JP2002518222A - 少なくとも1つの仕上げ面を有する複合板の蒸気圧縮法 - Google Patents

少なくとも1つの仕上げ面を有する複合板の蒸気圧縮法

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Abstract

(57)【要約】 マットは2枚の圧縮プラテンの間に形成される圧縮キャビティー内に装填される。第1の圧縮プラテンは孔のない従来の熱圧縮プラテンである。従来のプラテンは滑らかであってもよいし、最終製品の一表面にエンボス加工するために模様付けされていてもよい。他方の圧縮プラテンは、蒸気注入孔を有する、蒸気注入プラテンである。圧縮キャビティーは密閉され、マットは完全に固化させられる。第1の蒸気が、マットの厚みの少なくとも一部の温度を100℃まで上げるのに充分な圧力及び時間で、蒸気注入孔を通ってマットに注入される。注入された蒸気は、蒸気注入孔を通ってマットから排気させられ、それと共にトラップされていた空気及び水分が運ばれる。第2の蒸気が、バインダーを硬化させるのに充分な圧力及び充分な時間で、蒸気注入孔をから、マットに注入される。第2の蒸気は、圧縮キャビティーが開口される前に、蒸気注入孔を通ってマットから排気される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーティクルボード、繊維板、チップボード等の複合板の製造法に
一般的には関するものであり、より詳細にはエンボス加工された、滑らかな、又
は、模様付けされた、少なくとも1つの仕上げ表面を有する複合板の製造法に関
するものである。前記板は、木質粒子、チップ及び/又は繊維、並びに、例えば
樹脂等の硬化可能な又は硬化可能なバインダーから構成されるマットから製造さ
れる。
【0002】
【従来の技術】
板等の複合木質製品は、物質が互いに固着して、無垢の木質様製品を形成する
まで、加熱及び加圧下でリグノセルロース物質からなるゆるんだマットを固める
ことによって形成され得る。リグノセルロース物質は、粒子、チップ、繊維等の
木質物質の形体を取り得り、本明細書ではこれらの用語は互換性をもって使用さ
れることが理解されるであろう。更なる処理をせずに、適する加熱及び固化条件
下で、リグノセルロース物質を結合させることが可能であるが、典型的には、マ
ットを形成する物質は、その物質の固着性を高めて、最終製品の得られる特性を
向上させるために、加熱及び固化される前に、樹脂等のバインダーで処理される
【0003】 マットの固化は一般に、圧縮機で行なわれる。バインダーで処理された木質複
合マットを、特定の成形された形状、例えば板等に固化させるための従来の圧縮
機は、成形キャビティーを画定するために間隔を置いた、2つの対峙する圧縮プ
ラテンを有する。典型的には、少なくとも1つのプラテンを、例えば電気加熱コ
イルによる伝導によって、又は、プラテン本体に位置させられるコンジットから
、加熱された流体又はガス媒体、例えば蒸気を通すことによって加熱される。マ
ットと接触すると、熱は、伝導によって、プラテンからマットに移る。従来の圧
縮機で使用される圧縮プラテン、即ち従来の圧縮プラテンは一般的には、開口又
は孔のない、マットと接触するための表面を有する。プラテンの接触表面のこの
様な開口は、最終製品の表面に欠陥を引き起こすであろう。従って、従来のプラ
テンは、「仕上げ」表面、例えば市場の用意した表面に達するために、研磨又は
平削り等の後−圧縮操作で、更に機械作業又は機械加工を必要としない表面を有
する板を圧縮するのには適している。研磨又は平削り等の後−圧縮仕上げ操作は
、従来の圧縮機で製造される板には必要ではないので、従来の圧縮プラテンは、
滑らかな「仕上げ」表面、若しくは、エンボス加工又は模様付けされた「仕上げ
」表面を与えるように適合させられ得る。圧縮機から除去するのに続いて、板は
、そのまま販売され得るか、又は、板の「仕上げ」表面を、高まった市場の用意
した製品を生じさせるために、塗料又は染料等の、保護及び/又は装飾コーティ
ングで処理され得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の圧縮プラテンを使用する圧縮には、幾つかの欠点がある。従来の圧縮プ
ラテンを使用する圧縮は、従来のプラテンからマットの内側への熱の伝達が遅い
可能性があるので、或る高温で硬化する樹脂を硬化させるのには適さない可能性
があり、従って適切硬化には不適当である、マットの厚みに渡って温度差が生じ
る。例えば、マットの表面近くの物質は、過剰の熱に晒され得り、樹脂を余りに
速く硬化させて、複合物質を燃焼させてしまい、その結果外観及び結合力等の特
性に悪影響を与える。逆に、マットの内側は、充分に熱に晒されず、複合物質は
充分に固化せず、また樹脂は完全には硬化せず、その結果内部の板強度が弱くな
ってしまう。前述の理由のために、即ち固化及び/又は硬化の間にマットの厚み
に渡る加熱の差で、板の特性に悪影響が生じるという理由のために、従来の圧縮
プラテンは、比較的厚い板状製品を硬化させるのには不適当である。
【0005】 また、従来の圧縮機は、伝導熱(熱圧縮)のみを使用して、繊維板製品を製造
する際には上手くいくが、今日の製造需要は、非常に精密な、より高い密度の、
及び、時にはより厚い繊維板製品を製造するために、圧縮のサイクル時間がより
速いこと、及び、より強い高温樹脂を使用することを要求している。従来のプラ
テンの欠点は、その目的のために蒸気注入孔を備えた変更された圧縮プラテンを
通して、マットに直接に蒸気を供給又は注入することによって、克服され得るこ
とが知られている。これは、「蒸気注入」圧縮として、一般的に知られている。
蒸気は、マットを形成する、木質粒子、チップ及び/又は繊維の間の間隙空間に
、注入孔から通り、その結果マットの内側に素早くかつ均一に熱が運ばれること
になる。蒸気注入圧縮には、幾つかの利点がある。蒸気注入圧縮は、従来の樹脂
を使用する典型的な寸法の板の硬化の速度を速め、その結果顕著に圧縮サイクル
を短縮させる。蒸気注入圧縮はまた、従来の圧縮機での使用に典型的には適さな
い、より安価で、より安全で、及び/又は、より強く結合した製品を生じさせ得
る、高温で硬化する樹脂を使用するのを可能にする。また、蒸気注入により、従
来の圧縮機では適切に硬化しないか、又は、コスト的に競合する製品を与える程
充分に速くは硬化しない、比較的厚い複合板を固化及び硬化させるのが可能にな
る。従って、蒸気注入は、複合製品の硬化の速度を速め、製品の品質を向上させ
、木質複合製品、特には厚い寸法を有する製品の製造時間を短縮させることが知
られている。
【0006】 蒸気注入の利益及び利点は、密閉された圧縮機内、即ち取り巻く大気から圧縮
キャビティーを隔離する圧縮機内で、注入を行うことによって、顕著に向上し得
る。これは、キャビティーの周辺を密閉することによって、成し遂げられ得る。
その代わりに、圧縮機全体が、密閉されたチャンバー内で隔離されてもよい。密
閉された圧縮機により、貴重な蒸気の損失が顕著に減るか又はなくなり、昇温下
でマットに蒸気を注入するのが容易になる。
【0007】 蒸気注入圧縮は、上記に注目される通り、圧縮プラテンの孔により、成形され
た製品の表面に欠陥を引き起こすのが典型的であるので、板状製品の「仕上げ」
表面を製造するのには不適当であると、一般的には考えられている。表面の欠陥
は、後−圧縮製造ステップで、例えば研磨又は平削りによって、機械加工又は機
械的に除去されなければならず、その結果製造のコスト及び複雑さが加わること
になる。蒸気注入孔に加えて、蒸気注入プラテンは、マットの様々な部分に注入
された蒸気の流れを向けるために、マットの接触表面に通路を有し得る。
【0008】 本明細書中で「片側」蒸気注入と呼ばれる方法において、マットは、単一の蒸
気注入プラテン(蒸気注入孔を有するプラテン)と、蒸気注入孔のない従来のプ
ラテンとの間で圧縮される。単一の蒸気注入プラテンを通って注入された蒸気に
より、マットの硬化の速度が速まり、圧縮サイクルが短縮される。片側蒸気注入
法における従来のプラテンにより、蒸気注入プラテンの蒸気注入孔に典型的には
起因するであろう、成形された製品の1つの表面の望ましくない欠陥が避けられ
る。しかしながら、片側蒸気注入において、未硬化のマットの間隙空気は、蒸気
注入孔のない従来のプラテンに向かって、蒸気注入プラテンから前方へ動く蒸気
によって、押し付けられる。同時に、従来のプラテンの伝導熱によって、蒸気に
変えられる水分から第2の蒸気の前方が、蒸気注入プラテンに向かってトラップ
された空気を押し付け得る。従って、蒸気は圧力下で注入されるので、その空気
は、蒸気注入プラテンよりも従来のプラテンに一般的にはより近い、マットの中
心内にトラップされる。空気は、孔を持たない、従来のプラテンを通って排気又
は逃げることはできず、注入蒸気の前方と従来のプラテンとの間、又は、注入蒸
気の前方と第2の蒸気の前方との間にトラップされる。この方法が、密閉された
圧縮機内で行なわれる場合、その問題が、トラップされた空気がそのマットの端
から逃れるのが不可能であることによって、一層ひどくなる。トラップされた空
気により、蒸気がバインダと接触して、完全にバインダーが硬化するのが阻止さ
れる。更には、トラップされた空気は、「吹き出し」及び最終製品の他の欠陥を
引き起こし得る。得られる板の物理的特性は劣る。
【0009】 D.W.Nybergに発行された、米国特許第 4,162,877 号明細書には、繊維質マッ
トが、位置させられ、所望の形状に圧縮される、成形キャビティーを画定する2
つの対峙する圧縮プラテンを有する、蒸気注入圧縮装置が開示されている。下側
のプラテンのみが、成形キャビティーと、制御バルブによって分離されている、
蒸気の外部源及び排気装置の両方との間に、流体を伝達させるために、注入孔を
供給するコンジットを有する、蒸気の分配及び注入プラテンである。上側のプラ
テンには、注入又は排出孔、若しくは、ノズルはない。
【0010】 米国特許第 4,162,877 号明細書の装置の操作において、繊維質マットを成形
キャビティー内に位置させた後、蒸気供給からの蒸気は、コンジット及び下側プ
ラテンの孔を通って導入され、成形キャビティー内に置かれた圧縮された繊維質
マットに注入される。ある選択された時間後に、制御バルブを、蒸気の供給を止
めるために作動させられ、その後排気装置に対して成形キャビティーを解放する
ために作動させられる。排気装置は、成形キャビティーから蒸気及び水分を抜き
出すために、コンジット、並びに、分配及び注入プラテンの注入孔を使用する。
【0011】 米国特許第 4,162,877 号明細書の対峙する(上側の)プラテンは、「なめら
か」であるので、圧縮された繊維質マットに細部を押し付けるために、エンボス
加工するプラテンとして使用され得るが、そのマットの密度が0.7未満の場合
にのみである。この特許に従うと、いかなる高めのマットの密度でも、上側のプ
ラテンの付近で空気がトラップされるのを防止するのを助けるために、メッシュ
が使用されなくてはならない。残念ながら、多くのエンボス加工−圧縮用途では
、繊維質マットの密度が、0.7より大きく、米国特許第 4,162,877 号明細書
で教示される通り、ワイヤメッシュの使用により、対峙するプラテンのエンボス
加工表面プラテンの使用が排除されるであろう。
【0012】 トラップされた空気は、マットを通る、「フラッシング」蒸気によって、マッ
トから除去又は排気させられ得ることが知られている。マットに注入された蒸気
は、マットの厚みに渡って通過させられ、マットからトラップされた空気を押出
す又は運ぶ様に、マットから排気される。空気は、例えばマットの端を通って、
「フラッシュ」され得る。しかしながら、マットの端から流れ出るフラッシング
蒸気は、圧縮プラテンと接触しているマットの大きい表面積と比較して、端の領
域が比較的小さいために、幾らかの寸法の材木の製造では、効率が悪い。端から
流れ出るフラッシング蒸気はまた、流れが限定される、密閉されている圧縮用途
又は高密度のマットでは、適さない。この代わりに、蒸気は、1つの注入圧縮プ
ラテンからマットに注入されて、マットの厚みに渡って蒸気が「クロスフロー」
するための孔を備えた、対峙する圧縮プラテンから排気させられ得る。複合木質
パネルの製造法のための、米国特許第 4,684,489 号明細書では、第1の圧縮位
置まで蒸気注入せずに圧縮し、次いで1つの注入プラテンから対峙する注入プラ
テンまで、蒸気を間欠的に「フラッシング」しながら蒸気圧縮し、プラテン及び
真空ステップの両方からの蒸気注入で最終的に圧縮することを要求している。こ
の現存の「クロスフロー」圧縮機設計により、蒸気がマットの全ての領域を均一
にかつ効率的に加熱するのが可能になるが、いかなる注入ノズル、メッシュ、溝
又は開口のない、キャビティーの1つの表面が、「なめらか」であるエンボス加
工プラテンを使用することが排除される、即ち、その結果非常に細部が、圧縮さ
れたマットの表面上にエンボス加工され得る。それ故に、この方法は、少なくと
も1つの「仕上げ」表面を有する板の製造には適さない。
【0013】 1991年4月10日、ワシントン州プルマンでの、ワシントン州立大学国際パーテ
ィクルボード/複合体物質シンポジウムの議事録(Proceedings of the Washing
ton State University International Particleboard / Composite Materials S
ymposium)である、表題が「木質複合体用の実用的な蒸気圧縮技術(A Practica
l Steam Pressing Technology for Wood Composites)」の、Ernest W.Hsu への
雑誌出版(本明細書では以降「Hsu 1991」と呼ぶ)には一般的には、厚い板
状製品を製造するのに、蒸気注入が適することが開示されている。この文献の7
9頁に、Hsuは、以下の適する蒸気サイクルの例:密閉圧縮、低圧蒸気注入(
30秒間11psi)、蒸気排気、低圧蒸気注入、高圧蒸気注入、蒸気排気、及び
開口圧縮を列挙している。Hsuはまた、「注入が遅れると、特に蒸気圧が低い
場合には、高密度パネル用のマットは、効率的な蒸気の浸透のために余りに圧縮
されすぎ得る」、ということを教示している。しかしながら、Hsuは、少なく
とも1つの仕上げ表面を有する、強くて、厚い板を製造するのに適する、圧縮サ
イクルを教示していない。
【0014】 従って、適する強度及び堅さを有し、かつ、少なくとも1つの仕上げ表面を有
する厚い板を製造し得る、片側蒸気注入法が必要とされている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、いかなる蒸気も注入される前に、マットが完全に固められる、蒸気
圧縮で複合木質製品を製造する方法に関するものである。完全な固化の後、低圧
蒸気注入、及び、マットから空気を取り除くのに充分な排気が行なわれ、次いで
樹脂を硬化させるために高圧蒸気が注入される。
【0016】 本発明は、「片側」蒸気注入圧縮機、即ち平らな又は模様付けされた従来のプ
ラテンに対峙する蒸気注入プラテンを有する圧縮機で、実施されるのが好ましい
。本発明の方法は、以下の蒸気ステップを有する: マットの完全な固化; 低圧蒸気注入(25〜75psi、好ましくは50psi;30〜120秒、好まし
くは90秒)、次いでマットからトラップされた空気を除去するのに充分に、蒸
気注入プラテンの蒸気注入孔から排気;及び、 バインダーが硬化するのに充分な高圧蒸気注入(100〜250psi、好まし
くは200psi;30〜120秒、好ましくは90秒)。
【0017】 本発明の方法により、1枚の蒸気分配プラテンと1枚の従来のプラテンとを利
用して、バインダーで処理された高密度の繊維質マットを均一に硬化させるのが
可能になる。従って、本発明の方法により、従来のプラテンによって圧縮された
板の側の仕上げ表面に、エンボス加工が施される。
【0018】 他の実施形態は、以下のステップを有する:マットの厚みの第1の部分に、第
1のプラテンから低圧蒸気を注入するステップであって、その蒸気は、マットの
厚みの第1の部分の温度を100℃以上に上げるのに充分に掛けられるステップ
、第1のプラテンを排気するステップ、マットの厚みの第2の部分に、第2のプ
ラテンから熱を対流させるステップであって、その熱が、マットから間隙の空気
を取り除くのに充分なものであるステップ、及び、マットを硬化させるために、
第1のプラテンから高圧蒸気を注入するステップ。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の方法に従うと、好ましくは、木質繊維は、マットを形成するための従
来の方法によって調製される。また、従来の方法によって、木質繊維が、処理さ
れて、マット状に形成され、その結果得られる密閉され圧縮された板の重量含有
量は、以下の通りである:水分含量5〜15%;フェノール樹脂バインダー4〜
8%;ワックス1〜4%;及びホウ酸亜鉛0.5〜1.0%を有する木質繊維。
重量含有量は、板の合計乾燥重量を基準として、圧縮前及び後で本質的に同じで
あることが理解されるであろう。圧縮前のマットの水分含量は、約7〜12%で
あり、圧縮された板状製品の水分含量は、約4〜8%である。ワックスにより、
密閉され圧縮された製品に撥水性が付与される。ホウ酸亜鉛は、防カビ剤として
作用し、塩化アルミニウムは密閉された圧縮製品の機械特性を向上させる。他の
公知の添加剤又は処理を、望む通りに、木質繊維に与え得る。上記に注目される
通り、本発明の方法はまた、例えば木質チップ又は粒子等の、他のリグノセルロ
ース物質から製造されるマットでも十分に働くであろう。
【0020】 好ましいバインダーは、ゆっくり硬化し、アルカリ性が2.5%未満であり、
pHが10未満のフェノール樹脂である。好ましい樹脂の沸騰水ゲル化時間は、
20分より長く、好ましくは20〜60分の範囲であるべきである。(沸騰水ゲ
ル化時間は、212°Fで樹脂の硬化速度を測定することによる、様々な樹脂の
タイプ又は様々な樹脂配合の相対的な硬化速度を確立するのに使用される、標準
的な樹脂試験によって測定される。)バインダーは、木質繊維に添加され、その
混合物は、繊維質マットに形成され、圧縮機のプラテンの間で完全に圧縮される
。マットを完全に圧縮した後、蒸気の形体で熱を、第1の注入で掛けて、空気を
取り除き、第2の注入でマット中に掛けて、樹脂を硬化させる。例えば尿素−ホ
ルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド、レゾルシノール−ホルムアル
デヒド、縮合フルフリルアルコール樹脂又は有機ポリイソシアネート等の熱硬化
性樹脂等の他のバインダーが、本発明の方法で使用するのに適する。バインダー
は、木質繊維同士を固着させ、圧縮された繊維質マットを構造的に完全にし、そ
れを所望の成形された形状に保持させる。
【0021】 片側蒸気注入は、非常に高密度のマット、特には厚い断面寸法を有するマット
では、蒸気の浸透、トラップされた空気及び樹脂の吹き出しに関連する問題のた
めに、行なわれ得ない、とこれまでは考えられていた。固化は、効率的に蒸気が
浸透するのを妨げると考えられていた。蒸気の浸透を容易にするために、注入さ
れた蒸気の圧力を高めることによって、蒸気を、空気をトラップすると知られて
いる従来のプラテンに向かって、蒸気注入プラテンから前方に動かす。トラップ
された空気は、従来のプラテンから逃げることができず、注入された蒸気の圧力
と等しい圧力に到達する。トラップされた空気は、マットの一部のバインダーと
蒸気が接触するのを阻止し、その結果これらのマットの部分が硬化するのが妨げ
られ得る。更には、成形キャビティーが開けられると、固化させられ硬化させら
れた製品中のトラップされた空気中で強められた圧力が突然放たれることによっ
て、欠陥、例えば最終製品に傷又は不完全が生じ得る。更には、高圧蒸気注入に
より、通常は注入孔に最も近いマットの部分で、樹脂の吹き出し、即ち蒸気注入
の力によって木質粒子又は繊維から樹脂の望まれない除去が生じると考えられて
いる。吹き出した樹脂によって、最終製品に欠陥が生じる。
【0022】 本発明の方法は、樹脂の吹き出しを避けながら、トラップされた空気の問題を
解決することを見出した。低圧蒸気注入に次いで排気することで、マットからト
ラップされた空気を取り除く。樹脂の吹き出しは、如何なる蒸気注入も掛けられ
る前に、マットを完全に固化させ、圧縮機を閉めたままにすることによって、防
止される。樹脂の吹き出しは更に、最終製品を放出するために圧縮キャビティー
を開ける前に、固化されたマットから圧力を完全に抜く、好ましくは蒸気注入孔
から抜くことによって防止される。樹脂の吹き出しを防止し、トラップされた空
気を減らすことによって、マットを完全に浸透して、バインダーを硬化させる、
高圧蒸気を掛けることが可能になる。また高圧蒸気により、例えばフェノール樹
脂等の、硬化時間が遅く及び/又は硬化温度が高いバインダーを即座に硬化させ
ることが可能になる。少な目の量を塗工されたフェノール樹脂により、他の公知
の樹脂と比較し得る硬化された特性が与えられ、従って使用するのにより経済的
である。フェノール樹脂は、現在好ましいMDI樹脂よりも安全である。この様
に、得られる最終の板は、改良された板特性を示し、従来の方法と比較され得る
圧縮時間で、より安くより安全な方法で製造される。
【0023】 マットが処理され形成された後、それは圧縮機に装填される。特定の成形され
た形状にマットとバインダーを圧縮するのに使用され得る、片側蒸気圧縮機は、
成形キャビティーの上と底をそれぞれ画定する、対峙する表面を有する2枚のプ
ラテンを有する。圧縮機は、注入孔又は排気孔のない「なめらかな」圧縮表面を
有する、従来の熱圧縮プラテンを有する。従来のプラテンの「なめらかな」圧縮
表面は、蒸気注入プラテンの孔の穿いた圧縮表面と向き合っている。停止フレー
ムが、従来のプラテンの周辺に沿って取付けられている。この様に、成形キャビ
ティーの端は、停止フレームによって画定されている。圧縮機が閉じられると、
O−リングが蒸気注入プラテンの周辺に、停止フレームを密閉して、密閉された
成形キャビティー/蒸気チャンバーを形成する。停止フレームは、成形キャビテ
ィーのプラテンからプラテンの厚みを確立し、マットの端での蒸気の損失を最小
限にし、その他圧縮中のマットを安定化させる等の、幾つかの機能を果たし得る
【0024】 従来のプラテンは、孔のない表面を有するので、それは、固化されたマットの
片側に「仕上げ」表面を圧縮するのに適する。上記に注目される通り、固化され
た板の仕上げ表面は、滑らかであり得るか、又は、従来のプラテンの圧縮表面か
ら写された非常に細かい模様でエンボス加工され得る。蒸気注入プラテンは、プ
ラテンの本体の蒸気分配コンジットによって供給される、圧縮表面に多数の蒸気
注入孔を有する。多数の蒸気注入孔及びコンジットによって、成形キャビティー
と、制御バルブによって分離されている、蒸気の外部源及び排気装置の両方との
間に、流体が伝達させられる。この様にプラテンは、制御バルブを操作して、蒸
気注入孔からマットに蒸気を注入して、同じ蒸気注入孔を通って、マットから蒸
気、過剰の水分及び空気を排気することによって、適応させられる。この代わり
に、蒸気供給に接続されている蒸気注入孔、及び、排気装置に接続されている排
気孔は、蒸気注入プラテンの圧縮表面に備えられていてもよく、その結果注入操
作及び排気操作が、互いに独立させられて、別々に制御され得る。この代わりの
配置では、蒸気供給装置と排気装置の間の伝達のみは、圧縮キャビティーのマッ
トを通る。
【0025】 蒸気注入過程の間、それぞれのプラテンは、注入される蒸気の温度以上の温度
まで、例えば電気加熱コイルによってか、又は、プラテンの本体に位置させられ
ている適当なコンジットから蒸気を通過させることによって、加熱され得なけれ
ばならない。注入される蒸気の温度で又はその温度以上で、プラテンの温度を維
持することによって、マット内部の注入された蒸気の凝縮が避けられ、マット内
の過剰の水分が蒸気に変えられる。
【0026】 マットを圧縮プラテンの間に装填し、位置させながら、2枚の圧縮プラテンの
少なくとも1つを、圧縮プラテンの他方に向かって、最終の固化位置まで動かす
ことによって、マットは、完全に固化させられる。完全に固化させられたマット
の厚みは、最終製品の厚みと実質的に同じ厚みである。例えば、サイジングボー
ド製品は、約0.5インチの厚みを有し得るのに対して、トリムボード製品は1
インチ以上の厚みを有し得る。完全に固化されたマット、即ち複合板は、0.6
5〜0.85グラム/立方センチメーターの範囲の密度を有する。固化されたマ
ットの好ましい密度は、0.5インチの板では0.80であり、1インチの板で
は0.70である。
【0027】 マットが完全に固化された後に、蒸気が浸透可能であるマットの厚み、即ち間
隙のトラップされた空気を持たないマットの厚みの温度を、少なくとも100℃
まで上げるのに十分な量で、かつ、充分な時間、低圧で、マットに第1の蒸気注
入が掛けられる。この文脈中の、「低圧」は、100psi未満であることを想定
している。上記に提案されている製品の重量による含有量では、約250〜30
0°Fの温度の蒸気が、212°F(100℃)まで実質的に全てのマットの厚
みの温度を上げるために、90秒間50psiで注入された。しかしながら、好ま
しい物質、即ち木質繊維では、例えばマットの厚み及び密度、使用される樹脂等
の変数は、25〜75psiの圧力範囲で、30〜120秒間であり得る、第1の
蒸気注入サイクルに影響を与えるであろう。トラップされた空気を持たないマッ
トのこれらの部分に浸透させるのに、適する長さの時間掛けられた、100psi
未満の適する蒸気注入圧力を要求するであろう、リグノセルロース物質及び樹脂
の他の組み合わせが企図される、ということが理解されるであろう。
【0028】 マットの十分な部分の温度が、212°F(100℃)に到達すると、低圧蒸
気注入が止められる。蒸気注入装置及び排気装置のための制御バルブを操作する
ことによって、蒸気注入プラテンの圧縮表面中の蒸気注入孔が、蒸気を排気する
機能に切り替えられ、近くの大気圧に開けられる。マットに含まれる強められた
低圧蒸気は、孔を通って排気され、それで過剰の水分及び空気が運ばれる。加え
て、従来のプラテンの温度は、注入された蒸気の温度と少なくとも同じか、又は
それよりも高い。従って、従来のプラテンからマットに伝導される熱は、マット
中の過剰の水分を蒸気に変えて、それはまた、排気注入孔から空気を強制的に出
す。蒸気注入孔は、マットの空気が取り除かれるまで、近くの大気圧で維持され
る。マットにトラップされた空気が取り除かれた後、孔は、排気機能から蒸気注
入機能に切り替えられる。
【0029】 第2の蒸気注入が、バインダーを硬化させてマットを固化させるのに充分な圧
力で、マットに掛けられる。第2の蒸気注入は、高圧であるのが好ましい。この
文脈中の、「高圧」は、100psi以上である。上記に記載される製品の重量に
よる含有量では、約330〜400°Fの温度の蒸気が、90秒間200psiで
注入されたが、100〜250psiの範囲で、30〜120秒間注入されてもよ
い。十分に高圧の蒸気がバインダーの硬化を所望の程度に到達するまで注入され
ると、蒸気注入は、停止させられる。
【0030】 プラテンの孔は、再度排気機能に切り替えられ、マットの圧力は、圧縮キャビ
ティーが開けられる前に、排気させられる。製品の欠陥を防止するために充分に
排気した後、圧縮キャビティーは開けられる。成形され、硬化された、繊維板製
品は取り出される。
【0031】 試料の0.5インチ厚みの板を、公知の方法によって従来の圧縮機、及び、本
発明の方法によって密閉された圧縮機で、調製した。特性の比較を、下記表1に
要約する。米国硬質板協会(The American Hardboard Association)の基準を、
その表の右手欄に列挙する。
【0032】
【表1】
【0033】 「1時間の沸騰膨れ」は、1時間沸騰水中に1インチ×12インチの板からな
る試料を浸水した後に、板の厚みの変化割合を計算することによって、複合板製
品の相対的な耐性を決めるための、発明者によって使用された試験である。沸騰
水から取り出した後、板状試料の厚みは、測定され、沸騰水前の板状試料の厚み
と比較される。測定間の差異は、変化の割合を計算するために使用される。
【0034】 表1の比較データーの結果により、本発明に従って製造された密閉され圧縮さ
れた製品試料は、顕著に改良された(低めの)沸騰水膨れ及び耐腐食性、低めの
比重(密度)、後圧縮加湿を減らすか又はなくすこと、並びに、顕著に短めの圧
縮時間を示すことが、示されている。
【0035】 後圧縮加湿を減らすか又はなくすことは、従来の圧縮と比較して、本発明の重
要な利点である。製造後の複合板製品の水分含有量における変動は、例えば製品
の線状膨張又は湾曲等の望まれない寸法変化を引き起こすことが知られている。
典型的な末端での使用に晒されている間に、製品は、例えば湿度、雨、渇水等の
環境因子に基づいて、水分を吸ったり、失ったりする。末端での使用に晒されて
いる間の望まれない寸法変化を避けるために、複合板製品は、水分含有量の変動
を最小限にするために、特定の地理的又は気候上の地域に適するレベルまで、製
品の平均水分含有量を高めるために、従来の圧縮法の後、加湿されるのが典型的
である。後−圧縮加湿は、複合板製品に水分含量を加える。後−圧縮加湿は、従
来の熱プラテン圧縮で製造された製品では、特に重要であり、それは圧縮の間に
「作り上げられた」実質的に全ての水分を有し、その結果ほぼ0%の水分量で圧
縮機を出る。
【0036】 複合木質製品の理想的な水分含量は、典型的には、環境的に乾燥した地域では
、7%(2%の範囲をもって)であり、環境的に湿った地域では、12%以上で
あるべきである。上記に注目される通り、本発明によって製造された板の水分含
量は、4〜8%である。従って、本発明によって製造された板は、殆ど又は全く
後−圧縮加湿なしで、様々な気候の内部又は外部用途に特に適する。板状製品に
企図されている用途としては、限定されるものではないが、トリムボード、垣根
の材料、サイジング、陸屋根、窓及びドア部材、家具工業用の収納家具基板、パ
レット及びコンテナー、内装成形品及び木工所の製品、見晴台部品、シャッター
等の装飾品、並びに、壁面羽目板及び壁面システム等が挙げられる。多くの他の
用途もまた、特に断りが無い限り、企図されることが理解されるであろう。
【0037】 本発明の好ましい実施形態が、説明の目的で開示されているが、当業者は、特
許請求の範囲によって定義される本発明の概念及び精神から逸脱しない限り、多
くの付加、修飾、及び、置換が可能であることを理解するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ケリー・モーア アメリカ合衆国・イリノイ・60554・シュ ガー・グローヴ・メドーズ・ロード・241 (72)発明者 アレックス・ヴァーガラ アメリカ合衆国・イリノイ・60174・セン ト・チャールズ・マンレー・ロード・802 (72)発明者 ミシェル・メレル アメリカ合衆国・イリノイ・60540・ネイ パーヴィル・ワトキンス・レーン・1527・ アパートメント・206 Fターム(参考) 2B260 BA18 CA02 DA04 DA17 EA01 EB02 EB06 EB23

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合木質製品の製造方法であって、 硬化されていない硬化の遅いフェノールホルムアルデヒドバインダーで処理さ
    れた、木質粒子を備えるマットを形成させ、前記バインダーのアルカリ性が、2
    .5%未満であり、pHが10未満であるステップと、 第1及び第2の圧縮プラテンとの間に画定される圧縮キャビティー中に、前記
    マットを置くステップと、 前記圧縮キャビティーを閉めるステップと、 前記第1及び第2の圧縮プラテンの少なくとも1つを、前記第1及び第2の圧
    縮プラテンの他方に向かって、最終の圧縮位置まで動かすことによって、前記マ
    ットを完全に固めるステップと、 前記第1の圧縮プラテンの少なくとも1つの蒸気孔を通して、前記マットに第
    1の蒸気を供給するステップであって、前記第1の蒸気が、25〜75psiの範
    囲の圧力で、30〜120秒間の範囲の時間供給される前記ステップと、 過剰の空気を前記マットから取り除く様に、前記第1の圧縮プラテンの前記少
    なくとも1つの蒸気孔を通して、前記マットから前記第1の蒸気を排気するステ
    ップと、 前記第1の圧縮プラテンの前記少なくとも1つの蒸気孔を通して、前記マット
    に第2の蒸気を供給するステップであって、前記第2の蒸気が、100〜250
    psiの範囲の圧力で、バインダーを硬化させるのに充分な温度で供給される前記
    ステップと、 前記圧縮キャビティーを開口する前に、前記マットから過剰の圧力を抜くステ
    ップと、 前記圧縮キャビティーを開口するステップと、を備えることを特徴とする複合
    木質製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 複合木質製品の製造方法であって、 硬化されていないバインダーで処理された、木質粒子からなるマットを形成さ
    せるステップと、 第1及び第2の圧縮プラテンとの間に画定される圧縮キャビティー中に、前記
    マットを置くステップと、 前記圧縮キャビティーを閉めるステップと、 前記第1及び第2の圧縮プラテンの少なくとも1つを、前記第1及び第2の圧縮
    プラテンの他方に向かって、最終の圧縮位置まで完全に動かすことによって、前
    記マットを固めるステップと、 前記第1の圧縮プラテンの少なくとも1つの蒸気孔を通して、前記マットに第
    1の蒸気を供給し、かつ、前記第1の圧縮プラテンの前記少なくとも1つの蒸気
    孔を通して、前記マットから前記第1の蒸気を排気するステップであって、前記
    第1の蒸気が、過剰の空気を前記マットから取り除く様な、圧力及び時間供給さ
    れる前記ステップと、 前記第1の圧縮プラテンの少なくとも1つの蒸気孔を通して、前記マットに第
    2の蒸気を供給するステップであって、前記第2の蒸気が、バインダーを硬化さ
    せるのに充分な温度及び圧力で供給される前記ステップと、を備えることを特徴
    とする複合木質製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮キャビティーを開口する前に、前記マットから過剰
    の圧力を抜くステップと、 前記圧縮キャビティーを開口するステップと、をさらに備えることを特徴とす
    る請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の蒸気が低圧で供給されることを特徴とする請求項
    2に記載の複合木質製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の蒸気が、100psi未満の圧力で供給されること
    を特徴とする請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の蒸気が、25〜75psiの範囲で供給されること
    を特徴とする請求項5に記載の複合木質製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特徴
    とする請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特徴
    とする請求項5に記載の複合木質製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特徴
    とする請求項6に記載の複合木質製品の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の蒸気が、前記第1の蒸気の圧力よりも高い圧力
    で供給されることを特徴とする請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の蒸気が、100psi以上の圧力で供給されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の蒸気が、100〜250psiの範囲の圧力で供
    給されることを特徴とする請求項11に記載の複合木質製品の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項2に記載の複合木質製品の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項11に記載の複合木質製品の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項12に記載の複合木質製品の製造方法。
  16. 【請求項16】 複合木質製品の製造方法であって、 硬化されていないバインダーで処理された、木質粒子を備えるマットを形成さ
    せ、前記マットが対峙する第1及び第2の側面を有するステップと、 密閉された圧縮キャビティー内で、最終の厚みまで前記マットを固めるステッ
    プと、 ある量の過剰の空気によって占められていない、前記マットの厚みの少なくと
    もある部分に、前記マットの前記第1の側から第1の蒸気を供給するステップで
    あって、前記第1の蒸気が、前記マットの前記一部の温度を少なくとも100℃
    まで上げるのに充分な圧力及び時間で、前記厚みの前記部分に供給される前記ス
    テップと、 ある量の過剰の空気を前記マットから取り除く様に、前記第1の側を通して前
    記マットから排気するステップと、 前記マットの前記厚み中を通してバインダーを硬化させるのに充分な温度及び
    圧力で、前記第1の側から第2の蒸気を供給するステップと、をさらに備えるこ
    とを特徴とする複合木質製品の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記圧縮キャビティーを開く前に、前記第1の側を通して
    、前記マットから過剰の圧力を抜くステップと、 前記圧縮キャビティーを開くステップと、をさらに備えることを特徴とする請求
    項16に記載の複合木質製品の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の蒸気が、100psi未満の圧力で供給されるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の複合木質製品の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の蒸気が、25〜75psiの範囲で供給されるこ
    とを特徴とする請求項18に記載の複合木質製品の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項16に記載の複合木質製品の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項18に記載の複合木質製品の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項19に記載の複合木質製品の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の蒸気が、前記第1の蒸気の圧力よりも高い圧力
    で供給されることを特徴とする請求項16に記載の複合木質製品の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第2の蒸気が、100psi以上の圧力で供給されるこ
    とを特徴とする請求項19に記載の複合木質製品の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記第2の蒸気が、100〜250psiの範囲の圧力で供
    給されることを特徴とする請求項24に記載の複合木質製品の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項16に記載の複合木質製品の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項24に記載の複合木質製品の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記第2の蒸気が、30〜120秒間供給されることを特
    徴とする請求項25に記載の複合木質製品の製造方法。
  29. 【請求項29】 複合木質製品の製造方法であって、 硬化されていないバインダーで処理された、木質粒子を備えるマットを形成さ
    せ、前記マットが対峙する第1及び第2の側面、水分含有部分、及び、空気含有
    部分を有するステップと、 密閉された圧縮キャビティー内で、最終の厚みまで前記マットを固めるステッ
    プと、 前記マットの前記第1の側に近接する、前記マットの厚みの第1の部分まで、
    前記マットの前記第1の側から、第1の蒸気を供給するステップであって、前記
    第1の蒸気が、前記マットの前記第1の部分の温度を少なくとも100℃まで上
    げるのに充分な圧力及び時間で、前記厚みの前記第1の部分に供給される前記ス
    テップと、 対流によって、前記マットの第2の側に近接する前記マットの厚みの第2の部
    分を加熱するステップであって、前記加熱が、前記マットの前記厚みの前記第2
    の部分の水分含有部分の少なくとも一部を、蒸気に変えるのに充分である前記ス
    テップと、 過剰の空気を前記マットから取り除く様に、前記第1の側を通して前記マット
    から排気するステップと、 前記マットの前記厚み中を通してバインダーを硬化させるのに充分な温度及び
    圧力で、前記第1の側から第2の蒸気を供給するステップと、を備えることを特
    徴とする複合木質製品の製造方法。
  30. 【請求項30】 複合木質製品であって、 100℃より高い温度で硬化可能なバインダーで処理された、木質粒子を備え
    るマットを形成させ、前記マットが対する第1及び第2の側面を有するステップ
    と、 密閉された圧縮キャビティー内で、最終の厚みまで前記マットを固めるステッ
    プと、 ある量の過剰の空気によって占められていない、前記マットの厚みの少なくとも
    ある部分に、前記マットの前記第1の側から第1の蒸気を供給し、前記第1の蒸
    気が、前記マットの前記部分の温度を少なくとも100℃まで上げるのに充分な
    圧力及び時間で、前記厚みの前記部分に供給され、前記第1の蒸気が、前記マッ
    ト内で圧力を強めさせる前記ステップと、 過剰の空気を前記マットから取り除く様に、前記第1の側を通して前記マット
    から、強められた圧力を抜くステップと、 前記マットの前記厚み中を通してバインダーを硬化させるのに充分な温度及び
    圧力で、前記第1の側から第2の蒸気を供給するステップと、 前記圧縮キャビティーを開く前に、前記第1の側を通して、前記マットから過
    剰の圧力を抜くステップと、 前記圧縮キャビティーを開くステップと、を備える方法によって製造されたこ
    とを特徴とする複合木質製品。
  31. 【請求項31】 前記製造された複合木質製品が、陸屋根、窓部材、ドア部
    材、家具工業用の収納家具基板、パレット部品、コンテナー部品、内装成形品、
    木工所の製品、見晴台部品、シャッター、壁面羽目板及び壁面システム部品から
    なるグループから選択された1つであることを特徴とする請求項30に記載の複
    合木質製品。
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