JP2002531965A - Ds−cdma信号用受信機 - Google Patents

Ds−cdma信号用受信機

Info

Publication number
JP2002531965A
JP2002531965A JP2000585687A JP2000585687A JP2002531965A JP 2002531965 A JP2002531965 A JP 2002531965A JP 2000585687 A JP2000585687 A JP 2000585687A JP 2000585687 A JP2000585687 A JP 2000585687A JP 2002531965 A JP2002531965 A JP 2002531965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
code
receiver
versions
received signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000585687A
Other languages
English (en)
Inventor
イェー グッディングス クリストファー
テー ユール アンドリュー
エス ウィルコックス マルティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JP2002531965A publication Critical patent/JP2002531965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/24Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system
    • G01S19/30Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system code related
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70715Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation with application-specific features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)信号用、特にGPS信号用受信機は、複数の相関器を含む。前記相関器は、倍数遅延および合計回路(29)を含み、この回路は、受信信号の相互にオフセットされたバージョンを発生し、これらのバージョンは合計され、拡散符号と相関される。代わりに、要素(39)は、符号NCO(26)の出力信号を受け、これから拡散符号の多数のオフセットバージョンを発生し、これらのバージョンは一緒に合計され、前記受信信号と相関される。相関は、前記多数のオフセット受信信号のいずれかが局所的に発生された拡散符号と相関するか、前記オフセット拡散符号のいずれかが前記受信信号と相関する場合達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)信号用受信機に関す
る。本発明は、特に、しかし、排他的にではなく、GPS信号を受信するこのよ
うな受信機に関する。これに関して、GPSという用語は、米国の広域測位シス
テムだけでなく、ロシアの広域人工衛星システム(GLONASS)や、将来に
おいて確立するかもしれないどのような他の同等のシステムも含むとする。
【0002】 米国GPSシステムは、24台の地球低軌道人工衛星の基準配置を使用し、地
球表面のどこの位置も与える。前記人工衛星は、これらの位置およびタイミング
情報を、直接スペクトル拡散信号を使用して送信する。現在、2つの周波数が完
全なシステムにおいて使用されているが、低コストの民生用に関しては、搬送波
は1575MHzである。前記人工衛星の軌道は、少なくとも5台の人工衛星が
、何時でもどこで見ても、空に明らかに見えるように設計される。完全な位置決
めに必要な最小数の人工衛星は、4台である。3つの未知の空間ディメンジョン
と、受信機クロックと人工衛星クロックとの間の不確かさとを解決する必要があ
る。
【0003】 前記人工衛星のすべては、前記同じ周波数において、異なった擬似ランダムノ
イズ(PRN)符号を使用して送信する。したがって、すべての前記信号の下方
変換を、信号フロントエンド段を使用して並行に行うことができる。多チャンネ
ルへの分離を、ベースバンドにおいて行うことができ、これは通常、ディジタル
領域において行われている。
【0004】 GPS信号は、スペクトル拡散DS−CDMA信号である。データをこの信号
から回収するために、前記信号を送信するのに使用されたPRN符号の複製と相
関させなければならない。この複製は既知であるが、前記符号が受信される周波
数と、前記符号の正確なタイミングとは、未知である。
【0005】 GPS信号を見つける標準的な技術は、搬送波周波数および符号位相空間にお
ける二次元探索を行うことである。これは、相関器を監視している間、可能な周
波数を選択することと、前記符号を1023の可能な位相においてシフトさせる
こととを含む。前記符号が見つからない場合、位相シフトを、相関が位置決めさ
れるまで、わずかに異なる周波数に関して繰り返さなければならない。全体の処
理は、元々選択された周波数および符号位相の正確な値にどの程度近づけるかに
応じて、完了するのに多くの秒数が掛かるかもしれない。探索する最適な順序お
よびパターンを決定するのに、種々のアルゴリズムが使用されている。
【0006】 最初に固定する時間と、再捕捉する時間の双方は、ユーザに最も明白なパラメ
ータであるため、消費者向けGPSシステムの性能の決定的な測定である。した
がって、基本的な問題は、逆拡散する前にノイズフロアの下にあるスペクトル拡
散信号の最も速い位置決めである。GPS受信機は、通常、異なった人工衛星を
並行して捕捉することができる多数のチャネル、例えば、8または12チャネル
を具える。したがって、いくつかの人工衛星からの信号を捕捉するのに掛かる時
間は、一台の人工衛星からの信号を捕捉するのに掛かる時間より意味のあるほど
長くはない。完全に明らかに、この技術を拡張し、1台の人工衛星からの信号を
捕捉するのに必要な時間を短縮することができる。たとえば、可能な周波数を選
択したことによって、前記符号を、相関器を監視しながら、1023の可能な周
波数を通じて上昇させることは既に記載した。完全に明らかに、1023の相関
器が各チャネルにおいて与えられ、各々が、各周波数に関して1チップ周期だけ
他からオフセットされる場合、PRN符号を送信するのに掛かる時間だけが、そ
の符号の検出に関して必要である。しかしながら、これは、回路量における大幅
な増加を必要とし、したがって高価になる。
【0007】 米国特許明細書第5600670号は、GPS受信システムのチャネルを捕捉
モード中に直接割り当て、スレーブチャネルモジュールをマスタチャネルに階層
的に繋ぐGPS受信機を開示している。各チャネル回路は、2つの相関器を含み
、各相関器はディジタル化された受信GPS信号と、遅延された局所PRN基準
符号信号とを受け、出力信号をアキュムレータに供給する。捕捉中、前記システ
ムは2つの相関器チャネルを与え、合計4つの相関器に関して、各チャネルは2
つの相関器を含む。PRN基準符号信号を漸進的に遅延し、漸進的に遅延された
PRN基準符号信号の列を与え、前記漸進的に遅延されたPRN基準符号信号の
列のうち1つを前記相関器の各々に用いる。各相関器チャネルは、ディジタル化
GPS IF信号およびディジタル搬送基準信号を受け、ディジタル化受信GP
S信号を供給するディジタルミキサも含む。これは、前の節において言及した解
決法と同様であるが、PRN基準信号の限定された数の遅延されたバージョンの
みが、どのくらい多くの相関器かに応じて使用され、すなわち、トラッキングお
よび捕捉に現在使用されていないものが前記受信機において利用可能である点に
おいて、ハードウェアがより安価である。
【0008】 本発明の目的は、チャネルあたりの回路網の量を過大に必要とすることなしに
、符号探索の実際の速度を向上し、したがって、人工衛星信号に最初に固定する
時間と再捕捉する時間とを短縮することである。
【0009】 本発明は、直接拡散符号分割多元接続信号(DS−CDMA)用受信機におい
て、少なくとも1つの相関器チャネルを具え、前記相関器チャネルが、各々がチ
ップ周期の整数倍だけ相互にオフセットされた前記拡散符号の複数のバージョン
を発生する手段と、前記複数の拡散符号を合計する手段と、前記受信信号を前記
合計された拡散符号と相関させる手段とを具えることを特徴とする受信機を提供
する。
【0010】 本発明は、直接拡散符号分割多元接続信号(DS−CDMA)用受信機におい
て、少なくとも1つの相関器チャネルを具え、前記相関器チャネルが、各々がチ
ップ周期の整数倍だけ遅延された前記受信信号の複数の遅延バージョンを発生す
る手段と、前記受信信号の複数の遅延バージョンを合計する手段と、前記合計さ
れた受信信号を前記拡散符号と相関させる手段とを具えることを特徴とする受信
機をさらに提供する。
【0011】 本発明は、第1の場合において、受信信号がオフセット拡散符号のいずれかに
対応する場合、相関が形成されるということに基づいている。したがって、いく
つかの符号部分を同時に探索することができる。同様に、受信信号の複数の遅延
バージョンを合計し、拡散符号と相関させた場合、逆拡散において、逆拡散符号
が遅延成分のいずれかと一致する場合、相関が形成される。したがって、いずれ
の場合においても、いくつかの符号部分を同時に探索することができる。遅延信
号の拡散符号との相関と、信号の進行符号との相関との間の概念的な違いはない
ことは理解されるであろう。これら2つの解決法に必要なハードウェアは、もち
ろんある程度異なる。
【0012】 前記整数倍を1としてもよい。この場合、可能な符号空間のブロックを同時に
検査する。したがって、例えば、10の合計された遅延受信信号か、10の合計
されたオフセット符号がある場合、符号空間探索時間は、ほぼ10分の1に短縮
される。もちろん、得られてしまっているであろうものが、正しい相関が一緒に
チェックされたグループの中にあるという事実であるという点で、正しい符号相
関を見いだす若干の追加の時間がもちろんあるであろう。このグループのどのメ
ンバーが実際の相関を発生したかを決定する必要がある。この多チップ遅延の代
案により、結果として空間の別個の領域が同時に探索される。これらの2つのイ
ンプリメンテーションの間には、どのグループのメンバーが正しい相関を生じる
かを解決するために、前者が恐らくより少ないハードウェアまたは複雑でないソ
フトウェアを必要とするであろうこと以外、原則として差はない。
【0013】 前記拡散符号のバージョン数または前記受信信号の遅延バージョン数は、前記
受信信号の実際のまたは予想強度に応じてもよい。
【0014】 信号対ノイズ比は、捕捉すべき信号を送信している人工衛星の位置に依存し、
強信号および弱信号間で7dBまで異なってもよい。前に使用した基本的な探索
アルゴリズムは、強信号と弱信号とを区別せず、弱信号を捕捉するために、強信
号を捕捉するのに必要なよりも長い時間を使用する。したがって、前記信号のよ
り多くの遅延バージョンと拡散符号との間、または、より多くのオフセット拡散
符号と前記信号との間の相関を試みることによって、信号対ノイズ比が高い場合
、強信号を捕捉する時間は、弱信号を捕捉するのに必要なよりも短くなる。
【0015】 本発明は、複数の人工衛星からの信号にロックオンする複数の受信チャネルを
有する上述した請求項のいずれか1項に記載した受信機と、前記受信機の位置を
前記人工衛星から受信した信号を処理することによって計算する手段とを具える
GPS受信機をさらに提供する。
【0016】 本発明は、GPS受信機における特定の用途を有し、ここで、(他の位置情報
が利用できないとして、信号を少なくとも4台の人工衛星から得ることを必要と
する)位置を捕捉する時間は、頻繁にユーザにとってきわめて重要であるパラメ
ータである。大部分の場合において、前記人工衛星からの信号が並行して捕捉さ
れるが、前記位置計算を行なうことができる前に、4つの信号すべてを得る必要
がある。さらに、最初に人工衛星を捕捉するとき、より素早く符号空間を走査す
ることのどんなパフォーマンス利得も、さらに検索されなければならない周波数
の数によって増えるであろう。
【0017】 本発明の上記および他の特徴および利点は、添付した図面の参照と共に、本発
明の実施形態の例としての以下の記載から明らかになるであろう。
【0018】 図1は、入力信号を増幅する低ノイズ増幅器2の入力部に結合されたアンテナ
1を具える代表的なGPS受信機をブロック図の形態において示す。この信号は
、1575MHzの周波数において中心がある通過帯域を有するバンドパスフィ
ルタ3を通過する。前記バンドパスフィルタの出力信号をミキサ4の第1入力部
に供給し、このミキサ4の第2入力部には局所発振器5から供給する。結果とし
て得られた出力信号を第1中間周波数バンドパスフィルタ6に供給し、この第1
中間周波数バンドパスフィルタは、42MHzの周波数において中心がある通過
帯域を有する。バンドパスフィルタ6の出力信号を第2ミキサ7の第1入力部に
供給し、この第2ミキサ7の第2入力部に局所発振器5によって分周器8を経て
供給する。ミキサ7の出力信号を、アナログ−ディジタル変換器10の入力部に
出力部を接続されたロウパスフィルタ9を経て供給する。アナログ−ディジタル
変換器10の出力信号を相関器のバンク11に供給する。マイクロプロセッサ1
2は、前記相関器の動作を制御し、これらから出力信号を受ける。マイクロプロ
セッサ12は、また、前記相関器から受けたデータから、前記受信機の位置を計
算する。
【0019】 すべての人工衛星は、異なったPRN符号を使用して同じ周波数において送信
する。したがって、すべての信号の下方変換を、1つのフロントエンド段を使用
して並行して行うことができ、多チャンネルへの分離をベースバンドにおいて行
うことができ、説明した実施形態の場合においては、ディジタル領域で通常行わ
れるが、これは必須ではない。
【0020】 信号は、アンテナ1において、きわめて弱い広帯域信号として現れる。これを
、最初に低ノイズ増幅器2を使用して増幅する。次に1575MHz信号を、よ
り扱いやすい中間周波数にミックスダウンする。この時点において、依然として
アナログスペクトル拡散信号である。次に、前記アナログ−ディジタル変換機1
0によって、相関器のバンク11に適用するためにディジタル信号に変換する。
一般的に、1つの相関器チャネルが同時に追跡すべき人工衛星の各々に必要であ
るが、チャネルの時間多重化が可能である。
【0021】 前記相関器の捕捉および追跡を、前記位置計算も行うマイクロプロセッサ12
によって制御する。相関器のバンク11およびマイクロプロセッサ12は、いく
つかの機能を行う前記システムのベースバンド部分を形成する。第1は、前記人
工衛星からのDS−CDMA信号と相関することである。これを行うために、正
しい周波数および符号位相を探索し、前記DS−CDMA信号にロックオンし、
正確なタイミング情報を前記局所符号位相から得る。第2に、暦および天文暦デ
ータのような人工衛星位置データと、人工衛星ビークル状態、大気状態のような
他のデータとに関するデータを前記DC−CDMA信号からダウンロードする。
第3に、タイミングデータを使用し、追跡ループおよびダウンロードされたデー
タから仮の範囲を計算し、各人工衛星ビークルからの前記範囲を与える。第4に
、地球の適切なモデルを使用して前記位置を計算し、要求された基準系における
位置および速度を計算する。
【0022】 上述したように、主な問題は、前記人工衛星信号へロックオンすることであり
、これを行うため、周波数および符号空間に関して探索を行わなければならない
。本発明は、符号探索に掛かる時間を短縮することに特に関係する。
【0023】 図2は、相関器チャネルをブロック図の形態において示す。図2に示すように
、アナログ−ディジタル変換器10によって発生された信号を受ける入力部20
を、第1および第2ミキサ回路21および22の第1入力部に接続する。ミキサ
21および22の第2入力部に、搬送波数値制御発振器(NCO)23の出力信
号を供給する。数値制御発振器23の2つの出力信号を、互いに直角位相とする
。ミキサ22および23の出力信号を、他のミキサ24および25の第1入力部
に供給する。符号数値制御発振器(NCO)26は、再び、ミキサ24および2
5の第2入力部に供給する出力信号を発生する。ミキサ24および25の出力信
号を積算およびダンプレジスタ27および28に各々供給し、レジスタ27およ
び28の出力信号をデータとしてマイクロプロセッサ12に供給する。マイクロ
プロセッサ12からの制御出力信号を符号および搬送波NCO23および26に
供給し、これらの出力周波数を制御する。
【0024】 点で示す要素29を省略した場合、ここまで示したものは、GPS受信機に関
する標準的な相関器アーキテクチャとなる。
【0025】 要素29は、多数の遅延および合計ユニットを具え、図3は、入力部20と2
つのミキサ21および22との間の位置における要素29としての使用に好適な
このようなユニットを示す。図3に示すように、前記ユニットは、信号入力部2
0に接続された入力部30と、ミキサ21および22の第1入力部に接続された
出力部31とを有する。入力部30を、合計回路33の第1入力部と、多数の遅
延回路34−1、34−2ないし34−Nの入力部とに接続する。遅延回路34
−1ないし34−Nの出力部を、合計回路33の他の入力部に接続し、合計回路
33の出力部を出力部31に接続する。
【0026】 入力部30において、GPS信号をディジタル化ベースバンド信号に変換する
。この時点において、この信号は、原拡散符号との相関によってのみ再生するこ
とができる擬似ランダム信号である。したがって、遅延および合計回路29は、
チップ周期としても知られるPRN符号のビット周期の整数倍だけ遅延された前
記原信号の複製を合計することによる相関の前に新たな信号を発生する。逆拡散
において、逆拡散符号が遅延された成分のいずれか1つに一致する場合、相関が
形成される。このようにして、いくつかの符号位置を同時に探索することができ
る。
【0027】 追加の遅延成分ごとに、信号対ノイズ比は減少するが、符号空間のすべての1
023位置を探索するのに必要な時間も減少する。基本的な信号対ノイズ比計算
は、前記信号の10までの合計された成分を強信号に使用することができ、符号
空間探索時間において10分の1まで短縮することができることを示す。
【0028】 前記信号の10の遅延バージョンを合計した場合、捕捉の速度を10倍に増加
することができることを上述した。この係数は、しかしながら、前記符号空間に
おける探索が10倍速くなっても、実際の信号対ノイズ比が減少するために誤り
相関の数も同様に増加するため、代表的に10より小さくなる。得られる利益を
減少させる他の要因は、この手順によって得られたすべてが、正しい符号位置が
同時に検査した10のうちの1つであるという知識であることである。もちろん
、これら10の信号のうちどれが正確な符号位置であるかを識別する必要がある
。明らかに、これを、前記10の位置の各1つを順番に調査することによって簡
単に行うことができる。しかしながら、特にバイナリ関連数に関して、正確な位
置の探索を高速化する方法が存在する。例えば、前記信号の相互に遅延されたバ
ージョンが8ある場合、前記8のうち1つが正確な位置であるという知識は、実
際の位置を、前記相関器の他の3つの状態によって得ることを可能にする。第1
に、4つのグループを取り、4つのグループのうちどれに正確な位置があるかを
識別する。次の状態は、正確な位置を含むと識別された前記4つのうち2つのグ
ループを取り、第3状態は、前記2つの残りから正確な位置を含む1つを取る。
このようにして、前記相関器の3つの状態において、どれが正確な遅延位置かを
決定することができる。もちろん、他の数の合計信号または合計拡散符号により
有効な他の探索方法が存在する。
【0029】 合計される成分間の遅延を、1チップ周期またはチップ周期の倍数とすること
ができる。1チップ周期遅延は、結果として、符号空間のブロックが同時に相関
し、より高速な符号走査速度を可能にする。倍数遅延により、結果として、符号
空間の別個の領域が同時に探索される。これら2つのインプリメンテーション間
に概念上の差異はないが、前者のインプリメンテーションが実行するにはより簡
単であるかもしれない。
【0030】 上述した遅延信号の拡散符号との相関と、前記信号の進行信号との相関との間
に概念上の違いはない。したがって、符号NCO26の出力信号を受け、これか
ら一緒に合計する前記拡散符号の多数のオフセットバージョンを発生する要素3
9を、符号NCO26とミキサ24および25との間に配置することができる。
したがって、前記第2のインプリメンテーションは、原拡散符号の複製をそれ自
身の遅延された複製と合計することによって形成された合成拡散符号を発生する
ことである。
【0031】 前記拡散符号を、シフトレジスタを使用して形成する。したがって、前記合成
符号を、遅延要素を加算することによってではなく、前記シフトレジスタの種々
の点をタップすることによって発生することができる。これは、必要なハードウ
ェアを減少させることを可能にするかもしれない。次に、ディジタルベースバン
ドGPS信号を、前記合成拡散符号を使用して拡散させる。最終的な結果は、前
記第1インプリメンテーションと同じである。
【0032】 いずれの場合においても、合計すべき成分の数を選択可能である。これは、既
知の強信号に関する高速探索と、未知または弱信号に関するより低速の探索を可
能にし、信号対ノイズ比の低減は、誤り相関の数と、真の相関を検知するのに失
敗する可能性とに深刻に影響し、結果として、相関を試みるのにより少ない倍数
成分を使用するか、まったく使用しない場合よりも、捕捉するのにより長い時間
が掛かるかもしれない。
【0033】 特別な実施形態を、GPS信号用受信機に関して説明したが、本発明は、DS
−CDMA信号用受信機に対してより一般的な用途を有し、同じ利点を送信信号
の捕獲に関して与える。したがって、本発明を一般的な通信受信機に適用するこ
とができ、添付した請求項は、これらの範囲内に、GPS受信機に特に限定しな
いこれらのような受信機を含むことを意図している。前記特別な実施形態におい
て、ベースバンド信号処理をディジタル領域において行ったが、これは必須では
ないが、別個のICを前記フロントエンドおよびベースバンド信号処理に使用し
た場合に有利であるかもしれず、適切なアナログ回路を各相関器チャネルにおい
て使用することもでき、この場合において、ADC10は必要なくなる。
【0034】 本開示を読むことによって、他の変更が当業者には明らかになるであろう。こ
れらのような変更は、特にGPS無線受信機に限定しない無線受信機およびその
部品の設計および使用において既知であり、ここに記載した特徴の代わり、また
はこれらに追加して使用することができる特徴を含む。請求項を本願において特
徴の特定の組み合わせに対して示したが、本願の開示の範囲は、同じく、いずれ
の請求項において現在記載されているのと同じ発明に関係してもしなくても、本
発明と同じ専門的な問題のいずれかまたはすべてを軽減してもしなくても、個々
に明示的または暗示的に開示したどのような新規の特徴または特徴のどのような
組み合わせ、または、当業者にとって明らかであるであろうこれらの特徴の1つ
またはそれ以上のどのような一般化をも含むことを理解すべきである。本願人は
、本願または本願から得られるどのような他の出願の起訴の間にも、これらのよ
うな特徴および/またはこれらのような特徴の組み合わせに新しいクレームを示
すかもしれないという通知をここに与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を具体化することができるGPS受信機をブロック図
の形態において示す。
【図2】 図2は、本発明を取り入れた相関器チャネルの実施形態をブロック図
の形態において示す。
【図3】 図3は、図2の相関器チャネルに組み込むのに好適な遅延および合計
回路の実施形態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 マルティン エス ウィルコックス オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5J062 AA08 CC07 5K022 EE01 EE31 5K067 AA14 BB36 CC10 EE02 EE07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)信号用受信機にお
    いて、少なくとも1つの相関器チャネルを具え、前記相関器チャネルが、各々が
    チップ周期の整数倍だけ相互にオフセットされた前記拡散符号の複数のバージョ
    ンを発生する手段と、前記複数の拡散符号を合計する手段と、前記受信信号を前
    記合計された拡散符号と相関させる手段とを具えることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)信号用受信機にお
    いて、少なくとも1つの相関器チャネルを具え、前記相関器チャネルが、各々が
    チップ周期の整数倍だけ遅延された前記受信信号の複数の遅延バージョンを発生
    する手段と、前記受信信号の複数の遅延バージョンを合計する手段と、前記合計
    された受信信号を前記拡散符号と相関させる手段とを具えることを特徴とする受
    信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の受信機において、前記整数倍を1倍と
    したことを特徴とする受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の受信機において、前記拡散符号の
    バージョン数または前記受信信号の遅延バージョン数が、前記受信信号の実際の
    または予想強度に応じることを特徴とする受信機。
  5. 【請求項5】 複数の人工衛星からの信号にロックオンする複数の受信チャネル
    を有する請求項1、2、3または4に記載した受信機と、前記受信機の位置を前
    記人工衛星から受信した信号を処理することによって計算する手段とを具えるG
    PS受信機。
JP2000585687A 1998-11-28 1999-11-16 Ds−cdma信号用受信機 Pending JP2002531965A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9826043.3A GB9826043D0 (en) 1998-11-28 1998-11-28 Receiver for DS-CDMA signals
GB9826043.3 1998-11-28
PCT/EP1999/008934 WO2000033102A1 (en) 1998-11-28 1999-11-16 Receiver for ds-cdma signals

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002531965A true JP2002531965A (ja) 2002-09-24

Family

ID=10843186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000585687A Pending JP2002531965A (ja) 1998-11-28 1999-11-16 Ds−cdma信号用受信機

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1051637A1 (ja)
JP (1) JP2002531965A (ja)
GB (1) GB9826043D0 (ja)
WO (1) WO2000033102A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2469859B (en) * 2009-04-30 2012-07-25 Samsung Electronics Co Ltd Processing code-modulated signals
JP5716373B2 (ja) * 2010-03-23 2015-05-13 セイコーエプソン株式会社 相関演算方法、衛星信号捕捉方法、相関演算回路及び電子機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600670A (en) * 1994-12-21 1997-02-04 Trimble Navigation, Ltd. Dynamic channel allocation for GPS receivers

Also Published As

Publication number Publication date
EP1051637A1 (en) 2000-11-15
WO2000033102A1 (en) 2000-06-08
GB9826043D0 (en) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1916535B1 (en) GNSS receiver with cross-correlation rejection
US4894842A (en) Precorrelation digital spread spectrum receiver
US8351486B2 (en) Parallel correlator implementation using hybrid correlation in spread-spectrum communication
US20060251173A1 (en) Efficient and flexible GPS receiver baseband architecture
JP4399165B2 (ja) 整合フィルタによりgps信号を処理する方法及び装置
US7471717B2 (en) Apparatus and method for acquiring spread-spectrum signals
JP4099351B2 (ja) マルチパス信号の作用を訂正するための手段を備える無線周波数信号受信器、および受信器を作動させる方法
EP1321774B1 (en) A method for performing reacquisition in a positioning receiver, and corresponding electronic device
KR101073408B1 (ko) 위성 신호 추적기의 상관 장치 및 그 방법
US6643320B1 (en) Receiver for DS-CDMA signals
US20070230545A1 (en) Method and apparatus for improved L2 performance in dual frequency semi-codeless GPS receivers
EP1387500B1 (en) Integrated circuit for GPS code acquisition
US7696925B2 (en) Memory reduction in GNSS receiver
US8144752B2 (en) Method and device for receiving a BOC modulation radio-navigation signal
JP2007520100A (ja) 微分相関を用いたgps受信機
EP1387498A1 (en) Integrated circuit for code acquisition
US7248624B2 (en) Bit synchronization in a communications device
JP2002531965A (ja) Ds−cdma信号用受信機
US20110310935A1 (en) Reception of spread spectrum signals
EP1387499A1 (en) Integrated circuit for code acquisition
EP1724600B1 (en) A system and method for acquisition of signals
Bose GPS Satellite Signal Acquisition and Tracking
EP1267498B1 (en) A method and apparatus for controlling the operation of a positioning receiver