JP2002505558A

JP2002505558A - Ｖチッププラス＋とマスターパスワードを使用するペアレンタルコントロールのための装置及び方法

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Publication number: JP2002505558A
Application number: JP2000534001A
Authority: JP
Inventors: ウィンピーレウン; ヘンリーシーユーエン
Original assignee: ジェムスターディベロプメントコーポレイション
Priority date: 1998-02-27
Filing date: 1999-02-25
Publication date: 2002-02-19
Also published as: EP1066721A1; WO1999044361A1; CN1155243C; CA2321914A1; CN1299558A; AU3064399A

Abstract

(57)【要約】異なる機能を有するペアレンタルコントロールインターフェースを使用する、テレビジョン番組へのアクセスコントロールを実行する方法及び装置が提供される。本方法は、ペアレンタルコントロールの全ての機能に制限なくアクセスするためのマスターモードに入るためのパスワードを必要とする。一旦マスターモードに入ると、ユーザは、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための基準を入力することができ、又はユーザは、既にブロックされたテレビジョン番組をオーバーライドすることができる。一旦マスターパスワードが入力されると、システムは、ＴＶが消されるまで、ユーザがＶチッププラス＋モードを出るまで、又は特定のタイムディレイが満了するまで、マスターパスワードモードに入る。もし、マスターモードでないユーザが、ブロック基準を満たす番組を視聴又は録画しようとし、かつその番組がオーバーライド基準を満たしていないなら、ユーザはパスワードを入力するように促される。正しい意パスワードを入力すると、その番組はブロック解除される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】発明の分野本発明は、一般にテレビジョンシステムに関し、より詳細には、種々のアクセ
ス制御機能を実現するためにマスターパスワードを使用するテレビジョン受信器
のペアレンタルコントロール(parental control, 親による管理)に関する。

【０００２】発明の背景Ｖチップシステムとして普通に知られるシステムがアメリカ合衆国に提案され、
議会によって承認された。そのシステムは、１つ以上の次に放送される番組の格
付ファクタ(rating factor)を示すコードを含むために、標準のテレビジョン信号の垂直帰線消去期間(vertical blanking interval)(「ＶＢＩ」)を使用するこ
とを含む。これらの格付ファクタは、モーション・ピクチャー・アソシエーショ
ン・オブ・アメリカ(Motion Picture Association of America)によって公表されるものと同様の格付（例えば、Ｇ、ＰＧ、ＰＧ−１３、Ｒ、ＮＣ−１７）、及
び、暴力、言葉、裸、及び性的な内容のような番組の性質の個々のカテゴリーの
数値による格付を含むことができる。消費者のＶチップテレビジョンシステムは
、消費者が、１つ以上のこれらの格付基準の彼らの好きなレベルに従って、番組
を排除するように、彼又は彼女のテレビジョンシステムをプログラムすることを
可能にするであろうし、又は、他には、これらの格付カテゴリーに従って、特定
のレベルの内容を有する番組のみを許すようにプログラムされることができるで
あろう。

【０００３】ザ・オタワ・シチズン(The Ottawa Citizen)、エンターテインメント(Enterta
inment)、セクション(Section)Ｆ、Ｆ１〜Ｆ２ページ（１９９６年３月９日、土
曜日）の「リビング・ウィズ・ザ・Ｖチップ(Living With the V-Chip)」という
題名の、Ｔ．アサートン(T. Atherton)による記事で認識されるように、Ｖチップシステムの問題は、Ｖチップシステムの消費者への認識される有用性は、消費
者が、全てでないにしてもほとんどの番組に対する、ＶＢＩに含まれる主観的な
格付に賛成するかどうかにかかっている。カナダでのＶチップシステムの「ベー
タテスト」に参加したといわれる、この記事の著者は、彼の記事の中に、２つの
説明のための例を書いている。第１に、「トラッシュ・トーク(trash talk)」シ
ョーは、言葉の暴力、肉体的な衝突、及び画面及び言葉による性的な話をしばし
ば含むにも関わらず、最も低い暴力のレベル及び次に低い言葉及び性のレベルの
カテゴリーに格付されている。第２に、ＰＧより上の格付を有するすべての番組
を除外するような、これらのタイプの番組を除外するために全体の格付システム
を使用することは、映画フォレスト・ガンプ(Forrest Gump)のような、著者が視
聴することは適当であると考えており、ブロックすることを望まない多くの番組
をブロックする結果になる。特定のテレビジョン番組の、相対的な有害及び有益
であることの著者の判断に賛成しない人もいるだろうが、少なくともその記事は
、格付提供者がいかに上手に多数の消費者の希望に基いて彼らの格付システムを
調節及び微調整することができるかということに関わらず、格付システムに賛成
しようとせず、また格付提供者が行うどのような除外プログラムも、望まない番
組をブロックしない一方、望んでいる番組をブロックすると考える、かなりの部
分の消費者の人々が、依然としているであろう。

【０００４】既存のペアレンタルコントロールシステムが有する他の問題は、ユーザ（親）
は、彼らが番組をブロック／ブロック解除するごとに、又は関連する機能を呼び
出すごとに、パスワードを再入力しなくてはならないことである。これは、時間
がかかることであり、また、すぐに面倒にもなるであろう。また、パスワードを
使用するペアレンタルコントロールシステムが有する他の問題は、ユーザ（親）
がパスワードを忘れることである。これによって、装置の製造者へのアフターサ
ービスの電話が引き起こされ、サポートの費用が増大する。従って、Ｖチップシ
ステムのアクセス管理についての改善が必要である。

【０００５】発明の概要本発明は、この必要性を満たす装置及び方法に向けられたものである。このた
め、好適な実施形態によると、テレビジョン受信器のペアレンタルコントロール
のための装置が提供される。メモリは、テレビジョン番組に関係する情報の記憶
を提供する。マイクロプロセッサは、マスターパスワードを含むメモリ中に記憶
された情報の関数としてブロックコマンドを生成する。ベースバンドテレビジョ
ンビデオ信号をテレビジョンディスプレイに通過させるブロック回路は、ブロッ
クコマンドに応答してビデオ信号のブロックを行う。ブロックを、メモリ中のユ
ーザが提供したリストによって、オーバーライドする(override，無効にする)こ
とができる。

【０００６】本発明の他の実施形態は、本発明を実施するために考えられた最良の態様の説
明のために本発明の実施形態としてのみ示され及び説明される以下の詳細な説明
から、当業者に簡単に明らかになるであろうということは理解される。理解され
るように、本発明は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の異なる
実施形態を行うことができ、またそれのいくつかの詳細は、種々の他の点で変更
を行うことができる。従って、図面及び詳細な説明は、制限ではなく、そもそも
説明のためと考えられるべきである。

【０００７】本発明の、これら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明、添付の請求
項、及び添付の図面に関連して、よりよく理解されるであろう。

【０００８】詳細な説明本発明の好適な実施形態は、特定のテレビジョン番組をブロック及びイネーブ
ル(enable)するためのユーザによるプログラムにより適した、Ｖチップシステム
とペアレンタルコントロールシステムの組合わせである。そのようなペアレンタ
ルコントロールシステムは、ここにすべてが示されているかのように、参考文献
としてここに組込まれている米国特許第５，３８２，９８３号において説明され
ている。好適な実施形態は、いずれかのシステムより優れた改良されたものであ
るシステムを形成するために、２つのシステムが一緒に働くようにできる機能を
追加する。好適な実施形態では、ユーザは、ユーザがプログラム可能なイネーブ
ルオーバーライドリスト(enable override list)及びブロッキングオーバーライ
ドリスト(blocking override list)中に含まれる特定の番組のためのＶチップシ
ステムの動作をオーバーライドすることが許される。ペアレンタルコントロール
の機能は、ユーザの好みに基いて２つの異なるモードでアクセス及び選択される
。ＴＶモードでは、種々のインタラクティブなテレビジョンスクリーンは、テキ
スト及びグラフィックスを使用して、機能及びユーザの選択を表示する。ガイド
モードでは、機能及び選択は、プログラムガイドコンテキスト中のメニューを通
じてユーザに利用できるようにされる。

【０００９】図１を参照すると、オーバーライドシステムの動作のフローチャートが示され
る。ブロック１では、Ｖチップシステムは、本来設計されたように動作する：番
組はチューニングされ、その出力は、Ｖチップシステムのユーザのプログラムに
従って、その番組はブロックされるべきか、それともブロックされないべきかの
いずれかを示すことになる。もし、Ｖチップシステムに従って、その番ぐむはブ
ロックされるべきであれば、ブロック１からのＹｅｓの経路にブロック２が続く
。ブロック２では、チューニングされている番組は、ユーザによって特にイネー
ブルにされた、イネーブルオーバーライドリストと呼ばれる番組のリストによっ
てチェックされる。もし、チューニングされている番組が、イネーブルオーバラ
イドリスト上になければ、ブロック２のＮｏの経路は、チューニングされている
番組はブロックされるブロック３に続く。もし、他方、チューニングされている
番組が、イネーブルオーバーライドリスト中に含まれていることが見つかれば、
ブロック２のＹｅｓの経路は、チューニングされるべき番組をイネーブルにする
ブロック４に続く。

【００１０】もし、Ｖチップシステムが、Ｖチップシステムのユーザのプログラムに従って
、番組はブロックされるべきでないという信号を出力すれば、ブロック１からの
Ｎｏの経路は、ブロック５に続く。ブロック５では、チューニングされるべき番
組は、ブロック２でイネーブルオーバーライドリストに対して実行された方法と
同様の方法で、特定の番組をブロックするためのオーバーライドリスト（「ブロ
ッキングオーバーライドリスト」）に対して比較される。もし、チューニングさ
れるべき番組が、ブロッキングオーバーライドリスト中に含まれていることが見
つかったなら、ブロック５からのＹｅｓの経路がブロック６に続き、またチュー
ニングされている番組はブロックされる。もしチューニングされている番組が、
ブロック５のブロッキングオーバーライドリスト中に含まれていないなら、ブロ
ック５からのＮｏの経路はブロック４に続き、この場合、番組はチューニングさ
れることが許される。

【００１１】ブロッキングオーバーライドリスト及びイネーブルオーバーライドリストは、
多くの方法で定義されることができる。１つの方法は、チャネル、日付、開始時
間及び長さ（又は終了時間）によって番組を定義することであろう。このように
、時計及びチューナーへの接続は、チューニングされている番組が、いずれかの
オーバーライドリスト中に含まれる、チャネル、日付、時間及び長さの情報の組
のいずれかの範囲内にあるかどうかを決定するために使用されるであろう。

【００１２】他には、そのリストは、米国特許第５，３３５，０７９号に記載されたものの
ように、圧縮されたコードから構成されることもできるであろう。このタイプの
圧縮されたコードの特定の実施態様は、現在テレビジョン番組表中に見られるジ
ェムスター・デベロップメント・コーポレーション(Gemstar Development Corpo
ration)のＶＣＲプラス＋(VCRPlus+)(登録商標)システムによって使用されるプラスコード(PlusCode)（商標）ナンバーであり、それは、圧縮されていない、選
択される番組のチャネル、日付、時間及び長さを入力するという、より手間及び
時間がかかる方法を使用することなく、選択される番組を入力するために使用す
ることができる。

【００１３】他には、そのリストは、オーバーライドリスト上に載せることが望まれるテレ
ビジョン番組のタイトルから構成されることができるであろう。これらのタイト
ルは、ＸＤＳシステム又は他の同様のシステムを使用して、Ｖチップコード化情
報の部分としてそれぞれの番組が有するＶＢＩ中に放送されるタイトル情報に対
して比較されるであろう。他には、そのタイトルを、多くの電子テレビジョンガ
イドに含まれるもののような、チャネル、日付、時間、長さを番組のタイトルに
関連づけるデータベースと比較することができるであろう。

【００１４】図１に記載されるシステムを実施する際に生じる問題は、ブロッキングオーバ
ーライドリスト及びイネーブルオーバーライドリストは、作り出すことが面倒で
ある可能性があるし、またほとんどの場合、面倒となるということである。この
問題に対する１つの解答は、ここに全てが示されているかのように参考文献とし
てここに組込まれている、１９９３年３月１２日に出願された同時係属米国出願
第０８／０３１，２４６号中に記載されるものと同様のシステムを使用すること
である。このシステムによって、ユーザは、電話で代表(representative)を呼び
出すであろうし、ユーザにとって重要な種々の選択基準をその代表に関連づける
であろう。これらの選択基準は、テレビジョンのチャネル、１日の中の時間、番
組のタイトル、番組の主題のカテゴリー、及び番組中に登場する俳優及び女優を
含むことができる。代表は、放送されるようにスケジュールに入れられたそれぞ
れのテレビジョン番組のためのこのタイプのデータの全てを含むことになる、広
範な集中化されたコンピュータ処理のデータベースへアクセスできるであろう。
更に、この広範なデータベースは、Ｖチップシステムと共に放送局によって提供
されるものの他に、種々の追加の格付システムを含むことができるであろう。宗
教団体、新聞及びユーザである公衆の特定の部分に狙いを定めた格付サービスの
ような任意の種々のサードパーティは、そのような格付を提供することができる
であろう。ユーザによって提供される選択基準に基づいて、代表のコンピュータ
は、電話、ＶＢＩ、又は他の利用可能なデータ経路によって、ユーザのシステム
をプログラムするために、データをダウンロードする。

【００１５】他の実施形態では、上述の、サードパーティの格付を含む同じタイプの格付情
報を含む、広範な集中化されたデータベースと同様のデータベースは、ユーザシ
ステム中に、ローカルに記憶されることができる。この実施形態が可能になる方
法の１つは、システムが、多くの将来のスケジュールに入れられたテレビジョン
番組のチャネル、日付、時間、長さ、タイトル、カテゴリー及び説明を既に記憶
している、ローカルに記憶された、電子番組ガイドと組合わされるかどうかであ
る。

【００１６】更に他の実施形態では、モーション・ピクチャー・アソシエーション・オブ・
アメリカ及びテレビジョン放送局によって準備された格付に加えて、サードパー
ティの格付提供者の識別と共に、Ｖチップデータ内にサードパーティの格付が含
まれており、これによって、ユーザは、彼ら自身の価値に最もよく合う格付提供
者を選択することができる。

【００１７】上述のＶチップシステムと共に使用するためのオーバーライドシステムの好適
な実施形態が図２に示される。ケーブル給送からのマルチチャネルの高周波(rad
io frequency, RF)テレビジョン信号は、チャネル変更制御を有するケーブルボックス１０の入力に接続される。ユーザが選択したチャネルの周波数での単一の
チャネルのＲＦテレビジョン信号であるケーブルボックス１０の出力は、テレビ
ジョン駆動回路(television drive circuitry)１２に接続される。テレビジョン
駆動回路１２の出力は、送信ブロック回路１４によって、テレビジョンディスプ
レイ１６に接続される。ブロック回路１４は、普通のアナログ信号送信ゲート、
又は技術上知られた任意の他の同様のデバイスでよい。

【００１８】オーバーライドシステムの動作を説明する目的のために、ケーブル給送によっ
て運ばれるそれぞれのチャネルのテレビジョン信号は、ＨＢＯ、ＣＮＮ、又はＮ
ＢＣのようなチャネル識別を含む、補足のデータを含むということにする。好適
には、チャネル識別は、ＸＤＳフォーマットでそれぞれのチャネルの信号のＶＢ
Ｉ中に埋め込まれる。

【００１９】テレビジョン駆動回路１２の出力は、ＸＤＳ信号をベースバンドテレビジョン
信号から取り出す、ＶＢＩデコーダ１８の入力にも接続される。ケーブルボック
ス１０がチューニングされるチャネルのチャネル識別のデータ信号代表(data si
gnal representative)を含むＶＢＩデコーダ１８の出力は、その出力がブロック
回路１４を制御するマイクロプロセッサ２０に接続される。マイクロプロセッサ
２０は、ＲＡＭ２２に接続される。

【００２０】選択によりブロックされる番組は、ＲＡＭ２２中に記憶される。それぞれの番
組に対して、日付、時間、チャネル及び番組の長さは、ここにすべてが示されて
いるかのように開示がここに参考文献として組込まれている、米国特許第５，３
８２，９８３号（「’９８３特許」）及び同時係属米国出願０８／６８４，６７
８号中に記載されているようなスタックの配列で、ＲＡＭ２２中に記憶される。
ＲＡＭ中に記憶された番組ブロックデータベースを、多くの異なる方法で生成す
ることができる。１つの方法は、例えば、宗教団体、新聞、又は政治団体によっ
て構成されるような、カスタマイズされた格付サービスに従って、日付、時間、
チャネル、及び長さの内容からなる番組のデータのグループを送信し、及びその
ようなデータをテレビジョン信号のＶＢＩ又は電話線からＲＡＭ２２にダウンロ
ードすることである。（例えば、上記の’９８３特許を参照する。）視聴者は、
ＶＢＩ又は電話線中に送信されるカスタマイズされた格付サービスの選択のオン
スクリーンメニューを呼び出し、選択されたサービスにデータ入力し、そして、
選択されたサービスに対応する番組データのグループをダウンロードするように
マイクロプロセッサ２０に命令することができる。他の方法は、リモートコント
ローラを通じて、個々のプログラムのデータ中にデータ入力することである。第
３の方法は、その中ではＥＰＧデータベースがブロックされる番組、及び視聴又
は録画される番組の両方を決定するために使用されるオンスクリーン電子番組ガ
イド（「ＥＰＧ」）から番組をカーソルで選択することである。いずれの場合で
も、マイクロプロセッサ２０は、マイクロプロセッサ２０中のリアルタイムクロ
ックの出力、及び、ＶＢＩデコーダ１８によって、又はチューナーをモニタする
こと及びチャネルマップを使用することによって拾われ、ケーブルボックス１０
がチューニングされているチャネルのチャネル識別を連続的にモニタしている。
これらのモニタされた属性は、番組ブロックデータベースのデータと比較される
。好適には、これは、’９８３特許に記載されるように、スタックの先頭がブロ
ックされる次の番組テレビジョン放送であるように、ＲＡＭ２２中のスタック中
のデータベースを整えることによって実施される。比較により一致(match)が見つかると、マイクロプロセッサ２０は、ブロック回路１４を作動させ、それによ
って、ＴＶディスプレイ１６が番組を見せることを防止する。

【００２１】オーバーライドシステムが、Ｖチップシステムと共に使用されるとき、後で放
送される番組に対する１つ以上の格付ファクタを示すコードも、ＶＢＩ中に含ま
れる。この実施形態では、ユーザは、１つ以上のこれらの格付基準に従って、番
組を除外するようにテレビジョンシステムをプログラムする。ユーザの選択は、
ＲＡＭ２２中に記憶され、ＶＢＩ中に送信されるコードと比較される。除外され
る番組がマイクロプロセッサ２０によって検出されると、ＶＢＩデコーダ１８を
通して、ＲＡＭ２２中に記憶されたイネーブルオーバーライドリストが参照され
る。ブロック回路１４は、マイクロプロセッサの制御のもとに、もし番組がイネ
ーブルオーバーライドリストに含まれていないなら、除外されるその番組がＴＶ
ディスプレイに現れることを防ぐ。反対に、もし現在放送されている番組が、ユ
ーザによって確立された格付基準のもとに除外されていないなら、ＲＡＭ２２中
に記憶されたブロックオーバーライドリストは、マイクロプロセッサ２０によっ
てチェックされる。ブロック回路１４によって、マイクロプロセッサの制御のも
とに、もし番組がブロックオーバ−ライドリスト中に含まれていないなら、その
番組はＴＶディスプレイへ通過することができる。

【００２２】ブロックオーバーライドリスト及びイネーブルオーバーライドリストを構成す
るテレビジョン番組が、チャネル、日付、開始時間及び長さ（又は終了時間）に
よって、又は、米国特許第５，３３５，０７９号に記載されているもののような
圧縮されたコードの使用を通じて定義される説明される実施形態では、ケーブル
ボックス又はビデオカセットレコーダ（「ＶＣＲ」）の追加に適合させるために
、他の構成が必要である。

【００２３】普通のケーブルボックス又はＶＣＲの接続部によって、ケーブルボックス又は
ＶＣＲは、テレビジョン受信器のフロントエンドに接続される。ケーブルボック
ス、又はＶＣＲは、望みのチャネルをチューニングするためのチューニング可能
なバンドパスフィルタを有する。チューニングされたチャネルからのテレビジョ
ン信号は、例示のチャネル３を通って、固定されたキャリア周波数上で変調され
、テレビジョン受信器に接続される。テレビジョン受信器は、選択された特定の
チャネルに関わらず、ケーブルボックス又はＶＣＲのキャリア周波数出力にチュ
ーニングされる。テレビジョン受信器は、いつも固定された周波数にチューニン
グされているため、図２のマイクロプロセッサは、ブロックされる又は選択され
るテレビジョン番組がケーブルボックス又はＶＣＲで選択されるときを確認する
ことができなくなる。

【００２４】図３を参照すると、単純なスイッチＳ１を使用する低コストの機構による、ケ
ーブルボックス及びＶＣＲの両方を使用するシステムに適合する、本発明の好適
な実施形態が示される。ＶＣＲのチューニングの問題は、ＶＣＲ２３のビデオの
入力を、いつも親によってイネーブルにされた番組にチューニングされているＴ
Ｖチューナー２４のビデオ出力に接続することによって解決される。ＶＣＲがブ
ロードバンドの入力を持つ理由はない。

【００２５】ケーブルボックスのチューニングについては、ケーブルボックス２６は、スク
ランブルされた番組をチューニングするためだけに使用される。セットアップの
間、ユーザは、彼又は彼女のケーブルＴＶのラインナップ(cable lineup)の中の
スクランブルされた（高価な）チャネルを識別する。これは、自動で行うことも
、手によって行うこともできる。この実施形態では、スクランブルされた番組の
提供者は、テレビジョン信号のＶＢＩ中に、彼らの名称（ＨＢＯＥＳＰＮ、な
ど）を送信するであろう。従って、スクランブルされたチャネルがユーザによっ
て選択されたとき、ケーブルボックス２６は、それぞれのチャネルにチューニン
グされ、ＶＢＩは、ＶＢＩデコーダ２８によって、名称を求めてスキャンされる
。もし、名称が識別されなければ、そのチャネルはブロックされる。

【００２６】ＶＣＲの録画も、ＶＣＲのビデオ入力に、ＴＶチューナー２４によってディス
プレイ３０に提供される同じ信号を提供することによって制御されることができ
る。この信号は、それが許可された番組を含むことを保証するために、すでに処
理された。従って、ユーザは、許可された番組のみを録画することができる。

【００２７】動作では、ユーザがスクランブルされていないチャネルをリクエストするとき
、マイクロプロセッサ３２は、リクエストされたチャネルがスクランブルされた
チャネルとして指示されているかどうかを（セットアップテーブルから）確認す
るためにチェックし、また、このチャネルが特定の時間スロットに対してブロッ
クされていないかも（プラスコードテーブルから）確認するためにチェックする
。もし、テレビジョンチャネルがブロックされておらず、かつスクランブルされ
ていないなら、スイッチＳ１は、ポジション２に設定され、ＴＶチューナー２４
は、リクエストされたチャネルにチューニングされる。もし、リクエストされた
チャネルがブロックされるべきなら、Ｓ１はポジション４に設定され、そのため
ＴＶチューナー２４は入力を持たない。ユーザは、表示される番組を録画するこ
ともできる（しかし、ＶＣＲビデオ入力はＴＶチューナー出力から来るため、他
の番組は録画できない）。

【００２８】もし、ユーザが、スクランブルされたチャネルをリクエストするなら、マイク
ロプロセッサ３２は、リクエストされたチャネルがスクランブルされたチャネル
として指示されているかどうかを確認するためにチェックし、また、また、この
チャネルが特定の時間スロットに対してブロックされていないかも（プラスコー
ドテーブルから）確認するためにチェックする。もし、テレビジョンチャネルが
ブロックされておらず、かつスクランブルされていないなら、スイッチＳ１は、
ポジション３に設定され、ケーブルボックス２６は、リクエストされたチャネル
にチューニングされる。ＶＢＩデコーダ２８は、ケーブルボックス出力をモニタ
し、ＶＢＩ中のチャネル名称を探す（放送は毎分名称を放送する）。もし名称が
見つかれば、それはチャネルセットアップテーブル中のチャネル名称と比較され
る。もし比較により一致(match)が検出されると、ＴＶチューナー２４は、チャネル３にチューニングされ、その番組は表示される。もし比較により一致(match
)が検出されないなら、Ｓ１はポジション４に切り替えられ、ディスプレイ３０はブランクになる。このように、もしユーザが、ケーブルボックスのチャネルを
手で変更しようとするなら、ＶＢＩの名称のチェックは失敗し、Ｓ１は、ポジシ
ョン４に切り替えられ、ディスプレイをブランクにするであろう。ユーザは、表
示される番組を録画することもできる（しかし、ＶＣＲビデオ入力はＴＶチュー
ナー出力から来るため、他の番組は録画できない）。

【００２９】もしユーザがＶＣＲでテープを再生するリクエストをすると、Ｓ１はポジショ
ン１に切りかえられ、ＴＶチューナー２４はチャネル３にチューニングされる。
ポジション１では、ＶＣＲは、ＲＦ／ビデオの入力を持たないことに注意する。
従って、ユーザはＶＣＲチューナーを使用することができない。

【００３０】図４を参照すると、Ｖチップシステムをオーバーライドシステムに組込んだ（
「Ｖチッププラス＋システム」）、本発明の好適な実施形態の詳細な電気的ダイ
ヤグラムが示される。好適には、Ｖチッププラス＋システムは、米国特許第５，
３３５，０７９号に記載されたもののように、オーバーライドリストを作り出す
ための圧縮されたコードに応答し、また、自動チャネルマッピング性能を含む。
具体的には、ＴＶチューナー３４は、マルチチャネルＲＦテレビジョン信号の選
択されたチャネルを通過させるためのテレビジョン受信器のフロントエンドに位
置する。技術上、どのような従来にあるチューナーでもよい、ＴＶチューナー３
４は、周波数のチューニングだけでなく、増幅、中間周波数(intermediate freq
uency, 「IF」)へのダウンコンバージョンも提供すべきである。ＴＶチューナー
３４は、ＩＦ信号を増幅してベースバンドテレビジョンビデオ信号にダウンコン
バートするために必要な信号処理を提供するテレビジョン駆動回路３６に接続す
る。テレビジョン駆動回路３６の出力は、ブロック回路３８に接続される。ブロ
ック回路３８は、普通のアナログ信号送信ゲート、又は技術上知られた任意の他
の同様のデバイスとすることができるであろう。ブロック回路３８の出力は、選
択されたチャネルに現在放送されているテレビジョン番組を選択的に表示するた
めのビデオミキサ４０を通じて、ＴＶディスプレイ４２に接続される。

【００３１】ＴＶチューナー３４は、マイクロプロセッサ４４によって選択されたチャネル
にチューニングされる。好適にはリモート赤外線(infrared，「ＩＲ」)コントロ
ーラの形態である、視聴者入力デバイス(viewer input device)４６は、テレビジョンのチャネルを視聴者が操作することができるように、マイクロプロセッサ
４４に接続される。視聴者入力デバイス４６によって、視聴者は、Ｖチッププラ
ス＋オーバーライドリストを編集又は変更するだけでなく、１つ以上の格付ファ
クタに従って、番組を除外するために、Ｖチッププラス＋システムを遠隔的にプ
ログラムすることもできる。視聴者がＶチッププラス＋システム又はＶチッププ
ラス＋オーバーライドリスト中に設定された特定の格付を見直すときは、マイク
ロプロセッサ４４は、ＲＡＭ４８から適当な情報を検索し、またそれを、情報が
ディスプレイのためにフォーマットされるところであるビデオプロセッサ５０に
接続する。好適には、ビデオプロセッサ５０中に記憶される情報は、ＴＶディス
プレイ４２上に表示されるもののビットマップである。ビデオプロセッサ５０は
、ビデオミキサ４０に接続される。ビデオミキサ４０からの情報を、テレビジョ
ン番組中のウィンドウとして又はテレビジョン番組の代わりの全画面としてＴＶ
ディスプレイ４２に表示させることができるであろうということは、当業者に理
解されるであろうが、ビデオミキサ４０は、現在見られているテレビジョン番組
上への重ね合わせとして情報を出力する。

【００３２】ＴＶディスプレイに表示される情報と共に、視聴者入力デバイス４６を使用し
て、視聴者は、１つ以上の格付ファクタに従って番組を除外するために、Ｖチッ
ププラス＋システムをプログラムする。好適には、視聴者入力デバイス４６によ
って、ＴＶディスプレイ４２上のカーソルを移動させること及び別個のコマンド
を入力することによりＶチッププラス＋格付システム及びＶチッププラス＋オー
バーライドリストを操作することが可能となる。カーソル制御は、マイクロプロ
セッサ４４をビデオプロセッサ５０に、カーソルポジションレジスタ５２を通じ
て接続させることによって実現される。

【００３３】ＴＶディスプレイ４２に送られるＶチッププラス＋オーバーライドリストの視
聴者の編集は、好適には、米国特許第５，３３５，０７９号に記載されたものの
ような圧縮されたコードを使用して実施される。Ｇコード(G-code)デコーダ５４
は、圧縮されたコードを処理するために使用される。もしマイクロプロセッサ４
４が、Ｇコードが視聴者入力デバイス４６から受信されたことを確定すると、Ｇ
コードは、デコードのために、Ｇコードデコーダ５４に送られるであろう。Ｇコ
ードデコーダ５４は、Ｇコードを、個別に選択されたテレビジョン番組に対して
Ｖチッププラス＋格付システムをオーバーライドするために、チャネル、日付、
時間及び長さ（channel, date, time and length,「ＣＤＴＬ」）情報に変換する。好適には、Ｖチッププラス＋システムは、Ｖチッププラス＋オーバーライド
リストを作り出すためだけでなく、ここに全てが示されているかのように参考文
献としてここに組込まれている米国特許第５，３３５，０７９号に詳細に記載さ
れているように、ＲＡＭ４８中に記憶されたＣＤＴＬ情報に対応する選択された
テレビジョン番組を録画するようビデオカセットレコーダ（「ＶＣＲ」）を作動
させるためにも、ＣＤＴＬ情報を選択的に使用することができるように、ジェム
スター・デベロップメント・コーポレーション(Gemstar Development Corporati
on)のＶＣＲプラス＋（登録商標）システムに組込まれる。ＣＤＴＬ情報は、米国特許第５，３８２，９８３号に記載されているように、スタック配列で、ＲＡ
Ｍ４８中に記憶させられる。

【００３４】Ｖチッププラス＋システムは、テレビジョン信号のＶＢＩをデコードすること
によって実施される。テレビジョン駆動回路３６の出力に接続されるＶＢＩデコ
ーダ５６は、ＸＤＳ信号をベースバンドテレビジョン信号から抽出する。現在放
送されているテレビジョン番組に対する１つ以上の格付ファクタを含む、ＶＢＩ
デコーダ５６の出力は、マイクロプロセッサ４４に接続される。テレビジョン信
号のＶＢＩから抽出されるこれらの格付ファクタは、マイクロプロセッサ４４に
よって、ＲＡＭ４８中の視聴者がプログラムした格付ファクタと比較される。マ
イクロプロセッサ４４が、現在放送されているテレビジョン番組は、プログラム
された格付ファクタに基いてブロックされるべきであると確定した場合、ＲＡＭ
４８中に記憶されたイネーブルオーバーライドリストが参照される。マイクロプ
ロセッサ４４は、もしそのテレビジョン番組がイネーブルオーバーライドリスト
中に含まれていないなら、現在放送されているテレビジョン番組をディスプレイ
４２からブロックするために、ブロック回路３８を作動させるであろう。反対に
、もし現在放送されているテレビジョン番組が、ＲＡＭ４８中に記憶されたプロ
グラムされた格付ファクタに基いてテレビ放送されるべきである場合は、ＲＡＭ
４８中に記憶されたブロックオーバーライドリストが参照される。ブロック回路
３８によって、マイクロプロセッサ４４の管理のもとで、もしテレビジョン番組
がブロックオーバーライドリスト中に含まれていないなら、そのテレビジョン番
組はＴＶディスプレイ４２に通過させられる。Ｖチッププラス＋オーバーライド
リストは、ＲＡＭ４８中に記憶されたＣＤＴＬ情報をマイクロプロセッサ４４に
よって設定されたチューナーチャネル及びマイクロプロセッサ中の内部クロック
（図示せず）と比較することによって、マイクロプロセッサ４４により参照され
る。他には、もしそこにあるなら、ＶＢＩデコーダ５６によって、チャネル情報
をＸＤＳデータから取り出すこともできる。

【００３５】Ｖチッププラス＋オーバーライドリストを編集する際に、圧縮されたコードが
有用であるようにするためには、マイクロプロセッサ４４が、圧縮されたコード
に対応するテレビジョン番組が送信されるチャネルを決定することができなけれ
ばならない。チャネルの割り当ては、視聴者に使用される特定のテレビジョンサ
ービス（すなわち、衛星放送、ケーブルサービス、電波放送）及びサービスの特
定の地理的領域によって変わるため、チャネルマップを確立するための方法が必
要である。そのような方法は、ここにすべてが示されているかのように参考文献
としてここに組込まれている、同時係属米国出願第０８／６９４，８６４号に記
載されている。チャネルマップは、テレビジョン放送局（すなわち、ＫＡＢＣ、
ＫＣＥＴなど）を、任意の特定のテレビジョンサービスに対して、それぞれのそ
れらのチャネル周波数割り当てに関連づける。

【００３６】要約すると、特定のタイプのテレビジョンサービスは、本発明の実施形態では
、テレビジョン放送局のチャネル割り当てをモニタすることによって、自動的に
検出される。これは、ＴＶチューナー３４を、それのＲＦバンドにわたってマイ
クロプロセッサ４４によって掃引することにより、実施される。ＴＶチューナー
３４に接続したディテクタ５７は、水平同期パルスの安定性をモニタすることに
よって、ＲＦバンドにわたってＴＶチューナー３４が掃引されるとき、テレビジ
ョン放送局がチャネルのそれぞれに割り当てられたかどうかを検出する。マイク
ロプロセッサ４４は、次に、所定の地理的領域に対するチャネル割り当てに基い
てテレビジョンサービスのタイプを決定することができる。この機構は、視聴者
が、視聴者入力デバイス４６を使用して、彼又は彼女の郵便番号をキー入力する
ことのみを必要とする。他には、視聴者に利用される特定のテレビジョンサービ
スの自動検出は、視聴者が、視聴者入力デバイス４６を使用して、ＶＣＲのモデ
ル及びブランドに関する情報を直接キー入力することによって、省くことができ
る。

【００３７】視聴者に利用される特定のタイプのテレビジョンサービスが一旦確認されると
、適当なチャネルマップを、ＶＢＩデコーダ５６によって、テレビジョン信号か
ら抽出することができる。マイクロプロセッサ４４は、再び、ＴＶチューナー３
４を掃引して、テレビジョン信号のＶＢＩの部分中に送信されたチャネルマップ
情報を有するチャネルを探し出す。マイクロプロセッサ４４は、次に、視聴者に
よって入力された地理的位置に対応する識別コードでマーキングされたチャネル
マップを抽出し、また、抽出されたチャネルマップをチャネルマップメモリ５８
中に記憶させる。

【００３８】図４に示される、Ｖチッププラス＋システムの説明の実施形態は、単一のマイ
クロプロセッサを利用する、完全に統合されたシステムに向けられたものである
。しかし、Ｖチッププラス＋システムを、既存のＶチップシステムを有するテレ
ビジョン受信器中に組込むことが望まれる場合に、多くの応用が現れることがあ
ることを当業者は容易に理解するであろう。Ｖチップシステムの議会の承認の結
果として、多くのテレビジョン製造者が、標準化された格付システムに従ったユ
ーザのプログラムのためのＶチップＩＣ（「ＩＣ」）を開発し、及びＶチップの
性能を標準の特徴として含めるであろうということが考えられる。これらのシス
テムでは、既存のＶチップシステム中に簡単に統合することができるＶチッププ
ラス＋への改良を単一のＩＣに組込むことは有利であろう。そのようなＶチップ
プラス＋システムの例示の実施形態が図５に示される。

【００３９】図５を参照すると、Ｖチップシステムは、図４に関して説明された、基本的な
テレビジョン処理・駆動回路を含む。具体的には、ＴＶチューナー３５は、複数
チャネルのＲＦテレビジョン信号の中の選択されたチャネルをテレビジョン駆動
回路３７へ通過させるための、テレビジョン受信器のフロントエンドに位置する
。テレビジョン駆動回路３７の出力は、ブロック回路３９に接続される。ブロッ
ク回路３９の出力は、現在放送されているテレビジョン番組を選択されたチャネ
ル上に選択的に表示させるためのビデオミキサ４１を通して、ＴＶディスプレイ
４３に接続される。

【００４０】テレビジョン駆動回路３７の出力に接続されるＶチップ５７は、ベースバンド
テレビジョン信号からＸＤＳ信号を抽出する。現在放送されているテレビジョン
番組に対する格付ファクタは、ＸＤＳデータから取り出されて、Ｖチップ５７の
内部メモリ中に記憶された、視聴者がプログラムした格付ファクタと比較される
。Ｖチップ５７が、プログラムされた格付ファクタに基いて、現在放送されてい
るテレビジョン番組がブロックされるべきであると決定した場合、現在放送され
ているテレビジョン番組をＴＶディスプレイ４３からブロックするために、ブロ
ック回路３７は、Ｖチップ５７によって作動させられる。反対に、メモリ中のプ
ログラムされた格付ファクタに基いて、現在放送されているテレビジョン番組が
テレビ放送されるべきであるなら、ブロック回路３９は、Ｖチップ５７によって
不作動にされて、テレビジョン番組がＴＶディスプレイ４３へ通過することが許
される。

【００４１】Ｖチップシステムによって、視聴者は、エディタを使用することにより、格付
ファクタを編集することが可能になる。具体的には、視聴者がＶチップシステム
中に設定された特定の格付をレビューしたいとき、Ｖチップ５７は、視聴者入力
デバイスの制御のもとに、メモリから適当な情報を検索して、それを、情報がデ
ィスプレイのためにフォーマットされるところである、ビデオプロセッサ５１に
接続させる。ビデオプロセッサ５１は、ビデオミキサ４１に接続される。ビデオ
ミキサ４１からの情報を、テレビジョン番組中のウィンドウとして又はテレビジ
ョン番組の代わりの全画面としてＴＶディスプレイ４３に表示させることができ
るであろうということは、当業者に理解されるであろうが、ビデオミキサ４１は
、現在見られているテレビジョン番組上への重ね合わせとして、その情報を出力
する。ＴＶディスプレイ４３に表示される情報と共に視聴者入力デバイスを使用
して、視聴者は、１つ以上の格付ファクタに従って、番組を除外するためにＶチ
ップシステムをプログラムする。

【００４２】Ｖチップ５７のブロック機能のカスタマイズは、外部のＶチップ＋ＩＣ４７に
より実行される。Ｖチッププラス＋回路のＩＣ中への実施は、経済的なアプロー
チであるが、Ｖチッププラス＋機能を、別個の構成部品を使用して実施すること
ができることは、当業者に理解されるであろう。好適には、ＶチッププラスＩＣ
４７は、既にＶチップ性能が装備された、既存のテレビジョン受信器中に簡単に
組込むことができるように設計される。Ｖチッププラス＋ＩＣ４７は、Ｖチップ
５７とブロック回路３９の間の経路の中に挿入される。これには、Ｖチップ５７
を、電線５９を取り除くことによって、ブロック回路からＶチップを分離する必
要がある。

【００４３】動作では、Ｖチップ５７が、現在放送されているテレビジョン番組が、プログ
ラムされた格付ファクタに基いて、ブロックされるべきであると決定するとき、
ブロック信号が、Ｖチッププラス＋ＩＣ４７に接続させられる。ブロック信号に
応答して、Ｖチッププラス＋ＩＣ４７中のマイクロプロセッサ４５は、ＲＡＭ４
９中に記憶されたイネーブルオーバーライドリストを参照する。マイクロプロセ
ッサ４５は、テレビジョン番組がイネーブルオーバーライドリスト中に含まれて
いないなら、現在放送されているそのテレビジョン番組をＴＶディスプレイ４３
からブロックするために、ブロック回路３９を作動させるであろう。反対に、Ｖ
チップ５７が、現在放送されているテレビジョン番組は、プログラムされた格付
ファクタに基いて、テレビ放送されるべきであると決定するなら、ブロック解除
(unblocking)信号がＶチッププラス＋ＩＣ４７に接続させられる。ブロック解除
信号に応答して、ＲＡＭ４９中に記憶されたブロックオーバーライドリストが参
照される。ブロック回路３９によって、マイクロプロセッサ４５の制御のもとに
、もしテレビジョン番組がブロックオーバーライドリスト中に含まれないなら、
そのテレビジョン番組はＴＶディスプレイ４３に通過させられる。

【００４４】Ｖチッププラス＋ＩＣ４７は、視聴者のＶチッププラス＋オーバーライドリス
トへの編集のために、ビデオプロセッサ５１にも接続される。この形態では、視
聴者は、Ｖチッププラス＋オーバーライドリストを編集又は変更することだけで
なく、１つ以上の格付ファクタに従って番組を除外するためにＶチップシステム
をプログラムすることができる。視聴者がＶチッププラス＋オーバーライドリス
トをレビュー又は編集したいとき、マイクロプロセッサ４５は、ＲＡＭ４９から
適当な情報を検索して、それを、情報がディスプレイのためにフォーマットされ
るところであるビデオプロセッサ５１に接続する。ビデオプロセッサ５１は、ビ
デオミキサ４１を通して、好適には現在見られているテレビジョン番組上への重
ね合わせとして情報を出力する。Ｖチッププラス＋オーバーライドリストへの編
集は、例としては、圧縮されたコードを使用して、実施される。Ｇコードデコー
ダ５５は、図４に示した実施形態に関して上述した方法と同じ方法で、圧縮され
たコードを処理するために使用される。

【００４５】視聴者入力デバイス４６は、好適には、マイクロプロセッサ４４に接続される
ＩＲ受信器と通信する、携帯型リモートＩＲ送信機の形態を取る。図６に示すよ
うに、ＩＲ送信機は、多くの制御キーがその上に配置される、ハウジング６０を
有する。チャネルサーフ(CHANNEL SURF)キー６２、Ｖチッププラス＋(V-CHIP PL
US+)キー６４、レビュー(REVIEW)キー６９、ベビーシッター(BABYSITTER)キー７
１、メニュー(MENU)キー６３、入力(ENTER)キー６５、及び変更(CHANGE)キー６７は、すべてハウジング６０上に備えられる。レビューキー６９及びベビーシッ
ターキー７１の下に、アップ(up)キー６６、ダウン(down)キー６８、レフト(lef
t)キー７０、ライト(right)キー７２が配置される。数字のキーパッド７３が、入力キー６５及び変更キー６７の下に位置している。ブロック及びブロック解除
の機能は、２つの異なるモード、ＴＶモードとガイドモードで、設定されて選択
される。

【００４６】 TVモードユーザーインターフェースは、フルメニュードリブンであることが好ましい。
オンスクリーンオプションが、Vチッププラス＋システムのプログラミングとVチ
ッププラス＋オーバーライドリストの編集とを行うためのＴＶ画面に表示される
。TVモードでは、これらのオンスクリーンオプションには、テレビ視聴者用入力
装置のチャネルサーフキー６２、Vチッププラス＋キー６４、或いはメニューキー６３のいずれかを選択することにより普通のテレビ画像の視聴モードからアク
セスすることができる。

【００４７】チャネルサーフキーを作動させると、チャネル選択リストがマイクロプロセッ
サによってチャネルマップメモリから取出され、図７に示される如く、ビデオプ
ロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV
画面に表示される。この表示フォーマットは、チャネルサーフメニューと呼ばれ
る。チャネル選択リスト７４は、テレビ局名つまりコールサイン７６の列と、第
１のカーソル８０で強調表示されたTVチューナーによって現在選局されているチ
ャネルを用いて各テレビ局に対する分配チャネルを特定する対応列７８とから成
る。このモードでは、視聴者は、視聴者入力デバイス上の設けられた上下矢印キ
ーを使って第１カーソルを垂直方向に移動させることにより、チャネル選択リス
ト７４上のどのチャネルでも選局することができる。第１カーソル８０が、ある
チャネルから他のチャネルに移動すると、マイクロプロセッサは、強調表示され
たチャネルをTV画面上に表示するようＴＶチューナーに選局させる。視聴者は、
視聴者用入力装置上に設けられたチャネルサーフキーを押すことによって、いつ
でもチャネルサーフメニューを抜け出て普通のテレビ画像モードに戻ることがで
きる。

【００４８】マイクロプロセッサは、個々のチャネルをブロックする能力を備えることが好
ましい。すなわち、Ｖチッププラス＋システムにおいて視聴者によりセットアッ
プされた格付ファクタ、つまりＶチッププラス＋システムにおいて視聴者により
作り出されたオーバーライドリストとは無関係に、選択されたチャネル全体の中
で、あるチャネルを選択してブロックできる。チャネルブロックの表示は、ブロ
ックされたテレビ局の分配チャネルを「X」で置換えてチャネルサーフメニューのチャネル選択リストに表示される。図７では、FOX及びKMEXのいずれもブロックされている。

【００４９】あるチャネルを強調表示した状態で、視聴者入力デバイス上に設けられた右側
の矢印キーを押すことにより、チャネルサーフメニューから３つのサブメニュー
にアクセスすることができる。この操作に応答して、図８に示されるように３つ
のオンスクリーン・サブメニューのプロンプトがTV画面に表示される。これらの
オンスクリーン・サブメニュー・プロンプトは、強調表示されたチャネルに隣接
して水平方向に表示され、視聴者入力デバイス上に設けられた右側及び左側の矢
印キーを使って第２のカーソル８２を移動させることにより、このプロンプトに
アクセスすることができる。第２カーソル８２を使って視聴者により選択された
オンスクリーン・サブメニュー・プロンプトに関する記述は、このプロンプトの
すぐ下側に表示される。視聴者は、視聴者入力デバイス上に設けられたチャネル
サーフキー６２を押すことにより、チャネルサーフメニューからオンスクリーン
・サブメニュー・プロンプトをいつでも消すことができる。

【００５０】図８において、KABCが第１カーソル８０により強調表示され、次に、視聴者が
KABCをチャネルブロックモードとチャネルブロック解除モードとの間で切換える
ことができるようにするアイコンが、第２カーソル８２により強調表示される。
アイコンの働きを説明する「このチャネルをブロックする」というメッセージが
、オンスクリーン・サブメニュー・プロンプトの下側に表示される。これが設定
された状態で、視聴者入力デバイス上に設けられた入力キーを一度押すことによ
り、KABCをブロックすることができる。視聴者入力デバイスからのチャネルブロ
ック命令は、後に視聴者がテレビ受信器でKABCを選局しようとする際にブロック
回路を制御するマイクロプロセッサによってRAM内に記憶される。そして、マイクロプロセッサは、図９に示されたように、ビデオプロセッサによってビデオミ
キサーを介してチャネルサーフメニューをテレビ画像上に重ね合わせるようよう
にする。KABCの分配チャネル「７」が「X」に置換えられるということは、このチャネルをブロックするための命令がうまくRAMにロードされたことを裏付けるものである。更に、オンスクリーン・サブメニュー・アイコンプロンプトは、オ
ンスクリーン・サブメニュー・プロンプトの下側のメッセージにより示されるよ
うに、視聴者入力デバイスの入力キーをもう一回押せばKABCのブロックを解除で
きることを示すように変更されている。

【００５１】図１０に示されるように、第２カーソルを使って「レビュー（REVIEW）」とい
うオンスクリーン・サブメニュー・プロンプトを強調表示することにより、視聴
者は、チャネルサーフメニューからＶチッププラス＋オーバーライドリストにア
クセスすることができる。オンスクリーン・サブメニュー・プロンプトの下側の
メッセージには、「VCR/Vチッププラス＋レビューリスト（REVIEW LIST）」と書
かれている。好ましい実施形態では、イネーブル・オーバーライドリスト及びブ
ロックオーバーライドリストは、VCR/Vチッププラス＋レビューリストの形で１つのリストにまとめられる。また、VCR/Vチッププラス＋レビューリストによって、視聴者がテレビ番組を編集する際に、VCRプラス＋アプリケーションの代りに、Gemstar Development社によって開発されたシステム、つまりＶＣＲのタイ
マー式番組予約装置における圧縮コードを使用してプログラムすることが可能な
システムを選択できるようにすることが好ましい。

【００５２】「レビュー」というオンスクリーン・サブメニュー・プロンプトが第２カーソ
ルによって強調表示されている時に視聴者入力デバイスの入力キーを押すことに
より、マイクロプロセッサは、VCRプラス＋システム及びＶチッププラス＋オーバーライド機能のための指定されたテレビ番組をメモリーから取出し、更に、マ
イクロプロセッサは、図１１に示されたように、ビデオプロセッサによってビデ
オミキサーを介してTV画面における普通テレビ画像の上にVCR/Vチッププラス＋レビューリストを重ね合わせるようにする。VCR/Vチッププラス＋レビューリストを、１つはVCRプラス＋システム、もう１つはＶチッププラス＋オーバーライドリストという具合に、２つの独立したスクリーンに分割し、視聴者入力デバイ
スに独立したキーを設けてアクセスできるようにすることは当業者の考える所で
あろう。

【００５３】図１１に示されたVCR/Vチッププラス＋レビューリストには、VCRプラス＋シス
テム或いはVチッププラス＋オーバーライド機能のいずれかに指定されたテレビ番組のリストが含まれている。各テレビ番組は、それらが持つCDTL情報別に、VC
R/Vチッププラス＋レビューリスト上に表示される。本出願と同じく審査段階にある米国特許出願番号08/744,399に記載されたようなマイクロプロセッサを使用
してメモリー内にあるEPGデータにアクセスすることによって、番組のタイトルをCDTL情報と交互に或いはそれに加えて表示することができることは、当業者の
考える所であろう。尚、上記米国特許出願の内容を、それがあたかも本明細書に
全て示されているかの如く参照文献として本明細書に援用する。

【００５４】 CDTL情報により明らかにされたテレビ番組それぞれの左側に、マイクロプロセ
ッサにより実行される機能を表示するアイコンが置かれている。一例としては、
チャネル７に関する１月１０日土曜日の午後１１時１５分に始まるテレビ番組の
左側のアイコン８４は、マイクロプロセッサ内のVCRプラス＋プログラムの制御下にあるVCRによって記録されるものである。チャネル３５に関する1月２１日水
曜日の午後２時に始まるテレビ番組の左側のアイコン８６は、テレビ受信器が自
動的にオンされ、マイクロプロセッサ内のVCRプラス＋プログラムに基づいてこのテレビ番組が受信されることを示す。チャネル２８に関する毎週土曜日の午前
１１時にテレビ放送されるテレビ番組の左側のアイコン８８は、テレビ信号のVB
I部に組込まれている格付ファクタがＶチッププラス＋システムにおいて視聴者により設定された格付基準を満足しているにも係らず、このテレビ番組がブロッ
ク回路によりブロックされているものであることを示す。チャネル２に関する1 月１８日土曜日の午後１０時に始まるテレビ番組の左側のアイコン９０は、この
テレビ番組をＶチッププラス＋システムによってブロックしてしまうような格付
ファクタがテレビ信号のVBI部に組込まれているか否かに係らず、このテレビ番組が表示されることを示す。

【００５５】 VCR/Vチッププラス＋レビューリスト９２の下側部分に、視聴者入力デバイスを使ってテレビ番組を編集する際に視聴者の助けとなる説明書きが含まれている
。「MOVE」という文字を付した矢印表示は、視聴者入力デバイスの上下矢印キー
を使ってカーソル９６を垂直方向に移動させることによって個々のテレビ番組を
選択できることを視聴者に知らせるものである。視聴者によって希望するテレビ
番組が選択されると、次に、視聴者は、VCR/Vチッププラス＋レビューリストからそのテレビ番組を削除するか、或いはテレビ番組の左側にあるアイコンで示さ
れる指定機能の長さを変更することができる。VCR/Vチッププラス＋レビューリスト９２の下側に示されるように、選択されてカーソル９６により強調表示され
たテレビ番組を視聴者入力デバイスの入力キーを押すことによって削除すること
ができる。代わりに、まず視聴者入力デバイスの変更キーを押した後に、視聴者
入力デバイスの右側キー及び左側キーを使ってそれぞれ長さを増加、減少するこ
とによりVCR/Vチッププラス＋システム内にプログラムされた指定機能の長さを変更することも可能である。視聴者は、視聴者入力デバイスのV-CHIP PLUS＋キーを押すことによって、VCR/Vチッププラス＋レビューリストを抜け出て、図３４のチャネルサーフメニューにいつでも戻ることができる。

【００５６】視聴者は、図１２に示されるように、第２カーソル８２を使ってオンスクリー
ン・サブメニュー・プロンプトの「Ｖチッププラス＋」を強調表示することによ
り、図１０のチャネルサーフメニューからＶチッププラス＋セットアップスクリ
ーンにアクセスすることができる。「Ｖチッププラス＋セットアップスクリーン
に進む」というメッセージがオンスクリーンプロンプトの直ぐ下側に表示される
。オンスクリーン・サブメニュー・プロンプトの「Ｖチッププラス＋」が第２カ
ーソル８２により強調表示されている時、視聴者入力デバイスの入力キーを押す
ことにより、マイクロプロセッサは、メモリーからＶチッププラス＋格付ファク
タを取出し、図１３に示されるように、ビデオプロセッサによってビデオミキサ
ーを介してTV画面における普通のテレビ画像の上にＶチッププラス＋セットアッ
プスクリーンを重ね合わせるようにする。

【００５７】Ｖチッププラス＋セットアップスクリーンは、「最大許容格付（HIGHEST ACCE
PTABLE RATING）」という指標に基づいて、視聴者により設定されたＶチッププラス＋システム格付を表示する。図１３では、RAM内にプログラムされた現在のＶチッププラス＋システム格付は、「TV-PG Parental Guidance (ペアレンタルガイダンス, 親の指導が必要）」である。「TV-PG Parental Guidance」に関する個別のディフォルト格付ファクタ（つまり、暴力的内容、性的内容、言葉、会
話）がその下側に一覧表にしてある。好ましい実施形態では、視聴者によるデフ
ォルト格付ファクタを個別管理できるようになっている。例えば、「TV-PG Pare
ntal Guidance」というＶチッププラス＋システム格付に関するディフォルト格付ファクタとしては、普通の暴力(moderate violence)、強烈な性的(intense se
xual)内容、下品な言葉(coarse language)、及びきわどい会話(suggestive dial
ogue)が挙げられる。しかし、視聴者は、テレビ番組へのアクセスを、暴力を含まない内容の「TV-PG Parental Guidance」テレビ番組に限定したいことがあるかもしれない。この場合には、視聴者は、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを
使って、カーソル９４をＶチッププラス＋システム格付から「普通の暴力」の直
ぐ左側の暴力的内容の指標へと垂直方向に移動させることになる。ここで、まず
、視聴者入力デバイスの変更キーを押して格付ファクタの変更ができるようにし
た後に、左右矢印キーを使ってテレビ番組の暴力的内容を所望のレベルに調節す
ることによって、視聴者にアクセス可能なテレビ番組の暴力的内容を変更するこ
とができる。図１４に示される如く、視聴者は、暴力的内容を含まない「TV-PG
Parental Guidance」が視聴できるようにテレビ番組の視聴を限定している。

【００５８】その代わりに、RAM内にプログラムされたVチッププラス＋システム格付全体を
、視聴者が変更することも可能である。この機能は、視聴者入力デバイスの上下
矢印キーを押して「TV-PG Parental Guidance」というVチッププラス＋システム
格付指標にカーソル９４を置くことにより行われる。次に、Ｖチッププラス＋シ
ステム格付の変更ができるようにするため、視聴者入力デバイスの変更キーが押
される。そこで、視聴者入力デバイスの左右矢印キーを使って希望するＶチップ
プラス＋格付に調整することができる。視聴者の編集を容易にするため、このよ
うな操作手順がＶチッププラス＋セットアップスクリーン９５の下側に説明され
ている。図１５に示されるように、マイクロプロセッサによってRAM内にプログラムされたＶチッププラス＋システム格付は、「TV-MA Mature Audience Only（
成人限定）」に変更されている。RAM内に記憶されているディフォルト格付ファクタは、写実的な暴力、はっきりした性的内容、粗雑な言葉、及び下品な会話を
含むテレビ番組の視聴を認めるものとなっている。これらの格付ファクタは、今
放送されているテレビ番組のVBI部分で送信されるそれに対応する要素と比較される。

【００５９】好ましい実施形態では、他のVチッププラス＋システム格付に、普通の暴力、強烈な性的内容、粗雑な言葉、及び非常にきわどい会話を含んだテレビ番組用の
「TV-P14 Parents Cautioned !!!（親の忠告が必要）」；暴力的内容を含まない
、性的内容を含まない、強烈な言葉を含まない、そして性的な会話を含まないテ
レビ番組用の「TV-G General Audience（一般視聴者）」；暴力的内容を含まない、性的内容を含まない、強烈な言葉を含まない、そして性的な会話を含まない
テレビ番組用の「TV-Y7 Older Children（年長の子供）」；暴力的内容を含まな
い、性的内容を含まない、普通の言葉による、そして普通の会話によるテレビ番
組用の「TV-Y All Children（すべての子供）」が含まれる。これらＶチッププラス＋システム格付のそれぞれについての個別の格付ファクタは、上述した方法
で独立して管理することができる。他のＶチッププラス＋システム格付も使用で
きること、そして、個々の格付ファクタが、製造元や顧客のニーズに応じ、説明
された実施形態と異なるものとなる可能性があるということは当業者の考える所
であろう。

【００６０】視聴者は、視聴者入力デバイスのチャネルサーフキーを押すことによって、Ｖ
チッププラス＋セットアップスクリーンを抜け出て、図１２のチャネルサーフメ
ニューにいつでも戻ることができる。チャネルサーフメニューの状態から、視聴
者がもう一回視聴者入力デバイスのチャネルサーフキーを押すことによって、普
通のテレビ画像の視聴を選択することができる。

【００６１】普通テレビ画像の視聴モードの状態から、視聴者入力デバイスのＶチッププラ
ス＋キーを選択することによってVCR/Vチッププラス＋主スクリーンにアクセスすることができる。これにより、図１６に示されるように、ビデオプロセッサは
、マイクロプロセッサ制御に基づいてビデオミキサーを介してTV画面上のテレビ
画像の上にVCR/Vチッププラス＋主スクリーンを重ね合わせるようにする。視聴者は、VCR/Vチッププラス＋主スクリーンからVCRプラス＋システム及びVチッププラス＋システムをプログラムすることができる。

【００６２】 VCR/Vチッププラス＋主スクリーンのフォーマットの上側には、現在発行されているテレビ番組表に見られる、Gemstar Development社のVCRPlus＋（登録商標
）システムに使用されているプラスコード（商標）番号のような圧縮コードを視
聴者が入力するための部分が設けられている。特に、視聴者は、「プラスコード
」という文字のすぐ右側にあるVCR/Vチッププラス＋主スクリーンの上端部をカーソル９６で強調表示し、発行されているテレビ番組表に掲載された番組に付さ
れている圧縮コードを、視聴者入力デバイスの数字キーパッドを使って入力する
。視聴者によって圧縮コードが入力されると、次に、カーソル９６は、視聴者入
力デバイスの矢印キーを使って、圧縮コード入力部の下側に記された希望する機
能部に移動される。VCR/Vチッププラス＋主スクリーンの左半分にはVCRプラス＋
機能が表示され、VCR/Vチッププラス＋主スクリーンの右半分にはVCRチッププラ
ス＋機能が表示されるようにすることが好ましい。VCRプラス＋機能には、テレビ番組を自動的に記録するようにVCRをプログラムするための録画オプション、及び選択されたテレビ番組が放送された際テレビ受信機を自動的にオンしてそれ
を受信するための視聴オプションが設定されている。VCRチッププラス＋機能には、ブロックオーバーライドリストを作り出すためのブロック(BLOCK)オプション、及びイネーブル・オーバーライドリストを作り出すためのブロック解除(UNB
LOCK)オプションが設定されている。視聴者が希望オプションを選択すると、次に、視聴者入力デバイスの入力キーを押すことによって、視聴者により入力され
た圧縮コードに対応するテレビ番組のCDTL情報がマイクロプロセッサによってRA
Mにロードされ、視聴者の選択したオプションが認定される。例えば、図１７を参照すると、録画オプションがカーソル９６によって強調表記された状態で視聴
者入力デバイスの入力キーを押すと、VCRは、「１７８８３」という圧縮コードに対応したテレビ番組を自動的に記録することになる。図１８に示されるように
、視聴者入力デバイスの入力キーが押された時、確認スクリーンが、ビデオプロ
セッサによってビデオミキサーを介して通常テレビ画像上のオーバーレイとして
TV画面に表示されることになる。次に、視聴者は、カーソル９８を使って適切な
選択部を強調表示して視聴者入力デバイスの入力キーを押すことにより、選択し
たテレビ番組を、一度、毎日、又は毎週記録するというオプションを与えられる
ことになる。記録の頻度が確認スクリーンから選択されると、ユーザーは、視聴
者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを選択することによってVCR/Vチッププラス＋主スクリーンに戻ることができる。

【００６３】 VCR/Vチッププラス＋主スクリーンから入力されたCDTL情報は、チャネルサーフメニュー（図１０）からサブメニューとしてアクセスされた際、VCR/Vチッププラス＋レビューリスト上に表示するためにRAM内にフォーマット化される。更に、カーソル９６を使って「レビューリスト」を強調表示して視聴者入力デバイ
スの入力キーを押すことにより、VCR/Vチッププラス＋主スクリーンからVCR/Vチ
ッププラス＋レビューリストに直接アクセスすることができる。ビデオプロセッ
サによって普通のテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面に表示されるVCR/V チッププラス＋レビューリストは、図１１を参照して説明されたと同様の方法で
編集される。VCR/Vチッププラス＋レビューリストをVCR/Vチッププラス＋主スク
リーンから入力する場合には、視聴者は、視聴者入力デバイスのＶチッププラス
＋キーを押して、VCR/Vチッププラス＋主スクリーンを抜け出たりそこに戻ったりする必要がある。視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーは、VCR/Vチッププラス＋主スクリーンを抜け出して普通のテレビ画像の視聴モードに戻るため
に、もう一回押される。

【００６４】普通テレビ画像の視聴モードの状態から、視聴者入力デバイスのメニューキー
を押すことによって、視聴者はTVメニュー（図示せず）にアクセスすることがで
きる。TVメニューにより、視聴者は、チャネルを起動したり、停止されていた字
幕テレビを起動したり、更に画像の明瞭度（つまり、コントラスト、輝度、カラ
ー）を調整したりする特定機能を働かせるようにすることができる。加えて、図
１９に示されるように、VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンにTVメニューからアクセスすることが可能である。VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンにより、視聴者は、テレビ信号及び視聴者の地理的場所に応じて自動的
にチャネルのマッピングを行うための特定のパラメータを定めることができる。
好ましい実施形態では、テレビ信号ソースの検出（つまり、テレビ局の分配チャ
ネルのモニタリング）を行うことなく、視聴者により使用されるビデオソース、
VCRの銘柄、及びケーブルボックスの銘柄が、視聴者入力デバイスを使ってVCR/V
チッププラス＋セットアップスクリーンに直接入力される。図１８に示されるVC
R/Vチッププラス＋セットアップスクリーンによると、米国の住所番号９１１０６の地域に居住している視聴者が、フィリップス(PHILLIPS)製VCRを使ったパイオニア(PIONEER)製ケーブルボックスを使用していることになる。米国特許出願番号08/694,864に記載されているように、住所番号の情報に基づき、適切なチャ
ネルマップが、マイクロプロセッサによってテレビ信号のVBIからRAMにダウンロ
ードされる。尚、この米国特許出願を、それがあたかも本明細書に全て示されて
いるかの如く参照文献として本明細書に援用する。他の情報に基づき、VCR及びケーブルボックスを操作する上で適正なIRコードが選択される。

【００６５】 VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンに関する情報は、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを使って、オンスクリーンプロンプト間で垂直方向にカー
ソル１００を移動することによって編集することができる。例えば、視聴者がケ
ーブルボックスからダイレクトケーブルに切換えたという場合には、VCR/Vチッププラス＋のオペレーションのために新たなチャネルマップが必要とされる可能
性がある。新しいチャネルマップは、カーソル１００を使って「ビデオソース（
VIDEO SOURCE）」プロンプトのすぐ右側の「ケーブルボックス（CABLE BOX）」という文字を強調表示し、次に視聴者入力デバイスの変更キーを押すことにより
ビデオソースの変更ができるようにした後に、視聴者入力デバイスの左右矢印キ
ーを押すことにより適切なビデオソースを選択するようにVCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンにアクセスすることによって、使用者が最小限の手間を
かけるだけでRAM内にダウンロードすることができる。この場合、視聴者は、「ビデオソース」プロンプトに隣接するVCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンに「ダイレクトケーブル」という文字が現れるまで、視聴者入力デバイスの
矢印キーを操作することになる。この入力によって、「ケーブルボックス」プロ
ンプトは、図２０に示されるように、VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンから消される。

【００６６】また、VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンには、「次に進む（NEXT ）」というオンスクリーンプロンプト１０２が設定されている。視聴者により、
ケーブルボックスのサービスが、VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンに入力されるか、或いはマイクロプロセッサによって自動的に検出された場合、
ケーブルボックスを操作するために、適切なケーブルボックスのコードを設定す
る必要がある。これは、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを使って「次に進む
」というオンスクリーンプロンプト１０２上にカーソル１００を置き、次に入力
キーを押すことによって行うことが可能である。この過程で、マイクロプロセッ
サは、ケーブルボックスと互換性のあるIRコードをメモリーから取出し、それら
をRAM内に記憶するように作動する。この処理は、VCR/Vチッププラス＋システム
オペレーション用のケーブルボックス内のチューナーをマイクロプロセッサによ
り管理させる上で必要なものである。

【００６７】上述されたユーザーインターフェースが本発明の例示的実施形態に過ぎず、本
発明の範囲内において多くの異なるユーザーインターフェースが使用可能である
ことは、当業者が容易に認識する所であろう。一例として、ユーザーインターフ
ェースの代替実施形態を、図２１に示されたユーザーインターフェースのスクリ
ーンマップを参照して説明する。この代替実施形態では、視聴者は、普通のテレ
ビ視聴モード１０４から、「Vチッププラス＋機能」スクリーン１０６、或いは「チャネルサーフ」スクリーン１０８のいずれかに入ることができる。

【００６８】視聴者は、視聴者入力デバイスのメニューキーを押すことによって、VCR/Vチッププラス＋セットアップスクリーンを抜け出てTVメニューにいつでも入ること
ができる。次に、視聴者入力デバイスのメニューキーをもう一度押すことにより
、TVメニューから普通テレビ画像の視聴モードにアクセスすることができる。

【００６９】視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを選択することにより、Vチッププラス＋機能スクリーン１０８を引き出すことができる。Ｖチッププラス＋キー
を作動させると、Vチッププラス＋機能スクリーンは、マイクロプロセッサによりRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面に表示される。この実施形態による他の例示
的Vチッププラス＋機能スクリーンが図２２に示される。図２２を参照すると、V
チッププラス＋機能スクリーンから４つのサブメニューにアクセスすることがで
きる。４つのサブメニュー選択部には、ベビーシッター機能１１０、Ｖチッププ
ラス＋ブロック機能１１２、V-CHIPセット機能１１４、及び録画/視聴機能１１６が含まれている。Vチッププラス＋機能スクリーン（図２２参照）により、視聴者は、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを使って希望のサブメニュー選択部
上にカーソル１１８を置き、次に入力キーを押すことにより、どのサブメニュー
でも選択することができる。

【００７０】図２２に示されたこの実施形態では、V-CHIPセット機能１１４¹がカーソル１１８により強調表示されている。本発明の他の実施形態を参照して上述されたよ
うに、V-CHIPセット機能により、視聴者が、選択された格付基準に従って番組を
排除するように視聴者のテレビシステムをプログラムすることが可能となる。こ
のサブメニュー選択によって、視聴者は、視聴者入力デバイスの入力キーを押す
ことによって、格付基準のレビュー又は編集のいずれかを行うことができる。結
果として、V-チップセットスクリーンが、マイクロプロセッサによってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオ
ーバーレイとしてTV画面に表示される。例示的V-チップセットスクリーンが図２
３に示される。まず、V-チップセットスクリーンから、視聴者は、Vチップシステムを停止するオプションを与えられる。これは、視聴者入力デバイスの矢印キ
ーを使ってOFFというプロンプト１２０上にカーソル１２２を置き、次に入力キーを押すことにより行うことが可能である。これに応答して、Vチップ機能が無効にされたことを示すメッセージが、メッセージスクリーンに現れることになる
。結果として、VBIに含まれている格付ファクタとは関係なく、ブロック回路がマイクロプロセッサによって制御されることになる。

【００７１】 Vチップシステムを起動させるには、視聴者は、視聴者入力デバイスの矢印キーを使ってONというプロンプト１２６上にカーソル１２２を置き、次に入力キー
を押すだけよい。起動すると、テレビ信号のVBIから取出された格付ファクタがR
AM内に記憶された現在の格付ファクタと比較されることになるが、ここで、この
現在の格付ファクタは、マイクロプロセッサの制御下にあるブロック回路にテレ
ビ番組をTV画面に通過させるようにするか否かを決定するために使用される。

【００７２】 Vチップシステムが起動されると、視聴者により設定された現在の格付設定がメッセージスクリーン１２４に表示される。この実施形態では、Vチップシステムは、TV格付と同様に、米国映画協会により公布された映画格付のようなものを
使用してプログラムすることができる。好ましくは、Vチップシステムは、異なる格付システムを使用したテレビ番組制作に対応するため、TV格付と映画格付と
の双方を使ってプログラムされるべきである。TV格付又は映画格付のいずれかを
視聴したり編成したりすることは、視聴者入力デバイスを使ってVチップセットスクリーン上の適切なプロンプト１２８、１３０を選択することによって行うこ
とが可能である。

【００７３】図２４を参照すると、RAM内のTV番組に関する現在のVチップ格付は、「TV-PG
Parental Guidance」とされている。好ましい実施形態では、「TV-PG Parental
Guidance」によれば、普通の暴力、いくらかの性的場面、いくらかの下品な言葉
、及びきわどい会話を含むテレビ番組を視聴できる。これらの格付ファクタの各
々は、適切なプロンプト、例えば「暴力」１３２上にカーソル１２２を置き、次
にユーザー入力装置の左右矢印キーを押すことによって、個々に起動させたり停
止させたりすることができる。結果として、テレビ番組の暴力的内容は、現在テ
レビで受像されている番組をブロックすべきか否かを決定するために使用される
ことはなくなる。

【００７４】代わりに、TV或いは映画に関してRAMにプログラムされているVチップシステム
格付の全てを、視聴者によって変更できるようにすることもできる。この機能は
、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを使ってメッセージスクリーン１２４上に
カーソル１２２を置くことによって行われる。次に、希望する格付がメッセージ
スクリーン１２４に現れるまで、異なるVチップシステム格付を精査するために左右矢印キーが使用され、希望する格付がメッセージスクリーン１２４に現れる
と、視聴者は、視聴者入力デバイスの入力キーを押すことによりその希望する格
付を選択することができる。映画及びTV番組に関する特定のVチップシステム格付は、製造元或いは顧客のニーズに応じて変えることができる。以上、本発明の
他の実施形態を参照し、TV番組に関する例示的なVチップシステム格付が説明されている。

【００７５】 Vチッププラス＋ブロックリストは、視聴者入力デバイスの上下矢印キーを使ってＶチッププラス＋/ブロックプロンプト１３４上にカーソル１２２を置き、次に入力キーを押すことによって、Ｖチップセットスクリーンからアクセス可能
である。VチップセットスクリーンからVチッププラス＋ブロックリストに直接ア
クセスする能力については、図２１にパス１３６で示されている。代わりに、視
聴者は、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押すことによって、この
システムを抜け出し普通のテレビ視聴１０４に戻ることができる。普通のテレビ
スクリーン１０４の状態から、視聴者は、視聴者入力デバイスのＶチッププラス
＋キーをもう一度押してVチッププラス＋機能スクリーン１０６を引き出し、図２２を参照して上述された方法でＶチッププラス＋ブロック機能１１２を選択す
ることができる。

【００７６】視聴者によりＶチッププラス＋ブロック機能が選択されると、Vチッププラス＋スクリーンがマイクロプロセッサによってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面に
表示される。例示的Vチッププラス＋スクリーンが図２５に示される。Vチッププ
ラス＋スクリーンによって、視聴者は、Vチッププラス＋ブロックリストのレビューと編集との双方を行うことができる。Ｖチッププラス＋ブロックリストの編
集のために、視聴者は、プラスコード入力ライン１３８上にカーソル１３６を置
き、発行されたテレビ番組表に載せられた番組に付された圧縮コードを、視聴者
入力デバイスの数字キーパッドを使って入力して入力キーを押す。本発明の他の
実施形態を参照して上述されたように、Vチッププラス＋ブロックリストを作り出すためにプラスコードを使用するのは、便利な方法であるが、電子的番組ガイ
ドから番組タイトルを入力したり選択したりするような他の方法を使用できるこ
とは当業者の理解する所であろう。

【００７７】入力キーを押すと、マイクロプロセッサによりRAMからサブメニューが取出され、TV画面に表示される。図２６に示されるサブメニューによって、ユーザーは
、選択されたテレビ番組を一度、或いはその代わりに、毎日又は毎週というよう
にブロックすることが可能となる。このブロックの頻度は、希望するプロンプト
上にカーソル１４０を置くことにより設定される。図２６では、１つの実例とし
て、１回(ONCE)プロンプトが強調表示されており、これが視聴者入力デバイスを
使ってシステムに入力されるとメッセージ画面１４４に示されたメッセージが作
り出されることになる。次に、図２５のVチッププラス＋ブロックリストは、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押すことにより再入力される。

【００７８】選択的にブロックされたテレビ番組を見直すため、Ｖチッププラス＋ブロック
リストは、視聴者入力デバイスのレビューキーを押すことにより調べられる。結
果として、Ｖチッププラス＋選択リストが、マイクロプロセッサによってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上の
オーバーレイとしてテレビ画面に表示される。例示的なＶチッププラス＋選択リ
ストが図２７に示される。次に、視聴者は、ブロックプロンプト１４６上にカー
ソル１４４を置き、視聴者入力デバイスの入力キーを押す。ブロックのために視
聴者により選択されたテレビ番組のリストがスクリーンに表示されるが、このよ
うな操作をしない場合には、これらテレビ番組はVチップシステムによりTV画面に送られることになる。各テレビ番組は、それらのCDTL情報を用いてVチッププラス＋ブロックリスト上に表示される。マイクロプロセッサを使ってメモリー内
のEPGデータベースにアクセスすることによって、これらのテレビ番組のタイトルをCDTL情報とともに交互に表示するか或いはそれに加えて表示することができ
ることは、当業者の考え得る所であろう。また、Vチッププラス＋選択スクリーンは、限定的な編集機能を備えている。例えば、希望のテレビ番組に対応するCD
TL情報上にカーソル１４４を置き、視聴者入力デバイスの入力キーを押して強調
表示されたテレビ番組を削除することによって、どのテレビ番組でもVチッププラス＋ブロックリストから削除することができる。更に、強調表示されたテレビ
番組に関するマイクロプロセッサ内にプログラムされたブロック機能の長さは、
まず視聴者入力デバイスの変更キーを押し、次に視聴者入力デバイスの各左右矢
印キーを使って増加させるか減少させることにより変更できる。

【００７９】 Vチッププラス＋選択スクリーンを抜け出るために、視聴者は、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押す。図２１に示されるように、普通の視聴用
テレビスクリーン１０４には、Ｖチッププラス＋選択スクリーン１４８から入る
。次に、普通のテレビスクリーン１０４の状態から、視聴者は、視聴者入力デバ
イスのＶチッププラス＋キーをもう1回押してVチッププラス＋機能スクリーン１
０６を引き出すことができる。

【００８０】Ｖチッププラス＋機能スクリーンには、記録／視聴１１６オプションが含まれ
ている。「記録」オプションは、自動的にテレビ番組を記録するようにVCRをプログラムする手段を備えており、「視聴」オプションは、選択されたテレビ番組
が放送されるとテレビ受信機が自動的にオンされてその番組が受信されるように
する。

【００８１】記録／視聴オプション１１６には、視聴者入力デバイスの矢印キーを使って録
画/視聴プロンプト１１６¹上にカーソル１１８を置いて入力キーを押すことによ
り（図２２参照）、Vチッププラス＋機能スクリーン１０６からアクセスすることができる。視聴者により録画/視聴機能が選択されると、記録／視聴スクリーンが、RAMからマイクロプロセッサにより取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面に表示される
。例示的な記録/視聴スクリーンが図２８に示される。記録／視聴スクリーンによって、視聴者は、記録或いは視聴したいテレビ番組をレビュー或いは編集する
ことができる。記録リストを編集するために、視聴者は、録画プロンプト１５０
上にカーソル１４８を置いた後で、視聴者入力デバイスの入力キーを押す。次に
、Vチッププラス＋ブロックリストが作られるのと全く同じ方法で、カーソル１４８をプラスコード入力ライン１５２上に置き、発行されたテレビ番組表からの
圧縮コードが視聴者入力デバイスの数字キーパッドを使って入力される。プラス
コードがキー入力されると、視聴者入力デバイスの入力キーが押される。また、
視聴リストは、プラスコードを入力する前に視聴プロンプトがカーソル１４８で
強調表示される点を除いて、同様の方法で編集される。

【００８２】新たなテレビ番組が記録或いは視聴のいずれかについて入力されると、Vチッププラス＋ブロックリストを編集するために使用されたサブメニューと同様なも
のが、マイクロプロセッサによってRAMから取出されTV画面に表示される。図２９に示されるサブメニューにより、ユーザーは、選択されたテレビ番組を１回、
或いはその代わりに毎日(デイリー, DAILY)又は毎週(ウィークリー, WEEKLY)のいずれかで記録或いは視聴することができる。ブロックの頻度は、希望のプロン
プト上にカーソル１５６を置くことにより設定される。図２９では、一例として
１回プロンプト１５８が強調表示されており、これが視聴者入力デバイスを使っ
てシステムに入力されるが、この操作が行われるとメッセージ画面１５８に示さ
れた選択されたテレビ番組が記録されたことに関するメッセージが作り出される
。図３０は、視聴リストを編集するためのサブスクリーンの例である。記録或い
は視聴の編集が完了すると、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押す
ことにより図２８の記録/視聴スクリーンに再び入る。

【００８３】記録或いは視聴について選択されたテレビ番組を見直すため、視聴者入力デバ
イスのレビューキーを押すことにより、Vチッププラス＋選択スクリーン（図２７参照）がマイクロプロセッサによって取出されTV画面に表示される。記録リス
トを見直すため、録画プロンプト１６０上にカーソル１４４を置き、視聴者入力
デバイスの入力キーを押す。記録のために視聴者により選択されたテレビ番組の
リストは、図３１に示されるように、CDTLフォーマットの形でスクリーンに表示
される。これに対し、視聴リストは、視聴プロンプト１６２（図２７参照）上に
カーソル１４４を置き、視聴者入力デバイスの入力キーを押すことにより見るこ
とができる。視聴のために視聴者により選択されたテレビ番組のリストは、図３
２に示されるように、CDTLの形でスクリーンに表示される。Vチッププラス＋ブロックリストを参照して説明されたと同様の限定された編集機能がこの記録及び
視聴リストでも利用できるようにすることが好ましい。

【００８４】上述されたように、Vチッププラス＋選択スクリーンを抜け出るために、視聴者は、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押す。図２１に示されるよ
うに、普通の視聴用テレビスクリーン１０４には、Vチッププラス＋選択スクリーン１４８から入る。普通のテレビスクリーン１０４の状態から、視聴者は、視
聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーをもう1回押してVチッププラス＋機能
スクリーン１０６を引き出すことができる。

【００８５】また、Vチッププラス＋機能スクリーンは、視聴されていない子供のテレビ視聴を管理するため、ベビーシッター機能を備えている。このベビーシッターは、
Ｖチッププラス＋システムとは独立して作動し、ベビーシッターリストに掲載さ
れたテレビ番組以外のものはTV画面からブロックする。

【００８６】 Vチッププラス＋機能スクリーンからベビーシッター機能に入るために、視聴者は、視聴者入力デバイスの矢印キーを使ってベビーシッタープロンプト１１０ ¹ 上にカーソル１１８を置き、次に入力キーを押す。結果として、ベビーシッタースクリーンがマイクロプロセッサによってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面上
に表示される。例示的ベビーシッタースクリーンが図３３に示される。

【００８７】ベビーシッター機能を起動するために、視聴者は、視聴者入力デバイスの矢印
キーを使ってONプロンプト１６２上にカーソル１６０を置き、次に入力キーを押
す。この操作に応答し、ベビーシッターリストに含まれているテレビ番組が受像
中であっても、オーバーレイされたベビーシッタースクリーンの背景のテレビ画
像が暗くされる。これに対し、ベビーシッター機能を停止するためには、カーソ
ル１６０がOFFプロンプト上に置かれ、次に入力キーが押され、この操作により、テレビ画像はベビーシッタースクリーンのオーバーレイの背景部分に再び現れ
る。

【００８８】ベビーシッタースクリーンによって、視聴者は、ベビーシッターリストを編集
し見直すことができる。ベビーシッターリストを編集するために、視聴者は、プ
ラスコード入力ライン上にカーソル１６０を置き、視聴者入力デバイスの数字キ
ーパッドを使うことによって発行されたテレビ番組表に掲載されている番組に付
された圧縮コードを入力する。次に、視聴者は、適切なプロンプト上にカーソル
１６０を置くことにより、テレビ番組が視聴される頻度（つまり、一度、毎日、
又は毎週）を選択して入力キーを押す。本発明の他の実施形態を参照して上述さ
れたように、Vチッププラス＋ブロックリストを作り出すためにプラスコードを使用するのは便利な方法であるが、電子的番組ガイドから番組タイトルを入力し
たり選択したりするような他の方法を使用できることは当業者の理解する所であ
ろう。

【００８９】視聴に関してベビーシッターによって選択されたテレビ番組を見直すために、
視聴者入力デバイスのレビューキーを押すことによりベビーシッター番組レビュ
ーリストを調べる。結果として、ベビーシッター番組レビューリストがマイクロ
プロセッサによってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面上に表示される。例示的ベ
ビーシッター番組レビューリストが図３４に示される。ベビーシッター番組レビ
ューリストには、視聴に関しベビーシッターによって選択されたテレビ番組のリ
ストが含まれている。RAM内にプログラムされたＶチッププラス＋格付ファクタとは関係なく、ベビーシッター機能が作動している場合には、ベビーシッター番
組レビューリストに含まれていないテレビ番組は全て、マイクロプロセッサによ
ってテレビ画面からブロックされることになる。上述された他のテレビリストと
同様に、ベビーシッター番組レビューリストは、選択された各テレビ番組に対応
するそれぞれのCDTL情報を用いて表示する。マイクロプロセッサを使ってメモリ
ー内のEPGデータベースにアクセスすることによって、これらのテレビ番組のタイトルをCDTL情報とともに交互に表示するか或いはそれに加えて表示することが
できることは、当業者の考え得る所であろう。

【００９０】また、ベビーシッター番組レビュースクリーンは、限定的な編集機能を備えて
いる。例えば、希望のテレビ番組に対応するCDTL情報上にカーソル１６８を置き
、視聴者入力デバイスの入力キーを押して強調表示されたテレビ番組を削除する
ことによって、どのテレビ番組でもベビーシッター番組レビューリストから削除
することができる。更に、強調表示されたテレビ番組に関する視聴時間の長さは
、まず視聴者入力デバイスの変更キーを押し、次に視聴者入力デバイスの各左右
矢印キーを使って増加させるか減少させることにより変更できる。ベビーシッタ
ー機能は、適切なプロンプト上にカーソル１６８を置き、視聴者入力デバイスの
入力キーを押すことによって、このベビーシッタースクリーンから起動させたり
停止させたりできることが好ましい。また、ベビーシッター機能は、ベビーシッ
ター機能に関する入力部（図示せず）を選択することにより、Vチッププラス＋メニューによって起動させたり停止させたりすることも可能である。

【００９１】ベビーシッター番組レビュースクリーンを抜け出るために、視聴者は、視聴者
入力デバイスのベビーシッターキーを押して図３３のベビーシッタースクリーン
に戻るか、或いは、視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押して普通の
視聴用テレビスクリーンに戻る。

【００９２】普通のテレビ視聴モード１０４からVチッププラス＋機能スクリーンにアクセスすることに加え、チャネルサーフオプションは、特定機能に対する直接的なア
クセスを可能とする。例を挙げると、視聴者は、チャネルサーフスクリーン１０
８からVチッププラス＋番組レビューリスト１４８及びベビーシッター番組レビューリスト１７０に直接アクセスできる。チャネルサーフスクリーンは、視聴者
入力デバイスのチャネルサーフキーを押すことによって、マイクロプロセッサに
よってRAMから取出され、ビデオプロセッサによってビデオミキサーを介してテレビ画像上のオーバーレイとしてTV画面に表示される。例示的チャネルサーフス
クリーンが図３５に示される。更に、好ましい実施形態では、チャネルサーフス
クリーンは、新しいチャネルが選局されるたびに短時間TV画面に表示される。

【００９３】図３５を参照すると、選局されたチャネルが視聴者情報としてTV画面に表示さ
れている。好ましい実施形態では、３つのオンスクリーンサブメニュープロンプ
トが、チャネル表示部の下側に表示され、視聴者入力デバイスの左右キーを使っ
てカーソル１７４を移動させることにより各プロンプトにアクセスすることがで
きる。カーソル１７４を使って視聴者に選択されたオンスクリーンサブメニュー
プロンプトに関する記述は、その直ぐ下側に表示される。図３５の実施形態では
、視聴者は、ベビーシッター機能を選択しており、サブメニューの下に「ベビー
シッタースクリーンに進む」というメッセージが現れている。この方法により、
視聴者は、Vチッププラス＋機能スクリーンを経由することなく、直接ベビーシッター機能にアクセスすることが可能となる。視聴者が視聴者入力デバイスの入
力キーを押すだけで、図３３に示されるベビーシッタースクリーンがマイクロプ
ロセッサによってRAMから取出されオーバーレイとしてTV画面に表示される。このスクリーンによって、視聴者は、Vチッププラス＋機能スクリーンを参照して上述されたと同じ方法でベビーシッター番組レビューリスト（図３４参照）を引
き出すか、或いは、通常のテレビ視聴モードに戻ることができる。

【００９４】また、チャネルサーフスクリーンは、マイクロプロセッサによって選局された
チャネルをブロックしたりブロックを解除したりする能力を備えている。これは
、図３６に示されるように、ブロック CHプロンプト１７４上にカーソル１７４を置くことにより可能とされる。この操作に応答して、メッセージ表示１７８に
「このチャネルをブロック」というメッセージが現れる。次に、視聴者入力デバ
イスの入力キーが、全てのチャネルをブロックするために押される。この方法に
よれば、例としては、KCOPを、視聴者入力デバイスを一回押すだけでブロックす
ることが可能となる。視聴者入力デバイスからのチャネルブロック命令は、ブロ
ック回路を制御するマイクロプロセッサによってRAM内に記憶される。図３７に示されたように、「このチャネルのブロックを解除」という新しいメッセージが
、マイクロプロセッサから取出され、メッセージスクリーンにおいてTV画面に表
示される。ここで視聴者入力デバイスの入力キーをもう一度押すだけでブロック
を解除することができる。

【００９５】更に、視聴者は、図３８に示されるようにメッセージ表示部１７８に「Vチッププラス＋選択をレビュー」というメッセージを生じさせる「レビュー」という
オンスクリーンサブメニュープロンプト上にカーソル１７４を置くことによって
、チャネルサーフスクリーンからVチッププラス＋番組リストに直接アクセスすることができる。次に、視聴者入力デバイスの入力キーがTV画面にVチッププラス＋番組レビューリストを呼出すために押される。Vチッププラス＋番組レビューリストが取出されると、上述と同様の方法でこのリストを編集し見直すことが
できる。Vチッププラス＋番組レビューリストを抜け出て普通のテレビ視聴モードに戻るために、視聴者は視聴者入力デバイスのＶチッププラス＋キーを押す。

【００９６】ガイドモード図４３を参照すると、いくつかのVチッププラス＋スクリーンがメニューバーからアクセスされ、ユーザーは、メニューバー上の「Ｖチッププラス＋」ボタン
を強調表示し、次にＶチッププラス＋機能のメニューから選択するためにスクロ
ールダウンする。Vチッププラス＋スクリーン全体にわたって、（青の）作動ボタンがブロック解除のために使用され、別の（緑の）作動ボタンが番組、時間、
チャネル等をブロックするために使用される。図５１及び５２に示されるように
、強調表示されたタイトルが現在ブロック解除されている場合、青の作動ボタン
のラベルは空白であり、緑の作動ボタンには、「ブロック」というラベルが付け
られている。強調表示されているタイトルがブロックされている場合には、青の
作動ボタンには、「ブロック解除」というラベルが付けられており、緑の作動ボ
タンのラベルは空白とされている。ブロックされた番組タイトルのタイルが強調
表示されると、緑の作動ボタンは、「スケジュール」というラベルが付けられ、
ブロック頻度を一度のディフォルトから毎日又は毎週に変更するためのスケジュ
ールスクリーンへのアクセスを可能とする。

【００９７】番組がブロックされると、情報ボックスは、「＜番組タイトル＞は、＜日、年
月日＞にブロックされました。＜番組タイトル＞を毎日又は毎週ブロックするた
めに「スケジュール」に入るように＜キー＞を押して下さい。」というメッセー
ジを表示する。

【００９８】遠隔装置上のVCRプラス＋キーを押することにより、VCRプラス＋インターフェ
ースがガイドスケジュールスクリーンに表示される。ユーザーは、プラスコード
を入力してプログラム、つまり記録（ディフォルト）、視聴、又はブロック、を
行いたい処置を選択する。これらのオプションは、プラスコード入力部にタイル
として現れる。

【００９９】視聴機能や記録機能と同様に、ブロックされた番組が一度、毎日、或いは毎週
、ブロックされるように設定することができる。これは、ブロックされるように
設定された個々の番組（これはチャネル、時間、又は格付によってブロックされ
るように設定された全ての番組に適用するものではない）をスケジュールキュー
の中に置くことによって可能となる。これらのブロックされた番組は、日付順に
記録又は視聴するように設定された番組とともに混ぜ合わされることになる。ブ
ロックされた番組をVチッププラス＋又はGUIDEプラス＋スクリーンに強調表示す
る時に緑の作動ボタンを押すか、或いはメニューバー上のスケジュールボタンか
ら「スケジュール」に入ることにより、ユーザーは、「変更」というラベルの付
けられた作動ボタンを押すことによって、記録又は視聴するように設定された番
組のための行うことができるものと同様の方法で、ブロックの頻度を変更するこ
とができる。これは、頻度の選択によって周期的な動作をさせることになる。頻
度の変更は、ガイドがマスターモードにある時にのみ行うことができる。

【０１００】スケジュールイベント（記録、視聴、又はブロックに対しスケジュール化され
た番組）は、EEPRAMのような不揮発性メモリー内に記憶させることができる。機
能停止した場合、スケジュールイベントはセーブされることになる。

【０１０１】 Vチッププラス＋インGUIDEモードは、番組がブロックされるべきか否かを決定
するために組み合わされる２つのデータソース、つまりガイド内にダウンロード
され記憶されたデータ（チャネルラインアップ、番組スケジュール、番組格付）
及びVBIで送信された格付データを使用する。通常のVチップ装置は、格付によっ
て番組をブロックするか否かを決定するために、VBIで送信されたデータを使用する。これらの格付データは、最低１５秒毎に送信される。従って、親がブロッ
クしたい番組は、ブロックが機能するまでに最大１５秒間見られる可能性がある
。Vチッププラス＋インGUIDEモードは、番組が始まるやいなやその番組がブロッ
クされるべきか否かを決定するために、ガイドに既に記憶されている番組格付デ
ータを使用する。番組が間違ってブロックされた場合、そこで、そのブロックが
除去されることになる。特定の番組について記憶した格付データをガイドが持っ
ていない場合には、VBIデータが入手されブロック決定がなされるまで、その番組は許可された状態となる。

【０１０２】ニュースやスポーツ番組以外のネットワークに関係している番組は、TV Paren
tal Guideline格付或いは（テレビ用に修正されていない映画のための）MPAA格付のいずれかで格付されることになる。また、格付を使用するネットワークは、
ネットワ−ク広告の間も格付データを送信することになる。しかし、地方の広告
放送は、隣接する番組の格付データを送信しない可能性が高い。Vチッププラス＋は、ユーザーが格付されていない番組をブロックすることができるようにする
。目的とする所は、好ましくないかもしれない内容のニュースやスポーツ番組を
見ることを子供に望むか否かの管理を親ができるようにすることにある。副次的
な効果として、格付データを持たない地方の広告放送はブロックされることにな
る。地方の広告放送が格付された番組に囲まれており、格付されていない番組が
ブロックされたような状況では、ユーザーは、番組を見ることができると考える
かもしれない。しかし、その広告放送は、現れてから約１５秒以内にブロックさ
れる。番組は、Vチッププラス＋によって格付が判断された後、もしかすると番組が再開された後最大約１５秒までに再開されることになる。個々の番組、番組
チャネル、番組テーマ、番組格付、又は番組の時間帯をブロックすることによっ
てブロックされた番組とリンクされた広告放送は、マスターパスワードが入力さ
れるまで（ブロックされた番組と同様に）アクセスすることが拒否されることに
なる。番組にリンクされた広告放送が強調表示される場合、ブロックメッセージ
がPIPに現れる。

【０１０３】更に、エディターにおいてチャネルをオフすることは、そのチャネルに対する
アクセスを全てブロックすることにはならない。特に、エディターにおいてオフ
されたチャネルにリンクされた番組の広告放送が表示される場合、ユーザーは、
記録又は視聴のためにその番組をスケジュールするか、或いはOKボタンを押すこ
とによって、その関連するチャネルを依然として選局することができる。加えて
、広告放送が強調表示された際、広告放送に関連するチャネルが既にオフされて
いる場合でも、PIPは、その広告放送に関連するチャネルを選局することになる。

【０１０４】 EPGは、これに限定されるものではないがユーザーの住所番号；ユーザーが加入しているテレビ、ケーブル放送、衛生放送；それらの加入期間；テレビの形式
；テレビの使用年数；テレビを購入した場所；ユーザーの好みのチャネル；ユー
ザーの好みの番組内容；ユーザーがテレビを見る可能性が最も高い時間帯等の特
定のプロファイル情報をユーザーが提供することを要求する。ユーザーがこの情
報を提供することを拒否した場合、EPGは、本出願と同時に審査段階にある１９９８年7月２１日出願の米国特許出願番号09/120,488（「テレビ番組、ビデオ、広告情報、及び番組スケジュール情報を有する表示及び記録制御インターフェー
スのためのシステム及び方法」）に記載されたように、情報を「学習する」こと
を試みることになる。尚、上記米国特許出願の開示内容を、それがあたかも本明
細書に全て示されているかの如く参照文献として本明細書に援用する。

【０１０５】 TVの電源が入れられた時、画面は、オートガイドオンが起動しているか否か、
エントリー番組がブロックされたかどうか、或いはTV遠隔装置又はフロントパネ
ルがTVをオンするために使われたかどうかに左右される。マスターパスワードが
設定された場合、ユーザーは、ユーザープロファイルによって提供される番組、
機能、及びスクリーンにアクセスすることになる。エントリー番組がブロックさ
れていない場合、番組のビデオがPIPに現れる。そして、ブロックされた番組、チャネル、時間等の全てがガイド内に書きこまれる。ユーザーは、パスワードを
入力することなく制限されていない番組や機能、及びガイドのスクリーンにアク
セスすることになる。（OKキー又はガイドキーを押すことによって）制限された
番組に、（作動ボタン、記録ボタンのような任意のイネーブルボタン、及びVCR プラス＋キーによって記録する）機能、或いは（メニューバーによってOKをスク
ロールする又は押す）スクリーンにアクセスを試みる際には、パスワードのダイ
アログボックスが、情報ボックス（図６６参照）に現れることになる。ユーザー
がマスターパスワードを正しく入力すると、ユーザーは、番組、ガイド領域、及
び機能の全てにアクセスすることができる。ユーザーがマスターパスワードを入
力しない場合には、ユーザーは、ユーザープロファイルによって定められたアク
セスを維持することになる。エントリー番組がブロックされた場合、PIGは、黒の状態で「Vチッププラス＋によってブロックされた番組」というメッセージを含んでいる。

【０１０６】オートガイドオンが起動されていない場合、遠隔装置を使ってTVがオンされた
際にガイドは現れないことになる。マスターパスワードが設定されると、ユーザ
ーは、ユーザープロファイルによって与えられた番組、機能、及びスクリーンに
アクセスすることになる。エントリー番組がブロックされていない場合には、番
組ビデオがスクリーンに現れることになる。エントリー番組がブロックされてい
る場合、TVビデオは、パスワードのダイアログボックス（図６６参照）で補われ
ることになる。更に、ユーザーがマスターパスワードを正しく入力すると、ユー
ザーは、番組、ガイド領域、及び機能の全てにアクセスできる。ユーザーがマス
ターパスワードを入力しない場合には、ユーザーは、ユーザープロファイルによ
って定められたアクセスを維持することになる。

【０１０７】 TVがTVのフロントパネルからオンされた場合には、オートガイドオンは、起動
していない。Vチッププラス＋インガイドは、マスターパスワードが遠隔装置から入力されるまで、ユーザープロファイルによって制限された形で作動すること
になる。遠隔制御なしでマスターパスワードを入力する方法はない。

【０１０８】 Vチッププラス＋ブロックを回避することを意図するユーザーは、ブロック設定が失われることを期待してTVの電源を切ろうとするかもしれない。使用可能な
EEROMに制限があるため、全ての設定がEEROMに記憶できるとは限らない。以下は
、EEROM容量が許容されるとした場合の優先順位で示した望ましい記憶すべき設定群である。

【０１０９】１．マスターパスワード２．格付によるブロック３．チャネルによるブロック４．時間によるブロック５．スケジュールにおける個々の番組によるブロック（スケジュールにおける
次のいくつかの項目は、セーブされることになる。これは、記録、視聴、又はブ
ロックにスケジュールされた番組の組合せである。）６．機能（記録、視聴）ブロックスーパーキャップ（supercap）パワー能力を超える電源故障の際、ユーザーは
、２つの電源故障設定を選択できる。（ディフォルトは、以下に示す１、マスタ
ーは、Vチッププラス＋機能スクリーンにおける設定を選択することになる。）１．マスターパスワードが入力されるまでTVに対するアクセスを拒絶する。ガ
イドに対するアクセスは、セットアップエディター及びVチッププラス＋スクリーンに対してのアクセスを拒絶する状態で許可されることになる。

【０１１０】２．EEROMにセーブされない全てのアクセスを許す。

【０１１１】設定においてマスターパスワードが入力されるまで、遠隔装置又はフロントパ
ネルによりTVの電力が入れられる毎、電源故障通知自体がスクリーン上に表示さ
れる。これは、ユーザーに電源故障を知らせる。

【０１１２】選択された様々な機能を持つVチッププラス＋メニューが図４３、４４、４６、４８、４９、５３、５６、５７、及び６３に示される。Vチッププラス＋メニュースクリーンは、全てのVチッププラス＋スクリーンへのアクセスを可能とする。このスクリーンは、マスターパスワードモードでのみアクセス可能である。
ユーザーは、希望する機能のタイトルを強調表示するために、メニューバーをス
クロールダウンする。図４４は、TV格付の選択を示す。ユーザーは、強調表示さ
れたVチッププラス＋機能に関連するスクリーンに入るためOK/選択キーを押す。
マスターパスワードモードでない場合にこれらのスクリーンにアクセスしようと
するユーザーはだれでも、マスターパスワードを入力するようにプロンプトされ
ることになる。マスターモードでない場合には、これらのメニュータイルは、暗
くてアクセス不可能な状態となる。

【０１１３】図４５は、Vチッププラス＋TV Parental Guideline格付を示す。このスクリー
ンによって、ユーザーは、任意の所定TV Parental Guideline格付を持つ番組例を全てブロックし、内容格付の全て又はTV Parental Guidelineと内容格付との組合せをブロックすることができる。格付されていない番組のブロックは、同様
にこのスクリーンから行われる。このスクリーンは、１．子供向けの番組、２．
全での視聴者向けの番組、及び３．格付されていない番組という３つの領域に分
けられている。緑の作動キーは、ブロックするために使用され、青の作動ボタン
は、格付のブロック解除のために使用される。格付がブロックされている場合に
は、その格付及び同じグループ内の全ての上位格付はブロックされている。格付
のブロックが解除されている場合、その格付のみがブロック解除されている。

【０１１４】 Vチッププラス＋MPAA格付は、映画格付(MOVIE RATINGS)機能を強調表示するこ
とによって、図４６の機能メニューから選択される。図４７は、図４６の映画格
付機能の選択に応答する映画格付スクリーンを示す。このスクリーンによって、
ユーザーは、任意の所定MPAA格付を持つ番組例の全てをブロックすることができ
る。格付がブロックされている場合には、その格付及び全ての上位格付はブロッ
クされている。格付のブロックが解除されている場合、その格付のみがブロック
解除されている。この例では、格付Gを持つ映画の全てがブロック解除されている。

【０１１５】図４９に示されるように、Vチッププラス＋グリッド機能が選択された後、図５０のスクリーンが表示される。Vチッププラス＋グリッドは、PIG、広告、ロゴ
、及びアクションバー以外は灰色の色調とされている。これは、このスクリーン
をガイドのグリッドスクリーンと区別することを意図したものである。このスク
リーンは、エディターから排除されているか否かに係らず、全てのチャネルが表
示される。図５１及び５２に示されるように、個々の番組又は全てのチャネルを
、このスクリーンによりブロックすることができる。ブロックされた番組又はチ
ャネルは、ねずみ色とされている。しかし、チャネル広告は、このグリッドには
現れていない。ブロックされた番組タイトルがマスターモードにおいて強調表示
される場合、青と緑との作動ボタンは、それぞれ「排除(Remove)」及び「変更(C
hange)」というラベルが付けられる。マスターモードでない場合には、作動ボタ
ンの各ラベルは空白とされる。

【０１１６】図５３に示されるようにVチッププラス＋ソート機能が選択された後、図５４及び５５のスクリーンが表示される。ソートスクリーンによって、ユーザーは、
映画、スポーツ、又は子供番組等の区分で、全ての番組をブロックすることがで
きる。図５４の第1レベルのソートスクリーンにより、ユーザーは、ホラー、ミステリー、野球、バスケットボール等のサブカテゴリーで、全ての番組をブロッ
クすることができる。図５５の第２レベルのソートスクリーンにより、ユーザー
は、Vチッププラス＋時間設定のサブカテゴリーで、個々の番組をブロックすることができる。

【０１１７】図５７に示されるようにVチッププラス＋時間設定機能が選択された後、図５８乃至６２のスクリーンが表示される。これらの時間設定スクリーンによって
、ユーザーは、日及び/又は週の日の時間で、視聴をブロックすることができる。ユーザーは、日又は時間タイルを強調表示し、その日全体又は全ての日のその
時間をブロックすることができる。代わりに、ユーザーは、任意の各日における
特定の時間をブロックすることができる。

【０１１８】 Vチッププラス＋機能が選択された後、機能スクリーンが表示される。この機能スクリーンによって、ユーザーは、記録及び/又は視聴機能に対するアクセスをブロックすることができる。

【０１１９】更に、このスクリーンにより電源故障設定を選択することができる。Vチッププラス＋パススワード機能が選択された後、パスワードスクリーンが表示される
。パスワードスクリーンによって、ユーザーは、（初期設定時に行われない場合
）初めてマスターパスワードを設定するか、或いは現在のマスターパスワードを
変更することができる。

【０１２０】番組、チャネル、時間帯等がブロックされた場合、番組、チャネル、時間帯を
特定する単一又は複数のタイトルが、図６５に示されるように、それぞれ異なる
背景色となるように変更される。このスクリーンでは、Simpsons、Young Philad
elphians, 及び午前１０：００の時間帯が、ねずみ色の背景によって、ブロックされたものとして表示されている。

【０１２１】マスターパスワード管理本発明の１実施形態では、ユーザープロファイルの構築を可能とするとともに
、マスターパスワードが設定されると、ガイドスクリーン及び番組への制限がな
い（防御されていない）アクセスを可能とする４桁の数字マスターパスワードス
キームが使用される。１つのマスターパスワードだけが設定可能である。それは
、初期設定時（図６７を参照）に、或いは後にガイドメニュー（図４３を参照）
からパスワードスクリーンに入ることによって設定される。マスターパスワード
が設定されると、マスターパスワードは、ブロック或いはブロック解除を行うた
めに入力する必要がある。また、マスターパスワードは、セットアップスクリー
ン、エディタースクリーン、及びVチッププラス＋スクリーンにアクセスするために入力する必要がある。入力されると、TVがオフされか、ユーザーがVチッププラス＋モードを出るか、又はユーザーが正しくパスワードを入力してから特定
の時間遅延が終了するまで、TVはマスターパスワード（防御されていない）モー
ドの状態にある。

【０１２２】ユーザーインターフェース（UI）により、ユーザー（親）は、自分のパスワー
ドを選ぶことができ、更にパスワードが失われた際のロックアウトを無効にする
ことができる。このUIの機能としては、これに限定されることはないが、以下の
ものが挙げられる。

【０１２３】（１）固定されたオーバーライドパスワード：これは、装置内のハードウェア
に組込まれており、ユーザーが定めたパスワードが失われた場合に使用すること
ができる。

【０１２４】（２）X回入力が繰り返されることによって設定される新しいパスワード：パスワードが失われた場合、新しいパスワードは、同じパスワードをX回繰り返し入力することによって設定でき、プロセスの最後に新しいパスワードの設定が完
了したことをユーザーに知らせることができる。

【０１２５】（３）停電後の特定の時間経過によって、新しいパスワードが入力可能となる
：これにより、親が、装置の「栓を抜く」き、パスワードが失われた後に管理を
回復させることができる。

【０１２６】（４）特殊サービスモードによるパスワードのレビュー/再入力：親だけが特殊サービスモードにアクセスできるように制限することによって、この方法でパ
スワードを安全に見直すことができる。

【０１２７】パスワードの取扱いに関する以上の方法は、パスワードが使用され或いは変更
された最新の時刻を記録することによってより機能が高まる。

【０１２８】図３９は、マスターパスワード操作の流れ図である。明らかなように全ての操
作にパスワードが必要という訳ではない。ブロック３９１に示されるように、以
下の操作には、パスワードの防御がかけられている：パスワードの変更、Vチップ格付の変更、ブロックされた番組の消去又はブロックされたチャネルの消去、
「ベビーシッター」機能の変更、「ベビーシッター」機能内の番組又はチャネル
のブロック解除、クロックの変更（これは、異なるクロックにより、Vチッププラス＋が異なる番組をブロックすることになるからである）、及びチャネルマッ
プの変更（これは、異なるチャネルマップにより、Vチッププラス＋が異なるチャネルをブロックすることになるからである）。

【０１２９】マスターパスワードのユーザーは、ユーザープロファイルに関する特定の視聴
（ブロック）パラメータを設定し、特定の機能使用の制限（記録又は視聴の無効
化）を設定し、マスターパスワードを変更し、又はガイドスクリーンへ入り、更
に、視聴、記録又は全ての番組を視聴するためのスケジュールを行うことができ
る。ブロックされた番組（TVモードでそれを受信する、或いはガイドからOK又は
ガイドキーを押す）、又は制限されたスクリーン（メニューバーからOKをスクロ
ールする、又は押す）ガイドの機能（アクションボタンによる記録、記録ボタン
のような遠隔装置の任意のイネーブルボタン、及びVチッププラス＋キー）へのアクセスを試みる時はいつでも、パスワードを要求するダイアログボックスがス
クリーン上に現れる（図６６）。

【０１３０】パスワードが正しく入力されると、アクセスが許可されることになる。パスワ
ードが正しく入力されない場合には、エラースクリーンが表示されることになる
。パスワードが正しく入力されると、TVがオフされるか、ユーザーがVチッププラス＋モードを抜け出すか、或いはユーザーが正しくパスワードを入力してから
特定の時間遅延が終了するまで、全ての番組及びガイドの領域へのアクセスが可
能とされることになる。

【０１３１】更に、パスワードが正しく入力されると、ブロック３９６に示されるように、
ユーザーはそれを変更することができる。しかし、特定回数、一貫して正しくな
いパスワードの入力を繰り返すことにより新しいパスワードが設定される。新し
いパスワードは、特定回数、一貫して正しくないパスワードの入力を繰り返すこ
とにより設定され、このプロセスの最後に新たに設定されたパスワードが確認さ
れる（ブロック３９５）。パスワードが使用された最新の日付と時時刻とが記録
され、ブロック３９７に示されるように、前回のログインの日付及び時刻が表示
される。マスターパスワードが作られると、特定ガイドスクリーンに対する変更
が、ブロックの効果に打ち勝つように、これらスクリーンへのアクセスに関する
制限が自動的に設定される。マスターのみがブロック設定することができる。ア
クセスのブロックは、個々の番組；チャネル；テーマ（映画、スポーツ、子供の
もの、或いは冒険、ドラマ、野球、バスケットボール等のサブテーマ）；（格付
されていないものの含む）TV ペアレンタルガイダンス格付又はMPAA格付；及び/
又は記録及び視聴機能へのアクセスの関して設定することができる。

【０１３２】個々の番組、番組チャネル、番組テーマ、番組格付、又は番組時間帯のブロッ
クのいずれかによって番組がブロックされ、ユーザーがマスターパスワードなし
でブロックされた要素にアクセスしようとした場合、ブロックされた要素へのア
クセスは拒否され、マスターパスワードを要求するダイアログボックスが表示さ
れることになる（図６６参照）。マスターパスワード入力を失敗すると、ブロッ
クを維持する結果となり、更に、ガイド機能は以下のようになる。

【０１３３】・TVモードにおけるブロックされた番組の視聴なし・TVモードにおけるPIPでのブロックされた番組の視聴なし・ガイドモードにおけるPIGでのブロックされた番組の視聴なし（PIGは番組が
ブロックされていることを示すメッセージを含む）・（ガイド又はVCRプラス＋により）記録するための、ブロックされた番組のスケジュール設定なし、及び・（ガイド又はVCRプラス＋により）視聴するための、ブロックされた番組のスケジュール設定なししかし、ブロックされた番組に関する記述は利用することが可能である。また
、マスターパスワードが設定されると、ブロックされた番組は記録又は視聴のた
めに依然としてスケジュールすることができる。記録又は視聴するためにスケジ
ュールされた番組は全て、これらが以前又は後にブロックされたとしても、記録
或いは視聴されることになる。

【０１３４】記録及び視聴機能も同様にブロックすることができる。機能がブロックされて
おり、且つガイドがマスターモードにない場合にユーザーが記録又は視聴のため
に番組をスケジュールしようとすると、この行為は拒否され、マスターパスワー
ドのダイアログボックスが現れることになる。マスターパスワードが入力されな
い場合には、ガイドの機能は以下のように変更される。

【０１３５】・記録機能がブロックされた場合： −ユーザーは、ガイド又はVCRプラス＋により記録するために如何なる番組もスケジュールすることはできない。

【０１３６】 −記録するためにスケジュールされた番組の全ては、スケジュール
においてブロックされたものとして表示されるので、ユーザーはそれを排除した
り、或いはその頻度を変更したりすることはできない。

【０１３７】・視聴機能がブロックされた場合、 −ユーザーは、ガイド又はVCRプラス＋により視聴するために如何なる番組もスケジュールすることはできない。

【０１３８】 −−視聴するためにスケジュールされた番組の全ては、スケジュー
ルにおいてブロックされたものとして表示されるので、ユーザーはそれを排除し
たり、或いはその頻度を変更したりすることはできない。

【０１３９】しかし、マスターによって記録又は視聴するためにスケジュールされた番組の
全ては、これらの機能がブロックされた場合にも依然として実行されることにな
る。これらの機能がブロックされない場合には、ユーザーは、マスターパスワー
ドなしで記録/視聴スケジュールに入り、キューにおいてどの番組でも変更することができる。

【０１４０】マスターパスワードが設定され、ユーザーがマスターパスワードなしで、TV又
はガイドを使用している場合、セットアップ、エディター、及びVチッププラス＋スクリーンへのアクセスは拒否される。Vチッププラス＋ブロックにより、番組、チャネル、時間帯、機能等に対するアクセスが拒否された時にはいつでもV チッププラス＋ダイアログボックスが現れる。図６６に示されるように、このダ
イアログボックスは、アクセスのためのマスターパスワードの入力用に設けられ
る。入力が正しくないパスワードの場合、他のダイアログボックスが現れる。

【０１４１】 GUIDEプラス＋システムは、最低限のユーザー介入による半自動セットアップをサポートする。国、住所番号/郵便番号、サービスが無線放送（OTA）かケーブ
ル放送か、銘柄に関するオンスクリーンリストから選択されたケーブルボックス
、銘柄に関するオンスクリーンリストから選択されたVCR銘柄、（可能であれば）ケーブルボックス出力RFチャネルを含む基本的データがユーザーに要求される
。しかし、Vチッププラス＋は、ケーブルボックス出力の質問に直接続く、他のセットアップスクリーンを備えている。これらのスクリーンは、ユーザーがセッ
トアップを完了した最初にのみ現れることになり、その後ユーザーは、マスター
パスワードを設定又は変更するためにVチッププラス＋パスワードスクリーンを使用することになる。

【０１４２】図６７は、マスターパスワードセットアップを示す。ユーザーは、今マスター
パスワードをセットアップしたいかどうかを問われる。NOであれば、後でGUIDE プラス（図６８参照）内のVチッププラス＋パスワードスクリーンに入力することによって、ユーザーがマスターパスワードをセットアップできることを伝える
ようにスクリーンが現れる。YESの場合には、ユーザーは、図６９に示されたように、パスワード生成スクリーンがユーザーに与えられる。パスワードが入力さ
れると、確認スクリーンが表示される（図７０）。ユーザーが2度パスワードを正しく入力すると、容認スクリーンが表示される（図７１）。ユーザーが2度正しくないパスワードを入力すると、図７２に示される不成功スクリーンが表示さ
れる。ユーザーがOKボタンを押す場合には、図６７のマスターパスワードセット
アップスクリーンが表示される。ここで、ユーザーは、再度試みるか、或いはNO
と入力して後で試みる。

【０１４３】以上の説明で明らかなように、本発明は、Vチップシステムを使用することが可能なペアレンタルコントロール装置に関する直面した要求を満足するものであ
る。このペアレンタルコントロール装置は、本発明の精神又は本質的要件を逸脱
することなく他の特定の形態で具現化することができ、更に様々な通信装置を使
用することも可能である。従って、本実施形態は、如何なる観点においても例示
的なものであって限定的なものでなく、本発明の範囲は、上記記載ではなく特許
請求の範囲に示されていると解釈されるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好適な実施形態による、Ｖチップシステムで使用される、ペアレンタ
ルコントロール装置のフロー図である。

【図２】本発明の好適な実施形態による、ペアレンタルコントロール装置の電気的ブロ
ック図である。

【図３】本発明の好適な実施形態による、ケーブルシステムで使用されるペアレンタル
コントロール装置の電気的ブロック図である。

【図４】本発明の好適な実施形態による、ＶＣＲプラス＋を使用するＶチップシステム
及び自動チャネルマッピングと接続した、ペアレンタルコントロール装置の電気
的ブロック図である。

【図５】既存のＶチップシステムに組込まれたＶＣＲプラス＋集積回路と接続した、ペ
アレンタルコントロール装置の電気的ブロック図である。

【図６】本発明の好適な実施形態による、図４のシステムを動作させるためのリモート
コントローラの平面図である。

【図７】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、チャネルサーフメニューを
表示するテレビジョン画面である。

【図８】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、サブメニュープロンプトを
有するチャネルサーフメニューを表示するテレビジョン画面である。

【図９】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、サブメニュープロンプトを
有するチャネルサーフメニューを表示するテレビジョン画面である。

【図１０】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、サブメニュープロンプトを
有するチャネルサーフメニューを表示するテレビジョン画面である。

【図１１】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ＶＣＲ／Ｖチッププラス＋
レビューリストを表示するテレビジョン画面である。

【図１２】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、サブメニュープロンプトを
有するチャネルサーフメニューを表示するテレビジョン画面である。

【図１３】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチッププラス＋セットア
ップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図１４】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチッププラス＋セットア
ップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図１５】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチッププラス＋セットア
ップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図１６】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ＶＣＲ／Ｖチッププラス＋
メインスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図１７】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ＶＣＲ／Ｖチッププラス＋
メインスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図１８】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、確認スクリーンを表示する
テレビジョン画面である。

【図１９】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ＶＣＲ／Ｖチッププラス＋
セットアップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２０】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ＶＣＲ／Ｖチッププラス＋
セットアップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２１】本発明の実施形態による、ユーザインターフェース画面マップのブロック図で
ある。

【図２２】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチッププラス＋機能スク
リーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２３】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチップ機能を不作動にさ
れた、Ｖチップセットアップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２４】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチップ機能を作動にされ
た、Ｖチップセットアップスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２５】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、テレビジョン番組を選択す
るためのＶチッププラス＋スクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２６】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、選択されたテレビジョン番
組の周波数をプログラムするためのＶチッププラス＋スクリーンを表示するテレ
ビジョン画面である。

【図２７】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ブロックされたテレビジョ
ン番組のためのＶチッププラス＋セレクションレビューリストを表示するテレビ
ジョン画面である。

【図２８】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、テレビジョン番組を選択す
るためのレコード／ウォッチスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図２９】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、録画されるように選択され
たテレビジョン番組の周波数をプログラムするためのレコード／ウォッチスクリ
ーンを表示するテレビジョン画面である。

【図３０】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、視聴されるように選択され
たテレビジョン番組の周波数をプログラムするためのレコード／ウォッチスクリ
ーンを表示するテレビジョン画面である。

【図３１】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、録画されるテレビジョン番
組のためのＶチッププラス＋セレクションレビューリストを表示するテレビジョ
ン画面である。

【図３２】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、視聴されるテレビジョン番
組のためのＶチッププラス＋セレクションレビューリストを表示するテレビジョ
ン画面である。

【図３３】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ベビーシッティングスクリ
ーンを表示するテレビジョン画面である。

【図３４】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ベビーシッター番組レビュ
ースクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図３５】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、ベビーシッター選択のため
に設定されたチャネルサーフスクリーンを表示するテレビジョン画面である。

【図３６】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、チューニングされたチャネ
ルをブロックするために設定されたチャネルチャネルサーフスクリーンを表示す
るテレビジョン画面である。

【図３７】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、チューニングされたチャネ
ルのブロックを解除するために設定されたチャネルチャネルサーフスクリーンを
表示するテレビジョン画面である。

【図３８】本発明のＴＶモードに従ってフォーマットされた、Ｖチップ＋選択をレビュー
するために設定されたチャネルチャネルサーフスクリーンを表示するテレビジョ
ン画面である。

【図３９】パスワード動作の好適な実施形態のためのフロー図である。

【図４０〜６５】ガイドモード（ガイドプラス＋）での異なる基準に基づいたテレビジョン番組
のブロック及びブロック解除の、選択及び削除を含む、Ｖチッププラス＋及びペ
アレンタルコントロールの動作を示す図である。

【図６６】パスワードダイアログボックスを表示するディスプレイ画面である。

【図６７〜７２】パスワードセットアップ処理を表示するディスプレイ画面である。

【符号の説明】

１０ケーブルボックス１２テレビジョン駆動回路１４ブロック回路１６ＴＶディスプレイ１８ＶＢＩデコーダ２０マイクロプロセッサ２２ＲＡＭ２３ＶＣＲ２４ＴＶチューナー２６ケーブルボックス２８ＶＢＩデコーダ３０ディスプレイ３２マイクロコントローラ３４ＴＶチューナー３５ＴＶチューナー３６ＴＶ駆動回路３７ＴＶ駆動回路３８ブロック回路３９ブロック回路４０ビデオミキサ４１ビデオミキサ４２ＴＶディスプレイ４３ＴＶディスプレイ４４マイクロコントローラ４５マイクロコントローラ４６視聴者入力デバイス４７Ｖチッププラス＋４８ＲＡＭ４９ＲＡＭ５０ビデオプロセッサ５１ビデオプロセッサ５２カーソルポジションレジスタ５３カーソルポジションレジスタ５４Ｇコードデコーダ５５Ｇコードデコーダ５５ＶＣＲ５６ＶＢＩデコーダ５７ディテクタ、Ｖチップ

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１１年９月２７日（１９９９．９．２７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【請求項４５】請求項４２に記載の方法において、前記テレビジョン信号は、前記番組の内容の格付を更に運ぶことを特徴とし、前記ユーザ端末で番組をブロックするための閾値格付を確立するステップと、前記受信されたテレビジョン信号から前記番組の前記格付を抽出するステップと、前記抽出された格付を前記閾値格付と比較するステップと、前記番組の放送時間及びチャネルが前記データベース中の時間及びチャネルと一致するかどうかに関わらず、前記番組の格付が前記閾値格付を超えるとき、前記番組をブロックするステップと、を更に有する前記方法。

【手続補正書】

【提出日】平成１２年１０月１２日（２０００．１０．１２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６５

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６５】

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６６

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６６】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６７

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６７】

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６８

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６８】

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６９

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６９】

【手続補正６】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７０

【補正方法】追加

【補正内容】

【図７０】

【手続補正７】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７１

【補正方法】追加

【補正内容】

【図７１】

【手続補正８】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７２

【補正方法】追加

【補正内容】

【図７２】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号０９／１９０，０３１ (32)優先日平成10年11月11日(1998．11．11) (33)優先権主張国米国（ＵＳ） (31)優先権主張番号６０／１１１，３４２ (32)優先日平成10年12月７日(1998．12．7) (33)優先権主張国米国（ＵＳ） (31)優先権主張番号０９／２２１，６１５ (32)優先日平成10年12月28日(1998．12．28) (33)優先権主張国米国（ＵＳ） (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者ユーエンヘンリーシーアメリカ合衆国カリフォルニア州 91102−0438 パサディナピーオーボックス 438 Ｆターム(参考） 5C053 FA21 KA01 KA24 LA06 LA07 5C064 BA07 BB08 BC08 BC16 BC20 BD08 BD09

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる機
能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テレ
ビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックし、及びブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための基準を
入力するステップと、視聴又は録画のための複数の番組を選択するステップと、もし前記選択された複数の番組が、前記ブロック基準を満たし及び前記オーバ
ーライド基準を満たさないなら、前記マスターモードでない前記ユーザに前記パ
スワードを入力することを促すステップと、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たし及び前記オーバーライド基準を満たさない前記選択され
た複数の番組を、それらを視聴又は録画することができるように、ブロック解除
するステップと、を有することを特徴とする方法。
【請求項２】テレビジョンディスプレイと、複数のテレビジョン番組を受信し、かつ前記テレビジョン番組の１つを通過さ
せるためのチューナーと、少なくとも１つのテレビジョン番組に関する情報を有するブロックオーバーラ
イドリスト、及び少なくとも１つのテレビジョン番組に関する情報を有するイネ
ーブルオーバーライドリストを記憶するためのメモリと、ブロックモード及びブロック解除モードで選択的に動作可能なマイクロプロセ
ッサであって、前記マイクロプロセッサは、前記チューナーによって通過させら
れた前記テレビジョン番組が前記ブロックオーバーライドリスト中の前記テレビ
ジョン番組の１つに関する前記情報に対応するときのみに、前記ブロック解除モ
ードにおいてブロックコマンドを生成し、及び、前記チューナーによって通過さ
せられた前記テレビジョン番組が前記イネーブルオーバーライドリスト中の前記
テレビジョン番組のいずれか１つに関する前記情報に対応しないときのみに、前
記ブロックモードにおいてブロックコマンドを生成する、前記マイクロプロセッ
サと、前記チューナーによって通過させられた前記テレビジョン番組を前記テレビジ
ョンディスプレイに接続するためのブロック回路であって、前記ブロックコマン
ドに応答して、前記チューナーによって通過させられた前記テレビジョン番組が
、前記テレビジョンディスプレイからブロックされるようにするコントロール入
力を有する前記ブロック回路と、を有することを特徴とするテレビジョン受信器
のペアレンタルコントロールのための装置。
【請求項３】請求項２に記載の装置において、前記チューナーによって通
過させられた前記テレビジョン番組は、格付情報を含み、前記装置は、前記格付
情報を前記テレビジョン番組から抽出するための垂直帰線消去デコーダを更に有
し、前記マイクロプロセッサは、前記抽出された格付情報に基づいて、前記ブロ
ックモード及びブロック解除モードの内の１つで選択的に動作することを特徴と
する装置。
【請求項４】請求項３に記載の装置において、前記メモリは、それの中に
記憶された格付情報を含み、前記マイクロプロセッサは、前記テレビジョン番組
から抽出された格付情報とメモリ中に記憶された前記格付情報との比較に基いて
、前記ブロックモード及びブロック解除モードの内の１つで選択的に動作するこ
とを特徴とする装置。
【請求項５】前記ブロックオーバーライドリストの情報は、それの個々の
テレビジョン番組のそれぞれに対する、チャネル、日付、時間及び長さを含み、
及び、前記イネーブルオーバーライドリストの情報は、それの個々のテレビジョ
ン番組のそれぞれに対する、チャネル、日付、時間及び長さを含むことを特徴と
する請求項２に記載の装置。
【請求項６】ブロックモードで、視聴又は録画される、少なくとも１つの
テレビジョン番組に関する情報を含むイネーブルオーバーライドリストを作り出
すステップと、ブロック解除モードで、ブロックされる、少なくとも１つのテレビジョン番組
に関する情報を含むブロックオーバーライドリストを作り出すステップと、前記ブロックモード又は前記ブロック解除モードを選択するステップと、前記ブロックモードが選択されているとき、前記イネーブルオーバーライドリ
スト中の前記情報に関するテレビジョン番組のみが視聴又は録画されることを許
容するステップと、前記ブロック解除モードが選択されているとき、前記ブロックオーバーライド
リスト中の前記情報に関するテレビジョン番組のみが視聴又は録画されることを
ブロックするステップと、を有することを特徴とするテレビジョン受信器へのペ
アレンタルコントロールを実行する方法。
【請求項７】前記選択するステップは、前記テレビジョン受信器を格付情報でプログラムするステップと、前記テレビジョン受信器によってチューニングされたテレビジョン番組と共に
放送された格付情報を抽出するステップと、前記プログラムされた格付情報を、前記放送された格付情報と比較するステッ
プと、前記比較の結果として、前記ブロックモード又はブロック解除モードを選択す
るステップと、を更に有することを特徴とする請求項６に記載の方法。
【請求項８】前記イネーブルオーバーライドリストを作り出す前記ステッ
プは、前記ブロックモードで、視聴又は録画されるテレビジョン番組のチャネル
、日付、時間及び長さに関する情報を入力するステップを含み、前記ブロックオ
ーバーライドリストを作り出す前記ステップは、前記ブロック解除モードで、ブ
ロックされるテレビジョン番組のチャネル、日付、時間及び長さに関する情報を
入力するステップを含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
【請求項９】テレビジョン番組及び当該テレビジョン番組に対する格付を
運ぶテレビジョン信号を受信するステップと、格付レベルを入力するステップと、前記受信されたテレビジョン信号から前記テレビジョン番組の格付を抽出する
ステップと、前記抽出されたテレビジョン番組の格付を前記入力された格付レベルと比較す
るステップと、もし前記抽出されたテレビジョン番組の格付が前記入力された格付レベルより
低ければ、前記受信されたテレビジョン信号によって運ばれた前記テレビジョン
番組を表示するステップと、もし前記抽出されたテレビジョン番組の格付が前記入力された格付レベルより
高ければ、前記受信されたテレビジョン信号によって運ばれた前記テレビジョン
番組をブロックするステップと、前記受信されたテレビジョン信号によって運ばれたとき、前記比較するステッ
プをオーバーライドすることになる特定のテレビジョン番組を選択するステップ
と、前記受信されたテレビジョン信号によって運ばれたとき、前記特定のテレビジ
ョン番組を、もしそれの格付が前記入力された格付レベルより高ければ表示し、
又は、前記受信されたテレビジョン信号によって運ばれたとき、前記特定のテレ
ビジョン番組を、もしそれの格付が前記入力された格付レベルより低ければブロ
ックするステップと、を有することを特徴とするペアレンタルコントロールを実
行する方法。
【請求項１０】前記要求されたパスワードは、初めてのユーザによって確
定されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項１１】前記確定されたパスワードは、前記マスターモードである
とき、ユーザによって変更されることができることを特徴とする請求項１に記載
の方法。
【請求項１２】前記確定されたパスワードを、正しくないパスワードを所
定の回数反復して入力すること及び当該反復して入力されたパスワードを前記入
力するステップの終わりに確認することによって、変更することができることを
特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項１３】前記テレビジョンが消されるまで、前記ユーザが前記マス
ターモードを出るまで、又はタイムディレイが満了するまで、前記マスターモー
ドの動作は有効のままであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項１４】前記ペアレンタルコントロール機能は、パワー停止後、前
記パスワードが適切に入力されるまで前記テレビジョンへのアクセスを拒否する
パワー停止機能を有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項１５】前記基準は、オンスクリーンメニューを使用して、通常の
テレビジョンピクチャー視聴モードで入力されることを特徴とする請求項１に記
載の方法。
【請求項１６】前記基準は、番組スケジュールガイドから作動させられる
オンスクリーンメニューを使用して、ガイドモードで入力されることを特徴とす
る請求項１に記載の方法。
【請求項１７】基準を入力する前記ステップは、ベビーシッティングモードで視聴又は録画される一組のテレビジョン番組を選
択するステップと、前記パスワードを入力することがないと、テレビ放送されている全ての他の番
組を除外して、前記選択された組のみが前記ベビーシッティングモードで視聴又
は録画されることを許可するステップと、を有することを特徴とする請求項１に
記載の方法。
【請求項１８】基準を入力する前記ステップは、視聴又は録画されるテレビジョン番組を選択するステップと、もし前記選択された番組がブロック解除されているなら、前記選択された番組
をブロックするための第１のオンスクリーンを作動させるステップと、もし前記選択された番組がブロックされているなら、前記選択された番組をブ
ロック解除するための第２のオンスクリーンボタンを作動させるステップと、を
有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項１９】基準を入力する前記ステップは、テレビジョン番組にチューニングするステップと、もし前記テレビジョン番組がブロック解除されているなら、前記テレビジョン
番組をブロックするための第１のオンスクリーンボタンを作動させるステップと
、もし前記テレビジョン番組がブロックされているなら、前記テレビジョン番組
をブロック解除するための第２のオンスクリーンボタンを作動させるステップと
、を有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項２０】基準を入力する前記ステップは、ペアレンタルコントロー
ルレベルを入力するステップを含み、前記促すステップは、前記選択された番組
を運ぶテレビジョン信号からペアレンタルコントロールの格付を抽出するステッ
プと、前記格付を前記ペアレンタルコントロールレベルと比較するステップと、
前記選択された番組を、もしそれの格付が前記ペアレンタルコントロールレベル
より下に低下したなら、ブロックするステップと、を有することを特徴とする請
求項１に記載の方法。
【請求項２１】前記基準は、ブロックされるテレビジョンチャネル又はテ
レビジョン番組をブロック又はオーバーライドしていることを特徴とする請求項
１に記載の方法。
【請求項２２】前記ブロック又はオーバーライドされたテレビジョンチャ
ネル又は番組は、ペアレンタルコントロールレビューリスト中でマークを付けら
れることを特徴とする請求項２１に記載の方法。
【請求項２３】基準を入力する前記ステップは、チャネル、日付、時間及
び長さに関する前記ペアレンタルコントロールレビューリストを編集することを
含むことを特徴とする請求項２２に記載の方法。
【請求項２４】前記オンスクリーンメニューは、テレビジョンチャネルが
すでにブロック又はオーバーライドされていようとなかろうと、すべてのテレビ
ジョンチャネルをブロック又はオーバーライドするためのグリッド機能と、１つ
のカテゴリーの全てのテレビジョン番組をブロック又はオーバーライドするため
のソート機能と、１日の中の時間又は１週間の中の曜日によって、ブロック又は
オーバーライドするためのタイム機能とを含むことを特徴とする請求項１６に記
載の方法。
【請求項２５】前記確立されたパスワードを、システム内でハードウェア
組み込みの第２のパスワードを入力することによって変更することが可能である
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項２６】もし前記ユーザが前記パスワードを入力しないなら、ユー
ザプロフィール中に指定された所定の組の機能へのアクセスを提供するステップ
を更に有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項２７】前記ユーザがもはや前記マスターモードでなくなった後、
前記基準を元へ戻すステップを更に有することを特徴とする請求項１に記載の方
法。
【請求項２８】マイクロプロセッサと、ディスプレイスクリーンと、前記マイクロプロセッサを作動させるための、異なる機能を有するスクリーン
上に表示されるペアレンタルコントロールユーザインターフェースと、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するためのマスターモードの動作に入るためのパスワードを入力する手段と視聴又は録画することからテレビジョン番組をブロックし、及びブロックされ
たテレビジョン番組をオーバーライドするための基準を入力する手段と、視聴又は録画のための複数の番組を選択する手段と、もし前記選択された複数の番組が、前記ブロック基準を満たしており、かつ前
記オーバーライド基準を満たしていないなら、前記マスターモードでないユーザ
に前記パスワードを入力することを促す手段と、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たし、かつ前記オーバーライド基準を満たさない前記選択さ
れた複数の番組を、それらが視聴できるようにブロック解除する手段と、前記ユーザがもはや前記マスターモードでなくなった後、前記基準を元へ戻す
手段と、を有することを特徴とするテレビジョンのペアレンタルコントロールの
ための装置。
【請求項２９】前記テレビジョンが消されるまで、前記ユーザが前記マス
ターモードを出るまで、又はタイムディレイが満了するまで、前記マスターモー
ドの動作は有効のままであることを特徴とする請求項２８に記載の装置。
【請求項３０】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる
機能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テ
レビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックし、又はブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための第１の
基準を入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックし、又はブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための第２の
基準を入力するステップと、視聴又は録画のための番組を選択するステップと、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たし及び前記オーバーライ
ド基準を満たさないなら、前記マスターモードでない前記ユーザに前記パスワー
ドを入力することを促すステップと、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たし及び前記オーバーライド基準を満たさない前記選択され
た番組を、それを視聴することができるように、ブロック解除するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項３１】テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックす
るための第３の基準を入力するステップを更に有することを特徴とする請求項３
０に記載の方法。
【請求項３２】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる
機能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テ
レビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックし、及びブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための基準を
入力するステップと、視聴又は録画のための番組を選択するステップと、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たし及び前記オーバーライ
ド基準を満たさないなら、前記マスターモードでない前記ユーザに前記パスワー
ドを入力することを促すステップと、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たし及び前記オーバーライド基準を満たさない前記選択され
た番組を、それを視聴することができるように、ブロック解除するステップと、
を有し、前記テレビジョンが消されるまで、前記ユーザが前記マスターモードを出るま
で、又はタイムディレイが満了するまで、前記マスターモードの動作は有効のま
まであることを特徴とする方法。
【請求項３３】テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックす
るための第２の基準を入力するステップを更に有することを特徴とする請求項３
２に記載の方法。
【請求項３４】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる
機能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テ
レビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための基準を入力
するステップと、視聴又は録画のための複数の番組を選択するステップと、もし前記選択された複数の番組が、前記ブロック基準を満たすなら、前記マス
ターモードでない前記ユーザに前記パスワードを入力することを促すステップと
、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たす前記選択された複数の番組をブロック解除するステップ
と、を有することを特徴とする方法。
【請求項３５】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる
機能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テ
レビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための第１の基準
を入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための第２の基準
を入力するステップと、視聴又は録画のための番組を選択するステップと、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たすなら、前記マスターモ
ードでない前記ユーザに前記パスワードを入力することを促すステップと、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たす前記選択された番組を、それを視聴することができるよ
うに、ブロック解除するステップと、を有することを特徴とする方法。
【請求項３６】テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックす
るための第３の基準を入力するステップを更に有することを特徴とする請求項３
５に記載の方法。
【請求項３７】マスターモードの動作においてユーザが利用可能な異なる
機能を有するペアレンタルコントロールユーザインターフェースを使用する、テ
レビジョンへのアクセスコントロールを実行する方法であって、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するための前記マスターモードに入るためのパスワードを入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための第１の基準
を入力するステップと、テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックするための第２の基準
を入力するステップと、視聴又は録画のための番組を選択するステップと、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たすなら、前記マスターモ
ードでない前記ユーザに前記パスワードを入力することを促すステップと、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たす前記選択された番組を、それを視聴することができるよ
うに、ブロック解除するステップと、を有し、前記テレビジョンが消されるまで、前記ユーザが前記マスターモードを出るま
で、又はタイムディレイが満了するまで、前記マスターモードの動作は有効のま
まであることを特徴とする方法。
【請求項３８】テレビジョン番組を視聴又は録画することからブロックす
るための第３の基準を入力するステップを更に有することを特徴とする請求項３
６に記載の方法。
【請求項３９】テレビジョンディスプレイと、複数のテレビジョン番組を受信し、かつ前記テレビジョン番組の１つを通過さ
せるためのチューナーと、少なくとも１つのテレビジョン番組に関する情報を有するブロックオーバーラ
イドリスト、及び少なくとも１つのテレビジョン番組に関する情報を有するイネ
ーブルオーバーライドリストを記憶するためのメモリと、ブロックモード及びブロック解除モードで選択的に動作可能なマイクロプロセ
ッサであって、前記マイクロプロセッサは、前記チューナーによって通過させら
れた前記テレビジョン番組が前記ブロックオーバーライドリスト中の前記テレビ
ジョン番組の１つに関する前記情報に対応するときのみに、前記ブロック解除モ
ードにおいてブロックコマンドを生成し、及び、前記チューナーによって通過さ
せられた前記テレビジョン番組が前記イネーブルオーバーライドリスト中の前記
テレビジョン番組のいずれか１つに関する前記情報に対応しないときのみに、前
記ブロックモードにおいてブロックコマンドを生成する、前記マイクロプロセッ
サと、前記ブロックコマンドに応答して、前記テレビジョン番組を前記テレビジョン
ディスプレイから切り離すためのブロック回路と、を有することを特徴とするテ
レビジョン受信器のペアレンタルコントロールのための装置。
【請求項４０】マイクロプロセッサと、ディスプレイスクリーンと、前記マイクロプロセッサを作動させるための、異なる機能を有するスクリーン
上に表示されるペアレンタルコントロールユーザインターフェースと、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するためのマスターモードに入るためのパスワードを入力する手段と視聴又は録画することからテレビジョン番組をブロックし、又はブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための第１の
基準を入力する手段と、視聴又は録画することからテレビジョン番組をブロックし、又はブロックされ
たテレビジョン番組を視聴又は録画するようにオーバーライドするための第２の
基準を入力する手段と、視聴又は録画のための番組を選択する手段と、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たしており、かつ前記オー
バーライド基準を満たしていないなら、前記マスターモードでないユーザに前記
パスワードを入力することを促す手段と、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たし、かつ前記オーバーライド基準を満たさない前記選択さ
れた番組を、それが視聴できるようにブロック解除する手段と、を有することを
特徴とするテレビジョンのペアレンタルコントロールのための装置。
【請求項４１】マイクロプロセッサと、ディスプレイスクリーンと、前記マイクロプロセッサを作動させるための、異なる機能を有するスクリーン
上に表示されるペアレンタルコントロールユーザインターフェースと、前記ペアレンタルコントロールユーザインターフェースの前記機能にアクセス
するためのマスターモードに入るためのパスワードを入力する手段と視聴又は録画することからテレビジョン番組をブロックするための第１の基準
を入力する手段と、視聴又は録画することからテレビジョン番組をブロックするための第２の基準
を入力する手段と、視聴又は録画のための番組を選択する手段と、もし前記選択された番組が、前記ブロック基準を満たしているなら、前記マス
ターモードでないユーザに前記パスワードを入力することを促す手段と、もし前記ユーザが前記促すことに応答して前記パスワードを入力するなら、前
記ブロック基準を満たしている前記選択された番組をブロック解除する手段と、
を有することを特徴とするテレビジョンのペアレンタルコントロールのための装
置。