JP2002374290A - サーバ選択装置、方法、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
サーバ選択装置、方法、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2002374290A JP2002374290A JP2001178590A JP2001178590A JP2002374290A JP 2002374290 A JP2002374290 A JP 2002374290A JP 2001178590 A JP2001178590 A JP 2001178590A JP 2001178590 A JP2001178590 A JP 2001178590A JP 2002374290 A JP2002374290 A JP 2002374290A
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Abstract
特定のエリアに利用者が偏って存在することで特定のサ
ーバに負荷が集中する問題を解決し、負荷均等化方式と
比較してネットワークコストが抑えられるサーバ選択方
式を提供する。 【解決手段】 サーバ・端末間の距離情報と各サーバの
負荷情報とに着目し、端末を接続させるのに最適なサー
バを選択するため、重み付け法及びマッピングテーブル
法を用いる。重み付け法については、距離情報取得手段
がサーバ・利用者間距離を算出し、サーバ負荷情報取得
手段が各候補サーバの負荷情報を取得し、重み係数更新
手段が各サーバの重み係数テーブルを更新し、重み付け
評価値算出手段が各候補サーバの重み付け評価値を算出
し、接続サーバ決定手段が重み付け評価値を参照して各
候補サーバを優先度の高い順に選択サーバとして出力す
る。
Description
クに関し、より詳細にはある利用者に最適なサーバをサ
ーバ・利用者間距離および各サーバ負荷を考慮して選択
するサーバ選択装置、サーバ選択方法、サーバ選択プロ
グラム及び該プログラムを記録した記録媒体に関するも
のである。
な普及により、人気のあるコンテンツには常に大量のア
クセス要求が発生している。特に、ライブ中継などにお
いて短時間に膨大な数のアクセス要求が発生したり、就
職情報提供サイトのように特定時期にだけ非常に多くの
アクセス要求が発生する場合もある。このように、イン
ターネット利用が当たり前になり膨大なアクセス数への
対応を迫られた場合、過負荷のためにサーバがダウン
し、サービスが停止してしまうことはサービス提供者に
とって最も避けなくてはならない事態である。
を防止する1方法として、ミラーサーバやキャッシュサ
ーバを用意する方法がある。ミラーサーバには、オリジ
ナルサーバ(ミラーサーバやキャッシュサーバとの混同
をさけるため、オリジナルのコンテンツを予め保持して
いるサーバをこのように呼ぶ)と同一のコンテンツがコ
ピーされ(これをミラーリングという)、このミラーサ
ーバにクライアントをアクセスさせることによりサーバ
1台あたりのアクセス数が減少し、サーバが過負荷状態
に陥ることを回避できる。また、キャッシュサーバには
クライアントが既にアクセスしたコンテンツが一定期間
保持され、その期間内に再度同一コンテンツにアクセス
する際にはキャッシュサーバからコンテンツが取得可能
であるため、オリジナルサーバヘのアクセス数が減少
し、オリジナルサーバの負荷が軽減される。
バはオリジナルサーバと同じ場所に設置されているほう
が管理上の負担を軽減できる。しかし、ミラーサーバや
キャッシュサーバを分散配置し、利用者を最寄りのミラ
ーサーバ、キャッシュサーバに接続させることで、各サ
ーバの負荷を分散して軽減すると同時にサーバ・利用者
間のネットワーク負荷も軽減できる。つまり、アクセス
要求の多いコンテンツを有するサーバは、ミラーサーバ
やキャッシュサーバを用意し、それらを分散配置するこ
とでサーバ負荷もネットワーク負荷も軽減できる。
を分散配置した場合には以下のような問題点がある。
を知らない場合が考えられる。サービス品質の低下を防
止するには、サーバヘのアクセス要求が増加するほど多
くのミラーサーバを用意することで解決できる。逆に、
アクセス要求数が以前ほど多くなければミラーサーバを
廃止することもできる。すなわち、ミラーサーバ設置数
は変更の自由度が高く、その都度利用者がミラーサーバ
のURL(Uniform Resource Locatorの略。インターネ
ット上の情報源(リソース)の存在場所を示す記述方式
であり、情報の住所に相当する。)を覚えることは利用
者の負担増を招いてしまう。また、仮にミラーサーバの
URLが与えられたとしても、各利用者がオリジナルサ
ーバとミラーサーバ全ての候補サーバの中から自分に最
適なサーバを選択することは困難である。さらに、ミラ
ーサーバ設置数の動的な増減を考慮せずに多くの利用者
に同一ミラーサーバのURLが与えられると、将来的に
は当該ミラーサーバにアクセス要求が集中してしまうこ
とでミラーサーバが過負荷となってダウンしてしまい、
当初の目的であるサービス品質低下防止を達成できなく
なる。
所、負荷などを考慮し、利用者を接続させるのに最も適
したミラーサーバを選択する必要がある。
について説明する。
るサーバ選択方式である。ここで距離情報としては、サ
ーバ・利用者端末間の応答時間やネットワーク帯域など
を用いることができる。James D. GuytonとMichael F.
Schwartsにより、サーバ・利用者間の測定距離に基づい
たエリア選択装置が紹介されている(“Locating Nearb
y Copies of Replicated Internet Servers”, SIGCOMM
‘95)以下で説明する。
に示す。同装置は距離情報取得手段、距離情報テーブ
ル、評価値算出手段、選択サーバ出力手段から構成され
る。以下、観測エリア(サーバ選択装置がいる箇所)か
ら観測対象(例えばミラーサーバや利用者)までに通過
する中継器の識別子を観測エリアに近い順に並べた情報
を経路情報として定義する。さらに、ある観測対象まで
の経路情報に含まれる中継器の識別子数を、観測エリア
・観測対象間の距離として定義する。
選択候補サーバのリスト、利用者の位置情報、さらに観
測点の位置情報リストを受け取り、観測点からサーバお
よび利用者端末までの経路情報を取得し、それら経路情
報からサーバ・利用者間の距離を算出する。
ての経路情報取得に用いるtracerouteの説明)経路情報
を取得する1手段としてtracerouteがある。以下で、tr
acerouteについて説明する。
-To-Live値(以下TTL値)が定義されている。TTL
値はIPパケットがインターネット上で生存可能な最大
時間を示し、ルータを通過するたびに1秒ずつ減らされ
る。ところがTTL値は整数値であるため、ルータにお
けるパケット転送処理に1秒間もかからない場合でも、
パケットがルータを通過するたびにTTL値は1ずつ減
らされる。すなわち、TTL値はホップカウンタであ
り、TTL値はパケットが通過可能な最大ルータ数を示
す値に等しい。転送されるべきパケットのTTL値が0
になると、インターネット上のルータは当該パケットを
転送せず、当該パケットの送信元ホストにTTL値が0
になったことを知らせるエラー通知用のICMP(Inte
rnet Control Message Protocolの略。IPのエラーメ
ッセージや制御メッセージを転送するプロトコル。)パ
ケットを送り返す。また、インターネット上の端末は受
信待機していないポート番号宛てのパケットを受信した
場合、当該パケットの送信元ホストに受信待機していな
いポートにパケットが到着したことを知らせるエラー通
知用のICMPパケットを送り返す。ICMPパケット
にはICMPパケット送信元のIPアドレスが記述され
る。ここで、tracerouteコマンドはTTL値を1から順
にインクリメントしながら観測対象に向けて探索パケッ
トを送出する。これにより、traceroute実行端末から観
測対象までのルータアドレスを得ることができ、取得し
たルータアドレスをtraceroute実行端末に近い順に並べ
たものが観測対象までの経路情報となる。tracerouteに
よる経路情報取得処理は、traceroute実行ホストが目的
のホストからICMPパケットを受信したときに終了す
る。図2において、traceroute実行端末から観測対象に
対してtracerouteを実行するとTTL値が小さい場合か
ら順に中継器識別子R1,R2,R3,R4,R5が得
られ、これがtraceroute実行端末から観測対象までの経
路情報となる。
測エリアから観測対象に対してtracerouteを実行すると
観測エリア・観測対象間の経路情報が求められる。この
経路情報より、上記距離の定義に従って観測エリア・観
測対象間の距離が算出される。
取得した距離情報を、各サーバおよびクライアント毎に
まとめ、テーブル形式で保持したものである。いま、ネ
ットワーク上にn箇所の観測エリアP1,P2,…,P
nがあるとする。観測エリアP1,P2,…,Pnから
ネットワーク上のあるサーバSiへの距離がそれぞれs
1,s2,…,snで与えられるとする。同様に、観測
エリアP1,P2,…,Pnからネットワーク上のクラ
イアントCへの距離がそれぞれc1,c2,…,cnで
与えられるものとする。このような、各観測エリアから
の距離をクライアント毎にまとめ、距離情報テーブルと
して保持する。
持されている各サーバおよびクライアントの距離情報を
用いて、各サーバとクライアントの組み合わせについて
距離評価値を算出する。ここで距離評価値A(Si,
C)は、 A(Si,C)={max(|s1-c1|,|s2-c2|,…,|sn-cn|)+min(s1+c
1,s2+c2,…,sn+cn)}/2 で与えられる。この値が小さいほど当該サーバとクライ
アント間の距離が近いことを意味する。
イアントとの距離評価値を求め、選択サーバ出力手段に
入力する。
各サーバの優先度を決定し、サーバリストを作成して出
力する。優先度の高いサーバから順に選択される。
に利用者を接続させるサーバを選択する方式である。本
方式には、利用者の接続先サーバ選択時に現在の各サー
バ負荷を考慮しない静的な方法と、現在のサーバ負荷を
考慮する動的な方法の2種類に大別される。
ーバ決定方法としては、以下の方法が挙げられる。 ・ラウンドロビン法:予め決めた順番に従って各サーバ
に利用者を接続させる。 ・重み付けラウンドロビン法:各サーバの処理性能に応
じた重み付けを行い、重み付けを考慮して予め決定した
順番に従って各サーバに利用者を接続させる。 ・優先順位法:予め各サーバに優先順位を与えておき、
一定のアクセス数を割り当てたら次の優先順位のサーバ
に利用者をアクセスさせる。
の時点でのサーバ負荷を取得して負荷の小さなサーバに
利用者を接続させる。サーバ負荷の種類によって以下の
ようなサーバ選択方式がある。 ・最小接続数法:最も接続数の少ないサーバに利用者を
接続させる。 ・最速応答速度法:pingコマンドなどを用いてサーバが
起動しているかを確認するヘルスチェックを行い、その
応答時間が最も短いサーバに利用者を接続させる。 ・CPU負荷法:各サーバのCPU負荷情報を収集し、
CPU負荷が小さなサーバから順番に利用者を接続させ
る。 ・複合法:上記の複数の指標を組み合わせ、その算出値
に基づいて利用者を接続させる。
サーバ選択方式は静的なサーバ選択方式に比べて負荷均
等化の効果が期待できる。
における問題点を以下で説明する。
用者間のトラヒックができるだけ少なくなるように設計
されている。しかし、サーバ・利用者間距離のみに着目
してサーバを選択すると、特定のサーバの近傍に多くの
利用者が存在している場合、当該サーバには他サーバに
比べて多くのアクセス要求が集中する。その結果、当該
サーバの処理能力を上回るアクセス要求が集中し、サー
ビス品質が低下してしまう。
ーバa,bが配置されているとする、サーバa,bを中
心として同一半径円内をそれぞれエリアA,Bとする。
図4のようにサーバa付近にクライアントが集中して存
在した場合、サーバ・利用者間距離のみを考慮して接続
サーバを決定すると、サーバAだけにアクセス要求が集
中してサーバAの負荷が増大する。その結果、アクセス
要求数がサーバaの許容アクセス数を超えてしまう過負
荷状態に陥り、エリアA内の他の利用者がサービスを全
く受けられない、あるいはサービス品質が著しく低下す
るという問題が生じる。
性能の低いサーバbが配置されていたとする、サーバ
a,bを中心として同一半径内をそれぞれエリアA,B
とし、両エリアに同数(N)の利用者が存在してアクセ
ス要求を行った場合、両サーバの負荷に着目すると、性
能が低いサーバbの負荷の方がサーバaの負荷よりも大
きくなる。利用者数Nが大きくなるとサーバbが過負荷
となり、サーバb近傍の利用者が充分なサービスを受け
られなくなる。
けのアクセス要求を受け付けることで、サーバ性能がボ
トルネックになることによるサービス品質の低下を防止
できる。しかし、各サーバの負荷均等化のみに着目した
サーバ選択処理を行うと、利用者は処理能力にまだ余裕
のあるサーバが近傍にあるにも関わらず遠隔のサーバに
誘導され、その結果ネットワークコスト(余計なトラヒ
ック)が増大するという問題が生じる。
者1〜4が配置されているとする。利用者1,2,3は
サーバa近傍に位置し、利用者4はサーバb近傍に位置
する。両サーバの性能は同等であり、最大許容アクセス
数Nが予め与えられているものとする。両サーバの負荷
が均等になるように利用者を割り当てると、サーバ数
2、利用者数4であるため、1サーバに対して2利用者
がアクセスすることになる。ここで、図6のように利用
者1,2をサーバaに、利用者3,4をサーバbにそれ
ぞれアクセスさせた場合、かつサーバaのアクセス数
(=2)が最大許容アクセス数Nよりも小さい場合、ク
ライアント3はサーバ負荷の観点から余裕のあるサーバ
が近傍にあるにもかかわらず、遠くのサーバを接続先と
して選択されている。この場合、ネットワークコストが
増加し、サービス品質が低下する恐れがある。
がある2台のサーバa,bがそれぞれエリアA,Bに配
置されているとする。サーバaの処理性能はサーバbの
2倍であるとする。さらにエリアA,Bには同数の利用
者が存在するとする。ここで、両サーバの処理性能に応
じた負荷分散を行うと、サーバaにアクセスする利用者
数はサーバbにアクセスする利用者数の2倍となるよう
に、各利用者の接続さきサーバが選択される。その結
果、図7の場合では利用者1〜4までがサーバaに、利
用者5,6がサーバbにアクセスすることになる。ここ
で、サーバbが受け付け可能な最大アクセス数Nが2に
比べて充分大きな値である場合、利用者4は近傍のサー
バbの処理能力に余裕があるにも関わらず、遠方のサー
バaにアクセスしていることになる。このように、サー
バの処理性能に着目し、負荷分散を考慮して利用者を接
続させるサーバを選択すると、利用者が処理能力に余裕
がある近傍のサーバから遠くはなれたサーバに導かれる
場合がある。この場合もネットワークコストの増加し、
サービス品質の低下を招く。
択方式の課題を解決する。特に、距離最小化方式の問題
点である特定エリアに偏ってクライアントが存在する場
合に特定のサーバに負荷が集中する問題を解決し、さら
に負荷均等化方式と比較してネットワークコストが抑え
られるサーバ選択装置を実現する。また、複数のサーバ
選択装置の連携によってサーバ選択を行う場合にも、上
記の特徴を有するサーバ選択を実現する。
題点を解決するために、本発明ではサーバ・利用者間の
距離と各サーバ負荷の両指標に着目して利用者を接続さ
せるべきサーバを決定するサーバ選択装置を、以下で説
明する2手法を用いて実現する。
の利用者を抱えるサーバヘの負荷集中を軽減すると同時
に、負荷均等化方式において発生する余計なネットワー
クトラヒックを軽減する。本方式によるサーバ選択装置
の構成を図8に示す。図8のサーバ選択装置は、距離情
報取得手段、サーバリストに記載されている各サーバの
負荷情報を取得するサーバ負荷情報取得手段、サーバ負
荷情報取得手段によって得られた各サーバの負荷情報に
基づいて重み係数を決定する重み係数更新手段、重み係
数更新手段により得られる各サーバの重み係数を保持す
る重み係数テーブル、距離情報取得手段で得られたサー
バ・利用者間距離と重み付け更新手段で得られた重み係
数を用い、各サーバの重み付き評価値を算出する重み付
け評価値算出手段、接続サーバ決定手段で構成される。
情報取得手段は、前記候補サーバの識別子のリストと利
用者端末識別子を受け取り、各候補サーバから利用者端
末までの経路情報を取得し、その経路情報からサーバ・
利用者間距離を算出する。経路情報の例としてはサーバ
・利用者端末間を経由するルータのIPアドレスがあ
り、それらルータのIPアドレスの数をサーバ・利用者
間距離として利用できる。
別子リストを受け取り、各候補サーバの負荷情報を取得
する。ここで、サーバ負荷の種類としては、従来技術の
負荷均等化方式の説明で述べたアクセス数、応答速度、
CPU使用率、メモリ占有率、伝送速度、遅延時間など
の指標がある。また、それらの指標を適宜組み合わせて
新たに別の指標として定義することもできる。
手段が取得した各候補サーバの負荷情報に対して条件判
定処理を行い、各サーバの負荷に応じた重み係数を決定
し、重み係数テーブルを更新する。重み係数テーブルに
は各サーバとその重み係数が対応づけられて記述されて
いる。
手段から取得したサーバ・利用者端末間距離と、重み係
数テーブルから重み係数を取得して各候補サーバの重み
付け評価値を算出する。接続サーバ決定手段は、重み付
け評価値算出手段より得られる各候補サーバの重み付け
評価値を参照して、候補サーバ識別子リストに記載され
ている各候補サーバを優先度の高い順に選択サーバとし
て出力する。
負荷を同時に考慮することで距離最小化方式で発生する
特定サーバヘの負荷集中を解決し、負荷均等化方式と比
較してもネットワークコストを抑制することができる。
選択方法によれば、候補サーバの識別子のリストと利用
者端末識別子を受け取り、各候補サーバ・利用者端末間
の距離を取得する第1の距離情報取得段階と、サーバ選
択時に用いる重み係数を候補サーバ毎に第2の重み係数
テーブルに記憶する段階と、候補サーバ識別子リストを
受け取り、各候補サーバの負荷情報を取得する第3のサ
ーバ負荷情報取得段階と、第3のサーバ負荷情報取得手
段から各候補サーバの負荷情報を取得して重み係数を決
定し、重み係数テーブルを更新する第4の重み係数更新
段階と、候補サーバ識別子リストを受け取り、第1の距
離情報取得手段からサーバ・利用者端末間距離を取得
し、第2の重み係数テーブルから重み係数を取得して各
候補サーバの重み付け評価値を算出する第5の重み付け
評価値算出段階と、第5の重み付け評価値算出手段から
候補サーバ識別子リストと各候補サーバの重み付け評価
値を取得し、候補サーバ識別子リストに記載されている
各候補サーバの優先度を決定し、この優先度の高い順に
選択サーバとして出力する第6の接続サーバ決定段階と
を有する。
選択プログラムによれば、候補サーバの識別子のリスト
と利用者端末識別子を受け取り、各候補サーバ・利用者
端末間の距離を取得する第1の距離情報取得手段と、サ
ーバ選択時に用いる重み係数を前記候補サーバ毎に第2
の重み係数テーブル記憶する手段と、候補サーバ識別子
リストを受け取り、各候補サーバの負荷情報を取得する
第3のサーバ負荷情報取得手段と、第3のサーバ負荷情
報取得手段から各候補サーバの負荷情報を取得して重み
係数を決定し、重み係数テーブルを更新する第4の重み
係数更新手段と、候補サーバ識別子リストを受け取り、
第1の距離情報取得手段からサーバ・利用者端末間距離
を取得し、第2の重み係数テーブルから重み係数を取得
して各候補サーバの重み付け評価値を算出する第5の重
み付け評価値算出手段と、第5の重み付け評価値算出手
段から候補サーバ識別子リストと各候補サーバの重み付
け評価値を取得し、候補サーバ識別子リストに記載され
ている各候補サーバの優先度を決定し、この優先度の高
い順に選択サーバとして出力する第6の接続サーバ決定
手段としてコンピュータを機能させる。
ログラムを記録した記録媒体であってもよい。
明を述べる。
可能な周期に従って各候補サーバの負荷を取得する手段
を含むこととした。
じたサーバ負荷情報取得処理が可能となる。例えばアク
セス数の多いサービスについては頻繁に各候補サーバの
負荷を取得することで特定のサーバが過負荷になる前に
利用者を他のサーバに接続させることができる。逆にア
クセス数の少ないサービスについては必要最小限のサー
バ負荷情報取得を行うことでサーバ負荷情報取得処理を
軽減できる。
他の実施形態によれば、第3のサーバ負荷情報取得段階
は、任意に設定可能な周期に従って各候補サーバの負荷
を取得する第7のサーバ負荷情報取得段階を含むことも
好ましい。
に属する発明を述べる。重み係数更新手段は重み係数が
サーバ負荷のk乗の値をとるように重み係数を更新する
手段を含むこととした。いま、0よりも大きな実数を
k、ある候補サーバSiの負荷情報をL(Si)、重み
係数をW(Si)とし、W(Si)を次式に従って算出
する。
末間距離の両方を考慮するサーバ選択処理において、候
補サーバ負荷重視あるいは候補サーバ・利用者端末間距
離重視のサーバ選択処理の調節を容易に実現することが
できる。
他の実施形態によれば、第4の重み係数更新段階は、重
み係数を算出する際に、kを0以上の実数とし、重み係
数がサーバ負荷のk乗の値を取るように第8の重み係数
を更新する段階を含むことも好ましい。
たサーバ選択を行うため、上記発明に次の各手段を追加
して各エリアに配置するものとした。本方式におけるサ
ーバ選択装置の構成を図9に示す。
情報取得手段を用いてサーバ選択装置が設置されている
自エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得し、それら
自エリア内の各候補サーバの負荷情報を他エリアに設置
されているサーバ選択装置に通知する。
設置されているサーバ選択装置から他エリア内の各候補
サーバの負荷情報を取得し、重み係数更新手段に通知す
る。
識別子と自エリア内候補サーバの識別子リストと他エリ
ア内候補サーバの識別子リストを受け取り、自エリア内
各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア内各候
補サーバ・利用者端末間距離を取得する。
サーバの負荷情報を請求項1に記載のサーバ負荷情報取
得手段から取得し、さらに前記他エリア負荷情報取得手
段から他エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得し、
それら自エリア内および他エリア内の各候補サーバの負
荷情報を考慮して自エリア内および他エリア内の各候補
サーバの重み係数を算出して重み係数テーブルを更新す
る。
補サーバの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別
子リストを受け取り、前記距離情報取得手段から自エリ
ア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア内
各候補サーバ・利用者端末間距離を取得し、さらに前記
重み係数更新手段により更新された重み係数テーブルか
ら自エリア内および他エリア内の各候補サーバの重み係
数を取得して、自エリア内および他エリア内の各候補サ
ーバの重み付け評価値を算出する。
値算出手段から自エリア内および他エリア内の各候補サ
ーバの重み付け評価値を取得して各候補サーバの優先度
を決定し、この優先度の高い順に選択サーバまたは選択
エリアとして出力する。
高負荷な状態にある場合には遠隔の処理能力に余裕のあ
るサーバが選択され、近傍サーバの過負荷によるサービ
ス品質の低下を回避することができる。
他の実施形態によれば、複数のエリアに分割されたネッ
トワーク内のあるエリアに設置されるサーバ選択装置の
サーバ選択方法であって、当該サーバ選択装置が設置さ
れているエリアを自エリアと定義し、当該エリア以外の
あるエリアを他エリアと定義し、第3のサーバ負荷情報
取得段階を用いてサーバ選択装置が設置されている自エ
リア内の各候補サーバの負荷情報を取得し、それら自エ
リア内の各候補サーバの負荷情報を他エリアに設置され
ているサーバ選択装置に通知する第9の自エリア負荷情
報通知段階と、他エリアに設置されているサーバ選択装
置から他エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得し、
第4の重み係数更新段階で用いる情報を取得する第10
の他エリア負荷情報取得段階とを備え、さらに、第1の
距離情報取得段階は、利用者端末識別子と自エリア内候
補サーバの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別
子リストを受け取り、自エリア内各候補サーバ・利用者
端末間距離および他エリア内各候補サーバ・利用者端末
間距離を取得する第11の段階を含み、第4の重み係数
更新段階は、自エリア内の各候補サーバの負荷情報を第
3のサーバ負荷情報取得段階により取得し、さらに第1
0の他エリア負荷情報取得段階により他エリア内の各候
補サーバの負荷情報を取得し、それら自エリア内および
他エリア内の各候補サーバの負荷情報を考慮して自エリ
ア内および他エリア内の各候補サーバの重み係数を算出
して重み係数テーブルを更新する第12の段階を含み、
第5の重み付け評価値算出段階は、自エリア内候補サー
バの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別子リス
トを受け取り、第11の距離情報取得段階により自エリ
ア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア内
各候補サーバ・利用者端末間距離を取得し、さらに第1
2の重み係数更新段階により更新された重み係数テーブ
ルから自エリア内および他エリア内の各候補サーバの重
み係数を取得して、自エリア内および他エリア内の各候
補サーバの重み付け評価値を算出する第13の段階を含
み、第6の接続サーバ決定段階は、第13の重み付け評
価値算出段階により自エリア内および他エリア内の各候
補サーバの重み付け評価値を取得して各候補サーバの優
先度を決定し、この優先度の高い順に選択サーバまたは
選択エリアとして出力する第14の段階を含むことも好
ましい。
属する発明を述べる。
の各候補サーバの負荷情報を任意に設定可能な周期に従
って取得する手段を含むこととした。
じたサーバ負荷情報取得処理が可能となる。例えば、ア
クセス数の多いサービスについては頻繁に各候補サーバ
の負荷を取得することで特定のサーバが過負荷になる前
に利用者を他のサーバに接続させることができる。逆に
アクセス数の少ないサービスについては必要最小限のサ
ーバ負荷情報取得を行うことでサーバ負荷情報取得処理
を軽減できる。
他の実施形態によれば、第9の自エリア負荷情報通知段
階は、自エリア内の候補サーバ負荷情報を任意に設定可
能な周期に従って取得する第15の自エリア負荷情報通
知段階を含むことも好ましい。
する発明を述べる。
可能な周期に従って自エリアの負荷情報を他エリアのサ
ーバ選択装置に通知する手段を含むこととした。
に設定可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から
他エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得する手段を
含むこととした。
じたサーバ負荷情報取得処理が可能となる。例えば、ア
クセス数の多いサービスについては頻繁に各候補サーバ
の負荷および他エリアの負荷を取得することで特定のサ
ーバが過負荷になる前に利用者を他のサーバに接続させ
ることができる。逆にアクセス数の少ないサービスにつ
いては必要最小限のサーバ負荷情報取得を行うことでサ
ーバ負荷情報取得処理を軽減できる。
他の実施形態によれば、第9の自エリア負荷情報通知段
階は、任意に設定可能な周期に従い自エリア内候補サー
バの負荷情報を他エリアのサーバ選択装置に通知する第
16の自エリア負荷情報通知段階を含み、第10の他エ
リア負荷情報取得段階は、任意に設定可能な周期に従い
他エリアのサーバ選択装置から他エリア内候補サーバの
負荷情報を取得する第17の他エリア負荷情報取得段階
を含むことも好ましい。
サーバ選択を別手法で行うため、上記発明に次の各手段
を追加して各エリアに配置するものとした。本方式にお
けるサーバ選択装置の構成を図10に示す。
情報取得手段を用いてサーバ選択装置が設置されている
自エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得して自エリ
ア全体の負荷情報を算出し、この自エリア負荷情報を他
エリアに設置されているサーバ選択装置に通知する。
設置されているサーバ選択装置から他エリア全体の負荷
情報を取得し、重み係数更新手段に通知する。さらに、
距離情報取得手段は、利用者端末識別子と自エリア内候
補サーバの識別子リストと他エリアの識別子リストを受
け取り、自エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離お
よび他エリア・利用者端末間距離を取得する。
サーバの負荷情報をサーバ負荷情報取得手段から取得
し、さらに前記他エリア負荷情報取得手段から他エリア
全体の負荷情報を取得し、それら自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報および他エリア全体の負荷情報を考慮し
て自エリア内の各候補サーバおよび他エリアの重み係数
を算出して重み係数テーブルを更新する。
補サーバの識別子リストと他エリアの識別子リストを受
け取り、前記距離情報取得手段から自エリア内各候補サ
ーバ・利用者端末間距離および他エリア・利用者端末間
距離を取得し、さらに前記重み係数更新手段により更新
された重み係数テーブルから自エリア内の各候補サーバ
および他エリアの重み係数を取得して、自エリア内の各
候補サーバおよび他エリアの重み付け評価値を算出す
る。
値算出手段から自エリア内の各候補サーバおよび他エリ
アの重み付け評価値を取得して自エリア内の各候補サー
バと他エリアの優先度を決定し、この優先度の高い順に
選択サーバまたは選択エリアとして出力する。
高負荷な状態にある場合には処理能力に余裕のあるサー
バが配置されている他のエリアが選択され、その選択さ
れたエリア内に配置されているサーバを対象に再度サー
バ選択を行うことで利用者を接続させるサーバを決定で
き、自エリア内のサーバの過負荷によるサービス品質の
低下を回避することができる。
他の実施形態によれば、複数のエリアに分割されたネッ
トワーク内のあるエリアに設置されるサーバ選択方法で
あって、当該サーバ選択装置が設置されているエリアを
自エリアと定義し、当該エリア以外のあるエリアを他エ
リアと定義し、第3のサーバ負荷情報取得段階を用いて
サーバ選択装置が設置されている自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を取得して自エリア全体の負荷情報を算
出し、この自エリア負荷情報を他エリアに設置されてい
るサーバ選択装置に通知する第18の自エリア負荷情報
通知段階と、他エリアに設置されているサーバ選択装置
から他エリア全体の負荷情報を取得し、第4の重み係数
更新段階で用いられる情報を取得する第19の他エリア
負荷情報取得段階と、を備え、さらに、第1の距離情報
取得段階は、利用者端末識別子と自エリア内候補サーバ
の識別子リストと他エリアの識別子リストを受け取り、
自エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エ
リア・利用者端末間距離を取得する第20の段階を含
み、第4の重み係数更新段階は、自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を第3のサーバ負荷情報取得段階により
取得し、さらに第10の他エリア負荷情報取得段階によ
り他エリア全体の負荷情報を取得し、それら自エリア内
の各候補サーバの負荷情報および他エリア全体の負荷情
報を考慮して自エリア内の各候補サーバおよび他エリア
の重み係数を算出して重み係数テーブルを更新する第2
1の段階を含み、第5の重み付け評価値算出段階は、自
エリア内候補サーバの識別子リストと他エリアの識別子
リストを受け取り、第20の距離情報取得段階により自
エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリ
ア・利用者端末間距離を取得し、さらに第21の重み係
数更新段階により更新された重み係数テーブルから自エ
リア内の各候補サーバおよび他エリアの重み係数を取得
して、自エリア内の各候補サーバおよび他エリアの重み
付け評価値を算出する第22の段階を含み、第6の接続
サーバ決定段階は、第22の重み付け評価値算出段階に
より自エリア内の各候補サーバおよび他エリアの重み付
け評価値を取得して自エリア内の各候補サーバと他エリ
アの優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サーバ
または選択エリアとして出力する第23の段階を含むこ
とも好ましい。
属する発明を述べる。
体の負荷情報を任意に設定可能な周期に従って取得する
手段を含むこととした。
じたサーバ負荷情報取得処理が可能となる。例えば、ア
クセス数の多いサービスについては頻繁に各候補サーバ
の負荷を取得することで特定のサーバが過負荷になる前
に利用者を他のサーバに接続させることができる。逆に
アクセス数の少ないサービスについては必要最小限のサ
ーバ負荷情報取得を行うことでサーバ負荷情報取得処理
を軽減できる。
他の実施形態によれば、第18の自エリア負荷情報通知
段階は、自エリア全体の負荷情報を任意に設定可能な周
期に従って取得する第24の自エリア負荷情報通知段階
を含むことも好ましい。
する発明を述べる。
可能な周期に従って自エリアの負荷情報を他エリアのサ
ーバ選択装置に通知する手段を含むこととした。
に設定可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から
他エリアの負荷情報を取得する手段を含むこととした。
じたサーバ負荷情報取得処理が可能となる。例えば、ア
クセス数の多いサービスについては頻繁に各候補サーバ
の負荷および他エリアの負荷を取得することで特定のサ
ーバが過負荷になる前に利用者を他のサーバに接続させ
ることができる。逆にアクセス数の少ないサービスにつ
いては必要最小限のサーバ負荷情報取得を行うことでサ
ーバ負荷情報取得処理を軽減できる。
他の実施形態によれば、第18の自エリア負荷情報通知
段階は、任意に設定可能な周期に従い自エリアの負荷情
報を他エリアのサーバ選択装置に通知する第25の自エ
リア負荷情報通知段階を含み、第19の他エリア負荷情
報取得段階は、任意に設定可能な周期に従い他エリアの
サーバ選択装置から他エリアの負荷情報を取得する第2
6の他エリア負荷情報取得段階を含むことも好ましい。
グテーブルを用いた手法を以下で説明する。
に分割し、各エリア内の利用者を接続させるサーバを分
散配置された複数の候補サーバからマッピングテーブル
を参照して選択する。マッピングテーブルには、利用者
が属するエリアと接続サーバとの関係が記述されてい
る。例えば、エリア1とエリア2はサーバAに、エリア
3はサーバBに、エリア4と5はサーバCに、という対
応関係がマッピングテーブルに記述される。従って、ア
クセスを要求している利用者が属するエリアを特定する
ことができれば、その利用者を接続させるサーバを特定
することができる。
のアクセス要求およびサーバ負荷をエリア毎に考慮して
サーバ選択を行う。本発明によるサーバ選択装置の構成
を図11に示す。図11のエリア選択装置は、位置情報
取得手段、マッピングテーブル、接続サーバ決定手段、
で構成される。
置情報取得手段は、利用者端末識別子を受け取り、利用
者の属するエリアを特定する。
リアと当該エリア内の利用者を接続させるサーバの識別
子が対になって記述される。
で取得した利用者が属するエリアをマッピングテーブル
から探し、そのエリアに対応するサーバを利用者の接続
するサーバとして回答する。
選択方法によれば、ネットワークを複数のエリアに分割
した場合のあるエリア内に存在する利用者を接続させる
サーバを、分散配置された複数の候補サーバから選択す
るサーバ選択方法であって、利用者が属するエリアと当
該エリア内利用者を接続させるサーバとの関係を第27
のマッピングテーブルに記述する段階と、利用者端末識
別子を受け取り、利用者の属するエリアを特定する第2
8の位置情報取得段階と、第28の位置情報取得段階で
取得した利用者位置情報とマッピングテーブルより当該
利用者を接続させるサーバを特定する第29の接続サー
バ決定段階とを有する。
選択プログラムによれば、ネットワークを複数のエリア
に分割した場合のあるエリア内に存在する利用者を接続
させるサーバを、分散配置された複数の候補サーバから
選択するようにコンピュータに機能させるサーバ選択プ
ログラムであって、利用者が属するエリアと当該エリア
内利用者を接続させるサーバとの関係を記述する第27
のマッピングテーブルと、利用者端末識別子を受け取
り、利用者の属するエリアを特定する第28の位置情報
取得手段と、第28の位置情報取得段階で取得した利用
者位置情報と前記マッピングテーブルより当該利用者を
接続させるサーバを特定する第29の接続サーバ決定手
段としてコンピュータを機能させる。
ログラムを記録した記録媒体であってもよい。
を考慮してサーバ選択を行うために、サーバ負荷情報取
得手段、マッピングテーブル更新手段を追加した。この
場合のサーバ選択装置の構成を図12に示す。
別子リストを受け取り、各候補サーバの負荷情報を取得
する。
荷情報取得手段で取得した各候補サーバのサーバ負荷情
報に基づき、他の候補サーバと比較して負荷が大きいサ
ーバを接続サーバとしているエリアの接続先サーバを変
更することでマッピングテーブルを更新する。
で取得した当該利用者が属するエリアとマッピングテー
ブルより、利用者を接続させるサーバを特定する。マッ
ピングテーブル更新にサーバ負荷が考慮されていること
により、利用者の接続先サーバが過負荷状態のため充分
なサービスを提供できない問題を解決した。
他の実施形態によれば、候補サーバの識別子のリストを
受け取り、各候補サーバの負荷情報を取得する第30の
サーバ負荷情報取得段階と、第30のサーバ負荷情報取
得段階で取得した各候補サーバのサーバ負荷情報に基づ
き、他の候補サーバと比較して負荷が大きいサーバを接
続サーバとしている利用者従属エリアの接続先サーバを
変更するために第30のマッピングテーブルを更新する
第31のマッピングテーブル更新段階とを備えることも
好ましい。
ト増加を抑制し、サーバ選択の高速化を実現するために
以下の改良を加えた。
グテーブルに記載されている各候補サーバと利用者従属
エリアとの対応関係情報について、候補サーバ識別子リ
ストに記載されている各候補サーバのうち最も当該利用
者の位置に近いサーバを選択サーバの初期値とする手段
を含み、さらにサーバ負荷情報取得手段により取得され
た負荷が最大のサーバを接続サーバに選択している各エ
リアについて、他のサーバと当該エリアとの通信コスト
が最も低くなる候補サーバに接続サーバを変更した場合
の通信コスト増加量を求め、この通信コスト増加量が小
さいエリアの接続サーバを変更する手段を含むこととし
た。
他の実施形態によれば、第31のマッピングテーブル更
新段階は、第27のマッピングテーブルに記載されてい
る各候補サーバと利用者従属エリアの対応関係情報につ
いて、候補サーバ識別子リストに記載されている各候補
サーバのうち最も利用者従属エリアに近い候補サーバを
選択サーバの初期値とする第32の段階を含み、第30
のサーバ負荷情報取得段階によって取得された負荷が最
大のサーバを接統サーバに選択している利用者従属エリ
アについて、他のサーバと当該エリアとの通信コストが
最も低くなる候補サーバに接続サーバを変更した場合の
通信コスト増加量を求め、この通信コスト増加量が小さ
いエリアの接続サーバを変更する第33の段階を含むこ
とも好ましい。
には各エリアにとっての最寄りサーバが接続先サーバと
して記述されており、さらにマッピングテーブル更新時
にはサーバ負荷が考慮されているため、利用者の接続先
サーバが過負荷状態のため充分なサービスを提供できな
い問題を解決した。
詳細に説明する。尚、以下では、サーバ選択装置を例に
とって説明するが、サーバ選択方法、サーバ選択プログ
ラム及びそのプログラムを記録した記録媒体についても
同様の構成を有する。
サーバ選択装置の実施例を以下に示す。本実施例におけ
るサーバ選択装置の構成は図8の通りである。また、請
求項13、14及び15に記載のサーバ選択方法につい
て、更に請求項25に記載のサーバ選択プログラムにつ
いても、同様に説明される。
る。本実施例では、ある候補サーバSi(ただし0≦i
≦N:Nは、0より大きい整数であり、候補サーバ識別
子リストに登録されている候補サーバ識別子の数を示
す)と利用者端末間のルータの数を距離情報d(U,S
i)として定義する。ただし、Siは候補サーバの識別
子、Uは利用者端末識別子であり、より具体的には候補
サーバおよび利用者端末のホスト名やIPアドレスなど
である。距離情報取得手段は、候補サーバの識別子のリ
ストSとUを受け取り、従来技術の距離最小化方式と同
様にUNIX(登録商標)環境で動作するtracerouteプ
ログラムを使用し、サーバ選択装置から利用者端末まで
に経由するルータのIPアドレスを得る。このIPアド
レスは、経路情報を構成する中継器識別子に相当する。
ここで各ルータのIPアドレスを距離情報取得手段に近
い順に並べたものを経路情報と定義し、その長さをlu
とする。同様に、ある候補サーバSiに対してもtracer
outeプログラムを実行することで、各候補サーバまでの
経路情報を得ることができ、その経路長li(i=0,
1,…,N)が得られる。このようにして得られた利用
者端末までの経路長lu、ある候補サーバまでの経路長
li、さらに両経路情報の共通経路長cを用いて、サー
バSiと利用者端末Uの距離d(U,Si)を次式で求
める。
明する。図13において、Tはtraceroute実行端末、S
iは候補サーバ、Uは利用者端末である。Tはtracerou
teコマンドを実行し、Siまでの経路情報とUまでの経
路情報を取得し、さらにそこからSiまでの経路長li
=5とUまでの経路長lu=4を算出する。距離情報取
得手段は、Siまでの経路情報とUまでの経路情報をT
TL値の小さな順に比較し、両経路情報の共通部分およ
び共通部分の経路長c=3を求める。さらに距離情報取
得手段は上記の式に従ってSiとUの間の距離d(U,
Si)=4を算出する。
各サーバにアクセスしている利用者数をサーバ負荷とし
て取得するものとする。すなわち、あるサーバSiにア
クセスしている利用者数がmで与えられる場合、サーバ
Siの負荷L(Si)はL(Si)=mとなる。サーバ
にアクセスしている利用者数を取得する方法としては、
UNIX基本コマンドであるnetstatを用いて当該サー
ビスに対するTCPコネクションの接続数を計数する方
法や、同じくUNIX基本コマンドであるfingerを用い
て当該サーバリソースを使用しているクライアント数を
計数する方法などがある。他にも、CPU負荷やレスポ
ンスタイムをサーバ負荷として用いる場合もある。この
サーバ負荷情報取得手段において、各サーバの負荷を取
得するタイミングや周期は、UNIX基本コマンドであ
るcronを用いるなどして任意に設定可能であるとした。
ルについて説明する。本実施例における重み係数は、サ
ーバ負荷情報をサーバ選択処理に反映させる度合いを示
す係数である。例として、候補サーバS1,S2,…,
SNの負荷をそれぞれL(S1),L(S2),…,L
(SN)で、重み係数をW(S1),W(S2),…,
W(SN)で表すとし、両者には次式の関係が成り立っ
ているものとする。
式で求められた各サーバの重み係数W(Si)を保持し
たものが重み係数テーブルである。重み係数テーブルの
例を表1に示す。
d(U,Si)とW(Si)を用いてSiの重み付け評
価値e(Si)を求める。本実施例では次式に従って各
サーバの重み付け評価値を算出する。
式で求めた重み付け評価値e(Si)が小さい順に候補
サーバSiの優先度が高くなるように候補サーバ識別子
リストを並べ替え、優先度が最も高い候補サーバを利用
者端末Uの接続先サーバとして出力する。その際、優先
度の高い順に候補サーバ識別子リストを並べ直して作成
される新しい候補サーバ識別子リストZを出力する場合
も考えられる。
サーバ選択装置の実施例を以下に示す。本実施例におけ
るサーバ選択装置の構成は図9と同様である。請求項1
6、17及び18に記載のサーバ選択方法についても同
様に説明される。
施例1で説明したサーバ選択装置に自エリア負荷情報通
知手段と他エリア負荷情報取得手段を追加した構成にな
っている。本実施例では簡単のためにエリア数は2つと
し、自エリアをA1、他エリアをA2とし、自エリアの
サーバ選択装置をR1、他エリアのサーバ選択装置をR
2とする。
れぞれに分散配置されている候補サーバの識別子のリス
トS1,S2と利用者端末識別子Uを受け取り、各候補
サーバ・利用者端末間距離d(U,S1i)およびd
(U,S2j)を求める。距離算出方法は実施例1で示
した方法と同様である。
の候補サーバの識別子リストS1を受け取り、各候補サ
ーバS1i(ただし0≦i≦N1、N1はA1に配置さ
れている候補サーバ数)の負荷情報L(S1i)を取得
する。負荷情報の定義は実施例1と同様であるとする。
バ負荷情報取得手段から自エリア内の候補サーバS1i
の負荷L(S1i)を受け取り、R2の他エリア負荷情
報取得手段にL(S1i)を通知する。通知方法として
は、UDPパケットまたはTCPパケットにL(S1
i)を直接記述して送信する方法や、ファイルにL(S
1i)を記述しFTPプロトコルを使用して当該ファイ
ルを転送する方法などがある。また自エリア負荷L(S
1i)を通知するタイミングや周期は、UNIX基本コ
マンドであるcronを用いるなどして任意に設定可能であ
るとした。
は、他エリアA2内に配置されている候補サーバS2j
(ただし、0≦j≦N2。N2はA2内に配置されてい
る候補サーバ数)の負荷L(S2j)を取得する。ただ
しL(S2j)は、A1内の候補サーバの負荷情報L
(S1i)の算出と同様の処理をR2の自エリア負荷情
報取得手段が行って求める。L(S2j)取得の際には
前述の自エリア負荷情報通知手段と同様に、UDPパケ
ットあるいはTCPパケットにL(S2j)を直接記述
して送信する方法や、ファイルにL(S2j)を記述し
てFTPプロトコルを使用して当該ファイルを転送する
方法などがある。また、R1の他エリア負荷情報取得手
段が他エリアA2のサーバ選択装置R2内の自エリア負
荷情報通知手段から他エリア負荷情報L(S2j)を取
得するタイミングや周期を、UNIX基本コマンドであ
るcronを用いるなどして任意に設定可能であるとした。
さらに、他エリアA2のサーバ選択装置R2内の自エリ
ア負荷情報通知手段がエリア負荷情報L(S2j)の通
知を求められた際には、それに連動してR2内のサーバ
負荷情報取得手段がエリアA2内の各サーバS2jの負
荷情報L(S2j)を取得するものとした。
た他エリアの負荷L(S2j)は、R1のサーバ負荷情
報取得手段が取得した各候補サーバの負荷L(S1i)
と共にR1の重み係数更新手段に渡される。重み係数更
新手段は、A1内の各候補サーバS1iの重み係数W
(S1i)とA2内の各候補サーバS2jの重み係数W
(S2j)を実施例1で示した処理と同様に算出し、求
められた重み係数を表1と同様の形式で重み係数テーブ
ルとして保持する。
A1内の各候補サーバS1iの重み付け評価値e(S1
i)とA2内の各候補サーバS2jの重み付け評価値e
(S2j)を算出し、接続サーバ決定手段は、評価値e
(S1i),e(S2j)が小さい順に候補サーバの優
先度が高くなるように候補サーバ識別子リストの並べ替
えを行い、優先度が最も高い候補サーバを利用者端末U
を接続させるサーバとして出力する。その際、優先度の
高い順に候補サーバを並べ直して作成される新しい候補
サーバ識別子リストZ1を出力する場合もある。
サーバ選択装置の実施例を以下に示す。本実施例におけ
るサーバ選択装置の構成は図10と同様である。請求項
19、20及び21に記載のサーバ選択方法についても
同様に説明される。
施例2で説明したサーバ選択装置と同様の構成になって
いる。本実施例では簡単のためにエリア数は2つとし、
自エリアをA1、他エリアをA2とし、自エリアのサー
バ選択装置をR1、他エリアのサーバ選択装置をR2と
する。
置されている候補サーバの識別子のリストS1、A1以
外のエリア識別子のリストA1、利用者端末識別子Uを
受け取り、各候補サーバ・利用者端末間距離d(U,S
1i)および各エリア・利用者端末間距離d(U,A
2)を求める。距離算出方法は実施例1で示した方法と
同様である。
の候補サーバの識別子リストS1を受け取り、各候補サ
ーバS1i(ただし0≦i≦N1、N1はA1に配置さ
れている候補サーバ数)の負荷情報L(S1i)を取得
する。負荷情報の定義は実施例1と同様であるとする。
バ負荷情報取得手段から自エリア内の候補サーバS1i
(ただし0≦i≦N1、N1はA1に配置されている候
補サーバ数)の負荷L(Si)を受け取り、自エリア負
荷F(A1)を求める。本実施例では次式に従って自エ
リア負荷L(A1)を求める。
後、自エリア負荷情報通知手段はR2の他エリア負荷情
報取得手段にL(A1)を通知する。通知方法として
は、UDPパケットまたはTCPパケットにL(A1)
を直接記述して送信する方法や、ファイルにL(A1)
を記述しFTPプロトコルを使用して当該ファイルを転
送する方法などがある。また、自エリア負荷を算出する
タイミングや周期は、UNIX基本コマンドであるcron
を用いるなどして任意に設定可能であるとした。さら
に、自エリア負荷情報算出が任意のタイミングで行われ
る際には、それと連動してサーバ負荷情報取得手段が各
サーバの負荷情報を取得するものとした。
は、他エリアA2の負荷L(A2)を取得する。ただし
L(A2)は、前記自エリア負荷L(A1)の算出と同
様の処理をR2の自エリア負荷情報取得手段が行って求
める。L(A2)取得の際には前述の自エリア負荷情報
通知手段と同様に、UDPパケットあるいはTCPパケ
ットにL(A2)を直接記述して送信する方法や、ファ
イルにL(A2)を記述してFTPプロトコルを使用し
て当該ファイルを転送する方法などがある。また、他エ
リア負荷情報取得手段が他エリアA2のサーバ選択装置
R2内の自エリア負荷情報通知手段から他エリア負荷情
報L(A2)を取得するタイミングや周期を任意に設定
可能であるとした。さらに、他エリアA2のサーバ選択
装置R2内の自エリア負荷情報通知手段がエリア負荷情
報L(A2)の通知を求められた際には、それに連動し
てR2内のサーバ負荷情報取得手段がエリアA2内の各
サーバの負荷情報を取得するものとした。
た他エリアの負荷L(A2)は、R1のサーバ負荷情報
取得手段が取得した各候補サーバの負荷L(S1i)と
共に重み係数更新手段に渡される。重み係数更新手段
は、実施例1で示した処理と同様の重み係数更新処理を
行い、求められた重み係数を表1と同様の形式で重み係
数テーブルとして保持する。
A1内の各候補サーバS1iの重み付け評価値e(S1
i)とエリアA2の重み付け評価値e(A2)を算出
し、接続サーバ決定手段は、評価値e(S1i),e
(A2)が小さい順に候補サーバまたは候補エリアの優
先度が高くなるようにリストの並べ替えを行い、優先度
が最も高い候補サーバを利用者端末Uを接続させるサー
バとして出力する。その際、優先度の高い順に候補サー
バを並べ直して作成される新しい候補サーバ・エリアリ
ストZ1を出力する場合もある。
択装置の実施例を以下に示す。本実施例におけるサーバ
選択装置の構成を図11に示す。また、請求項22に記
載のサーバ選択方法について、更に請求項26に記載の
サーバ選択プログラムについても、同様に説明される。
図14に示す。図14では、サーバ選択装置が取り扱う
ネットワーク中にサーバSa,Sb,Scが分散配置さ
れており、不特定多数のクライアントが点在している。
また、本実施例ではネットワーク内に識別子が1から7
までの7つのエリアが存在している。本実施例における
各エリア内の利用者が接続されるサーバと各エリアの対
応関係を示すマッピングテーブルを表2に示す。表2で
は、各エリアから各サーバまでの経路において経由する
中継器数が最小となるサーバを当該エリアの接続先サー
バとしている。
け取りtracerouteコマンドを用いて利用者の属するエリ
アを特定する。利用者の属するエリアの特定に先駆け、
当該手段はサーバ選択装置からマッピングテーブルに登
録されている各エリアまでの経路情報を予めtraceroute
を用いて取得し、経路情報テーブルとして保持してお
く。図14に示したネットワーク構成における経路情報
を表3に示す。
選択装置から利用者端末までの経路情報を取得し、予め
求めた各エリアまでの経路情報と比較して共通経路長が
最も長いエリアを特定し、当該利用者はそのエリアに属
するものとする。例えば図14において、サーバ選択装
置から利用者端末までの経路情報としてR1−R2−R
7を得たとすると、この経路情報と最も長い共通経路を
有するエリアは表3よりエリア4であることから、利用
者はエリア4に属することが分かる。位置取得手段はこ
の結果を接続サーバ決定手段に渡す。
ピングテーブルを参照し、エリア4の利用者が接続され
るサーバがサーバbであることが分かり、結果として出
力する。
バ選択を行うために、請求項11に記載のサーバ選択装
置の実施例を以下に示す。本実施例におけるサーバ選択
装置の構成は図12と同様であり、これは前述の請求項
7に記載のサーバ選択装置の構成(図11参照)にサー
バ負荷情報取得手段、マッピングテーブル更新手段を加
えた構成になっている。請求項23に記載のサーバ選択
方法についても同様に説明される。
別子リストSを受け取り、リストに含まれる各候補サー
バSi(ただし0≦i≦N。Nはネットワーク中に配置
されている候補サーバ数)の負荷情報を取得する。本実
施例では、先に述べた実施例1のサーバ負荷情報取得手
段と同様に、サーバにアクセスする利用者数をサーバ負
荷として用いる。この場合のサーバ負荷情報取得方法と
しては、UNIX基本コマンドであるnetstatを用いて
当該サービスに対するTCPコネクションの接続数を計
数する方法、同じくUNIX基本コマンドであるfinger
を用いてサーバリソースを使用している利用者数を計数
する方法などがある。
の識別子リストSとエリアの識別子リストAを受け取
り、各サーバの負荷情報に基づいてマッピングテーブル
を更新する。以下、図14のネットワーク構成を例に、
マッピングテーブル更新処理を説明する。図14で示さ
れるネットワーク中にはSa,Sb,Scという3つの
サーバが配置されているので、S={Sa,Sb,S
c}である。マッピングテーブルの初期状態は表2の内
容と同一であるとする。いま、エリア3とエリア4にい
る多くの利用者がサービス要求を行ったとすると、請求
項7又は19に示したサーバ選択の実施例に従ってこれ
らの利用者を接続させるサーバとしてサーバBが選択さ
れ、その結果サーバSbの負荷が高くなっているとす
る。また、このときエリア6とエリア7にいる利用者か
らはサービス要求が行われず、両エリアに属する利用者
を接続させるサーバScの負荷は低いままであるとす
る。このような状況下で、エリア5に属する利用者がサ
ービス要求を行った場合、表2のマッピングテーブルを
そのまま用いていると当該利用者を接続させるサーバと
してサーバSbが選択され、結果としてサーバSbの負
荷がさらに高まり、サービス提供に支障が生じる。そこ
で、マッピングテーブルの記述においてサーバSbが接
続先サーバとなっているエリア3、エリア4、エリア5
のうち、いずれかのエリアについては当該エリア内の利
用者を他のサーバに接続させるようにマッピングテーブ
ルを更新する。本実施例ではエリア5に属する利用者を
サーバScに接続させるように変更する。その結果、マ
ッピングテーブルは表4のように変更される。
けるマッピングテーブル更新判断基準について説明す
る。前提として、図14のエリア1〜7をA1〜A7で
表す。また、各エリアからマッピングテーブルによって
割り当てられているサーバヘのアクセス数をC(Ai)
(ただし1≦i≦7)で、各サーバ負荷をL(Sa)、
L(Sb)、L(Sc)で表す。さらに、各サーバのリ
ソース上限値(許容しうる負荷の最大値)をMaxL
(Sa),MaxL(Sb),MaxL(Sc)で表
す。各サーバにアクセスする利用者数をサーバ負荷とし
て用いているため、マッピングテーブルが表2の場合に
は以下の式が成り立つ。
たしたとする。ただし、Ratio(Sb)はマッピン
グテーブル更新判定閾値であり、サーバ選択装置運用者
やサービス提供者が予め値を設定できるものとする。
状態にあるとし、サーバSbに接続するようにマッピン
グテーブルに記述されているエリアのいずれかを、他の
サーバに接続するようにマッピングテーブルを更新す
る。
変更するエリアを選択する。すなわち、L(Sb)を構
成する要素C(A3),C(A4),C(A5)のうち
最小のものを求め、そのエリアを接続先サーバ変更の対
象とする。例えばC(A5)が最小であった場合、エリ
ア5の接続先サーバが変更される。また、変更後の接続
先サーバを以下のように選択する。すなわち、Sb以外
のサーバについて負荷の大きさを比較し、負荷が最小で
あるサーバを上記処理で選択された接続先サーバ変更対
象エリア(エリア5)の新たな接続先サーバとする。例
えばL(Sa)>L(Sc)であった場合、エリア5の
接続先サーバはScとなる。以上の結果をもとに更新し
た後のマッピングテーブルは表4のようになる。
ッピングテーブルを参照して、利用者の位置からその利
用者を接続させるサーバを決定する。
して、請求項12に記載の発明に付いて述べる。本実施
例におけるサーバ選択装置の構成は図12と同様であ
る。請求項24に記載のサーバ選択方法についても同様
に説明される。
アの距離関係を求め、各エリア内の利用者を接続させる
サーバの初期値を決定し、マッピングテーブルを初期化
するものとした。具体的には、位置情報取得手段は各エ
リアまでの経路情報を表3のように求め、長く同一経路
を経由する複数のエリアから順に同一サーバにアクセス
するようにマッピングテーブルを生成する。表3では、
エリア3,4,5がR1−R2まで、エリア6,7がR
1−R3までそれぞれ同一経路を経由し、どちらの場合
も同一経路長は2である。これよりも長い同一経路を有
するエリアは他に無いので、エリア3,4,5は同じサ
ーバbに、エリア6,7はサーバcにアクセスするよう
にマッピングテーブルが生成される。また、エリア1,
2はR1まで同一経路を経由するので両エリアはサーバ
aにアクセスするようにマッピングテーブルが生成され
る。
更新手段があるエリアの新たな接続先サーバを選択する
際に、当該エリアと各サーバ間の通信コスト増減を考慮
するものとした。すなわち、請求項8又は20に記載の
発明の実施例において、接続先サーバを変更するエリア
が特定された場合(前記の例ではエリア5)、新たな接
続先候補サーバ(前記の例ではSaとSc)のその時点
での負荷のみを考慮するのではなく、エリア5からサー
バaまでの通信コストとエリア5からサーバcまでの通
信コストを比較し、コストの小さくなるサーバを新たな
接続先サーバとして選択するものとした。具体的な通信
コストとしては、実施例1、2で説明した距離情報と同
様に候補サーバ・当該エリア間を中継するルータ数、候
補サーバ・当該エリア間のネットワーク帯域、pingなど
により測定可能な応答時間(RTT)、さらにはこれら
を複数種類用いた指標がある。
は、サーバ・利用者間距離とサーバ負荷を同時に考慮す
ることで距離最小化方式で発生する特定サーバヘの負荷
集中を解決し、負荷均等化方式と比較してもネットワー
クコストを抑制することができる。
スヘのアクセス数に応じたサーバ負荷情報取得処理が可
能となる。例えばアクセス数の多いサービスについては
頻繁に各候補サーバの負荷を取得することで特定のサー
バが過負荷になる前に利用者を他のサーバに接続させる
ことができる。逆にアクセス数の少ないサービスについ
ては必要最小限のサーバ負荷情報取得を行うことでサー
バ負荷情報取得処理を軽減できる。
ーバの負荷と候補サーバ・利用者端末間距離の両方を考
慮するサーバ選択処理において、候補サーバ負荷重視あ
るいは候補サーバ・利用者端末間距離重視のサーバ選択
処理の調整を容易に実現することができる。
アのサーバがいずれも高負荷な状態にある場合には遠隔
の処理能力に余裕のあるサーバが選択され、近傍サーバ
の過負荷によるサービス品質の低下を回避することがで
きる。
スヘのアクセス数に応じたサーバ負荷情報取得処理が可
能となる。例えば、アクセス数の多いサービスについて
は頻繁に各候補サーバの負荷を取得することで特定のサ
ーバが過負荷になる前に利用者を他のサーバに接続させ
ることができる。逆にアクセス数の少ないサービスにつ
いては必要最小限のサーバ負荷情報取得を行うことでサ
ーバ負荷情報取得処理を軽減できる。
スヘのアクセス数に応じたサーバ負荷情報取得処理が可
能となる。例えば、アクセス数の多いサービスについて
は頻繁に各候補サーバの負荷および他エリアの負荷を取
得することで特定のサーバが過負荷になる前に利用者を
他のサーバに接続させることができる。逆にアクセス数
の少ないサービスについては必要最小限のサーバ負荷情
報取得を行うことでサーバ負荷情報取得処理を軽減でき
る。
リアのサーバがいずれも高負荷な状態にある場合には処
理能力に余裕のあるサーバが配置されている他のエリア
が選択され、その選択されたエリア内に配置されている
サーバを対象に再度サーバ選択を行うことで利用者を接
続させるサーバを決定でき、自エリア内のサーバの過負
荷によるサービス品質の低下を回避することができる。
スヘのアクセス数に応じたサーバ負荷情報取得処理が可
能となる。例えば、アクセス数の多いサービスについて
は頻繁に各候補サーバの負荷を取得することで特定のサ
ーバが過負荷になる前に利用者を他のサーバに接続させ
ることができる。逆にアクセス数の少ないサービスにつ
いては必要最小限のサーバ負荷情報取得を行うことでサ
ーバ負荷情報取得処理を軽減できる。
スヘのアクセス数に応じたサーバ負荷情報取得処理が可
能となる。例えば、アクセス数の多いサービスについて
は頻繁に各候補サーバの負荷および他エリアの負荷を取
得することで特定のサーバが過負荷になる前に利用者を
他のサーバに接続させることができる。逆にアクセス数
の少ないサービスについては必要最小限のサーバ負荷情
報取得を行うことでサーバ負荷情報取得処理を軽減でき
る。
は、マッピングテーブル更新にサーバ負荷が考慮されて
いることにより、利用者の接続先サーバが過負荷状態の
ため充分なサービスを提供できない問題を解決した。
ピングテーブルの初期状態には各エリアにとっての最寄
りサーバが接続先サーバとして記述されており、さらに
マッピングテーブル更新時にはサーバ負荷が考慮されて
いるため、利用者の接続先サーバが過負荷状態のため充
分なサービスを提供できない問題を解決した。
構成図である。
てクライアント・サーバ間の距離情報を取得する概要図
である。
の問題点を示す図である。
の問題点を示す図である。
の問題点を示す図である。
の問題点を示す図である。
の問題点を示す図である。
成図である。
成図である。
構成図である。
選択装置の構成図である。
選択装置の構成図である。
めのネットワーク構成図である。
ーク構成図である。
Claims (27)
- 【請求項1】 分散配置された複数の候補サーバの中か
ら利用者端末を接続させるサーバを選択するサーバ選択
装置であって、 前記候補サーバの識別子のリストと利用者端末識別子を
受け取り、各候補サーバ・利用者端末間の距離を取得す
る第1の距離情報取得手段と、 サーバ選択時に用いる重み係数を前記候補サーバ毎に記
憶する第2の重み係数テーブルと、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、各候補サーバ
の負荷情報を取得する第3のサーバ負荷情報取得手段
と、 前記第3のサーバ負荷情報取得手段から各候補サーバの
負荷情報を取得して重み係数を決定し、重み係数テーブ
ルを更新する第4の重み係数更新手段と、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、前記第1の距
離情報取得手段からサーバ・利用者端末間距離を取得
し、前記第2の重み係数テーブルから重み係数を取得し
て各候補サーバの重み付け評価値を算出する第5の重み
付け評価値算出手段と、 前記第5の重み付け評価値算出手段から前記候補サーバ
識別子リストと各候補サーバの重み付け評価値を取得
し、候補サーバ識別子リストに記載されている各候補サ
ーバの優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サー
バとして出力する第6の接続サーバ決定手段とを備えた
ことを特徴とするサーバ選択装置。 - 【請求項2】 前記第3のサーバ負荷情報取得手段は、
任意に設定可能な周期に従って各候補サーバの負荷を取
得する第7のサーバ負荷情報取得手段を含むことを特徴
とする請求項1に記載のサーバ選択装置。 - 【請求項3】 前記第4の重み係数更新手段は、重み係
数を算出する際に、kを0以上の実数とし、重み係数が
サーバ負荷のk乗の値を取るように第8の重み係数を更
新する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のサ
ーバ選択装置。 - 【請求項4】 複数のエリアに分割されたネットワーク
内のあるエリアに設置される前記サーバ選択装置であっ
て、 当該サーバ選択装置が設置されているエリアを自エリア
と定義し、当該エリア以外のあるエリアを他エリアと定
義し、 前記第3のサーバ負荷情報取得手段を用いてサーバ選択
装置が設置されている自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を取得し、それら自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を他エリアに設置されているサーバ選択装置に通知
する第9の自エリア負荷情報通知手段と、 他エリアに設置されているサーバ選択装置から他エリア
内の各候補サーバの負荷情報を取得し、 前記第4の重み係数更新手段に通知する第10の他エリ
ア負荷情報取得手段とを備え、さらに前記第1の距離情
報取得手段は、利用者端末識別子と自エリア内候補サー
バの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別子リス
トを受け取り、自エリア内各候補サーバ・利用者端末間
距離および他エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離
を取得する第11の手段を含み、 前記第4の重み係数更新手段は、自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を前記第3のサーバ負荷情報取得手段か
ら取得し、さらに前記第10の他エリア負荷情報取得手
段から他エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得し、
それら自エリア内および他エリア内の各候補サーバの負
荷情報を考慮して自エリア内および他エリア内の各候補
サーバの重み係数を算出して重み係数テーブルを更新す
る第12の手段を含み、 前記第5の重み付け評価値算出手段は、自エリア内候補
サーバの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別子
リストを受け取り、前記第11の距離情報取得手段から
自エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エ
リア内各候補サーバ・利用者端末間距離を取得し、さら
に前記第12の重み係数更新手段により更新された重み
係数テーブルから自エリア内および他エリア内の各候補
サーバの重み係数を取得して、自エリア内および他エリ
ア内の各候補サーバの重み付け評価値を算出する第13
の手段を含み、 前記第6の接続サーバ決定手段は、前記第13の重み付
け評価値算出手段から自エリア内および他エリア内の各
候補サーバの重み付け評価値を取得して各候補サーバの
優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サーバまた
は選択エリアとして出力する第14の手段を含むことを
特徴とする請求項1に記載のサーバ選択装置。 - 【請求項5】 前記第9の自エリア負荷情報通知手段
は、自エリア内の候補サーバ負荷情報を任意に設定可能
な周期に従って取得する第15の自エリア負荷情報通知
手段を含むことを特徴とする請求項4に記載のサーバ選
択装置。 - 【請求項6】 前記第9の自エリア負荷情報通知手段
は、任意に設定可能な周期に従い自エリア内候補サーバ
の負荷情報を他エリアのサーバ選択装置に通知する第1
6の自エリア負荷情報通知手段を含み、 前記第10の他エリア負荷情報取得手段は、任意に設定
可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から他エリ
ア内候補サーバの負荷情報を取得する第17の他エリア
負荷情報取得手段を含むことを特徴とする請求項4に記
載のサーバ選択装置。 - 【請求項7】 複数のエリアに分割されたネットワーク
内のあるエリアに設置される前記サーバ選択装置であっ
て、 当該サーバ選択装置が設置されているエリアを自エリア
と定義し、当該エリア以外のあるエリアを他エリアと定
義し、 前記第3のサーバ負荷情報取得手段を用いてサーバ選択
装置が設置されている自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を取得して自エリア全体の負荷情報を算出し、この
自エリア負荷情報を他エリアに設置されているサーバ選
択装置に通知する第18の自エリア負荷情報通知手段
と、 他エリアに設置されているサーバ選択装置から他エリア
全体の負荷情報を取得し、前記第4の重み係数更新手段
に通知する第19の他エリア負荷情報取得手段と、を備
え、さらに前記第1の距離情報取得手段は、利用者端末
識別子と自エリア内候補サーバの識別子リストと他エリ
アの識別子リストを受け取り、自エリア内各候補サーバ
・利用者端末間距離および他エリア・利用者端末間距離
を取得する第20の手段を含み、 前記第4の重み係数更新手段は、自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を請求項1に記載の第3のサーバ負荷情
報取得手段から取得し、さらに前記第10の他エリア負
荷情報取得手段から他エリア全体の負荷情報を取得し、
それら自エリア内の各候補サーバの負荷情報および他エ
リア全体の負荷情報を考慮して自エリア内の各候補サー
バおよび他エリアの重み係数を算出して重み係数テーブ
ルを更新する第21の手段を含み、 前記第5の重み付け評価値算出手段は、自エリア内候補
サーバの識別子リストと他エリアの識別子リストを受け
取り、前記第20の距離情報取得手段から自エリア内各
候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア・利用者
端末間距離を取得し、さらに前記第21の重み係数更新
手段により更新された重み係数テーブルから自エリア内
の各候補サーバおよび他エリアの重み係数を取得して、
自エリア内の各候補サーバおよび他エリアの重み付け評
価値を算出する第22の手段を含み、 前記第6の接続サーバ決定手段は、前記第22の重み付
け評価値算出手段から自エリア内の各候補サーバおよび
他エリアの重み付け評価値を取得して自エリア内の各候
補サーバと他エリアの優先度を決定し、この優先度の高
い順に選択サーバまたは選択エリアとして出力する第2
3の手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のサー
バ選択装置。 - 【請求項8】 前記第18の自エリア負荷情報通知手段
は、自エリア全体の負荷情報を任意に設定可能な周期に
従って取得する第24の自エリア負荷情報通知手段を含
むことを特徴とする請求項7に記載のサーバ選択装置。 - 【請求項9】 前記第18の自エリア負荷情報通知手段
は、任意に設定可能な周期に従い自エリアの負荷情報を
他エリアのサーバ選択装置に通知する第25の自エリア
負荷情報通知手段を含み、 前記第19の他エリア負荷情報取得手段は、任意に設定
可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から他エリ
アの負荷情報を取得する第26の他エリア負荷情報取得
手段を含むことを特徴とする請求項7に記載のサーバ選
択装置。 - 【請求項10】 ネットワークを複数のエリアに分割し
た場合のあるエリア内に存在する利用者を接続させるサ
ーバを、分散配置された複数の候補サーバから選択する
サーバ選択装置であって、 利用者が属するエリアと当該エリア内利用者を接続させ
るサーバとの関係を記述した第27のマッピングテーブ
ルと、 利用者端末識別子を受け取り、利用者の属するエリアを
特定する第28の位置情報取得手段と、 前記第28の位置情報取得手段で取得した利用者位置情
報と前記第27のマッピングテーブルより当該利用者を
接続させるサーバを特定する第29の接続サーバ決定手
段とを備えたことを特徴とするサーバ選択装置。 - 【請求項11】 候補サーバの識別子のリストを受け取
り、各候補サーバの負荷情報を取得する第30のサーバ
負荷情報取得手段と、 前記第30のサーバ負荷情報取得手段で取得した各候補
サーバのサーバ負荷情報に基づき、他の候補サーバと比
較して負荷が大きいサーバを接続サーバとしている利用
者従属エリアの接続先サーバを変更するために前記第3
0のマッピングテーブルを更新する第31のマッピング
テーブル更新手段とを備えたことを特徴とする請求項1
0に記載のサーバ選択装置。 - 【請求項12】 前記第31のマッピングテーブル更新
手段は、前記第27のマッピングテーブルに記載されて
いる各候補サーバと利用者従属エリアの対応関係情報に
ついて、候補サーバ識別子リストに記載されている各候
補サーバのうち最も利用者従属エリアに近い候補サーバ
を選択サーバの初期値とする第32の手段を含み、 前記第30のサーバ負荷情報取得手段によって取得され
た負荷が最大のサーバを接統サーバに選択している利用
者従属エリアについて、他のサーバと当該エリアとの通
信コストが最も低くなる候補サーバに接続サーバを変更
した場合の通信コスト増加量を求め、この通信コスト増
加量が小さいエリアの接続サーバを変更する第33の手
段を含むことを特徴とした請求項11に記載のサーバ選
択装置。 - 【請求項13】 分散配置された複数の候補サーバの中
から利用者端末を接続させるサーバを選択するサーバ選
択方法であって、 前記候補サーバの識別子のリストと利用者端末識別子を
受け取り、各候補サーバ・利用者端末間の距離を取得す
る第1の距離情報取得段階と、 サーバ選択時に用いる重み係数を前記候補サーバ毎に第
2の重み係数テーブルに記憶する段階と、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、各候補サーバ
の負荷情報を取得する第3のサーバ負荷情報取得段階
と、 前記第3のサーバ負荷情報取得段階により各候補サーバ
の負荷情報を取得して重み係数を決定し、重み係数テー
ブルを更新する第4の重み係数更新段階と、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、前記第1の距
離情報取得段階によりサーバ・利用者端末間距離を取得
し、前記第2の重み係数テーブルから重み係数を取得し
て各候補サーバの重み付け評価値を算出する第5の重み
付け評価値算出段階と、 前記第5の重み付け評価値算出段階により前記候補サー
バ識別子リストと各候補サーバの重み付け評価値を取得
し、候補サーバ識別子リストに記載されている各候補サ
ーバの優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サー
バとして出力する第6の接続サーバ決定段階とを有する
ことを特徴とするサーバ選択方法。 - 【請求項14】 前記第3のサーバ負荷情報取得段階
は、任意に設定可能な周期に従って各候補サーバの負荷
を取得する第7のサーバ負荷情報取得段階を含むことを
特徴とする請求項13に記載のサーバ選択方法。 - 【請求項15】 前記第4の重み係数更新段階は、重み
係数を算出する際に、kを0以上の実数とし、重み係数
がサーバ負荷のk乗の値を取るように第8の重み係数を
更新する段階を含むことを特徴とする請求項13に記載
のサーバ選択方法。 - 【請求項16】 複数のエリアに分割されたネットワー
ク内のあるエリアに設置されるサーバ選択装置のサーバ
選択方法であって、 当該サーバ選択装置が設置されているエリアを自エリア
と定義し、当該エリア以外のあるエリアを他エリアと定
義し、 前記第3のサーバ負荷情報取得段階を用いてサーバ選択
装置が設置されている自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を取得し、それら自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を他エリアに設置されているサーバ選択装置に通知
する第9の自エリア負荷情報通知段階と、 他エリアに設置されているサーバ選択装置から他エリア
内の各候補サーバの負荷情報を取得し、 前記第4の重み係数更新段階で用いる情報を取得する第
10の他エリア負荷情報取得段階とを備え、さらに前記
第1の距離情報取得段階は、利用者端末識別子と自エリ
ア内候補サーバの識別子リストと他エリア内候補サーバ
の識別子リストを受け取り、自エリア内各候補サーバ・
利用者端末間距離および他エリア内各候補サーバ・利用
者端末間距離を取得する第11の段階を含み、 前記第4の重み係数更新段階は、自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を前記第3のサーバ負荷情報取得段階に
より取得し、さらに前記第10の他エリア負荷情報取得
段階により他エリア内の各候補サーバの負荷情報を取得
し、それら自エリア内および他エリア内の各候補サーバ
の負荷情報を考慮して自エリア内および他エリア内の各
候補サーバの重み係数を算出して重み係数テーブルを更
新する第12の段階を含み、 前記第5の重み付け評価値算出段階は、自エリア内候補
サーバの識別子リストと他エリア内候補サーバの識別子
リストを受け取り、前記第11の距離情報取得段階によ
り自エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他
エリア内各候補サーバ・利用者端末間距離を取得し、さ
らに前記第12の重み係数更新段階により更新された重
み係数テーブルから自エリア内および他エリア内の各候
補サーバの重み係数を取得して、自エリア内および他エ
リア内の各候補サーバの重み付け評価値を算出する第1
3の段階を含み、 前記第6の接続サーバ決定段階は、前記第13の重み付
け評価値算出段階により自エリア内および他エリア内の
各候補サーバの重み付け評価値を取得して各候補サーバ
の優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サーバま
たは選択エリアとして出力する第14の段階を含むこと
を特徴とする請求項13に記載のサーバ選択方法。 - 【請求項17】 前記第9の自エリア負荷情報通知段階
は、自エリア内の候補サーバ負荷情報を任意に設定可能
な周期に従って取得する第15の自エリア負荷情報通知
段階を含むことを特徴とする請求項16に記載のサーバ
選択方法。 - 【請求項18】 前記第9の自エリア負荷情報通知段階
は、任意に設定可能な周期に従い自エリア内候補サーバ
の負荷情報を他エリアのサーバ選択装置に通知する第1
6の自エリア負荷情報通知段階を含み、 前記第10の他エリア負荷情報取得段階は、任意に設定
可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から他エリ
ア内候補サーバの負荷情報を取得する第17の他エリア
負荷情報取得段階を含むことを特徴とする請求項16に
記載のサーバ選択方法。 - 【請求項19】 複数のエリアに分割されたネットワー
ク内のあるエリアに設置される前記サーバ選択方法であ
って、 当該サーバ選択装置が設置されているエリアを自エリア
と定義し、当該エリア以外のあるエリアを他エリアと定
義し、 前記第3のサーバ負荷情報取得段階を用いてサーバ選択
装置が設置されている自エリア内の各候補サーバの負荷
情報を取得して自エリア全体の負荷情報を算出し、この
自エリア負荷情報を他エリアに設置されているサーバ選
択装置に通知する第18の自エリア負荷情報通知段階
と、 他エリアに設置されているサーバ選択装置から他エリア
全体の負荷情報を取得し、前記第4の重み係数更新段階
で用いられる情報を取得する第19の他エリア負荷情報
取得段階と、を備え、さらに前記第1の距離情報取得段
階は、利用者端末識別子と自エリア内候補サーバの識別
子リストと他エリアの識別子リストを受け取り、自エリ
ア内各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア・
利用者端末間距離を取得する第20の段階を含み、 前記第4の重み係数更新段階は、自エリア内の各候補サ
ーバの負荷情報を前記第3のサーバ負荷情報取得段階に
より取得し、さらに前記第10の他エリア負荷情報取得
段階により他エリア全体の負荷情報を取得し、それら自
エリア内の各候補サーバの負荷情報および他エリア全体
の負荷情報を考慮して自エリア内の各候補サーバおよび
他エリアの重み係数を算出して重み係数テーブルを更新
する第21の段階を含み、 前記第5の重み付け評価値算出段階は、自エリア内候補
サーバの識別子リストと他エリアの識別子リストを受け
取り、前記第20の距離情報取得段階により自エリア内
各候補サーバ・利用者端末間距離および他エリア・利用
者端末間距離を取得し、さらに前記第21の重み係数更
新段階により更新された重み係数テーブルから自エリア
内の各候補サーバおよび他エリアの重み係数を取得し
て、自エリア内の各候補サーバおよび他エリアの重み付
け評価値を算出する第22の段階を含み、 前記第6の接続サーバ決定段階は、前記第22の重み付
け評価値算出段階により自エリア内の各候補サーバおよ
び他エリアの重み付け評価値を取得して自エリア内の各
候補サーバと他エリアの優先度を決定し、この優先度の
高い順に選択サーバまたは選択エリアとして出力する第
23の段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の
サーバ選択方法。 - 【請求項20】 前記第18の自エリア負荷情報通知段
階は、自エリア全体の負荷情報を任意に設定可能な周期
に従って取得する第24の自エリア負荷情報通知段階を
含むことを特徴とする請求項19に記載のサーバ選択方
法。 - 【請求項21】 前記第18の自エリア負荷情報通知段
階は、任意に設定可能な周期に従い自エリアの負荷情報
を他エリアのサーバ選択装置に通知する第25の自エリ
ア負荷情報通知段階を含み、 前記第19の他エリア負荷情報取得段階は、任意に設定
可能な周期に従い他エリアのサーバ選択装置から他エリ
アの負荷情報を取得する第26の他エリア負荷情報取得
段階を含むことを特徴とする請求項19に記載のサーバ
選択方法。 - 【請求項22】 ネットワークを複数のエリアに分割し
た場合のあるエリア内に存在する利用者を接続させるサ
ーバを、分散配置された複数の候補サーバから選択する
サーバ選択方法であって、 利用者が属するエリアと当該エリア内利用者を接続させ
るサーバとの関係を第27のマッピングテーブルに記述
する段階と、 利用者端末識別子を受け取り、利用者の属するエリアを
特定する第28の位置情報取得段階と、 前記第28の位置情報取得段階で取得した利用者位置情
報と前記第27のマッピングテーブルより当該利用者を
接続させるサーバを特定する第29の接続サーバ決定段
階とを有することを特徴とするサーバ選択方法。 - 【請求項23】 候補サーバの識別子のリストを受け取
り、各候補サーバの負荷情報を取得する第30のサーバ
負荷情報取得段階と、 前記第30のサーバ負荷情報取得段階で取得した各候補
サーバのサーバ負荷情報に基づき、他の候補サーバと比
較して負荷が大きいサーバを接続サーバとしている利用
者従属エリアの接続先サーバを変更するために前記第3
0のマッピングテーブルを更新する第31のマッピング
テーブル更新段階とを備えたことを特徴とする請求項2
2に記載のサーバ選択方法。 - 【請求項24】 前記第31のマッピングテーブル更新
段階は、前記第27のマッピングテーブルに記載されて
いる各候補サーバと利用者従属エリアの対応関係情報に
ついて、候補サーバ識別子リストに記載されている各候
補サーバのうち最も利用者従属エリアに近い候補サーバ
を選択サーバの初期値とする第32の段階を含み、 前記第30のサーバ負荷情報取得段階によって取得され
た負荷が最大のサーバを接統サーバに選択している利用
者従属エリアについて、他のサーバと当該エリアとの通
信コストが最も低くなる候補サーバに接続サーバを変更
した場合の通信コスト増加量を求め、この通信コスト増
加量が小さいエリアの接続サーバを変更する第33の段
階を含むことを特徴とした請求項23に記載のサーバ選
択方法。 - 【請求項25】 分散配置された複数の候補サーバの中
から利用者端末を接続させるようにコンピュータに機能
させるサーバ選択プログラムであって、 前記候補サーバの識別子のリストと利用者端末識別子を
受け取り、各候補サーバ・利用者端末間の距離を取得す
る第1の距離情報取得手段と、 サーバ選択時に用いる重み係数を前記候補サーバ毎に第
2の重み係数テーブルに記憶する手段と、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、各候補サーバ
の負荷情報を取得する第3のサーバ負荷情報取得手段
と、 前記第3のサーバ負荷情報取得手段から各候補サーバの
負荷情報を取得して重み係数を決定し、重み係数テーブ
ルを更新する第4の重み係数更新手段と、 前記候補サーバ識別子リストを受け取り、前記第1の距
離情報取得手段からサーバ・利用者端末間距離を取得
し、前記第2の重み係数テーブルから重み係数を取得し
て各候補サーバの重み付け評価値を算出する第5の重み
付け評価値算出手段と、 前記第5の重み付け評価値算出手段から前記候補サーバ
識別子リストと各候補サーバの重み付け評価値を取得
し、候補サーバ識別子リストに記載されている各候補サ
ーバの優先度を決定し、この優先度の高い順に選択サー
バとして出力する第6の接続サーバ決定手段としてコン
ピュータを機能させることを特徴とするサーバ選択プロ
グラム。 - 【請求項26】 ネットワークを複数のエリアに分割し
た場合のあるエリア内に存在する利用者を接続させるサ
ーバを、分散配置された複数の候補サーバから選択する
ようにコンピュータに機能させるサーバ選択プログラム
であって、 利用者が属するエリアと当該エリア内利用者を接続させ
るサーバとの関係を記述する第27のマッピングテーブ
ルと、 利用者端末識別子を受け取り、利用者の属するエリアを
特定する第28の位置情報取得手段と、 前記第28の位置情報取得段階で取得した利用者位置情
報と前記第27のマッピングテーブルより当該利用者を
接続させるサーバを特定する第29の接続サーバ決定手
段としてコンピュータを機能させることを特徴とするサ
ーバ選択プログラム。 - 【請求項27】 請求項25又は26に記載の前記サー
バ選択プログラムを記録した記録媒体。
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