JP2002506942A - コンクリート部材間を結合させ、負荷伝達性能を形成する方法 - Google Patents

コンクリート部材間を結合させ、負荷伝達性能を形成する方法

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JP2002506942A JP2000536932A JP2000536932A JP2002506942A JP 2002506942 A JP2002506942 A JP 2002506942A JP 2000536932 A JP2000536932 A JP 2000536932A JP 2000536932 A JP2000536932 A JP 2000536932A JP 2002506942 A JP2002506942 A JP 2002506942A
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カール エイ. フェルム,
ランサム ジェイ. ワイマン,
ポール ドナルド クラウス,
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ウレテク ユーエスエイ, インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 2個の隣接コンクリート部材(例えば、道路スラブ(1、8)、コンクリートパイプ(101、102)、および支柱および梁支持体(110、112))間の接合部(14)にわたって、負荷伝達性能を結合し形成する方法が開示されている。この接合部に垂直に、スロット(16a〜16f)が切り込まれ、そしてこれらの接合するコンクリート部材の各々へと伸長している。このスロットおよび接合部は、次いで、これらのスラブを共に結びつけるために、高分子コンクリート(50)で一体的に満たされる。負荷伝達性能を結合し形成するとき、このスロットには、接合つなぎ材(31)が配置され、そしてこの高分子コンクリートが入れられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本願は、1998年3月16日に出願された米国特許出願第09/042,5
91号の部分継続出願である。
【0001】 (発明の分野) 本発明は、隣接コンクリート部材(例えば、道路スラブ、支柱または梁支持体
、コンクリートパイプ部分および他のコンクリート構造体)間で負荷伝達を結合
し形成することに関する。
【0002】 (発明の背景) コンクリートは、基礎、構造支持体、道路および他の建設構造物用の原材料と
して、供される。残念なことに、コンクリートは、いくつかの固有の欠点を有す
る。第一に、コンクリートは、固まると、収縮して、しばしば、ひび割れを生じ
る。ひび割れは、これらのコンクリート部材にて、接合部(予め設計された割れ
目)を配置することにより、抑制され得るが、この接合部は、コンクリート構造
体の最も弱い部分として残る。第二に、ひび割れは、コンクリートの低い引張り
強さ、収縮および熱膨張および熱収縮のために、このコンクリート部材の寿命に
わたって発生し得る。第三に、隣接コンクリート部材を共に接合し結合すること
は、困難であり、時間がかかり、そして高価であり得る。以下は、異なる種類の
コンクリート構造体を結合し、修理しそして修復することに伴う現在の方法およ
び問題点のいくつかを検討する。
【0003】 (現存コンクリートスラブ) コンクリートスラブは、道路、建物および種々の構造物用の構造支持体および
基礎を提供する。コンクリートの接合部および割れ目は、通常、コンクリートス
ラブの最も弱い部分である。強化していない接合部または割れ目は、1つのスラ
ブから次のスラブへと負荷を効果的に伝達できない。負荷伝達に乏しいコンクリ
ート道路は、しばしば、その接合部に断層がある。接合部の断層には、周知の型
の早期疲労破壊があり、これは、充分な負荷伝達なしで、コンクリート道路での
横断接合部上の交通往来により、引き起こされる。断層が進行した段階では、さ
らに、このコンクリートスラブのひび割れ、崩壊および損傷を引き起こし得る。
【0004】 現代の舗装道路は、これらの接合部でのスラブ間にて負荷を伝達する副基部支
持体(合くぎ(dowels)を含めて)を改良することにより、そしてこれら
の接合部を密封することにより、断層の可能性を低くする。接合部を正しく設計
することにより、定期的な保守管理計画と共に、多年にわたってうまく機能する
耐久性のある高品質のコンクリート舗装道路を建設することが可能となる。
【0005】 残念なことに、多くの既存の道路は、永久的な負荷伝達を形成するのに充分な
設計的特徴を含まない。多くの道路は、合くぎを使用するようには設計されてい
なかった。合くぎを備えた一部の道路については、これらの合くぎは、うまく働
かなかった。他の道路は、苛酷なまたは予想外の使用下にて、ひび割れが生じた
。これらの道路の多くには、断層の問題が発生した。
【0006】 断層は、最初は、アスファルトオーバーレーおよびダイヤモンド研磨で外面的
に修復していた。これらの方法では、断層差を覆い隠すか取り除いたが、これら
の接合部および割れ目での乏しい負荷伝達を検討しなかった。結果として、断層
は、しばしば、再発生した。
【0007】 より新しいコンクリート舗装道路修復技術は、乏しい負荷伝達の問題の検討を
試みている。幹線道路業者は、負荷伝達を修復するために、合くぎ、二重V剪断
デバイス、8の字(figure−eight)デバイス、および小型I梁デバ
イスを後から取り付けることを試みて、一定の成功を収めている。これらの技術
に伴う問題点は、そのインプラントデバイス、およびこれらのデバイスを適切な
位置で保持する材料にある。これらの方法では、このインプラントデバイスは、
この接合部にわたって、大部分の負荷を伝達する。これらのデバイスは、予想外
の負荷を受けたり装入媒体に正しく配置されていないなら、失敗し得る。しばし
ば、インプラントデバイスが正しく配置されるのを確保することは、困難である
。さらに、これらのデバイスの多くは、腐食し破損を起こし得る材料、またはさ
らに悪いことには、もし解けたなら、安全上の問題を引き起こし得る材料から製
造されている。最後に、負荷伝達デバイスは、ときどき、それを入れる材料と効
果的に結合しない。結合しないと、それを取り囲む材料は、この接合部にわたっ
て、この負荷を支えることができなくなる。
【0008】 現在の負荷伝達修復技術に伴う第二の問題点は、この負荷支持デバイスを入れ
るのに使用される材料に伴う。使用する材料は、しばしば、引張り負荷を効果的
に支えることができないか、および/または野外での取扱が困難である。負荷伝
達デバイスを入れるのに使用する材料には、セメント質グラウトおよび高分子コ
ンクリート(これは、ポリエステル、エポキシまたはメタクリレートを含有する
)が挙げられる。これらの材料は、コンクリートの熱膨張係数に一致するように
設計されるが、充分な引張り負荷を支えることができないか、またはこの材料全
体にわたって負荷を分散するのに充分に可撓性ではない。さらに、これらの材料
は、非常に粘稠なので、コンクリートの狭いスロットまたは割れ目へと流れるこ
とができない。これらの充填材料の主要な機能は、この負荷伝達デバイスを隣接
スラブに結合させること、およびこの負荷伝達デバイスを適切な位置に保持する
ことにある。コンクリート接合部にわたって負荷を伝達するために、充填材料を
使用するとの示唆はない。既存のコンクリート舗装道路において、接合部にわた
って負荷伝達を修復または改善する改良方法が必要とされている。
【0009】 (前注型(precast)コンクリート道路) 既存のコンクリート道路を修復することに加えて、前注型または前製作したコ
ンクリートスラブを共に接合するとき、類似の問題が存在する。現在では、大部
分のコンクリート道路は、前製作したコンクリート部分で建設するよりもむしろ
、適切な位置で流し込まれている。コンクリート道路を建設するとき、前製作し
たスラブを使用すると、速くかつ安くなる。しかしながら、隣接した前製作スラ
ブ間で結合し負荷伝達を形成することは、困難である。これらのスラブは、個々
のスラブで前注型されているので、2枚の隣接スラブにコンクリートを流し込ん
で合くぎを永久的に設置することは、不可能である。現在、隣接スラブにわたっ
て負荷伝達を形成する唯一の方法は、先に述べた修復技術の1つを使用すること
である。しかしながら、これらの技術は、前注型スラブと同じ欠点を示す。これ
らのスラブ間で負荷を伝達する性能を備えた前注型または前製作コンクリートス
ラブを効果的に使用できる新規なコンクリート道路建設方法が必要とされている
【0010】 (コンクリート構造支持体) 多くの建物、橋梁および他の構造物は、支柱および梁コンクリート支持体を使
用する。しばしば、この支柱および梁は、多大な時間および費用で、適切な位置
に注型される。もし、前製作した支柱および梁構造体を使用するなら、これらの
構造体をいかにして共に接合し固定するかということは、問題となる。1つの解
決法は、金属ボルトを使用することである。残念なことに、これらのボルトは、
挿入したとき、このコンクリート支持体を割って弱め得る。このコンクリートと
金属との間の熱膨張率の差から、さらに、ひび割れが生じる。錆もまた、これら
の金属ボルトがこの支柱および梁を共に固定する性能を低下させる。この業界で
は、依然として、長期間の不都合なしに支柱および梁支持体を共に結合する迅速
かつ効果的な方法を捜している。
【0011】 (コンクリート構造体) 上水および下水用に地下で使用される一部のコンクリート構造体(例えば、コ
ンクリートパイプおよび暗渠)は、部分ごとに前製作され、そして一旦、適切な
位置に置かれると、共に接続される。コンクリートパイプを接続する現在の方法
は、しばしば、効果的ではなく、高価であるか、および/または実行するのが困
難である。
【0012】 (発明の要旨) 本発明は、2個の構造体間の接合部に垂直なスロットを切り込むことにより、
そしてこのスロットおよび接合部を高分子コンクリートで完全に満たすことによ
り、この2個の接合するコンクリート構造体間で結合させ負荷伝達を改良する。
本発明は、隣接道路スラブ、前注型道路スラブ、パイプ、暗渠、支柱および梁支
持体および他のコンクリート構造部材を接合する方法として、使用され得る。本
発明は、他の工程と共に実行され得、これらの工程は、このスロットを切り込ん
だ後、このスロットおよび接合部から過剰の材料(例えば、充填材料、瓦礫およ
び塵埃)を除去すること;このスロットおよび接合部を乾燥すること;このスロ
ットおよび接合部において骨材を使用して、この高分子コンクリートの特性を改
良すること;およびこの接合部または割れ目に大体沿って、接合スロットを切り
込んで、この接合スロットからこの過剰の材料を除去し、そしてこの接合部およ
びスロットを高分子コンクリートで満たすことを包含する。
【0013】 本発明のさらなる目的は、このスロットに接合つなぎ材を配置することにより
、そしてそれを高分子コンクリートに入れることにより、これらのスロットにて
、この高分子コンクリートの負荷伝達性能を改良することにある。この接合つな
ぎ材は、これらのスロットのうち、これらの2枚の隣接スラブへの切り込みによ
り規定された部分に伸長すべきである。この接合つなぎ材は、1個の穴または1
形態の複数の穴またはスロット(そこを通って、高分子コンクリートが流れてこ
の接合つなぎ材と連動できる)を含む繊維ガラス強化プラスチックつなぎ材であ
り得る。
【0014】 本発明のさらに他の目的は、通常のタイヤの走行領域(この領域では、道路ス
ラブが受ける負荷の大部分が影響を受ける)にて、このスロットを設置すること
である。
【0015】 本発明のさらに他の目的は、特定の領域にわたって、負荷を効果的に伝達する
性能を失った任意の型のコンクリートスラブにおいて、横断接合部、水平接合部
、割れ目または任意の他の場所のために開示された方法を使用することである。
【0016】 本発明のさらに他の目的は、接合部にわたる負荷伝達を支えるために、高い強
度、可撓性で低い粘度の高分子コンクリートを使用することである。この高分子
コンクリートは、イソシアネート反応部位を備えた界面活性剤、低粘度可塑剤、
および重合促進触媒を含有し得る。
【0017】 (発明の詳細な説明) 以下は、隣接コンクリート構造体間で接着および負荷伝達を形成するための本
発明のいくつかの実施態様を記述する。
【0018】 (現存するコンクリート修復) 本発明は、コンクリート道路修復に適用するときのその最も簡単な形状で、接
合部または割れ目にわたってスロットを切り込む工程、次いで、このスロットお
よび接合部または割れ目を、1スラブから他のスラブへと負荷を移動できる高分
子コンクリートで一体的に満たす工程からなる。
【0019】 図1および2は、本発明に必要なスロットをいかにして切り込むかの実施態様
を図示している。スロット16a〜16fは、横断接合溝部14にほぼ垂直で切
り込まれる。横断接合溝部14は、スラブ1の接合縁部4およびスラブ8の接合
縁部11により、形成される。横断接合溝部4は、典型的には、スラブ側縁部3
および10からスラブ側縁部2および9へと伸長しており、そして基部20へと
下方へ伸長している。スロット16a〜16fは、各スロットの長さのほぼ半分
が隣接スラブ1および8へと切り込まれるように、切り込まれる。
【0020】 これらのスロットは、サイズおよび形状を変えたものであり得る。一例として
スロット16dを使用すると、各スロットは、スロット16dを切り込むのに使
用した丸ノコから生じる曲がった末端28および29を有する。スロット16d
の形状は、一部には、このスロットを切り込むのに使用する方法により決定され
、そして形状を変えたものであり得る。本発明で使用するようなスロットは、幅
、深さおよび長さを変えたものであり得る。スロットは、典型的には、狭く、こ
のスラブの深さの半分を超え、そして長い。1実施態様では、これらのスロット
は、1/2インチ〜3インチの間の幅、9インチのスラブで6インチの深さであ
り、そしてこのスロットの頂部で36インチの長さおよび中間スラブ深さで18
インチの長さである。
【0021】 スロット16a〜16dは、当該技術分野で公知の任意の様式で切り込まれ得
、これには、さらに一般的な円形ダイヤモンドノコギリまたは改良フライス盤を
使用する工程を包含する。ダイヤモンドノコギリのスロット切り込みでは、複数
のノコギリ切り込みが作製されて、これらのスロットの縁部が形成される。この
ダイヤモンドノコギリ切り込みは、通常、これらのノコギリ切り込み間にて、フ
ィン(fin)を残し、これらは、例えば、30ポンドの携帯型ジャックハンマ
ーを用いて、当業者に公知の任意の様式で、除去され得る。改良フライス盤は、
1回の通過でスロットを形成し、フィンを残さない。
【0022】 最も効果的なスロット形態は、これらのスロットをこの道路の車輪経路に集中
することにある。図1で見えるように、スロット16a〜16cおよび16d〜
16fは、それぞれ、スラブ1および8により形成されたレーンの左および右車
輪経路に沿って、切り込まれる。最新の合くぎ後取り付け法は、1車輪経路あた
り、3個のスロットを使用する。しかしながら、本発明の利点の1つには、従来
の合くぎと比較して、本発明の優れた引張り強度および歪み強度がある。試験で
は、繊維ガラスつなぎ材を備えた好ましい高分子コンクリートは、グラウトでの
鉄筋合くぎと比較して、優れた引張り強度および歪み強度を有する。高い強度は
、伝統的な合くぎ強化法よりも、1車輪経路あたり、少ないスロットが切り込ま
れ得ることを意味する。少ないスロットを使用するとき、負荷伝達を修復する費
用が少なくなり、道路を閉鎖する期間が短くなる。
【0023】 一旦、これらのスロットを切り込むと、それらは、調製しなければならない。
もし、ダイヤモンドノコギリ切り込みを使用するなら、フィンを除去しなければ
ならない。また、しばしば、これらのスロットの底部は、スロット底部27とそ
っくりに平らにすることが所望される。スロットは、スロット底部27から岩ま
たは刈り株状物(stubble)を取り除くために、軽いジャックハンマー上
に取り付けた小さなハンマーヘッドビットを使用して、平らにしなければならな
い。岩および刈り株状物は、このスロットで使用される接合つなぎ材を水平に設
置するのを妨げて、高分子コンクリートの不均一層を形成し得る。しかしながら
、滑らかなスロット底部27は、後取り付け合くぎ法のような他の方法と同様に
、その負荷伝達性能の達成において、重要ではない。合くぎを正しく配置してい
ないと、舗装道路ロックアップ(lookup)または合くぎソケッティング(
socketing)を生じ得る。舗装道路ロックアップは、この接合部または
割れ目が温度変化と共に正しく開閉できない場合に、起こり得る。合くぎソケッ
ティングとは、この合くぎの穴が広がって、負荷伝達の損失を生じることである
。舗装道路ロックアップおよび合くぎソケッティングの可能性に由来する欠点は
、現発明により、低減されるか、またはなくされる。
【0024】 横断接合溝14にある材料は、除去すべきである。横断接合溝14を洗浄する
方法は、一部には、この溝部に何があるかにより、決定される。利用できる方法
には、ダイヤモンドノコギリ、軽いジャックハンマー、または他の道具を使用す
ることが挙げられる。
【0025】 一旦、スロット16dが平らになり、横断接合溝部14にある材料のバルク(
bulk)が除去されると、スロット16dおよび横断接合溝部14は、それぞ
れ、スラブ1および8の接合末端4および11、ならびにスロット16dの側壁
17および18に対するこの高分子コンクリートの結合性能を改良するために、
洗浄すべきである。洗浄は、典型的には、このスロットの側面および底部をサン
ドブラストにかけることにより、次いで、それらをエアブラストにかけることに
より、達成される。当該技術分野で公知の他の方法もまた、使用され得る。もし
、触ってみて埃っぽくなければ、スロットは、通常、清浄であると見なされる。
一旦、このスロットが清浄になると、それは、このコンクリートへのこの高分子
コンクリートの結合を改良するために、乾燥状態にすべきである。
【0026】 合くぎ後取り付け技術には、通常、パッチングがこのスロットに入らないよう
に、このスロットの底部または側面にて、この接合部または割れ目を塞ぐ必要が
ある。合くぎ後取り付けに使用するパッチング材料は、この接合部または割れ目
を閉じるとき、点支圧応力(point bearing stress)を生
じ得、破砕および潜在的な破損を引き起こす。本発明は、このスロットおよびこ
の接合部または割れ目を高分子コンクリートで一体的に満たすことより、従来技
術とは区別される。この高分子コンクリートは、著しい点支圧応力を生じない。
このスロットまたは割れ目に高分子コンクリートを添加することにより、本発明
の方法の全体的な強度、耐久性および負荷伝達を改良する。
【0027】 一旦、スロットを作製すると、それは、この負荷伝達材料で満たされ得る。本
発明は、この負荷伝達材料として、低い粘度で高い強度および可撓性の高分子コ
ンクリートを利用する。好ましい実施態様には、Fountain Valle
y,CaliforniaのPercolにより製造されたConcrete
WelderまたはUretek 600の名称の高分子コンクリートがある。
この好ましい高分子コンクリートは、1:1の比で混合した二成分ウレタン重合
体系である。1成分は、ポリエステルポリオール、フタレートエステル、有機金
属触媒およびグリコールから構成され、1.017の比重、464°Fの沸点お
よび73°Fで24cpsの粘度を有する。第二成分は、アリールジ−およびポ
リ−イソシアネートブレンドから構成され、これは、ジフェニルメタン−4,4
’−ジイソシアネートおよびジエステル可塑剤を含有する。多くのジエステル可
塑剤が使用でき、これには、アルコールおよび酪酸、フタル酸およびアジピン酸
をベースにしたものが挙げられる。本発明で使用できる他のジ−およびポリ−イ
ソシアネートには、2,4−および2,6−Tuloene Diisocyn
atesを含めた任意のジ−またはポリ−アリールイソシアネートが挙げられる
。これらの2つの成分は、混合すると、73°Fで60秒のポットライフおよび
73°Fで約10分の硬化時間を有する。硬化すると、この高分子コンクリート
は、1.07の比重(ASTM D−792)、70の硬度(Duromete
r D,ASTM D−2240)、4300psiの引張り強さ(ASTM
D−412)、亀裂での10%未満の伸び(ASTM D−412)、275の
引き裂き強度(ASTM D−624)、4250psiの圧縮強度(ASTM C−39)、および500psiのPCCに対する結合強度を有する。本発明
は、本発明の範囲内に入る異なる組成および特定の特性を有する他の高分子コン
クリートを含む。
【0028】 本発明に使用する高分子コンクリートは、狭いスロット内の骨材を完全に侵す
ために、そして毛管作用によって多孔性コンクリートに浸して、この高分子コン
クリートとこれらのスロットの側面との間の結合を改良するために、低い粘度を
有するべきである。さらに狭いスロットは、この高分子コンクリートと隣接コン
クリートとの間での熱膨張の異なる速度の効果を最小にし、それにより、得られ
る応力を最小にする。さらに良好な結合は、このコンクリートとこの高分子コン
クリートとの間で、さらに良好な負荷伝達を可能にする。200センチポアズ未
満の粘度が推奨される。粘度は、この高分子コンクリートに低分子量の材料を使
用することにより、または低粘度可塑剤を添加することにより、低下し得る。
【0029】 好ましい高分子コンクリートはまた、高い可撓性および高い引張り強さを示す
。この高い引張り強さは、この負荷伝達材料に加える負荷に耐える必要がある。
しかしながら、この可撓性により、この材料は、この負荷伝達材料のさらに大き
な面積にわたって、この負荷を伝達できるようになる。この負荷伝達材料とこの
コンクリートとの間の結合により、その負荷は、次に、このコンクリートへと伝
達できるようになる。この材料は、圧縮下にて、ある程度変形するので、この可
撓性はまた、熱膨張による応力を低下させる。
【0030】 この高分子コンクリートには、これらのスロットのコンクリート側面へのその
接着性を改良するために、界面活性剤および/または湿潤剤(完全に水溶性の化
学物質)(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノ
ールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびポリエチレング
リコール)が添加され得る。これらの界面活性剤は、イソシアネート反応部位を
有する特殊な型である。これらの界面活性剤は、この表面を濡らすことにより、
次いで、この重合体の骨格の一部となる。それゆえ、それらは、湿潤を与えるが
、重合により固定されるので、その機能を果たして以来、水で溶解され得ない。
この高分子コンクリートは、およそ350〜500psiの結合強度を有するべ
きである。
【0031】 架橋剤(例えば、Quadrol、グリセリン、トリメチロールプロパン、お
よび低分子量ポリプロピレントリオール)および触媒(例えば、スズ、ビスマス
、水銀、鉛および鉄重合触媒)、ならびに第三級アミン触媒(例えば、トリエチ
レンジアミン)もまた、この混合物の水分感度を低くするために、添加され得る
。これらの架橋剤および触媒は、この重合反応速度を加速させる。この急速な硬
化は、この高分子コンクリートの湿潤面の効果を低下させる。
【0032】 この高分子コンクリートは、このスロット内にて骨材(例えば、砂)を使用す
るとき、大きく改善された結果を有する。この骨材は、この高分子コンクリート
を添加する前、またはこの高分子コンクリートをこのスロットに配置して硬化し
ている間またはその後に、配置できる。1実施態様は、充填剤として、乾燥12
/20等級の丸い砂を使用する。この砂は、粗い手触り(texture)を生
じさせ、これは、このコンクリートスロットの側面と共に、力学的な結合を形成
し、そしてこの負荷伝達材料からこのコンクリートへと負荷を伝達するのを助け
る。他の適切な骨材は、本発明の範囲内で使用され得る。この高分子および骨材
の組合せの有効剪断強度は、少なくとも500psiであり、好ましくは、1,
000psiより高くするべきである。
【0033】 この高分子コンクリートは、この高分子の成分を混合した後、任意の適切で公
知の高分子注入器を用いて、このスロットへと機械的に配置され得る。この骨材
である砂は、この高分子の注入前または注入中にて、このスロットに配置され得
る。この砂は、これらの砂粒子間で結合を形成する高分子で、このスロットを実
質的に満たすべきである。好ましい高分子コンクリートの1つの利点には、この
骨材および高分子が、2つの別個の工程にて、このスロットに配置されることに
ある。この骨材および高分子は、その最終目的地に達するまで混合されないので
、この高分子は、配置前に混合した充填材料よりも、10倍まで速くまたはそれ
以上の重合速度を有し得る。より速い反応時間のために、この硬化時間は、さら
に短くなり、この高分子コンクリートは、温度に対する感度が低くなる。従って
、道路が閉鎖される期間がさらに短くされ得、さらに広い温度範囲で作業し得る
。また、この予め配置した骨材により、この材料がその速い重合速度のために外
部因子によって著しい影響を受けないので、この高分子コンクリートを適用する
際の操作者の技量を最小にする。
【0034】 この高分子コンクリートに加えて、接合つなぎ材は、この高分子コンクリート
と共に、この負荷を伝達するのに使用され得る。任意の接合つなぎ材は、本発明
の範囲内で使用され得るが、この高分子コンクリートと調和して作用できる接合
つなぎ材が好ましい。例えば、図3〜5で示した接合つなぎ材31は、繊維ガラ
ス強化プラスチック接合つなぎ材である。スロット16dへと嵌め込むための接
合つなぎ材31は、狭い頂端33および底端34を有する。接合つなぎ材31の
角部は、それぞれ、末端38および37の頂角部42および41で、丸くされて
いる。同様に、それぞれ、末端38および37の底角部44および43もまた、
丸くされている。これらの丸くした角部は、この舗装道路の寿命中にて、万一、
接合つなぎ材31がスロット16dから解放される場合には、タイヤのパンクの
危険を少なくする。接合つなぎ材31はまた、穴47のような穴を有し、これに
より、高分子コンクリート50が硬化した後、高分子コンクリート50が、スロ
ット16d内の適切な位置で、接合つなぎ材31を貫通し固定できるようになる
。穴47にある高分子コンクリート50もまた、接合つなぎ材31と高分子コン
クリート50との間で負荷を伝達するのを助ける。この穴のパターンは、好まし
い実施態様では、このつなぎ材における応力分散を改良することにより、接合つ
なぎ材31の強度を高めるために、ジグザグに設けられる。好ましい実施態様で
は、穴は、接合つなぎ材31の中間部には配置されない。何故なら、この位置で
は、より高い剪断力があるからである。接合つなぎ材31の材料は、高分子コン
クリート50との化学結合を形成し、これは、接合つなぎ材31と高分子コンク
リート50との間の負荷伝達を改良する。
【0035】 接合つなぎ材31は、高分子コンクリート50をスロット16dに注ぐ前に、
スロット16dに配置すべきである。もし、骨材を使用するなら、接合つなぎ材
31は、スロット16d内の適切な位置で正しく固定され得る。接合つなぎ材3
1は、スラブ1および8の両方にずれ込む(好ましくは、各スラブに等しくずれ
込む)ように、配置すべきである。接合つなぎ材31は、スロット16d内で、
種々の深さで配置され得るが、好ましい位置は、接合つなぎ材31をスロット1
6dの中心にされる。
【0036】 図6は、本発明を使用し得るコンクリート道路での非常に多くの位置を図示し
ている。先に記述したように、本発明は、高分子コンクリート充填スロット(例
えば、充填スロット55b)を用いて、横断接合部61にて、スラブ53aと5
3bとの間で、負荷伝達を修復するのに使用され得る。本発明はまた、充填スロ
ット55aを用いて、割れ目58にわたって、負荷伝達を修復するのに使用され
得る。本発明の目的のための割れ目は、それが計画されていなかったことを除い
て、任意の他の接続部と同じである。他の任意の強化していない接合部のように
、割れ目は、充分に負荷を伝達できず、長時間にわたって断層を受ける。割れ目
58の負荷伝達性能は、横断接合部61とほぼ同じ様式で、修復される。高分子
コンクリートで満たし割れ目58にある過剰の材料を取り除くのに充分に幅広く
割れ目58を開くには、ダイヤモンドノコギリが必要であり得る。本発明はまた
、高分子コンクリート充填スロット(例えば、充填スロット55c)を用いて、
水平接合溝部64で、スラブ53aと53cとの間で負荷伝達を修復するのに使
用され得る。車両は、その典型的な車輪経路では、水平接合溝部の上を移動しな
いので、これらの充填スロットは、その水平接合溝部において、均等に間隔を置
いて配置され得る。水平接合溝に沿った充填スロットの数および間隔は、受ける
負荷およびこの道路の状態に依存する。例えば、特定の状況にて、2個の15フ
ィートスラブを共に結ぶには、5個の高分子コンクリート充填スロットが使用さ
れ得る。
【0037】 図6で見えるように、数枚のスラブは、本発明を使用して、共に結ばれ得る。
しかしながら、どのスラブも共に結ぶべきという訳ではない。コンクリートは、
膨張および収縮するので、それゆえ、コンクリートの運動が可能になるように断
続的な空間または接合部を必要とする。従って、本発明の1実施態様は、数個の
連続的に結んだ接合部の後に、結んでいない接合部を与える。この結んでいない
接合部は、本明細書中では、アキュムレータ接合部と呼ぶ。
【0038】 このアキュムレータ接合部は、1実施態様では、これらのコンクリートスラブ
の膨張の見込み長さ(projected length)およびアキュムレー
タ接合部での膨張を可能にする空間に依存して、45〜120フィートごとに間
隔を置いて配置されている。アキュムレータ接合部の1実施態様は、図10で示
す。アキュムレータ接合部65は、2枚の結んでいないスラブ53間に存在して
いる。スラブ53は、米国特許第4,567,708号で述べた様式で、まず、
平らにされ、そして膨張可能なポリウレタン発泡体67または類似の物質で安定
化され得る。アキュムレータ接合部65にてスラブ53を平らにし安定化するこ
とにより、この接合部にて、断層をなくすかおよび/または防止するのを助ける
。アキュムレータ接合部65は、アキュムレータ接合部65を密封し膨張および
収縮中のこのスラブの運動に適応できる可撓性材料68で満たされる。
【0039】 別の実施態様のアキュムレータ接合部65は、この接合部に可撓性材料68を
注入するとき、このアキュムレータ接合部の長さに沿って、中空チューブ62を
挿入する。スラブ53が膨張してアキュムレータ接合部65の幅を少なくすると
き、可撓性材料68は、上方に押出され、そしてスラブ53より上に伸長する傾
向にある。自動車およびトラックがオーバーフロウ可撓性材料68の上を走ると
き、その重量により、この材料を、このアキュムレータ接合部、および中空チュ
ーブ62により形成された空孔へと強制的に戻す。中空チューブ62は、事実上
、過剰の材料68が進むための空孔を形成するので、スラブ53の表面では、隆
起が形成されない。
【0040】 図7は、それを取り囲む切片と共に、種々のスロットおよび接合部を接続する
一体化高分子コンクリートを図示している。この一体化構造体は、横断接合溝部
61に由来の高分子コンクリート50、充填スロット55b、水平接合溝部64
および充填スロット55を備える。この一体化構造体は、伝達負荷を分散するの
を助け、そしてこの構造体の全体的な強度を高める。
【0041】 負荷伝達の修復を必要としている多くの接合部は、既に、断層を生じ始めてい
る。もし、コンクリートに断層が生じたなら、この断層は、本発明を用いてこの
負荷伝達を修復する前に、なくすべきである。断層に対処するために、当該分野
におけるいくつかの方法が使用されるが、好ましい方法には、このコンクリート
を持ち上げ、平らにし、そして安定化するために、沈んだまたは断層を生じたコ
ンクリートの下にて、膨張可能ポリウレタン発泡体またはその他の適切な膨張可
能材料を注入することがある。このような方法は、米国特許第4,567,70
8号でさらに説明されている。たとえ、これらのスラブが、この接合部にて、断
層の徴候を示さないとしても、その基部を、上で言及した膨張可能ポリウレタン
発泡体で安定化するのが好ましい。図1におけるスラブ1および8の基部20は
、注入したポリウレタンで安定化されている。副基部24は、スラブ1および8
を支持するために使用される最初の骨材副基部である。注入したポリウレタンは
また、接合部14の下部21を満たし密封する。
【0042】 本発明はまた、図8および9にて、窪み70の上で負荷伝達を修復させるのに
、使用され得る。接合つなぎ材31aおよび31bは、スロット73aおよび7
3bに配置されて、それぞれ、壊れていないコンクリート75から、壊れたコン
クリート片74aおよび74dへと、負荷を伝達する。高分子コンクリート50
は、スロット73aおよび73bを満たすだけでなく、壊れたコンクリート片7
4a〜74dに入れるのに使用される。高分子コンクリート50は、接合つなぎ
材31aおよび31bと共に、窪み70を横切って、壊れていないコンクリート
75へと、負荷を効果的に伝達する。
【0043】 窪み70の基部支持体は、窪み70への負荷伝達性能を修復する前に、改良さ
れ得る。図8で示すように、この基部支持体を改良する1方法は、膨張可能ポリ
ウレタン発泡体67を、窪み70の下の任意の深い空孔へと注入することである
。膨張可能ポリウレタンはまた、基部81および副基部82へと注入されて、さ
らに強力なポリウレタンおよび基部混合物71ならびにポリウレタンおよび副基
部69を形成する。この膨張可能ポリウレタン発泡体は、膨張可能ポリウレタン
成分を銃77へと運んで配管80を通って注入するためのホース79を用いて、
米国特許第4,567,708号で記述のものと同じ様式で、注入され得る。水
を吹き付けた発泡体を用いる発泡体注入により、成形圧力および持ち上げが生じ
る。
【0044】 その舗装道路が既に傾斜状態にあるので、持ち上げが望ましくない用途では、
支持および水の侵入からの密封だけが必要である。この要件を満たす発泡体は、
圧力下にて、高速機械ミキサーでブレンドすることによって、窒素ガスまたは二
酸化炭素ガスをポリイソシアネートを含むポリオールから構成されるウレタン重
合体混合物とブレンドすることにより、製造される。この混合物はまた、当業者
に公知の発泡安定剤および触媒を含有する。この混合物は、その低い圧力のため
に膨張する場合、このスラブ下にて、注入される。予め膨張したポリウレタン発
泡体はまた、残留膨張性能なしで、このような空孔を満たすのに使用され得る。
この方法はまた、最初に壊れたコンクリート片74a〜74dのいくつかを、そ
れらの初期位置の方へと持ち上げ得る。
【0045】 図9で見えるように、窪み70は、窪み70およびスロット(例えば、スロッ
ト73)を充填している高分子コンクリート50を通って修復された負荷伝達を
有し得る。高分子コンクリート50はまた、窪み70の上面を滑らかにするのに
役立つ。高分子コンクリートスロットはまた、窪み70から伸長している割れ目
(例えば、割れ目76にわたるスロット72)にわたって、負荷伝達性能を修復
するのに使用され得る。
【0046】 (前注型道路の建設) 本発明により、効果的に、道路の建設において、前注型スラブを使用すること
が可能となる。現在では、前注型スラブは、これらのスラブ間で負荷伝達を形成
する有効な様式が存在しないので、道路の建設には使用されていない。個々の前
注型スラブの実際の性質によって、これらのスラブには、負荷伝達のために、合
くぎを前注型することができない。合くぎをスラブに後から取り付けることは、
上で説明したように、古いコンクリート道路を後から取り付けるのと同じ欠点を
有する。効果的で永久的な負荷伝達なしには、州道および国道局は、たとえ、新
しい道路を敷設する価格および時間が大幅に低減されたとしても、前注型道路を
使用するのに消極的である。
【0047】 本発明は、古いスラブ間での負荷伝達を修復するのと類似の様式で、前注型ス
ラブ間で必要な負荷伝達を提供する。図11は、本発明の範囲内にて、新しい道
路を形成する際の前注型スラブの使用を示す。コンクリート前注型スラブ94は
、通常の基部81上に配置されている。次いで、各スラブは、上でおよび米国特
許第4,567,708号でさらに詳細に記述されているように、膨張可能材料
(例えば、膨張可能ポリウレタン発泡体67または空孔充填発泡体)で平らにさ
れ安定化され得る。一旦、これらのスラブが、平らにされ安定化されると、既存
の道路用に負荷伝達を修復するために記述したものと同じ様式で、スロットがこ
れらの接合部に垂直に切り込まれ得る。次いで、この負荷伝達デバイスの強度を
高めるために、これらのスロットには、接合つなぎ材31が挿入され得る。次い
で、これらのスラブは、先に記述しているように、これらの接合部およびスロッ
トを満たす高分子コンクリート50で共に、結ばれる。これらのスラブを共に結
合するのに使用する方法は、既存の道路へと負荷伝達を修復する方法と類似して
いる。この方法を適用する際にいずれかの違いは、もしあれば、当業者に明らか
となる。
【0048】 図13で示した前注型スラブ94の使用は、現場でする作業量をなくすことに
より、道路建設時間をさらに短くする。前注型スラブ94は、このスラブを道路
建設に使用する前に、前注型スラブ94に配置された半接合スロット95および
注入穴98を既に有している。半接合スロット95および注入穴98は、前注型
スラブ94注型中に形成されるか、または、建設部分に送達する前に、前注型ス
ラブを切り込み、そして穿孔し得る。
【0049】 一旦、この建設現場に着くと、前注型スラブ94は、隣接前注型スラブ94の
半スロット95が整列されるように、配置される。正しく配置され整列されると
、これらのスラブの最終配置は、割れ目のない図6のスラブと類似して見え得る
。一旦、前注型スラブ94が整列されると、これらのスラブは、本明細書中およ
び米国特許第4,789,907号で先に述べた様式で、注入穴98を通って、
予め膨張しているポリウレタン発泡体または他の適切な材料(例えば、予め膨張
したポリウレタン発泡体)を注入することにより、平らにされ、そして安定化さ
れる。
【0050】 前注型スラブ94の1実施態様では、このスラブの重量を低下させるために、
前注型スラブ94の裏面にて、空洞96を使用する。空洞96は、正しく設計さ
れると、さらに少ない材料で、必要な構造支持を提供する。例えば、ドーム形状
の空洞は、このスラブの性能に著しい影響を与えることなく、このスラブの重量
の3分の1まで取り除くことができる。重量を減らすと、材料コストおよび輸送
コストが低下する。一旦、適切な位置になると、空洞96は、膨張可能なポリウ
レタン発泡体67、予め膨張したポリウレタン発泡体、または他の適切な空孔充
填材料で満たすことができる。
【0051】 本発明の別の実施態様は、図12で図示しているように、既存の道路91の頂
部にある前注型コンクリートスラブ94を使用する。既存の道路90は、既存の
コンクリートスラブ90(図示している)、アスファルトまたは任意の他の型の
道路面を備える得る。たとえ、既存の道路91が破損しているとしても、前注型
スラブ94は、既存の面の頂部に配置され得る。しばしば、当該技術分野で周知
であって本明細書中で述べた様式で、基部81と既存の道路91との間で、膨張
可能ポリウレタン発泡体67または他の適切な材料を注入することにより、この
既存の道路をまず安定化することが、必要であり得る。
【0052】 既存の道路91を安定化した後、もし、必要なら、既存の道路の頂部には、前
注型スラブ94が配置される。前注型スラブ94は、次いで、発泡体を使用する
先に述べた様式で、または当該技術分野で周知の他の方法により、平らにされ安
定化され得る。一旦、前注型スラブ94が平らにされ安定化されると、それらは
、既存の道路を修復するために先に記述した様式で、高分子コンクリートを使用
して、共に結ばれる。さらに、接合つなぎ材(例えば、図3で示したもの)は、
先にさらに詳細に記述した様式で、高分子コンクリートを接合部92およびスロ
ットに一体的に配置する前に、接合部92にわたって連続するスロットに配置さ
れ得る。
【0053】 (コンクリートパイプおよび暗渠) 大きな地下パイプおよび暗渠は、しばしば、コンクリートから製造され、そし
て部分ごとに地下に配置される。一旦、これらの部分が適切な位置に配置される
と、それらを、共に固定しなければならない。本発明は、これらのコンクリート
部分を共に結びつけるのに迅速で有効な様式を提供する。
【0054】 図14および15の実施態様は、共に結合した2個のコンクリートパイプを示
す。コンクリートパイプ部分101および102の各々は、それぞれ、厚くした
パイプ末端104および105を有する。コンクリートパイプ部分101および
102を地下に配置するとき、厚くしたパイプ末端104は、厚くしたパイプ末
端105の隣に配置される。一旦、配置されると、スロット106は、パイプ部
分101と102の間の接合部103に垂直に横切って切り込まれる。上で述べ
た例と類似して、スロット106は、このコンクリートを通って、部分的に切り
込まれるにすぎない。1実施態様は、接合したパイプ末端104および105に
数インチ切り込んだ1/2インチ幅スロットを使用する。先に述べた本発明の他
の実施態様と同様に、スロット106には、接合つなぎ材が配置され得、そして
高分子コンクリートを用いて、適切な配置に固定され得る。この接合つなぎ材は
、この接続を強化するのに役立つ。1実施態様は、図14および15で示すよう
に、接合部103にわたって、3本のつなぎ材を使用する。高分子コンクリート
はまた、接合部103に浸透して、パイプ末端104および105を共に密封し
結合するのを助けることができる。
【0055】 (支柱および梁支持体) 本発明はまた、前注型した支柱および梁支持体を共に固定するのに有効に作用
する。図16〜18で図示しているように、前注型支柱110および前注型梁1
12は、当該技術分野で周知の任意の様式で、正しく配置される。一旦、配置さ
れると、スロット114は、梁112の頂部を通って、支柱110へと下に切り
込まれる。別の実施態様では、スロット114は、支柱110および梁112の
注型中に形成され、それらの配置中に整列される。スロット114は、次いで、
既存の道路を修復するために述べたものと同じ様式で、高分子コンクリート67
または他の類似の材料で満たされる。特別の強度を与えるために、接合つなぎ材
は、先に記述したように、この高分子コンクリートをこれらのスロットに満たす
前に、スロット114に挿入され得る。
【0056】 同様に、本発明は、図19で示すような多階構造体に使用される支柱および梁
支持体に使用され得る。スロット114は、梁112および支柱構造体116に
切り込まれるか、または前作製される。次いで、スロット114は、これらのコ
ンクリート構造体を結合するために、高分子コンクリートで満たされる。さらに
、接合つなぎ材は、この高分子コンクリートを追加する前に、スロット114に
挿入され得る。
【0057】 本発明およびその利点は、詳細に記述したものの、添付の特許請求の範囲によ
り規定される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書中にて、
種々の変化、置換および変更がなされ得ることを理解すべきである。さらに、本
願の範囲は、本明細書中で記述したプロセス、機械、製造、物質の組成物、手段
、方法および工程の特定の実施態様に限定することを意図していない。例えば、
本発明は、任意の隣接するコンクリート構造体間での結合または負荷伝達の形成
に適用され得る。さらに、任意の型の高分子コンクリートおよび接合つなぎ材(
これは、本発明の精神をさらに捕捉する)が、使用され得る。当業者が、本発明
の開示から容易に理解するように、既存のまたは後に開発されるプロセス、機械
、製造、物質の組成物、手段、方法または工程であって、本明細書中で記述した
対応する実施態様と実質的に同じ機能を果たすかまたは実質的に同じ結果を達成
するものは、本発明に従って、利用され得る。従って、添付の特許請求の範囲は
、それらの範囲内で、このようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法ま
たは工程を含むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
本発明に特徴的であると考えられている新規な特徴は、特許請求の範囲で示さ
れている。しかしながら、本発明自体、好ましい使用形態、それらのさらに別の
目的および利点は、添付の図面と関連して読むと、例証的な実施態様の以下の詳
細な説明を参照して、最もよく理解される。
【図1】 図1は、本発明に従って切り込んだスロットを備えた2枚の部分コンクリート
スラブの上面図を描写している。
【図2】 図2は、図1のスロットの切取内部図を描写している。
【図3】 図3は、接合つなぎ材を描写している。
【図4】 図4は、請求した発明の後の段階での図2を描写している。
【図5】 図5は、この接合つなぎ材にある穴での図4の切取内部図を描写している。
【図6】 図6は、現発明の多くの用途を図示しているコンクリート幹線道路の2車線の
上面図を描写している。
【図7】 図7は、本発明に従った種々の接合部およびスロットにて一体的に注いだ高分
子コンクリートの透視図を描写している。
【図8】 図8は、窪みに適用した本発明の側面透視図を描写している。
【図9】 図9は、窪みに適用したときの本発明の上面図を描写している。
【図10】 図10は、本発明と共に使用され得るアキュムレータ接合部の1実施態様の断
面図を描写している。
【図11】 図11は、本発明に従った道路建設に使用される前注型コンクリートスラブの
側面透視図を描写している。
【図12】 図12は、本発明に従って既存の道路に上に配置した前注型コンクリートスラ
ブの側面透視図を描写している。
【図13】 図13は、本発明と共に使用され得る前注型コンクリートスラブの上面図を描
写している。
【図14】 図14は、本発明に従って共に接合した2本のコンクリートパイプの上面図を
描写している。
【図15】 図15は、これらのコンクリートパイプ間での接合部での図14の断面図を描
写している。
【図16】 図16は、本発明に従って接続された支柱および梁の上面図を描写している。
【図17】 図17は、図16の側面図を描写している。
【図18】 図18は、図16および17の背面図を描写している。
【図19】 図19は、本発明を使用した多階構造支持体を描写している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 クラウス, ポール ドナルド アメリカ合衆国 イリノイ 60126, エ ルムハースト, エルム 286 (72)発明者 ロガーラ, アーネスト アルバート アメリカ合衆国 イリノイ 60062, ノ ースブルック, フィングステン ロード 330 Fターム(参考) 2E125 AA03 AA13 AA68 AA76 AC01 AE01 AF01 AG03 AG07 AG23 CA82

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一および第二コンクリート部材間の接合部にてコンクリー
    ト部材を接合する方法であって、該方法は、該接合部に略垂直に伸長しているス
    ロットを高分子コンクリートで満たす工程を包含する、 方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記スロットを満たすのと同時に、前記接合部を高
    分子コンクリートで一体的に満たす工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記スロットを、前記第一および第二コンクリート
    部材へと切り込む工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記コンクリート部材の各々にて、前記スロットの
    およそ半分を備える前記第一および第二コンクリート部材を、前作製する工程を
    包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記コンクリート部材が、道路スラブ、パイプ、暗渠、なら
    びに支柱および梁支持構造体を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記コンクリート部材が、前作製した道路スラブであり、該
    コンクリート部材の裏面から材料を除去して空孔を規定し、さらに、該コンクリ
    ート部材の下の該空孔を膨張可能ポリウレタン発泡体で満たす工程を包含する、
    請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記スロットに骨材を配置する工程を包含する、請
    求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、第一および第二末端を有する接合つなぎ材を前記ス
    ロットに配置して、それによって、該第一末端が、前記第一コンクリート部材へ
    と伸長し、そして該第二末端が、前記第二コンクリート部材へと伸長する工程を
    包含する、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記接合つなぎ材が、繊維ガラス強化プラスチックつなぎ材
    を備える、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記接合つなぎ材が、該接合つなぎ材を通って伸長する穴
    を有する、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに、複数の略平行スロットを前記第一および第二コン
    クリート部材へと切り込んで、それによって、該スロットが、前記接合部と略垂
    直に伸長する工程;および該複数のスロットおよび該接合部を高分子コンクリー
    トで一体的に満たす工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、静止混合物中にて、前記高分子コンクリートの成
    分を混合する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記高分子コンクリートに、イソシアネート反応
    部位を備えた界面活性剤を添加する工程を包含する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記高分子コンクリートに、低粘度可塑剤を添加
    する工程を包含する、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 さらに、前記高分子コンクリートに、重合促進触媒を添加
    する工程を包含する、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 第一および第二道路スラブ間の接合部での負荷伝達性能を
    改良する方法であって、該方法は、以下: スロットを、前記第一および第二コンクリートスラブへと切り込む工程であっ
    て、該スロットを、該接合部に略垂直に伸長させる工程; 該スロットおよび該接合部から、過剰の材料を除去する工程; 該スロットおよび該接合部に、骨材を配置する工程; 第一および第二末端を有する接合つなぎ材を該スロットに配置する工程であっ
    て、それによって、該第一末端を、該第一コンクリートスラブへと伸長させ、そ
    して該第二末端を、該第二コンクリートスラブへと伸長させる工程;および 該スロットおよび該接合部を高分子コンクリートで一体的に満たす工程を包含
    する、 方法。
  17. 【請求項17】 前記接合つなぎ材が、繊維ガラス強化プラスチックつなぎ
    材を備える、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記接合つなぎ材が、該接合つなぎ材を通って伸長してい
    る穴を有する、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 さらに、複数の略平行スロットを前記第一および第二コン
    クリートスラブへと切り込んで、それによって、該スロットが、前記接合部と略
    垂直に伸長する工程;および該複数のスロットおよび該接合部を高分子コンクリ
    ートで一体的に満たす工程を包含する、請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記接合部が、横断接合部、水平接合部または亀裂を備え
    る、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 さらに、静止混合物中にて、高分子コンクリートの成分を
    混合する工程を包含する、請求項16に記載の方法。
  22. 【請求項22】 さらに、前記高分子コンクリートに、イソシアネート反応
    部位を備えた界面活性剤を添加する工程を包含する、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 さらに、前記高分子コンクリートに、低粘度可塑剤を添加
    する工程を包含する、請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 さらに、前記高分子コンクリートに、重合促進触媒を添加
    する工程を包含する、請求項21に記載の方法。
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