JP2002519696A - 二相混合物の連続相における音波の伝搬によって二相混合物についての物理的パラメータを決定する装置及びその方法 - Google Patents
二相混合物の連続相における音波の伝搬によって二相混合物についての物理的パラメータを決定する装置及びその方法Info
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Abstract
Description
ることによって決定する装置及びその方法に関する。例えば、本発明は二相混合
物の連続相において音波の伝搬時間を決定するために使用することができる。特
に、本装置は連続相における音波の音波インピーダンス、音波密度及び伝搬速度
を測定するのに使用することができる。 本発明の目的は、二相混合物が第1の溶液又は第1の相が連続相であり、かつ
、第2の固体、液体又は気体相が連続相において小滴又は粒子が分散した形であ
るエマルジョン又は分散系を意味している。第2の相は分散相という。 このタイプの二相混合物は、特に溶液において化学成分を分離するのに用いら
れる。分離方法は、本質的に、化学成分を含む第1の溶液抽出装置として作用す
るを第2の溶液に接触させることからなる。このようにそれらを接触させること
により、2つの溶液間での物質の移動が可能となる。 物質の移動は、微小滴のエマルジョン又は分散系の形の二相混合物の形成によ
って促進される。この処理は、物質が移動し終わって最終的には液体を分離する
。 上記の方法によって作動する異なる分離装置が周知である。これらは混合デカ
ンタタイプの装置、遠心抽出装置、またはパルスカラム装置を含んでいる。 本発明は、二相混合物の物理的又は化学的性質を分析するのに用いてもよく、
特に、本質的にこのような分析に対するパラメータ、すなわち、第1には混合物
の連続相における音波の伝搬速度、第2にはその密度をモニターするために用い
される。伝搬速度の変化は、連続相の密度が変化するときにはいつでも記録され
る。例えば、このタイプの密度の変化は相間の物質の移動に対応する。 本発明は、油、製薬、化学及び食品産業における応用、放射性廃棄物の処理に
おける応用、及びさらに一般的にはエマルジョンをキャラクタライズすることが
必要ないかなる分野における応用にも用いられる。
二相混合物を通常モニターする。
て分散状態で容器内に保持された第1の相F1から成る二相混合物において一の
相の体積分率を測定する方法を記載している。この方法によれば、相F1におけ
る超音波信号の伝搬速度V1と相F2における超音波信号の伝搬速度V2とが決
定され、それらから超音波信号が前記容器において点P1で発せられ、点P1か
ら距離d離間して位置した前記容器において点P2における前記信号の通過が検
出され、前記信号が距離dを進むのに要する時間tが決定され、相F1の体積分
率ε1及び/又は相F2の体積分率ε2を以下の式を用いて計算される:
合物における音波の伝播時間を測定する方法を用いることによって同様な方法に
関するものである。
うに、各相における音波の伝搬速度(v1,v2)を決定することである。
速度を測定する方法を記載している。
間一定ではないという事実による。これらのパラメータは温度の変動に影響され
るが、物質の移動に関連した相の密度の変化によっても影響される。
ど困難ではない。
2つの方法がある。
らを沈静した後、各相についての伝搬速度又は伝搬時間測定を別々に行う。
、分離装置の作動を妨害することである。さらに、分離装置は十分大きな体積の
混合物を含むならば、サンプルを採るだけは可能である。さらに、サンプルを採
った体積は分離装置に再投入、又は、各測定後に保存しなければならない。
しかつ保存することは不可能かもしれない。
離装置において混合領域を近接した沈殿層(settlement chamber)を形成するこ
とである。これらの“インサイチュー”沈殿層は装置の水力学的振る舞いを変化
し、二相混合物の特性に局所的な変化を作ることができる。
。
インピーダンス及び/又はその密度のような物理的パラメータを決定する装置及
びその方法であって上述のような困難を有さないものを提供することである。
ルを採ることもなく、このタイプの連続測定を可能にすることである。
を変化させることのない非嵌入的な装置及びその方法を提供することである。
物の連続相における音波の伝搬時間を測定する装置であって、音波を発しかつ反
射音波受信信号を出力することができる電気音響変換器と、変換器信号を用いて
変換器による信号出力から音波伝搬に必要な時間を決定する手段とを備えた装置
を提供することである。装置はまた、焦点領域に音波の焦点を合わせる合焦手段
も備え、かつ、音波の周波数を調整して、その焦点領域近傍に位置した分散層の
小滴において音波を反射する。
音波の周波数である。
インピーダンスの局所的な乱れを引き起こす。媒体の音波インピーダンスはこの
場合、媒体における音波の密度と音波伝搬速度との積として定義される。
ネルギーは分散相と連続相との音波インピーダンスの差に比例する。小滴の直径
が波長λより大きいときに効率的な反射が得られる。
する最小の小滴の直径φの関数として決定することができる。例えば、周波数は
調整して波長λがλ=φ/5のように固定する。
混合物において大きな変化がある場合でさえ、小滴で反射が生ずることを保証す
る。分離装置における小滴のサイズは、作動条件と連続相の保持率とに関係して
変化する。
連続相における音波の減衰との間の妥協として好適に選択される。これは、小滴
間の平均距離を考慮すると、測定時間の間小滴の焦点領域を通過する道理にあっ
た可能性で高い精度で伝搬時間が決定できることを意味する。
段の焦点距離の2倍進むのに要する時間に対応する。
って連続相における音波伝搬速度Vcを決定するのに備えることができる。
る曲率半径Rを有する少なくとも一つの凹部を備えた面であって射出面(emissi
on surface)と呼ばれる第2の面とを有する音響レンズを備えていてもよい。こ
の射出面は、焦点領域に音波の焦点が合うように設計される。音波を発するとき
には、第1の部分反射は射出面で生じ、次いで第2の一連の反射は焦点領域内の
小滴で生じてもよい。
じ放出された音波に応答した、レンズの射出面上の第1の反射信号と、分散相の
小滴上の第2の反射信号との間の遅延時間を設定するように設計してもよい。レ
ンズの焦点距離Fの2倍の距離を進む音波の伝搬時間はこの遅延時間に等しい。
焦点面の曲率半径Rとレンズ材料における伝搬速度とから始めて近軸近似として
、計算することができる。
する液体の音波インピーダンスと同じではないときにより大きい。第1の近似と
して、小滴が焦点領域の全面を通過する平坦円盤によって表すことができると仮
定する。小滴の寸法は音波の波長より大きいことを仮定している。最も好適な場
合では、収集された信号は以下の関数によってモデル化することができる:
力信号を表し、R(θ)は小滴の反射パワーであり、θは音波が小滴にあたる入
射角であり、P(θ)はレンズの開口に対応する関数(瞳関数)、kは連続相に
おける波動ベクトル、θ0はレンズの開口角の1/2(〜50°)である。最大
信号振幅は、小滴が焦点面にあるとき又は近接しているときに得られる。この特
性は、レンズの射出面と焦点領域との間のフライト時間Tを正確に決めるさいに
用いることができる。伝搬時間は、焦点近傍を通過する大多数の小滴をもとに好
適に決定する。
ことが可能な少なくとも一つの凹部と焦点が合わせられていない音波を反射する
ことができる一つの平坦部とを備えてもよい。
この部分により正確に焦点が合わせられていない音波の反射の測定を行うことを
可能となる。この点は後で詳細に説明する。
に等しい厚さを有する薄いコーティング又は非反射材料で被覆してもよい。さら
に、非反射材料の被覆は、以下のZaと等しくなるように選択されてもよい:
あり、また、Zcは連続相の推定インピーダンスである。
によって(後に記載する)連続相の反射パワーの決定を改良し、第2には、射出
面の凹部の収束非点収差を補正することである。
れたい。変形例として、変換器は、独立に作動することができる複数の変換器要
素(センサ)を備えたセグメント型変換器である。これらの要素は、適用された
電子回路によって独立に制御されているが、生成された音波に対して焦点を合わ
せるのに直接用いられる。それらは本発明による合焦手段を形成することができ
る。
分散相とを備える二相混合物の連続相における音波の伝搬速度を測定するのに用
いることができる。この方法は: −焦点領域において焦点を合わせられる音波は連続相において発せられ、音波の
周波数はほぼ焦点領域に位置する分散相の小滴で反射が起きうるように調整され
ており、 −音波の伝搬時間が反射信号から決定され、 −伝搬速度が伝搬時間と音波焦点距離とから始めて計算される。
に用いられてもよい。この反射パワーは射出音波信号の振幅に対する反射信号の
振幅の比として定義される。
らの第2の反射信号は記録することができる。
射信号は、反射パワーRcを決定するために用いることができる。
きる。
数として、信号振幅から直接決定することができる。
浸すことによって、かつ、これらの液体によって反射される音波の振幅を測定す
ることによって決定されてもよい。
相から反射される信号の振幅の比として決定してもよい。
射から知られてもよい。この側面は、後で詳細に扱う。
いて、連続相の音波インピーダンスZcを作ることも可能である:
。
たときは、結果は以下のようになる:
ば、分散相の小滴における反射に対応する信号の最大振幅の測定から決定するこ
ともできる。
第1の反射信号と予め決めた較正曲線と比較することによっても得られる。
における音波インピーダンスZDは以下の式を用いて計算することができる:
である。
らより明らかになるだろう。この記載は例示を目的するだけであって、全くそれ
に限定するものではない。
符号を用いている。
響変換器を示している。
えば圧電素子のような電気音響変換器12を備えている。
ックである。これは、音波の焦点を合わせるように設計された曲率半径Rを有す
る凹部18aと平坦部18bとを備えた射出面と呼ばれる第2の面を有する。遅
延線は音響レンズを形成する。遅延線は以下では“音響レンズ”と呼ぶ。テフロ
ン又はシリコーンのような材料から成る非反射コーティング19は、音響レンズ
の射出面を被覆する。
ば、射出面18と焦点との間で測定された焦点距離は1mmである。
装置の内側へ向くように、例えば、分離装置26の壁24に収容されてもよい。
形で30%のドデカンと混合された、HNO3の連続相を含んでいてもよい。
on)信号を印加し、かつ変換器上の一又は複数の受信信号を測定するために用い
ることができる外部電気装置にワイヤ25によって接続されている。
表された音波を発する。
2重矢印32及び33で示したように、音波の一部はレンズ16の小滴8上で反
射されかつ変換器へ戻る。
適にはパルス信号に応答して音波を発する。例えば、信号周波数は100MHz
であってもよい。
射波に対応する受信信号を出力する。
、図1におけるセンサ10を示している。
16の射出面18でだけでなく、小滴40でも反射される。
起因した反射波又はエコーとを示す二重矢印42を示している。
、分散相の小滴上で反射した波に対応した信号の記録を示している。図3は、原
点から信号の振幅を任意スケールで示している。(μsでの)時間を横軸に示し
ている。
を示している。
号を示している。
を直接作る手段である。
界面での反射信号の最大振幅の測定は、この界面での分散系の反射パワーを作る
のに用いることができる。
置のゲインに主に依存し、反射パワーが周知の材料サンプルから始めて決定する
ことができる。
ある。
を知って決定することができる。
。
メントを示している。ここでは、2つの液相は反対方向に循環に入れられて二相
混合物28を形成する。混合物は分散相の小滴40が動く連続相を含んでいる。
小滴40の移動距離は矢印Dによって特定されている。
て形成され、ワイヤ25を介して信号パルス発生及び使用ライン50に接続され
ている。
きる超音波発生器52を備えている。超音波発生器は必要ならインピーダンス整
合回路54を介してセンサに接続されてもよい。
、オシロスコープ56及び計算手段58に向けられてもよい。計算手段58は、
例えば、コンピュータはいつでも連続相における音波の伝搬速度を計算するのに
用いられる。
純化したグラフである。
。
部分反射波に対応する第1及び第2のエコーを示している。
示している。
ーについての情報を含んでいる。同様に、エコー64の振幅は2つの相間の反射
パワーについての情報を含んでいる。
圧電素子からレンズ射出面への行き−帰り経路を作るために波がかかった時間に
対応している。
−帰り経路を作るために波がかかった時間に対応している。
)を介して波が通過するのに要する時間に対応した予め定めた固定量を引くこと
によって決定することができる。
エコー63と第3のエコー64との間で測定されることが好ましい。
算することができる。
改良される。
を記録することができる。
ることができる。
対的な精密さは0.5%より良くすることができる。
変換器を示している。この装置は、特徴が測定されるべき二相混合物に接触する
ことになる前面111を有する音響レンズ116を備えている。レンズ116は
、図1を参照して記載されたレンズ16の特徴に匹敵する特徴を有する。
凹部118aを有する。この凹部は図1及び図2における凹部18aに匹敵する
。
18bに対応する平坦部である。
bに対応して2つの圧電素子112a、112bを備えている。圧電素子は信号
波を発しかつ反射波又はエコーを検出するように設計されている。圧電素子によ
って作られた各アセンブリ及び前面の対応部は、以下では音響変換器の“チャネ
ル”として示されている。チャネルは独立である。
に並んでいる。
れによって、圧電素子112bは一方の横側から音響レンズの本体に形成された
スリット150にも面している。
プターのような参照ジオプターを形成する。ジオプターの機能は以下に詳細に説
明する。
見ることができる。キャビティは、インピーダンス整合材料154、例えば、ビ
ニールエステルタイプの樹脂によって充填される。材料の自由面は平坦でありか
つ前面111と同一平面にある。材料の自由面は、例で示したように前面の第2
の部位118b(面)を形成する。
きるだけ近い音波インピーダンスを有するように選択される。それは、接触する
媒体による集合に対して強い結合及び強い抵抗を有するものも選択される。
非反射層で被覆してもよい:
おける、まず音波の反射パワーを、次いでその密度又は伝搬速度を測定すること
ができる。
度を確立するために用いられる。一方、前面の平坦部に対応する第2のチャネル
は、連続媒体の反射パワー、及び従って音響インピーダンスを測定するために用
いられる。
1の圧電素子112aによって記録されたエコーを非常に図式的に示している。
第2のエコー164は連続相に保持された小滴における波の(存在すれば)反射
に対応している。
2の圧電素子112bによって記録されたエコーを非常に図式的に示している。
の少なくとも全反射、又は少なくとも周知の反射を受けやすい波の一部に対応し
ている。
体とインピーダンス整合材料との界面での反射に対応している。
同一面のインピーダンス整合材料と連続相との界面での射出波の反射に対応して
いる。
幅を知るのに用いられる。
に発せられた波の振幅に比例する。参照小滴での反射波が全てであるとき、参照
エコーの振幅は射出波の振幅に等しくかつ連続相の反射パワーRcを決定するの
に直接用いることができる。
振幅の射出波の振幅に対する比に等しい。
し、かつ、同一の振幅で示した全てとする。
の測定は、連続相の音波インピーダンスを決定するために、第2のチャネルを用
いて最初に行ってもよい。第2のチャネルは、連続相の伝搬速度及び密度を決定
するために第2の段階で用いることもできる。
有する電気音響変換器を介しての概略図である。
を示した図である。
ける反射信号の記録を示す図である。
図である。
間変動を示したグラフである。
変形例を形成する音響変換器を介した概略断面図である。
に示した図である。(b)図6の変換器の第2のチャネルが受信した信号を図式
的に示した図である。
。
ックである。これは、音波の焦点を合わせるように設計された曲率半径Rを有す
る凹部18aと平坦部18bとを備えた射出面と呼ばれる第2の面を有する。遅
延線は音響レンズを形成する。遅延線は以下では“音響レンズ”と呼ぶ。ポリテ
トラフルオロエチレン(テフロン)又はシリコーンのような材料から成る非反射
コーティング19は、音響レンズの射出面を被覆する。
Claims (19)
- 【請求項1】 連続相と該連続相において小滴(40)を形成する分散相
とを備えた二相混合物(28)の連続相における音波の伝搬時間の測定装置であ
って、 −音波(30)を射出しかつ反射された音波の受信信号を出力することができる
電気音響変換器(12)と、 −変換器が出力した信号から始めて伝搬時間を決定することができる変換器信号
を使用する信号利用手段と、を備えた装置において、 さらに、音波の焦点を焦点領域に合わせる合焦手段を備え、焦点領域内に位置
する分散相の小滴において音波が反射するように音波の周波数が調整される音波
の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項2】 合焦手段が射出面(18)を有する音響レンズ(16)を
備えた請求項1に記載の音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項3】 音響レンズの射出面(11,111)が、少なくとも、音
波の焦点を合わせることが可能な凹部(18a,118a)と、焦点が合わされ
ていない波を反射することが可能な平坦部(18b,118b)とを備えた請求
項2に記載の音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項4】 音響レンズが、射出面の反対側に位置しかつ射出面に対し
て平行な少なくとも一つの面上に射出面の凹部(118a)に関連した第1の圧
電素子(112a)と、射出面の平坦部(118b)に関連した第2の圧電素子
(112b)と、を備えた請求項3に記載の音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項5】 レンズがさらに、第2の圧電素子(112b)に関連した
参照ジオプター(150)を備えた請求項4に記載の音波の伝搬時間の測定装置
。 - 【請求項6】 音響レンズが、射出面の平坦部と同一面の自由平坦面を有
するインピーダンス整合材料(154)から成る領域を備えた請求項3に記載の
音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項7】 インピーダンス整合材料が、音響レンズに形成されたキャ
ビティ(152)に射出面からはめ込まれている請求項6に記載の音波の伝搬時
間の測定装置。 - 【請求項8】 射出面が非反射コーティングを備えた請求項2に記載の音
波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項9】 信号利用手段が、レンズの射出面における第1の反射信号
(62)と、同じ射出された音波に応答して分散相の小滴上で反射する第2の反
射信号(64)との間の遅延時間を設定することができる請求項2に記載の音波
の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項10】 信号利用手段がさらに、以下の式を用いて連続相におけ
る音波伝搬速度Vcを決定することができる請求項1に記載の音波の伝搬時間の
測定装置: Vc=2F/T ここで、Fは合焦手段の焦点距離であり、Tは音波伝搬時間である。 - 【請求項11】 信号利用手段が、連続媒体の反射パワーRcを決定する
ために、音響レンズの射出面の少なくとも一部上で反射した信号の振幅を測定す
る振幅測定手段を備えた請求項2に記載の音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項12】 信号利用手段がさらに、連続相と分散相との間の反射パ
ワーを決定するために、分散相の小滴上で反射した信号の振幅を測定する振幅測
定手段を備えた請求項1に記載の音波の伝搬時間の測定装置。 - 【請求項13】 ターゲット上での音波の反射によって連続相における音
波の伝搬についてのパラメータを決定する方法であって、連続相において分散し
た相の小滴(40)をターゲットとして使用する伝搬パラメータの決定方法。 - 【請求項14】 連続相における音波の伝搬パラメータを決定するために
、二相混合物(28)が連続相と連続相における小滴(40)を形成する分散相
とを備え、 −焦点領域で焦点が合った音波(30)が連続相で発せられ、ほぼ焦点領域内に
位置する分散相の小滴で音波が反射することができるように音波の周波数が調整
されており、 −小滴上での波からの第1の反射信号が記録され、 −波の伝搬時間が反射信号から決定され、 −伝搬速度が伝搬時間と音波焦点距離とから始めて計算される、という手順に従
う請求項13に記載の伝搬パラメータの決定方法。 - 【請求項15】 電気音響変換器の音響レンズと連続相との界面で反射さ
れる音波の第2の反射信号が記録され、連続媒体の反射パワーRcも前記第2の
信号の振幅の測定から決定される請求項14に記載の伝搬パラメータの決定方法
。 - 【請求項16】 以下の式を用いて、連続相の音波インピーダンスZcも
決定される請求項15に記載の伝搬パラメータの決定方法: 【数1】 ここで、ZLは音響レンズの形成材料の(周知の)音波インピーダンスである
。 - 【請求項17】 連続相の密度ρCも音波インピーダンスZcから決定され
、かつ、連続相における音波の伝搬速度が以下の式を用いて決定される請求項1
6に記載の伝搬パラメータの決定方法: 【数2】 - 【請求項18】 連続相と分散相との間の反射パワーRDが、前記第1の反
射信号の振幅の測定から決定される請求項14に記載の伝搬パラメータの決定方
法。 - 【請求項19】 分散相の音波インピーダンスZDが以下の式を用いて計算
することができる: 【数3】
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