JP2002518143A - 心室リードから得られた検知期間を用いて埋込型右心房心内膜リードの移動を検出する方法およびシステム - Google Patents

心室リードから得られた検知期間を用いて埋込型右心房心内膜リードの移動を検出する方法およびシステム

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JP2002518143A
JP2002518143A JP2000555667A JP2000555667A JP2002518143A JP 2002518143 A JP2002518143 A JP 2002518143A JP 2000555667 A JP2000555667 A JP 2000555667A JP 2000555667 A JP2000555667 A JP 2000555667A JP 2002518143 A JP2002518143 A JP 2002518143A
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キム,ジェイホ
フォシー,フィリップ・ディー,ジュニアー
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Abstract

(57)【要約】 心臓の右心房に埋込まれた右心房心内膜リード(35)の移動を検出するシステムおよび方法を提供する。リードは電極を含む。心臓の右心室の心臓活動および心内膜リード電極による心臓活動を或る時間期間中に検知する。検知した心臓活動をメモリ(90)に格納する。格納した心臓活動を分析し、検知した心室活動から第1時間ウインドウを確立し、第1時間ウインドウから離間し且つこれに先立つ第2時間ウインドウを確立する。次に、第1時間ウインドウ中に心内膜リード電極を用いて検知した心臓活動を、第2時間ウインドウ中に心内膜リード電極を用いて検知した心臓活動と比較する。他の実施形態では、第1時間期間中に心房心内膜リードによって心臓活動が検知されたときはいつでも、心房心内膜リードが移動したと見なす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、一般的に、埋込んだ右心房心内膜リードの移動(dislodme
nt)の検出の方法およびシステムに関する。更に特定すれば、本発明は、心房
細動電気除細動機能に加えて、少なくとも心房ペーシング、更に特定すれば、心
房性頻脈防止ペーシング機能を有する埋込型の心房除細動器内に組み込む、かか
るシステムおよび方法を対象とする。
【0002】 心房細動は、恐らく最も一般的な心不整脈である。これは大抵の場合は生命を
脅かす不整脈ではないが、心房細動の長期化の結果として、血流の停留するエリ
アに形成する凝血によって発生すると思われる発作に関連する。加えて、心房細
動に苦しむ患者は一般に素早く不規則な心拍を体験し、更に、心臓出力低下の結
果として眩暈感を起こす場合さえもあり得る。
【0003】 心房細動は突然発生し、多くの場合、患者の心臓の心房に電気エネルギを放電
することによってのみ矯正することができる。この処置は、心臓の検出されたR
波と同期させ、T波中又は心臓の無防備期間(vulnerable peri
od)中に心房にショックを与えるのを回避することが好ましい。心房の除細動
に成功するために必要なエネルギ量は、低くて1ジュール、高くて6ジュールと
することができる。殆どの場合、除細動によって心房細動を正常の洞律動(NS
R:normal sinus rhythm)に戻すには、約2ないし4ジュ
ールのエネルギが必要なことが多い。
【0004】 心房性頻脈は、なじみの薄い加速性の心房性不整脈である。これは、非常に速
く実質的に一定の心房レートを特徴とする、心房細動よりも組織的な(orga
nized)不整脈である。心房性頻脈を発症すると、心房細動と同じ兆候の多
くが現れる。眩惑感、呼吸困難、および速い心室レートが生ずる可能性がある。
【0005】 心房細動の発生を検出し、心房細動が検出されたときに電気エネルギの単一除
細動パルスを心房に供給する埋込型の心房除細動器(defibrillato
r)は公知である。大抵の場合、この療法は、検出されたR波と同期して適用さ
れ、心臓の無防備期間に療法を適用するのを回避することにより、致命的な心室
不整脈の誘発を防止する。
【0006】 頻脈防止心房ペーシング(antitachycardia atrial
pacing)は、心房性頻脈の療法としてしばしば用いられる。かかる療法で
は、心房性頻脈が終了するまでの時間、心房固有のレートよりも速いレートで心
房のペーシングを行う。これは、一般にオーバードライブ・ペーシング(ove
rdrive pacing)として知られている。
【0007】 オーバードライブ・ペーシングを行うには、一般に、埋込デバイスによって高
いレートで右心房のペーシングを行う。埋込デバイスは、通常は双極電極対と呼
ばれている1対の小型で近接した電極を用いて、ペーシング・パルスを右心房に
印加する。これらの電極は、埋込型心内膜リード上に支持されている。リードは
、枝部または螺旋状捻込先端の何れかによって、右心房内に固定するように設計
されており、それが電極の一方として機能することができる。双方の固定形態は
当技術分野では公知である。
【0008】 心房性頻脈防止ペーシングに伴う潜在的な問題の1つは、右心房心内膜リード
の不用意な移動である。リードが移動すると、心房ペーシング電極が右心室近く
または右心室内部の位置に転置する可能性がある。このように移動した位置にあ
るリードによって、右心房に対して意図した高レートの頻脈防止ペーシングを行
うと、心室のペーシングがオーバードライブとなるおそれがある。これは、危険
でかつ生命の危機を招き得る不整脈へと心室を加速する可能性を表す。
【0009】 心房性頻脈防止ペーシングは、今でも非常に有用な療法であり得る。非常に大
勢の心房細動患者がこの不整脈に苦しんでいる。従って、この療法を埋込型心房
除細動器に組み込むことができれば有利であろう。本発明によって、心房性頻脈
防止ペーシングを、心房除細動器のような埋込型デバイス内に組み込むことが可
能となる。
【0010】 発明の概要 本発明は、心臓の右心房に埋込んだ右心房心内膜リードの移動を検出する方法
を提供する。リードは少なくとも1つの電極を有する。この方法は、心臓の右心
室内において電極対を用いて心臓の心室活動を検知するステップと、電極対を用
いて検知した心室活動に応答して第1検知期間を確立するステップと、電極対を
用いて検知した心室活動に応答して確立した第1検知期間から離間しかつこれに
先立つ第2検知期間を確立するステップと、第1検知期間および第2検知期間に
おいて、埋込んだ心内膜リードの少なくとも一方の電極を用いて心臓の活動を検
知するステップと、第1検知期間において少なくとも一方の電極を用いて検知し
た心臓活動を、第2検知期間において少なくとも一方の電極を用いて検知した心
臓活動と比較するステップとを含む。
【0011】 更に、本発明は、心臓の右心房内に埋込んだ右心房心内膜リードの移動を検出
する方法を提供する。リードは少なくとも1つの電極を含む。この方法は、心臓
の右心室内において電極対を用いて心臓の心室活動を検知するステップと、電極
対を用いて検知した心室活動に応答して検知期間を確立するステップと、検知期
間中に埋込んだ心内膜リードの少なくとも一方の電極を用いて、心臓の活動を検
知するステップとを含む。更に、本発明は、少なくとも1つの電極を有する埋込
型の右心房心内膜リードの移動を検出するシステムを提供する。このシステムは
、心臓の右心室内において心臓の心室活動を検知する電極対を含む手段と、電極
対を用いて検知した心室活動に応答して第1検知期間を確立する手段と、電極対
を用いて検知した心室活動に応答して確立した第1検知期間から離間しかつこれ
に先立つ第2検知期間を確立する手段とを含み、このシステムは更に、第1検知
期間および第2検知期間において、埋込んだ心内膜リードの少なくとも一方の電
極を用いて心臓の活動を検知する手段と、第1検知期間において少なくとも一方
の電極を用いて検知した心臓活動を、第2検知期間において少なくとも一方の電
極を用いて検知した心臓活動と比較する手段とを含む。更にまた、本発明は、少
なくとも1つの電極を有する埋込型右心房心内膜リードの移動を検出するシステ
ムを提供する。このシステムは、心臓の右心室内において心臓の心室活動を検知
する電極対を含む手段と、電極対を用いて検知した心室活動に応答して検知期間
を確立する手段と、検知期間中に埋込んだ心内膜リードの少なくとも一方の電極
を用いて心臓の活動を検知する手段とを含む。
【0012】 新規であると確信する本発明の特徴は、請求の範囲に特定的に明記してある。
本発明は、その更に別の目的および利点と共に、添付の図面と関連付けて以下の
説明を参照することによって最良に理解することができよう。添付の図面におけ
る何枚かの図では、同様の参照番号は同一エレメントを識別するものとする。
【0013】 好適な実施形態の詳細な説明 図1を参照する前に、典型的な即ち正常な心臓サイクルの一般的な説明をして
おくと、本発明の動作および種々の態様を理解する上で役立つであろう。正常な
洞律動における心臓サイクルの開始は、通常は小さな正の波であるP波によって
開始される。P波は、心臓の心房の脱分極(depolarization)を
誘発する。P波に続いて、例えば、120ミリ秒程度の時間期間を有する実質的
に一定な心臓サイクル部分がある。
【0014】 次に、実質的に一定な部分の後に、正常状態では心臓サイクルのQRS複合部
(QRS complex)が発生する。QRS複合部の主要な特徴は、迅速に
正または負の方向へ振れるR波である。一般に、R波は、心臓サイクルの他の何
れの波よりも大きな振幅を有し、迅速な基準線からの偏移および基準線への帰還
によって特徴付けられる。R波は心室の脱分極である。QRS複合部はS波によ
って完了し、これは一般に、心臓サイクルを基準線に戻す小さな振れである。
【0015】 QRS複合部のS波に続いてT波が発生し、これはQRS複合部から約250
ミリ秒だけ分離している。T波は比較的期間が長く、例えば、150ミリ秒程度
である。S波とT波との間の心臓サイクル区間は、一般に、ST区間と呼ばれて
いる。
【0016】 次の心臓サイクルは、次のP波から開始する。心臓サイクルの期間は、800
ミリ秒程度と考えることができる。
【0017】 これより図1を参照すると、概略的に図示した人間の心臓10と共に示す、本
発明を具体化した完全に埋込み可能な心房除細動器30を示す。一つの図に示す
心臓10の部分は、右心室12、左心室14、右心房16、左心房18、上大静
脈20、ここで用いる場合冠状静脈洞22および大心静脈23を示す冠状静脈洞
管21、冠状静脈洞口または開口24、ならびに下大静脈27である。
【0018】 心房除細動器30は、概略的に、以下に述べる当該心房除細動器の内部回路エ
レメントを密封するエンクロージャ32、心室心内膜又は第1リード34、右心
房心内膜又は第2リード35、および血管内又は第3リード36を含む。エンク
ロージャ32ならびにリード34、35および36は、患者の皮下に埋込み、心
房除細動器30が完全に埋込型となるように構成されている。
【0019】 血管内リード36は、概略的に、第1即ち先端電極44および第2即ち近端電
極46を含む。図示のように、リード36は可撓性があり、上大静脈20を通り
右心房に達し、冠状静脈洞口24に達し、更に、心臓の左側付近の冠状静脈洞管
21に進み、第1即ち先端電極44が、左心室14に近接し且つ左心房18の下
の冠状静脈洞22内部、あるいは最も好ましくは左心室14に近接し且つ左心房
18の下の大心静脈23内の何れかの、冠状静脈洞管21内に来るようにしてい
る。第1電極44が前述のように配置される場合、第2電極46は右心房16内
に位置するように、電極44および46は離間されている。第1電極44は第2
電極46と共に、心房16および18における心臓活動の双極検知(bipol
ar sensing)を行う。更に、第1電極44および第2電極46は、除
細動電気エネルギを心房に送り込む機能も果たす。電極44および46は、細長
電気除細動用の電極であることが好ましい。
【0020】 第1リード34は、心臓10の右心室12との電気的接触を形成するように構
成された双極対電極38および40を有する心室心内膜リードから成ることが好
ましい。電極38および40は、右心室における心室活動の双極検知および右心
室におけるペーシングを可能にする。図示のように、リード34は、上大静脈2
0を通じて右心房16に、そして右心室12に送り込まれる。
【0021】 第2リード35は、双極対電極37および39を有する右心房心内膜リードか
ら成ることが好ましい。電極39は、好ましくは、螺旋型ねじ入れコイルとし、
当技術分野では公知のように、リード35を固定し、更に心臓10の右心房16
との電気的接触を確立するという二重の役割を果たす。電極37および39は、
右心房における心臓活動の局所的な双極検知、および右心房におけるオーバード
ライブ頻脈防止ペーシングを含むペーシングを可能にする。図示のように、リー
ド35は、上大静脈20を通じて右心房16へ送り込まれる。
【0022】 エンクロージャ32内部では、心房除細動器30は、第1検知増幅器50、第
2検知増幅器51、および第3検知増幅器54、ならびにR波検出器52を含む
。第1検知増幅器50はRVチャネルを形成し、これは、検知した右心室心臓活
動の電位図を、マルチプレクサ45の入力およびR波検出器52の入力に供給す
る。第2検知増幅器51はRVチャネルを形成し、その出力で、検知した右心房
心臓活動の電位図を与え、それをマルチプレクサ45の別の入力に結合する。第
3検知増幅器54はRACSチャネルを形成し、その出力で、検知した右心房か
ら左心房の心臓活動の電位図を与え、それをマルチプレクサ45の別の入力およ
び心房活動検出器60に結合する。検知増幅器は、微分フィルタを含むようにし
て、これらが与える電位図を微分電位図信号としてもよい。
【0023】 R波検出器52は、心臓の心臓サイクル中に検知した各R波毎に、1つ以上の
出力パルスを与える。このために、R波検出器は、更に別の微分フィルタを含む
ようにし、検知増幅器50によって供給される微分心臓信号を微分し、二回微分
した第2心臓信号を得るようにしてもよい。更に、R波検出器52は、上限およ
び下限スレッショルドを設定するスレッショルド回路も含むようにしてもよく、
それが、二回微分された第2心臓信号が上限または下限スレッショルドの何れか
を超過して遷移した場合に出力を与えるようにする。
【0024】 最後に、R波検出器は、プログラム可能なパルス繰り返し時間間隔を有する出
力パルス・レート・リミッタ(図示せず)も含むことが好ましい。パルス繰り返
し時間間隔はできるだけ短く設定し、R波に対する最後のスレッショルドとの交
差の検出を可能にする。このようにして、R波検出器52は、検出した各R波の
開始を示す少なくとも1つのかかるパルス、および検出した各R波の完了を示す
1つのかかるパルスを発生し、各R波の開始および終了を判定できるようにして
いる。
【0025】 また、心房活動検出器60は、更に、同様の微分フィルタ(図示せず)および
出力パルス・レート・リミッタ(図示せず)も含むことが好ましい。この同様の
ものによって、心房活動検出器60は、検知した各P波の開始を示す少なくとも
1つの出力パルスと、検知した各P波の終了を示す別の出力パルスとを与えるこ
とが可能となる。
【0026】 心房除細動器30のエンクロージャ32は、更に、マイクロプロセッサ62を
含む。マイクロプロセッサ62は、複数の機能段が得られるように、本発明のこ
の実施形態に従って実施することが好ましい。これらの段は、比較段63、Rウ
インドウ段64、タイマ65、Pウインドウ段66、Pピーク段67、Rピーク
段68、心房細動検出器70の形態の心房不整脈検出器、ならびに電荷送出およ
びエネルギ制御段74を含む。
【0027】 マイクロプロセッサ62は、メモリ90と共に動作するように構成されている
。メモリ90は、多ビット・アドレス・バス94および双方向多ビット・データ
・バス96によりマイクロプロセッサ62に結合されている。これによって、マ
イクロプロセッサ62は、メモリ内の所望のメモリ位置にアドレスし、ライトま
たはリード動作を実行することができる。ライト(書込み)動作の間、マイクロ
プロセッサは、タイム・スタンプのようなデータや動作パラメータを、アドレス
・バス94上を搬送される多ビット・アドレスによって規定されるメモリ内のア
ドレスに格納し、多ビット・データ・バス96を通じて動作パラメータやデータ
をメモリ90に搬送する。リード(読出し)動作の間、マイクロプロセッサ62
は、アドレス・バス94を通じて供給される多ビット・アドレスによって特定さ
れるメモリの格納位置からデータまたは動作パラメータを取得し、双方向データ
・バス96を通じてメモリから動作パラメータおよびデータを受け取る。
【0028】 メモリ90に動作パラメータを入力するには、マイクロプロセッサ62は、患
者の皮膚外部にある外部コントローラ100から、プログラム可能な動作パラメ
ータを受け取る。外部コントローラ100は、エンクロージャ32内部にある受
信機/送信機102と通信するように構成されている。受信機/送信機102は
、双方向バス104を通じてマイクロプロセッサ62に結合されている。受信機
/送信機102は、それがマイクロプロセッサ62から得た種々の情報を外部コ
ントローラ100へ搬送するか、あるいは外部コントローラ100からプログラ
ミング・パラメータを受け取り、これらを受信機/送信機102は次いでマイク
ロプロセッサ62に搬送し、メモリ90に格納する。
【0029】 受信機/送信機102は、送信コイル106を含み、受信機/送信機102お
よびコイル106が通信手段を形成するようになっている。かかる通信手段は、
当技術分野では公知であり、外部コントローラ100からのコマンドを受信する
ため、およびデータを外部コントローラ100へ送信するために、先に記したよ
うに利用することができる。好適な通信システムの1つが、1994年8月30
日に発行された同時係属中の米国特許第5,342,408号の「埋込型心臓デ
バイス用テレメトリ・システム(Telemetry System for
an Implantable Cardiac Device)」に記載され
ている。この特許は本発明の譲受人に譲渡されており、その内容をここに参照と
して援用する。
【0030】 心房除細動器30は、更に、アナログ/デジタル変換器57、およびダイレク
ト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMA)59も含む。アナログ/デジタ
ル変換器57は、マルチプレクサ45の出力に結合された入力を有し、検知増幅
器50、51および54が発生する電位図信号を受け取る。データ獲得中、アナ
ログ/デジタル変換器57は電位図信号をデジタル・データに変換する。DMA
59がそのデジタル・データを受け取り、このデジタル・データをデータ・バス
59aを通じてメモリ90に搬送し、アドレス・バス59bを通じてDMA59
が選択したメモリの所定位置に格納する。こうしてデジタル形態で格納され心臓
の活動を表わす電位図信号は、その後、マイクロプロセッサが種々の機能を実行
する際に利用される。例えば、心房細動検出では、心房細動検出器70は、RA
CSチャネルからの格納データを利用し、心臓の心房細動の存在を検出する。本
発明の好適な実施形態によるリード35の移動を検出するには、RV、RA、お
よびRACSチャネルの各々からのデジタル電位図データを利用することができ
る。
【0031】 更に、心房除細動器30は、蓄積キャパシタを選択したピーク電圧まで充電す
る当技術分野では周知の形式の充電および蓄積キャパシタ回路76、ならびに回
路76内の蓄積キャパシタを所定時間放電し、必要なときに心臓の心房に電気エ
ネルギ放電出力を制御して供給する放電回路78を含む。このために、放電回路
78はリード36の第1電極44および第2電極46に結合されており、電気除
細動即ち除細動電気エネルギを心房に印加するようにされている。更に、除細動
器30は、リチウム・バッテリのような枯渇可能型の電源80を含み、心房除細
動器30の電気部品およびリアル・タイム・クロック82に給電する。
【0032】 最後に、心房除細動器30はペーサ55を含む。ペーサ55は、リード34の
電極38および40、ならびにリード35の電極37および39に結合されてい
る。ペーサ55は、電極38および40によって心室活動を検知する回路、なら
びに電極38および40によって心室にペーシング・パルスを印加するペーシン
グ回路を含むことが好ましい。同様に、ペーサ55は、電極37および39によ
って心房活動を検出する回路、ならびに電極37および39によって頻脈防止心
房オーバードライブ・ペーシングを含むペーシング・パルスを心房に印加するペ
ーシング回路を含むことが好ましい。更に、ペーサ55は、右心室12または右
心房16の何れかに、非同期またはオン・デマンドで、一室ペーシングを、また
は二室ペーシングを行うことができる。かかるペーシングおよび様式は当技術分
野では公知である。ペーサはライン56を通じてマイクロプロセッサに結合され
ているので、マイクロプロセッサは、頻脈防止心房オーバードライブ・ペーシン
グ様式を含むそのペーシング様式の何れか1つに合わせてペーサ55を構成する
ことが可能である。
【0033】 心臓の心房細動の電気除細動を行う際の心房除細動器の動作を簡単に説明する
と、検知増幅器50および54、R波検出器52、心房活動検出器60、アナロ
グ/デジタル変換器57、マルチプレクサ45、ならびにDMA59をイネーブ
ルにすることにより、心房細動検出を開始する。最初に、例えば、8秒のデータ
獲得期間にデータ獲得を実行する。8秒のデータ獲得期間中に、検知増幅器50
および54からの電位図信号をアナログ/デジタル変換器57によってデジタル
・データにデジタル化し、前述のように、DMA59によってデジタル・データ
をメモリ90内に格納させる。また、この時間中に、R波検出器52の各出力が
マイクロプロセッサ62に割込を発生する。R波の割込のそれぞれには、タイム
・スタンプが付けられており、その割込タイム・スタンプを、DMA59からの
デジタル・データと共にメモリ90に格納する。
【0034】 8秒のデータ獲得期間が完了した後、心房細動検出器70をイネーブルにし、
RACSチャネルからの格納された電位図データを分析する。心房細動検出器7
0は、例えば、1996年1月13日に発行された米国特許第5,486,19
9号の「心房細動検出において疑陽性を低減するシステムおよび方法(Syst
em and Method For Reducing False Pos
itives In Atrial Fibrillation Detect
ion)」に記載されているような当技術分野では公知の方法で、心房16およ
び18が細動状態にあるか否かについて判定を行うことができる。この特許は、
本発明の譲受人に譲渡されたものであり、ここに参照として援用する。心房が細
動状態にあり、従って電気除細動を必要としている場合、電荷送出制御部74が
、充電および蓄積キャパシタ回路76に、選択したピーク電圧まで回路76内の
蓄積キャパシタを充電させる。キャパシタを充電した後、別のデータ獲得を実行
し、心房細動検出器70は心房細動の発生を確認する。その後、検出したR波に
時間的に関連付けて、放電回路78は、蓄積されている電気エネルギの一部を電
極44および46に、従って心房16および18に印加し、心房16および18
に電気除細動を施す。
【0035】 本発明の好適な実施形態によれば、検出の前にリード35が移動していた場合
、心房細動の検出を行い、心臓が正常な洞律動状態にあることを確かめることが
好ましい。これは、前述のように、データ取得を開始し、続いて心房細動検出器
70による心房細動検出することによって、行うことができる。
【0036】 心臓が正常な洞律動状態にある場合、リードの移動の検出を開始するには、最
初にRA検知チャネルおよびRV検知チャネルから電位図を獲得する。これは、
検知増幅器50および54、マルチプレクサ45、アナログ/デジタル変換器5
7、ならびにDMA59をイネーブルにすることによって達成される。RAおよ
びRV電位図を表わす電位図データは、電位図獲得の間に、DMA59によって
メモリ90に蓄積される。電位図の獲得は、最終的に、完全な1心臓サイクルに
ついて行えばよい。しかしながら、例えば、電位図信号の品質のチェックを可能
にするには、追加のサイクルが望ましい場合もある。
【0037】 次に、RV電位図データから、Rウィンドウ段64はそのデータを分析してR
波を識別する。これは図2に見ることができ、電位図206はRV電位図であり
、R波208が識別される。双極電極対38および40は局在化した活動のみを
検知するので、R波は容易に識別することができる。RVチャネルによって検知
される遠フィールド活動(far field activity)は非常に少
ない。
【0038】 電位図206の分析から、またはR波検出器52が発生したタイム・スタンプ
割込からの何れかから、Rウインドウ段66によって、第1の検出されたR波イ
ベントをR開始209として示す。次に、Rウィンドウ段66は、第1検知期間
即ちRウインドウ207を規定する。これは、R開始から始まり、固定時間後、
例えば、R開始の100ミリ秒後に終了し、R波208の完了を確定する。
【0039】 次に、Pウィンドウ段66は、Rウィンドウ207からPウィンドウ205を
識別する。Pウィンドウは、Rウィンドウ207が開始する、例えば、40ミリ
秒前に終了するように選択する。Pウインドウの開始は、それが終了する約15
0ないし200ミリ秒前に開始するように決定する。これによってPウィンドウ
を確立し、そこでは、リード46が移動していなければリード46によってP波
のみが検出されるはずである。
【0040】 一旦Pウインドウ205およびRウインドウ207が規定されたならば、リー
ド35の電極37および39から得られたRA電位図を、Pウインドウ205お
よびRウィンドウ207の間に分析する。更に具体的には、Pウインドウ205
中のRA電位図部分を、R波207中のRA電位図部分と比較する。この好適な
実施形態によれば、これらの時間期間中におけるRA電位図の絶対ピーク値同士
を比較し、リード35が移動して電極37および39が右心室12付近にまたは
その内部に移動しているか否かについて判定を行う。Pウインドウ205中のR
A電位図の絶対ピーク値(Pピーク)が、Pピーク段67によって判定される。
Rウインドウ207中のRA電位図の絶対ピーク値(Rピーク)が、Rピーク段
68によって判定される。次に、比較段63によって、それらピーク値を比較す
る。比較結果が所定の評価基準を満たす場合、リードは移動していると考えられ
、オーバードライブ心房性頻脈防止ペーシングをディスエーブルにする。例えば
、RピークがPピークの或る割合、例えば、75%よりも大きい場合、リード3
5は移動していると考えることができる。
【0041】 前述の評価基準は、リード35の移動を精度高く検出する。電極37および3
9は、正常時には右心房内にある双極電極対であるので、これらの電極によって
発生するRA電位図は、Pウインドウ中のピーク振幅と比較して、Rウインドウ
中では比較的小さなピーク振幅を有するはずである。
【0042】 図2の電位図210は、移動していないリード35のRA電位図の一例を示す
。ここでは、Rピーク212はPピーク214の75%よりも遥かに小さいこと
がわかる。一方、図2の電位図216は、移動したリード35のRA電位図の一
例を示す。ここでは、Rピーク218はPピーク220の75%よりもかなり大
きい。勿論、当業者には認められようが、本発明の広義な態様によれば、Pウイ
ンドウおよびRウインドウ中のRA電位図の他の特徴またはピーク比較ファクタ
を、比較に用いることも可能である。
【0043】 本発明の広義な態様による代替実施形態として、第2検知期間205の確立は
、ウィンドウを省略してもよい。この実施形態によれば、電極対38、40を用
いて検知した心室活動から、Rウィンドウ207のみを確立すればよい。次いで
、この検知期間中に電極対37、39によってRAチャネルにおいて何らかの心
臓活動が検知された場合、リード46が移動したと見なすことができる。この場
合、心房のオーバードライブ・ペーシングをディスエーブルにしなければならな
い。
【0044】 リードの移動の検出は、周期的にというように、時間を隔てて行うとよい。こ
れは、タイマ65によって、例えば、毎日1回、検出シーケンスを活性化するこ
とによって行うことができる。あるいは、タイマ65を用いて周期的に律動分類
のために心房細動検出を開始し、次いで本発明によるリード移動検出を行っても
よい。
【0045】 以上、本発明の特定実施形態について示しかつ説明したが、変更も可能である
。従って、請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲に該当する変形および変
更の全てを包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、心房性頻脈防止ペーシングを心臓に適用するためのペーサおよび関連
する右心房心内膜リードを含む、本発明を具体化した完全に埋込み可能な心房除
細動器の概略的なブロック図である。
【図2】 図2は、本発明の好適な実施形態による、本発明を示す一連の電位図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月5日(2001.3.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォシー,フィリップ・ディー,ジュニア ー アメリカ合衆国ワシントン州98072,ウッ ディンヴィル,ワンハンドレッドナインテ ィファースト・アベニュー・ノースイース ト 20330 (72)発明者 アダムズ,ジョン・エム アメリカ合衆国ワシントン州98029,イサ クア,サウスイースト・サーティフォー ス・ストリート 20621 Fターム(参考) 4C053 JJ18 JJ23

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓の右心房に埋込んだ右心房心内膜リードの移動を検出す
    る方法であって、前記リードは少なくとも1つの電極を有し、 前記心臓の右心室内において電極対を用いて前記心臓の心室活動を検知するス
    テップと、 前記電極対を用いて検知した心室活動に応答して第1検知期間を確立するステ
    ップと、 前記電極対を用いて検知した前記心室活動に応答して確立した前記第1検知期
    間から離間しかつこれに先立つ第2検知期間を確立するステップと、 前記第1検知期間および前記第2検知期間において、埋込んだ前記心内膜リー
    ドの少なくとも一方の電極を用いて前記心臓の活動を検知するステップと、 前記第1検知期間において前記少なくとも一方の電極を用いて検知した前記心
    臓活動を、前記第2検知期間において前記少なくとも一方の電極を用いて検知し
    た前記心臓活動と比較するステップと を備える方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、先に述べた最初の前記確立す
    るステップが、検知した前記心室活動からR波を分離し、分離した前記R波の開
    始によって前記第1検知期間を開始することを含む、方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法であって、先に述べた最初の前記確立す
    るステップが、分離した前記R波の後に前記第1検知期間を終了することを含む
    、方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法であって、先に述べた二番目の前記確立
    するステップが、前記第1検知期間の開始前に前記第2検知期間を終了すること
    を含む、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法であって、前記第2検知期間は、前記第
    1検知期間の開始よりも約40ミリ秒前に終了することを含む、方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の方法であって、先に述べた二番目の前記確立
    するステップが、前記第2検知期間の開始よりも約150ないし200ミリ秒前
    に、前記第2検知期間を開始することを含む、方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の方法であって、先に述べた二番目の前記確立
    するステップが、前記第2検知期間の終了よりも所定時間前に前記第2検知期間
    を開始することを含む、方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法であって、前記第1検知期間中に検知し
    た前記心臓活動の第1ピーク振幅、および前記第2検知期間中に検知した前記心
    臓活動の第2ピーク振幅を判定することを更に含み、前記比較するステップは、
    前記第2ピーク振幅を前記第1ピーク振幅と比較することを含む、方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、前記心臓が正常な洞律動状態
    にあることを判定する初期ステップを含む、方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法であって、先に述べた前記ステップを
    離間した時点毎に繰り返すことを含む、方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法であって、先に述べたステップを1日
    に1回繰り返すことを含む、方法。
  12. 【請求項12】 心臓の右心房に埋込んだ右心房心内膜リードの移動を検出
    する方法であって、前記リードは少なくとも1つの電極を含み、 前記心臓の右心室内において電極対を用いて前記心臓の心室活動を検知するス
    テップと、 前記電極対を用いて検知した前記心室活動に応答して検知期間を確立するステ
    ップと、 前記検知期間中に、埋込んだ前記心内膜リードの前記少なくとも一方の電極を
    用いて前記心臓の活動を検知するステップと を備える方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法であって、前記確立するステップは、
    検知した前記心室活動からR波を分離し、分離した前記R波の開始によって前記
    第2検知期間を開始することを含む、方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法であって、先に述べた二番目の前記
    確立するステップが、分離した前記R波後に前記第2検知期間を終了することを
    含む、方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法であって、先に述べた二番目の前記
    確立するステップが、前記第2検知期間の開始の所定時間後に前記第2検知期間
    を終了することを含む、方法。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の方法であって、前記心臓が正常な洞律動
    状態にあることを判定する初期ステップを含む、方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の方法であって、先に述べた前記ステップ
    を離間した時点毎に繰り返すことを含む、方法。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の方法であって、先に述べた前記ステップ
    を1日に1回繰り返すことを含む、方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの電極を有する埋込型右心房心内膜リード
    の移動を検出するシステムであって、 前記心臓の右心室内において前記心臓の心室活動を検知する電極対を含む手段
    と、 前記電極対を用いて検知した前記心室活動に応答して第1検知期間を確立する
    手段と、 前記電極対を用いて検知した前記心室活動に応答して確立した前記第1検知期
    間から離間しかつそれに先立つ第2検知期間を確立する手段と、 前記第1検知期間および前記第2検知期間において、埋込んだ前記心内膜リー
    ドの前記少なくとも一つの電極を用いて前記心臓の活動を検知する手段と、 前記第1検知期間において前記少なくとも一つの電極を用いて検知した前記心
    臓活動を、前記第2検知期間において前記少なくとも一つの電極を用いて検知し
    た前記心臓活動と比較する手段と を備えるシステム。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの電極を有する埋込型右心房心内膜リード
    の移動を検出するシステムであって、 前記心臓の右心室内において前記心臓の心室活動を検知する電極対を含む手段
    と、 前記電極対を用いて検知した前記心室活動に応答して検知期間を確立する手段
    と、 前記検知期間中に、埋込んだ前記心内膜リードの前記少なくとも一つの電極を
    用いて前記心臓の活動を検知する手段と 備えるシステム。
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