JP2002517707A - ソーラコレクタ - Google Patents

ソーラコレクタ

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JP2002517707A
JP2002517707A JP2000553758A JP2000553758A JP2002517707A JP 2002517707 A JP2002517707 A JP 2002517707A JP 2000553758 A JP2000553758 A JP 2000553758A JP 2000553758 A JP2000553758 A JP 2000553758A JP 2002517707 A JP2002517707 A JP 2002517707A
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バーカイ メナシェ
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ソレル ソーラー システムズ リミテッド
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    • F24S10/40Solar heat collectors using working fluids in absorbing elements surrounded by transparent enclosures, e.g. evacuated solar collectors
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S23/00Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
    • F24S23/70Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 トラフ形状の複合放物面集光器(12)を含むソーラコレクタユニット(10)である。集光器は2つの並んだ一体部分(14)から形成され、各部分は複合放物面断面形状を有し、この断面形状は自由縁部(16)から内側方向に延在して、共通の頂点(18)に終端し、これによってトラフ形状の集光器の長手方向に沿って延在する隆起部分を画定する。集光器は一般的にオメガ形状の断面構造を有する。集光器はまた隆起部分に平行に焦点領域(14’、14”)を画定する。ソーラコレクタユニットはまた、焦点領域の集光器の長手方向に沿って延在する細長い受光体構造(22、24)を含み、これによって集光器によって焦点領域に集束された太陽エネルギを受光する。細長い受光体構造は、加熱される流体の流通を搬送するための導管を平行に相互接続する装置を有する。集光器の隆起部分は、少なくとも1対の導管に共通の接平面(28)と交差し、これによって実質的に空隙損失を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、一般的に太陽エネルギ収集、特にこの目的のための複合放物面集光
器の使用に関する。
【0002】
【発明の背景】
多くの太陽エネルギ収集システムが、特により多くの従来型発電プラントを置
き換えるように意図されるエネルギ貯蔵計画で有用なシステムが当業者に既知で
ある。
【0003】 しかし、既存の解決方法の多くは、家庭とビジネスの暖房および/または冷房
のような電力接続を単に補完し得る用途を含む、より局所的な、より小規模の用
途には適切でない。これは、これらのシステムの効率が、太陽運動の追尾を可能
にする機構をシステムが備えることに少なくとも部分的に帰因するという事実の
ため、これらのシステムの多くが法外に高価であるからである。
【0004】 実例によれば、イスラエルの多くの家庭とビジネスは、黒色塗料でコーティン
グされた本質的にプレート導管であると共に通過する水を加熱する平坦なパネル
のソーラコネクタを有する。これらは、単独ではエネルギ解決方法を提供しない
が、電力供給を受けるより一般的な水加熱装置に対し有用な補完として働く簡単
で複雑でない廉価な構造体である。しかし、これらのシステムの不都合はそれら
が非効率であり、また大きな熱放射表面積を有するため、温度上昇に従って増加
する熱損失が大きくなることである。
【0005】 さらに複雑な非追尾型システムの分野では、複合放物面集光器(CPC)が既
知である。CPCの利点は、物理的な追尾が集光面の幾何学的な設計と置き換え
られるので、CPCが物理的な追尾を必要としないことである。
【0006】 CPCの1つの型式は一般的にトラフ形状であり、また吸収体はCPCの焦点
軸に沿って配設される管状の吸収体である。しかし、従来のCPCは、その内側
に面する反射面を打つ放射と、吸収体に集束される前に数回反射されることとか
ら発生する熱損失によって特徴づけられ、かくして反射中に集光されたエネルギ
の損失はエネルギが吸収体に達する前に一般的に乗算される。さらなる熱損失は
、吸収体の高い放射率と吸収体を囲むガラスの低い透過率と、CPCの幾何学的
な設計による周知の空隙損失とによって引き起こされる。
【0007】 CPCの分野の最新技術の提示は、Winstonの米国特許第4,387,
961号、表題「Compound Parabolic Concentra
tor with Cavity for Tubular Absorber
s」を参照することによって得ることが可能である。この参考文献は、光受光体
が配置されたV字形状の空洞を有する複合放物面集光器を開示している。また光
受光体が空洞から0.27×空洞半径未満の距離に位置決めされるならば、空洞
は受光体と空洞構造との間に入るすべてのエネルギを受光体の上に再配向する。
【0008】 Myles、III等の米国特許第5,5673,684号は、各2次受光体が
複合放物面形状を備える、1次受光体と複数の2次受光体とを有する追尾型太陽
エネルギ集光システムを教示している。
【0009】 管状吸収体を使用する太陽熱集中装置システムによるさらなる問題は、一般的
に、CPCに関連して上述した特定の損失源は別として、表面積対断面積のかな
り大きな比率による空隙損失、吸収体のかなり低い太陽熱吸収およびその高い放
射損失を含み得る複数のエネルギ損失があるという事実である。これらの問題を
減らすために追求された一つの方法は、ガラス管の内部に吸収体を配置すること
であるが、管の透過率が非常に高くなければならないという事実のために、さら
なる潜在的な問題が生じる。
【0010】
【発明の概要】 本発明は、高性能太陽複合放物面集光器(CPC)と、既知の技術の不都合を
克服する高性能CPCを用いた改良ソーラコレクタユニットおよびアレイとを提
供することを追求する。
【0011】 かくして本発明の好適な実施形態によれば、2つの並んだ一体部分から形成さ
れたトラフ形状の複合放物面集光器であって、一体部分の各々が、自由縁部から
内側方向に延在すると共に共通の頂点に終端する複合放物面の断面構造を有し、
これによって、トラフ形状の集光器の長手方向に沿って延在する隆起部分を画定
し、また集光器が一般的にオメガ形状の断面構造を有するようにし、また集光器
が隆起部分に平行に焦点領域を画定する、複合放物面集光器と、 焦点領域の集光器の長手方向に沿って延在し、これによって、集光器によって
集束される太陽エネルギを受光するようにし、また加熱される流体の流通を搬送
するための導管を並列に相互接続する装置を有する、細長い受光体構造と、 を含み、集光器の隆起部分が少なくとも1対の導管に共通の接平面と交差し、こ
れによって実質的に接平面の空隙損失を防止する、ソーラコレクタユニットが提
供される。
【0012】 さらに本発明の好適な実施形態によれば、集光器と受光体構造はハウジング内
に配置され、その少なくとも一部分は太陽エネルギを通す。
【0013】 さらに本発明の好適な実施形態によれば、太陽エネルギ透過部分に非反射コー
ティングが設けられる。
【0014】 さらに本発明の好適な実施形態によれば、ハウジングは単一の集光器と管とを
収容するための細長い太陽エネルギ透過管を含む。
【0015】 さらに本発明の好適な実施形態によれば、ハウジングは複数の集光器と受光体
構造とを保持するための一般的に浅いプリズム形状のハウジングを含む。
【0016】 好ましくは、ハウジングはシールかつ真空にされ、また所定のガスで充填され
る。
【0017】 さらに本発明の好適な実施形態によれば、集光器は内側に面する反射面を有し
、またソーラコレクタユニットは、高い太陽エネルギ反射を有する内側に面する
反射面に形成された第1のコーティングおよび高い太陽熱吸収率と低い放射率と
を有する導管に形成された第2のコーティングの内の少なくとも所定のコーティ
ングを含む。
【0018】 本発明の選択的な実施形態によれば、複数の集光器と、対応する複数の受光体
導管装置とを有するように同一平面の並んだ装置に配設された上述のような複数
の細長いソーラコレクタユニットと、複数の細長いソーラコレクタユニットを同
一平面の並んだ装置に支持するための支持体と、加熱される流体の流入を複数の
導管装置に許容するための主流体入口導管と、複数の導管装置内で加熱された流
体の前記複数の導管装置からの放出を促進するための主流体出口導管と、を含む
ソーラコレクタが設けられる。
【0019】 本発明は、図面と関連して行われる次の詳細な説明からより完全に理解かつ評
価されるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図1Aを参照すると、本発明の好適な実施形態により構成かつ操作され
る一般的に10で参照される絵図形態の改良ソーラコレクタユニットが示されて
いる。ユニット10は、一般的に12で参照されるトラフ形状のCPC(複合放
物面集光器)を含み、CPCは、図1Bからも分かるように2つの並んだ一体部
分14から形成される。部分14は個別に形成するか、あるいは単一ピースの材
料から形成することが可能である。各部分14は、集光器の長手方向に沿って延
在する隆起部分を画定するように、また集光器が一般的にオメガ形状の断面構造
を有するように、自由縁部16から内側方向に延在して、共通の頂点18に終端
するCPC構造を有する。
【0021】 集光器12は焦点領域を画定し、その領域の中心は、隆起部分18に平行のそ
れぞれの領域14’と14”によって一般的に示し得る。コレクタユニット10
はまた、一般的に20で参照される細長い受光体構造を含み、この構造は、本実
施形態では、INとOUTの矢印によって図1Aに示した方向に、加熱される流
体の流通を搬送するために、22と24でそれぞれ参照される平行に導管を相互
接続する第1と第2の装置から形成される。1対の導管22と24は高い伝熱性
の材料から、好ましくは金属から造られる。本発明の好適な実施形態によれば、
26で参照される内側に面する反射面に衝突する光エネルギが、導管22と24
に反射され、またそれを通して流れる流体によって吸収されるように、導管22
と24はそれぞれの軸14’と14”に沿って延在する。
【0022】 次に図7Aと図7Bを簡単に参照すると、一般的に110で参照されるソーラ
コレクタユニットが示され、このユニットは多くの点で図1Aと図1Bのユニッ
ト10と同様であり、また図1Aと図1Bと関連して本出願に示し、また説明し
た相手部材を有するすべての部分と要素は、同様の参照番号によって先頭に「1
」を追加して示されている。
【0023】 本発明のユニット110と図1Aと図1Bのユニット10との間の唯一の差は
、受光体構造120を形成する導管の数にある。本実施形態では、それぞれの軸
114”、114’、114'''に沿って配設されるそれぞれ122、124、
125で参照される3つの平行導管の装置が設けられる。面26と導管122と
124との間で防止される空隙損失に加えて、空隙損失がその間でも防止される
ように、導管125が導管122と124と共通の接平面129を共有するよう
に配設されることが理解される。
【0024】 導管の間の空隙損失を防止し、これによって導管の効率を最大にするように、
これらの導管が相互に共通の接平面に沿って配設される限り、追加の導管を設け
得ることがさらに理解されるであろう。
【0025】 次に再び図1Aと図1Bを参照すると、本発明では、使用する流体は、水また
はオイルのような任意の適切な液体、あるいは蒸気、空気またはアルゴンのよう
な任意の適切な気体であることが可能である。
【0026】 本発明の重要な特徴は、集光器12と受光体構造20が、その間の空隙損失を
除去するように配設され、これによって、既知の装置と比較した場合本発明の効
率を上げることである。特に、また特に図1Bを参照すると、吸収体導管22と
24が、ライン28によって端部プロフィールに示した共通の接平面を共有し、
また空隙損失を除去するために、導管の隆起部分18が好ましくは面28と交差
し、少なくともその面と接触し、好ましくはその面を通して突出するように、導
管22と24および集光器12が配設されることが理解される。これによって、
吸収体導管22と24の下を通過するすべての光エネルギが、集光器部分によっ
て吸収体導管で遮断され、その後にエネルギが吸収体導管の1つに反射されるこ
とが保証される。
【0027】 次に図2Aと図2Bを参照すると、本発明の好適な実施形態によれば、一般的
に30で参照されるソーラコレクタアレイを形成するように、複数のソーラコレ
クタユニット10は同一平面の並んだ装置に配設されることが理解される。アレ
イ30は、典型的に浅い一般的にプリズムのハウジング32内に配設され、この
ハウジングは図2Bと図3Aから分かるように、ハウジングに結合された集光器
12および吸収体導管22と24を支持するために配設された複数の適切に構成
された支持部34または他の支持手段を含むことが好ましい。
【0028】 また図3A−3Cを次に参照すると、本発明の好適な実施形態によれば、吸収
体導管の各装置は第1の導管22に結合された(図3B)1つの入口36と、第
2の導管24に結合された出口38と、2つの導管の間を接続する(図3C)1
つの湾曲部分40とを含む。また、アレイ30の入口を画定する主流体入口導管
42(図3A)と、アレイ30の出口を画定する流体出口導管44(図3A)と
が設けられる。かくして、主流体入口導管42を介してアレイ30に入る未加熱
の流体が、それが流体出口導管44に到達し、その後使用のために放出されるま
で、直列にすべての導管装置を通して流れるように、吸収体導管装置が直列に接
続されていることが理解される。
【0029】 次に図4Aと図4Bを簡単に参照すると、一般的に50で参照される、本発明
の代替実施形態により構成されるソーラコレクタアレイが設けられる。アレイ5
0は、導管装置がアレイ30のように直列でなく、並列に接続されるという事実
を除いて一般的にアレイ30と同様である。したがって、アレイ30とアレイ5
0との間の差について以外、ここではアレイ50について特に説明しない。アレ
イ30に相手部材を有するアレイ50の部分は同一の参照番号によって図4Aと
図4Bに示され、また本実施形態の理解に必要と思われること以外、ここでは特
に説明しない。
【0030】 また、次に図5Aと図5Bを参照すると、主流体入口導管52(図5B)と主
流体出口導管54(図5B)が設けられる。主流体入口導管52は、すべての第
1の導管22の入口36と並列に接続されたマニホールドとして機能し、また主
出口流体導管54もまたマニホールドとして機能し、すべての第2の導管24の
出口38と並列に接続される。このように、主流体入口導管52を介してアレイ
50に入る未加熱の流体が実質的に同時にすべての第1の導管22を通して流れ
、また主出口流体導管54からの引き続く放出のために、第2の導管24を介し
て前記主出口流体導管に戻るように、吸収体導管装置は並列に配設されることが
理解される。
【0031】 次に再び図2Bと図4Bを参照すると、本発明の好適な実施形態によれば、ハ
ウジング32は、太陽エネルギ高透過ガラスから典型的に形成される太陽エネル
ギ透過パネル32’を含む。この利点は、前記透過パネルによって対流熱損失が
低減され、またダストと他の形態の光学汚染がソーラコレクタユニット10の上
に蓄積することも防止され、これによって整備が低減されることである。
【0032】 本発明の好適な実施形態によれば、パネル32’は、本出願人によって製造さ
れるような耐久性の太陽光非反射コーティングを備えている。
【0033】 好ましくは、ハウジング内部の所定の雰囲気の供給を促進するように、パネル
32’はハウジング32の残部に対してシールされ、このハウジングは真空にす
ることが可能であるか、あるいは代わりに、例えばアルゴン、二酸化炭素、窒素
、またはクリプトンのような不活性ガスまたは他のガスで充填して、実質的に対
流および熱伝導損失を減らしつつ、光学素子上の凝縮液の蓄積を防止するように
することが可能である。
【0034】 次に図6Aと図6Bを参照すると、単一の封止されたハウジング内にソーラコ
レクタアレイ全体を収容するよりむしろ、各ソーラコレクタユニット12を管状
ハウジング62内に個別に収容することが可能である。ハウジング62はまた、
好ましくは太陽エネルギ高透過ガラスから形成され、閉端64と、適切に形成さ
れたシールキャップ68によって好ましくは封止される開端66とを有する。上
述のハウジング32とパネル32’に関して、管状ハウジング62の内部は真空
にするか、あるいは好適なガスで充填し得ることが理解されるであろう。ユニッ
ト12の動作温度のあり得る大きな変動のため、吸収体20の湾曲部分40とハ
ウジング62の閉端64との間にスペース「S」が残され、これによって、吸収
体導管22と24の熱膨張から生じる損傷が防止されることが理解されるであろ
う。
【0035】 図1A−4B、図6Aと図6Bを次に再び参照すると、集光器12の内側に面
する反射面26の上には、実例によれば銀ベースであり得る太陽エネルギ反射コ
ーティングが設けられていることが好ましい。適切なコーティングは約97%の
高さの反射率係数φを有することが好ましい。
【0036】 好ましくは、導管長さ22と24に、高い太陽熱吸収率と低い放射率とを有す
る追加のコーティングが設けられる。実例のみによれば、このコーティングは、
動作温度T=200℃で吸収率係数α≒97と放射率係数ε≒0.04を有する
サーメットスパッタリングに基づくコーティングであり得る。
【0037】 要素と材料の上記の組合せは最高450℃の温度で安定し、また最高400℃
のシステム動作温度(「停滞」動作温度)を可能にする。この動作温度は、当業
者に既知の最高動作温度よりも実質的に高く、かくして一般的に非追尾型のソー
ラコレクタ、特にCPCを使用するソーラコレクタ用の既知のシステムよりもは
るかに効率的なシステムを提供する。
【0038】 次に図8を参照すると、一般的に210で参照されるソーラコレクタユニット
が断面図で示され、このユニットは多くの点で図1Aと図1Bのユニット10と
同様であり、また図1Aと図1Bと関連して本出願に示し、また説明した相手部
材を有するすべての部分と要素は、同様の参照番号によって先頭に「2」を追加
して示されている。ここに示したユニット210とユニット10(図1Aと図1
B)との間の主な差は、互いに並列であるが、所定の横方向の間隔「S」によっ
て離間された1対の導管222と224によって、受光体構造220が形成され
ることである。この装置は本発明によるソーラコレクタ製造のより簡単な方法を
促進し、他方、本実施形態のCPC212は、さもなければ導管222と224
の間に形成されるギャップを通して生じるであろう太陽エネルギの損失を除去す
るように配置される。
【0039】 したがって、CPC212は、一般的にCPC12(図1Aと図1B)の構造
と同様の分割された一般的にオメガ形状の断面構造を備えるが、CPC212の
並んだ部分214は一般的に217で参照される頂部領域に終端し、この頂部領
域は典型的に三角形の構造を有し、それ自体頂部218に終端する。頂部部分2
17は導管222と224の間に延在し、これによって面228と交差し、また
それを通して実質的に延在することが指摘される。アペックス218の高さはア
クセプタンス角αおよびスペースSの大きさの関数であり、また導管222と2
24の間を通過するすべての光エネルギが頂部部分217の反射面217aまた
は217bの1つによって遮断され、導管222または224の上に直接反射さ
れ、これによって実質的に空隙損失を防止するように配設される。
【0040】 さらに、図6Aと図6Bの実施形態のように、コレクタユニット212は別個
の管状ハウジング62内に収容可能である一方、これは必ずしも必要でなく、ま
た限定的でない実例のみによって示される。
【0041】 本発明の範囲が上に図示しかつ説明したものによって限定されないことは、当
業者によって理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲は以下に続く特許請求
の範囲によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の好適な実施形態により構成された改良ソーラコレクタ
ユニットの部分図である。
【図1B】 図1Aの収集ユニットの拡大端面図である。
【図2A】 本発明の好適な実施形態により構成かつ操作されるソーラコレ
クタの連続配列の平面図である。
【図2B】 図2AのラインB−Bに沿って見た断面図である。
【図3】 図3(A)は、ハウジング内に位置決めされた図2Aと図2Bの
導管配列の概略図であり、図3(B)は、図3Aの矢印Bによって示した吸収体
導管装置の入口と出口のそれぞれの拡大詳細図であり、図3(C)は、図3Aの
矢印Cによって示した吸収体導管装置の湾曲部分の拡大詳細図である。
【図4】 図4(A)は、本発明の好適な実施形態により構成かつ操作され
るソーラコレクタ平行配列の平面図であり、図4(B)は、図4AのラインB−
Bに沿って見た断面図である。
【図5A】 図4Aの矢印5によって示した吸収体導管装置の入口と出口の
それぞれの拡大詳細図である。
【図5B】 図5AのラインB−Bに沿って見た詳細断面図である。
【図6A】 本発明のさらなる実施形態による図1Aと図1Bのソーラコレ
クタユニットであるが、管状のガラスハウジングを有する概略側面図である。
【図6B】 図6AのコレクタユニットのラインB−Bに沿って見た拡大断
面図である。
【図7A】 本発明の代替実施形態による3つの吸収体導管を有する改良ソ
ーラコレクタユニットの部分図である。
【図7B】 図7Aのコレクタユニットの拡大端面図である。
【図8】 図6Bに例示した断面図と一般的に同様のコレクタユニットの断
面図であるが、集光器は、本発明のさらなる実施形態により分割したオメガ形状
の断面構造を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 P.O.Box 811 Beit She mesh 99000 ISRAEL

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソーラコレクタユニットであって、 2つの並んだ一体部分から成るトラフ形状の複合放物面集光器であって、前記
    各部分が複合放物面断面形状を有し、該断面形状が自由縁部から内側方向に延在
    して、前記トラフ形状の集光器の長手方向に沿って延在する共通の隆起部分に終
    端し、また前記集光器が一般的にオメガ形状の断面形状を有し、前記集光器が焦
    点領域を前記隆起部分に平行に画定する、トラフ形状の複合放物面集光器と、 前記焦点領域の前記集光器の長手方向に沿って延在し、これによって、前記集
    光器により前記焦点領域に集束される太陽エネルギを受光し、また加熱される流
    体の流通を搬送するための導管を平行に連結する装置を有する細長い受光体構造
    と、を含み、 前記集光器の前記隆起部分が、前記少なくとも1対の導管に共通の接平面と交
    差し、これによって前記隆起部分の空隔損失を実質的に防止する、ソーラコレク
    タユニット。
  2. 【請求項2】 前記集光器と受光体構造とがハウジング内に配置され、該ハ
    ウジングの少なくとも一部分が太陽エネルギを透過する、請求項1に記載のソー
    ラコレクタユニット。
  3. 【請求項3】 前記太陽エネルギ透過部分の上に設けられた非反射性のコー
    ティングを含む、請求項2に記載のソーラコレクタユニット。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングが単一の集光器と管とを収容するために細長
    の太陽エネルギ透過管を含む、請求項2に記載のソーラコレクタ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングが複数の集光器と受光体構造とを保持するた
    めの一般的に浅いプリズム形状のハウジングを含む、請求項2に記載のソーラコ
    レクタ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングがシールされたハウジングである、請求項2
    に記載のソーラコレクタユニット。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングの内部が真空にされる、請求項6に記載のソ
    ーラコレクタユニット。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングの内部が所定のガスで充填される、請求項6
    に記載のソーラコレクタユニット。
  9. 【請求項9】 前記集光器が内側に面する反射面を有し、また前記ソーラコ
    レクタユニットが、高い太陽熱エネルギ反射を有する前記内側に面する反射面上
    に形成された第1のコーティングおよび高い太陽熱吸収率と低い放射率とを有す
    る前記導管上に形成された第2のコーティングの内の少なくとも1つの所定のコ
    ーティングを含む、請求項1に記載のソーラコレクタユニット。
  10. 【請求項10】 前記反射コーティングが反射率係数φ≒97%を有する、
    請求項9に記載のソーラコレクタユニット。
  11. 【請求項11】 前記高い太陽熱吸収率と低い放射率のコーティングが吸収
    率係数α≒97と、動作温度T=200℃において放射率係数ε≒0.04とを
    有する、請求項9に記載のソーラコレクタユニット。
  12. 【請求項12】 前記第1と第2のコーティングが約450℃までの動作温
    度で安定する、請求項9に記載のソーラコレクタユニット。
  13. 【請求項13】 前記受光体構造が少なくとも2つの導管を含む、請求項1
    に記載のソーラコレクタユニット。
  14. 【請求項14】 前記導管装置が少なくとも第1と第2と第3の導管を含み
    、前記第1と第2の導管が、それらに共通の第1の接平面を画定し、該接平面が
    前記隆起部によって分断され、また前記第1と第2と第3の導管が第2の接平面
    を画定し、これによって前記導管の間の空隔損失を防止する、請求項13に記載
    のソーラコレクタ。
  15. 【請求項15】 ソーラコレクタであって、 前記複数の集光器と、対応する前記複数の受光体導管装置とを有するように同
    一平面に並んだ装置に配設された、請求項1に記載の複数の細長いソーラコレク
    タユニットと、 前記同一平面に並んだ装置に、前記複数の細長いソーラコレクタユニットを支
    持するための支持部と、 加熱される流体を前記複数の導管装置に収容するための主流体入口導管と、 前記複数の導管装置内で加熱された流体の前記複数の導管装置からの放出を促
    進するための主流体出口導管と、 を含むソーラコレクタ。
  16. 【請求項16】 前記各導管装置が少なくとも1つの入口と少なくとも1つ
    の出口とを有し、また前記導管装置が平行に配設され、 前記主流体入口導管が、前記各導管装置の前記入口に接続される流体供給マニ
    ホールドであり、また前記主流体出口導管が、前記各導管装置の前記出口に接続
    される加熱流体放出マニホールドである、請求項15に記載のソーラコレクタ。
  17. 【請求項17】 アレイ入口とアレイ出口とを有するように、前記各導管装
    置が入口と出口とを有し、また前記複数の導管装置が、直列に接続された前記導
    管装置のアレイを画定し、 前記主流体入口導管が前記アレイ入口に接続され、また前記主流体出口導管が
    前記アレイ出口に接続される、請求項15に記載のソーラコレクタ。
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