JP2002517022A - 改善された音声エンコーダを備える伝送システム - Google Patents

改善された音声エンコーダを備える伝送システム

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JP2002517022A
JP2002517022A JP2000551383A JP2000551383A JP2002517022A JP 2002517022 A JP2002517022 A JP 2002517022A JP 2000551383 A JP2000551383 A JP 2000551383A JP 2000551383 A JP2000551383 A JP 2000551383A JP 2002517022 A JP2002517022 A JP 2002517022A
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ロバート ジェイ スライター
ラケシュ タオリ
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Abstract

(57)【要約】 音声伝送システムにおいて、入力音声信号が、該入力音声信号をコード化する音声エンコーダ(12,36)に供給される。コード化された音声信号は、通信チャンネル(10)を介して音声デコーダ(30,48)に送信される。背景雑音が存する中での伝送システムの性能を改善するために、音声エンコーダ(12,36)及び/又は音声デコーダ(30,48)に背景雑音依存性処理手段を導入することを提案する。本発明の第1実施例においては、音声エンコーダ(12,36)内の知覚重み付けフィルタ(124)のパラメータが、ハイパスフィルタ(82)により処理される音声信号から線形予測係数(a^)を計算することにより導出される。本発明の第2実施例においては、雑音レベルが閾値を越える場合音声デコーダ(30,48)内の適応型後置フィルタ(152)がバイパスされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、入力音声信号からコード化音声信号を導出する音声エンコーダを有
する伝送システムであって、送信装置が前記コード化音声信号を受信装置に送信
する送信手段を有し、前記受信装置が前記コード化音声信号をデコードする音声
デコーダを有する伝送システムに関する。
【0002】
【背景技術】
斯様な伝送システムは、音声信号が、限定された伝送容量を持つ伝送媒体を通
じて送信されなければならない、又は限定された記憶容量を持つ記憶媒体に記憶
されなければならないアプリケーションで用いられる。斯様なアプリケーション
の例は、インターネットを通じた音声信号の伝送、移動体電話から基地局への又
はその逆の音声信号の伝送、並びにCD−ROM、固体メモリ又はハードディス
クドライブへの音声信号の記憶である。
【0003】 音声エンコーダにおいて、音声信号は、フレームとしても知られる音声サンプ
ルのブロックのための複数の分析係数を決定する分析手段により分析される。こ
れら分析係数の一群は、音声信号の短時間スペクトルを表す。分析係数の他の例
は、音声信号のピッチを表す係数である。分析係数は、伝送媒体を介して受信機
に送信される。受信機では、これら分析係数が、合成フィルタのための係数とし
て用いられる。
【0004】 分析パラメータに加え、前記音声エンコーダはまた、音声サンプルのフレーム
毎にある数(例えば4)の励起系列(excitation sequence)を決定する。斯様な
励起系列によりカバーされる時間間隔は、サブフレームと呼ばれる。音声エンコ
ーダは、上述の分析係数を用いて前記合成フィルタが前記励起系列でもって励起
される際に最良の音声品質に至るような励起信号を見出すように構成される。
【0005】 前記励起系列表現は、伝送チャネルを介して受信機に送信される。受信機にお
いて、励起系列は、受信信号から復元され、合成フィルタの入力端に供給される
。合成フィルタの出力端において、合成音声信号が利用可能となる。
【0006】 音声エンコーダの入力信号がかなりの量の背景雑音を有する場合、斯様な伝送
システムの音声品質をかなり低下させる、と言うことを実験が示した。
【0007】
【発明の開示】
本発明の目的は、音声エンコーダの入力信号がかなりの量の背景雑音を有する
場合の音声品質を改善する冒頭による伝送システムを提供することにある。
【0008】 この課題を解決するため、本発明による伝送システムは、前記音声エンコーダ
及び/又は前記音声デコーダが、前記音声信号の背景雑音特性を決定する背景雑
音決定手段、少なくとも一つの背景雑音依存性構成要素、及び前記背景雑音特性
に依存して前記背景雑音依存性構成要素の少なくとも一つの特性を変更する適応
手段を有することを特徴とする。
【0009】 背景雑音依存性構成要素を用いることにより音声エンコーダ及び/又は音声デ
コーダで背景雑音依存性処理を実行する場合に音声品質を高めることが可能であ
ることを実験が示した。背景雑音特性は、例えば、背景雑音のレベルとすること
ができるが、背景雑音信号の他の特性を用いることもあり得る。背景雑音依存性
構成要素は、例えば、励起信号を生成するために用いられるコードブック、若し
くは音声エンコーダ又はデコーダ内で用いられるフィルタとすることができる。
【0010】 本発明の第1実施例は、前記音声エンコーダが、前記入力音声信号と合成音声
信号との間の知覚的に重み付けされたエラーを表す知覚的に重み付けされたエラ
ー信号を導出する知覚重み付けフィルタを有し、前記背景雑音依存性構成要素が
、前記知覚重み付けフィルタを有することを特徴とする。
【0011】 音声エンコーダにおいては、コード化音声信号に基づいて入力音声信号と合成
音声信号との間の知覚的差異を表す知覚的に重み付けされたエラー信号を得るた
めの知覚重み付けフィルタを用いることが良くある。知覚重み付けフィルタの特
性を背景雑音特性に依存させる結果、再構築された音声の品質の改善に至ること
を実験が示した。
【0012】 本発明の他の実施例は、前記音声エンコーダは、前記入力音声信号から分析パ
ラメータを導出する分析手段を有し、前記知覚重み付けフィルタの特性が該分析
パラメータから導出され、前記適応手段が、前記音声信号にハイパスフィルタリ
ングオペレーションを施したことを表す変形された分析パラメータを前記知覚重
み付けフィルタに供給するように構成されることを特徴とする伝送システム。
【0013】 知覚重み付けフィルタで用いられるべき幾つかの分析パラメータがハイパスフ
ィルタされた入力信号を表す場合最良の結果が得られることを実験が示した。こ
れらの分析パラメータは、ハイパスフィルタされた入力信号に対し分析を実行す
ることにより得ることができるが、変形された分析パラメータを、分析パラメー
タに対し変換を実行することにより得る、と言うことも可能である。
【0014】 本発明の他の実施例は、前記音声デコーダが、前記コード化された音声信号か
ら合成音声信号を導出する合成フィルタ及び前記合成フィルタからの出力信号を
処理する後処理手段を有し、前記背景雑音依存性構成要素が前記後処理手段を有
することを特徴とする。
【0015】 音声コーディングシステムにおいては、しばしば、例えば後置フィルタを有す
る後処理手段が音声品質を高めるために用いられる。後置フィルタを有する斯様
な後処理手段は、スペクトル内の谷に関するフォルマント(formants)を強調する
。低背景雑音状況下においては、上記後処理手段を用いる結果、改善された音声
品質に至る。しかしながら、かなりの量の背景雑音が存する場合後処理手段が音
声品質を低下させることを実験が示した。後処理手段の1以上の特性を背景雑音
の特性に依存させることにより、音声品質を改善することができる。斯様な特性
の一例は、後処理手段の伝達関数である。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明を添付図面を参照して説明する。
【0017】 図1による伝送システムは3つの重要な構成要素を有し、これらはTRAU(
トランスコーダ及びレートアダプタユニット)2、BTS(基地送受信局)4及
び移動局6である。TRAU2は、Aビス(A-bis)インターフェース8を介し
てBTS4に結合されている。該BTS4は、大気インターフェース10を介し
て移動ユニット6に結合されている。
【0018】 ここでは移動ユニット6に送信されるべき音声信号である主信号は、音声エン
コーダ12に供給される。ソースシンボルとも呼ばれるコード化された音声信号
を伝送する該音声エンコーダ12の第1出力端は、上記Aビスインターフェース
8を介してチャンネルエンコーダ14に結合されている。背景雑音レベル指示子
を伝送する音声エンコーダ12の第2出力端は、システムコントローラ16
の入力端に結合されている。ここではダウンリンクレート割当信号Rであるよ
うなコード化特性を伝送する該システムコントローラ16の第1出力端は、音声
エンコーダ12に結合されると共に、前記Aビスインターフェースを介して、チ
ャンネルエンコーダ14内のコード化特性設定手段25と、ここではブロックコ
ーダ18である他のチャンネルエンコーダとに結合されている。アップリンクレ
ート割当信号Rを伝送するシステムコントローラ16の第2出力端は、チャン
ネルエンコーダ14の第2入力端に結合されている。2ビットのレート割当信号
は、2つの連続するフレームにわたり1ビットづつ伝送される。レート割当
信号R及びRは、ダウンリンク及びアップリンク伝送系をR及びRによ
り表されるコード化特性で各々動作させるためのリクエストを構成する。
【0019】 移動局6に伝送されるRの値は、レート割当信号Rにより表される所定の
系列のコード化特性をブロックエンコーダ18、チャンネルエンコーダ14及び
音声エンコーダ12に押し付けるコード化特性系列化手段13により覆すことが
できることが分かる。この所定の系列は、伝送フレームに追加スペースを要する
ことなく、移動局6に追加情報を伝送するために使用することができる。2以上
の所定の系列のコード化特性を使用することが可能である。これら所定の系列の
コード化特性の各系列は、別々の補助信号値に対応する。
【0020】 システムコントローラ16はAビスインターフェースからアップリンク及びダ
ウンリンクに関する大気インターフェース10(無線チャンネル)の品質を示す
品質尺度Q及びQ’を受信する。品質尺度Qは複数の閾レベルと比較され
、この比較の結果はシステムコントローラ16により、アップリンクの音声エン
コーダ36とチャンネルエンコーダ38との間の利用可能なチャンネル容量を分
割するために使用される。信号Q’はローパスフィルタ22によりフィルタさ
れ、続いて複数の閾値と比較される。該比較の結果は、音声エンコーダ12とチ
ャンネルエンコーダ14との間の利用可能なチャンネル容量を分割するために使
用される。アップリンク及びダウンリンクに関しては、音声エンコーダ12とチ
ャンネルエンコーダ14との間のチャンネル容量の4つの異なる分割の組合せが
可能である。これらの可能性が下表に示される。
【表1】 表1から、音声エンコーダ12に割り当てられるビットレート及び前記チャン
ネルエンコーダのレートはチャンネル品質に伴い増加することが分かる。これは
、より良好なチャンネル条件においては、上記チャンネルエンコーダは低いビッ
トレートを用いて所要の伝送品質(フレームエラー率)を得ることができる故に
可能となる。上記チャンネルエンコーダの大きなレートにより節約されたビット
レートは、より良好な音声品質を得るために、該ビットレートを音声エンコーダ
12に割り当てることにより利用される。ここでは、前記コード化特性がチャン
ネルエンコーダ14のレートであることが分かる。コード化特性設定手段25は
、チャンネルエンコーダ14のレートを、システムコントローラ16により供給
されるコード化特性に従って設定するよう構成されている。
【0021】 悪いチャンネル条件の下では、上記チャンネルエンコーダは、所要の伝送品質
を得るために、より低いレートを有する必要がある。該チャンネルエンコーダは
、8ビットのCRCが付加される音声エンコーダ12の出力ビットをコード化す
るような可変レートのたたみ込みエンコーダであろう。該可変レートは、異なる
基本レートを有する異なるたたみ込みコードを用いることにより、又は一定の基
本レートのたたみ込みコードのパンクチャ処理(puncturing)を用いることによ
り得ることができる。好ましくは、これらの方法の組合せが使用される。
【0022】 下に示す表2には、表1に示したたたみ込みコードの特性が示されている。こ
れらの全てのたたみ込みコードは5に等しい値νを有している。
【表2】 表2において、値Gは生成多項式を表している。生成多項式G(n)は:
【数1】 により定義される。式(A)において、丸で囲む十字記号はモジュロ2加算であ
る。また、iは系列g,g,…gν−1,gνの8進表記である。
【0023】 異なるコードの各々に関して、当該コードに使用される生成多項式が、対応す
るセル内の数により示されている。該対応するセル内の数は、ソースシンボルの
うちのどれに関して対応する生成多項式が考慮されているかを示す。更に、上記
数は、上記多項式を使用することにより導出されるコード化されたシンボルのソ
ースシンボルの系列における位置を示す。各桁は、指示された生成多項式を用い
て導出されたチャンネルシンボルの、チャンネルシンボルの系列における位置を
示す。レート1/2コードに関しては、生成多項式57及び65が使用される。各
ソースシンボルに関しては、先ず多項式65により計算されたチャンネルシンボ
ルが送信され、次いで生成多項式57によるチャンネルシンボルが送信される。
同様の方法により、レート1/4コードに対するチャンネルシンボルを決定するた
めに使用されるべき多項式は、表2から決定することができる。その他のコード
は、パンクチャ処理されたたたみ込みコードである。該表において桁が0に等し
い場合は、対応する生成多項式が上記特別のソースシンボルに対しては使用され
ないことを意味する。表2から、生成多項式の幾つかはソースシンボルの各々に
対しては使用されないことが分かる。該テーブルにおける数の系列は、1、3、
5又は6より長い入力シンボルの系列に対して各々周期的に継続されることが分
かる。
【0024】 表1が全レートチャンネル及び半レートチャンネルに関して音声エンコーダ1
2のビットレート及びチャンネルエンコーダ14のレートの値を示すことが分か
る。どのチャンネルが使用されるかについての判断はシステム操作者によりなさ
れ、別の制御チャンネル上で伝送することが可能な帯域外制御信号によりTRA
U2、BTS4及び移動局6に通知される。チャンネルエンコーダ14にも、信
号Rが供給される。
【0025】 ブロックコーダ18は、選択されたレートRdを移動局6へ送信すべくコード
化するために存在する。このレートRdは、2つの理由により別のエンコーダに
おいてコード化される。第1の理由は、上記移動局におけるチャンネルデコーダ
28に対し、新たなレートRdによりコード化されたデータが該チャンネルデコ
ーダ28に到達する前に、該新たなレートを通知するのが望ましいということで
ある。第2の理由は、値Rdが、チャンネルエンコーダ14を用いて可能である
よりも、伝送エラーに対して一層良好に保護されるのが望ましいということであ
る。コード化されたRdのエラー訂正特性を、より一層向上させるために、コー
ドワードは別々のフレームで送信される2つの部分に分割される。コードワード
の斯様な分割は、より長いコードワードが選択されるのを可能にし、結果として
エラー訂正能力が更に改善される。
【0026】 全レートチャンネルが使用される場合、ブロックコーダ18は2ビットにより
表されるコード化特性Rdを、16ビットのコードワードを持つブロックコード
によりコード化されるコード化されたコード化特性にコード化する。半レートチ
ャンネルが使用される場合は、8ビットのコードワードを持つブロックコードが
、上記コード化特性をコード化するために使用される。使用されるコードワード
は下記の表3及び表4に示される。
【表3】
【表4】 表3及び表4から、全レートチャンネル用に使用されるコードワードは、半レ
ートチャンネルに使用されるコードワードを繰り返すことにより得られ、結果と
してエラー訂正特性が改善されることが分かる。半レートチャンネルでは、シン
ボルCないしCが最初のフレームで送信され、ビットCないしCは後続
のフレームで送信される。全レートチャンネルにおいては、シンボルCないし
が最初のフレームにおいて送信され、ビットCないしC15は後続のフレ
ームで送信される。
【0027】 チャンネルエンコーダ14及びブロックエンコーダ18の出力は、大気インタ
ーフェース10を介して時間分割多重で送信される。しかしながら、幾つかの信
号を大気インターフェース10を介して送信するためにCDMAを使用すること
もできる。移動局6においては、大気インターフェース10から受信された信号
は、チャンネルデコーダ28と、ここではブロックデコーダ26である他のチャ
ンネルデコーダとに供給される。ブロックデコーダ26は、前記Rビットによ
り表されるコード化特性を、コードワードC…Cにより表されるコード化さ
れたコード化特性をデコードすることによって導出するように構成されており、
ここで、半レートチャンネルに対してはNは7であり、全レートチャンネルに対
してはNは15である。
【0028】 ブロックデコーダ26は、4つの可能性のあるコードワードと、その入力信号
との間の相関を計算するように構成されている。これは2つの処理でなされる。
何故なら、上記コードワードは2つの連続したフレームの部分として送信される
からである。上記コードワードの最初の部分に対応する入力信号が受信された後
、可能性のあるコードワードの最初の部分と入力値との間の相関値が計算され且
つ記憶される。後続のフレームにおいて、上記コードワードの2番目の部分に対
応する入力信号が受信された場合は、可能性のあるコードワードの2番目の部分
と該入力信号との間の相関値が計算されて、先に記憶された相関値に加算され、
これにより最終的相関値を得る。全入力信号に対して最大の相関値を有するよう
なコードワードに対応するRの値が、上記コード化特性を表す受信されたコー
ドワードとして選択され、当該ブロックデコーダ26の出力端に受け渡される。
ブロックデコーダ26の出力端は、チャンネルデコーダ28における特性設定手
段27の制御入力端と音声デコーダ30の制御入力端とに対し、チャンネルデコ
ーダ28のレート及び音声デコーダ30のビットレートを前記信号Rに対応す
る値に設定するために接続されている。
【0029】 チャンネルデコーダ28は該デコーダの入力信号をデコードし、第1出力端に
音声デコーダ30へのコード化された音声信号を供給する。
【0030】 チャンネルデコーダ28は、第2出力端に、フレームの誤った受信を示す信号
BFI(不良フレーム指示子)を供給する。このBFI信号は、該チャンネルデ
コーダ28内のたたみ込みデコーダによりデコードされた信号の一部にわたりチ
ェックサムを計算すると共に、該計算されたチェックサムと大気インターフェー
ス10から受信されたチェックサムの値とを比較することにより得られる。
【0031】 音声デコーダ30は、前記音声エンコーダ12の音声信号の複製をチャンネル
デコーダ28の出力信号から導出するように構成されている。音声デコーダ30
は、チャンネルデコーダ28からBFI信号が受信された場合は、先のフレーム
に対応する先に受信されたパラメータに基づいて音声信号を導出するように構成
されている。該音声デコーダ30は、複数の連続するフレームが不良フレームと
して示される場合は、該デコーダの出力をミュートするように構成することがで
きる。
【0032】 チャンネルデコーダ28は、第3の出力端にデコードされた信号Rを供給す
る。該信号Rは、ここではアップリンクのビットレート設定であるようなコー
ド化特性を表している。該信号Rはフレーム当たりに1ビット(RQIビット
)を有している。逆フォーマッタ34において、連続するフレームにおいて受信
された2つのビットを、2ビットにより表されるアップリンク用のビットレート
設定R’に合成する。アップリンクに使用されるべき表1により可能性のうち
の1つを選択する該ビットレート設定R’は、音声エンコーダ36の制御入力
端と、チャンネルエンコーダ38の制御入力端と、ここではブロックエンコーダ
40であるような他のチャンネルエンコーダの入力端とに供給される。前記チャ
ンネルデコーダ28がBFI信号を送出することにより不良フレームを通知する
場合は、デコードされた信号Rはアップリンクレートを設定するためには使用
されない。何故なら、それは信頼性がないと見なされるからである。
【0033】 チャンネルデコーダ28は、更に、第4出力端に品質尺度MMDdを供給する
。この尺度MMDは、該チャンネルデコーダにビタビデコーダが使用される場合
は、容易に導出することができる。この品質尺度は、処理ユニット32において
一次フィルタによりフィルタされる。処理ユニット32における該フィルタの出
力信号に関しては:
【数2】 と書くことができる。
【0034】 チャンネルデコーダ28のビットレート設定がRの変化された値に応じて変
化された後では、MMD’[n-1]の値は、新たに設定されるビットレート及び典型的
なダウンリンクチャンネル品質のために、上記フィルタされたMMDの長時間平
均に対応するような典型的な値に設定される。これは、異なる値のビットレート
の間で切り換える場合に、過渡現象を低減するためになされる。
【0035】 上記フィルタの出力信号は、2ビットを用いて品質指示子Qに量子化される
。該品質指示子Qはチャンネルエンコーダ38の第2入力端に供給される。該
2ビットの品質指示子Qは、2フレーム毎に一度、各フレームの1つのビット
位置を用いて伝送される。
【0036】 移動局6における音声エンコーダ36に供給される音声信号は、コード化され
てチャンネルエンコーダ38に受け渡される。チャンネルエンコーダ38は該エ
ンコーダの入力ビットにわたりCRC値を計算し、このCRC値を該エンコーダ
の入力ビットに付加し、該入力ビットとCRC値との合成を、信号R’により
表1から選択されたたたみ込みコードに従ってコード化する。
【0037】 ブロックエンコーダ40は、2ビットにより表される信号R’を、半レート
チャンネル又は全レートチャンネルが使用されるかに応じて表3又は表4に従い
コード化する。ここでも、コードワードの半分のみが1つのフレーム内で送信さ
れる。
【0038】 移動局6内のチャンネルエンコーダ38及びブロックエンコーダ40の出力信
号は、大気インターフェース10を介してBTS4に送信される。該BTS4に
おいては、上記のブロックコード化された信号R’は、ここではブロックデコ
ーダ42であるような他のチャンネルデコーダによりデコードされる。該ブロッ
クデコーダ42の動作は、前記ブロックデコーダ26の動作と同一である。ブロ
ックデコーダ42の出力端には、信号R”により表されるデコードされたコー
ド化特性が得られる。このデコードされた信号R”は、チャンネルデコーダ4
4内のコード化特性設定手段43の制御入力端に供給され、Aビスインターフェ
ースを介して音声デコーダ48の制御入力端に受け渡される。
【0039】 BTS4においては、大気インターフェース10を介して受信されたチャンネ
ルエンコーダ38からの信号は、チャンネルデコーダ44に供給される。チャン
ネルデコーダ44は、該デコーダの入力信号をデコードし、該デコードされた信
号をAビスインターフェース8を介してTRAU2に受け渡す。チャンネルデコ
ーダ44は、アップリンクの伝送品質を表す品質尺度MMDuを処理ユニット4
6に供給する。該処理ユニット46は、前記処理ユニット32及び22において
実行されるものと同様のフィルタ処理を実行する。次いで、該フィルタ処理の結
果は、2ビットに量子化され、Aビスインターフェース8を介してTRAU2に
送信される。
【0040】 システムコントローラ16においては、判定ユニット20が、アップリンクに
使用されるべきビットレート設定Rを上記品質尺度Qから決定する。通常の
環境下では、音声エンコーダに割り当てられるチャンネル容量の部分は、チャン
ネル品質の増加に伴い増加するであろう。レートRuは2フレーム毎に一度送信
される。
【0041】 チャンネルデコーダ44から受信された信号Q’は、システムコントローラ
16内の処理ユニット22に受け渡される。該処理ユニット22においては、2
つの連続するフレームで受信されるQ’を表すビットが組み立てられ、該信号
’は前記処理ユニット32内のローパスフィルタと同様の特性を持つ一次ロ
ーパスフィルタによりフィルタされる。
【0042】 該フィルタされた信号Q’は、ダウンリンクレートRの実際の値に依存す
る2つの閾値と比較される。該フィルタされた信号Q’が上記閾値の最低のも
のより低い場合は、当該信号品質はレートRに対しては低過ぎ、該処理ユニッ
トは現在のレートよりも1段低いレートに切り換える。上記のフィルタされた信
号Q’が上記閾値の最高のものを越える場合は、当該信号品質はレートR
とっては高過ぎるので、該処理ユニットは現在のレートよりも1段高いレートに
切り換える。アップリンクレートRに関して採る判定も、上記ダウンリンクレ
ートRに関して採る判定と同様である。
【0043】 ここでも、通常の環境下では、音声エンコーダに割り当てられるチャンネル容
量の部分は、チャンネル品質の増加に伴い増加するであろう。特別な環境下では
、信号Rは移動局に対して再構成信号を送信するために使用することもできる
。この再構成信号は、例えば、別の音声コード化/デコード及び/又はチャンネ
ルコード化/デコードアルゴリズムが使用されるべきであることを示すことがで
きる。この再構成信号は、R信号の特別な所定の系列を用いてコード化するこ
とができる。R信号の該特別な所定の系列は、移動局内のエスケープ系列デコ
ーダ31により認識されるが、該デコーダは所定の(エスケープ)系列が検出さ
れた場合に、有効化された装置に再構成信号を送出するように構成されている。
該エスケープ系列デコーダ31は、Rの連続する値がクロックされるシフトレ
ジスタを有することができる。該シフトレジスタの内容を上記所定の系列と比較
することにより、何時エスケープ系列が受信されたか、及び可能性のあるエスケ
ープ系列のどれが受信されたかを容易に検出することができる。
【0044】 コード化された音声信号を表すチャンネルデコーダ44の出力信号は、Aビス
インターフェースを介してTRAU2に送信される。該TRAU2においては、
上記コード化された音声信号は音声デコーダ48に供給される。チャンネルデコ
ーダ44の出力端におけるCRCエラーの検出を示す信号BFIは、Aビスイン
ターフェース8を介して音声デコーダ48に受け渡される。音声デコーダ48は
、前記音声エンコーダ36の音声信号の複製をチャンネルデコーダ44の出力信
号から導出するように構成されている。該音声デコーダ48は、チャンネルデコ
ーダ44からBFI信号が受信される場合は、前記音声デコーダ30において実
行されたのと同様に、先のフレームに対応する先に受信された信号に基づいて音
声信号を導出するように構成されている。該音声デコーダ48は、複数の連続す
るフレームが不良フレームとして示される場合は、より進んだエラー隠蔽処理を
実行するように構成することができる。
【0045】 図2は、本発明による伝送システムにおいて使用されるフレームフォーマット
を示している。音声エンコーダ12又は36は、伝送エラーに対して保護される
べきCビットの群60と、伝送エラーに対して保護する必要のないUビットの群
64とを供給する。前記他の系列が該Uビットを有する。判定ユニット20及び
処理ユニット32は、前述したような通知の目的で、フレーム毎に1ビットのR
QI62を供給する。
【0046】 ビットの上記組合せはチャンネルエンコーダ14又は38に供給され、該エン
コーダは先ず上記RQIビットとCビットとの組合せにわたってCRCを算出し
、8つのCRCビットをCビット60及びRQIビット62の後に付加する。前
記Uビットは上記CRCビットの算出には関与されない。Cビット60とRQI
ビット62との組合せ66及びCRCビット68は、たたみ込みコードに従って
コード化された系列70にコード化される。前記コード化されたシンボルは、該
コード化された系列70を有する。上記Uビットは変化されないままである。
【0047】 上記組合せ66のビット数は、下記の表5に示されるように、当該たたみ込み
エンコーダのレートと、使用されるチャンネルの型式とに依存する。
【表5】 コード化特性を表す2つのRビットは、コード化されたコード化特性を表す
コードワード74に、利用可能な伝送容量(半レート又は全レート)に応じて表
3又は4に示されたコードに従ってコード化される。このコード化は2つのフレ
ームにおいて一度だけ実行される。上記コードワード74は2つの部分76及び
78に分割され、現フレーム及び次のフレームにおいて送信される。
【0048】 図3による音声エンコーダ12、36において、80Hzのカットオフ周波数
を持つハイパスフィルタ80を用いたハイパスフィルタリング処理を含む前処理
が入力音声信号に施される。ハイパスフィルタ80の出力信号s[n]は、20
msec毎のフレームにセグメント化される。音声信号フレームは、分析手段の
入力端に供給される。この分析手段は、音声信号フレームから10個一組のLP
C係数を計算する線形予測分析器90である。LPCパラメータの計算において
、フレームの最近の部分(most recent part)が、適宜の窓関数を用いることによ
り強調される。LPC係数の計算は、周知のレヴィンソン−ダービン回帰法で為
される。
【0049】 ラインスペクトル周波数(Line Spectral Frequencies : LSF)の形態で分析係
数を伝送する線形予測分析器90の出力端は、スプリットベクトル量子化器92
に接続される。スプリットベクトル量子化器92において、LSFは、三つのグ
ループに分割される。二つのグループは、3個のLSFを有し、一つのグループ
は、4個のLSFを有する。各グループは、ベクトル量子化され、その結果、L
SFは、三つのコードブックインデックスにより表される。これらコードブック
インデックスを、音声エンコーダ12、36の出力信号として利用可能にする。
【0050】 スプリットベクトル量子化器92の出力端は、補間器94の入力端にも接続さ
れる。補間器94は、コードブックエントリからLSFを獲得し、連続する二つ
のフレームのLSFを補間し、5msの継続時間を持つ4サブフレーム各々のた
めの補間されたLSFを得る。補間器94の出力端は、補間されたLSFをa−
パラメータa^に変換する変換器96の入力端に接続される。これらa^パラメ
ータは、以下に説明する、合成処理による分析に含まれることになるフィルタ1
08及び122の係数を制御するために用いられる。
【0051】 a^パラメータに加えて、二つのわずかに異なるa−パラメータの組a及びa
 ̄が決定される。組パラメータaは、ベクトル量子化される前にラインスペクト
ル周波数を補間器98により補間することにより決定される。パラメータaは、
変換器100によりLSPをa−パラメータに変換することにより最終的に得ら
れる。パラメータaは、知覚的に重み付けされた分析フィルタ(perceptually we
ighted analysis filter)102及び知覚重み付けフィルタ(perceptual weighti
ng filter)124を制御するために用いられる。
【0052】 第3のa−パラメータの組a ̄は、伝達関数1−μ・z−1でハイパスフィル
タ82により音声信号s[n]に前強調処理を先ず実行することにより得られる
。なお、μの値は0.7である。次いで、LSFが、ここでは予測分析器84で
ある他の分析手段により計算される。補間器86が、サブフレームのための補間
されたLSFを計算し、変換器88が、補間されたLSFをa−パラメータa ̄
に変換する。これらパラメータa ̄は、音声信号内の背景雑音が閾値を越える場
合に知覚重み付けフィルタを制御するために用いられる。
【0053】 音声エンコーダ12、36は、適応型コードブック110及びRPE(正規パ
ルス励起:Regular Pulse Excitation)コードブックの組み合わせにより生成さ
れる励起信号を用いる。RPEコードブック116の出力信号は、コードブック
インデックスI及びRPEコードブック116により生成される等距離パルスの
格子の位置を規定するフェーズPにより規定される。信号Iは、例えば、3個の
3進励起サンプルを表す5ビットのグレーコード化ベクトル及び5個の3進励起
サンプルを表す8ビットのグレーコード化ベクトルの連鎖とすることができる。
適応型コードブック110の出力端は、乗算器112の入力端に接続される。乗
算器112は、適応型コードブック110の出力信号をゲイン係数Gで乗算す
る。乗算器112の出力端は、加算器114の第1入力端に接続される。
【0054】 RPEコードブック116の出力端は、乗算器117の入力端に接続される。
乗算器117は、RPEコードブック116の出力信号をゲイン係数Gで乗算
する。乗算器117の出力端は、加算器114の第2入力端に接続される。加算
器114の出力端は、適応型コードブック110に内容を適応させるべく励起信
号を供給するため、適応型コードブック110の入力端に接続される。加算器1
14の出力端は、減算器120の第1入力端にも接続される。
【0055】 分析フィルタ108は、各サブフレームに対し信号S[n]から残余信号r[
n]を導出する。この分析フィルタは、変換器96により伝送される予測係数a
^を用いる。減算器120は、加算器114の出力信号と分析フィルタ108の
出力信号における残余信号との間の差を決定する。減算器120の出力信号は、
合成フィルタ122に供給される。合成フィルタ122は、音声信号s[n]と
合成フィルタ122により励起信号をフィルタすることにより得られる合成音声
信号との間の差を表すエラー信号を導出する。本エンコーダにおいては、以下に
述べるようにサーチ処理において必要とされるため、残余信号r[n]を明白に
利用可能にする。
【0056】 合成フィルタ122の出力信号は、知覚的に重み付けされたエラー信号e[n
]を得るために知覚重み付けフィルタ124によりフィルタされる。この知覚的
に重み付けされたエラー信号e[n]のエネルギーは、励起選択手段118によ
り、励起パラメータL、G、I、P及びGに対する最適値を選択することに
より最小にされるべきである。
【0057】 信号s[n]は、背景雑音のレベルを決定する背景雑音決定手段106にも供
給される。これは、数秒の時定数でもって最小フレームエネルギーをトラッキン
グすることによりなされる。背景雑音によりもたらされると仮定するこの最小フ
レームエネルギーが閾値を越える場合、背景雑音の存在が、背景雑音決定手段1
06の出力端において通知される。
【0058】 音声エンコーダのリセット後、背景雑音レベルの初期値が、当該リセット後の
最初の200msにおいて最大フレームエネルギーに設定される。斯様なリセッ
トは、呼の確立で起こる。リセット後正に最初の200msにおいて音声信号は
音声エンコーダに供給されないと仮定する。
【0059】 本発明の一つの特徴によれば、知覚重み付けフィルタ124の処理を、ここで
はセレクタ125を有する適応手段により背景雑音レベルに依存させる。背景雑
音が存在しない場合、知覚重み付けフィルタの伝達関数は、
【0060】
【数3】 に等しい。(C)において、A(z)は、
【0061】
【数4】 に等しい。(D)において、aは、変換器100の出力端において利用可能な
予測パラメータaを表している。γ及びγは、1よりも小さい正の定数であ
る。
【0062】 背景雑音レベルが閾値を越える場合、知覚重み付けフィルタの伝達関数W(z
)を、
【0063】
【数5】 に等しくする。(E)において、A ̄は、(D)に応じるが、ここでは変換器8
8の出力端において利用可能な予測パラメータa ̄に基づく生成多項式である。
【0064】 殆ど背景雑音が存在しない場合、重み付けフィルタ124は、(C)に応じた
伝達関数を持ち、より正確にコード化されるように音声信号の概念的により重要
な低周波数に最大の重きを置く。背景雑音が所定の閾値を越える場合、この重き
を解放することが望ましい。この場合、より高周波数が、より低周波数の正確さ
を犠牲にしてより正確にコード化される。これは、コード化された音声信号音を
よりヌケの良いものにする。より低周波数への重きを解放すること(de-emphasis
)は、予測係数a ̄を決定する前のハイパスフィルタ82による音声信号s[n
]のフィルタリングにより得られる。
【0065】 適応型コードブックの最適なエントリを決定するために、音声信号のピッチの
粗値(coarse value)が、知覚重み付けフィルタ102により伝送される残余信号
からピッチ検出器104により決定される。
【0066】 このピッチの粗値は、閉ループ適応型コードブックサーチに対する開始値とし
て用いられる。励起選択手段118が、最初に、RPEコードブック116が貢
献を与えないとの仮定の下現フレームに対する適応型コードブック110のパラ
メータを選択することで開始する。最良のラグ値(lag value)L及び最良の適応
型コードブックゲインGが分かった後、後者を量子化し、送信に対し利用可能
にする。次いで、適応型コードブックサーチに起因するエラーが、残余信号r[
n]と量子化されたゲイン係数でスケールされた適応型コードブックエントリの
出力信号との間の差をフィルタすることにより、新しいエラー信号を計算するこ
とによってエラー信号e[n]から除去される。このフィルタリングは、伝達関
数W(z)/A^(z)を持つフィルタにより実行される。
【0067】 第2に、RPEコードブック116のパラメータが、新しいエラー信号の1サ
ブフレームにおけるエネルギーを最小化することにより決定される。この結果、
RPEコードブックインデックスI、RPEコードブックフェーズP及びRPE
コードブックゲインGの最適値に至る。後者を量子化した後、I、P及びG の値を、送信に対し利用可能にする。
【0068】 全ての励起パラメータを決定した後、励起信号x[n]が、計算され、適応型
コードブック110に書込まれる。
【0069】 図4による音声デコーダにおいては、パラメータLS^F、L、G、I、P
及びGにより表されるコード化された音声信号が、デコーダ130に供給され
る。更に、チャンネルデコーダ28又は44により伝送されるチャンネル不良フ
レーム指示子BFIがデコーダ130に供給される。
【0070】 適応型コードブックパラメータを表す信号L及びGが、デコーダ130によ
りデコードされ、適応型コードブック138及び乗算器142に各々供給される
。RPEコードブックパラメータを表す信号I、P及びGが、デコーダ130
によりデコードされ、RPEコードブック140及び乗算器144に各々供給さ
れる。乗算器142の出力端は、加算器146の第1入力端に接続され、乗算器
144の出力端は、加算器146の第2入力端に接続される。
【0071】 励起信号を伝送する加算器146の出力端は、ピッチ前置フィルタ148の入
力端に接続される。ピッチ前置フィルタ148は、適応型コードブックパラメー
タL及びGも受信する。ピッチ前置フィルタ148は、パラメータL及びG に基づいて音声信号の周期性を強調する。
【0072】 ピッチ前置フィルタ148の出力端は、伝達関数1/A^(z)を持つ合成フ
ィルタ150に接続される。合成フィルタ150は、合成音声信号を供給する。
合成フィルタ150の出力端は、後処理手段151の第1入力端に、及び背景雑
音検出手段154の入力端に接続される。制御信号を伝送する背景雑音検出手段
154の出力端は、後処理手段151の第2入力端に接続される。
【0073】 後処理手段151において、第1入力端は、後置フィルタ152の入力端に、
及びセレクタ155の第1入力端に接続される。後置フィルタ152の出力端は
、セレクタ155の第2入力端に接続される。セレクタ155の出力端は、後処
理手段151の出力端に接続される。後処理手段の第2入力端は、セレクタ15
5の制御入力端に接続される。
【0074】 本発明の一つの特徴によれば、図4によるデコーダにおける背景雑音依存性構
成要素が後処理手段151を有し、背景雑音依存特性は、後処理手段151の伝
達関数である。
【0075】 音声信号内の背景雑音レベルが閾値を下回ることを後処理手段の第2入力端に
おける制御信号が通知する場合、後置フィルタ152の出力端が、セレクタ15
5により音声デコーダの出力端に接続される。従来の後置フィルタは、サブフレ
ームに基づいて動作し、通例の長期及び短期部分、適応型傾き補償、100Hz
のカットオフ周波数を持つハイパスフィルタ、並びに後置フィルタの入力信号及
び出力信号のエネルギーを等しく保つためのゲイン制御を有している。
【0076】 後置フィルタ152の長期部分は、Lの受信された値付近において局所的にサ
ーチされる微少遅延(fractional delay)を伴って動作する。このサーチは、予測
パラメータa^に基づくパラメータを持つ分析フィルタA^(z)で合成フィル
タの出力信号をフィルタすることにより得られる疑似残余信号の短期自己相関関
数の最大値の見出しに基づく。
【0077】 背景雑音が閾値を越えることを背景雑音検出手段154が通知する場合、セレ
クタ155は、合成フィルタの出力を音声デコーダの出力に直接接続し、これに
より、後置フィルタ152は有効的にスイッチオフされる。これは、背景雑音が
存在する中で音声デコーダがより抜けの良い音を出す、と言う利点を持つ。
【0078】 後置フィルタがバイパスされる場合、該フィルタは、スイッチオフされるが、
活性化したままである。これは、背景雑音レベルが閾値を下回った場合にセレク
タ155が後置フィルタ152の出力にスイッチバックする際過渡現象が生じな
い、と言う利点を持つ。
【0079】 背景雑音レベルに応答して後置フィルタ152のパラメータを変化させること
もあり得ることが分かる。
【0080】 背景雑音検出手段154の動作は、図3による音声エンコーダにおいて使用さ
れる背景雑音検出手段106の動作と同一である。不良フレームがBFI指示子
により通知される場合、背景雑音検出手段154は、正しく受信された最後のフ
レームに対応する状態のままである。
【0081】 信号LS^Fは、各サブフレームに対する補間されたラインスペクトル周波数
を得るための補間器132に供給される。補間器132の出力端は、変換器13
4の入力端に接続される。変換器134は、ラインスペクトル周波数をa−パラ
メータaに変換する。変換器134の出力は、不良フレーム指示子BFIの制御
下にある重み付けユニット136に供給される。不良フレームが生じない場合、
重み付けユニット136は、活性化せず、入力パラメータa^を変形せずに自信
の出力に通す。不良フレームが生じる場合、重み付けユニット136は、外挿モ
ードに切り換える。LPCパラメータを外挿する場合、過去のフレームの最終組
a^が、コピーされ、帯域幅展開(bandwidth expansion)が供される。連続して
不良フレームが生じる場合、対応するスペクトル表現がフラットになるように帯
域幅展開が再帰的に適用される。重み付けユニット136の出力端は、各々予測
パラメータa^を与えるべく合成フィルタの入力端及び後置フィルタ152の出
力端に接続される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による伝送システムのブロック図を示す。
【図2】 図2は、本発明による伝送システムで使用するフレームフォーマットを示す。
【図3】 図3は、本発明による音声エンコーダのブロック図を示す。
【図4】 図4は、本発明による音声デコーダのブロック図を示す。
【符号の説明】
12、36…音声エンコーダ 30、48…音声デコーダ 124…知覚重み付けフィルタ 152…適応型後置フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands Fターム(参考) 5D045 DA20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号からコード化音声信号を導出する音声エンコー
    ダを持つ送信装置を有する伝送システムであって、前記送信装置が前記コード化
    音声信号を受信装置に送信する送信手段を有し、前記受信装置が前記コード化音
    声信号をデコードする音声デコーダを有する伝送システムであり、 前記音声エンコーダ及び/又は前記音声デコーダが、前記音声信号の背景雑音
    特性を決定する背景雑音決定手段、少なくとも一つの背景雑音依存性構成要素、
    及び前記背景雑音特性に依存して前記背景雑音依存性構成要素の少なくとも一つ
    の特性を変更する適応手段を有することを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝送システムであって、前記音声エンコー
    ダは、前記入力音声信号と合成音声信号との間の知覚的に重み付けされたエラー
    を表す知覚的に重み付けされたエラー信号を導出する知覚重み付けフィルタを有
    し、前記背景雑音依存性構成要素が、前記知覚重み付けフィルタを有することを
    特徴とする伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の伝送システムであって、前記音声エンコー
    ダは、前記入力音声信号から分析パラメータを導出する分析手段を有し、前記知
    覚重み付けフィルタの特性が該分析パラメータから導出され、前記適応手段が、
    前記音声信号にハイパスフィルタリングオペレーションを施したことを表す変形
    された分析パラメータを前記知覚重み付けフィルタに供給するように構成される
    ことを特徴とする伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の伝送システムであって、前記音声エンコー
    ダは、ハイパスフィルタされた音声信号を導出するハイパスフィルタ、及び前記
    ハイパスフィルタされた音声信号から前記変形された分析パラメータを導出する
    他の分析手段を有することを特徴とする伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の伝送システムであって、前
    記音声デコーダは、前記コード化された音声信号から合成音声信号を導出する合
    成フィルタ及び前記合成フィルタからの出力信号を処理する後処理手段を有し、
    前記背景雑音依存性構成要素が前記後処理手段を有することを特徴とする伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の伝送システムであって、前記適応手段は、
    背景雑音レベルが閾値を越える場合後置フィルタを活性化させないように構成さ
    れることを特徴とする伝送システム。
  7. 【請求項7】 入力音声信号からコード化音声信号を導出する音声エンコー
    ダを持つ送信装置であって、前記コード化音声信号を送信する送信手段を有する
    送信装置であり、 前記音声エンコーダが、前記音声信号の背景雑音特性を決定する背景雑音決定
    手段、少なくとも一つの背景雑音依存性構成要素、及び前記背景雑音特性に依存
    して前記背景雑音依存性構成要素の少なくとも一つの特性を変更する適応手段を
    有することを特徴とする送信装置。
  8. 【請求項8】 入力音声信号からコード化音声信号を導出する音声エンコー
    ダであって、 前記音声信号の背景雑音特性を決定する背景雑音決定手段、少なくとも一つの
    背景雑音依存性構成要素、及び前記背景雑音特性に依存して前記背景雑音依存性
    構成要素の少なくとも一つの特性を変更する適応手段を有することを特徴とする
    音声エンコーダ。
  9. 【請求項9】 コード化された音声信号をデコードする音声デコーダを有す
    る受信機であって、 前記音声デコーダが、前記音声信号の背景雑音特性を決定する背景雑音決定手
    段、少なくとも一つの背景雑音依存性構成要素、及び前記背景雑音特性に依存し
    て前記背景雑音依存性構成要素の少なくとも一つの特性を変更する適応手段を有
    することを特徴とする受信機。
  10. 【請求項10】 コード化された音声信号をデコードする音声デコーダであ
    って、 前記音声信号の背景雑音特性を決定する背景雑音決定手段、少なくとも一つの
    背景雑音依存性構成要素、及び前記背景雑音特性に依存して前記背景雑音依存性
    構成要素の少なくとも一つの特性を変更する適応手段を有することを特徴とする
    音声デコーダ。
  11. 【請求項11】 入力音声信号からコード化音声信号を導出する工程、前記
    コード化音声信号を宛先に送信する工程、前記コード化された音声信号を受信す
    る工程、及び前記コード化された音声信号をデコードする工程を有する伝送方法
    であって、 前記音声信号の背景雑音特性を決定する工程、及び前記背景雑音特性に依存し
    て前記音声信号のコーディングを変更する工程を有することを特徴とする伝送方
    法。
  12. 【請求項12】 入力音声信号からコード化音声信号を導出する工程を有す
    るコーディング方法であって、 前記音声信号の背景雑音特性を決定する工程、及び前記背景雑音特性に依存し
    て前記音声信号のコーディングを変更する工程を有することを特徴とするコーデ
    ィング方法。
  13. 【請求項13】 入力音声信号からデコードされた音声信号を導出する工程
    を有するデコーディング方法であって、 前記音声信号の背景雑音特性を決定する工程、及び前記背景雑音特性に依存し
    て前記音声信号のデコーディングを変更する工程を有することを特徴とするデコ
    ーディング方法。
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