JP2002501896A - S−ランソプラゾール組成物及び方法 - Google Patents
S−ランソプラゾール組成物及び方法Info
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Abstract
Description
及び予防する方法、胃の過分泌に関する他の症状を治療する方法、ならびに乾癬
を治療する方法にも関する。
力な不可逆的阻害剤である。この化合物は胃の「プロトンポンプ」阻害剤として
知られる化合物クラスの一つである。これらの化合物は、弱い有機塩基であり、
血漿から胃壁細胞の酸を含む細胞内細管へ受動拡散する。これらの細管腔で見ら
れる低いpHにおいて、プロトン化された化合物は、再配列してピリジニウム・
スルフェンアミド類を形成し、これは細胞内細管を裏打ちする膜に局在化したA
TPアーゼ上に存在するスルフヒドリル基と反応する。スルフヒドリルのアルキ
ル化により、K+ イオンとの交換においてH+ の腔への分泌を触媒する酵素の能
力が阻害される。この阻害により、壁細胞による胃腔への塩酸の分泌が全体的に
減少する結果となる。こうして、胃内のpHが上がる。胃の酸度が低下した結果
として、タンパク質分解酵素であるペプシンの活性も著しく低減する。プロトン
ポンプは酸生成における最終工程であり、このクラスの化合物は関連するH+ ,
K+ −ATPアーゼと共有結合するため、強くかつ長い胃酸分泌の阻害が達成で
きる。
T出願WO95/18612号を参照)。
値は約1.5時間であるが、これは酸阻害効果の持続時間を反映するわけではな
く、酸阻害効果の持続時間は約24時間である。ラセミのランソプラゾールは、
肝臓薬物代謝酵素系に及ぼすその効果においてオメプラゾールの効果に匹敵する
。
る心臓血管性の後遺症又は明白な身体の後遺症は観察されなかったが、絶食中の
血清ガストリンレベルが有意に上昇する。長期間上昇した血清ガストリンは、ラ
ットでは、拡散性及び局所性のエンテロクロマフィン様細胞過形成並びに局所性
腫瘍形成(カルシノイド)に関連するらしいので、これは心配の種である(ラル
ソンら、Gastroenterology、90巻、391−399(198
6))。従って、その利点にもかかわらず、長期治療における肝細胞の腫瘍形成
及び胃のカルシノイドの発生、ならびに急性治療における頭痛、下痢、及び皮膚
の変化を含む(ただし、これらに限らない)ラセミのランソプラゾールの害作用
は依然存在する。また、ラセミのランソプラゾールによるチトクロムP450酵
素の阻害について幾つかの懸念もある(クロマー、Digestion、56巻
、443−454(1995))。この効果は有害な薬物−薬物相互作用を招く
ことになろう。
た。すなわち、全身では、無力症、カンジダ症、胸痛(他に特定されない)、浮
腫、熱、インフルエンザ症候群、口臭、感染(他に特定されない)、倦怠。心臓
血管系では、狭心症、脳血管性偶発症候、高血圧/低血圧、心筋梗塞、動悸、シ
ョック(循環不全)、血管拡張。消化系では、メレナ、食欲不振、胃石、噴門痙
攣、胆石症、便秘、口内乾燥/渇き、消化不良、不全失語症、おくび、食道狭窄
症、食道潰瘍、食道炎、糞便変色、鼓腸、胃小節/胃低腺ポリープ、胃腸炎、胃
腸出血、吐血、食欲増大、唾液分泌の過多、直腸出血、口内炎、しぶり、潰瘍性
大腸炎、嘔吐。内分泌系では、真性糖尿病、甲状腺腫、高血糖/低血糖。血液系
及びリンパ系では、貧血、溶血。代謝障害及び栄養障害では、痛風、体重の増加
/減少。筋骨格系では、関節炎/関節痛、筋骨格痛、筋痛症。神経系では、動揺
、記憶喪失、不安、無感動、精神錯乱、鬱、めまい/失神、幻覚、半身不随、敵
愾心の悪化、性的衝動の低下、神経質、知覚異常、思考の異常。呼吸器系では、
喘息、気管支炎、咳の増化、呼吸困難、鼻血、喀血、しゃっくり、肺炎、上方呼
吸の炎症/感染。皮膚及び付属器では、アクネ、脱毛症、掻痒、発疹、じんまし
ん。特殊感覚では、弱視、聴覚障害、眼痛、視野障害、中耳炎、味覚異常、耳鳴
り。泌尿生殖器系では、異常月経、タンパク尿、胸部膨張/女性化乳房、胸部の
過敏、糖尿、血尿、不能、腎臓結石。
有さない化合物を見出すことがとくに望ましい。
−エリソン症候群、ならびに胃酸分泌に対する阻害作用から利益を得るものを含
む他の疾患を治療するための光学的に純粋なS(−)ランソプラゾールの使用に
関する。S(−)ランソプラゾールは、胃のプロトンポンプに関係するH+ ,K + −ATPアーゼを阻害し、そしてその結果としての壁細胞による胃酸の分泌を
阻害し、胃酸過多に関連する疾患の治療を提供する。本発明は光学的に純粋なS
(−)ランソプラゾールを用いて乾癬を治療する方法にも関する。光学的に純粋
な(−)ランソプラゾールは、この治療を提供する一方、ランソプラゾールのラ
セミ混合物の投与に関係する肝細胞の腫瘍形成、ガストリンの分泌過多、胃の腫
瘍形成又はカルシノイド、頭痛、下痢、及び皮膚の変化を含む(ただし、これら
に限らない)害作用を実質的に低減する。
も関する。
。ラセミのランソプラゾールの調製は合衆国特許の第4,628,098 号及び第4,689,
333 号に記載されている。ラセミのランソプラゾールの医薬化学及び臨床学的側
面は、ガーネット(Ann.Pharmacother.、30巻、1425−
1436(1996))、ラングトリーとヴィルデ(Drugs、54巻、47
3−500、1997)、及びバラデルら(Drugs、44巻、225−25
0(1992))によって概説されている。化学的に、この活性化合物は、2−
[ 3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリド−2−イル]
メチルスルフィニルベンズイミダゾール(I)の(−)異性体である。本明細書
では以降これをランソプラゾールと称する。
のラセミ混合物のみがプレバシッド(登録商標)として市販されている。
ランソプラゾールの合成はそれぞれPCT出願のWO9602535号及びWO
9617077号に記載されており、それらの開示は参照により本明細書にイン
コーポレートされる。非ラセミ混合物からラセミ混合物の結晶化による単一の鏡
像異性体の濃縮はPCT出願WO97/02261号に記載されており、その開
示もまた参照により本明細書にインコーポレートされる。
らにより報告され(Biochem.Pharmacol. 、42巻、1875
−1878(1991))、彼らは、「単離された胃壁細胞においてdb−cA
MPにより刺激される酸形成に対するランソプラゾールの(+)と(−)の鏡像
異性体の効果がほとんど同一であった」と結論付けた。同様に、胃のミクロソー
ムにおいて、これら二つの鏡像異性体によるATPアーゼ活性の阻害は、試験さ
れた濃度範囲では有意な差異を示さなかった。
方で肝細胞の腫瘍形成、ガストリンの分泌過多、頭痛、下痢、及び皮膚の変化を
含む(ただし、これらに限らない)ラセミのランソプラゾールの副作用を実質的
に低減するという点で、胃、十二指腸、及び食道の潰瘍、胃食道の逆流疾患、ゾ
リンジャー−エリソン症候群、乾癬、ならびにH+ ,K+ −ATPアーゼに対す
る阻害作用から利益を得るものを含む他の疾患を治療するための優れた薬物であ
る。ランソプラゾールのS(−)異性体は、以下に論ずるように薬物−薬物相互
作用の発生の低減及び患者に対する投与量の予測性の増大のため、潰瘍及び他の
疾患を治療するための優れた薬剤でもある。驚くべきことに、これは、より低い
第一通過代謝の結果として、より長い持続時間、より高いAUC(曲線下面積−
有効性及び持続性の複合測定)、及びより早い開始も示す。
い量であって潰瘍の症状を軽減するのに充分な量の(−)ランソプラゾール又は
薬学的に許容しうるその塩を治療の必要性があるヒトに投与する工程を含む方法
を包含する。本方法は、ランソプラゾールのラセミ混合物の投与に伴う害作用を
引き起こすには不十分な量を付与することにより、ラセミ化合物の投与に伴う害
作用の付随発生を実質的に低減する。
て、経口投与用の薬学的に許容しうる担体及び治療上有効な量の(−)ランソプ
ラゾール又は薬学的に許容しうるその塩を含むが、その(+)立体異性体を実質
的に含まない組成物も包含する。好ましくは、本組成物は錠剤又はカプセルの剤
形であり、錠剤又はカプセル中の(−)ランソプラゾールの量は15、30、又
は60mgである。
に起因する又はそれに寄与される症状を治療する方法を包含する。ヒトの分泌過
多と関連する状態にはゾリンジャー−エリソン症候群が含まれるが、これに限定
されるわけではない。
実質的に低減する方法を包含する。
を利用することにより、結果として、有効性が強化され、害作用が軽減し、従っ
て治療指数が改善される。それは、治療効果のより迅速な開始及びより長い持続
も提供する。その上、S(−)鏡像異性体は薬物−薬物相互作用をほとんど示さ
ず、いわゆる代謝の良い人と代謝の悪い人との間で患者集団の変動をあまり示さ
ない。従って、各患者に対する有効で安全な用量の予測性がより高いため、ラセ
ミ混合物を投与するよりランソプラゾールの(−)異性体を使用することがより
望ましい。ランソプラゾールのS(−)鏡像異性体はCYP2D6とCYP3A
4の両方により代謝され、R(+)鏡像異性体はCYP2D6のみにより代謝さ
れる。CYP2D6は多型発現する酵素である。S(−)は両方の酵素により代
謝されるため、患者集団において変動性がより少なく、用量レジュメはより予測
し易い。驚くべきことに、S−(−)異性体は、より低い第一通過代謝の結果と
して、より長い持続時間、より高いAUC、及びより素早い開始も示す。
カルシノイド、頭痛、下痢、皮膚の変化、及び薬物−薬物相互作用が含まれるが
、これらに限定されない。
、少なくとも90重量%の(−)ランソプラゾールと10重量%以下の(+)ラ
ンソプラゾールを含む組成物を意味する。より好ましい態様において、「実質的
に(+)立体異性体を含まない」という用語は、少なくとも99重量%の(−)
ランソプラゾールと1重量%以下の(+)ランソプラゾールを含む組成物を意味
する。これらの百分率は組成物中のランソプラゾールの総量に基づくものである
。「実質的に光学的に純粋なランソプラゾールの(−)異性体」又は「実質的に
光学的に純粋な(−)ランソプラゾール」及び「ランソプラゾールの光学的に純
粋な(−)異性体」及び「光学的に純粋な(−)ランソプラゾール」という用語
も上述の量に包含される。
療、軽減、又は緩和することを意味し、従って、吐き気、胸焼け、食後の痛み、
嘔吐、及び下痢の症状を除去することを意味する。
、胃の内容物が食道へと逆流することに起因する症状を治療、軽減、又は緩和す
ることを意味する。
状態を治療する」という用語は、分泌過多に関連するこのような障害を治療、軽
減、又は緩和することを意味し、従って、前述した状態の症状を除去することを
意味する。ゾリンジャー−エリソン症候群は分泌過多に起因する又はそれに寄与
される状態の一つである。
減、又は緩和することを意味し、従って、掻痒、表皮のはがれ、かゆみ、及び熱
傷の症状を除去することを意味する。
上の用量の大きさは、治療される状態の重篤度及び投与経路に応じて変化する。
用量及びおそらく投薬の頻度も、年齢、体重、及び各患者の応答によって変化す
る。一般的に、本明細書に記載した状態のための(−)ランソプラゾールの総一
日用量範囲は、一回用量又は分割用量において約10mgから約180mgであ
る。好ましくは、一日用量範囲は、一回用量又は分割用量において約15mgか
ら約60mgとすべきである。患者の処置において、治療は低用量、おそらく約
10mgから約15mgから始め、患者の全体的な応答に応じて約60mg以上
まで増加すべきである。さらに、子供や65歳以上の患者及び腎臓又は肝臓の機
能に障害のある人達は、まず低用量を受け入れ、各人の応答(複数)及び血中レ
ベル(複数)に基づいて滴定することが薦められる。当業者には明白であるよう
に、これらの範囲外の用量を使用することが必要な場合もありうる。さらに、臨
床医又は治療医は、各患者の応答と連係して、いつどのように治療を中断、調節
、又は終了するかを知っていることに留意したい。「潰瘍を軽減又は緩和するに
は十分であるが前記の害作用を惹起するには不十分な量」、「胃食道逆流の症状
を軽減するには十分であるが前記の害作用を惹起するには不十分な量」、「胃の
分泌過多を軽減するには十分であるが前記の害作用を惹起するには不十分な量」
、及び「乾癬を治療するのに十分な量」という用語は、上述の投与量及び用量頻
度計画により包含される。
ールとラセミのランソプラゾールの両方の相対活性、効能、及び特異性は、デッ
クターらの方法(J.Pharmacol.Exp.Ther.、249巻、1
−5(1989))により動物における薬理学的研究により決定することができ
る。この試験は、相対活性、効能の評価、ならびに特異性の測定を通して治療指
数の評価を提供する。4時間に及ぶ胃液採取の1時間前に、胃のカニューレを埋
め込まれ絶食したラットに(+)ランソプラゾール、(−)ランソプラゾール、
又はラセミ混合物の経口用量又は非経口容量を1回投与する。次いで、各試料に
ついて酸の生成及びpHを測定する。各化合物の用量応答評価を行い、少なくと
も95%まで酸の生成を阻害し且つ胃のpHを7.0以上に維持する最低用量を
決定する。次に、最初の一連の試験で選択された用量で処置された第二群のラッ
トにおいて、血漿ガストリンレベルを測定する。投与後5時間の間にわたって血
液試料を分析用に採取し、両ピークレベルとガストリン応答の曲線下面積分析を
行う。続いて、これらの応答をスチューデントの「t」試験を用いて統計学的に
分析し、等価な抗分泌用量がガストリン応答において差異を示すかどうかを評価
する。
与経路が用いられうる。直腸、非経口(皮下、筋内、静脈内)、経皮、局部、及
び同様な投与形態が可能である。経口投与が好ましい。経口剤形には、錠剤、ト
ローチ、分散剤、懸濁液、溶液、カプセル等が含まれる。
的に許容しうるその塩が含まれ、薬学的に許容しうる担体及び任意選択的に他の
治療成分も含まれる。
薬学的に許容しうる非毒性塩基から調製された塩を指す。本発明の化合物は弱酸
であり、低いpHで不安定であるため、塩は無機又は有機の塩を含む薬学的に許
容しうる非毒性塩基から調製されうる。本発明の化合物のための適切な薬学的に
許容しうる塩基付加塩には、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウ
ム、カリウム、ナトリウム、チタン、及び亜鉛の金属塩、又はリシン、N,N’
−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミ
ン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)及びプロカインか
ら作製される有機塩が含まれる。任意の塩が使用される場合は、ナトリウム塩が
好ましい。
れる。経口固体調製物(粉末、カプセル、及び錠剤など)の場合、澱粉、糖類及
び微結晶セルロースなどの担体、希釈剤、顆粒剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤等が
適しており、経口固体調製物は経口液体調製物より好ましい。組成物にカルシウ
ムとマグネシウムの塩基性塩を含有させることにより、無塩形態でランソプラゾ
ールを含み、なお良好な安定性を保持する錠剤及びカプセルの調製ができること
が見出された。必要ならば、錠剤及び顆粒は標準的な水性又は非水性の技術によ
り被覆されうる。ランソプラゾールに適した経口投与剤形は米国特許第5,035,89
9 号及びPCT出願WO96/01624 、WO97/12580 、及びWO97/25030 に記
載されている。これらの開示は参照により本明細書にインコーポレートされる。
出製剤によっても投与されうる。直腸投与用に適した組成物は欧州出願6451
40に記載されている。その開示は参照により本明細書にインコーポレートされ
る。
成分を含んでいるカプセル、カシェ、又は錠剤などの個別単位として、粉末又は
顆粒として、又は溶液、又は水性液、非水性液、油中水乳濁液、又は水中油乳濁
液中の懸濁物として提供されうる。このような組成物は薬学の任意の方法により
調製されうるが、どの方法も活性成分と一つ以上の必須成分を構成する担体とを
結びつける工程を含む。一般的に、本組成物は、液体の担体又は微細に破砕した
固体の担体または両者と、活性成分とを均一によく混ぜ、必要ならば、生産物を
所望の形状にすることにより調製される。
により調製されうる。圧縮錠剤は、任意選択的な結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤
、界面活性剤、又は分散剤と混合した粉末又は顆粒などの流動性の良い形態の活
性成分を適切な機械で圧縮することにより調製されうる。成形錠剤は、不活性な
液体希釈剤で湿潤させた粉末化合物の混合物を適切な機械で成形することにより
作製されうる。各錠剤は約5mgから約180mgの活性成分を含み、そしてカ
シェ又はカプセルはそれぞれ約5mgから約180mgの活性成分を含むことが
好ましい。錠剤、カシェ、又はカプセルは、経口投与用に(−)ランソプラゾー
ルの約15mg、約30mg、又は約60mgという三つの用量の一つを含むこ
とが最も好ましい。
下の実施例を参照することによりさらに明らかにされる。本発明の目的及び利益
を逸脱することなく、材料及び方法の両方に対して多くの改変がなされ得ること
は当業者には明白であろう。
びヒドロキシプロピルセルロースをともに混合し、水を添加し、混合物を練り混
ぜた後、40℃で16時間真空下で乾燥し、乳鉢で破砕し、16メッシュの篩に
通して顆粒を得る。これにステアリン酸マグネシウムを添加し、得られる混合物
は回転錠剤化機械でそれぞれ200mg重量の錠剤に仕立てる。
り、押出しグラニュレーター(スクリーンサイズ直径1.0mm)で顆粒状にす
る。この顆粒を直ちにスフェロナイザーで球形に変形する。次いで、球形の顆粒
を40℃で16時間真空下で乾燥し、円形の篩に通し、12から42メッシュの
顆粒を得る。
で、流動床グラニュレーターを用いて、実施例2で得られた顆粒を上記の腸溶被
覆組成物で被覆することにより作製する。こうして得られた腸溶顆粒を、カプセ
ル充填機械を用いて1カプセル当たり260mgの量となるように、ナンバー1
硬質カプセルに充填する。
を変えることにより調製されうる。ポリアクリレート・イウドラジットL(登録
商標)及びイウドラジットS(登録商標)シリーズのような腸溶被覆剤は、この
被覆用ポリマーの水性分散液を用いて錠剤をスプレー被覆することにより適用す
ることが好ましい。
Claims (12)
- 【請求項1】 ランソプラゾールを用いて潰瘍を治療する方法であって、ラ
ンソプラゾールの光学的に純粋なS(−)異性体又は薬学的に許容しうるその塩
の治療上有効な量をヒトに投与する工程を含む方法。 - 【請求項2】 胃食道逆流病を治療する方法であって、ランソプラゾールの
光学的に純粋なS(−)異性体又は薬学的に許容しうるその塩の治療上有効な量
をヒトに投与する工程を含む方法。 - 【請求項3】 胃の過分泌に起因する又はそれに寄与される症状を治療する
方法であって、ランソプラゾールの光学的に純粋なS(−)異性体又は薬学的に
許容しうるその塩の治療上有効な量をヒトに投与する工程を含む方法。 - 【請求項4】 前記症状がゾリンジャー−エリソン症候群である請求項3記
載の方法。 - 【請求項5】 乾癬を治療する方法であって、ランソプラゾールの光学的に
純粋なS(−)異性体又は薬学的に許容しうるその塩の治療上有効な量をヒトに
投与する工程を含む方法。 - 【請求項6】 (−)ランソプラゾールが経口投与されるものである請求項
1〜5いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 投与される(−)ランソプラゾール又は薬学的に許容しうる
その塩の量が一日当たり約5mgから約180mgである請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 投与される量が一日当たり約10mgから約60mgである
請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 (−)ランソプラゾール又は薬学的に許容しうるその塩の量
がランソプラゾールの総重量の約90重量%より大である請求項1〜5いずれか
1項に記載の方法。 - 【請求項10】 (−)ランソプラゾール又は薬学的に許容しうるその塩の
量がランソプラゾールの総重量の約99重量%より大である請求項1〜5いずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項11】 経口治療用の薬学的に許容しうる担体、及び治療上有効な
量の(−)ランソプラゾール又は薬学的に許容しうるその塩を含み、その(+)
立体異性体を実質的に含まない薬学的組成物。 - 【請求項12】 錠剤又はカプセルの剤形を有する請求項11記載の薬学的
組成物。
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