じられ、外部環境からセルが隔離される。
機械的な空気ドアは、酸素、水蒸気、汚染物がハウジングに対して流通すること
を制限するが、そのような機械的な空気ドアは、電池ハウジングそれ自体を複雑
にし、必然的に、電池パック全体のサイズおよびコストが増大する。
【0006】 空気セルおよび電池を小型化する試みの1つは、不使用時に多量の空気がセル
に達することを防止しつつ、所望の性能でセルを動作させることができる十分な
量の空気を供給することである。空気管理技術における大規模な改良は、Ped
iciniに付与された「Diffusion Controlled Air
−Vent for a Metal−Air Battery(空気電池のた
めの拡散制御された通気孔)」と題する共有の米国特許第5,691,074号
に開示されている。Pediciniは、1つの実施形態において、吸気通路お
よび排気通路以外が外気から隔離された一群の空気セルを開示している。これら
の通路は、例えば、長尺管であっても良い。ハウジング内に位置決めされた空気
移動デバイスは、吸気通路および排気通路を通じて空気を酸素電極にわたって循
環させ、循環する空気を外気によって清浄化する。通路は、エアムーバーが作動
している時には、通路を通じた十分なエアフローを許容するとともに、通路が密
閉されておらず、かつエアムーバーが作動していない時には、通路を通じた水蒸
気の通過を規制するように寸法付けられている。
【0007】 エアムーバーが作動しておらず、かつセル内の湿気レベルが比較的一定してい
る場合には、非常に限られた量の空気だけが通路を通じて拡散する。セル内の水
蒸気は、酸素電極が酸素に晒されることを防止する。酸素電極は、水蒸気によっ
て外気から十分に隔離されているため、セルは、機械的な空気ドアによって通路
が密閉されていなくても、長い有効期間を有する。これらの通路は、その隔離能
力に起因して、「拡散管」、「隔離通路」、あるいは、「拡散規制通路」と称し
ても良い。
【0008】 詳細には、図1は、Pediciniに開示されている空気電池の一実施形態
を示している。空気電池10は、ハウジング20内に収容された複数のセル15
を有している。ハウジング20は、複数の通気口25を除いて、セル15を外気
から隔離する。ここでは、単一の空気吸気口30と単一の空気排気口35とが使
用されている。循環ファン40は、ハウジング20の内外の両方でエアフローを
対流させるとともに、ハウジング20内でガスを循環させて混合させるために設
けられている。図1に示されている矢印45は、反応空気をセル15に供給する
ための、ハウジング20内へのガスの循環、ハウジング20からのガスの循環、
ハウジング20内でのガスの循環を示している。ファン40は、空気を空気吸気
口30から吸引して空気充填入口55内に送り、この空気をセル15を通じて空
気充填出口65から排気し、その後、ハウジング20内で空気を再度循環させる
か、あるいは、空気排気口35から空気を排気する。米国特許第5,691,0
74号は、参照してここに組み込まれる。
【0009】 隔離通路は、特に空気移動デバイスが作動していない時に、空気セルへの湿気
の悪影響を最小限にするように作用する。湿度レベルが高い外気に晒される空気
セルは、その酸素電極を通じて多くの水分を吸収し、「フラッディング」と称さ
れる状態に起因して機能しなくなる。また、湿度レベルが低い外気に晒される空
気セルは、その電解液から酸素電極を通じて多量の水蒸気を解放し、「乾燥」と
称される状態に起因して機能しなくなる。隔離通路は、空気移動デバイスが作動
していない時には、空気セルの内外にわたる湿気の移動を規制して、外気の湿度
レベルの負の影響を最小限にする。
【0010】 空気および水分を空気セルの内外にわたって流通させる隔離通路の流通効率は
、「隔離率」という用語で説明することができる。「隔離率」は、1つまたはそ
れ以上の限られた開口を除いてその酸素電極が外気から隔離されている時のセル
による蒸発散の割合と比較した、その酸素電極が完全に外気に晒された時のセル
による蒸発散の割合である。例えば、水に約35パーセント(35%)でKOH
を溶解した電解溶液を有する同一の空気セルが与えられた場合であって、内部の
相対湿度が約50パーセント(50%)で、外気の相対湿度が約10パーセント
(10%)であり、ファンの循環が無い場合、酸素電極が完全に外気に晒された
セルからの蒸発散は、上述したタイプの1つまたはそれ以上の隔離通路を通じた
場合を除いて、酸素電極が外気から隔離されたセルからの蒸発散の100倍以上
である。この例では、100:1よりも大きい隔離率が得られる。
【0011】 上述したPediciniの例によれば、ファンが作動しておらず、かつ内部
の湿度レベルが比較的一定している場合、隔離通路は、酸素電極に達し得る酸素
の量を制限するように機能する。この隔離によって、空気セルの自己放電と漏れ
電流、またはドレン電流とが最小になる。自己放電は、使用可能な電流を供給し
ない空気セル内の化学反応として特徴付けることができる。自己放電は、使用可
能な電流を供給するという空気セルの能力を低下させる。自己放電は、例えば、
空気セルが乾燥して、不使用時にセル内に浸入する酸素によって亜鉛陽極が酸化
される時に生じる。ドレン電流と同義の漏れ電流は、空気移動デバイスによって
空気がセルに供給されない時に、空気セルによって閉回路に供給され得る電流と
して特徴付けることができる。上述したような隔離通路は、出力電流よりも少な
くとも50倍だけ少ない量までドレン電流を制限することができる。
【0012】 湿度差に加えて、隔離率は、ファンもしくは他のタイプのエアムーバーによっ
て形成され得る圧力差と、ファンが作動していない時に隔離通路が空気および水
の拡散を遅らせる度合いとに依存していると考えられる。従来、空気電池に使用
された空気移動デバイスは、空気セルの容積およびコストに関して、大きく高価
であった。空気セルの重要な利点は、軽量な酸素電極に起因するその高いエネル
ギー密度であるが、この利点は、有効な空気移動デバイスに必要な空間および重
量によって相殺されてしまう。さもなければ、電池の寿命を長くするために電池
の化学反応用に使用され得る空間を、空気移動デバイスを収容するために使用し
なければならない。しかしながら、隔離率を高めるために、ファンのサイズや電
力を増大させたり、あるいは、隔離通路の長さを長くしたりすると、一般に、セ
ルまたは電池の一方のサイズが大きくなる。すなわち、セルまたは電池のサイズ
を小さくする試みは、適度な隔離率および適切に寸法付けられたファンすなわち
エアムーバーのための要求によって、制約されてしまう。現在多くの電子デバイ
スで標準使用されている「単三電池(AA)」円筒サイズ等の小さな封止体内に
実際の空気セルを設ける試みにおいて、このような空間損失は重大な問題となり
得る。
【0013】 したがって、できる限り小さくコンパクトであって、かつ電池の化学反応に利
用可能な容積をほとんど占めることがなく、適度な隔離率で適切な電力を供給す
ることができる空気セルおよび/または電池が必要とされる。これらの利点は、
低コストかつ効率的な形態で従来の空気セルの電力および寿命を提供する空気セ
ルまたは電池において達成されなければならない。
【0014】 発明の要約 本発明は、ファンもしくは他のタイプの空気移動デバイスが拡散管内に位置決
めされている空気セルまたは空気電池のための改良された反応空気通気システム
に関するものである。通気システムは、増加された電力および容量を有するコン
パクトな空気セルまたは空気電池を有利に提供する。空気移動デバイスを拡散通
路内に配置することにより、優れたエアフローおよび適度な湿度制御を提供しつ
つ、ファンまたは空気移動デバイスを既知の装置よりも十分小さくすることがで
きる。それゆえ、本発明は、コンパクトな空気セルまたは空気電池パックにおい
て適切な隔離率を提供する。
【0015】 本発明の一実施形態は、1つまたはそれ以上の管の形態を成す隔離通路または
拡散通路の使用を含んでいる。吸気通路および排気通路を使用しても良く、ある
いは、1つの通路だけを使用しても良い。空気移動デバイスは、モータと1つま
たはそれ以上のファンブレードとを有するファンであっても良い。ファンブレー
ドは、ファンブレードスリーブ内に装着されていても良い。空気移動デバイスは
、1つまたはそれ以上の支柱によって通路内に位置決めされていても良い。別の
実施形態は、中央膨大部を有する拡散管の使用を含んでいる。ファンもしくは他
の空気移動デバイスは、膨大部内に位置決めされている。
【0016】 別の実施形態においては、拡散通路が切り欠きを有していても良い。切り欠き
に隣接して拡散通路の外側にモータが設けられていても良い。この場合、ファン
ブレードは通路内に位置決めされる。モータは、切り欠きを通じてファンブレー
ドスリーブを駆動してファンブレードを駆動させる摩擦ロータを使用していても
良い。吸気通路および排気通路内の空気移動デバイスを1つのモータによって駆
動させても良い。拡散通路は、渦巻き状の拡散管、あるいは、折り畳み可能なバ
ルブを備えた拡散管を有する折り畳み可能な管を備えていても良い。更なる実施
形態は、拡散管の周囲を取り囲む複数の電磁石を使用してファンブレードまたは
ファンブレードスリーブを駆動する。
【0017】 別の実施形態において、空気移動デバイスは、ハブに装着された1つまたはそ
れ以上のファンブレードと、1つまたはそれ以上の支柱と、ハブと支柱との間に
配置された1つまたはそれ以上のアクチュエータとを有していても良い。アクチ
ュエータは、ハブと支柱との間で電気回路を形成する形状記憶合金線であっても
良い。第1の形状記憶合金線と第2の形状記憶合金線とを使用しても良い。第1
の形状記憶合金線は、第2の形状記憶合金線の焼きなまし回転方向と反対の変形
された回転方向を有している。電気回路が第1の形状記憶合金線に沿って延びて
いる場合において、この回路は、第1の形状記憶合金線をその焼きなまし形状に
復元する。この動作によって、ファンブレードが回転し、第2の形状記憶合金線
がその変形された形状に戻るように回転する。この振動プロセスは、その後繰り
返される。
【0018】 一実施形態によると、本発明の空気電池は、内部と外部とを有する電池ハウジ
ングと、電池ハウジングの前記内部に配置された1つまたはそれ以上の空気セル
とを有していても良い。1つまたはそれ以上の拡散通路が電池ハウジングの内部
と外部とを連通させていても良い。この場合、空気移動デバイスは、1つまたは
それ以上の拡散通路の少なくとも1つの内部に位置決めされる。特に、空気電池
は、内部と外部とを有する電池ハウジングと、電池ハウジングの前記内部に配置
された1つまたはそれ以上の空気セルとを有している。吸気拡散管および排気拡
散管は、電池ハウジングの内部と外部とを連通させる。1つまたはそれ以上のフ
ァンブレードは吸気および排気拡散管内に位置決めされる。モータは、吸気拡散
管と排気拡散管との間で電池ハウジング内に位置決めされ、管内の1つまたはそ
れ以上のファンブレードを駆動させる。拡散管は、渦巻き状の拡散管もしくは拡
散管と折り畳み可能なバルブとを有する折り畳み可能な拡散管を有していても良
い。
【0019】 更なる実施形態は、入力拡散管を有する空気電池によって駆動される電子デバ
イスを含んでいる。この電子デバイスは、外面と、空気電池と係合する電池ポー
トとを有している。また、デバイスは吸引拡散管を有しており、この吸引拡散管
は、デバイス内に位置決めされ、空気電池が電池ポート内もしくは電池ポートに
隣接して配置された際に、空気電池の入力拡散管と外面とを連通させる。ファン
は、電子デバイスの吸引拡散管内に位置決めされている。この実施形態によれば
、反応空気を供給するための内部ファンを有する電子デバイスと係合する交換可
能な空気電池が得られる。
【0020】 更なる実施形態は、少なくとも1つの空気セルを有する空気電源を含んでいる
。また、空気電源は、動作する空気移動デバイスに動作的に関連付けられた時に
、十分な空気を通してセルを動作させることができる少なくとも1つの通路を有
している。通路は、密閉されておらずかつ動作する空気移動デバイスの影響下に
ない時に通路を通じたエアフローを制限するように動作する。空気移動デバイス
それ自体は通路内に位置決めされている。
【0021】 本発明の更なる目的は空気セルを含んでいる。空気セルは、内部領域と外部壁
とを有するセルハウジングを備えている。ハウジングの内部領域には複数の空気
電極が設けられている。拡散通路は、ハウジングの内部領域と外部壁とを連通す
る。空気移動デバイスは拡散通路内に位置決めされている。また、セルハウジン
グは、空気管理拡散通路を有する空気管理キャップを有していても良い。空気管
理拡散通路は、空気吸気口とキャップ係合コネクタとを有している。空気移動デ
バイスは、空気管理拡散通路内に位置決めされている。セルハウジングは、空気
管理キャップから取り外し可能な化学反応本体を備えている。化学反応本体は、
排気口と本体係合コネクタとを有する化学反応本体拡散通路を備えている。キャ
ップ係合コネクタと本体係合コネクタは、互いに係合するように寸法付けられて
いる。空気移動デバイスは往復動作することができても良い。
【0022】 本発明の他の目的、特徴、利点は、図面および添付された特許請求を参照しな
がら、本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明を参照すれば、明らかとな
ろう。
【0023】 発明の詳細な説明 図面をさらに詳細に参照すると、いくつかの図面にわたって同様の部材には同
一の参照符号が付されているが、そのうち、図2および図3は、本発明とともに
使用される拡散管100の形態を成す隔離または拡散通路を示している。拡散通
路100は、空気電池10のハウジング20内に設けられた複数のセル15、ま
たは従来の任意のタイプの空気セル15または電池10とともに使用可能である
。拡散通路100は、好ましくはシリンダ状であるが、必ずしもというわけでは
ない。所望の隔離状態を形成する任意の断面形状が適している。米国特許第5,
691,074号に記載されている拡散管と同様に、拡散管100は、ファン1
10またはエアムーバーが作動していない時には拡散管100を通じた空気の流
れが実質的に無くなり、一方、ファン110が作動している時には拡散管100
を通じた適度な空気の流れを許容するように寸法付けられている。具体的には、
拡散管100は、長さ寸法が幅寸法よりも大きくなっており、さらに好ましくは
、長さが幅の約2倍よりも大きくなっている。長さと幅との比は大きくすること
が好ましい。空気セル15の性質に応じて、比を200:1よりも大きく設定す
ることができる。しかしながら、好ましい長さと幅との比は、約10:1である
【0024】 ファン110は拡散管100内に位置決めされている。ファン110は従来の
空気移動デバイスである。例えば、ここでは用語「ファン」110が使用されて
いるが、空気移動デバイスは、ポンプ、ベローズ等の当業者に知られた他の従来
の装置を含んでいても良い。ファン110は、従来の電動機130もしくは類似
の装置によって駆動される複数のファンブレード120を有している。電動機1
30は、セル、または電池それ自体から電力を得る。ファン110は、1つまた
はそれ以上の支柱140もしくは類似のタイプの固定装置によって、拡散管10
0内に位置決めされている。支柱140は、拡散管100の中央でファン110
を固定している。ファン110を拡散管100内に配置することにより、ファン
110は、タービン内でブレードが空気を移動させる場合と全く同様な形態で、
拡散管100を通じて空気を移動させる。
【0025】 本発明の第1の実施形態によると、ファン110が拡散管100を通じて空気
を往復移動させることから、拡散管110は、吸気口および排気口の両方の機能
を果たす。代替方法として、外気が拡散管100を通じてセル15または酸素電
極に向かって流れ、一方、少なくとも部分的に酸素が使い果された空気が拡散管
100を通じてセル15または酸素電極から流れ出る。また、代替方法として、
複数の拡散管100を統合して使用し、これら複数の拡散管100が協働して吸
気口として機能した後、協働して排気口として機能するようにしても良い。1つ
またはそれ以上の拡散管100を通じた空気の往復移動するエアフローによって
、空気がセル15または酸素電極に供給される場合には、セル15または酸素電
極の近傍でファン110により少なくともある種の空気混合が引き起こされるこ
とが好ましい。この空気混合によって、セル15または電極には、酸素が比較的
均一に分配されるようになる。
【0026】 本発明の第2の実施形態によると、ファン110の動作に応じたエアフローを
セル15に与えるために、少なくとも2つの拡散管100が使用される。拡散管
100およびファン110は、一方の拡散管100が外気をセル15または酸素
電極へと流す吸気口として機能し、別の拡散管100が酸素を使い果した空気を
セル15または酸素電極から排気する排気口として機能するように、配置される
。また、第1のグループの拡散管100が協働して吸気口として機能し、第2の
グループの拡散管100が協働して排気口として機能しても良い。
【0027】 図4は、拡散管100の代替の実施形態を示している。この実施形態において
、拡散管150は中央膨大部160を有しており、この中央膨大部160内にフ
ァン170が装着されている。膨大部160は、その中にファン170を位置決
めすることができるだけの十分な直径を有している。図2および図3の実施形態
と同様に、ファン170は、電動機190もしくは同様のタイプの装置によって
駆動される複数のブレード180を有している。ファン170は、1つまたはそ
れ以上の支柱200により、拡散管150内で支持されている。この実施形態に
おいて、拡散管150は、第1の拡散部210と第2の拡散部220とを有して
いる。これら両方の拡散部210,220は、それぞれの長さよりも小さい直径
または幅を有している。拡散管170の拡散部210,220の長さおよび直径
によって、セルは外部環境から適度に隔離される。同様に、膨大部160は、比
較的大きいか、または、さらに強力なファン170による適度な量の空気の移動
を許容する一方で、セルを適度に隔離することができる。
【0028】 図5および図6は本発明の更なる実施形態を示している。この実施形態は、小
さな隙間、または切り欠き260を備える拡散管250を示しており、切り欠き
260は管250の一端部のほぼ近傍に設けられている。切り欠き260は、管
250の一端部に十分近接しており、これにより、管250の残りの部分は、切
り欠き260を通じた空気もしくは水の著しい移動がなければ、その拡散機能を
果たすことができる。ファン270は、拡散管250の内部に配置されている。
上述したように、ファン270は複数のファンブレード280を有しており、フ
ァンブレード280の内側端部はハブ290に装着されている。また、ファンブ
レード280は、その外端部がファンブレードスリーブ300に強固に取り付け
られている。ファンブレードスリーブ300は、切り欠き260を実質的に塞ぐ
ように寸法付けられている。上述したように、電動機310もしくは同様のタイ
プの装置が、切り欠き260に隣接して拡散管250の外側に位置決めされてい
る。電動機310は、摩擦ロータ330もしくは他のタイプの駆動機構に接続さ
れた駆動シャフト320を有している。摩擦ロータ330は切り欠き260内に
位置決めされており、これにより、摩擦ロータ330は、摩擦によってファンブ
レードスリーブ300を回転させて、ファンブレード280を回転させることが
できる。
【0029】 モータ310を拡散管250の外側に配置すれば、モータ310の寸法を考慮
する必要がないため、拡散管250の直径を比較的小さくすることができる。同
様に、モータ310を過度に小型化する必要がなくなる。そのような小さなモー
タは市販されているが、これらのモータは従来の標準サイズのモータよりも高価
である。ファンブレード280は、拡散管250の所望の直径に適合し得るよう
な非常に小さな直径で射出成形されて寸法付けられても良い。上述した摩擦駆動
に加え、ファンブレード280を駆動する従来の他の方法を使用しても良い。こ
れらの従来の方法は、駆動モータシャフト320と一直線を成さない負荷を駆動
する、ギア、プーリ、電磁結合の使用、当業者に知られる同様の方法の使用を含
んでいる。
【0030】 例えば、図6Bはファンブレードスリーブ300内に装着されたファンブレー
ド280を示している。この場合、ファンブレート280とファンブレードスリ
ーブ300のいずれか一方もしくは両方は、金属、金属コーティング、または電
磁気に反応する他の材料によって形成されている。拡散管250の周囲には、フ
ァンブレードスリーブ300に隣接して、モータ巻線345を備える複数の電磁
石340が設けられている。これらの電磁石340は、ファンブレード280ま
たはファンブレードスリーブ300を所定の回転方向で回転させるために同期さ
れる。電磁石340は、吸気および排気拡散管250の両方に位置決めされてい
ても良く、あるいは、1つの拡散管250だけを使用できるように、電磁石34
0は反転可能であっても良い。
【0031】 このような考えに基づく更なる実施形態が図7に示されている。この実施形態
は、吸気拡散管350と排気拡散管360とを使用している。各拡散管350,
360は、図5および図6に示されている管と同様に、切り欠き370を有して
いる。また、各拡散管350,360は複数のファンブレード380を有してい
る。この場合、ファンブレード380は、ハブ390およびファンブレードスリ
ーブ400に固定的に装着されている。拡散管350,360間には、モータ4
10が位置決めされている。また、モータ410は、駆動シャフト420と摩擦
ロータ430とを有している。摩擦ロータ430は、両方の拡散管350,36
0の切り欠き370内に位置決めされており、これにより、両方の拡散管350
,360内にあるファンブレードスリーブ400を同時に摩擦駆動させることが
できる。それゆえ、単一のモータ410は、吸気および排気拡散管350,36
0の両方の内部にあるファンブレード380を駆動する。
【0032】 図8は、図3〜図7の拡散管の実施形態の可能な適用例を示している。図8は
、そこに位置決めされた複数の空気セル442を備える電池ケーシング440を
示している。また、電池ケーシング440は、隔壁446を有する空気充填空間
444を含んでいる。ここでは、図7の二重拡散管の考えが用いられているが、
他の任意の実施形態を適用することも可能である。具体的には、吸気拡散管35
0と排気拡散管360との間にモータ410が位置決めされている。モータ41
0が作動されると、吸気拡散管350内のファンブレード380が外気をケーシ
ング440内に吸い込む。この空気は、空気充填空間444内に流れ込み、隔壁
446の周囲を流れて、排気拡散管360から流出される。ファンモータ410
が作動していない場合には、拡散管350,360は、これらの管を通じたエア
フローが生じないように十分な長さを有している。
【0033】 この実施形態では、管350,360内にファンブレード380を配置すると
ともに、管350,360の外側にモータ410を配置することにより、十分な
吸気量を確保しつつ、拡散管350,360の直径を比較的小さくできる。また
、長くて狭い管を通じて十分な空気量を供給できるこの能力により、隔離率は向
上する。また、ファンブレード380を駆動させるために必要な動力が1つのモ
ータ410で済み、これによって、電池全体のエネルギー効率が向上する。
【0034】 図9は、図2〜図8のモータ駆動ファンの代替実施形態を示している。図9は
、内部に位置決めされた1つまたはそれ以上のファンブレード460を備える拡
散管450を示している。ファンブレード460はハブ470上に装着されてい
る。拡散管450の第1の側には、第1の支柱480が装着されているとともに
、拡散管450の第2の側には、第2の支柱490が装着されている。支柱48
0,490は、適度な量の空気を通過させることができる任意のタイプの固定装
置であっても良い。第1の支柱480とファンブレード460のハブ470との
間には、アクチュエータ495が接続されている。この場合、アクチュエータ4
95は第1の形状記憶合金(「SMA」)線500である。第2の支柱490と
ファンブレード460のハブ470との間には、第2のSMA線510が接続さ
れている。
【0035】 「形状記憶合金線」500,510は、一般に、ニッケルやチタンとほぼ等し
い原子量を有するニチノール合金線のことを意味しており、特定の形状を記憶す
るように形成されている。このようなSMA線は、低い温度で所望形状に形成さ
れてクランプされた後、その変態温度を超えて、その焼きなまし温度まで加熱さ
れる。SMA線は、冷却されると、容易に変形することができる。その後、線は
、加熱されると、その焼きなまし形状に復元される。熱源が除去された後、線を
その変形された形状に強制的に戻すことができ、そのサイクルを繰り返すことが
できる。すなわち、SMA線は、従来のモータを使用することなく、機械的な動
作を提供することができる。好ましい形状記憶合金線は、登録商標「Flexi
nol」のアクチュエータ線として、カリフォルニア州のエリンのDynall
oy,Inc.から販売されている。
【0036】 この場合、線500,510は、所定の回転を成す焼きなまし形状に形成され
ている。その後、線500,510の一方が反対方向に変形される。その後、線
500,510は、反対方向の回転を成すように拡散管450内に取り付けられ
る。電流、熱、あるいは他のタイプのエネルギーが、変形された線500,51
0に加えられると、線500,510は、その変形されていない形状すなわち焼
きなまし形状に復元される。一般に、一方の線500,510をその焼きなまし
形状まで加熱することによって、他方の線500,510をその変形された形状
に強制的に戻すことができるように、線500,510は1本ずつ加熱される。
【0037】 具体的には、第1の電気回路520は、第1の支柱480とファンブレード4
60のハブ470との間で、第1のSMA線500に沿って延びている。第2の
電気回路530は、第2の支柱490とファンブレード460のハブ470との
間で、第2のSMA線510に沿って延びている。第1のSMA線500は、反
対の回転方向で、その焼きなまし形状に変形される。第1のSMA線500に電
圧パルスを印加すると、線500は、捻れるようにしてその焼きなまし形状に復
元する。線500のこのような動作によって、ハブ470およびファンブレード
460が回転する。また、ハブ470の回転によって、第2のSMA線510が
捻れるように変形する。同様に、第2のSMA線510に電圧パルスを印加する
と、第2の線510はその焼きなまし形状に復元し、これによって、ハブ470
およびファンブレード460が反対方向に回転して、第1のSMA線500が捻
れるように変形する。
【0038】 このような振動プロセスがそれ自体繰り返されて、拡散管450を通じた空気
の振動双方向流れが引き起こされる。この双方向流れにより、1つの拡散管45
0だけで電池を動作することができる。また、ここに示された形状記憶合金線5
00,510を使用することにより、一般的なファンモータが不要となる。ある
いは、第1のSMA線500だけを使用し、これとともに、ねじれバネとして単
に回転エネルギーを蓄える第2の線510を使用しても良い。バイメタル素子、
ソレノイド、圧電素子、当業者に知られたこれらの類似物等の他のタイプのアク
チュエータ装置を使用しても良い。
【0039】 図10および図11は本発明の他の用途を示している。これらの図は、約「単
三電池(AA)」サイズである電池セル550を示している。セル550は、外
側の空気電極と、内側の空気電極を取り囲む陽極層560と、陰極層570とを
有している。セル550の中央部内には、空気吸気通路580と空気排気通路5
90とが配置されている。セル550の上部には空気管理装置600が配置され
ている。空気管理装置600は、渦巻き状の吸気管610と、渦巻き状の排気管
620とを有している。ここで、「渦巻き状」とは、管610,620が、空気
管理装置600内で巻回されているか、あるいは、「アコーディオン」状態で圧
縮されていることを意味している。管610,620を渦巻き状にする目的は、
空気吸気通路および空気排気通路をできる限り長くして、セル550に適度な隔
離性を与えるためである。管610,620はそれぞれ、約0.05cm〜0.
20cmの直径を有するとともに、約0.2cm〜2.0cmの長さを有してい
る。渦巻き状の吸気および排気管610,620の唯一の位置決め要件は、空気
通路580,590を切り離すように管610,620を一括して完全に折り畳
まないことである。
【0040】 各管610,620内には複数のファンブレード630が位置決めされており
、ファンブレード630は、上述したように、ファンブレードスリーブ635内
に固定されている。ファンブレード630は、管610,620の直径に対して
寸法付けられている。上述したように、管610,620間にはモータ640が
位置決めされている。モータ640は、駆動シャフト650および摩擦ロータ6
60を有している。ここに開示されているモータ640は、1.5ボルトの電動
機であり、約1cmの空間を占めている。同様に、各管610,620は切り
欠き690を有しており、モータ640の摩擦ロータ660が両方のファンブレ
ードスリーブ635を駆動して、セル550を通じた吸気エアフローおよび排気
エアフローを供給できるようになっている。吸気ファンブレード630および排
気ファンブレード630の両方が示されているが、吸気ファンブレード630だ
けが必要である。
【0041】 この実施形態において、ファンブレード630は、単三電池(AA)サイズの
電池セル内に十分なエアフローを供給する。モータ640は、セル550内に毎
分約5〜500cmの空気を供給するようにファンブレード630を駆動させ
る。モータ640が作動しておらず、ファンブレード630がまだ回転していな
い場合には、毎分約0.001cmよりも少ない空気がセルに達する。また、
空気管理装置が無いセルと比較すると、渦巻き状の吸気管610および排気管6
20の使用によって、100:1以上の隔離率を提供できる。すなわち、この実
施形態は、従来の単三電池(AA)サイズで亜鉛空気セルを提供する。
【0042】 本発明の更なる実施形態が図12に示されている。この実施形態は、上述した
のと同じ単三電池(AA)サイズを有している。渦巻き状の吸気および排気管6
10,620の代わりに、この実施形態は、吸気および排気ファン開口部700
,710に折り畳み可能な管720を有するセル690を示している。ここで、
「折り畳み可能な」管とは、支持されていない時に通路の面積がその十分な長さ
部分に沿って減少され、その結果、この通路を通じた水蒸気の拡散率が減少する
ことを意味している。拡散率は、長さで割った開口面積に比例しているため、折
り畳み可能な管720は非常に制限された通路を提供することができる。折り畳
み可能な管720は主として1方向弁として作用する。ファンモータ640が作
動していない時には、折り畳み可能な管720は実質的に閉じたままであるが、
ファンブレード630が回転して空気の通過が強要されると、その空気の圧力で
管720が十分に開かれる。
【0043】 折り畳み可能な管720は、空気圧によって容易に開放されて支持されるよう
な薄い軽量な材料によって形成されても良い。例えば、所望の形状に製造するこ
とが可能な薄い軽量なプラスチックフィルムとして、ポリエステルおよびナイロ
ンを利用することができる。これらの材料は、閉じる方向で付勢されるように、
製造工程中に方向付けることができる。これにより、材料は、開いた後に、折り
畳み位置に復帰することができる。また、これらの材料の静電吸引力の作用によ
って、折り畳まれた開口面積を最小にしても良い。同様に、薄い折り畳み可能な
管を製造するために、ラテックスのような弾性材料を使用できる。この材料は、
その機械的な特性により、空気圧によって開かれた後、閉位置に折り畳み可能で
ある。同様に、折り畳み可能な管720の水蒸気透過特性は、水蒸気透過率が低
い材料を使用することによって、あるいは、水蒸気透過率が低い材料で管をコー
ティングすることにより、減少させることができる。例えば、材料を金属化して
も良い。すなわち、折り畳み可能な管720は、ファンブレード630が静止し
ている時には高い隔離率をセル690に提供するが、ファンブレード630が回
転すると、管を通じた適度なエアフローを許容する。
【0044】 本発明の更なる実施形態が図13に示されている。この実施形態は、空気電池
760によって電力が供給される電子デバイス750を示している。電子デバイ
ス750は、内部にファン780を備える吸気拡散管770を含んでいる。吸気
拡散管770は大気および空気電池760に連通している。また、電子デバイス
750は、正および負の電池端子790を含んでいる。同様に、空気電池760
は、電子デバイス750の吸気拡散管770に適合するサイズの吸気拡散管80
0を含んでいる。また、空気電池760は、大気に通じる、あるいは電子デバイ
ス750を通じて戻る排気拡散管810を含んでいる。また、空気電池は、正お
よび負の電池端子820を含んでいる。空気電池760は、電子デバイス750
内に嵌合するようにあるいは電子デバイス750に隣接するように寸法付けられ
ており、これにより、各拡散管770,800および各電池端子790,820
同士が接触および連通するようになっている。
【0045】 電池760と電子デバイス750とを連結する好ましい方法は、「Repla
ceable Metal−Air Cell Pack With Self
−Sealing Adaptor(セルフシーリングアダプタを備える交換可
能な空気セルパック)」と題され、これとともに出願された「Air−Mana
ging System For Metal−Air Battery Us
ing Resealable Septum(再密閉可能なセプタムを使用す
る空気電池のための空気管理システム)」(代理人整理番号 01446−10
70)と題された共有出願に示されている。この出願は、ニードルとセプタムと
の関係を用いた電子デバイスと空気電池との間の拡散管スプリットの係合を開示
している。電子デバイス内の拡散管の端部は中空のニードルと嵌合され、一方、
空気電池内の拡散管の端部はセプタムでカバーされる。セプタムは、空気が空気
電池に達することを実質的に防止する。電子デバイスと空気電池とが接続される
と、中空のニードルは空気電池内のセプタムを刺通し、これにより、それを通じ
た空気の流れが許容される。デバイスが分離されると、セプタムは、ほぼ気密状
態で閉じられ、電池へのエアフローを防止する。
【0046】 使用時、空気はファン780により、電子デバイス750の吸気拡散管770
内に吸引される。その後、空気は、吸気拡散管800を介して空気電池760内
を通るとともに、空気電池760を通じて循環する。その後、空気は、排気拡散
管810から排気されて大気に戻される。電力は、空気電池760から、各電池
端子820,790を介して、電子デバイス750に供給される。ファン780
を空気電池760それ自体の内部ではなく電子デバイス750内に配置すること
により、比較的小型の空気電池760が可能になる。ファン780が電子デバイ
ス750内に取り付けられており、電池760が使い果される度にファン780
を交換する必要がないため、電池760を小型化できるとともに、交換が比較的
安価となる。また、空気電池760が吸気拡散管800および排気拡散管810
を有しているため、不使用時に電池760が大気から適切に隔離される。
【0047】 同様の実施形態が図14に示されている。図14は単三電池(AA)サイズの
セル900を示している。セル900は、キャップ拡散管920を備える空気管
理キャップ910を有している。キャップ拡散管920は、空気吸気口930か
ら延びており、キャップ係合コネクタ940と大気とを連通させる。キャップ拡
散管920内には、ファン950もしくは上述したのと同様な他のタイプの空気
移動デバイスが位置決めされている。ファン950は、往復移動するエアフロー
を形成することができる。また、空気管理キャップ910は、正のセル端子96
0とキャップ電池コネクタ970とを含んでいる。また、セル900は、空気管
理キャップ910と係合するための交換可能な化学反応本体980を含んでいる
。化学反応本体980内には、亜鉛ペースト陽極材料990と、分離層1000
と、陰極層1010とが設けられている。亜鉛ペースト陽極材料990、分離層
1000、陰極層1010は、従来の形態を成している。亜鉛ペーストとの機械
的な接点を維持するため、亜鉛ペースト陽極材料990は、バネで付勢されたガ
ントリ1020もしくは従来の他のタイプの圧縮部材により、分離層1000と
接触された状態に維持されている。また、化学反応本体980は、本体拡散管1
030を含んでいる。本体拡散管1030は、キャップ係合コネクタ940と係
合するように形成された本体係合コネクタ1040から、陰極層に隣接して位置
された空気排気口1050へと延びている。また、化学反応本体980は、負の
セル端子1060と、本体電池コネクタ1070とを含んでいる。
【0048】 使用時、空気は、空気吸気口930から、空気管理キャップ910内のキャッ
プ拡散管920を通じて、セル900内に吸引される。空気は、キャップ拡散管
920内に位置決めされたファン950を介して、キャップ拡散管920内に吸
引される。空気は、キャップ拡散管920内を通り抜け、各係合コネクタ940
,1040を介して化学反応本体980および本体拡散管1030内に入る。そ
の後、空気は、陰極層1010に隣接する空気排気口1050から排気される。
十分な量の吸気空気が化学反応本体980内に供給された後、ファン950が逆
方向に回転する。その後、排気空気は、空気排気口1050内に吐出され、各拡
散管920,1030を通じて空気吸気口930から排気される。亜鉛ペースト
陽極材料990が使い果たされた後、化学反応本体980は空気管理キャップ9
10から取り外される。その後、空気管理キャップ910は、新しい化学反応本
体980に取り付けられる。各電池コネクタ970,1070を介してセル90
0に電流が流れる。セル900は、各セル端子960,1060を介して、電力
を回路に供給する。
【0049】 両方の拡散管920,1030もしくは拡散管1030のみが全体としてセル
900の隔離通路として機能する。本体拡散管1030は隔離通路として機能す
るため、化学反応本体980は、密閉されたりあるいは空気管理キャップ910
に接続されなくても、長い有効期限を有し得る。あるいは、本体拡散管1030
が空気管理キャップ910に接続されていない状態で密閉される場合には、キャ
プ拡散管920が隔離通路として機能しても良い。この実施形態には多数の変形
例を使用することができる。例えば、化学反応本体980は、往復移動するファ
ンに相反する吸気拡散管と排気拡散管の両方を有していても良い。
【0050】 様々な実施形態においてファンの動作に応じたエアフローを通す、ここに示さ
れている拡散管の好ましい容積は、空気セルの所望の容積に依存している。任意
の数の拡散管を使用して、複数の拡散管のエアフロー総流量が好ましいエアフロ
ー総流量と等しくなるようにすることも可能である。当業者であれば分かるよう
に、空気移動デバイスによって形成される差圧が大きくなる場合には、拡散管の
長さを長くしたり直径を短くしたりしても良い。空気移動デバイスが拡散管を通
じて空気を送風しない時に、拡散管を通じたエアフローおよび拡散が十分に低下
するように、空気移動デバイスによって形成される差圧と拡散管の寸法との間で
バランスをとることができる。
【0051】 1方向の流れを使用した場合でも、あるいは、双方向の流れを使用した場合で
も、上述した拡散管は、上述したように、また、共通に所有された米国出願第5
,691,074号に開示されたように、隔離通路となることができる。用語「
拡散管」および「隔離通路」は、ここでは、同じ意味で使用されている。隔離通
路は、(i)空気セルが負荷に電力を与える出力電流を供給することができるよ
うに、ファンすなわち空気移動デバイスの動作に応じて十分なエアフローを通す
ことができるように寸法付けられるとともに、(ii)拡散管が密閉されておら
ず、ファンがエアフローを生じさせていない時には、エアフローおよび拡散を制
限して、セルすなわち酸素電極が少なくとも部分的に外気から隔離されるように
寸法付けられている。拡散管は、内部の水蒸気によってセルの酸素電極が保護さ
れるように、一定の湿気レベルを維持する。これらの拡散管は、空気セルの効率
、電力、寿命を保つ。各拡散管は、外気とセルすなわち酸素電極との間の開口連
通路を少なくとも部分的に形成しつつ、隔離機能を提供する。したがって、拡散
管は、拡散管を密閉する従来の通気ドア等が無くても、隔離機能を提供する。
【0052】 拡散管は、ファンがエアフローを生じさせない場合にはエアフローおよび拡散
を制限するが、いくつかのシステムにおいては、ファンが作動していない状態で
、限られた量の拡散が拡散管を通じて許容されることが望ましい。例えば、第2
の空気セル、すなわち再充電可能な空気セルにおいては、セルすなわち酸素電極
から外気に向かう酸素の拡散が、拡散管によって許容されることが望ましい。別
の例として、いくつかの状況下では、限られた量の酸素が、外気から拡散管を通
じて酸素電極へと拡散されることが望ましい。このような拡散は、一貫した「オ
ープンセル電圧」を維持するとともに、低電流もしくは無電流からの空気セル移
行が最大出力電流状態を要求する場合に生じる任意の遅れを最小にする。
【0053】 拡散管は、ファンが作動している時に十分な量のエアフローを許容して、十分
な出力電流、一般には少なくとも50ma、好ましくは少なくとも130maの
出力電流を空気セルから得ることができるように、構成されて配置されているこ
とが好ましい。さらに、拡散管は、上述したように、ファンが作動していない時
に空気セルが供給できる漏れ電流またはドレン電流が、約50もしくはそれ以上
のファクターだけ出力電流よりも小さくなるように、構成されていることが好ま
しい。さらに、拡散管は、上述したように、50:1以上の「隔離率」を提供す
るように構成されていることが好ましい。そのような隔離率によれば、長い有効
期間を有する比較的高い電力の空気電池を提供できる。さらに、空気充填空間お
よびファンに割り当てられた空間容積を小さくできるため、電池の全容量エネル
ギー密度を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 共有の米国特許第5,691,074号に開示された拡散管を使用する空気
電池の一実施形態を示している。
【図2】 内部にファンを備えた拡散管の横断面図である。
【図3】 内部にファンを備えた拡散管における図2の3−3線に沿う横断面図である。
【図4】 中央膨大部を備えた拡散管の横断面図である。
【図5】 内部にファンブレードを備え、かつ外部にモータを有する拡散管の横断面図で
ある。
【図6】 内部にファンブレードを備え、かつ外部にモータを有する拡散管における図5
の6−6線に沿う横断面図である。
【図6B】 複数の電磁石によって取り囲まれたファンブレードを内部に備える拡散管の横
断面図である。
【図7】 内部にファンブレードを備えた吸気拡散管、内部にファンブレードを有する排
気拡散管、これらに共通のモータの横断面図である。
【図8】 図7の拡散管および共通のモータを備えた空気電池の横断面図である。
【図9】 内部にファンブレードを備え、かつ一対の形状記憶合金線を備えた拡散管の横
断面図である。
【図10】 内部にファンブレードを備える、一対の渦巻き状の吸気管および排気管を備え
た空気電池の横断面図である。
【図11】 内部にファンブレードを備える、一対の渦巻き状の吸気管および排気管を備え
た空気電池における図10の11−11線に沿う横断面図である。
【図12】 内部にファンブレードを備える、一対の折り畳み可能な吸気管および排気管を
備えた空気電池の横断面図である。
【図13】 拡散管と内部ファンとを備えるとともに、吸気拡散管および排気拡散管を備
えた空気電池と係合する電子デバイスの横断面図である。
【図14】 内部ファンを有する拡散管を備えた空気管理キャップが付設された単三電池(
AA)サイズの空気電池の断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月12日(2002.3.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セミンスキー、 デニス アメリカ合衆国 30339 ジョージア州 アトランタ ペイスィズ ステーション 3071 Fターム(参考) 5H012 AA01 BB08 CC01 CC10 DD00 5H032 AA01 AS03 CC25 EE01

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたはそれ以上の空気セルのための空気管理装置におい
    て、 拡散通路と、 前記拡散通路内に位置決めされた空気移動デバイスと、 を備える空気管理装置。
  2. 【請求項2】 前記拡散通路は、管を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の空気管理装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散通路は、吸気通路を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の空気管理装置。
  4. 【請求項4】 前記拡散通路は、排気通路を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の空気管理装置。
  5. 【請求項5】 前記空気移動デバイスは、ファンを備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の空気管理装置。
  6. 【請求項6】 前記空気移動デバイスは、モータを備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の空気管理装置。
  7. 【請求項7】 前記空気移動デバイスは、1つまたはそれ以上のファンブレ
    ードを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気管理装置。
  8. 【請求項8】 前記空気移動デバイスはファンブレードスリーブを備え、1
    つまたはそれ以上の前記ファンブレードが、前記ファンブレードスリーブ内に装
    着されていることを特徴とする請求項7に記載の空気管理装置。
  9. 【請求項9】 前記拡散通路に切り欠きが設けられていることを特徴とする
    請求項8に記載の空気管理装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記切り欠きに隣接して、前記拡散通路の外側に
    位置決めされているモータを備えることを特徴とする請求項9に記載の空気管理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記モータは摩擦ロータを備え、前記摩擦ロータは、前記
    切り欠きを介して前記ファンブレードスリーブと接触して、1つまたはそれ以上
    の前記ファンブレードを駆動することを特徴とする請求項10に記載の空気管理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記空気移動デバイスは、1つまたはそれ以上の前記ファ
    ンブレードを回転させるためのアクチュエータを備えていることを特徴とする請
    求項7に記載の空気管理装置。
  13. 【請求項13】 前記アクチュエータは、形状記憶合金線を備えていること
    を特徴とする請求項12に記載の空気管理装置。
  14. 【請求項14】 前記拡散通路は、中央膨大部を有する管を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気管理装置。
  15. 【請求項15】 前記空気移動デバイスは、1つまたはそれ以上の支柱によ
    って前記拡散通路内に位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載の空
    気管理装置。
  16. 【請求項16】 前記拡散通路は吸気通路と排気通路とを備え、前記空気管
    理装置は、前記吸気通路および前記排気通路内の前記空気移動デバイスを駆動す
    るためのモータをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気管理
    装置。
  17. 【請求項17】 前記空気移動デバイスは、ハブ上に装着された1つまたは
    それ以上のファンブレードと、1つまたはそれ以上の支柱と、前記ハブと1つま
    たはそれ以上の前記支柱の少なくとも1つとの間に位置決めされた1つまたはそ
    れ以上の形状記憶合金線とを備え、これによって、前記ハブと1つまたはそれ以
    上の前記支柱の少なくとも1つとの間に電気回路が形成されることを特徴とする
    請求項1に記載の空気管理装置。
  18. 【請求項18】 1つまたはそれ以上の前記形状記憶合金線は、第1の形状
    記憶合金線と、第2の形状記憶合金線とを備えていることを特徴とする請求項1
    7に記載の空気管理装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の形状記憶合金線は、前記第2の形状記憶合金線
    の焼きなまし回転方向と反対の変形された回転方向を備え、前記電気回路が前記
    第1の形状記憶合金線に沿って延びている場合において、前記回路は、前記第1
    の形状記憶合金線をその焼きなまし形状に復元して、前記ファンブレードを回転
    させるとともに、前記第2の形状記憶合金線を回転させることを特徴とする請求
    項18に記載の空気管理装置。
  20. 【請求項20】 前記拡散通路は、渦巻き状の拡散管を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の空気管理装置。
  21. 【請求項21】 前記拡散通路は、折り畳み可能な拡散管を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気管理装置。
  22. 【請求項22】 前記折り畳み可能な拡散管は、拡散管と折り畳み可能なバ
    ルブとを備えていることを特徴とする請求項21に記載の空気管理装置。
  23. 【請求項23】 前記空気移動デバイスは、複数の電磁石を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気管理装置。
  24. 【請求項24】 内部と外部とを有する電池ハウジングと、 前記電池ハウジングの前記内部に配置された1つまたはそれ以上の空気セルと
    、 前記電池ハウジングの前記内部と前記外部とを連通させる1つまたはそれ以上
    の拡散通路、および 1つまたはそれ以上の前記拡散通路の少なくとも1つの内部に位置決めされた
    空気移動デバイスと、 を備える空気電池。
  25. 【請求項25】 内部と外部とを有する電池ハウジングと、 前記電池ハウジングの前記内部に配置された1つまたはそれ以上の空気セルと
    、 前記電池ハウジングの前記内部と前記外部とを連通させる吸気拡散管と、 前記吸気拡散管内に位置決めされた1つまたはそれ以上のファンブレードと、 前記電池ハウジングの前記内部と前記外部とを連通させる排気拡散管と、 前記排気拡散管内に位置決めされた1つまたはそれ以上のファンブレード、お
    よび 前記吸気拡散管と前記排気拡散管との間で前記電池ハウジング内に位置決めさ
    れ、前記吸気拡散管内の1つまたはそれ以上のファンブレードおよび前記排気拡
    散管内の1つまたはそれ以上のファンブレードを駆動させるモータと、 を備える空気電池。
  26. 【請求項26】 入力拡散管を有する空気電池によって駆動される電子デバ
    イスにおいて、 外面と、 前記空気電池と係合する電池ポートと、 前記電子デバイス内に位置決めされ、前記空気電池が前記電池ポート内もしく
    は電池ポートに隣接して配置された際に、前記空気電池の前記入力拡散管と前記
    外面とを連通させるデバイス吸引拡散管、および 前記電子デバイスの前記デバイス吸引拡散管内に位置決めされたファンと、 を備える電子デバイス。
  27. 【請求項27】 少なくとも1つの空気セルと、 動作する空気移動デバイスに動作的に関連付けられた時に、十分な空気を通し
    て前記セルを動作させることができ、また、密閉されておらず、かつ動作する前
    記空気移動デバイスの影響下にない時にエアフローを制限するように動作する少
    なくとも1つの通路、および 少なくとも1つの前記通路内に位置決めされた前記空気移動デバイスと、 を備える空気電源。
  28. 【請求項28】 セルハウジングと、 前記セルハウジングは内部領域と外部壁とを備え、 前記ハウジングの内部領域に設けられた複数の空気電極と、 前記ハウジングの前記内部領域と前記外部壁とを連通する拡散通路、および 前記拡散通路内に位置決めされた空気移動デバイスと、 を備える空気セル。
  29. 【請求項29】 前記セルハウジングは、空気管理キャップを備えているこ
    とを特徴とする請求項28に記載の空気セル。
  30. 【請求項30】 前記拡散通路は、前記空気管理キャップ内に設けられた空
    気管理拡散通路を備えていることを特徴とする請求項29に記載の空気セル。
  31. 【請求項31】 前記空気管理拡散通路は、空気吸気口とキャップ係合コネ
    クタとを備えていることを特徴とする請求項30に記載の空気セル。
  32. 【請求項32】 前記空気移動デバイスは、前記空気管理拡散通路内に位置
    決めされていることを特徴とする請求項31に記載の空気セル。
  33. 【請求項33】 前記セルハウジングは、化学反応本体を備えていることを
    特徴とする請求項29に記載の空気セル。
  34. 【請求項34】 前記化学反応本体は、前記空気管理キャップから取り外し
    可能であることを特徴とする請求項33に記載の空気セル。
  35. 【請求項35】 前記拡散管は、化学反応本体拡散通路を備えていることを
    特徴とする請求項33に記載の空気セル。
  36. 【請求項36】 前記化学反応本体拡散通路は、排気口と本体係合コネクタ
    とを備えていることを特徴とする請求項35に記載の空気セル。
  37. 【請求項37】 前記キャップ係合コネクタと前記本体係合コネクタは、互
    いに係合するように寸法付けられていることを特徴とする請求項36に記載の空
    気セル。
  38. 【請求項38】 前記空気移動デバイスは、往復動作を備えていることを特
    徴とする請求項28に記載の空気セル。
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