JP2002523310A - 改良された漏出部頻度性能を有する液体パッケージ - Google Patents

改良された漏出部頻度性能を有する液体パッケージ

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JP2002523310A JP2000566339A JP2000566339A JP2002523310A JP 2002523310 A JP2002523310 A JP 2002523310A JP 2000566339 A JP2000566339 A JP 2000566339A JP 2000566339 A JP2000566339 A JP 2000566339A JP 2002523310 A JP2002523310 A JP 2002523310A
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pouches
melt
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チャールズ クライメンヘイジ デービッド
アンドリュー スマイリー ベンジャミン
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Abstract

(57)【要約】 流動性物質を含有するためのパウチであって、チューブ状のフィルムから作成され、横方向に加熱密封された末端を有するパウチであって、前記フィルムは、0.840ないし0.940g/cmの密度および0.01ないし2.0dg/分のメルトインデックスを有する、エチレンおよびC〜C20α−オレフィンの少なくとも1種のインターポリマーを約70ないし約100部と、および少なくとも約0.916g/cmの密度および0.01ないし約2dg/分のメルトインデックスを有する少なくとも1種の高圧ポリエチレンを重量で約0ないし約30部とを含む材料から作製された少なくとも一層を含み、前記フィルムは、Goettfert Rheotens装置を用いて190℃で決定された約10ないし約15センチニュートンの包括的溶融強度を有し、かつパウチの横方向密封完成度は、製造した10000個のパウチによって測定したパウチの漏出部頻度が、特定した範囲外の溶融強度を有するフィルムから作製されたパウチの漏出部頻度と比較して、実質的に減少するほどのものであるパウチ。このようなパウチを作製する方法も記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は液体包装の領域、即ち液体含有パウチの製造を対象としている。
【0002】 特に本発明は、ミルクのような食品用パウチに優れた性能を示す、主にエチレ
ン−α−オレフィンインターポリマーから形成されるフィルムから作製した流動
性物質用パウチに関する。液体含有使い捨てパウチは、好ましくはインパルスシ
ーリング法を用いて、製袋充填機で製造される。インターポリマーは、フィルム
が約10ないし約15センチニュートンの範囲の溶融強度を示すように選択され
る。このようなフィルムから作製したパッケージは、使用中に優れた漏出部頻度
性能を示す。
【0003】 (発明の背景) 米国特許第4521437号(Storms)(その開示内容は参考文献とし
て本明細書に挿入されている)には、液体を含有するパウチを作製するためのフ
ィルムであって、エチレンとC〜C10α−オレフィンとの線状低密度コポリ
マーおよび高圧低密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種の他のポリマ
ーと共に、エチレンおよびα−オレフィンの線状ポリマーを含むフィルムが開示
されている。フィルムは、その結果が既知のフィルム標準より優れているMテス
トでの性能に基いて選択される。長年の間、このテストはパウチパッケージにお
けるフイルム性能の良好な指標であった。
【0004】 過去20年以上にわたり、デュポンの開発した方法を使用した「高温粘着強度
」の測定が、DuPont Prepac(商標)液体包装機上でのフィルム密
封性能の最良の予測法であった。液体パッケージの製造に使用する様々なフィル
ムを評価しているとき、加熱密封温度に対する改良された高温粘着強度の曲線を
示すフィルムが、この性質が良い性能の指標であることに基いて、一般に注目さ
れてきた。しかし、実地の漏出部頻度試験では、この性質は実地挙動の良好な、
または一貫性のある指標ではないことが判明した。優れた「高温粘着強度曲線」
に基いて、ミルクパウチ包装試験でフィルムが改良された密封性能を示すことが
予想された。工業用標準フィルム、SCLAIRFILM(商標)SM3に対す
るハイブリッドフィルム(1998年8月17日出願し、1997年8月22日
出願の米国暫定特許出願第60/056900号に基く米国特許出願第09/1
35187号(ClimenhageおよびChow)を参照のこと。その開示
内容は参考文献として本明細書に挿入されている。)の実地試験で、改良された
高温粘着強度にも関わらず、ハイブリッドフィルムは、SM3と比較しておおま
かに2倍の水平密封不良頻度を示すことが判明した。この結果は非常に驚くべき
ものであって、当時は理解されていなかった何か他の「溶融」特性が、優れた性
能に決定的に作用しているらしいという理論に達した。ハイブリッドフィルムは
、メタロセン触媒およびZeigler−Natta触媒を含む組合せ触媒を用
いて製造される樹脂から得られる。このようなフィルムの製造法は、1998年
12月1日、Kolthammer等に交付された米国特許第5844045号
に記載されている(その開示内容は参考文献として本明細書に挿入されている)
。SCLAIRFILM(商標)SM3は、線状低密度エチレン−オクテンコポ
リマー樹脂および高圧低密度ポリエチレン樹脂のブレンドであり、パウチでの使
用はStormsに交付された米国特許第4521437号に記載されている。
【0005】 1999年3月9日、Falla等に交付された米国特許第5879768号
には、例えば、実質的に線状のエチレンポリマーまたは均一枝分かれエチレンポ
リマーおよび高圧低密度ポリエチレンのブレンドの少なくとも一層を密封層とし
て含有する、二層または三層共押出しフィルムのような単層または多層フィルム
構造から作製されたパウチを含め、流動性物質、例えばミルク包装用のポリエチ
レンフィルム構造から作製された環境にやさしいポリマーフィルムパウチが記載
されている。上記のフィルム構造を使用して、流動性物質包装用パウチを作製す
る方法も記載されている。
【0006】 この特許では、パウチは、Gottfert Rheotens装置を使用し
て190℃で決定した、10cNより大きい溶融強度を有する高圧低密度ポリエ
チレンを含むひとつの密封層を有するフイルム構造から形成される。ポリマー組
成物の溶融強度は、5cNより大きく、5ないし70cN、10ないし70cN
、好ましくは約15ないし70cNで、最も好ましくは15ないし50cNと記
載されている。
【0007】 国際特許出願公開第97/12755号で、Falla等は流動性物質包装用
のポリエチレンフィルム構造から作製された環境にやさしいポリマーフィルムパ
ウチ、例えば、実質的に線状のエチレンポリマーおよび高圧低密度ポリエチレン
のブレンドの少なくとも一層を密封層として含有する、二層または三層共押出し
フィルムのような単層または多層フィルム構造から作製されたパウチを開示して
いる。前記フィルム構造を使用して、流動性物質包装用パウチを作製する方法も
開示されている。
【0008】 国際特許出願公開第97/20693号で、Falla等は流動性物質、例え
ばミルク包装用のポリエチレンフィルム構造から作製された環境にやさしいポリ
マーフィルムパウチを開示している。そのフィルムは、超低密度ポリエチレンお
よび高圧低密度ポリエチレンのブレンドの少なくとも一層を高い溶融強度を有す
る密封層として含有する、二層または三層共押出しフィルムのような単層または
多層構造である。前記のフィルム構造を使用して、流動性物質包装用パウチを作
製する方法も開示されている。
【0009】 Fallaの国際特許出願公開第98/34844号では、例えば、線状のエ
チレンインターポリマーおよび高圧低密度ポリエチレンのブレンドの少なくとも
一層を密封層として含有する、二層または三層共押出しフィルムのような単層ま
たは多層フィルム構造から作製されたパウチを含め、流動性物質、例えばミルク
包装用のポリエチレンフィルム構造から作製された環境にやさしいポリマーフィ
ルムパウチが開示されている。線状のエチレンインターポリマーおよび高圧低密
度ポリエチレンのブレンドのフィルム構造を使用して、流動性物質包装用パウチ
を作製する方法も開示されている。
【0010】 これらの参考文献は全て、ポリマー組成物の溶融強度が好ましくは5cNより
大きいこと、最も好ましくは15cNより大きいことを教示しているようである
。Falla等は、「漏出部」、即ち密封部やその近くに現れ、流動性物質、例
えばミルクがそこを通ってパウチから漏れるピンホールのような密封欠陥の高い
発生率を減少させることに関心をもっていたが、フィルムの加工性を改良し、フ
ィルムから作製するパウチを改良するために、彼等はより高い高温粘着強度およ
び高温粘着と加熱密封のより低い開始温度を重視している。Falla等は、前
記の各参考文献で、彼等のフィルム構造が溶融強度および加熱密封強度、特に末
端密封強度を改良したことを示した。Falla等は、製袋充填機を用いてパウ
チを作製するためにフィルムを使用すると、市販フィルムを使用して現在得られ
る速度より高い機械速度が可能であり、漏出部の少ないパウチが得られると主張
している。しかし、彼等の実施例で使用された機械は、汎用機ではあるが、かな
り速度を上げて運転される最新機種ではない。
【0011】 Falla等は、パウチのフィルム構造に高い溶融強度を有するLDPEを使
用することが、彼等の提案するフィルム構造による利点を担う鍵となる要素であ
ると考えているようである。特許および特許出願において、Falla等は、高
い溶融強度を実現するために、LDPEを極めて広範囲の線状および実質的に線
状のエチレンインターポリマーと組合せることができると教示している。前に引
用した特許および特許出願の実施例では、非常に少数の試料(20)パウチを「
製造中漏出部」、「主観的密封強度」および「末端密封」に対して試験し、およ
び/または検査した。この試料数は極めて少なく、実地漏出部頻度データはなか
った。
【0012】 液体パウチを作製するとき、そのプロセスには包装される液体を通して密封す
ることが必要となり、そのこと自体が密封を問題の多いものにする。しかし、パ
ウチが縦型充填機で製造され、密封するときフィルムが溶融状態にあることを考
えると、優れた密封を実現することは難題である。フィルムの溶融強度が本明細
書で述べたレベルにあることを保証することによって、新機種に対する高速製造
要件を満たし、かつ実地の厳しい要件をも満たす密封を実現することができる。
【0013】 (発明の概要) 発明者らは、最終フィルム構造の溶融強度を確実に約10〜約15センチニュ
ートンの範囲とすることにより、実際の使用における漏出頻度が著しく改善され
た、流動性の物質、すなわち液体を含むためのポーチが得られることを見いだし
た。
【0014】 溶融強度または溶融張力は、溶融押し出し物がその融点よりも高温で、AST
M D1238−Eに記載のものなどの標準的プラストメーターの型を通過する
際に、ある規定された速度で引っ張るために要する圧力または力(ひずみセルを
備えた巻き上げドラムによってかける)と定義される。溶融強度の値は、190
℃でGottfert Rheotensを用いて求められる。一般に、エチレ
ンα−オレフィンインターポリマーおよび高圧エチレンポリマーについては、分
子量が上がるにつれて、もしくは分子量分布が広がるにつれて、かつ/または溶
融流動比が上がるにつれて、溶融強度が増大する傾向にある。
【0015】 Fallaらの特許および出願はすべて、ポーチの漏出率は、ポリマー組成物
の溶融強度が大きくなるにしたがい、一貫して低下することを教示している。驚
くことに、発明者らは15cNよりも大きい溶融強度はポーチの漏出率に対して
有害であることを見いだした。VFFS装置上の水平シーリングジョーを高速で
作動すると問題が生じる。現在、カナダで最も広く用いられているポーチ包装機
であるPrepac(商標)IS−6は1分間に90個のポーチを処理するのに
比べ、最新版(Prepac(商標)IS7E)は1分間に120個を処理する
(4/3lサイズ)。1分間に120個の速度では、インパルスシーリング素子
がきれいにプレスして切断するのは困難である。この結果、ジョーが開く時にシ
ールが部分的に付着することになる。シールは次いで、はがれてポーチの1個に
付着したままとなり、シールビードの欠けた部分や「分離シール」が生じること
になる。これにより、ただちに漏出が起こるか、または高頻度の水平シール漏出
につながる。このため、経験およびデータから、溶融強度を増大させる最大の利
益は10〜15cNの間で得られ、溶融強度を15cNよりも大きくすると、機
械の速度を低下させない限り漏出頻度が高くなり、フィルム/機械の組み合わせ
があまり好ましくないものとなることが明らかにされている。前述の結果は、溶
融強度がわずか16cNのフィルム組成物でも観察された。このことは、溶融強
度の最適条件が、ポーチ処理速度100個/分よりも高い場合、特に120個/
分では、10〜15cNという狭い範囲であるという驚くべき結果を示している
【0016】 「分離シール」効果が非常に顕著であっため、15cNよりも高いフィルムは
安全に実地試験を実施することができなかった。実地データをプロットすると、
水平シール頻度曲線が垂直線に近く、頻度ゼロに近づいているため、溶融強度を
15cNよりもさらに上げでもほとんど利益がないことが判明した。
【0017】 したがって、1つの態様において本発明は、ポーチの水平または横向きシール
の完全性が、製造された10,000個のポーチに関して測定した場合、溶融強
度が指定された範囲外のフィルムから作られたポーチと比較して実質的に低い漏
出頻度を示すような、流動性物質を含むためのポーチであって、前記ポーチは管
状で末端が横向きに熱融着されているフィルムで作られており、前記フィルムは
、密度が約0.840〜約0.940g/cmで、メルトインデックスが約0
.01〜約2.0dg/分のエチレンおよびC〜C20アルファオレフィンの
線形または実質的に線形の、少なくとも1つのインターポリマーの約30〜約1
00部と、密度が少なくとも約0.915g/cmで、メルトインデックスが
約0.01〜約2dg/分の、少なくとも1つの高圧ポリエチレンの0〜70重
量部とを含む物質から作られた少なくとも1つの層を含み、前記フィルムは19
0℃でGoettfert Rheotens装置を用いて求めた約10〜約1
5cNの全体の溶融強度を有している、ポーチを提供する。
【0018】 漏出頻度の実質的低下は、約4分の1から5分の1の低下であることが明らか
にされている。これは理論的な実験室での測定値とは異なり、実地の結果を表し
ているため、非常に重要である。
【0019】 好ましくは、このインターポリマーは約75〜約90重量部、最も好ましくは
85重量部を成し、高圧低密度ポリエチレンは約10〜約25重量部、好ましく
は15重量部を成す。
【0020】 多層性フィルムが望まれる場合には、必要とされる溶融強度のポーチフィルム
を製造し、本明細書に記載の実地の結果を得るために、各ポリマー層の溶融強度
が約7cNよりも大きいことが好ましい。個々の層は10cNよりも大きい溶融
強度を有することが最も好ましい。
【0021】 このフィルムは、全体の密度が約0.900〜約0.930g/ccの範囲で
あることが好ましく、約0.915〜約0.925g/ccであることがより好
ましく、かつ、メルトインデックスが約0.01〜約2.0dg/分の範囲であ
ることが好ましい。フィルムの全体の密度が約0.916〜0.924g/cc
の範囲であり、かつメルトインデックスが約0.1〜約1.0dg/分の範囲で
あることがより好ましい。
【0022】 高圧低密度ポリエチレンのメルトインデックスは約0.1〜約2dg/分の範
囲であることが好ましい。
【0023】 インターポリマーは一部位触媒、多部位触媒、または混合触媒ポリマーから選
択することができる。そのようなポリマーには当技術分野において知られている
多くの例があり、これらのうちのいかなるポリマーも本明細書に記載の溶融強度
の値に合致する限り適当であると予想される。インターポリマーは下記から選択
されることが好ましい。
【0024】 (a)密度が約0.900〜約0.940g/ccで、メルトインデックスが
約0.01〜約2.0dg/分のエチレンC〜C20αオレフィン線形インタ
ーポリマーの全重量部の約4〜約100重量%と (b)密度が約0.840〜約0.915g/ccで、メルトインデックスが
約0.01〜約2.0dg/分のエチレンC〜C20αオレフィン線形インタ
ーポリマーの全重量部の約0〜約96重量%。
【0025】 インターポリマーは下記から選択されることがより好ましい。 (a)密度が約0.915〜約0.925g/ccで、メルトインデックスが
約0.1〜約1.0dg/分のエチレンC〜C20αオレフィン線形インター
ポリマーの全重量部の約40〜約100重量%と (b)密度が約0.900〜約0.910g/ccで、メルトインデックスが
約0.1〜約1.0dg/分のエチレンC〜C20αオレフィン線形インター
ポリマーの全重量部の約0〜約60重量%。
【0026】 (a)および(b)のインターポリマーの好ましい量は、個々のポリマーに応
じて異なり、本明細書に記載のフィルムおよび個々のポリマー成分の溶融強度に
要求される条件を念頭に置きながら、知られている組み合わせに従って選択する
ことができる。そのようなポリマーを選択するための指針を記載している多くの
特許および特許出願が以下に引用され、これらを参照することができ、また当業
者であれば容易に選択することができる。前述のFallaおよびFallaら
の引用文献も、適当な調合物に関して参照することができる。言及されるすべて
の特許および出願は、参照として本明細書に組み入れられる。
【0027】 本記載では溶融強度を制御するために3つの方法を用いたが、当技術分野にお
いて知られている他の方法も用いることができる。フィルムの溶融強度は、線形
インターポリマー成分もしくは高圧ポリエチレン成分のいずれかの分子量を上げ
る、線形インターポリマー成分の分子量分布を広くする、または長鎖分枝の頻度
がより高いポリマーを選択することによって、高めることができる。長鎖分枝を
有する典型的ポリマーは高圧低密度ポリエチレンであるが、長鎖分枝の量が限ら
れている実質的に線形のエチレンインターポリマーも利用可能である。線形また
は高圧ポリエチレンの分子量を上げると、メルトインデックスが低下することに
なる。ポリマーの分子量は一般に、そのメルトインデックスで示される。
【0028】 もう1つの態様において本発明は、垂直の形成、充填およびシール機を用いて
、流動性物質を含むためのポーチを製造する方法であって、各ポーチがフィルム
の平坦な網から、それを縦に融着して管状フィルムを形成し、続いて第1の位置
で管状フィルムを平らにし、この管状フィルムを平らにした位置で横に熱融着し
、第2の位置で流動性物質のあらかじめ決められた量の上で管状フィルムを平ら
にすることによって製造され、改善点が本記載のフィルムを用いることを含む方
法を提供する。
【0029】 形成、充填およびシール装置の好ましい型は、メルトスルーシールを作るもの
で、このシールはインパルスシーリング手段によって提供されることが好ましい
【0030】 より好ましくは、本発明は、垂直の形成、充填およびシール機を用いて、流動
性物質を含むためのポーチを製造する方法であって、各ポーチがフィルムの平坦
な網から、それを縦に融着して管状フィルムを形成し、続いて第1の位置で管状
フィルムを平らにし、この管状フィルムを平らにした位置で横に熱融着し、第2
の位置で流動性物質のあらかじめ決められた量の上で管状フィルムを平らにする
ことによって製造され、改善点が前述のフィルムを用いることと、1分間にポー
チ100個を超える機械速度で方法を実施することとを含む方法を提供する。
【0031】 (発明の詳細な説明) 本発明のパウチを製造するために使用するフィルム用に選択することができる
ポリマーの例を以下に示す。いずれの場合にも、これらのポリマーの溶融強度は
、必要な溶融強度のフィルムを製造する公知の方法に従って、本発明で必要とさ
れるよう変更することができる。
【0032】 本発明は液体パウチ用のフィルムを製造するために現在使用されているオレフ
ィンコポリマーのすべて、すなわち、線状低密度ポリエチレンインターポリマー
(LLDPE)、超低密度ポリエチレンインターポリマー(VLDPE)、メタ
ロセン(シングル部位触媒)インターポリマー、マルチ部位触媒インターポリマ
ーおよびハイブリッドシングル部位触媒(メタロセン)−マルチ部位触媒、例え
ばチーグラ−ナッタ(Z−N)インターポリマーに同様に適用できるものと考え
られる。
【0033】 メタロセンエチレン−オクテン、エチレン−ヘキセン、エチレン−ブテン−ヘ
キセンおよびエチレン−ブテンインターポリマーは、0.80から0.915g
m/ccの密度範囲で市販されている。これらの密度のフィルムは一般に、流動
性材料用のパウチを製造するために単独で使用するには弾性率が低すぎる。液体
パウチを製造するには、メタロセンインターポリマーは、チーグラ−ナッタイン
ターポリマーとブレンドするか、共押出しに使用しなければならない。
【0034】 上記のように、シングル部位触媒(SSC)またはメタロセン技術の開発によ
り、結晶性材料からエラストマー材料にわたる改良されたクラスのエチレンイン
ターポリマーがもたらされた。これらのエチレンインターポリマーは、分子構造
が制御でき、透明度が優れているため、改良された衝撃強度、靭性、優れた溶融
特性などの特徴を有している。ExxonおよびDowはSSCまたはメタロセ
ンエチレンインターポリマーを開発し、各社はこれらのポリマーに関するいくつ
かの特許の特典を有している。Exxonは、モノおよびビス−シクロペンタジ
エニルメタロセンを使用するとしており、一方、Dowは「拘束形状触媒」と呼
んでいるチタンシクロペンタジエニルメタロセンに焦点を合わせている。
【0035】 実際、Exxonはエチレン−ブテン、エチレン−ヘキセンコポリマーおよび
エチレン−ブテン−ヘキセンターポリマーを製造しており、一方、Dowはメタ
ロセンまたはSSC型のエチレン−オクテンコポリマーを製造している。Dow
は、長鎖枝分かれを導入していない線状ポリマーでの加工性を改良するこの長鎖
枝分かれを均一に導入しているので、自社のメタロセン(またはSSC)ポリマ
ーは異なっていると主張している。
【0036】 Exxonのポリマーの例は、以下の特許および特許出願に見いだされ、これ
らの開示は参照して本明細書に組み込む。
【0037】 Stehlingらの1995年1月17日発行の米国特許第5,382,0
51号およびMekaらの1993年2月18日公開のWO93/01093。
これらの樹脂はExxonから商品名EXACT(商標)で市販されている。
【0038】 Dowのポリマーの例は以下の米国特許にみられる。Fallaらの1996
年4月16日発行の米国特許第5,508,051号、Fallaらの1994
年11月1日発行の第5,360,648号、Laiらの1994年1月11日
発行の第5,278,222号、Laiらの1993年12月2日発行の第5,
272,236号。これらの樹脂は、商品名AFFINITY(商標)で市販さ
れている。
【0039】 1994年4月20日公開のデュポンカナダ社のPCT国際出願公開WO95
/10566には、シーラントフィルムがエチレンと少なくとも1種のC〜C 10 α−オレフィンとのSSC線状コポリマーでできている流動性材料用パウチ
が開示されている。これらのSSCインターポリマーと、エチレンと少なくとも
1種のC〜C10α−オレフィンとのマルチ部位触媒線状インターポリマー、
高圧ポリエチレンおよびそれらのブレンドから選択した少なくとも1種のポリマ
ーとのブレンド。
【0040】 1995年8月17日公開のデュポンカナダ社のPCT国際出願公開WO95
/21743には、流体を含有するパウチの製造に使用する改良された剛性を有
するエチレンコポリマーフィルムが開示されている。典型的には、その構造は、
厚さ5から20ミクロンの範囲、密度少なくとも0.93gm/cc、メルトイ
ンデックス約1から10dg/分を有するポリエチレンの中間層と、0.88か
ら0.93gm/ccの範囲の密度を有しうるSSCまたはメタロセンポリエチ
レン/α−オレフィンフィルムである外層を含む。硬化中間層の唯一の要件は、
特定の厚さと密度のものであることである。これらの特性は硬化層でメタロセン
またはSSC層よりも大きい。この出願には、流体含有パウチを支持容器内に入
れとときに、パウチが適当に直立して、流体をそこから注ぐことができるように
に硬化層を含むことが示されている。
【0041】 デュポンカナダ社の米国特許第4,503,102号(Mollison)お
よび第4,521,437号(Storms)は、ミルクなどの液体用の使い捨
てパウチを製造するための形成、充填および密封工程に使用するポリエチレンフ
ィルムを開示する。米国特許第4,503,102号は、エチレンとC〜C α−オレフィンの線状エチレンコポリマーおよびエチレンと酢酸ビニルから共
重合したエチレン−酢酸ビニルポリマーのブレンドから製造したパウチを開示し
ている。この線状ポリエチレンコポリマーの密度は0.916から0.930g
/cmであり、メルトインデックスは0.3から2.0dg/分である。この
エチレン−酢酸ビニルポリマーのエチレン対酢酸ビニルの重量比は2.2:1か
ら24:1であり、メルトインデックスは0.2から10dg/分である。Mo
llisonの米国特許第4,503,102号に開示のブレンドは、線状低密
度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニルポリマーの重量比が1.2:1から24
:1である。米国特許第4,530,102号もシーラントフィルムとして上記
ブレンドを有する多層フィルムを開示している。
【0042】 米国特許第4,521,437(Storms)は、密度0.916から0.
930g/cmおよびメルトインデックス0.3から2.0dg/分を有する
エチレンとオクテン−1の線状コポリマー50から100部と、密度0.916
から0.930g/cmおよびメルトインデックス0.3から2.0dg/分
を有するエチレンとC〜C10α−オレフィンの線状コポリマー、密度0.9
16から0.924g/cmおよびメルトインデックス1から10g/10分
を有する高圧ポリエチレンおよびそれらのブレンドから選択した少なくとも1種
のポリマー0から50部であるシーラントフィルムでできているパウチを記載し
ている。米国特許第4,521,437号に開示のこのシーラントフィルムは、
(a)同じフィルム厚さのときに、密度約0.919g/cmおよびメルトイ
ンデックス約0.75dg/分を有する線状エチレン/ブテン−1コポリマー8
5部と、密度約0.918g/cmおよびメルトインデックス8.5dg/分
を有する高圧ポリエチレン15部のブレンドのフィルムでできたパウチについて
得られるものより実質的に小さいM試験値を有するパウチ、または(b)1.3
超から5リットルの体積を有するパウチについて約12%未満のM(2)試験値
、または(c)0.1から1.3リットルの体積を有するパウチについて約5%
未満のM(1.3)試験値を提供することに基づいて選択する。M、M(2)お
よびM(1.3)試験値は米国特許第4,521,437号用に規定したパウチ
落下試験である。これらのパウチはシーラントフィルムが少なくとも内層を形成
する複合フィルムから製造することもできる。
【0043】 Fallaらの米国特許第5,288,531号には、流体含有パウチの製造
に使用するフィルムの製造におけるポリマーの使用が記載されている。これらの
フィルムは、超低密度線状ポリエチレン(「ULDPE」)と呼ばれ、Dowか
らATTANE(商標)として市販されている。これらのフィルムは、エチレン
と、少なくとも1種の炭素原子を3から10個有するα−オレフィンとの線状コ
ポリマーとして記載されており、例えばULDPEは、エチレン−1−プロピレ
ン、エチレン−1−ブテン、エチレン−1−ペンテン、エチレン−4−メチル−
1−ペンテン、エチレン−1−ヘキセン、エチレン−1−ヘプテン、エチレン−
1−オクテンおよびエチレン−1−デセンインターポリマーから選択することが
でき、好ましくはエチレン−1−オクテンコポリマーである。
【0044】 1993年2月18日公開のMekaらのWO93/03093には、少なく
とも50%のCDBIおよび狭い分子量分布を有するエチレンインターポリマー
または複数の前記エチレンインターポリマーをブレンド成分として含むポリマー
ブレンドを含む密封物品の製造に有用なメタロセンポリマーが記載されている。
【0045】 従来のチーグラ−ナッタ(Z−N)LLDPEまたは純粋なメタロセンインタ
ーポリマーで製造した液体パウチと比較して、その性能を増強する特性改良の正
しい選択を提供するエチレンとCからC10α−オレフィンとのメタロセン/
チーグラ−ナット(Z−N)ハイブリッドインターポリマーが現在市販されてい
る。このハイブリッドインターポリマーは、多触媒重合法から得ることができる
。この方法は、各反応器がメタロセン触媒から選択した少なくとも1種の触媒ま
たはチーグラ−ナッタ触媒から選択した少なくとも1種の触媒を有する直列また
は並列または両者の少なくとも2つの反応器を含むことができ、この方法は両方
のタイプの触媒を使用する。あるいは、両方のタイプの触媒を1つの反応器で使
用することもできる。この方法は、当業界で公知の方法で所望の重量分率のポリ
マーを製造するために設定することができる。この場合、製造されたポリマー樹
脂は、好ましくは約20から約80重量%のメタロセン触媒由来のポリマーと、
約80から約20重量%のチーグラ−ナッタ触媒由来のポリマーを含むことがで
きる。より好ましくは、この重量分率の混合物は約40から約60重量%のメタ
ロセン触媒由来のポリマーと、約60から約40重量%のチーグラ−ナッタ触媒
由来のポリマーを含むことができる。もっとも好ましくは、その比は約50:5
0重量%である。本発明のパウチのためのフィルムを製造するよう修飾すること
ができる市販の樹脂の一例は、DowシリーズのELITE(商標)ブランド樹
脂である。
【0046】 上記のように、本発明のパウチを製造するために使用するフィルムは単層また
は多層フィルムとすることができる。多層構造では、個々のポリマーが要求され
た範囲のメルト強度を有しているのが好ましい。前に参照した特許は、本発明の
パウチを製造するために使用することができる適切な多層構造の多くの例を提供
する。本発明の好ましい形では、約70から約100、好ましくは80から約1
00、より好ましくは85または90重量部のハイブリッドインターポリマーと
、約0から約30、好ましくは0から約20、より好ましくは10または15重
量部の高圧ポリエチレンを含むフィルム材料から形成したパウチが提供される。
【0047】 本発明の別の好ましい形では、インターポリマー用α−オレフィンは、1−プ
ロピレン、1−ブテン、1−イソブチレン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−ペンテン、1−ヘプテンおよび1−オクテンからなる群から選択す
る。
【0048】 本発明のフィルムの典型的な構造は当技術分野で公知で、包装の用途に適する
ものである。
【0049】 前に参照した特許および出願は、本発明のパウチの製造に使用できる様々な方
法を記載している。好ましくは、垂直形の充填および密封装置を使用して本発明
で予見されるパウチを製造する。フラットウェブのフィルムをロールから巻きほ
どき、ラップシールまたはフィンシールのいずれかで長手方向の縁を封止するこ
とによりチューブ形成部分で連続したチューブに形成する。このチューブを垂直
に充填場所に向かって引き、次いで、チューブの横断部分にわたってつぶすが、
この断面の位置は充填場所の下の封止装置と一致する。チューブに対して空気お
よび液体密封を提供する部分に水平方向または横断方向のヒートシールを行う。
【0050】 包装すべき物質は水平シールのチューブに入り、チューブはその加重に対する
重力の影響下で所定の距離落下する。封止装置を再度作動させ、第2の水平封止
とともに、チューブを、次いでパウチに包装されている液体または流体を経て切
断する。したがって、この操作では、迅速な一連のステップで、細長い枕形を有
するパウチが形成され、充填され、封止される。この方法には多くの変形が可能
であり、当業者には明らかである。この種の製造に使用する典型的な液体包装装
置の例はHayssen、ThmonnierおよびPrepacが製造してい
る。
【0051】 本明細書で使用する「流動性材料」という用語は、重力下で流動する物質また
はポンプで送り込むことができる物質を包含する。ガス状物質はこの定義に含ま
れない。流動性材料には、液体、例えば、ミルク、水、果汁および油、エマルジ
ョン、例えば、アイスクリームミックスおよびソフトマーガリン、ペースト、例
えば、ミートペースト、ピーナッツバター、保存食品、例えば、ジャム、パイの
フィリング、マーマレード、ジェリーおよびドウ、挽肉、例えば、ソーセージミ
ート、粉末、例えば、ゼラチン粉末および洗剤、顆粒状の固体、例えばナッツ、
砂糖および同様の材料を含む。本発明のパウチは液体、例えばミルクに特に有用
である。
【0052】 本発明のフィルムを製造するために使用する樹脂は、好ましくは公知の方法で
押出すが、積層体、コーティングなどに関係している方法などの他の適切な方法
を使用することもできる。ブレンドを使用する場合、押出機で再溶融する直前、
押出しの前または押出し時に成分をブレンドすることによりブレンドを作製する
ことができる。フィルム押出機を使用することができ、フィルムは公知の手法を
使用して製造することができる。ブローフィルム法の一例は、Fillerの1
949年11月8日発行のカナダ特許第460,963号に見いだされる。Bu
ngaの1972年2月15日発行のカナダ特許第893,216号は、ブロー
フィルム法に外部または内部冷却マンドレルを使用する好ましい方法を記載して
いる。
【0053】 ブロッキング防止剤、滑り添加剤、抗酸化剤、UV安定剤、色素および加工助
剤などの当業者に公知の添加剤を、本発明のパウチを製造するポリマーに添加す
ることができる。典型的には、これらは全樹脂成分の約5重量%を構成すること
ができる。
【0054】 上記のように、本発明のフィルムは、シーリング特性、特に高温粘着強度が重
要な包装用途に使用することができる。The Wiley Encyclop
aedia of Packaging Technology,1986,J
ohn Wiley & Sons社の表題Heat Sealingを参照す
ることができ、この開示は参照して本明細書に組み込む。ここでは、バー、バン
ド、インパルス、ワイヤまたはナイフ、超音波、摩擦、気体、接触、ホットメル
ト、空気圧、誘電性、磁性、誘導、放射および溶媒シーリングを含むすべてのタ
イプのヒートシールに関する記述が認められる。本発明のフィルムを含む包装材
料とするこれらの手法はいずれも本開示の範囲内である。インパルスシーリング
で作製したパッケージがもっとも好ましい。
【0055】 溶融強度測定 溶融強度の測定は、Goettfert RheotensおよびInstr
on毛管レオメーターを使用して、190℃で行われる。毛管レオメーターは、
Rheotensユニット上に配置され設置され、25.4mm/分の一定のプ
ランジャー速度で、溶融したポリマーのフィラメントを送る。Instronは
、直径2.1mm、長さ42mm(20:1L/D)の標準毛管ダイが備えられ
ている。Instronは、フィラメントを、10mm/sで回転するRheo
tensユニットの鋸歯状の巻取り装置輪に送る。Instron毛管ダイとR
heotens巻取り装置輪上の鋏み取り点(nip point)の間の距離
は100mmである。溶融強度の測定実験は、Rheotensユニットの巻取
り装置輪を2.4m/sに加速することによって開始され、Rheotens
ユニットは加速度0.12から120mm/sの能力を有する。Rheote
ns巻取り装置輪の速度が時間と共に増加すると、引抜き力を、Rheoten
sユニット上の線形可変差動変成器(LVDT)を使用して、センチニュートン
(cN)で記録する。Rheotensユニットのコンピューター化データ獲得
システムは、引抜き力を、巻取り装置輪速度の関数として記録する。実際の溶融
強度値は、記録された引抜き力のプラトーからとる。フィラメントと破損の速度
も、また、溶融強度破損速度としてmm/sで記録される。
【0056】 実施例 およそ2年間の期間にわたって、一連のテストフィルムが増加した溶融強度を
有して作成され、密封性能とフィルムの強度が相関しているのかどうかを見るた
めに、水平密封性能を測定することで、フィールドテストが行われてきた。
【0057】 水平密封欠如の頻度を測定するため、乳製品工場で同じもので並列して操業さ
れている、2台のDuPont Prepac(商標)IS6ミルパック包装機
を有する乳製品工場が選択された。このことによって、1ラインで、標準のSC
LAIRFILM(商標)SM3(85%エチレンオクテンLIDPEコポリマ
ーおよび15%高圧ポリエチレン:フィルムはその組成中の一部に、スリップ、
アンチブロック、および押出し促進剤を含んでいる)を使用して操業し、そして
並行したラインで、フィルムA、フィルムB、フィルムCおよびフィルムDを名
づけたテストフィルムを使用して操業することが可能となる。ミルクパッケージ
ングの日付コードは、返品されたパッケージが製造されたラインおよび日付が、
同定可能なようにカラーコードされていた。乳製品は、そのミルクのほとんどが
、いくつかの通常のスーパーマーケットに加えて、自社の乳製品販売系列店を通
して、流通していた。漏れのある、あるいは損傷したパッケージは系列点あるい
はスパーマーケットから、クレジットとして返品された。この理由により、漏れ
のあるパッケージの、非常に多くの比率が乳製品工場に返品されていた。試験日
から、全ての返品パッケージを検討することによって、(それらの日付コードお
よび日付コードカラーによる同定で)、漏れの原因および頻度が、評価すべきテ
ストフィルムの各々について、決定することができた。各々の漏れの原因および
位置は、同定され、そして3つのカテゴリーに分類された;水平シール漏れ、垂
直シール漏れ、および穿孔または裂けに起因する物理的損傷。漏れたものの頻度
は、テスト期間中に製造された10,000ポーチ当り各カテゴリーについて、
計算された。
【0058】 フィルムを評価する方法は、非常に骨の折れるそして時間のかかることである
が、しかし、全ての損傷の形式が調べられるので、フィルムの比較性能を決める
最良の方法であった。フィルムは、良好なシール性能を有していると、より物理
的損傷を受けやすいか、あるいはその逆であった。産業における一般的なゴール
は、全てのカテゴリーにおいて良好な性能を有するフィルムを開発することであ
る。過去において、ポーチの落下損傷比率が性能を予想するために使われていた
。そしてそれは良好な一般的指標ではあるが、現場の状態が、フィルムを、漏れ
の原因となり得る、そして、激しい衝撃ではない、全ての偶発事故の下で、評価
するのであるから、より決定的なものである。例えば、シールの漏れは、シール
エレメントあるいは、シール成分が加熱されるとき、その他の運転開始中の失敗
に起因している。物理的損傷は、流通中(輸送、荷積み、および荷下ろし、その
他)あるいは、バッグおよび乳製品ケースにミルクポーチを入れる包装機械装置
における誤用に起因する。要約すると、このフィールトテストは、現実の使用状
態下で、損傷の3つの主な様式を調べ、フィルムを評価するためにデザインされ
た。
【0059】 フィールドテストについての値は、以下の表Iに表れる。
【0060】
【表1】
【0061】 最初、この溶融強度値は、14CNと予測された。測定されたテスト結果は、
12CNを与えた。予測からの偏差は、ブレンドの精度および測定精度における
偏差によるが、しかし、溶融強度とシール漏れの相関の結論には変化はない。
【0062】 フィールドテストの結果は、図2にプロットされた。溶融強度約4cNを有す
るフィルムAは、製造された10,000ポーチ当り11.6の水平シール漏れ
比率を生じた。改質したエチレンオクテンハイブリッドコポリマーで、溶融強度
が約6センチニュートン(cN)に増加した、フィルムBは、10,000当り
8.6の水平シール漏れ比率を生じていることが見出された。更なる改質は、テ
ストフィルムCにおいて、溶融強度が約11CNに増加をもたらした。その水平
シール漏れ比率は、製造された10,000ポーチ当り、2.1水平シール損傷
に減じた。更に、約12cNに溶融強度が増加したものが、フィルムDと命名さ
れたテストフィルムにおいて、評価され、生産された10,000ポーチ当り、
たったの1.8の水平シール損傷比率を示した。図2において、溶融強度対水平
シール漏れ損傷比率がプロットされている。Rheotens溶融強度と水平シ
ール損傷比率の間の、驚くべき強い相関は、以前に観察および測定されたことは
なかった。相関は、溶融強度破、シールと切断が、液体カラムを通して行われる
、液体のポーチに適用する際のフィルム形成において、臨界であり前以て知るこ
とのできないものであることが、確認された。
【0063】 溶融強度を制御する3つの方法がテストフィルムA〜Dにおいて使われた。溶
融強度は、ポリマー間の分子量の増加によって、ポリマー間の分子量分布の広が
りによって、あるいはフィルムブレンドにおいて高圧ポリエチレンの分別メルト
インデックスの選択によって、増加させることができる。ポリマーの分子量は、
一般的に、そのメルトインデックスによって示される。フィルムAにおいて約8
5%使われた基本樹脂はメルトインデックス0.85dg/分を有していた。フ
イルムBは類似のエチレンオクテンハイブリッドコポリマーを85%レベルで含
有し、そのメルトインデックスは0.5に減少した。同じ高圧低密度ポリエチレ
ン(5.0メルト)はフィルムAの10%とフィルムBがブレンドされていた。
テストフィルムCにおいて、5.0メルトインデックス高圧ポリエチレンが0.
2メルトインデックス高圧ポリエチレンに置換されていて、その溶融強度は、約
11に増加した。SCLAIRFILM(商標)SM3のRheotens溶融
強度と水平シール性能も、図2にプロットされ、そして、ハイブリッドコポリマ
ーの溶融強度/シール性能曲線に近く落下していることが見出された。溶融強度
は、使用されたポリマーとは独立しており、線状低密度ポリエチレンか、エチレ
ンのメタロセンハイブリッド直鎖コポリマーを使用するかどうかを、注意深く制
御されなければならない、ように見える。
【0064】 本発明は、当業者に明らかなように、多くの方法に変化し得るものであり、そ
して全ての明白な均等物、その他は、本記載および特許請求の範囲内に含まれる
ことが意味される。記述は、請求項を解釈するガイドとして働くものであり、不
必要に限定することを意味しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液体パッケージを製造するために使用する本発明の典型的なフィルムについて
ヒートシール温度に対して高温粘着強度をプロットした曲線のグラフである。
【図2】 本発明のフィルムおよびそのフィルムから製造したパウチについて水平シール
漏出部頻度に対して溶融強度をプロットした図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:06) C08L 23:06) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZA,ZW (72)発明者 ベンジャミン アンドリュー スマイリー カナダ ケイ7エム 3エヌ7 オンタリ オ キングストン モンゴメリー ブール バード 21 Fターム(参考) 3E050 AA03 AB02 BA01 DC01 DH04 FB01 FB07 3E064 BA24 BB03 BC18 EA07 EA30 FA03 4F071 AA14 AA14X AA15 AA15X AA17 AA18 AA19 AA20 AA20X AA21 AA21X AA82 AA88 AF14Y AH05 BC01 4J002 BB02W BB02X BB03W BB03X BB04W BB04X BB05W BB05X BB14W BB14X BB15W BB15X GG01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性物質を含有するためのパウチであって、チューブ状の
    フィルムから作成され、横方向に加熱密封された末端を有するパウチであって、
    前記フィルムは、0.840ないし0.940g/cmの密度および0.01
    ないし2.0dg/分のメルトインデックスを有する、エチレンおよびC〜C 20 α−オレフィンの少なくとも1種のインターポリマーを約70ないし約10
    0部と、および少なくとも約0.916g/cmの密度および0.01ないし
    約2dg/分のメルトインデックスを有する少なくとも1種の高圧ポリエチレン
    を重量で約0ないし約30部とを含む材料から作製された少なくとも一層を含み
    、前記フィルムは、Goettfert Rheotens装置を用いて190
    ℃で決定された約10ないし約15センチニュートンの包括的溶融強度を有し、
    かつパウチの横方向密封完成度は、製造した10000個のパウチによって測定
    したパウチの漏出部頻度が、特定した範囲外の溶融強度を有するフィルムから作
    製されたパウチの漏出部頻度と比較して、実質的に減少するほどのものであるこ
    とを特徴とするパウチ。
  2. 【請求項2】 フィルムの包括的密度が約0.915ないし約0.925g
    /ccの範囲にあり、メルトインデックスが約0.01ないし約0.8dg/分
    の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
  3. 【請求項3】 インターポリマーのメルトインデックスが約0.1ないし約
    1.0dg/分の範囲にあり、高圧低密度ポリエチレンのメルトインデックスが
    約0.1ないし約2dg/分の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のパ
    ウチ。
  4. 【請求項4】 線状コポリマーのメルトインデックスが約0.01ないし2
    dg/分の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
  5. 【請求項5】 線状インターポリマーがシングルサイト触媒、マルチサイト
    触媒または混合触媒ポリマーから選択されることを特徴とする請求項1に記載の
    パウチ。
  6. 【請求項6】 線状インターポリマーまたは実質的に線状のインターポリマ
    ーが、 (a)約0.900ないし約0.940g/ccの密度および約0.01ない
    し約2.0dg/分のメルトインデックスを有する、エチレンC〜C20α−
    オレフィンの線状インターポリマーを全量に対し4ないし100重量%、および (b)約0.840ないし約0.915g/ccの密度および約0.01ない
    し約2.0dg/分のメルトインデックスを有する、エチレンC〜C20α−
    オレフィンの線状インターポリマーを全量に対し0ないし96重量% 含むことを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
  7. 【請求項7】 フィルムが単層膜であることを特徴とする請求項1に記載の
    パウチ。
  8. 【請求項8】 インターポリマー中に使用されるα−オレフィンが、1−プ
    ロピレン、1−ブテン、1−イソブチレン、1−へキセン、4−メチル−1−ペ
    ンテン、1−ペンテン、1−へプテンおよび1−オクテンからなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
  9. 【請求項9】 縦型製袋充填機を使用して流動性物質を含有するためのパウ
    チを作製する方法であって、各パウチを平坦なフィルムから縦方向の密封によっ
    てチューブ状フィルムを形成し、次いで第一の位置でチューブ状フィルムを平坦
    化し、前記チューブ状フィルムを平坦化位置で横方向に加熱密封し、第二の位置
    で既定量の流動性物質の上でチューブ状フィルムを平坦化する方法において、請
    求項1に記載のフィルムを使用し、1分当たり100パウチを超える機械速度で
    工程を運転することを含むことを特徴とする方法。
JP2000566339A 1998-08-21 1999-08-20 改良された漏出部頻度性能を有する液体パッケージ Pending JP2002523310A (ja)

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