JP2002527587A - 結合用樹脂 - Google Patents

結合用樹脂

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JP2002527587A JP2000577213A JP2000577213A JP2002527587A JP 2002527587 A JP2002527587 A JP 2002527587A JP 2000577213 A JP2000577213 A JP 2000577213A JP 2000577213 A JP2000577213 A JP 2000577213A JP 2002527587 A JP2002527587 A JP 2002527587A
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− マルケシニイ、エフタリア ベルゴポウロウ
トシアントジイ、ソフィア
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エニグマ エヌ.ブイ.
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Abstract

(57)【要約】 フェノール/アルデヒド樹脂特にフェノール/ホルムアルデヒド樹脂が、フェノール系含分を有する少なくとも2つの異なる天然材料の混合物によってフェノール含量の一部を置き換えることによって製造される。得られた樹脂は複合材料を結合させるのに使用することができ、フェノールだけを用いた樹脂と少なくとも同程度に有効であり、そして環境的にはより満足なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は結合用樹脂に関し、そして特に、回復可能な資源をホルムアルデヒド
系樹脂の中に又はそれ用の代替物として使用することに関する。
【0002】 木材製品産業は必要な結合剤を製造するために石油および天然ガスから誘導さ
れる化学物質にいま尚殆ど全面的に依存している。結合剤の適用は顧客の要求を
満たす様々な製品をつくるのに、より小さな木、木材チップ、繊維およびミル残
余物の使用を可能にする。伐採材木の品質は減少しつつある商用森林地帯拠点の
せいで衰微するので、木材利用の将来は限られた木材資源を必要な製品に換える
ための結合剤に更に強く依存することを要求するであろう。化石燃料および化学
物質によって起こる環境ひずみ及びそれらの固有の弱みのある限られた供給を考
慮して、原料を結合させるための他の入手可能な資源を同定する努力がここ10
年の間に促進された。回復可能な資源はこの分野では最も有望であり、そして多
くの研究および開発がこの分野に捧げられた。
【0003】 ホルムアルデヒド系樹脂(尿素−ホルムアルデヒド(UF)、フェノール−ホル
ムアルデヒド(PF)、メラミン−ホルムアルデヒド(MF)、メラミン−尿素−ホ
ルムアルデヒド(MUF)、レゾルシノール−ホルムアルデヒド(RF)、タンニン
−ホルムアルデヒド(TF)およびそれらの混合物)は複合木材パネル製造に最も
普遍的に利用されている。これら樹脂の成分は主に石油及び/又は天然ガスから
誘導される。本願の目的は回復可能な森林バイオマスおよび農業残余物のような
天然産物から誘導される有効な樹脂代替物を提供することである。
【0004】 多数の研究は木材用接着剤の代替供給原料を提供することにおける天然起源製
品の役割に基づいていた。Chen, C.M., “Gluability of Copolymer Resins Hav
ing Higher Replacement of Phenol by Southern Pine Foliage Extracts for F
lakeboards and Composite Panels”, Holzforschung, 1993, 47 (1), 72-75,
“States of the Art Report: Adhesives from Renewable Resources”, Holzfo
rschung und Holzverwertung, 1996, 4, 58-60, “A Hulluva Switch: Invento
r Finds Value in Peanut Hulls”, The University of Georgia, Research Rep
orter, 12-13, は、ピーナッツの殻、ぺカンナッツ(pecan nut)のピッチ又はマ
ツの樹皮および葉の抽出物がフェノール−ホルムアルデヒド樹脂に使用されるフ
ェノールの80%までの代用にできることを報告していた。抽出方法は数工程を
含んでいて時間のかかるものであった。
【0005】 バイオマスまたはそのフェノール画分の熱分解によって得られる油を利用して
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂のフェノールを置換する努力もなされている
、Gallivan, R.M., Matschei, P.K., “Fractionation of Oil obtained by Pyr
olysis of Lignocellulosic Materials to recover a Phenolic Fraction for u
se in making Phenol-Formaldehyde Resins”, 米国特許第4,209,647
号、1980年;Diehold, J., Power, A., “Engineering Aspects of the Vor
tex Pyrolysis Reactor to Produce Primary Pyrolysis Oil Vapors for Use in
Resins and Adhesives”, Research in Thermochemical Biomass Conversion,
Bridgwater, A.V., Kuester, J.L., Elsevier Applied Science, London, 1988,
609-628; Chum, H.L., Diehold, J.P., Scahill, J.W., Johnson, D.K., Black
, S., Schroeder, H.A., Kreibich, R.E., “Biomass Pyrolysis Oil Feedstock
s for Phenolic Adhesives”, Adhesives from Renewable Resources, R. Hemin
gway and A. Conner, Eds., ACS Symp. Series, No. 385, 1989, 135-151; Chum
, H.L., Black, S.K., “Process for Fractionating Fast-Pyrolysis Oils, an
d Products derived therefrom”, 米国特許第4,942,269号、1990
年;Chum, H.L., et al., “Inexpensive Phenol Replacements from Biomass”
, Energy from Biomass and Waters XV, Eds. Klass, D.L., 1991, 531-540.。
75%までの置換レベルが報告されているが、油中のフェノール系化合物の低い
存在量は分別工程を必要とし、それは最終製品コストを高める。
【0006】 製紙過程から得られる廃液は主にリグニンの減成生成物を含んでおり、ホルム
アルデヒド系接着剤システム(主にPF接着剤)へのその応用可能性に関する多
数の研究の主題になっている:Forss, K.J., Fuhrmann, A., “Finnish Plywood
, Particleboard, And Fibreboard Made With a Lignin-Base Adhesive”, Fore
st Prod. J., 1979, 29 (7), 36-43; Doering, G.A., Harbor, G., “Lignin Mo
dified Phenol-Hormaldehyde Resins”, 米国特許第5,202,403号;Che
n, C.M., “Gluability of Kraft Lignin Copolymer Resins on Bonding Southe
rn Pine Plywood”, Holzforschung, 1995, 49 (2), 153-157; Senyo, W.C., Cr
eamer, A.W., Wu, C.F., Lora, J.H., “The Use of Organosolv Lignin to Red
uce Press Vent Formaldehyde Emissions in the Manufacture of Wood Composi
tes”, Forest Prod. J., 1996, 46 (6), 73-77。様々な置換の筋書きが試験さ
れたが、それでも尚、この液の低い反応性は何らかの追加の改質工程を包含する
こと無しにはその使用を判断できない。
【0007】 これら材料の使用においては、単一の生成物が使用されており、そして性能を
改良する試みは通常、材料を試してフェノール系含分を増加させるように改質す
ることによって行われた。
【0008】 本発明によれば、かかる樹脂の中に通常使用されるフェノール成分の有意な割
合が少なくとも2つの異なる天然フェノール系材料の混合物によって置き換えら
れているフェノール/アルデヒド樹脂システムが提供される。
【0009】 本発明はまた、フェノール/アルデヒド樹脂成分の一部が本発明のフェノール
/アルデヒド樹脂システムによって置き換えられている複合材料を形成する方法
を提供する。
【0010】 本発明の利点は本発明が毒性の石油由来フェノール系生成物の代りにここに特
定された天然代替物の使用によって樹脂毒性の低減を可能にすることである。従
って、本発明のフェノール/アルデヒド樹脂システムは樹脂システムの性質が通
常のフェノール材料によって達成されたものより優れるのではないとしても常用
のフェノール材料の代替となることを可能にするという利点を与える。
【0011】 本発明に従って変性されることができるフェノール/アルデヒド樹脂システム
は結合剤および接着剤の製造において常用のものである。用語「結合剤」は一般
的には接着剤材料を包含するのに使用される。これら樹脂の最も普遍的なものは
勿論フェノール/ホルムアルデヒドであるが、フェノールは一般用語フェノール
の範囲内の他の材料たとえはクレゾールまたはレゾルシノールによってこれがフ
ェノール/アルデヒド樹脂分野で慣例である度合までは代用することができ、そ
してホルムアルデヒドは或る種の他のアルデヒドによって代用することがその分
野でそれほど普遍的ではないが可能である。フェノール/アルデヒド樹脂を使用
する分野に精通する者は入手可能な代替物および組み合わせを十分に承知してい
るであろう。フェノールおよびアルデヒドの選択は通常、複合製品を結合させる
ために用いられる樹脂のタイプに関係するであろうが、本発明は他の結合および
接着作用に用いられるフェノール/アルデヒド樹脂にも応用可能である。
【0012】 常用フェノール/アルデヒド樹脂のフェノール成分の部分的置換に使用される
天然フェノール系材料の各々は天然源から誘導されるであろう。これら材料間の
差異は源の本性から生じることができるか又は同じ天然源から処理法を変えて異
なる性質たとえばフェノール系化合物類の本性又はそれらの割合をもった材料を
提供することから生じることができる。しかしながら、材料の各々はフェノール
系成分の有意含分を有するであろう。フェノール系含分は遊離フェノールである
ことができる又は材料の部分を形成する分子中のフェノール系原子団であること
ができる。フェノール系含分は、分子構造中のフェノール構造の一つ又はそれ以
上の成分(たとえばポリマー成分)、すなわち、ヒドロキシ置換芳香族原子団又
はフェノールの特徴的性質を示す分子原子団、の存在を意味する。フェノールが
存在してもよいが、通常は、成分はフェノール系原子団を有する化合物である。
本発明の組み合わせを形成するのに用いられる天然材料はしばしばリグニン、構
造の中にフェノール系原子団を含有する天然ポリマー、から誘導されるので、抽
出物、又はかかる材料の変性は、フェノール系含分を含有するであろう。材料は
天然植物由来材料であることができる又は天然材料の加工の副産物であることが
できる。フェノール系含分は通常含分又は強化含分であることができる。フェノ
ール系含分の強化は天然材料特にリグニンの様々な処理たとえば抽出又は熱分解
によって達成できる。
【0013】 本システムの各成分はバイオマス熱分解油であることができる又は製紙過程又
はフェノール類含有成分を含有する天然材料に適用されたその他製造過程から得
られる廃液であることができる。従って、森林バイオマス又は農業残余物(熱帯
種残余物を含めて)の抽出生成物を使用することができるのである。
【0014】 本発明は少なくとも2つの異なる天然フェノール系材料に関するが、2つより
多くの材料を使用することが可能であり、各材料は2つ又はそれ以上の材料の混
合物を含むことができよう。一つの非常に適する成分は有意なそして大きな割合
のフェノール系材料たとえば或るナッツ殻油特にカシューナッツ油(cashew nut
shell liquid)を含有する天然産物であろう。有意な含有量のフェノール系成分
を含有する多数の天然産物材料および副産物が知られている。上記の通り、これ
らは例えばリグニンであることができる。
【0015】 或る割合のフェノール系成分を含有する少なくとも2つの異なる天然材料を組
み合わせることによって、得られる組み合わせが相乗効果を示しそして標準ホル
ムアルデヒド系樹脂のフェノール系成分の80%までのレベルの置換を可能にす
るという発見は驚くべきことである。従って、もう一つの観点からは、本発明は
両方ともがフェノール/アルデヒド樹脂のフェノール系成分用の代替物としての
フェノール系化合物を含有している少なくとも2つの異なる天然材料の組み合わ
せにある。フェノール系材料の単純な組み合わせがフェノール系成分の含量の単
なる増加によって期待されたであろうより以上の改良を与えたという発見は驚く
べきことである。天然フェノール系材料の組み合わせの方が変化特にフェノール
系成分の含量増加によって期待されたであろうより以上の改良を与えたという発
見は驚くべきことである。
【0016】 異なるフェノール系成分はそれらを用いることが望まれるときには単純にブレ
ンドされることができる、又は成分間の相互作用を起こす条件にさらされること
ができる。
【0017】 代替組成物は最終複合材料を結合させるための樹脂の合成に使用することがで
きる又は複合パネル製品の実際の製造に使用することができる。本発明は主に、
かかる組み合わせをもって製造された結合剤を使用する複合材料の形成に関する
が、ホルムアルデヒド系樹脂特にフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を用いるそ
の他の結合または接着システムに向く緒改良が見られた。
【0018】 本発明の組成物は完全天然樹脂の製品を得るためにタンニンのようなその他の
天然材料と組み合わせて使用することができる。
【0019】 使用されるフェノール系含有材料の量は結合性質又は接着性の明瞭な改良が特
に最終の硬化複合材料に認められるまで一つのフェノール系材料の量を増加させ
ながら異なる材料に加えることによって決定できる。フェノール系材料の含量を
一定割合より以上に増加させることは有益でない、何故ならば、得られる結合又
は接着はかかる樹脂の中に使用される通常のフェノール系材料の使用以上には有
意に有利にならないであろうからである。すなわち、各フェノール系材料の添加
量は樹脂に単に一つのフェノール系材料を添加するのと比べたときの相乗効果の
増加によって決定される。従って、添加量は当業者によって容易に決定できる。
従って、一つの材料の添加は或る重量%までフェノールの置換を許すであろう、
そしてそれを超えると複合製品の性質の悪化が観察される。フェノール性特徴を
もつ幾つかの天然誘導体の組み合わせは複合体の性質を損なうことなく80%ま
でのフェノール置換を許すことができるという発見は驚くべきことである。
【0020】 本発明のホルムアルデヒドおよび/または天然樹脂はパーティクルボード、繊
維板[中密度繊維板(MDF)、高密度繊維板(HDF)]、配向ストランドボ
ード(oriented strand board)(OSB)または合板のような複合パネル製品の
製造に適用できる。
【0021】 開示された代替物とホルムアルデヒドおよび/または天然樹脂たとえばタンニ
ン樹脂およびその他結合剤たとえばポリマー性ジフェニル−メタンジイソシアネ
ート(PMDI)との組み合わせを使用することも本発明の主題である。
【0022】 下記実施例は本発明の例証であって本発明の範囲および応用を制限しない。
【0023】 比較例1〜3は単一のフェノール系天然材料の添加を例証する。進歩した実施
例1は本発明に従う天然フェノール系材料の混合物を例証する。
【0024】 比較例1 一連のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂は木材残余物の熱分解によって得ら
れた液体による処方物中に必要なフェノールの0%、10%、20%および40
%置換を使用して合成された。樹脂は後で木材チップと混合され、それは次いで
、16mmの実験室規模のパーティクルボードの製造を可能にするためにマット
状に成形され、そして熱間圧縮された。樹脂の使用レベルは木材チップに基づい
て12%w/wであり、そして樹脂重合反応を触媒するために樹脂固形分に基づい
て2%w/wのK2CO3が適用された。圧縮温度および時間はそれぞれ、200℃
および14s/mmであり、単位圧縮圧力は35Kg/cm2であった。目標の
ボード密度は700kg/m3であった。各々のケースにおいて3つの反復試験
片が製造され、そしてそれらの性質が後で測定された。ボードの性質の平均値を
下記に呈示する:
【0025】 ________________________________ 置換% 0 10 20 40 ________________________________ IB、N/mm2 (1) 0.93 0.98 0.94 0.88 密度、kg/m3 741 748 745 742 24時間膨潤、% 16.7 16.0 16.6 19.5 V100、N/mm2 (2) 0.47 0.52 0.39 0.28 MOR、N/mm2 (3) 26.4 24.4 23.3 20.1 試験後MOR、N/mm2 (4) 9.6 5.2 5.2 4.3 HCHO、mg/100gボード 2.1 1.4 1.3 1.0 水分、% 7.2 7.3 8.0 7.7 ________________________________1 内部結合強さ/引張強さ2 サンプルを100℃で2時間煮沸後のIB値3 破壊/曲げ強さのモジュラス4 サンプルを100℃で2時間煮沸後のMOR値
【0026】 ホルムアルデヒド(HCHO)放出はパーホレーター法を使用することによっ
て決定された。
【0027】 上記試験から理解できる通り、ボードの性質は熱分解液体によるフェノールの
10%置換によって改良される。20%置換ではボードの性質は許容されるが、
より高い量のフェノールが置換されるとマイナスに影響される。
【0028】 比較例2 一連のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂はカシューナッツ油(CNSL)に
よる処方物中に必要なフェノールの0%、10%および20%置換を使用して合
成された。樹脂は後で木材チップと混合され、それは次いで、16mmの実験室
規模のパーティクルボードの製造を可能にするためにマット状に成形されそして
熱間圧縮された。ボード製造条件は上記と同じであった。ボードの性質の平均値
を下記に呈示する:
【0029】 ____________________________ 置換% 0 10 20 ____________________________ IB、N/mm2 0.93 0.98 0.97 密度、kg/m3 741 751 750 24時間膨潤、% 16.7 15.6 16.2 V100、N/mm2 0.47 0.56 0.42 MOR、N/mm2 26.4 27.7 24.3 試験後MOR、N/mm2 8.2 8.5 9.4 HCHO、mg/100gボード 2.1 1.7 2.5 水分、% 7.2 7.7 7.6 ____________________________
【0030】 この試験においては、ボードの性質はCNSLによるフェノールの10%置換
によっても改良されるが、20%より高い置換レベルはボードの性質に決定的効
果を有することは明らかである。
【0031】 比較例3 一連のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂は木材物質のアルカリパルプ化から
得られた廃液による処方物中に必要なフェノールの0%、5%、10%及び20
%置換を使用して合成された。樹脂は後で木材チップと混合され、それは次いで
、16mmの実験室規模のパーティクルボードの製造に利用された。ボード製造
条件は上記と同じであった。ボードの性質の平均値を下記に呈示する:
【0032】 _________________________________ 置換% 0 5 10 20 _________________________________ IB、N/mm2 0.87 1.02 0.96 0.55 密度、kg/m3 758 742 746 725 24時間膨潤、% 13.1 14.0 13.9 15.9 V100、N/mm2 0.31 0.33 0.36 0.12 MOR、N/mm2 19.4 24.7 22.1 16.8 試験後MOR、N/mm2 7.3 7.4 6.8 4.8 HCHO、mg/100gボード 2.6 2.5 1.8 1.8 水分、% 7.7 7.9 8.2 7.1 _________________________________
【0033】 上記結果はアルカリパルプ化の廃液によるフェノールの20%置換でさえボー
ドの性質が悪化されることを示している。
【0034】 実施例1 一連のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂は熱分解液(PL)による処方物中
に必要なフェノールの0%、20%および40%置換およびPLとCNSLの混
合物による並びにPLとCNSLとアルカリパルプ化の廃液(SL)によるフェ
ノールの40%置換を使用して合成された。樹脂は後で、16mmの実験室規模
のパーティクルボードの製造に利用された。ボード製造の条件は上記と同じであ
った。ボードの性質の平均値を下記に呈示する:
【0035】 ___________________________________ 置換% 0 20 40 40 40 天然代替物 0 PL PL PL/CNSL PL/CNSL/SL ___________________________________ IB、N/mm2 0.82 0.55 0.55 0.77 0.88 密度、kg/m3 728 709 703 714 741 24時間膨潤、% 14.1 15.1 15.8 14.7 16.2 V100、N/mm2 0.29 0.19 0.14 0.31 0.39 MOR、N/mm2 24.4 21.2 20.5 27.8 27.5 試験後MOR、N/mm2 7.7 7.3 6.7 6.8 7.3 HCHO、mg/100gボード 2.8 2.2 2.1 1.5 1.1 水分、% 8.1 8.1 7.1 7.9 8.2 ___________________________________
【0036】 この試験の結果は少なくとも2つの天然誘導体の組み合わせは適用された単一
代替物に比べてより高いレベルのフェノール置換を最適ボードの性質をもって提
供することを明らかに示している。
【0037】 実施例2 一連のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂は熱分解液(PL)とCNSLの混
合物による並びにPLとCNSLとアルカリパルプ化の廃液(SL)による処方
物中に必要なフェノールの0%および40%置換を使用して合成された。樹脂は
後で、16mmの実験室規模のパーティクルボードの製造に利用された。ボード
製造の条件は上記と同じであった。ボードの性質の平均値を下記に呈示する:
【0038】 _________________________________ 置換% 0 50 50 天然代替物 0 PL/CNSL PL/CNSL/SL _________________________________ IB、N/mm2 0.71 0.53 0.76 密度、kg/m3 736 721 726 24時間膨潤、% 17.4 19.8 18.1 V100、N/mm2 0.30 0.18 0.27 MOR、N/mm2 25.2 19.7 23.5 試験後MOR、N/mm2 7.4 3.4 7.0 HCHO、mg/100gボード 2.4 2.2 1.5 水分、% 8.4 6.8 7.7 _________________________________
【0039】 上記結果は3つの異なる天然誘導体の組み合わせが最適ボード性質をもって高
レベルのフェノール置換を提供するので上記の発見を全て追認している。
【0040】 実施例3 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂は熱分解液とCNSLとアルカリパルプ化
の廃液との混合物による処方物中に必要なフェノールの40%置換を使用して合
成された。樹脂は更に、標準フェノール樹脂との比較において、16mmの実験
室規模の配向ストランドボードの製造に利用された。樹脂の使用レベルは木材ス
トランドに基づいて6.5%w/wであり、そして樹脂重合反応を触媒するために
樹脂固形分に基づいて2%w/wのK2CO3が適用された。モビルサー(Mobilcer)
730ワックスエマルジョン(60%)も、木材ストランドに基づいて1%w/w
の量で適用された。圧縮温度および時間はそれぞれ200℃および16s/mm
であった。目標のボード密度は660kg/m3であった。各々のケースにおい
て3つの反復試験片が製造され、そしてそれらの性質が後で測定された。ボード
の性質の平均値を下記に呈示する:
【0041】 __________________________________ 樹脂 標準 フェノールの40%を L/CNSL/SLで置換 __________________________________ IB、N/mm2 0.55 0.55 密度、kg/m3 661 681 24時間膨潤、% 19.4 18.0 V100、N/mm2 0.24 0.24 V100オプション2、N/mm2 (1) 0.44 0.52 MOR、N/mm2 23.7 23.9 試験後MOR、N/mm2 10.8 10.5 HCHO、mg/100gボード 1.19 1.11 水分、% 4.27 5.29 _________________________________1 サンプルを乾燥しサンダー仕上げした後のV100測定
【0042】 OSB製造の場合には、PLとCNSLとSLの混合物でフェノールの40%
を置換することによって製造されたフェノール樹脂は標準樹脂によるものに等し
い性質をもったボードを提供する。
【0043】 実施例4 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂は熱分解液(PL)とCNSLの混合物に
よる並びにPLとCNSLとアルカリパルプ化の廃液(SL)との混合物による
処方物中に必要なフェノールの0%及び50%置換を使用して合成された。樹脂
は更に実験室規模の合板の製造に利用された。3層複合体がオキューム(ocume)
ベニヤから製造され、それらは合板製造前に5〜7%の水分に乾燥された。接着
係数は150g/m2であり、そして中間ベニヤの両面を覆うのに必要な接着剤
混合物の量は各具体的ベニヤの寸法および接着剤混合物の濃度に基づいて算出さ
れた。複合体は熱間圧縮前に20℃および10Kg/cm2で10分間冷間予圧
縮された。熱間圧縮は150℃で行われ、そして圧縮時間は18Kg/cm2
3分間であった。得られた複合板は20×10cmの大きさの片に切断された。
各板の3つの片をそれぞれ沸騰水の中に24時間、48時間、72時間及び96
時間浸漬し、それからナイフ試験を受けさせた。ナイフ試験後に見られた木材損
傷%を下記に呈示する:
【0044】 __________________________________ 樹脂 標準 フェノール50%を フェノール50%を PL/CNSLで置換 PL/CNSL/SLで置換 __________________________________ 24時 100-100 100-100 60-100 48時 100-100 100-100 90-100 72時 100-100 100-100 100-100 96時 100-100 100-100 100-100 __________________________________
【0045】 天然誘導体の混合物によって50%レベルで置換(フェノール置換)されたフ
ェノール樹脂をもって製造された合板の性質は対照のそれに等しいことが判明し
た。これは通常のフェノール/ホルムアルデヒド樹脂のそれに匹敵する性質が高
割合の天然材料を使用して達成できることを示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月20日(2000.12.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BG,B R,CA,CN,CZ,HU,ID,IL,IN,JP ,KR,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SG,SI,TR,UA,US,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2B200 BB01 HA20 2B260 BA15 BA19 DA04 DA11 EB19 4J033 CA01 CA02 CA11 CA16 CA29 HB01 HB02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール/アルデヒド樹脂中に通常使用されるフェノール
    成分の有意な割合が少なくとも2つの天然フェノール系材料の混合物によって置
    き換えられている、フェノール/アルデヒド樹脂システム。
  2. 【請求項2】 フェノール/アルデヒド樹脂システムがフェノール/ホルム
    アルデヒド樹脂であり、そしてフェノール成分の少なくとも40重量%が少なく
    とも2つの異なる天然フェノール系材料の混合物によって置き換えられている、
    請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 異なる天然フェノール系材料の相対割合は重量で同じ量の単
    一天然フェノール系材料によってフェノール成分が置き換えられている樹脂シス
    テムに比べて複合製品における結合特性の優位性を与える、請求項1および2の
    いずれかのシステム。
  4. 【請求項4】 異なる天然フェノール系材料が、バイオマス熱分解油、カシ
    ューナッツ油、およびアルカリパルプ化の廃液、の群の異なる成員である、請求
    項1〜3のいずれか一項の樹脂システム。
  5. 【請求項5】 フェノール成分の置換される割合が40重量%〜80重量%
    である、請求項1〜4のいずれか一項の樹脂システム。
  6. 【請求項6】 樹脂がもう一つの異なる結合用樹脂と合わされて最終結合シ
    ステムを形成する、請求項1〜5のいずれか一項の樹脂システム。
  7. 【請求項7】 他の異なる結合用樹脂システムがタンニン樹脂および/また
    はジフェニル−メタンジイソシアネート樹脂から選ばれる、請求項6の樹脂シス
    テム。
  8. 【請求項8】 複合パネル製品の結合システムである、請求項1〜7のいず
    れか一項の樹脂システム。
  9. 【請求項9】 複合製品がパーティクルボード、中密度繊維板、高密度繊維
    板、配向ストランドボードまたは合板である、請求項8の樹脂システム。
  10. 【請求項10】 複合製品を結合させるためのフェノール/アルデヒド樹脂
    システムを製造する方法であって、フェノール/アルデヒド樹脂中のフェノール
    の少なくとも40重量%が少なくとも2つの異なる天然フェノール系材料の混合
    物によって置き換えられる、前記方法。
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