JP2002501138A - 吸気/排気弁システム - Google Patents

吸気/排気弁システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸気/排気弁システム 【解決手段】第1弁が第1ポートと摺動係合可能なバルブヘッドとスカート構造とを備える。スカート構造が、キャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シール係合し、スカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ部とこの内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割する。第1流路が、外部キャビティ部と連絡し、第2流路が内部キャビティ部と連絡する。第2弁が燃焼室と内部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポートを開放、閉封するために第1弁に配置されており、スカート構造が第1軸長を有し、管状壁構造が第2軸長を有し、第1軸長が第2軸長よりも短い。この構成が縮小された往復運動量を伴う同心吸気/排気弁システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は内燃機関の吸気/排気弁システムに関する。
【0002】 (発明の背景) 内燃機関に関して一般的に使用される吸気/排気弁システムは、回転弁、スリ
ーブ弁およびポペット弁を含んでいる。この種の弁の内で、ポペット弁が有利で
あり、広く使用されている。一般的な構成において、吸気/排気ポペット弁は互
いに分離されている。
【0003】 使用することの可能な分離吸気/排気ポペット弁のサイズに固有の制限があり
、この種の弁はそれが組み込まれる燃焼室の頂部で開口していなければならない
。燃焼室に対する弁開口部のサイズを最大にする利点があり、これが吸気/排気
工程に利用可能な単位時間当りのチャージ容積を高め、効率および(または)パ
ワー出力の点でエンジンの改善された機能につながり、さらに汚染を減少させる
ことにつながる燃焼工程中の改善をも提供することになる。しかし、それらの結
合構造のために、ポペット弁はシリンダヘッドの利用可能領域で有効に使用でき
ない。従って、弁開口部が吸気/排気流体の流れを制限する。
【0004】 分離された吸気/排気ポペット弁の備えたさらなる欠点は、ポペット弁のシリ
ンダー軸との固有の非対称関係にあることである。非対称である結果、燃料−空
気混合物が燃焼室の中央領域内に導入されず、またこれがために室内で均一に分
配されない。
【0005】 付加的に、排気ガスが室の中央領域から放出されない。従って、この非対称性
が、エンジンが吸気/排気弁処理を実行できる効率を制限している。
【0006】 内燃機関の分離吸気/排気ポペット弁の上述した欠点を軽減することに関して
、集中吸気/排気弁アセンブリを提供する種々の提案がなされている。このよう
な提案には、米国特許第4957073号(BERGERON)、第44494
90号(HANSEN)、第5355848号(DENTON)および第489
3592号(FALERO)に開示された吸気/排気弁システムが含まれている
【0007】 BERGERON特許に確認されるように、集中吸気/排気弁システムのある
従来の提案における欠陥には、構成に関係する過度な量と、燃焼室内の圧縮ガス
に対する排気弁開講部の比較的大きい表面積に起因する負荷問題が含まれている
。BERGERONは、吸気ストローク当りのエンジンを介する単位時間当りの
増大したチャージ容量を改善するとともに、集中弁アセンブリの質量を縮小でき
る集中吸気/排気弁システムを提供することを探究している。それにもかかわら
ず、BERGERONによって提案された吸気/排気システムはなおも望ましく
ない相当な往復運動量がある。
【0008】 FALEROは、外部吸気弁が中空ベル状弁ディスクを有する集中吸気/排気
弁システムを使用している。この外部吸気弁は、ラジアルアームによってベル状
弁ディスクに連結された弁ステムを有し、ラジアルアームと弁ステムの隣接する
端がベル状弁ディスクの領域内に配置されている。ベル状弁ディスクは、ほぼシ
リンダー状側壁を有しており、この側壁の自由端にフランジ部を備え弁座とシー
リング接触し、側壁の他端に内側にカーブした部分を備えている。シリンダー状
側壁は、吸気ポートと排気ポート間に配置されたいくぶん環状突出部によって規
定されたほぼシリンダー状内面と摺動係合している。環状突出部は、ベル状弁デ
ィスクのシリンダー状側壁と共働して、外方吸気弁の動作中、吸気ポートと排気
ポート間で分離を維持する。
【0009】 LALEROはベル状弁ディスクのサイズから分かるように往復運動量の問題
には触れてない。実際に、FALEROによって提案されたベル状弁ディスク吸
気/排気弁システムは、ベル状弁ディスクの側壁の軸長が環状突出部上のシリン
ダー面の軸長を越える構成を使用している。
【0010】 弁が閉状態にあるとき、フランジ部に対向するその端部における内方向カーブ
部が環状突出部に抗して座す必要がなければ、その長さとなるベル形弁ディスク
の側壁が必要であることが理解できる。
【0011】 いずれにしても、ベル形弁ディスクのシリンダー状側壁のサイズは、望ましく
ない相当な往復運動量を伴う弁となる欠点がある。
【0012】 FALEROのさらなる欠点は、ベル形弁ディスクを連結するラジアルアーム
の位置である。弁ステムの隣接する端が、流体の通過する中空ベル形弁ディスク
の領域内に配置されるために、弁ステムの存在が弁内の断面流域を減じる作用を
し、流量の制限をすることになる。
【0013】 FALEROのさらに別の欠点は、シリンダー状面の形成する環状突出部が、
過渡に摩耗したり損傷を受けた場合に容易に再研磨したり、取り替えできない。
【0014】 (発明の概要) 本発明は、上述の先行技術と比較して、あるいは先行技術の提案とは別のもの
として有利な選択を少なくとも提供する縮小された往復運動量を有する吸気/排
気弁システムを提供することを探究している。
【0015】 本発明はシリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に燃焼室を
有する内燃機関の吸気/排気弁システムを提供し、第1ポートを介して燃焼室に
開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2弁とを有し、その一
つが燃焼室へ流れる吸気流体を制御するための開放状態と閉封状態間を移動可能
な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスの流れを制御するための開放状態
と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備し;第1弁が第1
ポートとシーリング係合可能なバルブヘッドとスカート構造とを備えており;ス
カート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シーリング係合し、こ
れによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ部とこ
の内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;第1流路が外部キャ
ビティ部と連絡し;第2流路が内部キャビティ部と連絡し;第2弁が燃焼室と内
部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポートを開放、閉
封するために第1弁に配置されている弁システムにおいて;スカート構造が第1
軸長を有し、管状壁構造が第2軸長を有し、第1軸長が第2軸長さよりも短くな
っている。
【0016】 この構成は、これまでに参照してきた従来技術の提案と比較して縮小された往
復運動量を有する同心吸気/排気弁システムを提供する。往復運動量の縮小は、
(a)(往復運動量の一部を形成する)スカート構造と(往復運動量の一部を形
成しない)壁構造を利用し、吸気/排気ガス流経路と分離し;(b)スカート構
造の軸長が壁構造の軸長よりも短くする構成によって達成される。実際に、スカ
ート構造の軸長をできるだけ短くして、往復運動量を最小にする努力が望ましい
が、一方で弁リフトの高さのような要素に関する有効長さを維持するとともに、
壁構造とスカート構造間のシーリング一体性を維持することは当然である。
【0017】 このスカート構造はシリンダー状で、またキャビティ内の管状壁構造であるの
が好ましい。
【0018】 スカート構造は、締り/滑り嵌めのような適当な手段によって、または両者間
に設けられたシーリング・リングのようなシーリング手段によって管状壁構造と
シール状態に係合できる。
【0019】 管状壁構造がシリンダーヘッドと一体的に形成できるが、別体に形成し、適当
な形態に固定するのが好ましい。
【0020】 第1弁はスカート構造に連結された弁ステムを有しているのが好ましい。弁ス
テムとスカート構造間の連結は、これら両者間に延長する一つまたはそれ以上の
連結要素によって提供できる。好都合なのは、各連結要素は流体流れの方向に薄
い形状を呈し、これによってこの流体流れに対する妨害を最小にしている。
【0021】 好ましくは、弁ステムはスカート構造の領域外に配置される。
【0022】 第1弁ステムは中空で、軸方向経路を提供して、ここに第2弁のステムが受承
されている。第2弁ステムは中空第1弁ステム内に、これに対して往復運動する
ようにガイドされて支持されるのが好ましい。
【0023】 第2弁ステムは第1弁ステムを越えて延長している。
【0024】 第1弁ステムと第2弁ステムは、時間シーケンスでそれぞれの開放状態と閉封
状態間で弁を移動するように作動可能な手段に連結されているのが好ましい。
【0025】 弁スプリングのような第1弁バイアス手段が第1弁を閉封状態にバイアスする
ために設けることができる。
【0026】 弁スプリングのような第2弁バイアス手段が第2弁を閉封状態にバイアスする
ために設けることができる。
【0027】 第1弁は吸気弁であり、また第2弁は排気弁であるのが好ましい。
【0028】 本発明はさらにシリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に燃
焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムを提供し、この弁システムは吸気
ポートを介して燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;燃焼室へ
の流体の流れの吸気を制御するための開放状態と閉封状態間を移動可能な吸気弁
と、燃焼室からの排気ガスを制御するための開放状態と閉封状態間を移動可能な
排気弁とを有する弁アセンブリとを具備し;吸気弁が吸気ポートと摺動係合可能
なバルブヘッドとスカート構造とを備えており;スカート構造が管状壁構造と摺
動し、かつ、シール係合し、これによってスカート構造と壁構造が共働してキャ
ビティを内部キャビティ部とこの内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部
に分割し;吸気流路が吸気流体をそこに分配するために外部キャビティ部と連絡
し;排気流路が内部キャビティ部と連絡し;排気弁が燃焼室から内部キャビティ
部への排気を制御するための吸気弁内の排気ポートを開放、閉封するために吸気
弁に配置されている弁システムにおいて、スカート構造が第1軸長を有し、管状
壁構造が第2軸長を有し、第1軸長が第2軸長よりも短くなっている。
【0029】 本発明は、さらにシリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に
燃焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムを提供し、第1ポートを介して
燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2弁とを有し
、その一つが燃焼室への流体の流れの吸気を制御するための開放状態と閉封状態
間を移動可能な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスを制御するための開
放状態と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備するシステ
ムであって;第1弁が第1ポートと摺動係合可能なバルブヘッドとスカート構造
とを備えており;管状壁構造がキャビティ内に着脱可能に取り付けられており;
スカート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シール係合し、これ
によってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ部とこの
内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;第1流路が外部キャビ
ティ部と連絡し;第2流路が内部キャビティ部と連絡し;第2弁が燃焼室と内部
キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポートを開放、閉封
するために第1弁に配置されている。
【0030】 本発明は、シリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に燃焼室
を有する内燃機関の吸気/排気弁システムを提供し、この弁システムは第1ポー
トを介して燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2
弁とを有し、その一つが燃焼室への流体の流れの吸気を制御するための開放状態
と閉封状態間を移動可能な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスを制御す
るための開放状態と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備
し;第1弁が第1ポートと摺動係合可能なバルブヘッドとスカート構造とを備え
ており;スカート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シール係合
し、これによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ
部とこの内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;外部キャビテ
ィ部と連絡する第1流路と;内部キャビティ部と連絡する第2流路と;第2弁が
燃焼室と内部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポート
を開放、閉封するために第1弁に配置されており;第1弁がスカート構造に連結
された弁ステムを有し、この弁ステムがスカート構造の領域から完全に外部に配
置されている。
【0031】 本発明は、さらにこれまでに規定したように吸気/排気弁システムを収容する
シリンダーヘッドを提供し、このシリンダーヘッドがキャビティを有する本体と
この本体内に着脱可能に受承されたインサートと、このインサートに取り付けら
れた第1弁と第2弁とからなる。
【0032】 (好ましい実施形態の説明) 図面の図1から図10に示した第1実施形態は、シリンダー13を規定するシ
リンダーブロック11を備えた4サイクル内燃機関の吸気/排気弁システム10
に向けられている。ピストン15がシリンダー13内を往復運動するように取り
つけられ、従来の方法でクランクシャフト(図示省略)に連結されている。シリ
ンダーヘッド17がシリンダーブロック11に取り付けられ、シリンダー13の
一端を閉封している。燃焼室19がピストン15とシリンダーヘッド17間でシ
リンダー13内に規定されている。シリンダーヘッド17が、燃焼室19内の燃
焼混合物を点火するためのスパークプラグ(図示省略)を螺合するねじ穴21を
含む。
【0033】 吸気/排気弁システム10は、燃焼可能な空気/燃料混合物を燃焼室19内へ
の導入を制御するとともに、燃焼廃棄物(排気ガス)の燃焼室からの放出を制御
するために設けられている。
【0034】 弁システム10はシリンダーヘッド17内に形成されたキャビティ25を含ん
でいる。キャビティ25はほぼシリンダー状上部25a、球状中間部25b、ほ
ぼシリンダー状下部25cからなる。キャビティ25は、下部25cで燃焼室1
9に吸気ポート27によって開口し、このポートは弁座29によって包囲されて
いる。上部25aと中間部25b間の結合部に、円形凹所24と共同するエッジ
があり、この目的については後述する。
【0035】 吸気流体流れ経路26がシリンダーヘッド17に形成されており、ここに吸気
流体(本実施形態における吸気流体は空気/燃料混合物であるが、ダイレクト燃
料注入システムを有するエンジンにおいては空気のみとなる)を分配するキャビ
ティ25と連絡している。排気流体流れ経路28もシリンダーヘッド内に形成さ
れており、ここから排気ガスが放出されるようにキャビティ25に連絡されてい
る。
【0036】 弁アセンブリ30が、空気/燃料混合物の燃焼室19への吸気を制御するため
の吸気ポート27に関連して開放状態と閉封状態間を可動な吸気弁31を具備し
ている。弁アセンブリ30は燃焼室19からの燃焼廃棄物の流れを制御するため
に開放状態と閉封状態間を可動な排気弁33をさらに具備している。
【0037】 公知の種類のバルブタイミングギヤ32が、各弁31、33の開放状態と閉封
状態間の動きを調整するのに使用される。吸気弁31と排気弁33は、各弁スプ
リング34によって各々閉封状態にバイアスされる。バルブタイミングギヤ32
はプッシュロッド36とロッカアーム38を含んでいる。
【0038】 吸気弁31はバルブヘッド35とスカート構造37、中空弁ステム39、弁ス
テム39をスカート構造37に連結する連結構造41を備えている。バルブヘッ
ド35はバルブ面43を備え、吸気弁が閉封状態にあるときに吸気ポート27の
弁座29とシール状態に係合するように適用されている。スカート構造37はシ
リンダー状構成になっており、その目的については後述する。連結構造41がス
カート構造37と弁ステム39間に延長し、図面の図6に最もよく示したように
弁ステムに関して円周方向に隔置された複数の連結要素44を含んでいる。この
連結要素44は各々弁ステムの軸長に沿って薄い形状を呈し、これによってスカ
ート構造37と弁ステム39間に規定された領域を介する流体流れのあらゆる妨
害を最少にしている。これについては後ほど詳述する。連結要素44はスカート
構造37の全軸長に実質的に延長しており、これによってスカート構造と弁ステ
ム間の適切な支持を提供している。弁ステム39がスカート構造37の領域より
完全に外部に配置されているので、スカート構造内の断面流れ域を必要としない
【0039】 スカート構造37が、キャビティ25内に配置された環状壁構造49と摺動、
かつ、シール係合し、これによってスカート構造と環状壁構造が共働してキャビ
ティを内方キャビティ部51と、この内方キャビティ部を取り巻く外方キャビテ
ィ部53に分割している。
【0040】 環状壁構造49がキャビティ25内に着脱可能に取り付けられるように適用さ
れている。環状壁構造49は環状本体54を含んでおり、この環状本体に隣接し
、かつ、その一端から内方向に隔置された取付フランジ部55を備えている。取
付フランジ部55の内方向スペースが、その前記一端で本体上に位置決め部56
を伴う管状壁構造49を提供する。管状壁構造49の位置決め部56は、キャビ
ティ上部25aと中間部25b間のエッジ22内の円周凹所24に受け入れられ
るように適用され、取付フランジ部55が図1、3および4に最もよく示したよ
うにエッジ22に抗して受承されている。取付フランジ部55は小ねじ(図示省
略)のようないずれ適当な形態でシリンダーヘッド17に着脱可能に固定される
ように適用されている。
【0041】 管状壁構造49がキャビティ内に着脱可能に取り付られているので、必要に応
じて修理または交換のために取り外すことができる。
【0042】 スカート構造37は締まり/滑り嵌めの方法で管状壁構造49とシール状態に
係合でき、スカート構造の壁構造に対する往復運動を許容する一方で、両者間に
有効なシールを提供する。
【0043】 スカート構造37は、壁構造49の軸長(図10で参照記号Yで示されたよう
に)よりも短い軸長(図7の参照記号Xで示されたように)を有している。この
種の構成が吸気弁31の往復運動量の縮小を意図することになる。実際に、スカ
ート構造の軸長Xは実現可能に小さくすることが望まれ、往復運動量を最小にす
る一方で、弁リフトの高さおよび壁構造とスカート構造間のシーリングの一体性
のような要素を考慮して壁構造との組み合わせで有効な動作を提供するために十
分な長さを維持することは当然である。
【0044】 吸気弁31のステム39はキャビティ25を通って軸方向に延長し、シリンダ
ーヘッド17内でガイドホール57を通って軸方向に一致している。このガイド
ホール57はシリンダーヘッド17に取り付けられたガイドスリーブ58によっ
て規定されている。
【0045】 中空ステム39が軸方向経路40を有し、ベアリング面を提供する縮小部の二
つの部分(図示省略)を含んでいる。
【0046】 バルブヘッド35が排気ポート61を含み、内方キャビティ部51と燃焼室1
9間に流体連絡を提供している。排気ポート61が弁座63によって取り巻かれ
ている。
【0047】 排気弁33が吸気弁31内に配置され、吸気弁31内に規定された排気ポート
61を開放、閉封して、排気ガスの燃焼室19からの排気ガスの流れを調整する
【0048】 排気弁33はバルブヘッド65と弁ステム67とを備えている。バルブヘッド
65がバルブ面69を提供し、排気弁が閉封状態にあるときに、排気ポート61
内の排気ポート弁座63とシール状態に係合するように適用されている。
【0049】 排気弁ステム67が吸気弁31の中空弁座37の軸方向経路40内に摺動可能
に支持され、ステムに沿ったガイド運動を許容する。中空弁ステム39内の軸方
向経路40のベアリング面(図示省略)が弁座67に摺動、かつ、案内可能に支
持され、一方で二つのステム間の接触の範囲を制限し、これで摩擦損失を縮小し
ている。
【0050】 排気弁33の弁ステム67が、図示したように吸気弁31の弁ステム39を越
えて延長している。
【0051】 吸気弁ステム39と排気弁ステム67が、バルブタイミングギヤ32に応答し
て、吸気弁と排気弁を時間シーケンスでそれぞれの開放状態と閉封状態間で移動
させるように動作する。
【0052】 実施形態による吸気弁と排気弁システムの動作について次に説明する。
【0053】 図面の図1は吸気弁31と排気弁33のそれぞれ閉封状態を示す。弁システム
につき、吸気弁31と排気弁33が最初にその閉封状態にある排気ストロークの
開始からの動作を説明する。排気ストローク中、排気弁33が閉封状態から開放
状態に移動せしめられ、図3に示すように吸気弁31内で排気ポート61との係
合が解放される。燃焼室19内の圧力下で排気ガスが排気ポート61を通して内
方キャビティ部51に流れ、ここから排気流れ経路28に流れる。排気弁が続い
て排気ステージを完全に閉封する。本実施形態において、吸気弁31と排気弁3
3の動作のタイミングはオーバーラップしており、吸気弁31が開き始めると、
排気弁33が開く。この構成で、吸気弁31がその弁座から離れるように移動し
、排気弁33と一致し、一方で後者が開いて図4に示すように排気弁の閉封を実
行する。吸気弁31の開放が空気−燃料混合物の吸気経路26に沿い、外方キャ
ビティ部53への流れ、吸気ポート27を介する燃焼室19への流入を許容する
。吸気ストロークの完了後に、吸気弁31が図面の図1に示した閉封状態に戻る
とともに、排気弁33が閉封される。開放状態と閉封状態間の吸気弁31の往復
運動中、スカート37が管状壁構造49とのシール状係合を維持する。これが、
吸気混合物と排気ガスの別々の流れ経路を保証する。
【0054】 本実施形態にいおて、吸気弁31は同心弁アセンブリ30内に二つの弁の外方
のものである。このような構成にはいくつかの利点があり、一つは外方弁が大き
く、かつ、流体の流れの制限が少なく、吸気処理の点で有利である。他の利点は
、吸気混合物がシリンダーヘッド17(より詳しく説明すると、管状壁構造49
と吸気弁31と関連する)と関連して熱交換関係にあり、また、そこから熱を受
け、またある一定の冷却を提供する。
【0055】 これまでの説明から、内方壁構造との組み合わせで機能する二つの同心弁の外
部にあるスカートの特徴が、簡単であり、しかも実施形態による同心吸気/排気
弁システムの往復運動量の縮小を提供することは明白である。
【0056】 第1実施形態において、吸気弁31と排気弁33の各々の動作を制御するバル
ブタイミングギヤ34は、アンダーヘッドタイプである。
【0057】 次に図11、12および13を参照して、第2実施形態による吸気/排気弁シ
ステム10はバルブタイミングギヤを除いて第1実施形態のものと同様である。
本実施形態において、バルブタイミングギヤ90は、従来構造でなないオーバー
ヘッド形態をなす。このバルブタイミングギヤ90は、上方ロッカーアーム91
と下方ロッカーアーム92を使用している。バルブスプリング93が、排気弁3
3のステム67に取り付けられた上方スプリングリテーナ95と吸気弁31のス
テム39に取り付けられた下方スプリングリテーナ97間に設けられている。
【0058】 上方および下方ロッカーアーム91と92はそれぞれ二つのカムプロフィル1
01、102を有する共通カム99によって作動される。上方ロッカーアーム9
1はカムプロフィル101によって作動され、また下方ロッカーアーム92はカ
ムプロフィル102によって作動される。
【0059】 上方ロッカーアーム91が排気弁33の動作を制御し、その弁ステム67の自
由端で作動する。下方ロッカーアーム92が吸気弁31の動作を制御し、吸気弁
31に取り付けられた下方スプリングリテーナ97の下部上で作動する。
【0060】 図11と12を参照して、下方ロッカーアーム92がカム102のローブ10
4上に配置され、リテーナ97がシリンダー13に向う移動を阻止し、吸気弁3
1を閉状態に維持する。下方ロッカーアーム92がカム102のフラット103
に位置付けされたとき、下方ロッカーアーム92が「休止」され、図13に示し
たようにスプリング93が拡張し、リテーナ97がシリンダー13に向かって押
圧され、吸気弁31が開される。
【0061】 この構成は、共通弁スプリング93だけでなく共通カム99およびその関連す
る駆動機構に利点がある。
【0062】 第1および第2実施形態において、弁システムはシリンダーヘッド17に組み
込まれるが、その三つの部25a,25bおよび25cと、関連する吸気経路2
5、排気経路28、並びに弁座29でキャビティを形成する必要があるために製
造上のある種の困難が生じる。同様にして、この種の構造はシリンダーヘッドの
修理または交換を必要とするときに困難が生じる。
【0063】 これらの困難を少なくする観点で、図14から17に示した第3実施形態によ
る吸気/排気弁システムは、モジュラ構造のシリンダーヘッド110を使用して
いる。このシリンダーヘッド110はインサート115を受承するキャビティ1
13で形成された本体111からなる。本体111はキャビティ113に開口す
る吸気経路26と排気経路28で形成されている。
【0064】 インサート115はキャビティ25と関連する弁座29で形成され、また吸気
弁31と排気弁33を収容している。
【0065】 インサート115が本体111内のキャビティ113に受承されると、インサ
ート内のキャビティ25が本体111内の吸気経路26と排気経路28と一致す
る。従って、これが第1および第2実施形態と同様の同心吸気/排気弁システム
を含むシリンダーヘッド110を提供する。
【0066】 しかし、本実施形態は、インサート115(およびこれに伴う吸気弁31と排
気弁33)が必要に応じて修理または交換のために容易に取り外すことができる
という利点を有する。
【0067】 本発明の範囲は説明した種々の実施形態の範囲に限定されるものではないこと
を理解しなければならない。
【0068】 本明細書を通して、前後関係を必要としない限り、用語「具備する」または「
備える」あるいは「備えている」のようなそのバリエーションは、説明された完
全なもの、あるいはグループをなす完全なものを包含することを意図するが、方
法工程を含むいずれ他の完全なものまたはグループをなす完全なものを除外する
ものではないことが理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 吸気弁と排気弁が閉封状態にあることを示している第1実施形態による吸気/
排気弁システムと共同するシリンダーヘッドの概略断面図。
【図2】 図1の側面図。
【図3】 排気弁が開状態にあることを示している以外、図1と同様の状態を示す図。
【図4】 吸気弁も開状態にあることを示している以外、図1と同様の状態を示す図。
【図5】 吸気/排気弁システムの一部を形成する吸気経路と排気経路を示すシリンダー
ヘッドの側面図。
【図6】 弁アセンブリに使用された吸気弁の側面図。
【図7】 吸気弁の側断面図。
【図8】 弁アセンブリに使用された排気弁の側面図。
【図9】 弁アセンブリの一部を形成する壁構造の側面図。
【図10】 壁構造の側断面図。
【図11】 吸気弁と排気弁が閉封状態にあることを示している第2実施形態による弁シス
テムと共同するシリンダーヘッドの概略断面図。
【図12】 排気弁が開状態にあることを示している以外、図11と同様の状態を示す図。
【図13】 吸気弁も開状態にあることを示している以外、図11と同様の状態を示す図。
【図14】 第3実施形態による吸気/排気弁システムと共同するモジュラー構造のシリン
ダーヘッドの概略断面図。
【図15】 図14のシリンダーヘッドの側断面図。
【図16】 図14のシリンダーヘッドの一部を形成する本体の側断面図。
【図17】 図16の本体に受承されるべく適用されたインサートの側面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA02 AA05 AA17 AA19 BA09 CA04 CA11 CA13 CA18 CA29 CA32 CA33 CA36 CA37 CA51 CA52 CA57 FA39 GA00 GA01 3G024 AA09 AA11 AA13 BA20 DA01 DA03 DA04 DA08 FA00 FA08 FA13 GA40

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に燃
    焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムであって、第1ポートを介して燃
    焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2弁とを有し、
    その一つが燃焼室へ流れる吸気を制御するための開放状態と閉封状態間を移動可
    能な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスの流れを制御するための開放状
    態と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備し;第1弁が第
    1ポートとシーリング係合可能なバルブヘッドとスカート構造とを備えており;
    スカート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シーリング係合し、
    これによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ部と
    この内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;第1流路が外部キ
    ャビティ部と連絡し;第2流路が内部キャビティ部と連絡し;第2弁が燃焼室と
    内部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポートを開放、
    閉封するために第1弁に配置されている弁システムにおいて、スカート構造が第
    1軸長を有し、管状状壁構造が第2軸長を有し、第1軸長が第2軸長よりも短い
    ことを特徴とする吸気/排気弁システム。
  2. 【請求項2】 スカート構造がシリンダー状である請求項1に記載の吸気/
    排気弁システム。
  3. 【請求項3】 第1弁がスカート構造に連結された弁ステムを有している請
    求項1または2に記載の吸気/排気弁システム。
  4. 【請求項4】 弁ステムが一つまたはそれ以上の連結部材によってその両者
    間に延長してスカート構造に連結されている請求項3に記載の吸気/排気弁シス
    テム。
  5. 【請求項5】 各連結部材が流体流れの方向に薄い形態をなしている請求項
    4に記載の吸気/排気弁システム。
  6. 【請求項6】 弁ステムがスカート構造の領域の外部に配置されている請求
    項3、4または5に記載の吸気/排気弁システム。
  7. 【請求項7】 第1弁ステムが中空で、軸方向経路を提供し、ここに第2弁
    のステムが受承されている請求項3から6のいずれかに記載の吸気/排気弁シス
    テム。
  8. 【請求項8】 第2弁のステムが、中空第1弁ステム内に案内されるように
    して支持され、これに対して往復運動する請求項7に記載の吸気/排気弁システ
    ム。
  9. 【請求項9】 第2弁のステムが、第1弁ステムを越えて延長している請求
    項8に記載の吸気/排気弁システム。
  10. 【請求項10】 第1弁および第2弁が、時間シーケンスでそれぞれの開放
    状態と閉封状態間で弁を移動するように作動可能な手段に連結されている先行請
    求項のいずれかに記載の吸気/排気弁システム。
  11. 【請求項11】 第1弁が吸気弁であり、第2弁が排気弁である先行請求項
    のいずれかに記載の吸気/排気弁システム。
  12. 【請求項12】 管状壁構造がシリンダー状である先行請求項のいずれかに
    記載の吸気/排気弁システム。
  13. 【請求項13】 管状壁構造がキャビティ内に着脱可能に取り付けられてい
    る先行請求項のいずれかに記載の吸気/排気弁システム。
  14. 【請求項14】 管状壁構造が取付フランジを有する環状本体を含んでいる
    請求項13に記載の吸気/排気弁システム。
  15. 【請求項15】 取付フランジが環状本体に近接するとともに、その一端か
    ら内側に隔置され前記一端において本体上に配置位置を提供し、この配置位置が
    キャビティ内の配置凹所に受承されている請求項14に記載の吸気/排気弁シス
    テム。
  16. 【請求項16】 シリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内
    に燃焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムであって、吸気ポートを介し
    て燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;燃焼室への流体の流れ
    の吸気を制御するための開放状態と閉封状態間を移動可能な吸気弁と、燃焼室か
    らの排気ガスを制御するための開放状態と閉封状態間を移動可能な排気弁とを有
    する弁アセンブリとを具備し;吸気弁が吸気ポートと摺動係合可能なバルブヘッ
    ドとスカート構造とを備えており;スカート構造が管状壁構造と摺動し、かつ、
    シール係合し、これによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部
    キャビティ部とこの内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;吸
    気流路が吸気流体をそこに分配するために外部キャビティ部と連絡し;排気流路
    が内部キャビティ部と連絡し;排気弁が燃焼室からと内部キャビティ部への流体
    流れを制御するための吸気弁内の排気ポートを開放、閉封するために吸気弁に配
    置されている弁システムにおいて、スカート構造が第1軸長を有し、管状壁構造
    が第2軸長を有し、第1軸長が第2軸長よりも短いことを特徴とする吸気/排気
    弁システム。
  17. 【請求項17】 シリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内に
    燃焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムであって、第1ポートを介して
    燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2弁とを有し
    、その一つが燃焼室への流体の流れの吸気を制御するための開放状態と閉封状態
    間を移動可能な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスを制御するための開
    放状態と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備する弁シス
    テムにおいて;第1弁が第1ポートと摺動係合可能なバルブヘッドとスカート構
    造とを備えており;管状壁構造がキャビティ内に着脱可能に取り付けられており
    ;スカート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ、シール係合し、こ
    れによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内部キャビティ部とこ
    の内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;第1流路が外部キャ
    ビティ部と連絡し;第2流路が内部キャビティ部と連絡し;第2弁が燃焼室と内
    部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の第2ポートを開放、閉
    封するために第1弁に配置されていることを特徴とする吸気/排気弁システム。
  18. 【請求項18】 管状壁構造が、シリンダー状である請求項17に記載の吸
    気/排気弁システム。
  19. 【請求項19】 管状壁構造が、キャビティ内に着脱可能に取り付けられて
    いる請求項17または18に記載の吸気/排気弁システム。
  20. 【請求項20】 管状壁構造が、取付フランジを有する環状本体を含んでい
    る請求項19に記載の吸気/排気弁システム。
  21. 【請求項21】 取付フランジが、環状本体に隣接するとともに、その一端
    から内側に隔置され前記一端において本体上に配置位置を提供し、この配置位置
    がキャビティ内の配置凹所に受承されている請求項20に記載の吸気/排気弁シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 シリンダーヘッドによって一端で閉封されたシリンダー内
    に燃焼室を有する内燃機関の吸気/排気弁システムであって、第1ポートを介し
    て燃焼室に開口するシリンダーヘッド内のキャビティと;第1弁と第2弁とを有
    し、その一つが燃焼室への流体の流れの吸気を制御するための開放状態と閉封状
    態間を移動可能な吸気弁であり、他方が燃焼室からの排気ガスを制御するための
    開放状態と閉封状態間を移動可能な排気弁である弁アセンブリとを具備する弁シ
    ステムにおいて;第1弁が第1ポートと摺動係合可能なバルブヘッドとスカート
    構造とを備えており;スカート構造がキャビティ内の管状壁構造と摺動し、かつ
    、シール係合し、これによってスカート構造と壁構造が共働してキャビティを内
    部キャビティ部とこの内部キャビティ部を取り巻く外部キャビティ部に分割し;
    第1流路が外部キャビティ部と連絡し;第2流路が内部キャビティ部と連絡し ;第2弁が燃焼室と内部キャビティ部間の流体流れを制御するための第1弁内の
    第2ポートを開放、閉封するために第1弁に配置されており;第1弁がスカート
    構造に連結された弁ステムを有し、この弁ステムがスカート構造の領域から完全
    に外部に配置されていることを特徴とする吸気/排気弁システム。
  23. 【請求項23】 先行請求項のいずれかによる吸気/排気弁システムを収容
    するシリンダーヘッドであって、キャビティを有する本体とこの本体内に着脱可
    能に受承されたインサートと、このインサートに取り付けられた第1弁と第2弁
    とからなることを特徴とするシリンダーヘッド。
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