JP2002368912A - 通信料金課金方法、通信料金課金プログラムおよび通信料金課金プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信料金課金方法、通信料金課金プログラムおよび通信料金課金プログラムを記録した記録媒体

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JP2002368912A
JP2002368912A JP2001172354A JP2001172354A JP2002368912A JP 2002368912 A JP2002368912 A JP 2002368912A JP 2001172354 A JP2001172354 A JP 2001172354A JP 2001172354 A JP2001172354 A JP 2001172354A JP 2002368912 A JP2002368912 A JP 2002368912A
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wireless
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Takashi Yagi
貴史 八木
Satoshi Ishibashi
聡 石橋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフィスや家庭等におけるインターネットヘ
の常時接続環境を有効利用し、無線接続等を利用して公
衆スポットにおける通信サービスを提供する。 【解決手段】 無線端末1は、無線端末2と通信する場
合、利用可能な無線基地局3を通じて無線端末2のロケ
ーション情報を管理サーバ7に問い合わせる。管理サー
バ7は、無線端末2のロケーション情報を無線端末1に
通知するとともに、無線端末1が利用する無線基地局3
および無線端末2が利用する無線基地局5の利用情報を
収集開始する。管理サーバ7は、無線端末1から通信の
終了通知を受け取ると、無線基地局3,5の利用情報を
無線端末1の利用者の課金情報として記録するととも
に、一定の期間毎に、課金情報を元に、電話利用料を利
用者から徴収し、基地局利用料を無線基地局提供者に払
い込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットや
電話などの通信サービスの提供方法に係わり、特に無線
などを利用した公衆スポットにおける通信サービスの通
信量に応じて課金する通信料金課金方法、通信料金課金
プログラムおよび通信料金課金プログラムを記録した記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスはもとより家庭等でも、ADS
L、CATV、光ファイバなどを用いたインターネット
ヘの高速・広帯域での常時接続が一般的になりつつあ
る。ADSLでは上り512Kbit/s、下り1.5
Mbit/sのサービスが既に提供されており、光ファ
イバでは上下100Mbit/sの実験サービスも開始
されようとしている。
【0003】一方、2.4GHz帯の無線LANに代表
されるように、無線を用いたネットワークヘのアクセス
システムも広く普及しつつある。2.4GHz帯では、
通信速度11Mbit/sで、見通し距離が屋内では5
0m、屋外では160mの通信が可能な製品が市場に出
回っている。通信速度をより低速度に落とせば、さらに
遠距離での通信が可能である。
【0004】また、NTTの関発した5GHz帯イーサ
ネット(登録商標)系無線LAN(EWA)では、20
Mbit/sの高速接続を可能にし、同一LAN内の基
地局間のハンドオーバに加え、サブネットの異なるLA
Nに存在する基地局への無線LAN端末の移動をも可能
にしている。5GHz帯イーサネット(登録商標)系無
線LAN(EWA)の詳細については、守倉正博、高梨
斉、阪田徹、下用清志等,“特集論文1 5GHz帯イ
ーサネット系無線LANシステム”,NTTR&D V
ol.48,N0.8,pp.587−614,199
9などに記述されている。
【0005】また、同じくNTTが開発したアドバンス
ワイヤレスアクセス(AWA)システムは、5GHz帯
の無線を利用し、最大36Mbit/sの高速で、自営
LANへのイーサネット(登録商標)接続や公衆WAN
へのIP接続を提供する。AWAシステムでは、1つの
無線端末で、オフィス、家庭、公衆スポット等の様々な
場所でシームレスにネットワークに接続できる環境を提
供する。1つの基地局で、半径200mのエリアをカバ
ーできる。アドバンスワイヤレスアクセス(AWA)シ
ステムの詳細については、梅比良正弘、北條博史、眞部
利裕、田中公紀等,“特集論文アドバンスワイヤレスア
クセス(AWA)システムの開発”,NTT R&D
Vol.50,N0.2.pp.66−112,200
1などに記述されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフィスや
家庭におけるインターネットヘの常時接続環境は、ネッ
トワークが使用されていない時間も多く、有効に活用さ
れていない。このことは特に家庭において顕著である。
このような場合、使用していないインターネット接続帯
域を他者へ提供することが考えられるが、無料で提供し
た場合、他者に自由にネットワークを利用され、自らの
通信が行えなくなる可能性がある。そのため、提供した
ネットワークに対する対価を得る方法が必要であるが、
現在、そのようなことを実現する課金の方法が提供され
ていないという問題がある。
【0007】一方、通信サービスを提供する側から見る
と、自らが通信設備を保有する場合は、巨額の設備投資
をしなければ、通信サービスを行うことができない。ま
た、現在は、通信設備を保有する通信会社から設備の貸
与を受けることも可能であるが、応分の負担が必要であ
り、わずかな資金で通信サービスを提供することは不可
能に近い。特に移動体通信においては、2003年春よ
りNTTドコモがiモード(登録商標)の通信網の開放
を行うことが予定されているものの、この場合もiモー
ドを利用したインターネット等への接続部分が開放され
るだけであって、通信サービスそのものを設備貸与によ
って行うことはできない。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、オフィスや家庭等におけるインターネットヘの
常時接続環境を有効利用することができ、無線接続等を
利用して公衆スポットにおける通信サービスを提供する
ことができる通信料金課金方法、通信料金課金プログラ
ムおよび通信料金課金プログラムを記録した記録媒体を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、通信回線網に接続
された基地局をアクセスポイントとして利用する通信サ
ービスにおける通信料金課金方法であって、前記通信回
線網へ接続要求した端末が経由するアクセスポイント
を、利用アクセスポイントとし、前記利用アクセスポイ
ントを介して前記端末を前記通信回線網に接続し、前記
利用アクセスポイントを介して前記端末が利用した通信
量に基づいて、前記端末の利用者に対して通信料金を課
金し、前記通信量に基づいて、前記利用アクセスポイン
トの提供者に提供料金を還元することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の通信料金課金方法において、前記端末からの接続
要求による通信回線網ヘの接続が行われた時刻を接続開
始時刻とし、前記端末と通信回線網とが切断された時刻
を接続終了時刻とし、前記接続開始時刻から接続終了時
刻までの通信時間を、前記利用アクセスポイントを介し
て前記端末が利用した通信量として用いることを特徴と
する。
【0011】また、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の通信料金課金方法において、前記端末が前記利用
アクセスポイントを介して送受信した通信データ量を、
前記利用アクセスポイントを介して前記端末が利用した
通信量として用いることを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明では、請求項1
ないし3のいずれかに記載の通信料金課金方法におい
て、前記端末を前記通信回線網に接続するに先立って、
前記アクセスポイントにより、前記端末により利用アク
セスポイントを選定可能とするための接続条件を、前記
端末に通知することを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明では、請求項1
ないし4のいずれかに記載の通信料金課金方法におい
て、前記端末と前記アクセスポイントとを無線により接
続することを特徴とする。
【0014】また、上述した問題点を解決するために、
請求項6記載の発明では、通信回線網に接続された基地
局をアクセスポイントとして利用する通信サービスにお
ける通信料金課金方法であって、前記通信回線網へ接続
要求した発信側端末が経由するアクセスポイントを、第
1の利用アクセスポイントとし、前記発信側端末から入
力された受信側端末の識別情報に基づいて、前記受信側
端末が利用可能なアクセスポイントを、第2の利用アク
セスポイントとし、前記第1の利用アクセスポイント、
前記第2の利用アクセスポイントおよび前記通信回線網
を介して前記発信側端末と前記受信側端末とを接続し、
前記発信側端末と前記受信側端末との間における通信量
に基づいて、前記発信側端末の利用者に対して通信料金
を課金し、前記通信量に基づいて、前記発信側端末が利
用した第1の利用アクセスポイントのアクセスポイント
提供者と前記受信側端末が利用した第2の利用アクセス
ポイントのアクセスポイント提供者とに提供料金を還元
することを特徴とする。
【0015】また、請求項7記載の発明では、請求項6
記載の通信料金課金方法において、前記発信側端末から
の前記受信側端末への通信要求による端末間の通信が確
立された時刻を通信開始時刻とし、前記発信側端末と前
記受信側端末との間における通信の終了が判定された時
刻を通信終了時刻とし、前記通信開始時刻から通信終了
時刻までの通信時間を、前記発信側端末と前記受信側端
末との間における通信量として用いることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項8記載の発明では、請求項6
記載の通信料金課金方法において、前記発信側端末が前
記第1の利用アクセスポイントおよび前記第2のアクセ
スポイントを介して前記受信側端末との間で送受信した
通信データ量を、前記発信側端末と前記受信側端末との
間における通信量として用いることを特徴とする。
【0017】また、請求項9記載の発明では、請求項6
ないし8のいずれかに記載の通信料金課金方法におい
て、前記アクセスポイントにより、前記発信側端末によ
り前記第1の利用アクセスポイントを選定可能とするた
めの接続条件を、前記発信側端末に通知することを特徴
とする。
【0018】また、請求項10記載の発明では、請求項
6ないし9のいずれかに記載の通信料金課金方法におい
て、前記発信側端末および前記受信側端末と、前記アク
セスポイントとを無線により接続することを特徴とす
る。
【0019】また、上述した問題点を解決するために、
請求項11記載の発明では、コンピュータに請求項1な
いし10のいずれかに記載の通信料金課金方法を実行さ
せることを特徴とする。
【0020】また、上述した問題点を解決するために、
請求項12記載の発明では、コンピュータに請求項1な
いし10のいずれかに記載の通信料金課金方法を実行さ
せるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】この発明では、前記通信回線網へ接続要求
した端末が経由するアクセスポイントを、利用アクセス
ポイントとし、前記利用アクセスポイントを介して前記
端末を前記通信回線網に接続し、前記利用アクセスポイ
ントを介して前記端末が利用した通信量に基づいて、前
記端末の利用者に対して通信料金を課金し、前記通信量
に基づいて、前記利用アクセスポイントの提供者に提供
料金を還元する。したがって、オフィスや家庭等におけ
るインターネットヘの常時接続環境を有効利用すること
が可能となり、無線接続等を利用して公衆スポットにお
ける通信サービスを提供することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態による電話サービスシステム
の構成を示すブロック図である。図1において、無線端
末1,2は、各利用者が保持し、電話サービス会社7に
利用者登録する。無線端末1,2は、移動に伴って利用
可能な無線基地局3,4,5,6のいずれかの通信範囲
に入ると、端末のロケーション情報を電話サービス会社
の管理サーバ7に通知する。例えば、無線端末1が無線
端末2と通信する場合、無線端末1は、利用可能な無線
基地局3を通じて無線端末2のロケーション情報を電話
サービス会社の管理サーバ7に問い合わせ、無線端末2
のロケーション情報を取得する。無線端末1,2は、通
信先の無線端末との通信が終了した場合、その通信の終
了を管理サーバ7に通知する。なお、以下の説明では、
無線端末1が通信元、無線端末2が通信先とする。
【0023】無線基地局3,4,5,6は、利用者、一
般企業、電話サービス会社等が設置可能で、同じく電話
サービス会社の管理サーバ7に提供者登録をするための
アクセスポイントである。本実施形態の場合、無線基地
局3は、利用者Aの無線によるアクセスポイントであ
り、無線基地局4は、図示しない利用者Bの無線による
アクセスポイントである。同様に、無線基地局5は、図
示しない利用者Cの無線によるアクセスポイントであ
り、無線基地局6は、図示しない利用者Bの無線による
アクセスポイントである。無線基地局3,4,5,6
は、高速IP網20(以下、ネットワークという)に接
続されている。
【0024】管理サーバ7は、電話サービス会社に運営
・管理され、登録された無線基地局3,4,5,6の利
用管理と無線端末1,2のロケーション管理とを行う。
より具体的には、管理サーバ7は、基地局利用管理/課
金管理データベース7a、ロケーション管理/ルーティ
ング制御部7b、提供者リスト(データベース)7cお
よび利用者リスト(データベース)7dを備える。基地
局利用管理/課金管理データベース7aは、無線基地局
3,4,5,6の利用情報と、無線端末1,2の利用者
の課金情報とを記録する。ロケーション管理/ルーティ
ング制御部7bは、ロケーション情報の問合せに応じ
て、問合せがあった無線端末のロケーション情報を通知
するとともに、無線端末1,2が利用する無線基地局
3,4,5,6の利用情報を収集する。
【0025】上記管理サーバ7は、通信元の無線端末に
よる、通信先の無線端末のロケーション情報の問合せに
応じて、通信相手側の無線端末のロケーション情報を問
合せ元の無線端末に通知するとともに、問合せ元の無線
端末が利用する無線基地局および通信相手側である無線
端末が利用する無線基地局の利用情報を収集開始する。
例えば、無線端末1から無線端末2のロケーション情報
の問合せがあると、無線端末2のロケーション情報を無
線端末1に通知するとともに、無線端末1が利用する無
線基地局3および無線端末2が利用する無線基地局5の
利用情報を収集開始する。
【0026】また、管理サーバ7は、無線端末から通信
の終了通知を受け取ると、通信を行なっていた双方の無
線基地局が利用していた、無線基地局の利用情報を、通
信要求元の無線端末の利用者に対する課金情報として記
録する。例えば、上述した例では、無線端末1から通信
の終了通知を受け取ると、無線基地局3と無線基地局5
の利用情報とを無線端末1の利用者の課金情報として記
録する。管理サーバ7は、例えば1か月に1度などの一
定の期間毎に、課金情報を元に、電話利用料を利用者の
利用者口座(データベース)9から徴収し、基地局利用
料を無線基地局提供者の基地局所有者口座(データベー
ス)8に振り込む。
【0027】上記基地局所有者口座8および利用者口座
9は、各々、所定の金融機関などに開設された口座であ
り、ネットワーク20などを介して口座への振込み、口
座からの引き落しを行なうことが可能となっている。
【0028】B.実施形態の動作 B−1.第1の動作例 図2は、本実施形態による通信料金課金方法の第1の動
作例を説明するためのフローチャートである。また、図
3は、本実施形態による通信料金課金方法の第1の動作
例を説明するためのシーケンス図である。なお、以下の
説明において、端末とは、無線端末1,2のいずれかで
あり、アクセスポイントとは、無線基地局3,4,5,
6のいずれかである。
【0029】端末からネットワーク20ヘの接続要求が
あると、アクセスポイントは、送られてきた利用者の個
別情報を用いて接続認証を行う(ステップS1)。認証
に用いる利用者の個別情報としては、ユーザIDとパス
ワードとを用いる方法が一般的である。利用者の個別情
報は、複数のアクセスポイントから共通して利用できる
ように、ネットワーク上の管理サーバ7で管理して認証
を行うのがよい。すなわち、アクセスポイントは、接続
認証を管理サーバ7に依頼する。
【0030】管理サーバ7は、認証結果をアクセスポイ
ントに返すとともに、認証が正しく行われた場合には、
利用者の個別情報、端末情報、利用アクセスポイント
を、基地局利用管理/課金管理データベース7aに記録
する(ステップS2)。アクセスポイントは、管理サー
バ7からの認証結果を受け取ると、認証が正しく行われ
た場合、端末のネットワーク20ヘの接続を許可する。
これにより、端末は、ネットワーク20へ接続する(ス
テップS3)。
【0031】管理サーバ7は、端末の接続状態を監視す
る。接続状態の監視には、図3に示すように、端末もし
くは管理サーバ7からのキープアライブパケットの利用
などが考えられる。
【0032】管理サーバ7は、図3に示すように、端末
の接続の終了が認められると、アクセスポイントヘ接続
の終了を通知するとともに、利用者の個別情報、利用ア
クセスポイント、通信量を、基地局利用管理/課金管理
データベース7aに記録する(ステップS4)。接続の
終了は、端末から接続終了通知が到着した場合や、一定
時間以上キープアライブパケットが到着しなかった場合
に判定することができる。通信量としては、端末の接続
認証後に、管理サーバ7において、利用者の個別情報、
端末情報、利用アクセスポイントを記録するときに時刻
を記録し、これを接続開始時刻とし、接続終了が認めら
れた時刻を接続終了時刻として、この間の時間を用いる
ことができる。また、アクセスポイントにおいて端末の
通信データ量を監視し、これを通信量として用いること
もできる。但し、この場合は、アクセスポイント提供者
と利用者との間の信頼関係が、実際のサービスを提供す
る上では注意を要する点である。
【0033】アクセスポイントは、管理サーバ7からの
接続終了通知を受け取ると、以後、端末のネットワーク
20ヘの接続を拒否する。
【0034】管理サーバ7は、記録された通信量に基づ
き通信料金と提供料金を計算し、通信料金を利用者の個
別情報とともに課金情報として記録し(ステップS
5)、提供料金をアクセスポイントの提供者の個別情報
とともに還元情報として記録する(ステップS6)。
【0035】B−2.第2の動作例 図4は、本実施形態による通信料金課金方法の第2の動
作例を説明するためのフローチャートである。また、図
5は、本実施形態による通信料金課金方法の第2の動作
例を説明するためのシーケンス図である。なお、以下の
説明において、端末とは、無線端末1,2のいずれかで
あり、アクセスポイントとは、無線基地局3,4,5,
6のいずれかである。
【0036】端末は、通信可能な状態にあることを通知
するために、利用可能なアクセスポイントを経由して接
続可否の認証要求を行う(ステップS10)。アクセス
ポイントは、送られてきた利用者の個別情報を用いて認
証を行う。認証に用いる利用者の個別情報としては、ユ
ーザIDとパスワードを用いる方法が一般的である。利
用者の個別情報は、複数のアクセスポイントから共通し
て利用できるように、ネットワーク上の管理サーバ7で
管理して認証を行うのがよい。すなわち、アクセスポイ
ントは、接続可否認証を管理サーバ7に依頼する。
【0037】管理サーバ7は、認証結果をアクセスポイ
ントに返すとともに、認証が正しく行われた場合には、
通信可能な利用者として、利用者の個別情報、端末位置
情報を含む端末情報、利用アクセスポイントを記録する
(ステップS11)。
【0038】無線端末1を利用する利用者Aが、無線端
末2を利用する利用者Bと通信を行う場合、利用者A
は、少なくとも利用者Bを特定する識別情報を含む通信
要求を無線端末1から送信する(ステップS12)。無
線端末1が利用するアクセスポイントである無線基地局
3は、無線端末1が既に認証されているならば、管理サ
ーバ7ヘ利用者Aの通信要求を送信する。
【0039】管理サーバ7は、無線端末1から送られて
きた利用者Bの識別情報を、登録されている通信可能な
利用者リスト7dの個別情報と照らし合わせ、利用者B
の端末情報、利用アクセスポイント(この場合、無線基
地局5)Bを取得し(ステップS13)、利用者Aの個
別情報、利用アクセスポイント(この場合、無線基地局
3)A、利用アクセスポイント(無線基地局5)Bを記
録する(ステップS14)。
【0040】管理サーバ7は、図5に示すように、無線
端末1と無線端末2との現在のネットワーク20ヘの接
続状態を通信開始前の接続状態として記録するととも
に、接続されていない場合には、利用アクセスポイント
(無線基地局3)Aと利用アクセスポイント(無線基地
局5)Bに、それぞれ無線端末1と無線端末2との接続
許可通知を行う(ステップS15)。利用アクセスポイ
ント(無線基地局3)Aと利用アクセスポイント(無線
基地局5)Bとは、それぞれ無線端末1と無線端末2の
ネットワーク接続を許可する。管理サーバ7は、無線端
末1に対して無線端末2の端末情報を通知する(ステッ
プS16)。無線端末1は、無線端末2と通信を行う
(ステップS17)。
【0041】管理サーバ7は、無線端末1の接続状態を
監視する。接続状態の監視には、図5に示すように、無
線端末1もしくは管理サーバ7からのキープアライブパ
ケットの利用などが考えられる。管理サーバ7は、無線
端末1と無線端末2との間における通信の終了が認めら
れると(ステップS18)、通信開始前の接続状態を読
み出し(ステップS19)、接続されていなかった場合
には、図5に示すように、利用アクセスポイント(無線
基地局3)Aと利用アクセスポイント(無線基地局5)
Bに、それぞれ無線端末1と無線端末2との接続の終了
を通知するとともに、利用者Aの個別情報、利用アクセ
スポイント(無線基地局3)A、利用アクセスポイント
(無線基地局5)B、および通信量を記録する(ステッ
プS20)。無線端末1と無線端末2との間における通
信の終了は、無線端末1から通信終了通知が到着した場
合や、一定時間以上、無線端末1からキープアライブパ
ケットが到着しなかった場合に判定することができる。
【0042】通信量としては、無線端末1の通信要求受
信後に、管理サーバ7において、利用者Aの個別情報、
利用アクセスポイント(無線基地局3)A、利用アクセ
スポイント(無線基地局5)Bを記録するときに時刻を
記録し、これを通信開始時刻とし、通信終了が認められ
た時刻を通信終了時刻として、この間の時間を用いるこ
とができる。また、アクセスポイントにおいて端末の通
信データ量を監視し、これを通信量として用いることも
できる。但し、この場合、アクセスポイント提供者と利
用者との間の信頼関係が、実際のサービスを提供する上
では注意を要する点である。
【0043】アクセスポイント(無線基地局3)Aとア
クセスポイント(無線基地局5)Bとは、管理サーバ7
からの接続終了通知を受け取ると、以後、それぞれ無線
端末1と無線端末2とのネットワークヘの接続を拒否す
る。
【0044】管理サーバ7は、記録された通信量に基づ
き通信料金と提供料金を計算し(ステップS21)、通
信料金を利用者の個別情報Aとともに課金情報として記
録し、提供料金をアクセスポイント(無線基地局3)A
の提供者(利用者A)とアクセスポイント(無線基地局
5)Bの提供者(利用者C)の個別情報とともに還元情
報として記録する(ステップS22)。
【0045】なお、上述した実施形態において、利用者
は、利用可能なアクセスポイントが複数ある場合、アク
セスポイントから通知される接続条件を用いて、実際に
利用するアクセスポイントを選択することができる。ア
クセスポイントが通知する接続条件としては、提供料
金、使用可能帯域などが考えられる。
【0046】また、上述した管理サーバ7の機能、ある
いは無線基地局3〜6の機能は、図示しない記憶部に記
憶されたプログラムを実行することで実現するようにな
っている。記憶部は、ハードディスク装置や光磁気ディ
スク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやRA
M(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、
あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとす
る。また、上記記憶部とは、インターネット等のネット
ワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送
信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュー
タシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一
定時間プログラムを保持しているものも含む。
【0047】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように
情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、
上記プログラムは、上述した処理の一部を実現するため
のものであってもよい。さらに、上述した処理を既に記
録されているプログラムとの組み合わせで実現できるも
の、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であって
もよい。
【0048】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成は、上記実施形態に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計等も含まれる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記通信回線網へ接続要求した端末が経由するアクセス
ポイントを、利用アクセスポイントとし、前記利用アク
セスポイントを介して前記端末を前記通信回線網に接続
し、前記利用アクセスポイントを介して前記端末が利用
した通信量に基づいて、前記端末の利用者に対して通信
料金を課金し、前記通信量に基づいて、前記利用アクセ
スポイントの提供者に提供料金を還元するようにしたの
で、通信サービス提供者は、設備保有者に対して、設備
の使用量に応じて料金を支払うことができ、わずかな初
期投資のみで通信サービスを提供することができるよう
になるという利点が得られる。また、設備の維持管理
は、設備保有者によって自発的に行われることが期待で
きるので、通信サービス提供者は、設備メンテナンスの
ための人員や費用を確保する必要がなくなるといった効
果が期待できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による電話サービスシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態による通信料金課金方法の第1の
動作例を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本実施形態による通信料金課金方法の第1の
動作例を説明するためのシーケンス図である。
【図4】 本実施形態による通信料金課金方法の第2の
動作例を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本実施形態による通信料金課金方法の第2の
動作例を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 無線端末(端末、発信側端末) 2 無線端末(受信側端末) 3,4,5,6 無線基地局(アクセスポイント) 7 管理サーバ 7a 基地局利用管理/課金管理データベース 7b ロケーション管理/ルーティング制御部 7c 提供者リスト 7d 利用者リスト 8 基地局所有者口座 9 利用者口座 20 高速IP網(通信回線網)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 BB03 BB07 DD06 5K067 AA29 AA41 DD17 EE02 EE10 FF03 FF04 FF05 HH22 HH23 HH24 JJ69

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線網に接続された基地局をアクセ
    スポイントとして利用する通信サービスにおける通信料
    金課金方法であって、 前記通信回線網へ接続要求した端末が経由するアクセス
    ポイントを、利用アクセスポイントとし、前記利用アク
    セスポイントを介して前記端末を前記通信回線網に接続
    し、 前記利用アクセスポイントを介して前記端末が利用した
    通信量に基づいて、前記端末の利用者に対して通信料金
    を課金し、 前記通信量に基づいて、前記利用アクセスポイントの提
    供者に提供料金を還元することを特徴とする通信料金課
    金方法。
  2. 【請求項2】 前記端末からの接続要求による通信回線
    網ヘの接続が行われた時刻を接続開始時刻とし、 前記端末と通信回線網とが切断された時刻を接続終了時
    刻とし、 前記接続開始時刻から接続終了時刻までの通信時間を、
    前記利用アクセスポイントを介して前記端末が利用した
    通信量として用いることを特徴とする請求項1記載の通
    信料金課金方法。
  3. 【請求項3】 前記端末が前記利用アクセスポイントを
    介して送受信した通信データ量を、前記利用アクセスポ
    イントを介して前記端末が利用した通信量として用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の通信料金課金方法。
  4. 【請求項4】 前記端末を前記通信回線網に接続するに
    先立って、前記アクセスポイントにより、前記端末によ
    り利用アクセスポイントを選定可能とするための接続条
    件を、前記端末に通知することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の通信料金課金方法。
  5. 【請求項5】 前記端末と前記アクセスポイントとを無
    線により接続することを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の通信料金課金方法。
  6. 【請求項6】 通信回線網に接続された基地局をアクセ
    スポイントとして利用する通信サービスにおける通信料
    金課金方法であって、 前記通信回線網へ接続要求した発信側端末が経由するア
    クセスポイントを、第1の利用アクセスポイントとし、 前記発信側端末から入力された受信側端末の識別情報に
    基づいて、前記受信側端末が利用可能なアクセスポイン
    トを、第2の利用アクセスポイントとし、 前記第1の利用アクセスポイント、前記第2の利用アク
    セスポイントおよび前記通信回線網を介して前記発信側
    端末と前記受信側端末とを接続し、 前記発信側端末と前記受信側端末との間における通信量
    に基づいて、前記発信側端末の利用者に対して通信料金
    を課金し、 前記通信量に基づいて、前記発信側端末が利用した第1
    の利用アクセスポイントのアクセスポイント提供者と前
    記受信側端末が利用した第2の利用アクセスポイントの
    アクセスポイント提供者とに提供料金を還元することを
    特徴とする通信料金課金方法。
  7. 【請求項7】 前記発信側端末からの前記受信側端末へ
    の通信要求による端末間の通信が確立された時刻を通信
    開始時刻とし、 前記発信側端末と前記受信側端末との間における通信の
    終了が判定された時刻を通信終了時刻とし、 前記通信開始時刻から通信終了時刻までの通信時間を、
    前記発信側端末と前記受信側端末との間における通信量
    として用いることを特徴とする請求項6記載の通信料金
    課金方法。
  8. 【請求項8】 前記発信側端末が前記第1の利用アクセ
    スポイントおよび前記第2のアクセスポイントを介して
    前記受信側端末との間で送受信した通信データ量を、前
    記発信側端末と前記受信側端末との間における通信量と
    して用いることを特徴とする請求項6記載の通信料金課
    金方法。
  9. 【請求項9】 前記アクセスポイントにより、前記発信
    側端末により前記第1の利用アクセスポイントを選定可
    能とするための接続条件を、前記発信側端末に通知する
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の
    通信料金課金方法。
  10. 【請求項10】 前記発信側端末および前記受信側端末
    と、前記アクセスポイントとを無線により接続すること
    を特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の通信
    料金課金方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータに請求項1ないし10の
    いずれかに記載の通信料金課金方法を実行させるプログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに請求項1ないし10の
    いずれかに記載の通信料金課金方法を実行させる通信料
    金課金プログラムを記録した記録媒体。
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