JP2002511929A - 鉛の存在をハンドワイプで明らかにする方法 - Google Patents

鉛の存在をハンドワイプで明らかにする方法

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JP2002511929A JP55078898A JP55078898A JP2002511929A JP 2002511929 A JP2002511929 A JP 2002511929A JP 55078898 A JP55078898 A JP 55078898A JP 55078898 A JP55078898 A JP 55078898A JP 2002511929 A JP2002511929 A JP 2002511929A
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エスウェイン,エリック,ジェイ.
ボーナイジャー,マーク.
アシュレー,ケビン.
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US Department of Health and Human Services
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators

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Abstract

(57)【要約】 ハンドワイプシステム、およびロジゾン酸イオンまたは硫化物イオンを使用した化学試験を使用して、人の皮膚も含めた対象表面上の鉛を検出する方法を提供する。試験する表面をハンドワイプでこすり、または拭き、表面残留物をハンドワイプ上に収集する。次いで、ハンドワイプ上に収集した鉛を酸性水溶液を使用して可溶化する。可溶化した鉛が存在する場合には、次いでこれをロジゾン酸イオンまたは硫化物イオンと反応させ、特徴的な色を発生させる。鉛が存在する場合には、ロジゾン酸イオンでの処理ではピンクから赤の色となり、硫化物イオンでの処理では茶から黒の色となる。この方法は、皮膚上の鉛の存在を検出し、曝露された個人の皮膚からの鉛の除去における手洗いの効果を評価する際に特に有用である。この方法は、作業場、家、学校などの環境中に鉛が存在するかどうか、その後にそれを除去する効果、およびそのような環境内での鉛に対する個人の曝露量を現地評価する際にも特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 鉛の存在をハンドワイプで明らかにする方法 発明の分野 本発明は一般に、ハンドワイプ(handwipe)システムと、ロジゾン酸 (rhodizonate)イオンまたは硫化物イオンを使用した化学試験とを 使用して鉛を検出する方法に関する。さらに詳細には、本発明は、ハンドワイプ システムと、鉛が存在する場合に特徴的な色の変化を引き起こすロジゾン酸イオ ンまたは硫化物イオンを使用した化学試験とを使用して表面(例えば皮膚、床、 壁、窓台など)上の鉛を検出する方法に関する。本発明は、皮膚上の鉛の存在を 検出し、曝露された個人の皮膚からの鉛の除去における手洗いの効果を評価する 際に特に有用である。本発明はまた、作業場、家、学校などの環境中に鉛が存在 するかどうか、その後でそれを除去する効果、およびこのような環境内での鉛に 対する個人の曝露量を現地評価する際にも特に有用である。 発明の背景 鉛曝露は、多数のかつ多様な人々に影響を及ぼす恐れのある重大な環境の危険 である。例えば、鉛ベースのペイントの除去および/または鉛ベースのペイント が入っている構造の修理に携わる作業員(およびそのエリア内の他者)、金属加 工業およびその他の関連産業の作業員、その他の工業施設内の作業員、ならびに 鉛ベースのペイントを含む家に住む、または家または学校そこを訪れる大人また は子供には、曝露が起こる可能性がある。鉛ベースのペイントの除去または減少 に従事する作業員の長期にわたる度重なる曝露、ならびに家および学校での子供 の曝露は、特に有害である。作業員(および他者)の皮膚、特に手の鉛残留物は 、通常の活動(例えば飲食や喫煙)中に摂取されることがあるので、健康上の重 大な危険となる可能性がある。注意深く手を洗えば、ほぼ全ての鉛残留物を除去 することができるが、手洗い処置の実際の効果を個人が迅速かつ容易に判定する こと、および最も重要な、洗った後の手に有意な鉛残留物が残っているかどうか を評価することは困難である。 空気、水、土、ちり、ペイントなどのサンプル中の鉛を検出するための化学斑 点試験をいくつか利用することができる。一般に、このような試験は、鉛とロジ ゾン酸イオンまたは硫化物イオンとの反応に基づいている。例えば、米国特許第 5416028号(1995年5月16日)、第5445965号(1995年 8月29日)、第5496736号(1996年3月5日)、および第5567 619号(1996年10月22日)は、液体サンプル中の鉛を判定する方法を 提供するものである。米国特許第5039618号(1991年8月13日)、 第5330917号(1994年7月19日)、第5364792号(1994 年11月15日)、および第5550061号(1996年8月27日)は、試 験試薬を含浸させた試験綿棒を使用して鉛を検出する方法を提供するものである 。この試験綿棒で、試験すべき表面をこする。試験表面上に鉛が存在する場合に は、綿棒は特徴的な色を呈することになる。鉛とロジゾン酸イオンの反応系に基 づくこのような試験綿棒は、市販の鉛試験キット、米国マサチューセッツ州Na tickのHybrilVet Systems,Inc.製のLead Ch eck(商標)で使用されている。Lead Check(商標)システムでは 、不活性スペーサで分離されたガラスまたはプラスチックの管に、2種類の試薬 (ロジゾン酸ナトリウム(sodium rhodizonate)および酒石 酸塩緩衝液)が入っている。起動すると、試薬が混合され、次いでこれらは綿棒 の吸収剤(すなわち綿)先端を飽和するために使用される(これにより黄色を生じ る)。この綿先端で試験すべき表面をこすることにより、綿棒先端の色を観察す ることによって鉛の存在を検出することができる(ピンクまたは赤は鉛が存在す ることを示し、色の変化がなければ有意レベルの鉛が存在しない(例えば約2μ g未満)ことを示す)。 一般に、このような化学斑点試験またはその方法を使用して、人の皮膚上の鉛 の存在を直接判定する、または人の皮膚から鉛を除去するための様々な除去技法 (例えば手洗い)の効果を直接評価することはできない。例えば、Lead C heck(商標)システムを人の皮膚の試験に適用する場合には、綿棒で皮膚を 直接拭く必要があり、これにより皮膚が試験試薬に曝露されることになる。さら に、皮膚上の鉛の存在を完全に評価する、かつ/または鉛除去の効果を試験する ためには、皮膚の大きな領域を試験試薬に曝露することが必要となる。例えば、 鉛を除去するための手洗いの効果を完全に評価するためには、手の大部分を、爪 およびあま皮(cuticle)の周りおよびその下の領域まで慎重に綿棒で拭 かなければならない。試薬によって皮膚が変色する可能性がある(例えばロジゾ ン酸ナトリウムによって引き起こされる黄変)だけでなく、例えば試験試薬中に 存在する酸によって、皮膚の過敏および損傷が起こる可能性がある。さらに、こ のようなロジゾン酸ナトリウムに対する曝露の長期的な影響(特に試験を繰り返 すことが必要または望ましい場合)は未知である。したがって、人の曝露量の試 験は、通常は間接的な手段によって、例えば作業員またはその他の個人が鉛で汚 染されている場合に、彼らが接触することになる可能性が高く、したがって鉛を そこに移している可能性が高い表面を評価することによって行われる。したがっ て、例えば、車のステアリングホイールを試験して、作業員の手の鉛に対する曝 露量を間接的に推定することができる。しかし、このような間接的な方法では、 重大な人の曝露量を評価し損なう、または過小報告する可能性がある。このよう な間接的な方法は試験試薬に対する曝露を低減させることはできるが、このよう な曝露がなくなることはない。通常の試験表面(机や窓台、ステアリングホイー ルなど)に対して使用するときでも、試験オペレータの皮膚は試験試薬に曝露さ れる可能性がある。さらに、入念な洗浄方法を使用して試験試薬の残留物を試験 表面から除去しなければ、その後にその表面に触れた個人が試薬に曝露されるこ ともある。 したがって、皮膚が試験試薬に曝露されないようにする、人の皮膚の鉛の曝露 量を試験するための、安全かつ信頼性の高い直接的な方法を提供することが望ま しい。また、試験表面上に試薬残留物を残さない、その他の表面の鉛の曝露量を 試験するための、安全かつ信頼性の高い方法を提供することも望ましい。また、 人の皮膚からの鉛除去の効果を判定するための、安全かつ信頼性の高い直接的な 方法を提供することも望ましい。本発明はこれらの方法を提供するものである。 発明の概要 本発明は一般に、ハンドワイプシステムと、ロジゾン酸イオンまたは硫化物イ オンを使用した化学試験とを使用して鉛を検出する方法に関する。さらに詳細に は、本発明は、ハンドワイプシステムと、ロジゾン酸イオンまたは硫化物イオン を使用した化学試験とを使用して表面(例えば皮膚、床、壁、窓台など)上の鉛 を検出する方法に関する。本発明は、皮膚上の鉛の存在を検出し、曝露された個 人の皮膚からの鉛の除去における手洗いの効果を評価する際に特に有用である。 本発明はまた、作業場、家、学校などの環境中に鉛が存在するかどうか、その後 でそれを除去する効果、およびこのような環境内での鉛に対する個人の曝露量を 現地評価する際にも特に有用である。 本発明の1つの目的は、鉛汚染の疑いのある表面上で鉛を検出する方法であっ て、(a)表面をハンドワイプで拭き、それにより鉛汚染物が表面上に存在する 場合にはそれを保持し、ハンドワイプ上に収集するステップと、(b)ハンドワ イプ上に収集した鉛を、酸性水溶液で可溶化するステップと、(c)可溶化され た鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループから選択したアニオン で処理するステップと、(d)ステップ(c)で生じた色を観察するステップと を含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば生 じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば生じる色が茶から黒と なる方法を提供することである。 本発明の別の目的は、鉛汚染の疑いのある人の皮膚上の鉛を検出する方法であ って、(a)皮膚をハンドワイプで拭き、それにより鉛汚染物が皮膚上に存在す る場合にはそれを保持し、ハンドワイプ上に収集するステップと、(b)ハンド ワイプ上に収集した鉛を、酸性水溶液で可溶化するステップと、(c)可溶化さ れた鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループから選択したアニオ ンで処理するステップと、(d)ステップ(c)で生じた色を観察するステップ とを含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば 生じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば生じる色が茶から黒 となる方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、人の皮膚のある領域から鉛を除去するための洗浄 の効果を評価する方法であって、(a)鉛を除去するための洗浄の効果を評価す る人の皮膚の領域を選択するステップと、(b)人の皮膚のその領域を洗浄して 鉛を除去するステップと、(c)人の皮膚のその洗浄した領域をハンドワイプで 拭き、それにより洗浄後の人の皮膚のその領域上に鉛汚染物が残っている場合に はそれを保持し、ハンドワイプ上に収集するステップと、(d)ハンドワイプ上 に収集した鉛を、穏やかな酸性水溶液で可溶化するステップと、(e)可溶化さ れた鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループから選択したアニオ ンで処理するステップと、(f)ステップ(e)で生じた色を観察するステップ とを含み、表面上の人の皮膚のその領域上に鉛が残っている場合に、アニオンが ロジゾン酸イオンであれば生じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物で あれば生じる色が茶から黒となる方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、鉛汚染の疑いのある表面上の鉛を検出するキット であって、 (a)表面を拭き、それにより鉛汚染物が表面上に存在する場合にはそれを保 持し、その上に収集するハンドワイプと、 (b)ハンドワイプ上に収集した鉛を可溶化するための酸性水溶液と、 (c)可溶化された鉛を処理し、鉛が存在する場合に特徴的な色を発生させる ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループから選択したアニオンを含む水 溶液と、 (d)鉛汚染の疑いのある表面上の鉛の検出を実行するための指示書のセット と を含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば特 徴的な色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば特徴的な色が茶から 黒となるキットを提供することである。 本発明の以上その他の目的および利点は、本明細書を考慮すれば明らかになる であろう。 発明の詳細な説明 本発明は一般に、表面上の鉛を検出するための安全かつ信頼性の高い直接的な 方法に関する。本発明では、ハンドワイプシステム、およびロジゾン酸イオンま たは硫化物イオンを使用した化学試験を使用して、表面上の鉛を検出する。本発 明は、皮膚上の鉛の存在を検出し、それによって、曝露された個人の皮膚からの 鉛の除去における手洗いの効果を評価または実証する際に特に有用である。本発 明はまた、鉛が存在するかどうかを現地評価し、作業場、家、学校などの環境中 で後にそれを除去する効果、およびこのような環境内での鉛に対する個人の曝露 量を実証する際にも特に有用である。本発明の方法では、試験表面(例えば皮膚 )が試験試薬に曝露されることはない。本発明はまた、本発明の方法を組み込ん だキットにも関する。 本発明では、鉛残留物が存在する場合にこれを保持し、対象の試験表面から収 集するために、ハンドワイプを使用する。次いで、ハンドワイプを酸で処理し、 表面から収集された鉛を可溶化する。次いで、可溶化された鉛をロジゾン酸イオ ンまたは硫化物イオンで処理し、それにより可溶化された鉛は試験イオンと反応 し、鉛が存在する場合には特徴的な色を生じる。試験イオンとしてロジゾン酸イ オンを使用する場合には、特徴的なピンクから赤となり、試験イオンとして硫化 物イオンを利用する場合には、特徴的な色は茶から黒となる。好ましくは、ロジ ゾン酸イオンが試験イオンとして利用される。ハンドワイプは、表面張力を低下 させ、それにより鉛をより容易に対象の試験表面から除去し、ハンドワイプ上で 収集することができるようにする1種類または複数種類の水性界面活性剤(カチ オン、アニオン、非イオン)を含むことが好ましい。適当な界面活性剤の例とし ては、例えば、ベンゾイド第四級カチオン界面活性剤、ポリエチレングリコール (例えばPEG−75)、エトキシル化(ethoxylated)アルコール (例えばC12−13アルコール、Pareth 7(登録商標))、ノノキシ ノール9、塩化ベンザルコニウム、Ledisolv(登録商標)などがある。 このハンドワイプは、例えば塩化ベンザルコニウムなどの消毒剤を含むこともで きる。このような界面活性剤および/または消毒剤は、言うまでもなく後続の試 験を妨害しないものとする。 本発明では、試験する表面をハンドワイプで拭く、またはこれでこすり、その 表面上に存在する可能性がある鉛または鉛残留物を除去し、ハンドワイプ上に収 集する。ハンドワイプを湿らせ、残留物収集の効果を高めることが好ましい。本 発明では、ハンドワイプは、好ましくはシートの形状をした、紙や紙を含む材料 、 布や布を含む材料、またはその他同様の材料であり、これを使用して試験する表 面を物理的に拭く、またはこすり、試験表面上の残留物(ちり、粒子、ほこり、 汚染物質などを含む。ただしこれらに限定されない)を収集することができる。 ハンドワイプの色は、後の発色を視覚的に容易に判定することができるように、 明るい色(例えば白やオフホワイト)であることが好ましいものとする。明るい 色のハンドワイプを使用すると、少なくとも表面が非常に汚れている場合には目 に見える指標(visual guidance)も提供することができ、拭取 り手続きは表面残留物を収集するのに効果的となる(すなわち残留物がハンドワ イプ上で目に見えることになる可能性が高い)。後続の試験を妨害する添加剤を 含んでいなければ、市販のハンドワイプを利用することもできる。特に人の皮膚 の試験に使用されるハンドワイプの場合には、ハンドワイプは、後続の試験を妨 害しない限り、界面活性剤、消毒剤、ローション剤(例えばラノリン)、香料、 およびその他のハンドワイプを皮膚との接触により順応させる添加剤を含むこと ができる。本発明での使用に適した市販のハンドワイプの例としては、例えば、 Wash N’Dri(登録商標)、Wet Ones(登録商標)、Wet− Naps(登録商標)、およびWash−A−Bye−Baby(登録商標)が ある。望ましいなら、使用上の注意をハンドワイプに直接印刷することもできる 。望ましいなら、否定および肯定の結果を示す色比較チャートをハンドワイプに 印刷することもできる。もちろん、このような注意書およびカラーチャートを、 印刷した文書としてハンドワイプと同梱することもできる。 ハンドワイプを使用して表面残留物を収集した後で、それに含まれる鉛の検出 可能な部分を可溶化しなければならない。鉛残留物は、酸性水溶液、好ましくは 穏やかな酸性の水溶液を使用して可溶化され、その中でPb+イオンを生じる。 一般に、鉛残留物は、pHが約6.0未満、好ましくは約1から約5、最も好ま しくは約2から約4の酸性水溶液と接触することによって可溶化される。適当な 酸の例としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、酒石酸、アスパラ ギン酸、フタル酸などがある。どのような有機酸または無機酸を使用しても鉛残 留物を可溶化することはできるが、一般的には、不慮の曝露による熱傷を防止す るために、酢酸などの弱い有機酸を使用することが好ましい。酢は、特に好まし い酢酸の源である。酸は、異なるいくつかの方法で鉛残留物に加えることができ る。例えば、酸性溶液をハンドワイプに噴霧する、または接触させ、ハンドワイ プ上で直接鉛残留物を可溶化することができる。あるいは、酸性溶液を使用して ハンドワイプから鉛残留物を抽出する、または浸出させ、それにより可溶化され た鉛を酸性溶液中に収集することもできる。あるいは、酸性溶液をハンドワイプ 中に組み込み、鉛残留物がハンドワイプで収集されたときに同時に可溶化される ようにすることもできる。人の皮膚を試験する場合には、この方法では言うまで もなく、酢酸(例えば酢)などの弱酸を含む穏やかな酸性溶液を必要とすること になる。 鉛残留物は、可溶化された後で、ロジゾン酸イオンまたは硫化物イオンを含む 試験試薬と接触する。好ましくは、ロジゾン酸イオンが使用される。ロジゾン酸 イオンは、ロジゾン酸、または例えばロジゾン酸ナトリウム、ロジゾン酸カリウ ム(potassium rhodizonate)、ロジゾン酸二ナトリウム (disodium rhodizonate)、ロジゾン酸二カリウム(di potassium rhodizonate)などのロジゾン酸の塩を含む、 任意の好都合な源から生じさせることができる。ロジゾン酸イオンの源は、ロジ ゾン酸塩の水溶液であることが好ましい。より好ましくは、源は、ロジゾン酸ナ トリウムまたはロジゾン酸カリウムの水溶液である。水溶液は、望ましいなら緩 衝することができる。可溶化された鉛と反応して目に見える色を生じるのに十分 なロジゾン酸イオンが存在する限り、ロジゾンの量は重要ではない。それでも、 水溶液は約0.1から約0.5重量パーセント(約1000から約5000pp m)のロジゾン酸またはその塩を含むことが一般に好ましい。試験試薬を塗布す る方法は重要ではない。試験試薬は、可溶化された鉛を含むハンドワイプに噴霧 または塗布することも、可溶化された鉛を含む溶液に添加することもできる。あ るいは、可溶化された鉛の溶液を、濾紙またはその他の指示用紙(indica tor paper)に吸収させた試験溶液に通す、またはその他の方法でこれ と接触させることもできる。可溶化された鉛が存在する場合には、ロジゾン酸イ オンで処理すると、ピンクから赤の色を生じることになる。可溶化された鉛が存 在する場合には、硫化物イオンで処理すると、茶から黒の色を生じることになる 。 発色した色の濃さは、少なくとも第一次近似で、存在する鉛の相対量を示すこと ができる。例えば、ロジゾン酸イオンを試験試薬として使用したときには、明る いピンク色は、暗い赤色より鉛が少ないことを示すことになる。 1つの特に好ましい実施形態では、ハンドワイプは、対象の表面(例えば人の 皮膚)から表面残留物を除去し、収集するために使用される。ハンドワイプ上に 収集された鉛は、次いで、ハンドワイプに酸性水溶液を噴霧することによってハ ンドワイプ上で直接可溶化される。その後、ハンドワイプにロジゾン酸イオンを 含む水溶液を噴霧することによってハンドワイプ上の可溶化された鉛がロジゾン 酸イオンと反応し、それにより、鉛が存在する場合には、ハンドワイプ上で直接 ピンクから赤の色を発色する。このようなシステムを使用することで、試験する 表面が試験試薬と接触することが避けられる。さらに好ましい実施形態では、酸 性水溶液はpHが約2から約4の酢酸溶液であり、これにより人の皮膚(試験表 面の皮膚または試験者の皮膚)が強酸と接触する可能性が回避される。 本発明は、鉛残留物を除去するための手洗いの効果を判定する際に特に有用で ある。したがって、例えば鉛に曝露された作業周は、昼休みの前または一日の勤 務時間の最後に、本発明を使用することもできる。こうして、このような作業員 は、自分の手から鉛を除去するための手洗いの効果を迅速かつ効果的に評価する ことができる。手(およびおそらくは身体のその他の部位)から鉛残留物を除去 するための洗浄の効果(またはその不足)を実証することにより、作業員は、自 分自身および自分の家族をより良好に鉛曝露から保護することができる。したが って、本発明の使用は、鉛曝露が潜在的な職業上の危険である産業の従業員教育 および安全プログラム全体の不可欠な一部となることができる。本発明を進行中 の教育および安全プログラムの一部として使用して抜取り検査をし、それにより 作業環境内で人の皮膚および/または物理的表面から鉛を除去する効果を強化す ることもできる。 本発明のハンドワイプシステムは、ハンドワイプ、種々の水溶液、指示書を含 むキットとして準備することができる。このキットは、否定および肯定の結果を 示す比較カラーサンプルまたはチャートも含むことになる。比較カラーサンプル またはチャートは、指示書に印刷することも、ハンドワイプに直接印刷すること も、別のフライヤ(flyer)に印刷することもできる。このようなキットは 、消費者が家で使用し、鉛残留物を除去するための手洗いの効果を判定するのに 特に有用である。 本発明の好ましい実施形態を例示し、それらについて述べたが、当業者なら多 数の変更および修正を思いつくことができることは理解されるであろう。また、 添付の請求の範囲において、本発明の真の趣旨および範囲内となるそうした全て の変更および修正はカバーされるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZW (72)発明者 ボーナイジャー,マーク. アメリカ合衆国 45255 オハイオ州 シ ンシナティー ジャカロ ドライブ 8380 (72)発明者 アシュレー,ケビン. アメリカ合衆国 45252 オハイオ州 シ ンシナティー ブレム ロード 9568

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.鉛汚染の疑いのある表面上で鉛を検出する方法であって、 (a)表面をハンドワイプで拭き、それにより鉛汚染物が表面上に存在する場 合にはそれを保持し、ハンドワイプ上に収集するステップと、 (b)ハンドワイプ上に収集した鉛を、酸性水溶液で可溶化するステップと、 (c)可溶化された鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループか ら選択したアニオンで処理するステップと、 (d)ステップ(c)で生じた色を観察するステップと を含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば生 じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば生じる色が茶から黒と なることを特徴とする方法。 2.酸性水溶液が穏やかな酸性であり、アニオンがロジゾン酸イオンであり、鉛 がハンドワイプ上で直接可溶化され、可溶化された鉛がハンドワイプ上で直接ア ニオンで処理され、それにより、鉛が存在する場合に、生じた色がハンドワイプ 上で観察されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.酸性水溶液がハンドワイプに直接噴霧され、アニオンを含む溶液がハンドワ イプに直接噴霧されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.酸性水溶液が穏やかな酸性であり、アニオンがロジゾン酸イオンであり、鉛 が可溶化されて酸性水溶液中に浸出し、可溶化された鉛を含む酸性水溶液がアニ オンで処理されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.化学斑点試験をステップ(c)で使用することを特徴とする請求項4に記載 の方法。 6.鉛汚染の疑いのある表面が人の皮膚であることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 7.鉛汚染の疑いのある表面が人の皮膚であることを特徴とする請求項2に記載 の方法。 8.鉛汚染の疑いのある表面が人の皮膚であることを特徴とする請求項3に記載 の方法。 9.鉛汚染の疑いのある表面が人の皮膚であることを特徴とする請求項4に記載 の方法。 10.鉛汚染の疑いのある人の皮膚上の鉛を検出する方法であって、 (a)皮膚をハンドワイプで拭き、それにより鉛汚染物が皮膚上に存在する場 合にはそれを保持し、ハンドワイプ上に収集するステップと、 (b)ハンドワイプ上に収集した鉛を、酸性水溶液で可溶化するステップと、 (c)可溶化された鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループか ら選択したアニオンで処理するステップと、 (d)ステップ(c)で生じた色を観察するステップと を含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば生 じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば生じる色が茶から黒と なることを特徴とする方法。 11.酸性水溶液が穏やかな酸性であり、アニオンがロジゾン酸イオンであり、 鉛がハンドワイプ上で直接可溶化され、可溶化された鉛がハンドワイプ上で直接 アニオンで処理され、それにより、鉛が存在する場合に、生じた色がハンドワイ プ上で観察されることを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.酸性水溶液がハンドワイプに直接噴霧され、アニオンを含む溶液がハンド ワイプに直接噴霧されることを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.酸性水溶液が穏やかな酸性であり、アニオンがロジゾン酸イオンであり、 鉛が可溶化されて酸性水溶液中に浸出し、可溶化された鉛を含む酸性水溶液がア ニオンで処理されることを特徴とする請求項10に記載の方法。 14.化学斑点試験をステップ(c)で使用することを特徴とする請求項13に 記載の方法。 15.人の皮膚のある領域から鉛を除去するための洗浄の効果を評価する方法で あって、 (a)鉛を除去するための洗浄の効果を評価する人の皮膚の領域を選択するス テップと、 (b)人の皮膚のその領域を洗浄して鉛を除去するステップと、 (c)人の皮膚のその洗浄した領域をハンドワイプで拭き、それにより洗浄後 の人の皮膚のその領域上に鉛汚染物が残っている場合にはそれを保持し、ハンド ワイプ上に収集するステップと、 (d)ハンドワイプ上に収集した鉛を、穏やかな酸性水溶液で可溶化するステ ップと、 (e)可溶化された鉛を、ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループか ら選択したアニオンで処理するステップと、 (f)ステップ(e)で生じた色を観察するステップと を含み、表面上の人の皮膚のその領域上に鉛が残っている場合に、アニオンがロ ジゾン酸イオンであれば生じる色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であ れば生じる色が茶から黒となることを特徴とする方法。 16.洗浄後の人の皮膚のその領域に鉛が残っている場合に、ステップ(b)か ら(f)を繰り返すことを特徴とする請求項15に記載の方法。 17.アニオンがロジゾン酸イオンであり、鉛がハンドワイプ上で直接可溶化さ れ、可溶化された鉛がハンドワイプ上で直接アニオンで処理され、それにより、 人の皮膚のその領域上に鉛が残っている場合に、生じた色がハンドワイプ上で観 察されることを特徴とする請求項15に記載の方法。 18.穏やかな酸性水溶液がハンドワイプに直接噴霧され、アニオンを含む溶液 がハンドワイプに直接噴霧されることを特徴とする請求項17に記載の方法。 19.人の皮膚のその領域を、ステップ(b)の洗浄前に鉛が存在するかどうか 試験することを特徴とする請求項15に記載の方法。 20.人の皮膚のその領域を、ステップ(b)の洗浄前に鉛が存在するかどうか 試験することを特徴とする請求項18に記載の方法。 21.鉛汚染の疑いのある表面上の鉛を検出するキットであって、 (a)表面を拭き、それにより鉛汚染物が表面上に存在する場合にはそれを保 持し、その上に収集するハンドワイプと、 (b)ハンドワイプ上に収集した鉛を可溶化するための酸性水溶液と、 (c)可溶化された鉛を処理し、鉛が存在する場合に特徴的な色を発生させる ロジゾン酸イオンまたは硫化物からなるグループから選択したアニオンを含む水 溶液と、 (d)鉛汚染の疑いのある表面上の鉛の検出を実行するための指示書のセット と を含み、表面上に鉛が存在する場合に、アニオンがロジゾン酸イオンであれば特 徴的な色がピンクから赤となり、アニオンが硫化物であれば特徴的な色が茶から 黒となることを特徴とするキット。 22.ハンドワイプ上に収集された鉛を可溶化するための酸性水溶液およびアニ オンを含む水溶液が直接ハンドワイプ上に噴霧され、それにより、表面上に鉛が 存在する場合に、特徴的な色がハンドワイプ上に生じることを特徴とする請求項 21に記載のキット。 23.指示書が、表面上に鉛が存在する場合にハンドワイプ上に生じた特徴的な 色と比較するための1つまたは複数のカラーサンプルを含むことを特徴とする請 求項22に記載のキット。 24.鉛汚染の疑いのある表面が人の皮膚であることを特徴とする請求項21に 記載のキット。
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