JP2002519790A - 複数の参加者の間で文書を共用するシステムと方法 - Google Patents

複数の参加者の間で文書を共用するシステムと方法

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JP2002519790A
JP2002519790A JP2000557416A JP2000557416A JP2002519790A JP 2002519790 A JP2002519790 A JP 2002519790A JP 2000557416 A JP2000557416 A JP 2000557416A JP 2000557416 A JP2000557416 A JP 2000557416A JP 2002519790 A JP2002519790 A JP 2002519790A
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ブラツクネル,ポール・ウインフイールド
デナーロ,ダニエル・ピーター
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ボーカルテツク・コミユニケーシヨンズ・リミテツド
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 複数の会議参加者中でデータファイル22を共用するシステムと方法である。本システムは、通信ネットワークに動作可能に結合された複数の会議ステーション2、3、4を含んでいる。本方法は、会議が開始される前、そして任意には会議中に実行されるステップを含んでいる。会議前には、識別子19、23と署名20、24を割り当てて、共用文書の最新の修正を示すステップを含んでいる。会議を設定して識別子のリストを参加者に配布した後は、提示データ21を含む共用文書が生成される。この文書は、編集されて配布され、これによって、この文書15の内の修正されたセクションだけが、参加者に配布されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、これに限られないが、複数の参加者間で文書を共用する方法とシス
テムに関する。より特定的には、本発明は、会議中に文書を共有する会議デバイ
スで動作可能な会議のシステムと方法に関する。
【0002】 (背景技術) 多くのコンピュータ関連の応用分野では、共用データファイルが用いられる。
例えば、マルチメディア(オーディオ、データ、ビデオ、アニメーション)会議
という応用分野では、一連の提示スライドを含むデータファイルが、会議参加者
によって用いられるコンピュータに転送される。スライドは、ひとたび転送され
ると、参加者の各々によって閲覧される。場合によっては、配布されたデータフ
ァイルは参加者の内の一人以上によって編集されることもある。
【0003】 一般的なオンライン複数当事者会議では、議長が、Microsoft(登録
商標)PowerPoint(登録商標)のスライドやWord(登録商標)の
文書などの複数のデータオブジェクト(データ)を含む共用文書を用意する。会
議に始めにおいて、議長は、他の参加者にデータネットワークを介して接続する
。参加者は、ひとたび接続されると、共用の会議文書に関連して互いに対話する
。この方式に固有の現象は、共用文書は、会議の参加者に送信される必要がある
ことである。一般的に、議長は、文書を他の参加者に対して会議に開始時に転送
する。実際、ファイルの転送プロセスは、数分かかることがある。その結果、ミ
ーティングの参加者が、互いに協力できるようになるのに、ファイルの転送が完
了するまで待たなけばならなかったり、議長が、データ交換プロセスを早期に開
始しなければならない。このようなアプリケーションの例としては、Micro
soft NetMeeting(登録商標)がある。
【0004】 従来通り、電子メールで交換される予定のデータオブジェクトを含む共用文書
を単に参加者に前もって転送するだけでは不十分である。その理由は、オブジェ
クト自身が、ミーティングが始まる前に編集されたものである場合は、変更され
ることがあるからである。電子メールは、技術上eメールとしても既知である。
上記に鑑み、共用文書の転送で無駄になる時間を減少させ、同時にまた、会議の
参加者が確実に同じバージョンのデータオブジェクトを閲覧できるようにするフ
ァイル共用システムに対する必要性が存在する。
【0005】 複数の当事者が共用文書を編集する必要がある場合には、さらなる問題がアプ
リケーションで発生する。Microsoft Windows(登録商標)環
境下では、文書は、MicrosoftのObject Linking an
d Editing(「OLE」)技術に基づいてオブジェクトを用いて共用さ
れ編集される。この技法はまた、データネットワークを介して接続されているコ
ンピュータによって共用される文書に対して用いられる。
【0006】 例えば、複数の参加者を伴うリアルタイム会議においては、会議の起案者は、
オブジェクトを適当なコンテナ文書に埋め込んで、次に、このコンテナ文書を参
加者に送る。すると、このオブジェクトは、参加者の内のだれかによって編集さ
れる。すると、編集されたオブジェクトは、次に、会議の他の参加者に配布され
て、参加者達が閲覧しているオブジェクトを、現行のバージョンに更新する。
【0007】 しかしながら、この技法は、会議を開始する際のセットアップ時間が比較的長
くなるという結果をもたらす。加えて、比較的多くのデータ転送を会議中にしな
ければならない、すなわち、オブジェクトを編集する時はいつでも、多量のデー
タを参加者間で配布する必要がある。上記に鑑み、セットアップ間に送られるデ
ータ量を減らし、共用オブジェクトのセッションを編集している間でのデータト
ラフィックを減少させる文書共用方法に対する必要性が存在する。
【0008】 (発明の開示) 本発明の第1の態様では、データファイルを複数の参加者で共用する方法が提
供される。参加者は、各々が会議においてデータファイルを共用する会議ステー
ションを有している。本方法は、少なくとも1つのデータオブジェクトを含むデ
ータファイルを、会議が開始される前に参加者各々にルーティングするステップ
と、文書の各データオブジェクトにデータオブジェクトの最新の修正を示す識別
子を割り当てるステップと、会議を設定するステップと、データオブジェクトの
識別子と会議中に修正する必要があるデータオブジェクトとのリストを参加者に
配布するステップとを含んでいる。本方法は、各参加者に関連付けられた少なく
とも1つのデータオブジェクトを含む共用文書を生成するステップと、修正され
たデータオブジェクトを提供するように、前記少なくとも1つのデータオブジェ
クトを編集するステップと、各参加者に関連付けられた共用文書を更新するよう
に、この修正されたデータオブジェクトを参加者に配布するステップとをさらに
含んでいる。
【0009】 本発明は、会議のセットアップ時間をかなり減少させ、また、各データファイ
ルとオブジェクトに対して固有の識別子と署名を提供するという利点がある。さ
らに、本発明は、参加者に転送されるデータの分量を減少させ、したがって、各
共用文書に伴う更新時間を減少させる。
【0010】 本発明の第1の実施形態では、データファイルのルーティング動作は、電子メ
ール又はファイル転送プロトコルによって実行される。加えて、前記割り当てる
ステップは、各データファイルに固有の識別子を割り当てるステップと、データ
ファイルの各データオブジェクトにディジタル署名を割り当てるステップとをさ
らに含んでいる。このように、ディジタル署名は、データオブジェクトの最新の
修正を指定する時間的な足跡である。
【0011】 本発明の第1の態様では、本方法は、共用文書でのデータオブジェクトからデ
ータファイルへのリンクを生成するステップをさらに含んでいる。
【0012】 本発明の第1の実施形態では、前記編集するステップは、共用文書にリンクす
る修正されたデータオブジェクトを提供するように、データファイルの所有者か
らデータファイルを要求して、要求者のステーションでデータファイルを作成す
るアプリケーションで、データオブジェクトを編集するステップをさらに含んで
いる。
【0013】 本発明の第2の態様では、会議における複数の参加者中でデータファイルを共
用する目的で、少なくとも1つの通信ネットワークに動作可能に結合された複数
の会議ステーションを有するシステムが提供される。会議ステーションは、少な
くとも1つのデータオブジェクトを含むデータファイルを会議が開始される前に
各参加者にルーティングするルーティングアプリケーションと、文書の各データ
オブジェクトにそのデータオブジェクトの最新の修正を示す識別子を割り当てる
識別アプリケーションと、会議を設定し、データオブジェクト識別子のリストの
参加者に対する配布を制御する会議アプリケーションと、共用文書を閲覧して編
集する電子ホワイトボードと、データファイルを編集する編集アプリケーション
と、データファイルの修正を圧縮するコンプレッサと、データファイルの修正を
参加者に配布する配布アプリケーションとを含んでいる。
【0014】 ルーティングアプリケーションは、電子メールアプリケーションであり、少な
くとも1つの通信ネットワークは、パケット交換ネットワークであるのが好まし
い。この実施形態では、会議ステーションは、オーディオビジュアル会議を実行
するオーディオビジュアルデバイスと、会議情報を閲覧する表示モニターとをさ
らにを含んでいる。
【0015】 本発明の上記の特徴と他の特徴とは、類似の参照符号が類似の部品をその全体
にわたって示す添付図面を一緒に好ましい実施形態と請求項に関する以下の詳細
な説明を読めば明らかであろう。
【0016】 (本発明の詳細な説明) 最初に図1を参照すると、会議のシステムが示されている。会議システム1は
、(インターネット5、ローカルエリアネットワーク6等の)1つ以上のデータ
ネットワーク5、6を通じて接続されたいくつかの会議ステーション2、3、4
を含む。会議の参加者(図示せず)は、会議ステーション2、3、4を用いて他
の参加者と通信する。
【0017】 各会議ステーションは、オーディオ/ビデオ/データ(A/V/D)機器8を
用いてオーディオ、データ及びグラフィックのサービスを支援する。例えば会議
の参加者は、会議ステーションのオーディオ機器9を用いて互いに話をすること
ができる。参加者が、他の参加者に文書を送ることによって、他の参加者は、会
議ステーション2、3、4に関連付けられた表示デバイスモニター10又は電子
ホワイトボード11で、当該文書を閲覧することができる。本発明の好ましい実
施形態では、ホワイトボード11は、共用文書15を閲覧し編集し生成するため
に用いられる。
【0018】 全ての会議ステーション2、3、4は、複数の当事者の会議のためにいくつか
のアプリケーションを作動させる。それらのアプリケーションには、(1)会議
の開催を促進し、参加者が会議のコンテンツの情報、例えば文書、画像、Pow
erPointのスライドを他の参加者に送ることを可能にするユーザ・インタ
フェースを提供する会議アプリケーション12と、(2)参加者がコンテンツ情
報を処理することを可能にするコンテンツ編集/閲覧アプリケーション13が含
まれる。例えばコンテンツ編集/閲覧アプリケーションは、会議アプリケーショ
ン12又はホワイトボード11と共に用いられるグラフィックスライドの参加者
による編集を可能にするMicrosoft PowerPoint(登録商標
)等のグラフィックベースのエディタであってもよい。
【0019】 各会議ステーション2、3、4はさらに、共用文書15、データファイル16
及び提示データ17を記憶するデータメモリ14を備える。各共用文書15には
、グローバル固有識別子(GUID)23、署名24、及びGUID19と署名
20を含む1つ以上のオブジェクト18が含まれる。
【0020】 図1の複雑さを減らすために、ステーション2、3、4の詳細部分だけが示さ
れる。さらに所与の会議ステーション2に示されている詳細は、全てのステーシ
ョン3、4については表されないかもしれない。しかしながら、一般に各会議ス
テーション2、3、4によって同様の機能が提供されると理解されたい。
【0021】 本発明の1つの実施形態によれば、会議アプリケーション12は、会議が開始
される前に参加者が共用文書を他の参加者に効率的に配布することが可能になる
ディジタルルーティング手段(図示せず)を含んでいる。そのようなディジタル
ルーティング手段は、ファイル転送プロトコル、及びデータファイルを参加者に
転送する前にその各々を圧縮するデータコンプレッサであり得る。
【0022】 具体的には、参加者は、会議が始まる前に共用文書15を他の参加者に送る。
それから会議の初めに参加者は、GUID23、及び共用文書15の現行バージ
ョンを示すタイムスタンプ等の電子署名24を受け取る。参加者は、共用文書1
5の旧バージョンを持っていれば、元のバージョンからの更新を求めることがで
きる。
【0023】 本発明の別の実施形態によれば、会議アプリケーション12は、参加者が共用
文書15を効率的に配布して編集することを可能にするメカニズムを含む。ここ
で共用文書15は、提示データ21と、提示データ21及びファイル構成用の情
報を含むデータファイル22との集合に関連付けられる。例えばMicroso
ftのObject Linking and Embedding(OLE)
技術と両立する文書は、文書全体(データファイル22)を定義するデータによ
って、また例えば文書がどのようにして現れて表示モニター10上に表示される
かを単に定義するデータの別の集合(提示データ21)によって定義することで
きる。
【0024】 この実施形態では、参加者は、提示データ21又はデータファイル22を別々
に他の参加者に送ることができる。従って会議の初めに参加者又は会議アプリケ
ーション12は、提示データ21だけを他の参加者に送ることを選択できる。こ
の場合、参加者が共用文書15の編集を要求する場合だけ、データファイル22
がその要求者に送られる。一般的には、この技術は、共用文書15を参加者に最
初に送るのに要する時間をかなり減少させる。その理由は、そこにある提示デー
タ21の量が一般に所与の文書用のデータファイル22内にあるよりもかなり少
ないからである。さらに、ひとたびファイルが編集されれば、要求者はすでにデ
ータファイル22を持っているので、更新された提示データ21だけを大部分の
参加者に送ればよい。その結果、本発明のこの特徴を用いることによって、追加
的なデータ転送効率が実現できる。
【0025】 本発明の好ましい実施形態では、会議ステーション2は、Pentium(登
録商標)IIベースのパーソナルコンピュータ(PC)上で動作するコンピュー
タプログラムである。
【0026】 PCには、音声を会議アプリケーションに入力するためのマイクロフォン、画
像を獲得するためのビデオカメラ、サウンドカード、ビデオカード、及び共用文
書15を参加者に配布するためのEthernetカード又はモデム等の(A/
V/D機器8と記される)通信デバイスが含まれる。
【0027】 ここで図2A、2B及び3を参照して、上記の動作をより詳細に説明する。図
2A及び2Bは、前述された本発明の第1の実施形態により実現される会議シス
テム1で実行される動作のフローチャートを表す。下記のいくつかの例では、会
議の議長は、会議を開催して、会議中に用いられる共用文書15を生成し配布す
ると仮定する。しかし、他の会議参加者が、これらの行為を行ってもよいと理解
されたい。さらに一般に全ての参加者は、図2A及び2Bで説明される発呼者動
作及び被呼者動作を行うことができる。
【0028】 最初に図2Aを参照すると、会議の前に共用文書15にマークを付けて配布す
る方法が表されている。初めに発呼者は、例えばVocalTec(登録商標)
Communications IsraelのVocalTec Comm
unication Client(登録商標)等の会議アプリケーションを始
動する(ステップ30)。次に、発呼者は、米国のMicrosoft(登録商
標)のPowerPoint(登録商標)スライド等のデータオブジェクト18
を共用文書15に付け加える(ステップ31)。発呼者は、共用文書15に注釈
を付ける(ステップ32)。発呼者は、注釈を付ける必要がある共用文書15に
関連付けられたデータオブジェクト18の全てに注釈を付ける(ステップ33)
。次のステップでは、発呼者は、共用文書15をハードドライブ、フロッピーデ
ィスク又はメモリ14等の記憶手段に保存して(ステップ34)、共用文書15
を被呼者に送る(ステップ35)。被呼者は、共用文書15を受け取り(ステッ
プ40)、それを開く(ステップ41)。被呼者は、文書15を変更したい場合
(ステップ36又は42)、共用文書15内のデータオブジェクト18に注釈を
付けて(ステップ37又は43)、変更するものが無くなるまでデータオブジェ
クト18の注釈付け/付け加え/変更を続ける(ステップ38)。そして被呼者
は、文書をハードドライブに保存する(ステップ39及び44)。
【0029】 最初に会議の議長は、会議中に用いられるコンテンツ情報を生成して、それを
ハードディスクドライブ等のデータメモリ14に保存する。この情報は、各種の
テキスト又はグラフィックファイルから成る。例えば、コンテンツ情報は、Mi
crosoft Word(登録商標)を用いて作られた文書、Microso
ft PowerPoint(登録商標)を用いて作られたスライド提示物、M
icrosoft Excel(登録商標)を用いて作られたスプレッドシート
、又は他のOLEベースのアプリケーション又は他のタイプのテキストアプリケ
ーションによって作られた文書から成る。代りにコンテンツ情報は、参加者の会
議ステーション2、3、4又は他の機器上で提示できるオーディオ又はビデオフ
ァイル(例えば、オーディオ又はビデオクリップを含む)から成ることも可能で
ある。
【0030】 議長又は他のある当事者は、ホワイトボード11を用いて共用文書15を作成
し、各種のオブジェクトを共用文書15内に挿入することができる。例えばPo
werPoint文書を用いて、議長は、いくつかのPowerPointのス
ライドを共用文書15の異なるページに挿入して、共用文書15の各スライドか
ら前記スライドを含む元のPowerPointファイルへのリンクを与えるこ
とができる。
【0031】 各スライドは、約50キロバイトのデータから成ると仮定すれば、64キロビ
ット/秒の広域ネットワーク連係を通じて各スライドを送信するのに約6秒かか
る。従って20のスライド提示物を他の2人の参加者に転送するのには約4分か
かることになる。
【0032】 本発明の1つの実施形態では、この遅れが会議を邪魔するのを防ぐために、コ
ンテンツを作成した参加者が会議に先行するある時点で、関連するファイルを他
の参加者のそれぞれに送る。1つの実施形態では、電子メールやファイル転送プ
ロトコルを用いることによって、又は単にフロッピーディスク上のファイルを配
布することによって、これが達成される。そのファイルは、受取った参加者によ
って彼らのそれぞれの会議ターミナルにロードされる。
【0033】 実際には、コンテンツ情報は、全ての参加者、又は共用文書が会議参加者に送
られる後に作成された新たなコンテンツ情報によって修正できる。この実施形態
では、識別子(GUID)、及び後出のタイムスタンプ等のディジタル署名を用
いることによってこのシナリオは考えられる。
【0034】 共用文書内15内の各データオブジェクト18は、GUID19、及び参加者
が同じバージョンのオブジェクトを持っていることを保証するために用いられ得
る署名20に関連付けられる。図1が示すように、同様のGUID19及び/又
は署名20は、同様の共用文書15に関連付けられる。一般にGUID19は、
共用文書15又はデータオブジェクト18に、それが作られるときに割り当てら
れる。このGUID19は、一般的に少なくとも会議の間は(文書又はオブジェ
クトが変更されようとも)変更されない。逆に文書又はオブジェクトに割り当て
られる署名24は、文書又はオブジェクトが修正されれば常に変更される。例え
ば、文書の署名24は、そのオブジェクト18のいずれかが修正(再生成、編集
、削除)されれば割り当てられることが可能であり、任意のオブジェクトの署名
20は、そのオブジェクト18が編集されれば修正されることが可能である。1
つの実施形態では、署名20は、オブジェクトが最後に修正された時間を示すタ
イムスタンプから成る。
【0035】 ここで図2Bを参照すると、議長は、参加者がデータネットワーク会議を行う
ことが可能なメカニズムを用いることによって会議を開催するが、この技術は技
術上既知である。
【0036】 例えばイスラエルのVocalTec(登録商標) communicati
ons社から販売されているVocalTec Communication
Client(登録商標)のような会議システムは、公的又は私的なネットワー
クサーバ上に開設されている仮想会議室を用いてデータネットワークを介した会
議を提供することができる。本発明の教示を前記のような会議アプリケーション
に組み込むことによってそのアプリケーションの性能を改善することができる。
【0037】 図2Bのフローチャートをここでより詳細に説明する。発呼者が共用文書15
のGUID23及び署名24を各参加者に送ることによって(ステップ51)、
会議は始まる(ステップ50)。発呼者は、被呼者よりも新しいオブジェクトを
持っていれば(ステップ52)、オブジェクト署名のリストを被呼者へ送り(ス
テップ53及びステップ54)、被呼者は、新たなオブジェクト18のコピーを
受取る(ステップ55)。各データオブジェクトについてチェックが行われる(
ステップ56から54)。次のステップ(ステップ57)で、被呼者は、自分が
発呼者よりも新しいデータオブジェクトを持っているかどうかをチェックする。
被呼者は、発呼者よりも新しいデータオブジェクトを持っていれば、データオブ
ジェクト署名のリストを発呼者へ送る(ステップ58)。被呼者は、更新すべき
データオブジェクトが無くなるまで、署名のチェックと更新を行う(ステップ5
8から61)。それから会議は続行する(ステップ62)。
【0038】 要約すれば、ひとたび会議が確立されると、コンテンツ情報(例えば共用文書
)を生成した参加者は、識別子(例えば文書及び/又はオブジェクトのGUID
)と署名(例えば、文書及び/又はオブジェクトのタイムスタンプ)とのリスト
を他の参加者に送る。各参加者(例えば、参加者の会議ステーション上で動作す
る会議アプリケーション)は、参加者の共用文書の文書/オブジェクトのバージ
ョンがリスト上の文書/オブジェクトの人物と一致しているかどうかをチェック
する。そのバージョンが一致しなければ(例えば、オブジェクトが変更されれば
、又は文書送付後に新たなオブジェクトが付け加えられれば)、参加者は、オブ
ジェクトの新しいコピーを要求する。1つの実施形態では、対応する要求マネー
ジャは、所望の共用文書15又はオブジェクト18のGUID23及び/又は署
名24を含んでいる。参加者は、文書全体というよりもむしろ特定のオブジェク
トを必要に応じて選択的に要求する。さらに文書署名24は、全てのオブジェク
トが現行のものであることを即座に確かめるために、又は文書15全体の送出を
要求するために用いることができる。要求メッセージを受取ると、文書を管理し
ている参加者又は会議アプリケーション17は、要求された文書/オブジェクト
を、要求している各当事者にリアルタイムで送る。
【0039】 上のことから、本発明は、会議の初めにおけるデータ転送時間をかなり減少で
きることがわかる。前記の例(2当事者への20スライドの配布)では議長は、
GUID19及びタイムスタンプ署名20情報を含む40個の情報ブロックを送
る。これらのブロックは、それぞれ100バイトのデータを含むと仮定すれば、
このステップの送信時間は、明らかである。他の参加者は、準備済みの文書をロ
ードしたと仮定すれば、会議は即座に進行する。
【0040】 前記の発明の第2の実施形態により実現される会議システム内で実行される方
法を表すフローチャートを図3に示す。この例では、共用される文書は、各参加
者に既に配布されており、共用文書15は、生成されて例えばデータメモリ14
内に保存されている。
【0041】 この実施形態を説明するために、共用文書15は、2つのセクションによって
表される。すなわち、(1)例えばスライド等の提示データ21と、(2)デー
タファイル22を構成する他の情報とスライドとを含むデータファイル22であ
る。一般に、提示データ21は、文書を表示及び/又は印刷するのに必要な情報
の最小集合から成る。ここで述べられるような提示データとデータファイルを支
援する技術の例は、MicrosoftのObject Linking an
d Editing(「OLE」)の技術である。以下の例では、共用文書15
は、OLEと両立できることが仮定されている。共用文書15は、提示データ2
1オブジェクトをホワイトボード11に挿入することによって生成される。従っ
て共用文書15には、それを表示し又は印刷するために顧客によって用いられる
提示データ21が含まれる。本発明のこの実施形態によれば、OLEは、参加者
が最初に提示データだけを配布できるように、リンクされた方法で用いられる。
データファイル22は、参加者が元の文書の編集を望むときだけ参加者に送られ
る。その編集は、最初にその文書を生成したアプリケーションによって行われる
【0042】 要約すれば、複数の参加者の間で共用される必要のある文書は、議長のコンピ
ュータ又は他の参加者のコンピュータに保存される。議長は、ホワイトボード1
1上で共用文書15を生成する。そのホワイトボード11は、会議アプリケーシ
ョン12を編集/閲覧し、また他の参加者を呼び出して共用文書15を配布する
ためのツールとして機能する。共用文書15には、元の文書にリンクされた提示
データ21だけが含まれている。議長によって行われた修正のそれぞれは、各参
加者に配布されて、彼らのホワイトボード上で閲覧される共用文書のコピーが更
新される。提示データの編集は、それを生成したエディタによって行われる。共
用文書への追加情報に対する指示やパラグラフへのポインティング等の編集は、
各参加者によってホワイトボード11で行われる。提示データの編集には、元の
ファイルとそれを生成したアプリケーションが必要である。
【0043】 ここで図3のフローチャートを詳細に説明する。会議は、ユーザーA、B、C
及びDで表される会議参加者のグループを接続することによって確立される(ス
テップ70)。これは前述されたのと同様の方法で行われる。
【0044】 参加者、例えばユーザーAは、会議中に他の参加者に配布される共用文書15
へのリンクを確立する。すなわちユーザーAは、リンクされた提示データだけを
用いて閲覧/編集アプリケーションのコンテナに文書を入れる。
【0045】 それからユーザーAは、その提示データ21を他の参加者に送る(ステップ7
2)。図1に示すように、提示データ21のコピーは、各参加者のステーション
2、3、4のデータメモリ14内に保存することができる。それから参加者は、
ホワイトボード11を用いて彼らの会議ステーション上の共用文書15を閲覧す
ることができる(ステップ73)。
【0046】 1つの実施形態では、会議アプリケーションは、ユーザーAがオブジェクトを
共用文書15内に挿入する際に行う「貼り付け」操作を中断することによって上
の操作を行うことができる。会議アプリケーション12は、提示データ21を圧
縮して、それを自動的にネットワークを通じてリアルタイムに他の会議参加者に
送る。それから各参加者は、会議ステーションB−3に示すように提示データ2
1のコピーを保存する。
【0047】 図3の破線で示すように、会議中のいつでも、参加者例えばユーザーBは、共
用文書15を編集することができる(ステップ74)。ユーザーBがデータファ
イル22を入手できなければ(ステップ75)、データファイル22が求めに応
じてユーザーAからユーザーBに転送されて、ユーザーBのステーションに保存
される(ステップ76)。それから受信されたファイルが、元の提示データ21
にリンクされる。こうして参加者は、自身の会議ステーション上にインストール
されているPowerPointのような対応し両立するコンテンツ編集/閲覧
アプリケーション13を用いて、文書を自由に編集できる(ステップ77)。
【0048】 図3に示すように、その結果修正されたファイルの異なる部分が、異なる参加
者に送られる。更新されたデータファイルは、ファイルの発信者(例えば、ユー
ザーA)に送り返される(ステップ78及び79)。それから発信者は、元のフ
ァイル及びその提示オブジェクトを更新する(ステップ80)。残余の参加者(
例えば、ユーザーC及びD)には、更新済提示データだけが送られる(ステップ
81及び82)。それから受信ターミナル上の会議アプリケーションが自動的に
共用文書15を更新する(ステップ83)。これは、例えば提示データ21又は
データファイル22を伴ったGUID23を送り、現在表示されているGUID
23を追跡してホワイトボード11を更新することによって行われる。
【0049】 実際は、提示データ21は、埋め込まれた全ファイル情報を含むデータファイ
ル22よりも10倍少ない量のデータから成る。従って本発明のこの実施形態に
より実現されるシステム又は方法は、従来型の文書共用方式よりも極めて効率的
であることが理解されよう。前記の技術の全てを用いて得られる効率性に加えて
、例えば更新データの参加者への送付のような、これらの技術の1つだけを用い
ることによっても大きな効率性が得られる。さらに全てのデータファイル及びオ
ブジェクトは、参加者間に転送される前に圧縮される。したがって参加者間に転
送されるデータ量はさらに減少する。
【0050】 本発明のこの実施形態を用いて実現することができる長所が、図4及び5に示
される。文書を共用し編集するための埋込方式を用いたデータの流れを図4に示
す。ここでは、ユーザーAが埋込オブジェクト100を挿入し、ユーザーBが文
書101を編集して、それから文書は、全ての参加者、図4の矢線及び破線で示
されるユーザーC102及びユーザーD103に対して更新される。
【0051】 図5には、本発明により実現されるリンクされた方式が示される。その方法に
よれば、ユーザーAがリンク200を経由してオブジェクトを挿入し、それから
ユーザーBがファイル201の編集を要求した後に、ファイルがユーザーBに送
られ、そして全ての参加者、ユーザーC203及びユーザーD204が更新され
る。実線は、編集が行われる前のデータの転送を示す。破線は、ユーザーBが文
書を編集した後のデータの流れを表す。この例では、提示データの大きさは埋込
データのそれの1/10であり、それに続くデータの大きさは埋込データ又は提
示データのそれの1/10であると仮定されていることに注意されたい。
【0052】 下の表1は、それぞれの場合におけるデータの流れを要約している。
【表1】
【0053】 本発明の方法によって、特に会議の全員に満たないメンバーが、特定の文書を
編集しようとする際に、ネットワークを通じて送信されるデータの総量が著しく
減少することが理解されよう。特に会議のセットアップ中に送られるデータは、
劇的に減少する。さらに編集セッション中に送信されるデータは、より効率化さ
れる。従って本発明は、特に比較的遅いデータネットワーク上において、より高
速のセットアップ及び編集時間を提供する。
【0054】 例えばPKZIP又はARJ等の無損失圧縮技術のようなデータ圧縮技術を用
いて、会議に転送されるデータ量をさらに減少させることができる。例えば全オ
ブジェクトの提示に対する変更が送られるときに、データは圧縮される。
【0055】 本発明は限られた数の実施形態に関して説明されたが、本発明についての多く
の変更例、修正例及び他の応用例が可能であることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って構成された会議システムの1実施形態のブロック図である。
【図2A】 本発明によるデータ共用方法の1実施形態のフローチャートである。
【図2B】 本発明によるデータ共用方法の1実施形態のフローチャートである。
【図2C】 本発明によるデータ共用方法の1実施形態のフローチャートである。
【図3A】 本発明によるデータ共用方法の別の実施形態のフローチャートである。
【図3B】 本発明によるデータ共用方法の別の実施形態のフローチャートである。
【図4】 データ転送の埋め込まれた方法を示すグラフ図である。
【図5】 本発明による文書共用方法の1実施形態のグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 デナーロ,ダニエル・ピーター イギリス国、ハンプシヤー・アール・ジ ー・27・9・ビー・ピー、ローゼルウイツ ク、カウフオールド・レイン、チヤーデイ ング・ハウス(番地なし) Fターム(参考) 5B009 VC03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、データファイルを会議で共用する会議ステーション
    を有する複数の参加者中で、データファイルを共有する方法において、 前記会議が開始される前に、少なくとも1つのデータオブジェクトを含むデー
    タファイルを、前記参加者の各々に対してルーティングするステップと、 文書の各データオブジェクトに、前記データオブジェクトの最新の修正を示す
    識別子を割り当てるステップと、 会議を設定して、データオブジェクト識別子と前記会議中に修正する必要があ
    るデータオブジェクトとのリストを、前記参加者に配布するステップと、 前記少なくとも1つのデータオブジェクトを含む共用文書を、各参加者で生成
    するステップと、 修正されたデータオブジェクトを提供するように、前記少なくとも1つのデー
    タオブジェクトを編集するステップと、 各参加者の前記共用文書を更新するように、前記修正されたデータオブジェク
    トを、前記参加者に配布するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記ルーティングするステップが、ディジタルルーティング
    手段によって、前記データファイルをルーティングするステップを含む請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ディジタルルーティング手段が、ファイル転送プロトコ
    ルを含む請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ディジタルルーティング手段が、電子メールを含む請求
    項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記割り当てるステップが、 各データファイルに固有の識別子を割り当てるステップと、 ディジタル署名を、前記データファイル内の各データオブジェクトに割り当て
    るステップとをさらに含む請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル署名が、前記データオブジェクトの最新の修
    正を指定する時間的な足跡である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記会議が開始された後、前記データファイルの各修正に対
    して識別子を割り当てるステップと、 修正された識別子のリストを要求するステップと、 前記修正された識別子のリストを、要求者に配布するステップとをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記割り当てるステップが、修正された前記データファイル
    の各データオブジェクトに、ディジタル署名を割り当てるステップをさらに含む
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記生成するステップが、前記共用文書における前記データ
    オブジェクトから前記データファイルへのリンクを生成するステップをさらに含
    む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記編集するステップが、 前記データファイル所有者から前記データファイルを要求するステップと、 前記共用文書にリンクされた修正されたデータオブジェクトを提供するために
    、前記データファイルを要求者のステーションで生成するように機能するアプリ
    ケーションを用いて、前記データオブジェクトを編集するステップとをさらに含
    む請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記データオブジェクトが、提示データを含む請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 複数の参加者を含む会議中に、提示データと前記提示デー
    タに関連付けられた情報を含むデータファイルとを有する共用文書を修正する方
    法であって、 前記データファイルと前記提示データをマーク付けするステップと、 前記会議が開始される前に、前記提示データを各参加者にルーティングするス
    テップと、 会議を設定して、前記参加者に前記提示データを配布するステップと、 前記データファイルにリンクされた前記提示データを含む前記共用文書を生成
    するステップと、 前記データファイルを、前記共用文書を編集することを要求した参加者に配布
    するステップと、 修正された提示データを提供するように、前記データファイルにおける前記提
    示データを編集するステップと、 前記修正された提示データを前記複数の参加者に配布するステップと、 前記共用文書ファイルを、前記編集した修正に従って更新するステップとを含
    む方法。
  13. 【請求項13】 前記提示データを前記データファイルにリンクさせるステ
    ップが、OLEによって実行される請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記提示データの修正を含むファイルを生成するように、
    前記参加者中の提示データを比較するステップと、 前記ファイルを圧縮するステップと、 前記ファイルを前記参加者に配布するステップとをさらに含む請求項13に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの通信ネットワークに動作可能に結合され
    た複数の会議ステーションを有し、会議の複数の参加者中でデータファイルを共
    用するシステムであって、 前記会議ステーションが、 前記会議が開始される前に、少なくとも1つのデータオブジェクトを含むデー
    タファイルを、前記参加者の各々に対してルーティングするルーティングアプリ
    ケーションと 文書の各データオブジェクトに対して、前記データオブジェクトの最新の修正
    を示す識別子を割り当てる識別アプリケーションと、 会議を設定して、データオブジェクト識別のリストの前記参加者に対する配布
    を制御する会議アプリケーションと、 共用文書を閲覧して編集する電子ホワイトボードと、 前記データファイルを編集する編集アプリケーションと、 前記データファイルの修正を圧縮するコンプレッサと、 前記データファイルの修正を、前記複数の参加者に配布する配布アプリケーシ
    ョンとを含むシステム。
  16. 【請求項16】 前記ルーティングアプリケーションが、電子メールアプリ
    ケーションを含む請求項15に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記ルーティングアプリケーションが、ファイル転送プロ
    トコルを含む請求項15に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも1つの通信ネットワークが、パケット交換
    ネットワークを含む請求項15に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記少なくとも1つの通信ネットワークが、ローカルエリ
    アネットワークを含む請求項15に記載のシステム。
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