JP2002522181A - 不整脈の処置装置 - Google Patents

不整脈の処置装置

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JP2002522181A JP2000564708A JP2000564708A JP2002522181A JP 2002522181 A JP2002522181 A JP 2002522181A JP 2000564708 A JP2000564708 A JP 2000564708A JP 2000564708 A JP2000564708 A JP 2000564708A JP 2002522181 A JP2002522181 A JP 2002522181A
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Abstract

(57)【要約】 心房カーディオバータと、その動作方法である。心房カーディオバータは、連続的なR波間の間隔を測定し、連続的なR波間の測定された間隔の関数として心室の逸脱間隔を規定し、心室の逸脱間隔期間中にR波が存在しない場合に心室逸脱間隔の終了時に心室ペーシング・パルスを給送する。心房カーディオバータは、心室ペーシング・パルスの給送後に同期間隔を規定し、同期間隔の期間中R波が存在しない場合に、同期間隔の終了後に生じる、R波に同期した心房カーディオバージョン・パルスを給送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、頻拍性不整脈(速心博)の処置に関し、特に心房および心室の脱分
極に関して適切な時点における心房カーディオバージョンおよびディフィブリレ
ーションのショックの給送を行う装置に関する。
【0002】 処置されている房室における脱分極に対する心房と心室のカーディオバージョ
ンの同期が処置の効能を改善することが長い間認められてきた。例えば、検知さ
れたR波に対する心室カーディオバージョン・ショックの同期が、Engle等
の米国特許第4,375,817号に開示されている。検知されたR波に対する
心房または心室の頻脈または細動の処置を意図したカーディオバージョン・ショ
ックの同期は、Zipesの同第4,384,585号に開示されている。検知
されたP波に対する心房カーディオバージョン・ショックの同期は、Mirow
ski等の同第4,572,191号に開示されている。
【0003】 1つの房室の頻拍性不整脈の終了を意図したカーディオバージョンまたはディ
フィブリレーションのショックの給送は、他の房室における頻拍性不整脈を誘起
し得る。心室における頻拍性不整脈の誘起に関する危険は充分に大きく、心房デ
ィフィブリレーション・パルスが心室の損傷を受けやすい期間を避けるように調
時される必要があることが長い間認められてきた。このような結果を確保する最
も一般的な試みは、Zipesの米国特許第4,384,585号に開示される
ように、関連する心室の損傷を受けやすい期間を避けるために、検知された心室
の脱分極に充分に同期された心房ディフィブリレーションまたはカーディオバー
ジョンのパルスを給送することであった。充分に速い心室心博が存在する場合に
、心室の脱分極に続く損傷を受けやすい期間が、次に生じる心室の脱分極の発生
時間を含むように延長し得ることもまた認められてきた。このような場合、Zi
pes等による論文「同期的な心臓内カーディオバージョン(Synchron
ous Intracardiac Cardioversion)」(Mod
ern Cardiac Pacing、727−743ページ、1985年B
arold,Futura Publishing Co.編)に論述されたよ
うに、カーディオバージョン・パルスの給送に対する安全時間はない。
【0004】 速すぎる心室の心博に同期されたカーディオバージョン・パルスが心室の不整
脈または細動を誘起するおそれがあるので、植込み可能カーディオバータは、典
型的に、カーディオバージョン・ショックの給送に対する前提要件として最短の
R−R間隔が経過することを保証する方法を含むものであった。速すぎる心室の
心博に同期されるカーディオバージョン・パルスの給送を防止する1つのこのよ
うな同期方法は、Medtronic社製のモデル7210である植込み可能な
経心室カーディオバータにおけるように、ショックが直前の心室の脱分極に続い
て規定される規定不応期間外における心室の脱分極に同期されることを要求する
ことである。このような装置は前記の不応期間において心室の脱分極を検知でき
かつこのような脱分極に続く新たな不応期間を開始することになるが、かかる脱
分極に同期したカーディオバージョン・パルスを給送しない。前掲のZipes
等の論文において反映されるように、モデル7210の装置により提供される経
心室カーディオバージョン療法は、心室性か上室性のいずれの頻拍性不整脈でも
処置するのに用いることが可能である。
【0005】 検知されたR波に対する更に複雑な同期方法は、米国特許第5,486,19
8号に記載され、この方法では、R波と直前のR波との間のR−R間隔が直前の
R−R間隔より短い規定量に比べて大きいかあるいはそれ以上ではない場合にの
みR波に同期してショックが供される。先に述べた方法のような検知されたR波
に対する同期方法では、不都合なことに、速すぎる心室の心博が存在する場合に
心房カーディオバージョン・ショックの安全な給送は可能でない。
【0006】 心室の損傷を受けやすい期間中の心房カーディオバージョン・ショックの給送
を防止する代替的な方法は、介在する検知された心室脱分極が存在しない場合に
、前のR波に続く規定間隔後にショックを給送することであり、規定される間隔
は前のR波と関連する損傷を受けやすい期間中は給送を阻止するだけ充分に長い
。このような同期方法は、Mehraの米国特許第5,411,524号に開示
されている。このMehraの特許に開示されるように、規定される間隔は、検
知された心室の心博の関数として変化するが、予め規定された最短期間よりは長
くなければならず、従ってこれもまた速すぎる心室の心博が存在する場合は利用
できない。
【0007】 心臓の房室の損傷を受けやすい期間中にカーディオバージョン・パルスの給送
を避ける更なる方法は、房室をペーシングし、このペーシング・パルスに続く不
応期間内にカーディオバージョン・パルスを給送することである。このような1
つの試みもまた、Mehraの米国特許第5,411,524号に開示されてお
り、これにおいては心房カーディオバージョン・パルスが1つの心室ペーシング
・パルスに同期され、これもMehraの同第5,193,536号においては
、心室カーディオバージョン・パルスが一連の心室ペーシング・パルスの最後の
パルスに同期される。両特許において、心室ペーシング・パルスの逸脱間隔は、
固有の心室脱分極を分ける間隔より短くなるように計算される。これらの方法は
、不都合にも、オーバードライブの心室のペーシング・パルスに対する同期が安
全を損なうほど速い心室拍動の場合は、必ずしも有効ではない。
【0008】 発明の概要 本発明は、他の方法では安全な心房カーディオバージョンを阻害するほど速い
心室拍動が存在する場合でも、心房カーディオバージョン・パルスの安全な給送
を行う植込み可能な心房ディフィブリレータを提供する。当該装置は、徐脈ペー
シング時に観察される現象に似た現象を利用し、これを心房カーディオバージョ
ン同期法との関連における新規な用法に転じるものである。徐脈ペーシングにお
いては、検知されたR波に密に調時されたオーバードライブの心室ペーシング・
パルスの給送が、PVCに続く補償的な休止とちょうど同じように、長いR−R
間隔をその後に生じることが観察されている。このような現象が心房細動が存在
する場合でも現われることが発明者によって判った。このような事実は更に、非
常に速い心室拍動が存在する場合の心房カーディオバージョン・パルスの安全な
給送を可能にする心房カーディオバージョン同期方法の開発を可能にした。
【0009】 本発明の装置は、前掲のMehraの特許第5,411,524号に記載され
た方法と同様に、心房細動が存在する場合にR波を分ける間隔を計測して比較的
短い心室のペーシング逸脱間隔を計算し、この間隔の終了時に心室ペーシング・
パルスが給送される。しかし、当該装置は、給送された心室ペーシング・パルス
に同期された心房カーディオバージョン・パルスの給送ではなく、予期される給
送されたペーシング・パルスに続く長い固有R−R間隔に依存して、前の心室ペ
ーシング・パルス間隔より長く更に前の固有R−R間隔よりも長い給送されたペ
ーシング・パルスに続く同期間隔を規定する。同装置は、その後、同期間隔が終
了した後に次の検知R波が生じるならば、このR波の発生時に心房カーディオバ
ージョン・パルスを給送する。本発明の一部の実施の形態においては、この装置
は、検知されたR波が存在しない場合は、同期間隔より長い低い拍動間隔の終了
時にカーディオバージョン・パルスを単独で、あるいは給送された心室ペーシン
グ・パルスと関連して給送することもできる。
【0010】 本発明における同期方法は、ある点では先に述べた同期方法のそれぞれと類似
するが、これら方法のいずれも達成できない結果を提供する。オーバドライブの
心室ペーシング・パルスが、心房カーディオバージョン・パルスの同期給送のた
めそれ自体は安全に用いられるR波をトリガする必要がないので、Mehraの
特許第5,411,524号の同期方法が安全に用いられない状況において、ペ
ーシング・パルスを給送することができる。給送されたオーバドライブの心室ペ
ーシング・パルスが増加した固有のR−R間隔をトリガするので、通常は同期さ
れた心房カーディオバージョンの安全な給送には速すぎる心室拍動が存在する場
合でも、心房カーディオバージョン・パルスの安全な給送を許容するため比較的
長い同期間隔を用いることができる。
【0011】 望ましい実施の形態の詳細な記述 図1は、本発明によるディフィブリレータ(除細動器)およびリード線のセッ
トを示している。心室リード線は、管状絶縁被覆により相互に分離された3本の
同心状コイル導線を含む長いリード線絶縁体16を含んでいる。このリード線の
遠端部に隣接して、リング電極24と、絶縁電極ヘッド28内に引っ込み可能に
取付けられた延伸可能な螺旋状電極26と、長いコイル状ディフィブリレーショ
ン電極20とがある。これら電極の各々は、リード線絶縁体16内のコイル状導
線の1本に接続されている。電極24および26は、心臓ペーシングと心室の脱
分極の検知とのために用いられる。リード線の近端部には、3本の導線を持ちそ
れぞれがコイル状導線の1本に接続された二股状のコネクタ14がある。ディフ
ィブリレーション電極20は、プラチナ、プラチナ合金あるいは植込み可能なデ
ィフィブリレーション電極に使用可能なことが知られる他の材料から作られ、長
さが約5cmである。
【0012】 心房/SVCリード線は、ほぼ心室リード線の構造に対応する管状絶縁被覆に
より相互に分離された3本の同心コイル導線を支持する長いリード線絶縁体15
を含んでいる。リード線のJ字形の遠端部に隣接して、絶縁電極ヘッド19内に
引っ込み可能に取付けられたリング電極21と延伸可能な螺旋状電極17とがあ
る。電極はそれぞれ、リード線絶縁体15内のコイル状導線の1本に接続されて
いる。電極17および21は、心房ペーシングと心房の脱分極との検知のために
用いられる。長いコイル状ディフィブリレーション電極23は、電極21の近く
に設けられ、リード線絶縁体15内の3番目の導線に接続されている。電極23
は、長さが5cm以上であり、SVCから三尖弁に向けて伸びる形態であること
が望ましい。リード線の近端部には、コイル状導線の1本にそれぞれ接続されて
いる3つの電気コネクタを含む二股状コネクタ13がある。
【0013】 冠状静脈洞リード線は、長いコイル状ディフィブリレーション電極8に接続さ
れた1本のコイル状導線を持つ長いリード線絶縁体6を含んでいる。図には破線
で示される電極8は、冠状静脈洞および大静脈内に配置されている.リード線の
近端部には、コイル状導線い接続された電気コネクタを含むコネクタ・プラグ4
がある。冠状静脈洞/大静脈電極8は、長さが約5cmである。
【0014】 植込み可能なペースメーカ/カーディオバータ/ディフィブリレータ10は、
リード線、コネクタ・ブロック12内へ挿入されたリード線コネクタ組立体4、
13、14と組合わせて示されている。任意に、ペースメーカ/カーディオバー
タ/ディフィブリレータ10のハウジング11の外面部の絶縁は、一部の単極心
臓ペースメーカに現在用いられるように、例えばパリレンまたはシリコーンゴム
であるプラスチック・コーティングを用いて提供される。しかし、この外面部は
、未絶縁のままでもよく、あるいは絶縁部と未絶縁部間の他の分離方法を用いて
もよい。ハウジング11の未絶縁部は、任意に、心房または心室のいずれかを除
細動するのに用いられる経皮ディフィブリレーション電極として働く。無論、図
示したリード線セットの代わりに、他のリード線形態および電極位置とすること
もでである。例えば、心房のディフィブリレーションおよび検知電極は、別の心
房リード線に配置する代わりに、2リード線システムを可能にするため、冠状静
脈洞リード線または右心室リード線のいずれかに付設することもできる。
【0015】 図2は、本発明が有効に実施される植込み可能なペースメーカ/カーディオバ
ータ/ディフィブリレータの機能的概略図である。この図は、本発明が、心房の
不整脈のみを処置する療法を提供する装置、頻脈抑制ペーシング療法は提供しな
いカーディオバータおよびディフィブリレータ、および神経刺激または薬物投与
のような更に多くの形態の頻脈抑制療法を供給する装置を含む広範囲の装置の実
現に有効に実施されるものと信じられるから、本発明が具現される装置の形式の
事例であると見なすべきであり、限定と見なすべきではない。
【0016】 当該装置は、図1に示される電極を含むリード線システムが設けられる。無論
、代替的なリード線システムで置換することができる。図1の電極形態が用いら
れるならば、図示された電極への対応は下記のとおりである。電極311は、電
極11に対応し、植込み可能なペースメーカ/カーディオバータ/ディフィブリ
レータのハウジングの未絶縁部である。電極320は、電極20に対応し、右心
室に配置されたディフィブリレーション電極である。電極310は、電極8に対
応し、冠状静脈洞に配置されたディフィブリレーション電極である。電極318
、電極23に対応し、上位の大静脈に配置されたディフィブリレーション電極で
ある。電極324および326は、電極24および26に対応し、心室における
検知およびペーシングのために用いられる。電極317および321は、電極1
7および21に対応し、心房におけるペーシングおよび検知のために用いられる
【0017】 電極310、311、318および318は、高電圧の出力回路234に接続
される。電極324および326は、計測されたR波の振幅の関数として調整可
能な検知閾値を生じる自動利得制御増幅器の形態をとることが望ましいR波増幅
器(AMP)200に接続されている。電極324および326間で検知される
信号がその時の検知閾値を越えるとき常に、信号がR波出力線(R OUT)2
02に生成される。
【0018】 電極317および321は、これまたP波の振幅の関数として調整可能な検知
閾値を生じる自動利得制御増幅器の形態をとることが望ましいP波増幅器(AM
P)204に接続されている。電極317および321間で検知される信号がそ
の時の検知閾値を越えるとき常に、信号がP波出力線(P OUT)206に生
成される。R波増幅器200およびP波増幅器204の全般的な動作は、参考の
ため本文に援用される1992年6月2日発行のKeimel等の米国特許第5
,117,824号「生理的的電気信号を監視する装置(Apparatus
for Monitoring Electrical Physiologi
c Signals)」に開示された動作に対応する。
【0019】 利用可能な電極のどれがディジタル信号分析において使用される広帯域(0.
5−200Hz)増幅器(AMP)210に接続されるかを選択するために、ス
イッチ・マトリックス208が用いられる。電極の選択は、選択が要求に応じて
変更されるデータ/アドレス・バス(ADDR/DATA)218を介して、マ
イクロプロセッサ(μP)224により制御される。帯域通過増幅器210に接
続されるよう選択された電極からの信号は、マルチプレクサ(MUX)220へ
与えられ、その後、メモリー直接アクセス回路(DMA)228の制御下でラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)226に記憶するため、A/Dコンバータ2
22によって多ビット・ディジタル信号へ変換される。マイクロプロセッサ22
4は、当技術に公知の多数の信号処理方法の任意の方法を用いて患者の心博を認
識して分類するため、ランダム・アクセス・メモリ226に記憶されたディジタ
ル信号を特徴付けるディジタル信号分析手法を用いる。
【0020】 回路の残部は、心臓ペーシング、カーディオバージョンおよびディフィブリレ
ーションの療法の提供に専用され、本発明の目的のために、従来技術において公
知の回路に対応する。事例の装置は、次のようにペーシング、カーディオバージ
ョンおよびディフィブリレーションの諸機能を行うように開示される。ペーサ・
タイミング/制御回路212は、DDD、VVI、DVI、VDD、AAI、D
DI、その他当技術に周知である単室ペーシングおよび二室ペーシングの他のモ
ードと関連する基本的間隔を制御するプログラム可能ディジタル・カウンタを含
んでいる。ペーサ・タイミング/制御回路212は、当技術に周知である任意の
頻拍性不整脈の抑制ペーシング療法を用いて、心房および心室の両方における頻
拍性不整脈の抑制ペーシングと関連する逸脱間隔をも制御する。
【0021】 ペーサ・タイミング/制御回路212により規定される間隔は、AAV心房お
よび心室のペーシング逸脱間隔と、検知されたP波およびR波が逸脱間隔のタイ
ミング再開に有効でない不応期間と、ペーシング・パルスのパルス幅とを含む。
これらの間隔の持続時間は、メモリ226に記憶されたデータに応答してマイク
ロプロセッサ224により決定され、アドレス/データ・バス218を介してペ
ーサ・タイミング/制御回路212へ送られる。ペーサ・タイミング/制御回路
212は、マイクロプロセッサ224の制御下で心臓ペーシング・パルスの振幅
をも決定する。
【0022】 ペーシング期間中、ペーサ・タイミング/制御回路212内の逸脱間隔カウン
タは、線202および206における信号により示される如きR波およびP波の
検知時に、かつ電極317、321、324および326に接続されるペーサ出
力回路(A−PACE,V−PACE)214および216によるペーシング・
パルスのタイムアウト・トリガの生成時のペーシングの選択されたモードに従っ
て、リセットされる。逸脱間隔カウンタもまた、ペーシング・パルスの生成と同
時にリセットされ、これにより頻拍性不整脈の抑制ペーシングを含む心臓ペーシ
ング機能の基本的タイミングを制御する。
【0023】 逸脱間隔タイマにより規定される間隔の持続時間は、データ/アドレス・バス
218を介してマイクロプロセッサ224により決定される。検知されたR波お
よびP波によりリセットされたときに逸脱間隔カウンタに存在するカウントの値
は、R−R間隔、P−P間隔、P−R間隔、およびR−P間隔の持続時間を測定
するために用いられ、この測定結果はメモリ226に記憶され、更に詳細に述べ
るように、本発明に関して、種々の頻拍性不整脈の発生を診断するために用いら
れる。
【0024】 マイクロプロセッサ224は、その読出し専用メモリに記憶されたプログラミ
ングの制御下で動作する割込み駆動される装置として働き、検知されたP波およ
びR波の発生に対応し、かつ心臓ペーシング・パルスおよびカーディオバージョ
ン/ディフィブリレーション・パルスの生成に対応して、ペーサ・タイミング/
制御回路212からの割込みに応答する。これらの割込みは、データ/アドレス
・バス218を介して行われる。マイクロプロセッサ224により行われる必要
な数学計算、およびペーサ・タイミング/制御回路212により制御される値ま
たは間隔の更新は、このような割込みに続いて生じる。メモリ226の一部(図
4)は、患者の心臓がその時心房または心室の頻拍性不整脈を呈しているかどう
かを判定するために、ペーシングまたは検知の間隔の発生に応答して分析される
一連の測定間隔を保持することができる複数の循環バッファとして構成される。
【0025】 本発明は、頻拍性不整脈の発生を検出する技術に公知である任意の頻脈検出ア
ルゴリズムを用いる。例えば、心房細動および頻脈の検出のためのOlson等
の米国特許第5,545,186号に開示された検出方法が用いられ、あるいは
1996年5月14日出願のGillberg等の米国特許出願第08/649
,145号の方法が前記方法に代替される。Olsonの特許およびGillb
erg等の特許出願は、参考のため本文に援用される。あるいはまた、参考のた
め本文に援用されるAdamas等の米国特許第5,464,431号、Nap
pholz等の同第5,161,527号、あるいはOliveの同第5,10
7,850号に開示されるような植込みみ可能な心房カーディオバータに関して
用いられる他の公知の検出アルゴリズムもまた用いられる。本発明を具現する装
置は、先に述べたように、心室の頻拍性不整脈を処置する能力をも含んでいる。
このような能力が要求される場合には、前掲のOlsonの特許およびGill
berg等の特許出願における方法、ならびに全て参考のため本文に援用される
Duncanの米国特許第5,620,471号、Halusk等の同第4,8
30,006号、Pless等の同第4,880,005号、およびMcClu
re等の同第5,560,369号に開示された検出方法を含む任意の従来技術
の心室頻拍性不整脈の検出方法が用いられる。更に、装置が療法の給送の前提要
件としてそれ自体の検出方法は用いない、外部コントローラにより患者が療法の
給送を開始するような装置が構成される。この関連において、参考のため本文に
援用される1996年12月16日出願のPrieve等の米国特許出願第08
/764,865号に開示されたような患者の付勢装置が用いられる。あるいは
また、全て参考のため本文に援用されるDeCoriolis等の米国特許第5
,674,249号またはSchulmanの同第4,263,679号に開示
された種類の患者付勢装置も代替的に用いられる。特定の患者付勢装置の選択は
本発明の成果に対しては重要でなく、心房のカーディオバージョンまたはディフ
ィブリレーション療法の給送を開始するための任意の有効な方法を用いてもよい
【0026】 心房および心室の頻拍性不整脈が検出され、かつ頻拍性不整脈の抑制ペーシン
グ療法が要求される場合には、頻拍性不整脈の抑制ペーシング療法の生成を制御
するための適切なタイミング間隔が、マイクロプロセッサ224からペーサ・タ
イミング/制御回路212へロードされて、内部の逸脱間隔カウンタの動作を制
御し、かつR波およびP波の検出が逸脱間隔カウンタの再開には有効でない不応
期間を規定する。あるいはまた、全て参考のため本文に援用される1986年3
月25日発行のBerkovits等の米国特許第4,577,633号、19
89年11月14日発行のPless等の同第4,880,005号、1988
年2月23日発行のVollmann等の同第4,726,380号、1986
年5月13日発行のHolley等の同第4,587,970号に記載されるよ
うな頻拍性不整脈の抑制ペーシング・パルスのタイミングおよび生成を制御する
回路もまた使用される。
【0027】 カーディオバージョン・パルスまたはディフィブリレーション・パルスの生成
が要求される場合は、マイクロプロセッサ224が回路212における逸脱間隔
カウンタを用いて、このようなカーディオバージョン・パルスおよびディフィブ
リレーション・パルスのタイミング、ならびに関連する不応期間を制御する。カ
ーディオバージョン・パルスを要求する心房または心室の細動または頻拍性不整
脈の検出に応答して、マイクロプロセッサ224はカーディオバージョン/ディ
フィブリレーション制御回路230を付勢し、これが高電圧充電制御線(CHR
GE)240の制御下で充電回路236を介して高電圧コンデンサ246、24
8の充電を開始する。高電圧コンデンサにおける電圧は、VCAP線244を介
して監視され、この電圧は、マルチプレクサ220を介しかつマイクロプロセッ
サ224により設定される予め定めた値に達するのに応答してコンデンサ充満電
(CF)線254に結果として論理信号を生じて、充電を終了する。その後、デ
ィフィブリレーション・パルスまたはカーディオバージョン・パルスの給送のタ
イミングがペーサ・タイミング/制御回路212により制御される。細動または
頻脈の療法の給送に続いて、マイクロプロセッサが装置を心臓ペーシングへ戻し
て、ペーシングによる次の連続的な割込みまたは検知される心房または心室の脱
分極の発生を待機する。
【0028】 心室のカーディオバージョン・パルスおよびディフィブリレーション・パルス
の給送および同期のため、およびこれらパルスと関連するタイミング機能の制御
のための適切なシステムの実施の一形態が、参考のため本文に援用される199
3年2月23日発行のKeimelの同じ譲受人に譲渡された米国特許第5,1
88,105号に更に詳細に開示される。任意の公知の心室カーディオバージョ
ンまたはディフィブリレーションのパルス制御回路が、本発明と関連して使用可
能である。例えば、全て参考のため本文に援用される1983年5月24日発行
のZipesの米国特許第4,384,585号、前掲のPless等の同第4
,949,719号、およびEngle等の同第4,375,817号に開示さ
れたようなカーディオバージョン・パルスおよびディフィブリレーション・パル
スのタイミングおよび生成を制御する回路もまた用いられる。更に、ともに参考
のため本文に援用されるDuffin等による出願のPCT特許公告第WO95
/28987号およびMehra等による出願の同第WO95/28988号に
記載されるように、高周波パルス・バーストが電極317、321へ送られて心
房の頻拍性不整脈を終了する。
【0029】 図示された装置においては、カーディオバージョン・パルスまたはディフィブ
リレーション・パルスの給送が、制御バス(CONTROL)238を介して制
御回路230の制御下で出力回路234により達成される。出力回路234は、
単相パルスまたは二相パルスのどれが送られるか、ハウジング311がカソード
またはアノードのどちらとして働くか、およびどの電極がパルスの給送に関与す
るかを判定する。二相パルス療法の給送のための出力回路の一例は、前掲のMe
hraの米国特許および参考のため本文に援用される米国特許第4,726,8
77号に見出される。
【0030】 単相パルスの給送の制御に用いられる回路の一例は、これも参考のため本文に
援用される1992年11月17日発行のKeimelの同じ譲受人に譲渡され
た米国特許第5,163,427号に記載される。しかし、ともに参考のため本
文に援用される1990年9月4日発行のMehra等の同第4,953,55
1号または1989年1月31日発行のWinstromの同第4,800,8
83号に開示されたような出力制御回路もまた、二相パルスの給送のため本発明
を用いる装置と関連して用いられる。
【0031】 最近の植込み可能なカーディオバータ/ディフィブリレータにおいては、特定
の療法が医師により予め装置へプログラムされ、療法のメニューが典型的に提供
される。例えば、心房または心室の頻脈の最初の検出と同時に、頻脈抑制ペーシ
ング療法が選定されて、頻脈が診断される房室または両方の房室へ給送される。
頻脈の再検出時に、更に積極的な頻脈抑制ペーシング療法が予定される。頻脈抑
制ペーシング療法における反復した試みが失敗すると、その後により高レベルの
カーディオバージョン・パルスが選定される。頻脈終結のための療法もまた、検
出される頻脈の速さと共に変化し、療法は検出される頻脈の速さが増進するに伴
い激しさを増す結果になる。例えば、検出された頻脈の速さが予め設定した閾値
より高ければ、カーディオバージョン・パルスの給送に先立って頻脈抑制ペーシ
ングの低減の試みが行われる。従来技術の頻脈検出および処置の療法の記述に関
して先に述べた文献も同様に適用し得る。
【0032】 心房細動が識別される場合には、先に論じたような高周波バースト刺激が初期
に試みられる療法として用いられ得る。以降の療法は、典型的に5ジュールを越
える高振幅のディフィブリレーション・パルスの給送であり得る。更に低いエネ
ルギ・レベルが、カーディオバージョンに対して用いられる。現在利用可能な植
込み可能なペースメーカ/カーディオバータ/ディフィブリレータの場合におけ
るように、また前掲の文献に論議されたように、初期のパルスが細動を終了させ
ることに失敗するとこれに応答して、ディフィブリレーション・パルスの振幅が
増分される。頻拍性不整脈の抑制療法のこのような予め設定された療法メニュー
を示す従来技術の米国特許は、前掲のHalusk等の米国特許第4,830,
006号、Vollmann等の同第4,727,380号、およびHolle
y等の同第4,587,970号を含む。
【0033】 図3は、本発明の同期方法を示すシミュレーション電図およびタイミング図で
ある。このシミュレーション電図の解釈では、心房性細動が進行中であるものと
理解されるべきである。簡単にするため、心房脱分極は示されていない。R波4
00、402、404および406を含む速い心室搏動は、例えば400ミリ秒
より短い間隔で分離されて続いている。高電圧出力コンデンサを充電した後、図
2の装置は、R波400、402、404および406間のR−R間隔を測定し
て前のR−R間隔より短い心室逸脱間隔を得る。逸脱間隔409の終了時に、心
室ペーシング・パルス408が給送されてR波410をトリガする。ペーシング
・パルス408の給送と同時に、当該装置は、ペーシング・パルス408の給送
後、例えば400ミリ秒以上にわたる同期間隔411を開始する。ペーシング・
パルス408に続いて、ブランキング期間すなわち不応期間413もまた開始さ
れる。
【0034】 R波410をトリガするペーシング・パルス408の給送は、同期間隔411
の終了まで、以降のR波412の発生における遅延を生じる。R波412の検知
時に、同期間隔の終了後、当該装置は、R波410の不応期間から充分外して心
房カーディオバージョン・パルス416を給送する。R波が同期間隔411の期
間中に検知される場合は、当該装置は、ブランキング期間すなわち不応期間41
3の後に、同期シーケンスを再び開始してペーシング・パルス408と検知され
たR波とを分けるV−R間隔を測定し、このV−R間隔と前のR−R間隔とに基
いて新たな逸脱間隔を規定する。もし装置が例示した同期方法を用いてうまく同
期できなければ、装置は同期シーケンスを反復する。予め定めた最大期間内、あ
るいは給送されるオーバドライブのペーシング・パルスの予め定めた数以内で同
期されたカーディオバージョン・パルスまたはディフィブリレーション・パルス
をうまく給送できなかったとき、装置は、カーディオバージョン療法の試みを打
ち切り、正常な徐脈ペーシングへ戻る。
【0035】 本発明の同期方法は、装置により用いられる唯一の同期方法であり得る。しか
し、この方法が1つ以上の代替的な同期方法と共に装置に含まれるであろうこと
が予期される。本発明の同期方法は、例えば、代替的な同期方法を用いた同期に
の失敗に応答し、あるいは心博が代替的な同期方法の使用に不適切であるとの判
定に即して、用いられる。
【0036】 図4は、カーディオバージョン・パルスまたはディフィブリレーション・パル
スの給送を要求する心房頻拍性不整脈の検出に応答する、図1および図2の装置
の第1の動作方法を示す機能的フローチャートである。420における心房頻拍
性不整脈の検出後に、当該装置は、その高電圧出力コンデンサを充電し、コンデ
ンサ充電の完了時に、心室と同時の心房カーディオバージョン・ショックを給送
しようと試みる。装置は、任意に、心房カーディオバージョンのための多くの公
知同期方法の任意のものであり得る「SYNCH A」と図4に示された代替的
方法を用いる同期を最初に試みる。例えば、装置は、全て参考のため本文に援用
される、Keimelの米国特許第5,411,524号に記載されるように、
最小R−R間隔をカーディオバージョンに対する前提要件として単に規定し、あ
るいは、同第5,486,198号、同第5,411,525号および同第5,
193,536号に記載された他の色々なカーディオバージョン機構の任意のも
のを用いる。代替的なカーディオバージョン機構が利用できないか、あるいは4
24において使用できなければ、装置はただちに、図4に「SYNCH B」と
示された本発明のカーディオバージョン同期方法を用いる同期の試みへ進む。
【0037】 代替的なカーディオバージョン同期方法が424において利用できるものと仮
定すると、装置は、426において、この代替的な同期方法を用いて同期された
心房カーディオバージョン・ショックを給送しようと試みる。装置は、最初の最
大期間(例えば、30秒ないし3分間)の終了まで、あるいは同期の試みの予め
定めた回数(例えば、20回)、あるいは検出された心房頻拍性不整脈の432
における自発的終了まで、代替的な同期方法を用いて同期された心房カーディオ
バージョン・ショックを給送しようと試み続ける。装置が代替的な同期方法「S
YNCH A」を用いて心房カーディオバージョン・ショックの給送に成功する
か、あるいは頻拍性不整脈が終了するならば、装置は、442において徐脈ペー
シングへ戻る。
【0038】 代替的な同期方法「SYNCH A」を用いる同期の最大間隔が終了するか、
あるいは同期された心房カーディオバージョン・ショックの給送がうまくゆく前
に最大回数の試みに達するならば、装置は、434において、本発明の同期方法
「SYNCH B」を用いて同期を試みる。装置は、436におけるカーディオ
バージョン・ショックがうまく給送されるまで、あるいは本発明の方法を用いる
同期に対する第2の最大同期期間(例えば、30秒ないし3分)まで、あるいは
438における同期の試みの予め定めた回数(例えば、2ないし20回)まで、
あるいは440における心房の頻拍性不整脈の自発的終了の検出まで、本発明の
方法を用いて同期されたカーディオバージョン・ショックを給送しようと試み続
ける。これらの事象に続いて、装置は、442において徐脈ペーシングへ戻る。
【0039】 図5は、カーディオバージョン・パルスまたはディフィブリレーション・パル
スの給送を要求する心房の頻拍性不整脈の検出に応答する、図1および図2の装
置の第2の動作方法を示す機能的フローチャートである。当該装置は、520に
おける心房の頻拍性不整脈の検出後にその高電圧出力コンデンサを充電し、コン
デンサ充電の完了時に心室と同期した心房カーディオバージョン・ショックを給
送しようと試みる。次いで、この装置は、524において、図5で「SYNCH
A」と呼ばれる代替的な同期方法との同期が適切であるかどうかを判定する。
「SYNCH A」は、図4に関して先に述べたような心房カーディオバージョ
ンのための多くの公知の同期方法のいずれでもよい。装置は、例えば、心室の搏
動が過度に高い速さでなければ、524において代替的な同期方法「SYNCH
A」が適切であると判定する。心室の搏動が過度に高いとの判定は、例えば、
全てが300−400m秒のような規定された持続時間より短いV−V間隔で分
離された一連のR波に応答してなされ得、あるいは300−400m秒のような
規定された持続時間より短いV−V間隔の平均値で分離された一連のR波に応答
してなされ得る。代替的なカーディオバージョン機構が適切でなければ、装置は
、図5において「SYNCH B」と呼ばれる本発明のカーディオバージョン同
期方法を用いて、同期をただちに試みようとする。
【0040】 524において代替的なカーディオバージョン同期方法が適切であると判定さ
れるものとすると、装置は、526において代替的な同期方法を用いて同期され
た心房カーディオバージョン・ショックを給送しようとし、第1の最大期間の終
了まで、あるいは530における同期の試みの予め定めた回数まで、あるいは5
32における検出された心房の頻拍性不整脈の自発的終了まで、代替的な同期方
法を用いて同期された心房カーディオバージョン・ショックを給送しようと試み
続ける。あるいはまた、526における代替的な同期方法を用いる同期の各再試
行に先立ち、装置は、524において心室の搏動が代替的な同期方法の使用に適
した状態のままであるかどうかを判定し、もし適さなければ、本発明の同期方法
「SYNCH B」へ切換える。
【0041】 当該装置が代替的な同期方法「SYNCH A」を用いて心房カーディオバー
ジョン・ショックの給送に成功するならば、あるいは頻拍性不整脈が532にお
いて終局するならば、装置は542において正常なペーシングへ戻る。代替的な
同期方法「SYNCH A」を用いる同期に対する最大間隔が終了するか、ある
いは同期の試みの最大回数が同期された心房カーディオバージョン・ショックの
給送の成功前になされるならば、装置は、その後、本発明の同期方法「SYNC
H B」を用いて、534において同期を試み、あるいはまた、単に542にお
いて徐脈ペーシングへ戻る。
【0042】 代替的な同期方法が524において不適切であるならば、あるいはこの方法が
同期されたカーディオバージョン・ショックの給送に成功しなかったならば、装
置は、534において本発明の方法を用いて同期されたカーディオバージョン・
ショックを給送しようと試みる。装置は、536においてカーディオバージョン
・ショックがうまく給送されるまで、あるいは第2の最大同期期間の終了まで、
あるいは538において同期の試みの第2の最大回数まで、あるいは540にお
いて心房頻拍性不整脈の自発的終了が検出されるまで、本発明の同期方法(SY
NCH B)を用いて、同期されたカーディオバージョン・ショックの給送を試
み続ける。これらの事象のいずれかに続いて、装置は、542において徐脈ペー
シングへ戻る。
【0043】 図6は、本発明の同期方法の動作を更に詳細に示す機能的フローチャートであ
る。このフローチャートは、それぞれ図4および図5において434および53
4で示された機能ブロックに対応しており、このフローチャートには、代替的な
同期機構「SYNCH A」が424または524において利用できるか適切で
ないかの判定に応答して、あるいは430または530において「SYNCH
A」に対して利用し得る同期の試みの最大期間または最大回数の終了に応答して
進む。これに応答して、装置は、444において1つ以上の前のR−R間隔およ
びV−R間隔の持続時間を測定し、446において心室の逸脱間隔を得る。心室
逸脱間隔は、例えば、1つ以上のR−R間隔にわたる平均的なR−R間隔のある
比率となり、あるいは1つ以上の前のR−R間隔にわたるR−R間隔の最も短い
間隔のある比率に等しい。いずれの場合も、この趣旨は、逸脱間隔ができるだけ
次の検知R波の前に終了するよう充分に短い心室逸脱間隔を規定することにある
。448において、装置は、逸脱間隔が終了したかどうかを調べる。もし終了し
なければ、装置は、452において、心室の検知される事象が生じたかどうか判
定するために調べる。このようなプロセスは、448における逸脱間隔の終了か
452におけるR波の検知までに生じる。R波が逸脱間隔の終了に先立ち452
において検知される場合は、装置は、444においてR−R間隔を測定し、同期
の試みが458において不成功を通知し、図4のフローチャートへ戻り、同期に
対する最大間隔が終了したか、あるいは同期試みの最大回数に達したかどうか、
あるいは下地となる不整脈が終了したかを判定する。もしそうでなければ、装置
は、444において新たに測定されたR−R間隔を用い、かつ446において新
たな逸脱間隔を計算して、新たな同期シーケンスを開始することになる。448
において逸脱間隔が終了するものと仮定すると、心室の脱分極をトリガする意図
により、450において心室ペーシング・パルスが給送される。次に、装置は、
454における同期間隔の終了か、あるいは456における心室の脱分極の検知
のいずれまで待機する。456において心室の脱分極が検知される場合は、ブラ
ンキング期間すなわち不応期間後、あるいは同期間隔の終了に先立ち、装置は、
444においてV−R間隔を測定し、458において同期の試みが成功しなかっ
たことを通知し、不整脈が依然として存在しかつ本発明の方法を用いる同期の最
大期間が終了しなかったものと仮定して、494において測定されたV−R間隔
を用いて新たな同期の試みを再び開始し、446において新たな逸脱間隔を計算
する。
【0044】 検知された前の心室事象がなく454における同期間隔が終了すると、装置は
、460において心室の検知事象の発生を、または456において、例えば装置
の徐脈ペーシング速さに等しい心室の低速期間の終了を待機する。同期間隔の終
了後に検知されたR波に応答して、かつ低速の間隔の終了に先立ち、装置は、4
62においてカーディオバージョン・ショックを給送し、464において同期方
法が成功したことを表示する。その後、装置は、徐脈ペーシング動作へ戻り、カ
ーディオバージョン・ショックが検出された心房頻拍性不整脈を終了したか否か
を判定しようと試みる。
【0045】 466において前の検知された心室の脱分極もなく心室の低速間隔が終了する
ならば、装置は、468において心室ペーシング・パルスを給送し、給送された
心室ペーシング・パルスに同期されたカーディオバージョン・ショックを給送す
る。あるいはまた、装置は、466において低速の間隔の終了時にカーディオバ
ージョン・ショックを送るだけである。装置は、464において同期方法が成功
したことを知り、次いで装置は徐脈ペーシングへ戻り、給送されたカーディオバ
ージョン・パルスが検出された心房頻拍性不整脈の終了に成功したか否かを判定
しようと試みる。
【0046】 上記の実施の形態においては、当該装置は、単一のオーバドライブの心室ペー
シング・パルスを同期間隔のタイミングに先立ち供給する。また、装置が一連の
2つ以上の心室ペーシング・パルスを、同期間隔の開始に先立って規定された逸
脱間隔で代替的に給送することも理解すべきである。更に、装置は、基本的ペー
シング速さに対応する低速の間隔の終了時に、心室ペーシング・パルスおよびカ
ーディオバージョン・パルスを、あるいはカーディオバージョン・パルスのみを
供給するとして記述されており、前記間隔は典型的に同期間隔より著しく長い。
しかし、この間隔は、その代わり、基底ペーシング速さに対応する間隔より著し
く短い間隔、例えば同期間隔後に100−200m秒に過ぎない間隔の終了時に
カーディオバージョン・ショックを給送し得る。
【0047】 以上の開示は、心房および心室における検知事象が頻拍性不整脈を処置する電
気的療法の給送を制御するために用いられる装置を記載している。このような装
置の商業的な実施の形態が要求される多数の計算や分析のステップを行うために
マイクロプロセッサの使用を必要とするように見えるが、前述の開示においてマ
イクロプロセッサにより提供される検出基準の一部または全てが、ディジタル回
路の逐次動作を制御するために、完全特注の集積回路、特に、ともに参考のため
本文に援用される、Markowitz等の米国特許第5,088,488号お
よびSivula等の同第5,052,388号に開示された回路の一般的な品
目に沿った、状態カウンタが格納ソフトウエアの代わりに用いられる回路によっ
て提供されるという可能性の領域内に含まれる。このため、以上の記述は、頭書
の請求の範囲の解釈に関して限定ではなく事例と見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人間の心臓に関して本発明を実施する際の使用に適する形式の植込み可能なペ
ースメーカ/カーディオバータ/ディフィブリレータの第1の実施の形態を示す
図である。
【図2】 本発明が実施される植込み可能なペースメーカ/カーディオバータ/ディフィ
ブリレータを示す概略機能図である。
【図3】 本発明を実施した装置により使用される同期方法を示す図である。
【図4】 本発明による装置の望ましい実施の形態の同期方法の動作の第1の実施の形態
を示す機能的フローチャートである。
【図5】 本発明による装置の望ましい実施の形態の同期方法の動作の第2の実施の形態
を示す機能的フローチャートである。
【図6】 本発明の同期方法の動作の詳細を示す機能的フローチャートである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月30日(2000.8.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的なR波間の間隔を測定する手段と、連続R波間の測定
    された間隔の関数として心室の逸脱間隔を規定する手段と、心室の逸脱間隔の期
    間中にR波が存在しないとき心室の逸脱間隔の終了時に心室ペーシング・パルス
    を給送する手段と、心室ペーシング・パルスの給送後に同期間隔を規定する手段
    と、前記同期間隔の期間中にR波がないとき、該同期間隔の終了後に生じるR波
    に同期された心房カーディオバージョン・パルスを給送する手段と、 を備える心房カーディオバータ。
  2. 【請求項2】 前記心室ペーシング・パルスの給送後に、同期間隔より長い
    延長された時間間隔を規定する手段と、延長された前記時間間隔の終了に応答し
    て心房カーディオバージョン・パルスを給送する手段とを更に備える請求項1記
    載のカーディオバータ。
  3. 【請求項3】 前記心室ペーシング・パルスの給送後に同期間隔より長い延
    長された時間間隔を規定する手段と、延長された前記時間間隔の終了に応答して
    、更なる心室ペーシング・パルスと心房カーディオバージョン・パルスとを給送
    する手段とを更に備える請求項1記載のカーディオバータ。
  4. 【請求項4】 第1の同期方法に従ってR波に同期した心房ディフィブリレ
    ーション・パルスを給送する手段と、第2の同期方法に従ってR波に同期した心
    房ディフィブリレーション・パルスを給送する手段と、前記第1の同期方法と前
    記第2の同期方法とから選択する手段と、 を備え、第1の同期方法に従ってR波同期心房ディフィブリレーション・パルス
    を給送する前記手段が更に、 連続的なR波間の間隔を測定する手段と、連続的なR波間の測定された間隔の
    関数として心室の逸脱間隔を規定する手段と、前記心室逸脱間隔の期間中R波が
    存在しない場合に心室逸脱間隔の終了時に心室ペーシング・パルスを給送する手
    段と、心室ペーシング・パルスの給送後に同期間隔を規定する手段と、同期間隔
    期間中にR波が存在しない場合に同期間隔の終了後に生じるR波に同期された心
    房カーディオバージョン・パルスを給送する手段と、 を含む心房カーディオバータ。
  5. 【請求項5】 第1の同期方法に従ってR波が同期した心房ディフィブリレ
    ーション・パルスを給送する前記手段が更に、前記心室ペーシング・パルスの給
    送後に、同期間隔より長い延長された時間間隔を規定する手段と、前記延長され
    た時間間隔の終了に応答して心房カーディオバージョン・パルスを給送する手段
    とを含む請求項7記載のカーディオバータ。
  6. 【請求項6】 第1の同期方法に従ってR波が同期した心房ディフィブリレ
    ーション・パルスを給送する前記手段が更に、前記心室ペーシング・パルスの給
    送後に、同期間隔より長い延長された時間間隔を規定する手段と、前記延長され
    た時間間隔の終了に応答して更なる心室ペーシング・パルスと心房カーディオバ
    ージョン・パルスとを給送する手段とを含む請求項7記載のカーディオバータ。
  7. 【請求項7】 前記選択手段が、R波レート測定手段と、速いR波レートに
    応答して前記第1の同期方法を選択する手段とを含む請求項7記載のカーディオ
    バータ。
  8. 【請求項8】 前記選択手段が、第2の同期方法に従ってR波に同期した心
    房ディフィブリレーション・パルスを給送する前記手段の動作が心房カーディオ
    バージョン・パルスの給送を結果として生じるかどうかを判定する手段と、第2
    の同期方法に従ってR波に同期した心房ディフィブリレーション・パルスを給送
    する前記手段の失敗に応答して、前記第1の同期方法を選択するため心房カーデ
    ィオバージョン・パルスを給送する手段とを含む請求項7記載のカーディオバー
    タ。
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