JP2002505959A - 金属シリンダスリーブの製造方法 - Google Patents

金属シリンダスリーブの製造方法

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JP2002505959A JP2000535860A JP2000535860A JP2002505959A JP 2002505959 A JP2002505959 A JP 2002505959A JP 2000535860 A JP2000535860 A JP 2000535860A JP 2000535860 A JP2000535860 A JP 2000535860A JP 2002505959 A JP2002505959 A JP 2002505959A
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roller
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ツィンマーマン ヴィルヘルム
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    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
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Abstract

(57)【要約】 シリンダスリーブ(6)の内部表面が表面構造を有する形式の、内燃機関のエンジンユニットで使用するための金属シリンダスリーブ(6)の製造方法に関する。1作業工程でかつそれに関連して製造コストを低下させてシリンダスリーブを製造するために、表面構造を有するシリンダスリーブ(6)を自体公知の圧縮圧延技術により1作業工程で製造することを提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、シリンダスリーブの内部表面が表面構造を有する形式の、内燃機関
のエンジンユニットで使用するための金属シリンダスリーブの製造方法に関する
【0002】 エンジン構造においては、シリンダをライニングするためにシリンダスリーブ
(湿式又は乾式)が使用され、該シリンダスリーブは大抵は鋳造材料からなるエ
ンジンユニットに挿入される。該スリーブは耐摩耗性の材料からなりかつ良好な
ピストン案内及びピストン潤滑のために内部表面の特殊に形成されたトポグラフ
ィーを有する。これらの内部表面は、従来使用するために費用のかかる機械的加
工により準備される。
【0003】 本発明の課題は、シリンダスリーブを1工程で、ひいては廉価に製造すること
ができる、内燃機関のエンジンユニットで使用するための金属シリンダスリーブ
の製造方法を提供することである。さらに、このシリンダスリーブの品質は少な
くとも従来の技術に基づき製造されたシリンダスリーブの品質に匹敵すべきであ
る。
【0004】 前記課題は、本発明により、表面構造を有するシリンダスリーブを自体公知の
圧縮圧延(pressure rolling)技術により1作業工程で製造することにより解決
される。
【0005】 圧縮圧延技術は、ドイツ国特許出願公開第2420014(A1)号明細書又
は国際公開第96/20050号パンフレットに記載されている。圧縮圧延は、
これらの刊行物においてはフローターニング(flow turning)とも称される。国
際公開第96/20050号パンフレットには、また逆方向圧縮圧延法(counte
rcurrent pressure rolling method)及び順方向圧縮圧延法(concurrent press
ure rolling method)が詳細に記載されている。
【0006】 以下に、圧縮圧延技術を図1を参照して簡単に説明する。この場合には、管状
ブランクが回転押出工程に供給される。この際、材料の塑性変形もしくは局所的
領域において塑性化が生じる。
【0007】 ブランク1は回転可能に駆動される圧縮圧延マンドレル(pressure rolling m
andrel)2の上に位置し、その際外部から単数又は複数の圧縮ローラ(pressure
roller)3a,3b,4a,4bが長手方向運動中にブランク1に接触する。 圧縮圧延マンドレルもしくは変形工具と圧縮ローラ3a,3b,4a,4bとの
間で金属のフロー変形が行われ、その際ブランク1の壁厚は縮小されかつその長
さは拡大される。
【0008】 ブランクとしては、管(溶接シームを有するか又は有しない)が適当である。
この場合、ブランクとしての管を接合される複数の異なる材料から製造すること
も考えられる。これらには、内部に表面保護層(摩耗保護、熱影響に対する保護
)、例えばAlO3を備えた予備成形物も理解されるべきである。これらの予備 成形物は、スリーブに種々の要求を支援するために適当である。別の予備成形物
はカップ形状のブランク(鍛造成形物又は常温成形物)或いはまた円形プレスブ
ランクである。この際、管をブランクとして使用する場合には、逆方向圧縮圧延
法或いはまた順方向圧縮圧延法を使用する。その他のブランクの場合には、順方
向圧延法を使用する。
【0009】 圧縮圧延工程中に、ワークピース(管、カップ状ブランク又は円形プレスブラ
ンク)は外部の変形ローラもしくは圧縮ローラの圧力を受けて工具マンドレルに
接触し、内部で該マンドレルの表面品質及びその寸法に従う。そうして、Ra≦
0.3μmの粗さ及びその都度の測定に基づき9〜10のISO品質までの内部
許容度を有する内部表面を達成することができる。もちろん、工具マンドレルも
しくは圧縮圧延マンドレルが少なくとも同じかまたはより良好な表面もしくは許
容度を有することが前提である。
【0010】 変形操作の終結後の材料のレジリエンスにより、ワークピースは圧縮圧延マン
ドレルから数マイクロメートル持ち上がり(その都度の材料及び寸法に基づき異
なる)かつ容易に圧縮圧延マンドレルから取り外すことができる。
【0011】 図1の上部には、順方向圧縮圧延法が示されている。参照符号3aで変形の開
始時の圧縮ローラが示されており、一方参照符号3bは変形もしくは圧縮操作の
終了時の圧縮ローラを示す。
【0012】 図1の下部には、逆方向圧縮圧延法が示されている。この場合も、参照符号4
aで変形の開始時の圧縮ローラが示されており、参照符号4bで圧縮圧延操作の
変形もしくは圧縮操作の終了時の圧縮ローラを示す。参照符号5で、ブランク1
のための回動防止装置が示されている。この回動防止装置は、端面に配置された
歯からなり、該歯にブランク1は押し付けられる。
【0013】 第1の有利な実施態様においては、圧縮圧延機の圧縮圧延マンドレルにネガチ
ブ形として適当なグラインディング(grinding)、例えばクロス・グラインディ
ング(cross grinding)が設けられている。
【0014】 シリンダスリーブは通常のように内側に研削された表面を有するだけでなく、
例えば“クロス・グラインディング”を有し、これは構造部材の異なるトライボ
ロジカル負荷を支援しかつ摩耗を減少させる。本発明によれば、このトポグラフ
ィーは、ネガチブのエンボス加工部として既に圧縮圧延マンドレルに設けられて
いる。この場合、工具マンドレルの表面は、少なくともワークピースの要求され
る内部表面品質に相当しなければならない品質を有する。
【0015】 圧縮圧延作業後に、ワークピースは材料のレジリエンスにより数マイクロメー
トル持ち上がるので、圧延により形成された表面構造は工具マンドレルからワー
クピースが抜き取られた後も損傷を受けずにそのまま維持されている。
【0016】 前記に示した操作法は、通常のシリンダスリーブの製造を説明するものである
。圧縮圧延技術を用いることによる以下に記載する変法は、切削法又はその他の
方法で可能な内部表面に匹敵する内部表面全体にわたり新たなタイプのシリンダ
スリーブの内部微細表面をもたらす。この内部表面は、シリンダスリーブの内部
表面にμm範囲内の規則的な突起及び凹所が設けられることにより、特殊な潤滑
特性を有する。
【0017】 このよにして製造された内部表面は、シリンダスリーブのトライボロジカル課
題を有効に支援しかつ強度に改善する特殊な特性を有する。これらお内部構造は
、圧縮ローラの特殊な手段及び構成により並びに圧縮圧延の際のプロセスパラメ
ータの特殊な調整により実現される。
【0018】 有利には、前記目的を達成するために3つの圧縮ローラx,y,zを使用しか
つ以下のプロセスパラメータをセットする: ローラの回転速度 80〜150mm/分 ローラの送り 50〜400mm/分 ギャップx,y,z 1/3So 軸方向のずれWx,Wy,Wz 1〜5mm。
【0019】 有利には、前記プロセスパラメータを圧縮ローラx,y,zのための以下のパ
ラメータと組み合わせる: 走入(run-in)角度α αx=15〜40゜ αy=15〜30゜ αz=15〜30゜ 走出(run-out)角度β βx=3〜10゜ βy=3〜10゜ βz=3〜10゜ ローラ半径R Rx=0.5〜3mm Ry=0.5〜3mm Rz=0.5〜3mm。
【0020】 これらのパラメータは、もちろんそれ自体だけでも有利であると見なされる。
【0021】 図4には、ギャップx,y,z、軸方向のずれWx,Wy,Wz、走入角度α
、走出角度β及びローラ半径Rx,Ry,Rzのような個々のパラメータが定義
されている。
【0022】 前記に記載の方法は、工具マンドレルの特殊な前処理を必要とせずに、“潤滑
油ポケット”を製造するために好適である。しかしながら、圧縮圧延マンドレル
に、部材の圧縮圧延中に内部表面に凹所として現れる突起を設けることも考えら
れる。これらの凹所(又は工具マンドレル上のネガチブエンボスとしての突起)
は、異なる要求に対処するために、著しく異なって形成されていてもよい。工具
マンドレル上のこのような突起は有利には極く小さい(高さ数μm〜最大0.0
15mm)ので、ワークピースを圧縮圧延工程後に材料の既に記載したレジリエ
ンスのために、先に導入した内部構造に損傷を与えずに、問題なく工具マンドレ
ルから抜き取ることができる。
【0023】 例えば、これらの突起は方形の底面を有する円錐台の形を有する。しかしなが
ら、また別の可能な突起も有利である。
【0024】 圧縮圧延マンドレル上の前記の突起がワークピースの可能なレジリエンスより
も大きい場合には、圧縮圧延工程後にワークピースをもはや工具マンドレルによ
ってワークピースの内部表面構造に損傷又は破壊を生じることなく抜き取ること
はできない。この場合には、本発明によれば、圧縮圧延工程中に拡張しかつ変形
後にレリースされる拡張マンドレル(機械的、液圧式、空気圧式又はその他の拡
張方法を用いる)を使用する。それにより、比較的に大きな直径差を克服するこ
とができかつレジリエンスの寸法を越えるより深い“潤滑油ポケット”を製造す
ることができ、しかもその際変形工程後に部材を抜き取る際に意図される内部構
造は損傷されない。
【0025】 このためには、例示する実施例においては圧縮圧延マンドレルはカップ状に構
成されておりかつ長手方向スリットを有しているので、圧縮圧延マンドレル内に
挿入可能な固定マンドレルは圧縮圧延マンドレルを拡張することができる。
【0026】 本発明のさらなる特徴は、以下に説明する図面に示されている。
【0027】 図1は既に明細書の導入部に記載されておりかつ上方部分には順方向圧延法が
かつ下方部分には逆方向圧延法が工具マンドレル2、圧縮ローラ3a,3b,4
a,4b及び回動防止装置5と共に例示されている。
【0028】 図2は工具マンドレル2の一断片を示す、該工具マンドレルはその表面に示さ
れたクロス・グラインディング7を有する。さらに、前記の工具マンドレル2で
製造されたシリンダスリーブ6の一断片が示されている。これもまたクロス・グ
ラインディング7を示す。この場合、工具マンドレル2上のクロス・グラインデ
ィング7は、シリンダスリーブ6の表面上のクロス・グラインディングのネガチ
ブ形である。
【0029】 図3はまたシリンダスリーブ6及び内部表面の拡大断片を示す。該内部表面は
、滴状突起8を有する特殊な表面構造を示す。この特殊な表面構造は、以下の特
徴の組合せで達成される: 圧縮ローラの回転速度80〜150mm/分;圧縮ローラの送り50〜400
mm/分;ギャップx,y,z1/3So;軸方向のずれWx,Wy,Wz1〜
5mm;走入角度αx=15〜40゜,αy=15〜30゜,αz=15〜30
゜;走出角度βx=3〜10゜,βy=3〜10゜,βz=3〜10゜及び圧縮
ローラのローラ半径Rx=0.5〜3mm,Ry=0.5〜3mm及びRz=0
.5〜3mm。
【0030】 これらの突起の高さhは4〜7μmである。
【0031】 図4には、より良好に表すために図面の面に3個の圧縮ローラx,y,zが示
めされている。しかしながら、3個の圧縮ローラx,y,zは実際には周方向で
はそれぞれ120゜ずらされている。理解しやすくするために、圧縮ローラx,
y,zの間の軸方向のずれWx,Wy,Wzは実際よりも大きく示されている。
【0032】 第1の圧縮ローラzがまずワークピースと接触することになる。これは円錐形
のプレス面18でワークピースに接触する。軸方向の送りにより、ワークピース
の壁厚は第1の圧縮ローラzにより、初期の壁厚S0から出発して厚さzだけ減 少せしめられる。この際、第1の圧縮ローラzはワークピースの表面にわたって
螺旋状軌道を走行する。送り、及び圧縮ローラzがワークピース上を回る回転速
度は。圧縮ローラzがワークピースの全表面をカバーするように互いに調和され
ている。走入角度αzは、プレス面18とワークピースの外面との間の角度であ
る。第2の圧縮ローラyのプレス面19は同じ幾何学的形状を有する。第3の圧
縮ローラxのプレス面20は走入角度αxで拡がる。
【0033】 プレス面20に、圧縮ローラxの走出面22に移行する移行領域21が引き続
く。移行領域21は半径Rxを有する。また第1及び第2の圧縮ローラz,yは
、それぞれ半径Rz及びRyを有する移行領域を有する。走出面はワークピース
の外壁を基準として走出角度βx,βy,βzで拡がる。
【0034】 圧縮ローラx,y,zは、成形工具もしくはワークピースに対して異なる半径
方向間隔を有する。第1の圧縮ローラzは、ワークピースを最初に加工するので
最大の間隔を有する。第1の圧縮ローラzのプレス面18の走出側端部で、ワー
クピースの初期の壁厚S0はS0−zだけ減少せしめられる。この半径方向間隔S 0 −zで、今や第2の圧縮ローラyのプレス面19の端部が係合する。第2の圧 縮ローラyのプレス面19により、ワークピースは値yだけ減少せしめられる。
最後の圧縮ローラxは、ワークピースの所望の目標厚S1が達成されるまで値x だけワークピースを減少させる。従って、ワークピースの壁厚は、初期壁厚S0 から目標壁厚S1に減少せしめられる。壁厚減少値dは個々の減少値x,y,z よりなる。
【0035】 図5は、突起8を有する圧縮圧延マンドレル2及びそれにより作られた、潤滑
油ポケット11を有するシリンダスリーブ6の表面構造の原理図である。該突起
8は、方形の底面を有する円錐台の形を有する。強調すれば、突起の形は例示に
過ぎない。多くの別の形が考えられる。有利には、突起8は最大0.015mm
の高さを有する。それにより、シリンダスリーブ6は加工後に圧縮圧延マンドレ
ル2から容易に押し出すことができる。潤滑油ポケット11の形は、もちろん突
起8の形と逆であるので、潤滑油ポケット11は最大0.015mmの深さを有
する。
【0036】 図6には、拡張可能である特殊な圧縮圧延マンドレル2が示されている。この
圧縮圧延マンドレル2(拡張マンドレルとも称される)は、例えば機械的、液圧
又は空気圧式に拡張することができかつ圧縮圧延工程中に拡張されかつ変形後に
レリースされる。それにより、完成したシリンダスリーブを、突起の高さが例え
ば0.015mmよりも大きい場合でも、圧縮マンドレル2から抜き取ることが
できる。
【0037】 図6の上方部分には、拡張されていない状態の圧縮圧延マンドレル2が示され
ている。該圧縮圧延マンドレル2はカップ状に形成されかつ長手方向スリット9
を有する。図6の下方部分は、この圧縮圧延マンドレル2を拡張して示す。この
ために、圧縮圧延マンドレル2内のカップ状中空室よりも僅かに太い固定マンド
レル10が押し込まれる。これれにより、長手方向スリット9により分離された
個々の部分は拡張される。この圧縮圧延マンドレル2の外面は、先に記載したよ
うに、本発明による表面構造を備えている。
【0038】 αで拡張角度が示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 順方向及び逆方向圧縮圧延法における圧縮圧延技術の原理図である。
【図2】 図示されたクロス・グラインディングを有する工具マンドレル及び内部表面に
クロス・グラインディングを有するシリンダスリーブからの一断片を示す図であ
る。
【図3】 シリンダスリーブの特殊な表面構造の原理図である。
【図4】 ギャップ、軸方向のずれ、走入角度、走出角度及びローラ半径のような個々の
パラメータを説明する図である。
【図5】 突起を有する圧縮圧延マンドレルの原理図及びそれにより作られた、潤滑油ポ
ケットを有するシリンダスリーブの表面構造を示す図である。
【図6】 拡張されていない状態と拡張された状態における特殊な圧縮圧延マンドレルを
示す図である。
【符号の説明】
1 ブランク、 2 工具マンドレル、 3a,3b,4a,4b 圧縮ロー
ラ、 5 回動防止部材、 6 シリンダスリーブ、 7 クロス・グラインデ
ィング、 8 滴状突起、 9 長手方向スリット、 10 固定マンドレル、 11 潤滑油ポケット、 x,y,z 圧縮ローラ、 α 走入角度、 β
走出角度 、R 圧縮ローラのローラ半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルヘルム ツィンマーマン ドイツ連邦共和国 ザンクト アウグステ ィン シュールシュトラーセ 29 (72)発明者 ユルゲン ツィンマーマン ドイツ連邦共和国 トロイスドルフ アル テンラーター シュトラーセ 2ツェー Fターム(参考) 3G024 AA25 BA01 FA07 FA14 GA00 GA17 3J044 AA02 AA18 CC01 DA09 EA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダスリーブ(6)の内部表面が表面構造を有する形式
    の、内燃機関のエンジンユニットで使用するための金属シリンダスリーブ(6)
    の製造方法において、表面構造を有するシリンダスリーブ(6)を自体公知の圧
    縮圧延技術により1作業工程で製造することを特徴とする、金属シリンダスリー
    ブの製造方法。
  2. 【請求項2】 圧縮圧延機の圧縮圧延マンドレル(2)にネガチブ形状とし
    て適当なグラインディング、例えばクロス・グラインディング(7)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 3つの圧縮ローラ(x,y,z)を使用しかつ圧縮圧延の際
    に以下のプロセスパラメータをセットする: ローラの回転速度 80〜150mm/分 ローラの送り 50〜400mm/分 ギャップ 1/3So 軸方向のずれWx,Wy,Wz 1〜5mm ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 圧縮ローラ(x,y,z)の以下のパラメータをセットする
    : 走入角度α αx=15〜40゜ αy=15〜30゜ αz=15〜30゜ 走出角度β βx=3〜10゜ βy=3〜10゜ βz=3〜10゜ ローラ半径R Rx=0.5〜3mm Ry=0.5〜3mm Rz=0.5〜3mm ことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 圧縮圧延機の圧縮圧延マンドレル(2)に突起(8)を設け
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 圧縮圧延マンドレル(2)上の突起(8)又はシリンダスリ
    ーブ(6)内の凹所が最大0.015mmの高さを有することを特徴とする請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 圧縮圧延マンドレル(2)を拡張マンドレルとして形成し、
    該拡張マンドレルが例えば機械的に、液圧又は空気圧で拡張可能でありかつ圧縮
    圧延工程中に拡開しかつ変形後に放圧することを特徴とする請求項5又は6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 圧縮圧延マンドレル(2)中に滑入可能な固定マンドレル(
    10)が圧縮圧延マンドレル(2)を拡開させることができるように、圧縮圧延
    マンドレル(2)がカップ状に形成されかつ長手方向スリット(9)を有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の方法。
JP2000535860A 1998-03-10 1999-02-25 金属シリンダスリーブの製造方法 Pending JP2002505959A (ja)

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DE19810265.8 1998-03-10
DE1998110265 DE19810265A1 (de) 1998-03-10 1998-03-10 Verfahren zur Herstellung einer metallischen Zylinderlaufbuchse
PCT/EP1999/001204 WO1999046521A1 (de) 1998-03-10 1999-02-25 Verfahren zur herstellung einer metallischen zylinderlaufbuchse

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WO (1) WO1999046521A1 (ja)

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