JP2002517110A - オファードロードの推定および通信ネットワークにおいて使用するための応用 - Google Patents

オファードロードの推定および通信ネットワークにおいて使用するための応用

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JP2002517110A JP2000551325A JP2000551325A JP2002517110A JP 2002517110 A JP2002517110 A JP 2002517110A JP 2000551325 A JP2000551325 A JP 2000551325A JP 2000551325 A JP2000551325 A JP 2000551325A JP 2002517110 A JP2002517110 A JP 2002517110A
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リー・ホウェイ・チョウ
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    • H04L47/115Identifying congestion using a dedicated packet

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークにおいて、1次ステーションが該ネットワークのオファードロードを推定できかつそれに従って迅速に反応できるようにする。 【解決手段】 通信ネットワークにおいてオファードロードを推定し、かつ通信ネットワークにおいて推定されたオファードロードを使用するためのシステム、装置および方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は一般的には通信システムに関し、かつより特定的にはオファードロー
ド(offered load)の推定または見積り、および通信ネットワーク
においてこれを使用する応用に関する。
【0002】
【関連技術の説明】
今日の情報時代において、ますます増大する数の通信の消費者のためにインタ
ーネットアクセスおよび他のオンラインサービスを提供する高速の通信ネットワ
ークの必要性が増大している。このため、通信ネットワークおよび技術は現在の
および将来の需要に適合するため進化している。特に、多数のエンドユーザに到
達する新しいネットワークが配置されており、かつこれらのネットワークの付加
された帯域幅を効率的に使用するためにプロトコルが開発されている。
【0003】 広く使用されてきておりかつ近い将来において重要な状態に留まっている1つ
の技術は共用媒体(shared medium)通信ネットワークである。共
用媒体通信ネットワークは単一の通信チャネル(共用チャネル)が数多くのユー
ザによって共用または共有され、この場合異なるユーザからの調整のついてない
または調和されていない(uncoordinated)送信が互いに干渉して
もよいものである。前記共用媒体通信ネットワークは典型的には前記共用チャネ
ルによって送信する数多くの2次ステーション、および前記共用チャネルの共通
の受信端に位置し、とりわけ、前記2次ステーションの前記共用チャネルへのア
クセスを調整する単一の1次ステーションを含む。通信ネットワークは典型的に
は限られた数の通信チャネルを有するから、前記共用媒体通信ネットワークは単
一の通信チャネルによって数多くのユーザが前記ネットワークへのアクセスを得
ることができるようにし、それによって残りの通信チャネルが他の目的に使用で
きるようにする。
【0004】 前記1次ステーションが2次ステーションによる前記共用チャネルへのアクセ
スを調整するために使用できる数多くの技術が知られている。1次ステーション
が規定された性能目標に適合することができる能力は、使用される特定の技術(
単数または複数)および任意の与えられた時間に共用チャネルをアクセスしよう
と試みている2次ステーションの数(しばしば「申し出られた負荷(オファード
ロード:offered load)」と称される)を含む、数多くの要因に依
存する。さらに、1次ステーションが規定された性能目標に適合する能力はしば
しば該1次ステーションの前記オファードロードの時間に対する変化に適合する
能力に依存し、かつより特定的にはどれだけ迅速に1次ステーションがそのよう
な変化に適合できるかに依存する。したがって、1次ステーションはネットワー
クのオファードロードを推定し、見積りまたは予測し(estimate)かつ
それに従って反応できなければならない。
【0005】
【詳細な説明】
上で述べたように、1次ステーションはネットワークのオファードロードを推
定または予測しかつそれに従って反応できなければならない。本発明はコンテン
ションまたは競争の結果(contention outcomes)の履歴に
基づきオファードロードを推定しまたは見積もるための技術を含む。本発明はま
た前記推定されたオファードロードを要求インターバルサイズ(request
interval size)を決定しかつ通信ネットワークにおけるコンテ
ンションアクセスモード(contention access mode)を
決定するために利用する応用を含む。本発明につき種々の実施形態に関連してこ
こで説明する。
【0006】 1.オファードロード推定モデル 本発明によれば、前記共用チャネルは個別のタイムスロットに分割され、かつ
しばしば「スロット化されたチャネル(slotted channel)」と
称される。該スロット化されたチャネルは引き続くフレームへと編成され、この
場合各フレームは数多くのまたはある数のスロットからなる。各フレームのスロ
ットの数は固定されたものとしあるいは可変とすることができる。便宜上、T はフレームkにおけるスロットの数を表わすものとする。各フレームの一部(「
要求インターバル(request interval)」と称される)はコン
テンションアクセス(contention access)のための要求を送
信または伝送するために使用され、かつ特に帯域幅の予約または確保(rese
rvations)を行なうために使用される。各々の要求インターバルにおけ
るスロットの数は固定とすることができあるいは可変とすることができる。便宜
上、Mは前記フレームkの要求インターバル(「要求インターバルk」と称さ
れる)におけるスロットの数を表わすものとする。ある要求を送信または伝送す
るためにRのスロットが必要であると仮定すると、前記要求インターバルkは従
って要求が送信できるM/Rの要求送信機会(request transm
ission opportunities)を提供する。Mは典型的にはM /Rが整数となるように選択されるが、Mをそのように選択しなければなら
ないという要件はなく、かつ前記値M/Rは説明の目的で実数(real n
umber)であるとして発見的に(heuristically)取り扱われ
る。
【0007】 要求インターバルkのような、ある要求インターバルにおける各々の要求送信
機会に対し、(1)要求送信がないか、(2)単一の要求送信があるか、あるい
は(3)複数の要求送信があることになる。単一の要求がある要求送信機会に応
じて送信された場合、説明の目的で該要求は首尾よく行なわれるものと仮定する
。複数の要求が送信される場合、該要求は衝突しかつ従って不首尾(unsuc
cessful)であるものと仮定される。便宜上、前記3つの結果は「アイド
ル(IDLE)」、「成功(SUCCESS)」、および「衝突(COLLIS
ION)」とそれぞれ称される。
【0008】 オファードロード推定はフリッツ・シー・シャウト(Frits C.Sch
oute)により著されかつ「通信に関するIEEE紀要(IEEE tran
sactions on Communications)」、VOL. CO
M−31,NO.4、1983年4月、において発行された論文に述べられてい
る。この論文は本発明に関連し、それはこの論文が同じ問題に対する、しかしな
がら、異なる環境でかつ異なる技術を使用した解決方法を提供するからである。
シャウトはオファードロードを「スロット化されたダイナミックフレーム長さの
ALOHA(Slotted Dynamic Frame Length A
LOHA)環境において推定または評価するよう試みており、この場合全てのデ
ータは競合状態で(in contention)送られかつ従って予約(re
servation)は完全に欠如している。要するに、「衝突」結果を有する
各々のスロットに対し、シャウトはシステムの知られた最大スループット(1/
e)に基づき競合するユーザの予期される数を計算し、かつそれに従ってオファ
ードロードの推定を増分する。シャウトの解決方法は、目標が要求インターバル
における競合またはコンテンションのスループットを最大にすることであるとす
れば、本発明に係わるコンテンションをベースとした予約の状況に容易に拡張で
きる。
【0009】 しかしながら、本発明の目標は要求インターバルにおけるコンテンションのス
ループットを最大にすることではない。むしろ、本発明の目標は各々の要求イン
ターバルkにおいて観察される「アイドル」、「成功」および「衝突」の数に基
づきオファードロードを推定しまたは評価することである。したがって、本発明
のオファードロード推定技術は実質的にシャウトのオファードロード推定技術と
異なっている。
【0010】 説明の間単化のために、前記要求インターバルkの間にある要求のみが送信適
格があると仮定する。特に、要求インターバルkに先立ち送信のために得られる
または利用できる要求(「新しい」要求および衝突解消機構の一部として生成さ
れた要求を含む)のみが要求インターバルkにおいて送信適格がある。したがっ
て、要求インターバルkの間に送信のために利用可能になる要求は要求インター
バルkにおいて送信されることができず、要求インターバル(k+1)まで待た
なければならない。そのような規則を固守するシステムはしばしば「ゲーテッド
(gated)」システムと称される。
【0011】 システムがゲーテッドである場合は、フレーム(k−1)の間に送信のために
利用可能になる全ての要求は要求インターバルkの間に送信されることになる。
便宜上、Nk−1は要求インターバルkの間に送信されるフレーム(k−1)の
間に送信のために利用可能になるまたは得られる要求の合計数を表わすものとす
る。前記Nk−1の要求はフレーム(k−1)においてKk−1のスロットにわ
たりランダムに利用可能になるものとして概念化する(conceptuali
zed)することができ、従ってフレーム(k−1)の間に利用可能になる要求
は次のようになる。
【数1】 gk−1=Nk−1/Tk−1
【0012】 したがって、gk−1はフレーム(k−1)にわたるスロットごとの要求の平
均数を表わし、従って、
【数2】 Nk−1=gk−1×Tk−1 となる。
【0013】 前記Nk−1は要求インターバルkにおける前記M/Rの要求送信機会に送
信されるから、要求インターバルkの間に要求送信機会ごとに送信される要求の
平均数は次のようになる。
【数3】 G=Nk−1/(M/R) =(gk−1×Tk−1)/(M/R) =(gk−1×Tk−1×R)/M
【0014】 要求送信機会ごとに送信される要求の数の確率分布は次のように2項分布(b
inomial distribution)によって近似することができる。
【数4】 P[m]= この場合、Aはフレーム(k−1)の間に利用可能になる要求の数であり(す
なわち、A=Nk−1、Bはフレームkにおける要求送信機会の数であり(すな
わち、B=M/R)であり、そしてmはある要求送信機会において送信される
要求の数を表わすランダム変数である。
【0015】 したがって、要求インターバルkの間の「成功」、「アイドル」および「衝突
」の結果の確率は次のように近似できる。
【数5】 P[S]=A×(1/B)×(1−1/B)A−1
【数6】 P[I]=[1−1/B]
【数7】 P[C]=1−A×(1/B) ×[1−1/B]A−1−[1−1/B]
【0016】 Bが大きいものと仮定すると、前記2項分布P[m]はポワソン分布(Poi
sson distribution)によって近似でき次のようになる。
【数8】 P[m]=[(A/B)×exp(−A/B)]/m!
【0017】 定義上、G=A/Bである。Gを前記数式8におけるA/Bに代入すると
、次のようなポワソン分布を得る。
【数9】 P[m]=[G ×exp(−G)]/m!
【0018】 したがって、要求インターバルkの間における「成功」、「アイドル」および
「衝突」結果の確率は次のように近似できる。
【数10】 P[S]=G×exp(−G
【数11】 P[I]=exp(−G
【数12】 P[C]=1−G×exp(−G) −exp(−G
【0019】 上記確率に基づき、要求インターバルkの間の「成功」、「アイドル」および
「衝突」の結果の予期される数は次のようになる。
【数13】 E(S)=P[S]×M/R
【数14】 E(I)=P[I]×M/R
【数15】 E(C)=P[C]×M/R
【0020】 要求インターバルkに関し、前記値MおよびRは先験的に(a prior
i)知られており、かつ要求インターバルkの間の「成功」、「アイドル」およ
び「衝突」の結果の実際の数は測定できる。便宜上、要求インターバルkの間に
測定された「成功」、「アイドル」および「衝突」の結果の実際の数はそれぞれ
,IおよびCと称される。これらS,IおよびCはそれぞれ蓋然
論的に(probabilistically)E(S),E(I)および
(C)にそれぞれ等しいから、前記要求インターバル(k−1)の間の推定
されるオファードロードgk−1を決定するために前記数式13、数式14およ
び数式15の内の任意のものを使用できる。
【0021】 前記オファードロードを決定するために前記数式14から作業を行ないかつ測
定された数の「アイドル」結果Iを使用すると、次の変換(transfor
mations)を得ることになる。
【数16】 I =E(I) =P(I)×M/R =(1/R)×M×exp(−G) (R×I)/M=exp(−G
【0022】 数式3からGを代入しかつgk−1について解くと要求インターバル(k−
1)の間の推定オファードロードが次のように与えられる。
【数17】 gk−1=[M/(R×Tk−1)] ×ln[M/(R×I)] したがって、推定オファードロードgk−1は先験的に知られた(すなわち、
,RおよびTk−1)、あるいは測定可能な(すなわち、I)値に基づき
計算できる。
【0023】 数多くの状況において、数式17によって決定された推定オファードロードは
実際のオファードロードの正確な推定とならないかもしれない。これは、数式8
によるポワソン分布はBが大きい場合にのみ2項分布を近似するからである。単
一のフレームにおける要求送信機会の数に依存して、前記値Bは前記推定オファ
ードロードgk−1が正確であることを保証するのに十分大きいかもしれずある
いは十分大きくないかもしれない。単一のフレームにおける要求送信機会の数が
統計的に有意の数の要求送信機会を提供するのに十分大きくない場合は、オファ
ードロード推定モデルを適合させなければならない。
【0024】 A.サンプルウィンドウを使用するオファードロード推定 オファードロード推定モデルの最初の適合化は数多くのまたはある数の引き続
くフレームにわたり推定オファードロードを計算する。引き続くフレームの数は
統計的に有意の数の要求送信機会を提供するために十分大きくなければならず、
かつそれでもオファードロードが前記数のフレーム内で大幅に変わるほど大きく
はない。便宜上、推定オファードロードが計算されるフレームの数nは「サンプ
ルウィンドウ(sample window)」と称される。
【0025】 Iがサンプルウィンドウのフレームiにおける「アイドル」の結果の数を表
わすものと仮定すると、前記サンプルウィンドウにわたる「アイドル」の結果の
合計数は次のようになる。
【数18】 n I= ΣI i=1
【0026】 前の数式16にあるように、サンプルウィンドウのフレームiにおける「アイ
ドル」の結果の数は次のようにして対応する結果の予期される数によって推定で
きる。
【数19】 I=E(I) =P[I]×M/R =M/R×exp(−G) したがって、
【数20】 I=ΣM/R×exp(−G) となる。
【0027】 上述の数式16および数式17からの変換を使用すると、先験的に知られたま
たは測定可能な値に基づき各々のサンプルウィンドウのフレームiに対し瞬時的
なオファードロードgを計算することが可能になる。適切なサンプルウィンド
ウを選択することにより、前記瞬時的なオファードロードgはサンプルウィン
ドウにわたり大幅に変わることはないことが予期される。したがって、瞬時的な
オファードロードgは各々のサンプルウィンドウのフレームiに対して同じで
あるオファードロードgによって近似できる(すなわち、g=g=…=g =g)。
【0028】 数式3からのGを数式20に代入しかつ各々のgに対してgを代入すると
次の結果を得る。
【数21】 I=
【0029】 前記推定オファードロードgを除き、数式21の全ての要素は知られているか
あるいは測定可能である。本発明の目的は数式21から知られたまたは測定可能
な変数に基づきgに対するエスティメイタまたは推定量関数(estimato
r function)を得ることであり、従ってg=f(I)となる。今、そ
のような関数f(I)があるものと仮定し、その詳細については後に説明する。
【0030】 ある状況においては、ネットワークの実際のオファードロードを反映するため
にそれが時間により変化するに応じて推定オファードロードを定期的に更新する
ことが望ましい。そのような状況では、推定オファードロードは実際のオファー
ドロードの変化に迅速に適合することが重要である。
【0031】 推定オファードロードを更新する1つの方法はサイズnの連続したばらばらの
または共通元をもたない(disjoint)サンプルウィンドウを考慮し、か
つ各々のサンプルウィンドウの終わりで推定オファードロードを更新することで
ある。この手法は単純であり、かつ比較的少ない更新を要求するのみである。し
かしながら、この手法はまた実際のオファードロードの変化に適合するのに比較
的低速であり、従ってもし実際のオファードロードがサンプルウィンドウの間で
大きく変化すれば非常に不正確になることがある。
【0032】 推定オファードロードを更新するより正確な方法はすべりサンプルウィンドウ
またはスライディングサンプルウィンドウ(sliding sample w
indow)を使用しかつ推定オファードロードを各々のフレームで更新するこ
とである。この手法はより頻繁な更新を必要とするが、オファードロードの変化
により迅速に適合する。しかしながら、実際のオファードロードがフレームの間
で大きく変化すればそれも依然として不正確になり得る。
【0033】 前記スライディングサンプルウィンドウ手法の性能を改善するため、重み付け
機構が採用され、該機構はサンプルウィンドウにおけるxの最も最近のフレーム
に対してより高い重みを割り当てる。したがって、nのフレームを有するサンプ
ルウィンドウにおいては、xの最も最近のフレームが重み係数αを割り当てられ
かつ(n−x)のより古いフレームは重み係数βを割り当てられ、ここでα>β
である。前記サンプルウィンドウにおけるフレームの合計の重みは次のようにな
る。
【数22】 n′=αx+β(n−x)
【0034】 前記重み係数βは任意的に1(one)にセットでき、従って前記サンプルウ
ィンドウにおけるフレームの合計重みは次のようになる。
【数23】 n′=αx+n−x =n+(α−1)x
【0035】 前記重み係数αは前記xの最も最近のフレームに割り当てられる重みが次のよ
うに前記合計重みn′の所定の割合またはパーセンテージXに等しくなるよう選
択される。
【数24】 αx/n′≒X
【0036】 gが前記サンプルウィンドウ内の定数であると仮定すると、比率Y=Ti−1 /M(すなわち、要求インターバルのサイズに対するフレームサイズの比率)
もまたi=1〜nに対して定数になるであろう。この仮定を前記数式21に適用
すると、次の結果を得る。
【数25】 I=
【0037】 便宜上、Tは次のようにサンプルウィンドウ全体にわたるフレームごとのスロ
ットの数の重み付けされた平均を表わすものとする。
【数26】 T=[T+…+Tn−x−1+αTn−x+… +αTn−1]/n′
【0038】 また、便宜上、Mは次のようにサンプルウィンドウ全体にわたる要求インター
バルごとのスロットの数の重み付けされた平均を表わすものとする。
【数27】 M=[M+…+Mn−x+αMn−x+1+… +αM]/n′
【0039】 Mを数式25に代入すると次の結果を得る。
【数28】 I≒exp(−g×Y×R)×n′×M/R この場合、Y=Ti−1/Mである。発見的に、前記比率Ti−1/M
比率T/Mによって近似でき、従ってY=T/Mである。Y=T/Mを数式28
に代入すると次の結果を得る。
【数29】 I≒
【0040】 gに対する推定量またはエスティメイタ関数は数式29の両側の自然対数をと
りかつgについて解くことによって次のように与えられる。
【数30】 g′=f(I)= この場合、g′はgに対するエスティメイタ関数である。
【0041】 B.単一フレームを使用したオファードロード推定 前記オファードロード推定モデルの第2の適用は単一フレームにわたり推定さ
れたまたは見積られたオファードロードを計算する。単一フレームを使用するオ
ファードロードの推定は特にサンプルウィンドウにわたりオファードロードを推
定する場合に要求されるような履歴データ(historical data)
の維持および評価を要求しない点でのその簡単さのため望ましいものである。し
かしながら、単一フレームにわたりオファードロードを推定することに伴う1つ
の問題は単一フレームにおける要求送信機会の数が統計的に有意なサンプルを表
わさず、かつ従って該フレームに対する観察される結果が実際のオファードロー
ドを示すかもしれずあるいは示さないかもしれないことである。しかしながら、
ある結果(outcomes)が他の結果よりもありそうなまたは確実な(pr
obable)ものであることが知られている。例えば、「アイドル」または「
衝突」結果なしに全て「成功」結果となるか、あるいは「成功」結果なしに同じ
数の「アイドル」および「衝突」結果を生じることはありそうもない(しかしな
がらあり得る)。したがって、全ての可能な結果の集合はありそうな(like
ly)かつ従って「信頼される(trusted)」結果を含む集合、およびあ
りそうもなくかつ従って「信頼されない(untrusted)」結果を含む集
合へと分割できる。もしある観察された結果が前記「信頼される」結果の集合内
に入る場合は、それは推定オファードロードを更新するために使用され、そうで
ない場合は観察された結果は無視されかつ推定オファードロードを更新するため
に使用されない。したがって問題は前記「信頼される」および「信頼されない」
結果の集合を規定する(define)ことである。
【0042】 フレームkにはM/Rの要求送信機会がありかつ各々の要求送信機会は「成
功」、「アイドル」または「衝突」結果になるから、前記結果の数の合計は次の
ようにM/Rに等しくなる。
【数31】 I+S+C=M/R
【0043】 I,SおよびCが3つの軸を表わす3次元グラフへとマッピングされた
時、数式31は図2に示されるように平面領域ABCを規定する。平面領域AB
Cはいずれの観察されるポイントZ(I,S,C)も前記平面領域ABC
上に入るように要求インターバルkの全ての可能な状態を含む。
【0044】 前記平面領域ABC内で、いくつかのポイントは要求インターバルkの結果と
して他のポイントよりもよりありそうな(likely)ものである。上述のオ
ファードロード推定モデルが正確であると仮定すると、平面領域ABC内の最も
あり得るポイントは、図3(a)におけるカーブLで示されるように、それぞれ
、前記数式13、数式14および数式15に従って「成功」、「アイドル」およ
び「衝突」結果の予期される数を表わすものとなる。したがって、前記カーブL
は予期される結果の軌跡(locus)を記述する。便宜上、前記平面領域AB
CおよびカーブLは図3(b)において2次元の図で示されている。「成功」の
最大確率はポイントPにあり、後に詳細に説明する好ましい実施形態では、こ
れはS=0.368,I=0.368およびC=0.264にマッピング
されることに注目すべきである。
【0045】 前記平面領域ABCの1つの重要な属性はある特定のポイントの確率が前記カ
ーブLからのその距離に反比例することである(すなわち、ポイントがカーブL
に近くなればなるほど、確率がより高くなる)。したがって、前記平面領域AB
Cは概略的にカーブLからの各ポイントの距離に基づき「信頼される」ポイント
を有する領域(単数または複数)および「信頼されない」ポイントを有する領域
(単数または複数)に分割することができる。
【0046】 1つの実施形態では、前記平面領域ABCはカーブLからの距離のみにより分
割される。図4は前記平面領域ABCの2次元の図を示し、前記平面領域ABC
はカーブLからの距離に従って3つの領域へと分割されている。カーブLからの
所定の距離内に入るポイント(すなわち、領域2)は「信頼される」ポイントで
あると考えられ、一方全ての他のポイント(すなわち、領域1および3)は「信
頼されない」ポイントであると考えられる。領域2は少なくとも所定の最小確率
に適合する全てのポイントを捕える(captures)から、それと共に作業
を行なうためには容易な領域ではなく、その理由はある特定のポイントが前記領
域内に入るか否かを決定することは計算機的に複雑なためである。
【0047】 他の実施形態では、前記平面領域ABCは図5の3次元図に示されるように、
3つの面S=S,I=IおよびC=Cとのその交差部(inter
section)に従って分割される。前記3つの面は図6の2次元図に示され
るように、もしS=0.368×M/R,I=0.368×M/Rおよ
びC=0.264×M/RであればポイントPで交差する。領域BB′P Eは、前記要求インターバルkにおいて数多くの「アイドル」結果および少し
の「衝突」結果を得る状態に対応し、これはそのフレーム内の実効または有効な
オファードロードが低い場合は合理的に確実性がある(reasonably
probable)。領域CC′PDは要求インターバルkにおいて数多くの
「衝突」結果および少しの「アイドル」結果を得る状態に対応し、これはもしそ
のフレーム内の有効なオファードロードが高い場合は合理的に確実性がある。領
域EPDは要求インターバルkにおいて数多くの「衝突」結果、数多くの「ア
イドル」結果、および少しの「成功」結果を得る状態に対応し、これは有効なオ
ファードロードにかかわりなくありそうにない。領域AB′C′は数多くの「成
功」結果(すなわち、0.368より大きい確率で)を得、少しの「衝突」およ
び「アイドル」結果を得る状態に対応し、これは望ましいがオファードロード推
定モデルが正確であればありそうもない。
【0048】 全ての領域に入る、ポイントPを除き、カーブL上の全てのポイントは領域
BB′PEまたはCC′PDに入る。したがって、領域BB′PEおよび
CC′PDは「信頼される」ポイントを含むための良好な候補である。しかし
ながら、カーブLに近くかつ従って「信頼される」ポイントとなりそうなポイン
トが領域AB′C′およびEPD内にもある。これらの「信頼される」ポイン
トを捕えるために、図7の2次元図に示されるように、S=0.4×M/R
,I=0.4×M/RおよびC=0.3×M/Rとなるように3つの面
が再び定義または規定される。その結果、面Sは今やポイントPの上にあり
、かつ面IおよびCはポイントXにおいてポイントPより十分下で交差す
る。領域AB′C′(すなわち、S>S)または領域EXD(すなわち、C >CおよびI<I)内に入るポイントは「信頼されない」ポイントであ
ると考えられ、一方領域BB′C′CDXE内に入るポイントは「信頼される」
ポイントであると考えられる。
【0049】 2.推定オファードロードを使用するいくつかの応用 上で述べたように、通信ネットワークにおいてオファードロードを推定する問
題は数多くの応用を有する包括的な問題である。1つの重要な応用は推定オファ
ードロードを共有媒体通信ネットワークにおけるアクセス性能を改善するために
使用する。特に、推定オファードロードはフレームごとの要求送信機会の数のよ
うないくつかのまたはある動作パラメータ、およびネットワークがどのようにア
クセスされるかに影響を与えるいくつかのまたはあるアクセスモードパラメータ
を決定するために使用される(後により詳細に説明する)。
【0050】 図8は、本発明の好ましい実施形態に係わる共用媒体通信ネットワーク100
を示す。該共用媒体通信ネットワーク100は数多くのエンドユーザ110
110がインターネットのような遠隔外部ネットワーク108へとアクセスで
きるようにする。共用媒体通信ネットワーク100はエンドユーザ110と外部
ネットワーク108との間で情報を輸送するための線渠またはコンジット(co
nduit)として作用する。
【0051】 前記共用媒体通信ネットワーク100は外部ネットワーク108に結合された
1次ステーション102を含む。1次ステーション102はチャネル106およ
び107によって複数の2次ステーション104〜104(集合的に「2次
ステーション(secondary stations)104」と称されかつ
個別に「2次ステーション(secondary station)104」と
称される)と通信する。チャネル106は1次ステーション102から2次ステ
ーション104へと「ダウンストリーム(downstream)」方向に情報
を伝達し、かつ以後「ダウンストリームチャネル106」と称される。チャネル
107は2次ステーション104から1次ステーション102へと「アップスト
リーム(upstream)」方向で情報を伝達し、かつ以後「アップストリー
ムチャネル107」と称される。各々のエンドユーザ110は2次ステーション
104によって共用媒体通信ネットワーク100へとインタフェースする。
【0052】 好ましい実施形態では、前記共用媒体通信ネットワーク100はデータ・オー
バ・ケーブル(data−over−cable:DOC)通信システムであり
、その場合ダウンストリームチャネル106およびアップストリームチャネル1
07は共用される物理的媒体によって伝達される別個のチャネルである。好まし
い実施形態においては、前記共用される物理媒体はハイブリッド光ファィバおよ
び同軸ケーブル(hybrid fiber−optic and coaxi
al cable:HFC)ネットワークである。前記ダウンストリームチャネ
ル106はHFCネットワークによって伝達される複数のダウンストリームチャ
ネルの内の1つである。前記アップストリームチャネル107は前記HFCネッ
トワークによって伝達される複数のアップストリームチャネルの内の1つである
。他の実施形態では、前記共用物理媒体は同軸ケーブル、光ファイバケーブル、
ツイステッドペアワイヤ、その他とすることができ、かつまた無線および衛星通
信のための空気(air)、大気(atmosphere)または空間(spa
ce)を含むことができる。また、種々のアップストリームおよびダウンストリ
ームチャネルは、例えば、時分割多重化/二重化(time−division
multiplexing/duplexing)による同じ物理的チャネル
とし、あるいは、例えば、周波数分割多重化/二重化(frequency−d
ivision multiplexing/duplexing)による同じ
物理的チャネルとすることができる。
【0053】 好ましい実施形態に係わる共用媒体通信ネットワーク100においては、前記
ダウンストリームチャネル106を含む、ダウンストリームチャネル(down
stream channels)は典型的にはほぼ50MHzより上の周波数
帯域に位置し、もちろん特定の周波数帯域はシステムによって変えることができ
、かつしばしば国に依存する。前記ダウンストリームチャネルは放送チャネル(
broadcast channels)として分類され、それは前記ダウンス
トリームチャネル106のような、ある特定のダウンストリームチャネルによっ
て1次ステーション102によって送信される情報は全ての2次ステーション1
04に到達するからである。前記特定のダウンストリームチャネルによって受信
するよう同調されたいずれの2次ステーション104も該情報を受信することが
できる。
【0054】 好ましい実施形態の共用媒体通信ネットワーク100においては、前記アップ
ストリームチャネル107を含む、アップストリームチャネル(upstrea
m channels)は典型的にはほぼ5〜42MHzの間の周波数帯域に位
置し、もちろん特定の周波数帯域はシステムによって変わり、かつしばしば国に
依存する。前記アップストリームチャネルは共用チャネルとして分類されるが、
その理由は1つの2次ステーション104のみが任意の与えられた時間にある特
定のアップストリームチャネルによって首尾よく送信することができ、かつ従っ
てアップストリームチャネルは前記複数の2次ステーション104の間で共用さ
れなければならないからである。もし1つより多くの2次ステーション104が
、アップストリームチャネル104のような、特定のアップストリームチャネル
によって同時に送信すれば、全ての同時送信する2次ステーション104からの
情報を汚染する衝突が生じる。
【0055】 複数の2次ステーション104が、アップストリームチャネル107のような
、特定のアップストリームチャネルを共用できるようにするため、1次ステーシ
ョン102および2次ステーション104は媒体アクセス制御(medium
access control:MAC)プロトコルに関与しまたはあずかる。
MACプロトコルは2次ステーション104による共用アップストリームチャネ
ル107へのアクセスを調和させるための1組の規則および手順を提供する。各
々の2次ステーション104はそのエンドユーザのためにMACプロトコルに関
与する。便宜上、MACプロトコルの各々の関与者または参加者は「MACユー
ザ(MAC User)」と称される。
【0056】 MACプロトコルは2つの基本的な区分またはカデゴリ(categorie
s)に入り、すなわち「コンテンションフリー(contention−fre
e)」プロトコルおよび「コンテンションをベースとした(コンテンションベー
スド:contention−based)」プロトコルである。
【0057】 コンテンションフリープロトコルにおいては、エンドユーザは制御された様式
で共用チャネルをアクセスし、従って送信は衝突が完全に避けられるように静的
に(statically)または適応的に(adaptively)予定され
る。時分割多元接続(TDMA)機構のような、静的なスケジューリングによれ
ば、所定の送信パターンが周期的に繰り返される。ユーザはそれらに個別に割り
当てられた時間インターバルの間にのみチャネル資源にアクセスすることができ
る。資源の割当てのための静的スケジューリングを備えたコンテンションフリー
プロトコルは、典型的には、ほんの一部のユーザのみが任意の時間にアクティブ
になる多数のユーザをサポートする、またはサービスする、ケーブルネットワー
クに対しては不十分である。適応的スケジューリングによれば、送信パターンは
各々のサイクルにおいて、予約(reservations)またはトークン受
渡しまたはトークンパッシング(token passing)によって、動的
なトラフィック需要に適合するために変更することができる。複数のアクセスチ
ャネルの一部、または別個のチャネル、が予約、またはトークンパッシングによ
るオーバヘッドをサポートするために使用される。予約機構は典型的には予約を
管理するために中央集中化されたコントローラを必要とする。これに対し、トー
クンパッシング機構は通常分散様式で実施される。適応的スケジューリングを備
えたコンテンションフリープロトコルはしばしば需要割当てマルチアクセス(d
emand assignment multiple access)と称さ
れる。
【0058】 コンテンションをベースとしたプロトコルにおいては、ユーザはチャネル資源
にアクセスするためにお互いに争う(contend)。衝突は設計によっては
避けられないが、再送信がランダムに遅延されることを要求することによって制
御され、あるいは種々の他の競争解消戦略(contention resol
ution strategies)を使用して解消される。HFCケーブルネ
ットワークのような、ネットワークの放送能力はしばしば前記MACレイヤにお
ける単純化した制御を利用することができる。再送信を遅らせるための1つの手
法は2進指数バックオフ手法(binary exponential bac
koff approach)であり、この場合バックオフウィンドウ(bac
koff window)がランダムなバックオフの範囲を制限し、かつ初期バ
ックオフウィンドウは再送信のための引き続く試みにおいて2倍化される。2進
指数バックオフ手法は重い負荷における不安定につながることが知られているか
ら、ある要求に対する再送信の最大数はそうでなければ不定の(indefin
ite)バックオフを切りつめるために使用できる。
【0059】 大部分のコンテンションをベースとしたプロトコルは衝突を該衝突に関与する
ユーザの数に関するフィードバック情報を使用して解決しまたは解消する。もし
競合する送信の数が前記フィードバックから決定できれば、パケット送信時間ご
とに1パケットに任意的に近いチャネルスループットが原理的に達成できること
が知られているが、手におえないほどの複雑さを有する。単純化のために、通常
使用されるフィードバック情報は3進または3元的にゼロ、1またはそれ以上の
送信を示し、あるいは2進的にちょうど1つの送信またはそれ以外を示す。
【0060】 コンテンションをベースとしたプロトコルの例は「アロハ(ALOHA)」マ
ルチアクセスプロトコルとして知られている。連続的なまたはスロット化されな
い時間で動作する、その元のバージョンは「スロット化されないアロハ(アンス
ロッテドアロハ:Unslotted ALOHA)」と称される。離散的また
はスロット化された時間で動作する、他のバージョンは「スロット化されたアロ
ハ(Slotted ALOHA)」と称される。スロット化されないおよびス
ロット化されたアロハのふるまいおよび性能は広く研究されてきており、かつそ
れらの最大スロープットはそれぞれ1/(2e)および1/eであることがよく
知られている。
【0061】 HFCケーブルネットワークに適した1つの形式のMACプロトコルは予約シ
ステムを使用し、その場合共用チャネルによってデータを送信することを望む各
々のMACユーザは予約を行なうことを要求される。適応スケジューリングを備
えたコンテンションフリー・プロトコルにおいては、懸案の送信を有するユーザ
は送信資源を予約しなければならない。予約のためのプロトコルはそれ自体マル
チアクセスプロトコルである。
【0062】 共用媒体通信ネットワーク100においては、数多くのユーザは1次ステーシ
ョン102への送信のためにアップストリームチャネル107を共用する。しか
しながら、任意の時間において、これらのユーザのほんの一部が実際にビジーで
ある可能性がある。もし静的スケジューリング(static schedul
ing)を備えたコンテンションフリー・プロトコル(例えば、TDMA)が使
用されれば、アイドルのユーザに割り当てられる資源が浪費される。この効率の
悪さは特にシステムの負荷が軽い場合に耐えられないものである。コンテンショ
ンをベースとしたプロトコルは軽い負荷の下でも良好にふるまうが、過剰な衝突
のためオファードロードが高い場合は限られたスループットを有する。
【0063】 予約をベースとしたシステム(reservation−based sys
tem)のスループットは予約制御チャネルに割り当てられる利用可能な帯域幅
の割合またはパーセンテージによって制限される。予約チャネルに関する需要を
低減するための1つの手法は付加的な要求をピギーバック伝送(piggy−b
acking)する(すなわち、送信データに加えてある要求を含める)ために
データパケットにおける小さなフィールドを割り当てることである。
【0064】 定常状態の動作の間に、予約を行なうために待機するユーザの数は典型的には
少なく、特にピギーバックが許容されている場合には少ない。したがって、予約
プロトコルはコンテンションの解消を備えたコンテンションをベースとしたプロ
トコルであることが有利である。伝統的なコンテンションをベースとしたプロト
コルと異なり、ユーザは典型的にはデータパケットを争わず、その代わりデータ
パケットよりかなり小さな特別の予約パケットを争うことになる。
【0065】 コンテンションをベースとした予約を備えたマルチアクセスシステムにおいて
は、送信すべきデータを有するがまだ予約を行なっていない各々のMACユーザ
は1次ステーション102によって提供されるコンテンション機会(conte
ntion opportunities)を待機する。各々のコンテンション
機会は1次ステーションによって選択されたグループのMACユーザに提供され
、かつ該特定のグループにおけるMACユーザの各々が、該MACユーザが送る
べきデータを有していれば、ある特定の時間に予約のために争うことができるよ
うにする。
【0066】 各々のコンテンション機会(コンテンション・オポチュニティ)に続き、1次
ステーション102はMACユーザによるコンテンションを監視しかつ各々のコ
ンテンション機会に対するコンテンションの結果、特にMACユーザが争ってい
ないか、ちょうど1つのMACユーザが争ったか、あるいは1つより多くのMA
Cユーザが争ったか否か、を決定する。便宜上、前記コンテンションの結果はそ
れぞれ「アイドル(IDLE)」、「成功(SUCCESS)」および「衝突(
COLLISION)」と称される。1次ステーション102は次にフィードバ
ック情報をMACユーザに送り各々のコンテンション機会に対するコンテンショ
ンの結果を指示する。該フィードバック情報は各々のMACユーザが、とりわけ
、それ自身のコンテンションの試みが首尾よく行なわれたか否か、かつ従って帯
域幅の予約のその要求が受け入れられたか否かを決定できるようにする。
【0067】 単純なTDMAシステムに対する予約システムの利点は、コンテンションモー
ドにおいてもあるいは時分割モードにおいても、予約のために使用される要求パ
ケットが大部分のデータパケットよりもかなり小さいという事実から生じる。コ
ンテンションをベースとした予約システムにおいては、「アイドル」または「衝
突」結果によって浪費される帯域幅は実際のデータ送信のために使用される帯域
幅に比較してかなり小さい。要求パケットのサイズのデータパケットのサイズに
対する比率がv<<1であり(充分小さく)、かつ簡単な「スロット化されたア
ロハ」マルチアクセス機構がコンテンションをベースとした予約のために論理制
御チャネルにおいて使用されるものとする。その場合、そのようなシステムにお
いて達成可能な、時間ユニットあたりのデータパケットにおける最大スループッ
トSは次の式で与えられることが証明できる。
【数32】 S=1/(1+v/Sr)=1/(1+ve) この場合、Srは「スロット化されたアロハ」に対する最大スループットであ
り、これは1/eに等しい(バーテカス(Bertsekas)およびガレージ
ャ(Gallager)による、データネットワーク(Data Networ
ks)、セクション4.5、プレンティスホール、1987年を参照)。
【0068】 予約をベースとしたMACプロトコルは図9に示されるように、各々のMAC
ユーザに対し状態図によって高いレベルで表現できる。MACユーザは「不活動
(インアクティブ:INACTIVE)」状態でスタートし、かつそれが送信す
べきデータを持たないかあるいはそれが要求を送信する機会を待機している限り
においてそこに留まっている。MACユーザが送信すべきデータを受けた場合、
MACユーザは、ユニキャスト・ポーリング(unicast polling
)の場合のように、アップストリーム帯域幅を争うことが要求されなければ、要
求を送信するためにコンテンションフリー機会を受信したことに応じて活動(ア
クティブ:ACTIVE)状態に移る。そうでない場合は、MACユーザはコン
テンションのための送信機会における要求を受信しかつ送信するに応じて「コン
テンション(CONTENTION)」状態へと移る。「コンテンション」状態
においては、MACユーザはそれがそれ自身のための首尾よい予約を行なうこと
ができるまで、あるいはシステムのオーバロードのためその要求が拒絶されるま
で、チャネルへのアクセスを争う。この状態で首尾よい予約を行なったことに応
じて、MACユーザは「活動」状態へと遷移する。この場合、MACユーザはそ
のデータを送信する機会を受け、かつそれが送信すべきデータを有する限り「活
動」状態に留まっている。システムのオーバロードの間は、コンテンションの解
消(contention resolution)までの要求は所定の数の試
みの後にさらなる再送信の機会を否定され得る。これが生じると、MACユーザ
は「コンテンション」状態から「不活動」状態へと移動する。MACユーザが「
活動」状態にある間に新しいデータが到着すれば、MACユーザはそれが送信す
るデータにピギーバック要求(piggyback request)を含める
ことを許容されるようにすることができる。そのデータの全てを送信すると、M
ACユーザは「不活動」状態へと戻る。
【0069】 前記1次ステーション102によって提供される各々の要求送信機会に対して
、1次ステーションは(1)何らの送信も受信せず、MACユーザが予約要求を
送信しなかったことを示されるか、(2)予約要求を受信し、単一のMACユー
ザが予約要求を送信しかつそのMACユーザを識別したことを示されるか、ある
いは(3)衝突(collision)を受信し、1つより多くのMACユーザ
が予約要求を送信したことを示される。便宜上、前記3つのフィードバック状態
はそれぞれ「アイドル」、「成功」および「衝突」と称される。
【0070】 1次ステーション102はコンテンションをベースとした予約の結果に基づき
将来の要求送信機会およびデータ送信機会をスケジューリングまたは計画する。
もし首尾よい予約が行なわれれば(すなわち、もし前記コンテンションの結果が
「成功」であれば)、1次ステーション102は対応するエンドユーザのQoS
要求に基づきMACユーザに帯域幅を割り当て、それによってMACユーザがユ
ーザ情報コンテンションフリーを共用チャネルによって送信できるようにする。
これに対して、もし複数のMACユーザが応答すれば(すなわち、前記コンテン
ションの結果が「衝突」であれば)、1次ステーション102は付加的な要求送
信機会を提供することによって衝突を解消するうえでの助けとなるよう試みる。
【0071】 好ましい実施形態においては、MACプロトコルはマルチメディア・ケーブル
ネットワーク・システム(Multimedia Cable Network
System:MCNS)と通常称されるプロトコルを含み、これはMCNS
データオーバケーブル・サービスインタフェース仕様無線周波インタフェース仕
様SP−RFI−I02−971008暫定仕様(MCNS Data−Ove
r−Cable Service Interface Specificat
ions Radio Frequency Interface Speci
fication SP−RFI−I02−971008 Interim S
pecification)(以後、「MCNSプロトコル仕様」と称する)と
題する文献に規定されており、その内容は参照のため全体として本明細書に導入
される。このMCNSプロトコル仕様においては、1次ステーション102はケ
ーブルモデル終端システム(Cable Modem Termination
System:CMTS)と称され、かつ2次ステーション104はケーブル
モデム(Cable Modems:CMs)と称される。前記CMTSはパケ
ット処理、資源共用、およびMCNS MACおよび物理レイヤ機能の管理の責
務を有する。各々のCMはCMTSに対してスレイブとして動作する。ダウンス
トリームチャネル106によって前記CMTSによって送信されたMACプロト
コルデータユニット(Protocol Data Units:PDUs)は
ユニキャスト(unicast)を介して個々のCMに、あるいはマルチキャス
ト(multicast)または放送(broadcast)を介して選択され
たグループのCMsへと向けることができる(addressed)。アップス
トリームチャネルにおいては、MAC PDUは任意のCMによってCMTSへ
と送ることができる。MCNSは可変長のMAC PDUsをサポートする。
【0072】 前記MCNSプロトコル仕様はスロット化されたアップストリームチャネルを
利用し、従ってアップストリームチャネル107は引き続くタイムスロットへと
分割される。MACプロトコルは異なる種別の情報を伝達するために複数のスロ
ット形式をサポートする。各々のタイムスロットは1つのユニットの情報(例え
ば、データパケットまたは制御パケット)を伝送することができる。前記MCN
Sプロトコル仕様はさらにアップストリームチャネル107を引き続くフレーム
へと分割し、この場合各フレームはある数のまたは多数のスロットを含む。前記
CMTSはダウンストリームチャネル106によってMAPとして知られた帯域
幅割当て情報エレメントを含む制御メッセージを送信することにより1つのグル
ープのCMsに帯域幅を割り当てる。MAPはある与えられた送信フレーム内の
送信機会の割当てを規定する。帯域幅は、フレームごとに、ユーザデータに対す
るもののみならずコンテンションをベースとした予約要求(または、単に要求)
に対する送信機会に関して割り当てられる。コンテンション機会における首尾よ
い送信は将来のデータ送信機会の予約を生じる結果となる。
【0073】 より特定的には、前記アップストリームチャネル107はミニスロット(mi
ni−slots)の流れとしてモデル化され、規制された時間刻時(time
ticks)でTDMAに供する。ミニスロットを用いることはCMTSと全
てのCMsとの間の厳格なタイミング同期を意味する。したがって、CMTSは
これらのミニスロットを識別しかつ周期的に機会を整列できるようにして全ての
CMsがそれらの同期を維持できるようにするための時間基準を発生する責務を
有する。CMsによるミニスロットへのアクセスはCMTSによって制御される
。これを達成するため、CMTSはダウンストリームチャネルによって規定され
た将来の時間インターバルにおける各々のアップストリームのミニスロットの利
用を記述するMAP(マップ)を送信する。このメッセージは、ある意味では、
将来の時間インターバルにおいて各々のミニスロットをその利用へと「マッピン
グする(maps)」。もちろん、前記MAPはCMSが前記マッピングされた
ミニスロットにおいて送信するのに十分な時間を与えるためにそれが記述する有
効な時間インターバルよりも早くCMTSによって送られなければならない。
【0074】 前記MCNSプロトコル仕様においては、各々のフレームは個別のまたは離散
的なインターバルへと編成される。少なくとも3つの異なるインターバル形式が
規定される。要求インターバルはコンテンションモードにおいて要求(または、
小さなデータパケット)を送信するために割り当てられたある数のまたは多数の
ミニスロットを含む。維持インターバル(メンテナンスインターバル:main
tenance interval)はCMsの登録のために割り当てられたあ
る数のまたは数多くのミニスロットを含む。データ承認インターバルはデータパ
ケットを送信するために割り当てられたある数のまたは数多くのミニスロットを
含む。前記MAPはフレームにおいて異なるインターバルを規定する数多くのま
たはある数の情報エレメント(information elements:I
Es)を含む。
【0075】 図10は、本発明の好ましい実施形態に係わる例示的な1次ステーション10
2を示すブロック図である。この好ましい実施形態においては、1次ステーショ
ン102は共通のシャシー内に適合する個々のカード上に構成された数多くのま
たはある数の機能モジュールを含む。前記共有媒体通信ネットワーク100内で
通信を可能にするために、1次ステーション102は少なくとも最小数の組の機
能モジュールを必要とする。特に、該最小数の組の機能モジュールはアダプタモ
ジュール210、MACモジュール220、送信機モジュール240、および受
信機モジュール230を具備する。好ましい実施形態においては、前記最小数の
組の機能モジュールは1次ステーション102が単一のダウンストリームチャネ
ルおよび8つまでのアップストリームチャネルをサポートできるようにする。説
明の便宜上かつ簡単化のために、以下に説明する例示的な実施形態は単一のアッ
プストリームチャネル107に言及するが、当業者には複数のまたは多数のアッ
プストリームチャネルも同様にしてサポートできることが理解されるであろう。
【0076】 アダプタモジュール210は1次ステーション102と2次ステーション10
4との間でデータおよび制御メッセージの流れを制御する。アダプタモジュール
210はメモリ212に結合された制御論理218を含む。制御論理218は、
とりわけ、2次ステーション104から受信されたデータおよび制御(例えば、
要求)メッセージを処理するためのロジックまたは論理部、および2次ステーシ
ョン104に送信するためのデータおよび制御(例えば、MAP)メッセージを
発生するための論理部を含む。メモリ212は制御論理218によってのみ使用
される専用メモリ216、およびデータおよび制御メッセージを交換するために
制御論理218およびMAC論理224(後に説明する)によって共用される共
用メモリ214に分割される。
【0077】 制御論理218およびMAC論理224は共用メモリ214において3つのリ
ング構造(図示せず)を使用してデータおよび制御メッセージを交換する。2次
ステーション104から受信されたデータおよび制御(例えば、要求)メッセー
ジはMAC論理224によって共用メモリ224内の受信キュー(Receiv
e Queue)に格納される。制御論理218によって発生された制御(例え
ば、MAP)メッセージは制御論理218によって共用メモリ214内のMAC
送信キューに格納される。2次ステーション104への送信のためのデータメッ
セージは制御論理218によって共用メモリ214のデータ送信キューに格納さ
れる。制御論理218は前記受信キューを監視してデータおよび制御(例えば、
要求)メッセージを得る。MAC論理224はMAC送信キューを監視して制御
(例えば、MAP)メッセージを得、かつデータ送信キューを監視してデータメ
ッセージを得る。
【0078】 MACモジュール220は1次ステーション102内でMAC機能を実施しま
たは構成する。MACモジュール220はインタフェース250によって共用メ
モリ214にかつローカルメモリ222に結合されたMAC論理部224を含む
。MAC論理部224は前記共用メモリ214におけるデータ送信キューおよび
MAC送信キューを監視する。MAC論理部224はインタフェース253によ
ってキューイングされたデータおよび制御(例えば、MAP)メッセージを送信
機モジュール240のエンコーダ/変調器241に送る。MAC論理部224は
またインタフェース255によって受信機モジュール230から受信されたデー
タおよび制御(例えば、要求)メッセージを処理する。MAC論理部224は受
け入れたデータおよび制御メッセージをインタフェース250によって共用メモ
リ214の受信キューに格納する。
【0079】 送信機モジュール240は2次ステーション104にデータおよび制御(例え
ば、MAP)メッセージを送信するためにダウンストリームチャネル106への
インタフェースを提供する。送信機モジュール240はダウンストリームチャネ
ル106およびエンコーダ/変調器241に動作可能に結合された送信機フロン
トエンド242を含む。エンコーダ/変調器241はインタフェース253によ
って前記MAC論理部224から受信されたデータおよび制御(例えば、MAP
)メッセージを処理するための論理部を含む。より詳細には、エンコーダ/変調
器241は所定の1組の符号化パラメータに従ってデータおよび制御(例えば、
MAP)メッセージを符号化するためのエンコーディングまたは符号化論理、お
よび所定の変調モードに従って前記符号化されたデータおよび制御(例えば、M
AP)メッセージを変調するための変調論理を含む。前記送信機フロントエンド
242はエンコーダ/変調器241からの変調された信号をダウンストリームチ
ャネル106へと送信するための論理を含む。より詳細には、送信機フロントエ
ンド242はダウンストリームチャネル106の中心周波数への同調のためのチ
ューニング論理、および前記送信された変調信号をろ波するためのろ波論理を含
む。エンコーダ/変調器241および送信機フロントエンド242は調整可能な
パラメータを含み、これらは送信機フロントエンド242のためのダウンストリ
ームチャネル中心周波数、およびエンコーダ/変調器241のための変調モード
、変調シンボルレート、および符号化パラメータを含む。
【0080】 受信機モジュール230は、とりわけ、2次ステーション104からデータお
よび制御(例えば、要求)メッセージを受信するためにアップストリームチャネ
ル107へのインタフェースを提供する。受信機モジュール230はアップスト
リームチャネル107にかつ復調器/デコーダ231に動作可能に結合された受
信機フロントエンド232を含む。受信機フロントエンド232はアップストリ
ームチャネル107から変調された信号を受けるための論理を含む。より詳細に
は、受信機フロントエンド232はアップストリームチャネル107の中心周波
数に同調するためのチューニング論理、および前記受信された変調信号をろ波す
るためのろ波論理を含む。前記復調器/デコーダ231は受信機フロントエンド
232から受信されたろ波された変調信号を処理するための論理を含む。より詳
細には、前記復調器/デコーダ231は所定の変調モードに従って前記変調信号
を復調するための復調論理、および2次ステーション104からのデータおよび
制御(例えば、要求)メッセージを復元するために所定の1組のデコードパラメ
ータに従って前記復調された信号をデコードするためのデコード論理を含む。前
記受信機フロントエンド232および復調器/デコーダ231の双方は調整可能
なパラメータを含み、これらは受信機フロントエンド232のためのアップスト
リームチャネル中心周波数、および復調器/デコーダ231のための変調シンボ
ルレート、変調プリアンブルシーケンス、およびデコード用パラメータを含む。
【0081】 好ましい実施形態においては、1次ステーション102は受信機モジュール2
30および送信機モジュール240の双方に関する調整可能なパラメータが構成
される構成インタフェース(configuration interface
)254を含む。前記構成インタフェース254はMAC論理224を復調器/
デコーダ231、受信機フロントエンド232、エンコーダ/変調器241、お
よび送信機フロントエンド242へと動作可能に結合する。前記構成インタフェ
ース254は好ましくは技術的に知られた直列周辺インタフェース(Seria
l Peripheral Interface:SPI)バスである。
【0082】 図11は、本発明の好ましい実施形態に係わる例示的な2次ステーション10
4を示すブロック図である。2次ステーション104はエンドユーザ110とイ
ンタフェースするためのユーザインタフェース310を含む。エンドユーザ11
0によって送信されたデータはユーザインタフェース310によって受信されか
つメモリ308に格納される。2次ステーション104はまたメモリ308に結
合された制御メッセージプロセッサ304を含む。該制御メッセージプロセッサ
304はエンドユーザ110のために前記MACプロトコルにおけるMACユー
ザとして関与する。特に、制御メッセージプロセッサ304は送信機302によ
って1次ステーション102に対しデータおよび制御(例えば、要求)メッセー
ジを送信し、前記送信機302はアップストリームチャネル107によってデー
タおよび制御(例えば、要求)メッセージを送信するよう動作可能に結合されて
いる。制御メッセージプロセッサ304はまた受信機306によって1次ステー
ション102から受信されたデータおよび制御(例えば、MAP)メッセージを
処理し、前記受信機306はダウンストリームチャネル106によってデータお
よび制御(例えば、MAP)を受信するよう動作可能に結合されている。
【0083】 前記MCNS MACプロトコルにおける性能に影響を与える重要な考慮事項
は各々のフレームにおける要求インターバルに割り当てられたミニスロットの数
である。フレームTごとのスロットの数が実質的に一定であると仮定すると、
要求インターバルに割り当てられるミニスロットの数は他のインターバル、特に
データインターバル、に割り当てられるミニスロットの数に影響を与える。要求
インターバルに割り当てられる多数のミニスロットは衝突の可能性を低減するが
、データを送信するために割り当てられるミニスロットの数も低減しかつ従って
、システムのデータスループットを低減する。さらに、要求インターバルに割り
当てられる少数のミニスロットは衝突の可能性を増大することがありかつ従って
、首尾よい要求が前記CMTSに到達することを防止することによってシステム
のデータスループットを低減する可能性がある。好ましくは、要求インターバル
におけるスロットの数は「成功」結果の可能性を最大にするよう選択される。も
しオファードロードが高ければ、これは典型的には要求インターバルのスロット
の数を増大することを意味し、かつもしオファードロードが低ければ要求インタ
ーバルにおけるスロットの数を低減する。したがって、オファードロードは要求
インターバルごとのスロットの数を選択する上でのキーとなるまたは重要な考慮
事項である。
【0084】 前記MCNS MACプロトコルにおける性能に影響を与える他の重要な考慮
事項は使用されるコンテンションアクセスの形式または種別である。前記MCN
Sプロトコル仕様によれば、少なくとも2つの形式のコンテンションアクセスが
サポートされる。第1の形式のコンテンションアクセスにおいては、2次ステー
ション104は要求インターバルの間に要求メッセージを送信することのみが許
容される。第2の形式のコンテンションアクセスにおいては、2次ステーション
104は要求インターバルの間に要求メッセージまたは小さなデータメッセージ
を送信することを許容される。第2の形式のコンテンションアクセスは少しの衝
突しかない場合に性能を改善することができるが、数多くの衝突がある場合には
性能を低下させることがある。したがって、第2の形式のコンテンションアクセ
スは実際のオファードロードが低い場合にのみ利用され、第1の形式のコンテン
ションアクセスは実際のオファードロードが高い場合に使用されることになるで
あろう。したがって、オファードロードは前記MCNS MACプロトコルにお
けるコンテンションアクセスの形式を選択する上での重要な考慮事項である。
【0085】 前記MCNS MACプロトコルにおいては、オファードロードは先験的に(
a priori)知られていない。したがって、オファードロードはサンプル
ウィンドウ技術あるいはここに説明された単一フレーム技術を使用して、典型的
にはそのMAP発生論理の要素として、制御論理218によって、推定または評
価されなければならない。
【0086】 A.サンプルウィンドウ技術の応用 数式30からのエスティメイタ関数g′は複数のまたは数多くの変数を使用し
て得られた。これらはサンプルウィンドウサイズを表わす変数n、サンプルウィ
ンドウにおける重み付けされたフレームの数を表わす変数x、および重み係数α
を得るために数式24において使用されるパーセンテージ変数(percent
age variable)を表わす変数Xを含む。
【0087】 本発明の好ましい実施形態によれば、前記変数nは16フレームに等しい。前
記変数nはサンプルウィンドウにおける要求送信機会の統計的に有意の数がある
ように十分大きく、しかしながらサンプルウィンドウにわたりオファードロード
が大きく変わるほど大きくない。数式21を参照すると、あるサンプルウィンド
ウにおける各フレームに対する瞬時的なオファードロードgは該サンプルウィ
ンドウにわたり大きく変化せず、かつ従って、該瞬時的オファードロードg
各々のサンプルウィンドウのフレームiに対して同じであるオファードロードg
によって近似できることが発見的に受け入れられた(すなわち、g=g=…
=g=g)。前記MCNS MACプロトコルのシミュレーションは1つのフ
レームは持続期間において滅多に5ミリセカンドを超えず、かつ100ミリセカ
ンドの時間インターバルの間のオファードロードの変動は典型的にはその元の値
の10パーセントより小さいことを示している。したがって、前記瞬時的オファ
ードロードはサンプルウィンドウのサイズnがほぼ20フレームより小さければ
、gによって近似できる。
【0088】 本発明の好ましい実施形態によれば、前記変数xは3に等しく、かつ前記変数
Xは0.4に等しく、従ってαは3に等しい。これらのパラメータ値の選択は重
み付けを備えたスライディングウィンドウ手法がなぜ使用されるかを理解するこ
とにより明らかになるであろう。
【0089】 第1の可能性は各々のサンプルウィンドウの終わりに前記推定オファードロー
ドを更新することであったことを思い出すべきである。この手法は非常に不正確
であり、かつ実際のオファードロードのまわりにおける前記推定されたオファー
ドロードの発振または振動につながり得る。その理由を理解するため、あるサン
プルウィンドウjの終わりにおいて、オファードロードが少なく見積もられたと
仮定する。推定されたオファードロードは次のサンプルウィンドウ(j+1)に
おける各フレームに対する要求インターバルのサイズを選択するために使用され
るから、前記CMTSは次のサンプルウィンドウ(j+1)における各々のフレ
ームに対する要求インターバルのサイズをそれが実際あるべき値よりも小さな値
にセットするであろう。これはサンプルウィンドウ(j+1)のフレーム1にお
ける衝突につながる。これらの衝突した要求がサンプルウィンドウ(j+1)の
フレーム2において再送信されるから、衝突の確率はさらにフレーム2において
増大される。このプロセスはサンプルウィンドウ(j+1)の終わりまで続き、
最終的に該ウィンドウの終わりにおいて極めて高い確率の衝突につながり、かつ
従って非常に少ない数の「アイドル」の結果を生じることになる。その結果、推
定オファードロードは大きく増大し、オファードロードの過大見積り(over
−estimation)につながる。同様に、この過大見積りはサンプルウィ
ンドウ(j+2)における要求インターバルのサイズをそれらがあるべきものよ
り大きく生じさせ、サンプルウィンドウ(j+2)の終わりにおいて多数の「ア
イドル」結果を生じることになる。その結果はオファードロードの過小評価また
は過小見積り(under−estimation)であり、前記サイクルを反
復させかつ従って推定オファードロードが実際のオファードロードのまわりでふ
らつくようにさせる。
【0090】 また、第2の可能性はスライディングサンプルウィンドウを使用しかつ重み付
けを使用することなく各々のフレームの終わりにおいて推定オファードロードを
更新することであることを思い出すべきである。シミュレーション結果はこの手
法が各々のサンプルウィンドウの終わりにおいて推定オファードロードを更新す
るよりもかなり良好であることを示しているが、この手法はまた実際のオファー
ドロードのまわりでふらつく傾向があり得る。その理由を理解するため、あるフ
レームkの終わりにおいて、オファードロードが少なく見積もられたと仮定する
。したがって、次のフレーム(k+1)における要求インターバルはそれがある
べき値より小さくなり、フレーム(k+1)において「衝突」結果を生じる確率
がより高くなる。しかしながら、推定オファードロードは16フレームのウィン
ドウにわたり決定されるから、フレーム(k+1)における「衝突」結果の増大
した確率は推定オファードロードに対して少しの影響しか与えず、従って推定オ
ファードロードは少し増大する傾向にあるが過小評価された状態に留まっている
。この過小評価はフレーム(k+2)および引き続くフレームにおいてより多く
の衝突を引き起こすことになり、それは実際のオファードロードは増大した数の
再送信のため推定オファードロードよりも急速に増大するからである。いくつか
のフレームの後に、サンプルウィンドウは多数の「衝突」結果を有するこれらの
フレームをますます多く含み始め、オファードロードの過大見積もりにつながる
。いったん推定オファードロードが過大見積もりされると、要求インターバルの
サイズはそれらがあるべきものより大きくセットされることになり、多くの「ア
イドル」結果を生じることになる。前と同様に、推定オファードロードは16フ
レームのウィンドウにわたり決定されるから、引き続くフレームにおける「アイ
ドル」結果の数が増大することは推定オファードロードに対して少しの影響しか
与えず、従って前記推定オファードロードはやや低減する傾向にあるが過大見積
もりされた状態に留まっている。いくつかのフレームの後に、サンプルウィンド
ウは多数の「アイドル」結果を有するこれらのフレームをますます多く含み始め
、オファードロードの過小評価につながり、前記サイクルを反復させかつ従って
推定オファードロードを実際のオファードロードのまわりで変動させる。
【0091】 これらの例は実際のオファードロードにおける変化に対する応答があまりにも
低速である場合に実際のオファードロードに関してふらつきまたは変動が起こり
得ることを示している。前記サンプルウィンドウ手法を参照すると、もし該サン
プルウィンドウが小さければ低速応答の問題は存在しないであろう。しかしなが
ら、サンプルウィンドウのサイズを低減することはまた同じウィンドウにおける
要求送信機会の数を低減し、これは推定または見積もりの精度を低下させる。し
たがって、サンプルウィンドウは比較的大きくしておかなければならないが、推
定オファードロードは迅速に適応しなければならない。
【0092】 もちろん解決方法は最も最近のフレームを強調する重み係数を加えかつさらに
多数のフレームを考慮することである。上で述べたように、xの最も最近のフレ
ームは重み係数αを与えられ、一方より古い(n−x)のフレームは任意的に1
にセットされるデータの重み係数を与えられる。該重み係数は高速の応答および
正確な推定オファードロードを得るために適切に選択されなければならない。も
しα/βの比率があまりにも小さいか、あるいはもしxが大きすぎる場合は、最
も最近のフレームに対し十分な重みが与えられず、かつ従って推定オファードロ
ードはあまりにも低速で適応することになる。これに対し、もし前記比率α/β
が大きすぎれば、あまりにも大きな重みが最も最近のフレームに与えられ、かつ
従って推定オファードロードは不正確になるであろう。
【0093】 シミュレーションの結果はxが3に等しくかつXが0.4に等しく、従ってα
が3に等しい場合に良好な性能が得られることを示している。xのこの選択は前
記MCNS MACプロトコルの予期される動作と適合する。前記開始パックオ
フウィンドウのサイズがM/Rを超えずかつ終了パックオフウィンドウのサイ
ズが2xM/Rを超えないから、フレーム(n−2)における衝突からの任意
の再送信はフレーム(n−1)およびnにおいて全て、高い確率で、示すことに
なろう。同じ理由で、(n−2)の前のフレームにおける衝突の影響はフレーム
nにおいて最小または極小(minimal)になる。したがって、フレーム(
n−2),(n−1)およびnはフレーム(n+1)に対する実際のオファード
ロードを最も表わしており、かつ従って前のフレームよりも重く重み付けされる
【0094】 B.単一フレーム技術の応用 本発明の好ましい実施形態によれば、前記制御論理218は、それぞれ、I ,SおよびCと称される、要求インターバルkの間の「アイドル」、「成功
」および「衝突」結果の数を決定する。要求インターバルkの間の「アイドル」
、「成功」および「衝突」結果の数に基づき、制御論理218は前記結果が「信
頼される」あるいは「信頼されない」ポイントを表わすか否かを決定する。特に
、前記結果はもしS>SであるかもしC>CでありかつI<Iであ
れば「信頼されない」ポイントを表わすとみなされかつ無視される(ここで、S =0.4×M/R,I=0.4×M/RおよびC=0.3×M/Rで
ある)。そうでない場合は、前記結果は「信頼される」ポイントを表わすとみな
されかつ推定オファードロードを更新するために使用される。
【0095】 ここで説明された全ての論理部は個別部品、集積回路、フィールドプログラマ
ブルゲートアレイ(FPGA)またはマイクロプロセッサのようなプログラム可
能な論理装置と組合わせて使用されるプログラム可能な論理部、またはそれらの
任意の組合わせを含む任意の他の装置を使用して実施できる。プログラム可能な
論理部またはロジックはリードオンリメモリチップ、コンピュータメモリ、ディ
スク、または他の記憶媒体のような有形の(tangible)媒体に一時的に
または永久的に固定することができる。プログラム可能な論理部はまた搬送波(
carrier wave)に構成されたコンピュータ用データ信号に固定して
、前記プログラム可能な論理部がコンピュータ用バスまたは通信ネットワークの
ようなインタフェースによって伝送できるようにすることができる。全てのその
ような実施形態は本発明の範囲内に入るものと考える。
【0096】 本発明はその本質または本質的な特性から離れることなく他の特定の形式で実
施できる。説明された実施形態は全ての点において例示的なものであり制限的な
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態に係わる共用チャネルを示す時間線図であり、該共
用チャネルはコンテンションアクセスを提供するための要求インターバルを含む
引き続くフレームへと分割されている。
【図2】 本発明の好ましい実施形態に係わる可能なコンテンション結果の組または集合
を表わす平面領域ABCを示す3次元グラフである。
【図3】 本発明の好ましい実施形態に係わる平面領域ABC内の予期される結果の軌跡
を示す3次元グラフ(a)、および本発明の好ましい実施形態に係わる平面領域
ABC内の予期される結果の軌跡を示す2次元グラフ(b)である。
【図4】 本発明の好ましい実施形態に係わる予期される結果の軌跡からのポイントの距
離に基づき3つの領域に分割された平面領域ABCを示す2次元グラフである。
【図5】 本発明の好ましい実施形態に係わる3つの面S,IおよびCで交差する
平面領域ABCを示す3次元グラフである。
【図6】 本発明の一実施形態に係わる平面領域ABC内の「成功」結果の最大の可能性
のポイントにおいて交差する3つの面S,IおよびCを示す2次元グラフ
である。
【図7】 本発明の好ましい実施形態に係わる3つの面S,IおよびCを示す2次
元グラフである。
【図8】 本発明の好ましい実施形態に係わる共用媒体通信ネットワークを示すブロック
図である。
【図9】 本発明の好ましい実施形態に係わるMACユーザのための3つの可能な状態を
示す状態図である。
【図10】 本発明の好ましい実施形態に係わる1次ステーションを示すブロック図である
【図11】 本発明の好ましい実施形態に係わる2次ステーションを示すブロック図である
る。
【符号の説明】
100 共用媒体通信ネットワーク 110,…,110 エンドユーザ 108 遠隔外部ネットワーク 102 1次ステーション 104,…,104 2次ステーション 106 ダウンストリームチャネル 107 アップストリームチャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 リー・ホウェイ・チョウ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02141 ケンブリッジ マイケル・ウェイ 16 Fターム(参考) 5K032 AA01 CA08 CC05 DA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークにおいて要求インターバルのサイズを選択
    する方法であって、 少なくとも1組のコンテンション結果に基づき前記ネットワークにおけるオフ
    ァードロードを推定する段階、そして 前記推定されたオファードロードに基づき前記要求インターバルのサイズを選
    択する段階、 を具備することを特徴とする通信ネットワークにおける要求インターバルのサ
    イズを選択する方法。
JP2000551325A 1998-05-28 1999-05-27 オファードロードの推定および通信ネットワークにおいて使用するための応用 Pending JP2002517110A (ja)

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US8574998A 1998-05-28 1998-05-28
US09/085,749 1998-05-28
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