JP2002530910A - 多重ループ・アンテナ - Google Patents

多重ループ・アンテナ

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JP2002530910A
JP2002530910A JP2000583121A JP2000583121A JP2002530910A JP 2002530910 A JP2002530910 A JP 2002530910A JP 2000583121 A JP2000583121 A JP 2000583121A JP 2000583121 A JP2000583121 A JP 2000583121A JP 2002530910 A JP2002530910 A JP 2002530910A
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ウー,ウエン−リヤン
ダツチヤー,アラン
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チエツクポイント システムズ, インコーポレーテツド
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2468Antenna in system and the related signal processing
    • G08B13/2474Antenna or antenna activator geometry, arrangement or layout

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Abstract

(57)【要約】 送信回路か、受信回路か、送受信回路(80)かに接続される多重ループ・アンテナ(70)が提供される。送信回路(60)によって電力が供給されるときそのアンテナ(70)は、そのアンテナに近接するエリアまたはゾーンに無線周波数磁場を生成するが、それはそのアンテナ(70)から約1波長以上の距離で実質的に打ち消し合っており、それによってそのアンテナ(70)に近接する監視ゾーンを定義する。そのループ・アンテナ(70)には、第1の、上方のループ(36)と第2の、下方のループ(38)が含まれる。その上方(36)および下方(38)のループは別々の、間隔を置かれた平行な平面上にあり、好ましくはその監視ゾーンに関して固定された角度で配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線周波数アンテナに関し、より詳しくは、アンテナから1波長以
上の距離で略打ち消し合っているフィールドを生成するループ・アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】
電子システムのある周知のタイプにおいては、アンテナとその近隣の環境との
結合が高いけれども、アンテナのデザインによって、アンテナとその離れた環境
(すなわち、アンテナからおよそ1波長以上離れた)との間の結合が最小限にさ
れるような、1つ以上のループ・アンテナを備えることが周知である。そのよう
なアンテナは、一般に、近いフィールドの通信または検知アプリケーションに用
いられており、ただし「近いフィールド」という語は、アンテナから半波長以内
を意味する。
【0003】 そのようなアプリケーションの例には、体内埋込された医療装置との通信、コ
ンピュータ用の短距離無線ローカル・エリア通信ネットワークおよび電子物品監
視(electronic article surveillance)(E
AS)システムを含む無線周波数認識システムが含まれる。一般に、これらのル
ープ・アンテナへの結合は、主には磁気誘導を介する。
【0004】 例えば、無線周波数EASシステムには、通常、全体として監視ゾーンを確立
する送信アンテナおよび受信アンテナの双方および保護される物品に取り付けら
れるタグが含まれる。送信アンテナは、第1の所定周波数の範囲内で可変の周波
数電磁場を生成する。各タグには、その第1の周波数に略等しい所定共振周波数
を有する共振回路が含まれる。
【0005】 タグの1つが監視ゾーンに存在するとき、送信アンテナによって生成されるフ
ィールドは、タグにおける共振回路で電圧を誘導し、それは共振回路に電磁場を
生成させて監視ゾーン内のフィールドに妨害を生じさせる。受信アンテナは、電
磁場妨害を検出し、監視ゾーンにおいてタグ(そしてそれゆえにタグに取り付け
られ保護される物品)の存在を示す信号を生成する。
【0006】 これらのアンテナの設計は、次の2つの目的を満たさなければならない:(1
)送信および受信アンテナの間のできる限り広い距離にわたってタグへの結合を
最大化すること、及び(2)遠いフィールドへの結合を最小化すること。これら
はぶつかり合う二つの目的である。米国特許第4,243,980号、第4,2
60,990号および第4,866,455号にリヒトブラウ(Lichtbl
au)によって記述されているような、またここに言及することによって本件中
に組み入れた先行技術のアンテナは、同一平面上にある2つ以上のループを略組
み込み、その場合組み合わせにおいて、各ループのサイズ、ループ内の電流の大
きさおよび電流の方向によって、アンテナから離れた点で測定されるとき、略打
ち消し合ったフィールドが生成される。
【0007】 換言すれば、ループの各々から作り出されるフィールドは、足し合わされると
ゼロに近づくフィールドを作る。そのような、遠いフィールドの打ち消し合いは
、1つのループのみが用いられているときには可能でない。「8の字」ループ・
アンテナにおいては、それらループは略方形であり、同一平面上にある構成に配
置され、かつ各ループの少なくとも一辺が別のループの一辺に近接するような位
置にずらして置かれている。換言すれば、共有される辺はお互いに密に隣接する
【0008】 本発明は、大きく低減された遠いフィールドの結合特性および送信アンテナと
受信アンテナの間の広いエリアにおける大きな結合の双方を有するアンテナを提
供する。一般に、(送信または受信)アンテナは、大きさと形が略等しい第1お
よび第2のループを具備し、ここでそれらのループは、それらループの間に延び
る中央の軸の対向する辺上の固定された位置に配置される。
【0009】 さらに、それらループは離された別々の平行な平面上に置かれている。それら
ループは、相互に接続され、かつ交差(クロスオーバ)導体によって送信回路か
受信回路かのいずれかに接続される。好ましくは、第1のループから(送信また
は受信)回路へのクロスオーバ導体の長さは、第2のループからその回路へのク
ロスオーバ導体の長さに等しい。
【0010】 それらループにおける電流は反対方向に流れ、それによって実質的に打ち消し
合うフィールドを生成する。本発明は、アンテナに近接するゾーン内で外方へ発
信された信号に対しては感度が高く、遠くから発信された信号に対して高度に無
感応なアンテナを提供する。
【0011】
【発明の概要、解決したい課題、課題解決手段、発明の効果】
概説すると、本発明は、 第1のループエレメンツと、 第2のループエレメンツであって、前記第1および第2のループエレメンツが
、略大きさが等しく、かつ別々な間隔を置いて略平行な平面上にある第2のルー
プエレメンツと、 前記第1および第2のループエレメンツを電気的に接続する導電体を具備する
クロスオーバエレメンツと、 を具備する多重ループ・アンテナを具備する。
【0012】 本発明はまた、 送信回路エレメンツと、 その送信回路エレメンツに電気的に結合される、電磁場を生成するための送信
アンテナであって、略大きさの等しい第1および第2のループエレメンツであっ
て、略別々の、間隔を置いて、平行な平面上にあるそれらループエレメンツと、
それら第1および第2のループエレメンツを一緒に電気的に結合するクロスオー
バ導体とを具備する送信アンテナと、 その送信アンテナから間隔を置かれた受信アンテナであって、略大きさの等し
い第1および第2のループエレメンツであって、略別々の、間隔を置かれた、平
行な平面上にあるそれらループエレメンツと、それら第1および第2のループエ
レメンツを一緒に電気的に結合するクロスオーバ導体とを具備する受信アンテナ
であって、ただしその受信アンテナが、前記送信アンテナと実質的に同じ大きさ
であり、かつその送信アンテナとその受信アンテナとの間に監視ゾーンが定義さ
れる受信アンテナと、 その受信アンテナに電気的に結合される受信回路エレメンツであって、所定周
波数で前記監視ゾーンにおいて共振タグの共振を検出し、その監視ゾーンにおい
て保護される物品の存在を指示するアラーム信号をそこから生成するための受信
回路エレメンツと、 を具備する電子物品監視システムにも向けられている。
【0013】 好ましい実施例において、本発明は、 送信回路エレメンツと、 その送信回路エレメンツに電気的に結合された電磁場を生成するための送信アン
テナであって、略大きさの等しい第1および第2のループエレメンツであって、
略別々の間隔を置かれた、平行な平面上にあるそれらループエレメンツと、それ
ら第1および第2のループエレメンツを一緒に電気的に結合するクロスオーバ導
体とを具備する送信アンテナと、 その送信アンテナから間隔を置かれた受信アンテナであって、略大きさの等し
い第1および第2のループエレメンツで、略別々の、間隔を置いた、平行な平面
上にあるそれらループエレメンツと、それら第1および第2のループエレメンツ
を一緒に電気的に結合するクロスオーバ導体とを具備する受信アンテナであって
、ただしその受信アンテナは、その送信アンテナと実質的に同じ大きさであり、
その送信アンテナの略幾何学的中心を通って延びる水平軸が、その送信アンテナ
とその受信アンテナの各々の前記第1および第2ループエレメンツを分離し、そ
れぞれのアンテナの前記第1および第2ループエレメンツがその水平軸の対向す
る辺上に位置し、かつその送信アンテナと受信アンテナとの間に監視ゾーンが定
義され、その監視ゾーンは、その送信アンテナと受信アンテナとの間に延びる通
路を具備しており、ただしその送信アンテナと受信アンテナの前記ループエレメ
ンツの各々は、その通路に関して所定の角度で固定されている受信アンテナと、 その受信アンテナに電気的に結合される受信回路エレメンツであって、所定周
波数で前記監視ゾーンにおいて共振タグの共振を検出し、かつその監視ゾーンに
おいて保護される物品の存在を指示するアラーム信号をそこから生成する受信回
路エレメンツと、 を具備する電子物品監視システムである。
【0014】 前記概要、ならびに本発明の好ましい実施例についての以下の詳細な記述は、
添付した図面と関連して読むとよりよく理解されるだろう。本発明を例示する目
的で、ここに好ましい実施例が図面において示される。しかしながら、本発明は
、図示される特定の装置および手段に限定されるものではないということが理解
されるべきである。
【0015】
【好ましい実施例の詳細な説明】
以下の記述においては、便宜のためのみに、ある専門用語が用いられるが制限
的なものではない。「上」、「下」、「下方」および「上方」という語は、参照
される図面における方向を指定する。専門用語には、前述のはっきりした限定語
、そこからの派生語および同様の趣旨の語が含まれる。
【0016】 本発明は、主に磁気誘導を介して電磁エネルギーを送信および受信できるアン
テナに向けられており、そのアンテナのサイズは、送信または受信される電磁エ
ネルギーの波長よりも実質的に小さい。本発明のアンテナは、そのアンテナから
のまたはそのアンテナへのエネルギーの結合が、主にそのアンテナの近隣で(す
なわち、半波長未満以内で)起こるシステムにおいて用いるのによく適する。そ
のようなシステムの例は、監視ゾーンを確立するのにアンテナが用いられるEA
Sシステムである。もちろんそのようなアンテナには、当業者には明らかであろ
うような他の多くの用い方があり、EASシステムはそのアンテナのひとつの用
い方を説明する例にすぎない。
【0017】 EASシステムにおいて、セキュリティ(保安)タグにおける共振回路を活性
化してそのようなタグを検出するのにアンテナが用いられる。本発明で用いられ
るセキュリティタグ(図示されない)は、一般に、EASシステムの技術におい
て周知のタイプである。そのタグは、セキュリティまたは監視が求められるよう
な物品または品目もしくはそのような物品のパッケージに固定され、またはそう
でなければ一緒に運ばれるように適合される。そのタグは、小売業または他のそ
のような施設で物品またはそのパッケージに固定されるか、もしくはその物品の
製造業者または卸売業者によってその物品またはそのパッケージに固定されるか
一体化されてよい。
【0018】 そのセキュリティタグには、所定の検出共振周波数のまたはその近くの電磁エ
ネルギーにさらされるとき共振する共振回路を確立する構成要素が含まれる。E
ASシステム、とりわけ無線周波数またはRFタイプのEASシステムと連携し
て使用されるそのようなタグは周知技術によるもので、したがってそのようなタ
グの構造および動作を完全に説明することは本発明を理解する上で必要なもので
はない。そのようなタグは、監視されるエリアまたはゾーン内、一般に、小売店
のような施設の入り口または出口の近隣に位置するとき共振または応答すると言
えば十分である。そしてその共振するタグは、セキュリティシステムによって検
出され、アラームを活性化してそのタグが監視されるゾーン内にあるということ
を職員に知らせる。
【0019】 ここで詳細には図面を参照するが、全体を通して同様の数字は同様のエレメン
ツを指示しており、図1においては、電磁場を生成および/または電磁場に結合
するEASシステムの、従来技術による遠いフィールドを打ち消し合うアンテナ
10の概略図を示しており、それはニュージャージー州ソロフェア(Thoro
fare)の株式会社チェックポイント・システムズ(Checkpoint
Systems, Inc.)に譲渡された米国特許第4,243,980号に
詳細に開示されていて、その開示はそれに言及することによって本件に一体化さ
れる。一般に、アンテナ10は、第1の、上方のループ12および第2の、下方
のループ14を具備し、それら上方および下方のループ12,14は同一平面上
にある。上方および下方のループ12,14は略等しい大きさでまた形が略平行
四辺形であり、上方および下方のループ12,14が組み合わさった全体の形は
略長方形である。
【0020】 アンテナ10には、上方および下方のループ12,14が電磁場を放射するよ
うに、電流を上方および下方のループ12,14に供給する送信機16が含まれ
る。上方のループ12に第1の方向、すなわち矢印18で示されるような反時計
回りに電流が流れ、かつ下方のループ14に第2の方向、すなわち矢印20で示
されるような時計回りであって上方のループ12における電流の流れの方向と反
対に電流が流れるように、送信機16が、上方および下方のループ12,14に
接続される。その電流の流れの方向は、時間における一瞬においてのものが表さ
れているということが当業者には理解される。すなわち、次の半分のサイクルの
間、電流は反対の方向に流れる。しかしながら、上方および下方のループ12,
14の間で互いに関しての電流の相互的な方向は維持される。
【0021】 当業者には周知でもあり先にも述べられているように、対向する電流は、略等
しい大きさで方向が反対の磁場を生成し、その磁場が遠いフィールドにおいて実
質的に打ち消し合うものとなっている(すなわち、アンテナから離れたエリア多
重波長)。8.2MHZで動作するアンテナについて、連邦通信委員会(Fed
eral Communications Commission)(FCC)
は、遠いフィールドをアンテナから30メートルまたは1波長よりもわずかに短
いエリアとして定義している。送信機16は通常のもので、当業者には周知であ
る。
【0022】 EASシステムにおいては、送信アンテナ10と略等しい大きさおよび構成の
受信アンテナ(図示されていない)が、アンテナ10の近隣に配置されて、それ
らの間に監視ゾーンを作り出している。本発明によると、送信および受信アンテ
ナは各々、略等しい大きさおよび形の第1および第2のループエレメンツを具備
する。第1および第2のループエレメンツは、クロスオーバ導体で相互に接続さ
れ、別々の、間隔を置かれた、平行な平面上に位置付けられる。送信機に接続さ
れたとき、アンテナは、遠い場(ファーフィールド)での大きく減らされた結合
特性および送信アンテナと受信アンテナとの間の広いエリアにおける大きい結合
の双方を有する。このように、本発明のアンテナは、EASへのアプリケーショ
ンによく適している。
【0023】 ここで、図2を参照すると、本発明によって改良されたループ・アンテナ30
の模式的ブロック図が示されている。図2には、水平軸32および垂直軸34が
含まれており、各々は、アンテナ30の形および大きさをより明瞭に記述して表
現するために、アンテナ30の略幾何学的中心を通って延びる。アンテナ30は
、基本的には、主に水平軸32の上に位置する第1のまたは上方のループエレメ
ンツ36および主に水平軸32の下に位置する第2のまたは下方のループエレメ
ンツ38を具備する。図2に示されるように、好ましくは、上方および下方のル
ープエレメンツ36,38は、大きさと形が略等しくて、別々の、間隔を隔てた
、略平行な平面上にある。
【0024】 現在のところ好ましい実施例において、第1および第2のループエレメンツは
、およそ18ないし22インチお互いから間隔を置かれている。もちろん、上方
および下方のループエレメンツ36,38間の距離は、18ないし22インチよ
りも大きいかまたは小さいものが、本発明で用いられても良いということが、当
業者には理解される。
【0025】 上方のループエレメンツ36および下方のループエレメンツ38は、好ましく
は、各々、異なるゲージ・サイズの導体のような適当なタイプの一巻き以上の導
体またはワイヤーを有するが、その導体は当業者には周知のものである。好まし
くは、上方および下方のループエレメンツ36,38は、単一のワイヤーから構
成され、または形成される。しかし評価されるなら、例えば、多重導体ワイヤー
のようなその他の導電エレメンツを使っても本発明の範囲から逸脱することはな
いことが理解されよう。例えば、第1および第2のループエレメンツ36,38
を構成するのに、機械的に機能的な構造エレメンツを用いることが望ましい。代
わりに、導電体の装飾エレメンツ(図示されていない)を用いても良い。
【0026】 ループエレメンツ36,38は、それぞれ「上方の」および「下方の」ループ
エレメンツとして示したが、説明的な用語「上方の」および「下方の」は、相対
的なものであり、ループエレメンツ36,38は、お互いに関してその他の配置
に方向付けすることもできるということが、当業者には明らかである。 上方のループエレメンツ36は、略長方形の形をしていて、垂直な軸34に略
平行である第一の辺40、水平な軸32に略平行である第2の辺42、第1の辺
40に平行で第2の辺42から延びる第3の辺44、および2つの別々の部分4
6a,46bを具備する第4の辺46を有する。
【0027】 同様に、下方のループエレメンツ38もまた、略長方形の形をしていて、垂直
な軸34に略平行な第1の辺52、水平な軸32に略平行な第2の辺54、第1
の辺52に略平行であり第2の辺54から延びる第3の辺56、および2つの別
々の部分58a,58bをもつ第4の辺58を有する。
【0028】 一組の導体48,50をもつクロスオーバエレメンツは、上方のループエレメ
ンツ36の第4の辺46の各々の部分46a,46bから延び、下方のループエ
レメンツ38の第4の辺58の部分58a,58bでそれぞれ上方のループエレ
メンツ36に電気的に接続する。クロスオーバエレメンツ導体48,50は、好
ましくは、ねじられた一組のワイヤーまたはシールドされた平行ケーブルのよう
な、一組の近接して間隔を置かれたワイヤーまたは導体を具備し、上方および下
方のループエレメンツ36,38を接続するために所定の長さを有する。好まし
くは、クロスオーバ導体48,50は、水平軸32に近接する位置から、水平軸
32の下に延びる。
【0029】 上方および下方のループエレメンツ36,38が、間隔を置かれた平行な平面
上にあるので、クロスオーバ導体もまた、垂直に延びていることに加えて、上方
および下方のループエレメンツ36,38の間で水平に延びる。上方および下方
のループエレメンツ36,38は、図示されるように接続されることが好ましい
けれども、上方および下方のループ36,38は、それぞれのループエレメンツ
36,38の反対の側を相互に接続することによって接続されることもできる、
ということが理解される。例えば、上方のループエレメンツ36の第4の辺46
は、下方のループエレメンツ38の第2の辺54に接続することができ、または
第1のループエレメンツ36の第3の辺44は、第2のループエレメンツ38の
第1の辺52に接続することもできる。
【0030】 上方および下方のループエレメンツ36,38の各々は、長方形として示され
ているけれども、上方および下方のループが長方形を具備している必要はなく、
上方および下方のループエレメンツ36,38は、略同じようなサイズで幾何学
形状のものでありさえすれば良い。例えば、上方および下方のループエレメンツ
36,38は、円、楕円または三角形のような、その他の幾何学形状を具備する
ことができる。
【0031】 アンテナ30は、電気デバイスまたは回路に電気的に結合され、およびそれに
よって駆動されるが、その電気デバイスまたは回路は、送信アンテナの場合は送
信機回路であり、受信アンテナの場合は受信機回路であり、または2方向通信用
に設計されたアンテナの場合は、送受信機回路である。
【0032】 送信アンテナの場合は、電気回路エレメンツは、電磁場を発生させるのに十分
な電流をアンテナに供給するために、アンテナに電気的に結合される電流源を具
備する。例えば、その電気回路は、信号発信機(図示されていない)およびアン
テナによって提供される負荷インピーダンスを駆動する能力があるタイプの適当
な増幅器/フィルタ・ネットワーク(図示されていない)を具備する通常の送信
機であり得る。図2において、送信機60は、アンテナ30のクロスオーバ導体
48,50に結合される。
【0033】 送信機60は、上方および下方のループエレメンツ36,38に電流を供給す
るが、その電流が、矢印62,64によってそれぞれ指示されるとおり、上方お
よび下方のループエレメンツ36,38において反対の方向に流れるように、送
信機60はクロスオーバ導体48,50の各々に接続される。上方のループエレ
メンツ36における電流は、時計回りの方向に流れ、一方下方のループエレメン
ツ38に流れる電流は、反時計回りの方向に流れる。先に記述されたように、ル
ープにおいて反対の方向に電流が流れる多重ループは、非常に有効な、遠いフィ
ールドの打消し合いを提供する。
【0034】 好ましくは、アンテナ30のサイズは、アンテナ30が主に磁場を生成するよ
うに、アンテナ30の動作波長よりも実質的に小さい。例えば、第1および第2
のループエレメンツ36,38の第1および第3の辺40,44および52,5
6は、それぞれ長さが約30ないし40インチ(75〜100cm)であり、ま
た第1および第2のループエレメンツ36,38の第2の辺42,54はそれぞ
れ約1ないし15インチである。しかしながら、ループエレメンツ36,38の
サイズは、アプリケーションおよび監視ゾーンの望ましいサイズによって変わる
ものであるということは当業者によって理解されよう。
【0035】 本発明の好ましい実施例において、下方のループエレメンツ38は、地面レベ
ルより約2.0インチ上にあり、上方および下方のループエレメンツ36,38
の各々は、約32インチの長さおよび約5.6インチの幅を有し、さらに、上方
および下方のループエレメンツ36,38は、異なるサイズを有することさえも
可能で、また所望の遠い場(ファーフィールド)の打消し合いが、ループエレメ
ンツ36,38の各々における電流の値を変えることによって達成できるだろう
ということは当業者が理解するだろうところである。
【0036】 以下で理解される通り、アンテナが電磁場を放射する周波数は、実質的には送
信機60の発振速度に依存する。したがって、その周波数は、周知のやり方で送
信機60を適切に調整することによって、設定されかつ調整される。好ましくは
、アンテナ30は、無線周波数で動作し、その無線周波数は好ましくは、1,0
00Hzを超える周波数を含み、より好ましくは、5,000Hzを超える周波
数を含み、さらにより好ましくは10,000Hzを超える周波数を含む。
【0037】 しかしながら、アンテナ30は、本発明の範囲から逸脱することなく、より低
い周波数で動作することも可能であるということを理解すべきである。この好ま
しい実施例において、タグが好ましくは8.2MHzまたはその近くで共振し、
それは多数の製造業者の電子セキュリティシステムに用いられ、共通して使用さ
れる1つの周波数であり、とは言っても、EASシステムの周波数は、地方の状
況および規則によって異なるということは当業者には明らかであろう。したがっ
て、この特定の周波数が、本発明への制限と考えられることはない。
【0038】 別案として、電気回路が、送信アンテナから電磁エネルギを受信するため、ア
ンテナ30に電気的に結合される受信機回路(図示されていない)および/また
はタグがアンテナの近隣にあるかどうかを指示する信号を発生するタグの共振回
路(図示されていない)を具備していても良い。送信および/または受信のため
のそのような電気回路エレメンツは、一般に知られている。例えば、そのような
回路エレメンツが、米国特許第5,373,301号に記述されている。電気回
路エレメンツのより詳細な記述は、本発明を理解するのに必要とされていない。
【0039】 この好ましい実施例においては、本発明で用いられる受信機回路には、周知の
ように、共振タグが送受信アンテナによって定義される監視ゾーンに位置するこ
とを示すアラーム信号を生成するアラーム回路が含まれている。しかしながら、
鋭い発信音やサイレン音を発生させるよりもむしろ、受信機回路には、周知の歌
またはジングルもしくはその一部のような所定の特製のアラーム信号を蓄積する
ための不揮発性RAMまたはプログラム可能ROMのような蓄積デバイスが含ま
れてもよい。代わりに、周知の音声を録音することが始められても良い。そのよ
うな特製の音声信号の使用は、従来技術の信号発信音やサイレンとは対照的に、
受信機のアラーム機能を顧客から隠すのに用いられる。
【0040】 好ましくは、上方のループエレメンツ36から電気回路エレメンツ(例えば、
送信機60)まで計られるクロスオーバ導体48,50の長さは、下方のループ
エレメンツ38から電気回路エレメンツまで計られるクロスオーバ導体48,5
0の長さに等しい。上方および下方のループエレメンツ36,38の間で本質的
に等距離である送信機60を結合することは、アンテナ30の交差およびループ
36,38を具備する等価の導体セグメントに等しい電流を流すことに貢献し、
それによりアンテナ30から離れているフィールド(場)の正確な打ち消し合い
(キャンセレーション)が得られる。それ故、遠フィールド結合(ファーフィー
ルドカップリング)が最小限化される。受信機に結合されるとき、相互的に、ア
ンテナ30から離れたところでのアンテナ30の信号に対する感度は、最小限化
される。
【0041】 アンテナ30は、アンテナ30に近接するできる限り大きなゾーンにおいてア
ンテナ30の磁気結合係数を最大限とするように設計されている。ループエレメ
ンツ36,38が同一平面上で無くなるように下方のループエレメンツ38を上
方のループエレメンツ36から引き離すことは、EASアプリケーションのため
の監視ゾーン内のタグへの全体としてのより良い結合、したがって、全体として
より良いタグの検出を提供することがわかる。
【0042】 図3には、EASシステム70が示されており、装飾構造72内に収容される
送信アンテナと第2の装飾構造74内に収容される受信アンテナとを具備する。 好ましくは、装飾構造72,74は、高分子材料のような非導電材料から構成
され、アンテナ・ループエレメンツを収容するための固定した支持構造を備える
。 装飾構造72,74は各々、好ましくは、上方および下方のループエレメン
ツ36,38をそれぞれ収容するための第1および第2の、別々のコラム状の筐
体76,78を具備する。
【0043】 第1のコラム状の筐体76はまた、送信機60かまたは受信機を具備する印刷
回路基板(PCB)80およびそれと結合する電子構成部品を収容する。すなわ
ち、上方のループエレメンツ36は、筐体76の上または上方の半分に位置し、
またPCB 80は、筐体76の下方または下半分に位置する。クロスオーバ導
体48,50は、コラム状の筐体76,78の間に延び、上方および下方のルー
プエレメンツ36,38と電気回路エレメンツを接続する。
【0044】 もちろん、上方および下方のループエレメンツ36,38のために別々の筐体
を用いることが必要ではなく、そのようなエレメンツは単一構造内に収容するこ
とができる。さらには、1つ以上のクロス・バー(図示されていない)を筐体7
6,78の間に配置して筐体に構造上の支持を加えることもできる。 装飾構的造物72,74は、一般に、店の入り口又は出口の向かい合う両側に
配置され、それら構造物72,74の間の通路が監視ゾーンである。それ故構造
物72,74の間を通る活性化された共振タグまたはマーカは、アラーム信号を
発生させる。
【0045】 図5は、本発明で用いられる装飾コラム状の筐体76,78の好ましい実施例
の透視図である。そのようなコラム状の筐体は、ギリシャ式の柱を模しており、
隠し場所となるスタンドとして用いられる。このようにEASシステムは、魅力
的だが目立たないものである。
【0046】 典型的には、EASシステムにおける送信アンテナと受信アンテナとの間の間
隔は、特定のEASシステムおよびそのシステムが使用されている応用によって
は、2ないし5フィートの範囲にある。前述されたアンテナのデザインは、従来
技術のアンテナよりも大きな監視ゾーンを提供する。例えば、EASシステムは
通常小売店の入り口又は出口に配置され、典型的なシステムは、その入り口又は
出口の第1の側に配置される送信アンテナとその入り口又は出口の第2の、つま
り反対の、側に配置される受信アンテナを有する。施設への入場又は退出が抑止
されるのを防ぐため、アンテナはお互いの間が少なくとも入り口又は出口の幅だ
けの間隔を置かれていることが望ましく、その間隔は一般に約6フィートである
【0047】 残念ながら、多くの従来技術のシステムでは、送信および受信アンテナがお互
いから6フィートよりもずっと短い距離だけ、そして5フィートよりもさらに短
い距離の間隔を置かれないことが必要であり、人間が入り口又は出口よりも狭い
間隔のところを漏斗状になって通るか、入り口又は出口に2つより多いアンテナ
が用いられることが必要とされる。しかしながら、本発明によるアンテナのデザ
インの、優れた遠フィールド打ち消し合い特性によると、アンテナに接続される
送信機は、FCC規則を破る遠フィールド放出を作り出すことなしに非常に高い
パワーで動作する。
【0048】 さらに、アンテナの監視ゾーンにおいて、タグによって生成される信号は、ア
ンテナを駆動するのに用いられる信号の振幅に比例する振幅であるので、タグ信
号の正味の増大が達成され、その増大によりシステムの信号対ノイズ比の対応し
た増大を提供する。信号対ノイズ比のこの増大によって、送信アンテナが現在の
EASシステムよりも受信アンテナからより離れて配置されることが可能となる
。例えば、送信および受信アンテナは、標準である店の6フィート幅の入り口の
向かい合う側に配置され、それによって顧客がより簡単に店に出入りすることが
可能となる。すなわち、本発明のアンテナの設計により、送信および受信アンテ
ナが6フィートより大きく離れて間隔を置くことを可能にし、しかもその間を通
るタグを検出することが可能となる。通路幅もまた、送信アンテナの反対の側に
受信アンテナを配置してそれによって2つの通路を定義することで拡大される。
【0049】 もちろん、当業者が理解するであろうように、共振タグまたはマーカのサイズ
もまた、送信および受信アンテナの間の間隔を決定する要因である。例えば、比
較的大きなタグを用いるEASシステムでは、送信および受信アンテナを、比較
的小さいタグを検出することが必要なシステムよりも、より遠く離して配置する
ことが可能となる。しかしながら、本発明によると、送信および受信アンテナは
、6フィートよりも大きな距離離れた間隔で置くことができ、なおも大きなタグ
と小さなタグの両方を検出する。
【0050】 図4は、図3のEASシステム70の線4−4に沿った断面図である。通路ま
たは監視ゾーンは、EASシステム70を用いる店を出るように人が動く方向を
指示する矢印82を有する。好ましくは、送信アンテナおよび受信アンテナの各
々の上方および下方のループエレメンツ36,38は、通路に関して所定の角度
θで固定される。角度θは,好ましくは,90°よりも小さく、さらに好ましく
は、約45°である。ループエレメンツ36,38は、固定されており、扉やそ
れと同様の構造に載置されている周知の従来技術のアンテナのように、位置が動
いたり変わったりしないことに留意されたい。
【0051】 本発明の特定の実施例が記述されているけれども、本発明は変更されまたは修
正されてもよく、それでなおも本発明の範囲および精神から逸脱することなく所
望の遠いフィールドの打ち消し合いを提供することは明らかである。さらには、
本発明のアンテナはEASシステムを参照してここに記述されているけれども、
そのようにEASシステムを参照することは、例示的な目的のみのためであって
、制限的なものではないということが理解されよう。本発明のアンテナは、他の
多くの種類のアプリケーションを用いるのによく適しており、より詳しく言えば
、アンテナによって放射される電磁エネルギーが、通信または識別機能を果たす
ために用いられる、どんなエリアにおいての適用をも有する。
【0052】 例えば、本発明のアンテナは、センサー(アンテナによって送信される電磁エ
ネルギーによって電力を供給される)と連携し、そのセンサーに接続されるワイ
ヤーを介して、そのセンサーに電力を供給するかさもなければ通信することが困
難である環境において用いることができる。この環境において、アンテナは、セ
ンサーに遠隔的に電力を供給しまたそこからの情報を受信するのに用いることが
できる。例えば、本発明のアンテナは、患者の血糖値レベルを測定するセンサー
と連携して用いることができ、ここでその血糖値レベル・センサーは、患者の組
織に皮下埋め込みされている。患者の皮膚にセンサーに接続されるためにワイヤ
ーの穴を開けられないことが高度に望まれることは認識されるだろう。センサー
からバッテリーを除くこともまた高度に望ましい。
【0053】 本発明では、センサーによって送信される電磁エネルギーが、患者の血糖値レ
ベルと関係している場合、患者の皮膚の下に位置するセンサーに電力を供給する
のに、アンテナによって生成される電磁エネルギーを用いることおよび同時に、
センサーによって送信される電磁エネルギーを受信するのにアンテナを用いるこ
とが可能である。もう1つのアプリケーションは、アクセス制御のために持ち主
を識別する受動トランスポンダーと通信することに関係する。本発明のその他の
有益なアプリケーションもまた当業者には明らかであろう。
【0054】 本発明の前述した実施例には、その発明の概念から逸脱することなく変更を加
えてもよいことを、当業者はさらに認識するであろう。したがって本発明は、開
示される特定の実施例に制限されるものではなく、添付した請求の範囲によって
定義される発明の範囲および精神内でのあらゆる修正および変更を含むことを意
図しているものとして理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術による遠いフィールドを打ち消し合うアンテナの概略図
【図2】 本発明による、遠いフィールドを打ち消し合うアンテナの概略図
【図3】 本発明による、筐体において示される第1のアンテナを有するEASシステム
で用いられる、遠いフィールドを打ち消し合うアンテナの概略図および筐体にお
ける第2のアンテナの部分断面図
【図4】 図3のEASシステムの線4−4に沿った断面図
【図5】 装飾した筐体における本発明のアンテナの遠近図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5J021 AA02 AA06 AA13 AB04 CA06 FA32 GA08 HA05 JA07 5K012 AB02 AC06 AC08 AC10 BA09

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のループエレメンツ、 第2のループエレメンツであって、それは前記第1および第2のループエレメ
    ンツが、略大きさが等しく、かつ別々の、間隔を置かれ、略平行な平面上にある
    ところの、第2のループエレメンツ、及び 前記第1および第2のループエレメンツを電気的に接続する導電体を具備する
    クロスオーバエレメンツ、 を具備する多重ループ・アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のループエレメンツ間の略中心点を通っ
    て延びる水平軸が、前記第1および第2のループエレメンツを分離し、その第1
    および第2のループエレメンツが前記水平軸の反対の側に位置するものである請
    求項1に記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のループエレメンツ間の略中心点を通っ
    て延びる垂直軸が、前記第1および第2のループエレメンツを分離し、その第1
    および第2のループエレメンツが前記垂直軸の反対の側に位置するものである請
    求項2に記載のアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のループエレメンツが約18ないし22
    インチだけお互いから間隔を置かれている請求項1に記載のアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のループエレメンツに接続される電気回
    路エレメンツをさらに具備する請求項1に記載のアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記クロスオーバエレメンツが前記第1および第2のループ
    エレメンツを前記電気回路エレメンツに接続する請求項5に記載のアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記第1のループエレメンツを前記電気回路エレメンツに接
    続するクロスオーバエレメンツの長さが、前記第2のループエレメンツを前記電
    気回路エレメンツに接続する前記クロスオーバエレメンツの長さに略等しい請求
    項6に記載のアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記回路エレメンツが送信機を具備する請求項7に記載のア
    ンテナ。
  9. 【請求項9】 前記送信機によって生成される電流が、前記第1のループエ
    レメンツにおいて第1の方向に、かつ前記第2のループエレメンツにおいてその
    第1の方向と反対の第2の方向に流れる請求項8に記載のアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のループエレメンツを流れる前記電流
    によって生成されるフィールドが、前記アンテナから1波長以上の距離で略打ち
    消し合っている請求項9に記載のアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記回路エレメンツが受信機を具備する請求項5に記載の
    アンテナ。
  12. 【請求項12】 前記アンテナが主に磁場を生成するように、そのアンテナ
    のサイズがそのアンテナの動作波長よりも実質的に小さい請求項1に記載のアン
    テナ。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2のループエレメンツを収容する固定し
    た支持構造をさらに具備する請求項1に記載のアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2のループエレメンツの各々が、別々の
    支持構造に収容される請求項13に記載のアンテナ。
  15. 【請求項15】 送信回路エレメンツ、 その送信回路エレメンツに電気的に結合された、電磁場を生成するための送信
    アンテナであって、略大きさの等しい第1および第2のループエレメンツであっ
    て、一般に、別々の、間隔を置かれた、平行な平面上にあるそれらループエレメ
    ンツと、それら第1および第2のループエレメンツを一緒に電気的に結合するク
    ロスオーバ導体を具備する送信アンテナ、 その送信アンテナから間隔を置かれた受信アンテナであって、略大きさの等し
    い第1および第2のループエレメンツであって、一般に、別々の、間隔を置かれ
    た、平行な平面上にあるそれらループエレメンツ、それら第1および第2のルー
    プエレメンツを一緒に電気的に結合するクロスオーバ導体を具備する受信アンテ
    ナであって、ただしその受信アンテナは前記送信アンテナと実質的に同じ大きさ
    であり、かつその送信アンテナとその受信アンテナとの間に監視ゾーンが定義さ
    れる受信アンテナ、 その受信アンテナに電気的に結合された受信回路エレメンツであって、所定周
    波数で前記監視ゾーンにおいて共振タグの共振を検出し、その監視ゾーンにおい
    て保護される物品の存在を指示するアラーム信号をそこから生成するための受信
    回路エレメンツ、 を具備する電子物品監視システム。
  16. 【請求項16】 前記送信アンテナの前記第1および第2のループエレメン
    ツ間の略中心点を通って延びる水平軸が、その送信アンテナの前記第1および第
    2のループエレメンツを分離し、その送信アンテナのその第1および第2のルー
    プエレメンツがそれの反対の側に位置するものとされる請求項15に記載の電子
    物品監視システム。
  17. 【請求項17】 前記水平軸がまた前記受信アンテナの前記第1および第2
    のループエレメンツを分離し、その受信アンテナの第1および第2のループエレ
    メンツもまたその水平軸の反対側に位置するものとされる請求項16に記載の電
    子物品監視システム。
  18. 【請求項18】 前記送信アンテナの前記第1および第2のループエレメン
    ツ間の略中心点を通って延びる垂直軸が、その送信アンテナの前記第1および第
    2のループエレメンツを分離し、その送信アンテナのその第1および第2のルー
    プエレメンツがそれの反対の側に位置するものとされる請求項15に記載の電子
    物品監視システム。
  19. 【請求項19】 前記垂直軸がまた、前記受信アンテナの前記第1および第
    2のループエレメンツを分離し、その受信アンテナの第1および第2のループエ
    レメンツもまた、その垂直軸の反対側に位置するものとされる請求項18に記載
    の電子物品監視システム。
  20. 【請求項20】 前記監視ゾーンが、前記送信アンテナと前記受信アンテナ
    との間に延びる通路を具備し、かつ前記送信アンテナおよび前記受信アンテナの
    ループエレメンツの各々が、その通路に関して所定の角度で固定されている請求
    項15に記載の電子物品監視システム。
  21. 【請求項21】 前記角度が約45°である請求項20に記載の電子物品監
    視システム。
  22. 【請求項22】 前記受信機回路が、前記アラーム信号を生成するアラーム
    回路を含む請求項15に記載の電子物品監視システム。
  23. 【請求項23】 前記アラーム信号が、あつらえた音響信号を開始する請求
    項22に記載の電子物品監視システム。
  24. 【請求項24】 前記通路が約6フィート幅よりも大きな請求項15に記載
    の電子物品監視システム。
  25. 【請求項25】 送信回路エレメンツ、 その送信回路エレメンツに電気的に結合される、電磁場を生成するための送信ア
    ンテナであって、略大きさの等しい第1および第2のループエレメンツであって
    、一般に、別々の、間隔を置かれた、平行な平面上にあるそれらループエレメン
    ツと、それら第1および第2のループエレメンツを一緒に電気的に結合するクロ
    スオーバ導体とを具備する送信アンテナ、 その送信アンテナから間隔を置かれた受信アンテナであって、それは略大きさ
    の等しい第1および第2のループエレメンツをもち、そのループエレメンツが一
    般に、別々の、間隔を置かれた、平行な平面上にあるそれらループエレメンツと
    、それら第1および第2のループエレメンツを一緒に電気的に結合するクロスオ
    ーバ導体とを具備する受信アンテナであって、ただしその受信アンテナはその送
    信アンテナと実質的に同じ大きさであり、その送信アンテナの略幾何学中心を通
    って延びる水平軸が、その送信アンテナとその受信アンテナの各々の前記第1お
    よび第2ループエレメンツを分離し、それぞれのアンテナの前記第1および第2
    ループエレメンツがその水平軸の対向する辺上に位置し、かつその送信アンテナ
    とその受信アンテナとの間に監視ゾーンが定義され、その監視ゾーンは、その送
    信アンテナとその受信アンテナとの間に延びる通路を具備しており、その送信ア
    ンテナとその受信アンテナの前記ループエレメンツの各々は、その通路に関して
    所定の角度で固定されているところの、受信アンテナ、 その受信アンテナに電気的に結合される受信回路エレメンツであって、所定周
    波数で前記監視ゾーンにおいて共振タグの共振を検出し、かつその監視ゾーンに
    おいて保護される物品の存在を指示するアラーム信号をそこから生成する受信回
    路エレメンツ、 を具備する電子物品監視システム。
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