JP2002373589A - ガス放電パネルおよびその製造方法 - Google Patents

ガス放電パネルおよびその製造方法

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JP2002373589A
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discharge panel
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Koji Akiyama
浩二 秋山
Akira Shiokawa
塩川  晃
Tetsuya Imai
徹也 今井
Katsutoshi Shindo
勝利 真銅
Hidetaka Tono
秀隆 東野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作電圧が低く低コストで、動作電圧の経時
的な変化のない、高安定で長寿命のガス放電パネルを提
供する。 【解決手段】 放電空間を介して対向する一対の基板の
内、少なくとも一方の基板上に導電性電極とそれを覆う
誘電体層と保護層を順次積層した構造を有し、前記誘電
体層表面に凹凸が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルや放電表示管などのガス放電パネルに係わり、
特に対向3電極面放電型ACプラズマディスプレイパネ
ルに関するもので、発光効率向上およびアドレス動作の
高速化および経時変化の改善を図ることを目的とし、特
に誘電体層および保護層の表面形状に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、ガス放
電によって発生した紫外線によって蛍光体を励起発光さ
せ、画像表示するディスプレイである。その放電の形成
手法から交流(AC)型と直流(DC)型に分類するこ
とが出来る。AC型の特徴は、輝度、発光効率、寿命の
点でDC型より優れている点である。さらに、AC型の
中でも反射型面放電タイプは輝度、発光効率の点で特に
際だっているため、このタイプが最も一般的である。
【0003】図3に従来の一例として、反射型AC面放
電プラズマディスプレイパネルの放電セルの断面図を示
す。以下に、この構造及び動作について説明する。透明
絶縁性基板(最も一般的にはガラス板が使用される)3
01上に透明電極(ITOやSnO2が使用される)3
02X、Yが対になって形成されている。ただし、この
透明電極302X,Yではシート抵抗が高く、大型パネ
ルにおいては全画素に十分な電力を供給することが出来
ないため、透明電極X,Y302上にそれぞれ銀の厚膜
やアルミニウム薄膜やクロム/銅/クロム(Cr/Cu
/Cr)の積層薄膜によるバス電極303X,Yが形成
されている。このバス電極303X,Yによって、見か
け上透明電極302X,Yのシート抵抗が下がる。これ
らの電極上に透明な誘電体層(低融点ガラスが使用され
る)304および酸化マグネシウム(MgO)からなる
保護層305が形成されている。誘電体層304は、A
C型プラズマディスプレイ特有の電流制限機能を有して
おり、DC型に比べて長寿命にできる要因となってい
る。保護層305は、放電によって誘電体層304がス
パッタされて削られないように保護するためのもので、
耐スパッタ性に優れ、高い2次電子放出係数(γ)を有
して放電開始電圧を低減する働きをもつ。
【0004】この前面側基板301に対して、もう一方
の後面側基板の透明絶縁性基板306上には画像データ
を書き込むデータ電極307、下地誘電体層308、隔
壁(図示していない)および蛍光体層310が形成され
ている。ここで、データ電極307および隔壁は、透明
電極302X,Yと互いに直交するよう配置されてお
り、また2本の隔壁および両方の基板301,306で
囲まれた空間でもって放電セル311を形成しており、
放電セル311内には放電ガスとしてネオン(Ne)と
キセノン(Xe)の混合ガスがおよそ66.5kPa
(500Torr)の圧力で充填されている。さらに隔
壁は、隣接する放電セル間を仕切り、誤放電や光学的ク
ロストークを防ぐ役割をしている。
【0005】この透明電極302X,Y間に、数十kH
z〜数百kHzのAC電圧を印加して放電セル311内
に放電を発生させ、励起されたXe原子からの紫外線に
よって蛍光体層310を励起し可視光を発生させて表示
動作を行う(例えば、特開2000−215799号公
報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プラズマディスプレイ
パネルの抱える問題の1つは、コストが高いため、従来
からのブラウン管式テレビ(CRT)に置き代われるこ
とが無く、なかなか普及していないことである。パネル
コストが高い要因の一つにパネルの動作電圧が高く、駆
動回路コストが高いということがある。
【0007】また、パネル内に混入した不純ガスが動作
によってMgO表面を汚染し、実効的に2次電子放出係
数が低下し、動作電圧が経時的に増加するという問題点
もある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、(1)動作電圧の低
く、低コストのプラズマディスプレイパネルを提供する
こと(2)放電空間に混入した不純ガスを不活性化して
経時的な動作電圧の変化のないプラズマディスプレイを
提供すること、および(3)上記のプラズマディスプレ
イを製造する製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
請求項1の発明のガス放電パネルは、放電空間を介して
対向する一対の基板の内、少なくとも一方の基板上に導
電性電極とそれを覆う誘電体層と保護層を順次積層した
構造を有し、誘電体層表面に凹凸を形成していることを
特徴とするものであり、保護層の表面積を広くすること
により、見かけ上二次電子放出係数を高めることがで
き、動作電圧の低いガス放電パネルを提供することがで
きる。
【0010】請求項2の発明のガス放電パネルは、凹凸
の高低差が保護層の膜厚以上誘電体層の膜厚以下の範囲
であることを特徴とする。
【0011】請求項3発明のガス放電パネルは、近接す
る凹部と凸部の距離が保護層の膜厚以上であり誘電体層
の膜厚以下の範囲であることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明のガス放電パネルは、誘電
体層表面にレンズが形成されていることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明のガス放電パネルは、保護
層が、少なくとも金属酸化物または金属窒化物または金
属ハロゲン化物からなることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明のガス放電パネルは、放電
空間にシリコン原子またはゲルマニウム原子を少なくと
も含有する分子が存在することを特徴とするものであ
り、放電空間内に混入した不純ガスを不活性化すること
によって経時的に輝度劣化の無いガス放電パネルを提供
できる。
【0015】請求項7の発明のガス放電パネルの製造方
法は、基板上に導電性電極およびそれを覆う誘電体層を
形成した後、誘電体層の一部を除去し、さらに保護層を
形成することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施形
態を添付の図面を参照して説明する。ここでは、ガス放
電パネルの代表例であるプラズマディスプレイパネルを
用いた。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施形態に係わるプラズマディスプレイパネル100の
断面斜視図である。このプラズマディスプレイパネル1
00は、表示面側ガラス基板101上ITOまたは酸化
スズ(SnO2)などの透明導電性材料からなる表示電
極102および銀(Ag)厚膜(厚み:2μm〜10μ
m)、アルミニウム(Al)薄膜(厚み:0.1μm〜
1μm)またはCr/Cu/Cr積層薄膜(厚み:0.
1μm〜1μm)で構成したバス電極103を順次積層
し、さらに酸化鉛(PbO)または酸化ビスマス(Bi
2O3)または酸化燐(PO4)を主成分とする低融点
ガラス(厚み40μm)からなる誘電体層104をスク
リーン印刷(ダイコート印刷またはフィルムラミネート
法でも形成可能)によって形成されている。続いて、レ
ジストを塗布し、フォトマスクを介して露光、現像する
という一般的なフォトリソグラフ工法によって、レジス
トパターンを誘電体層104上に形成した。続いて、こ
のガラス基板101を市販のドライエッチング装置に配
置して、SF6、CF4、NF3、SiF4などのガス
を用いてレジスト下の誘電体層104を残して、レジス
トでコートされていない誘電体層104をエッチング
し、さらに、O2アッシャーによってレジストを除去し
て図2(a)に示すような凹凸を誘電体層104に形成
した。図2(a)は、図1のA−A’方向での断面を示
したものであり、導電性の表示電極102に平行に溝を
形成した。次に、プラズマによる損傷から誘電体層10
4を保護するMgOからなる保護層105(厚み:50
0nm)が電子ビーム蒸着法により形成され積層されて
いる。以上のようにして表示面側の基板150を構成し
た。ここで、1つの画素(ピクセル:PU)での表示電
極102は、所定の間隔でもって互いに平行に並んだ2
本電極(X,Y)で構成され、この間に交流電圧を印加
して放電空間111内に放電を発生させる。
【0018】ここで、誘電体層104表面の凹部201
の深さを測定したところ、5〜20μmであり、ピッチ
は5〜40μmであった。
【0019】一方、背面側のガラス基板112上には銀
(Ag)厚膜(厚み:2μm〜10μm)、アルミニウ
ム(Al)薄膜(厚み:0.1μm〜1μm)またはC
r/Cu/Cr積層薄膜(厚み:0.1μm〜1μm)
からなるアドレス電極107、酸化鉛(PbO)または
酸化ビスマス(Bi2O3)または酸化燐(PO4)を
主成分とする低融点ガラス(厚み:5μm〜20μm)
からなる下地誘電体層108を形成する。さらに、ガラ
スを主成分とする隔壁109、カラー表示のための3色
(赤:R、緑:G、青:B)の蛍光体層110R、11
0G、110Bが順次積層して設け、背面側の基板17
0が構成されている。ここで、下地誘電体層108は、
蛍光体層110R,G,Bの密着性を改善するためのも
のであり、無いとプラズマディスプレイパネルが動作し
ないというものではない。表示電極102とアドレス電
極107とが互いに直交するように表示面側基板150
と背面側基板170を張り合わせ、隔壁109によって
ライン方向にサブピクセルSU毎に区画された放電空間
111を構成する。隔壁109の高さを揃えることによ
って、放電空間111の間隙寸法が所定の一定値をとる
ようになっている。ここで1つの画素(ピクセル:P
U)は、ライン方向に並んでR,G,Bの各色で発光す
る3つのサブピクセルSUで構成されている。
【0020】上記のようにして表示面側基板150と背
面側基板170を対向させ、周囲を気密封止し、放電空
間111内にNeとXeの混合ガスからなる放電ガスが
所定の圧力および混合比で充填し、プラズマディスプレ
イパネル(1)100を作製した。
【0021】比較のために、上記のプラズマディスプレ
イパネル(1)100において誘電体層104表面に凹
凸を形成せず、他の構成要素はパネル(1)100と全
く同様にして比較用プラズマディスプレイパネル(A)
を作製した(つまり、パネル(A)のMgO層は平らで
ある)。
【0022】パネル(1)および(A)について、動作
電圧を調べてみた。導電性電極102X,Y間で放電を
開始するのに必要な電圧は、パネル(1)では140〜
155Vであったのに対して、パネル(A)は165〜
180Vであった。
【0023】このように、誘電体層104に凹凸を設け
ることにより、プラズマディスプレイパネル100の動
作電圧が減少した理由としては、以下のように考えてい
る。プラズマディスプレイパネル(1)では誘電体層1
04に凹凸を設けることによりMgO保護層105の表
面積が大きく、見かけ上パネル(A)に比べて2次電子
放出係数(γ)が増加したためと思われる。
【0024】放電ガスとしては、Ne−Xeの混合ガス
の他にHe−Xeの混合ガスを使用しても良く、さらに
これらのガスにArを加えてもよい。
【0025】パネル(1)では、導電性電極102と平
行な溝を誘電体層104に形成したが、導電性の表示電
極102に対して垂直方向または斜め方向に形成しても
上記と同様の効果を得た。また、当然のことであるが、
導電性の表示電極102に対して垂直および平行な溝を
形成して、凸部202をアイランド状に二次元に配列し
ても上記と同様な結果が得られる。凹部201の形状
は、図2(a)だけでなく図2(b)、(c)の形状で
あっても良く、その他任意形状のものが使用できる。例
えば、凹凸を使って、誘電体層104上にフレネルレン
ズを構成し、蛍光体層110からの発光をパネル前方に
効率良く引き出すようにしてもよい。
【0026】(実施の形態2)本発明の第2の実施形態
では、第1の実施形態で作製したプラズマディスプレイ
パネル(1)において、凹部201の深さのみを0.0
1μm〜40μmの範囲で連続的に変化させてパネルを
作製した。実施の形態1と同様に評価したところ、保護
層膜厚(0.5μm)未満では、保護層105の凹凸が
小さく動作電圧は160〜175Vで大きな低減効果は
無かった。また、誘電体層104厚(40μm)を半分
を越えた場合、誘電体層104の絶縁破壊が発生しやす
く好ましくなかった。凹部201の深さが0.5μm以
上20μm以下の範囲では動作電圧は135〜155V
であった。これらの結果より好ましい凹部201の深さ
は、保護層105の膜厚以上誘電体層厚の半分以下であ
る。
【0027】(実施の形態3)実施の形態1で作製した
プラズマディスプレイパネル100において、誘電体層
104表面のピッチのみを0.01μm〜100μmの
範囲で連続的に変化させてパネルを作製した。これらの
パネルを実施の形態1と同様に評価したところ、保護層
膜厚(0.5μm)未満では、保護層105の凹凸が小
さく動作電圧は160〜175Vで大きな低減効果は無
かった。また、誘電体層104厚(40μm)を越えた
場合も保護層105の表面積増加効果が少なく、動作電
圧は160〜175Vであった。0.5μm以上40μ
m以下の範囲では動作電圧は135〜155Vであっ
た。これらの結果より好ましいピッチは、保護層105
の膜厚以上誘電体層厚以下である。
【0028】(実施の形態4)実施の形態1で作製した
プラズマディスプレイパネル100において、充填した
放電ガスに体積比10ppm〜1%の範囲でSiH4を
混合したパネル(2)を作製した。その他の各構成要素
は第1の実施形態で説明したものと同様であり、それら
の説明はここでは省略する。
【0029】このパネル(2)を実施の形態1と同様に
して動作電圧を調べたところ、実施の形態1と同様の結
果を得た。次に、パネルを連続動作させて動作電圧の経
時変化を調べた。5000時間動作後の最低動作電圧を
調べたところ、パネル(1)は初期に比べて10V−1
5V増加したのに対して、パネル(2)は3V−7Vの
増加にとどまった。つまり、パネル(6)は、SiH4
を混合しなかったパネル(1)に比べて動作電圧の経時
変化において優れていることが判明した。この原因につ
いて以下のように考えている。
【0030】時間経過とともに保護層105や蛍光体層
110R,G,B表面に吸着しているCO2,CO、誘
電体層104や下地誘電体層108や隔壁109中に含
まれる炭化水素ガスが徐々に放電空間111に放出さ
れ、これらの不純ガスが放電ガスに混入することによっ
て保護層表面が汚染され、γが減少して動作電圧が上昇
する。しかし、放電空間111のプラズマにおいて、こ
れらのガスと反応し、より結合エネルギの大きいガス化
しない固体物に変える働きを有するガスを混合させるこ
とにより、不純ガス分子が放電空間111内に浮遊する
ことを抑制し、パネルの動作電圧の上昇を防ぐことがで
きる。CO2、CO、炭化水素のような不純ガスを構成
する原子(炭素原子)と強い結合エネルギで結合する原
子はSiやGeである(Si−C結合、Ge−C結合を
形成する)。従って、SiH4を混合したパネル(2)
が、混合しなかったパネル(1)より動作電圧上昇が少
なかった原因は、放電ガスに混ぜたSiH4と不純ガス
分子が放電空間111内で解離し、Si−C結合を形成
して蛍光体層110R,G,Bや保護層105表面に固
着したためと思われる。
【0031】放電ガスに混入させるガスとしては、Si
H4の他に、Si2H6、Si3H8,SiF4、Si
H2F2、SiH3F、SiHF3、SiCl4、Si
HCl3、SiH2Cl2、SiH3Cl、GeH4、
Ge2H6、GeF4、Ge2F6、GeH3F、Ge
H2F2、GeHF3などを使用してもよい。また、こ
れらのガスの混合量が10ppm以下の時は効果が無
く、1%を越える場合はXe原子からの紫外線発光を吸
収してしまい蛍光体層110R,G,Bに届く紫外線量
が減少するため、パネル輝度が低下してしまうので好ま
しくない。
【0032】第1〜第4の実施形態において誘電体層1
04表面に凹凸を形成する手法として、ドライエッチン
グを使用したが、サンドブラストを用いても良い。ま
た、エッチングではなく、感光性ドライフィルムや感光
性ガラスペーストを用いて凸部分を形成する手法を用い
て形成してもよいのは言うまでもない。
【0033】第1〜第4の実施形態において、保護層と
してMgO膜を使用したが、CaO、BaO、Y2O
3、La2O3、CeO2、HfO2などの金属酸化物
や混合酸化物、AlN、GaN、BN等のようなIII−
V族化合物、MgS、ZnS、BeSe、MgSe、M
gTe等のII−VI族化合物、MgF,LaF3、Ce
F4、HfF4のような金属ハロゲン化物等、プラズマ
ダメージを受けにくく、2次電子放出係数の大きい材料
であれば何でもよい。
【0034】以上から分かるように、本発明のガス放電
パネルは動作電圧が低く、低コストにできるとともに、
動作電圧の経時変化が無く動作が高安定である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、動作電圧が低く、低コ
ストにできるとともに、動作電圧の経時変化が無く動作
が高安定のガス放電パネルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施形態におけるプラズマディス
プレイパネルの構成を模式的に示す断面斜視図
【図2】本発明のある実施形態において使用した誘電体
層表面形状を示す断面図
【図3】従来のプラズマディスプレイパネルの構成を模
式的に示した断面図
【符号の説明】
100 プラズマディスプレイパネル 101 表示面側ガラス基板 102 表示電極 103 バス電極 104 誘電体層 105 保護層 107 アドレス電極 108 下地誘電体層 109 隔壁 110R 蛍光体層(赤) 110G 蛍光体層(緑) 110B 蛍光体層(青) 111 放電空間 112 背面側ガラス基板 150 表示面側基板 170 背面側基板 201 凹部 202 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 徹也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 真銅 勝利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東野 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA06 AA07 5C040 FA01 FA04 GD01 GD07 GD09 GE09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を介して対向する一対の基板の
    内、少なくとも一方の基板上に導電性電極とそれを覆う
    誘電体層と保護層を順次積層した構造を有し、前記誘電
    体層表面に凹凸を形成していることを特徴とするガス放
    電パネル。
  2. 【請求項2】 凹凸の高低差が保護層の膜厚以上誘電体
    層の膜厚以下の範囲であることを特徴とする請求項1に
    記載のガス放電パネル。
  3. 【請求項3】 近接する凹部と凸部の距離が保護層の膜
    厚以上であり誘電体層の膜厚以下の範囲であることを特
    徴とする請求項1に記載のガス放電パネル。
  4. 【請求項4】 誘電体層表面にレンズが形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス放電パネル。
  5. 【請求項5】 保護層が、少なくとも金属酸化物または
    金属窒化物または金属ハロゲン化物からなることを特徴
    とする請求項1に記載のガス放電パネル。
  6. 【請求項6】 放電空間にシリコン原子またはゲルマニ
    ウム原子を少なくとも含有する分子が存在することを特
    徴とする請求項1〜5の何れかに記載のガス放電パネ
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のガス放電パネルの製造
    方法において、基板上に導電性電極およびそれを覆う誘
    電体層を形成した後、前記誘電体層の一部を除去し、さ
    らに保護層を形成することを特徴とするガス放電パネル
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003075302A1 (fr) * 2002-03-06 2003-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ecran a plasma
KR100705287B1 (ko) * 2005-05-30 2007-04-09 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법

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