JP2002500767A - 物体を検出するための方法および装置 - Google Patents

物体を検出するための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 動的散乱媒体内に位置する物体を検出する方法であって、この方法は、i)媒体内に所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け、ii)媒体から出る動的散乱光を検出し、iii)時間または周波数の変域において検出光の光子を相関させ、iv)該相関と、媒体のみによって散乱した光子から発生する相関との間の相違を分析することにより物体の存在を決定し、v)前記相関の分析と、媒体内での所定波長の光波の平均伝送路の知識とから媒体内での物体のおおよその位置を決定する、ものである。

Description

【発明の詳細な説明】 物体を検出するための方法および装置 本発明は、物体の検出および/または撮像(imaging)のための方法と装置に関 する。 濁った媒体を介しての撮像が、飛行時間測定(Time of Flight measurements) を用いてしばしば行われている。飛行時間測定の種々の方法が知られている。こ れらの方法の大部分は、光のパルスが反射路を進むのに要する時間を測定するも のである。光の速度は一定で、かつほとんどの材料について公知であるので、飛 行時間の測定は、光が通過する媒体の像(image)に容易に変換可能である。 飛行時間撮像は、長い距離にわたって撮像を行うときや半濁媒体内で撮像を行 うときに、特に有効である。しかしながら、短距離の像解像力(resolution)が急 激に低下する場合に対処するとき、光の速度は非常に速いので、例えば1mの空 間解像力には5nsの時間解像力をもつディテクターが必要になる。このように 、最短の測定可能距離と飛行時間撮像を用いて得られる像解像力は、使用される ディテクターの応答時間によって制限される。また、飛行時間撮像の別の不都合 な点は、使用されるディテクターのリセット時間がジター時間(jitter time)よ りもかなり長いので、そのディテクターは、全体の操作時間のうち非常に短い時 間だけの検出しかできないことである。濁った媒体を介して撮像を行う代わりの 方法として、音波を用いたもの(例えば超音波撮像)がある。しかしながら、音 波撮像では、音波が広く拡散するために空間解像力が不足することになる。 撮像のさらに別の公知の方法として、コヒーレント光の2つのビーム(一方は ターゲットから散乱する)の干渉から物体の像を形成するホログラフィック撮像 がある。ホログラムは、ターゲットの不可視のパラメータ、例えばエンジンブロ ックの振動を解析するのに使用されている。しかしながら、ホログラフィック撮 像には幾つかの不都合がある。第1に、ターゲットまでの距離にわたって干渉す る2つの調査ビームを必要とする。第2に、ホログラムは、不透明な媒体を介し ての撮像には適さない。したがって、ホログラムを得るために用いられる光の単 一の光子伝送路(photon transport path)よりも大きい距離では像を作ることが できない。第3に、ホログラムは光の散乱を起こす媒体を介しての測定に適さず 、光の散乱は得られる像の質を低下させることになる。 幾つかの公知の技術では、探査波が通過、散乱、反射、またはターゲットに吸 収されるときに乱される。これらの技術は、ターゲットと相互に作用するために 、探査波のために用いられるエネルギの形態やその周波数を選ばなければならず 、そのために検出(すなわち低い吸収、および/または、高い空間解像力、およ び/または、ノイズに関する高い信号)のために最も効果的であるとは言えなか った。 本発明の目的は、上記不都合を解消するか、または、実質的に軽減することに ある。 本発明の第1の態様では、動的散乱媒体内にある物体を検出する方法を提供す る。その方法は、 i)媒体内に所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け、 ii)媒体から出る動的散乱光(dynamically scattered light)を検出し、 iii)時間または周波数の変域(domain)において検出光の光子を相関させ、 iv)該相関と、媒体のみのよって散乱された光子から発生する相関との間の相 違を分析することにより物体の存在を決定し、 v)前記相関の分析と、媒体内における所定波長の光波の平均伝送路の知識と から媒体内での物体のおおよその位置を決定する、ものである。 前記用語「光波」は、可視光に限定されず、すべての適当な波長の電磁気放射 を含むものと解釈すべきである。 前記媒体は比較的高密度の濁った媒体であってもよく、前記物体は前記媒体よ りも多少濃く(dense)、かつ多少粘性をもっていてもよい。また、前記物体は、 入射光波を吸収および/または反射する物体であってもよい。 本発明(この明細書中、「散乱波撮像」という)は、散乱波分光学(DWS) の公知の技術を組み込んでいる。DWSは、濃い懸濁液または乳濁液中でのミク ロン以下の粒子の分粒や体積流動測定(bulk rheology measurements)のために使 用される。DWSは、濁った媒体内における個々の物体の撮像には適用できない 。 さらに、DWSは個々の粒子の確認にも使用できない。自動相関線(auto-correl ation traces)の軸に近い光子の抑制(suppression)は、DWSの限界として扱わ れる。複合的な散乱現象を受ける光子の抑制は、像を形成するために、多くの測 定を行うことによって、物体の存在を決定するのに使用可能であることを発明者 らは理解している。 本発明では、2つの光子伝送路よりも長い光学的距離を移動する光子を用いて 像を得ることができる。これは、1度以上散乱した光を取り除くか、または濾過 するという、濃い媒体の従来の撮像とは反対である。本発明は弾道的(ballistic )で、かつ低いレベルの散乱を受ける光子を必要としないので、弾道散乱が制限 される非常に濃い懸濁液の撮像に適している。 前記ステップ(i)〜(v)は、光散乱媒体内で異なる平均伝送路を有する異 なる所定周波数のコヒーレント光波を用いて、連続的または同時に繰り返しても よく、これによりそれぞれの相関の分析と、それぞれの平均伝送路の知識とから 検出される物体のおおよその位置に関するさらなる情報が得られる。例えば、3 つの異なる波長の光を用いてもよい。 媒体内での付加的な位置のために、ステップ(i)〜(v)の繰り返しを連続 的または同時に繰り返し行い、その結果を媒体内での物体の像構築のために組み 合わせてもよい。ただ1つの波長の光を用いた場合には、像は二次元になる。し かしながら、上述したように2つ以上の異なる波長を用いれば、媒体および/ま たは物体の異なる深さまでプローブで効果的に探ることができ、三次元像の構築 が可能になる。 媒体から出てくる光を、1つ以上の所定の散乱角度、好ましくは180°およ び/または0°の散乱角度で検出してもよい。 媒体内での動的動作を起こすか、または増すことで、必要な動的散乱を与える か、または増すために、媒体を変調(modulate)してもよい。同様に、物体の少な くとも一部が光波を反射する物体であるときには、反射光の位相変化を高めるよ うに物体を変調してもよい。 前記方法は、偏光の所定の成分を有する検出光のための選択ステップを含んで いてもよい。その選択は、偏光のただ1つの成分を分ける偏光フィルタまたは繊 維状光ケーブルを用いて行ってもよい。 各光波は媒体に入射する前に窓を通過してもよく、その窓は媒体から出てくる 光と共に、検出される光を反射するように配置され、これによりヘテロダイン信 号が生成される。前記窓は、検出される反射光の強さを制御可能にするために、 前記光波の発光源に関して調節可能に配置されてもよい。また、前記窓は、検出 される前に反射光を複合的に反射させるように配置されていてもよく、これによ り反射光が移動する光路長を制御することができる。 前記方法は、身体内において病理学的実体(pathological entity)の存在とお およその位置を検出するか、またはその像を構築するために、人間または動物に ついて行ってもよい。 本発明の第2の態様は、人間または動物の体内における病理学的実体の存在を 検出する方法を提供するもので、その方法は、 i)体内に第1の所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け、 ii)体から出る動的散乱光を検出し、 iii)時間または周波数の変域において検出光の光子を相関させ、 iv)該相関と、病理学的実体のみの周囲の媒体によって散乱する光子から発生 する相関との間の相違を分析することにより病理学的実体の存在を決定する、も のである。 本発明の第3の態様は、動的散乱媒体内に位置する物体を検出するための装置 を提供する。その装置は、媒体内で所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け る手段と、媒体から出る動的散乱光を検出する手段と、時間または周波数の変域 において検出光の光子を相関させる手段とを備え、前記相関と、媒体のみによっ て散乱した光子から発生する相関との間の相違を分析することにより物体の存在 を決定でき、前記相関の分析と媒体内における所定波長の光波の平均伝送路の知 識とから媒体内での物体のおおよその位置を決定できるものである。 一連の測定を同時に行うために、複数のディテクターを配列してもよい。ディ テクターの配列はCCDカメラに連結されていてもよい。 各ディテクターは、エミッタの近傍に配置されているか、または、エミッタか ら離れてエミッタの放出軸上に配置されていることが好ましい。 コヒーレント光生成手段は、可視光と赤外線光の両方を生成する。 エミッタから放出される光に直交する偏光をもつ光を選択するか、または、エ ミッタから放出された光と同じ偏光をもつ光を選択するために、偏光フィルタは 検出手段の前に位置していてもよい。 散乱光の位相のコントラストを増大させ、これにより像の解像力を向上させる ために、媒体内に位置する物体を変調してもよい。 本発明は、短い距離から長い距離にわたって撮像を行うために、飛行時間装置 (Time of Flight apparatus)と組み合わせて使用してもよい。 ヘテロダイン方式の検出を使用する場合、光の一部を検出手段に向けて反射す る窓を連結手段に設けてもよく、これによりヘテロダイン信号が生成される。 前記窓は、検出手段に入射する反射光の強さを制御可能にするために、連結手 段から調整可能に取り外せるようにしてもよい。 また、検出手段に入射する前に反射光が複合的な反射を受けるように、前記窓 が配置されていてもよく、これにより反射光によって移動する光路長を制御する ことができる。 連結手段および検出手段は、偏光保護光ファイバを備えていてもよい。前記フ ァイバは、90°にわたって回転可能に取り付けられていてもよく、これにより ファイバの有効数の孔の変形が可能になる。 コヒーレント光を生成する手段は、レーザを備えていることが好ましい。 異なる波長で操作できる4つのレーザが同時に使用されることが好ましい。 直交するように偏光された光を生成するように2つのレーザが配置され、かつ 、光を偏光保護光ファイバに導くために偏光ビームスプリッタキューブが設けら れていることが好ましい。 連結手段および検出手段は、円筒状ヘッドを備えたプローブ内に位置する末端 を有する光ファイバを備えていてもよい。 本発明の第4の態様は、人間や動物の体内で病理学的実体を検出する装置を提 供する。この装置は、体内で第1の所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け る手段と、体から出る動的散乱光を検出する手段と、時間または周波数の変域に おいて検出光の光子を相関させる手段とを備え、該相関と、病理学的実体のみの 周囲の媒体によって散乱した光子から発生する相関との間の相違を分析すること により病理学的実態の存在を決定できるものである。 本発明の第5の態様は、媒体内における物体の存在を検出する方法を提供する 。この方法は、 i)媒体内で効率的に伝搬しない所定周波数で物体内に振動を発生させ、 ii)連続コヒーレント光波を発生させ、 iii)発生した光波を第2の所定周波数に変調し、 iv)変調されたコヒーレント光波を媒体内に方向付け、 v)媒体から出る散乱光を検出し、 vi)物体の存在を示す第1および第2の所定周波数間のビート周波数(beat fr equencies)に一致するビート信号(beat signal)の存在のために、検出された散 乱光を分析する、ものである。 発生させる振動の周波数は、検出されるべき物体または物体内の領域の共振周 波数に一致するように選択される。このような領域は、例えば、物体内のひびの ようなストレス領域であってもよい。 振動周波数を、検出されるべき物体または物体の部分が共振するまで変化させ てもよく、この場合、共振する物体または物体の領域の大きさが共振周波数の関 数として決定される。 検出されるべき物体または物体の一部の領域の像は、物体の異なる部分から散 乱する光を検出することによって構築されてもよい。 前記方法は、体内の病理学的実体の存在を検出するか、またはその像を構築す るために、人間または動物の体について適用してもよい。 本発明はまた、媒体内の物体の存在を検出する装置を提供する。その装置は、 i)媒体内で効率的に伝搬しない所定周波数で物体内に振動を発生させる手段 と、 ii)連続コヒーレント光波を発生させる手段と、 iii)発生させた光波を第2の所定周波数に変調する手段と、 iv)変調したコヒーレント光波を媒体内に方向付ける手段と、 v)媒体から出る散乱光を検出する手段と、 vi)物体の存在を示す第1および第2の所定周波数間のビート周波数に一致す るビート信号の存在のために、検出された散乱光を分析する手段と、 を備えている。 本発明の第5の態様の方法および装置は、オイルパイプのスケール生成(scali ng)や金属構造物のひびのような直接映像化できない特性を調査するために使用 されてもよい。 物体について第2の機能を実行するために変調した周波数を用いてもよい。例 えば、パイプのスケール除去を行うために共振を用いてもよいし、スケール除去 操作をリアルタイムで監視するために、(単一の周波数での共振の大きさの変化 、または好ましくは共振周波数の変化を測定することによる)像を用いてもよい 。同様に、前記方法が人間または動物の体に用いられる場合、腫瘍(この場合は 共振がターゲットを加熱して殺す)、胆石(この場合は共振がターゲットを物理 的に破壊する)、腎結石、および他の病的増殖、ならびに異物および異常のよう な病理学的実体を除去または破壊するために同じ方法を使用できる。また、水中 のパイプラインやケーブルのようなターゲット物体から妨害物を除去する場合の ように、非医療的な適用における妨害物の除去のために、同様の方法を使用して もよい。 共振はまた、化学的な開放や活性化によってターゲット物体を変えるために使 用可能である。 本発明は、探査波の源として自然発生源を利用してもよい。 本発明は、飛行時間装置、CAT、電子共振などの既存の検出装置や撮像装置 と組み合わせてもよい。 本発明の他の特徴は、以下の説明から明らかになるであろう。 本発明の特定の実施形態は、添付図面を参照して例示の方法で説明されている 。 図1は、本発明の第1の態様による撮像装置の概略図である。 図2は、図1の装置の操作を表す3つの自動相関線を示す。 図3は、本発明での使用に適した第1のヘテロダイン窓の概略図である。 図4は、本発明での使用に適した第2のヘテロダイン窓の概略図である。 図5は、本発明での使用に適した第3のヘテロダイン窓の概略図である。 図6は、光発生装置の概略図である。 図7は、検出装置の概略図である。 図8は、本発明で使用するプローブの概略図である。 図9は、本発明で使用するファイバーブロックの概略図である。 図10は、本発明の第2の態様による撮像装置の概略図である。 図11は、図10の装置の操作を示す概略図である。 図1は、異なる波長で操作する3つのレーザ1からなる撮像装置を示す。前記 レーザは、それぞれ波長488nm(アルゴンイオン)、633nm(ヘリウム ,ネオン)、および、1064nm(Nd:YAG)の光を生成し、各レーザ1 の光は単一の横モードおよび縦モードを有している。光学素子2(図6を参照し て以下により詳しく記載されている一例)は、光ファイバ3を支持する単一モー ド偏光に各レーザ1の光を結ぶ。各ファイバ3の光は、吸収物体5が配置されて いる濃い媒体4内に発射される。 濃い媒体4で散乱した光は、発射ファイバ3と同じ構造を有することができる 3本の光ファイバ6に集められる。集められた光は、別の光学素子7(図7を参 照して以下により詳しく記載される一例)を用いて平行にされ、そして、偏光フ ィルター8およびレーザライン光学フィルター9に向けられる。レーザライン光 学フィルター9に伝導された光はディテクター10によって監視され、各ディテ クター10は3つのレーザ1からのそれぞれの散乱光の波長を検出するように配 置されている。ディテクター10は、光子を数える光子倍増管、あるいは、光子 を数えるアバランシュフォトダイオードであり、いずれも検出される光の波長に 適合している。各ディテクター10の出力信号は、相関線(図2を参照して以下 に記載される)をつくるデジタル相関器を通過する。相関線はモニター11に表 示される。 図示された装置は、180°(後方散乱)に散乱した光を検出するように配置 されている。装置は、散乱するが、入射光と同じ方向(すなわち、0°で散乱) で濃い媒体4を出る光を含む他の角度で散乱する光を検出するように配置できる 。あらゆる角度で装置の操作が可能であるとしても、像を得るために必要な 数学的モデルは180°あるいは0°以外の散乱角度では複雑になるため、これ らの2つの配置が好ましい。 図2aないし図2cは、各ディテクター10に検出される散乱光から得られる 3つの相関線を示す。各相関は、それ自身(すなわち、自動相関に関する公知の 技術)で検出された光を相関して得られる。各相関線は、検出された光子の数の 対数(縦軸)と、相関遅延時間の平方根(すなわち、検出信号の自動相関の遅延 時間)との関係を示す。縦軸に近い相関線の領域は、多量の散乱を受けた光子を 示し、より少ない量の散乱は縦軸から遠いところに表示されている(単なる任意 な位相をもつ光のために、相関は平坦なリンク(linc)である)。媒体による光の 散乱が光の位相を変えるために、媒体4の動きの幾つかの形態が要求されること に注意することが重要である(ブラウン運動がこの目的のために十分である)。 図2aの相関線が、最短波長光(すなわち、488nm)の検出から得られる 。濃い媒体4は相対的に短波長光を効率的に散乱し、その結果、図示された例で は濃い媒体4内への光子の平均的な浸透は、吸収物体5への距離より小さい。し たがって、短波長光は吸収物体5によって大きくは影響されず、得られた相関線 は媒体4によるランダムな散乱の形状的特徴を有する(すなわち、最高値1から 下方に下がる直線)。このため、相関線は、媒体4内での物体5の深さが488 nm光の平均散乱深さよりも大きいことを示している(所定の媒体内での488 nm光の平均散乱深さは、参考テキストあるいは実験から知られている)。 相関線2bは、比較的短い波長光よりも大きな平均浸透深さを有する中間波長 光(すなわち、633nm)の検出から得られる。この線は起点の近くで幾分か の減衰を示し、このことは、(光子を散乱させるために近接した)媒体4を介し て最長の経路を移動した光子が、吸収物体5によって優先的に消耗したことを表 す。軌跡の起点から離れたところでは、より短い経路を移動した光子が吸収物体 5によって影響されず、下方に下る直線は変化しない。このように、相関線の形 は、物体5の形状および深さに関連する情報を提供する。 相関線2cは、633nm光よりも大きな平均散乱深さを有する長波長光(す なわち、1064nm)を示している。1064nmの光子は物体5内により深 くに十分に浸透してそれらの多くが物体5に吸収されるので、この線における物 体5の効果は、相関線Bの効果よりも際立っている。したがって、相関線2cの 形状は、物体5の深さおよび形状に関連するさらなる情報を与える。 このため、本発明は、吸収物体5の位置を決定するために、3つの異なる波長 の光を用いる。物体の深さは3つの相関線2a−2cの形状を比較することによ って決定される。 前述したように単一の測定は、物体5の小さな領域の位置を示す。物体の像を 得るため、媒体内にファイバー3から光を発射する光学系(図示せず)の位置、 および/または、ファイバ6内に媒体から光を結ぶ光学系(図示ぜず)の位置は 、測定領域の格子配置を与えるために各測定の間に移動させられる。 使用する波長は、所定の媒体内への浸透深さの所望範囲を与えるために予め選 択できる。波長の広い範囲を越えて調整可能なコヒーレント光源(例えば、光学 パラメトリック発振器)が、波長を予め選択する可能性、および、(上で用いた 3つの波長は正確な像を得るために十分であるけれども)異なる波長で多くの測 定を行える可能性を提供することに留意する必要がある。 前記装置は単一のエミッターおよび複数のディテクターを備えていてもよく、 これによって多くの点での測定が可能となる。散乱光を収集するファイバーは、 電荷結合素子(CCD)カメラのようなディテクターの列に直接(あるいは、増 強装置を介して)接続され得る。 偏光フィルター8の組み込みは、物体5の深さの更なる解像力を可能にする。 偏光フィルター8がレーザ1の光を横切って偏光される光を伝達するようにセッ トされる場合に、多くの散乱現象を受けた光子だけが検出される。したがって、 偏光フィルターのこの方向付けは、媒体4内に比較的小さな距離だけ浸透した光 子の検出を抑える。偏光フィルター8がレーザ1の光と同じ偏光を有する光を透 過するために回される場合に、多くの散乱現象を受けた光子が抑えられ、媒体4 内に比較的短い距離だけ浸透した光子が検出される。 適切な波長で光の単一固有振動モードだけを支持する光ファイバー3,6が使 用される場合に、偏光フィルター8は必要でない。レーザ1によって作られる光 の横偏光が、媒体4に光を発射するファイバー3によって保たれるからである。 媒体からの散乱光を結合するファイバー6の方向付けは、レーザ1から放射され た同一偏光の光、あるいは、レーザから放射された光と直交する偏光の光を結合 するように設定できる。これは前述したように浸透深さの識別を可能にする。 多数の波長に対応できる光ファイバー3,6は、装置に必要なファイバー3, 6の本数を減らすことになる(偏光維持ビームスプリッタの使用は、異なるレー ザ1からのビームの組合せを可能にするこのような配置では都合が良いことに注 意すべきである)。 多数の芯を有するファイバーは、そのファイバー内に異なるエミッター/ディ テクターの間隔をあけることを可能にする。 本発明は、前述のように吸収物体を撮像するのに使用できるとともに、反射物 体を撮像するのにも使用できる。物体から反射した光は、線の縦軸で、あるいは 、その近くで不安定(perturbation)になる。 本発明は、例えば、腫瘍を検出するために、人体の撮像に応用できる。人体撮 像のために、いくつかの位置における180°および0°の両方の測定の利用が 、最善の結果を生み出す。人体に光を発射する位置、あるいは、散乱光を収集す る位置は、適当に装置を走査させることにより、または、多数のエミッターおよ び/あるいはディテクターを使用することによって変更してもよい。一連の位置 で装置を操作した後、得られた相関は標準化され、比較される。縦軸に近い相関 関数の相違は、その位置における人体の効果的な粘度または屈折率の変化を示し 、例えば腫瘍の存在を示すことができる。 ヘテロダイン信号処理は、自動相関より先に使用してもよい。ヘテロダイン信 号を発生する装置は図3に示されている。光は放射光学系12を介してウィンド ウ13に伝達される。ウィンドウ13の最下面で、光は濃い媒体4内を通過し、 そして、光のほんの一部がウィンドウ13と媒体4の屈折率の差によって反射さ れる。検出用光学系14は、散乱光と、ビート信号の生成を妨げる反射光とを収 集し、図2に関連して記述したのと同じ方法で像を提供するためにビート信号が 処理される。検出用光学系14の下に配置された三角領域15は、光学系14の 検出領域を示す(すなわち、光学系14の開口数に対応する)。放射用光学系1 2および検出用光学系14は、ウィンドウ13におけるの光の導波(waveguiding )を妨げるためにウィンドウ13に屈折率整合(index-matched)され る。 図3に示す装置は、2つの制限を持っている。第1の制限は、散乱(すなわち ホモダイン)光に対するヘテロダイン(すなわち反射された)光の比率を制御で きないことである。第2の制限は、ヘテロダイン光およびホモダイン光が異なる 光路長を移動し、その結果、ビームの厳重なコヒーレンスが要求されることであ る。ホモダイン光が媒体4内で短い光路長を有している場合に、検出される散乱 ホモダイン光の強さは高くなり、強いホモダイン信号が要求されるので、これら の2つの弱点は関連している。 前述の第1の制限を克服する装置が図4に示されている。放射用光学系12お よび検出用光学系14は光学ウィンドウ13の上方に配置されている。光学系1 2,14はウインドウ13に屈折率整合されておらず、光学系12から放射され た光の一部はウィンドウ13で反射され、検出用光学系14に収集される。ウィ ンドウは、ウィンドウ13の最下面で反射しないように、濃い媒体4に屈折率整 合されている。媒体4で散乱した光は、上述の処理のためのビート信号を提供す るために、ウィンドウ13で反射した光と干渉する。しかしながら、光学系12 ,14からのウィンドウ13の分離は、光学系がウインドウ13と関連して移動 することを許容し、これにより、検出用光学素子14によって収集される反射光 の比率を制御する(すなわち、光学系12,14から遠いウィンドウ13の動き が、収集される反射光の比率を増加させる)。 図4に図示された装置はヘテロダイン光路長(すなわち、反射信号の光路長) を制御できない。ヘテロダイン信号の平均光路長は、図5に示したように複合的 反射用ガイドとしてウィンドウ13を使用して制御できる。放射光の一部がウィ ンドウ13の最上面および最下面の表面で反射されるので、放射用光学系12お よび検出用光学系14はウィンドウ13に屈折率整合されておらず、ウィンドウ は濃い媒体4に屈折率整合されていない。ヘテロダイン光は、ウィンドウ13の 表面からの複合的反射によって検出エリア(4)に進入できる。放射用光学系1 2および検出用光学系14に向かうウィンドウ13の動きは、ヘテロダイン信号 を減らし、ヘテロダイン信号の平均光路長を増大させる。(プローブから離れて ウィンドウ13を移動させることにより)ヘテロダイン成分の光路長の減少は、 ヘテロダイン信号の強さを増大させる。したがって、選択した材料、光学コーテ ィングおよび厚さのウィンドウ13を使用することにより、所望の光路長および 強さのヘテロダイン信号を提供することは可能である。 光が有限発散(finite divergence)で放射用光学系によって放射されるので、 ヘテロダイン光によって移動される光路長に幅があることに注目する必要がある 。 図6は2つの光ファイバーに幾つかのレーザの光を結合するための構成を図示 する。図示に基づく構成は、前述され、かつ、図1で概略的に図示された装置に よって要求されるように、3本に分かれた光ファイバーで3本のレーザの光を結 合するのに使用できる。 最初のレーザは、水平に偏光したNd:YAGレーザ16(532nmで出力 5mw)の2倍の単一縦モード周波数であり、安定化した水平偏光の675nm のレーザダイオードユニット17である。他の2つレーザは、波長580〜83 3nm(例えば、780nmの安定したダイオードレーザ18)、および、45 0〜670nm(例えば、488nmの単一横モードアルゴンイオンレーザ19 )の光を提供するのに使用される。 Nd:YAGレーザ16およびダイオードレーザ17からの光はバッフル21 および鏡22を介して偏光ビームスプリットキューブ20に向けられる。バッフ ル21および鏡22の大きさは、レーザ16,17に再入射する光の複合的反射 の可能性を減らすために最小化されている。鏡22は回転および移動が可能であ る。レーザ16,17の光は、必要であれば、レーザラインフィルター23(例 えば、複屈折フィルター)を通過してもよい。 レーザ16,17の光が水平に偏光されているので、光は反射することなく偏 光ビームスプリットキューブ20を通過する。水平偏光されていない光の成分は 、プリズム24に向けられる。プリズム24の1つの短い側面は、偏光ビームス プリットキューブ20に戻る光の反射を最小限にするため、黒く塗られている。 偏光ビームスプリットキューブ20は、488nmのレーザ光19の(垂直に 偏光された)光をNd:YAGレーザ16の光と組み合わせるため、および、7 80nmの安定ダイオードレーザ18の(垂直に偏光された)光を、レーザ67 5nmのダイオードユニット17の光と組み合わせるために使用される。488 nmの単一横モードアルゴンイオンレーザ19の光は、適切なレンズ25を使用 してビームスプリットキューブ20に結合される。例えば、レンズ25は、レン ズ25および偏光ビームスプリッタ20間のインターフェイスからの反射を減ら すため、平凸状で、かつ曲面に非反射コートを施すとともに、偏光ビームスプリ ッターキューブ20に結合してもよい。780nmのレーザ18は、ビームスプ リッタキューブ20に屈折率整合されているグラディエントインデックスレンズ を介して平行にされてもよい。 ビームは、偏光ビームスプリットキューブ20から、2つのブロック28内に 保持された束ねたファイバー27に光の焦点を合わせる2枚の色消しレンズ26 へと通過する。 Nd:YAGレーザ16からの532nmの光は、第1の光ファイバー27a の速い軸に発射され、488nmのレーザ19の光は第1の光ファイバー27a の遅い軸に発射される。同様に、675nmのレーザダイオードユニット17の 光は第2の光ファイバー27bの速い軸に発射され、780nmの安定ダイオー ドレーザ18の光は第2の光ファイバー27bの遅い軸に発射される。488n mの光は532nmの光に比べて視野に近いより広い角度を有するので、より短 い波長の488nm光のために(高い開口数を有する)ファイバー27の遅い軸 を使用すると、低い波長によって受けた増大した散乱が強調される。675nm の光は、ファイバー27の速い軸をいずれも通過するので、532nmの光と直 接比較できる。しかしながら、675nmの光は、濃い媒体内での散乱が少ない ので、サンプル内のより深い加重材料を分析する。 ブロック28は、ファイバー27の固有振動モードを変化させることができる ように、光ファイバー27を90°回転させることができる。ブロック28に保 持されているファイバー27の部分は、ファイバー27の外装材内に発射される 光を妨げるためにモードストリップされる。 アバランシュフォトダイオードは780nmの光を検出するのに使用でき、他 の波長は光子増倍管を使用して検出される。 低い開口数の光学系を用いて媒体内での光の結合、および、結合した光を直角 に偏光した光の検出は、できるだけ深いところの物体を検出可能にするとともに 、 高いレベルでの複合的散乱だけが検出されることが確実になり、散乱は公知の複 合的光散乱モデルに最も適している。光の散乱は波長に依存するので、結合した 光の波長を変更することにより、そのテクニックによって監視される深さは大き く影響される。伝送(0°散乱)および後方散乱(180°散乱)測定のいずれ もが可能である場合に、媒体内の物体の深さに関する情報は、これら2つの測定 間の相違から得ることができる。 図7は、濃い媒体で散乱した光を検出する装置を図示し、前述の記載および図 1に概略的に示した装置の部分を備えていてもよい。 図示された装置において、光は検出用光学系(図示せず)によって光ファイバ ー29内で結合される。ファイバー29の放射端は、偏光モードの選択を可能に する2つの位置のうちの1つに固定されているブロック30内に保持されている 。調整不良を許容するファイバーよりも高い開口数の色消しレンズ31は、ファ イバー29からの光を平行にする。その光は、ビームブロック32を単に動かす だけで弱めることができる。これは、信号およびバックグラウンドの両方が弱ま るので、レーザの強度を弱めるよりも効果的である。光は、望まないレーザ周波 数やバックグラウンドノイズを除去するレーザライン(または他の)フィルター 33を通過する。偏光フィルター34は所望の偏光状態を選択し、そして、光は 光子倍増管36(あるいはアバランシュフォトダイオード)上に色消しレンズ3 5によって焦点が合わされる。光子倍増管36によって検出された信号は、信号 分析の前に増幅されてフィルター37で濾波される。 図8は、放射ファイバ38,39と検出ファイバー39,40を結合したファ イバープローブを示している。このファイバープローブは、濁った媒体に入射し 又はそこから放射される光を結合するために、図1に概略的に示した装置の一部 として使用することができる。 488nmと532nmの光が上記プローブの第1のファイバー38に放射さ れ第2のファイバ40により収集される。ファイバー38,40は共にボウ・タ イ(偏光保護用(polarisation preserving))ファイバーであり、濁った媒体中 での散乱の際に90°の偏光回転を受けた光のみが検出されるように、固有モー ドは90°に設定されている。ファイバー39,41により675nmと 780nmの光が同様に放射及び検出される。上記ファイバー38〜40の先端 42は、通常数mmの短い細管43に接着される。収集された光をモードストリ ップ(mode-strip)するために(すなわち光が外装材に結合するのを防止するため に)、検出ファイバー39,41の先端42とその隣接部分は、外装材が剥ぎ取 られ、黒色塗料がファイバーの外周に塗布されている。上記短い細管43には黒 色塗料が充填されている。放射ファイバー38,40と検出ファイバー39,4 1は、それらの間で光が交わるのを防止するために、上記細管43の後方で分離 されたジャケット(図示せず。)に保持されている。 第2の細管44(通常直径3mm)が上記第1の細管43及びファイバー38 〜41を取り囲んでおり、さらに細管を設けても良い。第2の細管44は、ファ イバー38〜41の端部から0.5mm以内が保護用の鋼製のジャケット45に 覆われている。このジャケット45は、熱応力を抑制するために、細管44が遊 挿状態で取り付けられる共に、シリコンが加えられている。プローブは、上記鋼 製のジャケット45に密着摺動するように取り付けられるウィンドウホルダ46 に取り付けられている。ウィンドウ47は上記ウィンドウホルダ46に接着され ていても融着されていてもよい。ウィンドウホルダー46に温度センサー(図示 せず。)を取り付けてもよい。 図9には、図6及び図7に示されたタイプのファイバーブロックが詳細に図示 されている。このファイバーブロック48は円筒状であり、時計回りに90°間 隔をあけて設けられた2つの面取りされた孔49を備えている。ブロックマウン ティング(図示せず。)に設けらたれ一つのボール軸受50が上記孔49の両方 に位置するように弾性的に付勢されており、上記ファイバーブロック48はその 軸線回りに正確に90°回転することができる。上記ファイバーブロック48は 、その内部に保持されたファイバー52と内側細管53を、汚染を起こすことな く磨くことができる凹状面51を備えている。内側細管53は、外側細管54内 に配置されており、ファイバー52のモードストリップされた部分が保護される ようになっている。ファイバー52は、上記内側細管53に接着され、外側細管 54から突出するようにシリコン55により支持されている。 上記装置により撮像される媒体の面積は、ディテクターと放射側の光学系との 間の距離及び角度の影響を受ける。 検出信号の自動相関又はヘテロダイン検出は、例えば、パルス到着分布やエタ ロンからの周波数走査のような、撮像されるシステムの動きを感知し得る他のプ ロセスに置換することができる。 物体が反射性を有する場合には、ヘテロダイン信号を得るために物体自体を使 用することができる。 本発明に係る方法は可視周波数の光線に関するものであるが、量の異なる最大 光路長と等しいコヒーレンスと共に生成されるいかなる波形にも使用することが できる。 本発明は、濁った媒体を介して情報が伝達されるいかなるシステムにも適用す ることができるが、特に、人体撮影や海中探査に適している。 反射性の物体の撮像のためには、(ターゲットのブラウン運動が不十分である ために)有用な相関を得るには不十分な動的情報しかない場合、物体の振動を発 生させるためにモジュレータを使用してもよい。 物体の共振を発生させると、散乱波撮像により得られるコントラストが向上す る(物体の共振がヘテロダイン信号となる)。 吸収性の物体を撮像するために、媒体中の光線を動的に散乱するにはブラウン 運動が不十分である場合、物体の周囲を取り囲む媒体の振動を発生させてもよい 。 ターゲットの共振変調が有効となるような散乱波撮像の特殊な応用としては、 例えば、通常の組織により覆われた腫瘍や、異物のような異常を有する場合の体 の撮像がある。ターゲットの周囲の組織に大きな変調を誘起すことなく、対象と なる組織の共振を引き起こすために、音波を使用することができる。組織内の粒 子が圧迫され、散乱中心は柔軟な固体内にあるため、組織は非常に低い周波数の 動的散乱信号(ブラウン運動)を発生する。 ターゲットである組織の共振は、その粘弾性特性と組織に含まれる基本的な粒 子の寸法に依存する。散乱波撮像装置はターゲットを直接見るために使用するこ とができる。ターゲットの共振は異物を見ながら治療するために、すなわち胆石 の破壊や腫瘍の加熱に使用することができる。共振は、ターゲットが撮像されて いる間に薬剤を放出する場合のように、二次的(又はそれ以上の)化学反応を引 き起こすために使用することができる。 変調されている物体の像を散乱波撮像を使用することなく得る他の技術につい て、図10及び図11を参照して説明する(この技術をアンテナ撮像(Antenna I maging)という。)。アンテナ撮像は、探査波(通常は光学的な波であり、以下 、探査ビームという。)の変調と、変調波(通常は音波である。)によるターゲ ットの変調を使用する。変調波の周波数は上記探査ビームの周波数の10%から 90%の間で選択される。従って、探査ビームの周波数がFであれば、変調波の 周波数は0.75Fとすることができる。探査ビームの機能は、最初に媒体に入 射することなく、ディテクターに向けて発散し、ヘテロダインビームを供給する ことである。 探査ビームはターゲットにより散乱され、その一部はターゲットの周囲の媒体 によっても散乱される。媒体中の動的光線散乱により変調周波数が広がるが、対 象により散乱されなかった探査ビームによる光は変調周波数Fを有する。この光 線はうなり信号の生成を検出する前のヘテロダインビームと結合し、この場合の 周波数は0Hzとなる。ターゲットに衝突した光は、その光が供給されるターゲ ットの変調周波数となる。この光がヘテロダインビームと結合すると、周波数が 0.25F(すなわちF−0.75F)のうなりを生じ、このうなりがターゲッ トの存在を示す。 探査ビーム及び/又は変調波は走査することができ(両方とも、空間的又は周 波数について)、その結果、画像を形成することができる。波長及び他の物理的 特性(例えば偏光性)は、探査波がターゲットの周囲の媒体に浸透する深さを変 更するために使用することができる。 媒体が探査波を吸収する場合及びこの吸収が波長の関数である場合には、ター ゲットの深さを解析するために一組の波長が使用される。すべての反射光は、媒 体の動的光散乱に起因する周波数のわずかな拡がりを有している。しかしながら 、検出される信号は、画像を形成する前に、0.1Fから0.4Fに調整され、 周波数の拡がりの影響が低減される。光(又は他の探査波)の複合的散乱は解像 力をわずかに損なうが、本発明は画像を形成するために検出される光の強さと周 波数の中心位置を使用するため、光の動的散乱は限られた影響しか有しない。 2つの態様の共振変調をターゲットの変調を誘起するために使用することがで きる。第1の変調の態様は、ターゲット全体の変調であり、この場合、波長はタ ーゲットと調和している。この態様では、共振周波数は物体の大きさを非常に正 確に分類するために使用される。第2の変調の態様は、ターゲットの成分の変調 であり、この場合、ターゲット内の基本的な成分が変調される。この変調は、そ れに加えてターゲットないしは物体の加熱ないしは破壊という二次的な作用を有 する。 物体の周囲の媒体は、撮像される物体が変調されていない場合に変調されてい ても良い。例えば、人間又は動物の体を撮像する場合、(組織内の運動を誘起し て動的光散乱を得るために、)通常の組織を通過するが、腫瘍によって著しく低 減される音響波長を選択することが実際的である。このようにして得られた相関 線は、図2に示されたものと同じ形態となるが、コントラストが増強される。 本発明の適用の一つの具体例では、海中パイプがプラットフォームないしは海 岸基地において、水中では効率的に伝搬しない共振周波数で、直接変調される。 次に、アンテナカメラがパイプを追跡し、パイプの画像を供給するために使用さ れる。あるいは、パイプに常設されたトランスデューサによりパイプを変調して もよい。 パイプは、例えば、損傷を捜すために(すなわち、光源及びディテクターをパ イプの直ぐ近傍に設置できるように)、直接撮像される。この場合、トランスデ ューサは、上記光源及びディテクターを含む単一の装置の一部に含まれる。 パイプの共振変調により、他の方法で見ることができない、パイプ内のクラッ クや、閉塞や蓄積物の撮像が可能となる。この撮像は、例えば、パイプ内にある 閉塞の周波数に対応する変調周波数を選択することによりなされる。閉塞に対す る感度は、閉塞における共振周波数を変更及び計測することにより向上する。 図10は、海底に設置されたパイプの像を得るために使用される装置を示して いる。光源56は、偏光フィルター57及び光学フィルター58を介して結合さ れるコヒーレント光を放射する。次に、このコヒーレント光は、光学モジュレー ター59により周波数Fに変調され、可変ミキサ60を介してターゲット61が 配置された媒体に入射する(この例では、媒体は水であり、ターゲット61はパ イプである。)。 コヒーレント光の一部は水に入射することなく、ディテクター62に向けて拡 散し、この光が参照光となる。コヒーレント光の残りは、水中で結合し、水によ りパイプ61から散乱する。散乱した光は、集光して上記可変ミキサ60を通過 し、偏光フィルター63及び光学フィルター64を介してディテクター62に入 射する。 パイプ61にはモジュレーター65が設置されており、このモジュレーター6 5はパイプ61を共振変調するために使用される。この共振変調は、パイプ61 から散乱する時に上記コヒーレント光に対して印加される。散乱された光線が検 出されると、上記参照光と干渉して、パイプ61の変調の周波数とモジュレータ ー59による上記コヒーレント光の変調の周波数との差により規定される周波数 を有するうなり信号を発生する。このうなり信号の生成については上記した通り である。ディテクター62が発生する信号から上記うなり信号の周波数を選別す るためにバンドパスフィルター66が使用される。 装置が複数の光子伝送路を横断する光を検出するために使用される場合や、タ ーゲットが鏡状の反射体でない場合には、パイプ61ではなく水により散乱され た光子の検出を最小するめに、偏光フィルター57,63は直交偏光に設定され る。この方法で装置が使用される場合、50%の光がパイプ61から散乱され、 偏光フィルター63により取り除かれる。しかしながら、水中で散乱される程度 が低い光子を抑制すると、この信号の損失は相殺される。上記光学フィルターは 変調の前に光線のコヒーレントを高める空間フィルター(図示せず。)と接続し て使用しても良い。 図11は、上記図10の装置の動作を示している。図2aは、モジュレーター 4によりコヒーレント光に印加される周波数Fの変調を示している。図2bは、 音響モジュレーター10によりパイプ61に印加される周波数を示している。図 2cは、ディテクター62に入射する光の周波数の拡がりを示している。パイプ 61から散乱された光は“S”で示される周波数成分を有している。水による光 の散乱のために、“S”については非常に大きな検出される周波数の拡がりがあ る。また、光のホモダイン散乱のために、0Hzでは非常に大きいなノイズ帯が あり、散乱のために光の線幅が拡げられる。図2bは、検出された信号の自動相 関による得られる線を示している。 ヘテロダイン画像(すなわち、探査光が異なる光路を進んできた光と混合され る場合)は、上記したように必ずしも探査光線の直接変調を必要としない。探査 光のヘテロダインはターゲットにより変調された光と、媒体により散乱された光 との間でも生じ得るが、これは参照信号の相対的な強度の制御を制限する。探査 光線のヘテロダインは、ターゲットにより変調される光と入射光線から取得され た光の一部との間でも生じ得る(通常のヘテロダイン)。これにより、0Hz周 辺の信号が得られると共に、量のデジタル調和には理想的であるが、信号解析を 行うにはノイズが多すぎる。 光源から直接得られるヘテロダイン信号を供給するための装置は、上記したよ うに図3から図6に図示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 クラーク,デイビッド・ジョン イギリス、イーダブリュー11・1ワイビ ー、チェシャー、サンドバック、フィール ズ・ドライブ6番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 動的散乱媒体内に位置する物体を検出する方法において、 i)媒体内で所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け、 ii)媒体から出る動的散乱光を検出し、 iii)時間又は周波数の変域において検出光の光子を相関させ、 iv)該相関と、媒体のみによって散乱された光子から発生する相関との間の相 違を分析することにより物体の存在を決定し、 v)前記相関の分析と、媒体内における所定波長の光波の平均伝送路の知識と から媒体内での物体のおおよその位置を決定する方法。 2. 各相関の分析と各平均伝送路の知識とから検出する物体のおおよその位置 に関する情報をさらに得るために、動的散乱媒体内で異なる平均伝送路を有する 異なる所定周波数のコヒーレント光波を使用して、連続または同時に前記ステッ プ(i)〜(v)が繰り返される請求項1に係る方法。 3. 媒体内での付加的な位置のために、前記ステップ(i)〜(v)の繰り返 しが連続又は同時に繰り返され、その結果が媒体内の物体の像構築のために組み 合わされる請求項1又は2に係る方法。 4. 出射する光が、1又はそれ以上の所定の散乱角度で検出される前記いずれ かの請求項に係る方法。 5. 出射する光が、180°及び/又は0°の散乱角度で検出される請求項4 に係る方法。 6. 必要な動的散乱を与えるか、又は、増すために、媒体内の動的動作を起こ すか、又は、増すように前記媒体が変調される前記いずれかの請求項に係る方法 。 7. 前記物体は、少なくとも一部で光波を反射し、そこから反射した光の位相 変化を増大するように変調される前記いずれかの請求項に係る方法。 8. 偏光の所定成分を有する検出光を選択する前記いずれかの請求項に係る方 法。 9. 前記光波は、媒体に侵入する前に窓を通過し、該窓は媒体から出る光と共 に検出される光を反射するように配置され、これによりヘテロダイン信号を生成 する前記いずれかの請求項に係る方法。 10. 前記窓は、検出される反射光の強さを制御可能とするため、前記光波の 光源に関して調整可能に移動できる請求項9に係る方法。 11. 前記窓は反射光が検出前に複合的に反射するように配置され、これによ り反射光が伝送される光路長は制御可能である請求項9に係る方法。 12. 体内の病理学的実体の存在及びおおよその位置を検出するか、又は、そ の像を構築するために、人間又は動物の体について適用する前記いずれかの請求 項に係る方法。 13. 人間又は動物の体内の病理学的実体の存在を検出する方法において、 i)体内に第1の所定波長の連続コヒーレント光波を方向付け、 ii)体から出る動的散乱光を検出し、 iii)時間又は周波数の変域において検出光の光子を相関させ、 iv)該相関と、病理学的実体のみの周囲の媒体によって散乱する光子から発生 する相関との間の相違を分析することにより病理学的実体の存在を決定する方法 。 14. 動的散乱媒体内に位置する物体を検出する装置において、媒体内に所定 波長のコヒーレント光波を方向付ける手段と、媒体から出る動的散乱光を検出す る手段と、時間又は周波数の変域で検出光の光子を相関させる手段とを備え、物 体の存在が、前記相関と、媒体のみで散乱した光子から発生する相関との間の相 違を分析することから決定でき、媒体内の物体のおおよその位置が、前記相関の 分析と、媒体内での所定波長の光波の平均伝送路の知識とから決定できる装置。 15. 人間又は動物の体内の病理学的実体の存在を検出する装置において、体 内に第1の所定波長の連続コヒーレント光波を方向付ける手段と、体から出る動 的散乱光を検出する手段と、時間又は周波数の変域で検出光の光子を相関させる 手段とを備え、前記相関と、病理学的実体のみの周囲の媒体によって散乱する光 子から発生する相関との間の相違の分析から病理学的実体の存在が決定される装 置。 16. 媒体内での物体の存在を検出する方法において、 i)媒体内を効率的に伝搬しない所定の周波数で物体内に振動を発生させ、 ii)連続コヒーレント光波を発生させ、 iii)発生した光波を第2の所定周波数に変調し、 iv)変調されたコヒーレント光波を媒体内に方向付け、 v)媒体から出た散乱光を検出し、 vi)物体の存在を示す第1及び第2の所定周波数間のビート周波数に一致する ビート信号の存在のために、検出された散乱光を分析する方法。 17. 発生させた振動の周波数が検出されるべき物体又は物体内の領域の共振 周波数に一致するように選択される請求項16に係る方法。 18. 検出されるべき物体又は物体の一部が共振するまで振動周波数が変化し 、共振する物体又は物体の領域の大きさが共振周波数の関数として決定される請 求項16又は17に係る方法。 19. 検出されるべき物体又は物体の一部の領域の像が、物体の異なる部分か ら散乱する光を検出することによって構築される請求項16ないし18に係る方 法。 20. 体内の病理学的実体の存在を検出するか、又は、その像を構築するため に、人間又は動物の体について適用する請求項16ないし19に係る方法。 21. 媒体内の物体の存在を検出する装置において、 i)媒体内を効率的に伝搬しない所定の周波数で物体内に振動を発生させる手 段と、 ii)連続コヒーレント光波を発生させる手段と、 iii)発生させた光波を第2の所定周波数に変調する手段と、 iv)変調されたコヒーレント光波を媒体内に方向付ける手段と、 v)媒体から出た散乱光を検出する手段と、 vi)物体の存在を示す第1及び第2の所定周波数間のビート周波数に一致する ビート信号の存在のために、検出した散乱光を分析する手段とを備えた装置。 22. 添付図面を参照して上記で説明した物体の検出方法。 23. 添付図面を参照して上記で説明した物体の検出装置。
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