JP2002532341A - 可変直径形傾斜回転翼の駆動システム - Google Patents

可変直径形傾斜回転翼の駆動システム

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JP2002532341A JP2000589400A JP2000589400A JP2002532341A JP 2002532341 A JP2002532341 A JP 2002532341A JP 2000589400 A JP2000589400 A JP 2000589400A JP 2000589400 A JP2000589400 A JP 2000589400A JP 2002532341 A JP2002532341 A JP 2002532341A
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    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/30Wing lift efficiency

Abstract

(57)【要約】 内側および外側のブレード部(16,18)を備えた複数のロータブレードアッセンブリ(14)を含む可変直径形回転翼システム用の駆動システムである。外側ブレード部(18)は、内側ブレード部(16)に伸縮自在に取り付けられている。駆動システムは、外側ブレード部(18)を内側ブレード部(16)に対して伸縮させるためにジャッキねじ(84)と係合する。駆動システムは、回転翼ハブ(20)を含み、このハブは、ピボット点を中心に揺動可能に、主ロータ軸(22)の上端部に取り付けられている。ジンバル軸受(26)が主ロータ軸(22)と回転翼ハブ(20)との間に配置され、かつこれらに取り付けられている。このジンバル軸受(26)によって、回転翼ハブ(20)がピボット点を中心に揺動することができる。ブレード作動軸(48)が主ロータ軸(22)内に同心に配置されている。このブレード作動軸(48)は、その上端部に、ピボット点を中心に揺動可能に取り付けられた等速継手(50)を有する。遊星歯車組が、ブレード作動軸(48)をジャッキねじ(84)に係合させる。遊星歯車組は、ハウジング(52)に取り付けられた太陽歯車(60)と、回転翼ハブ(20)に取り付けられた輪歯車(68)と、を含む。複数のピニオン歯車(62)が、太陽歯車(60)と輪歯車(68)との間に配置され、かつこれらと噛み合う。ピニオン歯車(62)は、ピニオンケージ(70)に回転可能に取り付けられており、このピニオンケージは、ハウジング(52)および輪歯車(68)に対し回転可能である。下側ハイポイド傘歯車(76)がピニオン歯車(62)によって回転駆動され、且つ、ジャッキねじ(84)の出力ピニオン(78)と噛み合うように適合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、傾斜回転翼や傾斜主翼航空機用の可変直径形回転翼(VDR)シ
ステムに関し、特に、複数の伸張可能なロータブレードの伸張および回転を制御
するVDRロータヘッドアッセンブリに関する。
【0002】
【背景技術】
典型的な傾斜回転翼または傾斜主翼航空機は、主翼構造の最外端部で支持され
且つ回転翼が鉛直方向または水平方向をとる得るように回転可能な一対の回転翼
システムを使用する。この航空機は、水平方向(すなわち水平回転翼面)ではホ
バリング飛行ができ、鉛直方向(すなわち鉛直回転翼面)では従来のプロペラ駆
動の固定翼機と同じ方法で推進する。
【0003】 現在、傾斜回転翼および傾斜主翼航空機は、ホバリングおよび前方への飛行の
運転モードのために競合する必要条件を混合しようとする方法で空気力学的およ
び空力弾性的に設計された従来の固定直径形回転翼システムを使用している。例
えば、ホバリング飛行については、回転翼面荷重を低下させ、騒音レベルを減少
させ、吹き降ろし速度を減少させることによってホバリング性能を改善するため
に、大きな直径の回転翼を使用するのが一般に有利である。逆に、前方への飛行
では、ブレードの空力弾性特性を最小にし、ブレードの面積を最小とし、先端速
度(マッハ数)を減少させることによって推進効率を改善するために、比較的小
さな直径の回転翼が望ましい。
【0004】 可変直径形回転翼(VDR)システムは、両方の運転モードで首尾よく作動す
ることができる限りにおいて、従来の固定直径形回転翼よりも明白な利点を提供
することが知られている。すなわち、回転翼面の向きが水平に定められるときに
は、ホバリング効率を改善するために回転翼の直径を拡大し、回転翼面の向きが
垂直に定められるときには、推進効率を改善するために回転翼の直径を減少させ
る。
【0005】 VDRシステムおよびVDRブレードアセンブリの一例が米国特許3,768
,923号に示されている。この特許は、トルク管部材上に嵌り込むように形成
された外側ブレード部を備えたブレードアセンブリを開示している。回転翼の直
径の大きさは、外側ブレード部の伸張や後退を制御することによって変えられる
。外側ブレード部は、外側ブレード部と前縁シースアセンブリと後縁ポケットア
センブリの主要な荷重を支持する構造上の桁を含み、これらのシースアセンブリ
およびポケットアセンブリは、桁部を包囲して必要な空力ブレードの輪郭を画定
する。トルク管部材は、回転翼ハブアセンブリに取り付けられている。外側ブレ
ード部の桁部材は、トルク管部材上を摺動する。トルク管部材は、外側ブレード
部を支持することに加えて、外側ブレード部にピッチ運動を与えながら回転翼ハ
ブとの間でフラップ方向および縁方向の曲げ荷重を伝達する作用をする。
【0006】 トルク管部材および桁の内部には、後退/伸張機構が配置されている。この発
明の一実施例では、後退/伸張機構は、回転翼ハブアセンブリの内部に配置され
た傘歯車装置によって、どちらの方向にも駆動され得るジャッキねじを含む。こ
のジャッキねじは、その回転によってジャッキねじに沿って軸線方向に平行移動
可能な複数の積重ねナットと螺合される。各々のナットから遠心荷重ストラップ
が延び、これらの遠心荷重ストラップが保持板を介して桁部材の先端に固定され
ている。ジャッキねじが回ると、積重ねナットが内側または外側に平行移動し、
それによって外側ブレード部が軸方向に平行移動する。VDRシステムと関連し
てさらに説明するシステムが、米国特許3,884,594号、4,074,9
52号、4,007,997号、5,253,979号および5,655,87
9号で検討されている。
【0007】 米国特許5,299,912号は、可変直径形回転翼システム用の他の後退/
伸張機構を開示している。この後退/伸張機構は、ロータブレードと係合する同
軸のロータ軸を含む。特に、外側ロータ軸は、ジンバル軸受を介して回転翼ハブ
に取り付けられ、ロータブレード上の回転を制御する。内側ロータ軸は、ジャッ
キねじに取り付けられたベベルピニオンと歯合する傘歯車に取り付けられる。ジ
ャッキねじは、上述したように外側ブレード部と係合する。内側軸の回転は、ジ
ャッキねじの対応する回転を生成して、外側ブレード部を伸張または後退させる
【0008】 従来のシステムの主な不利益は、それらが第一に開発目的のために設計された
ということである。これらの設計は、典型的に、歯車の歯の曲げ荷重を含む現寸
の本体構造部設計において生成される動荷重と、駆動ねじ部材を作動させるため
に必要なトルク荷重に適合するヘルツ応力と、に適応させていなかった。駆動ス
クリュートルクは、各々のブレードアセンブリの構成要素によって生じる遠心力
の直接的な作用である。
【0009】 したがって、可変直径形回転翼システム用に改善したジンバル型ロータヘッド
の構成の必要性がある。
【0010】
【発明の開示】
航空機の可変直径形回転翼システム用の駆動システムである。可変直径形回転
翼システムは、主ロータ軸と、内側ブレード部および外側ブレード部を備えた複
数のロータブレードアッセンブリと、を含む。外側ブレード部は、内側ブレード
部に伸縮自在に取り付けられている。ジャッキねじがロータブレードアッセンブ
リ内部に回転可能に配置され、且つ、外側ブレード部を内側ブレード部に対して
伸縮させるために、外側ブレード部に係合している。
【0011】 この駆動システムは、回転翼ハブを含み、このハブは、ピボット点を中心に揺
動可能に、主ロータ軸の上端部に取り付けられている。ピボット点は、回転翼ハ
ブの回転軸線とロータブレードアッセンブリの質量中心に沿った線との交点に位
置する。
【0012】 第1および第2のエラストマー軸受が、主ロータ軸と回転翼ハブとの間に配置
され、かつこれらに取り付けられている。この第1および第2の軸受によって、
回転負荷を伝達しつつ回転翼ハブがピボット点を中心に揺動することができる。
【0013】 ブレード作動軸が主ロータ軸内に同心に配置されている。このブレード作動軸
は、その上端部に、ピボット点を中心に揺動可能に取り付けられた等速継手を有
する。
【0014】 遊星歯車組が回転翼ハブ内に配置され、且つ、ブレード作動軸を、ジャッキね
じの内側端に形成された出力ピニオンに係合させている。遊星歯車組は、ハウジ
ングに取り付けられた太陽歯車と、回転翼ハブに取り付けられ太陽歯車の半径方
向外側に位置する固定輪歯車と、を含む。複数のピニオン歯車が、太陽歯車と輪
歯車との間に配置され、かつこれらと噛み合う。ピニオン歯車は、ピニオンケー
ジに回転可能に取り付けられており、且つピニオンケージは、ハウジングおよび
固定輪歯車に対し回転可能である。下側ハイポイド傘歯車がピニオン歯車によっ
て回転駆動され、且つ、ジャッキねじの出力ピニオンと噛み合うように適合され
ている。
【0015】 本発明の上記のおよび他の特徴および利点は、添付図面に示されるように、そ
の実施例の以下の詳細な説明を考慮して、より明白になるであろう。本発明は、
本発明から逸脱することなく種々の点で変更できることが理解される。したがっ
て、添付図面および実施例の説明は、本質的に例示であり、制限的なものでない
と考えるべきである。
【0016】
【実施例】
いくつかの図において同様の参照符号が対応するまたは同様の構成要素を図示
する添付図面を参照すると、図1Aおよび1Bは、本発明による一対の可変直径
形回転翼(VDR)システム10を含む傾斜回転翼航空機を示している。VDR
システム10は、航空機の横方向に延びる主翼部12に回転可能に取り付けられ
ている。VDRシステム10は、図1Aに示す水平位置すなわちホバー飛行位置
と、図1Bに示す鉛直位置すなわち前方飛行位置との間で回転可能である。
【0017】 各々のVDRシステム10は、必要に応じて回転翼直径RDの大きさを変える
ために伸張および後退可能な複数の可変直径形ロータブレードアセンブリ14を
含む。特に、航空機の最大の鉛直方向の上昇を提供するためには、ロータブレー
ドアセンブリ14を伸ばすことによって回転翼直径RDの大きさを増大するのが
望ましい。逆に、前方への飛行では、ロータブレードアセンブリ14を引っ込ま
せることによって回転翼直径RDを短くするのが一般により望ましい。
【0018】 直径の変化を実現するために、可変直径形ロータブレードアセンブリ14は、
トルク管部材16と、このトルク管部材16上に嵌り込む外側ブレード部18と
を含む。本発明に使用するのに適した可変直径形ロータブレードアセンブリ14
の一般的な構造は、米国特許5,655,879号および5,636,969号
に開示されている。
【0019】 また、可変直径形回転翼システム10は、ロータブレードアセンブリ14が取
り付けられる回転翼ハブアセンブリ20も含む。図2を参照すると、回転翼ハブ
アセンブリ20をさらに詳細に示す可変直径形回転翼システム10の断面図が示
されている。回転翼ハブアセンブリ20は、回転翼ハブアセンブリ20(および
ロータブレードアセンブリ14)を回転軸線24の回りで回転可能に駆動させる
主ロータ軸22に取り付けられている。主ロータ軸22は従来技術であるので、
更なる説明は必要ない。主ロータ軸22は、主ロータ軸を所定の方向に適当な速
度で回転させる(図示しない)伝達装置に取り付けられている。
【0020】 主ロータ軸22は、ジンバル軸受26の装置を介してロータブレードアセンブ
リ14に取り付けられている。ジンバル軸受26は、回転翼スラスト荷重を主ロ
ータ軸に伝達し、ハブアセンブリ20が主ロータ軸22に対して制限された角度
で(回転)移動できるようにする。ジンバル軸受26は、主ロータ軸22の中心
線に対して回転翼の面を傾ける能力を提供し、航空機をヘリコプタモードで作動
させるために使用される推力ベクトルが生じる。また、ジンバルピボット軸受2
6は、回転翼の周期的および鉛直方向の突風の入力により起こる面外ブレードフ
ラッピング運動から生じる翼付根応力を減少させる。ジンバル軸受26は、主ロ
ータ軸22の上部と係合する下側軸受サポート28を含む。下側軸受サポート2
8と主ロータ軸22の間で回転運動を伝達することができるように下側軸受サポ
ート28を主ロータ軸22に取り付けるどのような従来の方法も使用することが
できる。一実施例では、下側軸受サポート28と主ロータ軸22の間の係合は、
スプライン接続によって提供される。下側軸受サポート28は、主ロータ軸22
の上端の少なくとも一部を取り囲み、好ましくは略半球状の下側軸受面30を含
む。
【0021】 第1のエラストマースラスト軸受32は、下側軸受面30に隣接して配置され
ている。エラストマー軸受は、周知であり、一般にエラストマーと非弾性シムの
交互の層からなる(例えば、米国特許4,203,708号を参照)。エラスト
マー層およびシムの数は、図示された数に制限されず、適用される回転翼荷重に
よって決定してもよい。第1のエラストマー軸受32は、好ましくは半球状であ
り、回転軸線24の回りで回転可能になるように回転翼ハブアセンブリ20と略
同心円に配置されている。第1のエラストマー軸受32を下側軸受部材34と下
側軸受面30の間に挟むように、第1のエラストマー軸受32の外面の回りには
、この外面に当接して下側軸受部材34が配置されている。下側軸受部材34は
、この下側軸受部材34との間で回転運動を伝達するために回転翼ハブ39に取
り付けられている。
【0022】 また、ジンバル軸受26は、ボルト締めのような従来の手段によって下側軸受
サポート28に取り付けられた上側軸受サポート36を含む。上側軸受サポート
36は、一実施例では、好ましくは回転軸線24の回りで連続的であり且つ回転
軸線24と略同一直線上の回転中心を有する上側軸受面38を含む。上側軸受面
38上には、第2のエラストマー予荷重軸受40が配置されている。第2のエラ
ストマー軸受40は、第1のエラストマー軸受32と同様に構成されている。第
2のエラストマー軸受40は、軸受アセンブリ26の予荷重を提供するように取
り付けられている。その予荷重は、回転翼スラスト荷重に1.5g’sを加えた
ものと等しいのが好ましい。その予荷重は、第1のエラストマー軸受32に最大
のスラスト荷重が加えられたときにも第2のエラストマー軸受40に引張応力(
すなわち圧縮荷重の完全な損失)を生じないような大きさである。
【0023】 第2のエラストマー軸受40の外面には、上側軸受部材42が配置されている
。このように、第2のエラストマー軸受40は、上側軸受部材42と上側軸受面
38の間に挟まれている。上側軸受部材42は、ハブ39に取り付けられている
。トルクリンク43によって上側軸受サポート36が上側軸受部材42に接続さ
れている。
【0024】 図示した実施例では、エラストマー球面軸受32、40は、トルクの適用によ
りこれらの軸受の角度の容量が減少するので、トルクを伝達することはできない
。その代わりに、本発明は、米国特許4,804,352号に示す回転継手と同
様のリンク型回転継手(等速継手)を使用することによって、球面軸受の回りで
駆動トルクを伝達する。回転継手50は、図6Aおよび図6Bにさらに詳細に示
され、以下にさらに詳細に説明する。エラストマー軸受32、40は、図3に示
すようにロータブレードの回転軸線24と長手方向ピッチ軸線46の交点に配置
されたピボット中心44の回りで回転翼ヘッドアセンブリ20の制限された旋回
を許容するように取り付けられる。すなわち、エラストマー軸受32、40は、
好ましくは各々半球状に形成され、共通の曲率中心を有する。その曲率中心は、
回転翼ハブアセンブリが最小量の面外負荷で揺動できる点(すなわち、ピボット
中心)を画定する。
【0025】 上述した図示したジンバル装置は、約12°の揺動運動を許容する。12°の
揺動運動は、航空機がヘリコプタモードまたは鉛直モードのときに、回転翼ヘッ
ドが回転翼面の方向をその垂直面すなわち真の水平面から変化させて水平面に推
力を与えることができるようにする。
【0026】 外側ブレード部18の伸張および後退を制御するために、本発明は第2の駆動
軸を含む。図2に示すように、第2の駆動軸すなわちブレード作動軸48は、好
ましくは主ロータ軸22内に配置される。特に、ブレード作動軸48は、好まし
くは主ロータ軸22内に同心に取り付けられ、主ロータ軸22に対して回転可能
である。ブレード作動軸48は、主ロータ軸22に対して回転可能になるように
適当な作動システムと係合する。
【0027】 回転翼ハブアセンブリはジンバルであるので、ブレード作動軸48およびロー
タブレードアセンブリ14の間の付属装置は、12°までの回転翼ハブの旋回に
適応するとともに、回転翼の推力によって生じる鉛直方向の変位に適応するよう
に設計しなければならない。これらのスラスト荷重は、ブレード作動軸48から
隔離されなければならない。エラストマー軸受のピボット中心に本発明の線形等
速継手50を組み込むことにより、必要な隔離を提供する。
【0028】 図2、図6Aおよび図6Bを参照すると、線形等速継手50は、ブレード作動
軸48をロータブレードアセンブリ14に連結するために使用される。等速継手
50は、回転翼ハブアセンブリ20の軸方向の運動および揺動運動を許容しなが
ら、ブレード作動軸48からロータブレードアセンブリ14までトルクを伝達す
るようになっている。本発明の一実施例では、等速継手50は、出力ハウジング
52および入力アセンブリ200を含む。入力アセンブリ200は、スプライン
接続202を介してブレード作動軸48に接続される。入力アセンブリ200は
、各々のトラニオン204の回りに回転可能に取り付けられたニードル軸受ロー
ラ206を備えた三葉形トラニオン204を含む。ニードル軸受ローラ206上
の外レースは、アウタハウジング52の内面と転がり接触する。このように、継
手50は、トラニオン内側アセンブリ200に対してハウジング52の低い摩擦
の軸方向(鉛直方向)の変位を許容しながら、出力ハウジング52にねじり入力
を伝達する。
【0029】 図2に示すように、ハウジング52は、好ましくは、ハブ39に取り付けられ
たキャップ部材54によって支持される。特に、少なくとも1つのころ軸受56
が、ハウジング52とキャップ部材54から下方に延びる円筒状フランジ58と
の間に配置されている。したがって、ハウジング52は、キャップ部材54に対
して回転することができる。
【0030】 ハウジング52の一部には、太陽歯車60が形成されている。図示した実施例
では、太陽歯車60がハウジング52と一体になっているように示されているが
、太陽歯車60は、ハウジング52に取り付けられた別個の歯車でもよい。太陽
歯車60は、好ましくは、鋼のような高強度材料から作られる。
【0031】 太陽歯車60の回転運動を使用して外側ブレード部18を伸張および後退させ
るために、本発明では、回転翼ハブアセンブリ20に単段遊星歯車列が組み込ま
れている。単段遊星歯車列は、2つの作用を提供する。第一に、単段遊星歯車列
は、作動軸48のトルク荷重を現実的な動作値に減少させる。第二に、複合遊星
歯車列は、ブレードの伸張および後退運動のための所定の移動時間を提供する。
ブレードの動程は、作動動力源速度と、駆動機構およびシステム作動制御装置と
関連するギア装置との直接的な相関となる。
【0032】 図2および図3に示すように、太陽歯車60は、単段遊星歯車列に入力を提供
する。一実施例では、遊星歯車列は、複数のピニオン歯車62を回転可能に支持
するピニオンケージまたはピニオンサポート70を含む。ピニオン歯車62は、
太陽歯車60と輪歯車68との間に配置され、これらと噛合している。輪歯車6
8は、ピニオン歯車62から半径方向外側に配置され、ボルト締め取付具のよう
な従来の手段を介して回転翼ハブ39に取り付けられている。ピニオン歯車62
またはピニオンケージ70は、ハイポイド傘歯車76に連結されている。特に、
図2に示す本発明の実施例では、ハイポイド傘歯車76は、ピニオンケージ70
とともに回転軸線24の回りで回転可能になるようにピニオンケージ70に固定
されている。ハイポイド傘歯車76は、出力ベベルピニオン歯車78と相互に作
用する。
【0033】 接地された輪歯車68とのピニオン歯車62の噛合により、ピニオンケージ7
0および関連するハイポイド傘歯車76の所望の回転運動が生じる。輪歯車68
およびピニオン歯車62は、好ましくはいずれも鋼から作られる。本発明の一実
施例では、輪歯車68とピニオン歯車62の噛合は2.58:1の歯車減速を提
供し、単段遊星歯車組は6:20:1の全歯車比を生成する。所望の場合には、
トルクおよび速度に適用される追加の減速が必要であれば、13:1の歯車比を
提供するように複合遊星歯車組を形成してもよい。
【0034】 図示した実施例に示すように、各々のピニオン歯車62は、ころ軸受72を介
してピニオンケージ70に回転可能に取り付けられている。ピニオンケージ70
は、ローラアセンブリ74を介してハブ39に当接してハブ39によって支持さ
れる。ピニオンケージ70を支持するために、どのような従来のローラアセンブ
リ74も使用することができる。下側ハイポイド傘歯車76は、ピニオンケージ
70上に形成され、回転翼ハブアセンブリ20内にリングを画定する。下側ハイ
ポイド傘歯車76は、ピニオンケージ70と一体にすることができ、あるいは図
示されたように別個にサポートにボルトで締めてもよい。下側ハイポイド傘歯車
76は、出力ピニオン78と噛合する。以下に詳述するように、出力ピニオン7
8は外側ブレード部分18に取り付けられている。下側ハイポイド傘歯車76お
よび出力ピニオン78の歯は、図3に示すようにロータブレード18のブレード
ピッチピボット中心線66と交差する線に沿って2つの歯車の間で噛合するよう
に形成されている。ブレードピッチ中心線66は、ピボット中心44から片寄っ
ている。出力ピニオン78は、主回転翼ハブアセンブリ20内に配置され、した
がって、それとともに追随する歯車の噛合とともに、回転翼ハブが12度までの
揺動運動を行うことができるようになっている。下側ハイポイド傘歯車76と出
力ピニオン78の間の噛合により、遊星歯車装置の下側ベベル段が画定される。
下側ハイポイド傘歯車76および出力ピニオン78は、好ましくはいずれも鋼か
ら作られる。本発明の一実施例では、2つの歯車の間での噛合は、約3.58:
1の歯車減速を提供する。
【0035】 図示したように、ころ軸受80によって、出力ピニオン78がその回転軸線の
回りでハブ39内で回転するのが許容される。出力ピニオン78は、好ましくは
スプライン接続を介して駆動軸82に取り付けられている。駆動軸82は、好ま
しくは、ジャッキねじ84のその支持軸受86に対する運動から生じるミスアラ
インメントに適応できるクラウン状スプラインを含む。本発明の一実施例では、
クイル軸は、図2に参照符号83で示す円板形ミスアラインメント継手を含むこ
とができる。1つの適当な円板継手83は、ニューヨーク州、Uticaのリュ
ーカス社で販売されているリューカス継手である。ジャッキねじ84は、回転翼
ハブ39およびトルク管部材16内に回転可能に取り付けられている。
【0036】 ロータブレード18上で面内運動および面外運動が起こるので、柔軟なエラス
トマー軸受サポート86が、ジャッキねじ84に加えられる有効な曲げ荷重を減
少させるために、好ましくはジャッキねじ84と回転翼ハブ39の間に組み込ま
れる。特に、半球状軸受87が、相補的なねじサポート88とハブサポート89
の間に配置されている。ねじサポート88は、ジャッキねじ84の回りで回転可
能に配置されている。ハブサポート89は、当業者に知られている従来の手段を
介してハブ39に取り付けられている。ジャッキねじ84は、好ましくは、米国
特許5,636,969号に開示された付属装置のような従来の手段を介して外
側ブレード部18に取り付けられている。
【0037】 ジンバル軸受26の上方および側面に配置された遊星歯車装置組を備えた本発
明の上述した設計は、回転翼ハブアセンブリ20全体が主ロータ軸22から容易
に除去できるようにし、したがって保守および修理が容易になる。
【0038】 本発明の伸張および後退機構をより明確に理解するために、回転翼システムの
制御を簡単に説明する。後退した位置の可変直径形ロータブレードアセンブリ1
4から始める。主ロータ軸22は、従来技術と同様に回転する(すなわち伝達装
置が主ロータ軸22を回転させる)。図示した航空機の形状では、伸張/後退機
構を作動させる動力が主ロータ軸22から250RPMで得られてブレード作動
軸48を回転させるように、主ロータ軸に関して制御機構が配置される。これは
、ブレード作動軸48に対する約500フィート・ポンドのトルク入力になる。
指令されると、ブレード伸張/後退制御機構は、約3144RPMで主ロータ軸
22に対してブレード作動軸48の順方向および逆方向の回転出力を生成する。
6:20:1の遊星歯車組比および3.58:1のハイポイド歯車組比によって
、ジャッキねじ84の回転速度は、約872RPMとなる。
【0039】 非動作モード、すなわち十分に伸張または十分に後退したモードでは、ブレー
ド作動軸48は、主ロータ軸22に対して回転していないが、主ロータ軸22と
同じ速度(250RPM)で回転している。ブレード作動軸48は、等速継手5
0のハウジング52を回転させる。その結果、太陽歯車60がその回転軸線(回
転翼ハブアセンブリ20の撓みがないときには主ロータ軸22およびブレード作
動軸48の回転軸線24と一致する)の回りで回転する。太陽歯車60はピニオ
ン歯車62を回転させる。したがって、ピニオン歯車62は、それらの回転軸線
62Aの回りで回転すると同時に、回転翼ハブアセンブリ20の回りで主ロータ
軸22と同じ速度で転移する。
【0040】 ロータブレードアセンブリ14の外側ブレード部18を伸張させるのが望まし
い場合には、ブレード作動軸48を主ロータ軸22と関連する速度で回転するよ
うに制御しなければならない。この相対運動は、順方向または逆方向のいずれか
である。本発明の一実施例の歯車装置は、順方向(伸張)および逆方向(後退)
の主ロータ軸22に対するブレード作動軸48の相対速度が略同じとなるような
大きさとなっている。後退/伸張機構が主伝達装置ハウジングと関連して据え付
けられているので、出力速度が主ロータ軸22の速度の250RPMと関連して
決定されることを留意しなければならない。
【0041】 上述した典型的な遊星歯車組では、ジャッキねじ84は、約872RPMで回
転し、約350フィート・ポンドで、ブレード伸張位置の最大の遠心力、ジャッ
キねじのリードおよび各々のブレードのジャッキねじナットの効率によって制限
される。これにより、外側ブレード部18は、110インチの全伸張を、約15
秒間で転移する。
【0042】 外側ブレード部18の後退は、主ロータ軸22の速度と関連するが伸張とは反
対方向の速度で、ブレード作動軸48を再び回転させることによって行われる。
【0043】 図7は、異なる例の回転翼ハブアセンブリ400を図示している。このアセン
ブリ400の多くの特徴は、詳細に説明した前のアセンブリと同じものである。
このように、前のアセンブリと異なる主要な構成要素のみを以下に説明する。回
転翼ハブアセンブリ400は、主ロータ軸22をロータブレードアセンブリ14
に取り付けるジンバル軸受装置402を含む。前の装置と同様に、ジンバル軸受
402は、主ロータ軸22に回転翼スラスト荷重を伝達するとともに、ハブアセ
ンブリ400の制限された角度の移動を許容する。
【0044】 ジンバル軸受402は、主ロータ軸22に取り付けられた下側軸受サポート4
04を含む。下側軸受サポート404とブレード軸受取付台408の下面との間
に、第1のエラストマー予荷重軸受406が配置されている。ブレード軸受取付
台408の上面と上側軸受サポート412との間に、第2のエラストマースラス
ト軸受410が配置されている。上側軸受サポートは、図示したスプライン接続
のような一般的な取付装置を介して主ロータ軸22に取り付けられている。ブレ
ード軸受取付台408は、ロータブレードハブ39に固定されている。図8に示
すように、ブレード軸受取付台408は、トルクリンク409によって上側軸受
サポート412に接続されている。
【0045】 従来技術の1つの共通の誤解は、回転翼ハブを適当に揺動させるために、ジン
バル軸受を、そのピボット中心がロータブレードアセンブリの中心線上に位置す
るように、配置しなければならないということであった。この取付装置の主な欠
陥は、ブレードが典型的にプレ円錐体を有するということである。このように、
ブレードの質量中心は、一般的にロータブレードの中心線に沿っていない。した
がって、これらの従来の装置のブレードは、航空機を使用していないときに垂れ
る傾向があり、回転翼の始動中に面外の振れから軸受に不要な負荷を生じる。本
発明の一実施例では、この問題は、回転軸線24とロータブレードアセンブリ1
4の質量中心を通る水平面との交点に位置するピボット中心を有するエラストマ
ー軸受32、40を取り付けることによって軽減される。図7に示す回転翼アセ
ンブリのような伝統的な回転翼アセンブリは「プレ円錐体」で設計されるので、
ロータブレードアセンブリ14の質量中心は、ピッチ軸線の中心線46が回転軸
線24と交差する点より上に配置されている。例えば、図7に示す回転翼ハブア
センブリ20では、ピボット中心44は、ブレードピッチ軸線46と回転軸線2
4の交点より約4.5インチ上に配置されている(Dで示す)。
【0046】 前述したように、ブレード作動軸48は、線形等速継手50を介して遊星歯車
組と係合する。この実施例に示すように、等速継手50のアウタハウジング52
は、その上に形成された太陽歯車414を有する。太陽歯車414は、ピニオン
ケージ418によって回転可能に支持されたピニオン歯車416と噛合する。ピ
ニオンケージ418は、ローラ装置を介してアウタハウジング52によって回転
可能に支持されている。また、ピニオン歯車416は、可動輪歯車420と噛合
する。可動輪歯車は、ピニオンケージ418の回りに配置され、回転翼ハブ39
と回転可能に係合する。
【0047】 可動輪歯車420には下側ハイポイドピニオン歯車76が取り付けられまたは
形成され、この下側ハイポイドピニオン歯車76は、前の装置において説明した
ように、ジャッキねじ84を回転させる出力ピニオン78と係合する。
【0048】 回転翼ハブ39には固定輪歯車422が取り付けられ、この固定輪歯車422
は、ピニオン歯車416とともに回転するようにピニオン歯車416に対してス
プラインされた第2段小歯車424と噛合する。
【0049】 図7および図8に示す歯車列の作用を簡単に説明する。図示した歯車列は、基
本的な単段で達成できる減速比より高い減速比が見込まれる複合遊星バージョン
である。本実施例の複合遊星歯車列は、ダブルピニオン装置と2つの輪歯車を利
用する。太陽歯車414からの入力は、第2段ピニオン歯車424に連結された
第1段ピニオン歯車416を回転させる。ピニオンハウジング/ケージ418上
に配置された多数のピニオンは、入力太陽歯車414の回りで回転する。その出
力は、第1段ピニオン416によって駆動される第1段輪歯車420から取られ
る。輪歯車420は、ハイポイド傘歯車76に機械的に取り付けられている。遊
星システムの回転出力は、回転翼ハウジング39に接地した第2段輪歯車422
を介する第2段ピニオン424の作用の結果である。本発明の一実施例では、遊
星歯車列は、約13:1の減速比を提供する。
【0050】 遊星システムの回転の向きは、ブレードの伸張または後退のために基本的な構
成要素の全てが同じ方向に回転するようになっている。前述した実施例と同様に
、その作動は、250RPMで回転する主ロータ軸の回転に由来する。主ロータ
軸22および相互に連結する太陽歯車414の入力回転は、反対向きのダブルピ
ニオンの回転を引き起こす。しかし、ケージハウジング418は、太陽歯車41
4と同じ向きに回転する。この回転速度および回転方向は、遊星組の歯車の相対
的な大きさによって決定される。より大きい第1段ピニオン416と、第2段輪
歯車420に反応するより小さい第2段ピニオン歯車424との関係により、輪
歯車420の回転は、入力太陽歯車414と同じ方向であるが遊星の減速比速度
と関連する速度になる。輪歯車420の回転により出力ピニオン78が回転する
【0051】 伸張/後退機構上の負荷、特にトルク管部材16に外側ブレード部18を取り
付けるために使用するストラップ上の負荷を減少させるために、本発明は、ロー
タブレードアセンブリ14にロッキング機構90を組み込むことを企図する。ロ
ッキング機構は、外側ブレード部18が十分に後退したときに、好ましくはトル
ク管や回転翼ハブ39に外側ブレード部18をロックする。これは、伸張/後退
機構上にある遠心荷重を除去する。本発明の一実施例では、ロッキング機構90
は、ピンまたは尾部型ロック装置である。特に、上側および下側のロッキングピ
ン92が、フランジによってハブまたは翼付根に支持された対応するアクチュエ
ータ94に取り付けられる。ロッキングピン92は、外側ブレード部18がその
完全に後退した位置にあるときに外側ブレード部18に形成された(図示しない
)穴と係合するように取り付けられている。
【0052】 従来技術システムに対する本発明の利点は、所定のブレード作動軸の最大入力
トルクで、制御された速度の伸張時間および後退時間を外側ブレード部18に提
供する能力を含む。また、本発明は、ジンバル回転翼ヘッドの角変位を介して作
動トルクを伝達するとともに、スラスト荷重によるエラストマージンバル軸受の
軸方向の変位を適応させる手段を提供する。
【0053】 図4を参照すると、ブレード作動軸48の回転速度を制御し、したがって外側
ブレード部18の伸張および後退を制御する後退/伸張作動システム100の好
ましい実施例を描写する概略図が示されている。後退/伸張作動システム100
は、好ましくは、主ロータ軸22およびブレード作動軸48の下端部またはその
近くに取り付けられている。後退/伸張作動システム100は、回転翼システム
10の伸張および後退を制御するために約300HP(すなわち1つのロータブ
レード当たり100HP)を提供する。
【0054】 後退/伸張作動システム100は、主ロータ軸22とともに回転可能になるよ
うに主ロータ軸22の回りに配置され且つ主ロータ軸22に対してスプラインさ
れたベベル駆動歯車102を含む。ベベル駆動歯車102は、主後退/伸張駆動
装置108において入力歯車106の歯と噛合する一組の主要な歯104を有す
る。入力歯車106は、入力歯車106と主ドライブ112の間の係合を制御す
る第1のクラッチすなわち主クラッチ110と係合する。主ドライブ112は、
ディスクブレーキ116を介して固定取付台114と係合する。以下にさらに詳
細に説明するように、ブレーキ116は、ブレードの伸張中に作動する。主ドラ
イブ112は、順方向固定太陽歯車の遊星歯車組124と係合するとともに、逆
方向固定ピニオン遊星歯車組118と係合する。
【0055】 順方向クラッチ122によって、主ドライブ112と順方向遊星歯車組124
の間の係合を制御する。順方向遊星歯車組124は、多数のピニオン125と外
側輪歯車126と内側太陽歯車127とを含む固定太陽単段遊星機構として画定
される。順方向クラッチ122は、多数のピニオン125のケージに連結されて
いる。太陽歯車は、逆方向固定ピニオン歯車組118の多数のピニオン121の
ケージを介して接地120に連結されている。順方向クラッチ122が連結する
と、順方向遊星歯車組124のピニオン125が太陽歯車127の回りで回転し
、外側輪歯車126が順方向に回転する。外側輪歯車126は、出力軸128を
介して出力ピニオン132に連結されている。
【0056】 逆方向遊星歯車組118は、多数のピニオン121と外側輪歯車129と内側
太陽歯車123とを含む固定ピニオン単段遊星歯車組として画定される。逆方向
クラッチ130の入力は太陽歯車123に連結され、その出力は出力軸128に
連結されている。逆方向クラッチ130が連結すると、主ドライブ112からの
回転入力により外側輪歯車129が回転する。ピニオン121の固定または接地
されたケージは、太陽歯車123を反対方向に回転させ、それによって出力軸1
28が逆方向に回転する。
【0057】 出力駆動装置128は、ブレード作動軸48に形成されたブレード作動駆動歯
車134の主要な組の歯133と噛合する出力傘歯車132に連結されている。
【0058】 ロータブレード作動制御装置136は、主後退/伸張駆動装置108において
種々のクラッチとブレーキ116の間の連結を制御する。本発明の一実施例では
、作動制御装置136は、プロファイルに従って一以上のクラッチとブレーキ1
16の連結を調整することによって作動サイクルを制御する。特に、図5を参照
すると、伸張/後退駆動装置108の作動を制御するプログラムされたプロファ
イルが示されている。このプロファイルは、約2−3秒間続く操作速度のランプ
アップを含む。特に、ランプアップ中、主クラッチ110と主ドライブ112の
間の連結は、十分に連結するまで滑ることができる。同様に、クラッチを切るの
が望ましい場合には、操作速度のランプダウンがある。また、ランプダウンも約
2−3秒間続き、その間に、主クラッチ110は主ブレーキ116と関連して作
動しながら滑ることができる。この主クラッチ110とブレーキ116の間の協
働は、ブレードの伸張サイクル動作中に起こる。ブレードの伸張サイクル中に、
順方向クラッチ122と主クラッチ110が連結する。ランプダウンのポイント
において、順方向クラッチ122が切られ、主クラッチ110の調整された解放
によりブレーキ116の調整された適用が起こり、外側ブレード部をその完全に
伸張した位置に配置させる。係合プロファイルは、そのランプアップ部分および
ランプダウン部分とともに、システムに生じうる高負荷スパイクを減少させる。
【0059】 また、ロータブレード制御装置136がブレード作動システムの状態パラメー
タを監視して回転翼システムの全体的な健全状態を決定することが企図される。
例えば、ロータブレード制御装置136は、ブレードの位置、作動油圧および油
温度を示す信号を受信してもよい。この情報から、制御装置136によって「進
み/止まり」の決定を行うことができる。また、必要により監視情報を使用して
プロファイルを調節することができる。例えば、ランプアップおよびランプダウ
ンが起こるときに、実際のブレードの位置を監視して調節することができる。
【0060】 また、補助後退/伸張駆動装置140をシステムに組み込んで、主駆動装置が
故障の場合に冗長度を提供してもよいことが企図される。さらに、補助後退/伸
張駆動装置140が、駆動歯車102に隣接して配置された一組の補助歯142
と係合できるようにすることが企図される。同様に、補助後退/伸張駆動装置1
40中の出力傘歯車は、ブレード作動軸駆動歯車134上の補助の組の歯144
と噛合するように形成することができる。駆動歯車102およびブレード作動駆
動歯車134上に主要な組および補助の組の歯を使用することは、システムに冗
長度を提供することを意図している。冗長度が重要でなければ、各々の歯車の1
組の歯のみが必要である。
【0061】 図4に示すように、補助後退/伸張駆動装置140の伝動装置装置は、主後退
/伸張駆動装置108の伝動装置装置と略同じである。したがって、更なる説明
は必要ではない。主後退/伸張駆動装置108と同様に、補助後退/伸張駆動装
置140は、ロータブレード後退/伸張制御装置136によって制御される。
【0062】 後退/伸張作動システム100は、図示したように垂直に向きを定められたク
ラッチとともに配置するのが好ましい。これは、水平に向けられたクラッチを装
置に組み込むと出現し得るどのような圧力差やジャイロ荷重も軽減する。本発明
で使用されるクラッチおよびブレーキは、好ましくは、殆ど同じ静止摩擦係数お
よび運動摩擦係数を有する油型である。油型または湿式のクラッチおよびブレー
キは、有益な摩擦係数に加えて、乾式装置よりも改善された潤滑およびシステム
健全監視能力を有する。
【0063】 駆動歯車102と入力歯車106の間に2:1の歯車比が存在することが望ま
しい。また、出力傘歯車132とブレード作動軸48の間に2:2の歯車比が存
在することが望ましい。
【0064】 また、後退/伸張作動システム100は、主ロータ軸22をブレード作動軸4
8にロックするために使用されるブレーキユニット146を含むのが好ましい。
ロータブレード制御装置136は、好ましくはブレーキユニット146の係合を
制御する。ロータ軸をロックして係合できるようにすることによって、主駆動装
置108または補助駆動装置140を除負荷する(解放する)ことができる。動
作中に主駆動装置108または補助駆動装置140に誤動作が検出された場合に
は、この機能を適用するのが望ましく、システムを固定部分にロックすることが
できる。制動システムは周知の技術である(例えば米国特許5,299,912
を参照)。
【0065】 後退/伸張作動システム100の作用を説明する。可変直径形ロータブレード
アセンブリ14がその後退位置にある(すなわち外側ブレード部が完全に後退し
ている)場合には、主ロータ軸22およびブレード作動軸48は、同時に同じ速
度で同じ方向に回転している。入力歯車106は、傘歯車の歯104を介して主
ロータ軸傘歯車102と一定に噛合している。したがって、入力歯車106は一
定の500RPMで回転する。
【0066】 伸張または後退動作を開始するために、ロータブレード後退/伸張制御装置1
36は、駆動装置108および主クラッチ110において適当なクラッチ(例え
ば、順方向クラッチ122)の連結を指令する。ロータブレード後退/伸張制御
装置136は、主クラッチ110およびブレーキ116の連結を順番に配列して
、図5に示すような所望のプロファイルを達成する。後退または伸張動作が終了
すると、駆動装置108が外される。
【0067】 ブレードが完全に後退または伸張すると、ブレード作動軸48が主ロータ軸2
2と同じ速度で同じ方向にもう一度回転することができるように、ブレード伸張
機構を制限またはロックしなければならない。図示した実施例では、これを達成
するための2つの方法がある。第一に、軸を一緒にロックするためにブレーキ1
46を適用することができる。しかし、より好ましい方法は、ブレードロッキン
グ機構90を使用して外側ブレード部をロックする方法である。図2に示して上
述したように、ブレードロッキング機構90は、ブレードがその後退位置にある
ときに、外側ブレード部を翼付根またはハブ39にロックする。ブレードが伸張
位置にあるときにブレード伸張機構100を除負荷するために、(図示しない)
内部止め具がブレードに組み込まれている。外側ブレード部18は、完全に伸張
した位置に到達してときに止め具に当接し、ロータブレードの遠心力によりブレ
ードが伸張位置に維持される。ブレード伸張/後退機構100の除負荷は、疲労
負荷を最小にする。
【0068】 ブレードロッキング機構90による後退位置からブレードの伸張を開始するた
めには、ロック装置を解放するために遠心荷重を最初に解放しなければならない
。これを達成するために、ロータブレード/伸張制御装置136は、最初にブレ
ード後退動作を開始して、ブレードを引っ込ませ、ブレードロッキング機構90
上の遠心荷重を解放する。この後退順序は、通常の後退動作のために使用される
クラッチおよびブレーキと同じクラッチおよびブレーキを利用するが、そのサイ
クルは動作プロファイルに追随しない。特に、最初に逆方向(後退)クラッチ1
30が連結され、主クラッチ110によってブレードの遠心荷重を解放する。こ
の点で、位置ブレーキ146が係合し、(センサによって測定されるように)ロ
ッキング機構90が解放される。次いで、順方向(伸張)クラッチ122は係合
し、引き続いて主クラッチ110が係合し、同時に位置ブレーキ146の制御さ
れた開放が起こる。
【0069】 外側ブレード部18は、図5に示す通常の動作プロファイルに従って伸張する
。2−3秒のランプダウン点で、主クラッチ110の同時に起こる開放によりブ
レーキ116の適用を制御して、ブレードを位置止め具上に配置させる。
【0070】 外側ブレード部18を後退させるのが望ましい場合には、ロータブレード制御
装置136が以下の順序の事象を開始する。逆方向(後退)クラッチ130が連
結され、主クラッチ110の制御された滑り係合が起こり、図5に規定されたよ
うな2−3秒の「ランプアップ」プロファイルを満足する。外側ブレード部18
が後退停止位置に接近すると、ロータブレード制御装置136が主クラッチの制
御された滑りを指令して、図5に規定された「ランプダウン」プロファイルを満
足する。後退位置止め具との係合の間際に、ブレーキ146が係合し、ブレード
ロッキング機構90が係合する。ロック位置センサがロック係合手順の完了を報
知した後、ブレーキ146を制御してロック上に遠心荷重を加える。
【0071】 上記の後退/伸張システム100は、本明細書において提供される典型的な実
施例のような、可変直径形ロータブレードの伸張および後退を制御する新規な機
構を提供する。後退/伸張システム100の歯車組の比の選択は、後退または伸
張の種々の速度に適応させるように選択してもよい。
【0072】 本発明の典型的な実施例について説明および図示したが、当業者は、本発明の
要旨および範囲から逸脱することなく、前述のおよび種々の他の変更、省略およ
び付加を行ってもよいことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明による可変直径形回転翼システムの水平姿勢を図示する傾斜回転翼航空
機の平面図。
【図1B】 本発明による可変直径形回転翼システムの立向姿勢を図示する傾斜回転翼航空
機の正面図。
【図2】 本発明による可変直径形回転翼システムの一実施例の側面断面図。
【図3】 図2の可変直径形回転翼システムの上面断面図。
【図4】 可変直径形ロータブレードの後退および伸張を制御する後退/伸張作動システ
ムの概略図。
【図5】 図4に示す後退/伸張作動システムに使用する係合プロファイルを示すグラフ
【図6A】 本発明に使用するのに適した線形等速継手の断面図。
【図6B】 図6Aの6B−6B線に沿って切断した線形等速継手の断面図。
【図7】 本発明による他の回転翼ハブアセンブリの側面断面図。
【図8】 図7の8−8線に沿って切断した断面図。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ング(52)に取り付けられた太陽歯車(60)と、回 転翼ハブ(20)に取り付けられた輪歯車(68)と、 を含む。複数のピニオン歯車(62)が、太陽歯車(6 0)と輪歯車(68)との間に配置され、かつこれらと 噛み合う。ピニオン歯車(62)は、ピニオンケージ (70)に回転可能に取り付けられており、このピニオ ンケージは、ハウジング(52)および輪歯車(68) に対し回転可能である。下側ハイポイド傘歯車(76) がピニオン歯車(62)によって回転駆動され、且つ、 ジャッキねじ(84)の出力ピニオン(78)と噛み合 うように適合されている。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変直径形回転翼システムのジンバル型回転翼ハブアッセンブ
    リであって、上記システムは、上記回転翼ハブアセンブリに取り付けられ且つ回
    転翼ハブアセンブリによって回転軸線の回りで回転する複数のロータブレードア
    センブリを含み、各々のロータブレードアセンブリが、機内ブレード部および機
    外ブレード部を有し、機外ブレード部が機内ブレード部に伸縮自在に取り付けら
    れるとともに、各々のロータブレードアッセンブリが質量中心を有し、上記シス
    テムが、さらに、ロータブレードアッセンブリ内に回転可能に配置され且つ上記
    機外ブレード部と係合して上記機内ブレード部に対して上記機外ブレード部を伸
    縮させるジャッキねじを含み、このジャッキねじが、その機内側の端部に位置す
    る出力ピニオンを有しており、 このジンバル型回転翼ハブアッセンブリは、 上端部を有する主ロータ軸と、 上記主ロータ軸の上記上端部の回りに配置され、かつ上記ブレードアッセンブ
    リが間隔をもって取り付けられた回転翼ハブと、 上記主ロータ軸と上記回転翼ハブとの間に配置されるともにこれらに係合し、
    かつ、実質的に球面状の形状を一部に有するとともに実質的に共通なピボット中
    心を有する第1および第2のエラストマー軸受を含み、上記ピボット中心が上記
    ロータブレードアッセンブリの上記質量中心の線上に実質的に位置するジンバル
    軸受と、 上記主ロータ軸内に同心に配置され、且つ上端部を有するブレード作動軸と、 上記ブレード作動軸の上記上端部に可動に取り付けられ、かつ上記回転翼ハブ
    に回転可能に支持されたハウジングを有する線形等速継手と、 上記ハウジングに取り付けられた太陽歯車と、上記太陽歯車の周囲にこれと噛
    み合うように配置され、上記回転翼ハブおよび上記ハウジングに対し相対回転す
    るピニオンケージに回転可能に取り付けられてなる複数のピニオン歯車と、上記
    ピニオン歯車によって駆動され、上記回転翼ハブ内のリング状に形成されるとと
    もに上記ジャッキねじの出力ピニオンと噛み合うように適合した下側ハイポイド
    傘歯車と、上記ピニオン歯車から半径方向外側に位置するとともに該ピニオン歯
    車に噛み合う第1の輪歯車と、を含み、回転翼ハブアッセンブリ内に配置された
    遊星歯車組と、 からなることを特徴とするジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 上記ピボット中心は、第1のエラストマー軸受の上方で且つ第
    2のエラストマー軸受の下方に位置しており、回転翼ハブアッセンブリは、さら
    に、上記主ロータハブに取り付けられた軸受サポートと、上記回転翼ハブに取り
    付けられた上側軸受部材および下側軸受部材と、を備え、上記第1のエラストマ
    ー軸受は、上記軸受サポートと上記下側軸受部材との間に挟まれており、上記第
    2のエラストマー軸受は、上記軸受サポートと上記上側軸受部材との間に挟まれ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2のエラストマー軸受は、非弾性のシムの間
    に挟み込まれた複数のエラストマー層を有することを特徴とする請求項1に記載
    のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 上記遊星歯車組は、上記ピニオン歯車と噛み合う可動の輪歯車
    と、この輪歯車に固定的に取り付けられた下側ハイポイド傘歯車と、外側ハウジ
    ングによって回転可能に支持されたピニオンケージと、を含み、第1の輪歯車は
    、回転翼ハブに固定的に取り付けられているとともに、上記ピニオン歯車にスプ
    ラインされた第2段のピニオンに噛み合うことを特徴とする請求項1に記載のジ
    ンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  5. 【請求項5】 上記下側ハイポイド傘歯車は上記ピニオンケージに固定的に係
    合しており、ピニオン歯車によるピニオンケージの回転によって下側ハイポイド
    傘歯車が回転するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のジンバル
    型回転翼ハブアッセンブリ。
  6. 【請求項6】 上記等速継手は、ブレード作動軸と係合した三葉形トラニオン
    を含み、各葉部の回りにニードル軸受が回転可能に設けられるとともに外側ハウ
    ジングの内面に接触していることを特徴とする請求項1に記載のジンバル型回転
    翼ハブアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 上記遊星歯車組が、6:20:1の減速比を有し、且つ、下側
    ハイポイド傘歯車と出力歯車との噛み合いによって、約3.58:1の減速比が
    得られることを特徴とする請求項1に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ
  8. 【請求項8】 可変直径形回転翼システムの回転翼ハブアッセンブリであって
    、上記システムは、上記回転翼ハブアセンブリに取り付けられ且つ回転翼ハブア
    センブリによって回転軸線の回りで回転する複数のロータブレードアセンブリを
    含み、各々のロータブレードアセンブリが、機内ブレード部および機外ブレード
    部を有し、機外ブレード部が機内ブレード部に伸縮自在に取り付けられるととも
    に、各々のロータブレードアッセンブリが質量中心を有し、上記システムが、さ
    らに、ロータブレードアッセンブリ内に回転可能に配置され且つ上記機外ブレー
    ド部と係合して上記機内ブレード部に対して上記機外ブレード部を伸縮させるジ
    ャッキねじを含み、このジャッキねじが、その機内側の端部に位置する出力ピニ
    オンを有しており、 この回転翼ハブアッセンブリは、 上端部を有するとともに回転軸線を有する主ロータ軸と、 上記主ロータ軸の上記上端部の回りに配置され、かつ上記ブレードアッセンブ
    リが間隔をもって取り付けられるとともに、ロータブレードアッセンブリの質量
    中心に沿った線と上記回転軸線との交点に位置するピボット点を備えた回転翼ハ
    ブと、 上記主ロータ軸の上端部と上記回転翼ハブとの間に配置されるとともにこれら
    に取り付けられた第1のエラストマー軸受と、 上記主ロータ軸と上記回転翼ハブとに取り付けられるとともに、上記主ロータ
    軸の上端部の上方に位置する第2のエラストマー軸受と、 を備え、上記第1および第2のエラストマー軸受の各々は、実質的に球面状を
    なすとともに、実質的に互いに一致した曲率中心を有し、かつ第1および第2の
    エラストマー軸受の間に回転翼ハブピボット点が位置しており、 さらに回転翼ハブアッセンブリは、 上記主ロータ軸内に同心に配置され、且つ上端部を有するブレード作動軸と、 上記ブレード作動軸の上記上端部に上記ピボット点の回りに揺動可能に取り付
    けられた等速継手と、 上記第2のエラストマー軸受の上方でハウジングに取り付けられた太陽歯車と
    、上記太陽歯車の周囲にこれと噛み合うように配置され、上記回転翼ハブに接し
    て回転し得るピニオンケージに回転可能に取り付けられてなる複数のピニオン歯
    車と、上記ピニオン歯車に取り付けられ、上記回転翼ハブ内のリング状に形成さ
    れるとともに上記ジャッキねじの出力ピニオンと噛み合うように適合した下側ハ
    イポイド傘歯車と、上記ピニオン歯車から半径方向外側に位置するとともに該ピ
    ニオン歯車に噛み合う輪歯車と、を含み、回転翼ハブアッセンブリ内に配置され
    た遊星歯車組と、 を有することを特徴とする回転翼ハブアッセンブリ。
  9. 【請求項9】 さらに、上記主ロータハブに取り付けられた軸受サポートと、
    上記回転翼ハブに取り付けられた上側軸受部材および下側軸受部材と、を備え、
    上記第1のエラストマー軸受は、上記軸受サポートと上記下側軸受部材との間に
    挟まれており、上記第2のエラストマー軸受は、上記軸受サポートと上記上側軸
    受部材との間に挟まれていることを特徴とする請求項8に記載のジンバル型回転
    翼ハブアッセンブリ。
  10. 【請求項10】 上記第1および第2のエラストマー軸受は、非弾性のシムの
    間に挟み込まれた複数のエラストマー層を有することを特徴とする請求項8に記
    載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  11. 【請求項11】 上記遊星歯車組は、上記ピニオン歯車と噛み合う可動の輪歯
    車と、この輪歯車に固定的に取り付けられた下側ハイポイド傘歯車と、外側ハウ
    ジングによって回転可能に支持されたピニオンケージと、を含み、第1の輪歯車
    は、回転翼ハブに固定的に取り付けられているとともに、上記ピニオン歯車にス
    プラインされた第2段のピニオンに噛み合うことを特徴とする請求項8に記載の
    ジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  12. 【請求項12】 上記下側ハイポイド傘歯車は上記ピニオンケージに固定的に
    係合しており、ピニオン歯車によるピニオンケージの回転によって下側ハイポイ
    ド傘歯車が回転するようになっていることを特徴とする請求項8に記載のジンバ
    ル型回転翼ハブアッセンブリ。
  13. 【請求項13】 上記等速継手は、ブレード作動軸と係合した三葉形トラニオ
    ンを含み、各葉部の回りにニードル軸受が回転可能に設けられるとともに外側ハ
    ウジングの内面に接触していることを特徴とする請求項8に記載のジンバル型回
    転翼ハブアッセンブリ。
  14. 【請求項14】 上記遊星歯車組が、6:20:1の減速比を有し、且つ、下
    側ハイポイド傘歯車と出力歯車との噛み合いによって、約3.58:1の減速比
    が得られることを特徴とする請求項8に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブ
    リ。
  15. 【請求項15】 航空機用の可変直径形回転翼システムであって、 上端部を有するとともに回転軸線を有する主ロータ軸と、 各々が内側ブレード部および外側ブレード部を有するとともに、外側ブレード
    部が内側ブレード部に伸縮自在に取り付けられ、かつ各々が質量中心を有する複
    数のロータブレードアセンブリと、 ロータブレードアッセンブリ内に回転可能に配置され、且つ上記内側ブレード
    部に対して上記外側ブレード部を伸縮させるために上記外側ブレード部と係合し
    、且つその機内側の端部に位置する出力ピニオンを有するジャッキねじと、 回転軸線を有する回転翼ハブであって、上記主ロータ軸の上端部にピボット点
    を中心として揺動可能なように取り付けられ、上記ピボット点がロータブレード
    アッセンブリの質量中心に沿った線と上記回転翼ハブ回転軸線との交点に位置し
    、各ロータブレードアッセンブリの内側ブレード部が該回転翼ハブアッセンブリ
    によって上記回転翼ハブ回転軸線の回りに回転するように回転翼ハブアッセンブ
    リに取り付けられてなる回転翼ハブと、 上記主ロータ軸の上端部と上記回転翼ハブとの間に配置されるとともにこれら
    に取り付けられた第1のエラストマー軸受と、 上記主ロータ軸と上記回転翼ハブとに取り付けられた第2のエラストマー軸受
    と、 を備え、上記第1および第2のエラストマー軸受によって、主ロータ軸と回転
    翼ハブとの間で回転負荷を伝達しつつ、回転翼ハブが主ロータ軸に対し上記ピボ
    ット点を中心として揺動可能となっており、 さらにこの可変直径形回転翼システムは、 上記主ロータ軸内に同心に配置され、且つ上端部を有するブレード作動軸と、 上記ブレード作動軸の上記上端部に上記ピボット点を中心に揺動可能に取り付
    けられた等速継手と、 上記第2のエラストマー軸受の上方でハウジングに取り付けられた太陽歯車と
    、上記回転翼ハブに取り付けられ、且つ上記太陽歯車の半径方向外側に位置する
    固定輪歯車と、上記太陽歯車と上記輪歯車との間に配置されるとともにこれらと
    噛み合い、かつ、上記ハウジングおよび固定輪歯車に対し相対回転し得るピニオ
    ンケージに回転可能に取り付けられた複数のピニオン歯車と、上記ピニオン歯車
    によって回転駆動され、かつ上記ジャッキねじの出力ピニオンと噛み合うように
    適合した下側ハイポイド傘歯車と、を含み、回転翼ハブアッセンブリ内に配置さ
    れて上記ブレード作動軸を上記出力ピニオンと連係させる遊星歯車組と、 を有することを特徴とする可変直径形回転翼システム。
  16. 【請求項16】 上記ピボット点は、第1のエラストマー軸受の上方で且つ第
    2のエラストマー軸受の下方に位置しており、回転翼ハブアッセンブリは、さら
    に、上記主ロータハブに取り付けられた軸受サポートと、上記回転翼ハブに取り
    付けられた上側軸受部材および下側軸受部材と、を備え、上記第1のエラストマ
    ー軸受は、上記軸受サポートと上記下側軸受部材との間に挟まれており、上記第
    2のエラストマー軸受は、上記軸受サポートと上記上側軸受部材との間に挟まれ
    ていることを特徴とする請求項15に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ
  17. 【請求項17】 上記第1および第2のエラストマー軸受は、非弾性のシムの
    間に挟み込まれた複数のエラストマー層を有することを特徴とする請求項15に
    記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  18. 【請求項18】 上記遊星歯車組は、上記ピニオン歯車と噛み合う可動の輪歯
    車と、この輪歯車に固定的に取り付けられた下側ハイポイド傘歯車と、外側ハウ
    ジングによって回転可能に支持されたピニオンケージと、を含み、第1の輪歯車
    は、回転翼ハブに固定的に取り付けられているとともに、上記ピニオン歯車にス
    プラインされた第2段のピニオンに噛み合うことを特徴とする請求項15に記載
    のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  19. 【請求項19】 上記下側ハイポイド傘歯車は上記ピニオンケージに固定的に
    係合しており、ピニオン歯車によるピニオンケージの回転によって下側ハイポイ
    ド傘歯車が回転するようになっていることを特徴とする請求項15に記載のジン
    バル型回転翼ハブアッセンブリ。
  20. 【請求項20】 上記等速継手は、ブレード作動軸と係合した三葉形トラニオ
    ンを含み、各葉部の回りにニードル軸受が回転可能に設けられるとともに外側ハ
    ウジングの内面に接触していることを特徴とする請求項15に記載のジンバル型
    回転翼ハブアッセンブリ。
  21. 【請求項21】 上記遊星歯車組が、6:20:1の減速比を有し、且つ、下
    側ハイポイド傘歯車と出力歯車との噛み合いによって、約3.58:1の減速比
    が得られることを特徴とする請求項15に記載のジンバル型回転翼ハブアッセン
    ブリ。
  22. 【請求項22】 上記外側ブレード部を上記回転翼ハブにロックするために各
    ロータブレードアッセンブリに取り付けられたロッキング機構をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項15に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  23. 【請求項23】 上記ロッキング機構は、アクチュエータと係合する少なくと
    も一つのピンを含み、このアクチュエータはピンの係合を制御し、且つ外側ブレ
    ード部が後退位置にあるときに回転翼ハブに形成された孔に上記ピンが係合する
    ように、上記ロッキング機構が取り付けられていることを特徴とする請求項22
    に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  24. 【請求項24】 上記出力ピニオンと上記ジャッキねじとの間に、その角度の
    ミスアライメントを吸収するために、ミスアライメント継手が取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項15に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
  25. 【請求項25】 ジャッキねじの曲げ荷重を軽減するためにジャッキねじと回
    転翼ハブとの間に可撓性エラストマー軸受サポートが配置されていることを特徴
    とする請求項15に記載のジンバル型回転翼ハブアッセンブリ。
JP2000589400A 1998-12-18 1999-12-14 可変直径形傾斜回転翼の駆動システム Pending JP2002532341A (ja)

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PCT/US1999/029637 WO2000037312A1 (en) 1998-12-18 1999-12-14 A drive system for a variable diameter tilt rotor

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