JP2002529769A - 光パイプ光学系を有する投射器システム - Google Patents

光パイプ光学系を有する投射器システム

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JP2002529769A JP2000580045A JP2000580045A JP2002529769A JP 2002529769 A JP2002529769 A JP 2002529769A JP 2000580045 A JP2000580045 A JP 2000580045A JP 2000580045 A JP2000580045 A JP 2000580045A JP 2002529769 A JP2002529769 A JP 2002529769A
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イー. リーバイス,モーリス
グアリー,ヘレン
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イー. リーバイス,モーリス
グアリー,ヘレン
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Abstract

(57)【要約】 投射機システムが電灯(10)、反射器収集器光学系(11)、およびリレー光学系を包含し、光パイプ(15)の出口孔からの光を、映像形成手段(21)例えば薄膜ゲートまたはLCDパネルの映像ゲートへ映像形成させる。光パイプは中空であり、コールドミラー反射の内壁を有し、テーパー形状であり、入口孔を有し、該入口孔は断面積が中央部より大である。光パイプは内部反射により光を混合し、出口孔にわたり色と強度が均一である光を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は光学機器に関し、より特定的には、光学的投射器システム(optical
projector system)の光エンジンに関する。
【0002】 発明の背景 現代の業務用、教育用および消費者用の応用において、光学的投射器システム
が広く使用されている。例えば、フィルムからスクリーン上に画像を示すようス
ライド映写機および動画映写機が使用され;映写テレビジョンは1枚〜3枚のLC
Dパネル(液晶ディスプレイ)(LCLV−Liquid Crystal Light Valve)を使用するこ
とがあり、且つ、他の映写機はコンピュータ制御式のLCDを使用し得る。而して
投影機システムに対する光は“光エンジン”により提供されるが、斯かる光エン
ジンは一般的に、たとえば白熱電球などの光源と、反射器と、LCDパネルもしく
はフィルムゲートなどの“映像ゲート”上に光を導向する一個以上のレンズとか
ら成る。一般的に、光エンジンは下記の特性を有するのが望ましい:(1)光エン
ジンが提供する光は明るくあるべきである;(2)光エンジンの電球および他の構
成要素の寿命を維持するよう、光エンジンは例えばファンなどによる冷却能力を
超える熱を発生すべきではない;(3)光エンジンは特にハロゲン化金属形アーク
燈で問題となるカラースポットの無い白色光を発生すべきである;(3)光エンジ
ンの光は上記映像ゲートの全体に亙り均等に拡散すべきである。市販の光エンジ
ンにおいては多くの場合、中心における光は少なくとも100%であるが四隅にお
ける光は60%より小である可能性がある。(4)光エンジンは物理的にできるだけ
小形であり、できるだけ低コストであるべきである。
【0003】 改良された光エンジンは光を均等に拡開することから、矩形の映像ゲートの各
角隅部における光(“隅部の照度”)はゲートの中心における光の少なくとも70%
であり;ランプからの各色は均質化されてカラースポットの無い白色光を生成し
;且つ、“こぼれ(spillage)”(映像ゲートの外側へこぼれる光ビーム)による
浪費の光が減少する。
【0004】 Changほかの論文“液晶光弁投射器に対する矩形状の均一な照明光学システム(
A Uniform Rectangular Illuminating Optical System For Liquid Crystal Lig
ht Valve Projectors)” Eurodisplay '96 第256-260頁、において、短寸アーク
燈からの光は楕円形反射器により集光されると共に、RPGR(矩形柱状ガラス・ロ
ッド)を介してLCLV(液晶光弁)へと送られる。
【0005】 また、多数の論文および特許が投影機システムに対する光パイプ(light pipe)
を記述しているが、それはたとえば、米国特許第5,146,248号(第6欄、第35〜51
行)、米国特許第4,813,765号(第1欄、第40〜42行);米国特許第5,696,865号(第4
欄、第61〜65行);米国特許第5,634,704号(第8欄、第55〜58行);米国特許第5,6
25,738号;米国特許第5,059,013号;米国特許第4,045,133号;米国特許第3,913,
872および米国特許第3,170,980号である。
【0006】 固体の光パイプは、投影機システムにおいて光源から画像ゲートへと光を伝達
すべく使用された場合、多くの問題を呈する。もしアーク燈などの光源が大量の
熱を生成するとしても、光パイプはPyrex(Corningの登録商標)もしくは他の高温
耐性(低熱膨張)のガラスで作成されるべきこともある。しかし、斯かる高温用ガ
ラスの光透過は通常の光学ガラスに比較して少ないことから、光が喪失されると
共に光の伝達効率は不十分である。これに加え、光学ガラスもしくは光学プラス
チックは裸眼には透明できずのないものに見えるが、一般的には微小寸法の泡お
よび溝を有する。これらの微小寸法の欠陥により、透過する光には予期不可能の
望ましくない色シフトが生ずる。
【0007】 上記の如き光パイプの非均質の固体の透明材料により生ずる色シフトのために
、±200°Kの色の均一性に対する典型的な仕様を満足することは困難または不可
能である可能性がある。更に、特にガラスから作成された固体の光パイプは光エ
ンジンの重量および費用を増大する。それは例えば、先鋭な端部を有するネジな
どによる精密で高価な特殊な取付け方法を必要とする。
【0008】 アクティブマトリクスは、オンおよびオフに切換えられる多数の小寸の画素(
“pixels”)から成る。“液晶”と称される有機液体は、透明な各プレート間に
保持される。一般にその結晶は透明であるが、電界が印加され結晶分子の整列が
変更されると、該結晶を通過する偏光の配向が変化させられることができる。
【0009】 単一プレートを有するカラーLCDにおいては、透明プレートの2つの外側面に
は偏光フィルタ(薄寸偏光素子)が被覆されることから、(入射平面に平行な)P方
向、又は、(入射平面に直交する)S方向に導向された光波のみが通過し得る。フ
ルカラーピクセルの各々はカラーフィルタを有する赤、緑もしくは青のサブピク
セルから成ることから、赤、緑もしくは青の光のみが透過される。正常時にはオ
ープンのパネルにおいては電力が印加されていなければ、第1偏光素子に入射す
る光は被選択平面に沿って平面偏光される。電力がオンされていないときに各液
晶は、上記偏光を90°旋回すべく整列されている。第2偏光素子/検光板は、第1
偏光素子に対して90°に設定される。この様にして、電力がオンされていないと
きには上記パネルを介した単一の偏光平面に沿って光が伝達される。殆どのLCD
投影パネルはこのタイプである。電界を印加して(電力オン)ピクセル(またはサ
ブピクセル)が起動されたとき、偏光は、液晶により90°旋回されることは無い
ので、上記第2偏光素子/検光板により阻止される。
【0010】 上記アクティブマトリクスは、各サブピクセル上に直接的に形成されたサブ・
ピクセル毎に1個のトランジスタと、接続用のプリント配線とを備えている。上
記配線は概略的に、列アドレスラインおよび行アドレスラインで形成される。一
方、偏光は、電球などの非偏光源から導出される。濾過を行うが故に、利用され
るのは上記光源の光出力の半分だけである。
【0011】 多くのLCD投影機システムにおいては、光の全てを利用するのが望ましい。こ
の様にすれば、同一寸法の電球を使用して更に明るい映像が得られる。あるいは
、電球サイズが減少され、光エンジンにより生成される熱が減少され得る。電球
は小寸なほど温度が低く、寿命も長くなり得る。これまで、LCD投影分野におけ
る主な目的は、投射システムにおいて必要な偏光平面内へと偏光されない光の部
分を回復する方法を開発することであった。このような光は、投射される光ビー
ムから喪失される。もし成功すれば、“偏光子ダブラ(polarizer doubler)”と
称される装置は投影システムの全体的光効率が2倍になり、投射器の性能対コス
トの比が相当に改善される。
【0012】 幾つかの先行特許および論文によれば、非偏光は2つの偏光ビームへと分離さ
れ得ると共に、各ビームの一方の極性が反転されて2つのビームが結合され得る
ことが示唆されている。上記のタイプのシステムは“偏光素子ダブラ”と称され
るが、その理由は、このようなシステムは1つの極性で利用可能な光の量を2倍
にするからである。このような偏光子ダブラは一般的に、所定の光を2つの極性
へと分離する偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter)(PBS)を使用
する。
【0013】 LCDパネルに対する偏光素子ダブラシステムは、米国特許第4,913,529号;米国
特許第5,601,351号;欧州特許出願(European P.A.)第0467-447-Al号;米国特許
第4,798,448号;米国特許第5,566,367号;米国特許第5,653,520号;および、以
下の論文に開示されている:Japan Display '92、第121〜124頁におけるNichola
s等の“投影ディスプレイにおける16/9LCDに対する偏光白色による光照明を行う
ための効率的な光学的配置構成(Efficient Optical Configuration for Polariz
ed White Light Illumination of 16/9 LCDs in Projection Display);Japan D isplay '93、第26〜29頁におけるShikama等の“高輝度のLCD投影機に対する極性
変換用光学機器(A Polarization Transforming Optics For High Luminance LCD
Projector)”;Euro Display '93、第257〜260頁およびJapan Display '93、第
235〜237頁におけるImai等の“高輝度の液晶光弁投影機に対する新規な極性変換
器(A novel polarization converter for high-brightness liquid crystal lig
ht valve projector)”;および、Euro Display 1995、第253〜256頁におけるDe
Vaan、Brandtの“極性変換システムLCD投影(Polarization conversion system L
CD projection)。米国特許第5,777,789号は、直線状各側部を備えた光トンネル
と、ダブラではない偏光ビーム・スプリッタ(PBS)とを開示している。 上記で引用した各特許および論文は、参照により合体されている。
【0014】 発明の概要 本発明によれば、投射器システムに対する新規で改良された光エンジンが提供
される。上記投射器システムは、下記の従来形の部分を含み得る:アーク燈など
の光源;反射器;一個以上のレンズなどの中継用光学機器;フィルム・ゲートも
しくはLCDパネルなどの画像ゲート;および、単独の投影機レンズもしくは視野
光学機器(field optics)を備えた投影機レンズ。上記光エンジンは、上記ランプ
、反射器および中継用光学機器を含む。これに加えて本発明は、上記反射器から
の光を他のビーム形状では無く円錐状に形成する新規な集光器/反射器アセンブ
リと、テーパ付けされた光パイプLPI(光パイプ・インテグレータ)とを提供する
。上記集光用光学機器は、連続的に湾曲された鏡表面として形成される。上記表
面は、異なる偏心率(e)および焦点(F)を有する2個以上の楕円から成る。上記各
楕円は側面視形状(上記反射器の光軸を通る平面内における断面)におけるもので
あるが;上記反射器の光軸に直交する該反射器の断面は円形である。上記光円錐
の截頭端部(truncated end)は、上記光パイプの入射瞳上に位置せしめられる。
上記中継用光学機器は、上記光パイプの射出瞳(射出面)と、上記画像ゲートとの
間に位置せしめられる。幾つかの実施例においては、上記中継用光学機器が省略
され得ると共に上記射出瞳は上記画像ゲートの直近に位置せしめられ得る。
【0015】 上記光パイプ・インテグレータ(LPI)は、内面反射の原理で機能する。上記光
パイプの入射瞳(入射面)は、上記集光用光学機器(反射器)から円錐状ビームを受
ける。上記入射瞳は、上記光ビームの截頭円錐形状に最適に整合すべく、上記光
軸に直交する断面において、平坦で円形もしくは八角形である。上記光パイプの
射出瞳(射出面)は断面において平坦であると共に、例えばLCDパネルなどの矩形
の画像ゲートの形状およびアスペクト比を有する。該アスペクト比は典型的には
4:3であるが、HDTV(高精細度テレビジョン)の9:16の画像ゲート用アスペクト比
などの他のアスペクト比も利用され得る。
【0016】 上記光パイプ・インテグレータは上記アーク燈からの各カラーを統合し、その
射出瞳にては均質化されて均一な白色光に対する色温度を生成する。上記光パイ
プはまた上記画像ゲート口径もしくは偏光ビーム・スプリッタ(PBS)(アスペクト
比および形状)に厳密に適合し得る矩形の射出面も提供することから、零(も)れ
により喪失される光の量を相当に減少する。上記光パイプは、上記画像ゲートも
しくは上記PBSの入力面の全体に対して良好な光の分布を与える。故に上記光エ
ンジンは上記画像ゲートにおけるビームを生成し、中央部の70%となる角隅部照
度(ANSI)に容易に帰着するが、これは現在市販されている光エンジンと比較して
重要な画像品質の強化である。上記光パイプ、および、“VAREX”(Torch Techno
logies LLCの登録商標)と称される多重楕円反射器は、カラー均一性(color unif
ormity)、光均一性(light uniformity)および集光効率(collection efficiency)
を改善する。
【0017】 上記光源から到来する光円錐の円錐角度分布(“角度分布[angle population]
”)は、出射円錐の円錐角度分布を確定する。上記出射ビームの円錐角度は減少
されるのが望ましい。その目的は、画像ゲートすなわちLCDに必要な角度分布に
整合することである。上記光パイプ(LPI)の好適な形状は、テーパ付けされた入
射セクション、狭幅の中央セクションおよびテーパ付けされた射出セクションか
ら構成される。上記テーパ付けされた射出セクションのテーパの広幅部分は、上
記画像ゲートに向けられる。テーパ付けされた上記入射セクションは、上記光源
に臨むテーパの広幅部分を有している。その様に二重にテーパ付けされた光パイ
プによれば、出射ビーム円錐の角度分布が減少されると共に、幾何学的広がりが
減少されることから、上記光エンジンの物理的長さが減少される結果となる。
【0018】 光パイプLPIの好適実施例は、入射瞳と、正方形もしくは八角形の断面の中央
セクションと、選択されたアスペクト比を有する平坦で矩形の射出瞳と、を備え
るべく二重テーパ付けセクション形状を有する中空の光パイプである。
【0019】 好適な上記光パイプ・インテグレータ(LPI)は、内面反射の原理で機能する。
該光パイプ・インテグレータは、内側鏡面壁(内面反射)を備えた中空であって、
ガラスもしくは他の透明材料(内面全反射)の中実片では無い。上記LPIの内側壁
は、“コールド・ミラー被覆”により被覆される。上記被覆は可視光に対して反
射的(鏡)であるが、不都合な熱となるIR(赤外線)光は通過させるものである。上
記LPIは、金属製、または、耐熱性で熱膨張の小さいガラス製の平坦薄寸材で形
成される。上記平坦薄寸材によれば実に高品質のコールド・ミラー被覆が可能と
なるが、これは湾曲ガラス上では高価となりもしくは不可能なものである。上記
光パイプは、±50°Kで測定されたカラー均一性を提供する。
【0020】 本発明は、線形偏光されて阻止されるビームを90°だけ回転する偏光素子ダブ
ラを提供する。該ダブラの偏光軸心は、選択されたビームの偏光軸心と同一方向
に配向される。一実施例において上記2つのビームはその場合に(各ビームの重
畳では無く)並置して結合される。該ダブラは、偏光ビーム・スプリッタ(PBS)を
使用して初期ビーム全体(反射損失および透過損失は除く)を集光し、それをLCD
画像平面(LCD画像ゲート)を介し更にスクリーン上へと導向する。別実施例にお
いて上記偏光素子ダブラPDは、上記LPI内とされる。
【0021】 PDおよびLPIを組合せて使用すると独特で重要な利点が得られ、すなわち:(1)
ビーム断面は、矩形である画像ゲートにおける特定口径に対して適切に成形され
、矩形ビームが伝播されることにより、ビームの加算(再結合)の実現を更に効率
的かつ光学的に容易なものとし;(2)上記集光器/LPIの組合せは、上記LCDに入
射する光ビームの円錐角度を最小化することにより該LCDの性能を強化すべく設
計可能となり;(3)この光学的な手法は上記光エンジンのコストおよびサイズを
減少する。これらの3つの要因が組合されることにより、投影システムの全ての
箇所において光は更に効率的とされる。上記偏光素子ダブラに依る利得は、2の
係数に近い。
【0022】 詳細な説明 図1に示された如く、本発明の光エンジンの第1実施例はLCD(液晶ディスプレ
イ投影機システム)に使用される。該投影機システムは、アーク燈10および反射
器11を含む。反射器11(集光器アセンブリもしくは集光用光学機器)は、光を、頂
点(尖端)13を有する円錐状ビーム12(円錐)へと成形する。上記ビームは、光パイ
プ15すなわちLPI(光パイプ・インテグレータ)の入射瞳14(入射面)内に上記円錐
頂点が収まる如く導向される。光は、LPI 15の射出瞳16(射出面)から射出される
と共に、第1平凸レンズ18および第2平凸レンズ19から成る中継用光学機器17を介
して伝達される。一定の場合には、画像ゲートと映写レンズとの間には視野レン
ズが使用される。これらの構成要素が上記光エンジンを構成する。
【0023】 中継用光学機器17は上記ビームをLCDパネル21の画像ゲート(入射面)へと導向
する。光学経路中において、LCDパネル21に対してはフレネル・レンズ20(フレネ
ル・レンズ薄寸材)が先行し且つ第2フレネル・レンズ22が追随する。LCDパネル2
1からの画像は(不図示の)スクリーンに対し、映写レンズ23により焦点合わせさ
れる。“フレネル・レンズ”は、プラスチック薄寸材として成形された同心的溝
(約40〜300溝/インチ)を有するプレートであり、習用のレンズの湾曲表面に置
き換わるものである。
【0024】 光パイプ(LPI)は、入射瞳、反射用内側壁および射出瞳を有する長寸光学要素
である。入射瞳に入射する光は内部的に反射されて均質化(混合)される。上記LP
Iは好適には、内側ミラー壁を備えた中空である。代替的に上記光パイプは、全
体的な内面反射特性が喪失されるが故に外側壁はミラー化されないという光学ガ
ラスもしくはプラスチックの中実透明部材とされ得る。斯かる中実の光パイプは
、支え刃もしくはプラスチック・ネジ支持部材により所定位置に保持されると共
に、例えば薄寸金属外被などの外被により(接触なしで)カバーされる。
【0025】 入射瞳13は好適に、光ビーム円錐の形状に従うべく、光軸に直交する断面にお
いて(中実LPIならば)正方形、円錐形状もしくは半球状とされ、または、(中空LP
Iならば)平坦な円形もしくは八角形である。もしLPIが中実であれば、平坦な入
射瞳の場合に上記ビーム円錐の回転軸心に直交して該ビーム円錐は截頭される。
光パイプの射出瞳16は平坦かつ矩形であると共に、上記LCDパネルに対して典型
的には4:3である上記画像ゲートのアスペクト比と同一のアスペクト比とされる
【0026】 (PBSを使用している場合を除き)上記LCDパネルに最も近接する光パイプ・セク
ションは、射出瞳が該光パイプの中央セクションよりも(面積において)少なくと
も50%大きく、且つ、該光パイプはその射出瞳に向けて即ち上記画像ゲートに向
けて(光パイプの光軸に直交する断面において)次第に大きくなる如く、テーパ付
けされる。このように形状をテーパ付けしたことから、画像ゲートにおける零れ
により光を浪費せずに、光の伝達を効率化し得る。好適には、射出瞳面積に対す
る入射瞳面積の比率は1:1.5〜1:5の範囲であり、最も好適には1:2〜1:4の範囲で
ある。好適には、上記射出瞳の断面積は上記中央セクションの断面積よりも少な
くとも50%だけ大きい。
【0027】 図3の実施例において光パイプ25は円形で平坦な入射瞳26および矩形で平坦な
射出瞳27を有し、両者ともに該光パイプの光軸28(一点鎖線)に直交すべく平坦で
ある。射出瞳27のアスペクト比(幅:高さ)は典型的に4:3である。光パイプ25は
その入射瞳26にて円形であり、その壁部は次第に平坦となって行く。図4の光パ
イプ30も同様であるが、その壁部は楕円形状であり、すなわち、その壁部は光軸
28を通る各平面における断面形状が楕円である。
【0028】 図5には、光パイプ31の一実施例が示されている。該実施例において入射瞳32
は側面視(profile)において湾曲しており、且つ、射出瞳33は矩形であると共に
側面視において平坦である。
【0029】 例えば図19の中実なLPIの実施例において、直径“q”は14mmであり、高さ“
p”は24mmであり、射出瞳の幅は18mmである。入射部分35は(光軸に直交する断面
において)円形である。円形の入射セクション35は上記光パイプの長さの少なく
とも1/3、好適には約1/2だけ延在する。側面視において半球状の入射瞳32は円錐
状ビームを受ける。図19において入射瞳の側面視形状32aは円錐形状である。
【0030】 尚、中空のLPIは多くの理由により、中実で透明なLPIよりも好適である。まず
中空LPIは、“光エンジン”システムに対する組付けおよび一体化が物理的に容
易である平坦な反射的被覆材料を使用し得ることから、コストが削減される。ま
た、入射瞳および射出瞳における損失の問題が無く(AR被覆が不要であり)、ある
いは、ガラス基材の加熱の問題も無い。更に、反射器の基材(内面反射壁の為の
基材)として、金属薄寸材、または、熱膨張の小さい(高温耐性の)ホウケイ酸ガ
ラスが使用され得る。光は、空疎な空気空間を散乱または他の干渉なしで進行す
る。
【0031】 上記内面反射被覆は好適には、光ビームからIR(赤外線)熱を除去するコールド
・ミラー被覆である。これにより、上記光ビーム中の可視光を相当に減ずる伝送
用防熱フィルタを使用すること無く、光ビームからIR熱放射を除去することは重
要な利点である。上記LPIは、平坦な金属薄寸材から形成され、または、内側表
面にコールド・ミラー被覆を有する低膨張ガラスから形成される。斯かる被覆は
、湾曲した基材(湾曲したガラス基材)に対して適用するのは更に困難で費用を要
するものである。
【0032】 LPIは、カリフォルニア州サンタローザ(Santa Rosa)のオプテ
ィカル・コーティング・ラボラトリーズ社(Optical Coating
Laboratories Inc.)(OCLI)によって製造されたコール
ドミラー被覆(HR98C)を使用して製造及び試験されている。これは可視ス
ペクトル全体の平均で98.5%の反射率を有する。この被覆は通常平面鏡で使
用され、(垂直または45度といった)特定の角度について設計される。入射光
線がその被覆の設計角度から+/−15度より大きく外れている場合、反射光線
中に色シフトが生じる。LPI中のこのコールドミラー被覆(多層または誘電被
覆)によって、入射角の被覆への依存は重要でなくなる。LPIの主要な特性の
1つはLPI中の色の「均質化」であるので、ビームがLPIから出る時間まで
に、様々な色は十分混合され、色の均一性は優秀である。
【0033】 適切なコールドミラー被覆は赤外線の90%を透過し、可視光線の少なくとも
98%を反射する。赤外線と可視光線の両方を有し、ライトパイプ中で2回反射
される光線は赤外線熱の少なくとも90%を失い、可視光線の損失4%未満で反
射される。
【0034】 好適には、図27に示されるように、平面ガラス・コールドミラー・シート1
30は金属薄板であり、金属薄板ケース131を形成している。ケースはVブロ
ック・ライトパイプであり、ヒートシンクの役目を果たす。これは必要な場合、
ファンによって冷却される。
【0035】 ビームの熱の95%程が、コールドミラーを通過して金属外被に入ることで除
去されると考えられる。LPI上のコールドミラー被覆のもう1つの利点は、反
射器上の「コールドミラー」被覆を通じて熱を取り出すならば、入射角の非常に
大きな変化の結果、可視光線の損失が生じるということである。もちろん、これ
はVブロックLPIでもある程度ありうることだが、角度はそれほど不良ではな
い。
【0036】 金属外被はフィンを伴う金属薄板であり、フィンと共にダイカストされること
もある。ランプが小型の場合、熱は、例えば映写機外被の底部及び上部の穴を通
る対流空気によって除去されることもある。LPIの金属外被はヒートシンクの
役目を果たし、従来の冷却ファンの騒音、重量及び信頼性のなさを回避する新し
い形態の映写機冷却を可能にする。
【0037】 金属LPI外被は熱電冷却、例えば、固体半導体のN及びP接合を使用するペ
ルチェ効果を使用して冷却されることがあるが、これについては、引用によって
本明細書の記載に援用する米国特許第5,724,818号を参照されたい。こ
の固体熱電冷却は、電気的非効率のため電池駆動映写機には適していない。しか
し、これは、プラグ差込式(家庭電源用)映写機と共に使用されることがある。
ペルチェ効果の反対側からの熱は、ヒートシンク、すなわち、フィンを伴う金属
プレート、または対流空気またはファンによって除去される。
【0038】 好適な中空LPI形状は八角形または正方形及び平面(断面)の入口瞳孔を有
し、端部が八角形または正方形(断面)になるテーパー第1区分を伴っている。
この八角形または正方形は、図26に示されるように、矩形断面(14mm×1
4mm)とさらに大きな出口瞳孔断面(出口区分)を伴う第2区分(中央区分)
に取り付けられ、PBSまたは画像ゲートの形状に一致する。全体の長さは10
6mmであり、入口瞳孔の直径は28mmであり、出口瞳孔は高さ18mm、幅
24mmである。
【0039】 好適なアークランプ電球とその反射器が図6に示される。反射器(集光光学装
置)70は鏡面内部仕上げと伴う金属で、その断面形状は楕円形(12.27m
m F(中心)、e=0.746)であり、「傾斜楕円」、例えば単一の楕円を
形成しない2つの楕円区分のことがある。電球71はプラズマ・アーク電球、例
えば、オスラム(Osram)社のHTI 404W/SE型である。光源はキ
セノン・アークランプ、またはハロゲンランプのような白熱光源である。反射器
直径“A”は3.250インチ(82.55cm)である。
【0040】 図7の実施形態は光エンジン50の構成を示すが、リレーレンズ構成要素は除
去されている。LCDパネル51は、ライトパイプとパネルの間の視野レンズ5
3と共に、ライトパイプ52の出口瞳孔に配置される。視野レンズは、画像ゲー
トの後の位置53aに配置されることもあり、また2つの視野レンズが使用され
、1つが位置53、及びもう1つが位置53aに配置されることもある。映写レ
ンズ56の設計は視野光学装置の選択と一致しなければならない。この構成では
、ライトパイプ出口瞳孔は画像ゲート、すなわちフィルムゲートまたはLCDパ
ネルと一般に同じ寸法である。プラズマ・アークランプ54と反射器/集光器5
5は図6の種類のものでもよい。このシステムにはまた、従来の映写レンズ56
とスクリーン57も含まれる。この構成は、対角線3インチ以下の、小さな画像
開口の場合有効である。リレー光学装置が除去されているため、映写機のパッケ
ージングはさらに密になる(長さが短くなる)。ほぼ光経路の長さだけの短縮が
存在する。
【0041】 上記で示された説明はLCDパネルに関連するものであるが、本発明はフィル
ム映写システムにも適用可能である。以下の光エンジンがフィルム映写システム
で使用される。すなわち、この光エンジンは(a)プラズマ・アークランプ(ま
たはハロゲンランプ)、(b)集光光学装置、(c)ライトパイプ・インテグレ
ータ、(d)リレー光学装置、(e)視野光学装置、(f)スライド映写機フィ
ルムゲートまたは動画映写フィルムゲートまたはオーバヘッド・プロジェクタ・
ステージ、及び(g)映写レンズから構成されている。
【0042】 ランプからの光を集めそれをライトパイプの入口瞳孔に向ける反射器(凹面鏡
)の形状は好適には2つの楕円区分を有する曲面である。これは、後方端部(閉
じた端部)が第1の離心率と二次焦点F1’を有する楕円として形成され、前方
端部(開いた端部)が第2の(異なった)離心率と二次焦点F2’を有する楕円
である凹面反射器である。この可変楕円反射器は、画像を形成するために使用さ
れるのではないため、焦点で鮮明な(点または線焦点)を形成しない。その代わ
り、それはテーパー・ライトパイプの入口瞳孔の場所、またはその内部に位置す
る光の曖昧な球を形成する。内部鏡面反射表面の断面は、2つか、またはそれ以
上の曲率の母線を有し(好適には楕円)、断面が円形(光の円錐の光軸に垂直)
である非球状連続曲面である。
【0043】 通常の(先行技術の)集光光学装置は、ランプからの光を収集してそれをライ
トパイプの入口に向ける楕円錐区分である。図9はその種の集光器を示し、いく
つかの重要な角度を定義する。角度i(I)は集光角(ランプが中心から見て一
次焦点Fにある時、光が収集され方向付けられる角度)であり、角度i(E)は
収束角(反射器上の光ビームの光軸に対する反射の角度)であり、F’及びF’ 1 は、同じ一次焦点Fを使用するが離心率が異なった集光光学装置の2つの楕円
区分の二次焦点である。
【0044】 楕円集光器のパラメータ研究が行われ、LPIに関連するその機能について多
数の洞察が確立された。アーク光源からの光の有効な収集のためには、集光角i
(I)が35〜135度の間にわたることが必要である。この角度の幅は各適用
業務について機械的またはほかの方法で達成できないこともあり、分析によれば
40〜120度の幅がより穏当な集光角であると考えられるが、条件が許す場合
には、35〜135度の集光角を実現すべきである。e=0.60〜e=0.9
0の楕円の離心率が調査される。実際的な適用業務の大部分はe=0.60〜e
=0.75の範囲内にある。これは、特殊な状況がこの範囲外の離心率の使用を
示さないという意味ではない。
【0045】 集光角を120度に制限して、様々な集光角での倍率対離心率(図10)と、
様々な集光角での収束角対離心率(図11)のパラメータ・グラフが作成される
。様々な離心率での収束角対集光角のグラフが図12に示される。以下の結論が
導き出される。
【0046】 1.対象集光角(120度)での集光器最大収束角は、楕円の離心率のみに依
存する。これはLPIが見る最大収束角である。 2.焦点の倍率も、様々な集光角で、主として楕円の離心率に依存する。 3.楕円の焦点距離が小さくなるほど収束角は大きくなるので、集光光学装置
をLPIに一致させる時最適な決定がなされる。小さい収束角では小さいスポッ
トが望ましい。図13は、倍率の関数として、収束円錐f#(焦点番号)のグラ
フを示す。 4.楕円反射器の後方端部(閉じた端部)から出る光は最小収束角と最大倍率
を有する。反射器の前方端部(開いた縁端)から出る光は最大収束角と最小倍率
を有する。 5.アークランプから出る光は35〜135度の集光角の幅の中でかなり均一
に分布している。
【0047】 一定断面中空LPIが、例示のみの目的で図14Aに示される。光のビームは
a(アルファ)とb(ベータ)の入射角を含み、楕円集光光学装置からの入力を
表している。小さい方の角度bはライトパイプ壁の中で最初の反射を獲得し、大
きい方の角度aより下に向かう。大きい方の角度aはLPIの下流に移動するに
つれてさらに大きな反射を有する。多数の寸法のLPI開口dについて、様々な
収束角a(アルファ)の入射光線の第1反射がLPIの下流に向かう距離が図1
5に示されるグラフでパラメータ的に示される。第1反射の後の次の反射は、L
PIの下流で2×(入口瞳孔から第1反射までの距離の2倍)毎に発生する。図
16でΘ(シータ)は収束角である。角度a(アルファ)は小さい収束角を示し
、角度b(ベータ)は反射器からの最大収束角である。×はLPI中の当初の主
光線の第1反射距離であり、2×はその第2反射に対する距離であり、tan
a=d/2/×かつ×=d/2tanΘである。
【0048】 テーパーLPIが図16に示されるが、ここでは幅広い部分がフィルムゲート
の方向に置かれている。入口瞳孔(小さい方の端部)に入る主光線は小さい方の
角度で出口瞳孔(大きい方の端部)を出る。入射光線の角度(例えば、aまたは
b)は、LPIの壁から反射する都度Θ(シータ)だけ変化する。テーパー・ラ
イトパイプが使用されて入射ビームのf#を大きいf#に変化させるので、ライ
トパイプ出口での角度ポピュレーション最大値が減少する。これはテーパーLP
Iの重要な利点である。図17は、テーパー・ライトパイプの円形入口瞳孔と矩
形出口瞳孔の対角線の比を、入口及び出口瞳孔でのf#の比に関連付けるグラフ
である。図18は、円形入口瞳孔と矩形出口瞳孔に基づく、16mmの入口瞳孔
対角線に対するライトパイプ対角線対出口瞳孔円錐角のパラメータ・グラフであ
る。
【0049】 以下の結論がこの研究から適用される。 1.楕円集光光学装置からの入り光円錐は約6〜45度の収束角範囲にわたり
、多様なスポットサイズを有する。好適には、LPI光学装置は、図26に示さ
れる二重テーパー区分を使用する。入口区分テーパーのため、大きい方の入口瞳
孔によって、LPIは、(大きい方の角度での)小さい方のスポットに有害な影
響を与えることなく、(小さい方の角度で)大きい方のスポットを集めることが
できる。
【0050】 2.LPIは、最小及び最大両方の入射角について、ライトパイプ内部の多数
の反射によって、ライトパイプの出口瞳孔で、色と光分布について入り光ビーム
を統合する。
【0051】 3.LPIは、出力LPI断面(出口瞳孔)が、照射される開口(画像ゲート
)と同じ形状と縦横比になるようにビームを整形する。LPIの入口瞳孔は、円
形断面入りビーム、すなわち円錐ビームに適合される。
【0052】 LPIは入りビームと出ビームの間の角度ポピュレーションの円錐角のf#を
変更する。「角度ポピュレーション」は、角度増分毎の合計ビームの割合であり
、6度未満の角度の光が80%ならば、それは低い角度ポピュレーションを有す
る。LCDパネルの角度ポピュレーション許容角度はかなり制限されている(1
0度以下)のでこれは重要である。テーパ−形状によって入り角度ポピュレーシ
ョンの最大角度は減少し、低い角度ポピュレーション(少なくとも80%が10
度以下である)を有する出光ビームを生じる。
【0053】 LPIによる光エンジンの目的は、LCDパネルが適切な角度ポピュレーショ
ンで配置される画像ゲート(開いた開口)を通じてアークランプから収集される
光の可能最大量を提供することである。角度ポピュレーションは±15度以内に
制限されるべきであり、好適には±10度以内、最も好適には±6度以内である
【0054】 楕円の集光光学要素に関して、小さいスポットか小さい収束角かという選択が
存在するが、それらは両立しない。e=0.65とe=0.75の間の離心率範
囲の楕円が3mm長(アークギャップが3mm)の光源と共に選択される。この
範囲の離心率は小さいスポットと比較的大きな収束円錐角を提供する。上端離心
率(e=.75)は、許容可能な倍率(アークギャップ3mm)によって規定さ
れる。例えば、集光角i(I)が40度の時、e=0.75での倍率は約6倍で
ある。3mmのアークギャップは18mmのスポットに画像化される。e=0.
60では、11mmのスポットに画像化される。収束の最大角はe=0.75の
場合28度で、e=0.65の場合41度である。最大収束角は、許容可能なラ
イトパイプ内の反射数(角度が鋭角になるほど反射数は多くなる)によって規定
され、ライトパイプ媒体の媒体の臨界角によって制限が課される。
【0055】 テーパーLPI及び他のLPIに関連する問題の1つは、LPIに入る角度が
小さいと、一度も反射されず混合されずに通過することがあるということである
。これは画面上の色の均一性と光の分布に有害な影響を与える。この理由から、
LPIの性能を最適化するために、上記で記載されたLPI機能を最適化するL
PI設定の1つの概略が図5に示される。これは中空LPIである。中央区分は
狭く、円形形状の一定の断面積を有する。第1区分は入り円錐の混合区分である
。LPIの入口瞳孔は円錐、または準円錐形の開いた入口を有する。このアプロ
ーチは屈折率の影響を回避するが、屈折率は入射の際角度を垂直に近づけ、反射
間の距離を大きくして長いLPIを要求する傾向がある。円形と矩形のライトパ
イプ区分(出口区分)の境界面では、多数の遷移形状が可能である。製造が容易
な好適な形状は、混合セクションの円形ライトパイプの端部が、ライトパイプと
同じ直径を有する適切な縦横比の矩形となることを要求する。次にこれは、出口
角度ポピュレーションの最大円錐の縮小を目的とするライトパイプのテーパー区
分の小さい端部に嵌合する。ライトパイプ混合区分は、入射ビームの収束角が最
小であっても内部で少なくとも1つの反射を得られるよう十分に長く、かつ十分
に小さな断面積を有する。
【0056】 LPIの混合区分、またはこの場合、テーパー区分だけからなるLPIのもう
1つの好適な遷移形状は、円形でなく八角形のLPI入口断面から始まるもので
ある。八角形断面は、図20に示されるように、矩形LPI出口断面と円滑に遷
移することができる。この遷移ジオメトリは、画面上の光分布について良好なコ
ーナーのカバレージを開発するのに最も適している。
【0057】 LPI/集光光学装置の組み合わせに関する基本的なトレードオフが図13及
び図17に示される。図13は、楕円集光光学装置の収束角(f#によって記載
されている)、倍率及び離心率eの間の関係を詳細に示している。低い離心率で
は低い倍率と大きい収束角が得られる。高い離心率では高い倍率と小さい収束角
が得られる。このグラフは(楕円の縁端に由来する)最大収束角と、(40度の
最小集光角に由来する)最大倍率を示している。図17は、LPIの入口円形開
口の対角線と出口対角線の比が入り及び出角度ポピュレーションのf#の変化に
どう関連するかを示している。LPI出口面積は小さいLCDパネル(または他
の開いた開口)に対して約3”までのパネル対角線の寸法に制限されているので
、パネルに入射する際、入口対角線が小さいほど円錐角度ポピュレーションは良
好になる(すなわち、円錐角が小さくなる)。
【0058】 表1(図25)は、最適化のための一次アプローチを説明している。1.3”
、2.0”及び3.0”(4:3縦横比)の3つの通常のLCDパネルが選択さ
れた。次にアークギャップ寸法が選択される。現在製造されている一般的なハロ
ゲン化金属ランプはオスラムVIP R 270であり、その電力範囲で利用可
能な最小アークギャップ(1.6mm)を有する。この最適化で使用されるもう
1つのランプはオスラムMHランプ404W/DEであるが、これは400ワッ
トで30000ルーメン、アークギャップは3.0mmである。
【0059】 小さいギャップのランプについて、第1反復として0.75の離心率が選択さ
れる。表1に記載された結果が示すところによれば、LPIの入口のスポットサ
イズは10mmの対角線を有する。最終結果が示すところによれば、アークラン
プのこの選択は2.0”パネルに良好に適合し、3.0”パネルとは容易に適合
させることができ、1.3”パネルとはやや不適合である。円錐角度ポピュレー
ションは楕円から28度の最大値を有するが、パネルで3.5のf#を生じる許
容可能な円錐は20.3度である。3.0mmギャップの場合、小さい方の離心
率が使用され、LPIへの入射スポットの倍率を低減する。3.0”パネルはこ
の離心率とアークギャップに良好に適合する。他の2つのパネルは、さらに高い
円錐角に属するかなりの量の光を拒否する。
【0060】 円錐角度ポピュレーションに良好に適合するものがない状況では、良好なトレ
ードオフは、LPIへの入射対角線を小さくする、すなわち3.0mmアークラ
ンプに対して10mm入口瞳孔(開口)だけを開くことによって入射光の一部を
失うことである。このアプローチは当初スポットの一部を拒否することがある。
しかし、全ての光の約75%は対角線の50%以内に集中しているので、外側縁
端を切り捨てることは、収束円錐角の一部を切り捨てるほど悪いことではない。
収束円錐内では、光全体のほぼ10%が各10度の集光ゾーン内にある。
【0061】 好適には、入口テーパー区分と出口テーパー区分を有する中空「Vブロック」
(V−8 INTEGRATOR−トーチ・テクノロジーズ社(Torch T
echnologies LLC)の商標)が使用されるが、これは図26を参
照されたい。この装置は生成スポットサイズとその円錐角度ポピュレーションの
両方に適応することができる。入口テーパー区分(入口瞳孔)は、入射ビームか
らの全ての光を集光する。図26の実施形態は好適には、可変楕円離心率と2つ
か、またはそれ以上の焦点を有する“VAREX”(TM)反射器と共に使用さ
れる。
【0062】 光源と画像開口の間の最適化に課される制限の1つは、単一の離心率によって
定義される楕円集光器によるものである。これは、一度離心率を選択すると、そ
のスポットについて特定の値の最大収束円錐角と最大倍率が決定されるため、厳
しい制限である。本発明は可変離心率を有する楕円集光器の設計を提供する。4
0度の集光角付近で集光された逆光線の離心率を小さい離心率に保ち、倍率を低
減することが望ましい。また、低い離心率で楕円の縁端を120度またはそれ以
上の集光角に保ち、収束円錐角度ポピュレーションを低減することも望ましい。
後方端部が前方端部より低い離心率で始まる楕円曲線が好適である。図21は、
全ての集光角について倍率が等しくなるという要求から導出された可変離心率を
伴う曲線を示す。可変ゾーンは光軸に沿って異なった点に焦点を合わせる。例え
ば、各離心率の焦点間距離が異なっている。明らかに、様々な集光角に沿った離
心率のこのように大きな変化は現実的でない。
【0063】 図22は、可変的偏心率曲線の実用例を示す。この場合、偏心率の広がりは0
.05に制限されている。異なる楕円曲線は、中心焦点から±2mm以内に異なる
焦点距離をもつ。2本のビームは光学軸上の異なる点で集束するとしても、LP
Iはなおも、コレクタにより投射される全ての光を収集することができる。楕円
コレクタよって収集された光は、単一の焦点内で集束される必要はない。
【0064】 可変的偏心率の設計においては、LPIは、入射光円錐からの追加の収集能力
に対応するべくラッパ状の入口を有することができる(図22)。小さなパネル
については、リレー光学部品は必要でなく、光学発動機の形態は図7に示される
ようなものであってよい。対角線上で約3.0”より幅の広いパネルについては
、ライトエンジン設計は図1及び2の設計に追従することになる。
【0065】 図26は、LPIの最も好ましい実施形態を示す。入射区分100は入射瞳1
01で始まる。入射瞳は平坦(光学軸102に対して垂直な横断面)であり、丸
形又は八角形でありうる。このLPIは中空で、シートメタルミラーで作られて
いる。入射区分はテーパーのついた形状をもち、大きい方の部分が光源(図26
中の左側)に向いている。プロトタイプにおいては、入射瞳の横断面は正方形で
あるが、八角形の横断面の入射瞳が好ましい。入射瞳の面積(横断面)は、中央
区分103の最小面積の横断面(軸102に対し垂直)に対して、1:1.5〜
1:5,最も好ましくは1:2〜1:4の範囲内にある。射出区分104は同様
にテーパーがついており、射出瞳105は平坦で矩形(横断面)をしている。中
央区分103は、射出区分104と一体化されている。図26の実施形態におい
ては、入射瞳の断面形状は平坦かつ正方形(28mm×28mm)であるか好ましく
は八角形であり、八角形である場合には、入射区分は、中央区分に連結されてい
る正方形の平面へと遷移する。入射区分は長さが21mmである。
【0066】 この実施形態は2つの部品で作られている。その連結部分で、これらの両方共
正方形(14mm×14mm)である。第2のテーパー(中央区分及び射出区分)は
長さが85mmであり、画像ゲートのアスペクトレシオと整合するよう正方形の横
断面(14mm×14mm)から矩形(24mm×18mm〜30mm対角線)へと移行す
る。その合計長は106mmである。
【0067】 反射かさ−コレクタ106は、前述した2重楕円タイプ(「VAREX」反射
がさ)のものであり、ここでランプの一次焦点F1及びF2は二次焦点F1’及び
2’に導かれ、E1及びE2は、E1という偏心率よりも大きいE2という偏心率
すなわちE1=0.710及びE2=0.730の楕円曲線であり、反射がさの半径
は、OSRAM404ランプを用いて9.0〜52.3mmまで移行する。VARE
X反射がさが図26の実施形態(「V−BLOCK」)で使用される場合、6°
を超える全ての光線は少なくとも1回の反射を有することになる。標準的には、
最低の角度は6〜8°である。必要な場合、2つのテーパーの間の追加の直線的
正方形混合区分(中央区分)を、付加的な混合のために使用することができる。
【0068】 光学軸上にランプが置かれた状態でコレクタ光学部品が位置づけされる。かか
る光学要素は、好ましくは複合楕円表面(すなわち、可変的偏心率及び焦点から
成るもの)である。代替的には、各ファセットが局所的光線を適切な方向でLP
I要素に向かって誘導しているファセット反射がさ又は複合設計とファセット設
計の組合せを使用することもできる。かかる設計は、コンピュータプログラムに
よって生成でき、自動車のヘッドライトが作られるのと類似したガラス成形技術
によって製造可能である。
【0069】 図23では、LPI(ライトパイプ)は中空であり、入射区分71をもち、直
角プリズム76,77で2回の各々90°ずつの方向転換を行なう。入射区分7
1は、平坦な八角形の入射瞳(横断面)をもち、区分71は、光学軸に対して垂
直なその横断面が漸進的に八角形から矩形まで変化する。ライトパイプ全体71
aは180°の方向転換を行なう。反射がさ72は、LCDパネル75に近いL
PI74の矩形面73から反対方向に向けられている。一部のケースでは、方向
転換したライトパイプを使用することにより、さらに短かくよりコンパクトなプ
ロジェクタが可能となる。
【0070】 図24の実施形態においては、1つの電球が作動しなくなった場合に代替用電
球をオンに切換えるような2重電球システム90が示されている。回路31は、
オン切換えされた時点でまず最初に第1の電球82に対し電力を適用することに
なる。それが点灯しない場合には、電力が引き出されないことから、回路81に
より数ミリセカンド以内でその暗条件が検知される。このとき回路は、電力を第
2の電球83に適用する。第1の電球が交換された時点で、回路は再び第1の電
球に電力を加えることになる。この実施形態では、LPI(ライトパイプ)は中
空であり、各々好ましくは(その方向転換した中心軸に対して垂直な)その入射
瞳横断面で丸いか又は八角形である。LPIの中央区分91は(光学軸に対し垂
直な横断面で)矩形である。分岐84又は85から区分91内に光を反射するた
めに、直角プリズム92が用いられる。さらに、その分岐にある電球が照明され
ていないときの光の損失を防ぐため、各分岐84,85には、光弁(図示せず)
が具備されていてよい。ライトパイプ89の矩形面88はフィルムゲート90の
近くにある。この実施形態は、電球の交換が必要となる頻度が少ないことから、
映画プロジェクタにおいて有用であり得る。
【0071】 本発明の図30では、ライトパイプインテグレータ3(LPI)が偏光ビーム
スプリッタ5A(PBS)を内蔵している状態で「ライトエンジン」が示されて
いる。それは、画像ゲートにおける偏光された光強度を倍加することから「偏光
子ダブラー」PDである。ランプ1A(光源)からの光は、コレクタ光学部品2
A(反射がさ)によって収集され、LPI3Aの入射瞳23A上に集中させられ
る。LPI3Aは、光ビームをその入射瞳23Aからその射出瞳26Aまで多数
の反射を介して伝送する。LPI射出瞳及びPDを退出した光は、例えばLCD
プレートAといったように画像ゲート上にLPIの射出瞳の画像を形成するリレ
ー光学部品4によって収集される。LPI射出瞳は矩形であり、アスペクト断面
において、矩形LCDプレートのアスペクト幅Wの半分である。図30では、W
はこの幅を表わしており、例えばこの図は、LCDプレート7Aの側面を示して
いる。
【0072】 好ましくは、PDと共に使用される場合、LPIのLCDパネルに最も近いラ
イトパイプ区分は、射出瞳がライトパイプの中央区分より少なくとも20%大き
く(面積)、ライトパイプがその射出瞳に向かって、すなわちLCDプレートに
向かってさらに大きくなる(その光学軸に対し垂直な横断面で)ような形で、テ
ーパーがかかっている。このテーパーのついた形状により、LCPプレートにお
いて漏洩に起因する光の浪費なく効率の良い光の透過が可能となる。好ましくは
、入射瞳面積対射出瞳面積の比は1:1.5〜1:5の範囲内にあり、最も好ま
しくは1:2〜1:4の範囲内にある。好ましくは、射出瞳の横断面面積は、中
央区分の横断面面積よりも少なくとも20%大きい。
【0073】 図33は、図2のLPI3Aの射出瞳を退出する際のビームの横断面を示す。
図32は、視野レンズ6A内に入る際の横断面ビームを示す。視野レンズ6Aは
、ビームを矩形LCDプレート7A上に導き、プレート7Aを通して投映レンズ
8Aに渡される。ビームの幅は、それがPD5A内を通る際に倍加される。図3
0のPD5Aは、中実PBS立方体5A及び鏡9Aを含む半波長リターダ及び鏡
アセンブリである。ビームの両方の半分は、(入射平面に対して垂直な)S偏光
に変換される。
【0074】 図30に示されているように、誘導され画像ゲート上に撮像された光ビームの
中心には小さなギャップが存在する。このギャップは、回転を用いて小さな角度
「a」にわたりPBS立方体5Aをわずかに傾動させることによって及び/又は
角度「b」の回転を通してPBS立方体に取付けられた鏡9Aを独立して傾動さ
せることにより、除去することができる。PBS立法体5Aの回転は、ランプ、
コレクタ、LPI、リレー光学部品及びPBSの間の心合せが維持されているよ
うな形で、その軸に沿った全ての光学部品を同時に回転させながら行なわれなく
てはならない。画像ゲート上に形成されたLPI射出瞳の画像は、PBS半波長
板、鏡アセンブリにより生成された2つの半分で構成されている。これら2つの
半分は、望ましい任意の重ね合せ量を有するように調整可能である。重ね合せが
明るすぎる場合には、それは、重ね合せと視野レンズ6Aの間に中性フィルタの
ストリップを用いて拡散できる。
【0075】 PBSの1つのタイプの機能要領は、図31に詳細に示されている。PBS立
方体5Aに入る光30Aは、無作為に偏光されている(偏光されていない)。反
射されたビーム31Aは、S偏光をもち、透過されたビーム32AはP偏光をも
つ。立方体5Aは、その面の全てが正方形であるという意味では真の「立方体」
ではない。その入力面36A及びその出力面37A及び38Aは、W及びHがL
CDパネルのアスペクト幅及び高さであるものとして1/2W:Hのアスペクト
レシオを有する。例えば、面36A,37A及び38Aは、2:3というアスペ
クトレシオ及び12mm幅及び18mm高さの寸法をもつ。
【0076】 入射ビーム30Aは、立方体5Aの入力面36Aに対し適切な角度を成してい
るコーティング35Aによって反射される。コーティング35Aは、出射ビーム
31Aを形成するようにビーム30AのS成分を反射し、ビーム30AのP成分
を透過する。コーティング35Aは、TiO2及びMgOといったような高屈折
材料及びSiO2及びMgF2といった低屈折材料の交互のコーティングを直角プ
リズムの面上で積層化させ、次にこれをもう1つの直角プリズムに接着して立方
体5Aを形成することによって形成された多層コーティングであってよい。例え
ば、立法体5Aは、MgF632.8nmの半波長コーティング35Aを伴うB
K−7ガラスでできていてよい。代替的には、コーティング35Aは、複屈折接
着層、例えば液晶ジアクリレート接着剤及び研摩されたポリアミド配向層(厚み
50mm)であってよい。米国特許第2,578,680号の図11に関連して適切
な立方体5A(立方体偏光子)が記述され、米国特許第5,570,209号の図
2には、代替的なPBS立方体が記述されており、これらの特許は両方共参考と
して内含されている。
【0077】 この場合、P偏光された透過光32Aは、半波長リターダプレート33A(偏
光子回転子)内に通され、反射されたS偏光成分の偏光軸と整列させるべく90
°回転させられる。リターダプレート33Aを通って透過されるビーム34Aは
、S偏光を有する。半波長リターダプレート33Aは、立方体5Aの面37A上
にコーティングされた又は接着された層、例えば面37A上の複屈折接着層であ
ってよい。例えば、半波長リターダプレート33Aは、ポリビニルアルコール、
ポリカーボネート又はポリスチレンの立方体の面上の適切なフィルムであってよ
い。原則として、S偏光されたビームを回転させ、2つのP偏光ビームで終わる
よう選択することができる。
【0078】 立方体5Aの代りに、Glan-Thompsonプリズムの修正であるPBSプリズムの
特殊な設計を利用することができる。これは、2つのガラスプリズムの間の複屈
折接着剤層又は液晶層といったような複屈折材料の薄いスラブのみを使用し、上
述のDe Vaanの論文(1995)及び米国特許第5,601,351号に開示され
ている。このプリズムは、全内部反射により作動し、従って、全ての可視波長に
適し、広い角度受容度を有する。PBSの幾何形状はLCD投映のために最適化
される。このPBSプリズムの機能は、本特許出願内で開示されている先ドング
リ型コレクタ/LPIシステムと合わせて使用したとき著しく改善される。この
改善は、まず第一に、2つの類似の偏光を受けたビームが再結合する本発明の態
様に関係している。De Vaan の論文のシステムにあるような2つの円形ビームで
はなくむしろ2つの矩形ビームを再結合する方がさらに効率が良い。
【0079】 一般にLCDパネル(図30)は、4:3(幅対高さ)のアスペクトレシオを
有する。その結果、図30のPBS立方体5A及びその鏡からのビームは4:3
という同じアスペクトレシオを有し、図32に示されているように矩形となる。
LPI3Aはその射出瞳26において、2:3のアスペクトレシオの半分である
横断面を有する;しかしながら、これは、並列したビーム間のギャップを防ぐた
め、わずかに幅が大きいものであってよい。高画質大型カラーLCDパネルは、
対角6.4インチ(22.7cm)である。これは、4:3のアスペクトレシオをも
ち、従ってその寸法は、幅5.12”,高さ3.84”である。LPIの射出瞳は
、幅0.84”,高さ1.26”となる。LPIの射出瞳はこのときリレー光学部
品を通して拡大される。
【0080】 図35の実施形態においては、LPI50は、中実(透明ガラス又はプラスチ
ック)であり、立方体5Aの半分と一体化されている。それは、面36のコーテ
ィングで被覆された45°の面51A及びそれに接着された45°のプリズム5
2Aで終結している。これは低コストシステムであるが、中空管LPIに比べ効
率は低い。LCDパネルは、能動マトリクスシステム、時分割マトリクスシステ
ム、単色パネル、3色又は4色パネル又は、S又はP偏光のいずれかを受けた光
を用いるその他のタイプのLCDパネルであり得る。
【0081】 図30,31及び35の偏光子ダブラー実施形態に付随する問題はライトパイ
プからの退出後、光の2つの光路が等しくないということにある。例えばSとい
う1つの光路は、それが図30の立方体5Aを通って直接進むため、比較的短か
くなる。もう1つの光路Pは、鏡9Aから反射されることからより長いものであ
る。このことは、長い方の光路Pをもつビームが短かい方の光路をもつビームよ
りも幅が広くなるために、不利な効果をもたらす。ライトパイプ出口の2つの半
分の画像は、等しくなくなり、その結果、標的部域9A(LCDプレート)内に
適切にはまり込まないことになる。
【0082】 光路長は、米国特許第5,601,351号のプリズムにおいて等しいが、ガラ
ス又はプラスチックプリズムを通た光の通過に起因する光の損失が存在すること
になる。
【0083】 2つのビームの光路長を互いに等しくするために、一定数の代替的光学系が図
36−41に示されている。これらのPD実施形態は、図30のライトパイプ実
施形態又はその他のライトパイプ実施形態と合わせて使用することができる。
【0084】 図36のPD実施形態においては、Sビームの光路長は、それを複数の鏡50
A,51Aから反射させることによって、さらに長くされている。Pビームは、
PBS立方体54AによってSに変換され(変換されたビームは「CP」とラベ
ル付けされる)、2つの鏡52A,53Aから反射される。CPのための鏡52
Aは、光路Sのため鏡50AよりもPBS立方体54Aに近く、CP及びS光路
をそれらの全長にわたり等しくしている。この実施形態では、図31に示されて
いるタイプの第1のリレーレンズ55A,第2のリレーレンズ56A,ライトパ
イプ57A,LCDプレート58A及びPBS立方体54Aが用いられている。
残念なことに、鏡は、光学系のサイズ、コスト及び複雑性を増大させる可能性が
ある。さらに、図36で、ビームCP及びSは両方共長い光路を有し、こうして
、両方の光路内の光がレンズ口径の境界を超えて拡張させられ、より幅の広いレ
ンズが必要となる可能性がある。
【0085】 図37及び38の実施形態では、鏡は、空気中に保持され、ガラス立方体又は
プリズムの表面ではない。鏡63Aは、コーティング35Aのようなコーティン
グであるが、これはPビーム通しSビームを反射し、鏡64Aは、半波長リター
ダプレートを65Aを通してSビームを反射する。
【0086】 図37の実施形態においては、P光路61A及びS光路62Aは、LCDプレ
ート60Aの前にPの焦点を、又LCDプレート60Aの後にSの焦点を置くこ
とにより互いに長さを等しくされている。
【0087】 図38の実施形態においては、正のレンズ70A(凸−凸)がS光路68A内
に置かれている。図39では、負のレンズ(凹−凹)がP光路66A内に置かれ
ている。レンズ66A,67Aは、P及びSビームについて等しい光路長と同じ
有効な光学的効果を提供する焦点効果を提供する。
【0088】 もう1つの実施形態(図示せず)においては、S光路内の角度は、Sビームの
横断面を円形でなくするつまり楕円にすることによって分離を減少させるべくシ
フトされている。これは、S光路内で鏡を傾動させることによって達成できる。
【0089】 図40の実施形態においては、P光路75Aは、ガラス内を通過させることに
よって短縮される。S光路は、ガラスプリズム77Aの頂部角度付き表面上で、
コーティング76Aから反射される。P光路は、ガラスプリズム78Aの中を通
過し、空中に保持された鏡78Aによって反射される。ガラスユニット内の光路
は、l×M≒l×1.5であり、これは、空気中よりも0.5多く、例えば、ガラ
スを通る光路は、空気中を通るより長い測定光路と同じ有効長を有する。P及び
Sの光路長Zは、等しくなくてはならない。 すなわちZp=Zsである。0.
5−2u(単位)、l=2/0.5u=L/uである場合、光路長Zp内のガラス
の量(ガラス幅)は約4cmとなる。コーティング76A(Sを反射する)及び鏡
78A(Pを反射する)は、ビームS及びPに対し45°の角度を成し、半波長
板65Aは、PビームをSビームに変換するため、鏡78Aの前にある。
【0090】 図41の実施形態は、もう1つの偏光子ダブラーである。これには、空気中に
4枚のガラスシートを保持する金属ハウジングが内含されている。このハウジン
グは、長さ約9.7cm(後ろから前へ)、幅(W)6cm,高さ(H)4.5であり
、PBSはPhilips から販売されている。これは、ハウジングの出射面86Aで
退出する2つのPビームへと、ライトパイプからの入射未偏光ビーム81Aを分
割する。2つのPビームの光路長は、実際上等しい。図41に示されているよう
に、1/2W:Hのアスペクトレシオをもつ無作為に偏光された光のビーム81
Aが入射ビームである。
【0091】 P成分を通す鏡82A及び83Aからビーム81が反射された場合のS成分。
このS成分は、鏡84Aから反射されて、金属クリップで保持されている半波長
板85A内を通過する。P及びS成分は、共にP偏光をもつ平行な(上下)バン
ドとしてホルダー面86Aを退出する。鏡82A,83A及び84Aは、互いに
平行であり、これらは、出射面86Aとの関係において角度がついている。鏡8
2A及び83Aは、それらがP成分を透過しS成分を反射するという点を除いて
、コーティング35A(図31)と類似している。面板86A(図31)は、S
成分90°を回転させそれをP成分へと変換する偏光回転子(半波長リターダプ
レート)である。
【0092】 図41のPDが使用される場合には、ライトパイプの射出瞳は、サイズ(リレ
ーレンズ無しで)及び形状(リレーレンズを伴うか又は伴わずに)の面でその入
口面と整合していなければならない。画像ゲートすなわち4:3の幅:高さ比を
もつLCDのアスペクトレシオの場合、PD入力面(1/2W)及びライトパイ
プ 射出瞳は2:3の比をもつことになる。例えば、ライトパイプは、平坦で正
方形(28mm×28mm)である入射瞳及び、平坦で矩形(24mm×18mm)であ
る射出瞳及び、平坦な矩形(24mm×18mm)である射出瞳を有することになる
【0093】 ライトパイプ内の偏光子ダブラーの位置は、ライトパイプがその反射により単
一偏光された光を混合しそれを偏光されていない状態になるようにすることが予
想されるため、新規なものである。しかしながら、発明人の実験及びコンピュー
タ解析では、ライトパイプ内部でPDから退出する偏光された光の大部分が、P
Dの出力面とLPIの射出瞳の間のその反射にも関わらず偏光された状態にとど
まる、ということが示されている。
【0094】 図44及び45のPD実施形態においては、PBS(偏光フィルタ)は、互い
に90°の角度を成すくさびを形成しPを通しSを反射する2枚のプレート12
0,121を含んで成る。翼を形成する2枚の鏡124,125はプレート12
0,121に平行であり、それぞれ、半波長リターダプレート122,123(
偏光子回転子)を通して(プレート120,121から反射された)Sを反射す
る。代替的には(図示していないが)、2枚のプレート120,121に代って
、4枚のプレートに対し平行な4枚の鏡を伴いかつ角錐のまわりのフレーム(正
面図)として形成された4枚のリターダプレートを伴う、4面角錐として形成さ
れた4枚のこのようなプレートを用いることができる。
【0095】 このタイプのPDは、図44に示されているようにLPIの射出瞳に又は図4
5に示されているようにLPI内に位置づけすることができる。角度α及びβは
、変動させてもよいし、縁部及び翼でカバーされる面積も変動させることができ
る。翼の面積は、翼内の単位面積あたりの光を増大させ分布を助けるため削減し
てもよい。
【0096】 さまざまなサイズのLCDパネル及び市販のさまざまな電球(ランプ)に伴っ
て幾何学的広がり(GE)を増大させた偏光子ダブラー(PD)の有用性につい
て、研究が行なわれた。一般に、入手可能な電球は1mmという最小アークギャッ
プを有する(開発中のPhilips UHP−X)ことから、LPIが、PD無しで、
PDを用いた場合よりも多くの光を小さいサイズの画素(対角1.3インチ以下
)に対し生成することが発見された。例えば、1.3インチのパネルについて、
PD無しで、電球UHP100,UHP120(Philips)を使用することができ
る。しかながら、より広いパネルについて(対角1.8インチ以上)は、LPI
及びPDの組合せは、LCDパネルに対し最も有効な光を生成した。
【0097】 しかしながら、図43A−43CのPDがライトパイプ内で使用される場合、
これらは、幾何学的広がりを増大しない。従って、これらのPDは、小さなパネ
ル(対角1.8インチ未満)について特に有用である。
【0098】 図43A−43Cの偏光子ダブラーの実施形態は、中空ライトパイプ(LPI
)内に位置づけされた場合に特に有用である。その他のPDとは異なり、これら
は横断面面積(幾何学的広がり)を増大させず、例えば、それらの入力面の面積
は、その出力面の面積と同じである。ライトパイプはPDにおいてその横断面面
積(光学軸に対し垂直な横断面)を倍加する必要がないことから、上述のことは
、PDがライトパイプ内部にあるとき特に有用である。
【0099】 図43Aの実施形態においては、ライトパイプ(LPI)100は中空であり
、矩形の横断面101をもつ。LPI 入射瞳からの未偏光の光102は、コー
ティングされた角度付きプレート104,105(Pを通しSを反射するPBS
)及びSをPに変換する半波長リターダプレート(偏光子回転子)106から成
る偏光子ダブラー103によりP偏光へと偏光される。
【0100】 図43Cの実施形態においては、ライトパイプ矩形横断面101は、Pを通し
Sを反射する角度付きPBSプレート110(偏光フィルタ)及びSを反射しそ
れをPに変換することになる1/4波長板111を有する。
【0101】 図43Bの実施形態においては、偏光ビームスプリッタプレート130(PB
S)がSを反射しPを通す。S成分は、SをPに変換する1/4波板131,1
32から反射される。ライトパイプ矩形区分の4つの内部壁上には、このような
4分の1波板が4枚存在することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の投影システムの斜視図である。
【図2】 図2は、図1の投影システムの上面図である。
【図3】 図3は、本発明の光パイプの1つの実施例の斜視図である。
【図4】 図4は、本発明の光パイプの第2の実施例の斜視図である。
【図5】 図5は、本発明の光パイプの第3の実施例の斜視図である。
【図6】 図6は、ランプおよび反射器の側断面図である。
【図7】 図7は、本発明の投影システムの他の実施例の側面図である。
【図8】 図8は、光パイプの中実の実施例の入射部分の拡大側面図である。
【図9】 図9は、同一の焦点Fを有し乍らも異なる偏心率(実線および点線)を有する各
楕円円錐セクションに対する二重集光器式光学機器(反射器)を示す極座標系であ
る。第2の焦点はF'およびF1'である。
【図10】 図10は、0°乃至110°の5種類の異なる集光角度LIに関して倍率(y軸心)に
対する反射器の楕円状曲線の偏心率(e)(x軸心)をプロットしたグラフである。
【図11】 図11は、半円錐において3種類の集光角度(40°、90°および120°における
iI)に関して0°乃至50°の収束角度(iE)(x軸心)に対する0乃至1.00の偏心率(e)(
y軸心)をプロットしたグラフである。
【図12】 図12は、楕円状曲線のe=0.60乃至0.90の7種類の偏心率において集光角度(
iI)に対して収束角度(iE)(y軸心)をプロットしたグラフである。
【図13】 図13は、2種類の収束角度(iI=60°およびiI=40°)において倍率(x軸心)
に対して(iE=120°における)収束領域のf数[f#](y軸心)をプロットしたグラフ
である。
【図14】 図14は、光パイプの断面図であり(光軸に対して直交する同一サイズの断面)
、(中空で内側鏡面壁の)光パイプ・インテグレータの入射瞳に入射する光円錐の
簡略図である。
【図15】 図15は、図14の3種類の直径(d)に関して0°乃至50°の収束角度αに対し
、第1反射に必要な上記光パイプの長さをmm(y軸心)でプロットしたグラフである
【図16】 図16は、円形断面を有する本発明のテーパ付け光パイプ(中空)の簡略断面図
である。
【図17】 図17は、pを比率4:3の矩形状を有する射出瞳とし且つcを円形状の入射瞳と
した場合、円錐角度f数の比率(Rf=fp/fc)(x軸心)に対し、入射瞳:射出瞳の面
積の比率(RD=Dp/Dc)(y軸心)をプロットしたグラフである。
【図18】 図18は、円形状でありかつ16mmの直径(Dc)の入射瞳に関し、mmで表した射出
瞳の対角線寸法(x軸心)に対し、LPI(光パイプ・インテグレータ)の種々のf数(1.
0乃至2.0)における射出瞳のf数(1.0〜6.0)(左目盛)(y軸心)をプロットしたグラ
フである。
【図19】 図19は、上記LPIの実施例の側断面図である。
【図20】 図20は、八角形の入射瞳および矩形の射出瞳を有するテーパ付きで中空のLP
Iの斜視図である。
【図21】 図21は、一定の倍率を提供する連続表面を形成すべく多重偏心率e群を有す
る楕円状曲線の側断面図である。
【図22】 図22は、二重偏心率を有する楕円状曲線の側断面図である。
【図23】 図23は、U形状湾曲LPIを使用した光エンジンの側面図である。
【図24】 図24は、動画フィルム・ゲートと共に使用される二重ランプ光エンジンの斜
視図である。
【図25】 図25は、表1である。
【図26】 図26は、二重テーパ付けされたLPIの側断面図である。
【図27】 図27は、正方形の入射瞳および矩形の射出瞳を有する二重テーパ付け中空LP
Iの斜視図である。
【図28】 図28は、図27の上記光パイプを形成する平坦なコールド・ミラー薄寸材に
対する金属ケーシングの側面図である。
【図29】 図29は図28のA-Aに沿った断面図である。
【図30】 図30は、本発明の新規な光学機器の使用による偏光素子ダブラの提供を例証
する本発明のシステムの断面図である。
【図31】 図31は、PBSすなわち半波遅延器アセンブリの側面図である。
【図32】 図32は、W:Hのアスペクト比を有する上記LCDプレート上の二重ビームの断面
図である。
【図33】 図33は、上記LPIの射出瞳を射出する上記ビームであってW/2:Hのアスペク
ト比を有するビームの断面図である。
【図34】 図34は、八角形の入射瞳と、W/2:Hのアスペクト比の矩形の射出瞳とを有す
るLPIの斜視図である。
【図35】 図35は、中実LPIを使用した実施例の断面である。
【図36】 図36は、PおよびS成分に対して等しい経路長を有すると共にミラーを使用す
るPD(偏光素子ダブラ)を示す上面図である。
【図37】 図37は、PおよびS成分に対して等しい経路長の効果を獲得すべく異なる焦点
を使用するPDの側面図である。
【図38】 図38は、PおよびS成分に対して等しい経路長の効果を獲得すべく凸レンズを
使用するPDの側面図である。
【図39】 図39は、PおよびS成分に対して等しい経路長の効果を獲得すべく凹状/凹状
ミラーを使用するPDの側面図である。
【図40】 図40は、PおよびS成分に対して等しい経路長の効果を獲得すべく一方の成分
経路中にガラス・プリズムを使用するPDの側面図である。
【図41】 図41は、PDの側断面図である。
【図42A】 図42Aは、偏光素子ダブラの側面図である。
【図42B】 図42Bは、図42Aの偏光素子ダブラの正面図である。
【図43A】 図43Aは、光パイプ内の偏光素子ダブラの側断面図であり、夫々が代替実施
例を示している。
【図43B】 図43Aと同様の図である。
【図43C】 図43Aと同様の図である。
【図44】 図44は、光パイプの射出瞳に位置された図42Aの偏光素子ダブラの側断面
図である。
【図45】 図45は、光パイプ内に位置された図42Bの偏光素子ダブラの側断面図であ
る。
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月19日(2001.6.19)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月19日(2001.6.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グアリー,ヘレン アメリカ合衆国,カリフォルニア 94127, サン フランシスコ,サン ベニト ウェ イ 389 Fターム(参考) 5C039 HH04

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発生させるランプ手段、 入口瞳、中央区分、反射鏡内壁及び光学軸をもつ中空の光パイプであって、コ
    レクタ手段からの光がこの入口瞳上に導かれるもの、 出口瞳がその上に光を導いている映像ゲートをもつ、映像を形成する映像形成
    手段、及び 投射器レンズ、 を含む投射器システムであって、光パイプは、中心区分の光学軸に対し垂直な横
    断面の面積に対する比が少なくとも1対1.5である面積を有する入口瞳を有し
    てテーパー形状になっている、ことを特徴とする投射器システム。
  2. 【請求項2】 ランプ手段は、1〜6mmの範囲内のアーク間隙をもつハロゲ
    ン化金属形のアークランプである、請求項1に記載の投射器システム。
  3. 【請求項3】 光パイプは、コレクタからの光のテーパー角度を減少させ、
    少なくとも80%は10°より小なるテーパー角度をもつ光(半円錐)を発生さ
    せる、請求項1に記載の投射器システム。
  4. 【請求項4】 コレクタ手段は、中心軸をもつ鏡面反射かさであり、アーク
    間隙は反射かさの中心軸に沿って心合せされている、請求項2に記載の投射器シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 コレクタ手段は、鏡面内部壁を有し、2つの異なる偏心率を
    もつ少なくとも2つの楕円曲線を伴う断面形状をもつ複合反射かさである、請求
    項2に記載の投射器システム。
  6. 【請求項6】 反射かさの断面形状は湾曲して凹状であり、この湾曲は異な
    る偏心率をもつ2つの楕円形を含み、両方の偏心率が共に0.60〜0.90の範
    囲内であり、反射かさは軸に対し垂直な断面において円形である、請求項5に記
    載の投射器システム。
  7. 【請求項7】 ライトパイプは金属板の基板及び鏡面内部壁上のコールドミ
    ラーの被膜を含む、請求項1に記載の投射器システム。
  8. 【請求項8】 映像形成手段がLCD(液晶表示装置)のパネルである、請
    求項1に記載の投射器システム。
  9. 【請求項9】 映像形成手段は、3色LCDパネルである、請求項1に記載
    の投射器システム。
  10. 【請求項10】 出口瞳とLCDパネルの間に位置づけされた光を視準する
    フレネルレンズ及びLCDパネルと投射器レンズの間に位置づけされている、映
    像を集束するフレネルレンズ手段を含むフィールド光学系をさらに包含する、請
    求項8に記載の投射器システム。
  11. 【請求項11】 入口瞳の横断面が平坦でかつ8角形であり、出口瞳横断面
    が平坦かつ矩形である、請求項1に記載の投射器システム。
  12. 【請求項12】 光パイプは、正方形の横断面をもち光パイプの長さの少な
    くとも3分の1である入口区分を有する、請求項1に記載の投射器システム。
  13. 【請求項13】 光パイプは、その長さの少なくとも3分の1である入口区
    分、中央区分及び、中央区分の横断面の面積よりも大きい面積をもつ出口瞳を伴
    うテーパー形状の射出区分を有する、請求項1に記載の投射器システム。
  14. 【請求項14】 コレクタ手段からの光の円錐形ビームを形成し入口瞳上に
    ビームを導くためのリレー光学手段をさらに含む、請求項1に記載の投射器シス
    テム。
  15. 【請求項15】 1〜6mmの範囲内のアーク間隙を有するハロゲン化金属形
    アークランプ、 ランプが反射かさの軸に位置づけされた状態で、中心軸を有する反射かさ、 光学軸、入口瞳、矩形射出瞳、入口瞳と出口瞳の間の中央区分、反射する内部
    鏡面壁及び、出口瞳及び入口瞳が光学軸に対し垂直にとられた中央区分の横断面
    の面積より少なくとも50%大きい2重のテーパー形状を有する中空の光パイプ
    を含む投射器システムの光エンジン。
  16. 【請求項16】 光を生成するランプ手段、 生成された光を集束し誘導するコレクタ手段、 入口瞳、中央区分、直線的光学軸に沿った出口瞳及び反射壁を有する光パイプ
    を含む光学的投射器用のライトエンジンであって、 光パイプは、出口瞳が矩形であり、出口瞳及び入口瞳の面積が各々中央区分の
    光学軸に対し垂直である断面積よりも少なくとも50%大きい状態で、2重のテ
    ーパー形状であることを特徴とする光エンジン。
  17. 【請求項17】 ランプ手段が、1〜6mmの範囲内のアーク間隙をもつハロ
    ゲン化金属形のアークランプである、請求項16に記載の光エンジン。
  18. 【請求項18】 コレクタ手段が中心軸をもつ楕円形鏡面反射かさであり、
    アーク間隙が反射かさの中心軸にある、請求項17に記載の投射器システム。
  19. 【請求項19】 光パイプが光学軸及び、光学軸に対し垂直な全ての断面図
    において丸形又は正方形であり光パイプの長さの少なくとも3分の1である入口
    区分を有する、請求項16に記載の光エンジン。
  20. 【請求項20】 光を発生させるランプ手段、 発生した光を収集し誘導するためのコレクタ光学部品手段、 周囲空気に開放した内部鏡壁、入口瞳及び出口瞳、反射性内部壁、入口瞳と出
    口瞳の間の中央区分及び光学軸を有し、コレクタ手段からの光が入口瞳上に誘導
    されている、中空の光パイプ、 画像を形成することを目的とし、映像ゲートを有する映像形成手段、及び 投射器レンズ、 を含み、 光パイプは、入口瞳と出口瞳の各々が中央区分の横断面面積に対し少なくとも
    1.5:1の比率の面積を有する状態で、その形状が2重のテーパー形状である
    こと、及びコレクタ光学部品手段には、光学軸をもつ複合反射かさが含まれ、こ
    の反射かさは、光学軸を通るその横断面が少なくとも2つの異なる曲線のセグメ
    ントであるような湾曲を有することを特徴とする投射器システム。
  21. 【請求項21】 2つの異なる曲線が、2つの異なる偏心率をもちかつ中心
    焦点から±2mmである2つの異なる焦点距離を伴う楕円である、請求項20に記
    載の投射器システム。
  22. 【請求項22】 反射かさが、鏡面内部壁、断面形状が第1の偏心率をもつ
    楕円曲線である背面閉鎖型端部部分及び断面形状が第1の偏心率よりも大きい第
    2の偏心率をもつ楕円曲線である開放端部部分を有する、請求項20に記載の投
    射器システム。
  23. 【請求項23】 光パイプは、軸及びこの軸に対し垂直にとった横断面が正
    方形か八角形である入口瞳を有し、入口区分が光パイプの長さの少なくとも3分
    の1である、請求項20に記載の投射器システム。
  24. 【請求項24】 楕円曲線が各々異なる焦点を有する、請求項21に記載の
    投射器システム。
  25. 【請求項25】 楕円曲線の各々が同じ頂部点のまわりに形成されている、
    請求項21に記載の投射器システム。
  26. 【請求項26】 内部壁が金属でできているか又は平坦である、請求項20
    に記載の投射器システム。
  27. 【請求項27】 鏡面が、可視光を反射し赤外線を透過するコールドミラー
    である、請求項26に記載の投射器システム。
  28. 【請求項28】 投射器システム内で使用するための、光学軸、入口瞳及び
    出口瞳をもつ長形のライトパイプにおいて、 (a) ライトパイプが中空でかつ内部鏡面壁を有し、誘電体が充てんされてい
    ないこと、 (b) 鏡面壁が金属でできていること、 (c) 可視光を反射し赤外線を透過させるようコールドミラーコーティングが
    鏡面壁上に施されていること、 を特徴とする、長形の光パイプ。
  29. 【請求項29】 入口瞳が正方形又は八角形であり、出口瞳の光学軸に対し
    垂直な横断面が矩形である、請求項28に記載の光パイプ。
  30. 【請求項30】 光パイプが、中央区分をもつ2重テーパーのかかった形状
    をしており、入口瞳及び出口瞳は各々、光学軸に対し垂直にとった中央区分を通
    る横断面の面積よりも少なくとも20%大きい、請求項28に記載の光パイプ。
  31. 【請求項31】 光を発生させるランプ手段、 発生した光を収集し再度誘導するコレクタ手段、 入口瞳、出口瞳、中央区分及び光学軸を有し、コレクタ手段からの光が入口射
    瞳上に誘導されている、光パイプ、 画像を形成することを目的とし、出口ゲートをもち、出口瞳が画像ゲート上に
    光を導いている、液晶表示(LCD)画像形成手段、及び 投射器レンズ、 を含み、 偏光ビームスプリッタ(PBS)を内含する偏光子ダブラーが光パイプ内又は
    光パイプとLCD画像ゲートの間に位置づけられていること、及び光パイプが中
    空であり、誘電体が充てんされておらず、鏡面壁を伴い、入口瞳が中央区分の光
    学軸に対して垂直な横断面の面積に対し少なくとも1対1.5の比率の面積を有
    する状態で、テーパー形状をもつことを特徴とする、投射器システム。
  32. 【請求項32】 偏光子ダブラーが、Wを幅、Hを高さとして1/2W:H
    という横縦比をもつ矩形入力面及びW:Hの横縦比をもつ出力面を含んで成る、
    請求項21に記載の投射器システム。
  33. 【請求項33】 映像ゲートが矩形であり、幅W対高さH(W:H)の横縦
    比を有し、光パイプの出口瞳はW/2:Hの横縦比をもつ矩形をしており、偏光
    子ダブラーが出口瞳と映像ゲートの間にある、請求項31に記載の投射器システ
    ム。
  34. 【請求項34】 コレクタ手段が、中心軸、鏡面内部壁をもつ反射がさであ
    り、2つの異なる偏心率をもつ少なくとも2つの楕円曲線の断面形状を有する複
    合反射がさであり、かつ軸に対して垂直な横断面で円形をしている、請求項31
    に記載の投射器システム。
  35. 【請求項35】 反射かさの断面形状が湾曲し凹状であり、断面形状の湾曲
    が、異なる偏心率をもつ少なくとも2つの楕円を含み、両方の偏心率が0.60
    〜9.90の範囲内にある、請求項31に記載の投射器システム。
  36. 【請求項36】 偏光子ダブラーが光パイプ内にある、請求項31に記載の
    投射器システム。
  37. 【請求項37】 光パイプの入口瞳の横断面が平坦であり、正方形、丸形又
    は八角形のいずれかであり、出口瞳の横断面が平坦で矩形である、請求項31に
    記載の投射器システム。
  38. 【請求項38】 中空の光パイプが誘電体で充てんされておらず、光学軸、
    矩形の出口瞳、入口瞳と出口瞳の間の中央区分、コールドミラーの被膜を伴う低
    膨張率のガラス又は金属製の平坦鏡面内部反射壁、及び入口瞳がその光学軸に対
    し垂直にとった中央区分の横断面の面積よりも少なくとも50%大きい面積をも
    つテーパー形状を有する、請求項31に記載の投射器システム。
  39. 【請求項39】 偏光子ダブラーがW/2:Hの横縦比をもつ矩形入力面を
    有し、W:Hの横縦比をもつ単偏光ビームを発生させる、請求項31に記載の投
    射器システム。
  40. 【請求項40】 光パイプは、入口瞳及び出口瞳が各々中央区分の横断面の
    面積よりも大きい面積をもつ状態で、2重のテーパー形状を有する、請求項31
    に記載の投射器システム。
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