JP2002523146A - 局所的な治療用の活性化可能なシート - Google Patents

局所的な治療用の活性化可能なシート

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JP2002523146A JP2000565937A JP2000565937A JP2002523146A JP 2002523146 A JP2002523146 A JP 2002523146A JP 2000565937 A JP2000565937 A JP 2000565937A JP 2000565937 A JP2000565937 A JP 2000565937A JP 2002523146 A JP2002523146 A JP 2002523146A
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tissue
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heat
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グウィリム, アルバン デイヴィース,
フランシス ウィルキンソン,
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Abstract

(57)【要約】 局所的適用による治療用途に適した、生分解性で、非トロンボゲン形成性の組織適合性材料を含むシートであって、このシートは、可とう性であり、水和可能であり、かつ活性化可能であり、これによってシートが組織に結合し、結合の際にその原形を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、治療、例えば外科および非外科の傷の処置用、および治療用薬剤の
送達にも適した、シート状の傷用医療材製品またはプロセスに関するものである
【0002】
【発明の背景】
生適合性接着剤は、種々の治療分野、例えば修復や吻合生成のための外科処置
において有用である。生適合性の接着剤を使用することで、縫合およびステープ
リングを回避し、処置された組織を直ちに封止することができる。
【0003】 国際特許出願公開(WO−A)第9202238号には、生体接着剤を使用し
て、分離された組織を結合することが開示されている。この結合またはコーティ
ングは、例えばレーザーを使用した放射によって、接着剤をこの組織へと「架橋
」させることによって、促進される。国際特許出願公開第9622054号は、
更に組織接着剤を開示しており、特に流体のレーザーによって活性化可能なロウ
を開示している。
【0004】 この放射エネルギーの作用は、発色団を接着剤中に包含させることによって促
進できる。こうした材料の多くは既知である。これらは、前記エネルギーを選択
的に吸収し、このエネルギーを熱へと変換し、この熱を接着剤を硬化させるのに
利用できる。
【0005】 国際特許出願公開第9622797号には、「色彩が変化する」発色団類を使
用することが記載されている。生体接着剤中のこれら成分と添加剤類とによって
、確実に終点に達したときにのみ色彩が変化するようにし、これによって、組織
への架橋を引き起こすのに充分なエネルギーがいつ加えられたかをユーザーに示
している。更に、前記色彩変化の後には、発色団はもはや放射線を吸収しない。
これは、過剰な放射線によって、火傷や他の有害な作用を生じさせるような多大
な温度上昇がもたらされないことを意味している。これは、種々の処置の間に重
要である。
【0006】 上記したように、レーザーを使用することによって、小さい面積については所
望の反応を良好に制御することができる。しかし、幾つかの用途においては、レ
ーザーに由来するエネルギーを使用して組織結合を引き起こすことは都合が悪い
。例えば、レーザーが使用不能なことがあり、あるいは直接の医学的な注意が要
求されることがある。
【0007】 組織接着剤は、典型的には、所望の場所に液体として適用され、次いで硬化あ
るいは活性化される。これによって、接着剤の使用には制限がもたらされる。例
えば、内視鏡を通して処置を実施している間には、にかわを常には容易には適用
できない。更に、適切な温度感受性染料のように、所望の添加剤のすべてが接着
剤中に溶解するとは限らない。
【0008】 国際特許出願公開(WO−A)第9717025号には、グルタルアルデヒド
を含有する、ウシ血清アルブミンのような非膠原質のタンパク質からなる架橋膜
が開示されている。アルゴンビームを使用してこの膜を組織へと溶着させる。膜
が湿っている場合には、通常条件で膜を(部分的に)乾燥したときに、より大き
な結合強度が得られた。こうしたシートはもろく、展性ではないことがある。グ
ルタルアルデヒドは、非生理学的性質の結合によっては安定化されず、体内血管
内で使用されるべき材料の成分としては望ましくない。
【0009】 国際特許出願公開(WO−A)第9214513号には、ヘルニアを修復用の
可塑化されたコラーゲンシートが開示されている。こうした用途を意図したパッ
チ、即ち強化パッチは、一定箇所に留まることを意図しており、生分解性であっ
てはならない。更に、コラーゲンはトロンボゲン形成性であり、従って体内での
使用には適していない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様に従い、治療時の使用に適したシートは、局所的適用によ
る治療用途に適した材料を含んでおり、このシートは、可撓性、水和可能かつ活
性化可能であり、これによってシートが組織に結合し、結合の際にシートの原形
を保持する。エネルギーを加えた後には、シートは組織へと結合し始める。この
シートは、外側面または内側面のいずれに適用してもよく、ここでシートはシー
ラント、止血鉗子または傷用医療材として作用し、あるいは薬物送達用のビヒク
ルとして作用し得る。これは抗繊維形成性であり、かつ傷を生じない。この新規
なシートは、液状の組織接着剤の上記した欠点を持たない。
【0011】 本発明の第二の態様に従い、治療用途、特に組織修復に適した製品は、組織結
合または組織コーティング材料からなる層、およびこの層上に重ね合わされた、
前記組織結合または組織コーティング材料へと熱を伝達する活性化可能な発熱物
質の分離可能または剥離可能な層を備えている。所望であれば、本製品は、指示
剤を層として備えていてよく、この層を介して例えば前記材料へと熱を伝達でき
る。こうした熱色素(サーモクロム)によって、印加された熱を可視的に指示す
ることができ、従って、組織結合が生じたことを(および生じた場所も)ユーザ
ーへと指示することができる。
【0012】 本発明の前記第二の態様となるこの新規な製品は、熱を与える手段をその一体
部分として備えている。指示剤が存在するようなら、ユーザー、例えば外科医、
一級補助者、医療実務家または獣医外科医が、所望領域に充分な熱がもたらされ
たか否かを容易に決定できる手段が指示剤によってもたらされ、この結果ユーザ
ーが本製品の分離可能な部分を自信を持って除去し、硬化後の組織結合または組
織コーティング材料のみをインシチュで残すことができる。本発明の製品が、指
示剤を有しない場合に好適に使用可能な環境は、加熱が発生した度合いを知るこ
との重要度が低いような環境であり、また例えば所定期間にわたって適用すると
いう情況のように、ユーザーが熱生成手段に自信をもてるような環境である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のシートは、組織適合性材料からなる単一の層を備えていて良い。ある
いは、特に薄層を使用した場合および/または前記材料が所望目的に対して不十
分な原形保持性しか有していない場合には、担体層を備えていて良い。担体層に
好適な材料は、生適合性である。例えば、ポリブチレート、多糖類、ポリテトラ
フルオロエチレンおよびポリエステル類がある。
【0014】 傷の対向するエッジを共に保持できるのに充分な強さ、あるいは表面、キャビ
ティまたは孔を封止するのに充分な強さ、あるいは治癒が充分に達成されるまで
組織上に保持されるのに充分な強さ、あるいはシート中に含まれる治療剤または
生物学的薬剤が充分な期間にわたって送達されるまで組織上に保持されるのに充
分な強さを、シートが有していなければならない。適当なパラメーター類は、本
分野の当業者には容易に明らかであろう。
【0015】 本シートは、体の内部または外部の面と接触するように使用でき、活性化する
ことによって組織、例えば傷の周辺へと結合できる。適当な組織適合性材料は、
最初に適用したときに一般的に組織に対してある程度の接着性を示し、これによ
って直ちには離れないようになっている。活性化によって、前記材料それ自体の
組織への結合が生じるか、あるいはシートが活性化可能な接着剤のコーティング
を備えていて良い。この組織適合性の層およびあらゆる他の接着剤を、本明細書
においては組織結合材料と呼ぶことがある。
【0016】 本発明での使用に好適な組織適合性材料は、アルブミンのように、凝結カスケ
ードの一部ではない可溶性のタンパク質である。ブタアルブミンまたはブタ心膜
または他のあらゆる豊富な非トロンボゲン形成性の、即ちコラーゲンを除くタン
パク質を使用できる。幾つかの処置においては、結合性を向上させるために、こ
れらのタンパク質の遺伝的または化学的に修飾された版を使用できる。
【0017】 可撓性(あるいは展性)は、本発明によるシートの重要な特徴である。これに
よって、このシートを、小さい血管と接触させて使用することができ、この血管
は、実質的に筒状であるか、あるいは、例えば複数の分岐点を持つ一層複雑な面
を有していて良い。こうした血管としては、頸動脈、伏在静脈、脾動脈他が挙げ
られる。
【0018】 また、例えば内視鏡を用いて、体内の離れた部位に本製品を送達することが望
まれる場合にも可とう性が重要である。例えば、本発明のシートは、大腸の吻合
に使用でき、あるいはシートが針による注射後に動脈または静脈を封止するため
に必要な場合に使用できる。前立腺や他の器官に送達するためには、本材料は、
送達ヘッドを使用して、外科切創を被覆するまで開くような形で送達でき、その
場で切創を封止できる。局所的なエネルギーの入力は、白色光のビームを与える
ことによって達成できる。
【0019】 他の例においては、時間経過と共に吸収される非トロンボゲン形成性の血管生
成バルーンを本発明によって提供できる。前記部位の周囲には通常はトロンボゲ
ン形成性の組織が存在するので、これは有益である。この封止は、温水で加熱す
ることによって実行できる。
【0020】 一般的な用語においては、本発明のシートは、血管型あるいは他の型の吻合の
補助材料である。このシートは、組織接着性を有効にもたらす。なぜなら、それ
は液状ではないので、動脈内あるいは循環系内に入らないからである。
【0021】 本発明の他の重要な特徴は、シートが生分解性でなければならないことである
。本製品は、一般的には体内で使用され、外科的介入の直後に、および自然の組
織修復が生ずる前に、組織の封止をもたらす。恒久的な固定は不要であり、望ま
しいことでもないために、従って、本発明は、生分解性材料のみからなるシーラ
ントを提供することができ、生分解性材料は主としてあるいはすべてタンパク質
様であり、そのいずれも毒性ではない。特に、グルタルアルデヒドのような低分
子量化合物の使用は避けることができる。
【0022】 システインに富んだアルブミンのような材料を使用することは、本発明のシー
トが、S−S結合の生成によって安定化できることを意味している。また、これ
は酵素のような内因性物質用の天然基質である。
【0023】 本組織適合性材料は、所望の形状へと整形できるようにするために、あるいは
処置部位において組織に対して容易に適用できるようにするために、充分な可塑
性を有していなければならない。適当な可塑剤は、生分解性/非毒性であり、繊
維質タンパク質、ソルビトール、グリセリンおよびポリエチレングリコールのよ
うな炭化水素類、および他の糖類およびアルコール類、および近接したポリペプ
チド類との間の相互作用を抑制できるような他の成分を含有している。グリセリ
ンのように比較的に低分子量の可塑剤が好ましい。これらの添加剤および他の添
加剤を、本材料の吸水性を向上させるような方向で採用することによって、本材
料をゲルまたはゾルとして提供できる。本シートの展性によって活性化が促進さ
れ、湿潤面に対する適用に特に好適となる。
【0024】 使用すべき可塑剤の量は、可塑化される材料の可とう性と性質とに対する要求
に応じて選択される。例えば、アルブミンの20〜50質量%の濃度のソルビト
ールが、可とう性のアルブミンシートを製造する上で好適であり、この量は他の
材料に対しても好適である。可塑剤を存在させることによって、所望の可とう性
が得られるだけでなく、水和性も得られる。特に、これは、本発明のシートが、
浸透圧誘引によって、湿潤面へと良好に付着することを意味している。それにも
関わらず、ある環境下においては、本シートに、液状の組織接着剤を共に設ける
ことが望ましい場合がある。
【0025】 更に、本シートの安定性、あるいはそれを活性化する能力は、前処理、例えば
本シートを部分的に硬化または(化学的または物理的に)架橋させることによっ
て向上させることができる。これを実現するためには、例えば、本シートを組織
へと適用する前に、本シートを上昇した温度でインキュベートし、本シートを放
射エネルギーに曝露し、本シートを上昇したpHで処理し、あるいは架橋材のよ
うな添加剤を含有させる。前処理は、一般的に、本シートが湿潤状態であるとき
に実施し、必要であれば(再)水和の後に実施する。
【0026】 前処理によって本シートが一層強くなり、取り扱い易くなる。また、これはシ
ートを生体材料に対して適用したときに組織結合を生成させるのに必要なエネル
ギー水準の低下、例えば温度低下をもたらす。次に、これによって、鎮痛をもた
らす必要性を回避でき、本シートを敏感な組織、例えば脳に使用することが一層
好適にできる。
【0027】 本組織結合材料のシートは、適当な寸法で実施でき、あるいはインシチュ用の
寸法に切断できる。本シートの寸法は、治療用途に依存するが、しかし典型的な
シートは長さ40mmであってよく、幅30mmであってよく、厚さ1.5mm
であってよい。
【0028】 本組織適合性材料は、サーモクロミック(熱色素)化合物(熱を加えると色が
変化するもの)および/またはホトクロミック(光色素)化合物(光を加えると
色が変化するもの)を含有していてよく、含有していなくともよい。例えば、本
材料は、メチレンブルーのような発色団を含有していてよく、これは終点(光に
よって活性化したとき)に到達すると色彩が変化する:国際特許出願公開第96
22797号も参照。この可視的な色彩変化によって、ユーザーに、組織への結
合生成を確保するのに充分なエネルギーが印加されたことを示すことができる。
更に、この結合反応が完了した場合には、結果的な色彩変化によって、確実に、
本材料が放射エネルギーを更には吸収しないようにできる。これによって、過剰
なエネルギーの入力に対する保護が与えられる。
【0029】 もし光によって活性化された発色団が存在する場合には、これによってユーザ
ー、例えば外科医、一級補助者、医療実務家または獣医外科医に、充分なエネル
ギーが所望領域内にもたらされたか否かを測定する手段が与えられる。また、例
えば、生じた放射または加熱の度合いを知ることがさほど重要ではないような環
境下では、および例えば所定期間にわたって適用するという文脈において、ユー
ザーがエネルギー発生手段に自信をもてるような環境下では、本発明を指示剤な
しに利用することも好適である。
【0030】 本発明においては、発熱物質は、傷用医療材の一体部分として提供することが
できる。この物質は、典型的にはユーザーが活性化することができる。熱を発生
させるために使用可能な物質(複数の物質の混合物を含む)の例は、本分野の当
業者には明白である。
【0031】 例えば、本発熱物質は、混合時に発熱反応を生ずるような二つの成分、典型的
には液体と粉末とからなっていてよい。カプセルや他の封止体を提供でき、この
中で前記二成分が、別々の区画内に収容されている。これらの区画は破壊可能な
膜によって分離することができ,この膜は、言うならば圧力の印加によって、例
えば圧潰、曲げ、引張または引き裂きを加えることによって破壊可能である。こ
の反応の発熱性は反応体に依存しているが、しかし例えば35〜70℃あるいは
それ以上で、不必要な組織損傷の危険なしに組織結合材料を活性化するのには充
分である。
【0032】 好ましくは、複数の反応体のうち一方は水であり、他方は発熱しながら水中に
容易に溶解する固体である。多くの化合物が溶液の発熱エンタルピーを示し、こ
れは一般的には298Kにおいて少なくとも−50kJ・mol− 1 でなけ
ればならない。こうした化合物の例は、LiI、KOH、MgCl2 、MgB
r2 、MgI2 、Mg(NO3 )2 、MgSO4 、CaCl2 、C
aBr2 、CaI2 、AlCl3 、AlBr3 、AlI3 およびAl
2 (SO4 )3 である。単なる例示であるが、CaCl2 の溶液の制限
エンタルピーは−81.3kJmol− 1 である。40gのCaCl2 を
とると、0.36molに対応しているが、これを0.1リットルの水中に溶解
させると、29300Jの熱が開放される。このエネルギーによって140gの
全質量を加熱し、この熱容量が純水の熱容量、即ち4JK− 1 g− 1 に
等しいものと仮定すると、得られる温度上昇が52Kとなるものと計算できる。
従って、本発明による傷用医療材の一体部分として提供する「加熱パック」につ
いて所望の特性を得るという観点から、適当な化合物の量を選択できる。
【0033】 上記したように、本発明の製品は、充分な加熱がなされたことを示す熱色素ま
たは他の指示剤を含有していてよい。これは、サーモクロミックシートの形で与
えることができる。このシートは、例えばホールクレストおよびフィッシャーか
ら容易に入手可能であり、例えば色彩の変化によって、特定の温度に到達したこ
とを示す。色彩による温度指示剤は、米国特許第3633425、米国特許第3
951133、米国特許第3830224、米国特許第3765243および米
国特許第3661142にも記載されている。これらによって、可逆的または不
可逆的な色彩変化をもたらすことができる。更に、CoCl2 および水(リガ
ンド交換を含む)、またはエバンスブルーおよび水に溶解した亜鉛ホルムアルデ
ヒドスルホキシレート(アゾ染料の還元による)が有効である。こうした材料は
、別体のシートとして、あるいは発熱材料の一部として備えていてよい。
【0034】 既知のように、組織結合材料の活性化は所定の温度で、おそらくは所定時間に
わたって起こり、本発明の傷用医療材は、適当な治療温度に到達した場所を指示
するサーモクロミックシートを備えていてよい。この指示が与えられた場合には
、ユーザーは充分な結合が生じたことについて確信を持つことができ、かつユー
ザーに、どこで結合が生じたかを指示することができる。別体のシートとして備
えている場合には、この場合には指示剤を剥離させることができる。
【0035】 本発明の傷用医療材の複数層は、一般的に例えば剥離によって分離可能である
。本傷用医療材は、複数層が、ある手段、例えば弱い接着剤によって、最初には
少なくとも互いに接合された形で提供される。また、本新規傷用医療材の分離可
能な複数の層の間に剥離層を設けることも適当である。
【0036】 加熱の可視的な指示を与えるシートの存在によっては、発熱物質を含むあらゆ
る材料が透明であることが望ましい場合がある。これは、そして加熱を実施する
指示材料の能力は、使用に際して、発熱物質が本製品の最上層を構成する場合に
特に適切であろう。あるいは、本指示層が最上部にある。
【0037】 更に、本発熱材料パッケージは、もし「加熱パック」の内部に指示剤を含んで
いる場合には、透明でなければならない。例えば、エバンスブルーを水と混合し
、亜鉛ホルムアルデヒドスルホキシレートを、水と発熱反応する粉末と混合する
。青色から白色沈殿物への色彩変化は、いったん所望温度に到達した後に観測さ
れる。この温度は、使用した材料の量によって測定可能である。
【0038】 熱に対する代替物としては、活性化は、架橋材、例えばヘキサメチレンジイソ
シアナートのような化学的活性剤の使用からなっていてよく、これはスプレー法
または湿潤法によって適用できる。あるいは、例えば熱または他の放射の印加に
よる、あらゆる適当なエネルギー源の利用からなっていてよい。適当な放射源は
、エネルギーが一体でない源から印加される場合には、レーザーである。放射に
よって、不必要な組織損傷の危険なしに、例えば35〜70℃の温度へと組織結
合材料を活性化することができる。特定用途においては、例えばレーザーを使用
した場合には、短時間の間に一層高温へと温度を上昇させることができ、損害を
被るとは限らない。
【0039】 用途によっては、短時間で高水準のエネルギーを印加することが好適な場合が
ある。この局所的な温度は高くなってもよいが、それにも関わらずサーモクロミ
ック指示剤は周辺組織の保護に対する有用なガイドとなる。光で活性化した場合
には、「色彩変化」する発色団(上記参照)を使用できる。この型の好適な化合
物は、メチレンブルーやローズベンガルであり、アスコルビン酸のような適当な
還元剤と組み合わせる。
【0040】 適当な場合には、本発明の傷用医療材の複数の層は、一般的に例えば剥離によ
って分離可能であってよい。本傷用医療材は、一般的には、複数の層が最初には
ある手段、例えば弱い接着力によって少なくとも互いに接合された形で提供する
。また、複数の分離可能な層の間に剥離層を設けることも適当な場合がある。
【0041】 本発明の他の態様においては、サーモクロミック材料は、組織結合層の一部と
して、例えば物理的混合物として備えることができる。また、発熱、サーモクロ
ミックおよび組織結合層の組合わせを、剥離層を介在させてあるいは介在させる
ことなしに、設けることが適当な場合がある。こうした複数層を備える構成にお
いては、中間の指示剤シートは、むろん組織結合材料への熱の移動を可能とする
ものでなければならない。
【0042】 本発明のシートまたは傷用医療材は、あらゆる種々の形態で、例えば意図する
用途に最も適合した形態で設けることができる。例えば、包材、止血鉗子または
シーラントであってよい。例示すると、通常の平坦な包袋、ラップ、シーラント
または端部が開放または封止されたチューブの形であってよい。チューブ状の形
、例えば「煙突」形状は、特定の縫合用途に特に好適な場合がある。
【0043】 本シートまたは傷用医療材は、所望の部位、例えば腫瘍に設けるべき治療剤を
含んでいて良い。この際には、これは薬剤の遅延および制御された放出用のビヒ
クルとして働く。
【0044】 添付図面を参照して、例示のみのために本発明を更に詳細に説明し、添付図面
は、本発明を体現する製品を概略的に示す断面図である。この図面には、組織結
合または組織コーティング材料1、例えばアルブミン/ソルビトールからなる層
、例えばPTFEからなる剥離層2、「加熱パック」3が示され、「加熱パック
」3は、例えば水を含有する第二の区画に破壊可能なように結合されたCaCl
2 粉末を収容する第一の区画を備えており、組織結合材料を硬化させるのに充
分な温度、例えば35〜70℃に加温されたときに色彩が変化する材料からなる
層4が示されている。使用の際には、傷上に配置したときに、破壊可能な結合部
分を破壊して水と粉末とを反応させ、この発熱反応の熱を組織結合材料1へと伝
達させ、次いでこれを硬化させる。加熱の度合いが充分であることは、層4中の
色彩の変化によって示される。次いで、所望であれば、層2、3、4を除去でき
る。
【0045】 次の例は、組織適合性材料のシートの製造を示す。
【0046】 例1 0.9gのブタアルブミン(シグマ社)を2.5mlの注射用水(フェニック
ス ファーマスーティカルズ、pH7.7)および注射用の0.5mlの1%w
/vメチレンブルー中に溶解させた。この溶液に対して、0.585gのD−ソ
ルビトールを添加し、溶解させた。この溶液を、サーモスタット制御された水浴
中で59℃で加熱することによって、膜の再水和時間を50秒(室温に保持した
場合)から140秒へと増加させた。この溶液を30分間放置して冷却し、次い
で水平なPTFE被覆された面上に流延した。この膜を放置して室温で20時間
乾燥した。
【0047】 例2 0.9gのブタアルブミン(シグマ社)を4.5mlの注射用水(フェニック
ス ファーマスーティカルズ、pH7.7)および注射用の0.5mlの1%w
/vメチレンブルー中に溶解させた。この溶液に対して、0.5gのD−ソルビ
トールを添加し、溶解させた。次いで、この溶液を、水平なPTFE被覆された
面上に流延した。この膜を放置して室温で20時間乾燥した。
【0048】 例3 0.9gのブタアルブミン(シグマ社)を0.5mlの注射用水(フェニック
ス ファーマスーティカルズ、pH7.7)および0.5mlの注射用の1%w
/vメチレンブルー中に溶解させた。この溶液に対して、0.585gのD−ソ
ルビトールを添加し、溶解させた。次いで、この溶液を61℃で20分間加熱し
、粘着性の半ゼリー状溶液を生成させ、次いで30分間放置して室温へと冷却し
た。次いで、シリコーンマンドレルをこの溶液中に浸漬し、マンドレルに粘着し
た、アルブミン/ソルビトール/メチレンブルーの混合物の均一なコーティング
を生成させた。このコーティングされたマンドレルを、送風機(加熱なし、即ち
、室温で)を用いて部分的に乾燥し、次いで室温で20時間放置し、確実にコー
ティングが完全乾燥されるようにした。チューブ状の製品が得られた。
【0049】 例4 0.9gのブタアルブミン(シグマ社)を5mlの注射用水(フェニックス ファロマスーティカルス社、pH7.7)中に溶解させた。これに対して、0.
5mlのグリセリンを添加し、この全体を混合し、均一な溶液を得た。この溶液
を水平なPTFEコーティング面上に流延し、室温で20時間乾燥させた。5平
方cmの膜をこの材料から切断した。15gのAlCl3 を、100cm3
の水を収容する、寸法5cm×5cmの封止されたPVCバッグ内の薄壁ガラス
容器内に収容した。このバッグを、シリコーン基接着剤を使用して、可塑化され
たアルブミン膜へと結合した。得られたパッケージを曲げるか、あるいは圧搾す
ると、AlCl3 を収容するこのガラス容器が破壊し、得られた発熱解離反応
によって80Kの温度上昇がもたらされた。パッケージを適用したときに、最初
にアルブミン膜が湿潤面に適用され、直後にAlCl3 含有容器の破裂が続き
、生成した熱は膜と面との間の結合を実現するのに充分である。
【0050】 例1から例3の組成物のすべては、メチレンブルーを含有しており、それ自体
が光によって活性化可能であり、かつ熱によって活性化可能である。例えば、一
体または一体ではない熱源のいずれかによって熱的にのみ活性化され得るシート
の場合は、メチレンブルー溶液を、等量の注射用水によって置き換えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を体現する製品を概略的に示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 17/00 A61L 15/06 26/00 15/03 31/00 25/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZA,ZW (71)出願人 Acorn Business Par k, 11 Killingbeck Dr ive, York Road, Lee ds LS14 6UF, United Kingdom (72)発明者 ウィルキンソン, フランシス イギリス国 エルイー11 3ティーユー レシターシャー、 ラフボロ、 ラフボロ ユニバーシティ、 デパートメント オ ブ ケミストリー内 Fターム(参考) 4C060 MM18 4C081 AA03 AA14 AC02 BA16 CD11 DA02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局所的適用による治療用途に適した生分解性で非トロンボゲ
    ン形成性の組織適合性材料を含むシートであって、このシートが可とう性、水和
    可能かつ活性化可能であることによってシートが組織に結合し、結合時にシート
    の原形を保持する、シート。
  2. 【請求項2】 前記組織適合性材料がタンパク質である、請求項1記載のシ
    ート。
  3. 【請求項3】 前記組織適合性材料がアルブミンである、請求項1記載のシ
    ート。
  4. 【請求項4】 活性化の可視的な指示をもたらす光によって活性化可能な添
    加剤を含有する、前記のいずれか一つの請求項に記載のシート。
  5. 【請求項5】 前記組織適合性材料が、活性化可能な接着剤からなるコーテ
    ィングを保持する、前記のいずれか一つの請求項に記載のシート。
  6. 【請求項6】 前記コーティングが、処理されるべき組織領域に接触するよ
    うに意図された部位の周囲に延びている、請求項5記載のシート。
  7. 【請求項7】 前記組織適合性材料が、前記シートが適用された湿潤面へと
    前記シートが付着した状態で留まるのに充分な量の可塑剤を含む、前記のいずれ
    か一つの請求項に記載のシート。
  8. 【請求項8】 前記組織適合性材料が部分的に架橋または活性化されている
    、前記のいずれか一つの請求項に記載のシート。
  9. 【請求項9】 支持層を備えている、前記のいずれか一つの請求項に記載の
    シート。
  10. 【請求項10】 更に治療剤を含む、前記のいずれか一つの請求項に記載の
    シート。
  11. 【請求項11】 熱によって活性化可能な、前記のいずれか一つの請求項に
    記載のシート;および 前記材料へと熱を伝達し得る活性化可能な発熱物質 からなる複数の分離可能な層を含む、傷用医療材。
  12. 【請求項12】 前記材料に加わった熱の可視的な指示をもたらす指示剤も
    含む、請求項11記載の傷用医療材。
  13. 【請求項13】 前記指示剤が使用の際に最上層を構成する、請求項12記
    載の傷用医療材。
  14. 【請求項14】 前記のいずれか一つの請求項に記載の無菌シートまたは傷
    用医療材を備えるパッケージ。
  15. 【請求項15】 組織を処置する方法であって、請求項1−13のいずれか
    一つの請求項に記載のシートまたは傷用医療材を組織へと適用すること、および
    これを活性化することによってこれを前記組織へと結合させる方法。
JP2000565937A 1998-08-21 1999-08-20 局所的な治療用の活性化可能なシート Withdrawn JP2002523146A (ja)

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GB9818362.7 1998-08-21
GB9828344.3 1998-12-22
GBGB9828344.3A GB9828344D0 (en) 1998-12-22 1998-12-22 Therapeutic product
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AU5434199A (en) 2000-03-14

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