JP2002507450A - 歯を洗浄する方法及び装置 - Google Patents

歯を洗浄する方法及び装置

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JP2002507450A JP2000537491A JP2000537491A JP2002507450A JP 2002507450 A JP2002507450 A JP 2002507450A JP 2000537491 A JP2000537491 A JP 2000537491A JP 2000537491 A JP2000537491 A JP 2000537491A JP 2002507450 A JP2002507450 A JP 2002507450A
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カーメン、ディーン・エル
グレイ、ラリー・ビー
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デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ
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    • B05B5/0403—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member

Abstract

(57)【要約】 表面を洗浄して洗浄溶液を再循環させるように設計された装置であり、手持ち型ハウジングと、洗浄溶液が内部を推進可能な管腔を有するチューブと、溶液を推進し、回帰経路を通じて強制後退させる双方の作用をなすポンプとを備える。膜型ポンプのみならず、ピストン型、特に段差ピストンを使用する連動型ポンプが開示される。対象の表面を周期的に洗浄するこのような装置及びシステムを用いる表面の洗浄方法が付加的な実施例として開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 背景技術分野 重曹又は他の研磨材を包含する溶液は、歯を洗浄する良好な媒体として働くこ
とが知られている。このような溶液の注液を与えて、ユーザーへ効果的な口腔衛
生を与える様々な公知のデバイスがある。これらのデバイスは代表的には歯科医
院における専門的使用を意図した大型で複雑なシステムである。
【０００２】 発明の概要 本発明は適当な量の洗浄溶液を口腔へ圧送して、歯を効果的に洗浄してその溶
液を個々人による再利用のために再循環させるように設計された装置を与える。
本発明の実施例によれば、この装置は、チューブと、手持ち型ハウジング内に配
置されたポンプとを含む。そのポンプは研磨粒子又は他の洗浄媒体を包含し得る
溶液をチューブ管腔を通じて推進させて、チューブの末端に形成された出口ノズ
ルから排出する。その出口ノズルはハウジングにより画定された末端開口に近接
して位置している。溶液は表面を洗浄する目的で表面の近傍へ向かって指向され
る。ポンプはまた溶液を歯の表面の近傍から末端開口を通じて戻させる。この装
置は、管腔の外側の溶液回帰経路を含めることにより同一の溶液の再循環と多数
の歯の洗浄を与えるためのものである。好適実施例は、溶液を貯蔵して且つ再循
環溶液を受け取る貯蔵器を与えるためのものである。この貯蔵器は、自己内蔵式
の携帯型装置の能力を与える手持ち型ハウジング内に配置できる。
【０００３】 この装置は、末端開口に近接してハウジングへ接続されたオリフィスブーツを
更に含む。この装置は紫外線又はマイクロ波放射により殺菌された材料から形成
できる。更にこの装置は、表面が接触したときにポンプを起動するように働くセ
ンサを含んでもよい。
【０００４】 圧送は、ピストンに基づく設計を含む様々な機械的方法、又は非機械的方法に
より、またこれらに限定されることなく、本発明に従って与えることができる。
一実施例はステップピストンに基づくポンプを用いる。このようなポンプは、第
１の体積の流体と第２の体積の気体とを同時圧送する能力を持ち得る。
【０００５】 本発明の他の実施例は可撓性膜の位置に応じて起動し得る複数のバルブに基づ
くポンプを用いる。
【０００６】 他の実施例においては、洗浄溶液により表面を洗浄する装置は、溶液を推進す
る第１ポンプと、すでに推進された溶液を引き戻す第２ポンプと、貯蔵器とを含
む。単独のポンプでも表面の近傍へ溶液を向かわせることと、そこから強制的に
遠ざけることの両方をなし得る。
【０００７】 本発明の実施例によれば、口腔内の表面を洗浄する方法は、貯蔵器に発泡防止
溶液を充填し、溶液をノズルを通じて表面の近傍へ推進させるように第１ポンプ
を起動して、ノズルを保持して第２ポンプが溶液を溶液回帰経路を通じて戻して
この溶液を再循環できるようにすることを含む。溶液を保持するために貯蔵器を
設けてもよい。
【０００８】 他の実施例は歯を洗浄する方法を与え、この方法は、貯蔵器と、チューブと、
ハウジング内に配置されたポンプとを有するハウジングを保持することにより、
ハウジングにより規定された開口とチューブにより規定された出口ノズルとが歯
表面の近傍へ置かれるようにして、ポンプを起動して溶液が歯表面の近傍へ推進
されて且つそこから強制的に遠ざけられるようにすることを含む。 強制された 溶液は、ハウジングにおける開口から回帰経路を介して貯蔵器へ戻って、再循環
することが可能である。
【０００９】 他の実施例においては、口腔内の複数の面を周期的に洗浄する方法が与えられ
る。このステップは、先述した装置を把持して、ポンプを起動し、末端開口を保
持してポンプが口腔から溶液を引き戻し、再循環させるようにし、出口ノズルを
他の面の近傍に再度位置させて、先行するステップを繰り返す。この方法は装置
を殺菌状態に保管して全てのステップを必要に応じて繰り返すことを更に含む。
【００１０】 特定実施例の説明 歯を洗浄する装置の実施例は、図１Ａ乃至１Ｅに示すように手持ち型ハウジン
グ１０、チューブ２０及びポンプ３０を含む。図１Ｅはポンプポート３１へ接続
されたチューブ２０の先端２１を示す。ポンプ３０は、以下に説明する様々な実
施例に従って、末端開口１４から溶液を押し出し、又は末端開口１４へ溶液を戻
して（又は引き込んで）、洗浄溶液を再循環させる。第１可撓膜３２を有する膜
型ポンプ(membrane-based pump)３０が図１Ａ、１Ｂ、１Ｅ及び図２乃至６に示
されている。このようなポンプ３０は膜３２の位置に応じて起動される。本発明
は、このような形式のポンプに限定されることはない。他の実施例におけるピス
トン型ポンプ(piston-based pump)が図８乃至１３に示されている。
【００１１】 図１Ａ−Ｅの実施例によれば、溶液はポンプ３０によりポンプポート３１を通
じてチューブ２０へ推進されて、チューブの末端において排出される。この末端
は出口ノズル２２を形成する。図１Ｄは基部４０を示す。基部４０はポンプ３０
へ接続されて、以下に更に説明する実施例により、第１可撓膜３２の位置を制御
するように操作される。図１Ｃは、貯蔵器１２を画定して本実施例により手持ち
使用の快適性を促進する形状にされたハウジングシェル１１を示す。このシェル
１１は上部基部部分４１へ接続されており、ポンプはこの上部基部部分４１内に
収容されている。シェル１１は末端開口１４を画定する。図示のように、シェル
１１にその末端開口１４にて接続されたオリフィスブーツ１３を設けてもよい。
チューブ２０のみならずシェル１１も圧力の断続的又は連続的適用の間にその形
状を保持するように設計された材料から形成せねばならない。ブーツ１３はユー
ザーへ心地よさを与えるようにラバー又は他の可撓性材料から形成してもよい。
ブーツ１３は、歯表面（図示せず）の近傍から末端開口１４を通じて戻して再循
環のために貯蔵器１２へ戻す溶液の流れを促進する便利さを有する。前進流体連
通は、例えばハウジング１０から洗浄する表面の近傍へ洗浄溶液を流すための経
路の保持として規定されている。回帰流体連通は同様に、近傍からハウジング１
０へ戻される洗浄溶液のための経路の保持として定義される。貯蔵器１２を含む
実施例については、前進流体連通は貯蔵器１２から離れるように指向される流体
連通であり、回帰流体連通は貯蔵器１２へ向かって指向される。
【００１２】 図１Ｂはハウジング１０の上方から見たポンプ３０の断面図を示し、入口バル
ブ３３、出口バルブ３４及び圧送チャンバ３５を示す。ポンプ３０の操作は以下
に詳細に説明する。図１Ａに示されたように組み立てられた装置は末端開口１４
内の出口ノズル２２の位置を示す。図１Ａは、シェル１１と上部基部部分４１と
の間に配置されて、流体漏出を実質的に排除するガスケット１５を示す。図１Ｂ
は、開放したときに圧力溶液をチューブ２０へ推進させる出口弁３４の位置を示
す。
【００１３】 図２は図１Ａの拡大図であって、組み立てられた装置における出口バルブ３４
、圧送チャンバ３５及びガスケット１５の配置を示す。第２可撓膜４２は第１可
撓膜３２に接触して示されている。第２可撓部材４２は上部基部部分４１と基部
制御ユニット４３との間の境界を形成する。基部制御ユニット４３は制御流体又
は他の圧力伝達媒体を利用でき、第２可撓膜４２へ力を加えて、次いで第１可撓
膜３２へ力を加えるようにする。図示された実施例によれば、基部制御ユニット
４３により画定されたチャンネル４４は、圧送及びバルブ動作を起動するために
、制御流体源（図示せず）と第２可撓膜４２との間の流体連通を与える。制御流
体は基部制御ユニット４３内に封止された状態に留めてもよく、或いはそれに代
えて、外部供給源（図示せず）から与えてもよい。
【００１４】 図３Ａ及び３Ｂは本発明の実施例による膜型ポンプ３０についての圧送工程を
模式的に示す。図３Ａは如何にして圧送チャンバ３５に洗浄溶液を充填するかを
示す。入口バルブ３３が開放すると、可撓膜３２は入口から離間して屈曲するよ
うに強いられて、圧送チャンバが充填されることを可能とする。制御流体は膜３
２からチャンネル４４を通じて抜き出される。矢印は制御流体流の方向を示す。
チャンバ３５が実質的に充填された後、工程の第２部分が開始される。制御流体
は図３Ｂに示すように入口バルブ３３の閉止及び出口バルブ３４の開放の後に膜
３２に対してチャンネル４４を通じて戻るように強制される。溶液はチャンバ３
５から推進されて膜３２は入口へ向かって屈曲する。制御流体はチャンバ３５に
充填されて工程の第１部分が開始されるまで留まる。
【００１５】 図４Ａ及び４Ｂは本発明の一実施例による入口又は出口バルブのための設計を
示す。これらのバルブはKamenの発明のための米国特許第５，０８８，５１５号 に開示された形式のものとしてもよい。図５Ａ及び図５Ｂは代替的バルブ設計を
示す。これら設計の何れも及び本発明の要旨の範囲内にある他の設計も図６Ａ及
び図６Ｂに示されたポンプへ組み込むことができる。流体は図４Ａ、４Ｂ及び図
５Ａ、５Ｂのバルブへ入口１００にて入り、出口１０１にてバルブを出る。図６
Ａ及び６Ｂは、物理的に分離された入口バルブ３３、圧送チャンバ３５及び出口
バルブ３４を通じる貯蔵器１２からの溶液の流れを示す。制御流体流の挙動も示
されている。図４Ａ及び図４Ｂのバルブ設計の実施例において、第２可撓膜４２
は第１可撓膜３２に接触するように示されている。この設計においては、入口１
００へ入ることが可能な溶液は領域３６へ流れて、次いでこの領域３６から出口
１０１へ出るように強いられる。図５Ａ及び図５Ｂのバルブ設計の実施例におい
て、膜３２は円錐形バルブ部分３７をポンプ３０のボディにより画定された嵌合
キャビティへ近接及び離間させるように駆り立てるのに使用される。この設計は
優れた弁座と、増大された推進及び引き戻し力とを与える。
【００１６】 図７は更なる実施例による歯を洗浄する装置の拡大図を示す。装置７０は対人
ユニット７１と基部ユニット７２との双方を有して示されており、これらのユニ
ットは容易に着脱される。基部ユニット７２は多数のユーザーが使用してもよい
が、対人ユニット７１は個人の口腔衛生を考慮する観点から単独のユーザーのた
めに特定された設計である。以下に更に詳細に説明されるように、ユーザーの口
腔から再循環された部分を含む溶液は、対人ユニット７１を通じてのみ流れる。
この実施例においては、貯蔵器７３（点線境界の間の体積として模式的に示され
ている）が対人ユニット７１内に配置されている。図７は対人ユニット７１を基
部ユニット７２へ取り付ける実施例を示す。対人ユニットハウジング部分７１０
は切り欠きを設けられており、嵌合基部ユニットハウジング部分７２０も切り欠
きを設けられており、対人ユニット７１の横方向または側方向移動により対人ユ
ニット７１の装置７０からの取り外しを容易にする。基部ユニット７２に対する
対人ユニット７１の固定は当技術分野で公知の固定機構により達成できる。コア
部品（図８において要素８７として示されている）はユニット７１の内側に位置
している。コア８７は、装置７０の操作中にユニット７１及び７２を所定位置へ
更に固定するように突起又は溝を含んでもよい。使用上便利なように、スイッチ
７６を基部ユニット７２上に配置して、ユーザーは装置７０をオン及びオフへ都
合よく切り替ることができる。使用上便利なように、電源（図示せず）をスイッ
チ７６に導通させて基部ユニット７２内に収納させてもよい。更に、センサ（図
示せず）を装置７０の起動を自動的に実現するように便宜的に配置してもよい。
例として、出口ノズル７５が表面に接触した場合に装置７０を起動する目的で、
出口ノズル７５内に圧力センサを含めてもよい。光センサを使用して、出口ノズ
ル７５がユーザーの口内へ位置して検知光の減少が生じたときに装置７０が起動
するようにしてもよい。
【００１７】 図８はピストン型ポンプを使用する実施例による対人ユニット７１の断面図で
ある。段差ピストンヘッド８０を用いるポンプは、貯蔵器８１から溶液出口ライ
ン８２を通じて溶液を推進させて、末端開口１４を通じて対人ユニット７１から
出すのに必要な動力を与える。更に、ポンプは溶液を開口１４を通じて戻し、空
気出口ライン８３を通じて空気を圧送して押し出して、第２ポンプチャンバ８５
内に形成された部分的な負圧により、空気入口８６を介して第２ポンプチャンバ
８５へ空気が戻される。溶液は、ライン８１０を介して貯蔵器８１と第１ポンプ
チャンバ８４との間で流体連通しており、そのライン８１０は、以下に詳細に説
明するフラッパーバルブにより制御されるか、或いは当技術分野で公知のダック
ビル(duckbill)バルブ及び傘バルブその他のバルブ配置により制御される。ポン
プチャンバ８４及び８５は、コア８７内に配置されており、そのコア８７はハウ
ジング８００内に嵌合する寸法にされている。用語「連動ポンプ(ganged pump)
」とは、圧送方向に対して直交する寸法が限定されているハウジング８００にお
いて多数の機能を実行するように設計された本形式のポンプを説明するために用
いられる。第１ポンプチャンバ８４に嵌め合う上部ヘッド部分８０１は、圧送方
向に沿って、第２ポンプチャンバ８５に嵌め合う下部ヘッド部分８０２に連動し
て、往復ポンプ（一方のチャンバが圧送されて他方のチャンバが充填される）と
は異なり、ヘッド８０のコア８７への移動が第１ポンプチャンバ８４及び第２ポ
ンプチャンバ８５の双方の圧送をもたらすので、第１ポンプチャンバ８４からの
溶液と第２ポンプチャンバ８５からの空気との両方の同時排出がもたらされる。
ヘッド８０のコア８７への移動は（以下に説明するように）貯蔵器８１から回収
された溶液による第１ポンプチャンバ８４の充填とハウジング８００から第２ポ
ンプチャンバ８５への空気の押し出しとの双方を容易にする。Ｏリング８０３及
び８０４はチャンバ８４と８５との間の流体連通を防ぐ。コアＯリング８０６は
ハウジング８００とコア８７との間のシールを与え、貯蔵器８１と装置７０の他
の部品との間の意図しない流体連通を防ぐ。オリフィスブーツ８８が末端開口１
４の周りに嵌合して示されている。ブーツ８８は多数の手法で装置７０の操作を
支援できる。先ず、ラバー又は柔軟ポリマーから形成されているならば、ブーツ
８８はユーザーに口内の適所に心地よいクッションを与える。ブーツ８８は、溶
液及び空気流れの付加的な指向性を与えるのみならず、装置７０が指向される歯
表面との或る程度の封止も与える。更にブーツ８８は溶液の装置７０への押し戻
しの支援も与える。更に、オリフィスブーツ８８が口内の様々な面や場所へ移動
するのに応じて表面の機械的な摺擦が達成されて、付加的な洗浄の恩恵がもたら
される。オリフィスブーツ８８は末端開口１４から容易に取り外しでき、交換可
能である。
【００１８】 図９は本発明の一実施例により貯蔵器８１と溶液出口ライン８２との間の前進
流体連通を確立する機構を示すコア８７の断面図である。貯蔵器出口通路８１０
はコア８７内に配置されている。切り欠きコア部分９２は、コア８７がハウジン
グ８００内で操作可能なときに、ハウジング８００内に傘バルブチャンバ９３を
形成する。コア８７を出るヘッド８０の移動（方向Ｈ）は貯蔵器８１から回収さ
れた溶液による第１ポンプチャンバ８４の充填を促進する。溶液は先ず貯蔵器８
１から貯蔵器出口ライン８１０を通じて方向Ａに流れる。ヘッド８０の移動は、
第１ポンプチャンバ８４内に形成される部分的な低圧を引き起こす。これは、コ
ア８７内に配置された溶液入口通路９５と傘バルブチャンバ９３とを介して第１
ポンプチャンバ８４から圧力差が伝わるにつれて、傘バルブ９４を開放させる。
溶液は、ヘッド８０がコア８７への移動（方向Ｈから反対方向）を開始するまで
方向Ｂに溶液入口通路９５を介して第１ポンプチャンバ８４に充填される。移動
のヘッド８０サイクルのこの部分における部分的低圧の解放は、傘バルブ９４を
閉止させて、上部ヘッド部分８０１がコア８７の外への移動（方向Ｈ）を再開す
るまで閉止状態にとどめる。溶液は溶液出口ライン８２を通じて方向Ｏに推進さ
れて、第１ポンプチャンバ８４は再び空になる。傘バルブ９４は、好ましくは柔
軟材料から形成されており、貯蔵器８１における圧力が傘バルブチャンバ９３に
おける圧力よりも高いときに変形するが、傘バルブチャンバ９３における圧力が
貯蔵器８１における圧力より高いときにコア８７に対して保持されるようにされ
ている。
【００１９】 図１０及び図１１Ａ−Ｃは図８のバルブアセンブリ１０００をより詳細に示す
。図１０及び図１１Ｃは、貯蔵器８１の内底面を形成するコア８７の表面に形成
されて位置する三層バルブアセンブリ１０００の四つのバルブの一対の断面図で
ある。アセンブリ１０００の位置は図８に示されている。アセンブリ１０００は
、上部アセンブリ部分１０１０と下部アセンブリ部分１０２０との間に挟まれた
可撓膜１００１を有する。このアセンブリ１０００は四つのフラッパーバルブ（
図１１Ｂ）を形成し、このようなバルブは当技術分野で公知である。このバルブ
は一方向バルブである。二つのフラッパーバルブは溶液流路と空気流路との各々
に設けられている（溶液流路では、一方のバルブが貯蔵器８１から第１ポンプチ
ャンバ８４への流路を制御し、他方が第１ポンプチャンバ８４から溶液出口ライ
ン８２への流路を制御する。空気流路では、一方のバルブが空気入口８６から第
２ポンプチャンバ８５への流路を制御し、他方は第２ポンプチャンバ８５から空
気出口ライン８３への流路を制御する）。膜１００１は、バルブ１１００を部分
的に包囲するスロット１１０１により各フラッパーバルブ１１００が画定される
ように形状付けられている。膜１００１は可撓性であって、バルブ１１００は膜
１００１の平面の外方へ移動することができる。入口チャンネル１０４０はスロ
ット１１０１の寸法よりも小径であり、出口チャンネル１０５０はスロット１１
０１よりも大径である。従って、既に説明したように、コア８７を出るヘッド８
０の移動は、第２ポンプチャンバ８５内に形成された部分的低圧を引き起こす。
膜１００１の下側の出口チャンネル１０５０における圧力が膜１００１の上側の
圧力よりも低いとき、バルブ１１５０（図１１Ｃ）が開放して空気をチャンバ８
５へ送る。これとは逆に、入口チャンネル１０４０における圧力が膜１００１上
よりも膜１００１下で高くなるまで、バルブ１１５１は閉止して空気は空気出口
ライン８３へ流れない。これは、空気がチャンバ８５を充たしてピストンヘッド
８０がコア８７への移動を開始するときに生じる。バルブ１１５１は次いで開放
し、空気がチャンバ８５を出てライン８３へ圧送される。溶液ラインバルブの同
様な応答が起きる。好ましくはアセンブリ１０００に標準的な見当合わせピン又
は検出体を持たせることにより、その入口及び出口流チャンネルとコア８７に設
けられた適切な通路とを芯合わせできる。アセンブリ１０００は洗浄を容易にす
るために取り外し可能にせねばならない。
【００２０】 図１２Ａ−Ｂはスコッチヨーク１２００の前方及び側方立面図である。スコッ
チヨーク１２００はピストンロッド１２０１によりヘッド８０に接続されて、且
つ第１ギア１２１０、第２ギア１２２０、及びオフセットカム１２３０によりモ
ーターシャフト１３００へ接続されて示されており、このスコッチヨークはモー
タシャフト１３００の回転運動をヘッド８０の上下運動に変換するのに効果的な
デバイスとして当技術分野で公知である。
【００２１】 図１３は段差ピストンヘッド８０の対向端部についての代替的な好ましい形状
と、ヘッド８０のスコッチヨーク１２００への接続方式とを断面図で示す。代替
形状２（図８の形状１に対する）は実際的な組み立てを考慮するために好ましい
。
【００２２】 溶液を歯表面の近傍へ推進させることと、その溶液を再循環させるように出口
ノズル２２を保持することとの双方を実現するための上述したようなポンプ３０
の起動による口腔内の面の洗浄の方法は、本発明の付加的な実施例を与える。本
発明の他の実施例は、手持ち型ハウジングの使用を更に含み、このハウジングは
、その内部に配置されて流体体積を保持する貯蔵器を有してもよい。複数の面を
定期的に洗浄するシステムのための実施例は、本発明の付加的な局面である。
【００２３】 本発明について幾つかの好適実施例を参照して説明したが、当業者には、添付
の請求項に記載した本発明の要旨及び目的から逸脱することなく、様々な変更を
なし得ることが明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１Ａは膜型ポンプを使用して本発明の実施例により組み立てられた装置の縦
断面図である。図１Ｂは実施例により貯蔵器をチューブへ接続するポンプインタ
ーフェースの横断面図である。図１Ｃ、図１Ｄ及び図１Ｅは実施例による装置の
構成要素を示す。
【図２】 図２は本発明の実施例による膜型ポンプと基部との断面図である。
【図３】 図３Ａ及び図３Ｂは本発明の実施例による膜型圧送と流体流との模式図である
。
【図４】 図４Ａ及び図４Ｂは本発明の実施例によるバルブ駆動の模式図である。
【図５】 図５Ａ及び図５Ｂは本発明の特定実施例によるバルブ設計とその駆動の模式図
である。
【図６】 図６Ａ及び図６Ｂは本発明の特定実施例による流体流の模式図である。
【図７】 図７は本発明の更なる実施例による装置の拡大図である。
【図８】 図８は他の実施例による対人ユニットの断面図である。
【図９】 図９は本発明の実施例によるコア部分の断面図である。
【図１０】 図１０は三層バルブアッセンブリの断面図である。
【図１１】 図１１Ａは膜バルブの斜視図である。図１１Ｂは膜シートの上面図である。図
１１Ｃは三層バルブアッセンブリにより与えられた流体連通を示す断面図である
。
【図１２】 図１２Ａ及び図１２Ｂは回転運動を線形運動に変換するのに用いられるスコッ
チヨークの縦面図である。
【図１３】 図１３は代替的ピストンヘッド形状とそれが如何にしてスコッチヨークへ接続
できるかを示す断面図である。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 洗浄溶液を再循環可能とし、表面を洗浄する装置であって、 末端開口を有する手持ち型ハウジングと、 実質的に前記ハウジング内に配置されて、管腔と、基端と、前記末端開口に近
    接して位置する出口ノズルを規定する末端とを有するチューブと、 溶液を前記チューブの前記管腔を通じて推進させることにより、溶液を前記出
    口ノズルを通じて前記管腔へ排出させて、前記表面の近傍に指向させると共に、
    溶液を前記表面の表面の近傍から引き戻すように前記ハウジング内に配置された
    ポンプと、 前記引き戻された溶液を再循環するように、前記近傍と前記基端との間で前記
    管腔の外側へ流体連通を与える溶液回帰経路とを備える装置。
  2. 【請求項２】 請求項１の装置において、前記末端開口に近接して前記ハウ
    ジングに接続されたオリフィスブーツを更に備える装置。
  3. 【請求項３】 請求項１の装置において、前記ハウジング、前記チューブ及
    び前記ポンプが、紫外線透過性であって、且つ紫外線により殺菌可能な材料から
    形成されている装置。
  4. 【請求項４】 請求項１の装置において、センサを更に備え、このセンサは
    装置が前記表面に接触したときに前記ポンプを駆動可能とする装置。
  5. 【請求項５】 請求項１の装置において、前記表面が、口を有するユーザー
    の口腔内にあり、前記装置がセンサを更に備え、このセンサは前記口が閉じられ
    て且つ前記出口ノズルが前記口腔内にあるときに前記ポンプを駆動可能とする装
    置。
  6. 【請求項６】 請求項５の装置において、前記センサは装置が前記表面に接
    触したときにも前記ポンプを駆動可能とする装置。
  7. 【請求項７】 請求項１の装置において、溶液の体積を保持するように前記
    溶液回帰経路内に配置された貯蔵器を更に備える装置。
  8. 【請求項８】 請求項７の装置において、前記体積が、前記ポンプにより推
    進される前の溶液と、前記ポンプにより引き戻された後の溶液との双方を含むこ
    とにより、その引き戻された溶液が推進可能にされる装置。
  9. 【請求項９】 請求項７の装置において、前記ハウジング、前記チューブ、
    前記ポンプ及び前記貯蔵器が、紫外線透過性材料から形成されている装置。
  10. 【請求項１０】 請求項７の装置において、前記ハウジング、前記チューブ
    、前記ポンプ及び前記貯蔵器が、マイクロ波輻射に晒すことによる殺菌に適する
    材料から形成されている装置。
  11. 【請求項１１】 請求項７の装置において、前記貯蔵器が前記ハウジング内
    に配置されている装置。
  12. 【請求項１２】 請求項１の装置において、前記ポンプがピストンを含む装
    置。
  13. 【請求項１３】 請求項７の装置において、前記ポンプがピストンを含む装
    置。
  14. 【請求項１４】 請求項１２の装置において、前記ピストンが階段状である
    装置。
  15. 【請求項１５】 請求項１３の装置において、前記ピストンが階段状である
    装置。
  16. 【請求項１６】 請求項１５の装置において、前記ポンプが流体の第１体積
    と空気の第２体積とを同期圧送する装置。
  17. 【請求項１７】 請求項１の装置において、前記ポンプが第１可撓膜と複数
    のバルブとを含む装置。
  18. 【請求項１８】 請求項１７の装置において、前記ポンプが第１可撓膜と複
    数のバルブとを含む装置。
  19. 【請求項１９】 洗浄溶液により表面を洗浄する装置であって、 溶液を前記表面の近傍へ向けて推進させる第１ポンプと、 溶液を再循環のために前記近傍から引き戻させる第２ポンプと、 貯蔵器とを備え、 前記ポンプは手持ち型ハウジング内に配置されて、前記貯蔵器は溶液の体積を
    包含可能であり、前記体積は前記ポンプにより推進される前の溶液と、前記ポン
    プにより引き戻された後の溶液との双方を含むことにより、その引き戻された溶
    液が推進可能にされる装置。
  20. 【請求項２０】 請求項１９の装置において、単独のポンプが溶液の推進と
    引き戻しとの双方の作用をなす装置。
  21. 【請求項２１】 口腔内の表面を洗浄する方法であって、 泡立ち防止洗浄溶液で貯蔵器を充填する段階と、 溶液を推進させるように第１ポンプを起動し、溶液が前記貯蔵器から推進され
    て出口ノズルから排出されて前記表面の近傍へ向けて指向される段階と、 出口ノズルを所定位置に保持して、第２ポンプが溶液を前記表面の近傍から前
    記貯蔵器へ引き戻させる装置。
  22. 【請求項２２】 請求項２１の方法であって、前記起動及び前記保持の段階
    において、単独の連動ポンプが第１及び第２ポンプを含む方法。
  23. 【請求項２３】 請求項２１の方法において、前記溶液が、推進される前と
    引き戻された後との双方とも貯蔵器内に包含されて、その引き戻された溶液が推
    進可能にされる方法。
  24. 【請求項２４】 口腔内の表面を洗浄する方法であって、 手持ち型ハウジングを把持し、このハウジングは、その内部に配置された貯蔵
    器、チューブ及びポンプを有し、そのチューブは、管腔と、出口ノズルを規定す
    る末端とを有し、前記ハウジングは末端開口を有して、前記出口ノズルがこの末
    端開口に近接し定置するようにされており、前記貯蔵器、前記ポンプ、及び前記
    チューブは前進流体連通にあり、前記ハウジングは、前記末端開口と前記貯蔵器
    との間に回帰流体連通を与える溶液回帰経路を規定して、前記出口ノズルを前記
    表面の近傍に位置させる段階と、 前記貯蔵器内に包含された泡立ち防止洗浄溶液を推進させて前記出口ノズルか
    ら排出させるようにポンプを起動して、溶液を前記表面の近傍へ向けて指向させ
    る段階と、 前記末端開口を前記表面の近傍に保持して、前記ポンプが溶液を前記表面の近
    傍から引き戻させて、溶液を前記溶液回帰経路を通じて前記貯蔵器へ戻すように
    再循環させる段階とを含む方法。
  25. 【請求項２５】 請求項２４の方法であって、前記起動の段階において、起
    動がセンサを用いて実行される方法。
  26. 【請求項２６】 口腔内の複数の表面を周期的に洗浄する方法であって、 手持ち型ハウジングを把持し、このハウジングは、その内部に配置された貯蔵
    器、チューブ及びポンプを有し、そのチューブは、管腔と、出口ノズルを規定す
    る末端とを有し、前記ハウジングは末端開口を有して、前記出口ノズルがこの末
    端開口に近接し定置するようにされており、前記貯蔵器、前記ポンプ、及び前記
    チューブは前進流体連通にあり、前記ハウジングは、前記末端開口と前記貯蔵器
    との間に回帰流体連通を与える溶液回帰経路を規定して、前記出口ノズルを前記
    表面の近傍に位置させる段階と、 前記貯蔵器内に包含された泡立ち防止洗浄溶液を推進させて前記出口ノズルか
    ら排出させるようにポンプを起動して、溶液を前記表面の近傍へ向けて指向させ
    る段階と、 前記末端開口を前記表面の近傍に保持して、前記ポンプが溶液を前記表面の近
    傍から引き戻させて、溶液を前記溶液回帰経路を通じて前記貯蔵器へ戻すように
    再循環させる段階と、 前記出口ノズルを再位置決めさせて、前記出口ノズルを口腔内の他の表面の近
    傍に位置させる段階と、 前記再位置決めの段階を所望により繰り返す段階とを含む方法。
  27. 【請求項２７】 請求項２６の方法であって、 前記ハウジング、前記貯蔵器及び前記ポンプを輻射に晒すことが可能な殺菌機
    内に保管する段階と、 先行する段階を周期的に繰り返す段階とを更に含む方法。
  28. 【請求項２８】 請求項２６の方法であって、泡立ち防止洗浄溶液を前記貯
    蔵器での交換のために供給する段階を更に含む方法。
  29. 【請求項２９】 請求項２６の方法であって、前記把持の段階において、オ
    リフィスブーツが前記末端開口に近接して前記ハウジングに接続されている方法
    。
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