JP2002518644A - 注入ポンプ用駆動ユニット軸のための可撓性軸継手 - Google Patents

注入ポンプ用駆動ユニット軸のための可撓性軸継手

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Abstract

(57)【要約】 駆動軸を従動軸にエラストマー的に連結するための駆動用コネクター。エラストマー製の軸継手４２には、反対側の端部に開口７４、８０が含まれており、これらは、ほぼ「Ｄ」字形状であって駆動軸および従動軸の対応する形状の端部との間に締り嵌めを形成している。ウェブ９８がエラストマー製軸継手の内部の範囲内で横断して延びており、これによって、駆動軸および従動軸をその軸継手の前記開口の内側に挿入するときの距離が制限されるようになっている。その軸継手には、その外面長さに沿って縦方向に延びるリブ７２が含まれている。スリーブ８６には、このリブに大きさおよび形状が対応している溝９０が備わっており、このスリーブは、その軸継手に滑り嵌められ、かつ、前記従動軸に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は、一般に、モーター駆動軸を従動軸に連結するのに用いるためのコネ
クターに関するものであり、さらに詳しくは、医薬注入ポンプにおいて、モータ
ー駆動軸をポンプにおけるプランジャーを駆動するカム軸に接続するとともに、
プランジャーに対する復元力をもたらすためのエラストマー製連結器に関するも
のである。
【０００２】 （背景技術） 携帯用モーターで駆動される多くの装置では、小さい直流（ＤＣ）モーターが
、堅い金属製連結器を使って従動軸に回転可能に接続されている。このような連
結器には、それぞれの端部に隣接する、２つのねじが切られた孔をチュービング
壁に有する厚肉チュービングからなる短寸部分が備わっている。それぞれの孔の
中には止めねじがねじ合わされている。これらの止めねじは、連結器の一方の端
部の中に挿入されたモーターの駆動軸に係合するために、また、連結器の他方の
端部の中に挿入された従動軸を固定するために、しっかり締めつけられている。
たとえ締結具ロッキング物質が塗布されても、これらの止めねじは使用につれて
ゆるむことが多く、軸の傷つきが起こり、また、これらの連結器の組み込まれた
装置が故障するおそれがある。
【０００３】 連結器は一般に、大きさが限定された範囲内でだけ、部品製造業者から入手す
ることができる。２つの軸を接続するために使われる連結器が大き過ぎると、そ
の連結器はそれらの軸を適切に接続することはなく、また、その質量が２つの軸
の中心線周りに対称的に分布されていないので、振動を引き起こすおそれがある
。加えて、従来の連結器では、接続された２つの軸の中心線どうしが比較的正確
に心合わせされることが一般に要求される。したがって、たとえばモーター駆動
軸と従動軸との間の心ずれは、たとえそれがわずかなものであっても、一方ある
いは双方の軸の側面荷重を引き起こして、より大きい軸受磨耗が作り出される。
堅い連結器により、ノイズと振動とが、モーターから使用中の装置における他の
部品へ伝わる。
【０００４】 理想的には、モーター駆動軸と従動軸との間に、より可撓性のある軸継手を設
けるのが好ましい。大きいモーター連結器には時々、２つの軸における端部の周
りに締め付けられて、ある程度の可撓性をもたらす繊維強化されたゴム組立体が
含まれるが、そのような連結器は、小さい装置に使うには大き過ぎる。
【０００５】 それゆえ、上で言及した問題に取り組み、かつコストが比較的低い簡単な連結
器を、小さい電気モーターで駆動される装置に使用するのが好ましいであろうと
いうことは明らかである。従来技術では、説明された種類の従来技術である堅い
金属製コネクターに代わるか、あるいはあまりにも大きくかつ扱いにくい従来技
術である繊維強化されたゴムコネクター組立体に代わる適切なものがもたらされ
ない。
【０００６】 （発明の開示） 本発明によれば、駆動軸の非円筒状端部を従動軸の非円筒状端部に接続するた
めの連結器が規定される。連結器には、反対側の第１端部および第２端部の備わ
ったほぼ円筒状の取付具が含まれている。取付具の第１端部には第１開口が配さ
れ、かつ、取付具の第２端部には第２開口が配されている。第１開口は、駆動軸
の非円筒状端部の大きさおよび形状にほぼ対応した大きさおよび形状を有してい
る。同様に、第２開口は、従動軸の非円筒状端部の大きさおよび形状にほぼ対応
した大きさおよび形状を有している。取付具は、第１開口が駆動軸上に押しかぶ
され、かつ第２開口が従動軸上に押しかぶされ、それぞれの場合に締り嵌めをも
たらしたときに、弾性的に広がるように適合されたエラストマー材料から形成さ
れている。取付具は、それによって駆動軸を従動軸に駆動連結するように適合さ
れている。
【０００７】 取付具には、第１開口と第２開口との間に、取付具の長手軸に対して横断して
配置されたウェブがさらに備わっているのが好ましい。このウェブにより、駆動
軸および従動軸が、それぞれ第１開口および第２開口の中へ進入される深さが制
限される。また、ウェブにより、駆動軸から従動軸に伝わる駆動軸の振動が制限
される。
【０００８】 取付具の外面の周りに締り嵌めの状態できちんと嵌まるような大きさにされた
スリーブにより、取付具が駆動軸上に納まるのを促進する圧縮力がもたらされる
。スリーブの外面には、プランジャーに作用するように適合されたカム面が含ま
れている。駆動軸が従動軸を回転させると、スリーブによって、プランジャーが
プランジャーの長手軸に沿って移動する。カム面は、プランジャーに対する一方
向の力だけを加えるように適合されているのが好ましく、プランジャーは、プラ
ンジャーにより変位するエラストマー膜によって反対方向へバイアスされている
のが好ましい。
【０００９】 取付具の外面は、スリーブの内面にキー止めされる。また、第１開口の内面に
は平坦部分が含まれているが、この平坦部分は、駆動軸の端部に形成された対応
する平坦部分を配座させるように適合されている。同様に、第２開口の内面には
、従動軸の端部に形成された対応する平坦部分を配座させるように適合された平
坦部分が含まれている。
【００１０】 このように、エラストマー製取付具によって、駆動軸と従動軸との間の振動伝
達が最小限になり、また、この取付具は可聴ノイズを最小限にするのにも役立つ
。この取付具によれば、その弾性のために、駆動軸と従動軸との心ずれを少なく
とも限られた程度まで許容することができる。
【００１１】 前に述べた本発明の態様と付随する利点とは、添付図面とともに以下の詳細な
説明を参照することで本発明がいっそう理解されると、より容易に認識されるよ
うになるであろう。
【００１２】 （好ましい実施形態の説明） 図１に示すように、本発明の例示的な適用が、ポンプカセット１０を通して医
薬流体をポンピングするのに使うために示されている。ポンプカセット１０は使
い捨てできるものであり、一人の患者に用いるように意図されている。このポン
プカセットの詳細は、普通に譲渡された米国特許第５，５８６，８６７号公報に
開示されており、その図面および明細書は、引用によってこの明細書に具体的に
組み入れられる。近位チュービング１４および遠位チュービング１６が、ポンプ
カセットの近位端および遠位端に連結されている。医薬流体の容器（図示なし）
が近位チュービング１４に接続されており、遠位チュービング１６は患者の心臓
血管系へ接続されて、ポンプカセット１０が駆動される速度によって決められた
レートでその医薬流体が注入されるようになっている。ポンプカセット１０には
プラスチック製のハウジング１２が含まれており、このハウジングには、その上
面に形成された開口１８が備わっている。開口１８からはエラストマーの膜２０
が露出しており、この膜は、そのプラスチック製ハウジングの上部分と底部分と
の間で封止されている。エラストマー膜２０の下面は、ポンプカセット１０を介
して流路にさらされているとともに、エラストマー膜２０がポンプカセット１０
の内部へ内向きに押されるときに、その医薬流体を移すように作用する。ポンプ
カセットは、図６に示されるポンプシャシ２２の中にラッチされる。このポンプ
シャシは、いずれも図示しない、バッテリ電源、ポンピング動作を制御するため
の電子部品、およびユーザーインターフェイスを含んだポンプハウジング（図示
なし）の中に取り付けられている。ポンプシャシ２２における枢軸部材２５は、
ばねバイアスされており、ポンプカセット１０のハウジング１２に係合して、ポ
ンプカセット１０をポンプシャシの内部の所定位置にラッチするようになってい
る。このラッチ機構の詳細とポンプシャシの他の態様とは、本発明には関係がな
いので、この明細書では開示していない。
【００１３】 駆動組立体２４によれば、エラストマー膜２０をポンプカセット１０の内部に
撓ませて入れて、医薬流体を患者の体内へポンピングする力がもたらされる。こ
の駆動組立体の別の詳細部分とポンプカセットとの相互作用とは、図３、図４お
よび図５に示されている。駆動組立体２４には、可撓リード線３０を介してもた
らされた電流でエネルギーが与えられる直流モーター２８が含まれており、この
リード線には、このポンプの内部におけるプリント回路板（図示なし）の嵌合用
コネクターに連結するように適合されたコネクタープラグ３２がある。弾性Ｏリ
ングの支持体３４が、モーター２８の外面の周りに設けられ、一対の駆動囲い板
２６ａおよび２６ｂの内部に納まっている。これらの囲い板は、一般に図６で示
されるように、駆動組立体の周りに固定されて、組立体を囲んで保持する。第２
の弾性Ｏリングの支持体３６が、直流モーター２８の端部に配置されて、駆動囲
い板２６ａおよび２６ｂの内部にモーターと駆動組立体との更なる支持がもたら
されている。Ｏリング３６のすぐ先には、駆動軸３８が、直流モーター２８の端
部から延びており、かつ、エラストマー材料からなる軸継手４２に接続されてい
る。軸継手４２はまた、従動軸４０に接続されており、かつ、回転力を駆動軸３
８から従動軸４０へ伝えるように作用する。
【００１４】 軸継手４２の内部の詳細は図２に例示されている。その図２に、また図１およ
び図４に示されるように、軸継手４２に接続されている駆動軸３８の一部には、
その形状がほぼ「Ｄ」字状になるように、一方側部に平坦部７６が備わっている
。駆動軸３８のこの一部は、軸継手４２における開口７４の中へ延びている。開
口７４にも、その周縁の一部に平坦部７８が備わっており、その結果、この開口
の形状も「Ｄ」字状であるが、その開口は大きさが駆動軸３８の端部よりもわず
かに小さい。このようにして、軸継手４２は、駆動軸の端部が軸継手の開口７４
の中に挿入されたときに、駆動軸３８との間に締り嵌めを形成する。軸継手４２
の反対側端部では、開口７４から離れて開口８０が配置されており、開口８０に
は一方の側部に平坦部８２が備わっており、それゆえ断面形状がほぼ「Ｄ」字状
である。平坦部８４が駆動軸４０の端部に形成されており、その結果、この開口
の形状も「Ｄ」字状であるが、その駆動軸４０は大きさが開口８０よりもわずか
に大きい。このようにして、従動軸４０が軸継手４２の開口８０の中に挿入され
たときにも、締り嵌めが形成される。横断ウェブ９８（図２に示されている）が
軸継手４２の内部に配置されて、開口７４を開口８０から離し、駆動軸３８と従
動軸４０とが軸継手４２の内部で延びる範囲を制限している。横断ウェブ９８に
よれば、駆動軸の端部と従動軸の端部とが互いに接触するのが防止されるので、
駆動軸３８から従動軸４０への振動の伝達が制限される。
【００１５】 軸継手４２の外面はほぼ円筒状であるが、一方の側部では、リブ７２が軸継手
の長手軸にほぼ平行に延びている。リブ７２は半円の断面を有する。軸継手は、
エラストマー材料、すなわち好ましくは合成ゴムから作られているので、駆動軸
３８あるいは従動軸４０のいずれか一方あるいは双方は、軸継手がゆがめられる
と、軸継手の内部で回転することができる。このようなゆがみと、その結果とし
て生じる滑りとを防止するために、スリーブ８６が設けられている。スリーブは
、軸継手４２の外面全体にきちんと嵌まって延びており、前記軸のいずれか一方
が、軸継手を充分にゆがめて、軸継手の端部に形成された「Ｄ」字状の開口の内
部で回転しようとするのを阻止する圧縮力が作り出される。スリーブ８６には開
口８８があるが、その開口の内径は軸継手４２の外径にほぼ等しい。さらに、リ
ブ７２の断面の輪郭および大きさに対応している断面の輪郭および大きさが備わ
っており、長手方向に延びている切込み９０が、開口８８の一方の側部に形成さ
れて、スリーブ８６を軸継手４２に滑り嵌めるときに同リブを受け入れるように
されている。軸継手４２には代わりの切込みを設けて、開口の内面に形成され対
応する形状および大きさにされたリブをスリーブ８６の中へ受け入れて、軸継手
とスリーブとをキー止めするようにしてもよいということは明らかであろう。好
ましい実施形態では、スリーブ８６は、硬質プラスチックあるいは金属材料から
形成され、エラストマー材料、好ましくは合成ゴムで被覆されるかあるいは成形
された、剛性内側要素（図示なし）を含む成形された部品である。
【００１６】 従動軸４０における平坦部８４のすぐ後ろには、スリーブ８６の内側エラスト
マー部分に係合する円形溝９２（図３）が配されているので、そのスリーブは、
軸継手４２に接続された従動軸４０の端部に固定されている。スリーブ８６は、
従動軸４０における平坦部８４の全体にわたる締り嵌めにより、従動軸４０に対
する回転を防止することができる。スリーブ８６の使用は、このように、回転力
の駆動軸３８から従動軸４０への伝達を促進する。
【００１７】 いくつかの大きな利点は、駆動軸３８と従動軸４０とを接続するために軸継手
４２を使用することで得られる。軸継手４２のエラストマー性により、軸継手は
、駆動軸３８の中心線と従動軸４０の中心線との間におけるいくらかの心ずれが
許容されるので、従動軸あるいは駆動軸のいずれか一方における側面荷重が減少
する。側面荷重の減少によって、駆動組立体の作動寿命、とりわけ軸受４６およ
び５０の寿命が改善される。さらに、側面荷重の減少によって、モーターの作動
寿命が増大し、また、モーターの駆動軸には、いっそう大きい側面荷重を扱うの
に要求されるであろう軸受よりも高価な軸受は要求されないので、使用するモー
ターをより低コストにすることができる。加えて、軸継手４２によって、駆動軸
３８を従動軸４０に取り付けるための機械的締結具の必要性がなくなり、また、
モーターの振動が、軸継手４２の下流側にある駆動組立体の部品から少なくとも
部分的に隔離されるので、駆動組立体のノイズレベルが減少する。駆動軸を従動
軸に連結するための従来技術の装置に比べて、軸継手４２は比較的小さくかつコ
ンパクトである。さらにまた、軸継手とスリーブとの組立体は比較的簡単なもの
であるので、組立時間と部品点数との減少、およびその結果として生じる駆動組
立体のコスト削減は、従来技術のタイプの軸継手よりも、軸継手４２およびスリ
ーブ８６を用いることで達成される。
【００１８】 スリーブ８６は、本発明の例示的なこの適用におけるさらに別の目的に有用で
ある。特に、スリーブ８６にはカム面９６が含まれているが、このカム面によっ
て、従動軸４０の中心線から、変化する半径方向距離の箇所の軌跡を有する輪郭
が規定される。駆動軸３８が従動軸４０とスリーブ８６とを回転させると、カム
面９６が回転する。回転するカム面により、プランジャー５８を変位させ、プラ
ンジャー５８をポンプカセットへ向けて移動させるのに用いられる力が作用する
。プランジャーフット６２は、プランジャー５８の端部に形成され、かつポンプ
カセット１０におけるエラストマー膜２０に接触する。プランジャー５８には、
ポンプシャシ２２（図６）における開口６６の内面を封止し、それによって水や
他の液体がポンプハウジングの内部へ入るのを防止することを促進する、２つの
Ｏリング６４が含まれている。
【００１９】 カム面９６は、スリーブ８６の外面の一部だけに形成されている。カム面９６
が含まれていないスリーブ８６の部分は、従動軸４０の中心線から半径方向へ等
距離にある。軸受４６は、スリーブ８６のこの部分に納まっており、駆動軸およ
び従動軸の回転の際に駆動組立体を保持することを促進する。
【００２０】 図１、図３および図５に示されるように、駆動組立体２４にも、従動軸４０の
周りに軸受５０が含まれている。軸受５０は、従動軸４０（図３を参照）に形成
された環状溝９４の内部に嵌まるクリップ５２によって定位置に保持されている
。駆動軸４０におけるクリップ５２の先には、クラッチ組立体５４が配置されて
いる。クラッチ組立体５４にはローラークラッチ６８が含まれている。スリーブ
８６から離れている従動軸４０の端部には、エンコーダータブ５６が配置されて
いる。このエンコーダータブは、駆動組立体を制御する目的と本発明に関連しな
い他の目的とで、従動軸４０のホームポジションを決めるために使われている。
【００２１】 カム軸受４８が、カム面９６の周りに配置されており、これは、ラジアルボー
ル型軸受からなっている。このカム軸受は、カム面９６と、プランジャーフット
６２が配置されている端部とは反対側にあるプランジャー５６の端部に形成され
たループ６０との間の摩擦減少用界面として作用する。ループ６０は一般に、丸
みを帯びた隅部がある正方形のように形成されている。カム面９６は、プランジ
ャー５６をエラストマー膜２０から離れるように動かすどのような力もそのプラ
ンジャーに加えないので、カム軸受４８の半径方向外面は、ループ６０の上部内
側部分１００に接触しない。その代わり、エラストマー膜は、プランジャー５６
を上方へ持ち上げて、ポンプカセット１０の内側から離すような復元力をもたら
す。カム軸受４８は、ループ６０の他の内側部分に接触し、かつ、エラストマー
膜２０をポンプカセットの内側へ変位させそれによって医薬液体を遠位ライン１
６に通して流すために、プランジャー５６をポンプカセット１０の方へ駆動する
力をもたらす。カム軸受４８とループ６０の面１００との隙間は、わずかに２〜
３ミル（ｍｉｌ）であるが、これは、カム軸受の外面とループの内面との間にお
ける、プランジャー５６が駆動組立体２４によって駆動される効率を低下させる
であろうどのような摩擦動作も防止するのには充分なものである。
【００２２】 本発明は、その実施の好ましい形態に関連して説明されてきたが、当業者であ
れば、特許請求の範囲の範囲内でそれに施すことのできる多くの変形を理解する
であろう。したがって、本発明の範囲は、上の記載によってどのようにも制限さ
れることを意図するものではなく、代わりに、その特許請求の範囲への参照によ
ってもっぱら決められる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るモーターと駆動組立体との分解等角投影図であり、医薬流体が駆
動組立体によって作動されたプランジャーでポンピングされるポンプカセットが
例示されている。
【図２】 駆動軸を従動軸に連結するためのエラストマー製連結器の等角投影図である。
【図３】 駆動組立体の断面側面図である。
【図４】 モーターと駆動組立体の一部とを示している分解等角投影図である。
【図５】 モーター、駆動組立体、プランジャーおよびポンプカセットの等角投影図であ
る。
【図６】 モーター、駆動組立体、プランジャーおよびポンプシャシの分解等角投影図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレス，マイケル・ダブリユ アメリカ合衆国、カリフオルニア・92064、 パウエイ、ハイデン・バレイ・ドライブ・ 15731 (72)発明者 スケーラー，アンドリユウ・ジエイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・91773、 サン・デイマス、マーシヤル・コート・ 111 (72)発明者 ソーベロン，ピーター・エイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・92128、 サン・デイエゴ、コール・ジヤニート・ 15333 (72)発明者 スクエアシア，ステフアニー・アール アメリカ合衆国、カリフオルニア・94306、 パロ・アルト、カリフオルニア・アベニユ ー・411 Ｆターム(参考） 3H071 AA01 CC33 CC34 DD45 EE07 4C066 BB01 CC01 DD02 DD11 HH01 HH30 JJ02 QQ93 【要約の続き】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 反対側の第１端部および第２端部が備わったほぼ円筒状の取
    付具であって、取付具の第１端部に第１開口が配され、かつ、取付具の第２端部
    に第２開口が配され、前記第１開口が、駆動軸の非円筒状端部の大きさおよび形
    状にほぼ対応した大きさおよび形状を有し、かつ、前記第２開口が、従動軸の非
    円筒状端部の大きさおよび形状にほぼ対応した大きさおよび形状を有し、前記取
    付具は、第１開口が駆動軸上に締り嵌め状に押しかぶされ、かつ第２開口が従動
    軸上に締り嵌め状に押しかぶされたときに、広がるように適合されたエラストマ
    ー材料から形成されており、それによって前記取付具が、駆動軸を従動軸に駆動
    連結するように適合されている、取付具を備えてなる、駆動軸の非円筒状端部を
    従動軸の非円筒状端部に接続するための連結器。
  2. 【請求項２】 取付具が、第１開口と第２開口との間に、取付具の長手軸を
    横断して配置されたウェブをさらに備えており、前記ウェブは、駆動軸および従
    動軸が、それぞれ第１開口および第２開口の中へ進入されるときの深さを制限し
    ている請求項１に記載の連結器。
  3. 【請求項３】 ウェブが、従動軸に伝わる駆動軸の振動を制限する請求項２
    に記載の連結器。
  4. 【請求項４】 取付具の外面の周りに締り嵌め状態で嵌まるような大きさに
    されたスリーブをさらに備えており、それによって第１開口に駆動軸を配座させ
    た状態に維持する圧縮力がもたらされる請求項１に記載の連結器。
  5. 【請求項５】 スリーブの外面が、プランジャーに作用するように適合され
    たカム面を備え、前記カム面は、駆動軸が従動軸を回転させると、プランジャー
    を駆動して動かす請求項４に記載の連結器。
  6. 【請求項６】 カム面は、プランジャーに対する一方向の力だけを加えるよ
    うに適合されており、前記プランジャーが、エラストマー膜によって反対方向へ
    バイアスされている請求項５に記載の連結器。
  7. 【請求項７】 取付具の外面が、スリーブの内面にキー止めされている請求
    項４に記載の連結器。
  8. 【請求項８】 第１開口の内面が、駆動軸の端部に形成された対応する平坦
    部分を配座させるように適合された平坦部分を含んでいる請求項１に記載の連結
    器。
  9. 【請求項９】 第２開口の内面が、従動軸の端部に形成された対応する平坦
    部分を配座させるように適合された平坦部分を含んでいる請求項１に記載の連結
    器。
  10. 【請求項１０】 回転駆動力を第１軸から第２軸へ伝えるための弾性軸継手
    組立体であって、 （ａ） 概ね長いエラストマー部材であって、 （ｉ） エラストマー部材の一方の端部に配され、かつ第１軸を覆って締り嵌
    めをもたらすような大きさにされた第１孔と、 （ｉｉ） エラストマー部材の反対側の端部に配され、かつ第２軸を覆って締
    り嵌めをもたらすような大きさにされた第２孔と を有しているエラストマー部材と、 （ｂ） エラストマー部材の外面を覆って締り嵌めをもたらす大きさにされた
    中央開口を有しており、かつ、エラストマー部材に対して、第１軸および第２軸
    のうちの少なくとも一方でエラストマー部材を保持し、その結果、これらの軸が
    エラストマー部材を介して互いに連結される、圧縮力をもたらす長いスリーブと を備えてなる弾性軸継手組立体。
  11. 【請求項１１】 エラストマー部材が、横断して延びるウェブからなり、か
    つ、第１孔と第２孔との間に配置されている請求項１０に記載の弾性軸継手。
  12. 【請求項１２】 第１孔の中に挿入されている第１軸の少なくとも一部が、
    平坦区域を含んでおり、かつ、前記第１孔が、第１軸との間に締り嵌めをもたら
    す対応する平坦区域を含んでいる請求項１０に記載の弾性軸継手。
  13. 【請求項１３】 第２孔の中に挿入されている第２軸の少なくとも一部が、
    平坦区域を含んでおり、かつ、前記第２孔が、第２軸との間に締り嵌めをもたら
    す対応する平坦区域を含んでいる請求項１０に記載の弾性軸継手。
  14. 【請求項１４】 スリーブとエラストマー部材の外面とのうちの少なくとも
    一方が、従動軸の位置をキー止めするために心合わせ溝を含んでいる請求項１０
    に記載の弾性軸継手。
  15. 【請求項１５】 別のスリーブとエラストマー部材の外面とが、心合わせ溝
    の内部に嵌まるような大きさにされた心合わせリッジを含んでおり、前記心合わ
    せ溝および心合わせリッジが、互いに協働して、エラストマー部材とスリーブと
    の間に締り嵌めをもたらす請求項１４に記載の弾性軸継手。
  16. 【請求項１６】 スリーブの外面が、エラストマー部材の中心軸に関して変
    化する半径での箇所の軌跡を規定する輪郭を有するカム面を備えている請求項１
    ０に記載の弾性軸継手。
  17. 【請求項１７】 スリーブが貫通して延びるほぼ四辺形の開口を有するリン
    クをさらに備えており、前記リンクは、スリーブが回転するとスリーブのカム面
    が乗り上げる請求項１６に記載の弾性軸継手。
  18. 【請求項１８】 リンクは、カム面が四辺形開口の一方側部に乗り上げると
    、スリーブから離れる方向へ移動するように駆動されるプランジャーに連結され
    る請求項１７に記載の弾性軸継手。
  19. 【請求項１９】 前記エラストマー部材は、第１軸および第２軸が互いに連
    結されると、第１軸および第２軸の間の心ずれを収容するように適合されている
    請求項１０に記載の弾性軸継手。
  20. 【請求項２０】 スリーブが、剛性材料の上に成形されるエラストマー材料
    からなる請求項１０に記載の弾性軸継手。
  21. 【請求項２１】 （ａ） シャシに取り付けられ、かつ、原動機によって回転して駆動されるよ
    うに適合され、カム面を回転させるための軸と、 （ｂ） カム面に連結された第１端部と反対側の第２端部とを有し、反対の２
    方向へ前後に往復するように取り付けられたプランジャーであって、前記プラン
    ジャーの第１端部は、軸が回転すると、カム面によってプランジャーへ加えられ
    た力によって、ポンプカセットへ向かう第１方向へ駆動されるプランジャーと、 （ｃ） ポンプカセットの面に形成された開口の中にさらされたエラストマー
    膜であって、前記ポンプカセットが、取り外し可能にシャシに所定位置に取り付
    けられ、その結果、開口がプランジャーの第２端部の近くに配され、プランジャ
    ーの前記第２端部が、エラストマー膜をポンプカセットの内側へ変位させて、流
    体をポンプカセットを介して流れさせ、前記エラストマー膜が、プランジャーを
    バイアスさせてカム面へ向かう第２方向へ動かす復元力をもたらし、その結果、
    カム面が、プランジャーを第２方向へ動かす力を加えないエラストマー膜と を備えているポンプカセット用駆動機構。
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