JP2002372445A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JP2002372445A
JP2002372445A JP2001178228A JP2001178228A JP2002372445A JP 2002372445 A JP2002372445 A JP 2002372445A JP 2001178228 A JP2001178228 A JP 2001178228A JP 2001178228 A JP2001178228 A JP 2001178228A JP 2002372445 A JP2002372445 A JP 2002372445A
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ultrasonic
flow rate
measurement
pipeline
measuring
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JP2001178228A
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Hiroyuki Tachikawa
裕之 立川
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規定の圧力損失を満足し、伝播時間差の測定
誤差を低減し、広い流量範囲で高精度に測定を行うこと
ができる超音波流量計を提供する。 【解決手段】 本発明の超音波流量計の流量検出部10
1は、断面積の大きな管路18aと断面積の小さな管路
18bとを備え、切換弁30の切換えにより、流体の流
量が多いときには断面積の大きな管路18aに流体を流
して超音波振動子11a,12aで流量を測定し、流量
の少いときには断面積の小さな管路18bに流体を流し
て超音波振動子11b,12bで流量を測定し、流量が
測定に適切になるようにして測定精度を向上させること
を可能にしている。この流量検出部を用いる超音波流量
計は、流量の多少に対応して切換弁を制御し、適切な流
量が流れる測定管路を選択して、流量を正確に測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路を通過する流
体の流量を超音波を用いて測定する超音波流量計に関
し、特にその流量検出部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の超音波流量計の流量検
出部を示す断面図である。この流量検出部200は、測
定対象の流体(気体や液体)が矢印FDの方向に流れる
測定管路99と、この測定管路99の上流側と下流側と
に、対向するようにそれぞれ配置された超音波振動子9
1,92とを有する。超音波振動子91,92は、PZ
Tなどの圧電素子から構成され、圧電素子の電気/機械
エネルギ変換効果を利用して超音波を互いに送受信す
る。図11の超音波振動子91,92の場合、両者の振
動面の中心を結ぶ線である音線SDが流体の流れ方向F
Dに角度θ(打ち込み角)をもって斜行するように配置
されており、音線SDで表される距離はLである。測定
制御部(不図示)の制御の下で、超音波振動子91が矢
印SD1の方向に超音波を発信するとき、超音波振動子
92はこれを受信し、超音波振動子92が矢印SD2の
方向に超音波を発信するとき、超音波振動子91はこれ
を受信する。これらのことから、測定制御部は、それぞ
れの方向SD1,SD2に対する超音波の伝播時間を測
定し、測定した両方向の時間の差から測定管路99を流
れる流体の流速を算出し、算出した流速と測定管路99
の断面積とから流体の流量を算出する。
【0003】上述の超音波流量計において、測定制御部
は、上流側の超音波振動子91が超音波を発信して下流
側の超音波振動子92が受信するまでの伝播時間τ
1と、下流側の超音波振動子92が超音波を発信して上
流側の超音波振動子91が受信するまでの伝播時間τ2
とを交互に測定する。時間τ1は、流体が流れる測定管
路99の中を音速cの超音波が伝播する距離Lを、流速
vの音線方向成分であるvcosθだけ増加した超音波
の速度(c+vcosθ)で除算すれば、下記の式
(1)のように求められる。また、同様にτ2について
は、超音波が伝播する距離Lを、流速vの音線方向成分
であるvcosθだけ減少させた超音波の速度(c−v
cosθ)で除算すれば、下記の式(2)のように求め
られる。
【0004】すなわち、 τ1=L/(c+vcosθ) ・・・ (1) τ2=L/(c−vcosθ) ・・・ (2) である。上述の式(1)および式(2)から下記のよう
に、伝播時間差を表す式(3)および流速を表す式
(4)が求められる。すなわち、 τ2−τ1=L/(c−vcosθ)−L/(c+vcosθ) =2Lvcosθ/(c2−v2cos2θ) ≒2Lvcosθ/c2 ・・・・・・ (3) v=(c2/2Lcosθ)×(τ2−τ1) ・・・ (4)
【0005】上述の超音波流量計の流量検出部に用いら
れている従来の超音波振動子を観察すると、図12
(a)で表されるような外観と、図12(b)で表され
るような断面構造を有している。すなわち、超音波振動
子91,92は、PZTなどからなる圧電素子9aと、
音響インピーダンスマッチングをとって、超音波の透過
率を大きくし、超音波の送受信効率を向上させるための
整合層9bと、超音波振動子の振動を減衰させ残響によ
る雑音の影響を低減するための背面層9cと、これらを
一体的に保持する筐体9dとから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の超音波流量計に
おいては、超音波が超音波振動子91,92の間を伝播
する時間τ1,τ2の測定値に基づいて流速を算出してい
るので、超音波流量計の測定制御部の時間計測分解能や
周囲ノイズなどの影響による時間計測の誤差は測定精度
を悪化させる要因となる。例えば、伝播時間τ1,τ2
測定にそれぞれΔτ1,Δτ2の誤差が存在する場合、流
速値vは、上述の式(4)に基づいて、下記の式(5)
のように表現される。すなわち、 v=(c2/2Lcosθ) ×{(τ2+Δτ2)−(τ1+Δτ1)} =(c2/2Lcosθ)×(τ2−τ1) +(c2/2Lcosθ)×(Δτ2−Δτ1)}・・・(5)
【0007】式(5)を参照すると、第1項が流速の真
値を表し、第2項が誤差を表していることが理解でき
る。したがって、もしも、第2項の誤差成分(Δτ2
Δτ1)が流速vによって変化しないものとすると、流
速vが小さくなる(低流速、低流量の場合)に従って
(τ2−τ1)が小さくなり、誤差成分の影響が大きくな
り、計測精度が悪化する。この場合、流量をQとし、測
定管路断面積をSとすると、流速vは、v=Q/Sと表
されるので、これに基づいて式(5)を変形すると下記
の式(6)のようになる。すなわち、 (τ2−τ1)+(Δτ2−Δτ1) =2vLcosθ/c2 =(Q/S)×(2Lcosθ/c2)・・・(6)
【0008】なお、流速vが大きい時ほど測定の再現性
が良好であることから、時間測定の誤差成分(Δτ2
Δτ1)は、流量に関係なくほぼ一定であると推測でき
る。したがって、伝播時間差(τ2−τ1)が大きくなれ
ばなるだけ、誤差成分の割合が小さくなり、測定精度の
向上を図ることができる。伝播時間差(τ2−τ1)を大
きくするためには、式(6)を参照すれば分かるよう
に、以下のの方法が考えられる。すなわち、 測定管路断面積Sを小さくする。 音線の長さの流れ方向成分(Lcosθ)を大きくす
る。 しかし、測定管路断面積Sを小さくすることは、流速を
増加させるものの圧力損失を規定の範囲内に留めるとい
う条件を満足しないという問題がある。また、Lcos
θを増大させることは、超音波流量計の長さを不都合に
長くしてしまうという問題がある。特に、これらの問題
は、LPガス用や都市ガス用のメータとして応用する場
合に、大きな支障となる。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、超音波流量計の流れ方向の長さを
長くせずに、規定の圧力損失を満足し、かつ、低流量で
の伝播時間差の測定誤差の影響を低減し、広い流量範囲
で高精度な測定を可能にする超音波流量計を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、管路を流れる流体の流量を超音波を用
いて測定する超音波流量計において、断面積が異なる少
なくとも2本の管路と、それぞれの管路へ流体の流れを
切換える切換手段と、前記管路の少なくとも1本を測定
管路とし、該測定管路の上下流側それぞれに配置された
一対の超音波振動子とを有することを特徴とするもので
ある。
【0011】このような構成によれば、切換手段により
測定管路以外の管路を閉塞あるいは開放して、測定管路
に流量測定に適した流量の流体が流れるようにした好適
な条件の下に流量測定を可能にさせる。
【0012】そして、本発明の実施の形態では、断面積
の大きな管路18aと断面積の小さな管路18bとを備
え、切換弁30の切換えにより、流体の流量が多いとき
には断面積の大きな管路18aに流体を流して超音波振
動子11a,12aで流量を測定し、流量の少いときに
は断面積の小さな管路18bに流体を流して超音波振動
子11b,12bで流量を測定し、流量が測定に適切に
なるようにして測定精度を向上させることを可能にして
いる。他の実施の形態では、断面積の大きな管路48a
および断面積の小さな管路48bと、両面から超音波を
発信および受信する超音波振動子51,52とを備え、
切換弁30の切換えにより、流体の流量が多いときには
管路48aに流体を流して超音波振動子51,52で流
量を測定し、流量の少いときには管路48bに流体を流
して超音波振動子51,52で流量を測定し、流量が測
定に適切になるようにして測定精度を向上させることを
可能にしている。さらに、もう一つの実施の形態では、
2つの管路すなわち、バイパス管路68aと測定管路6
8bとを備え、流量が多いときには、バイパス管路68
aを開放して、流体の一部をバイパスさせ、測定管路6
8bに適切な流量が流れるように遮断弁80を制御可能
にしている。
【0013】また、本発明において、前記管路は2本と
したことを特徴とし、このような構成は、本発明のもっ
とも単純な構造を提供するものである。
【0014】また、本発明においては、前記流量を検出
するための一対の超音波振動子を前記2本の管路のそれ
ぞれに配置したことを特徴としており、このような構成
によれば、流量に対応して切換手段によってどちらかの
測定管路を用いればよく、制御が容易となる。
【0015】また、本発明は、管路を流れる流体の流量
を超音波を用いて測定する超音波流量計において、流体
が内部を流れる外殻部と、流体が流れる外殻部の内部を
断面積の異なる少なくとも2つの管路に分割する内殻部
と、流体の流れをいずれかの管路へ切換え、該いずれか
の管路を測定管路とする切換手段と、内殻部の上流と下
流とにそれぞれ配置され、前記少なくとも2本の管路に
向けて反対方向にそれぞれが超音波を発信する少なくと
も2つの超音波振動子であって、一方の超音波振動子が
それぞれの管路に発信した超音波は、それぞれの管路を
異なる伝播距離を経由して伝播し、伝播した超音波を他
方の超音波振動子が受信する超音波振動子とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の超音波流量計において、測
定管路以外の管路はバイパス管路として必要に応じて閉
塞し、あるいは開放することで、前記測定管路を通過す
る流体の流量を、流量を測定するのにより適したものと
するように前記切換手段を制御することを特徴とし、こ
のような構成によれば、超音波による流量測定の精度を
より高めることができる。
【0017】また、本発明の超音波流量計において、前
記超音波振動子が配置された測定管路が複数あるときに
は、流量を測定するのに最適な測定管路に流体を流すよ
うに前記切換手段を制御することを特徴とし、このよう
な構成によっても、超音波による流量測定の精度を高め
ることができる。
【0018】また、本発明は、管路を流れる流体の流量
を超音波を用いて測定する超音波流量計において、少な
くとも2本の管路と、前記管路の1本を測定管路とし、
該測定管路の上下流側それぞれに配置された一対の超音
波振動子と、前記測定管路と異なる他の管路における流
体の流れを適宜制限する遮断手段とを有することを特徴
とするものである。
【0019】このような構成によれば、測定管路以外の
管路を遮断手段により閉塞あるいは開放することによ
り、測定管路に適切な流量の流体を流すことができ、超
音波による流量測定の精度を高めることができる。
【0020】また、本発明の超音波流量計において、前
記遮断手段は、周辺部が弾性膜で構成され、中心部が形
状記憶合金の線材で編まれた形状記憶合金網で構成さ
れ、形状記憶合金網への無通電時には、形状記憶合金網
は開放状態であって、形状記憶合金網への通電時には、
形状記憶合金網は閉塞状態になることを特徴とするもの
であり、形状記憶合金編を用いることにより、簡易で軽
量化された遮断手段を実現することができる。
【0021】また、本発明の超音波流量計において、前
記遮断手段を制御し、測定管路を流れる流体の流量が流
量を測定するのに適するように、前記測定管路以外の他
の管路に流れる流体を適宜制限することを特徴とし、こ
のような構成によっても、超音波による流量測定の精度
を高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1を模式的
に示す断面図、図2は図1の切換弁の切換えによる流量
検出部の特性の変化を示すグラフ、図3は図1の切換弁
の一例を示す断面図、図4は図3の駆動部の一例を示す
断面図である。
【0023】図1に示す超音波流量計の流量検出部10
1は、流れ方向が矢印FDで示されるガスの流量を検出
するためのものであって、一方の側面がガス導入路10
gに接続され、それに対向する他方の側面がガス排出路
10hに接続された外殻部10と、外殻部10の中に配
置され、外殻部10の内部を断面積の異なる測定管路1
8a,18bとなるように仕切っている内殻部20とを
有している。ガス導入路10gに近い内殻部20の一端
には、ガス導入路10gからのガスを測定管路18a,
18bのいずれか一方に切換え導入する切換弁30が配
置されている。
【0024】断面積の大きな測定管路18aの上流側に
は超音波振動子11aが外殻部10に配置され、下流側
には超音波振動子12aが超音波振動子11aに対向す
るように内殻部20に配置されている。断面積の小さな
測定管路18bの上流側には超音波振動子11bが内殻
部20に配置され、下流側には超音波振動子12bが超
音波振動子11bに対向するように外殻部10に配置さ
れている。
【0025】図1の超音波流量計の測定制御部(不図
示)は、流量検出部101の切換弁30を図2のグラフ
に従うように切換え制御する。すなわち、ガス導入路1
0gからの導入されるガスの流量Qが少ない場合には、
導入されるガスが第2の測定管路18bを通ってガス排
出路10hに排出されるように設定する(図1に同
じ)。ガスの流量が次第に増加してくると、測定管路1
8bの圧力損失ΔP(図2)が増加する。圧力損失ΔP
がΔP2に到達すると、測定制御部は、ガスが測定管路
18bを流れずに、測定管路18aを流れるように、切
換弁30を切換える。この場合においても、断面積を
S、流量をQ、流速をv、伝播距離をL、打ち込み角を
θ、伝播時間差を(τ1−τ2)とすると、先に述べた式
(3)と同様に、下記の式(7)が成立する。すなわ
ち、 (τ2−τ1)=2vLcosθ/c2 ・・・・・・ (7)
【0026】添え字a,bを測定管路18a,18b側
に切換わった場合を表すものとして、式(7)を用いて
表現すると、下記の式(8)および式(9)が成立す
る。すなわち、 (τ2a−τ1a)=2vaa×cosθa/c2 ・・・ (8) (τ2b−τ1b)=2vbb×cosθb/c2 ・・・ (9) この場合、伝播距離Lと打ち込み角θの余弦値の積が大
きいほど、伝播時間差の測定誤差の影響が少なく良好な
測定精度が得られるが、この値は配置された超音波振動
子の管路長方向の距離に対応し、流量検出部に許された
長さの制約を受ける。しかし、図1の構成において、超
音波振動子の管路長方向の距離をできるだけ大きく取れ
ば、測定管路18aと測定管路18bとにおける超音波
振動子の間の距離は、ほぼ同等になる。したがって、 Lacosθa=Lbcosθb(=L’とする) ・・・(10) が成立する。
【0027】式(10)と、v=Q/Sとを用いて式
(8)および式(9)を変形すると、 (τ2a−τ1a)=2(Q/Sa)*(L’/c2)・・・ (11) (τ2b−τ1b)=2(Q/Sb)*(L’/c2)・・・ (12) が得られる。これらの式から明らかなように、流量Qが
所定限度Q0(図2)未満である場合には測定管路断面
積が小さい方(Sb)が伝播時間差が大きくなり、伝播
時間差の測定の誤差が低減され、良好な精度を得ること
ができる。そこで、切換弁30によってガス導入路10
gからのガスを測定管路18bを経て流す。しかし、更
に流量Qが増加し、所定限度Q0に達した場合には、測
定管路断面積が小さい方(Sb)は圧力損失が規定限度
を超えて大きくなり、省エネルギの観点から望ましくな
いとともに、圧力損失が計量法で規定されているガスメ
ータなどに適用する場合には問題となる。そこで、流量
Qが所定限度Q0を超えた場合には、圧力損失がそれ以
上に大きくなるのを緩和するために、切換弁30を切換
えてガス導入路10gからのガスを測定管路18aを経
て流す。このように、ガス導入路10gからのガスの流
量Qが所定限度Q0より多いか少ないかに対応して、切
換弁30を切換え、ガスを流す測定管路を測定管路18
aまたは測定管路18bに設定する。
【0028】上述の例において、図2に示される流量Q
の所定限度Q0は、流量Qの広い範囲で全体として圧力
損失を低減し、伝播時間差の測定の誤差が少なくなるよ
うな流速が満たされるように選択されるべきである。ま
た、測定管路18a,18bとしては断面形状が矩形で
ある矩形管(あるいは、断面形状が円形である円管)で
構成することを想定している。例えば、2つの測定管路
18a,18bとして矩形管を用いる場合、測定管路幅
を同等にし、測定管路高さを異なるように設定すれば、
伝播距離を短くできるので、超音波の伝播減衰によるS
/Nの劣化を防ぐことができ、伝播時間差の測定誤差を
少なくすることができるという利点がある。また、この
例において、流速測定に用いられていない測定管路側に
おいて、伝播時間を測定すれば、音速の補正ができ、ガ
ス種の変化、ガス温度の変化などをリアルタイムで感知
し、精度の良い測定ができる。また、この例では、測定
管路は2つとしたが、断面積の異なる3つ以上の測定管
路を配置し、それぞれに超音波振動子を配置し、その中
からその時点のガスの流量に対応した流速および流量測
定に最も適合した測定管路を選択して、その測定管路に
ガスを流し、測定するようにしてもよい。
【0029】図3は、図1で示された流量検出部の切換
弁として好適なものを示す断面図である。この切換弁3
0においては、接続用導入路30gは、ガス導入路10
gに接続され、ガスを導入する。駆動部31(例えば、
モータおよびギヤ)は、アクチュエータ32を上下に往
復動させる。アクチュエータ32の先端(下端)には、
上下両面にパッキン33a,33bが配置されている。
したがって、駆動部31がアクチュエータ32を上昇さ
せると、パッキン33aは、接続用導入路30gと接続
用管路38aとを連通させている穴を塞ぎ、導入ガスが
矢印FDのように接続用管路38bから測定管路18b
に流れるようにする(図3に同じ)。また、駆動部31
がアクチュエータ32を下降させると、パッキン33b
は、接続用導入路30gと接続用管路38bとを連通さ
せている穴を塞ぎ、導入ガスが接続用管路38aから測
定管路18aに流れるようにする。
【0030】図4は、図3の駆動部をモータを使用せず
に、ソレノイドを主要部品として構成した例である。こ
の駆動部31は、筐体34の中に垂直方向にスプリング
35を配置し、アクチュエータ32を上方に引き上げる
ようにしている。アクチュエータ32の先端(下端)に
は、上下両面にパッキン33a,33bが配置されてい
る。ソレノイド36は、超音波流量計の測定制御部(不
図示)の指示によってアクチュエータ32を駆動して下
降させ、あるいは、アクチュエータの駆動を停止して解
放する。したがって、ソレノイド36に通電されない状
態では、アクチュエータ32は、スプリング35によっ
て引き上げられ、パッキン33aは、接続用導入路30
gと接続用管路38aとを連通させている穴を塞ぎ、導
入ガスが接続用管路38bから測定管路18bに流れる
ようにする。また、ソレノイド36に通電された状態で
は、アクチュエータ32は、ソレノイド36の力によ
り、スプリング35の付勢に対抗して引き下げられ、パ
ッキン33bは、接続用導入路30gと接続用管路38
bとを連通させている穴を塞ぎ、導入ガスが接続用管路
38aから測定管路18aに流れるようにする。
【0031】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2について説明する。図5は、実施の形態2を示す断面
図、図6は、図5の動作を説明するためのタイムチャー
ト、図7は、図5の超音波振動子を示す断面図である。
図5の超音波流量計の流量検出部102において、切換
弁30は、先述の実施の形態におけると同様に動作する
が、超音波振動子の数が4個から2個に低減されてい
る。ただし、ここで使用されている超音波振動子は、図
7に示されるように両面から超音波を送受信できるよう
になっている。図5の流量検出部102は、外殻部40
と、外殻部40の中を断面積の異なる測定管路48a,
48bに区分する内殻部50とを有する。内殻部50に
は、図5において振動面を上下に有する2つの超音波振
動子51,52が配置されている。したがって、超音波
振動子51,52からは外殻部40の内面に向けて、流
れ方向FDに垂直に超音波が発信される。
【0032】超音波振動子51から上下両方向に発信さ
れた超音波は、図5の点線で示すように、外殻部40の
内面(傾斜面41,42)および内殻部50の中央付近
の外面で反射され(この場合、3回反射されている)、
超音波振動子52に受信される。また、超音波振動子5
2から上下両方向に発信された超音波は、同様に、図5
の点線で示すように、外殻部40の内面および内殻部5
0の中央付近の外面で反射され、超音波振動子51に受
信される。外殻部40の傾斜面41,42の傾斜は、超
音波振動子から発信された超音波がガスの流量がゼロの
時に最も受信感度が高くなるように角度調整されてい
る。さらに、測定管路48a,48bを伝播する超音波
が同じような時間で受信側に到達した場合、それぞれの
測定管路を伝播した超音波が重畳してしまうので、正確
な伝播時間測定が困難になる。そこで、そのような影響
を回避するために、それぞれの伝播時間を相違させる必
要がある。超音波振動子の減衰特性にもよるが、伝播距
離の偏差は、50mm以上あるように設定するのが好ま
しい。図5の例では、測定管路48aの方が測定管路4
8bよりも高さを高くし、この伝播距離の条件を満たす
ようにしている。上述の場合、測定に使用される測定管
路は、切換弁の設定により選択される。
【0033】次に、図5の流量検出部102の制御動作
について図6を参照して説明する。時刻t1に超音波振
動子51の上下両面より、測定管路48a,48bの内
面に向けて発信された超音波は、t1a,t1bの時間間隔
で超音波振動子52に到達する。時間t2に超音波振動
子51の上下両面より、測定管路48a,48bの内面
に向けて発信された超音波は、t2a,t2bの時間間隔で
超音波振動子52に到達する。したがって、測定管路4
8aでの伝播時間差は(t2a−t1a)となり、測定管路
48bでの伝播時間差は(t2b−t1b)となる。これら
の伝播時間差から測定管路48a,48bにおける流量
値が測定される。なお、図5の流量検出部102で用い
られる超音波振動子51,52は、図7に示されるよう
な構造をしている。すなわち、超音波素子51,52
は、圧電素子5aと、圧電素子5aを内蔵し、音響イン
ピーダンスマッチングをとり、超音波の透過率を大きく
して送受信効率をあげるための整合層5bと、これらを
一体的に保持する筐体5cとを有する。
【0034】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3について説明する。図8は本発明の実施の形態3を示
す断面図、図9は図8の遮断弁の一例を示す断面図、図
10は図8の遮断弁の他の例を説明するための図であ
る。図8の超音波流量計の流量検出部103は、一方の
側面がガス導入路10gに接続され、それに対向する他
方の側面がガス排出路10hに接続された外殻部60
と、外殻部60の中に配置され、内部がバイパス管路6
8aと測定管路68bとになるように仕切っている内殻
部70とを有している。ガス導入路10gに近い内殻部
70の一端には、遮断弁80が配置されている。測定管
路68bの上流側には超音波振動子61bが内殻部70
に配置され、下流側には超音波振動子62bが超音波振
動子61bに対向するように外殻部60に配置されてい
る。
【0035】図8の流量検出部を使用する場合、ガスの
流量が通常であると、遮断弁80を閉じて、ガスが測定
管路68bのみを流れるようにして流速を上げ伝播時間
差を大きくして測定精度を向上させる。ガスの流量が大
量のときは、遮断弁80を開放して、ガスがバイパス管
路68aと測定管路68bとの両方を流れるようにし、
圧力損失を低減させる。このようにガス流量が大量であ
るとき、バイパス管路68aと測定管路68bとの両方
をガスが流れるようにすると、管路の摩擦などが無視で
き、流体抵抗は断面積に反比例し、ガスの流量は断面積
に比例する。したがって、遮断弁80が開放の場合、測
定管路68bの流量が測定できれば、全流量が算出でき
る。しかし、実際には、管路の形状、大きさなどによる
流体抵抗の相違、遮断弁80の影響といったことが原因
で、ガス流れの変化が生じ、測定管路68bにおいて測
定された流量によって全体の流量を求めるには実験によ
る補正係数が必要になる。この流量検出部103は、流
量検出部101と比較すると、超音波振動子が一対であ
る点が有利であり、流量検出部102と比較すると、反
射を用いない点で送受信感度の低下(S/Nの劣化)が
少ないという利点がある。なお、上述の図8の例では、
バイパス管路68aは、一本であるが、流量の増大に段
階的に対応できるようにバイパス管路を複数本備え、遮
断弁の代わりに切換弁を配置し、その切換弁により適宜
な断面を有するバイパス管を選択できるようにしてもよ
い。
【0036】図9は、図8の流量検出部103に用いら
れる遮断弁80の構成例を示す断面図である。この遮断
弁80において、接続用導入路80gは、ガス導入路1
0g(図8)に接続され、ガスを導入する。駆動部81
(例えば、モータおよびギヤ)は、アクチュエータ82
を上下に往復動させる。アクチュエータ82の先端(下
端)には、下面にパッキン83aが配置されている。し
たがって、駆動部81がアクチュエータ82を下降させ
ると、パッキン83aは、接続用導入路80gと接続用
管路88aとを連通させている穴を塞ぎ、導入ガスが矢
印FDのように接続用管路88bから測定管路68b
(図8)に流れるようにする。また、駆動部81がアク
チュエータ82を上昇させると、パッキン83aは、接
続用導入路80gと接続用管路88aとを連通させてい
る穴を開き、接続用導入路80gからの導入ガスが接続
用管路88aからバイパス管路68aへ、さらに、接続
用管路88bから測定管路68bに流れるようにする。
【0037】図10(a)、図10(b)、および、図
10(c)は、図8の流量検出部103に用いられる遮
断弁80の他の構成例を示す断面図である。ここでは、
形状記憶合金の形状記憶効果を利用している。まず、線
状の形状記憶合金84に図10(a)のように波状に縮
んだ状態を記憶させる。この形状記憶合金84を網目状
に編み込んで形状記憶合金網85を形成する。形状記憶
合金網85の周囲には、周囲方向に弾性力が作用するよ
うに弾性膜86を取り付けてなる遮断弁80を流れ方向
に垂直に配置する。遮断弁80の開放時には、弾性膜8
6の張力により形状記憶合金84が伸びた状態であり、
形状記憶合金網85の開口率は大であって、ガスは形状
記憶合金網85を自由に通過する。しかし、遮断弁80
の閉塞時には、リード線87を介して形状記憶合金網8
5に通電が行われ、形状記憶合金84は、縮んだ状態に
なる。形状記憶合金84が縮んだ状態になると、その周
囲の弾性膜86は、中央部分に引き寄せられ、図10
(c)において点線で示された領域は、ガスの通過が困
難になる。このように形状記憶合金を用いることにより
簡易で軽量化された遮断弁80を実現することができ
る。
【0038】本発明の実施の形態における超音波流量計
は、以上において説明したように、管路を通過する流体
の流量を超音波を用いて測定する超音波流量計の流量検
出部において、断面積が異なる少なくと2つの管路と、
それぞれの管路へ流体の流れを切換える切換手段と、前
記管路の少なくとも一つを測定管路として測定管路を通
過する流体の流量を検出するために、測定管路に配置さ
れた一対の超音波振動子とを有することにより、管路の
長さが短くて、測定管路に流れる流体の流量を測定に適
合する流量に設定することができるので、圧力損失を所
望の範囲内に保ち、伝播時間差を大きく取って誤差成分
を低く押さえることができ、広い範囲で高精度な流量測
定を可能にさせる。また、バイパス管路を設けて測定管
路に流れる流体の流量を測定に適合する流量に設定して
同様な効果を得ることができる。さらに、これらの流量
検出部を使用した超音波流量計は、測定制御部がこれら
の流量検出部の特性を生かすように制御することによっ
て、広い範囲で高精度な流量測定を自動的に行うことが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、超音波流量計の流れ方向の長さを長くせずに、規定
の圧力損失を満足し、かつ、低流量での伝播時間差の測
定誤差の影響を低減し、広い流量範囲で高精度な測定を
可能にする超音波流量計を提供することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波流量計に用いられている流量検
出部の第1の実施の形態を模式的に示す断面図である。
【図2】図1の切換弁の切換えによる流量検出部の特性
の変化を示すグラフである。
【図3】図1の切換弁の一例を示す断面図である。
【図4】図3の駆動部の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図6】図5の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図7】図5の超音波振動子を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図9】図8の遮断弁の一例を示す断面図である。
【図10】遮断弁の構成例を示す図であり、(a)は形
状記憶合金の線材示す図、(b)は(a)の線材を使用
した形状記憶合金網と弾性膜とで構成した開放状態の遮
断弁を示す図、(c)は(b)で示された遮断弁が閉塞
状態になった所を示す図である。
【図11】従来の超音波流量計に用いられている流量検
出部の例を示す断面図である。
【図12】超音波振動子の構成を示す図であり、(a)
は図11の流量検出部に用いられている超音波振動子の
外観図、(b)は(a)の超音波振動子の構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
10,40,60 外殻部、11a,12a,11b,
12b,51,52,61b,62b 超音波振動子、
10g ガス導入路、10h ガス排出路、18a,1
8b,48a,48b 測定管路、20,50,70
内殻部、30切換弁、30g 接続用導入路、31,8
1 駆動部、32,82 アクチュエータ、33a,3
3b,83a パッキン、34 筐体、35 スプリン
グ、36 ソレノイド、38a,38b,88a,88
b 接続用管路、41,42傾斜面、80 遮断弁、8
1 駆動部、84 形状記憶合金、85 形状記憶合金
網、86 弾性膜、87 リード線、101,102,
103 流量検出部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路を流れる流体の流量を超音波を用い
    て測定する超音波流量計において、 断面積が異なる少なくとも2本の管路と、 それぞれの管路へ流体の流れを切換える切換手段と、 前記管路の少なくとも1本を測定管路とし、該測定管路
    の上下流側それぞれに配置された一対の超音波振動子と
    を有することを特徴とする超音波流量計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波流量計におい
    て、 前記管路は2本であることを特徴とする超音波流量計。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の超音波流量計におい
    て、 前記流量を検出するための一対の超音波振動子を前記2
    本の管路のそれぞれに配置したことを特徴とする超音波
    流量計。
  4. 【請求項4】 管路を流れる流体の流量を超音波を用い
    て測定する超音波流量計において、 流体が内部を流れる外殻部と、 流体が流れる外殻部の内部を断面積の異なる少なくとも
    2つの管路に分割する内殻部と、 流体の流れをいずれかの管路へ切換え、該いずれかの管
    路を測定管路とする切換手段と、 内殻部の上流と下流とにそれぞれ配置され、前記少なく
    とも2本の管路に向けて反対方向にそれぞれが超音波を
    発信する少なくとも2つの超音波振動子であって、一方
    の超音波振動子がそれぞれの管路に発信した超音波は、
    それぞれの管路を異なる伝播距離を経由して伝播し、伝
    播した超音波を他方の超音波振動子が受信する超音波振
    動子とを有することを特徴とする超音波流量計。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の超音波流量計において、 測定管路以外の管路はバイパス管路として必要に応じて
    閉塞し、あるいは開放することで、前記測定管路を通過
    する流体の流量を、流量を測定するのにより適したもの
    とするように前記切換手段を制御することを特徴とする
    超音波流量計。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の超音波流量計において、 前記超音波振動子が配置された測定管路が複数あるとき
    には、流量を測定するのに最適な測定管路に流体を流す
    ように前記切換手段を制御することを特徴とする超音波
    流量計。
  7. 【請求項7】 管路を流れる流体の流量を超音波を用い
    て測定する超音波流量計において、 少なくとも2本の管路と、 前記管路の1本を測定管路とし、測定管路を流れる流体
    の流量を検出するために、測定管路に配置された一対の
    超音波振動子と、 前記測定管路と異なる他の管路における流体の流れを適
    宜制限する遮断手段とを有することを特徴とする超音波
    流量計。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の超音波流量計におい
    て、 前記遮断手段は、周辺部が弾性膜で構成され、中心部が
    形状記憶合金の線材で編まれた形状記憶合金網で構成さ
    れ、形状記憶合金網への無通電時には、形状記憶合金網
    は開放状態であって、形状記憶合金網への通電時には、
    形状記憶合金網は閉塞状態になることを特徴とする超音
    波流量計。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の超音波流
    量計において、 前記遮断手段を制御し、測定管路を流れる流体の流量が
    流量を測定するのに適するように、前記測定管路以外の
    他の管路に流れる流体を適宜制限することを特徴とする
    超音波流量計。
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