【発明の詳細な説明】
ラチェット型リングスパナ
技術分野
本発明はラチェット型リングスパナに関し、特に修理工にとって極めて有用な
改良リングスパナに関する。
関連特許出願
本出願は１９９９７年６月１０日に発行された米国特許第５,６３６,５５７号
の一部継続出願であり、参照用に同特許をここに明記する。
更に、１９９６年７月９日にジェシー・チョウに対して発行された米国特許第
５，３３３，４２７号の記載及び図面についても参照用にここに明記する。
背景技術
文明社会では手工具の果たす役割は大きい。ボルトとナットが発明されて以来
、手工具の中でもスパナが最も重要視されており、従来より多種多様のスパナが
利用されてきた。例えば、コンビネーションレンチ、オープンレンチ、リングス
パナ、ソケットラチェットレンチなどである。第６図はソケットラチェットレン
チを示したものである。このレンチは、ハンドル４０と、ヘッド部４２に設けら
れたスイッチボタン４１とを備え、作動中このスイッチボタン４１によりヘッド
部４２に取り付けられたラチェットの可逆方向を切り換えるようになっている。
このソケットラチェットレンチの欠点は、可逆方向の切り替えを行うのに、作業
者がソケットラチェットレンチを一方の手で保持しながらスイッチボタン４
１の切り替えをしなければならない点にある。別の欠点は、ヘッド部には、切り
換え動作のために必要となる複雑な構成要素が収容されているために、ヘッド部
が大型化し、狭い場所での使用ができないことである。
プロの修理工は、狭い場所でナットの着脱を行うのにコンビネーションレンチ
（第７図参照）、オープンレンチあるいはリングスパナを使用する。これらの工
具に共通する欠点は面倒な使用手順にある。即ち、工具をある程度の角度回転し
た後、工具をナットから抜き、再びナットに工具をはめ込み、更にある角度だけ
回転しなければならず、これをナットの締結又は弛緩が完了するまで継続して行
わなければならない。こういった作業は、狭い場所ではとりわけ不利不便が大き
い。
可逆リングスパナは上記欠点を解消するために提案されたものである。可逆リ
ングスパナは、スパナのヘッド部に取り付けられたラチェットホイールと、スパ
ナのつなぎ部に形成されスプリングと爪を収容するためのキャビティとを有して
いる。爪はスプリングによって付勢されており、ラチェットホイールと係合、離
脱して必要なラッチ動作を行う。しかしながら、爪は、単にラチェットホイール
の一つの歯のみと噛合するので、最大トルクは比較的小さく、また比較的大きい
トルクがかかると爪が損傷する可能性のあることが判明している。加えて、スパ
ナのつなぎ部に１ｃｍの厚さのキャビティを形成することは極めて困難である。
更に、ラチェットホイールと爪の係合が確実に行われるようにキャビティは斜め
に延びるよう形成されていなければならない。許容誤差が極めて小さいために、
キャビティを形成する困難性は更に増大することになる。スパナのヘッドの厚さ
を増大することによりこの問題を解決することはできるが、ソケットラチェット
レンチのヘッドのようにサイズの大きいヘッドでは、狭い場所で効果的にスパナ
を使うことはできない。
このため、上記未解決の問題を軽減あるいは解消するためのラチェッ
ト型リングスパナの改良が長年に亘って嘱望されていた。
発明の開示
本発明の目的は、操作が容易で組立が簡便なプロの修理工用ラチェット型リン
グスパナを提供することにある。
本発明の他の目的は、ゴミのような異物がスパナのヘッドに侵入しても動作の
信頼性を損なわないラチェット型リングスパナを提供することにある。
本発明によるラチェット型リングスパナは、ハンドルとヘッド部とを有し、ヘ
ッド部は内部に受入れ空間を画成する円周壁部を備え、また円周壁部はハンドル
に接続する繋ぎ部を備え、繋ぎ部内にはキャビティが画成されている。ラチェッ
トホイールは受入れ空間に配置され、ラチェットホイールの外周面には複数の歯
が設けられると共に、多角形の内周面が形成されて締結又は弛緩されるべきナッ
トの面と係合する。
爪がキャビティ内に配置され、その一面側にはラチェットホイールの歯と噛合
するための複数の歯が設けられ、他面はキャビティの壁面と当接する。停止部材
がキャビティ内に設けられ、停止部材の第１端部はキャビティを画成する壁面に
当接する。スプリングが停止部材と爪との間に介装され、爪を停止部材から離間
する方向に付勢する。実施の形態によると、停止部材の第１端部は、キャビティ
を画成する壁面に当接する２個の突起が設けられる。
本発明の第１の観点によると、爪は突出部を備え、停止部材からはポストが延
びている。ここでスプリングの第１端部は爪の突出部に取付けられ、スプリング
の第２端部は停止部材のポストに取付けられる。
本発明の他の観点によると、停止部材は更に一対のウイングを備え、一対のウ
イングは、停止部材の長手方向の１対の縁部の中央から、それ
ぞれ長手方向に対して直角に外方に延びている。異物がキャビティ内に侵入した
場合に、ウイングは、爪がラチェットホイールから離脱するようにするための、
爪のガイドレールとして機能し、そのことにより、異物によって作業が損われる
ことなく次回の作業のために爪を初期位置に戻すことができる。
本発明の他の観点によると、キャビティを画成する壁面の中央には凹部が形成
され、停止部材にはキャビティの凹部内に受入れられるアンカーが設けられてい
る。
本発明のその他の目的や利点、新規な特徴は添付の図面と共に以下の詳細な説
明によって明らかになる。
図面の簡単な説明
第１図は、本発明によるラチェット型リングスパナの一部を示した斜視図であ
る。
第２図は、第１図に示したラチェット型リングスパナの分解図である。
第３図は、本発明によるラチェット型リングスパナの断面図である。
第４図は、通常の状態下でのラチェット型リングスパナの動作を説明した第３
図と同様の断面図である。
第５図は、異物が侵入した状態下でのラチェット型リングスパナの動作を説明
した第３図と同様の断面図である。
第６図は、従来のソケットラチェットレンチの斜視図である。
第７図は、従来のコンビネーションレンチの斜視図である。
第８図は、本発明の第２の実施形態によるラチェット型リングスパナの分解図
である。
発明を実施するための最良の形態
本発明のラチェット型リングスパナについて、図１〜図５に基づいて説明する
。最初に図１〜図３において、本発明のラチェット型リングスパナ１は、ハンド
ル１１とヘッド部１０を有する。ヘッド部１０は、ラチェットホイール２０を収
納するための受入れ空間１２を画成する円周壁部１０ａを有する。円周壁部１０
ａはハンドル１１と接続される繋ぎ領域部１０ｂを有する。繋ぎ領域部１０ｂに
はキャビティ１３が画成され、
キャビティ１３を画成している壁面の中央部において、凹部１３１が形成されて
いる（図３参照）。
図２、図３において、ラチェットホイール２０はその外周面に複数の歯２１を
備えると共に、ナット等の側面と係合する多角形の内周面が形成されている。円
弧状の歯付き部材１４いわゆる爪が、キャビティ１３内に配置され、爪はその一
端に突出部１４１が設けられ、また一方の面側には、ラチェットホイール２０の
歯２１と噛合するための複数の歯１４２が設けられている。キャビティ１３内に
は更に弾性板１５からなる停止部材が設けられる。弾性板１５の一端側に２個の
突起１５１、１５２が設けられ、他端側には、凹部１３１に受容される略Ｕ字状
のアンカー１５５が設けられる。弾性板１５は更に、その側面中央部から外方に
延びるポスト１５６と、一対のウイング１５３、１５４が設けられる。これらウ
イングは、弾性板の２つの長手方向縁部の中央部から、弾性板の長手方向に対し
て直角に外方に延びている。
組立に際しては、停止部材１５をキャビティ１３の一方の側部に挿入する。こ
こで、停止部材１５の一端側の突起１５１，１５２は、キャビティ１３を画成し
ている壁に強固に当接し、アンカー１５５は、凹部１３１内に収容される。次に
円弧状の歯付部材１４が、キャビティ１３の他方の側部に挿入される。ここで、
歯付部材の他面側は、キャビティ１
３を画成する壁に当接し、突出部１４１は停止部材１５のポスト１５６に対向す
る。スプリング１６が停止部材１５と円弧状歯付部材１５の間に介装される。こ
こで図３に示されるように、スプリングの一端は突出部１４１に、他端部はポス
ト１５６に取付けられる。次に、ラチェットホイール２０が、ヘッド部１０の受
入れ空間１２内に挿入される。ここでラチェットホイールの歯２１は、歯付部材
１４の一面側に設けられた歯１４２と噛合する。
動作について説明すると、弛緩又は締結すべき図示せぬナットが公知の態様で
ラチェットホイール２０と係合し、使用者は、ハンドル１１を把持して、ヘッド
部１０とナットとを第１方向、例えば時計回り方向に回転させるようにリングス
パナを動かす。ヘッド部１０が所定角度回転すると、（ラチェットホイール２０
は歯付き部材１４と噛合しているので）歯付部材１４は図４に示される位置に移
動し、スプリング１６は圧縮される。リングスパナを初期位置に戻す必要がある
場合には、使用者はリングスパナ全体を上方に引上げてナットとの係合を解き次
にリングスパナを下降させてナットと再係合させる必要はない。その代りに、リ
ングナットは逆回転可能な構成であるので、使用者は、リングナットを反対方向
に、例えば反時計回り方向に直接回動させる。これは、歯付部材の歯１４２とラ
チェットホイール２０の歯２１の形状によって、この反対方向の回転が可能であ
る状態では、スプリング１６の付勢力によって、歯付部材１４が図３に示される
初期位置に戻されるためである。
作業中にはしばしば異物がヘッド部のキャビティ１３に侵入するが、その場合
に、歯付部材１４に異物が付着しているので、上述した反対方向の回転が必要な
ときでも、歯付部材はただちに初期位置に戻ることができなくなる場合がある。
これは、歯付部材１４がラチェットホイール２０から離脱できないためである。
このような状況では、図４で見たと
き、歯付き部材１４はラチェットホイール２０に載って更に右方向に移動し、、
停止部材１５のウイング１５３、１５４と当接する。そのことにより、停止部材
１５に力が作用する。この力は直角方向の力と長手方向の力となり、歯付部材１
４をウイング１５３、１５４の側縁部１５３１、１５４１に沿って所定距離だけ
摺働移動させる（図５の矢印参照）。よって、図５に示されるように、歯付部材
はラチェットホイール２０との係合から解除される。換言すれば、ウイング１５
３、１５４は歯付部材１４を下方に移動案内するためのガイドレールとして作用
し、よって歯付部材はラチェットホイール２０から離間する。そのためスプリン
グ２０による付勢力により、歯付部材を図３に示される初期位置まで移動させる
ことができる。しかして異物が侵入しても、ラチェット型リングスパナは通常ど
おり機能できる。異物は周期的に又は作業を終えた直後に取除けばよい。
図８は本発明による他の実施の形態を示す。図２に示される実施の形態では、
ラチェットホイール２０の外周面に複数の歯２１が設けられ、内周面側でナット
等の側面と係合する。一方図８に示される実施の形態では、ラチェットホイール
２０の外周面は、凹面形状をなして一様に複数の歯２１が設けられている。歯は
互いに離間し、またそれぞれの歯は凹面湾曲形状をなす。円弧状の歯付部材１４
即ち爪が、キャビティ１３内に配置され、爪の一端には突出部１４１が設けられ
、爪の一面側にはラチェットホイール２０の歯２１と噛合する複数の歯１４２が
設けられている。それぞれの歯１４２はラチェットホイールの凹面湾曲形状の歯
２１と係合するために凸面湾曲形状をなす。そのため、図８に示される実施の形
態によるラチェットレンチのラチェットホイールと爪は、互いに噛合する多数の
湾曲形状の歯を有し、その結果、歯同士の噛合力を強めている。キャビティ１３
内には弾性板の停止部材１５が配置され、停
止部材はその一端側に２個の突起１５１、１５２が設けられ、他端側には凹部１
３１内に延びるＵ字形のアンカー１５５が設けられる。弾性板１５は更に、その
側面中央部から外方に延びるポスト１５６と、一対のウイング１５３、１５４が
設けられる。これらウイングは、弾性板の２辺である長手方向縁部の中央部から
、弾性板の長手方向に対して直角に外方に延びている。
本発明について、最良の実施の形態に基づいて説明したが、後述する請求の範
囲に記載された発明の精神や範囲を逸脱しない限りにおいて、適宜修正や変更が
可能である。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Ratchet type ring spanner
Technical field
The present invention relates to a ratchet type ring spanner, and is particularly useful for a repairman.
For improved ring spanner.
Related patent application
This application is related to U.S. Pat. No. 5,636,557 issued June 10, 1999.
Which is a continuation-in-part application of US Pat.
In addition, U.S. Pat.
The description and drawings of US Pat. No. 5,333,427 are also explicitly set forth herein for reference.
Background art
Hand tools play a large role in civilized society. Since bolts and nuts were invented
Of all hand tools, spanners are considered the most important.
Has been used. For example, combination wrench, open wrench, rings
Pana and socket ratchet wrench. Fig. 6 shows a socket ratchet wren
H. This wrench is provided on the handle 40 and the head 42.
And a switch button 41 provided during operation.
The reversible direction of the ratchet attached to the part 42 is switched.
The drawback of this socket ratchet wrench is that it requires work
Switch button 4 while holding the socket ratchet wrench with one hand.
The point is that one must be switched. Another disadvantage is that the head
Since the complex components required for the replacement operation are accommodated, the head
However, it cannot be used in narrow places.
A professional repairman uses a combination wrench to install and remove nuts in tight spaces
(See Fig. 7) Use an open wrench or ring spanner. These engineering
A disadvantage common to tools is the cumbersome use procedure. That is, rotate the tool a certain angle
After that, pull out the tool from the nut, insert the tool into the nut again, and
The nut must rotate and continue until the nut is tightened or loosened.
You have to. These tasks are particularly disadvantageous in confined spaces.
No.
A reversible ring spanner has been proposed to overcome the above disadvantages. Reversible
The spanning wrench consists of a ratchet wheel attached to the head of the
With a cavity formed at the joint of the nut to accommodate the spring and the claw
I have. The pawl is biased by a spring to engage and disengage with the ratchet wheel.
And perform the necessary latch operation. However, the claws are simply ratchet wheels
The maximum torque is relatively small and relatively large because it meshes with only one tooth of
It has been found that the application of torque can damage the claws. Plus a spa
It is extremely difficult to form a cavity with a thickness of 1 cm at the joint of the corners.
In addition, the cavities are angled to ensure that the ratchet wheel and pawl engage.
It must be formed so as to extend. Because the tolerance is very small,
The difficulty of forming the cavity will be further increased. Spanner head thickness
Can solve this problem by increasing the socket ratchet.
With a large head such as a wrench head, a spanner can be effectively used in a narrow space.
Cannot be used.
For this reason, a ratchet to reduce or eliminate the above unresolved problems
The improvement of the ring wrench has been desired for many years.
Disclosure of the invention
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a ratchet-type link for a professional repairman who is easy to operate and easy to assemble.
To provide a gaspana.
Another object of the present invention is to operate even if foreign matter such as dust enters the spanner head.
An object of the present invention is to provide a ratchet type ring spanner that does not impair reliability.
A ratchet-type ring spanner according to the present invention has a handle and a head, and
The pad has a circumferential wall inside that defines a receiving space, and the circumferential wall has a handle.
And a cavity is defined in the joint. Ratchet
The wheel is located in the receiving space and the outer surface of the ratchet wheel has several teeth.
Are provided, and a polygonal inner peripheral surface is formed to fasten or loosen nuts.
Engages the surface of the
A pawl is located in the cavity, one side of which engages with the ratchet wheel teeth
Are provided, and the other surface is in contact with the wall surface of the cavity. Stop member
Is provided in the cavity, and a first end of the stop member is provided on a wall defining the cavity.
Abut A spring is interposed between the stop member and the pawl to separate the pawl from the stop member
Energize in the direction you want. According to an embodiment, the first end of the stop member has a cavity
There are provided two projections that contact the wall surface that defines
According to a first aspect of the present invention, the pawl has a protrusion, and the post extends from the stop member.
Is running. Here, the first end of the spring is attached to the projection of the pawl,
Is attached to the post of the stop member.
According to another aspect of the invention, the stop member further comprises a pair of wings, the pair of wings being provided.
The wings extend from the center of a pair of longitudinal edges of the stop
Each extends outward at right angles to the longitudinal direction. Foreign matter has entered the cavity
In some cases, the wing is used to release the pawl from the ratchet wheel,
Acts as a guide rail for the pawl, which impairs the work due to foreign objects
The pawl can be returned to the initial position for the next work without any trouble.
According to another aspect of the invention, a recess is formed in the center of the wall defining the cavity.
The stop member is provided with an anchor that is received in the cavity recess.
You.
Other objects, advantages and novel features of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
Revealed by Ming.
BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES
FIG. 1 is a perspective view showing a part of a ratchet type ring spanner according to the present invention.
You.
FIG. 2 is an exploded view of the ratchet type ring spanner shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a ratchet-type ring spanner according to the present invention.
FIG. 4 is a third view illustrating the operation of the ratchet type ring spanner under a normal state.
It is sectional drawing similar to a figure.
FIG. 5 illustrates the operation of the ratchet-type ring spanner in a state where foreign matter has entered.
FIG. 4 is a sectional view similar to FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a conventional socket ratchet wrench.
FIG. 7 is a perspective view of a conventional combination wrench.
FIG. 8 is an exploded view of a ratchet type ring spanner according to a second embodiment of the present invention.
It is.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A ratchet type ring spanner of the present invention will be described with reference to FIGS.
. First, referring to FIGS. 1 to 3, a ratchet-type ring spanner 1 of the present invention
And a head 11. The head 10 accommodates the ratchet wheel 20.
It has a circumferential wall 10a that defines a receiving space 12 for storing. Circumferential wall 10
“a” has a connection area 10 b connected to the handle 11. In the connection area 10b
Defines a cavity 13,
A recess 131 is formed in the center of the wall surface defining the cavity 13.
(See FIG. 3).
2 and 3, the ratchet wheel 20 has a plurality of teeth 21 on its outer peripheral surface.
In addition, a polygonal inner peripheral surface that engages with a side surface such as a nut is formed. Circle
An arcuate toothed member 14, a so-called claw, is arranged in the cavity 13, and the claw is one of them.
A protrusion 141 is provided at the end, and the ratchet wheel 20 is provided on one side.
A plurality of teeth 142 for meshing with the teeth 21 are provided. In the cavity 13
Is further provided with a stop member made of an elastic plate 15. One end of the elastic plate 15
Protrusions 151 and 152 are provided, and the other end side has a substantially U-shape received in the recess 131.
Anchor 155 is provided. The elastic plate 15 further extends outward from the center of the side surface.
An extending post 156 and a pair of wings 153, 154 are provided. These c
The wing extends from the center of the two longitudinal edges of the elastic plate to the longitudinal direction of the elastic plate.
And extend outward at right angles.
During assembly, the stop member 15 is inserted into one side of the cavity 13. This
Here, the protrusions 151 and 152 on one end side of the stop member 15 define the cavity 13.
The anchor 155 is housed in the recess 131 while firmly contacting the wall. next
An arcuate toothed member 14 is inserted into the other side of the cavity 13. here,
The other side of the toothed member is cavity 1
3 and the projection 141 faces the post 156 of the stop member 15.
You. A spring 16 is interposed between the stop member 15 and the arcuate toothed member 15. This
Here, as shown in FIG. 3, one end of the spring is connected to the protrusion 141, and the other end is connected to the post.
156. Next, the ratchet wheel 20 is received by the head unit 10.
It is inserted into the receiving space 12. Here, the teeth 21 of the ratchet wheel are toothed members
14 meshes with teeth 142 provided on one surface side.
In operation, a nut (not shown) to be relaxed or fastened is provided in a known manner.
Engaging with the ratchet wheel 20, the user grips the handle 11 and
Ring 10 so that the part 10 and the nut are rotated in a first direction, for example, clockwise.
Move Pana. When the head 10 rotates a predetermined angle, the ratchet wheel 20
Is engaged with the toothed member 14), the toothed member 14 is moved to the position shown in FIG.
The spring 16 is compressed. Need to return ring spanner to initial position
In this case, the user pulls up the entire ring spanner upward to disengage the nut and
There is no need to lower the ring spanner to re-engage the nut. Instead,
The user can rotate the ring nut in the opposite direction because the
Then, for example, it is directly rotated in the counterclockwise direction. This is because the teeth 142 of the toothed member
This opposite direction of rotation is possible depending on the shape of the teeth 21 of the
In this state, the toothed member 14 is shown in FIG.
This is because it is returned to the initial position.
During work, foreign matter often enters the cavity 13 of the head.
In addition, since foreign matter adheres to the toothed member 14, the above-described rotation in the opposite direction is necessary.
At times, the toothed member may not be able to immediately return to the initial position.
This is because the toothed member 14 cannot be separated from the ratchet wheel 20.
In such a situation, as shown in FIG.
The toothed member 14 moves further rightward on the ratchet wheel 20,
It comes into contact with the wings 153 and 154 of the stop member 15. As a result, the stop member
A force acts on 15. This force becomes a force in the perpendicular direction and a force in the longitudinal direction.
4 along the side edges 1531 and 1541 of the wings 153 and 154 for a predetermined distance
Sliding movement (see the arrow in FIG. 5). Therefore, as shown in FIG.
Is released from engagement with the ratchet wheel 20. In other words, wing 15
Reference numerals 3 and 154 function as guide rails for guiding the toothed member 14 downward.
Thus, the toothed member is separated from the ratchet wheel 20. So spring
The toothed member is moved to the initial position shown in FIG.
be able to. However, even if foreign matter enters, the ratchet type ring spanner
Can function. Foreign matter may be removed periodically or immediately after work is completed.
FIG. 8 shows another embodiment according to the present invention. In the embodiment shown in FIG.
A plurality of teeth 21 are provided on the outer peripheral surface of the ratchet wheel 20, and a nut is provided on the inner peripheral surface side.
Engage with the side surface. On the other hand, in the embodiment shown in FIG.
The outer peripheral surface of 20 is provided with a plurality of teeth 21 in a concave shape and uniformly. Teeth
The teeth are spaced apart from each other and each tooth has a concave curved shape. Arc-shaped toothed member 14
That is, the claw is disposed in the cavity 13, and the protrusion 141 is provided at one end of the claw.
A plurality of teeth 142 meshing with the teeth 21 of the ratchet wheel 20 are provided on one side of the claw.
Is provided. Each tooth 142 is a concavely curved tooth of a ratchet wheel.
21 to form a convex curved shape. Therefore, the embodiment shown in FIG.
The ratchet wheel and pawl of the ratchet wrench according to the state
The teeth have a curved shape, and as a result, the meshing force between the teeth is increased. Cavity 13
A stop member 15 of an elastic plate is disposed in the inside.
The stop member is provided with two projections 151 and 152 at one end, and a recess 1 at the other end.
A U-shaped anchor 155 extending into 31 is provided. The elastic plate 15 further includes
A post 156 extending outward from the center of the side surface, and a pair of wings 153 and 154
Provided. These wings extend from the center of the longitudinal edge, which is the two sides of the elastic plate.
, And extend outward at right angles to the longitudinal direction of the elastic plate.
Although the present invention has been described based on the preferred embodiment, the scope of the claims to be described later.
Modifications and changes may be made without departing from the spirit and scope of the invention described in the box.
It is possible.
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ
Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ
，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，
ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ
Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ
，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ
，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，
ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ
Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ
，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，
ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ
Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ
，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，
ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ
Ｗ
(72)発明者 フ、ボビー
台湾、タイペイ、カング ニング ロー
ド、セクション ３、レーン 75、アリー
235、６番地────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated country EP (AT, BE, CH, CY,
DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, I
T, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ
, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR,
NE, SN, TD, TG), AP (GH, GM, KE, L
S, MW, SD, SZ, UG, ZW), EA (AM, AZ
, BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL
, AM, AT, AU, AZ, BA, BB, BG, BR,
BY, CA, CH, CN, CZ, DE, DK, EE, E
S, FI, GB, GE, GH, GM, GW, HU, ID
, IL, IS, JP, KE, KG, KR, KZ, LC,
LK, LR, LS, LT, LU, LV, MD, MG, M
K, MN, MW, MX, NO, NZ, PL, PT, RO
, RU, SD, SE, SG, SI, SK, SL, TJ,
TM, TR, TT, UA, UG, UZ, VN, YU, Z
W
(72) Inventor Hu Bobby
Taiwan, Taipei, Ganging Row
C, Section 3, Lane 75, Ally
No. 235, 6