JP2002530711A - 光学エレメントを決定して設計する方法 - Google Patents
光学エレメントを決定して設計する方法Info
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- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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- G01B11/24—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
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Abstract
(57)【要約】
光学エレメント100の少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定又は設計する方法が、幾何学特性を測定又は規定するステップと、この幾何学的特性から積分の方程式の集合を決定するステップと、この積分の方程式の集合からこの少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを含む。この積分の方程式の集合はまた、光学エレメント100の1つ或いは複数の光の屈折率から決定される。この測定又は規定された幾何学特性は、光学エレメント100に対する複数の入射光線102A、102B、102Cとこの少なくとも1つの未知の表面によって影響された対応する複数の光線との幾何学特性である。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般的にレンズやミラーなどの光学エレメントを決定して設計する
方法に関し、より特定的には光学エレメントのトポグラフィを決定して設計する
方法に関する。
方法に関し、より特定的には光学エレメントのトポグラフィを決定して設計する
方法に関する。
【0002】 (背景技術) レンズやミラーなどの光学エレメントを決定して設計する方法が、当該技術分
野で知られている。これらの方法は、単一焦点光学エレメントに対する正確な表
面及び複数焦点光学エレメントに対するほぼ正確な表面を提供しようとするもの
である。複数焦点のレンズやミラーは、その各々が光学エレメント内の別々の領
域のための複数の焦点を備えている。
野で知られている。これらの方法は、単一焦点光学エレメントに対する正確な表
面及び複数焦点光学エレメントに対するほぼ正確な表面を提供しようとするもの
である。複数焦点のレンズやミラーは、その各々が光学エレメント内の別々の領
域のための複数の焦点を備えている。
【0003】 光学エレメントを設計する場合、設計者は、最終結果を制限する要件のリスト
を決定する。このような要件には、要求される表面の概括的な形状や、この要求
される表面で実現しなければならない光路の集合などが含まれる。このような光
路は、理論的に決定したり、光学エレメントを通過する複数の光線を含む光線の
経路を測定して決定したりできる。
を決定する。このような要件には、要求される表面の概括的な形状や、この要求
される表面で実現しなければならない光路の集合などが含まれる。このような光
路は、理論的に決定したり、光学エレメントを通過する複数の光線を含む光線の
経路を測定して決定したりできる。
【0004】 従来の技術で知られている1つの方法によれば、光学表面は、有限の数のパラ
メータで特徴付けられる予備的な所与の表面にしたがって決定される。この方法
では、パラメータの最適な選択を計算し、これによって所望の光学表面を決定す
る。この計算された光学表面は、多項式又は他の知られている特定の関数で表す
ことができる。
メータで特徴付けられる予備的な所与の表面にしたがって決定される。この方法
では、パラメータの最適な選択を計算し、これによって所望の光学表面を決定す
る。この計算された光学表面は、多項式又は他の知られている特定の関数で表す
ことができる。
【0005】 制限事項の数はかなり多いのに、限られた有限の数のパラメータによってこの
ような最適化が達成されるという点で、このような光学表面は、制限されること
が当業者には理解されよう。
ような最適化が達成されるという点で、このような光学表面は、制限されること
が当業者には理解されよう。
【0006】 G.H.Guilinoによる1993年応用光学誌の第32巻の111〜1
17ページの「Design Philosophy For Progres
sive Addition Lenses(漸進的追加レンズの設計思想)」
(Design Philosophy For Progressiνe A
ddition Lenses)には、複数焦点レンズの設計原理の方法が徹底
的に調査されている。
17ページの「Design Philosophy For Progres
sive Addition Lenses(漸進的追加レンズの設計思想)」
(Design Philosophy For Progressiνe A
ddition Lenses)には、複数焦点レンズの設計原理の方法が徹底
的に調査されている。
【0007】 Guilinoらに対する米国特許第4,315,673号は、漸進的屈折力
の眼鏡レンズを指向したものである。Guilinoは、特定の関数を利用して
可変屈折力を持つ光学表面を達成する特定の形状について述べている。
の眼鏡レンズを指向したものである。Guilinoは、特定の関数を利用して
可変屈折力を持つ光学表面を達成する特定の形状について述べている。
【0008】 Fueterらに対する米国特許第4,606,622号は、異なる視野ゾー
ン間で漸進的に屈折力が変化する複数焦点メガネレンズを指向している。Fue
terは、複数の点にしたがって表面を決定する方法について述べている。この
方法は、3つの点にわたって2回連続微分可能な表面を定める。この表面は、変
化する光学表面屈折力を達成するように選択される。
ン間で漸進的に屈折力が変化する複数焦点メガネレンズを指向している。Fue
terは、複数の点にしたがって表面を決定する方法について述べている。この
方法は、3つの点にわたって2回連続微分可能な表面を定める。この表面は、変
化する光学表面屈折力を達成するように選択される。
【0009】 業界では、複数枚のレンズ(したがってこれと複数の屈折表面と)から成る光
学エレメントを設計するのが通例である。カメラなどの複雑な光学エレメントの
設計者は、自由に使用できる有限のそして所定のレンズの集合を有している。設
計者は光学エレメントの性能に要件を課し、次に、ソフトウエアを用いて、この
所定のレンズの集合から最適な選択を行うことによって性能を最適化する。この
方式では、光学エレメントの設計に、この所定のレンズの集合の組合せの数が、
多いが有限であるという制限があることが理解されよう。
学エレメントを設計するのが通例である。カメラなどの複雑な光学エレメントの
設計者は、自由に使用できる有限のそして所定のレンズの集合を有している。設
計者は光学エレメントの性能に要件を課し、次に、ソフトウエアを用いて、この
所定のレンズの集合から最適な選択を行うことによって性能を最適化する。この
方式では、光学エレメントの設計に、この所定のレンズの集合の組合せの数が、
多いが有限であるという制限があることが理解されよう。
【0010】 Le Sauxらに対する米国特許第5,581,347号は、光学表面を測
定する方法とデバイスを指向している。光学エレメント表面は、既知の波面を持
つ光で照射される。この波面の、表面で反射又は屈折した後の傾斜が測定される
。所与の初期表面から始まるプロセスを反復して、所定のメリット関数を最小化
する表面を求めようとするものである。
定する方法とデバイスを指向している。光学エレメント表面は、既知の波面を持
つ光で照射される。この波面の、表面で反射又は屈折した後の傾斜が測定される
。所与の初期表面から始まるプロセスを反復して、所定のメリット関数を最小化
する表面を求めようとするものである。
【0011】 (発明の開示) 本発明のある好ましい実施形態によれば、複数の光線と複数の影響された光線
とに関するデータを受け取るステップであり、光線の各々が、影響された個々の
光線と関連するステップと、このデータから積分の方程式の集合を決定するステ
ップと、積分の方程式の集合から光学表面を決定するステップとを含む光学表面
を決定する方法が提供される。
とに関するデータを受け取るステップであり、光線の各々が、影響された個々の
光線と関連するステップと、このデータから積分の方程式の集合を決定するステ
ップと、積分の方程式の集合から光学表面を決定するステップとを含む光学表面
を決定する方法が提供される。
【0012】 本発明のある1つの態様によれば、影響された光線は光学表面によって屈折さ
れ、一方、本発明の別の態様によれば、影響された光線は光学表面によって反射
される。
れ、一方、本発明の別の態様によれば、影響された光線は光学表面によって反射
される。
【0013】 光学表面を決定するステップは、積分の方程式の集合が解けるかどうかを検出
して、この積分の方程式の集合が解ける場合はこの積分の方程式の集合を積分し
、これによって光学表面を決定するサブステップと、この積分の方程式が解けな
い場合は、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助条件を決定して、この補
助条件にしたがってコスト関数を最適化し、これによって光学表面を決定するサ
ブステップとを含むことがある。
して、この積分の方程式の集合が解ける場合はこの積分の方程式の集合を積分し
、これによって光学表面を決定するサブステップと、この積分の方程式が解けな
い場合は、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助条件を決定して、この補
助条件にしたがってコスト関数を最適化し、これによって光学表面を決定するサ
ブステップとを含むことがある。
【0014】 本方法で用いられるデータは、測定システムから又はユーザーから受け取られ
る。
る。
【0015】 本発明のさらなる別の態様によれば、本方法はさらに、非平面表面に対する光
線に関するデータが与えられている場合、この光線に関するデータから基準平面
を決定するステップを含むことがある。
線に関するデータが与えられている場合、この光線に関するデータから基準平面
を決定するステップを含むことがある。
【0016】 例えば、積分の方程式は次の式を含むことがある。
【0017】
【数14】 ここで、
【0018】
【数15】 xとyは、各光線の基準平面上での幾何学位置を示し、 n1は光線に関する光の屈折率を示し、 n2は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は各光線の方向ベクトル
を示し、 (a,b,c)は影響された光線各々の方向ベクトルを示す。
を示し、 (a,b,c)は影響された光線各々の方向ベクトルを示す。
【0019】 代替例として、積分の方程式は次式を含むことがある。
【0020】
【数16】 ここで、
【0021】
【数17】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は影響された光線各々の幾何
学位置を示し、 xとyは各光線の基準平面上での幾何学位置を示し、 n1は光線に関する光の屈折率を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 n2は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は各光線の方向ベクトル
を示す。
学位置を示し、 xとyは各光線の基準平面上での幾何学位置を示し、 n1は光線に関する光の屈折率を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 n2は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は各光線の方向ベクトル
を示す。
【0022】 光学表面を決定するステップは、積分の方程式の集合が解けるかどうかを検出
するステップと、積分の方程式の集合が解ける場合に、積分の方程式の集合を積
分し、これによって光学表面を決定するステップと、積分の方程式集合が解けな
い場合に、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助条件を決定するステップ
と、このコスト関数を補助条件にしたがって最適化し、これによって光学表面を
決定するステップとを含むことがあるが、このコスト関数は次にように決定され
る。
するステップと、積分の方程式の集合が解ける場合に、積分の方程式の集合を積
分し、これによって光学表面を決定するステップと、積分の方程式集合が解けな
い場合に、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助条件を決定するステップ
と、このコスト関数を補助条件にしたがって最適化し、これによって光学表面を
決定するステップとを含むことがあるが、このコスト関数は次にように決定され
る。
【0023】
【数18】 ここで、 w(x,y,f,▽f)は一般的な重み関数であり、F=(F1,F2)であ
る。コスト関数は、所定の表面gに適応させることができることに注意されたい
。
る。コスト関数は、所定の表面gに適応させることができることに注意されたい
。
【0024】 本発明による本方法はさらに、非平面状表面に対する影響された光線に関する
データが与えられている場合に、この影響された光線に関するデータから基準平
面を決定するステップを含むことがある。
データが与えられている場合に、この影響された光線に関するデータから基準平
面を決定するステップを含むことがある。
【0025】 したがって、積分の方程式は次式を含むことがある。
【0026】
【数19】 ここで、
【0027】
【数20】 xとyは、基準平面上での、影響された光線の各々の幾何学位置を示し、 n1は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は光線に関する光の屈折率を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinα)は影響された光線各々の
方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は各光線の方向ベクトルを示す。
方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は各光線の方向ベクトルを示す。
【0028】 代替例として、積分の方程式は次式を含むことがある。
【0029】
【数21】 ここで、
【0030】
【数22】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は各光線の幾何学位置を示し
、 xとyは、影響された光線各々の基準平面上での幾何学位置を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 n1は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は影響された光線各々の
方向ベクトルを示す。
、 xとyは、影響された光線各々の基準平面上での幾何学位置を示し、 fは基準平面の上方の光学表面の高さを示し、 n1は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は影響された光線各々の
方向ベクトルを示す。
【0031】 したがって、光学表面を決定するステップは、積分の方程式の集合が解けるか
どうかを検出するサブステップと、積分の方程式の集合が解ける場合、この積分
の方程式の集合を積分し、これによって光学表面を決定するサブステップと、積
分の方程式の集合が解けない場合、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助
条件を決定するサブステップと、コスト関数を補助条件に従って最適化し、これ
によって光学表面を決定するサブステップとを含み、前記コスト関数が次のよう
に決定される。
どうかを検出するサブステップと、積分の方程式の集合が解ける場合、この積分
の方程式の集合を積分し、これによって光学表面を決定するサブステップと、積
分の方程式の集合が解けない場合、この積分の方程式の集合のコスト関数と補助
条件を決定するサブステップと、コスト関数を補助条件に従って最適化し、これ
によって光学表面を決定するサブステップとを含み、前記コスト関数が次のよう
に決定される。
【0032】
【数23】 ここで、w(x,y,f,▽f)は一般的な重み関数であり、F=F(F1,
F2)である。コスト関数は所定の表面gに適応される。
F2)である。コスト関数は所定の表面gに適応される。
【0033】 本発明のさらなる別の態様によれば、本方法はさらに、光学表面と影響された
光線の間に位置する既知の光学表面に関するデータを受け取るステップと、中間
光線の幾何学データを、影響された光線に関するデータと既知の光学表面に関す
るデータに基づいて決定するステップであり、この中間光線が光学表面とこの既
知の光学表面間に位置しているステップと、影響された光線に関するデータを中
間光線に関するデータと置き換えるステップとを含むことがある。
光線の間に位置する既知の光学表面に関するデータを受け取るステップと、中間
光線の幾何学データを、影響された光線に関するデータと既知の光学表面に関す
るデータに基づいて決定するステップであり、この中間光線が光学表面とこの既
知の光学表面間に位置しているステップと、影響された光線に関するデータを中
間光線に関するデータと置き換えるステップとを含むことがある。
【0034】 代替例として、本方法は、光学表面と光線間にある、既知の光学表面に関する
データを受け取るステップと、光線に関するデータと既知の光学表面に関するデ
ータに基づいて、中間光線の幾何学データを決定するステップであり、この中間
光線は光学表面と既知の光学表面間にあるステップと、光線に関するデータを中
間光線幾何学データと置き換えるステップとを含んでいる。
データを受け取るステップと、光線に関するデータと既知の光学表面に関するデ
ータに基づいて、中間光線の幾何学データを決定するステップであり、この中間
光線は光学表面と既知の光学表面間にあるステップと、光線に関するデータを中
間光線幾何学データと置き換えるステップとを含んでいる。
【0035】 積分の方程式は、fx=e1(x,y,f)とfy=e2(x,y,f)とい
う形態をとり得る。したがって、光学表面を決定するステップは、 基準平面上で複数の点を有する格子を決定するサブステップと、 複数の点から始点を選択するサブステップと、 この始点の表面の値を決定するステップと、 複数の隣接する目的点を選択するサブステップであり、この隣接した目的点は
始点に隣接しているサブステップと、 隣接した各目的点の方向で、始点に対する、積分の方程式の集合から、表面の
導関数の値を決定するサブステップと、 始点の表面値とそれぞれ1つの表面の導関数値に従って、隣接した各目的点の
表面値を決定するサブステップと、 前記複数の点から追加点を選択するサブステップであり、この追加点は隣接し
た目的点の少なくとも1つに隣接しており、この追加点は、隣接した点及び始点
以外の点であるサブステップと、 追加点の方向で、少なくとも1つの隣接した目的点に対する、積分の方程式の
集合から、表面の導関数値を決定するサブステップと、 追加点の方向で、少なくとも1つの隣接した目的点の値と前記少なくとも1つ
の隣接した目的点の表面の導関数値とに従って、追加点の表面の値を決定するサ
ブステップと、 隣接した目的点と追加点との1つを始点として選択するサブステップと、 始点の表面の値を決定するステップを繰り返すサブステップと 含むことがある。
う形態をとり得る。したがって、光学表面を決定するステップは、 基準平面上で複数の点を有する格子を決定するサブステップと、 複数の点から始点を選択するサブステップと、 この始点の表面の値を決定するステップと、 複数の隣接する目的点を選択するサブステップであり、この隣接した目的点は
始点に隣接しているサブステップと、 隣接した各目的点の方向で、始点に対する、積分の方程式の集合から、表面の
導関数の値を決定するサブステップと、 始点の表面値とそれぞれ1つの表面の導関数値に従って、隣接した各目的点の
表面値を決定するサブステップと、 前記複数の点から追加点を選択するサブステップであり、この追加点は隣接し
た目的点の少なくとも1つに隣接しており、この追加点は、隣接した点及び始点
以外の点であるサブステップと、 追加点の方向で、少なくとも1つの隣接した目的点に対する、積分の方程式の
集合から、表面の導関数値を決定するサブステップと、 追加点の方向で、少なくとも1つの隣接した目的点の値と前記少なくとも1つ
の隣接した目的点の表面の導関数値とに従って、追加点の表面の値を決定するサ
ブステップと、 隣接した目的点と追加点との1つを始点として選択するサブステップと、 始点の表面の値を決定するステップを繰り返すサブステップと 含むことがある。
【0036】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、ある光学エレメントの少なく
とも1つの未知の表面のトポグラフィを決定する方法であり、この方法が、幾何
学特性を測定するステップと、幾何学特性及び光学エレメントの1つ或いは複数
の光の屈折率とから積分の方程式の集合を決定するステップと、この積分の方程
式集合から少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを
含む方法が提供される。この測定された幾何学特性とは、光学エレメントに対す
る複数の入射光線と、前記少なくとも1つの未知の表面によって影響された対応
する複数の光線との特性である。
とも1つの未知の表面のトポグラフィを決定する方法であり、この方法が、幾何
学特性を測定するステップと、幾何学特性及び光学エレメントの1つ或いは複数
の光の屈折率とから積分の方程式の集合を決定するステップと、この積分の方程
式集合から少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを
含む方法が提供される。この測定された幾何学特性とは、光学エレメントに対す
る複数の入射光線と、前記少なくとも1つの未知の表面によって影響された対応
する複数の光線との特性である。
【0037】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの未知の表面
を有する光学エレメントを設計する方法が提供される。本方法は、幾何学特性を
規定するステップと、この幾何学特性と光学エレメントの1つ或いは複数の光の
屈折率とから積分の方程式の集合を決定するステップと、この積分の方程式集合
から少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを含んで
いる。この規定された幾何学特性は、光学エレメントに対する複数の入射光線と
、少なくとも1つの未知の表面によって影響された対応する複数の光線との特性
である。
を有する光学エレメントを設計する方法が提供される。本方法は、幾何学特性を
規定するステップと、この幾何学特性と光学エレメントの1つ或いは複数の光の
屈折率とから積分の方程式の集合を決定するステップと、この積分の方程式集合
から少なくとも1つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを含んで
いる。この規定された幾何学特性は、光学エレメントに対する複数の入射光線と
、少なくとも1つの未知の表面によって影響された対応する複数の光線との特性
である。
【0038】 そのうえ、本発明のある好ましい実施形態によれば、影響された光線は、少な
くとも1つの未知の表面の少なくとも1つによって屈折したものである。
くとも1つの未知の表面の少なくとも1つによって屈折したものである。
【0039】 代替例として、本発明のある好ましい実施形態によれば、この影響された光線
は、少なくとも1つの未知の表面の少なくとも1つによって反射されたものであ
る。
は、少なくとも1つの未知の表面の少なくとも1つによって反射されたものであ
る。
【0040】 さらに、本発明のある好ましい実施形態によれば、トポグラフィを決定するス
テップは、積分の方程式集合が解くことができるかどうかを検出するステップを
含んでいる。この積分の方程式の集合は、解ける場合には積分の方程式の集合は
積分され、これによって、少なくとも1つの表面のトポグラフィを決定する。積
分の方程式の集合が解けない場合、積分の方程式の集合の関数と補助条件が決定
され、関数が補助条件にしたがって最適化され、これによって少なくとも1つの
表面のトポグラフィを決定する。
テップは、積分の方程式集合が解くことができるかどうかを検出するステップを
含んでいる。この積分の方程式の集合は、解ける場合には積分の方程式の集合は
積分され、これによって、少なくとも1つの表面のトポグラフィを決定する。積
分の方程式の集合が解けない場合、積分の方程式の集合の関数と補助条件が決定
され、関数が補助条件にしたがって最適化され、これによって少なくとも1つの
表面のトポグラフィを決定する。
【0041】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、光学エレメントの2つの未知
の表面のトポグラフィを決定する方法が提供される。本方法は、光学エレメント
に対する複数の入射光線と、少なくとも2つの未知の表面によって影響された対
応する複数の光線の位置及び方向とを測定するステップが含まれる。本方法はま
た、これらの位置及び方向と、光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率と
から積分の方程式の集合を決定するステップと、積分の方程式の集合からこれら
2つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを含む。
の表面のトポグラフィを決定する方法が提供される。本方法は、光学エレメント
に対する複数の入射光線と、少なくとも2つの未知の表面によって影響された対
応する複数の光線の位置及び方向とを測定するステップが含まれる。本方法はま
た、これらの位置及び方向と、光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率と
から積分の方程式の集合を決定するステップと、積分の方程式の集合からこれら
2つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップとを含む。
【0042】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、2つの未知の表面を有する光
学エレメントを設計する方法が提供される。本方法は、光学エレメントに対する
複数の入射光線と、少なくとも2つの未知の表面によって影響された対応する複
数の光線との位置と方向を規定するステップを含んでいる。本方法はまた、位置
及び方向と、光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率とから積分の方程式
の集合を決定するステップと、この積分の方程式集合から2つの未知の表面のト
ポグラフィを決定するステップとを含んでいる。
学エレメントを設計する方法が提供される。本方法は、光学エレメントに対する
複数の入射光線と、少なくとも2つの未知の表面によって影響された対応する複
数の光線との位置と方向を規定するステップを含んでいる。本方法はまた、位置
及び方向と、光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率とから積分の方程式
の集合を決定するステップと、この積分の方程式集合から2つの未知の表面のト
ポグラフィを決定するステップとを含んでいる。
【0043】 そのうえ、本発明のある好ましい実施形態によれば、影響された光線は、未知
の2つの表面の少なくとも1つによって屈折された光線である。
の2つの表面の少なくとも1つによって屈折された光線である。
【0044】 代替例では、本発明のある好ましい実施形態によれば、影響された光線は、2
つの未知の表面の少なくとも一つによって反射された光線である。
つの未知の表面の少なくとも一つによって反射された光線である。
【0045】 そのうえ、本発明によるある好ましい実施形態によれば、トポグラフィを決定
するステップは、積分の方程式の集合が解けるがどうか検出するステップを含ん
でいる。積分の方程式の集合は解ける場合には、積分の方程式の集合は積分され
、これによって2つの未知の表面のトポグラフィを決定する。積分の方程式の集
合が解けない場合、積分の方程式の集合の関数と補助条件が決定され、この関数
がこの補助条件に従って最適化され、これによってこの2つの未知の表面のトポ
グラフィが決定される。
するステップは、積分の方程式の集合が解けるがどうか検出するステップを含ん
でいる。積分の方程式の集合は解ける場合には、積分の方程式の集合は積分され
、これによって2つの未知の表面のトポグラフィを決定する。積分の方程式の集
合が解けない場合、積分の方程式の集合の関数と補助条件が決定され、この関数
がこの補助条件に従って最適化され、これによってこの2つの未知の表面のトポ
グラフィが決定される。
【0046】 そのうえ、本発明によるある好ましい実施形態によれば、本方法はさらに、位
置と方向から第1の基準平面を決定するステップを含み、積分の方程式には次式
が含まれる。
置と方向から第1の基準平面を決定するステップを含み、積分の方程式には次式
が含まれる。
【0047】
【数24】 ここで、
【0048】
【数25】
【0049】
【数26】 h1は第1の基準平面の上方の第2の基準平面の高さを示し、 h2は第1の基準平面の上方の第3の基準平面の高さを示し、 xとyは第2の基準平面上での、各入射光線の幾何学位置を示し、 ξとηは第3の基準平面上での、影響された各光線の幾何学位置を示し、 n1は入射光線に関する光の屈折率を示し、 n2は2つの未知の表面間の光の屈折率を示し、 n3は影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは第1の基準平面の上方の2つの未知の表面の一方の表面の高さを示し、 gは第1の基準平面の上方の2つの未知の表面の他方の表面の高さを示し、 (α,β,γ)は各入射光線の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は影響された各光線の方向ベクトルを示す。
【0050】 さらに、本発明のある好ましい実施形態によれば、関数は次のように決定され
る。
る。
【0051】
【数27】 wi(x,y,f,g,▽f,▽g)、i=1,2,3,4は一般的な重み関
数である。
数である。
【0052】 また、本発明によるある好ましい実施形態によれば、上記の設計方法で決定さ
れるトポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメントが提供
される。
れるトポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメントが提供
される。
【0053】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、上記の設計方法で決定される
トポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメントを生産する
型が提供される。
トポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメントを生産する
型が提供される。
【0054】 また、本発明によるある好ましい実施形態によれば、そのトポグラフィが、上
記の設計方法で決定される表面を有する、光学エレメントを生産するための型が
提供される。
記の設計方法で決定される表面を有する、光学エレメントを生産するための型が
提供される。
【0055】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、光学エレメントの2つの未知
の表面のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイス
は、光学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学システ
ムと、少なくとも2つの未知の表面によって影響された光線の位置と方向を測定
する第2の光学システムと、位置及び方向と光学エレメントの光学特性とから、
2つの未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエア手段とを含んでいる。
の表面のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイス
は、光学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学システ
ムと、少なくとも2つの未知の表面によって影響された光線の位置と方向を測定
する第2の光学システムと、位置及び方向と光学エレメントの光学特性とから、
2つの未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエア手段とを含んでいる。
【0056】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、光学エレメントの未知の表面
のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイスは、光
学エレメントに対する入射光線の位置と方向のどちらかを測定する第1の光学シ
ステムと、少なくとも未知の表面によって影響された光線の位置と方向を測定す
る第2の光学システムと、位置及び方向よ光学エレメントの光学特性とから決定
された積分の方程式の集合から未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエ
ア手段とを含んでいる。
のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイスは、光
学エレメントに対する入射光線の位置と方向のどちらかを測定する第1の光学シ
ステムと、少なくとも未知の表面によって影響された光線の位置と方向を測定す
る第2の光学システムと、位置及び方向よ光学エレメントの光学特性とから決定
された積分の方程式の集合から未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエ
ア手段とを含んでいる。
【0057】 また、本発明のある好ましい実施形態によれば、光学エレメントの未知の表面
のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイスは、光
学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学システムと、
少なくとも未知の表面によって影響された光線の位置と方向のどちらかを測定す
る第2の光学システムと、位置及び方向と光学エレメントの光学特性とから決定
された積分の方程式の集合に基づいて未知の表面のトポグラフィを決定するソフ
トウエア手段とを含んでいる。
のトポグラフィを決定する測定デバイスが提供される。この測定デバイスは、光
学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学システムと、
少なくとも未知の表面によって影響された光線の位置と方向のどちらかを測定す
る第2の光学システムと、位置及び方向と光学エレメントの光学特性とから決定
された積分の方程式の集合に基づいて未知の表面のトポグラフィを決定するソフ
トウエア手段とを含んでいる。
【0058】 本発明は、以下の添付図面と一緒に詳細な説明を読めば完全に理解されよう。
【0059】 (発明の詳細な説明) 本発明は、先行技術の欠点を克服するレンズやミラーなどの光学エレメントを
設計する新しい方法を提供する。本発明はまた、レンズやミラーなどの光学エレ
メントのための型のトポグラフィを設計する新しい方法を提供する。
設計する新しい方法を提供する。本発明はまた、レンズやミラーなどの光学エレ
メントのための型のトポグラフィを設計する新しい方法を提供する。
【0060】 さらに本発明は、先行技術の欠点を克服する、レンズやミラーなどの光学エレ
メントの形状を光学測定に基づいて決定する方法を提供する。
メントの形状を光学測定に基づいて決定する方法を提供する。
【0061】 本発明の1つの態様に従えば、屈折又は反射表面を設計する手順が、その表面
が、光線束を所望の仕方で光学的に透過又は反射するようなやり方で提供される
。
が、光線束を所望の仕方で光学的に透過又は反射するようなやり方で提供される
。
【0062】 本発明の別の態様に従えば、屈折又は反射表面を通過する(又はそれらによっ
て反射される)光線の測定によって、それらの屈折又は反射表面を決定する方法
が提供される。
て反射される)光線の測定によって、それらの屈折又は反射表面を決定する方法
が提供される。
【0063】 本発明の方法は漸進的な複数焦点レンズの設計に特に適している(しかしそれ
に限定されない)。
に限定されない)。
【0064】 今度は図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態に従って構成され作動す
る、一般に100で表される屈折表面と光線の集合との略図が示されている。
る、一般に100で表される屈折表面と光線の集合との略図が示されている。
【0065】 光学表面100は、それぞれ屈折率n1及びn2を持つ2つの光学媒体間を分
離する。光線102A、102B及び102Cは、点108A、108B及び1
08Cから出て表面100に向かう。表面100は、各光線102A、102B
及び102Cを屈折させて、それぞれ光線104A、104B及び104Cにす
る。矢印106は、表面100への法線のベクトルを表す。光線の数が設計者に
よって選択できることに注意されたい。
離する。光線102A、102B及び102Cは、点108A、108B及び1
08Cから出て表面100に向かう。表面100は、各光線102A、102B
及び102Cを屈折させて、それぞれ光線104A、104B及び104Cにす
る。矢印106は、表面100への法線のベクトルを表す。光線の数が設計者に
よって選択できることに注意されたい。
【0066】 光線102A、102B及び102Cの特性は、当技術分野で知られている複
数の形態で与えられるということが当業者には理解されよう。従って基準平面1
10のような基準表面は、その特性のいずれに基づいても決定することができる
ということに注意されたい。例えば基準平面110は、各光線102の正確な空
間的形状記述から容易に規定することができる。
数の形態で与えられるということが当業者には理解されよう。従って基準平面1
10のような基準表面は、その特性のいずれに基づいても決定することができる
ということに注意されたい。例えば基準平面110は、各光線102の正確な空
間的形状記述から容易に規定することができる。
【0067】 本発明は、関数fを用いて表面100を規定する。fは、基準x―y平面11
0に関して位置付けられる。基準平面110上の点(x,y)は、決定しようと
する光学表面100へ向かって放出される光線の原点を表す。平面110上方の
f(表面100)の高さは、f(x,y)によって与えられる。このようにして
与えられる記述に関する基準平面の使用は、通常の平面に限定されたものではな
く、むしろこの目的のためにはどのようなタイプの表面でも用いることができる
ということに注意されたい。
0に関して位置付けられる。基準平面110上の点(x,y)は、決定しようと
する光学表面100へ向かって放出される光線の原点を表す。平面110上方の
f(表面100)の高さは、f(x,y)によって与えられる。このようにして
与えられる記述に関する基準平面の使用は、通常の平面に限定されたものではな
く、むしろこの目的のためにはどのようなタイプの表面でも用いることができる
ということに注意されたい。
【0068】 基準平面110上の任意の点における光線102の位置が、それらの方向ベク
トルw1(x、y)とともに与えられている。
トルw1(x、y)とともに与えられている。
【0069】 本発明のこの態様に従えば、屈折光線のそれぞれの方向だけが既知でありそれ
は、各光線について方向ベクトルw2(x、y)によって与えられる。
は、各光線について方向ベクトルw2(x、y)によって与えられる。
【0070】 本発明に従えば、各光線102の方向ベクトルは、w1=(cosφcosθ
,sinφcosθ,sinθ)で表され、屈折光線の方向ベクトルは、w2=
(a,b,c)で表される。
,sinφcosθ,sinθ)で表され、屈折光線の方向ベクトルは、w2=
(a,b,c)で表される。
【0071】 そして、選択された光線102と表面100fとの交点(x0、y0、z0)
は、
は、
【0072】
【数28】 で与えられる。
【0073】 従ってM.BornとE.Wolfの「Principes of Opti
cs(光学の原理)」ペルガモンプレス、1980年で述べられている屈折の法
則は、
cs(光学の原理)」ペルガモンプレス、1980年で述べられている屈折の法
則は、
【0074】
【数29】 と書くことができる。
【0075】 ここでν=(fx0,fy0,−1)として規定されるνは、任意の点(x0
,y0,f)における表面100fへの法線を表し、fx0、fy0はそれぞれ
x0及びy0に関する表面fの偏導関数を表し、×は2つのベクトル間のベクト
ル積(ベクトルの乗法演算)を表す。方程式(2)は、sを比例定数とすれば、
n1w1−n2w2=sνとしてわずかに異なって書き表すことができることに
注意されたい。
,y0,f)における表面100fへの法線を表し、fx0、fy0はそれぞれ
x0及びy0に関する表面fの偏導関数を表し、×は2つのベクトル間のベクト
ル積(ベクトルの乗法演算)を表す。方程式(2)は、sを比例定数とすれば、
n1w1−n2w2=sνとしてわずかに異なって書き表すことができることに
注意されたい。
【0076】 ベクトル方程式(2)の係数を同等とみなすと、導関数fに対して次の2つの
方程式を得る。
方程式を得る。
【0077】
【数30】 本発明の方法においては、方程式(3)の系を積分することによって表面fが
構築される。
構築される。
【0078】 出願者は、方程式(1)を用いて交点(x0,y0,f)を消去すればより便
利になることに気が付いた。この目的のために、fはf=f(x0(x,y),
y0(x,y))として規定される。導関数fは、x及びyに関して、連鎖法則
及び方程式(1)を用いて与えられる。従って次の式を得る。
利になることに気が付いた。この目的のために、fはf=f(x0(x,y),
y0(x,y))として規定される。導関数fは、x及びyに関して、連鎖法則
及び方程式(1)を用いて与えられる。従って次の式を得る。
【0079】
【数31】 こうして方程式(4)の系を積分することによって、表面fを決定することが
できる。一般に、解法の初期条件として、表面f上の1つの点p=(xi,yi
,f(xi,yi))の位置が必要となるかもしれない。ほとんどの場合、表面
fの頂点を用いることができるが、他のいかなる基準点でも十分な結果をもたら
す。
できる。一般に、解法の初期条件として、表面f上の1つの点p=(xi,yi
,f(xi,yi))の位置が必要となるかもしれない。ほとんどの場合、表面
fの頂点を用いることができるが、他のいかなる基準点でも十分な結果をもたら
す。
【0080】 本発明の1つの態様に従えば、本発明によれば、光学エレメントの設計者は、
設計手順においてある所定の要件を得て計算を命令するために、光線102の方
向及び位置及び屈折光線104に関する情報を提供することができる。
設計手順においてある所定の要件を得て計算を命令するために、光線102の方
向及び位置及び屈折光線104に関する情報を提供することができる。
【0081】 あるいはこの情報は、既存の光学エレメントの表面を決定しようとする際には
、以下に説明するような従来型の測定器具を用いて、実測値から提供することが
可能となる。
、以下に説明するような従来型の測定器具を用いて、実測値から提供することが
可能となる。
【0082】 様々な測定方法及びシステムが、参照によりその開示内容を本願明細書の一部
と成す、D.Malacaraによる「Optical Shop Testi
ng(光学工場の検査)」、John Wiley&Sons社.1992年、
及びG.Roussetによる「Wave Front Sensing(波面
の検出法)」、天文学のための応用光学誌、D.M.Alloin及びJ.M.
Mariotti(eds.)115〜138ページ、Kluwer、1994
年、の中に述べられている。例えばHartmanセンサ又は曲率センサを用い
ることができる。
と成す、D.Malacaraによる「Optical Shop Testi
ng(光学工場の検査)」、John Wiley&Sons社.1992年、
及びG.Roussetによる「Wave Front Sensing(波面
の検出法)」、天文学のための応用光学誌、D.M.Alloin及びJ.M.
Mariotti(eds.)115〜138ページ、Kluwer、1994
年、の中に述べられている。例えばHartmanセンサ又は曲率センサを用い
ることができる。
【0083】 重要なことは、方程式(4)は、その計算の軸次数に関わりなく、表面fの任
意の点において計算される2次の混合導関数が同じであり、従ってfxy=fy x 、又は方程式4の表記を用いてF1y=F2xであることを要求する、特別の
適合条件のもとにおいてのみ解けることである。
意の点において計算される2次の混合導関数が同じであり、従ってfxy=fy x 、又は方程式4の表記を用いてF1y=F2xであることを要求する、特別の
適合条件のもとにおいてのみ解けることである。
【0084】 本発明は、点108(図1)や154(図4)のような起点が、分離した格子
上にある場合、方程式(4)の解法を提供する。本例は、一次結合により、他の
いかなるタイプの格子にも拡張できる方形格子に関連するということに注意され
たい。
上にある場合、方程式(4)の解法を提供する。本例は、一次結合により、他の
いかなるタイプの格子にも拡張できる方形格子に関連するということに注意され
たい。
【0085】 今度は、一般に350で参照される光学格子の略図を図2に示す。格子350
は、一般に基準平面110(図1)上に置かれる。点(0,0)は、そこから決
定プロセスが始まる始点である。本例において、表面100の頂点は点(0,0
)を起点とする光線上に位置する。
は、一般に基準平面110(図1)上に置かれる。点(0,0)は、そこから決
定プロセスが始まる始点である。本例において、表面100の頂点は点(0,0
)を起点とする光線上に位置する。
【0086】 さらに本発明の別の実施形態に従って作用する、未知の光学表面を決定する方
法の略図を図3に示す。
法の略図を図3に示す。
【0087】 ステップ500において格子が決定される。格子は、基準平面上に配置された
複数の点を持つ。格子は、当技術分野で知られているいかなるのタイプの格子で
も可能であることに注意されたい。図2に示すように、本例において直交格子3
50は、基準平面110(図1)上で決定される。
複数の点を持つ。格子は、当技術分野で知られているいかなるのタイプの格子で
も可能であることに注意されたい。図2に示すように、本例において直交格子3
50は、基準平面110(図1)上で決定される。
【0088】 ステップ502において始点が選択され、そこから所望の光学表面を決定する
プロセスが開始する。本例においては、点(0,0)は始点(図2)を表す。
プロセスが開始する。本例においては、点(0,0)は始点(図2)を表す。
【0089】 ステップ504において、その始点における未知の表面の関数値は予め決めら
れている。従って関数は点(0,0)において所定の値を持つ。
れている。従って関数は点(0,0)において所定の値を持つ。
【0090】 ステップ506において、隣接する目的点が格子上で選択される。本例におい
ては、点(−1,0)、(1,0)、(0,−1)及び(0,1)が選択される
。
ては、点(−1,0)、(1,0)、(0,−1)及び(0,1)が選択される
。
【0091】 ステップ508において、始点における未知表面関数の目的点方向への導関数
の値が決定される。本例においては、点(0,0)における表面100(図1)
の表面関数の導関数の値が、それぞれ点(−1,0)、(1,0)、(0,−1
)及び(0,1)の方向で決定される。これらの導関数の値は方程式(4)を用
いて決定される。
の値が決定される。本例においては、点(0,0)における表面100(図1)
の表面関数の導関数の値が、それぞれ点(−1,0)、(1,0)、(0,−1
)及び(0,1)の方向で決定される。これらの導関数の値は方程式(4)を用
いて決定される。
【0092】 ステップ510において、ステップ508で決定された導関数値を用いて、未
知の関数の値が、選択された隣接目的点のそれぞれについて決定される。本例に
おいては、点(−1,0)、(1,0)、(0,−1)及び(0,1)に関する
表面100(図1)の関数の値が決定される。
知の関数の値が、選択された隣接目的点のそれぞれについて決定される。本例に
おいては、点(−1,0)、(1,0)、(0,−1)及び(0,1)に関する
表面100(図1)の関数の値が決定される。
【0093】 ステップ512において、隣接点を越えて位置する選択点に対して決定プロセ
スが進行する。選択された点の方向に対するこの漸進的な過程は、1つ以上の方
向について実行されて、その選択点について異なる未知表面関数値を生成する。
本例においては点(1,1)が選択される。点(1,1)は、点(0,1)及び
(1,0)の近傍及びそれを越えて位置している。
スが進行する。選択された点の方向に対するこの漸進的な過程は、1つ以上の方
向について実行されて、その選択点について異なる未知表面関数値を生成する。
本例においては点(1,1)が選択される。点(1,1)は、点(0,1)及び
(1,0)の近傍及びそれを越えて位置している。
【0094】 ステップ514において、複数の目的点のそれぞれについて、未知の表面関数
の選択点への方向での導関数の値が決定される。本例においては、点(0,1)
及び(1,0)について、表面100(図1)の表面関数の点(1,1)の方向
への導関数の値が決定される。
の選択点への方向での導関数の値が決定される。本例においては、点(0,1)
及び(1,0)について、表面100(図1)の表面関数の点(1,1)の方向
への導関数の値が決定される。
【0095】 ステップ516において、複数の目的点についての関数値(ステップ510)
及びその導関数値(ステップ514)に基づいて、未知の表面関数の値が各選択
点において決定される。複数の目的点のいくつかが、選択点について異なる未知
表面値を生ずるとき、選択点についての最終的な未知表面値は、これらの値の平
均値として決定される。
及びその導関数値(ステップ514)に基づいて、未知の表面関数の値が各選択
点において決定される。複数の目的点のいくつかが、選択点について異なる未知
表面値を生ずるとき、選択点についての最終的な未知表面値は、これらの値の平
均値として決定される。
【0096】 本例において、点(1,1)についての表面100の関数値は、点(1,0)
及び(0,1)についての表面100の関数の値及びその導関数値を用いて決定
される。
及び(0,1)についての表面100の関数の値及びその導関数値を用いて決定
される。
【0097】 同様のプロセスが、点(−1,1)に関する点(0,1)と(−1,0)、点
(−1,−1)に関する点(0,−1)と(−1,0)、点(1、−1)に関す
る点(1,0)と(−1,0)について実行される。
(−1,−1)に関する点(0,−1)と(−1,0)、点(1、−1)に関す
る点(1,0)と(−1,0)について実行される。
【0098】 適合条件が保持されていない場合は、光線透過の要件を正確に満たす表面は存
在しない。この場合、本発明は、選択されたコスト関数(cost funct
ion)のもとで光線透過要件のための最適な解を与える表面を提供する。
在しない。この場合、本発明は、選択されたコスト関数(cost funct
ion)のもとで光線透過要件のための最適な解を与える表面を提供する。
【0099】 従って方程式(4)は、ベクトル形式∇f―F(x,y,f)=0で与えられ
る。ここでベクトルF=(F1,F2)は、方程式4の右辺で与えられる。この
段階での本発明の目的は、Eを選択されたコスト関数として、E(∇f−F(x
,y,f))を最小にする表面fを決定することである。一例として次の関数を
コスト関数と見なす。
る。ここでベクトルF=(F1,F2)は、方程式4の右辺で与えられる。この
段階での本発明の目的は、Eを選択されたコスト関数として、E(∇f−F(x
,y,f))を最小にする表面fを決定することである。一例として次の関数を
コスト関数と見なす。
【0100】
【数32】 本発明のためには、他の幾つかのコスト関数が適用できることに注意されたい
。例えば、設計者が表面のある領域又は表面f自身の形状を強調しようと望む場
合、これは
。例えば、設計者が表面のある領域又は表面f自身の形状を強調しようと望む場
合、これは
【0101】
【数33】 を通じてコスト関数に重みを付けることによって行うことができる。
【0102】 ここでw(x,y,f,∇f)は、この場合の適当な重み関数である。
【0103】 重み関数は、位置(x,y)、表面fの形状、及び表面fの形状の勾配等の多
くの要素によって決まる関数でありうる。例えばfの形状の勾配への依存関係は
、決定された表面内の選択された表面領域を設計者が強調しようとするときに選
択される。
くの要素によって決まる関数でありうる。例えばfの形状の勾配への依存関係は
、決定された表面内の選択された表面領域を設計者が強調しようとするときに選
択される。
【0104】 さらに他の制約を、最適化のプロセスの解法に適用することができる。例えば
設計者は、予め指定した所望の点における表面の高さ等のf値を予め指定するこ
とができる。
設計者は、予め指定した所望の点における表面の高さ等のf値を予め指定するこ
とができる。
【0105】 S.G.Michlinの「The Numerical Performa
nce of Variational Methods(変分法の数値性能)
」、Wolters−Noordhoff、1971年(オランダ)、及びM.
J.Forrayの「Variational Calculus in Sc
ience and Engineering(科学及び工学における変分法)
」、マグローヒル社、1960年、の両方に変分法の理論が述べられている。こ
の理論によれば、Eの最小化は、表面fの偏微分方程式に帰着する。例えばコス
ト関数として方程式(5)を選択すると、表面fに対して次の偏微分方程式が得
られる。
nce of Variational Methods(変分法の数値性能)
」、Wolters−Noordhoff、1971年(オランダ)、及びM.
J.Forrayの「Variational Calculus in Sc
ience and Engineering(科学及び工学における変分法)
」、マグローヒル社、1960年、の両方に変分法の理論が述べられている。こ
の理論によれば、Eの最小化は、表面fの偏微分方程式に帰着する。例えばコス
ト関数として方程式(5)を選択すると、表面fに対して次の偏微分方程式が得
られる。
【0106】
【数34】 方程式は外部的条件に制約されるかもしれない。例えば上記のように、設計者
は選択した点においてfの値を与えることができる。
は選択した点においてfの値を与えることができる。
【0107】 実際投射された光ビームは、有限個の光線を含むと考えられる。本発明に従え
ば、方程式は離散プロセスによって解くことができるので、これが問題を引き起
こすことはない。
ば、方程式は離散プロセスによって解くことができるので、これが問題を引き起
こすことはない。
【0108】 一般にコスト関数Eを最適化する問題は、以下に述べるように多くの方法に従
って解くことができる。1つの方法は、コスト関数を直接最小化することである
。別の方法は、関連する偏微分方程式を解くことである。
って解くことができる。1つの方法は、コスト関数を直接最小化することである
。別の方法は、関連する偏微分方程式を解くことである。
【0109】 有限要素法の原理が、D.H.Norris及びG.de Vriesの「T
he Finite Elements Method(有限要素法)」、Ac
ademic Press、1973年、に述べられている。定差法が、A.I
serles「A First Course in Numerical A
nalysis of Difference method(微分方程式の数
値解析入門)」、Cambridge University Press、1
996年、に述べられている。Galerkin−Ritz(ガラーキン・リッ
ツ)法が、S.G.Michlinの「The Numerical Perf
ormance of Variational Method(変分法の数値
演算)」、Wolters−Noordhoff、1971年(オランダ)、に
述べられている。
he Finite Elements Method(有限要素法)」、Ac
ademic Press、1973年、に述べられている。定差法が、A.I
serles「A First Course in Numerical A
nalysis of Difference method(微分方程式の数
値解析入門)」、Cambridge University Press、1
996年、に述べられている。Galerkin−Ritz(ガラーキン・リッ
ツ)法が、S.G.Michlinの「The Numerical Perf
ormance of Variational Method(変分法の数値
演算)」、Wolters−Noordhoff、1971年(オランダ)、に
述べられている。
【0110】 これらの方法のそれぞれが、コスト関数最適化の問題を解くために用いること
ができる。
ができる。
【0111】 今度は、本発明の別の好ましい実施形態に従って構成され作動する、一般に1
50で表される屈折表面と1セットの光線の略図を図4に示す。
50で表される屈折表面と1セットの光線の略図を図4に示す。
【0112】 光線152A、152B、152Cは、それぞれ基準平面160上に位置する
点154A、154B、154Cを起点とする。光線152A、152B、15
2Cは、屈折表面150に向けられる。表面150は光線152A、152B、
152Cを屈折し、それらは点156A、156B、156Cにおいてそれぞれ
検出される。点156A、156B、156Cは、表面162上に位置する。矢
印158は表面150への法線ベクトルを表す。本発明に従えば表面162はい
かなるタイプの表面でもよいが、本例においては表面162は平面であることに
注意されたい。
点154A、154B、154Cを起点とする。光線152A、152B、15
2Cは、屈折表面150に向けられる。表面150は光線152A、152B、
152Cを屈折し、それらは点156A、156B、156Cにおいてそれぞれ
検出される。点156A、156B、156Cは、表面162上に位置する。矢
印158は表面150への法線ベクトルを表す。本発明に従えば表面162はい
かなるタイプの表面でもよいが、本例においては表面162は平面であることに
注意されたい。
【0113】 本発明に従えば、設計者は、光線の位置154及び方向152をfの一方の側
に、点156の位置を光線が通過する屈折表面の他方の側に与えることができる
。あるいは、この情報はまた測定デバイスによって与えることができる。
に、点156の位置を光線が通過する屈折表面の他方の側に与えることができる
。あるいは、この情報はまた測定デバイスによって与えることができる。
【0114】 屈折率n1の領域内の基準平面160上の位置(x,y)から放出された光線
に対して、屈折率n2の領域内の表面162におけるその光線の位置は、(ξ(
x,y),η(x,y),h(x,y))によって表される。方程式(3)を導
いたのと同様の数学的議論によって、方程式(4)の形式の方程式が、u1及び
u2を
に対して、屈折率n2の領域内の表面162におけるその光線の位置は、(ξ(
x,y),η(x,y),h(x,y))によって表される。方程式(3)を導
いたのと同様の数学的議論によって、方程式(4)の形式の方程式が、u1及び
u2を
【0115】
【数35】 で置き換えることによって、得られる。ここで、
【0116】
【数36】 方程式(4)は、今度は(u1,u2)に対する新たな式で有効となる。方程
式(4)の可解性に関する上述の議論及びコスト関数Eを用いての最適表面の探
索が、同様にこの場合に適合することに注意されたい。
式(4)の可解性に関する上述の議論及びコスト関数Eを用いての最適表面の探
索が、同様にこの場合に適合することに注意されたい。
【0117】 従って、本発明は、屈折エレメントによる光線の屈折に関する情報から、光学
エレメントの表面のトポグラフィを与える方法を提供する。この情報には、光学
エレメントと相互作用する前の複数の光線の方向及び位置とともに、そのそれぞ
れの屈折光線の方向(図1)又は位置(図4)が含まれる。あるいは、この情報
には、光学エレメントと相互作用する前の複数の光線の方向又は位置とともに、
そのそれぞれの屈折光線の位置及び方向を含むことができる。光学エレメントと
相互作用する前の光線の方向を含む情報の場合は、図1における光線の方向を反
転することによって視覚化できる。その計算には方程式(4)が用いられが、そ
の変数は以下のように再規定される。
エレメントの表面のトポグラフィを与える方法を提供する。この情報には、光学
エレメントと相互作用する前の複数の光線の方向及び位置とともに、そのそれぞ
れの屈折光線の方向(図1)又は位置(図4)が含まれる。あるいは、この情報
には、光学エレメントと相互作用する前の複数の光線の方向又は位置とともに、
そのそれぞれの屈折光線の位置及び方向を含むことができる。光学エレメントと
相互作用する前の光線の方向を含む情報の場合は、図1における光線の方向を反
転することによって視覚化できる。その計算には方程式(4)が用いられが、そ
の変数は以下のように再規定される。
【0118】 (x,y)は、基準平面上の各屈折光線の幾何学位置を表し、 n1は、屈折光線に関する光の屈折率を表し、 n2は、光学エレメントと相互作用する前の光線に関する光の屈折率を表し、 fは、基準平面の上方の光学表面の高さを表し、 (cosφcosθ,sinφcosθ,sinθ)は、各屈折光線の方向ベ
クトルを表し、そして (a,b,c)は、光学エレメントと相互作用する前の各光線の方向ベクトル
を表す。
クトルを表し、そして (a,b,c)は、光学エレメントと相互作用する前の各光線の方向ベクトル
を表す。
【0119】 光学エレメントと相互作用する前の光線の位置を含む情報の場合は、図4の光
線の方向を反転することによって視覚化できる。その計算には方程式(4)が用
いられるが、u1及びu2は方程式(8)のように規定され、変数は以下のよう
に規定義される。
線の方向を反転することによって視覚化できる。その計算には方程式(4)が用
いられるが、u1及びu2は方程式(8)のように規定され、変数は以下のよう
に規定義される。
【0120】 (ξ(x,y),η(x,y),h(x,y))は、光学エレメントと相互作
用する前の各光線の幾何学位置を表し、 (x,y)は、基準平面上の各屈折光線の幾何学位置を表し、 n1は、屈折光線に関する光の屈折率を表し、 n2は、光学エレメントと相互作用する前の光線に関する光の屈折率を表し、 fは、基準平面上方の光学表面の高さを表し、そして (cosφcosθ,sinφcosθ,sinθ)は、各屈折光線の方向ベ
クトルを表す。
用する前の各光線の幾何学位置を表し、 (x,y)は、基準平面上の各屈折光線の幾何学位置を表し、 n1は、屈折光線に関する光の屈折率を表し、 n2は、光学エレメントと相互作用する前の光線に関する光の屈折率を表し、 fは、基準平面上方の光学表面の高さを表し、そして (cosφcosθ,sinφcosθ,sinθ)は、各屈折光線の方向ベ
クトルを表す。
【0121】 本発明はまた、最適な反射表面を構成する方法を提供する。本発明のこの態様
は、屈折率n2を−n1に等しい屈折率で置き換えて、上記の方程式を用いるこ
とによって容易に与えられる。
は、屈折率n2を−n1に等しい屈折率で置き換えて、上記の方程式を用いるこ
とによって容易に与えられる。
【0122】 本発明は、最適な屈折又は反射表面を決定する方法、又はそのような表面を所
与の測定から再構成する方法を提供する。本発明の1つの態様に従えば、表面の
両側における光線の方向及び位置が与えられる。この場合、その方法は光線追跡
法のステップを提供し、ここで各光線の経路が、表面の両側で反対方向へ交点に
向かって追跡される。最後に交点の集合を用いて、表面gを規定する。
与の測定から再構成する方法を提供する。本発明の1つの態様に従えば、表面の
両側における光線の方向及び位置が与えられる。この場合、その方法は光線追跡
法のステップを提供し、ここで各光線の経路が、表面の両側で反対方向へ交点に
向かって追跡される。最後に交点の集合を用いて、表面gを規定する。
【0123】 実際の測定又は際立った設計要件におけるエラーが、方程式の精度又は可解性
に支障をきたし、光線追跡法によって決定される表面gが、前述した屈折又は反
射の従来型光学方程式による要件を満たさないということが起こりかねないこと
が理解される。
に支障をきたし、光線追跡法によって決定される表面gが、前述した屈折又は反
射の従来型光学方程式による要件を満たさないということが起こりかねないこと
が理解される。
【0124】 表面gが、方程式(2)に従って光線を屈折(又は反射)しないならば、デー
タの要件を正確に満たす表面は存在しない。このような場合本発明は、E(∇f
−F(x,y,f),f,g)の形のコスト関数を最適化することによって、未
知の表面fを決定する方法を提供する。
タの要件を正確に満たす表面は存在しない。このような場合本発明は、E(∇f
−F(x,y,f),f,g)の形のコスト関数を最適化することによって、未
知の表面fを決定する方法を提供する。
【0125】 前記の方程式(5)を参照すれば、例えば次の式が得られる。
【0126】
【数37】 又はより一般的には、
【0127】
【数38】 ここで、関数a(x,y,f,∇f)及びw(x,y,f,∇f)は、使用者
による調整が可能な重み関数である。
による調整が可能な重み関数である。
【0128】 本発明のさらなる態様に従えば、設計者は、最終的に決定される表面fに合致
しなければならない初期表面gを課すことができる。この状況は、方程式(9)
及び(10)に関連して前述した状況と類似しており、従って同様のやり方で解
くことができる。
しなければならない初期表面gを課すことができる。この状況は、方程式(9)
及び(10)に関連して前述した状況と類似しており、従って同様のやり方で解
くことができる。
【0129】 今度は本発明のさらなる態様にしたがって機能する、未知の光学表面を決定す
る方法の略図を図5に示す。
る方法の略図を図5に示す。
【0130】 ステップ400において、データを設計者又は測定システムから受取る。この
データは、複数の光線及びその夫々の屈折光線に関連する。図1に示す例の場合
、このデータには、光線102の幾何学特性及びそのそれぞれの屈折光線106
の方向が含まれる。図4に示す例の場合、このデータには、光線152の幾何学
特性及びそのそれぞれの屈折光線156の表面162上の位置が含まれる。
データは、複数の光線及びその夫々の屈折光線に関連する。図1に示す例の場合
、このデータには、光線102の幾何学特性及びそのそれぞれの屈折光線106
の方向が含まれる。図4に示す例の場合、このデータには、光線152の幾何学
特性及びそのそれぞれの屈折光線156の表面162上の位置が含まれる。
【0131】 ステップ402において、積分の方程式の集合が、必要とされる表面に関する
データから決定される。方程式(4)はそのような積分の方程式を表す。
データから決定される。方程式(4)はそのような積分の方程式を表す。
【0132】 ステップ404において、積分の方程式は解くことが可能かどうかについて検
査される。解くことができればステップ406に進む。そうでなければステップ
408に進む。
査される。解くことができればステップ406に進む。そうでなければステップ
408に進む。
【0133】 ステップ406において、積分の方程式が、受取ったデータに基づいて積分さ
れ、光学表面の所要の関数を生成する。例えばこれらの方程式は、図2及び3に
関連して示される積分経路法にしたがって積分することができる。
れ、光学表面の所要の関数を生成する。例えばこれらの方程式は、図2及び3に
関連して示される積分経路法にしたがって積分することができる。
【0134】 ステップ408において、コスト関数E(例えば式(6)を参照)のようなコ
スト関数及び補助的条件が決定される。
スト関数及び補助的条件が決定される。
【0135】 ステップ410において、所要の表面の関数に対して最適化された解が与えら
れる。
れる。
【0136】 前述の実施形態は、光学エレメントの単一の表面の構成を取扱ったが、そこに
おいては光学表面内の他のいかなる表面も演繹的に知られている。
おいては光学表面内の他のいかなる表面も演繹的に知られている。
【0137】 本発明はさらに、別の既知の表面gを持つ光学エレメントの1つの表面fを決
定する方法を提供する。決定された表面fは、屈折光線の原点に関して、光学エ
レメントのどちらの側にあってもよいことに注意されたい。
定する方法を提供する。決定された表面fは、屈折光線の原点に関して、光学エ
レメントのどちらの側にあってもよいことに注意されたい。
【0138】 本発明のさらに好ましい実施形態に従って構成され作用する、一般に200で
示される屈折光学エレメント及び複数の光線の略図を図6に示す。
示される屈折光学エレメント及び複数の光線の略図を図6に示す。
【0139】 光学エレメント200は、2つの屈折表面202及び204を持つ。表面20
4が既知であり表面202を決定しようとする場合、表面202及び204はそ
れぞれ関数f及びgに関連付けられる。矢印210及び212は、それぞれ表面
202及び204に対する法線ベクトルを表す。
4が既知であり表面202を決定しようとする場合、表面202及び204はそ
れぞれ関数f及びgに関連付けられる。矢印210及び212は、それぞれ表面
202及び204に対する法線ベクトルを表す。
【0140】 複数の光線206A、206B、206Cは、点208A、208B、208
Cを起点とし、それらは平面220上に位置して表面202の方に向けられる。
Cを起点とし、それらは平面220上に位置して表面202の方に向けられる。
【0141】 光学エレメント200によって屈折させられた後、光線206A、206B、
206Cは、それぞれ最終目的点214A、214B、214Cにおいて使用者
によって検出又は規定される。点214A、214B、214Cは、表面222
上に位置する。
206Cは、それぞれ最終目的点214A、214B、214Cにおいて使用者
によって検出又は規定される。点214A、214B、214Cは、表面222
上に位置する。
【0142】 今度は本発明の別の好ましい実施形態に従って作動する、図6の未知の光学表
面を決定する方法の略図を図7に示す。
面を決定する方法の略図を図7に示す。
【0143】 最初に、光学エレメントによって屈折される光線206A、206B、206
Cに関するデータを、設計者又は測定システムから受取る(ステップ600)。
このデータには、各光線の位置及び方向が含まれる。さらに使用者が、本例にお
いては表面204である既知の表面gの形状に関するデータを提供する(ステッ
プ602)。
Cに関するデータを、設計者又は測定システムから受取る(ステップ600)。
このデータには、各光線の位置及び方向が含まれる。さらに使用者が、本例にお
いては表面204である既知の表面gの形状に関するデータを提供する(ステッ
プ602)。
【0144】 それから各光線206と未知の表面202との交点が決定される(ステップ6
04)。本例においては、光線206A、206B、206Cのそれぞれの交点
218A、218B、218Cが決定される。
04)。本例においては、光線206A、206B、206Cのそれぞれの交点
218A、218B、218Cが決定される。
【0145】 ステップ606において、各交点218から既知表面204を通って最終目的
点214へ至る光路が決定される。この光路は例えばフェルマーの最小移動時間
の原理などの選ばれた物理的基準に従って決定することができる。
点214へ至る光路が決定される。この光路は例えばフェルマーの最小移動時間
の原理などの選ばれた物理的基準に従って決定することができる。
【0146】 ステップ610において、未知の表面fと既知の表面gとの間の区域における
経路の方向が決定される。本例においては、各屈折光線216A、216B、2
16Cの方向が決定される。(ステップ608は、最終目的の方向が既知である
場合を扱っており、それは図8を参照して以下に述べられる)。
経路の方向が決定される。本例においては、各屈折光線216A、216B、2
16Cの方向が決定される。(ステップ608は、最終目的の方向が既知である
場合を扱っており、それは図8を参照して以下に述べられる)。
【0147】 最後に未知の表面fが、図5の方法に従って、上記のように受取られ得られた
情報に基づいて決定される(ステップ612)。
情報に基づいて決定される(ステップ612)。
【0148】 表面202が既知であり表面204を決定しようとする場合においては、表面
202及び204はそれぞれ関数g及びfに関連付けられている。
202及び204はそれぞれ関数g及びfに関連付けられている。
【0149】 この場合は、表面202が未知であり表面204が既知である場合よりも簡単
である。この場合、屈折光線216A、216B、216Cは、既知の表面20
2及び光線206A、206B、206Cに関するデータから決定される。それ
から未知の表面204が、図5を参照して述べられた方法に基づいて決定される
。
である。この場合、屈折光線216A、216B、216Cは、既知の表面20
2及び光線206A、206B、206Cに関するデータから決定される。それ
から未知の表面204が、図5を参照して述べられた方法に基づいて決定される
。
【0150】 今度は本発明の更なる好ましい実施形態に従って構成され作動する、一般に3
00で表される屈折光学エレメント及び複数の光線の略図を図8に示す。
00で表される屈折光学エレメント及び複数の光線の略図を図8に示す。
【0151】 光学エレメント300は、2つの屈折表面302及び304を持つ。表面30
4が既知であり、表面302を決定しようとする場合は、表面302及び304
はそれぞれ関数f及びgに関連付けられる。矢印306及び308は、それぞれ
表面302及び304への法線ベクトルである。
4が既知であり、表面302を決定しようとする場合は、表面302及び304
はそれぞれ関数f及びgに関連付けられる。矢印306及び308は、それぞれ
表面302及び304への法線ベクトルである。
【0152】 複数の光線310A、310B、310Cは、点312A、312B、312
Cを起点としており、それらは320上に位置し、表面302に向けられる。
Cを起点としており、それらは320上に位置し、表面302に向けられる。
【0153】 光学エレメント300によって屈折させられた後、光線310A、310B、
310Cは、それぞれ最終目的方向314A、314B、314Cにおいて、使
用者によりそれぞれ検出又は規定される。
310Cは、それぞれ最終目的方向314A、314B、314Cにおいて、使
用者によりそれぞれ検出又は規定される。
【0154】 基本的に表面302は図7で述べられた方法に従って、しかしステップ606
の代りに608を実行するように変更して決定される。ステップ608において
は、各交点318から既知表面304を通って最終目的の方向314へ向かう光
路が決定される。同様に、この光路は、フェルマーの最小移動時間の原理のよう
な選ばれた物理的基準に基づいて決定することができる。
の代りに608を実行するように変更して決定される。ステップ608において
は、各交点318から既知表面304を通って最終目的の方向314へ向かう光
路が決定される。同様に、この光路は、フェルマーの最小移動時間の原理のよう
な選ばれた物理的基準に基づいて決定することができる。
【0155】 表面302が既知であり、表面304を決定しようとする場合には、表面30
2及び304は、それぞれ関数g及びfに関連付けられる。
2及び304は、それぞれ関数g及びfに関連付けられる。
【0156】 この場合は、表面302が未知で表面304が既知の場合よりも簡単である。
この場合、屈折光線316A、316B、316Cは、既知表面302及び光線
310A、310B、310Cに関連するデータから決定される。そして未知の
表面304は、図5を参照して述べられた方法に従って決定される。
この場合、屈折光線316A、316B、316Cは、既知表面302及び光線
310A、310B、310Cに関連するデータから決定される。そして未知の
表面304は、図5を参照して述べられた方法に従って決定される。
【0157】 本発明の1つの態様に従えば、光学エレメントの2つの屈折表面を、それらが
通過する光線を測定することによって同時に決定する方法が提供される。決定す
べき表面の1つ又は両方が反射表面である場合には、屈折率を隣接する屈折率の
負数で置き換えることによって、同様の方法を用いることが可能となるが、2つ
の屈折表面の場合だけを以下に説明する。
通過する光線を測定することによって同時に決定する方法が提供される。決定す
べき表面の1つ又は両方が反射表面である場合には、屈折率を隣接する屈折率の
負数で置き換えることによって、同様の方法を用いることが可能となるが、2つ
の屈折表面の場合だけを以下に説明する。
【0158】 本発明の別の態様に従えば、表面が光線のビームを所望の態様で最適に透過す
るような仕方で、光学エレメントの2つの屈折表面を同時に設計する方法が提供
される。
るような仕方で、光学エレメントの2つの屈折表面を同時に設計する方法が提供
される。
【0159】 本発明の方法は、漸進的な複数焦点レンズの設計に特に適合している(しかし
それに限定されない)。
それに限定されない)。
【0160】 今度は、1セットの光線、及び例えばそれぞれf及びgで参照される2つの屈
折表面を持つレンズ900のような光学エレメントの略図を図9Aに示す。表面
f及びgは、空間を3つの部分に分ける。屈折率がn1であるレンズ900の下
方部分と、屈折率がn2である、表面fとgとの間のレンズ900の内部と、屈
折率がn3であるレンズ900の上方部分とである。光線のビームは、レンズ9
00を通って透過される。点904A、904B、904Cを起点とする光線9
02A、902B、902Cは、表面fに向けられる。それらは表面fで屈折し
、それからもう一度表面gで屈折して、それぞれ光線906A、906B及び9
06Cになる。
折表面を持つレンズ900のような光学エレメントの略図を図9Aに示す。表面
f及びgは、空間を3つの部分に分ける。屈折率がn1であるレンズ900の下
方部分と、屈折率がn2である、表面fとgとの間のレンズ900の内部と、屈
折率がn3であるレンズ900の上方部分とである。光線のビームは、レンズ9
00を通って透過される。点904A、904B、904Cを起点とする光線9
02A、902B、902Cは、表面fに向けられる。それらは表面fで屈折し
、それからもう一度表面gで屈折して、それぞれ光線906A、906B及び9
06Cになる。
【0161】 各光線の幾何学位置及び方向は、測定によって又はレンズ設計者の指定によっ
て、レンズ900の両側で既知である。目標は、光線の形状から表面f及びgを
決定することである。
て、レンズ900の両側で既知である。目標は、光線の形状から表面f及びgを
決定することである。
【0162】 レンズ900の両側における光線の幾何学位置及び方向を決定するいくつかの
方法は、当技術分野で知られている。今度は、入射光線を生成し測定するための
光学システムの3つの非限定的な例を以下に説明する。第1の例において、入射
光線902A、902B、902Cを生成するために、平行ビームが、小さな穴
904A、904B、904C付きの不透明スクリーンS1を通ってレンズ90
0上に投射される。第2の例では、スクリーンS1は、小さな不透明な点904
A、904B、904Cを持つ透明なスクリーンである。第3の例では、スクリ
ーンS1は格子付きの透明スクリーンであり、その交点は、小さな不透明の点9
04A、904B、904Cである。今度は影響を受けた光線を測定するための
光学システムの非限定的な例を説明する。屈折光線906A、906B、906
Cは、レンズ900の他の側のスクリーンS2上に投射され、一般のカメラで検
出することができる。スクリーンS2をレンズ900へより近づける又はそこか
ら遠ざかる付加的位置に移動させることによって、各屈折光線906A、906
B、906Cに沿ったいくつかの点が得られ、それによってこれらの光線の方向
を決定できる。
方法は、当技術分野で知られている。今度は、入射光線を生成し測定するための
光学システムの3つの非限定的な例を以下に説明する。第1の例において、入射
光線902A、902B、902Cを生成するために、平行ビームが、小さな穴
904A、904B、904C付きの不透明スクリーンS1を通ってレンズ90
0上に投射される。第2の例では、スクリーンS1は、小さな不透明な点904
A、904B、904Cを持つ透明なスクリーンである。第3の例では、スクリ
ーンS1は格子付きの透明スクリーンであり、その交点は、小さな不透明の点9
04A、904B、904Cである。今度は影響を受けた光線を測定するための
光学システムの非限定的な例を説明する。屈折光線906A、906B、906
Cは、レンズ900の他の側のスクリーンS2上に投射され、一般のカメラで検
出することができる。スクリーンS2をレンズ900へより近づける又はそこか
ら遠ざかる付加的位置に移動させることによって、各屈折光線906A、906
B、906Cに沿ったいくつかの点が得られ、それによってこれらの光線の方向
を決定できる。
【0163】 あるいは、目標が特定の仕様に基づいて最適な屈折表面f及びgを設計するこ
とであるならば、設計者は、光線の幾何学位置及び方向を指定する。以下により
詳細に説明するように、いくつかの場合において、設計者は光線の幾何学記述を
部分的にだけ指定するように選択できる。
とであるならば、設計者は、光線の幾何学位置及び方向を指定する。以下により
詳細に説明するように、いくつかの場合において、設計者は光線の幾何学記述を
部分的にだけ指定するように選択できる。
【0164】 明確にするために、図9Aには3つの光線だけが示される。しかし一般に、多
くの光線がレンズを決定又は設計するために用いられることが理解される。
くの光線がレンズを決定又は設計するために用いられることが理解される。
【0165】 今度は、図9Aの同じ2つの屈折表面の略図を追加的に図9Bに示す。図9B
は表面と光線の幾何学記述である。光線902A、902B、902Cの幾何学
規定が、当技術分野で知られている多くの形態で与えられ得ることが当業者には
理解されよう。従ってz=h1で与えられるx−y平面のような、レンズ900
下方の基準表面を決定することができることに注意されたい。さらに基準平面z
=h1上の各光線の位置(x,y)、及び単位方向ベクトル(α(x,y),β
(x,y),γ(x,y))を決定することができる。同様に、光線906A、
906B、906Cの幾何学規定から、z=h2で与えられるx−y平面のよう
な、レンズ上方の基準表面とともに、基準平面z=h2上の各光線の位置(ξ(
x,y),η(x,y))及び単位方向ベクトル(a(x,y),b(x,y)
,c(x,y)を決定することができる。こうして与えられる記述に関する基準
平面の使用は、通常の平面に限定されることはなく、むしろどのようなタイプの
表面もこの目的のために用いることができると考えられる。
は表面と光線の幾何学記述である。光線902A、902B、902Cの幾何学
規定が、当技術分野で知られている多くの形態で与えられ得ることが当業者には
理解されよう。従ってz=h1で与えられるx−y平面のような、レンズ900
下方の基準表面を決定することができることに注意されたい。さらに基準平面z
=h1上の各光線の位置(x,y)、及び単位方向ベクトル(α(x,y),β
(x,y),γ(x,y))を決定することができる。同様に、光線906A、
906B、906Cの幾何学規定から、z=h2で与えられるx−y平面のよう
な、レンズ上方の基準表面とともに、基準平面z=h2上の各光線の位置(ξ(
x,y),η(x,y))及び単位方向ベクトル(a(x,y),b(x,y)
,c(x,y)を決定することができる。こうして与えられる記述に関する基準
平面の使用は、通常の平面に限定されることはなく、むしろどのようなタイプの
表面もこの目的のために用いることができると考えられる。
【0166】 関数fは表面fを表すために用いられ、関数gは表面gを表すために用いられ
る。(x,y)を起点とする光線は、点(x1,y1,f)において表面fと交
わる。ここでx1及びy1は方程式(11)で与えられる。
る。(x,y)を起点とする光線は、点(x1,y1,f)において表面fと交
わる。ここでx1及びy1は方程式(11)で与えられる。
【0167】
【数39】 同様に同じ光線は、点(x2,y2,g)において表面gと交わる。ここでx 2 及びy2は式(12)で与えられる。
【0168】
【数40】 レンズ内の光線の単位方向ベクトルを、(dx,dy,dz)=(1/D)(
Dx,Dy,Dz)として表すと便利である。ここでDx、Dy、Dz及びDは
方程式(13)で与えられる。
Dx,Dy,Dz)として表すと便利である。ここでDx、Dy、Dz及びDは
方程式(13)で与えられる。
【0169】
【数41】 表面fにおける屈折の法則によって、(x1,y1,f)におけるfへの法線
ベクトルにたいする次の1組の方程式(14)が導かれる。
ベクトルにたいする次の1組の方程式(14)が導かれる。
【0170】
【数42】 ここでfx1及びfy1は、x1及びy1に関するfの偏導関数である。比例
定数sを消去すると、1組の方程式(14)は(x1,y1,f)において次の
方程式(15)になる。
定数sを消去すると、1組の方程式(14)は(x1,y1,f)において次の
方程式(15)になる。
【0171】
【数43】 同様に、表面gにおける屈折の方程式から点(x2,y2,g)における次の
1組の方程式(16)が導かれる。
1組の方程式(16)が導かれる。
【0172】
【数44】 ここでgx2及びgy2は、x2及びy2に関するgの偏導関数である。微分
法の連鎖法則を用いれば、方程式(15)及び(16)の系は、平面z=h1上
の光線を規定する変数(x,y)によって表すことができる。方程式(11)、
(12)、(15)及び(16)を用いれば、(x,y)における次の1組の偏
微分方程式(17)が得られる。
法の連鎖法則を用いれば、方程式(15)及び(16)の系は、平面z=h1上
の光線を規定する変数(x,y)によって表すことができる。方程式(11)、
(12)、(15)及び(16)を用いれば、(x,y)における次の1組の偏
微分方程式(17)が得られる。
【0173】
【数45】 一般に、関数ei、i=1,2,3,4,は、未知の関数fとg、及び既知の
変数x、y、α(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、ξ(x,y)、η(
x,y)、a(x,y)、b(x,y)及びc(x,y)の関数である。この事
実は次の方程式(18)で表すことができる。
変数x、y、α(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、ξ(x,y)、η(
x,y)、a(x,y)、b(x,y)及びc(x,y)の関数である。この事
実は次の方程式(18)で表すことができる。
【0174】
【数46】 ここでセミコロンの前の変数は未知であり、セミコロンの後の変数は既知であ
る。従って方程式(17)の系は次の適合条件の下でだけ解くことができる。
る。従って方程式(17)の系は次の適合条件の下でだけ解くことができる。
【0175】
【数47】 この適合条件(19)が同時に保持されるならば、方程式(17)の系は無限
に多くの解を持つ。特定の解を定めるために、追加的条件が課されなければなら
ない。例えば、基準平面z=h1上の特定の点(x0,y0)に起点を持つ光線
の交点の値f(x0,y0)及びg(x0,y0)を与えることができる。この
場合、方程式(17)を積分するための多くの方法が存在する。
に多くの解を持つ。特定の解を定めるために、追加的条件が課されなければなら
ない。例えば、基準平面z=h1上の特定の点(x0,y0)に起点を持つ光線
の交点の値f(x0,y0)及びg(x0,y0)を与えることができる。この
場合、方程式(17)を積分するための多くの方法が存在する。
【0176】 そのような方法の1つ、多くの軌道による積分、が図2及び3を参照して上に
述べられている。
述べられている。
【0177】 適合条件19が保持されない場合、光線透過の要件を正確に満たす表面f及び
gは存在しない。この場合、レンズは追加的な要件を最善に満たすように設計さ
れる。この目的のために、コスト関数E=E(f,g,∇f,∇g;x,y,α
,β,γ,ξ,η,a,b,c)が導入されて最小化される。前述のように表記
は、最小化が未知の関数f及びgにわたっていることを示しており、一方、関数
α(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、ξ(x,y)、η(x,y)、a
(x,y)、b(x,y)及びc(x,y)が演繹的に与えられている。例えば
方程式(20)で与えられるコスト関数Eを用いることができる。
gは存在しない。この場合、レンズは追加的な要件を最善に満たすように設計さ
れる。この目的のために、コスト関数E=E(f,g,∇f,∇g;x,y,α
,β,γ,ξ,η,a,b,c)が導入されて最小化される。前述のように表記
は、最小化が未知の関数f及びgにわたっていることを示しており、一方、関数
α(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、ξ(x,y)、η(x,y)、a
(x,y)、b(x,y)及びc(x,y)が演繹的に与えられている。例えば
方程式(20)で与えられるコスト関数Eを用いることができる。
【0178】
【数48】 あるいは、方程式(21)で与えられるコスト関数Eを用いることができる。
【0179】
【数49】 ここでwi=(x,y,f,g,∇f,∇g)、i=1,2,3,4,は、設計
者に、レンズ内の特定領域のような最適化プロセスにおける、ある態様の強調を
可能にするような重み関数である。
者に、レンズ内の特定領域のような最適化プロセスにおける、ある態様の強調を
可能にするような重み関数である。
【0180】 コスト関数の最適化は、様々な周知の方法、例えば有限要素法、差分法、Ga
lerkin−Ritz(ガラーキン・リッツ)法等によって行うことができる
。さらに特定の点における関数値等の補助的制約を、未知関数f及びgに課すこ
とができる。
lerkin−Ritz(ガラーキン・リッツ)法等によって行うことができる
。さらに特定の点における関数値等の補助的制約を、未知関数f及びgに課すこ
とができる。
【0181】 上に述べたように、設計者は、光線の幾何学記述を部分的にだけ指定するよう
に選択できる。光線のパラメータα(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、
ξ(x,y)、η(x,y)、a(x,y)、b(x,y)、及びc(x,y)
のいくつかを既知から未知に変えることによって、最適化プロセスに対する制約
の数を効果的に減らして自由度を増すことができる。例えば、屈折光線の方向ベ
クトル(a(x,y),b(x,y),c(x,y))が指定されていなければ
、コスト関数はE=E(f,g,∇f,∇g,a,b,c;x,y,α,β,γ
,ξ,η)と表され、最適化は未知の関数f、g、a、b及びcにわたって行わ
れる。自由なパラメータのいくつかは、互いに関連していると考えられる。上の
例では、関係a2+b2+c2=1が保持される。このことで困難をきたすこと
は無い。なぜならこの関係は、ラグランジュの乗数法又は投影法等の周知の技法
によって、最適化プロセスのあいだ保たれるからである。
に選択できる。光線のパラメータα(x,y)、β(x,y)、γ(x,y)、
ξ(x,y)、η(x,y)、a(x,y)、b(x,y)、及びc(x,y)
のいくつかを既知から未知に変えることによって、最適化プロセスに対する制約
の数を効果的に減らして自由度を増すことができる。例えば、屈折光線の方向ベ
クトル(a(x,y),b(x,y),c(x,y))が指定されていなければ
、コスト関数はE=E(f,g,∇f,∇g,a,b,c;x,y,α,β,γ
,ξ,η)と表され、最適化は未知の関数f、g、a、b及びcにわたって行わ
れる。自由なパラメータのいくつかは、互いに関連していると考えられる。上の
例では、関係a2+b2+c2=1が保持される。このことで困難をきたすこと
は無い。なぜならこの関係は、ラグランジュの乗数法又は投影法等の周知の技法
によって、最適化プロセスのあいだ保たれるからである。
【0182】 本発明の方法は、2つの未知の屈折表面と少なくとも1つの既知の屈折表面を
持つ光学エレメントに対して同様に適用できる。2つ以上の屈折表面を持つ光学
エレメントの例として、数個のレンズを備えるカメラがある。未知の表面は、本
発明の方法によって決定又は設計される。未知の表面は隣り合っているか、また
は少なくとも1つの既知の表面が未知の表面の間に置かれる。
持つ光学エレメントに対して同様に適用できる。2つ以上の屈折表面を持つ光学
エレメントの例として、数個のレンズを備えるカメラがある。未知の表面は、本
発明の方法によって決定又は設計される。未知の表面は隣り合っているか、また
は少なくとも1つの既知の表面が未知の表面の間に置かれる。
【0183】 未知の表面が隣接しており、1つ或いは複数の既知の表面(「下方の既知表面
」)が未知表面と基準平面z=h1の間に置かれていれば、入射光線は、未知の
表面によって屈折させられる前に、下方の既知表面によって屈折させられる。光
線と下方既知表面の幾何学記述を用いて、入射光線を、下方既知表面を通って光
線追跡し、下方既知表面と未知表面の間に位置する新たな基準平面z=h1’に
おける光線の幾何学記述を決定することができる。新たな基準平面についての光
線の幾何学記述を用いて積分の方程式を表した後、上述の方法を適用して未知の
表面を決定又は設計する。
」)が未知表面と基準平面z=h1の間に置かれていれば、入射光線は、未知の
表面によって屈折させられる前に、下方の既知表面によって屈折させられる。光
線と下方既知表面の幾何学記述を用いて、入射光線を、下方既知表面を通って光
線追跡し、下方既知表面と未知表面の間に位置する新たな基準平面z=h1’に
おける光線の幾何学記述を決定することができる。新たな基準平面についての光
線の幾何学記述を用いて積分の方程式を表した後、上述の方法を適用して未知の
表面を決定又は設計する。
【0184】 同様に、未知表面が隣接しており、1つ或いは複数の既知表面(「上方の既知
表面」)が未知表面と基準平面z=h2の間に置かれていれば、屈折光線は、未
知表面によって屈折させられた後に、上方既知表面によって屈折させられる。光
線追跡を用いて、上方既知表面と未知表面間に位置する新たな基準平面z=h2 ’を用いて積分の方程式を表し、上に述べた方法を用いて未知表面を決定又は設
計する。
表面」)が未知表面と基準平面z=h2の間に置かれていれば、屈折光線は、未
知表面によって屈折させられた後に、上方既知表面によって屈折させられる。光
線追跡を用いて、上方既知表面と未知表面間に位置する新たな基準平面z=h2 ’を用いて積分の方程式を表し、上に述べた方法を用いて未知表面を決定又は設
計する。
【0185】 しかし、1つ或いは複数の既知表面(「中間の既知表面」)が2つの未知表面
の間に置かれている場合は、1つの未知表面に入射する各光線について、中間既
知表面を通って他の未知表面に向かう光路が決定される。この光路は、フェルマ
ーの最小移動時間の原理等の選ばれた物理的基準にしたがって決定される。そし
て光路から決定された光線の方向を用いて積分の方程式を展開し、上に述べた方
法を用いて未知の表面を決定又は設計する。
の間に置かれている場合は、1つの未知表面に入射する各光線について、中間既
知表面を通って他の未知表面に向かう光路が決定される。この光路は、フェルマ
ーの最小移動時間の原理等の選ばれた物理的基準にしたがって決定される。そし
て光路から決定された光線の方向を用いて積分の方程式を展開し、上に述べた方
法を用いて未知の表面を決定又は設計する。
【0186】 本発明は、特に上に示され説明されたものに限定されないことが当業者には理
解されよう。本発明の範囲は、頭記の請求項によって規定される。
解されよう。本発明の範囲は、頭記の請求項によって規定される。
【図1】 本発明のある好ましい実施形態によって構成され動作する、屈折表面と光線集
合の略図である。
合の略図である。
【図2】 光学格子の略図である。
【図3】 本発明の別の実施形態によって機能する方法の略図である。
【図4】 本発明の別の好ましい実施形態によって構成され動作する屈折表面と光線集合
の略図である。
の略図である。
【図5】 本発明のさらなる実施形態によって機能する方法の略図である。
【図6】 本発明のさらなる好ましい実施形態によって構成され動作する屈折光学エレメ
ントと光線集合の略図である。
ントと光線集合の略図である。
【図7】 本発明の別の好ましい実施形態によって機能する、図6の未知の光学表面を決
定する方法の略図である。
定する方法の略図である。
【図8】 本発明のさらなる好ましい実施形態によって構成され動作する、屈折光学エレ
メントと光線集合の略図である。
メントと光線集合の略図である。
【図9A】 光線集合と、2つの屈折表面を有する光学エレメントとの略図である。
【図9B】 光線集合と、2つの屈折表面を有する光学エレメントとの略図である。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月7日(2000.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 を含み、ここで、
【数2】 xとyは前記基準平面上での前記光線の各々の幾何学的位置を示し、 n1は前記光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は各前記光線の方向ベク
トルを示し、 (a,b,c)は前記影響された各光線の方向ベクトルを示す 請求項7に記載の方法。
トルを示し、 (a,b,c)は前記影響された各光線の方向ベクトルを示す 請求項7に記載の方法。
【数3】 を含み、ここで、
【数4】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は前記影響された各光線の幾
何学位置を示し、 xとyは基準平面上での前記各光線の幾何学位置を示し、 n1は前記光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 n2は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記各光線の方向ベク
トルを示す 請求項7に記載の方法。
何学位置を示し、 xとyは基準平面上での前記各光線の幾何学位置を示し、 n1は前記光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 n2は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記各光線の方向ベク
トルを示す 請求項7に記載の方法。
【数5】 を含み、ここで、
【数6】 xとyが前記基準平面上での、前記影響された各光線の幾何学位置を示し、 n1は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記影響された各光線
の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各光線の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。
の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各光線の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。
【数7】 を含み、ここで、
【数8】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は前記各光線の幾何学位置を
示し、 xとyは基準平面上での前記影響された各光線の幾何学位置を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 n1は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記影響された各光線
の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。
示し、 xとyは基準平面上での前記影響された各光線の幾何学位置を示し、 fは前記基準平面の上方の前記非球形の光学表面の高さを示し、 n1は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記影響された各光線
の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。
【数9】 として決定され、ここで、w(x,y,f,▽f)が一般的な重み関数であり
、F=(f1,F2)である、請求項8、9、11及び12のいずれか一項に記
載の方法。
、F=(f1,F2)である、請求項8、9、11及び12のいずれか一項に記
載の方法。
【数10】 の形を有し、 前記非球形の光学表面を決定する前記ステップが、 基準平面上で複数の点を有する格子を決定するステップと、 前記複数の点から始点を選択するステップと、 前記始点に対する前記表面の値を決定するステップと、 複数の隣接する目的点を選択するステップであり、前記隣接する目的点が前記
始点に隣接するステップと、 前記隣接した目的点の各々の方向で、前記始点に対する、前記積分の方程式の
集合から、前記表面の導関数の値を決定するステップと、 前記始点の表面値と前記表面の導関数値のそれぞれ1つに従って、前記隣接す
る目的点の各々に対する前記表面の値を決定するステップと、 前記複数の点から追加点を選択するステップであり、前記追加点は前記隣接し
た目的点の少なくとも1つに隣接しており、前記追加点は、前記隣接した目的点
と前記始点以外のものであるステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点に対する、前記積
分の方程式の集合から、前記表面の導関数値を決定するステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点の値と前記少なく
とも1つの隣接した目的点の前記表面の導関数の値とに従って、前記追加点に対
する前記表面の値を決定するステップと を含む、請求項1に記載の方法。
始点に隣接するステップと、 前記隣接した目的点の各々の方向で、前記始点に対する、前記積分の方程式の
集合から、前記表面の導関数の値を決定するステップと、 前記始点の表面値と前記表面の導関数値のそれぞれ1つに従って、前記隣接す
る目的点の各々に対する前記表面の値を決定するステップと、 前記複数の点から追加点を選択するステップであり、前記追加点は前記隣接し
た目的点の少なくとも1つに隣接しており、前記追加点は、前記隣接した目的点
と前記始点以外のものであるステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点に対する、前記積
分の方程式の集合から、前記表面の導関数値を決定するステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点の値と前記少なく
とも1つの隣接した目的点の前記表面の導関数の値とに従って、前記追加点に対
する前記表面の値を決定するステップと を含む、請求項1に記載の方法。
【数11】 を含み、ここで、
【数12】 h1は前記第1の基準平面の上方の第2の基準平面の高さを示し、 h2は前記第1の基準平面の上方の第3の基準平面の高さを示し、 xとyは前記第2の基準平面に対する前記入射光線の各々の幾何学位置を示し
、 ζとηは前記第3の基準平面上での、前記影響された光線の各々の幾何学位置
を示し、 n1は前記入射光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記2つの表面間の光の屈折率を示し、 n3は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記第1の基準平面の上方の前記2つの表面の一方の高さを示し、 gは前記第1の基準平面の上方の前記2つの表面の他方の高さを示し、 (α,β,γ)は前記各入射光線の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各影響された光線の方向ベクトルを示す 請求項28に記載の方法。
、 ζとηは前記第3の基準平面上での、前記影響された光線の各々の幾何学位置
を示し、 n1は前記入射光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記2つの表面間の光の屈折率を示し、 n3は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記第1の基準平面の上方の前記2つの表面の一方の高さを示し、 gは前記第1の基準平面の上方の前記2つの表面の他方の高さを示し、 (α,β,γ)は前記各入射光線の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各影響された光線の方向ベクトルを示す 請求項28に記載の方法。
【数13】 として決定され、 wi(x,y,f,g,▽f,▽g)、i=1,2,3,4は一般的な重み関
数である 請求項29に記載の方法。
数である 請求項29に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW
Claims (36)
- 【請求項1】 光学表面を決定する方法であって、 複数の光線に関するデータと影響された複数の光線に関するデータとを受け取
るステップであり、前記光線の各々が、影響された個々の光線と関連しているス
テップと、 前記データから積分の方程式の集合を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合から前記光学表面を決定するステップと を含む方法。 - 【請求項2】 前記影響された光線が、前記光学表面によって屈折される、
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記影響された光線が、前記光学表面によって反射される、
請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記光学表面を決定する前記ステップが、 前記積分の方程式の集合が解けるかどうか検出するステップと、 前記積分の方程式の集合が解ける場合に、前記積分の方程式の集合を積分し、
これによって前記光学表面を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合が解けない場合に、前記積分の方程式の集合のコスト
関数と補助条件を決定するステップと、 前記コスト関数を前記補助条件に従って最適化し、これによって前記光学表面
を決定するステップと を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 前記データが、測定システムから受け取られる、請求項1〜
4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 前記データが、使用者から受け取られる、請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 非平面表面に対する前記光線に関するデータが与えられてい
る場合に、前記光線に関するデータから基準平面を決定するステップをさらに含
む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 前記積分の方程式が、 【数1】 を含み、ここで、 【数2】 xとyは前記基準平面上での前記光線の各々の幾何学位置を示し、 n1は前記光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は各前記光線の方向ベク
トルを示し、 (a,b,c)は前記影響された各光線の方向ベクトルを示す 請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 前記積分の方程式が、 【数3】 を含み、ここで、 【数4】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は前記影響された各光線の幾
何学位置を示し、 xとyは基準平面上での前記各光線の幾何学位置を示し、 n1は前記光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記光学表面の高さを示し、 n2は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記各光線の方向ベク
トルを示す 請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 非平面表面に対する前記影響された光線に関するデータが
与えられた場合に、前記影響された光線に関するデータから基準平面を決定する
ステップをさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 前記積分の方程式が、 【数5】 を含み、ここで、 【数6】 xとyが前記基準平面上での、前記影響された各光線の幾何学位置を示し、 n1は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記基準平面の上方の前記光学表面の高さを示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記影響された各光線
の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各光線の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 前記積分の方程式が、 【数7】 を含み、ここで、 【数8】 (ζ(x,y),η(x,y),h(x,y))は前記各光線の幾何学位置を
示し、 xとyは基準平面上での前記影響された各光線の幾何学位置を示し、 fは前記基準平面の上方の前記光学表面の高さを示し、 n1は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記光線に関する光の屈折率を示し、 (cosαcosβ,sinαcosβ,sinβ)は前記影響された各光線
の方向ベクトルを示す 請求項10に記載の方法。 - 【請求項13】 前記光学表面を決定する前記ステップが、 前記積分の方程式の集合が解けるかどうか検出するステップと、 前記積分の方程式の集合が解ける場合に、前記積分の方程式の集合を積分し、
これによって前記光学表面を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合が解けない場合に、前記積分の方程式の集合のコスト
関数と補助条件を決定するステップと、 前記コスト関数を前記補助条件に従って最適化し、これによって前記光学表面
を決定するステップと を含み、前記コスト関数が、 【数9】 として決定され、ここで、w(x,y,f,▽f)が一般的な重み関数であり
、F=(f1,F2)である、請求項8、9、11及び12のいずれか一項に記
載の方法。 - 【請求項14】 前記コスト関数が所定の表面gに適応される、請求項13
に記載の方法。 - 【請求項15】 前記光学表面と前記影響された光線の間にある既知の光学
表面に関するデータを受け取るステップと、 前記影響された光線に関するデータと前記既知の光学表面に関するデータから
、中間光線の幾何学データを決定するステップであり、前記中間光線が、前記光
学表面と前記既知の光学表面間にあるステップと、 前記影響された光線に関するデータを、前記中間光線幾何学データと置き換え
るステップと をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項16】 前記光学表面と前記光線の間にある既知の光学表面に関す
るデータを受け取るステップと、 前記光線に関するデータと前記既知の光学表面に関するデータから、中間光線
の幾何学データを決定するステップであり、前記中間光線が、前記光学表面と前
記既知の光学表面間にあるステップと、 前記光線に関するデータを、前記中間光線の幾何学データと置き換えるステッ
プと さらに含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項17】 前記積分の方程式が、 【数10】 の形を有し、 前記光学表面を決定する前記ステップが、 基準平面上で複数の点を有する格子を決定するステップと、 前記複数の点から始点を選択するステップと、 前記始点に対する前記表面の値を決定するステップと、 複数の隣接する目的点を選択するステップであり、前記隣接する目的点が前記
始点に隣接するステップと、 前記隣接した目的点の各々の方向で、前記始点に対する、前記積分の方程式の
集合から、前記表面の導関数の値を決定するステップと、 前記始点の表面値と前記表面の導関数値のそれぞれ1つに従って、前記隣接す
る目的点の各々に対する前記表面の値を決定するステップと、 前記複数の点から追加点を選択するステップであり、前記追加点は前記隣接し
た目的点の少なくとも1つに隣接しており、前記追加点は、前記隣接した目的点
と前記始点以外のものであるステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点に対する、前記積
分の方程式の集合から、前記表面の導関数値を決定するステップと、 前記追加点の方向で、前記少なくとも1つの隣接した目的点の値と前記少なく
とも1つの隣接した目的点の前記表面の導関数の値とに従って、前記追加点に対
する前記表面の値を決定するステップと を含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項18】 前記隣接した目的点と前記追加点の1つを、前記始点とし
て選択するステップと、 前記始点に対する前記表面の値を決定する前記ステップを繰り返すステップと をさらに含む、請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 光学エレメントの少なくとも1つの未知の表面のトポグラ
フィを決定する方法であって、前記方法が、 前記光学表面に対する複数の入射光線と前記少なくとも1つの未知の表面によ
って影響された対応する複数の光線との幾何学特性を測定するステップと、 前記幾何学特性と前記光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率とから積
分の方程式の集合を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合から、前記少なくとも1つの未知の表面のトポグラフ
ィを決定するステップと をさらに含む方法。 - 【請求項20】 少なくとも1つの未知の表面を有する光学エレメントを設
計する方法であって、前記方法が、 前記光学エレメントに対する複数の入射光線と前記少なくとも1つの未知の表
面によって影響された対応する複数の光線との幾何学特性を規定するステップと
、 前記幾何学特性と前記光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率とから積
分の方程式の集合を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合から、前記少なくとも1つの未知の表面のトポグラフ
ィを決定するステップと を含む方法。 - 【請求項21】 前記影響された光線が、前記少なくとも1つの未知の表面
の少なくとも1つによって屈折される、請求項19〜20のいずれか一項に記載
の方法。 - 【請求項22】 前記影響された光線が、前記少なくとも1つの未知の表面
の少なくとも1つによって反射される、請求項19〜20のいずれか一項に記載
の方法。 - 【請求項23】 トポグラフィを決定する前記ステップが、 前記積分の方程式の集合が解けるかどうか検出するステップと、 前記積分の方程式の集合が解ける場合に、前記積分の方程式の集合を積分し、
これによって前記少なくとも1つの表面のトポグラフィを決定するステップと、 前記積分の方程式の集合が解けない場合に、前記積分の方程式の集合の関数と
補助条件を決定するステップと、 前記関数を前記補助条件に従って最適化し、これによって前記少なくとも1つ
の表面のトポグラフィを決定するステップと を含む、請求項19〜20のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項24】 光学エレメントの2つの未知の表面のトポグラフィを決定
する方法であって、前記方法が、 前記光学エレメントに対する複数の入射光線と、少なくとも前記2つの未知の
表面によって影響された対応する複数の光線との位置及び方向を測定するステッ
プと、 前記位置及び方向と前記光学エレメントの1つ或いは複数の光の屈折率とから
積分の方程式の集合を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合から前記2つの未知の表面のトポグラフィを決定する
ステップと 含む方法。 - 【請求項25】 2つの未知の表面を有する光学エレメントを設計する方法
であって、前記方法が、 前記光学エレメントに対する複数の入射光線と、少なくとも前記2つの未知の
表面によって影響される対応する複数の光線との位置及び方向を規定するステッ
プと、 前記位置及び方向と前記光学エレメント1つ或いは複数の光の屈折率とから積
分の方程式の集合を決定するステップと、 前記積分の方程式の集合から、前記2つの未知の表面のトポグラフィを決定す
るステップと を含む方法。 - 【請求項26】 前記影響された光線が、前記2つの未知の表面の少なくと
も一つによって屈折される、請求項24〜25のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項27】 前記影響された光線が、前記2つの未知の表面の少なくと
も1つによって反射される、請求項24〜25のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項28】 トポグラフィを決定する前記ステップが、 前記積分の方程式の集合が解けるかどうか検出するステップと、 前記積分の方程式の集合が解ける場合に、前記積分の方程式の集合を積分し、
これによって前記2つの未知の表面のトポグラフィを決定するステップと、 前記積分の方程式の集合が解けない場合に、前記積分の方程式の集合の関数と
補助条件を決定するステップと、 前記関数を前記補助条件に従って最適化し、これによって前記2つの未知の表
面のトポグラフィを決定するステップと を含む、請求項24〜25のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項29】 前記位置と方向から第1の基準平面を決定するステップを
さらに含み、 前記積分の方程式が、 【数11】 を含み、ここで、 【数12】 h1は前記第1の基準平面の上方の第2の基準平面の高さを示し、 h2は前記第1の基準平面の上方の第3の基準平面の高さを示し、 xとyは前記第2の基準平面に対する前記入射光線の各々の幾何学位置を示し
、 ζとηは前記第3の基準平面上での、前記影響された光線の各々の幾何学位置
を示し、 n1は前記入射光線に関する光の屈折率を示し、 n2は前記2つの未知の表面間の光の屈折率を示し、 n3は前記影響された光線に関する光の屈折率を示し、 fは前記第1の基準平面の上方の前記2つの未知の表面の一方の高さを示し、 gは前記第1の基準平面の上方の前記2つの未知の表面の他方の高さを示し、 (α,β,γ)は前記各入射光線の方向ベクトルを示し、 (a,b,c)は前記各影響された光線の方向ベクトルを示す 請求項28に記載の方法。 - 【請求項30】 前記関数が、 【数13】 として決定され、 wi(x,y,f,g,▽f,▽g)、i=1,2,3,4は一般的な重み関
数である 請求項29に記載の方法。 - 【請求項31】 請求項20および25のいずれか一項に記載の方法によっ
て決定されたトポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメン
ト。 - 【請求項32】 請求項20および25のいずれか一項に記載の方法によっ
て決定されたトポグラフィを有する少なくとも1つの表面を有する光学エレメン
トを生産する型。 - 【請求項33】 光学エレメントを生産する型であって、前記型が、請求項
20および25のいずれか一項に記載の方法によって決定されたトポグラフィを
持つ表面を有する型。 - 【請求項34】 光学エレメントの2つの未知の表面のトポグラフィを決定
する測定デバイスであって、前記測定デバイスが、 前記光学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学シス
テムと、 少なくとも前記2つの未知の表面によって影響される光線の位置と方向を測定
する第2の光学システムと、 前記位置及び方向と前記光学エレメントの光学特性とから、前記2つの未知の
表面のトポグラフィを決定するソフトウエア手段と を備える測定デバイス。 - 【請求項35】 光学エレメントの未知の表面のトポグラフィを決定する測
定デバイスであって、前記測定デバイスが、 前記光学エレメントに対する入射光線の位置と方向のどちらかを測定する第1
の光学システムと、 少なくとも前記未知の表面によって影響された光線の位置と方向を測定する第
2の光学システムと、 積分の方程式の集合から前記未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエ
ア手段であり、前記積分の方程式の集合が、前記位置及び方向と前記光学エレメ
ントの光学特性とから決定される手段と を備える測定デバイス。 - 【請求項36】 光学エレメントの未知の表面のトポグラフィを決定する測
定デバイスであって、前記測定デバイスが、 前記光学エレメントに対する入射光線の位置と方向を測定する第1の光学シス
テムと、 少なくとも前記未知の表面によって影響される光線の位置と方向のどちらかを
測定する第2の光学システムと、 積分の方程式の集合から前記未知の表面のトポグラフィを決定するソフトウエ
ア手段であり、前記積分の方程式の集合が、前記位置及び方向と前記光学エレメ
ントの光学特性とから決定される手段と を備える測定デバイス。
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