JP2002508554A - トランザクション・サービスを提供する装置および方法 - Google Patents

トランザクション・サービスを提供する装置および方法

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JP2002508554A
JP2002508554A JP2000538327A JP2000538327A JP2002508554A JP 2002508554 A JP2002508554 A JP 2002508554A JP 2000538327 A JP2000538327 A JP 2000538327A JP 2000538327 A JP2000538327 A JP 2000538327A JP 2002508554 A JP2002508554 A JP 2002508554A
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コララ、アラビンダ
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コララ アソウシエイツ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 ＡＴＭのような、特にコンピュータに基づくトランザクション機械におけるトランザクション・サービスを提供する装置および方法と、前記トランザクション機械を用いてトランザクション・サービスを提供する方法。１つ以上のソフトウエア・アプリケーションが、ハードウエア的には独立しているが個々のハードウエア実施の機能に適合するように実施される機能性を提供する機能インターフェースを介してミドルウエア・ソフトウエアと双方向処理を行なう。標準的トランザクション機能用に設けられたオブジェクトは、ユーザとトランザクション機械との間のインターフェースには独立しており、前記インターフェースはカスタム化できる。その結果得られるトランザクション機械は、通常、ネットワーク内に組み込まれ、これらのネットワークはエクストラネットを形成するために容易にを組み合わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、トランザクション・サービスを提供する装置および方法に関する。
特に、本発明は、ネットワーク・コンピュータに基づくトランザクション機械と
、このトランザクション機械を用いてトランザクション・サービスを提供する方
法に関する。
【０００２】 ここでは、トランザクション機械とは、ユーザとの双方向処理が可能なあらゆ
るコンピュータに基づく機械をいう。
【０００３】 ここでは、用語「ＡＴＭ」は、現金を支払うことが可能なあらゆるトランザク
ション機械を意味するために用いる。通常、かかる機械は、キーパッドまたはタ
ッチ・スクリーンを介した情報の入力，音響の発生，映像の生成および印刷とい
うような物理的なトランザクションを担うことも可能である。また、これらは、
銀行カード等を読み取ることも可能である。キオスクは、現金を支払うことがで
きないトランザクション機械であるが、ファイナンシャル・サービスにしばしば
関係するある範囲の双方向機能を提供することができる。検査目的のために、従
来のＰＣをトランザクション機械として用いることができる。
【０００４】 電子キャッシュ機械（electronic cash machine）は、巨大で急速に拡大しつ つある市場である。多くの異なるハードウエア供給業者は、これらの機械自体，
それらが接続するサーバおよびそれらが通常通信する際に経由するネットワーク
手段というような機器をこの市場のために生産する。また、多くの異なるオペレ
ーティング・システムおよびアプリケーションが、これらのシステムを動作させ
るためおよび開発するための双方に用いられている。
【０００５】 この分野において現在用いられているハードウエアおよびソフトウエアの複雑
性および多様性の結果として、これらのシステムを変更してその機能性を拡張し
たり、より新しく良質なハードウエア，ソフトウエアまたはネットワーク手段に
アップグレードしたり、他のシステムとインターフェースすることは、困難でコ
スト高になってしまう。誤動作の危険を犯すことなく複雑なシステムに小さな変
更を加えることでさえ難しいので、かかるシステムの進展は捗々しくない。
【０００６】 したがって、ＡＴＭ／キオスク，それらのサーバおよびそれらのネットワーク
手段のハードウエア，ソフトウエアおよびネットワーク・コンポーネントの変更
を簡略化する方法を見い出すことができれば有効であろう。
【０００７】 また、かかる変更を小さな段階毎に実施できるようにする手段を提供すること
ができれば有効であろう。
【０００８】 更に、かかるシステムの誤動作の危険性を低下させる方法を見い出すことがで
きれば有効であろう。
【０００９】 現状では、種々のハードウエア，ソフトウエアおよびネットワーク手段を含む
ＡＴＭ／キオスク・ネットワークを動作させることは困難であり、したがって、
コスト高となる。多くの場合、インターフェース問題を低減するためには、大量
のハードウエアおよびソフトウエアを一緒にアップグレードしなければならない
。また、恐らくは異なる組織に属する別々のデバイスのネットワークをインター
フェースすることも困難であろう。別々のＡＴＭ／キオスク・システムを容易に
インターフェースし、いわゆるエクストラネット（Extranet）を形成することが
できれば、新しく有用で共通に動作可能なアプリケーションを開発することがで
きよう。これは現在可能であるが、現時点では法外に複雑でありしかもコスト高
である。
【００１０】 したがって、多種多様のハードウエア，ソフトウエアおよびネットワーク実現
を用いる一層良質なＡＴＭ／キオスクのネットワーク構築手段を提供することが
できれば有効であろう。特に、別々のネットワーク間における共通動作を可能に
する手段を提供することができれば有効であろう。また、別々のハードウエア実
現上でのＡＴＭ／キオスク・アプリケーションの実行を可能にするために必要と
される作業量を削減することができれば有効であろう。
【００１１】 現時点では、大抵はインターネット上で行われる電子商取引（ｅ−コマース）
が急速に成長している。ｅ−コマースは、多くの顧客がインターネットにアクセ
スすることの難しさにより、また、消費者がインターネット・トランザクション
に現在用いている機械の限界により、制約されている。典型的なｅ−コマースの
顧客は、家庭用ＰＣを用いてウェブ・サイトにアクセスする。しかしながら、家
庭用ＰＣは、現金を支払う機能やスマート・カードを読み取る機能というような
ファシリティ（facility）を欠いている。これらの機能は、多種類に及ぶ共通の
ファイナンシャル・トランザクションでは重要である。
【００１２】 したがって、ファイナンシャル・トランザクションに適したハードウエア・フ
ァシリティを既に有するＡＴＭおよびキオスクからインターネットに基づくｅ−
コマースにアクセスできるようにする手段を提供することができれば望ましいで
あろう。こうすることによって、個人的に所有されるウェブ・ブラウザには低コ
ストで安全に提供することができない高価なまたは非常に安全性の高いハードウ
エア・ファシリティを必要とするｅ−コマース・サービスを提供することができ
よう。また、現在利用されているよりもはるかに大きな顧客基盤がｅ−コマース
を容易に利用することができるようにすることが可能となろう。
【００１３】 ＡＴＭネットワークの設計には、通常、種々のシステム，アプリケーションお
よび通信手段を専門とするソフトウエアおよびハードウエア・エンジニアやグラ
フィックスおよびＧＵＩの専門家や言語の専門家等のような多くの職業人からの
入力を必要とする。現行の作業慣習では、これらの専門家は互いに対する依存性
が非常に高く、多種多様のプロジェクト・エリアで作業する人々の間で異なる要
件を伝達するために多くの時間および費用が費やされている。
【００１４】 したがって、１つのプロジェクトに従事する異なる専門家の作業の独立性を高
めることができる手段を提供することができれば有効であろう。即ち、異なる専
門家が彼ら自身の専門に関連するアプリケーションの要素を当該アプリケーショ
ンの他の要素に影響を及ぼすことなくカスタム化する手段を提供することができ
れば、非常に有効であろう。異なる専門家が公知の従来技術のオーサリング・ツ
ール（authoring tools）を用いて当該アプリケーションの機能（aspects）を用
意することができれば、特に有効であろう。
【００１５】 本発明によれば、 （ａ）トランザクション・サービスのユーザが、１つ以上のソフトウエア・アプ
リケーションによって制御される、コンピュータに基づくトランザクション機械
と対話し、 （ｂ）ソフトウエア・アプリケーションが、ミドルウエア・ソフトウエアの機能
インターフェースと双方向処理を行い、基礎のオペレーティング・システムの機
能性を拡張し、 （ｃ）機能インターフェースが、トランザクション機械の特定のハードウエア機
能に適合するように実施される機能性を備える、 トランザクション・サービス提供方法が提供される。
【００１６】 コンピュータに基づくトランザクション機械は、現金自動支払機，キオスクお
よび電子販売時点情報管理機械を含むグループから選択される。
【００１７】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアが、一連のトランザクション・オブ
ジェクトおよび標準デバイス機能の制御を含む。
【００１８】 更に好ましくは、トランザクション・オブジェクトは、ユーザとトランザクシ
ョン機械との間のインターフェースとは独立しており、ユーザとトランザクショ
ン機械との間のインターフェースはカスタム化可能である。
【００１９】 好ましくは、制御は機能インターフェースを実施する。
【００２０】 更に好ましくは、機能インターフェースは、制御ソフトウエアの機能と通信可
能である。
【００２１】 アプリケーション，オブジェクトおよび制御は、完全に同時かつ非同期であっ
てもよい。
【００２２】 制御は、イベントが待機させられて要求に応じてアプリケーションに送出され
るモードを有することができる。
【００２３】 好ましくは、制御は、サポートされたハードウエア・デバイスがない場合でも
、トランザクション機械上で実行することができる。
【００２４】 更に好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、異なるハードウエア・シス
テムと双方向処理を行なう１つ以上のオープン規格を用いる。
【００２５】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、支障なく取り消すことができる
機能に対してのみ取消しコマンドを与える。
【００２６】 ミドルウエア・ソフトウエアは、タイムアウト・コマンドを供給することが有
意義であるときにのみ、供給されるべきタイムアウト・コマンドを要求する。
【００２７】 好ましくは、すべての制御は永続的である。
【００２８】 更に好ましくは、永続的オブジェクトを含む制御を備えている。
【００２９】 好ましくは、すべてのエラーおよび違反は、ミドルウエア・ソフトウエアによ
ってアサートされる。
【００３０】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、常にイネーブルされた、トレー
ス・イベントを記録するトレース・ファシリティを備える。
【００３１】 ミドルウエア・ソフトウエアは、リング・バッファを用いてトレース・イベン
トの記録を格納することができる。
【００３２】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、トレース・データをメモリに書
き込んだのち、トランザクション機械がアイドル状態にある場合にのみそれをデ
ィスクにコピーする。
【００３３】 好ましくは、１つ以上のソフトウエア・アプリケーションが、ウェブ・ブラウ
ザにおいて管理されている。
【００３４】 更に好ましくは、ウェブ・ブラウザの使用は、ソフトウエア配布およびネット
ワーク接続に対するサポートを備える。
【００３５】 発生した場合に直ちに対処しなければならないイベントを検出するために必要
なデバイス制御を含む追加のブラウザ・フレームを備えてもよい。
【００３６】 ミドルウエア・ソフトウエアは、スクリプト可能なActiveXTMインターフェー スを有する一連のＣＯＭコンポーネントを含んでもよい。
【００３７】 ミドルウエア・ソフトウエアは、スクリプト可能なインターフェースを有する
一連のJavabeansTMコンポーネントを含んでもよい。
【００３８】 ウェブ・ブラウザの使用により、コンピュータに基づくトランザクション機械
によって従来のウェブ・サイトを表示可能としてもよい。
【００３９】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、ルール・データベースに従って
個々のウェブ・サイトに対するアクセスを許可または不許可とする。
【００４０】 ミドルウエア・ソフトウエアは、個々のインターネット・ウェブ・サイトの表
示のタイムアウトをカスタム化するように適合されてもよい。
【００４１】 好ましくは、コンピュータに基づくトランザクション機械は、当局によるネッ
トワークを介してのソフトウエア・アプリケーションおよびミドルウエアの変更
を可能とするように適合されている。
【００４２】 更に好ましくは、トランザクション機械は、そのステータスに関する情報をネ
ットワークを介して遠方の監視局に伝達する。
【００４３】 本発明の第２の態様によれば、コンピュータに基づくトランザクション機械が
提供され、ここで、コンピュータに基づくトランザクション機械には、ユーザと
の対話およびトランザクション関連情報の他の機械との交換用のハードウエア・
デバイスが備えられ、コンピュータに基づくトランザクション機械は１つ以上の
ソフトウエア・アプリケーションによって制御され、ソフトウエア・アプリケー
ションはミドルウエア・ソフトウエアとの機能インターフェースを介してハード
ウエア・デバイスを制御し、ミドルウエア・ソフトウエアは基礎のオペレーティ
ング・システムの機能性を拡張し、機能インターフェースはハードウエア的に独
立であるが、備えられる個々のハードウエア・デバイスの機能に適合するように
実行される機能性を与える。
【００４４】 コンピュータに基づくトランザクション機械は、現金自動支払機，キオスクお
よび電子販売時点情報管理機械を含むグループから選択される。
【００４５】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、一連のトランザクション・オブ
ジェクトおよび標準的デバイス機能の制御を含む。
【００４６】 更に好ましくは、トランザクション・オブジェクトは、ユーザとトランザクシ
ョン機械との間のインターフェースとは独立しており、ユーザとトランザクショ
ン機械との間のインターフェースはカスタム化可能である。
【００４７】 好ましくは、制御は機能インターフェースを実施する。
【００４８】 更に好ましくは、機能インターフェースは、制御ソフトウエアの機能と通信可
能である。
【００４９】 アプリケーション，オブジェクトおよび制御は同時かつ非同期であってもよい
。
【００５０】 制御は、イベントが待機させられて要求に応じてアプリケーションに送出され
るモードを有してもよい。
【００５１】 好ましくは、制御は、サポートされたハードウエアがない場合でも、トランザ
クション機械上で実行することができる。
【００５２】 更に好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、異なるハードウエア・シス
テムと双方向処理を行なう１つ以上のオープン規格を用いる。
【００５３】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、支障なく取り消すことができる
機能に対してのみ取消しコマンドを与える。
【００５４】 ミドルウエア・ソフトウエアは、タイムアウト・コマンドを供給することが有
意義であるときにのみ、供給されるべきタイムアウト・コマンドを要求してもよ
い。
【００５５】 好ましくは、すべての制御は永続的である。
【００５６】 更に好ましくは、永続的オブジェクトを含む制御を備えている。
【００５７】 好ましくは、すべてのエラーおよび違反はミドルウエア・ソフトウエアによっ
てアサートされる。
【００５８】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、常にイネーブルされた、トレー
ス・イベントを記録するトレース・ファシリティを備える。
【００５９】 ミドルウエア・ソフトウエアは、リング・バッファを用いてトレース・イベン
トの記録を格納してもよい。
【００６０】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、トレース・データをメモリに書
き込んだのち、トランザクション機械がアイドル状態にある場合にのみそれをデ
ィスクにコピーする。
【００６１】 好ましくは、１つ以上のソフトウエア・アプリケーションが、ウェブ・ブラウ
ザにおいて管理されている。
【００６２】 更に好ましくは、ウェブ・ブラウザの使用は、ソフトウエア配布およびネット
ワーク接続に対するサポートを備える。
【００６３】 発生した場合に直ちに対処しなければならないイベントを検出するために必要
なデバイス制御を含む追加のブラウザ・フレームを備えてもよい。
【００６４】 ミドルウエア・ソフトウエアは、スクリプト可能なActiveXTMインターフェー スを有する一連のＣＯＭコンポーネントを含んでもよい。
【００６５】 ミドルウエア・ソフトウエアは、スクリプト可能なインターフェースを有する
一連のJavabeansTMコンポーネントを含んでもよい。
【００６６】 ウェブ・ブラウザの使用により、コンピュータに基づくトランザクション機械
によって従来のウェブ・サイトを表示可能としてもよい。
【００６７】 好ましくは、ミドルウエア・ソフトウエアは、ルール・データベースに従って
個々のウェブ・サイトに対するアクセスを許可または不許可とする。
【００６８】 ミドルウエア・ソフトウエアは、個々のインターネット・ウェブ・サイトの表
示のタイムアウトをカスタム化するように適合されてもよい。
【００６９】 好ましくは、コンピュータに基づくトランザクション機械は、当局によるネッ
トワークを介してのソフトウエア・アプリケーションおよびミドルウエアの変更
を可能とするように適合されている。
【００７０】 更に好ましくは、トランザクション機械は、そのステータスに関する情報をネ
ットワークを介して遠方の監視局に伝達する。
【００７１】 本発明の第３の態様によれば、複数のコンピュータに基づくトランザクション
機械と、１つ以上のネットワーク手段と、１つ以上のアプリケーション・サーバ
とを含むネットワークを提供する。
【００７２】 本発明の第４の態様によれば、コンピュータに基づくトランザクション機械の
複数のネットワークを組み合わせることによって形成されたエクストラネットを
提供する。
【００７３】 好ましくは、エクストラネットは、個々のソフトウエア・アプリケーションに
対し利用可能なハードウエア機能性を制限するセキュリティ機構を備えている。
【００７４】 システムと呼ばれる本発明の一つの実施形態について、図面を参照しながら以
下に説明する。
【００７５】 図１は、サーバ１とネットワーク手段２とＡＴＭ３とを含む簡単なＡＴＭネッ
トワークを示す。このシステムは、このようなネットワークと、４とラベルされ
た異なる機能性のＡＴＭである図２に示すようなもっと複雑なネットワークとを
動作させるように、設計されている。
【００７６】 本発明に特有の利点は、図３に示すように、別々のネットワークを共に動作さ
せることを可能にする機能にある。ここでは、別々のサーバ７，８によって動作
させられる２つの別々のネットワーク５，６が接続されている（９）。こうして
得られた連結ネットワークをエクストラネットと呼ぶ。
【００７７】 多数のネットワークを共に連結することにより、異なる組織がＡＴＭ／キオス
ク・ネットワーク・サービスの提供において協働することが可能となる。例えば
、一連の従来のＡＴＭを所有する銀行と一連の切符販売キオスクを所有する航空
会社とが協働することを選択したと仮定する。銀行のＡＴＭには、顧客が航空券
の支払いをすることおよびその航空券を印刷することの双方を可能にする潜在性
がある。同様に、航空会社は、残高の表示のような、それらのキオスクの機能性
と互換性がある銀行サービスの限られた選択を提供することができる。
【００７８】 従来技術を用いる場合、このようなシステムの開発は、特に銀行のＡＴＭおよ
び航空会社のキオスクのハードウエアおよび機能の相違により、複雑となる。こ
のような組織間の協働は、現時点では全く不可能ではないが、複雑性および実施
に要する費用のために現在では稀である。
【００７９】 概して言えば、このシステムは、複数のサーバが複数のネットワーク手段を用
いて複数のＡＴＭおよびキオスクを動作させる手段を提供する。用途の一例とし
て、便利な場所に設置されたＡＴＭを介して異なる組織からの例えば映画，劇お
よび飛行機の切符を顧客が購入できるようにすることが挙げられる。
【００８０】 通常、ネットワーク手段はインターネット，企業内イントラネットまたはＬＡ
Ｎであるが、いずれのネットワーク手段またはネットワーク手段の混合とするこ
とも可能である。
【００８１】 このシステムは、基礎オペレーティング・システムの機能を拡張するとともに
ＡＴＭ／キオスク制御アプリケーションを書くための単一プログラミング・イン
ターフェースも備えたミドルウエア・ソフトウエア・レイヤを含む。
【００８２】 図４は、このシステムの好適な実施のソフトウエア・アーキテクチャを示す。
ＡＴＭ／キオスク制御アプリケーション１０は、MicrosfotTMのInternet Explor
erのようなウェブ・ブラウザ１１において管理（host）されている。このアプリ
ケーションは、Windows NTTMのような特定のオペレーティング・システム１２を
有するコンピュータ上で実行する。オペレーティング・システム１２の機能性は
ミドルウエア・ソフトウエア１３によって拡張されている。
【００８３】 ミドルウエアは、オペレーティング・システムの機能性を拡張するとともにＡ
ＴＭアプリケーションの開発を簡略化するツールを備えた、アプリケーション用
の一連のコンポーネントおよびオブジェクトを含む。
【００８４】 好適な実施では、システムのサブシステムのすべては、スクリプトを作成可能
なインターフェースを有するActiveXTMインターフェースまたはJavabeansTMと共
に一連のＣＯＭコンポーネントとして実装される。このアーキテクチャによって
、Internet Explorer内で実行するアプリケーションは、ハードウエアへのアク セスを含む、オペレーティング・システムおよびミドルウエアによって与えられ
る機能性にアクセスすることが可能となる。
【００８５】 この実施の有用な利点は、MicrosoftTMのFrontPageTM，VisualStudioTMおよび
Visual InterdevTMのような共通のオーサリング・ツールとVisual BasicTM，Vis
ual C++TM，PowerbuilderTMおよびDelphiTM等のような共通の開発環境とを用い てアプリケーションが用意されることである。
【００８６】 これが意味することは、開発者が精通しているであろうツールであって、その
一般性のために、カスタム開発環境を準備するとすれば法外に費用がかかるであ
ろうファシリティや支援が得られるツールを用いてアプリケーションを準備する
ことができるということである。
【００８７】 ブラウザ技術を用いることの更なる利点は、ソフトウエア・ダウンロードを容
易に制御できる環境が得られることである。アプリケーションは、ＡＴＭ／キオ
スクに対して全体的にローカルに、これら両極端の間のサーバまたは任意の中間
物上に全体的に保持される。必要であれば、アプリケーションは毎日ダウンロー
ドすることができる。
【００８８】 このシステムは、WindowsTM Open System Architecture Extensions for Fina
ncial Services (WOSA XFS)を用いて、ベンダには無関係にＡＴＭハードウエア をサポートする。
【００８９】 このシステムはまた、異なるハードウエア・システムと相互作用するObject L
inking and Embedding for Point Of Sale (OPOS)規格を用いる。これは、基礎 ハードウエアがWOSA XFSまたはOPOSのどちらに対応するかに関係なくアプリケー
ションがハードウエアにアクセスできることを意味する。
【００９０】 このシステムはスマートカード用のＰＣ／ＳＣ規格もサポートし、それによっ
て、スマートカードにアクセスする一定の方法を提供する。
【００９１】 また、このシステムは、OFXおよびSNMPのような様々な他のオープン規格用お よびNCRのTOPENDTMのようなトランザクション・モニタ用のサポートも提供する 。
【００９２】 明らかに、別の規格用のサポートも容易に追加できる。
【００９３】 ミドルウエア・ソフトウエアの主要サブシステムは、一連のウィザード，デバ
イス制御，セルフ・サービス制御，通信制御およびステータス監視コンポーネン
トを含む。
【００９４】 最上位のコンポーネントは、ウィザードであり、現金の支払いおよび文の印刷
等のような共通のＡＴＭ／キオスク・トランザクションを実施する一連のトラン
ザクション・オブジェクトである。好適な実施形態では、各々は、ActiveXTMオ ブジェクトまたはJavabeanTMとして実装される。ウィザードが実行している間、
それらはＡＴＭ／キオスクの機能を制御する。ウィザードは、他の制御とインタ
ーフェースし、最上位の制御ロジックのすべてをエンコードする。
【００９５】 ウィザードをカスタム化し組み合わせることによって、このシステムと共にア
プリケーションを構築することができる。ウィザードは、各トランザクションま
たは大きなアプリケーションに必要とされる機能および機能性のすべてをカプセ
ル化する。ActiveXTMを用いるとき、ウィザードはActiveXTMプロパティおよび方
法を介して入力を受け取り、一組のActiveXTMイベントとしてそれらの状態を出 力する。あるいは、ウィザードは、JavabeanTMと同じように実装することも可能
である。この設計機能の結果として、ウィザードはＡＴＭ／キオスク・ユーザ・
インターフェースからは完全に無関係となる。
【００９６】 例えば、ＡＴＭは、要求に応じて１０ドルを支払う単一ボタンを有する場合が
考えられる。第２のＡＴＭは、より複雑な制御を実施し、金を発行している間に
詳細なアニメーションを表示する場合もある。しかしながら、これらのＡＴＭの
双方を実現するために、同じウィザードを用いることができる。ウィザードは、
ブラウザ・ページ上のスクリプトによってユーザ・インターフェースを自由に定
義することを可能にしつつ、トランザクションに必須なソフトウエア・ロジック
を封入する。
【００９７】 これは時間およびコストの節約につながるであろういくつかの重要な利点を有
する。第１に、ウィザード内のカプセル化された機能は、異なるアプリケーショ
ン間で再利用することができ、しかも、異なるアプリケーションが完全に異なる
外見および感触を有することができる。第２に、これによって、共通のウェブ・
ツールを用いてユーザ・インターフェースを設計することが可能となる。第３に
、ウィザードの機能を損なう危険を全く犯すことなく、ユーザ・インターフェー
スを設計することができる。最後に、ユーザ・インターフェースは、ＡＴＭ／キ
オスク・ソフトウエアおよびハードウエアの別の観点ではエキスパートではない
専門家によって設計され得る。
【００９８】 ウィザードの別の重要な機能は、それらが実行されるハードウエアの機能を解
釈できることである。例えば、それらは、現金支払い手段が使用可能か否かにつ
いて確定することができる。その後、複数の異なるハードウエア実施上で１つの
アプリケーションが実行し、その機能性を当該ハードウエアの機能に適合させる
ことができる。
【００９９】 これは、異なるハードウエア実施を同じネットワークに組み込むことを可能に
するだけでなく、別々のネットワークをエクストラネットに連結することも可能
にする。
【０１００】 デバイス制御は、ＡＴＭまたはキオスク上の特殊デバイスへの独立したハード
ウエア・アクセスを提供する。各デバイス制御は、１つ以上のアプリケーション
またはウィザードによって制御され質問されることができる持続性サーバ（pers
istent server）として作用する。デバイス制御は、その下にあるハードウエア の詳細を要約し、そのデバイス用の完全なサーバとして作用する。アプリケーシ
ョンおよびウィザードは、スクリプト可能ActiveXTMインターフェースまたはJav
abeansTMインターフェースを介して制御と双方向処理する。
【０１０１】 このシステムによってサポートされるデバイス制御のいくつかの例を次に示す
。
【０１０２】 ・カメラ ・カード・リーダ（モータ化，強打（swipe），ＤＩＰ，スマートカード等） ・現金収納機 ・現金支払機 ・貨幣支払機 ・デポジトリ ・ドア ・暗号化器 ・案内光 ・インディケータ ・日誌プリンタ ・キーボード ・レーザ・プリンタ ・モデム ・オペレータ・パネル ・パスブック（ページ捲りを含む） ・ピン・パッド ・レシート・プリンタ ・スキャナ ・センサ ・署名取得 ・文プリンタ ・タッチスクリーン ・ＵＰＳ ・VendorMode ・計量器
【０１０３】 多数のアプリケーションを同時に実行させることもでき、デバイス制御は完全
に同時に起こる。ＡＴＭおよびキオスク・トランザクションのサイクル・タイム
はクリティカルであり得るので、これは重要である。それらの設計は、制御がそ
れらの結果（成功または失敗）をActiveXTMまたはJavabeansTMイベントを介して
報告するイベント・ドリブン方法でまたはＣ＋＋のような言語内から手続方法で
それらが用いられ得るようなものである。イベント・ドリブン・モードでは、ブ
ラウザ技術を用いてアプリケーションを容易に作成することができる。例えば、
適当な簡単使用グラフィカル・インターフェースを提供する容易に入手できるウ
ェブ・ツールは、イベント・ドリブン・アプリケーションを作成するのに用いら
れ得る。
【０１０４】 非同期で動作できるためには、すべての制御は、最初に構成するときに、イベ
ント・スレッドと呼ばれるそれら自体のスレッドを作成する。非同期方法がコー
ルされるときには、コマンド・メッセージがイベント・スレッドに送られる。イ
ベント・スレッドは、このコマンドを実行し、完了時に主スレッドにメッセージ
を返送する。完了方法（completion method）は適切なイベントを始動させる。 イベント・スレッドを用いてコマンドを実装することにより、主アプリケーショ
ン・スレッドは自由に別のタスクを並列に処理することができる。イベント・ス
レッドはまた、デバイス状態がアプリケーション・ページ間で存続することを保
証する。ブラウザ・ページ上で制御は連続的に作成され破壊されているが、イベ
ント・スレッドは実行したままであり、デバイスへの接続は決して失われないこ
とを保証する。
【０１０５】 制御がＣ＋＋のような言語から手続方法で実行されるときには、イベントを待
機させ要求に応じてアプリケーションに送り出すモードに制御がセットされ、ア
プリケーションが他のタスクを実行し適切な時点でイベント・キューに戻れるよ
うにすることも可能である。
【０１０６】 セルフ・サービス制御は、セルフ・サービス・アプリケーションを作成するの
に必要な機能性を提供する。重要なセルフ・サービス制御については以下で更に
説明する。通信制御はリモート・ホスト・コンピュータへのアクセスを提供する
。セルフ・サービスおよび通信制御の双方は、デバイス制御と同じサーバ・アー
キテクチャを有し、すべて非同期で実行することも可能である。
【０１０７】 ステータス監視システムは、ＡＴＭまたはキオスクの正常性（health）を監視
し、ＳＮＭＰアラートを用いてステータスおよびアラート信号を外部監視ステー
ションに送る。
【０１０８】 すべての制御は、機能インターフェース（capabilities interface）を実装し
、アプリケーションまたはウィザードが制御の機能と制御が表すデバイスとを質
問することを可能にする。
【０１０９】 したがって、異なるハードウエア実施を同じネットワークまたはエクストラネ
ットに統合できるだけでなく、アプリケーションは、キオスク上で使用可能なハ
ードウエアの機能に応じてそれらが提供するサービスを動的に構成することがで
きる。
【０１１０】 この設計の結果として、アプリケーションの別のアスペクトを変更する必要な
く、個々のソフトウエア・コンポーネントをアップグレードすることができる。
それらの機能に応じてアプリケーションを作成することなく、新たな機能を追加
することができる。
【０１１１】 また、ハードウエアおよびネットワーク・コンポーネントを段階的にアップグ
レードまたは変更することもできる。このシステムのモジュール性質およびその
カスタム化可能性（customisability）によって、複数の通信およびハードウエ ア実施を一度に用いることもできる。これは、ＡＴＭ／キオスク・ネットワーク
を実行する組織がその旧来の通信およびハードウエア実施を恐らくはインターネ
ット／イントラネットをサポートしつつ同時に使用できるということを意味する
。これは、ＡＴＭネットワークを段階的に実装し変更できることを意味する。
【０１１２】 このようなアップグレードは、Open Financial Exchange（ＯＦＸ）アーキテ クチャを用いる場合には特に容易である。ミドルウエア・ソフトウエアは、任意
のネットワーク手段によってＯＦＸサーバとインターフェスする単一のＯＦＸ制
御を実装する。ＯＦＸサーバはまた、任意のネットワーク手段によってホストと
インターフェースすることも可能である。一旦このアーキテクチャが実装される
と、得られるネットワーク・トポロジは容易に変更でき、これを既存のネットワ
ークがこのシステムを用いるための容易な移動経路とする。
【０１１３】 制御の設計の更なる特徴（implication）は、実際のハードウエア・デバイス がなくてもＡＴＭ／キオスク上でそれらが実行できることである。これによって
、特定のハードウエアを必要とすることなく、例えば開発および検査の目的のた
めに、アプリケーションを起動および実行することが可能となる。アプリケーシ
ョンがある特定の制御の機能を要求するときには、制御は、デバイスがないこと
とその機能がないこととを回答する。したがって、例えばＰＣ上でアプリケーシ
ョンを作成し検査することができる。この状況では、ＰＣは、アプリケーション
とのその双方向処理においてＡＴＭ／キオスクのように振る舞うであろう。
【０１１４】 あらゆるコマンドに対して特定の制御が「成功」を返す無視モードも提供され
る。これによって、アプリケーションは、各ステップにデバイスが存在するか否
かについて検査を行なう必要がない汎用コードを用いることができ、種々のハー
ドウエア機能と共に動作するアプリケーションを作成するときに書く必要がある
コードを簡略化することができる。
【０１１５】 ＨＴＭＬに基づくアプリケーションにも、デバイス制御を検査するシステムを
備えることができる。このアプリケーションは、オペレータが検査のためにデバ
イスのサブセットを選択することを可能にする。各デバイスに対して、２つの検
査シーケンスが定義される。１つはオペレータ双方向処理を必要とし（例えば、
カードの挿入／除去）、１つはオペレータ双方向処理を必要としない。後者を選
択する場合には、選択されたデバイスに対して双方向処理のない検査シーケンス
を繰り返し実行し、このシステムを用いて提供されたアプリケーションが容易に
応力検査される（stress tested）を可能にする。オペレータ双方向処理を含む 完全な検査も選択可能である。検査は自動化され、したがって、可能な限り再現
可能である。
【０１１６】 すべての制御はセキュリティ機構を含む。この機構により、種々の制御の方法
をイネーブルおよびディスエーブルすることができる。これは、機能が異なるア
プリケーションが所与のキオスクまたはＡＴＭ上で実行するエクストラネット環
境では、特に重要である。例えば、ＡＴＭのネットワークを運営する銀行が航空
会社にエクストラネットを介してそのＡＴＭによる切符の発行を許可した場合に
は、航空会社のアプリケーションが現金を支払うことを許可しないことが望まし
いであろう。
【０１１７】 このセキュリティ機構は以下のようなキー受け渡し技法によって実現される。
【０１１８】 ミドルウエア・ソフトウエアは、ＡＴＭまたはキオスクの現行のセキュリティ
構成が設定されることを可能にするセキュリティ制御を含む。セキュリティ制御
を用いると、ＡＴＭまたはキオスクの所有者はセキュリティ構成の詳細を指定す
ることができる（即ち、制御のどの方法を許可し許可しないか）。アプリケーシ
ョンは、ＡＴＭ／キオスクの所有者によって指定されたセキュリティ構成を設定
するディジタル証明書を介してセキュリティ制御に対して自己を確認する。アプ
リケーションが制御の不許可方法をコールしようとした場合には、トラップが発
生され、制御をＡＴＭ／キオスクの所有者のアプリケーションに移す。
【０１１９】 このシステムの重要な利点の１つは、ＡＴＭおよびキオスクを介してインター
ネットに基づくｅ−コマース・ファシリティを提供するのにこれを容易に用いる
ことができ、より大きな消費者基盤によってｅ−コマース・ファシリティが使用
されることを可能にするだけでなく、私的に所有されたＰＣやウェブ・ブラウザ
上には容易に提供することができない現金支払機またはアイデンティティ検証手
段のような高価な高セキュリティ・ハードウエア・ファシリティを必要とするｅ
−コマースを可能にすることである。
【０１２０】 これを可能にすることを促進するために、このシステムは、既存のウェブ・サ
イトがＡＴＭおよびキオスクを介して安全に配信されることを可能にするSite-M
inder制御を提供する。この制御はいくつかの重要な機能を提供する。例えば、 それは、配信されるウェブ・サイトの各ページのＵＲＬを監視し、ルール・デー
タベースに従ってページを許可または不許可とする。これによって、通常ではＡ
ＴＭ／キオスクの目的の一部ではない他のウェブ・サイトまたはウェブ・ページ
にユーザが移ることを阻止する。この制御は、ウェブ・サイトが家庭での使用の
ために通常設計されているとともに公衆ＡＴＭ／キオスクには適当なタイム・ア
ウトとは異なる（より長い）タイム・アウトを有するので重要であるカスタム化
されたタイム・アウトを各ページが与えられることを可能にする。ウェブ・ペー
ジは接触感応スクリーンを用いてナビゲートされ、直感的かつ容易にそれらを用
いることができる。この制御は、（ハイパーテキスト・リンクやリンクを有する
画像のような）ウェブ・ページ上の小さな機能を拡大することもできる。ユーザ
はこの拡大をオン／オフでき、それによって、ハイパーテキスト・リンクを動画
化することができる。これは、第１にリンクがどこにあるかユーザが容易に確か
めることができ、第２に拡大状態にある場合にユーザがそのリンクを選択し易く
なるので、非常に効果的である。
【０１２１】 タッチスクリーンを有するＡＴＭ／キオスクと共に用いるためにこのシステム
によって提供される追加の機能は「ソフトキーボード」であり、これは、タッチ
スクリーン上にキーボードを表示し、表示されたキーボードとの接触がシステム
によって実際のキーボード上でのキーストロークと同様にこのシステムによって
解釈され、それによって、物理的なキーボードを設ける必要性をなくすというも
のである。
【０１２２】 ウェブ設計者が一様に直面する問題の１つは、ウェブ・ページ上に置かれたオ
ブジェクトがページを変更したときに破壊されるということである。ミドルウエ
アの有用な利点は、ActiveXTMフック・アイデア（hook idea）がこの問題を解決
することにある。各ページ上の軽量フックがオブジェクトにアクセスしている間
に、基礎となるオブジェクトはそのまま残る。
【０１２３】 永続性の欠如は、アプリケーション開発者がアプリケーション全体のデータを
格納する際の問題に発展する。この問題に対する解決策は、そのコアにある永続
的なオブジェクトを有し、アプリケーションがいつでもデータの格納および読出
しができるようにするスクラッチパッド制御（scratchpad control）によって与
えられる。この制御は、Vbscriptバリアント型（variant type）をサポートし、
すべての型のデータの格納および読出しを可能にする。また、この制御は、多数
のアプリケーション間でデータを共有することを可能とし、それに共有と印す。
【０１２４】 ウェブに基づくＡＴＭアプリケーションを実装するときの関連問題は、イベン
トがいつ発生するかには関係なく直ちに対処しなければならないイベントに関す
る。例えば、安全ドアが開かれたならば、アプリケーションは直ちに停止しなけ
ればならない場合がある。すべてのページはイベントを処理するためにあるコー
ドを含まなければならないであろうから、これはウェブに基づく環境で実現する
ことは容易でないであろう。この問題は、このシステムでは、主アプリケーショ
ン・フレームと共に第２の見えないフレームを動作させることによって解決する
ことができる。この見えないフレームは、反応されなければならないイベントを
検出するために必要なすべてのデバイス制御を含む。その後、このフレームは、
制御を取得し、恐らく主フレームを閉じる。
【０１２５】 従来のＡＴＭアプリケーションにおけるエラー処理は困難である。コンポーネ
ントは多数のエラー・ケースを戻し、複雑なコードが生ずる結果となる。
【０１２６】 ミドルウエア・ソフトウエアは、それがアプリケーションに送る応答を「正し
い応答」およびエラー応答に分離する。いくつかは複数の正しい応答を有するか
もしれないが、殆どのコマンドは単一の正しい応答を有し、すべてのエラーは単
一のエラー応答にマップされる。正しい応答はアプリケーションが継続すること
を可能にする。エラー応答が戻されるときには、現トランザクション・フローは
通常中止され、制御フローは正常なフロー・プロセスから抜け出してエラー状況
を処理する。その後、アプリケーションは制御に正確なエラー元を判定するよう
に要求する。
【０１２７】 この手法の利点は、発生することができる各エラー・ケースに対してハンドラ
によって通常のフローが混乱させられないことにある。制御は汎用エラー・ハン
ドラに移すことができ、この汎用エラー・ハンドラは、エラーから復元するか、
トランザクションを完全に中断し、恐らくはＡＴＭ／キオスクを再ブートするこ
とができる。したがって、アプリケーション・コードは可能な限り明確で簡潔の
ままで存続することができ、一方、エラー・ハンドラをコールすることによって
アプリケーション開発者にすべてのエラー・ケースを処理するように促す。開発
環境では、致命的なエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが表示される。
ある種のハードウエア障害があるときに一つの型のイベントDeviceErrorが発生 し、エラー処理を多くのエラー・ハンドラに散乱させるのではなく、ハードウエ
ア障害に対するエラー処理をカプセル化することができる。
【０１２８】 このシステムは、アプリケーションに明確な方法でそれと双方向処理するよう
に要求する。たとえ小さな違反 (transgression)であっても検出され、エラー応
答が発生する。これが発生すると、現環境は放棄され、アプリケーションを終了
させる。
【０１２９】 これは、アサーションという公知のソフトウエア・エンジニアリング手法に基
づく。しかしながら、システムのアサーションは、重大か否かには係らず、すべ
ての不許可ケースを絶対的にアサートするという点で、一般的な実用とは異なる
。このエラーを最大重要性まで高める技法の結果として、開発時点またはシステ
ム検査時点でエラーは早期に発見され、生の環境には決して寄せ付けない。現場
においてアプリケーションが比較的些細な問題を致命的なエラーとして報告する
危険性があるが、この技法は、従来技術のソフトウエア・アプリケーションと比
較して、特に高いレベルのロバスト性を達成する。
【０１３０】 本システムがトレースに対処する方法によって、別のエラー処理機能が提供さ
れる。ソフトウエア・エンジニアリングでは、トレースは、通常、問題が疑われ
る場合にのみイネーブルされる。しかしながら、これは、プログラムのダイナミ
クスに影響を及ぼし、バグの発見が一層困難になる。これは、時間に厳格なＡＴ
Ｍ／キオスク・アプリケーションに対処する場合には、特に大きな問題となる。
しかしながら、従来のトレースがＡＴＭ／キオスクの開発および動作の双方にわ
たって単に常にイネーブルされると、例えば、ハード・ドライブに書き込むのに
費やされる時間および通常発生する多数のトレース・イベントを格納するために
必要な大量のディスク空間による両方の実行上の問題がある。
【０１３１】 ミドルウエア・ソフトウエアは、アプリケーションおよび基礎のミドルウエア
の全トレース・イベントを記録し常にイネーブルされているトレース制御を提供
する。実行上の問題に対処するために、トレース・データをメモリに書き込み、
ＡＴＭ／キオスクがアイドル状態にある場合にのみディスクに書き込む。人々が
機械の前で列を作っている場合でも、現金支払い機およびキオスクは、ディスク
に書き込むための十分な時間を提供する２人のユーザ間のアイドル・サイクルを
経る。ディスク空間問題を解消するために、固定ファイル・サイズのリング・バ
ッファを用い、ブート・アップ時に割り当て、動作中そのサイズを一定とする。
バッファが満杯になると、最も古いデータを上書きし、それによって、最新イベ
ントの連続的な記録を残す。
【０１３２】 このトレース技法の結果として、問題が報告された場合にのみトレースをイネ
ーブルするときには容易に行なうことができない、孤立した（one-off）即ち稀 な問題を一層理解しやすくなる。
【０１３３】 また、いくつかのＡＴＭ／キオスク・ベンダーは、限られた量の不揮発性ＲＡ
Ｍを提供する。これが提供された場合、トレース制御は、最新のトレース情報を
リング・バッファ状にこのＲＡＭに書き込む。これは非常に素早いので、実行上
の問題は全く発生しない。しかしながら、ＡＴＭ／キオスクがフリーズまたはク
ラッシュすると、ＲＡＭは、直前に何が発生したかについてのトレースを含んで
いる。
【０１３４】 ActiveXTMがイベントをコンテナに始動する従来の方法に加えて、デバイスお よびセルフ・サービス制御は、イベントを待機させ、要求されたときにこれらを
１つずつ戻すことができる。これによって、単にイベント・ドリブン式ではなく
、手続式にＣ＋＋アプリケーションを書くことが可能となる。これらのイベント
を待機させて要求に応じてのみこれらをアプリケーションに届けることによって
、このシステムは、手続コードを書き込むことを可能にし、また、セルフ・サー
ビス・アプリケーションにおいて要求される複雑なロジックの開発および維持を
しやすくする。
【０１３５】 重要なセルフ・サービス制御を以下に説明する。 ・ウオッチドッグ制御：別個のWindows NTTMプロセスにおいて実行し、アプリケ
ーションがクラッシュするとＡＴＭ／キオスクを再ブートする。これを行なうた
めに、定期的にアプリケーションをポールして、これが正しく機能していること
をチェックする。この制御は、ＡＴＭ／キオスクを毎日再ブートするためにも用
いることができる。ウオッチドッグは、単一ＡＴＭ上で多数のアプリケーション
を監視することができる。
【０１３６】 ・システム・エスケープ制御：ＡＴＭ／キオスクを再ブートするために用いられ
る。カスタム化可能な状態で存在する。この制御は、（例えば、DataCollect制 御またはトレース制御において）キャッシュされたデータが再ブートの前にディ
スクにフラッシュされることを保証する。
【０１３７】 ・DataCollect制御：アプリケーションに統計的目的のために生データを収集さ せる。それは種々のイベントを記録しタイムスタンプする。トレース制御の場合
と同様、それは、ハード・ディスクへの書き込みに必要な時間によりＡＴＭ／キ
オスクがアイドル状態にあるときにのみ、メモリに記録したのち、ハード・ディ
スクに格納する。この制御による格納は、起動時に割り当てられる固定サイズで
あり、動作の間は一定のまま維持する。格納は、リング・バッファの形態である
。通常、収集されたデータは、解析のため遠隔地にエクスポートされる。
【０１３８】 ・トレース制御：既に説明された。 ・スクラッチパッド制御：既に説明された。 ・スーパーバイザ・アプリケーション：別個のアプリケーションとして同時に実
行する。これは、リア・スクリーンを有するＡＴＭ／キオスク上においてオペレ
ータが機械をオフラインにすることなくＡＴＭ／キオスクと対話できることを意
味する。これにより、機械が未だ使用されている間にオペレータは統計等にアク
セスすることが可能となる。あるいは、割込維持のために機械をオフラインにす
ることも可能である。この場合には、スーパーバイザ・アプリケーションはオフ
ライン・モードにオンライン機能の制限されたサブセットを与える。
【０１３９】 ・セキュリティ制御：既に説明された。 ・レジストリ制御：Windows NTTMレジストリをアプリケーションが操作できるよ
うにする。 ・DirectoryTree制御。 ・アプリケーション・ランチャ制御。 ・INIファイル制御：WindowsTM INIファイルをブラウザから読み取れるようにす
る。 ・定時ＦＴＰ。これは、ＦＴＰ機構を介して統計ファイルおよびトレース・ファ
イルをオフサイト場所に定時に（例えば、毎日または毎週）送ることを可能にす
る。 ・キー・キャプチャ制御：全ＰＣキーボードが提供されるとctrl-alt-delおよび
alt-tabのような特別なWindowsTMキーの組み合わせが捕捉されることができる。
【０１４０】 ・ポップアップ抑制制御。オペレーティング・システムで作成されたポップアッ
プ・ウインドウを監視し捕捉する。これは、他のベンダーからのソフトウエア・
コンポーネントがセルフ・サービス・アプリケーションにおいて使用されること
を可能にすることを一層容易にする。殆どのサード・パーティ・ソフトウエアは
、セルフ・サービス・アプリケーションを念頭に入れておらず、ポップアップ・
ウインドウを介してユーザと対話できることを想定している。これは、主アプリ
ケーションがユーザ・ダイアログに対して完全な独占を有さなければならないセ
ルフ・サービス環境においては、受け入れることができない。この制御は、ポッ
プアップを監視し、例えばポップアップを隠しＯＫボタンを押下するというよう
な所定の一連のタスクを迅速に実行することによって、この問題を軽減する。
【０１４１】 ・グローバル・コンフィギュレーション・ファイル制御。ＡＴＭネットワーク用
のコンフィギュレーション・データが単一の分散可能なファイルにおいて中心に
保持されることを可能にする。各ＡＴＭ／キオスクは、この制御に、当該ＡＴＭ
／キオスクに特定したコンフィギュレーション・データを読み出すように、問い
合わせることができる。これによって、個々のＡＴＭ／キオスク間の相違を一括
して処理することが可能になる。
【０１４２】 ・テレフォニ制御。モデムおよび電話ハンドセットが統合されることを可能にす
る。 ・ＳＳＭＳ制御。ソフトウエアがダウンロードされるとともに制御された方法で
インストールされることを可能にする。この制御は、インストールの失敗をチェ
ックし、システムが十分に確定された状態に復元することを可能にする。 ・スクリーンセーバ制御。この制御は、ユーザが所定時間よりも長い間インアク
ティブであるならば、アプリケーションが既定のウェブ・ページにジャンプする
ことを可能にさせる。
【０１４３】 ・多言語制御。この制御は、ウェブ・ページ上の言語が動的に変更されることを
可能にする。これは、テキスト文字列およびグラフィックスをキオスク上のデー
タベースから読み出すことによって行なわれる。これは、ユーザが任意のブラウ
ザ・ページからの、したがって、アプリケーションの任意の段階での言語でも変
更できることを意味する。 ・クロック同期制御。これは、キオスクとサーバとの間の時間帯において生じ得
る差を考慮し、また、キオスクとサーバとの間の通信の大きなタイムラグの可能
性を考慮して、アプリケーションがそのクロックをサーバ・クロックと同期させ
ることを可能にする。
【０１４４】 セルフ・サービス制御をシステムおよび基礎のオペレーティング・システムの
追加機能と共に用いることにより、ＡＴＭ／キオスクが遠隔地から管理されるこ
とを可能にする。例えば、システムは以下のことをサポートする。
【０１４５】 ・遠隔ウェブ・サーバからの日毎のソフトウエア・ダウンロード。 ・日毎の再ブートおよびシステム・チェック。 ・遠隔監視局への統計データの日毎のＦＴＰ。 ・遠隔監視システムへのトレース・データの日毎のＦＴＰ。 ・キオスクの定期的な正常性チェック（通常、５分毎）。 ・遠隔監視局への定期的な「心拍」メッセージ（heartbeat message）の送信。 このメッセージを監視することにより、デバイスが連続的に機能しているという
事実を監視することができる。 ・ネットワーク、例えばインターネットを介した遠隔地からキオスクへの直接安
全アクセスを可能にする。 ・ネットワーク、例えばインターネットを介した遠隔地からのソフトウエア保守
を可能にする。 ・ネットワーク、例えばインターネットを介した遠隔地からのキオスクの手動再
ブートを可能にする。
【０１４６】 ハードウエアは、各コマンドに異なる番号を割り当てるＷＯＳＡ ＸＦＳ規格
を介してアクセスされるが、制御は、各動作に関連した異なる名称の方法および
イベントを有するので、アプリケーションの開発が一層容易となる。ＷＯＳＡコ
マンドは、３０〜５０のイベントを通常生成する。これは、アプリケーション開
発者の時間を浪費し、エラーの可能性を高める。ミドルウエアは、一組の可能な
結果を少数の明確に名称が付された完了イベントに縮小し、アプリケーション開
発者が信頼性の高いコードを素早く書くことを一層容易にする。アプリケーショ
ンにバグがある場合にのみ発生し得る結果が致命的なエラーを引き起こす。
【０１４７】 デバイス制御が最初に用いられるときに、このシステムはＷＯＳＡ ＸＦＳセ
ッションを自動的に開く。したがって、オープン方法を手動でコールする必要は
ない。ＷＯＳＡセッションは、前述のイベント・スレッドの使用によりページ間
で維持される。
【０１４８】 すべてのＷＯＳＡ ＸＦＳ方法は、提供されるべきタイムアウトを要求とする
。しかしながら、これは、このアプリケーションにおける大部分のコマンドにと
って適切でも有意義でもない。ミドルウエアは、そうすることが有意義である場
合にのみ、提供されるべきタイムアウトを要求する。ＷＯＳＡは、キャンセル・
コマンドが任意の他のコマンドの後に送られることを可能にする。すべてのＡＴ
Ｍ機能を実際に取り消すことはできず、ミドルウエアは、実際に取り消しを行な
うことができる場合にのみキャンセル・コマンドを提供する。各非同期動作に対
してＷＯＳＡによって戻される要求ＩＤは、ミドルウエアによって抜粋される。
ＷＯＳＡは、ミドルウエアによってのみアクセスされ、アプリケーションによっ
て直接アクセスされることはない。
【０１４９】 明らかに、上述の好適な実施形態は、任意のオペレーティング・システムまた
はコンポーネント・システムと動作するように容易に適合されている。
【０１５０】 ここで想定した本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変更や改良も組み
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 簡単なＡＴＭネットワークを示す。
【図２】 別のハードウエアを有するＡＴＭネットワークを示す。
【図３】 エクストラネットを形成するために結合された２系統の異なるネットワークを
示す。
【図４】 システムの好適な実行のソフトウエア・アーキテクチャを示す。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年３月９日（２０００．３．９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項２９
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｇ 1/12 ３４１ Ｇ０７Ｄ 9/00 ３２１Ｃ 1/14 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 トランザクション・サービスを提供する方法であって、 （ａ）前記トランザクション・サービスのユーザが、１つ以上のソフトウエア・
    アプリケーションによって制御される、コンピュータに基づくトランザクション
    機械と対話し、 （ｂ）前記ソフトウエア・アプリケーションが、ミドルウエア・ソフトウエアの
    機能インターフェースと双方向処理を行い、基礎のオペレーティング・システム
    の機能性を拡張し、 （ｃ）前記機能インターフェースが、前記トランザクション機械の特定のハード
    ウエア機能に適合するように実施される機能性を備える、 方法。
  2. 【請求項２】 前記トランザクション機械が、現金自動支払機，キオスクお
    よび電子販売時点情報管理機械を含むグループから選択される、請求項１記載の
    トランザクション・サービスを提供する方法。
  3. 【請求項３】 ミドルウエア・ソフトウエアが、一連のトランザクション・
    オブジェクトおよび標準デバイス機能の制御を含む、請求項１または請求項２記
    載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  4. 【請求項４】 前記トランザクション・オブジェクトが、前記ユーザと前記
    トランザクション機械との間のインターフェースとは独立しており、 前記ユーザと前記トランザクション機械との間の前記インターフェースが、カ
    スタム化可能である、 請求項３記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  5. 【請求項５】 制御が、機能インターフェースを実施する、請求項３または
    請求項４記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  6. 【請求項６】 前記機能インターフェースが、前記制御ソフトウエアの機能
    と通信可能である、請求項５記載のトランザクション・サービスを提供する方法
    。
  7. 【請求項７】 アプリケーション，オブジェクトおよび制御が、同時であり
    かつ非同期である、請求項３乃至請求項６のいずれかに記載のトランザクション
    ・サービスを提供する方法。
  8. 【請求項８】 制御が、イベントが待機させられて要求に応じて前記アプリ
    ケーションに送出されるモードを有する、請求項３乃至請求項７のいずれかに記
    載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  9. 【請求項９】 制御が、サポートされたハードウエア・デバイスがない場合
    でも、トランザクション機械上で実行するように適合されている、請求項３乃至
    請求項８のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  10. 【請求項１０】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、異なるハードウエア
    ・システムと双方向処理を行なう１つ以上のオープン規格を用いる、請求項１乃
    至請求項９のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  11. 【請求項１１】 ミドルウエア・ソフトウエアが、支障なく取り消すことが
    できる機能に対してのみ取り消しコマンドを与える、請求項１乃至請求項１０の
    いずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  12. 【請求項１２】 ミドルウエア・ソフトウエアが、タイムアウト・コマンド
    を供給することが有意義であるときにのみ、供給されるべきタイムアウト・コマ
    ンドを要求する、請求項１乃至請求項１１のいずれかに記載のトランザクション
    ・サービスを提供する方法。
  13. 【請求項１３】 すべての制御が永続的である、請求項３乃至請求項１２の
    いずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  14. 【請求項１４】 永続的オブジェクトを含む制御が提供される、請求項３乃
    至請求項１３のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  15. 【請求項１５】 すべてのエラーおよび違反が、前記ミドルウエア・ソフト
    ウエアによってアサートされる、請求項１乃至請求項１４のいずれかに記載のト
    ランザクション・サービスを提供する方法。
  16. 【請求項１６】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、常にイネーブルされ
    た、トレース・イベントを記録するトレース・ファシリティを備える、請求項１
    乃至請求項１５のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法
    。
  17. 【請求項１７】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、リング・バッファを
    用いてトレース・イベントの記録を格納する、請求項１６記載のトランザクショ
    ン・サービスを提供する方法。
  18. 【請求項１８】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、トレース・データを
    メモリに書き込んだのちに、前記トランザクション機械がアイドル状態にある場
    合にのみそれをディスクにコピーする、請求項１７記載のトランザクション・サ
    ービスを提供する方法。
  19. 【請求項１９】 １つ以上のソフトウエア・アプリケーションが、ウェブ・
    ブラウザにおいて管理されている、請求項１乃至請求項１８のいずれかに記載の
    トランザクション・サービスを提供する方法。
  20. 【請求項２０】 ウェブ・ブラウザの使用が、ソフトウエア配布およびネッ
    トワーク接続に対するサポートを備える、請求項１９記載のトランザクション・
    サービスを提供する方法。
  21. 【請求項２１】 発生した場合に直ちに対処しなければならないイベントを
    検出するために必要な前記デバイス制御を含む追加のブラウザ・フレームを備え
    る、請求項１９または請求項２０記載のトランザクション・サービスを提供する
    方法。
  22. 【請求項２２】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、スクリプト可能なAc
    tiveXTMインターフェースを有する一連のＣＯＭコンポーネントを含む、請求項 １乃至請求項２１のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方
    法。
  23. 【請求項２３】 ミドルウエア・ソフトウエアが、スクリプト可能なインタ
    ーフェースを有する一連のJavabeansTMコンポーネントを含む、請求項１乃至請 求項２２のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  24. 【請求項２４】 ウェブ・ブラウザの使用により、前記コンピュータに基づ
    くトランザクション機械によって従来のウェブ・サイトを表示可能とする、請求
    項１９乃至請求項２３のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供す
    る方法。
  25. 【請求項２５】 ミドルウエア・ソフトウエアが、ルール・データベースに
    従って個々のウェブ・サイトに対するアクセスを許可または不許可とする、請求
    項２４記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  26. 【請求項２６】 ミドルウエア・ソフトウエアが、個々のインターネット・
    ウェブ・サイトの表示のタイムアウトをカスタム化するように適合されている、
    請求項２４または請求項２５記載のトランザクション・サービスを提供する方法
    。
  27. 【請求項２７】 前記コンピュータに基づくトランザクション機械が、当局
    によるネットワークを介しての前記ソフトウエア・アプリケーションおよびミド
    ルウエアの変更を可能とするように適合されている、請求項１乃至請求項２６の
    いずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  28. 【請求項２８】 前記トランザクション機械が、そのステータスに関する情
    報をネットワークを介して遠方の監視局に伝達することができる、請求項１乃至
    請求項２７のいずれかに記載のトランザクション・サービスを提供する方法。
  29. 【請求項２９】 コンピュータに基づくトランザクション機械であって、 該コンピュータに基づくトランザクション機械には、ユーザとの対話およびト
    ランザクション関連情報の他の機械との交換用のハードウエア・デバイスが備え
    られ、 前記コンピュータに基づくトランザクション機械が、１つ以上のソフトウエア
    ・アプリケーションによって制御され、 前記ソフトウエア・アプリケーションが、ミドルウエア・ソフトウエアとの機
    能的インターフェースを介してハードウエア・デバイスを制御し、 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、基礎のオペレーティング・システムの機
    能性を拡張し、 前記機能的インターフェースが、ハードウエア的に独立であるが、備えられる
    個々のハードウエア・デバイスの機能に適合するように実行される機能性を与え
    る、 コンピュータに基づくトランザクション機械。
  30. 【請求項３０】 前記トランザクション機械が、現金自動支払機，キオスク
    および電子販売時点情報管理機械を含むグループから選択される、請求項２９記
    載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  31. 【請求項３１】 ミドルウエア・ソフトウエアが、一連のトランザクション
    ・オブジェクトおよび標準デバイス機能の制御を含む、請求項２９または請求項
    ３０記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  32. 【請求項３２】 前記トランザクション・オブジェクトが、前記ユーザと前
    記トランザクション機械との間のインターフェースとは独立しており、 前記ユーザと前記トランザクション機械との間の前記インターフェースが、カ
    スタム化可能である、 請求項３１記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  33. 【請求項３３】 制御が、機能インターフェースを実施する、請求項３１ま
    たは請求項３２記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  34. 【請求項３４】 前記機能インターフェースが、前記制御ソフトウエアの機
    能と通信可能である、請求項３３記載のコンピュータに基づくトランザクション
    機械。
  35. 【請求項３５】 アプリケーション，オブジェクトおよび制御が、同時であ
    りかつ非同期である、請求項３１乃至請求項３４のいずれかに記載のコンピュー
    タに基づくトランザクション機械。
  36. 【請求項３６】 制御が、イベントが待機させられて要求に応じて前記アプ
    リケーションに送出されるモードを有する、請求項３１乃至請求項３５のいずれ
    かに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  37. 【請求項３７】 制御が、サポートされたハードウエア・デバイスがない場
    合でも、トランザクション機械上で実行するように適合されている、請求項３１
    乃至請求項３６のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械
    。
  38. 【請求項３８】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、異なるハードウエア
    ・システムと双方向処理を行なう１つ以上のオープン規格を用いる、請求項２９
    乃至請求項３７のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械
    。
  39. 【請求項３９】 ミドルウエア・ソフトウエアが、支障なく取り消すことが
    できる機能に対してのみ取り消しコマンドを与える、請求項２９乃至請求項３８
    のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  40. 【請求項４０】 ミドルウエア・ソフトウエアが、タイムアウト・コマンド
    を供給することが有意義であるときにのみ、供給されるべきタイムアウト・コマ
    ンドを要求する、請求項２９乃至請求項３９のいずれかに記載のコンピュータに
    基づくトランザクション機械。
  41. 【請求項４１】 すべての制御が永続的である、請求項３１乃至請求項４０
    のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  42. 【請求項４２】 永続的オブジェクトを含む制御が提供される、請求項３１
    乃至請求項４１のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械
    。
  43. 【請求項４３】 すべてのエラーおよび違反が、前記ミドルウエア・ソフト
    ウエアによってアサートされる、請求項２９乃至請求項４２のいずれかに記載の
    コンピュータに基づくトランザクション機械。
  44. 【請求項４４】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、常にイネーブルされ
    た、トレース・イベントを記録するトレース・ファシリティを備える、請求項２
    ９乃至請求項４３のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機
    械。
  45. 【請求項４５】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、リング・バッファを
    用いてトレース・イベントの記録を格納する、請求項４４記載のコンピュータに
    基づくトランザクション機械。
  46. 【請求項４６】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、トレース・データを
    メモリに書き込んだのちに、前記トランザクション機械がアイドル状態にある場
    合にのみそれをディスクにコピーする、請求項４５記載のコンピュータに基づく
    トランザクション機械。
  47. 【請求項４７】 １つ以上のソフトウエア・アプリケーションが、ウェブ・
    ブラウザにおいて管理されている、請求項２９乃至請求項４６のいずれかに記載
    のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  48. 【請求項４８】 ウェブ・ブラウザの使用が、ソフトウエア配布およびネッ
    トワーク接続に対するサポートを備える、請求項４７記載のコンピュータに基づ
    くトランザクション機械。
  49. 【請求項４９】 発生した場合に直ちに対処しなければならないイベントを
    検出するために必要な前記デバイス制御を含む追加のブラウザ・フレームを備え
    る、請求項４７または請求項４８記載のコンピュータに基づくトランザクション
    機械。
  50. 【請求項５０】 前記ミドルウエア・ソフトウエアが、スクリプト可能なAc
    tiveXTMインターフェースを有する一連のＣＯＭコンポーネントを含む、請求項 ２９乃至請求項４９のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション
    機械。
  51. 【請求項５１】 ミドルウエア・ソフトウエアが、スクリプト可能なインタ
    ーフェースを有する一連のJavabeansTMコンポーネントを含む、請求項２９乃至 請求項５０のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  52. 【請求項５２】 ウェブ・ブラウザの使用により、前記コンピュータに基づ
    くトランザクション機械によって従来のウェブ・サイトを表示可能とする、請求
    項４７乃至請求項５１のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクショ
    ン機械。
  53. 【請求項５３】 ミドルウエア・ソフトウエアが、ルール・データベースに
    従って個々のウェブ・サイトに対するアクセスを許可または不許可とする、請求
    項５２記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  54. 【請求項５４】 ミドルウエア・ソフトウエアが、個々のインターネット・
    ウェブ・サイトの表示のタイムアウトをカスタム化するように適合されている、
    請求項５２または請求項５３記載のコンピュータに基づくトランザクション機械
    。
  55. 【請求項５５】 前記コンピュータに基づくトランザクション機械が、当局
    によるネットワークを介しての前記ソフトウエア・アプリケーションおよびミド
    ルウエアの変更を可能とするように適合されている、請求項２９乃至請求項５４
    のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  56. 【請求項５６】 前記トランザクション機械が、そのステータスに関する情
    報をネットワークを介して遠方の監視局に伝達することができる、請求項２９乃
    至請求項５５のいずれかに記載のコンピュータに基づくトランザクション機械。
  57. 【請求項５７】 請求項２９乃至請求項５６のいずれかに記載のコンピュー
    タに基づくトランザクション機械と、１つ以上のネットワーク手段と、１つ以上
    のアプリケーション・サーバとを含む、ネットワーク。
  58. 【請求項５８】 請求項５７記載のコンピュータに基づくトランザクション
    機械の複数のネットワークを組み合わせることによって形成されたエクストラネ
    ット。
  59. 【請求項５９】 個々のソフトウエア・アプリケーションに対し利用可能な
    ハードウエア機能性を制限するセキュリティ機構を備えた、請求項５８記載のエ
    クストラネット。
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