JP2002520969A - 動き画像からの自動化された3次元シーン走査方法 - Google Patents

動き画像からの自動化された3次元シーン走査方法

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JP2002520969A JP2000560551A JP2000560551A JP2002520969A JP 2002520969 A JP2002520969 A JP 2002520969A JP 2000560551 A JP2000560551 A JP 2000560551A JP 2000560551 A JP2000560551 A JP 2000560551A JP 2002520969 A JP2002520969 A JP 2002520969A
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ザーン,アーサー
フェジェス,サンダー
チェン,ジンロン
ウォポティッシュ,ローマン
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Abstract

(57)【要約】 動き画像から対象の完全にテクスチャリングされた3次元モデルを自動的に発生するシステムが開示される。システムは、顕著な特徴の演算子を用いて、検出された顕著な特徴に基づいて動き画像中の顕著な特徴を追跡する。特徴追跡マップは、追跡される顕著な特徴を含む特徴ブロックを構成するために使用され、各特徴ブロックは、透視法カメラ動き推定プロセスに対する解を与えるよう制御されるカメラ動き推定プロセスへの入力として与えられ、メッシュモデルを発生するために使用される稠密点が抽出される。最後に、メッシュモデルは動き画像に対してテクスチャリングされ、それにより完全にテクスチャリングされた3次元モデルが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [関連出願に対する相互参照] 本願は、ここに参照として組み入れられる1998年7月20日出願の「Scen
e Scanning Apparatus and Methods」なる名称の米国仮特許出願第60/093
,492号に対して優先権を主張する。
【0002】 [発明の背景] [発明の属する技術分野] 本発明は概して画像に基づく動き推定及び検出システムに関連し、更に特定的
にはビデオ撮像システムによって生成される動き画像から3次元シーンをモデリ
ングする方法及びシステムに関する。
【0003】 [関連技術の説明] シーンの多数の画像からシーンの3次元(3D)構造を決定する問題は、写真
測量法の分野における重要な流れであり、これに対する解法は1800年代後半
から利用可能であった(Atkinson, K. B.,"Instrumentation For Non-Topograph
ic Photogrammetry"; American Society for Photogrammetry and Remote Sensi
ng; 1989参照)。簡単に言えば、3次元空間において選択された制御点の位置を
決定するために、その点が6度の自由度で正確に既知の2つのカメラ位置から撮
像された少なくとも2つの写真中で正確且つはっきりと位置が決定されうる場合
は、リセクション法や交点測量法といった視差に基づく三角測量技術が使用され
うる(Williamson, James R., and Brill, Michael H; "Dimensional Analysis
Through Perspective"; Kendall/Hunt Publishing; 1990参照)。歴史的に、制
御点は、1つの画像中の顕著な視覚特徴を選択すること、及び他の画像中の同じ
特徴を手動選択することによってユーザによって決定される。プロセスは非常に
労働集約的である。
【0004】 多数のカメラ位置と各画像間の多数の特徴対応の網を用いることにより、多く
の選択された制御点の3D位置を決定するために一連の連立式を解くことができ
る。カメラ位置が既知であれば、式は線形であり、カメラ位置が未知であれば、
式は非線形である。非線形の場合は多くの計算を必要とし、精密さの誤差及び安
定性の問題を生じやすい。非線形の場合は、解が収束するためには、少なくとも
幾つかのカメラパラメータの最初の近似が必要である(McGlone, Chris J; "Ana
lytic Data Reduction Schemes In Non-Topographic Photogrammetry"; America
n Society for Photogrammetry and Remote Sensing; 1989参照)。様々な写真
測量問題を解決するために、高価な軍事用パッケージから、米国テネシー州Eliz
abethtonの3D Construction Company製の"3D Builder"及びカナダ国ブリティッ
シュコロンビア州VancouverのEos Systems社製の"Photomodeler"といった近年の
消費者向け価格のデスクトップ製品に至るまで様々なソフトウエアパッケージが
市販されている(Ruther, H.; "An Overview of Software In Non-Topographic
Photogrammetry" American Society for Photogrammetry and Remote Sensing;
1989参照)。
【0005】 視覚特徴は異なる視角からは異なって見え、コンピュータに基づくマッチング
技術は広く異なったビューでは建物の隅といった特徴を認識するのに十分に洗練
されたものではないため、少数のカメラ位置を用いて特徴対応付けプロセスを強
固に自動化するには曖昧さがありすぎる。
【0006】 従って、一連のビデオフレームから3次元構造及びカメラの動きを自動的に決
定する必要がある。自動化された写真測量法の分野では多くの努力がなされてき
た。その多くは、1990年論文(Debrunner, Christian Hans; "Structure an
d Motion From Long Image Sequences"; Ph. D. Thesis; University of Illino
is, 1990参照)で最初に提案されたいわゆる「動き分解(ファクトライゼーショ
ン)」方法を用いたものである。アプローチは、制御点データの大きいマトリッ
クスをカメラ動きマトリックス及びシーン構造マトリックスへ分解するために特
異値分解を使用する。ビデオの幾つかのフレームが解析された後、シーンの3次
元構造のかなりの近似が形成されはじめ、これは新しいビデオフレームが受信さ
れるたびに特異値分解を増分的に再計算することによりシステム雑音の限界を改
善させる。しかしながら、動きファクトライゼーションアプローチは、幾つかの
欠点を有する。
【0007】 (1)ファクトライゼーションは、ファクトライゼーションマトリックスを完
全に埋めるために各可視特徴がビデオシーケンス中の各フレーム間で対応付けら
れることを必要とする。これは、一般的にはカメラの最大の動きを厳しく制限し
、対象の全ての面を含む単一の3次元モデルを発生するためのアプローチを用い
ることを困難とする。また、画像シーケンスの全てのフレーム間で対応付けられ
ることができない全ての視覚特徴が対応付けられないため、抽出されるポリゴン
メッシュの密度を制限する。
【0008】 (2)ファクトライゼーションは、単一の誤って追跡された特徴でさえ抽出さ
れた3次元構造全体をかなり変更しうるため、特徴追跡誤りに対する感度が高い
。これは、ファクトライゼーションを画像シーケンス中の最も顕著な特徴につい
てのみ使用されるよう制限し、まばらな3次元点の雲を生じさせる。
【0009】 (3)ファクトライゼーションは、制御された実験証明外のかなりの誤りを導
入しうるかなりのカメラモデル近似及び仮定(例えば正投影、弱い透視又は疑似
透視投影)を含む。真の透視投影を用いたファクトライゼーションは非線形であ
り、しばしば収束しないため、殆どのファクトライゼーションは弱い透視を用い
る。弱い透視は、対象がカメラへの距離に対して非常に小さい奥行きを有する場
合、即ち実際の対象が理想的に無限遠に或る場合にのみ近似されうる状態の場合
にのみ、対象の正しい形状を生じさせる。
【0010】 ファクトライゼーションプロセスは、興味深いアプローチであり、自動化され
た写真測量法における解法の1つを提供する。それでもなお、仮定と条件は制限
が厳しすぎ、多くの実際の適用について非現実的なものである。従って、上述の
制限が克服されたときに、ファクトライゼーションプロセスは実際的な解法を与
えるために使用されうる。
【0011】 [発明の概要] 本発明は、一連の動き画像から対象の完全にテクスチャリングされた3次元モ
デルを自動的に発生する技術に関連する。本願に記載される本発明によって用い
られる3次元モデリングシステムは、単純な人工部分から自然の情景まで広い範
囲の3次元対象又は目標をモデリングするために使用されうる。
【0012】 本発明の1つの面によれば、動き画像は、ビデオカメラ又は対象の周りを又は
対象に対して徐々に動かされるスチル写真カメラを用いて発生される。顕著な特
徴の演算子は、最初の画像又は追跡されている間に幾らかの特徴を失ったように
見える画像に対して適用される。抽出された顕著な特徴を用いて、これらの顕著
な特徴の追跡は、各顕著な特徴のために発生された多解像度特徴構造を用いて実
行される。
【0013】 本発明の他の面によれば、特徴追跡マップを用いて特徴ブロックが構築され、
夫々が帰還補正システムに用いられるファクトライゼーションプロセスへの入力
として与えられる。ファクトライゼーションプロセスは正投影条件下で作用する
ため、ファクトライゼーションプロセスからの結果は、正投影をエミュレートす
るために特徴の画像位置を調整するために再帰的に使用され、それにより完全な
動きを得るために一緒にされる有効なカメラ動きセグメントが導出される。再帰
的帰還フレームワークに埋め込まれる正投影ファクトライゼーションを用いるこ
とにより、正確なカメラの動き及び真の透視法カメラからの3次元点を得る機構
が提供される。
【0014】 本発明の他の面により、非線形最適化法といった大局最適化技術を用いて、得
られたカメラの動きによる3次元点の3次元座標が精密にされ、それにより元の
場所に対する逆投影誤差が最小化される。
【0015】 本発明の他の面によれば、複数の稠密点が検出され、これらの稠密点の拡張的
な検出を回避し偽の一致を減少させるため、エピポーラ線及びカメラの動きにつ
いての知識による制約を用いて追跡される。次に、稠密点の3次元位置がトライ
アンギュレーションによって推定される。最後に、3次元Delaunayトラ
イアンギュレーションを計算することによって稠密点の上にメッシュモデルが構
築される。
【0016】 本発明の他の面によれば、メッシュモデルのためにテクスチャマッピングを発
生するとき、一般的に使用される画像ファイルフォーマットでメッシュモデルを
一緒にするパッチをエクスポートする機構が設けられる。パッチは、画像処理ア
プリケーションによって続いて独立に変更されうる。本願に記載されるテクスチ
ャマッピングプロセスは、殆どのコンピュータシステムにおいて一般的にグラフ
ィックス・アクセラレータ・アーキテクチャを利用するよう実施されうる。モニ
タのためのバッファではなくメモリ中のバッファに入れるためにアクセラレータ
・アーキテクチャをリダイレクトすることにより、テクスチャのより効率的なマ
ッピングが得られ、それによりシステム全体のより高い性能が得られる。
【0017】 本発明は、様々な方法で実施されえ、例えば膨大な知識、多くの労働力、高価
な機器を必要とせずに対象の完全にテクスチャリングされた3次元モデルを自動
的に発生する方法、システム、及びプログラムコードを含むコンピュータ読み取
り可能な媒体を含む。本発明は多くの利点を有する。様々な実施例又は実施は、
以下の独自の利点及び利益のうちの1つ又はそれ以上を与えうる。
【0018】 本発明の重要な利点及び利益のうちの1つは、画像のシーケンス中の顕著な特
徴を追跡するために効率的な特徴抽出及び追跡機構を用いることである。特徴抽
出機構は、画像強度/色の3次元解釈に基づいて顕著な特徴を正確且つ偏らずに
位置を見つけるために顕著な特徴の演算子を用いる。追跡機構は、有効に大きい
探索領域を与える多解像度特徴機構を用い、それにより全ての顕著な特徴の正確
な位置が追跡される。追跡機構は、特徴の透視歪み又は他の視点変化を扱い、必
要なときに失われた特徴を再び捕捉し、十分な特徴対応を維持しつつ冗長な入力
データを減少させるために高いレートのビデオフレームを完全に適応的に間引き
することが可能である。
【0019】 本発明の他の重要な利点及び利益は、正投影図の下でファクトライゼーション
アプローチを使用することである。帰還システムは、ファクトライゼーションア
プローチが実際的且つ正確な解法を与えるよう透視法カメラモデルを反復的に「
修正」することにより正投影カメラモデルをエミュレートする。
【0020】 本発明の他の利点、利益、目標、及び特徴は、上述のものと共に、以下の説明
により本発明を実施することにより得られ、添付の図面に示される実施例が得ら
れる。
【0021】 [望ましい実施例の詳細な説明] 本発明の上述及び他の特徴、面、及び利点は、以下の説明、請求の範囲、及び
添付の図面によりより良く理解されよう。
【0022】 [表記及び術語] 以下の本発明の詳細な説明において、本発明の完全な理解のために様々な特定
的な細部が説明される。しかしながら、当業者によれば、本発明はこれらの特定
的な細部なしに実施されうることが明らかとなろう。本発明の面を不必要に不明
瞭とすることを防止するため、他の例、周知の方法、手順、構成要素、及び回路
については詳述しない。
【0023】 以下の本発明の詳細な説明は、計算装置におけるデータ処理に似たプロシジャ
、ステップ、論理ブロック、処理、及び他の記号表現で示される。これらのプロ
セスの記述及び表現は、当業者が他の当業者に対して作業の要旨を最も有効に伝
えるために使用される手段である。方法は以下詳述されるシステム及びコンピュ
ータ読取り可能な媒体と共に、所望の結果を導く自己矛盾のない一連のプロセス
又はステップである。これらのステップ又はプロセスは、物理的な量の物理的な
操作を必要とするものである。通常、必ずしもそうである必要はないが、これら
の量はコンピュータシステム又は電子計算装置において記憶、転送、組合せ、比
較、表示、及び他の操作がされることが可能である。これらの信号を、ビット、
値、要素、シンボル、演算、メッセージ、項、番号等として参照することは、場
合によって、特に共通の使用のために便利である。これらの同様な用語の全ては
、適当な物理的な量に関連付けられ、これらの量には単に都合のよいラベルが適
用されていることを考慮すべきである。以下の説明において明記されない限り、
本願を通じて、「処理」又は「計算」又は「照合」又は「比較」といった用語を
用いる説明は、計算装置のアクション及びプロセスのうち、計算装置のレジスタ
及びメモリ内で物理的な量として表わされるデータを、計算装置又は他の電子装
置内で物理的な量として同様に表わされる他のデータへ操作及び変換するものを
示すものとする。
【0024】 [システム概観及び画像捕捉] ここで図面を参照するが、幾つかの図中、同様の参照番号は同様の部分を指す
者とする。図1は、本発明が実施されうるシステム100を示す図である。対象
102は、一般的には大きく、撮像中は回転されるターンテーブル上に載せるこ
とが載せることができないものである。対象は、自然の情景、地形、人工建造物
及び部分といったものを含むが、これらに限られるものではない。かかる対象を
撮像するため、ユーザ又は操作者は、カメラ又はイメージャを持ち運び、ビデオ
フレームの形式の画像のシーケンス、又は、イメージャを対象の周りで又は対象
に対して相対的に動かすことによって画像のシーケンスを生成する。例えば、都
市部の地形の特定の領域がモデリングされねばならない場合は、イメージャは飛
行する輸送手段に取り付けられる。特定の領域の画像のシーケンスは、このよう
に飛行する輸送手段が都市部の地形上を飛行するときに発生される。
【0025】 本発明の説明を容易とするため、対象102は建築物(例えば図中は塔)であ
ると想定する。従って、ユーザ又は操作者は対象102の周りを歩いて、対象1
02の周囲ビューを与える画像のシーケンスを生成することができる。イメージ
ャ104は、周囲画像を発生する間、その焦点距離が固定の既知の位置に設定さ
れることが望ましいビデオカメラでありうる。イメージャ104は、フレームグ
ラバーを含むコンピュータシステム106に結合される。フレームグラバーは、
イメージャ104から受信される各ビデオフレームをディジタル化し、一般的に
は共通に用いられる色フォーマット、座標、又は空間であるディジタル画像のシ
ーケンスC1,C2,..CNを生成する。共通に用いられる色空間のうちの1つは、
RGB色空間であり、その場合、各画像色ピクセルはベクトルC(i,j)=[
R(i,j),G(i,j)B(i,j)]Tとして表わされ、但し、(i,j
)は画像ピクセルC(i,j)の座標であり、R、G、Bは色画像C中の夫々の
3つの強度画像である。
【0026】 R、G、B色画像データ表現は、或る所望の計算については必ずしも最善の色
空間ではなく、或る目的又は他の目的のために特に有用な他の多くの色空間があ
る。これらのうちの1つは、色画像からの色相、強度、彩度の分離を容易とする
HIS(色相、強度、彩度)表現である。HISと同様の特徴を有しうる他の可
能な座標は、Lu*v*及びLa*b*を含みうる。本発明の説明を容易とする
ため、以下の実施例では、コンピュータシステム106はRGB空間の形式で色
画像を受信するものと想定する。説明では当業者に対してコンピュータシステム
106がRGB形式の画像以外のものを受信したことを明らかとする。
【0027】 コンピュータシステム106は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコ
ンピュータ、又はスタンドアロン形態型装置を含むコンピュータシステムであっ
てもよいが、これらに限られるものではない。図1Bは、コンピュータシステム
106の望ましい内部構造を示すブロック図である。図1Bに示されるように、
コンピュータシステム106は、データバス120にインタフェース接続された
中央処理装置(CPU)122とデバイスインタフェース124と含む。CPU
122は、同期された動作のためにデータバス120に結合される全てのデバイ
ス及びインタフェースを管理するよう或る命令を実行し、デバイスインタフェー
ス124は撮像システム108といった外部デバイスに結合されてもよく、それ
により外部デバイスからの画像データはデータバス120を通じてメモリ又は記
憶装置に受信される。データバス120にはまた、ディスプレイインタフェース
126、ネットワークインタフェース128、プリンタインタフェース130、
及びフロッピーディスクドライブインタフェース138がインタフェース接続さ
れる。一般的に、本発明の1つの実施例のコンパイルされリンクされたバージョ
ンは、フロッピーディスクドライブインタフェース138、ネットワークインタ
フェース128、デバイスインタフェース124、又はデータバス120に結合
される他のインタフェースを通じて記憶装置136にロードされる。
【0028】 ランダムアクセスメモリ(RAM)といったメインメモリ132もまた、デー
タバス120にインタフェース接続され、CPU122に命令を与え、メモリ記
憶装置136に対するデータ及び他の命令についてのアクセスを与える。特に、
本発明のコンパイルされリンクされたバージョンといった記憶されたアプリケー
ションプログラム命令を実行するとき、所望の結果を達成するためにCPU12
2によって画像データが操作される。ROM(読出し専用メモリ)134は、存
在するのであれば、キーボード140、ディスプレイ126、及びポインティン
グデバイス142の動作のための基本入出力動作システム(BIOS)といった
不変の命令シーケンスを記憶するために設けられる。
【0029】 [特徴抽出及び追跡] 本発明の特徴のうちの1つは、画像シーケンス中の最も顕著な特徴のみを抽出
及び追跡し、イメージャの動きを自動的に生じさせるためにこれらを用いる自動
的な機構を提供する。本発明で用いられる特徴は、1つのフレームと隣接するフ
レームとの間で少なくとも変更され、画像中で最も正確に配置されうる、例えば
各画像フレームの例えば顕著なコーナー状の特徴である。
【0030】 特徴抽出及び追跡のプロセスを加速させるため、本発明は、最初の画像又は追
跡さえる特徴のうちの幾つかを失ったように見える画像においてのみ特徴を検出
するために顕著な特徴の演算子を用いる。顕著な特徴の演算子が与えられた画像
に続く画像については、本発明は顕著な特徴の演算子によって検出される特徴に
対応する特徴を確立するために多解像度階層特徴追跡を用いる。
【0031】 1つの実施例によれば、抽出されるべき顕著な特徴は、一般的には画像中のコ
ーナー状の特徴である。図3は、白領域204及び暗領域206を含む強度画像
200の3次元的な図面202を示す。図面202は、白領域204に対応する
隆起した段部208と、暗領域206に対応する平坦な面210とを示す。コー
ナー212は、その位置変化が最も正確に決定されえ、1つのフレームと次のフ
レームとの間で一般的にあまり影響を受けない、関心となる顕著な特徴である。
【0032】 顕著な特徴の検出処理は、画像中の全ての顕著な特徴を検出するよう設計され
る。顕著な特徴の検出処理は、画像中の顕著な特徴を検出するために画像に対し
て特徴検出演算子を適用する。1つの実施例によれば、画像I上の特徴検出演算
子又は特徴演算子O(I)は、局部領域に対して行われるラプラシアン演算子に
基づく画像の局部領域のHessianマトリックスの関数である。特定的には
、顕著な特徴の演算子O(I)は、 If=O(I)=Det[H(I)]−λG(I) によって与えられ、式中、Ifは、結果として、O(I)による顕著な特徴の検
出から生ずる特徴画像として定義される。Det()はマトリックスHの行列式
であり、λは制御可能な拡大・縮小の定数であり、 G(I)=Ixx+Iyy である。Hessianマトリックスは、以下の式、
【0033】
【数1】 によって表わすことができ、xは水平方向、yは垂直方向を表わし、2次導関数
は、
【0034】
【数2】 であり、Isは一般的には11×11乃至15×15ピクセルの寸法の2次元ガ
ウスカーネルによる画像畳込みを実行することによる画像Iの平滑化された変形
である。
【0035】 本願に記載される顕著な特徴の演算子の1つの固有の特徴は、図3中の214
、208及び210といったエッジ又は均質の領域を抑制しつつ、212といっ
たコーナー状の領域のみを強調することが可能であることである。画像Iが顕著
な特徴の演算子によって処理された後、顕著な画像Ifの局部的な最大が抽出さ
れ、これは顕著な特徴に対応する。一般的には、画像Iは、HIS色空間中の強
度成分又は元の色画像から導出されるルミナンス成分でありうる強度画像である
【0036】 一般的に、各顕著な特徴は、11×11又は13×13の画像テンプレートと
いったテンプレートとして表わされる。顕著な特徴のテンプレートの特性又は属
性は、画像中の特徴の位置、色情報、及びその強さを含みうる。位置は、検出さ
れた顕著な特徴又はテンプレートが画像中のどこに配置されるかを示し、これは
一般的には座標(i,j)によって表わされる。色情報は、(i,j)を中心と
するテンプレートの色情報を有しうる。強さは、顕著な特徴がどれだけ強く抽出
又は計算されるかを示す情報If(i,j)を含む。
【0037】 動作上、イメージャから順次に受信されるNの色画像がある。各色画像は受信
されると、まず、ルミナンス又は強度成分がクロミナンス成分から分離されうる
色空間へ変形される。当業者によって理解されるように、色画像変換は、元の画
像が特徴抽出プロセスに適さない形式で表わされている場合にのみ必要とされる
。例えば、多くの色画像はRGB中にあり、従って望ましくはルミナンス成分が
画像中へ統合されうる色空間へ変形される。上述の特徴演算子は、ルミナンス成
分に適用され、望ましくはインデックス付けされ複数のテンプレートとしてテー
ブル中に保持される複数の顕著な特徴を生成する。各テンプレートは、各特徴の
特性又は属性を記録しうる。
【0038】 Nの色画像が処理されると、夫々が複数の顕著な特徴を含むNの対応する特徴
テーブルが得られる。テーブルは、本願では特徴追跡マップと称されるマップと
して整理され、これは各特徴が1つのフレームと他のフレームの間でどのように
移動するかを検出するために使用されうる。
【0039】 望ましい実施例では、追跡のための特徴を抽出するために多解像度階層特徴構
造が用いられる。特定的には、図4は2つの連続する画像402及び404がイ
メージャ104から連続的に受信されることを示す。画像402に対して顕著な
特徴の演算子が適用された後、1つの特徴406が検出され、その特性が記録さ
れると想定する。第2の画像404が入来すると、画像からの多解像度階層画像
ピラミッドが発生される。
【0040】 図4Bは、画像404中の特徴460を抽出するための例としての多解像度階
層特徴構造408を示す図である。画像構造408中には、多数の画像レイヤ4
10(例えばL個のレイヤ)がある。各画像レイヤ410は、特徴の位置の周り
の間引きプロセスによって元の画像404から順次に発生される。例えば、レイ
ヤ410−Lはレイヤ410−(L−1)を間引きすることによって発生される
。間引き率は、一般的には定数であり、望ましくは2である。画像402中で見
つけられる特徴の特性が所与であり、2つの画像204及び404が2つの連続
する画像であることがわかっている場合、画像404中の特徴及びその位置40
5は大きく変更されない。従って、特徴についての近似的な探索領域が第2の画
像中で画成され、特徴の元の位置を中心とする。更に特定的には、特徴406が
画像402中の座標(152,234)に配置される場合、同じ特徴について探
索するためのウィンドウは、画像404中の(152,234)を中心とする方
形として画成される。
【0041】 ウィンドウの寸法が所定であるがイメージャの動きがわからなければ、特徴が
所定の探索ウィンドウから逸脱し、特徴が失われる場合がある。1つの直感的な
アプローチは、探索ウィンドウを拡大し、特徴がウィンドウの中で検出されうる
ようにすることである。しかしながら、ウィンドウの寸法が拡大されるにつれ、
処理時間は2次式的に比例的に増加する。1つの画像中で抽出されるべき特徴が
数十個又は数百個ある場合、特徴抽出及び追跡プロセスは、計算的に非常に高価
なものとなる。
【0042】 多解像度階層特徴構造408は、処理時間を増加させることなく、探索される
特徴が所定の探索ウィンドウから逸脱した場合でも探索される特徴が抽出されう
ることを示す。レイヤ410の番号が大きくなるにつれ、各レイヤ410の解像
度は低下する。換言すれば、探索ウィンドウの寸法が同じに維持されるとき、探
索領域は本質的に拡大される。図示されるように、探索ウィンドウ412は、レ
イヤ410−Lではレイヤ410−(L−1)と比較してより大きい領域を覆う
。動作上、レイヤ410−Lは、まず探索ウィンドウ412内の特徴の近似され
た位置を見つけるために使用される。連続する画像中で対応する機能の場所を見
つけるための利用可能な一つの方法は、テンプレートマッチングプロセスである
。テンプレートは、一般的には顕著な特徴の演算子によって抽出される元の特徴
の位置を中心とする方形の画像領域(11×11乃至15×15)として画成さ
れる。次に、2つの対応する画像領域の正規化された相互相関が最大である(望
ましくは完全に一致する場合に「1」である)場所において、一致についての対
応するサブピクセル精度の場所が見つけられる。レイヤ410−(L−1)は、
同一のウィンドウ寸法の最も近い領域内の特徴の近似された位置を良くするため
に用いられ、最後に、レイヤ410は特徴の正確な位置(x,y)を正確に決定
するために使用される。特徴構造を用いることは、従来技術の特徴抽出アプロー
チに対して多くの利点を有することが認識される。本質的には、特徴テンプレー
トの効果的により大きい表現が達成され、これは特徴を効果的且つ正確に追跡す
ることを可能とし、階層追跡機構に直接的に適している。
【0043】 一般的には、画像にはKの顕著な特徴があり、Kは10乃至1000の範囲で
ありうる。従って、図4Bに示されるようなKの特徴構造がある。図4Cは、単
一の画像からのKの特徴構造420を示す図であり、各特徴構造420は1つ特
徴についてのものである。特徴抽出の結果、Kの特徴の夫々を記述する一組の属
性F(…)が生成され、特徴の位置、強さ、及び色の情報を含みうる。
【0044】 図4Dは、Nの画像フレーム及びK組の属性Fi(…),i=1,2,..Kの
場合について、Nの画像について見つけられた全ての特徴を集合的に示し、イメ
ージャの動きを推定するために特徴を追跡するために使用される本願で「特徴追
跡マップ」又は単に特徴マップと称されるものを示す。更に、図4は、特徴抽出
プロセスを示すフローチャートである。図4D乃至4Eについては、本発明の特
徴検出及び追跡プロセスを完全に理解するために、両方一緒に説明する。
【0045】 ステップ452において、イメージャから連続的に色画像が受信される。ステ
ップ454において、色画像から優勢な成分、望ましくはルミナンス又は強度成
分が抽出される。1つの実施例では、色画像は単に別のルミナンス成分を与える
他の色空間へ変換される。ステップ456において、プロセスは、例えばメモリ
領域を、その中に格納される任意の特徴又は特徴テンプレートについて参照する
。メモリ領域中に十分な数の特徴テンプレートがあれば、プロセスは次の画像中
での特徴追跡を行なう必要があり、さもなければ、プロセスはステップ458に
おいて新しい特徴が抽出されねばならないかを否かを確認する必要がある。動作
上、特徴追跡プロセスを実行するための特徴又は特徴テンプレートがないため、
最初の受信された画像は、顕著な特徴の演算子を用いた特徴抽出演算を呼び起こ
す。それにより、プロセスはステップ460に進む。
【0046】 ステップ460の後、特徴抽出プロセスは、受信された画像(例えばフレーム
#1)中にKの特徴を発生する。図4Dに示されるように、受信された画像フレ
ーム#1中にはKの特徴がある。望ましくは、特徴テンプレートとしてのKの特
徴の属性は、続く特徴抽出プロセスのためにメモリ空間中に記憶される。
【0047】 ステップ462において次の画像が入来すると、プロセスはステップ464に
進み、望ましくは新しく到着した画像を基礎として有する多解像度階層画像を発
生する。上述され、図4Cに示されるように、追跡プロセスは画像ピラミッド中
で、特徴構造中に記憶される特徴テンプレートの夫々のレイヤに最も高い類似性
を示す位置について探索する。Kの多解像度特徴構造の夫々について、ステップ
466において画像ピラミッド中の各対応するレイヤからK個以下の対応する特
徴が局部化され、次にKの位置が集められ、フレーム2について特徴マップに追
加される。同様に、次のn1個のフレームについて、プロセスはステップ456
を通ってステップ462へ繰り返し進み、n1のフレームの夫々からKの特徴を
抽出する。
【0048】 画像が発生されるにつれ、イメージャは対象の周りを最初の画像が捕捉された
最初の位置に対してかなり動かされていることがあることがわかる。Kの特徴の
うちの幾つかは、これらの遅い段階で発生された画像中に見つけられる必要はな
い。イメージャの視点の変化及び動きにより、これらの特徴は視野から外れるか
、又は完全に変化され、もはや追跡できなくなる。例えば、家の屋根のコーナー
は、特定の視点から見たときに視野から外れるか又はその顕著な特徴を失うこと
がある。従って、図4D中のn1の画像についてのKの特徴は、特徴の数が低下
することを示す。
【0049】 本発明の1つの特徴として、特徴の数の低下が所定の閾値(T)を越えた場合
に、特徴の発生が呼び起こされる。ステップ456において、入来画像中に或る
数の特徴が見いだされない場合、プロセスはステップ458に進み、Kの特徴を
作成するために新しい特徴を抽出する必要があるかどうかを判定する。上述のよ
うに、視点の変化又は閉塞により特徴の数が低下する場合、画像中の追跡される
べき特徴の十分な量を維持するために新しい特徴が抽出され追加されねばならな
い。プロセスは、ステップ460、即ち失われた特徴について埋め合わせするた
め、一組の顕著な特徴を発生するために画像に対して顕著な特徴の演算子を適用
する段階から再開する。図4D中、プロセスは例えばフレームn1において特徴
検出を再開するとして示される。
【0050】 最近の特徴抽出にも関わらずあまりにも多くの特徴が失われれば、カメラがか
なり動かされたばかりであり、これは突然の視点の変化を生じさせ、従って2つ
の隣接する画像フレーム間の類似性を減少させたことを意味する。この場合、プ
ロセスは、「バックトラッキング」と称されるフレーム間の間引きを減少させよ
うとし、十分な数の対応が回復されるまで、ステップ471において連続的に先
行する画像フレームをロードする。
【0051】 1つの実施例では、イメージャは、1秒当たり30の画像フレームを生成する
。通常、多数の連続する画像は、相互に高い相関を有し、特徴がどのようにして
1つのフレームから他のフレームへ移動されるかについて殆どは冗長な情報を与
える。従って、冗長な入力データを除去するため、入来する画像は、1から始ま
る整数でありうる所定のレートでサンプリングされる。例えば、所定のレートが
10に設定されるとき、カメラの動き又は対象の3次元モデルを決定するための
入力として、最初の画像から開始して、10番目毎の画像が使用される。図4F
は、イメージャから一連の画像480が受信されることについて示す図である。
一般的に、L番目、1L番目、2L番目のフレームにおける画像が実際に使用さ
れる。画像482が入来し、最近の特徴抽出にも関わらず幾らかの数の特徴が消
えていると判定されると、図4Eの特徴追跡プロセスは、まずバックトラッキン
グを実行し、次にステップ460において追加的な特徴テンプレートを発生する
ために画像482に対して顕著な特徴演算子を適用する。特に、どの画像から特
徴が実際に消えたかを正確に決定するために、画像482の前のとばされた画像
がバックトラッキングされる。例えば、特徴追跡のために中間の先行画像484
又は中央の先行画像483が取り出される。探索される特徴が画像483又は4
84中にまだ見つからない場合、プロセスはステップ470から462に繰り返
し進み、484と485の間で十分な数の特徴対応を有する画像フレームが見つ
かるまで、特徴追跡のための画像を順次に取り出すためにステップ456及び4
58を通じてステップ471へ戻る。バックトラッキングの利点は、十分な数の
特徴対応が維持される必要な最も低いフレームサブサンプリングレートを自動的
に決定することである。
【0052】 しかしながら、ステップ471におけるフレーム間引きによって十分な数の特
徴対応が確立できなければ、追跡プロセスは以下説明する代わりのものを見つけ
るためにステップ472へ進まねばならない。
【0053】 図4E及び図4Dに示されるように、連続する画像とマッチングされるべき特
徴テンプレートは続く画像の特徴を追跡する間は元の組のままに維持され、1つ
のフレームと他のフレームとの間で変化しない。一般的に、連続する画像フレー
ム間で特徴の対応を確立することは、2つの方法で成されうる。1つの方法は、
直ぐ連続する画像対で行なうものであり、他の方法は、最初のフレームを基準と
して固定し、全ての他のフレームにおいてこの基準フレームに対応する位置を見
つけるものである。1つの実施例では、第2のアプローチが用いられ、その理由
は、幾つかの画像フレームに亘ってかなりのドリフトが累積されうる第1のアプ
ローチに対して、正確な特徴位置を見つけるときの生じうるバイアス又はドリフ
トを最小化することである。しかしながら、第2のアプローチでは、カメラによ
って見られるシーンはカメラが大きな変位に亘る場合にビューの大きな変化を受
け、これは追跡プロセスをステップ472へ進めさせるため、幾つかのフレーム
に亘って短い寿命の特徴の持続性を許す。
【0054】 第2のアプローチを用いて多くの連続するフレームに亘って特徴追跡を維持す
るため、ステップ474において特徴テンプレート更新機構が組み込まれる。図
4Gに示されるように、最も最近のフレーム492中に基準フレーム490中の
特徴に対して対応する特徴位置が見いだされなければ、失われた特徴のテンプレ
ートは例えばステップ494においてうまく追跡された最も最近のフレーム49
2の中に配置されるものと置き換えられる。図4Eのステップ474におけるテ
ンプレート更新により、第1のアプローチにおいて一般的に生ずる累積的なドリ
フトを最小化することによってかなりの視点の変化があったとしても、特徴がう
まく追跡されるという利点がある。
【0055】 特徴は、或る数のフレームの後に再び発生されることが理解される。図4Dは
、フレーム番号n1、n2、n3、n4、n5、n6における画像について特徴
の組432乃至436を夫々示す図である。フレーム番号n1、n2、n3、n
4、n5、n6は、その間に同数のフレームを有する必要はない。イメージャが
更に移動し、更なる画像を発生すると、幾つかの特徴が幾つかの続く画像438
乃至440中に再び現れ、実施の好みに応じて再び使用されうる。ステップ47
0において、プロセスは全てのフレームが処理され、その特徴が取得されたこと
を確実とする。結果として、図4Dに例として示される特徴マップが得られる。
【0056】 [カメラの動きの推定] 本願に開示されるカメラの動きの推定は、画像のシーケンスから、画像のシー
ケンスを生成するために移動したカメラ又はイメージャの実際の動きパラメータ
(平行移動及び回転)を検出するための自動プロセスである。カメラの動きの推
定は、コンピュータグラフィックスを生の映像場面と組み合わせるといった、映
画制作においてマッチムービー適用として知られるもの、又は、屋内/屋外ロボ
ットナビゲーションといった多くの適用を有する。当業者は、以下説明するプロ
セスが独立に使用されうることを認識するであろう。
【0057】 図5は、カメラ動き推定プロセス500を示すフローチャートであり、図6A
乃至6Dと共に理解されるべきである。ステップ502では、図4Dの例と同様
の特性を有する特徴マップが、プロセス500を説明するために図6Aにおいて
使用される。ステップ504において、特徴は夫々グループ化される。特に図6
Aに示されるように、多数の連続する画像から抽出される特徴は、夫々の特徴ブ
ロックへグループ化される。例えば、特徴430及び432のグループは、夫々
特徴ブロック602及び604として集められる。図示されるように、特徴ブロ
ック602と604の間には重なり606があり、更に各特徴ブロックは完全に
満たされており、即ち、特徴ブロックのサイズは、特徴ブロックによって囲まれ
る多数のフレームに亘って特徴が全く失われないよう選択される。動作上、Kの
特徴のブロック及びnフレームは、以下の2K×n特徴マトリックス、
【0058】
【数3】 として表わされ、但し、(xij,yij)は特徴の座標であり、iはi番目の
特徴であり、jはj番目の特徴である。重なりの大きさは、例えば10乃至30
の特徴に対して3乃至10のフレームである。換言すれば、上記の特徴マトリッ
クスの最初と最後から幾つかの列は一般的には重なりにおける特徴についての列
である。重なりは、以下詳述するように、各特徴ブロックから夫々導出されるカ
メラ動きセグメントを連結するための情報を提供する。
【0059】 完全なカメラの動きは、特徴ブロックのうちの1つから夫々導出される多数の
小さい動きセグメントを含む。図示されるように、2つの隣接する特徴ブロック
の各対の間には重なりがあり、例えばカメラの連結された動きを形成するために
、特徴ブロック610及び612からの2つの動きセグメントを連結するための
情報を与えるための特徴ブロック610及び612の間の重なり606である。
【0060】 ステップ506において、処理のために第1の特徴ブロックが得られる。ステ
ップ508において、プロセス500はステップ515からの帰還情報によって
特徴ブロック中の特徴の位置を調整する。特徴の位置及び詳細な帰還情報につい
て以下説明する。一般的に、特徴ブロック中の特徴属性が最初に与えられたとき
、プロセス500は特徴ブロック中の特徴の位置を調整しないかわりに、最初の
解を計算するために特徴をファクトライゼーションプロセス510へ直接送る。
【0061】 ステップ510におけるファクトライゼーションプロセスは、正投影の下で一
連の画像から形状及び動きを復元しうる中間プロセスである。詳細な説明は、こ
こに参照として組み入れられるTomasi及びKanadeによる"Shape and Motion from
Image Streams under Orthography: a Factorization Method", International
Journal of Computer Vision Volume 912, 1992, pp. 137-154に記載されてい
る。ファクトライゼーションプロセスは、入力として特徴マトリックスを取り、
カメラの回転及び対象の形状を出力する。上述のように、K×nの大きさを有す
る特徴ブロックの特徴マトリックスは、2K×nのマトリックスである。次に、
2K×nマトリックスは幾らかの制約下で2つのマトリックスR及びSの積へ分
解され、但し、Rはカメラの動きを表わす2K×3マトリックスであり、Sは対
象が置かれる座標系の形状を表わす3×nマトリックスである。出力は、カメラ
モデルが正投影であるときにのみ補正されることに注意すべきである。
【0062】 更に、ステップ510におけるファクトライゼーションプロセスから、各フレ
ームについての2次元画像変換情報Tfqが得られる。図6Bに示されるように
、Tfqは画像に投影されたPfqに配置されるシーン点の変位を表わす。
【0063】 ステップ512において、カメラの焦点距離が所与であれば、画像と対象の間
の平均絶対距離Zoの初期推定値が計算される。焦点距離及び平均絶対距離Zoは
共に、正確である必要はなく、以下詳述する再帰的帰還調整によって所定の細か
さにされる。
【0064】 ステップ514において、平行移動及び形状マトリックスは、ステップ510
におけるファクトライゼーションプロセスの結果により計算された平均奥行きZ
oに対してより良くされる必要がある。しかしながら、Tomasi及びKanadeによっ
て提案されるファクトライゼーション法は、対象が正投影されるという仮定に基
づく。従って、ステップ510におけるファクトライゼーションプロセスの結果
は、対象がカメラから遠くに配置されていないことがあるため、カメラの動きの
決定に対して直接適用可能でない。正投影は、制限的であり、しばしば非現実的
な条件である。多くの実際の適用では、イメージャ又はカメラはしばしば10乃
至20度よりも大きい視野を有し、従って、像面への対象の投影は透視モデルで
なくてはならない。本発明の重要な特徴の1つとして、特徴の座標をステップ5
10におけるファクトライゼーションプロセスへの入力として調整するために再
帰的帰還機構が使用される。基礎となる帰還機構については、本発明の1つの実
施例として実施される図6Cに従ってより良く理解されよう。
【0065】 カメラの透視技法についていえば、通常の透視法カメラ630は、画像のシー
ケンスを発生するために使用される標準ビデオカメラを意味する。ファクトライ
ゼーションプロセスが正しく動作する固有の条件を満たすため、通常の透視法カ
メラ630は特徴位置の正投影補正632を受ける。ファクトライゼーション6
34の出力は、カメラ630を特徴付ける焦点距離を通じて得られる平均奥行き
を用いた最小平方(LS)トライアンギュレーションによって更に改善される。
より良くされた出力は、ファクトライゼーション法634が正しく動作する固有
の条件に良く近似するまで通常の透視法カメラ630の透視データを更に調整す
る補正632へ帰還され、正しい出力を生じさせる。特的的な例では、透視デー
タの調整は、特徴の位置を画像中心から外向きに延ばすことによって、カメラか
らの特徴の位置の距離の関数として行なわれる。
【0066】 図6Dは、立方体650が透視補正632を通じてどのように投影され補正さ
れるかを示す図である。立方体650が通常の透視法カメラ630の視野の中に
遠くなく配置される場合、立方体650上の点がカメラから異なる距離に置かれ
るため、画像中に透視的に歪んだ立方体652が生成される。ファクトライゼー
ション法634がうまく作用するための固有の条件が正投影である一方で、正画
像(例えば立方体652)が与えられるとき、かなり大きな誤差が必ず生ずる。
上述のように、誤差は画像を調整するために使用され、それにより調整された画
像は正投影の下で得られる画像に近くなる。調整された画像はファクトライゼー
ション法634へ与えられ、より小さい誤差が生成され、誤差は次に画像を更に
調整するために使用される。帰還処理は、調整された画像が正投影の下で生成さ
れるであろう画像に非常に近くなるまで続けられる(例えば10回のループ)。
【0067】 再び図6Cを参照するに、ファクトライゼーション634からの出力は、各画
像フレームについてのRfq、Tfq、Cfq、Pfqを含む。Rfq及びPf
q、即ち特徴の回転情報及びシーン座標は、回転マトリックスR及び形状マトリ
ックスSにおける対応する要素である。Tfq及びCfqは、対応する平行移動
及び拡大・縮小の倍率である。図示されるように、Pfq及び近似された焦点距
離は、ステップ636において平均距離Zoを良くするために用いられ、平均距
離Zoはステップ636の3次元点の最小平方推定ステップへ与えられる。改善
された3次元点Pe及び平均距離Zoを用いて、カメラ平行移動は最小平方トラ
イアンギュレーションを用いてTeへ改善される。ここでは、回転Rfq又は回
転マトリックスRは、改善されたTe及びPeによって生成されているため更に
改善されないことに注意すべきである。所定の精度に依存して、全ての改善され
た値は補正ステップ632へ帰還信号として反復的に与えられ、それにより続く
改善された値はカメラの動きを導出するのに十分に正確となる。
【0068】 ここで図5を再び参照するに、上述の反復的な改善処理を続けるか否かの決定
はステップ515において行なわれる。元の位置に対する逆投影が十分に小さく
ないか、又は反復回数に達しなければ、プロセス500は、逆投影誤差が所定の
閾値よりも小さくなるまで、又は、反復回数に達するまでしステップ508へ繰
り返し戻る。ステップ516において、プロセス500は、特徴マップが完成し
たかどうかを確認する。
【0069】 換言すれば、最後の画像フレームを含む特徴ブロックが処理され、その改善さ
れた回転マトリックスR及び形状マトリックスSが導出される。
【0070】 上述の帰還機構により、各特徴ブロックは一組の正確な回転Re及び3次元点
Peを生成する。図7Aに示されるように、各特徴ブロック702は、特芸の画
像フレーム中のカメラの位置及び向きを含む対応するフレーム間隔のためのカメ
ラ動きセグメントを生成する。
【0071】 更に特定的には、特徴ブロック702−1は、多数の画像フレームを含み、各
フレームはカメラ動きセグメント704−1中の頂点に対応する。最初のセグメ
ントと最後のセグメント以外は、各カメラ動きセグメント704は構成法により
隣接するフレームとの幾つかの重なりを有することが理解される。例えば、3フ
レームの重なりが或る場合、動きセグメント704−1の最後の3つの頂点は、
動きセグメント704−2の最初の3つの頂点と一致すべきであり、動きセグメ
ント704−2の最後の3つのセグメントは動きセグメント704−3の最初の
3つの頂点と一致すべきである。
【0072】 全ての動きセグメントを獲得した後、プロセス500はステップ520におい
て全体のカメラの動きを形成するためにセグメントを縫い合わせる段階へ進む。
図7Bは、2つの動きセグメント704−1及び704−2がどのようにして縫
い合わされ、連結された動きセグメント710を形成するかを示す図である。動
きセグメント704−1及び704−2を生成する特徴ブロック間の重なりを知
ることにより、重なり合う頂点706及び708は共通の動きを決定するための
制約条件として使用される。頂点706及び708は重なりから得られ、従って
一致するため、動きセグメント704−1の終端頂点706と一致するよう回転
され、平行移動され、拡大・縮小され、頂点706と708が712において一
致する連結された動きセグメント710を生じさせる。全ての動きセグメントが
上述のように縫い合わされると、カメラの動き全体が得られる。図7Cは、典型
的なカメラの動きを示す図である。
【0073】 上述の例から、動きセグメント704−2は、動きセグメント704−1と縫
い合わされるよう回転され、平行移動され、拡大・縮小されることがわかる。導
出された3次元点及びカメラ動きセグメントは、回転、平行移動、及び拡大・縮
小によって共通の座標系に配置される。統合された3次元点及び全体のカメラの
動きにおける誤差を最小化するため、パラメータを改善するために大局比線形最
適化522が用いられ、これは抽出された特徴の位置と対応する逆投影された3
次元座標との間の差を減少させる。このプロセスは、カメラの動きと特徴の3次
元位置の最終的な大局的に最適化された回転及び平行移動を与える。ステップ5
24において、誤差は所定の範囲内であるかどうかについて検査され、そうでな
ければ最適化及び調整プロセスは誤差が所定の範囲となるまで繰り返される。
【0074】 [奥行きマッピングプロセス] 本発明における奥行きマッピングプロセスは、続くメッシュモデルの発生のた
めに高い密度の表面点を発生するための自動プロセスである。各表面点は、シー
ン空間中に表わされる。上述のように、カメラ動きプロセスからの結果は、顕著
な特徴点の夫々に対する回転パラメータRe、平行移動パラメータTe、及び3
次元座標を含む。しかしながら、これらの顕著な特徴点は、対象のサーフェスワ
イヤフレーム即ちメッシュモデルを発生するには十分でない点のうちの小さな部
分のみを表わす。現実には、本願では稠密点と称される、より多くの特徴点が期
待され、これらは一般的には高いコントラスト領域に位置する全ての境界及びエ
ッジ点を含む。かかる稠密点の数は、シーン空間中の標準的な対象については1
000乃至100,000の範囲でありうる。特徴追跡技術を用いると、これら
の濃い特徴点についての特徴対応を確立すると共に、以下詳述するようにそれら
の3次元位置を復元できる。
【0075】 図8は、図6A乃至6C及び図9A乃至9Cにより理解される奥行きマッピン
グプロセスを示すフローチャートである。ステップ802において、カメラの動
きの結果、特に改善された回転R及び平行移動Tが受信される。これらはトライ
アンギュレーションによって稠密点の幾何学的な位置を決定するための制約され
た探索及び支援を行なうために使用される。
【0076】 ステップ804において、稠密点を抽出するために最初の画像フレームが取り
出される。ステップ806において、現在追跡されている点の数が検査される。
この点が閾値を下回る場合(最初のフレームに特定的な場合)、プロセスはステ
ップ808及び810へ進み、全ての利用可能な稠密点を検出する。最初のまっ
すぐな線セグメントは、メッシュモデルを発生するための最も正確且つ安定した
特徴であるため抽出される。線特徴を検出する他の利点は、以下の説明から明ら
かとなるように、計算がかなり削減されること及び正確さが持続することを含む
【0077】 画像中で線を検出するには幾つかのアプローチがある。1つのアプローチは、
当業者に知られているHough変換に基づくものである。画像は、画像中の優
勢な線形特徴が検出されるHoughドメインへ変換される。1つの実施例によ
れば、サブピクセルレベルの精度で点のグループ化及び線の当てはめ技術を用い
て下にある点から正確な線が夫々決定される。続いて、抽出された各線セグメン
トは、912において2つの終端点によって表わされる。例えば、図9Aは、家
の画像900から、画像902中に示される線908の線特徴、及び線908を
表わす点906及び908が検出されることについて示す図である。
【0078】 ステップ808において全ての線特徴が決定されても、線検出は線形でない部
分、例えば図9Aの楕円904の周りの点を生じさせない。線の種類以外の稠密
点は、次にステップ810において検出されねばならない。線を含む領域におけ
る検出を回避するため、画像912中に916で示されるように線領域の周りに
マスクが配置されることが望ましい。ステップ810において、これらの線でな
いタイプの稠密点を検出するために演算子が適用される。演算子は、高いコント
ラストの領域の周りに配置される全ての目立った点を本質的に検出するエッジ検
出演算子のうちの1つでありうる。図9A中の楕円904は、エッジ検出演算子
が適用されたときに画像912中のエッジ点914として検出され、破線によっ
て示されるブロック916は検出された線910の周りの典型的なマスクを示す
【0079】 上述のステップは、稠密点の再構成の特徴抽出段階において一般的に適用され
る。既知のカメラの動きでは、即ちカメラの回転及び平行移動がわかっていれば
、画像の残りについての稠密点は、制約されない大きい領域ではなく夫々のエピ
ポーラ線に沿って追跡されえ、これは本願では「制約された追跡」と称するもの
とする。
【0080】 図9Bを参照するに、(x1,y1)及び(x2,y2)に夫々位置する2つ
の隣接する像面920及び922上に対象点Pが投影されることが示される。カ
メラ投影中心(焦点)は、参照番号925及び927によって示される。2つの
点925及び927は対象点Pと共に、両方の像面920及び922と交わるエ
ピポーラ面928を形成する。交差する線921及び923は、画像点924及
び926に対するエピポーラ線である。
【0081】 図8のプロセスによって像面920中の(x1,y1)における投影点924
を特徴付ける稠密点が検出されれば、像面922中の投影点926の座標(x2
,y2)はエピポーラ線上にある。換言すれば、最初の画像中の投影点に対して
一旦エピポーラ線が決定されると、図9Bに示されるように3次元点は第2の連
続する画像中のエピポーラ線上に投影されねばならない。フレーム間で線セグメ
ントを追跡する問題は、線セグメントのまばらにサブサンプリングされた点を追
跡し、次に第2の画像中で追跡された点に基づいて線セグメントを強固に検出す
ることによって減少される。
【0082】 ここで図8を参照するに、全ての線特徴のまばらにサブサンプリングされた点
を含む稠密点が得られた後、ステップ814において夫々のエピポーラ線に沿っ
て稠密点を追跡するために、ステップ812において次の画像が得られる。エピ
ポーラ線に沿った一致は、例えば正規化相関計算を用いてサブピクセル精度のテ
ンプレートマッチングを実行することによって見つけられる。ステップ816及
び818において、濃い線の点の3次元座標と、上述のように抽出された線では
ない点の3次元座標は、LSトライアンギュレーションを用いて夫々再構成され
る。
【0083】 ステップ820において、プロセスは、全ての画像が稠密点について処理され
たかどうかをチェックする必要がある。処理されるべき画像が1つ以上残ってい
れば、プロセスはステップ806へ戻る。十分な検出された点及び線ではない特
徴点があるため、プロセスはステップ812乃至820へ進む。
【0084】 図8のプロセスの結果として、稠密点の3次元雲と多数の3次元ラインセグメ
ントが計算される。次の操作は、これらの各画像から得られた稠密点に基づいて
対象のメッシュモデルを発生することである。
【0085】 [メッシュ作成及びテクスチャマッピング] 対象の完全にテクスチャリングされた3次元モデルを作成する前に、対象の表
面の記述が必要とされる。一般的には、対象のメッシュモデルは、表面の所望の
記述であり、これは各局部化された領域がシーン空間中でどのような向き及び位
置とされているかについての情報を与え、それにより完全にテクスチャリングさ
れた3次元モデルを続いて発生するために対応するテクスチャ情報が適用されう
るためである。更に、メッシュモデルは、現実の世界の対象の表示又は再生を形
成するため及び「morph」、幻想又は特殊効果といった他の表示を発生させ
るための基礎として使用されうる。
【0086】 3次元メッシュモデルの発生は、その3次元面を一組の小さい三角形(又は四
辺形)の要素へ分割することによって対象のメッシュモデルを発生するプロセス
である。プロセスへの入力は上述の奥行きマッピングから得られる稠密点のリス
トであり、プロセスの出力は頂点を点位置に決められた点の凸状のハル(hul
l)のファセットのリストである。プロセスは、一組の表面の稠密点に基づいて
三角形のメッシュモデルを計算するための周知の方法である3次元Delaun
ayトライアンギュレーションを計算することに基づく。
【0087】 図9Cは、3次元Delaunayトライアンギュレーションに基づいてメッ
シュモデルを発生する方法を示すフローチャートである。3次元Delauna
y三角形は、3次元点によってのみ画成されるため、各線セグメントは点へサブ
サンプリングされねばならない。サブサンプリングの密度を十分に高くしておく
ことにより、トライアンギュレーションはサブサンプリングされた線セグメント
の点を相互に接続する一組のエッジを有する可能性が高い。ステップ942にお
いて、線及び線でないタイプの特徴点を含む稠密点は、上述の奥行きマッピング
プロセスから得られる。ステップ944において、これらの線タイプの特徴点が
識別され、ステップ948の3次元Delaunayトライアンギュレーション
を計算する段階に至るまでに、まばらな特徴点へサブサンプリングされる。ステ
ップ948では、個々の特徴点に基づいて3次元Delaunayトライアンギ
ュレーションが計算される。
【0088】 一般的に、供給された稠密点に基づくDelaunayトライアンギュレーシ
ョンによって計算される三角形ファセットは、非常に細長い三角形又は比例的で
ない三角形といった普通でない三角形中のシーン中の対象の真の物理面に対応す
しない無効な三角形を含みうる。これらの各三角形にテクスチャ情報を適用する
前に、無効な三角形を除去又はマージするために後処理を適用することが必要で
ある。3次元Delaunayトライアンギュレーションは、一組の濃い3次元
特徴点の凸状のハル(hull)を占める一組の四面体を発生する。従って、通
常は観察されているシーンの真の物理面に対応しない多くの三角形ファセットを
含む。これらの三角形を3次元メッシュから除去するために、様々な幾何学的な
制約を用いる方法に基づいて3次元三角メッシュに対して一連の後処理ステップ
が行なわれねばならない。
【0089】 1つの実施例によれば、後処理において3つのステップが適用される。ステッ
プ950において、有効な表面とはなりえない三角形を除去するために画像特性
の可視性に基づく制約が用いられる。特に、入力シーケンス中で可視の各特徴点
は、同じ視点から発生された3次元メッシュ中で可視でなくてはならない。メッ
シュ中で発生されたいずれの三角ファセットも、その画像中で点が可視であった
カメラ視点からの点を閉塞することが許されない。かかる視点が任意の三角形に
よって閉塞される場合、三角形はメッシュから除去されねばならない。
【0090】 ステップ952において、三角形の面積及びエッジの長さが解析され、三角形
が近傍の三角形とマージされるべきかどうか判定される。濃い再構成プロセスに
よって得られる濃い3次元点雲が所与であれば、大きいエッジ長さ又は大きい面
積を有する三角形は通常は真の物理的な面に対応せず、従ってこれら全ての三角
形はメッシュから除去される。更に、非常に小さいか又は非常に狭い三角形は、
可視性の制約及びテクスチャマッピングの両方における数値誤差の原因となりう
るため、除去される。
【0091】 最後に、テクスチャの一貫性を確かめるために、ステップ954において幾つ
かのビューに亘る三角形のテクスチャの一貫性が与えられる。特に、表面メッシ
ュの三角形ファセットが真の物理的な表面のパッチに対応する場合、三角形が可
視である全てのビューから三角形上に画像を投影することによって決められるテ
クスチャは一貫性がなくてはならない。逆に、三角形が真の物理的な面に対応し
ない場合、可視のビューからの画像投影はその三角形上に異なるテクスチャマッ
プを画成しうる。例えば、三角形のファセットが家の屋根上の点を通って画成さ
れる場合、1つの画像フレームは家の側壁を三角形上にテクスチャとして投影し
、他のビューは空を投影しうる。この矛盾は、この三角形が真の物理的な面では
なく、従って3次元メッシュに含まれてはならないことを示す。テクスチャの矛
盾のチェックは、例えば対応するテクスチャマップの正規化された相互相関を計
算することによって行われる。
【0092】 これらの上述の制約を3次元Delaunayメッシュに適用することにより
、画像フレームの所与のシーケンスから推定される望ましくは真の物理的な面に
対応する最終的な表面メッシュが獲得されうる。
【0093】 3つのステップ950、952、及び954は、Delaunayトライアン
ギュレーションから計算される三角形を後処理するための一般的なステップであ
る。当業者によれば、メッシュモデルを所定の度合いに改善するために更に改善
するための他のアプローチがありうる。
【0094】 メッシュプロセスの結果、三角メッシュのメッシュモデルが獲得される。動作
上、ステップ956における次のステップは、モデルの現実性を高めるためにメ
ッシュモデルに対してテクスチャパターンを追加することである。プロセス自体
はテクスチャマッピングと称されるものであり、テクスチャ画像とも称される3
次元画像が3次元メッシュモデルの表面へマッピングされる画像合成技術である
。幾つかのテクスチャマッピング技術があるが、本願に開示されるテクスチャマ
ッピングにおける重要な特徴のうちの1つは、ユーザの介在なしに連続的なテク
スチャマッピングによってパッチが発生されることである。他の重要な特徴は、
画像処理アプリケーションによって続いて変更されうる一般的に使用される画像
ファイル中にパッチをエクスポートするために提供される機構である。
【0095】 図10Aは、メッシュモデルにテクスチャパターンを適用する処理を示すフロ
ーチャートである。ステップ1002において、メッシュモデルが受け取られ、
望ましくは三角形で記述される。当業者は本願に開示されるテクスチャリングプ
ロセスが他の形状のポリゴンのメッシュモデルに対しても適用されうることを認
識するであろう。望ましい態様では、これらのポリゴンは三角形であるが、他の
態様では、ポリゴンは矩形、六角形等でありうる。3よりも大きいオーダのポリ
ゴンを用いる場合、全ての頂点が共通平面上にあることを確実とするためには特
別なステップが必要とされうる。本質的に、より高いオーダのポリゴンは、処理
の利便性のため、三角形(オーダ3のポリゴン)へ分解されうる。テクスチャリ
ング処理の説明を容易とするため、メッシュモデルは三角形からなると想定され
、当業者は本願の説明は3よりも大きいオーダのポリゴンに対しても同等に適用
されることを認識するであろう。
【0096】 望ましくは、メッシュモデルは、所望の解像度又は改善の度合いに依存してス
テップ1004において変更されうる。ステップ1004において用いられるア
プローチは、一組の規則に従って三角形の数を減少させ続く効率的且つ効果的な
テクスチャマッピングプロセスを容易とするための間引きプロセスを含みうる。
規則は、2つ以上の近傍の参加右傾の間の法線の比較を含む。1つの三角形の法
線が所定の改善の度合いにおいて近接する三角形と同様であれば、対応する三角
形は近傍の三角形とマージされうる。更に、ステップ1004において、ユーザ
は現在のプロセスにおいて、又はメッシュモデルが表示されそれに対して相互作
用を行なうことができる3D Studio MAXといった市販されるツールのいずれかを
用いて、メッシュモデルをテクスチャマッピングのための1つ以上の論理部分へ
細分化しうる。
【0097】 ステップ1006において、各三角形はその法線に基づいて側面ビュー画像C
iに割り当てられる。特定的には、図11Aは、一群の三角形が夫々の側面ビュ
ー画像に割り当てられることについて示す。上述のように、対象の周囲からのビ
ューは、阿智商に対する既知の位置から得られる多数の側面ビュー画像C1、C
2、..CN中に捕捉されている。各三角形の法線及び各側面ビュー画像の既知の
角度に基づいて、各三角形は側面ビュー画像C1、C2、..CNのうちの1つに
対して夫々割り当てられうる。選択された側面ビューから三角形が可視であるこ
とを確実とするため、各三角形及び側面ビューに対して可視性の試験が行われる
。選択された側面ビューから三角形が可視でなければ、他の側面が選択される必
要がある。
【0098】 三角形は相互に隣接していてもあまり均質でないため、2つの近傍の三角形を
2つの異なる側面ビュー画像に割り当てることもあり、その場合、更なる処理が
行われなければそれらの間のテクスチャの不連続性が生ずる。例えば、三角形1
102は画像C1に割り当てられ、近傍の三角形1104は、画像C1とはかな
り異なる視角で得られた画像C4に割り当てられる。ステップ1008において
、側面ビュー画像に割り当てられる各三角形は、テクスチャリングのための側面
ビュー、即ち三角形に対するテクスチャ情報の部分に対応するパッチにマッピン
グされる。ステップ1010において、これらのテクスチャの不連続性を平滑化
するために局所ブレンドプロセスが適用される。プロセス1006、1008、
1010についての更なる情報は、W. Niew外による"Mapping Texture From Mul
tiple Camera Views Onto 3D-Objects Models for Computer Amination", the p
roceedings of the international Workshop on Stereoscopic and Three Dimen
sional Imaging, September 6-8, 1996, Santorini, Greeceによって与えられる
【0099】 本発明の1つの重要な特徴として、本願ではエクスポート可能なパッチの発生
が開示されている。パッチは、メッシュの三角形の集合であり、パッチ中の各三
角形が同一のパッチ中の他の三角形の少なくとも1つのエッジを共有するという
性質を有する。更に、全てのパッチは、全てのパッチの集合がメッシュの全ての
三角形を含み、2つのパッチが同じ三角形を含むことはないという性質を有する
画像ファイル中にかかるパッチをエクスポートすることは、ユーザが所望の方法
で特定のパッチについてのテクスチャマッピングを修正又は変更することを可能
とする。例えば、3次元モデリングシステムは、一般的には、しばしば黒又は対
象の底部から延びる色であると想定される3次元対象の底部をモデリングするた
めには設計されていない。従って、最終的な3次元モデルは、底部が表示される
ときにその現実味を失う。他の状況では、ユーザは不均一な照明によって生ずる
幾らかの反射(例えば反射鏡)を除去することを望む。発生されたテクスチャリ
ングされたパッチを用いて、ユーザは、テクスチャリングされたパッチを手動で
修正又は変更するために米国カリフォルニア州サンノゼのAdobe Systems社製のP
hotoShop 5.0といった画像又はグラフィックアプリケーションを使用しうる。メ
ッシュの近傍の三角形をテクスチャ画像中の近傍の三角形のメッシュへマップす
るようにマッピングが実行されれば、テクスチャマッピングの編集可能性及び利
用可能性は非常に増加する。
【0100】 従って、ステップ1012において、1つ以上のパッチを生成するため或いは
メッシュを1つ以上のパッチへ細分化する手順が与えられる。ステップ1012
の詳細は、図10Bに示される。図10Bのステップ1020において、空のパ
ッチが形成され(即ちメモリ空間が初期化され)、インデックス付けされる。ス
テップ1022において、メッシュモデル中の三角形のうちの1つは、シード(
種)三角形として選択される。シード三角形は、まだパッチに含まれてない三角
形から、又は同様の法線を示す局所三角形の群からランダムに選択されうる。ス
テップ1024において、シード三角形の近傍の三角形は、以下説明するように
パッチに含まれるのに適しているかどうかについて試験されているかどうか、順
次にチェックされる。近傍の三角形が全て試験されれば、パッチが完了したこと
を意味する。そうでなければ、ステップ1026において三角形は更に夫々、い
ずれかの三角形がパッチに追加されうるかどうかについて試験される。
【0101】 特定的には、図11Bは、パッチが各新しく追加された三角形によって成長す
ることについて示す。例えば、三角形1110は、ステップ1020において開
始されたパッチから始まるシード三角形である。隣接する三角形1112がまだ
「試験」されていないとき、三角形1112は、シード三角形と少なくとも1つ
のエッジを共有するかどうかについて試験される。共有しない場合、三角形はパ
ッチに属さないこと、又はプロセスの後のステップにおいてパッチに追加されう
ることを意味する。例えば、近傍の三角形1114は、パッチに属せず、従って
三角形1112が三角形1110と1つのエッジを共有する場合は、しばらくの
間、廃棄される。
【0102】 従って、図10Bのステップ1028においてマッピングが作成される。本実
施例における特定のマッピングは、3次元モデルからテクスチャ画像への正投影
に基づくものであることが強調される。特定のパッチについては、投影はシード
三角形の面の法線の方向に沿ったものである。或いは、透視投影が使用されるか
、又は他の適当な投影が使用されうる。
【0103】 ステップ1030において、受け入れられた三角形は、パッチと交わるかどう
かについて更に試験される。交わる場合は、三角形は「試験済み」とラベル付け
され、プロセスはステップ1024へ進み、他の三角形を試験する。三角形がパ
ッチと交わらない場合、パッチが1つの三角形だけ大きくなるようステップ10
34においてパッチに追加される。パッチ発生プロセスは、多数のパッチを発生
することを可能とする。ステップ1036において、メッシュモデル全体が処理
されたかどうかがチェックされ、即ちここではパッチの数で表わされる。まだパ
ッチに入れられていない幾つかの三角形があれば、プロセスはステップ1020
へ進み、新しいパッチを発生する。
【0104】 図10Bにおけるパッチ発生プロセスは、再帰プログラミングによって実施さ
れ絵、続いて多数の相互に排他的なパッチを生成し、各パッチはパッチ中の他の
三角形と少なくとも1つのエッジを共有する複数の三角形を含むことが認識され
る。
【0105】 ステップ1014において、プロセスはテクスチャ画像を作成する。実際のテ
クスチャを記憶する画像がある。この画像の作成には、各三角形について記憶さ
れるテクスチャが画像中へ投影されることを必要とする。本実施例では、グラフ
ィックス・アクセラレータ・アーキテクチャを用いることによってプロセスが加
速される。かかるアーキテクチャが利用可能でなければ、アーキテクチャはソフ
トウエアによってエミュレートされる。
【0106】 結果として、パッチ1118の形状が形成され、その中のテクスチャリングさ
れた三角形は、ステップ1016において、一般的に使用される画像フォーマッ
ト、例えば、PhotoShopといった画像処理アプリケーションによって開かれうる
TIFF(Tag Image File Format)又はJPEG(Joint Photographic Expert
s Group)で保存又はエクスポートされうるテクスチャリングされたパッチを与
える。ユーザは、パッチを画素レベルで変更するための十分なグラフィックユー
ザインタフェースを提供するPhotoShopを用いてテクスチャリングされたパッチ
の任意の部分をペイントし直すこと又は変更することができる。
【0107】 上述のプロセスは連続的なテクスチャパッチを作成する方法を示す。メッシュ
モデルの各三角形に対してテクスチャをマッピングするのではなく、プロセスは
各三角形からのテクスチャをテクスチャ画像の夫々の部分へマッピングすること
を選択しうる。他の重要な特徴として、本願に記載されるテクスチャマッピング
プロセスは、殆どのコンピュータシステムにおいて一般的にグラフィックス・ア
クセラレータ・アーキテクチャを用いるために実施されうる。グラフィックス・
アクセラレータを、メモリ中のバッファではなくむしろモニタのためのバッファ
の中に引き込むために再び方向付けることにより、テクスチャのマッピングがよ
り効率的となる。
【0108】 本発明は様々な利点を有する。本発明の実施例が含みうる幾つかの利点は以下
の通りである。1つの利点は、費用が低く、操作が簡単で、実際に数分で動作さ
せるる経済的且つ効率的な3次元モデリングシステムである。本発明を用いたモ
デリングシステムは、当業者によって、インターネット取引及び製品設計を含む
多くの適用について限られた時間内で完全にテクスチャリングされた3次元対象
を発生するために使用され操作されうる。他の利点は、空間カービングプロセス
を画像の寸法に対して略独立とさせるために全てのマスク画像を符号化するMA
Eスキームである。更なる利点は、有効な三角形のみを生成する近傍形態を用い
てメッシュモデルを発生するプロセスである。他の利点は、ユーザの介在無しに
連続的なテクスチャマッピングが与えられうる三角形を含むエクスポート可能な
パッチを発生する機構を与えるテクスチャマッピングプロセスである。更なる利
点は、グラフィックス・アクセラレータをモニタ用のバッファではなくメモリ中
のバッファへ引き込むために再び方向付けるためのグラフィックス・アクセラレ
ータ・アーキテクチャに対するテクスチャマッピング処理の実施の可能性であっ
て、テクスチャのマッピングを遙かに効率的とするものである。テクスチャマッ
ピングの結果として、対象の完全にテクスチャリングされた3次元モデルが作成
される。本発明には多くの利点がある。本発明の実施例が含みうる幾つかの利点
は以下の通りである。1つの利点は、効率的な特徴抽出と、画像シーケンス中で
顕著な特徴を追跡するための追跡機構の使用である。特徴抽出機構は、画像強度
/色の3次元表現に基づいて顕著な特徴を正確且つ偏らずに位置を決めるための
顕著な特著の演算子を用いる。他の利点は、正投影の元でファクトライゼーショ
ンアプローチを用いることである。帰還システムは、透視法カメラモデルを反復
的に「集め」ることによって正投影カメラモデルをエミュレートし、それにより
ファクトライゼーションアプローチが実際的且つ正確な解を与えることである。
他の利点は、ユーザの介在無しに連続的なテクスチャマッピングを与えうる三角
形を含むエクスポート可能なパッチを発生することである。
【0109】 本発明は、幾らかの特定性をもって十分に詳細に説明された。当業者によれば
、実施例の開示は例としてのみなされたものであり、部分及び段階の配置及び組
合せに関する多くの変更は、本発明の精神及び範囲を逸脱することなくなされう
ることが理解される。従って、本発明の範囲は、上述の実施例よりもむしろ添付
の請求項によって定義されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が実施されうるシステムを示す図である。
【図2】 図1のシステムにおいて使用されうるコンピュータシステムの望ましい内部構
成を示すブロック図である。
【図3】 白領域と暗領域を含む強度画像を3次元的に示す図である。
【図4A】 イメージャから連続的に受信される2つの例示的な連続する画像を示す図であ
る。
【図4B】 図4A中の画像のうちの1つの特徴を抽出するための例示的な多解像度階層特
徴構造を示す図である。
【図4C】 単一の画像からの各画像構造が1つの特徴についてのものであるKの画像構造
を示す図である。
【図4D】 例として、ここで「特徴追跡マップ」又は単に特徴マップと称されるものを示
す図である。
【図4E】 特徴抽出プロセスを示すフローチャートである。
【図4F】 イメージャから受信される一連の画像のうちL番目、1L番目、2L番目の画
像を示し、特徴及び抽出のためにフレームが規則的に使用されることについて示
す図である。
【図4E】 一組の連続する画像を特徴追跡するときのテンプレート更新について示す図で
ある。
【図5】 カメラ動き推定プロセスを示すフローチャートである。
【図6A】 特徴マップが個々の特徴ブロックへ分割され、特徴ブロックの各対が重なりあ
うことを示す図である。
【図6B】 2つの隣接する画像上に投影されるシーン点Pfqの変位Tfqを示す図であ
る。
【図6C】 ファクトライゼーション法を用いたカメラ動き推定プロセスの実施について示
す図である。
【図6D】 立方体が正投影及び透視投影により夫々いかにして投影されるかを示す図であ
る。
【図7A】 重なり合う部分に亘って連結される多数のカメラ動きセグメントからカメラの
動きを組み合わせるプロセスについて示す図である。
【図7B】 重なり合う部分に亘って連結される多数のカメラ動きセグメントからカメラの
動きを組み合わせるプロセスについて示す図である。
【図7C】 例としての得られるカメラの動きである。
【図8】 本願に開示される奥行きマッピングプロセスを示すフローチャートである。
【図9A】 線特徴について検出される家の画像を示す図である。
【図9B】 対象中の点Pが2つの隣接する画像平面上に投影されることを示す図である。
【図9C】 Delaunayトライアンギュレーションに基づいて自己制約され且つ相互
接続された三角メッシュモデルを発生する方法を示すフローチャートである。
【図10A】 テクスチャパターンをメッシュモデルに与える方法を示すフローチャートであ
る。
【図10B】 本発明の1つの実施例によるテクスチャリングパッチ発生プロセスを示すフロ
ーチャートである。
【図11A】 夫々の側面ビュー画像に割り当てられる三角形のグループを示す図である。
【図11B】 新しく追加される三角形毎にパッチが成長することについて示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チェン,ジンロン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95054 サンタ・クララ チーニー・スト リート 4664 (72)発明者 ウォポティッシュ,ローマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95032 ロス・ガトス 15 タウン・テラ ス 200 Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 BB15 FF04 JJ03 JJ26 KK01 MM21 QQ31 5B057 BA11 CA01 CA08 CA12 CB01 CB08 CB13 CD14 CH01 CH11 CH14 DA17 DB02 5C061 AA21 AB03 AB08 5L096 AA02 AA06 AA09 CA04 DA01 FA03 FA06 FA12 FA14 FA15 FA24 FA46 FA59 FA69 GA05 GA08 GA41 HA02 JA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象に対して動いているイメージャから画像のシーケンスを
    受け取る段階と、 上記各画像について上記画像中で相互に最も変化が少ない特徴を抽出する段階
    と、 上記抽出された特徴の群であり、各群中の特徴を含む幾つかの画像に対応する
    群を、夫々カメラ動き推定プロセスに入力する段階と、 上記カメラ動き推定プロセスからの出力によって決定される夫々の特徴追跡に
    基づいて稠密点の3次元位置を決定する段階とを含む、対象の完全にテクスチャ
    リングされた3次元モデルを発生する方法。
  2. 【請求項2】 上記抽出された稠密点に基づく三角形を含むメッシュモデル
    を発生する段階と、 上記対象の上記完全にテクスチャリングされた3次元モデルを発生するために
    、上記三角形を夫々上記画像シーケンスからのテクスチャ情報でマッピングする
    段階とを更に含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記特徴抽出段階は、 上記特徴を検出するために上記画像のうちの最初の画像に対して特徴演算子を
    適用する段階と、 上記画像のうちの上記最初の画像に続く画像中で上記特徴を追跡する段階とを
    含む、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記特徴演算子は、上記最初の画像に適用されたときは、エ
    ッジ状及び均質の領域を抑制しつつ顕著なコーナー状の領域を強調する、請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記特徴演算子は、ラプラシアン演算子を含み、上記最初の
    画像の平滑化されたバージョンの領域に対して実行されるHessianマトリ
    ックスの機能に基づく、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記カメラ動き推定プロセスは、正投影条件下で作用する分
    解プロセスを含む、請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記入力段階は、 上記特徴の位置を上記出力に対して再帰的に補正することによって上記正投影
    条件を近似するために上記出力をより良くする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記特徴追跡制約は、上記稠密点について1つずつの夫々の
    エピポーラ線である、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記稠密点を抽出する段階は、 上記画像のうちの最初の画像中の上記稠密点を検出する段階と、 上記稠密点について1つずつの上記夫々のエピポーラ線を決定する段階と、 上記画像のうちの最初の画像に続く画像中で上記夫々のエピポーラ線に沿って
    上記稠密点を夫々追跡する段階とを含む、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記稠密点を検出する段階は、 上記最初の画像中の線特徴を表わす第1のタイプの点を検出する段階と、 上記最初の画像中の上記線特徴以外のものを表わす第2のタイプの点を検出す
    る段階とを含み、 上記稠密点は、上記第1のタイプの点及び上記第2のタイプの点を含む、請求
    項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記三角形に基づいて、各パッチが上記メッシュモデルの
    上記三角形のうちの幾つかの集合であり、上記パッチの上記三角形の夫々は上記
    パッチ中の他の三角形と少なくとも1つの縁を共有するパッチを発生する段階を
    更に含み、 上記全てのパッチの統合体は、上記メッシュモデルの全ての上記三角形を含み
    、上記パッチのうちの2つがその中に同じ三角形を含むことはない、請求項2記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 上記パッチは一般的に使用される画像ファイルのフォーマ
    ットでエクスポート可能であり、それによりユーザは上記パッチとは独立にテク
    スチャリングされた表面を変更しうる、請求項10記載の方法。
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