JP2002525909A - ベースステーションの再構成方法 - Google Patents

ベースステーションの再構成方法

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JP2002525909A
JP2002525909A JP2000570922A JP2000570922A JP2002525909A JP 2002525909 A JP2002525909 A JP 2002525909A JP 2000570922 A JP2000570922 A JP 2000570922A JP 2000570922 A JP2000570922 A JP 2000570922A JP 2002525909 A JP2002525909 A JP 2002525909A
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communication channel
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JP2000570922A
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テーリ ヴィルターネン
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/06Reselecting a communication resource in the serving access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
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    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection

Abstract

(57)【要約】 本発明は、無線通信ネットワークの第1無線トランシーバ装置(MS)と第2無線トランシーバ装置(BS)との間に通信チャンネルを指定する方法に係る。この方法は、指定された第1通信チャンネル(UL1)のパラメータ(P)を監視し(S2,S3)、上記第1通信チャンネルの上記監視されたパラメータ(P)を変更する要求(P')を検出し(S4)、パラメータ変更要求が検出された際に、上記第1と第2の無線トランシーバ装置間で通信するために第2通信チャンネル(UL2)をアクチベートし(S6)、両通信チャンネルをデコードし(S7)、上記付加的にアクチベートされた第2の通信チャンネル(UL2)が首尾良くデコードされたかどうかを判断し(S8)、そして上記第2チャンネルが首尾良くデコードされたと判断したときに(S8)、上記第1通信チャンネル(UL1)を解除し(S13)、そして上記第2通信チャンネル(UL2)のみを使用して通信を続けるという段階を含む。又、本発明は、それに対応する装置も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、無線通信ネットワークの異なる無線トランシーバ装置間に通信チャ
ンネルを指定するための方法及び装置に係る。より詳細には、本発明は、セルラ
ー無線通信ネットワークの異なる無線トランシーバ装置間のデータ送信チャンネ
ルにおいて無線チャンネル再構成欠陥を継目なく回復するための方法及び装置に
係る。
【0002】
【背景技術】
近年、移動通信用の無線テレコミュニケーションネットワークが非常に普及し
ている。このような無線通信ネットワークは、各加入者の第1無線トランシーバ
装置(以下、移動ステーションMSと称する)のような移動無線トランシーバ装
置間に相互通信を確立する。 又、このようなセルラーネットワークは、一般に、第2無線トランシーバ装置
(以下、ベースステーションBSと称する)のような複数の固定の無線トランシ
ーバ装置を備えている。各ベースステーションは、無線ネットワークコントロー
ラ装置RNCによって制御されると仮定することができる。異なる移動ステーシ
ョンMS間の通信は、少なくとも1つの中間のベースステーションBSを経て確
立される。各ベースステーションBSは、その無線カバレージエリアにより無線
セルを画成する。このようなセル内に存在する移動ステーションMSは、セルの
各ベースステーションBSと無線接続を確立する。
【0003】 このようなセルラー無線ネットワークに採用される送信原理は、一般に、多重
アクセス方法をベースとするものである。このような方法では、例えば、時分割
多重アクセス(TDMA)の既知の機構によるか又は広帯域コード分割多重アク
セス(W‐CDMA)として知られている機構によって多数のユーザが同じチャ
ンネルを共用する。(送信原理は、例えば、ヨーロピアン・テレコミュニケーシ
ョン・スタンダード・インスティテュート(ETSI)により発行されたGSM
推奨勧告に規定されている。従って、TDMA送信に関しては、(物理的)チャ
ンネルが、通信用に各加入者に指定されるべきタイムスロットに分割され、これ
らタイムスロットは、フレームの単位を形成するようにグループ編成にされる。
一方、W−CDMAによれば、無線フレームがスロットに分割されるが、スロッ
トは同じユーザに指定される。W−CDMAによれば、多重アクセスは、送信に
使用されるコードに基づくもので、時間に基づくものではない。)このようなフ
レームにおいて送信されるデータは、加入者間に送信されるべき実際の情報(例
えば、スピーチデータ)と、加入者(1人又は複数)MSと各ベースステーショ
ンBSとの間に通信チャンネルを確立し及び/又は維持するのに使用される制御
データとを備えている。データは、いわゆるアップリンク送信ULにおいては各
移動ステーションMSからセルのベースステーションBSへ送信され、そしてい
わゆるダウンリンク送信DLにおいてはベースステーションBSから各移動ステ
ーションMSへ送信される。アップリンク及びダウンリンク送信のための各チャ
ンネルは、互いに物理的に異なり、そして各ベースステーションBSは、アップ
リンク及びダウンリンク送信に対して各々少なくとも1つのチャンネルを与える
ように設計される。しかしながら、ベースステーションは、アップリンクUL又
はダウンリンクDLの各送信方向に複数の異なるチャンネルを与えるようにして
もよい。
【0004】 無線通信ネットワークにおける実際の送信は、加入者MSとセルのベースステ
ーションBSとの間の無線経路を経て行なわれる。無線経路(エアインターフェ
イスUm)の層1(L1、物理的層)は、送信の最下位層であり、その物理的パ
ラメータ及び/又は他の特性P、P’によって定義される。物理的パラメータに
関する無線経路特性は、例えば、周波数、送信の信号電力及びセルの干渉レベル
を含む。又、無線インターフェイスにおける層1のパラメータは、例えば、順方
向エラーコード、インターリーブ、物理的チャンネルへとマルチプレクスされる
層1データ流の構成を含む。物理的チャンネルの周波数は、ベースステーション
側に得られる周波数(チャンネル)及び/又はセル内のトラフィック負荷に依存
し、一方、パラメータとしての信号電力は、ベースステーションの環境(例えば
、山や谷があったりなかったりする田園エリア)、又は人口密度の高い都市エリ
ア、及び/又はベースステーションBSと、これと通信する移動ステーションM
Sとの間の距離に依存する。
【0005】 従って、ユーザデータ流転送サービス(ベアラサービス)の新たな指定セット
を確立し、古い指定セットを解除し又は既存の指定セットを変更するには、例え
ば、新たな順方向エラーコード又は(CDMA特有のパラメータとしての)チャ
ンネル化コードのような物理的層のパラメータの変更を必要とすると共に、例え
ば、ベースステーションBSから移動ステーションMSへの視線内に山があるた
めに移動ステーションMSをベースステーションから離れさせるといった変更さ
れた環境状態を考慮しなければならない。
【0006】 L1パラメータP、P’の各セットは、データ送信(メッセージ)の形態で無
線ネットワークコントローラRNCからベースステーションBS及び移動ステー
ションMSへ供給される。又、このようなメッセージは、パラメータが有効とさ
れたときに、スタート時間即ちフレーム番号も含む。このメッセージは、シグナ
リング情報を専用に送信する(論理的)シグナリングチャンネルを経て送信され
、そして実際のパラメータのセットを、例えば、セットPから変更セットP’へ
変更するための要求を表す。 しかしながら、無線インターフェイスを変更及び/又は適応させるシグナリン
グ手順が失敗に終わる状態が生じ得る。
【0007】 更に、たとえパラメータが移動ステーションMSに供給されたとしても、移動
ステーションが、何らかの理由で、その送信されたパラメータを適用できないこ
とがある。従って、新たなL1パラメータP’のセットがネットワーク側でのみ
有効にされ、即ち無線ネットワークコントローラRNC及びベースステーション
BSによって使用される(L1パラメータの新たなセットに対する同期が継目な
いものであると仮定して)が、移動ステーションMSは、依然として、通信に対
してパラメータPの以前の有効セットに依存するような状態が生じる。
【0008】 明らかに、これは、ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間に
パラメータの不一致を引き起こす。その結果、移動ステーションMSによる無線
リンク欠陥の検出を生じさせる。更に、WCDMAでは、移動ステーションMS
からベースステーションBSへのデータ送信(アップリンクUL)に使用される
物理的チャンネルは、たとえ専用の物理的制御チャンネルに対する同期が失われ
なくても、もはやデコードすることができない。 上記現象は、欠陥を招き、ひいては、パラメータの不一致が修正されない場合
には、通信(コール)がドロップする(即ち確立されない)ことになる。
【0009】 更に、一般に、ネットワーク側では、最小限、1つのインターリーブ周期の後
に欠陥を通知することができる(インターリーブとは、例えば、「Introduction
To Digital Mobile Communication」、Y.アカイワ著、第287ffページ、
ジョンウェリー&ソンズ社、ニューヨーク、米国、1997年のような文献に掲
載されたように、バーストエラーをランダムエラーに変更するためのエラー制御
技術を示す)。それ故、無線ネットワークコントローラにチャンネル欠陥を通知
することは、欠陥の検出後でなければ行えない。
【0010】
【発明の開示】
それ故、本発明の目的は、上記欠陥を伴わずに、無線通信ネットワークの第1
無線トランシーバ装置と第2無線トランシーバ装置との間に通信チャンネルを指
定するための方法及びそれに対応する装置を提供することである。特に、本発明
は、ネットワーク側での無線チャンネル再構成欠陥を継目なく回復する方法及び
装置を提供することを目的とする。 この目的は、無線通信ネットワークの第1無線トランシーバ装置と第2無線ト
ランシーバ装置との間に通信チャンネルを指定する方法において、指定された第
1通信チャンネルのパラメータを監視し、上記第1通信チャンネルの上記監視さ
れたパラメータを変更する要求を検出し、パラメータ変更要求を検出した際に、
上記第1と第2の無線トランシーバ装置間で通信するための第2の通信チャンネ
ルをアクチベートし、両通信チャンネルをデコードし、上記付加的にアクチベー
トされた第2の通信チャンネルが首尾良くデコードされたかどうか判断し、そし
て上記第2のチャンネルが首尾良くデコードされたと判断したときに、上記第1
の通信チャンネルを解除し、そして上記第2の通信チャンネルのみを用いて通信
を続ける、という段階を含む方法によって達成される。
【0011】 更に、上記目的は、無線通信ネットワークの第1無線トランシーバ装置と第2
無線トランシーバ装置との間に通信チャンネルを指定する装置において、指定さ
れた第1通信チャンネルのパラメータを監視するための監視手段と、上記第1通
信チャンネルの上記監視されたパラメータを変更する要求を検出するための検出
手段と、パラメータ変更要求を検出した際に、上記第1と第2の無線トランシー
バ装置間で通信するための第2の通信チャンネルをアクチベートするためのアク
チベーション手段と、両通信チャンネルをデコードするためのデコード手段と、
上記付加的にアクチベートされた第2の通信チャンネルが首尾良くデコードされ
たかどうか判断するための判断手段と、上記第2のチャンネルが首尾良くデコー
ドされたという判断結果を受け取ったときに、上記第1の通信チャンネルを解除
し、そして上記第2の通信チャンネルのみを用いて通信を続けるための解除手段
とを備えた装置によって達成される。
【0012】 本発明の更に別の効果的な実施形態については、各従属請求項に記載する。本
発明の方法及び装置により、次の利益及び改良が実現される。 (1)物理的なL1層の無線パラメータPは、パラメータ変更が行われるとき
に確実に再定義することができる。 (2)ドロップするコールの割合、即ちドロップするコールの数を減少するこ
とができる。 (3)WCDMAの原理に基づいて動作するネットワークに関しては、無線チ
ャンネル再構成の際に生じる欠陥を直ちに検出することができ、おそらくは1つ
のインターリーブ周期の後に検出することができる。又、(欠陥)無線チャンネ
ル再構成の回復が、アップリンク方向ULにおける送信にデータロスを生じるこ
とはない。 (4)首尾良く再構成された場合には、ベースステーションにより取り扱われ
た全再構成手順(一時的なリソースアクチベーション及びデアクチベーション)
について無線ネットワークコントローラに通知する必要がない。それ故、ネット
ワークコントローラ側での無線リソース管理に対する処理負荷が減少される。
【0013】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明によれば、エアインターフェイスパラメータPのセットが層1(OSI
/ISO通信層モデルに基づく層1を参照)の新たなパラメータP’のセットに
変化する(又は変更される)場合には、既に指定された(古い)層1のアップリ
ンク及び/又はダウンリンクパラメータは、移動ステーションMSが新たな通信
チャンネルを首尾良く使用し始めるまで、ベースステーションBSにおいてアク
ティブに保持される。
【0014】 換言すれば、例えば、アップリンク送信(UL)に関しては、ベースステーシ
ョンBS側の新たなハードウェアリソースは、既に指定された(古い)無線通信
チャンネルUL1に対して割り当てられたリソースを解除することなく、パラメ
ータP’の新たなセットを特徴とする新たな通信チャンネルUL2に対してアク
チベートされる。より詳細には、移動ステーションMSからベースステーション
BSへの1つの物理的チャンネル送信があるが、ベースステーションBS側には
2つの受信ユニットRがあって、各移動ステーションMSに対し異なる層1パラ
メータを使用して各々動作する。このとき、ベースステーションBSにおけるこ
れら受信ユニットRの一方のみが、正しいデコード結果を供給できる移動ステー
ションMSからの信号を受信する。
【0015】 又、ダウンリンクDL方向において新旧の層1パラメータが両方ともアクティ
ブに保たれる場合には、2つの送信無線通信チャンネル(ベースステーションの
送信器ユニット)がアクティブであることを意味する。図1は、上述した状態を
概略的に示す。無線ネットワークコントローラ装置RNCは、無線ネットワーク
のベースステーションBSと通信しそしてそれを制御する。しかしながら、実際
には、無線ネットワークコントローラ装置RNCは、ネットワークの複数のベー
スステーションを制御することを理解されたい。ベースステーションBSは、ベ
ースステーションのセル内に存在する移動ステーションMSと通信する。
【0016】 特に、移動ステーションMSからベースステーションBSへのアップリンク方
向ULにおけるデータ送信は、アップリンク通信チャンネル(パラメータセット
Pを使用するUL1、又はパラメータセットP’を使用するUL2)を使用して
行なわれる。ここに示す例では、使用するアップリンク通信チャンネルUL1、
UL2は、層1(L1)パラメータP、P’の各セットが相違する。ベースステ
ーションBSから移動ステーションMSへのダウンリンク方向DLにおけるデー
タ送信は、ダウンリンクチャンネルDLを使用することにより行なわれる。ベー
スステーション側では、アップリンク方向に送信されるデータの受信が、ベース
ステーション内の2つのアクチベートされた受信ユニット(図1にRで示す)に
よって行なわれ、各ユニットは、受信に対して異なるパラメータセットP、P’
を使用する。
【0017】 ここに示す状態は、一例に過ぎないことを理解されたい。商業的に入手できる
ベースステーションは、2つのアップリンクチャンネル及び/又は1つのダウン
リンクチャンネル以上の複数のチャンネルをもつことができ、図1は、本発明を
実施するベースステーションの最低限の要件しか示していない。本発明は、ベー
スステーションが接続に対して付加的な(例えば、2倍の)量のハードウェアリ
ソースを一時的に割り当てるに充分なハードウェアリソースをもつことしか必要
としない。2つ以上の移動ステーションMSがベースステーションBSと同時に
通信する場合には、各移動ステーションMSに対してベースステーションBSの
セル内で同時に通信に使用されない2つの異なるチャンネルを通信用に指定でき
るに充分なハードウェアリソース及び通信チャンネルがなければならない。しか
しながら、説明を簡略化するために、1つの移動ステーションMSのみについて
以下に説明する。
【0018】 図2は、本発明の方法の段階及びそれに適応される装置の動作を示すフローチ
ャートである。この装置(図1には示さず)は、図1に示すベースステーション
BSの一部分を形成する。 図2Aを参照すれば、全手順は、段階S1でスタートする。その後の段階S2
において、各移動ステーションMSとベースステーションBSとの間のアップリ
ンク通信チャンネル、例えば、UL1がアクティブであるかどうかチェックされ
る。このようなアップリンク通信チャンネルは、そのアップリンク通信チャンネ
ルに対してベースステーションBSで使用可能な少なくとも2つの受信ユニット
Rの1つにおいて受信され、このユニットは、図1の例ではR[UL1(P)]
と示されている。アクティブであると検出されるアップリンク通信チャンネルが
ない(段階S2においてノー)場合には、第1のアップリンク通信チャンネルU
L1がアクティブと検出される(段階S2においてイエス)まで手順がループす
る。このような検出に応答して、上記通信チャンネルUL1のL1パラメータP
のセットが段階S3において監視される。段階S4では、既に監視されたパラメ
ータPが、その間に、無線ネットワークコントローラRNCから変更されるよう
に指令されたかどうか検出される。パラメータ変更の要求/命令が検出されない
(段階S4においてノー)場合には、通信チャンネルUL1に対して既に指定/
アクチベートされた受信ユニットR[UL1(P)](受信に対して層1パラメ
ータセットPを使用する)がアップリンク通信において維持され(段階S5)、
そして段階S3へ復帰する。しかしながら、L1パラメータセットの変更要求が
検出され、即ち新たなパラメータP’を伴う新たな通信チャンネルUL2をアク
チベートすべき場合には、手順が段階S6へ進む。段階S6では、移動ステーシ
ョンMSとベースステーションBSとの間のアップリンク通信において通信チャ
ンネルUL2に対する付加的な新たな受信ユニットR[UL2(P’)](受信
に対して層1パラメータセットP’を使用する)がアクチベートされる。このよ
うな状態では、通信チャンネルUL1及びUL2に対するベースステーションB
Sの両受信ユニットRが同時にアクティブとなるが、移動ステーションMSから
ベースステーションBSへの物理的チャンネル送信は、依然として、1つしかな
いことに注意されたい。
【0019】 次の段階S7では、アップリンクの物理的チャンネルに送信されたデータが、
通信チャンネルUL1、UL2のL1パラメータ(P、P’)の両セットに対し
てデコードされる。その後、段階S8において、通信チャンネルUL2に対して
付加的にアクチベートされた受信ユニットを使用して送信されたデータのデコー
ドが首尾良く行なわれたかどうか判断される。通信チャンネルUL2を指定する
L1パラメータのセットに対して送信されたデータのデコードが失敗し、即ちデ
コードがエラーであると判断された(段階S8においてノー)場合には、手順が
分岐し、段階S9(図2B)へと続く。
【0020】 図2Bを参照すれば、段階S9において、通信チャンネルUL1を表わすL1
パラメータのセットに対して送信されたデータのデコードが依然として首尾良い
ものであるかどうか決定される。通信チャンネルUL1を定めるパラメータセッ
トPを使用して送信されたデータのデコードが失敗であったと決定される(段階
S9においてノー)場合には、段階S10へ進む。段階S10では、通信(コー
ル)が終了又はドロップしたことが確認される。というのは、通信チャンネルU
L1、UL2を定めるパラメータセットのいずれかを使用してデータをデコード
できなかったからである。しかし、通信チャンネルUL1に対するパラメータセ
ットを使用するデコードが首尾良く行われた(段階S9においてイエス)場合に
は、段階S11へ続く。段階S11では、チャンネルUL1に対する最初に指定
されたパラメータを用いて(「古い」パラメータPで)通信が続けられる。
【0021】 即ち、受信ユニットR[UL1(P)]は、使用し続けられるが、受信ユニッ
トR[UL2(P’)]は解除されて、再びアイドル状態となる。これは、新た
なパラメータP’をもつ新たな通信チャンネルUL2を首尾良く確立できないた
めに、データが失われないよう確保する。その後、段階S12において、無線ネ
ットワークコントローラRNCには、移動ステーションMSとベースステーショ
ンBSとの間の通信に対して新たなチャンネルUL2を確立できなかったことが
通知される。次いで、無線ネットワークコントローラRNCは、変更されたパラ
メータセットを伴う新たな通信チャンネルを確立するために別の適当な動作を開
始する。
【0022】 図2Aに戻ると、通信チャンネルUL2を指示するパラメータを使用して送信
されたデータのデコードが首尾良く行なわれ、即ちデコードが正しく行なわれる
と判断された(段階S8においてイエス)場合には、手順の流れが段階S13へ
と続く。この段階S13では、通信チャンネルUL1に対しパラメータPを使用
して既に指定/アクティベートされた受信ユニットR[UL1(P)]が解除さ
れ、そして移動ステーションMSとベースステーションBSとの間の通信は、通
信チャンネルUL2、即ち受信に対して通信チャンネルパラメータP’のセット
を用いる受信ユニットRを使用して続けられる。従って、通信チャンネルUL2
が指定の通信チャンネルとなり、手順の流れは、段階S2へ復帰する。更なるパ
ラメータ変更が命令された場合には、プロセスが繰り返される。
【0023】 以上の説明から明らかなように、移動ステーションからベースステーションへ
の物理的なチャンネル送信は1つしかないが、図1に概略的に示すように、同じ
移動ステーションMSに対してアクチベートされる異なる層1パラメータ(P、
P’)をもつ2つの受信ユニットがベースステーションに存在する。従って、ベ
ースステーション側にあるこれら受信ユニットの1つだけが、正しくデコードで
きる信号を受信することができる。 図2Aの段階S13は、UL2をUL1としてセットするように示しているが
、これは、2つの通信チャンネルを参照するときの説明上のものに過ぎないこと
に注意されたい。通信チャンネルUL2の特性は、もちろん、パラメータP’の
指定セットによって定義される。
【0024】 以上のことから、本発明によれば、首尾良くデコードされたL1フレームを与
えることのできる通信チャンネルがベースステーションBS側で常に選択される
ことが明らかである。特に、首尾良く再構成される場合には、無線ネットワーク
コントローラRNCには、ベースステーションBSにより取り扱われる一時的な
無線リソースアクチベーション及びデアクチベーションの全手順について通知す
る必要がなく、従って、無線ネットワークコントローラRNCの処理負荷が減少
される。無線ネットワークコントローラRNCは、新たなパラメータをもつ新た
な通信チャンネルの確立が失敗したが、古いチャンネルを維持することができ、
従って、データロスが発生せず、そしてコールがドロップしない場合にのみ含ま
れる。この全手順は、移動ステーションに対して透過的である。
【0025】 本発明は、2つのアップリンクチャンネル(受信ユニットR)のみを備えたベ
ースステーションの例について以上に説明した。しかしながら、3つ以上の通信
チャンネルULが使用できる場合には、段階S6において、どのチャンネルが新
たなパラメータに対して選択されるかの判断をしなければならない。 上述したように、本発明は、パラメータセットが変更されるように指令される
各通信チャンネルに対して付加的なハードウェアリソース(例えばアップリンク
UL送信が考えられる場合には受信ユニットR)を必要とする。しかしながら、
多量の通常未使用のハードウェアリソースの設置を回避するという観点のもとで
は、全ての使用可能なチャンネルに対し2倍の量のハードウェアリソースを常時
設けることは望ましくない。実際的な観点のもとでは、通信チャンネルパラメー
タのセットの変更が要求されたときにベースステーションBS当たり1つの通信
チャンネルを付加的にアクチベートすることで充分であると考えられる。その理
由は、ベースステーションBSの側で通信チャンネルに対してパラメータセット
の変更が同時に命令される確率はかなり低いと考えられるからである。
【0026】 このため、ベースステーションBSの使用可能な全通信チャンネルの少なくと
も1つを段階S3ないしS13に使用すべく指定するよう確保するための手段を
講じることができる。 特に、既に指定された通信チャンネル(進行中のコール)の数が使用可能な全
通信チャンネルの数から1を引いた数に達したことが検出されたときには、移動
ステーションMSとベースステーションBSとの間の新たな通信の確立を禁止す
ることができる。
【0027】 以上に述べた本発明の説明は、主として、アップリンク送信チャンネルを考慮
したものであった。しかし、ダウンリンク送信リソースも、上記と同様にアクチ
ベートすることができる。しかし、これは、2つのチャンネルにより生じる干渉
を考慮しそしてそれが無線リソーススケジューリング要求のもとで許容できるこ
とを必要とする。というのは、CDMAに関しては、全ての信号が同時に送信さ
れて互いに干渉するからである。 上記説明及び添付図面は、本発明を単に例示するものに過ぎないことを理解さ
れたい。従って、本発明の好ましい実施形態は、請求の範囲内で変更し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線通信ネットワークの一部分を示す概略図である。
【図2A】 本発明による方法の段階及び装置の動作を示すフローチャートである。
【図2B】 本発明による方法の段階及び装置の動作を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信ネットワークの第1無線トランシーバ装置(MS)と第
    2無線トランシーバ装置(BS)との間に通信チャンネルを指定する方法において、 指定された第1通信チャンネル(UL1)のパラメータ(P)を監視し(S2,S3)、 上記第1通信チャンネルの上記監視されたパラメータ(P)を変更する要求(P')
    を検出し(S4)、 パラメータ変更要求を検出した際に、上記第1と第2の無線トランシーバ装置
    間で通信するための第2の通信チャンネル(UL2)をアクチベートし(S6)、 両通信チャンネルをデコードし(S7)、 上記付加的にアクチベートされた第2の通信チャンネル(UL2)が首尾良くデコ
    ードされたかどうか判断し(S8)、そして 上記第2のチャンネルが首尾良くデコードされたと判断したときに(S8)、上記
    第1の通信チャンネル(UL1)を解除し(S13)、そして上記第2の通信チャンネル(U
    L2)のみを用いて通信を続ける、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記検出段階(S4)がパラメータの変更を検出しない場合には
    通信に対して上記第1通信チャンネル(UL1)を維持するための第1維持段階(S5)
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記第2チャンネル(UL2)のデコードが失敗した場合には、
    上記第1チャンネル(UL1)が首尾良くデコードされたかどうか決定し(S9)、そし
    て 上記第1チャンネル(UL1)のデコードが首尾良く行なわれた場合に送信に対し
    て上記第1通信チャンネル(UL1)を維持するための第2維持段階(S11)を更に含む
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記第2チャンネル(UL2)を使用して上記第1無線トランシ
    ーバ装置(MS)と上記第2無線トランシーバ装置(BS)との間の無線通信を確立でき
    ないことを無線ネットワーク制御装置(RNC)に通知する(S12)段階を更に含む請求
    項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記第2チャンネル(UL2)をアクチベートした後に、両チャ
    ンネル(UL1,UL2)が一時的に同時にアクティブとなる請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記通信は、GSM仕様に基づいて定義されたフレームの単
    位で行なわれる請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記通信フレームは、広帯域コード分割多重アクセス(WCDMA
    )の規格に基づいて定義される請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記無線チャンネルの指定は、アップリンク送信に対して行
    なわれる請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 無線通信ネットワークの第1無線トランシーバ装置(MS)と第
    2無線トランシーバ装置(BS)との間に通信チャンネルを指定する装置において、 指定された第1通信チャンネル(UL1)のパラメータ(P)を監視するための監視手
    段(S3)と、 上記第1通信チャンネルの上記監視されたパラメータ(P)を変更する要求(P')
    を検出するための検出手段(S4)と、 パラメータ変更要求を検出した際に、上記第1と第2の無線トランシーバ装置
    間で通信するための第2の通信チャンネル(UL2)をアクチベートするためのアク
    チベーション手段(S6)と、 両通信チャンネルをデコードするためのデコード手段(S7)と、 上記付加的にアクチベートされた第2の通信チャンネル(UL2)が首尾良くデコ
    ードされたかどうか判断するための判断手段(S8)と、 上記第2のチャンネルが首尾良くデコードされたという判断結果を受け取った
    ときに、上記第1の通信チャンネル(UL1)を解除し、そして上記第2の通信チャ
    ンネル(UL2)のみを用いて通信を続けるための解除手段(S13)と、 を備えたことを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 上記検出手段(S4)がパラメータの変更を検出しない場合は
    通信に対して上記第1通信チャンネル(UL1)を維持するための第1維持手段(S5)
    を更に含む請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記第2チャンネル(UL2)のデコードが失敗した場合は、
    上記第1チャンネル(UL1)が首尾良くデコードされたかどうかを決定するための
    決定手段(S9)と、 上記第1チャンネル(UL1)のデコードが首尾良く行なわれた場合に送信に対し
    て上記第1通信チャンネル(UL1)を維持するための第2維持手段(S11)とを更に含
    む請求項9又は10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 上記第2チャンネル(UL2)を使用して上記第1無線トラン
    シーバ装置(MS)と上記第2無線トランシーバ装置(BS)との間の無線通信を確立で
    きないことを無線ネットワーク制御装置(RNC)に通知するための通知手段(S12)を
    更に含む請求項11に記載の装置。
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