JP2002519536A - 組合せ型ストリッパ/凝縮器を含む、汚染凝縮液を清浄にするための方法および配置構成 - Google Patents

組合せ型ストリッパ/凝縮器を含む、汚染凝縮液を清浄にするための方法および配置構成

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、セルロース・パルプを生産するときに生じる不純な凝縮液を清浄にする方法であって、一連に連結されたいくつかの凝縮器を有する清浄化プラントを利用することによって使用済み溶液を蒸発させることを含む方法に関し、この方法は、最後の蒸発ステージからのプロセス蒸気と不純な凝縮液とを組合せ型ストリッパ/凝縮器に導入し、プロセス蒸気と凝縮液とを反対方向に流すようにし、それによって、凝縮液の揮発性化合物を分離して同時に間接的に冷却しながら水蒸気に取り込ませ、プロセス蒸気の主な部分を凝縮し、残りのプロセス蒸気をさらに徐々に流し、プロセス蒸気を連続的に間接的に冷却して水とテレビンを初めに凝縮し収集し、メタノールを凝縮し、収集された凝縮液をテレビンから分離してプラントから除去し、ストリッパ/凝縮器に再導入してメタノールをプラントから除去し、一次清浄化凝縮液を組合せ型ストリッパ/凝縮器の底部で収集し、プラントから除去しまたはさらに精製することを特徴とする。本発明は、清浄化プラントにも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、少なくとも使用済み溶液の蒸発を含む、セミケミカル・パルプおよ
び化学セルロース・パルプといったパルプ生産から生じた汚染凝縮液を清浄にす
るための方法およびプラントに関する。
【0002】 化学セルロース・パルプを生産するとき、任意の既知のリグノセルロース材料
、例えばチップの形の木材を、酸またはアルカリによるプロセスにかけて溶解さ
せる。蒸解中には、例えば木材のリグニンの主な部分、特に主として数え切れな
い木部繊維間の中層を形成するリグニンを蒸解液中で溶解状態にし、それによっ
て、蒸解が終わった後の繊維、例えばバッチ式蒸解方法に従って蒸解物をブロー
した後の繊維を互いに分離させて、セルロース・パルプを形成する、ということ
が行なわれるようになる。例えば木材のリグニン含量の大部分の他、木材のヘミ
セルロースの相当な部分が溶解状態になる。パルプ化の程度によってどのくらい
決定されるかは、一般にパーセントを単位とする蒸解収率で表される。また、木
材セルロース含量の少量が溶液状態になる可能性もある。酸蒸解プロセスの例と
して亜硫酸プロセスがあり、アルカリ蒸解プロセスの例として硫酸プロセスがあ
る。
【0003】 その他の既知のアルカリ蒸解プロセスは、多硫化物パルプ化プロセスおよびソ
ーダ・タイプ(水酸化ナトリウム)のプロセスであり、キノン化合物のいずれか
のタイプのような触媒を使用することができるものである。この概念の範囲で、
硫酸プロセスは例えば硫化度の高いパルプ化を向流蒸解で利用し、硫酸パルプ化
プロセスの前、リグノセルロース材料の蒸解相中および化学処理の利用中、ある
一定の時間が経過した後に白液(主として水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムの
混合物)を加える。
【0004】 亜硫酸による方法またはプロセスでは、カルシウム、マグネシウム、アンモニ
ウム、ナトリウムのような蒸解液中に塩基を使用した後に分けることができる。
ナトリウムおよびマグネシウムの蒸解液があり、これらは通常回収され、したが
ってこの場合には現実的である。
【0005】 リグノセルロース材料をパルプ化した後、蒸解液を繊維から分離する。黒液ま
たは使用済み溶液として記述される使用済み蒸解液は、回収に関して希薄溶液と
して記述されるが、この希薄溶液の主な部分は水である。この希薄溶液中の乾燥
固体含量(リグニン、ヘミセルロース、セルロース、残留する薬品など)は、例
えば15〜20%の範囲内である。例えば回収ボイラ内で希薄溶液を燃焼させ、
エネルギーの回収を受けた状態で有機化合物を主として二酸化炭素および水に変
え、無機化合物を溶解物(smelt)の形の残留物に形成し、これを回収して
新しい蒸解液を生産する前の乾燥固体含量を、少なくとも55%に増加させなく
てはならない。このような黒液は、通常濃縮溶液と呼ばれる。濃縮溶液は、5〜
7ステップで希薄溶液を蒸発させることによって作り出される。各ステップをス
テージと呼ぶ。
【0006】 化学セルロース・パルプを生産するために最新の工場を使用するに際し、真水
の消費をできる限り減少させ、受け手側(recipient)に放出される廃
液さえも減少させようと試みる。このようなことは、液体システムをより高い程
度で、またはより低い程度で閉止することによって生じることになる。これは、
漂白ステージからの使用済み溶液を再利用することができ、使用済み蒸解液と混
合できることを意味する。したがって希薄溶液は時々、使用済み蒸解溶液と、異
なるタイプの漂白からの使用済み溶液との混合物である。
【0007】 希薄溶液を蒸発させ、凝縮液を生成する。いくつかの位置からの凝縮液はその
清浄度が良好であり、したがって凝縮液は、パルプ工場の1ヵ所で、または数カ
所で使用することができる。その他の位置では、汚染された凝縮液およびひどく
汚染された凝縮液が生成される。本発明によれば、そのような凝縮液は必然的に
清浄化される。化学セルロース・パルプを生産すると、その他のタイプの不純な
凝縮液も生じる。蒸解後に水蒸気、有機化合物および無機化合物が入っている蒸
解がまからガスの混合物が放出される場合、リグノセルロース材料の蒸解は加圧
下で行われる。従来のバッチ式蒸解では、生成されたセルロース・パルプと共に
使用済み溶液が蒸解がまに残る。上記ガス混合物を凝縮して、いわゆる蒸解凝縮
液にする。このようなガス混合物は放出され、実際の蒸解がままたは蒸解プラン
ト内の蒸解がま以外の場所でも収集され、ブロー・スチーム凝縮液の代わりに蒸
解凝縮液と称する凝縮液に凝縮される。上記蒸解凝縮液は、リグノセルロース材
料のバッチ式蒸解と連続式蒸解の両方で生じる。このような汚染された蒸解凝縮
液と不純な蒸発凝縮液とを混合し、この混合物を本発明により清浄にする。当然
ながら、凝縮液を別にして清浄にすることが可能であるが、好ましくない。
【0008】 いくつかのセミケミカル・パルプ化プロセスがある。その例は、中性亜硫酸セ
ミケミカル・プロセス(NSSC)である。このタイプのプロセスに関するパル
プ化の程度は非常に低く、したがって繊維を遊離させるために、繊維を機械的に
離解させることが必要である。場合によっては前処理溶液または蒸解溶液を回収
する。回収された溶液を蒸発させる場合、本発明を使用することができる。
【0009】 (技術的見地) 従来技法による不純な凝縮液の清浄化では、ストリッピングと呼ばれる少なく
とも1つのステージが使用される。不純な凝縮液に水蒸気をブローすることによ
って、汚染された凝縮液中の揮発性化合物が水蒸気の流れについて行き、そのた
め凝縮液が残る。従来技法によれば、別個の、または切り離されたストリッパが
使用される。このストリッパ・プラントで使用される水蒸気は、回収ボイラ内で
生じたアドミッション水蒸気(admission steam)であり、また
は蒸発プラントのいずれかの蒸発装置からの蒸気である。さらに、ストリッパ・
プラントは、大気圧またはそれ以上の圧力で運転される。
【0010】 スウェーデン特許証7704352−9(423915)には、硫黄化合物、
メタノールなどの揮発性アルコール、およびテレビンなどの副生物、または同様
の化合物を、汚染された凝縮液から回収するための方法が記載されている。この
記載されている方法によれば、ストリッピングは2個所で行われ、その1つは再
構成された蒸発ステージの最上部であってより費用のかかる蒸発プラントになり
、もう1つの位置は切り離されたストリッパである。切り離されたストリッパで
は、汚染された凝縮液を取り除くために、最後の蒸発ステージからの水蒸気が使
用される。最後の蒸発ステージからの蒸気を使用することは、経済的に有利なプ
ロセスである。しかしこの水蒸気の利用は、最後の蒸発ステージからの水蒸気の
総量の20〜25%に限定される。最後の蒸発ステージからの余りの水蒸気は、
凝縮器、熱交換器を使用することによって従来の手法で凝縮される。冷却剤とし
て通常は真水を使用し、その結果、低価値の温水が生産される。
【0011】 (発明の説明) (技術的問題) 不純な凝縮液を清浄にするための現在知られている上述の技法は、不経済なも
のである。その理由は、ストリッピングが別個のまたは切り離されたプラントで
行われ、高価値の水蒸気、主としてアドミッション水蒸気を使用するからである
【0012】 (解決策) 本発明は、この問題を解決するものであり、化学パルプまたはセミケミカル・
パルプのパルプ生産から生じた不純な凝縮液を清浄にする方法であって、少なく
とも一連に連結されたいくつかの凝縮器を有する清浄化プラントを利用すること
によって使用済み溶液を蒸発させることを含む方法に関し、この方法は、最後の
蒸発ステージで発生した蒸気の主な部分、すなわち蒸気圧が最低である最後の蒸
発ステージからのプロセス蒸気と不純な凝縮液とを組合せ型ストリッパおよび凝
縮器に送り、そこでプロセス蒸気と不純な凝縮液とを反対方向に流し、それによ
って、プロセス蒸気と不純な凝縮液との間で熱交換を行って凝縮液中の揮発性化
合物を凝縮液から分離し、間接的に冷却を行うと同時にこの揮発性化合物をプロ
セス蒸気の流れに追随させて、プロセス蒸気の主な部分を凝縮するようにするこ
と、プロセス蒸気の残りを別の凝縮器に流し、そこで残りのプロセス蒸気を連続
的に間接的に冷却して水とテレビンを凝縮し共に収集して、その後メタノールを
凝縮し、そこで初めに述べた収集された凝縮液をテレビン含量の主な部分から分
離してプラントから除去し、残留する凝縮液を組合せ型ストリッパ/凝縮器に引
き戻して凝縮されたメタノールをプラントから除去すること、および一次清浄化
凝縮液を組合せ型ストリッパ/凝縮器の底部で収集し、プラントから除去しまた
はさらに精製することを特徴とする。本発明によれば、蒸発プラントの最後のス
テージからの全てのプロセス蒸気、すなわち蒸気圧が最低であるプロセス蒸気を
組合せ型ストリッパ/凝縮器に送ることに、非常に重点を置いている。
【0013】 上述のように、最後の蒸発ステージからのプロセス蒸気の量は、不純な凝縮液
の精製に必要な蒸気の量に対応する場合が最適である。過剰な水蒸気は従来の技
法により温水の生産に使用することができるので、利用可能なプロセス蒸気の余
りはどのような問題ももたらさない。利用可能なプロセス蒸気が不足すると、良
好な清浄結果を実現するために、追加の水蒸気、すなわちアドミッション水蒸気
を加えなければならなくなる。いくつかのパルプ工場では、発生した多少のプロ
セス蒸気が工場内の他の場所で使用される可能性があり、したがって上述のよう
に不純な凝縮液の精製に利用することができない。そのような理由でプロセス蒸
気の不足が生じた場合、任意の種類の追加の水蒸気、すなわちアドミッション水
蒸気を加えなければならない。この方法を続けることは好ましくない。
【0014】 不純な凝縮液は、組合せ型ストリッパ/凝縮器の上にあって組合せ型ストリッ
パ/凝縮器に関連する空間に入り、プロセス蒸気は、組合せ型ストリッパ/凝縮
器の下にあって組合せ型ストリッパ/凝縮器に関連する空間に入り、不純な凝縮
液の流れは組合せ型ストリッパ/凝縮器の内部をその最上部から下方に向かう方
向に流れ、一方プロセス蒸気は反対方向に流れることが適切である。組合せ型ス
トリッパ/凝縮器の上方にあり組合せ型ストリッパ/凝縮器に関連する空間内に
は、1つまたは複数の蒸発ステージから脱気水蒸気を導入することができる。こ
のような場合、凝縮液を清浄にするため寄与が何もなされないが、そのようにす
るのは環境上の保護を目的として、不純なプロセス蒸気を凝縮し、汚染された薬
品を回収するためである。
【0015】 本発明の絶対的に好ましい記述によれば、一次清浄化凝縮液を、組合せ型スト
リッパ/凝縮器の下の延長部分を通して下方に流し、一次清浄化凝縮液を、1つ
または複数の蒸発ステージの脱気からの水蒸気で間接的に加熱する。この脱気水
蒸気は延長部分の下部に入り、残りの揮発性化合物を、一次清浄化凝縮液からガ
スの形で分離して上方に流し、上方に流れる新たに導入されたプロセス蒸気と混
合し、高度に精製された凝縮液を延長部分の底部で収集し、その後プラントから
除去する。本発明の特別なケースでは、凝縮液の清浄度を制御することができる
ように、エネルギー含量を変えることができるアドミッション水蒸気を脱気水蒸
気にさらに加えることができる。精製された凝縮液の清浄度はできる限り清浄な
ものになることが重要である。その理由は、精製された凝縮液を工場内の数カ所
で、すなわちパルプ洗浄から漂白プラント内の異なる位置で使用し、またこの凝
縮液は下水、受け手側にも送られるからである。凝縮液が受け手側に送られる場
合、精製された凝縮液中の残りの有機化合物が環境に影響を及ぼすことになる。
工場内の異なる位置で使用される凝縮液は、環境に間接的に影響を及ぼすことに
なる。
【0016】 汚染された凝縮液を清浄にするための従来の方法は、その清浄効率が90%で
ある。より高い清浄効率が望ましく、かつ非常に重要である。
【0017】 上記のアドミッション水蒸気を使用することにより、前述の実施形態で実現さ
れる既に良好な清浄効率をさらに高めることが可能である。清浄効率を95%、
さらにそれ以上に到達させることが可能である。不純な凝縮液を清浄にするため
に低価値の水蒸気のみ、すなわち安価な水蒸気のみ使用することになるので、ア
ドミッション水蒸気を加えることが本発明の重要な原理の1つに反することは事
実であるが、そのような作用によって実現することができる改善は、その他の清
浄化の代替例に比べて非常に好ましく、また経済的な立場から見ると有利になる
可能性がある。
【0018】 間接的に加熱するための脱気水蒸気の残りの部分は、延長部分の上端部に残る
。残りの脱気水蒸気は、清浄化プラント、組合せ型ストリッパ/凝縮器の最上部
の空間に入る。この理由は既に述べた。本発明の絶対的に好ましい別の記述によ
れば、放出ユニットに接続された清浄化プラントを排気するための装置があり、
この装置によって、不活性ガスおよび悪臭を放つ硫黄含有ガスがプラントから除
去されることになる。この場合の不活性ガスの意味は、ガスが現在の条件で凝縮
されず、そのため化学的な不活性とは関係が無いものである。これらのガスは焼
却プラントに送られて、既知の技法により悪臭を放つガスの分解を行う。不純な
凝縮液を清浄にする装置内には低圧が生じるので、100℃よりも低い温度のプ
ロセス蒸気を使用することができる。プロセス蒸気の温度は例えば50〜65℃
でよい。既に述べたように、汚染された不純な凝縮液の清浄化をいくつかのステ
ップで行うが、そのステップの適切な数は4である。凝縮されたメタノールは一
連の最後の凝縮器の底部で収集され、凝縮されたメタノールの一部は一連の凝縮
器の最後から2番目の凝縮器の上方またはそれに密接に関連する空間に入り、こ
のメタノールの残りはプラントから除去される。プロセス蒸気によって、不純な
凝縮液中の不純物が除去され、次いでこの不純物は、別の汚染された凝縮液の凝
縮によって回収される。凝縮を実現するため、冷却剤を各ステップで導入し、加
熱された冷却剤をいくつかの位置で除去しなければならない。第1の凝縮器、す
なわち組合せ型ストリッパ/凝縮器によれば、冷却剤は凝縮器の上端部で導入さ
れ、上昇した温度で底端部から、あるいはその中間セクションで除去される。ど
のような冷却剤も使用できるが、冷水が好ましい。
【0019】 また本発明は、少なくとも使用済み溶液を蒸発させることを含んだセミケミカ
ル・パルプまたは化学パルプの生産から生じた汚染された凝縮液を清浄にするた
めのプラントであって、一連に連結されたいくつかの凝縮器を含むプラントに関
し、このプラントは、組合せ型ストリッパ/凝縮器の形の第1のユニットがいく
つかのインサーション(insertions)を有し、その内部をプロセス蒸
気および不純な汚染された凝縮液が反対方向に流れ、このプロセス蒸気と不純な
凝縮液とが直接接触していることを特徴とする。インサーションは、冷却剤用の
閉じた空間と、このユニットの上方および下方の空間で囲まれる。ユニットの下
の空間は底部の役割をし、不純な凝縮液をユニット上端部の空間に供給する手段
、プロセス蒸気をユニット底端部の空間に供給する手段、冷却剤をユニットの一
端部に供給する手段、加熱された冷却剤をユニットの反対側の端部で除去する手
段、一次精製された凝縮液を除去する手段、凝縮されたプロセス蒸気ではなく第
1の凝縮器からの残留水蒸気用の別の凝縮器であって、プロセス蒸気と凝縮液か
ら生じた水蒸気のみが内部を流れるいくつかのインサーションを有し、このイン
サーションが、混合物中の汚染された水およびテレビンとメタノールとを連続的
に凝縮する冷却剤用の閉じた空間と、上端部および底端部でそれぞれの凝縮器に
接続されている空間とで囲まれている凝縮器、凝縮器の一方の側に冷却剤を供給
する手段、上述の凝縮液混合物を凝縮器の底端部上の空間から除去し、凝縮液混
合物のテレビン含量の主な部分を分離し、テレビンをプラントから除去し、残り
の凝縮液を不純な凝縮液が入る第1のユニット内の空間に送り返す手段、凝縮さ
れたメタノールを後続の凝縮器の底部側の空間から、プラントから除去する手段
を含む。
【0020】 上記インサーションは、チューブまたは層状体でよい。プラントは、1つまた
は複数の蒸発ステージから、不純な凝縮液が導入される第1のユニットの空間に
、脱気水蒸気を供給する手段からなるものでもよい。本プラントの好ましい記述
によれば、かつ本発明によれば、下方に向かう延長部分で終了する組合せ型スト
リッパ/凝縮器の形の第1のユニットは、一次清浄化凝縮液が内部を流れるイン
サーションを有し、このインサーションは、この場合、一次清浄化凝縮液に対向
して流れる1つまたは複数の蒸発ステージからの脱気水蒸気が通過する空間で囲
まれ、延長部分は底部で終了し、そこから純度の高い清浄な凝縮液が、前述の手
段と、水蒸気を供給して間接的に加熱された残留水蒸気を除去するための別の手
段により除去される。ここで述べたインサーションは、チューブが好ましいと考
えられる。
【0021】 本発明によるプラントのもう1つの好ましい設計によれば、配置構成は、一連
の最後の凝縮器であってそのインサーションの内部に負圧を生み出すための凝縮
器の底端部に接続されており、かつ主として不活性ガス、最終的には悪臭を放つ
硫黄含有ガスを除去するための空間に接続されている。一連に接続されている凝
縮器の数は重要ではないが、適当な数は4であり、その第1が組合せ型ストリッ
パ/凝縮器であることが示された。凝縮器が一連に接続されていることの意味は
、これらの凝縮器が互いに接続されていることを意味する。例えば、第1および
第2の凝縮器は、凝縮器の最上部および上方で空間と連絡させることができ、第
2および第3の凝縮器は、凝縮器の下の底端部で空間と連絡させることができ、
第3および第4の凝縮器は、凝縮器の上方の空間と連絡させることができる。第
4または一般に一連の凝縮器の最後の凝縮器は、最後の凝縮器から2番目の凝縮
器と密接に連絡させた状態で配置することができ、または最後の凝縮器から2番
目の凝縮器から離して配置することができる。第1のケースでは、一般的な冷却
剤システムを全ての凝縮器、例えば4つの凝縮器に使用することができ、一方第
2のケースでは、メタノールを収集して除去するという特別な冷却剤システムを
使用することになる。これは、強力な冷却剤システムの使用を可能にするが、若
干の硫黄含有ガスが凝縮して、凝縮されたメタノールと混合されることを意味し
ている。このように、プラントの最後の部分で収集しなければならない残留ガス
または不活性ガスの体積を減少させ、それと同時に凝縮された溶液の体積をその
位置で増加させる。回収されたメタノールは通常焼却用装置に送られることにな
るので硫黄を含有する薬剤を除くことが好ましく、さもないと非常に大量のガス
として発生する。
【0022】 一般的な周囲空間には全ての凝縮器、例えば4つの凝縮器を組み入れることが
好ましい。しかし最後の凝縮器は、上記の理由で別々に配置することができる。
この設計によれば、本発明は、一連の凝縮器の最後から2番目の凝縮器の上方の
空間に還流するために除去されたメタノールの一部を取り除く手段からなる。
【0023】 第1のユニットである組合せ型ストリッパおよび凝縮器内のストリッピング効
率を高めるために、チューブ内部の表面接触、すなわち凝縮液とストリッパ水蒸
気、プロセス蒸気との接触を増大させる手段を利用することが適切である。この
手段は、チューブ内の2枚の接合されたプレートであって、任意のタイプのパタ
ーン、例えばクロス形のパターンを作り出すものにすることができる。効率をさ
らに高めるため、この手段は、縦軸に沿って捩じれて螺旋形状を作り出すものに
することができる。この手段は波形プレートでもよい。この手段はチューブの内
壁に接触させることができ、またはこの内壁からある距離だけ離して配置するこ
とができる。当然ながら、2枚よりも枚数の多いプレート、例えば3枚や4枚の
プレートを接合して、異なるタイプのパターンを作り出すことが可能である。
【0024】 (利点) 本発明によれば、不純な凝縮液の清浄化に必要な水蒸気の全ての量は、使用済
み溶液の蒸発で残留生成物として得られる低価値の安価な水蒸気から構成される
ことが好ましい。これは、清浄化プロセスの運転費削減の一助となる。固定費、
すなわち清浄化プラントに対する投資額は、組合せ型ストリッパおよび凝縮器の
設計によりかなり削減されることになる。さらに、本発明によれば、清浄化プラ
ントの主な部分を1つのユニットに縮小することが可能であり、すなわち全ての
凝縮器を例えば円筒状の構築物またはその場合には円筒状の塔に格納することが
可能である。これは、一方では材料費が削減されることを意味し、他方ではプラ
ントに必要な場所が縮小されることを意味する。この点が、スペースが不足して
いるパルプ工場にとって非常に重要なことである。さらに、本発明によれば、清
浄効率を95%に、かつそれよりもさらに高くすることが可能になり、環境上非
常に有利になる。場合によっては、高度な清浄化を実現するために、アドミッシ
ョン水蒸気を使用することが必要と考えられるが、特別な場合には他の手段に比
べて価値があると考えられる。
【0025】 (最良の実施形態) 下記の図面を参照しながら本発明を手順およびプラントに関して以下に示し、
さらにいくつかの周囲情況および条件について説明する。
【0026】 図1に本発明による清浄化プラントの概略を示すが、このプラントは不純な凝
縮液を多量に清浄にするために使用することができ、すなわち一次清浄化が行わ
れるが最大限に清浄化されたものではない、高度に清浄化された凝縮液にするた
めに使用することができる。
【0027】 不純な凝縮液、例えば蒸解がまの凝縮液と蒸発凝縮液との混合物を、組合せ型
ストリッパ/凝縮器4の上方に配置されているパイプ1および2を通して空間3
に送る。空間3は、組合せ型ストリッパ/凝縮器4と後続の凝縮器5を接続する
。パイプ・ソケット6を通してプロセス蒸気を空間7に供給する。ストリッパ/
凝縮器の内部には、チューブまたは層状体の形の多数のインサーションがある(
図示せず)。これらのインサーションは、冷却剤、例えば冷水用の空間で取り囲
まれている。パイプ8を介して冷却剤の供給を行い、加熱された冷却剤をパイプ
9を介して放出する。冷却剤用の空間は閉じていると何回か述べてきたが、これ
は、チューブを取り囲む冷却剤がチューブ内部に直接接触していないこと、すな
わち冷却が間接的であることを意味する。この冷却剤がパイプ8内を供給されて
パイプ9内を放出されることは、上述のような閉じた概念を含む。
【0028】 ユニット4内のインサーションがチューブで構成される場合は以下の通りであ
る。チューブの長さはユニット4と同じであり、開放端の1つが空間7に向かい
、他の開放端が空間3に向かう。上記の開放端は接合ユニット、例えば薄板状の
鉄で取り囲まれる。
【0029】 不純な凝縮液はパイプ2によってユニット4の断面全体に分配され、この凝縮
液は重力の作用でパイプを通って下方に流れる。空間7、すなわちユニット4の
反対側の端部に供給されるプロセス蒸気はチューブを通って上方に流れ、下に流
れてくる不純な凝縮液と接触する。プロセス蒸気と不純な凝縮液が対向して流れ
るときに凝縮液のストリッピングが生じ、すなわち不純な凝縮液中の揮発性成分
の主な部分がガス状態となって凝縮液を離れ、残りの凝縮されていないプロセス
蒸気と共に上方に流れ、ユニット4から空間3に出る。凝縮液がユニット4のチ
ューブ内を下方に流れるとき、この凝縮液はさらに清浄化される。凝縮液の清浄
化と同時にチューブの間接的な冷却が行なわれ、プロセス蒸気がチューブ内部で
凝縮することになる。凝縮度はいくつかの理由に左右されるが、この凝縮度は例
えば70〜75%にすることができる。これは、供給されたプロセス蒸気のわず
か25〜30%が空間3に到達することを意味する。凝縮されたプロセス蒸気か
らの凝縮液は、清浄化された凝縮液と共に下方に流れ、凝縮液の混合物が空間7
で回収される。残りのプロセス蒸気は、空間3を経てチューブ内部、例えば凝縮
器5の内部をさらに下に流れる(図示せず)。凝縮器5のチューブでは、プロセ
ス蒸気のみが流れている。しかしこのチューブは冷却剤に取り囲まれており、水
の凝縮がさらに行なわれることを意味する。テレビンを凝縮すると同時に、また
テレビンを凝縮するよりも前に、テレビンおよび水を管壁上を下方に向けて空間
10に流し、これらの薬剤は、テレビンが水の上層となった状態の混合物をもた
らす。残りのプロセス蒸気は空間10を経て、一連にされている第3の凝縮器1
1内に流れ込む。この水蒸気はチューブ、例えば凝縮器11を通って上方に流れ
(図示せず)、空間12に到達する。テレビンおよび水の凝縮はその間いつも凝
縮されることになる。残りの水蒸気は空間12を通り、凝縮器13および例えば
これらのチューブ(図示せず)を通って下方に流れる。凝縮器13では主として
メタノールが凝縮され、底部側で回収される。凝縮液が硫酸塩によるパルプ化に
由来し、パイプ14を介して供給されパイプ15を介して加熱されて除去される
冷却剤の温度が主として前述の冷却剤の温度と同じ温度である場合、硫黄化合物
は例えば硫化ジメチルとして凝縮される。残りの凝縮されていない薬剤は、パイ
プ16および配置構成17を介してガス状態でプラントから除去される。
【0030】 パイプ・ソケット6を介してプラントに供給されるプロセス蒸気の温度は、使
用済み溶液の蒸発プラントのタイプに応じて異なる。過圧で運転される蒸発プラ
ントがあり、そのプロセス蒸気の温度は100℃よりも高く、これが本発明によ
り使用されることになる。このような場合、配置構成17は単純な弁またはファ
ンでよい。通常、蒸発プラントは、プロセス蒸気の温度が100℃未満、例えば
60〜65℃になるように運転される。これはプロセス蒸気が負圧を有する部分
に由来することを意味する。このような場合、配置構成17は、負圧を生み出す
装置、例えば真空ポンプやエジェクタからなることが必要である。どちらの場合
も適切な圧力は約10〜20kPa(0.1〜0.2バール)である。使用され
る冷却剤、例えば水の温度は様々でよい。10℃は適切な温度の一例である。こ
のような温度は、北欧の国々、例えばスウェーデンでは少なくとも冬の間、自然
なことである。夏中、およびその他の場合には、冷凍機で水を約10℃に冷却す
ることができる。プロセス蒸気の温度が60℃のとき、冷却剤が水である場合に
はその加熱された冷却剤の温度は約50℃になる。一次清浄化凝縮液は、ポンプ
19を使用することによりパイプ18を介して除去される。
【0031】 空間10のほぼ中央にはオーバーフロー20があり、その上方縁には例えばコ
ッグが付けられている。凝縮器5内の水とテレビンの凝縮混合物が空間10で回
収されるにつれ、テレビンは水の上に層を形成し、空間10の右側のセクション
に溢流する。テレビンに富む凝縮液は、パイプ21および22を介してポンプ3
7で容器23に送り出されるが、この容器内はしばしばポンプによって生み出さ
れる過圧状態になる。テレビンと水はこの容器内で分離し続ける。2段階で精製
されるテレビンは、パイプ24を介してこのシステムから除去される。空間10
の左側にある汚染された水は、ポンプ25によってパイプ26、27、28、お
よび29を介してシステムに送り返され、パイプ2を介して組合せ型ストリッパ
/凝縮器4の上方の空間3に新しく流入する不純な凝縮液と混合される。容器2
3内の水相はパイプ30を介してパイプ26に送られる。
【0032】 水/テレビン混合物に対して最初に粗くデカンテーションを行う目的でオーバ
ーフロー20を使用することは必要ではなく、当然ながら、空間10からの混合
物を、テレビンの最適な分離を行うことができる分離ユニット(図示せず)に移
送することが可能である。これらの2種の液体の流れは、既に述べた方法と同じ
方法で取り扱われる。凝縮器13の底部では、主としてメタノールの凝縮液が回
収される。ポンプ31により、メタノールはこのシステムからパイプ32および
33を介して送り出される。通常、メタノールは、焼却のためいくつかの配置構
成に移送される。清浄化プロセスを最適にするため、パイプ33を介して移送さ
れたメタノールの留分を、パイプ34および35を介して凝縮11の上方の空間
12の左側に再循環させることが好ましい。
【0033】 凝縮器13は、他の3つの凝縮器4、5、および11に比べて分離しており、
また冷却剤用の分離システムを有しているので凝縮効率をさらに高めることが可
能であり、すなわち例えば硫酸塩によるパルプ化からの不純な凝縮液を本発明に
より精製するときに、より多くの硫黄含有ガスが凝縮されるようになる。冷凍機
を用いて、冷却剤の温度、例えば水の温度を約0℃に低下させることができる。
【0034】 パイプ36を介し、水蒸気を清浄にすることを目的とする清浄化プラントに蒸
発プラントからの脱気水蒸気を供給することができ、すなわちそこで水蒸気の不
純物の主な部分を凝縮して回収することができる。
【0035】 図2に、本発明による清浄化プラントの好ましい実施形態を概略的に示す。ど
ちらの清浄化プラントもほぼ同じであり、そのため一致している物体に関しては
図1と同じ数字を図2に使用する。2つの清浄化プラントの相違は、図2による
好ましい清浄化プラントが組合せ型ストリッパ/凝縮器4について下方に向かう
完全な延長部分38を有することである。この延長部分は、チューブまたは層状
体としてインサーションも有する(図示せず)。これらのインサーションは、水
蒸気の加熱を目的とする閉じた空間に囲まれている。加熱水蒸気は、蒸発プラン
トの1つまたは複数の蒸発ステージから直接得られた脱気水蒸気の中にあり、パ
イプ39を介してパイプ・ソケット40に供給される。インサーションがチュー
ブである場合、温度が約70〜80℃またはそれよりもわずかに高い加熱水蒸気
がこのチューブに沿って流れ、凝縮されていない残りの水蒸気はパイプ・ソケッ
ト41とパイプ42および43を介してユニット38を離れる。最後に述べたパ
イプはパイプ36に接続され、残りの脱気水蒸気が空間3に供給されて、既に述
べたように清浄化が行なわれる。
【0036】 組合せ型ストリッパ/凝縮器4を離れる一次清浄化凝縮液は空間7を経て下方
に向かい、延長部分38に流れ、例えば延長部分の全長にわたるチューブを通っ
て延長部分の底部44で終わる。チューブの内側の一次清浄化凝縮液とは反対の
方向で、間接的に加熱された水蒸気がチューブの外側を流れている。問題の凝縮
液の温度が例えば60〜65℃であり、加熱水蒸気の温度が例えば70〜80℃
であるので、この凝縮液はチューブ内を下方に流れるにしたがってやや加熱され
ることになる。これは、凝縮液中に依然存在する不純物の留分がガス状態になっ
て凝縮液から離れ、このガスがチューブ内を上方に流れて空間7に到達し、そこ
でガスが、前述のようにパイプ6を介して供給された新たに流入したプロセス蒸
気と混合され、このガス混合物が、既に述べたように組合せ型ストリッパ/凝縮
器内を上方に流れることを意味する。この記述は、一次清浄化凝縮液がさらに清
浄化され、高度に清浄化された凝縮液に変わって底部44で回収されることを意
味する。
【0037】 パイプ18を介し、かつポンプ19を用いて、高度に清浄化された凝縮液を清
浄化プラントから除去する。
【0038】 蒸発プラントからの脱気水蒸気の量には限りがあり、延長部分38を下方に流
れる凝縮液は大量である。2種の媒質間の温度が大きくなり得るにもかかわらず
、凝縮液の温度上昇は、水蒸気の量に比べて凝縮液が大量であることによりわず
かに上昇する。この凝縮液の温度上昇は、凝縮液をさらに清浄にするのに十分で
ある。
【0039】 脱気水蒸気の留分はユニット38を上方に流れるときに凝縮され、凝縮液は、
パイプ・ソケット40を含む前述の閉じた空間の底部で回収される。問題の凝縮
液は、パイプ45を介してパイプ26に進み、汚染された水と混合され、前述の
ようにプラント内を再循環する。空間3およびその先に残っている水蒸気は、既
に述べた図1に示す内容に従って取り扱われる。
【0040】 図3および図4に、本発明による清浄化プラントの好ましい実施形態の、中心
セクションの上位部分を示す。これらの中心部分は、縦形の円筒状の塔に格納さ
れた4つの凝縮器からなり、その第1のユニットは組合せ型ストリッパ/凝縮器
として存在する。図3、4、5、および6には、図2によるユニット38も、ま
た図2および図1から明らかにすることが可能な本発明による清浄化プラント内
のその他の補足的な装置も示していない。塔46の上位セクションを、図3では
側面から示し、図4では断面で示す。パイプ・ソケット47を通し、不純な凝縮
液と、一連に結合された第2の凝縮器の底部からの凝縮液とが供給される。パイ
プ・ソケット48を通して凝縮されたメタノールの一部が再循環し、一連に結合
された第4の凝縮器の底部で回収される。パイプ・ソケット49を通して冷却剤
、例えば水が供給される。塔46は、多数のチューブ50を含んでいる。これら
のチューブは接合手段59、例えば薄板状の鉄で囲まれている。
【0041】 図4の断面に明らかに見られる塔の左部分51は、組合せ型ストリッパおよび
凝縮器である。右側には第2の凝縮器52が一連に設けられている。組合せ型ス
トリッパ・凝縮器51を凝縮器52から分離する壁72がある。壁72は塔46
の最上部まで届かないが、プロセス蒸気はユニット51のチューブ50内を上に
流れ、壁72を越えてユニット52のチューブ50内を下方に流れる。ユニット
52は、ユニット52の底部で第3の凝縮器53と一連に接続される。ユニット
53は、塔46の最上部で第4の凝縮器54と接続する。
【0042】 凝縮器53および54を分離する壁55は、塔46の最上部にまで及ぶ。凝縮
器53を凝縮器54から分離する壁56は、塔46の最上部には届かない。組合
せ型ストリッパ・凝縮器51内に示されるチューブ50の数は12本である。こ
れに対応する凝縮器52内のチューブ50の数は4本であり、一方第3の凝縮器
53内のチューブの数は2本、最後の凝縮器では1本である。これは、より多く
の水蒸気が凝縮される結果であり、したがって必要な冷却能力が低下する。プラ
ントはこのように設計されているので、供給されるプロセス蒸気が組合せ型スト
リッパおよび凝縮器の上方端57に到達したとき、この水蒸気の2/3がチュー
ブ50内で凝縮されるようになる。冷却剤は、既に述べたように閉じた空間に供
給される。この空間は、ある手段によって、例えば薄板状の鉄によって上方が制
限される。前述の手段59、例えば薄板状の鉄は、チューブ50に密接に接続し
ていない。例えばチューブの周辺の4点で、この手段に接続される。これらの点
は、半円形状にされたパターンの最上部でよく、それによってチューブを正確な
位置に置く。これらの点の間には、この手段とチューブの間に空間があり、供給
される冷却剤がチューブ50の外側に沿って塔46内を下に流れるのを助ける。
このような手段59は、塔内を例えば2メートルの距離下がるチューブに利用さ
れる。この手段には2つの目的がある。冷水がチューブの外側に沿って流れるに
つれてチューブは効率的に冷却され、またチューブはこの手段によって効率的に
補強される。
【0043】 図5および6に、塔46の下部セクションを示す。
【0044】 図5に、底部側から見た塔46の断面を示す。プロセス蒸気はパイプ・ソケッ
ト60を通って組合せ型ストリッパおよび凝縮器51に供給される。壁61がス
トリッパおよび凝縮器を凝縮器52および53から分離する。凝縮器52および
53は底部側で互いに接続され、これはプロセス蒸気が凝縮器52から凝縮器5
3内まで流れることができることを意味する。そこからプロセス蒸気が流れ、そ
の体積は凝縮器を過ぎるごとに減少し、凝縮器54内を下方へと向かう。これは
壁62によって凝縮器52から分離され、壁63によって凝縮器53から分離さ
れる。パイプ・ソケット64を介して、最終的に悪臭を放つ硫黄含有ガスを含め
て不活性ガスが除去され、また本発明の好ましい実施形態によれば、パイプ・ソ
ケット64は負圧を生み出すための配置構成に接続される(図示せず)。
【0045】 図6に、加熱された冷却剤がその内部を通って除去されるパイプ・ソケット6
5を示す。冷却剤用の閉じた空間は、手段66によって、例えば薄板状の鉄によ
って下方が制限される。空間67の底部では清浄な凝縮液が回収されて、パイプ
・ソケット68を介してプラントから除去される。凝縮器54の下の空間69の
底部では凝縮されたメタノールが回収され、パイプ・ソケット70を介して除去
される。空間71の底部ではテレビンおよび汚染された水が混合物となり、この
混合物はパイプ・ソケット(図示せず)を介して除去され、既に述べたようにテ
レビンの分離を行いかつ残りの凝縮液を再循環させる。
【0046】 図3、4、5、および6は、主に図1および2による凝縮器4、5、11、お
よび13とそれに対応する空間7、3、10、および12ならびにパイプ・ソケ
ットを含む接続されたパイプと異なっていないことを示し、極めてコンパクトで
ありしたがって最小限のスペースのみ必要である同様の清浄化プラントを示して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による清浄化プラントの実施形態を示す概略図である。
【図2】 本発明による清浄化プラントの好ましい実施形態を示す概略図である。
【図3】 本発明による清浄化プラントの別の好ましい実施形態の中心部分をより詳細に
示す図である。
【図4】 本発明による清浄化プラントの別の好ましい実施形態の中心部分をより詳細に
示す図である。
【図5】 本発明による清浄化プラントの別の好ましい実施形態の中心部分をより詳細に
示す図である。
【図6】 本発明による清浄化プラントの別の好ましい実施形態の中心部分をより詳細に
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一連に連結されたいくつかの凝縮器を有する清浄
    化プラントを利用して使用済み溶液を蒸発させることを含むセミケミカル・パル
    プまたは化学セルロース・パルプのパルプ生産の際に生じた不純な凝縮液を精製
    するための方法であって、 最後の蒸発ステージで発生した蒸気の主な部分、すなわち最低の蒸気圧を有す
    る最後の蒸発ステージからのプロセス蒸気と汚染された凝縮液とを組合せ型スト
    リッパおよび凝縮器に送り込み、プロセス蒸気と不純な凝縮液とが反対方向に流
    れるようにし、それによって直接的な熱交換が行われて熱が水蒸気から凝縮液へ
    と放出され、その結果、凝縮液中の揮発性化合物が凝縮液から分離してプロセス
    蒸気の流れに取り込まれ、同時に間接的な冷却が生じてプロセス蒸気の主な部分
    が凝縮されるようにすること、 プロセス蒸気の残りを別の凝縮器に流し、残りのプロセス蒸気を間接的に冷却
    して汚染された水とテレビンを凝縮し次いで共に収集し、その後メタノールを凝
    縮し、そこで初めに述べた収集された凝縮液からテレビン含量の主な部分を分離
    してプラントから除去し、残留する凝縮液を組合せ型ストリッパ/凝縮器に引き
    戻し、凝縮されたメタノールをプラントから除去し、一次清浄化凝縮液を組合せ
    型ストリッパ/凝縮器の底部で収集してプラントから除去し、またはさらに精製
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 蒸発プラントの最後のステージからの全てのプロセス蒸気、
    すなわち最低の蒸気圧を有する蒸発ステージから抽出されたプロセス蒸気が組合
    せ型ストリッパ/凝縮器内に導入されることを特徴とする請求項1に記載の方法
  3. 【請求項3】 不純な凝縮液が、組合せ型ストリッパ/凝縮器の上方の空間
    であって組合せ型ストリッパ/凝縮器に関連する空間内に導入され、プロセス蒸
    気が組合せ型ストリッパ/凝縮器の下の空間であって組合せ型ストリッパ/凝縮
    器に関連する空間内に導入され、不純な凝縮液が、組合せ型ストリッパ/凝縮器
    内を最上部から下方に向かう方向に流れ、一方プロセス蒸気が反対方向に流れる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 1つまたは複数の蒸発ステージからの脱気水蒸気が、組合せ
    型ストリッパ/凝縮器の上方の空間であって組合せ型ストリッパ/凝縮器に関連
    する空間内に導入されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 一次清浄化凝縮液が、組合せ型ストリッパ/凝縮器の下に在
    る延長部分を通って下方に流れるようにし、1つまたは複数の蒸発ステージの脱
    気からの水蒸気であって延長部分の下部に導入される脱気水蒸気によって間接的
    に加熱され、その結果、凝縮液の残りの揮発性化合物がガス状態で凝縮液から分
    離されて上方に流れ、上方に流れる新たに導入されたプロセス蒸気と混合され、
    高度に精製された凝縮液が延長部分の底部で収集されてプラントから除去される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 凝縮液の清浄度を細かく制御することができるように、脱気
    水蒸気が、エネルギー含量を変えることができるアドミッション水蒸気で終了す
    ることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 間接的に加熱する脱気水蒸気の残りの部分が、下にある延長
    部分の上部で放出され、精製プラントの組合せ型ストリッパ/凝縮器の上方の空
    間であって組合せ型ストリッパ/凝縮器に関連する空間内に導入されることを特
    徴とする請求項5または請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 不活性ガスおよび最終的に悪臭を放つ硫黄含有ガスが、プラ
    ントの放出端部に接続された負圧を生み出すための配置構成によって、プラント
    から除去されることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 精製が4つの凝縮器を含む4つのステージで生じ、第1の清
    浄化ステージが組合せ型ストリッパ/凝縮器で行なわれることを特徴とする請求
    項1から請求項8までのいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 メタノールが一連の最後の凝縮器の底部で収集され、メタ
    ノールがプラントから除去され、除去されたメタノールの留分が、一連の最後か
    ら2番目の凝縮器の上方を、かつ一連の最後から2番目の凝縮器に関連して再循
    環することを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の方法
  11. 【請求項11】 少なくとも1種の冷却剤が第1の凝縮器、すなわち組合せ
    型ストリッパ/凝縮器の上方セクションに供給され、このユニットの下方部分か
    ら上昇した温度で除去され、あるいはほぼその中心セクションで除去されること
    を特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 一連に連結されたいくつかの一連の凝縮器を含む、少なく
    とも使用済み溶液を蒸発させることを含んだ化学パルプまたはセミケミカル・パ
    ルプのパルプ生産から生じた不純な汚染された凝縮液を清浄化するためのプラン
    トにおいて、 いくつかのインサーション(50)を有する組合せ型ストリッパおよび凝縮器
    (4、51)の形の第1のユニットであって、その内部をプロセス蒸気と不純な
    汚染された凝縮液とが対向して流れて互いに直接接触し、インサーションが、冷
    却剤による貫流が意図された空間と、ユニットの最上部側(3)および下側(7
    、67)に接続される空間で囲まれ、最後に述べた空間が同時にこのユニットの
    底部の役割をする第1のユニット、 汚染された凝縮液をユニットの最上部側の空間(1、2、47)に供給する手
    段、プロセス蒸気をユニットの下側の空間(7、67)に供給する手段(6、6
    0)、 冷却剤を、ユニットの一端に供給する手段(8、49)、 加熱された冷却剤を、ユニットの反対側の端部で除去する手段(9、65)、 一次清浄化凝縮液を、ユニットの底部(7、44、67)から除去する手段(
    18、19、68)、 プロセス蒸気と凝縮液から発生した水蒸気のみが内部を流れるいくつかのイン
    サーション(50)を有する凝縮されたプロセスではなく残留するプロセス用の
    別の凝縮器(5、11、13、52、53、54)であって、インサーションが
    、冷却剤による貫流が意図されてそれによって混合物中の汚染された水およびテ
    レビンとメタノールとが連続的に凝縮される閉じた空間と、それぞれの凝縮器の
    最上部側および底部側に接続された空間(3、10、12、67、71、69)
    とで囲まれている凝縮器、 冷却剤を、凝縮器の一端に供給する手段(8、49、14)、 加熱された冷却剤を、凝縮器の反対側の端部で除去する手段(9、65、15
    )、 上述の混合された凝縮液を、凝縮器の下側の空間(10、71)から除去する
    手段(26、21、37、22)、 混合された凝縮液のテレビン含量の主な部分を分離する手段(20、23)、 テレビンをプラントから除去する手段(24)、 残りの凝縮液を、不純な凝縮液が導入される第1のユニット内の空間(3)に
    送り返す手段(25、27、28、29、2)、 凝縮されたメタノールを、後続の凝縮器(13、54)の下側の底部の空間か
    らプラントの外に除去する手段(32、31、33、70)を特徴とするプラン
    ト。
  13. 【請求項13】 インサーションがチューブ(50)からなることを特徴と
    する請求項12に記載のプラント。
  14. 【請求項14】 インサーションが層状体からなることを特徴とする請求項
    12に記載のプラント。
  15. 【請求項15】 プラントが、1つまたは複数の蒸発ステージから、汚染さ
    れた凝縮液が供給される第1のユニットの空間(3)に脱気水蒸気を供給するた
    めの手段(36)も含むことを特徴とする請求項12から請求項14までのいず
    れか一項に記載のプラント。
  16. 【請求項16】 組立て型ストリッパ/凝縮器の形の第1のユニットが、一
    次清浄化凝縮液が内部を流れるインサーション(50)を有する下方に向かう延
    長部分(38)で完了し、インサーション(50)が、一次清浄化凝縮液と対向
    して流れる1つまたは複数の蒸発ステージからの主な脱気水蒸気による貫流が意
    図された閉じた空間で囲まれ、延長部分が、前述の手段(18、19)によって
    高度なレベルに清浄化された凝縮液が除去される底部(44)と、上述の水蒸気
    を供給し残りの水蒸気を間接な加熱から除去する手段(39、40、41、42
    、43、36)で完了することを特徴とする請求項12から請求項14までのい
    ずれか一項に記載のプラント。
  17. 【請求項17】 インサーションがチューブ(50)からなることを特徴と
    する請求項16に記載のプラント。
  18. 【請求項18】 一連の最後の凝縮器(13)の下部には、凝縮器のインサ
    ーションの内部に負圧を生み出して空間を接続するために、かつ主として不活性
    なガスおよび最終的に悪臭を放つ硫黄含有ガスを除去するために装置(17)が
    配置されることを特徴とする請求項12から請求項17までのいずれか一項に記
    載のプラント。
  19. 【請求項19】 凝縮器(4、5、11、13、51、52、53、54)
    の数が4であり、第1の凝縮器が組合せ型ストリッパおよび凝縮器(4、51)
    として存在することを特徴とする請求項12から請求項18までのいずれか一項
    に記載のプラント。
  20. 【請求項20】 プラントから除去されるメタノールのための、かつそのメ
    タノールを一連の凝縮器の最後から2番目の凝縮器の上方の空間(12)に再循
    環させるための手段(34、35)があることを特徴とする請求項12から請求
    項19までのいずれか一項に記載のプラント。
  21. 【請求項21】 凝縮液とストリッパ水蒸気との接触面積を増大させる手段
    が、チューブ(50)内に挿入されることを特徴とする請求項13に記載のプラ
    ント。
  22. 【請求項22】 手段が、断面にクロス形を形成する2つの細長い接合要素
    、または波形のパターンを作り出す折り曲げられた薄板状の鉄からなることを特
    徴とする請求項21に記載のプラント。
  23. 【請求項23】 手段が、その縦軸に沿って捩じれて螺旋パターンをもたら
    すことを特徴とする請求項22に記載のプラント。
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