JP2002516551A - 衛星通信方法および衛星通信装置 - Google Patents

衛星通信方法および衛星通信装置

Info

Publication number
JP2002516551A
JP2002516551A JP2000550295A JP2000550295A JP2002516551A JP 2002516551 A JP2002516551 A JP 2002516551A JP 2000550295 A JP2000550295 A JP 2000550295A JP 2000550295 A JP2000550295 A JP 2000550295A JP 2002516551 A JP2002516551 A JP 2002516551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
earth station
message
mobile
satellite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000550295A
Other languages
English (en)
Inventor
ケヴィン ポール フィリップス,
ポール ロジャー フェブル,
Original Assignee
インマルサット リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インマルサット リミテッド filed Critical インマルサット リミテッド
Publication of JP2002516551A publication Critical patent/JP2002516551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18532Arrangements for managing transmission, i.e. for transporting data or a signalling message
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/212Time-division multiple access [TDMA]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18545Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 衛星メッセージングシステムは、少なくとも一つの地球局(2)を有し、地球局(2)はメッセージの長さに応じてTDMチャネル(T)か移動体行メッセージングチャネルMFのいずれかにより移動端末(6)にメッセージを送る。このメッセージは、フレームの容量を最大限利用するように、各々が可変であるが等しい数のデータパケットを含む可変数のフレームにフォーマットされる。メッセージおよびシグナリング情報は、長いスロット(DS)および短いスロット(SS)の双方を備えるフレームFを含んだシグナリングチャネル(S)で移動端末(6)によって送信される。ここで、このようなスロット間の分割は地球局(2)によって制御される。移動端末(6)は、アイドル時に地球局TDMチャネル(T)に同調する地球局登録モードか、あるいはアイドル時にネットワーク局TDMチャネル(NT)に同調するネットワーク登録モードのいずれかで動作することができる。地球局(2)は、標準トラヒックモード、ネットワーク局TDMチャネルNTとシグナリングチャネルNSが地球局TDMチャネルTとシグナリングチャネルSの代わりに使用される低トラヒックモード、または地球局(2)が多数のTDMチャネル(T)を伝送する高トラヒックモードで動作することができる。同じ地球局TDMチャネル(T)を参照する移動端末(6)によって使用される周波数チャネル間のチャネル間隔は、異なるTDMチャネル(T)を参照する移動端末(6)によって使用されるチャネル間のチャネル間隔より狭い。地球局(2)は、BPSK変調方式を使用して送信を行うが、地球局(2)はπ/2BPSK変調方式を使用して送信を行う。地球局(2)は、ショートフォームアドレス指定方式を使用して索引付けされ、移動端末(6)によって変更することができるアドレスのリストを記憶する。移動端末(6)はスリープモードに入ることを要求することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信方法および通信装置に関し、特に衛星通信システムで使用される
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなシステムの一例はInmarsat-C(商標)システムであり、これは1
980年代に提案されて試験され、1989年5月にプレ動作サービスを開始し
、1991年1月に完全な商用サービスを開始した。このシステムは低価格の通
信システムを提供したが、規制上の理由から初期には海上のユーザしか利用でき
なかった。提案されたInmarsat-C(商標)システムを概説している論文として
は、R.Gallagherによる「船舶と衛星‐新たな低価格での衛星通信端末の提案(S
hips and Satellites‐Satellite Communications Terminal Proposal at a New
Low Cost)」(カナダ・エレクトロニクス・エンジニアリング(Canadian Elec
tronics Engineering)、1987年2月)や、J.C.Bellによる「標準−Cおよ
び位置決め(Standard-C and Positioning)」(航海術研究所ジャーナル(Jour
nal of the Institute of Navigation)、第34巻第2号、1987年夏)や、
K.Phillipsによる「Inmarsat標準‐C通信システム(The Inmarsat Sta
ndard-C Communications System)」(ICC‘88、1988年6月12〜1
5日)がある。
【0003】 例えば、R.Gallagherによる「移動体通信用の陸上ベース衛星サービス(Land-
Based Satellite Services for Mobile Communications)」や、「世界規模の移
動体データ通信(World-Scale Mobile Data Communications)」(エレクトロニ
クス&無線世界(Electronics & Wireless World)、1988年4月)において
論じられているように、Inmarsat-C(商標)のプレ動作開始前にも、このサー
ビスが陸上ベースの使用に適合しうることが認識されていた。完全に営業を開始
した後のInmarsat-C(商標)システムの説明は、B.Shankarによる「世界で最小
の世界的衛星通信システムがオンエア(World’s Smallest Global Satcoms Sys
tem ‘On-Air’」)(電気工学(Electrotechnology)、第2巻第2号、199
1年4月/5月)に記載されている。
【0004】 D.CalcuttとL.Tetleyによる「衛星通信‐原則と応用(Satellite Communicati
on‐Principles & Applications)」(1994年第1版)という本の第13章
には、Inmarsat-C(商標)サービスおよび移動端末の仕様について記載されて
いる。文献GB 2 302 485 AもInmarsat-C(商標)システムの幾つか
の態様について説明しており、このシステムに関する別の文献にも言及している
【0005】 Inmarsat-D(商標)サービスなど、他の衛星メッセージングサービスも実施
されている。Inmarsat-D(商標)サービスは、小型端末への低ビットレートメ
ッセージング用に設計されたもので、例えば、B.A.Patelによる「真に世界的な
メッセージング−移動衛星通信の解決策(Truly Global Messaging‐the mobile
satcomms solution)」(Inmarsat)や、係属中の英国特許出願第962525
6.4や、国際出願PCT/GB98/00980に記載されている。
【0006】 その他の衛星メッセージングサービスも、例えばEP 0 505 489 A(
Motorola)において提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現存する衛星通信システムや以前に提案された衛星通信システ
ムには、その帯域幅の効率やチャネル資源の管理等の改善、シグナリングオーバ
ヘッドの低減、および端末の電力消費の低減など、改良すべき点は極めて広範に
わたる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、地球局が共通チャネルおよびシグナリングチャネル
を用いて衛星を介して複数の移動端末と通信する衛星通信システムが提供される
。共通チャネルでは、個々の端末にアドレス指定された掲示板情報とパケットが
同報される。シグナリングチャネルでは、端末がパケットを地球局に送信する。
それに加えて、地球局と端末との間でメッセージの交換をするために、共通チャ
ネルおよびシグナリングチャネルを用いた事前呼設定の後、移動体からの方向/
移動体への方向の双方でメッセージングチャネルが設定される。しかしながら、
メッセージは、共通チャネルおよびシグナリングチャネルでも交換される。
【0009】 この構成の利点は、事前のシグナリングなしにショートメッセージを送ること
ができる一方、より長いメッセージの交換は専用のチャネルで行えることである
。この専用チャネルは、スポットビームチャネルとすることができ、これによっ
てシステムのスペクトル電力効率が上昇する。
【0010】 本発明の別の態様によれば、伝送用のデータをフレーム構造を有するデータバ
ーストとしてフォーマットする方法が提供される。この方法は、このデータを複
数の固定長パケットにフォーマットするステップと、これらのパケットを各々が
同じ長さの複数のフレームに集成するステップと、を備えている。これらのフレ
ームの数および各フレームの長さは、遅延および処理オーバヘッドを低減するよ
うに最大のフレーム長を課しつつ、フレーム容量の浪費を最小限に抑えるように
決定される。
【0011】 本発明の別の態様によれば、衛星通信システムにおけるスロット付きアロハチ
ャネル用のフレームフォーマットが提供される。このフォーマットでは、各フレ
ームが短いタイムスロットと長いタイムスロットに分割される。このようなスロ
ットへのフレームの分割は可変である。短いタイムスロットに優る長いタイムス
ロットの利点は、長いタイムスロットの方が帯域幅の効率が良いことである。こ
れは、スロットの間にはガードタイムを残す必要があるためである。しかしなが
ら、送信すべきデータが短いタイムスロット内に収まり得るときに長いタイムス
ロットを使用するのは無駄である。このため、短いタイムスロットおよび長いタ
イムスロットへのフレームの可変分割は、各々のスロットタイプに対する需要に
応じて変更することができる。
【0012】 本発明の別の態様によれば、地球局へ/からメッセージが送信/受信されるた
びに個々の地球局の同報チャネルを受信するように端末を制御するネットワーク
管理局の制御のもとで、あるいはネットワーク管理局によらずに個々の地球局の
制御のもとで移動通信端末が動作することのできる衛星通信システムが提供され
る。好都合なことに、これはネットワーク管理局にかかるトラヒック負荷を減少
させ、端末に対するサービス品質のより優れた制御を可能にする一方で、必要な
場合(端末を最初に作動させるときや、端末が割当て地球局とのコンタクトを失
ったときなど)に端末がネットワーク管理局に戻ることができるようにする。
【0013】 本発明の別の態様によれば、地球局によって処理されるトラヒック量に応じて
地球局が異なるモードで動作できる衛星通信システムが提供される。低トラヒッ
クモードでは、地球局に継続的に割り当てられるチャネルはなく、端末との全て
の呼設定シグナリングがネットワーク管理局を介して間接的に実行される。標準
モードでは、地球局が、地球局に関する一般的な情報を含む連続チャネルと、特
定の端末にアドレス指定されたパケットを送信する。また、少なくとも一つのシ
グナリングチャネルも、地球局へのシグナリングのために継続的に利用すること
ができる。高トラヒックモードでは、地球局が二つ以上の連続チャネルを送信し
、これらの連続チャネルのなかから選択された一つを受信するように端末を制御
する。この構成の利点は、トラヒック要件に従って帯域幅が各地球局に割り当て
られ、システム全体でより効率的な帯域幅割当てを可能にすることである。
【0014】 本発明の別の態様によれば、衛星通信システム用のチャネル割当て方式が提供
される。この方式では、同じ受信周波数信号を基準とする端末への送信のために
割り当てられたチャネル間の周波数間隔が、同じ基準信号を共有しない端末への
送信のために割り当てられたチャネル間の周波数間隔よりも狭くなっている。こ
れにより、間隔を減少させ、従って送信周波数の不確定さが低い場合にはより効
率的に帯域幅を使用しながら、チャネル間の干渉の危険性なしに送信周波数の不
確定さに十分な間隔を与えることができる。
【0015】 本発明の別の態様によれば、衛星通信システム用の変調方式が提供される。こ
の方式では、移動端末に送信された信号がBPSKを用いて変調され、移動端末
によって送信された信号がπ/2−BPSKを用いて送信される。これにより、
移動端末中の大電力増幅器に対する線形性要件が低減され、より高い効率と低コ
ストが得られることになる。
【0016】 本発明の別の態様によれば、衛星通信システム中の端末のアドレスに対するシ
ョートアドレス指定方式が提供される。この方式では、リストコードおよび索引
コードは、複数のアドレスリストのなかの一つと、選択されたリストから選択さ
れたアドレスをそれぞれ指している。端末は通信プロトコルを使用してリスト内
のアドレスを修正することができ、優れた柔軟性と使いやすさを与える。
【0017】 本発明の別の態様によれば、端末がスリープモードに入ること要求をすること
ができ、したがってスリープモードを使用するか、あるいは同報チャネルを継続
的に監視するかの選択肢をユーザに与える衛星通信システムが提供される。
【0018】 本発明は、本発明の発明態様を具体化する装置、方法および信号に及んでいる
【0019】
【発明の実施の形態】
以下では、添付の図面を参照しながら本発明の特定の態様について説明する。
【0020】 システムの概要 図1は、本発明の実施形態を組み込んだ衛星通信システムの主な部分を示す。
静止衛星8は、マルチビームアンテナを有している。このマルチビームアンテナ
は、複数のスポットビーム10a〜10eを地球の表面に投射し、衛星8の全視
界にわたってグローバルビーム11を投射する。マルチビームアンテナは、スポ
ットビームとグローバルビームの各々で受信された信号に対して別個の出力を生
成する。また、マルチビームアンテナは、独立した複数の入力を有しており、こ
れらの入力の一つに入力された信号が対応する一つのビームで送信されるように
なっている。更に衛星8は、複数の陸上地球局(LES)2a、2bとの通信用
のフィーダリンク送受信アンテナも有している。
【0021】 フィーダリンク中の異なる周波数チャネルは衛星8によってビーム10a〜1
0eのなかの異なるビームにマップされ、この逆も成り立つ。これにより、LE
S2a、2bは、スポットビーム10〜10eまたはグローバルビーム11のい
ずれか一つにおいて移動地球局6a、6bと通信を行うことができるようになる
【0022】 LES2aの一つは、ネットワーク管理局(Network Coordination Station:
NCS)としても機能する。衛星8を使用するMES6は、その衛星を介してチ
ャネル割当てを受信するために、このNCSと通信を行うことができる。この衛
星通信システムは、このような衛星8を幾つか備えていてもよい。ここで、この
衛星の各々は、衛星通信システムとの通信において1個のNCSと幾つかのLE
S2を有している。
【0023】 例えば、衛星8は、J.R.Askerによる論文「新世代の開始(Launch of a New G
eneration)」(TRANSAT、第36号、1996年1月、15〜18頁、Inmarsat
発行)に記載されているタイプのInmarsat-3(商標)衛星であってもよい。な
お、この論文の内容は、参照によって本明細書に組み込まれる。一例では、衛星
8は、AOR−E(大西洋地域‐東部)Inmarsat-3(商標)衛星であり、LE
S2a、2bは、英国のGoonhillyとブラジルのTanguaに位置するInmarsat LE
Sである。これらに加えられた変更については後述する。
【0024】 通信機能 図2は、LES2、MES6、メッセージサーバ12およびメッセージクライ
アント14における通信機能間の相互接続を示している。メッセージクライアン
ト14(例えば、メールアプリケーションを実行するコンピュータ)は、PST
N等のワイヤライン接続を介してメッセージサーバ12に接続されている。メッ
セージサーバ12は、メッセージ処理サブシステム16と地上ネットワークイン
ターフェイス18を備えている。メッセージ処理サブシステム16は、メッセー
ジクライアント14等の複数のメッセージクライアントからメッセージを受け取
り、各々のメッセージをどのLESに送信すべきかを決定する。地上ネットワー
クインターフェイス18は、ISDN等の地上ネットワークを通じてLES2と
の間でメッセージを送受信する。メッセージは、LES2の地上ゲートウェイ2
0で送受信され、メッセージを記憶するメッセージ処理サブシステム22との間
で交換される。LES2におけるアクセス/コントロールサブシステム(Access
and Control Sub-system:ACS)24は、MES6におけるMES ACS2
6と通信を行い、アクセス信号及び制御信号を交換する。MES6におけるメッ
セージ処理サブシステム28は、衛星8を介してLES2のメッセージ処理サブ
システム22とメッセージを交換する。メッセージは、MESデータ端末装置(
data terminal equipment:DTE)30(これは、ポータブルコンピュータで
あってもよい)によって入力および表示される。
【0025】 チャネル 図3は一つの衛星8を介した通信用衛星ネットワークで使用されるチャネルを
示す。各LES2から複数のMES6に向かう順方向では、多重化されたメッセ
ージングデータおよびシグナリング情報を運ぶLES時分割多重化(TDM)チ
ャネルTと、MES6用の付加的なメッセージを運ぶ一つ以上の移動体行(to-m
obile)メッセージングチャネルMFが伝送される。各LES2は、通常、グロー
バルビーム11内のTDMチャネルを伝送する。
【0026】 戻り方向では、複数のMES6が、シグナリング情報およびデータを運ぶ一つ
以上のシグナリングチャネルSとMES6からのメッセージングデータを運ぶ移
動体発(from-mobile)メッセージングチャネルMRとで各LES2への伝送を行
う。
【0027】 MES6は、一つ以上のNCSシグナリングチャネルNSでNCS3にシグナ
リング情報を送信し、一つ以上のNCS TDM共通チャネルNTでNCS3か
らシグナリング情報を受信する。NCS TDMチャネルNTは、常にグローバ
ルビーム11で伝送される。
【0028】 また、図3および図4に示されているのは、各LES2をその関連付けNCS
3に接続する局間シグナリングリンクISLと、各NCS3をネットワークオペ
レーションセンタ(NOC)5に接続するネットワークオペレーション制御リン
クNOCLである。NOC5は、各衛星8に接続されるNCS3間でチャネル割
当てを調整する。
【0029】 通信モデル 図5は、本発明の実施形態による衛星通信システムにおいて発生する異なるプ
ロセスを「層」という観点から図示している。層の分割はISO7層通信モデル
のものと同じではなく、本システムをより明確に図示するために変更している。
【0030】 物理層L10は、要求されたチャネルへの同調機能、変調および復調機能、な
らびにチャネル状態に関する報告機能を含む。アクセス層L20は、送信媒体へ
のアクセスと、異なるチャネルが使用される方法とを制御する。送信方向では、
これらの機能はバッファリング、CRCフィールドの発生、スクランブリング、
符号化、ユニークワードの付加およびインタリービングを含んでおり、戻り方向
では逆の機能が実行される。アクセス層L20は、パケットタイプの識別、後述
する管理エンティティとの掲示板およびシグナリングチャネル記述子情報の交換
、ならびにMES6の位置に応じたスポットビームの選択も含んでいる。
【0031】 データリンク層L30は、受信データおよび送信データ用の論理チャネルを一
つ以上のトランスポート層L40に提供する。また、データリンク層L30は、
これらの論理チャネルがトランスポート層L40に対してエラーのないものとし
て提供されるようにARQ処理も含んでいる。資源管理機能L50は、LES2
におけるチャネルの割当てを管理し、ネットワーク資源制御アプリケーションL
80の制御下でデータリンク層L30にチャネル割当てを提供する。移動性管理
機能L60は、ネットワークアーキテクチャ制御アプリケーションL90の制御
下で、MES登録情報およびステータス情報を記憶し、これらへのアクセスを提
供する。
【0032】 トランスポート層L40は、アプリケーション層L70におけるアプリケーシ
ョンに対するインターフェイスとして作用する。アプリケーション層L70は、
MES DTE30に対して動作するアプリケーションであってもよいし、ある
いはLES2の地上ゲートウェイ20において動作するアプリケーションであっ
てもよい。
【0033】 物理層プロセス 全てのタイプのチャネルで送受信されたデータに適用される物理層プロセスが
図6に示されている。送信プロセスでは、データパケットを所定の長さのフレー
ムに集成する(P10)。ここで、パケットがフレームの全データフィールドを
満たしていなければパディングビットを付加する。次に、そのフレームの集成さ
れたデータ内容を、所定の疑似ランダムビットシーケンスを用いた排他的論理和
演算によってスクランブリング(P20)した後、符号器(例えば、ハーフレー
ト畳込み符号器)によって符号化する(P30)。ユニークワード(UW)は、
関連チャネルの特定フォーマットによって要求される場合に、符号化されたシー
ケンスに付加される(P40)。この結果生じたビット配列は、特定フォーマッ
トによって要求される場合にはインタリービングされる(P50)。この後、シ
グナリングチャネルおよび通信チャネルにおいて必要であるがTDMチャネルで
は必要ではないプリアンブルを付加し(P60)、データのベースバンド処理を
完了する。
【0034】 RF送信プロセスでは、チャネルのタイミング基準にタイミングを同期させて
フレームの内容を出力する(P70)。2値位相偏移変調(BPSK)を使用し
てビットシーケンスが変調される(P90)。移動体行チャネルに対しては、B
PSK変調を使用し、移動体発チャネルに対してはπ/2−BPSK変調を使用
する。この変調方式は、振幅変動が大きく減少され、従ってMES6の送信段階
において使用される大電力増幅器(HPA)が線形性要件を減少させたという点
で、通常のBPSKに優る利点を有する。π/2−BPSK変調ストリームでは
、ベースバンド信号をシンボル率の1/4でローカル発振器の出力と混合する。
MES6において使用できるπ/2−BPSK変調器は、図8に示されている。
この図では、サンプラSaによって入力データシーケンス{ai}が標本化され
ている。この標本化信号は、1200シンボル/sというシンボル率の1/4で
第1発振器O1の出力と並列に混合される。ここで、並列信号の一つと混合され
た発振器出力は、他の並列信号と混合された出力に対してπ/2だけ位相偏移さ
れる。これらの並列混合された出力は、共にフィルタFによってフィルタリング
される。
【0035】 変調ステップ(P90)は、他のチャネルとの干渉を減少させるためのフィル
タリングステップ(P80)を含んでいる。この後、被変調信号はアップコンバ
ートされ(P100)、1200シンボル/sという率で送信される。
【0036】 RF受信プロセスでは、特に送信プロセスの逆ステップが実行される。すなわ
ち、ダウンコンバート(P110)、復調(P120)およびフィルタリング(
P130)、ならびにベースバンドでビットを生成するために復調ビットのタイ
ミングを取得するステップ(P140)が実行される。
【0037】 ベースバンド復号化プロセスでは、プリアンブルを有するこれらのバーストモ
ードチャネルにおいて、プリアンブルの存在を検出し(P150)、そこからフ
レームタイミングを導き出す。送信段階においてビットシーケンスがインタリー
ブされている場合、そのビットシーケンスをデインタリーブする(P160)。
ユニークワードが存在する場合、それを検出して受信データから取り除く(P1
70)。次に残りのデータを復号化し(P180)、デスクランブルし(P19
0)、データパケットに分割する(200)。
【0038】 TDMチャネル 各LES2およびNCS3は、一つ以上の対応するLES TDMチャネルT
またはNCS TDMチャネルNTを、単一の周波数チャネルにおける連続した
一連のフレームとして伝送する。各フレームの内容を下記の表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】 掲示板は、TDMチャネルを伝送するLES2またはNCS3のステータス、
およびそれに続くシグナリングチャネル記述子の総数に関する情報を含んでいる
。シグナリングチャネル記述子はLESシグナリングチャネルSまたはNCSシ
グナリングチャネルNSのためにそれぞれ使用される周波数チャネルを示し、後
述するようにシングルスロットおよびデュアルスロット間のシグナリングチャネ
ルの分割を制御する。
【0041】 TDMメッセージパケットは、コネクション指向プロトコルのもとでMES6
にデータを送信するために使用される。コネクション指向プロトコルでは、LE
S2からMES6に呼が設定され、TDMチャネルTまたはメッセージングチャ
ネルMFの一つのいずれかを使用してデータが伝送された後、呼がクリアされる
。コネクションレスデータパケットは、メッセージ送信前に設定される呼を必要
としない。
【0042】 追加のメッセージパケットを送ることになっているが現在のフレームには収ま
らない場合、最初の部分を「継続A」パケットで送信し、第2の部分を次のフレ
ームの「継続B」パケットで送信する。MES6にプロトコル信号を送るために
制御パケットを使用し、MES6にメッセージデータを送るためにはTDMメッ
セージデータパケットおよび「コネクションレス」データパケットを使用する。
【0043】 EGCパケットは、「拡張グループ呼出し(Enhanced Group Call)」メッセ
ージをMES6のグループに送るために使用される。このメッセージとしては、
例えば、Inmarsat-C(商標)システムにおいて既に実装されている「SafetyNet
(商標)」安全性優先度メッセージや「FleetNet(商標)」通常優先度メッセー
ジが挙げられる。
【0044】 各TDMフレームは、スクランブルされ、1/2レートで符号化され、送信の
前にインタリーブされる。しかしながら、フレームは連続的に送信されるので、
TDMチャネルにおいてプリアンブルは使用されない。
【0045】 メッセージチャネル 公知のInmarsat-C(商標)システムでは、グローバルビーム11において、
上述のLES TDMチャネルTに類似したTDMチャネルを介してメッセージ
をLES2から各MES6へと送信する。下記において説明する本発明の一実施
形態では、スポットビーム10a〜10eによって運ばれる順方向メッセージン
グチャネルMFによって追加の順方向メッセージング容量が提供される。
【0046】 順方向および逆方向メッセージングチャネルMF、MRのフォーマットでは、ユ
ニークワードとそれに続く全てが同じ長さの1から5までのフレームを備える時
分割バーストフォーマットでメッセージが送信される。これらのフレームの長さ
は、送信すべきパケットの総数にフレームの全データ容量を可能な限り厳密に合
致させるように、パケットの総数に従って1〜16パケットの間に決定される。
この決定は、疑似コードで記載される以下のアルゴリズムに従って行われる。
【0047】
【数1】
【0048】 このアルゴリズムの結果を下記の表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】 各フレームは、同じスクランブリングベクトルを使用してスクランブルされの
フレームとは独立に符号化およびインタリーブされる。移動体発メッセージング
チャネルMRにおけるフレームの送信タイミングは、送信を行うMES6によっ
て受信されるLES TDMチャネルTのタイミングを参照する。
【0051】 各メッセージチャネルパケットは35バイトの固定長を有し、下記の表3に示
すように、パケット番号を含む1バイト長のパケット番号ヘッダ、最大32バイ
トのメッセージデータ、充てんバイトで埋められているメッセージデータによっ
て使用されないバイトの数、および2バイト巡回冗長検査(CRC)を備えてい
る。
【0052】
【表3】
【0053】 シグナリングチャネル シグナリングチャネルSおよびNSは、MES6がそれが配置されるスポット
ビーム10に関する情報を有するか否かに応じて、対応するTDMチャネルTま
たはNTにおいて指示されるもののなかから各MES6によって選択される。M
ES6が情報を有していない場合、MES6はスポットビーム10の各々におい
て一つのシグナリングチャネルSまたはNSを選択し、これらの選択されたチャ
ネルの全てで順次、信号を送信する。受信を行うLES2またはNCS3は、受
信した信号強度またはその他の要素に従ってどのスポットビームにMES6が配
置されているかを判定し、これをMES6に信号で知らせる。続いて、MES6
が全スポットビーム10での送信に戻るとき、MES6は、LES2またはNC
S3からの確認応答を受信しなくなるまで、選択されたスポットビームでシグナ
リングチャネルSまたはNSを使用する。この方法は、WO97/05710に
詳細に記載されている。この内容は、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0054】 このシグナリングチャネルフォーマットは、複数の一定長フレームからなるシ
ーケンスを備えている。この各フレームは、スロット付きアロハ(ランダムアク
セス)に基づいて異なるMES6によってアクセスされるスロットに分割される
。このフレームフォーマットは、図7に示されている。各フレームFは、8.6
4秒のフレーム持続時間を有しており、最後の8シンボル期間は未使用で、86
33.3msという使用可能フレーム長を与える。使用可能フレーム期間は、フ
レームの前半部分EPを占める740シンボル期間のデュアルスロットDSと、
後半部分LPを占める370期間のシングルスロットSSとの間で分割される。
前半部分EPは10、8、6または4個のデュアルスロットを備えることができ
、これに応じて後半部分LPは8、12、16または20個のシングルスロット
を備えている。
【0055】 各スロット中のバーストのフォーマットは、64シンボルのユニークワードと
、それぞれシングルスロットまたはデュアルスロットにおける252または64
0シンボルの畳込み符号化データのブロックと、を備えている。シングルスロッ
トでは、送信されているシグナリング情報に応じてデータバイト数が変化するが
、全体の長さを15バイトにもっていくために、シグナリングデータの後には常
にCRCと十分な「埋込み」バイトが続く。デュアルスロットでは、データは常
に32バイトの長さであり、その後にCRCが続く。各スロットに対するデータ
は、スクランブルおよびハーフレート符号化される。デュアルスロットではデー
タがインタリーブされるが、これはシングルスロットでは行われない。
【0056】 チャネル間隔 アップコンバート段階100の同調ステップサイズは1.25kHzであり、
1.25、2.5、3.75または5kHzという実現可能な周波数間隔を与え
る。周波数が連続しているチャネルであって同じTDMチャネルTまたはNTに
よって指示されるチャネルのグループは、2.5kHzのチャネル間隔を有する
。同じTDMチャネルに同調されるMES6は、シグナリングチャネルSおよび
移動体発メッセージチャネルMRにおける送信の周波数を制御するための基準と
して、このTDMチャネルの周波数を使用する。共通の周波数チャネルを参照し
ない周波数チャネル間の間隔は、3.75または5kHzに設定される。
【0057】 RF受信段階がインタフェースキャンセリング技術を使用する場合、任意で1
.25kHzのチャネル間隔を使用してもよい。
【0058】 シグナリングチャネル記述子やメッセージ割当てパケット等におけるMES6
へのチャネル割当てでは、16ビットのチャネル番号指示フィールド中のチャネ
ル番号によってチャネルが指示される。チャネル周波数は以下のように計算され
る。すなわち、 チャネル周波数=(ベース+オフセット*1.25kHz+M*2.5kHz) ここで、ベースは、MESにより送受信されるチャネルによって異なる オフセットは、チャネル番号指示フィールドの1ビット Mは、チャネル番号指示フィールドの他の15ビットの値 MES6では、RF送信/受信段階が、チャネル番号によって上述のように指示
された周波数チャネルを送信/受信するように同調される。
【0059】 LES登録 既存のInmarsat-C(商標)システムにおいてMESは、アイドル時にはNC
S TDMチャネルNTに同調されたままである。NCS TDMは、同じ衛星を
使用するLES2の全てに関する情報を含んでいる。しかしながら、本発明の一
実施形態では、少なくともMES6の一部が、既存のInmarsat-C(商標)シス
テムにおけるようなネットワーク登録モードか、または後述するようなLES登
録モードのいずれかで動作することができる。
【0060】 各NCS3およびLES2は、MES6のステータスのデータベースを維持す
る。このデータベースは、一つの衛星8によってサービスを受ける一つの領域内
で、NCS3またはLES2の一つに登録された各MES6に関する情報を含ん
でいる。この情報は、MES6が登録されるLES2のアイデンティティ、また
はMES6がNCS3に登録されることの指示を含んでいる。MESステータス
の変化は、MES6が登録されたLES2またはNCS3から、同じ領域内の他
のLES2へ信号で通知される。
【0061】 LES2に登録するために、MES6のユーザは、まずそのLESのオペレー
タと契約を結び、それによってそのユーザはLES2を利用できるようになり、
対応するMES6を識別するデータがLES2に記憶され、それ以降、LES2
がMES6を識別できるようになる。この後、ユーザは、後述するように、LE
S登録モードに入るようにMESを設定する。
【0062】 LES登録モード LES登録モードでは、MES6は、NCS TDMチャネルNTおよびシグ
ナリングチャネルNSをもはや使用しない。MES6は、登録すべきLES2の
LES TDMチャネルTに関する周波数情報をNCS TDMチャネルNTから
取得する。このMES6のオペレータがログオン手順を開始すると、MES6は
、指定されたLES2にログイン要求を送信する。これに応答してLES2は、
MES6がLES2によって受け入れられた場合、LES TDMチャネルTで
確認応答信号を送信する。続いて、そのMES6は、アイドル時にLES TD
MチャネルTに同調する。
【0063】 標準トラヒック構成 標準のトラヒック構成では、LES2は、単一のTDMチャネルTを伝送する
。しかしながら、後述するように、個々のLES2を通るトラヒックの量が特に
高い、あるいは低い場合は、この構成を修正することかできる。各LES2の構
成は、NCS TDMチャネルNTで指示される。
【0064】 低トラヒック構成 LES2の少なくとも一部は低トラヒック構成にすることができ、その場合そ
れらは永続TDMチャネルTを伝送しない。その代わりに、低トラヒックLES
2は、そのLES TDMチャネルT上でISLを介してNCS3に通常送信さ
れるであろう情報を送信する。この場合、この情報は、NCS TDMチャネル
NTで送信される。同様に、低トラヒックLES2はシグナリングチャネルSを
受信しない。その代わりに、低トラヒックLES2に登録されたMES6は、N
CSシグナリングチャネルNSで信号を送信し、NCS3は、関連するシグナリ
ングパケットをISLを介して低トラヒックLES2に送る。移動体行/移動体
発メッセージングチャネルMF/MRのみが低トラヒックLES2から/へとそれ
ぞれ直接伝送される。
【0065】 低トラヒックLES2への登録を希望するMES6は、そのLES2を示すロ
グイン要求をNCS3に送信する。NCS3は、LES2にログイン要求を転送
する。LES2が登録を受け入れた場合、LES2は確認応答をNCS3に送信
し、NCS3はNSC TDMチャネルを介してMES6に確認応答を転送する
【0066】 各TDMチャネルは、グローバルビーム11で伝送される連続チャネルであり
、従って希少な資源である。これは例えば、TDMチャネルTの使用のためにL
ESオペレータに対してInmarsatによってなされる請求金額に反映される。一方
、メッセージングチャネルMFおよびMR等の要求割当てチャネルは、それらが必
要であり、それに応じてその使用に料金が請求される場合にのみ割当てが行われ
る。従って、当初は多くの登録MES6を持つことができず、従って多くのトラ
ヒックを処理しない新規設定LES2にとっては、低トラヒック構成は特に好都
合である。経済的な点から言うと、永続グローバルビームチャネルをリースする
必要性をなくすことにより、これらのLES2に対する始動コストが減少する。
技術的な面からは、永続グローバルビームチャネルのトラヒック容量がまだ必要
ではない場合にこのようなLESがその永続グローバルビームチャネルを占める
ことはなく、従ってシステム全体の帯域幅効率が改善される。
【0067】 高トラヒック構成 LES2の少なくとも一部は、高トラヒック構成にすることができる。この高
トラヒック構成は、LES2が多数のTDMチャネルTを伝送し、そのうちの一
つが一次TDMチャネルとして指定され、NCS TDMチャネルNTで指示さ
れること以外は標準構成と同じである。一次TDMチャネルTは、シグナリング
チャネルSとして使用されるスポットビーム周波数チャネルを指示するシグナリ
ングチャネル記述子を含んでいる。
【0068】 高トラヒックLES2に登録するために、MES6はシグナリングチャネルS
の一つでログイン要求を送信する。LES2は、MES6が一次TDMチャネル
をそれ以降使用することを受け入れてもよいし(この場合、LES2はMES6
に単純な確認応答信号を送信する)、LES2が二次TDMチャネルTの指示を
含む確認応答信号を送信してもよい。後者の場合、MES6はその二次TDMチ
ャネルに再同調し、その二次TDMチャネルTによって指示されたシグナリング
チャネルSで二次ログイン要求を送る。二次ログイン要求の受信に成功すると、
LES2はMES6に確認応答信号を送信する。MES6は、次にLES2から
再同調の指示を受け取るまで、あるいはMES6のオペレータによって再同調す
るように制御されるまで、二次TDMに同調されたままである。
【0069】 この高トラヒック構成は、単一のTDMチャネルのトラヒック容量に対する制
限を取り除く。
【0070】 各LES2は、一つのトラヒックモードで半永続的に動作してもよいし、登録
されたMES6の数の変化に応じて、トラヒックモードを切り替えてもよい。
【0071】 高トラヒックNCS 標準の動作モードでは、NCS3は一つのTDMチャネルNTのみを伝送する
が、高トラヒックモードでは、NCS3は二つ以上のこのようなチャネル、すな
わち一つの一次チャネルと一つ以上の二次チャネルを伝送する。一次チャネルは
、周波数が固定されており、NCS3から情報を受信しようとするときにMES
6によって受信される最初のチャネルである。この後、MES6は、二次LES
TDMチャネルTと同じ方法で、二次TDMチャネルNTに再同調するように
指令されてもよい。
【0072】 アクセス層プロセス アクセス層L20が実行する機能を図9に詳細に示す。斜体で示されるステッ
プは。LES2とMES6の双方では実行されない。データリンク層L30から
物理層L10への方向では、機能は以下の通りである。すなわち、ルーティング
ステップA10では、データリンク層L30からの論理チャネルに対応して物理
チャネルを選択する。データリンク層L30からのデータはパケットに分割され
(A20)、必要であれば長さ情報が付加され(A30)、各パケットについて
検査合計が計算される(A40)。各パケットは、以下に示すような一般的なフ
ォーマットを有する。
【0073】
【表4】
【0074】 パケット記述子はパケットタイプを特定し、パケットの長さが可変である場合に
パケット長を指示する。
【0075】 MES6では、シグナリングチャネル制御ステップ(A50)が実行される。
このステップでは、シグナリングパケットのために使用されるシグナリングチャ
ネルおよびスロットが選択される。いずれにせよ、生成されたパケットは物理層
L10に出力される。
【0076】 物理層L10からデータリンク層L30への方向では、以下のプロセスが実行
される。LES2およびNCS3では、例えばWO97/05710に記載され
ているように、スポットビームローカリゼーションプロセス(A60)が実行さ
れる。いずれにせよ、受信パケットの検査合計がそれらのデータ内容に対して検
査され(A70)、その内容(または検査合計)が破損しているか否かが判断さ
れる。各パケットのタイプは、パケット記述子から特定される(A80)。パラ
メータ化プロセス(A90)では、適切なフォーマットで必要なデータリンクプ
ロセスに転送するために各パケットからパラメータが抽出される。最後にルーテ
ィングステップ(A100)では、パケットのデータ内容が適切なデータリンク
層プロセスへルーティングされる。
【0077】 チャネルの使用 異なるタイプのチャネルにわたって発生するデータ転送の種類を下記の表4に
まとめる。
【0078】
【表5】
【0079】 コネクションレスまたはコネクション指向データ転送モードの選択は、送るべ
きメッセージデータの量に従ってデータリンク層L30で行われる。
【0080】 コネクションレスデータ転送 コネクションレスデータプロトコルは、LES2とMES6との間で少量のデ
ータを即座に転送できるようにする。予備シグナリングは必要ではないが、その
代わりに、各コネクションレスデータパケットは、パケットがやりとりされるM
ES6とLES2のアドレスを含んでいる。コネクションレスデータパケットは
、以下のフォーマットを有している。すなわち、 [タイプ=00][DN索引][データシーケンス番号][MES ID][
LES ID][データ] である。
【0081】 DN索引は、MES6が属する一組のクローズドユーザグループのなかの一つ
を指示するデータネットワーク索引である。MES IDは、指示されたユーザ
グループ内のMES6のアイデンティティを示す識別コードであり、LES I
Dは、送信または受信を行うLES2を示す識別コードである。データシーケン
ス番号は、長いメッセージ内のパケットの順序を示しており、単一のメッセージ
が二つ以上のパケットを使用できるようにし、パケットがメッセージの先頭にあ
るか、中間にあるか、末尾にあるかを示す。
【0082】 LES2からMES6へのコネクションレスデータ転送では、LES2は、M
ES6が同調されているTDMチャネルTでコネクションレスデータパケットを
送信する。MES6は、シグナリングチャネルSで確認応答パケットを送ること
により、パケットの受信を通知する。MES6からLES2へのコネクションレ
スデータ転送では、MES6は、シグナリングチャネルSのデュアルスロットで
データパケットを送信する。LES2は、TDMチャネルT内の確認応答パケッ
トによりデータパケットの受信を通知する。他のデータ報告プロトコル(例えば
、遠隔監視装置によって使用されるもの)では、TDMチャネルTの容量に対す
る要求を低減するために、LES2はデータパケットの受信を通知しない。
【0083】 コネクション指向データ転送 コネクション指向データ転送プロトコルは、三つの段階、すなわち呼設定、転
送およびクリアを含んでいる。このプロトコルは、多量のデータの転送に使用さ
れ、同じ論理コネクションを用いて一方向または双方向で多数のメッセージを転
送できるようにする。コネクション指向プロセスに関する状態遷移図を図10に
示す。
【0084】 MES6は、アイドル状態S10で始まる。この状態では、MES6が海洋地
域で登録されるが、通信には関わっていない。後述するように、MES6および
LES2は接続中の状態S20に入り、この状態の間、接続プロトコル交換が行
われる。プロトコル交換が完了すると、MES6は接続済の状態S30に入り、
メッセージの受信および/または送信の準備が整う。接続プロトコル交換が失敗
すると、MES6はアイドル状態S10に戻る。MES6およびLES2は、接
続済状態S30から、後述するように、MES発(From-MES)転送状態S40ま
たはMES行(To-MES)転送状態S50のいずれかに入ることができる。最後の
転送が完了すると、切断中状態S60においてMES6およびLES2間で切断
プロトコル交換が行われる。切断プロトコルが完了すると、MES6はアイドル
状態S10に戻る。以下では、これらのプロセスについて詳細に説明する。
【0085】 LES2によって生起された呼では、LES2は、MES6に接続告知パケッ
トを送る。MES6がLES2に登録されている場合、接続告知パケットはLE
S TDMチャネルTで送信される。MES6がネットワーク登録モードにあり
、LES2に登録されていない場合、LES2は、局間リンクISLでNCS3
に接続告知パケットを送り、NCS3は、NCS TDMチャネルNTでMES
6にそのパケットを送信する。このパケットに応答して、MES6は、LES
TDMチャネルTに同調する。MES6が別のLES2に登録されている場合、
LES2は、ISLを通じて接続告知パケットを送信し、NCS3を介して登録
LES2に送る。このLES2は、自身のLES TDMチャネルTでそのパケ
ットを送信する。このパケットに応答して、MES6は、呼を生起したLES2
のTDMチャネルTに再同調する。各々の場合において、MES6は、この後、
呼を生起したLES2のTDMチャネルTによって指示されるシグナリングチャ
ネルSで接続応答を送信する。
【0086】 MES6がネットワーク登録モードにある場合、LES2は、MES6がビジ
ーであることを示すMESステータスパケットをNCS3に送信する。MES6
が別のLES2に登録されている場合、起呼LES2は、NCS3を介して別の
LES2にMESステータスパケットを送る。
【0087】 MES6によって生起された呼では、MES6は、呼がなされるLES2に関
連付けられたシグナリングチャネルSで接続要求パケットを送信する。MES6
がそのLES2に登録されていない場合、MES6は、まず、そのLES2のT
DMチャネルTに同調して、どのシグナリングチャネルを使用するかを決定する
。LES2がその接続を受け入れる場合、LES2は、そのTDMチャネルTで
接続確認応答を送信する。
【0088】 呼が設定されれば、指定された移動体行および移動体発メッセージチャネルM F およびMRを使用していずれかの方向に複数のメッセージを転送することができ
る。移動体行メッセージ転送では、LES2が、メッセージ割当てパケットをM
ES6に送る。このパケットは、転送すべきパケットの番号と、使用すべき移動
体行メッセージチャネルMFと、転送の開始時刻を示している。MES6は、指
定された時刻に、指示された移動体行メッセージチャネルMFに同調し、データ
パケットを受信し、LES TDMチャネルTに再同調し、パケットが受信され
たことを示す確認応答をシグナリングチャネルで送信する。受信されなかったパ
ケットは、この後、別の指示されたメッセージチャネルMFまたはTDMチャネ
ルTのいずれかでLES2によって再送される。余分な容量を利用することがで
きる場合は、任意で、元の転送をTDMチャネルTで行ってもよい。
【0089】 各転送は、個々のメッセージの全部を含んでいてもよいし、一部を含んでいて
もよい。LES2が低トラヒックモードで動作している場合、そうでなければL
ES TDMチャネルで送信されていたであろうメッセージ割当てパケットまた
はデータパケットがNCS3に送られ、代わりにNCS TDMチャネルNTで
送信される。
【0090】 MES6への最後の転送が行われ、その中の全てのパケットの受信通知を受け
取られると、LES2は、MES6にアドレス指定された接続クリアパケットを
TDMチャネルで送信する。接続クリアパケットに対する応答は不要である。呼
設定されたLES2にMES6が登録されていない場合、LES2は、NCS3
へ、またはMES6が登録されているLES2へアイドルステータスメッセージ
を送る。
【0091】 移動体発転送では、MES6は、メッセージ転送要求をシグナリングチャネル
Sで送信する。このメッセージ転送要求は、論理チャネル番号、転送シーケンス
番号、および転送すべきパケットの総数を指定する。この要求に応答して、LE
S2は、移動体発メッセージチャネルMRでの転送のために容量を確保し、メッ
セージ転送割当てパケットをTDMチャネルTで送信する。このメッセージ転送
割当てパケットは、使用すべき移動体発メッセージチャネルMR、転送開始用の
タイミング基準、および最初のブロックで転送することができるパケットの数を
指示する。MES6は、指示されたメッセージチャネルMRに同調し、指定され
たタイミングでパケットの最初のブロックを送信し、TDMチャネルTに再同調
する。最初のブロックが、送るべきパケットの全てを含んでいなかった場合、L
ES2は、パケットの次のブロックのために別のメッセージ転送割当てパケット
を送信する。以前に送信されたブロックのパケットの全てが正しく受信されたわ
けでない場合には、LES2は、どのパケット番号が受信されなかったかを示す
確認応答信号も送信し、MES6は、次の割当てブロックでこれらのパケットを
再送する。MES6によって最初に指示されたパケットの全てがLES2によっ
て受信されるまで、このプロセスが繰り返され、この後、LES6は、TDMチ
ャネルTで確認応答を送信する。
【0092】 MES6によって送るべきメッセージが32バイト長未満である場合、MES
6は、メッセージ転送要求を送らずに、シグナリングチャネルSのデュアルスロ
ットで単にメッセージを送信する。メッセージが受信されると、LES2は、T
DMチャネルTにおける確認応答信号でその受信を通知する。
【0093】 MES6がその最後のメッセージをコネクション指向転送で送信している場合
、MES6は、そのことをメッセージ転送要求パケットの中で指示する。この後
、LES2は、TDMチャネルTで接続クリア信号を送り、そのLES2がME
S6の登録LESではない場合には、MES6が現在アイドルであることを示す
MESステータスパケットをNCS3に送る。
【0094】 ショートフォームアドレス指定方式 同じLES2に登録されている一群のMES6は、NCS3に照会する必要な
しに、そのLES2によって管理されるユーザグループを形成することができる
。各ユーザグループは、上述のDNIDコードで識別され、そのユーザグループ
の個々のメンバは、DNIDコードに付随するメンバ番号によって識別される。
【0095】 LES2は、各DNIDコードに対するMESアドレスの索引付きテーブルを
記憶している。これらのMESアドレスは、地上ネットワークインターフェイス
18を通じた船舶管理オペレータへの接続によってLES2にダウンロードして
もよい。この他に、MESアドレスは、上述したように、送るべきデータ量に応
じてコネクションレスデータ転送またはコネクション指向データ転送によって、
LES2にダウンロードし、MES6によって修正してもよい。下記の表5に示
すように、LES2は、MESアドレスに対するメンバ番号とDNIDコードを
解読するためのテーブルを使用する。
【0096】
【表6】
【0097】 また、LES2は、DN索引コードを各DNIDグループと関連付ける。ME
S6は、同じグループ内の他のMESのアドレステーブルを記憶しない。その代
わりに、MES6は、船舶基地局や危険貨物管轄官庁などの異なる宛先に対応す
る一組のDN索引コードを用いてプログラムされる。上記の表5に示されるよう
に、LES2は、記憶されたアドレステーブルを使用して、MESアドレスに対
するDN索引を解読する。
【0098】 LES2で登録されたユーザグループ内では、同じグループ内の一つのMES
6から別のMES6へとメッセージを送ることができる。LES2は、送信を行
うMES6のDN索引を用いて、アドレスまたはアドレスのリストを特定する。
このリストは、他のMES6のアドレスを含んでいてもよい。
【0099】 MESスリープモード 各MES6は、シグナリングチャネルSでスリープモード要求パケットを送る
ことにより、LES2からのスリープモード操作を要求してもよい。このLES
2は、開始フレームとインタバルを指示するスリープモード確認応答パケットを
LES TDM Tで送ることで応答し、スリープモード操作用のデューティサイ
クルを制御する。次に、MES6は、所定数のフレーム(例えば、20フレーム
)の開始フレームからLES TDM Tに同調する。この数は、スリープモード
確認応答パケットにおいて指定してもよい。その期間の間にいかなるメッセージ
もMES6に送られない場合、MES6はスリープモードに入る。スリープモー
ドでは、指定されたインタバルによって決まる複数のフレームに対して、RF段
の電源が遮断される。LES2は、このインタバルの間は、MES6に送信する
ためのメッセージを予定していないが、MES6がアクティブである指定期間に
なるまでメッセージを保存する。
【0100】 スリープモード操作は、MES6のユーザによって、またはMESが登録され
ているLES2によってキャンセルすることができる。MES6がオペレータに
よる制御によりメッセージを送信する場合、MES6は、メッセージが送信され
るまでスリープモードを離れるが、依然として指定されたスリープモード期間中
である場合は、その後スリープモードに戻る。
【0101】 利用可能性 Inmarsat-C(商標)移動衛星通信サービスを参照して上述の実施形態を説明
してきたが、上述の実施形態は、例えば米国特許第5713075号、米国特許
第5717830号、米国特許第5708716号、WO97/07601、W
O97/20362、WO97/20401、WO97/21175、WO97
/21281等に記載されているようなAMSC衛星サービス等の他の衛星通信
サービスにも適用することができる。本発明の態様は、非静止衛星システムにも
適用できる。
【0102】 特定の実施形態は機能ブロックまたは層の点から説明してきたが、このような
機能を実装する異なる方法は、当業者であれば本発明の範囲内で理解することが
できるであろう。
【0103】 本発明の態様は、異なる管轄に置かれた別個の装置に具体化してもよい。本発
明は、発明の新規な技術的効果に貢献する任意の装置または方法にまで及んでい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の衛星通信システムにおける衛星のスポットビームとグロ
ーバルビームの配置を示す図である。
【図2】 メールクライアントを移動端末に接続する衛星通信システムの機能部分の図で
ある。
【図3】 衛星通信システム内の異なるエンティティ間の通信に使用される物理チャネル
を示す図である。
【図4】 衛星通信システム内の陸上地球局、ネットワーク管理局およびネットワークオ
ペレーションセンタ間の接続を示す図である。
【図5】 衛星通信システムの異なるプロトコル層の層図である。
【図6】 図5の物理層の機能を示す詳細図である。
【図7】 衛星通信システムにおいて使用されるπ/2−BPSK変調器の一例を示す図
である。
【図8】 衛星通信システム内のシグナリングチャネルのフレームフォーマットの図であ
る。
【図9】 図5のアクセス層の機能を示す詳細図である。
【図10】 コネクション指向プロセスの状態図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 5K067 AA11 BB04 BB21 CC04 CC08 DD51 EE02 EE07 EE10 HH21 5K072 AA12 AA20 BB02 BB13 BB22 CC15 DD01 DD06 DD11 DD16 DD17 EE02 FF24 FF27 【要約の続き】 Sの代わりに使用される低トラヒックモード、または地 球局(2)が多数のTDMチャネル(T)を伝送する高 トラヒックモードで動作することができる。同じ地球局 TDMチャネル(T)を参照する移動端末(6)によっ て使用される周波数チャネル間のチャネル間隔は、異な るTDMチャネル(T)を参照する移動端末(6)によ って使用されるチャネル間のチャネル間隔より狭い。地 球局(2)は、BPSK変調方式を使用して送信を行う が、地球局(2)はπ/2BPSK変調方式を使用して 送信を行う。地球局(2)は、ショートフォームアドレ ス指定方式を使用して索引付けされ、移動端末(6)に よって変更することができるアドレスのリストを記憶す る。移動端末(6)はスリープモードに入ることを要求 することができる。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星を介して選択的に複数の移動衛星端末と通信するために
    配置された地球局を備える衛星通信システムを操作する方法であって、前記地球
    局において、 前記端末の一つ以上にそれぞれアドレス指定されたメッセージを記憶するステ
    ップと、 前記端末にアドレス指定されたデータパケットおよびシグナリング情報を時分
    割多重周波数チャネルで送信するステップと、 前記シグナリングチャネル情報により決定される一つ以上のシグナリングチャ
    ネルで、前記端末によって送信された時分割信号を受信するステップと、 一つ以上の移動体行メッセージングチャネルで、前記端末にアドレス指定され
    たメッセージパケットを送信するステップと、 一つ以上の移動体発メッセージングチャネルで、前記端末によって送信された
    メッセージパケットを受信するステップと、 を備え、前記地球局に記憶された前記メッセージの各々が前記データパケットま
    たは前記メッセージパケットとして選択的に送信される方法。
  2. 【請求項2】 コネクション指向モードでは、前記地球局が、選択された前
    記端末にアドレス指定された移動体行呼設定信号を送信するとともに、前記選択
    された端末から移動体発呼設定信号を受信し、続いて前記地球局は、前記選択さ
    れた端末に一つ以上の前記メッセージを前記移動体行メッセージチャネルで送信
    し、 コネクションレスモードでは、前記地球局が、前記移動体行呼設定信号の送信
    ステップおよび前記移動体発呼設定信号の受信ステップなしに、前記選択された
    端末に一つ以上のメッセージを前記時分割多重チャネルで送信する請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記一つ以上の移動体行メッセージングチャネルが、前記衛
    星によって生成される一つ以上のスポットビームで前記衛星により再送されるよ
    うに前記衛星に送信される、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記メッセージの各々が、前記メッセージの長さに応じて、
    前記データパケットとして、または前記メッセージパケットとして選択的に送信
    される、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 衛星を介して選択的に複数の移動衛星端末と通信するために
    配置された地球局を備える衛星通信システムを操作する方法であって、前記移動
    端末の一つにおいて、 前記移動端末の一つにアドレス指定された一つ以上のデータパケットを含む複
    数のデータパケットおよびシグナリングチャネル情報を時分割多重周波数チャネ
    ルで前記地球局から受信し、 前記シグナリングチャネル情報に従って選択された一つ以上のシグナリングチ
    ャネルで、前記地球局にアドレス指定されたデータパケットを前記地球局に送信
    し、 前記移動端末の前記一つにアドレス指定された一つ以上のメッセージパケット
    を一つ以上の移動体行メッセージングチャネルで前記地球局から受信し、 一つ以上のメッセージパケットを一つ以上の移動体発メッセージングチャネル
    で前記地球局に送信し、 前記移動端末の前記一つによって前記地球局から受信された各メッセージが、
    前記時分割多重チャネルまたは前記移動体行メッセージチャネルのいずれかで受
    信される方法。
  6. 【請求項6】 コネクション指向モードでは、前記端末の前記一つが移動体
    発呼設定信号を前記地球局に送信するとともに、前記地球局から移動体行呼設定
    信号を受信し、続いて前記移動体行メッセージングチャネルで前記地球局から一
    つ以上のメッセージを受信し、コネクションレスモードでは、前記移動体行呼設
    定信号の受信ステップおよび前記移動体発呼設定信号の送信ステップなしに、前
    記時分割多重チャネルで前記地球局から一つ以上のメッセージを受信する請求項
    5記載の方法。
  7. 【請求項7】 時分割多重周波数チャネルまたは複数の移動体行メッセージ
    ングチャネルのなかの一つを受信するように選択的に同調可能な受信機と、 前記時分割多重周波数チャネルで受信した情報に応答して、複数のシグナリン
    グチャネルのなかの一つまたは複数の移動体発メッセージングチャネルのなかの
    一つで送信を行うように選択的に同調可能な送信機と、 前記時分割多重周波数チャネルおよび前記複数の移動体行メッセージチャネル
    の双方で受信したデータパケットを復号化して記憶する手段と、 を備える衛星メッセージング端末。
  8. 【請求項8】 衛星を介して第1の地球局から第2の地球局に可変長のメッ
    セージを送信する方法であって、前記メッセージの各々に対して、 前記メッセージのデータ内容をフォーマットして、一定長のデータパケットを
    一つ以上生成するステップであって、各データパケットがパケット情報およびデ
    ータを含んでいるステップと、 毎フレームデータパケット個数およびフレーム個数を、前記データパケットの
    数および前記毎フレームデータパケット個数の最大値に従って決定するステップ
    であって、前記毎フレームパケット個数と前記フレーム個数との積が、データパ
    ケットの総数に等しいか、あるいはデータパケットの総数よりも最小数だけ大き
    くなるようにするステップと、 前記データパケットを前記個数のフレームにフォーマットするステップであっ
    て、前記フレームの各々が前記毎フレームパケット個数以下のパケットを有する
    ステップと、 前記フレームの各々を他のフレームと独立に符号化するステップと、 この符号化されたフレームを前記第1地球局から前記第2地球局へ送信するス
    テップと、 を備える方法。
  9. 【請求項9】 前記データパケットの各々のデータ容量が32バイトである
    、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記毎フレームパケット個数の最大値が16パケットであ
    る、請求項8または9記載の方法。
  11. 【請求項11】 衛星地球局と移動端末との間でメッセージを交換する方法
    であって、 請求項8〜10のいずれかに記載の方法を実施するステップであって、前記第
    1地球局が前記衛星地球局を含み、前記第2地球局が前記移動端末を含んでいる
    ステップと、 請求項8〜10のいずれかに記載の方法を実施するステップであって、前記第
    1地球局が前記移動端末を含み、前記第2地球局が前記衛星地球局を含んでいる
    ステップと、 を備える方法。
  12. 【請求項12】 メッセージを入力するための入力装置と、 前記メッセージをフォーマットして、パケット情報およびデータを含む一定長
    のデータパケットを一つ以上生成し、毎フレームパケット個数とフレーム個数と
    の積がデータパケットの総数に等しいか、あるいはデータパケットの総数より最
    小数だけ大きくなるように、毎フレームパケット個数およびフレーム個数をデー
    タパケットの数およびフレーム長の最大値に従って決定し、前記毎フレームパケ
    ット個数以下のパケットを各々が有する前記個数のフレームに前記データパケッ
    トをフォーマットするフォーマッタと、 前記フレームの各々を他の前記フレームと独立に符号化する符号器と、 この符号化されたフレームを衛星に送信する送信機と、 を備える移動衛星通信端末。
  13. 【請求項13】 前記パケットの各々のデータ容量が32バイトである、請
    求項12記載の端末。
  14. 【請求項14】 前記フレーム長の最大値が16パケットである、請求項1
    2または13記載の端末。
  15. 【請求項15】 衛星を介して移動衛星通信端末から衛星の地球局に情報を
    送信する方法であって、 周波数チャネル、フレーム分割およびタイミング基準信号を指示するシグナリ
    ングチャネル情報を前記衛星地球局から受信するステップと、 長いスロット長および短いスロット長の一方を選択するステップと、 ランダムまたは疑似ランダムスロット割当てを決定するステップと、 前記タイミング基準信号と同期し、連続した複数の短いタイムスロットおよび
    連続した複数の長いタイムスロットを備えるフレーム内の選択されたタイムスロ
    ット内で情報が送信されるように、前記タイミング基準信号に従って決定された
    タイミング、前記フレーム分割、選択された前記スロット長および前記スロット
    割当てを用いて、前記情報を前記周波数チャネルで送信するステップであって、
    前記長いタイムスロットおよび短いタイムスロットの各々の数が前記フレーム分
    割によって定められ、前記情報は長いスロット長または短いスロット長のそれぞ
    れの選択に従って前記長いタイムスロットの一つまたは前記短いタイムスロット
    の一つのいずれかで送信され、前記スロットの個々のものが前記スロット割当て
    によって決定される方法。
  16. 【請求項16】 衛星地球局において複数の移動衛星通信端末から衛星を介
    して情報を受け取る方法であって、 タイミング基準信号と、周波数チャネルおよびフレーム分割を指示するシグナ
    リングチャネル情報とを前記端末に送信するステップと、 連続する複数の長いタイムスロットおよび連続する複数の短いタイムスロット
    からなるフレームを備えるフォーマットで、前記周波数チャネルにおいて前記端
    末から前記情報を受信するステップであって、前記短いタイムスロットおよび長
    いタイムスロットの各々の数が前記フレーム分割に依存し、前記スロットの各々
    が前記端末の一つ以上によって送信されたバーストを含んでいる方法。
  17. 【請求項17】 地球局と、ネットワーク管理局と、各々が衛星を介して前
    記地球局およびネットワーク管理局と通信を行うことができる複数の移動端末と
    を備える移動通信システムの操作方法であって、 前記移動端末の登録グループを識別する情報を前記地球局で記憶するステップ
    と、 前記移動端末のなかから選択された一つを指示するアドレス情報を含むメッセ
    ージを記憶するステップと、 前記選択された移動端末が前記登録グループの移動端末の一つであるか否かを
    判断するステップと、 前記選択された移動端末が前記登録グループのなかの一つでない場合に、前記
    地球局から前記ネットワーク管理局に第1のメッセージ指示を送信するステップ
    であって、前記第1メッセージ指示は、前記選択された移動端末を識別する識別
    コードを含んでいるステップと、 前記選択された移動端末が前記登録グループのなかの一つである場合に、前記
    地球局から前記選択された移動端末に第2のメッセージ指示を送信するステップ
    と、 を備える方法。
  18. 【請求項18】 前記選択された移動端末が前記登録グループのなかの一つ
    である場合、前記第2メッセージ指示が前記メッセージを含んでいる、請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記選択された移動端末が前記登録グループのなかの一つ
    である場合、前記第2メッセージ指示に応答して、前記選択された移動端末が前
    記地球局によって送信されるメッセージチャネルを受信し、前記第1地球局が前
    記選択された移動端末に前記メッセージチャネルで前記メッセージを送信する、
    請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記選択された移動端末が前記登録グループのなかの一つ
    ではない場合に、 前記ネットワーク管理局から前記選択された移動端末にチャネルコマンドを送
    信するステップと、 前記チャネルコマンドに応答して、前記地球局によって送信されたチャネルを
    選択された前記移動端末で受信するステップと、 を更に備える請求項17記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1地球局からの前記メッセージを前記チャネルで送
    信するステップを更に備える請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1地球局からのメッセージチャネル指示を前記チャ
    ネルで送信するステップと、 前記メッセージチャネル指示に応答して、選択された前記移動端末でメッセー
    ジチャネルを受信するステップと、 地球局において、前記メッセージを前記メッセージチャネルで送信するステッ
    プと、 を更に備える請求項20記載の方法。
  23. 【請求項23】 地球局と、衛星を介して前記地球局と通信を行うことがで
    きる複数の移動端末と、を備える移動通信システムの操作方法であって、 対応する第1および第2の周波数チャネルをそれぞれ示す第1および第2の連
    続チャネルを前記地球局から送信するステップと、 前記移動端末の一つからのログイン要求を前記第1周波数チャネルで受信する
    ステップと、 前記一つの移動端末が前記第1連続チャネルを受信するように同調された状態
    を保つように確認応答信号か、あるいは前記一つの移動端末が前記第2連続チャ
    ネルを受信するように同調するようにチャネル変更指示を、前記ログイン要求に
    応答して前記第1連続チャネルで前記一つの移動端末に選択的に送信するステッ
    プと、 を備える方法。
  24. 【請求項24】 衛星地球局を操作する方法であって、 第1のモードでは、一つ以上の周波数チャネルを識別する情報を含む単一のチ
    ャネルを衛星を介して送信し、前記周波数チャネルで一つ以上の移動端末からの
    信号を受信し、 第2のモードでは、前記衛星および遠隔衛星地球局を介して前記一つ以上の移
    動端末からの信号を受信し、 第3のモードでは、対応する一つ以上の周波数チャネルを識別する情報をそれ
    ぞれ含む複数のチャネルを前記衛星を介して送信し、前記移動端末のグループが
    同調される被送信チャネルに対応する周波数チャネルで、前記移動端末のグルー
    プからの信号を受信する方法。
  25. 【請求項25】 衛星通信システムにおいて複数の移動端末に対応送信周波
    数を割り当てる方法であって、 第1の移動端末グループに第1の連続周波数チャネルグループを割り当てる第
    1の周波数チャネル情報を含んだ第1の共通周波数チャネルを前記第1移動端末
    グループに送信するステップと、 第2の移動端末グループに第2の連続周波数チャネルグループを割り当てる第
    2の周波数チャネル情報を含んだ第2の共通周波数チャネルを前記第2移動端末
    グループに送信するステップと、 を備え、前記第1および第2チャネルグループのいずれかにおける周波数チャネ
    ル間の最小チャネル間隔が、前記第1グループの周波数チャネルと前記第2グル
    ープの周波数チャネルとの間の最小チャネル間隔未満である方法。
  26. 【請求項26】 前記各グループの前記最低チャネル間隔が1.25または
    2.5kHzである、請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記第1および第2グループのチャネル間の前記最小チャ
    ネル間隔が3.75または5kHzである、請求項25または26記載の方法。
  28. 【請求項28】 中継衛星を介して移動端末と衛星地球局との間で通信を行
    う方法であって、 BPSK変調方式を用いて、前記衛星地球局から前記移動端末に信号を送信す
    るステップと、 π/2BPSK変調方式を用いて変調された信号を前記衛星地球局において前
    記移動端末から受信するステップと、 を備える方法。
  29. 【請求項29】 衛星を介して複数の移動端末と通信するように構成された
    衛星地球局において前記移動端末をアドレス指定する方法であって、 前記移動端末のグループのアドレスのリストを各々が含む複数のアレイを記憶
    するステップと、 グループ識別コードおよびグループ索引コードを受信するステップと、 前記グループ識別コードに従って前記アレイのなかから一つを選択し、前記グ
    ループ索引コードに従って前記選択されたアレイ内のアドレスのなかから一つを
    選択するステップと、 前記選択されたアドレスを、前記アドレスに対応する移動端末のなかの選択さ
    れた一つによって受信できるように送信するステップと、 を備え、前記移動端末の一つからメッセージを受信するステップと、前記メッセ
    ージに応答して前記アレイの少なくとも一つのアドレスリストを修正するステッ
    プと、を更に備えている方法。
  30. 【請求項30】 衛星を介して地球局からメッセージを受信するためにメッ
    セージング端末を操作する方法であって、 地球局にスリープモード要求を送信するステップと、 地球局からスリープモード割当てを受信するステップと、 前記スリープモード割当てによって指定される第1の期間の間、前記メッセー
    ジング端末がメッセージを受信できる受信状態に定期的に入るステップと、 前記スリープモード割当てによって指定される第2の期間の間、前記メッセー
    ジング端末がメッセージを受信できない非受信状態に定期的に入るステップと、 を備える方法。
  31. 【請求項31】 衛星を介してメッセージング端末にメッセージを送信する
    ために地球局を操作する方法であって、 前記移動端末からスリープモード要求を受信するステップと、 前記要求に応答して、前記メッセージング端末にスリープモード割当てを送信
    するステップと、 前記スリープモード割当てに対応する繰返し第1期間内に前記端末にメッセー
    ジを送信するステップと、 前記スリープモード割当てに対応する繰返し第2期間内に前記端末へのメッセ
    ージの送信を禁止するステップと、 を備える方法。
JP2000550295A 1998-05-20 1999-05-18 衛星通信方法および衛星通信装置 Pending JP2002516551A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9810883A GB2337667B (en) 1998-05-20 1998-05-20 Satellite communication method and apparatus
GB9810883.0 1998-05-20
PCT/GB1999/001573 WO1999060810A2 (en) 1998-05-20 1999-05-18 Satellite communication method and apparatus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002516551A true JP2002516551A (ja) 2002-06-04

Family

ID=10832423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000550295A Pending JP2002516551A (ja) 1998-05-20 1999-05-18 衛星通信方法および衛星通信装置

Country Status (6)

Country Link
EP (2) EP1013005A2 (ja)
JP (1) JP2002516551A (ja)
AU (1) AU3944899A (ja)
CA (1) CA2293364A1 (ja)
GB (1) GB2337667B (ja)
WO (1) WO1999060810A2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8121536B2 (en) * 2002-07-23 2012-02-21 Qualcomm Incorporated Noise compensation in satellite communications
EP2259447A3 (en) * 2009-06-04 2014-05-14 Gilat Satellite Networks, Ltd. Statistical multiplexing in satellite communication networks
WO2019193814A1 (ja) * 2018-04-04 2019-10-10 三菱電機株式会社 データ通信方法、hub局及び地球局
CN109495159B (zh) * 2018-11-24 2020-12-22 石家庄市圣铭科技有限公司 一种基于卫星通信的应急通信系统及方法
CN112564767B (zh) * 2020-11-30 2021-09-21 北京邮电大学 无人机网络中基于自组织优化协作的连续覆盖方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4686672A (en) * 1983-10-13 1987-08-11 Nec Corporation TDMA communications apparatus having adaptive burst duration
FI87122C (fi) * 1990-12-04 1992-11-25 Telenokia Oy Radiosystem
US6522635B1 (en) * 1995-06-15 2003-02-18 Mobile Satellite Ventures, Lp Communication protocol for satellite data processing
US5815506A (en) * 1996-06-24 1998-09-29 Comsat Corporation Method for providing an overlay short messaging service in a mobile satellite communication system
GB2317303B (en) * 1996-09-09 1998-08-26 I Co Global Communications Communications apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999060810A2 (en) 1999-11-25
EP1429474A3 (en) 2004-09-08
GB2337667A8 (en) 1999-12-16
GB2337667B (en) 2003-06-04
AU3944899A (en) 1999-12-06
EP1429474A2 (en) 2004-06-16
GB9810883D0 (en) 1998-07-22
GB2337667A (en) 1999-11-24
EP1013005A2 (en) 2000-06-28
CA2293364A1 (en) 1999-11-25
WO1999060810A3 (en) 1999-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1032986B1 (en) Method for transmission of circuit switched data, packet data, and atm cell data in a satellite/wireless tdma system
US8335515B2 (en) Radio network assignment and access system
US5748742A (en) Fraud detection and user validation system for mobile earth terminal communication device
US7986951B2 (en) Method and apparatus for controlling transmissions in communication systems
US5850602A (en) Communication protocol for mobile earth terminal communication device used in mobile satellite communication system
US5926745A (en) Network operations center for mobile earth terminal satellite communications system
US6985454B1 (en) ISP system using non-geosynchronous orbit satellites
US7532891B2 (en) Method and apparatus for timing correction in communications systems
JP3853359B2 (ja) マルチビーム衛星方式メッセージング・システムに用いるチャネル割当表を有するメッセージ装置およびその動作方法
US6570859B1 (en) Satellite communication system and satellite for such a system
EP0998069A2 (en) Communication method and apparatus using a variable modulation scheme
EP1130837A2 (en) Physical layer header for packet data
ES2349629T3 (es) Transmisión inalámbrica con velocidad de codificación variable.
US6535716B1 (en) Monitor and control system for satellite communication networks and the like
KR20000075846A (ko) 데이터 링크 동기를 위한 시스템 및 방법
US20040147257A1 (en) Satellite communication method and apparatus
JP2002516551A (ja) 衛星通信方法および衛星通信装置
US6839332B1 (en) Method for transmission of circuits, packets, and cells in a satellite/wireless TDMA system
FI101253B (fi) Signalointimenetelmä ja lähetin
AU2004231937B2 (en) Radio network assignment and access system
WO2000027139A1 (en) Method and point-to-multipoint communication system utilizing optimized communication vectors
Phillips The INMARSAT Standard-C communications system

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050307