JP2002366664A - 健康管理保険サービスシステム - Google Patents

健康管理保険サービスシステム

Info

Publication number
JP2002366664A
JP2002366664A JP2001178099A JP2001178099A JP2002366664A JP 2002366664 A JP2002366664 A JP 2002366664A JP 2001178099 A JP2001178099 A JP 2001178099A JP 2001178099 A JP2001178099 A JP 2001178099A JP 2002366664 A JP2002366664 A JP 2002366664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
health
insured
insurance
insured person
premium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001178099A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Teruo Yamamoto
照夫 山本
Toshihiko Yasui
利彦 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001178099A priority Critical patent/JP2002366664A/ja
Publication of JP2002366664A publication Critical patent/JP2002366664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被保険者や保険契約者の協力的な取組度合い
により保険内容を調整する手段は必要な費用を効率よく
捻出するための運営手段が無いという課題のためのもの
である。 【解決手段】 被保険者が定期的に問診回答や健康状態
を測定し通知蓄積するIT収集手段と、各被保険者の前
記健康状態の測定結果を診断するIT診断手段8と、診
断結果に所定の異常がある場合に当該被保険者に通知す
るIT通知手段9と共に健康状態改善の治療や指導を行
う健康改善手段と、これらの各手段のサービスを被保険
者の範囲を限定しその費用を保険料から充当運営する保
険料運営手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生命保険等の各種
保険について、健康管理サービス付きの保険サービスシ
ステムに係る、ITを利用したサービスシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】生命保険のうち、例えば死亡保障を行う
定期保険では、保険料支払い期間内に被保険者に万一の
ことがあった場合に、予め定めた保険金額の分だけ保険
金受取人に対して死亡保険金が給付される。保険料払込
み期間内に万一のことがなければ、その後被保険者に万
一のことがあっても死亡保険金は給付されず、期間が満
了した時にも満期金はほとんど支払われない。このよう
な掛捨ての保険は、満期金を準備する必要がない分だ
け、終身保険や養老保険などの貯蓄型あるいは積立型の
保険と比べて、保険契約者が保険会社に支払う保険料が
安くてすむ。
【0003】保険料の支払い方法には、月払い、半年払
い、年払い、前納、一時払いなどの方法がある。月払い
は一定金額の保険料を月々支払うものであり、一時払い
は保険期間全体の保険料を一時に支払うものである。一
般的に1回に支払われる金額が大きいほど保険料が割り
引かれる。
【0004】また、定期保険のように、保険期間が限ら
れているものは、最初の契約時と同じ長さの期間だけ契
約を更新し得る場合が多い。例えば30年間の保障を得
るために、保険期間30年の契約を1回行ったり、保険
期間10年の契約を2回更新することを選択することが
可能である。
【0005】生命保険の基本的な保険料は、一般的に予
定死亡率、予定利率、予定事業費率に基づいて定められ
る。予定死亡率は、年齢や性別によって、被保険者が所
属するグループの人が死亡する割合を統計的に定めたも
のである。また、予定利率は、保険契約者が支払った保
険料を運用する際に予定する利率である。予定死亡率と
予定利率とに基づいて定められる保険料は、純保険料と
呼ばれ、死亡保険金の給付や満期保険金の支払いに用い
られる。保険事業を行うために必要な経費などによって
求められる予定事業比率に基づいて定められる保険料
は、付加保険料と呼ばれ、純保険料と付加保険料とを合
わせたものが、保険契約者が支払う基本的な保険料とな
るのである。
【0006】さて、どの保険会社も、近年、バブルの崩
壊と共に保険契約者数は減少し、高齢化に伴って死亡率
が増加し死亡保険時の給付金は増大する経営状況にあ
る。例えば、日本生命保険相互会社の平成12年度版デ
ィスクロージャ誌によると、件数率で表した死亡率は、
平成7年度3.09パーミルであったものが平成11年
度では3.38パーミルと増加している。逆に、契約者
数が、平成7年度に1513万名であったものが平成1
1年度には1337万名となり、約200万名の減少が
生じている。捕捉をすると、日本生命保険相互会社で
は、年齢別死亡保険金の支払い件数の割合は、40歳か
ら49歳までが8%、50歳から59歳までが20%、
60歳以上が65%となっている。
【0007】このような状況に対応するため、近年リス
ク細分型の保険が注目されている。リスク細分化の保険
の特徴は、その名前の通り、リスク区分をできるだけ細
かくすることによって、保険料の計算の前提とする仮定
のリスクと実際のリスクとの乖離をできるだけ抑え、そ
の結果保険料を抑え得るようにしたものである。
【0008】例えば、リスク区分が細分化されていなけ
れば、年齢や性別によって定められる比較的大まかなグ
ループのうちの同じグループに属していると、そのグル
ープに属する他の人よりも幾らか健康であっても、その
グループに属する他の人より多少不健康であっても、保
険料が同じになってしまう場合がある。ある意味で、健
康な被保険者に対して保険料を支払う保険契約者は、不
健康な被保険者に対して保険料を支払う保険契約者より
も割高な保険料を支払っていることになり、逆に不健康
な被保険者に対して保険料を支払う保険契約者は、健康
な被保険者に対して保険料を支払う保険契約者よりも割
安な保険料を支払っていることになる。
【0009】これに対して、リスク細分型の生命保険で
は、予定死亡率などによって定められた基本的な保険料
について、被保険者の保険契約時の健康状態と相関のあ
る指標に基づき、割引が行われる。例えば、唾液検査に
より喫煙習慣がないことが保険契約時に確かめられた場
合に、30%程度まで保険料が割り引かれるのである。
【0010】また、最近では前記指標として、血圧値や
BMI値を考慮したリスク細分型の生命保険も登場して
いる。
【0011】日本生命の場合もリスク細分化を目指し
て、ニッセイ保険口座というサービスを開始している。
契約加入後、家族構成の変化や保障ニーズの変化によっ
て、契約転換ができると共に、取引契約量が多ければ割
引を多くし、更には続ける程、すなわち保険金の支払い
(給付)の事由が生じなければポイント加算を行ない累
積ポイントに応じて配当するなどのサービスである。
【0012】上述のようにリスク区分を細分化すればす
るほど、割高、割安な保険料を支払う保険契約者は少な
くなり、不公平感が抑えられる。また、保険対象のリス
クが低ければ、それだけ保険契約者が支払う保険料が安
価に設定されることになる。保険会社から言えば、リス
クの低い保険対象を確保し易いというメリットがある。
【0013】さて、ニッセイ保険口座の場合には、健康
な契約者で且つ長期に契約を継続している程、結果とし
て保険料は安価になるが、契約加入期間中に積極的に行
なう取り組みまでは評価されない。また前述のような血
圧値やBMI値を考慮したリスク細分型の生命保険は、
診査時などに取得されたデータが、保険料や保険金額な
どの契約内容に反映されることはあっても、被保険者や
保険契約者が積極的に行った取組が保険内容に考慮され
ることはなく、将来リスクが低下すると思われる保険対
象に対して適切な保険内容の設定を行うことが困難なた
め、これを補う次のような提案がなされている。
【0014】すなわち、保険契約者などの保険契約者が
健康であってもリスク管理に対する意識が低ければ将来
的にはリスクが増大する可能性があり、逆に保険契約者
などの保険契約者側のリスク管理に対する意識が高けれ
ば、現状では他の保険対象のリスクと同じであっても将
来的に他の保険対象と比べてリスクが低下する可能性が
ある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
に関する課題について説明する。
【0016】生命保険文化センターの平成12年度の生
命保険に関する全国実態調査結果によれば、世帯年収
は、平成3年には681万円でその後順調に伸びて平成
9年には747万円となったが、3年後の平成12年に
は693万円となり、収入は減少傾向にある。世帯当た
りの年間の保険料は、平成9年に67.6万円であった
ものが平成12年には平成3〜5年レベルの61万円ま
で低下している。しかも高齢化が進み介護・医療費用の
国民負担率は増加の一途をたどり2025年には100
%を超える。すなわち金銭的には、ますますシビアな状
態となっていく。しかも国民性のためか日本人は依存心
がきわめて強く、健康な成人に1次予防の指導をしても
守らない。しかし、自覚症状の無い状態で常に生活習慣
病の兆候が見えた時点で常に生活習慣改善を行なうこと
は死亡率を減少させる効果があることが既に証明されて
いる。米国では状態データの計測等に応じた栄養指導を
する栄養政策で20〜30%の減少を達成している。
【0017】今後、被保険者や保険契約者の協力的な取
組までも保険内容に考慮するリスク細分化を進める上
で、保険会社にとって大切となるのは、もっとも効果的
な保険サービスシステムを提供することにある。前記従
来の技術で述べた、生体情報の再取得や被保険者のリス
ク低減に対する協力的取組度合いを用いて医療保険内容
を調整する手段は、生体情報の再取得に必要な費用やア
ドバイスに必要な費用を効率よく捻出するための運営手
段は含まれておらず、サービスを普及するためには、被
保険者や保険契約者の協力的な取り組みのための費用と
環境作りが課題である。
【0018】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、被保険者からの保険料収入を利用して被保険者や保
険契約者の協力的な取り組みを用いた健康管理保険サー
ビスシステムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の健康管理保険サービスシステムは、
被保険者が定期的に問診回答や健康状態を測定し通知す
る健康状態通知手段と、各被保険者の前記健康状態の測
定結果を診断する健康管理手段と、前記健康管理手段に
よる診断結果に所定の異常が認められた場合に当該被保
険者に通知すると共に健康状態改善の治療や指導を行う
健康改善手段と、被保険者からの保険料収入を前記健康
状態通知手段と前記健康管理手段と前記健康改善手段に
対する費用として充当すると共に保険料を運用する保険
料運営手段とで構成することにより被保険契約者の健康
状態が前記健康状態通知手段と前記健康管理手段により
チェックを行い、更に異常が認められた場合には前記健
康改善手段により健康の改善を行なうといった一連の各
手段の費用を保険料運営手段が保険料収入にて充当する
ようにしたものである。
【0020】これによって、被保険者が保険料とは別に
健康状態通知手段と健康管理手段と健康改善手段に対す
る費用の負担が不要となる。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、被保険
者からの保険料収入をもとに死亡時に被保険者に対して
保険金給付等を行う保険サービスシステムであって、被
保険者が保険システムに加入後、被保険者が定期的に問
診回答や健康状態を測定し通知する健康状態通知手段
と、各被保険者の前記健康状態測定結果の診断を行う健
康管理手段と、前記健康管理手段による診断結果に所定
の異常が認められた場合に当該被保険者に通知すると共
に健康状態改善の治療や指導を行う健康改善手段と、被
保険者からの保険料収入を前記健康状態通知手段と前記
健康管理手段と健康改善手段に対する費用として充当す
ると共に保険料を運用する保険料運営手段とを備えるこ
とにより、被保険者に対する健康状態のチェックから健
康改善までの一連の費用を保険料運営手段が充当するた
め、被保険者は健康状態通知手段と健康管理手段と健康
改善手段に対する費用が軽減される。
【0022】請求項2に記載の発明は、特に請求項1に
記載の健康状態通知手段を、被保険者が測定した生体情
報や問診回答を通信回線を介してセンタに通知すると共
に被保険者の生体情報や問診回答を履歴データとして蓄
積するIT収集手段で構成すると共に、健康管理手段
を、アドバイザが通信回線を介して前記履歴データをア
クセスすると共に診断するIT診断手段をで構成し、更
に健康改善手段は、前記アドバイザの診断結果に異常が
認められた場合にはその旨を通信回線を介して当該被保
険者に通知するIT通知手段を備えることにより、被保
険者に対する健康状態のチェックならびに異常時の通知
をIT収集手段とIT診断手段とIT通知手段が通信回
線を利用して被保険者にサービスするため、被保険者は
自宅にいながら更には普通の生活をしながら保険料から
費用充当してサービスを受けることができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、特に請求項1ま
たは2に記載の改善手段を、IT収集手段とIT診断手
段を用いると共にアドバイザから被保険者に対する指導
や被保険者からアドバイザへの質問ならびにアドバイザ
から被保険者への回答を通信回線を介して行うQ&A手
段とで構成したことにより、健康に異常が認められた場
合アドバイザの被保険者に対する指導や被保険者からア
ドバイザに対する健康相談を被保険者の生体情報や問診
を元に通信回線を介して行なえるため、被保険者は自宅
にいながら更には普通の生活をしながら保険料から費用
充当してアドバイザの指導を受けながら健康改善サービ
スを受けることができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の保険料運営手段を、健康状態通知手段と
健康管理手段と健康改善手段の各費用を付加保険料に加
算計算すると共に当該被保険者に対する純保険料を計算
する健康管理保険給付金計算手段を備えるようにするこ
とで、本発明の健康管理保険サービスを保険料から充当
することができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の各手段を所定の範囲の被保険者を対
象に提供することで、例えば死亡率が今後増加する年齢
層に絞ってサービスを行なうことができるため、被保険
者に対する健康状態のチェックから健康改善までの一連
の費用として充当する保険料を死亡率低減効果がもっと
もある年齢層に当てることができ保険料運営効率を向上
することができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、コンピュータを
請求項1〜5記載の健康管理保険サービスの全てまたは
一部として機能させるプログラムである。そして、プロ
グラムであるので汎用コンピュータやサーバーを用いて
本発明の健康管理保険サービスの一部あるいは全てを容
易に実現することができる。また記録媒体に記録したり
通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプ
ログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0028】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
健康管理保険サービスシステムのネットワーク構成を示
すブロック図である。
【0029】本実施例における健康管理保険サービスシ
ステムは、サービスセンタ1と、健康管理保健サービス
を利用する被保険者が使用する利用者端末2と、アドバ
イザが使用するアドバイザ端末3と、保険会社の管理者
が使用する管理端末4と、サービスセンタ1と利用者端
末2とアドバイザ端末3と管理端末4とを互いに接続し
通信するための通信ネットワーク5で構成したものであ
る。
【0030】通信ネットワーク5は、インターネット網
であり、サービスセンタ1と利用者端末2とアドバイザ
端末3と管理端末4は、ISDN回線、CATV、携帯
電話無線、PHS、ADSL等の通信メディアを介して
インターネット網にアクセスするものとする。サービス
センタ1はインターネットのWebサーバであり、利用
者端末2とアドバイザ端末3と管理端末4は、PCやP
DAそして携帯電話等のインターネット端末である。
【0031】次に、本発明の健康管理保険サービスシス
テムを構成する各手段とその動作について、図2、図
3、図4を用いて説明する。
【0032】サービスセンタ1は図2に示すように、被
保険者が定期的に問診回答や健康状態を測定し通知する
健康状態通知手段として利用者端末2にから送信される
被保険者が測定した被保険者自身の生体情報や問診回答
を通信ネットワーク5(通信回線)を介して受信すると
共に被保険者の生体情報や問診回答を履歴データ7とし
て蓄積するIT収集手段6を備える。また、サービスセ
ンタ1は、各被保険者の前記健康状態の測定結果を診断
する健康管理手段としてアドバイザがアドバイザ端末3
により通信回線を介して前記履歴データのアクセスを可
能にしアドバイザが診断する環境を提供するIT診断手
段8を備え、更に前記健康管理手段による診断結果に所
定の異常が認められた場合に当該被保険者に通知すると
共に健康状態改善の治療や指導を行う健康改善手段とし
てアドバイザの前記診断結果に異常が認められた場合に
はその旨(異常通知)を通信回線を介して利用者端末2
により当該被保険者に通知するIT通知手段9を備えた
ものである。
【0033】そして、サービスセンタ1は図3に示すよ
うに、前記健康管理手段による診断結果に所定の異常が
認められた場合に当該被保険者に通知すると共に健康状
態改善の治療や指導を行う健康改善手段としてIT通知
手段9の他に改善手段を備えており、この改善手段は、
IT収集手段6とIT診断手段8を用いると共に被保険
者が利用者端末2からアドバイザに対して質問のメッセ
ージを送信したり、アドバイザがアドバイザ端末3から
被保険者に対する指導や質問に対する回答のメッセージ
を送信するためのQ&A手段10を備えている。
【0034】更に、サービスセンタ1は図4に示すよう
に、被保険者からの保険料収入を前記健康状態通知手段
と前記健康管理手段と健康改善手段に対する費用として
充当すると共に保険料を運用する保険料運営手段とし
て、IT運用管理手段11を備えているものとする。こ
のIT運用管理手段11は、健康状態通知手段を実現す
るIT収集手段6と健康管理手段を実現するIT診断手
段8と健康改善手段を実現するIT通知手段9ならびに
Q&A手段10の各手段によりサービスを提供する費用
を積算するものである。サービスセンタ1を運営管理す
るための設備費用や人件費等の固定費や通信回線費用等
使用量によて変動する変動費を計算する。アドバイザに
対する費用についても診断件数や相談件数に応じて支払
うケースも考えられIT運用管理手段にて計算する。
【0035】また、保険料運営手段は、健康状態通知手
段と健康管理手段と健康改善手段の各費用を付加保険料
に加算計算すると共に当該被保険者に対する純保険料を
計算する健康管理保険給付金計算手段を備えているもの
とする。
【0036】なお、利用者端末2は、被保険者自身の健
康状態を示す生体情報を通知するため、各被保険者は、
血圧計、体重体脂肪率計などの測定器を利用して生体情
報を測定したり万歩計(登録商標)等により運動量を測
定し利用者端末2により測定データを入力するものとす
る。
【0037】なお、本実施例のアドバイザとは、例え
ば、医師、保健婦、管理栄養士、運動指導士等が対応す
るものとする。
【0038】次に作用について説明する。
【0039】保険料運営手段の作用について、(表1)
を用いて説明する。
【0040】
【表1】
【0041】まず、本実施例では、(表1)に示すよう
に、被保険者数を100万人とする。現在の死亡率は、
従来の技術で説明した平成11年度の3.38パーミル
とほぼ同じ3.3パーミルとする。死亡時の一人当たり
の平均保険給付金額は1800万円とする。これは、生
命保険文化センターの平成12年度の生命保険に関する
全国実態調査結果によれば、世帯主の場合で約2524
万円、配偶者の場合には1131万円となっており、本
実施例ではその平均値を示している。
【0042】このように想定した場合、生命保険会社は
年間594億円もの死亡時の保険給付をしなければなら
ない。健康管理保険サービス導入によって、死亡率が現
状の10%減少の3.0パーミルに改善されたとする
と、死亡時の保険給付金額は年間540億円となり、実
に54億円減少させることができる。しかしながら被保
険者100万人に対して均等に健康管理保険サービスを
実施するとすると、このサービスに対する費用として被
保険者一人当たり5400円以下で実施すれば採算が合
うこととなる。昨今、非常に普及している携帯電話を利
用した有料のインターネットサービスは、毎月300円
以下で実施されているものが多く、この程度の金額にて
サービスを実施すれば年間3600円程度でサービスを
行なうことができるため、被保険者100万人に対する
サービス費用は36億円となり逆に年間18億円もの売
上増につながる。
【0043】(実施例2)健康管理保険サービスを提供
する被保険者の範囲を限定するものであり、本実施例に
おいては、被保険者の中で要管理者に限定して行なうも
のとする。いわゆるもっとも病気になりしかも死亡する
確立の高い層といえる。要管理者の割り合いを全体の5
%程度であるとすると(表1)に示すように被保険者が
100万人の場合、約5万人の要管理者が存在すること
となる。上記実施例1と同様にこれら要管理者の被保険
者に対して健康管理保険サービスを実施することで、死
亡率が現状の10%減少の3.0パーミルに改善された
とすると、死亡時の保険給付金額は年間540億円とな
り、54億円減少させることができる。
【0044】言い換えると、5万人の要管理者である被
保険者に54億円以下でサービスを行なえば採算がとれ
ることとなる。一人当たり年間10万円の費用を投入し
てもよく、逆に実施例1に比べ20倍の売上増につなが
る。
【0045】(実施例3)本実施例においては、所定の
年齢の範囲の被保険者に限定して行なうものとする。従
来の技術で述べたように、50歳〜59歳の死亡が20
%、60歳代の死亡が急に増え65%と圧倒的に高い。
50歳以上の死亡が全体の85%を占める。従って、例
えば、50歳代から60歳前半の被保険者に対して健康
管理保険サービスを実施することで、上記実施例2と同
様に実施例1に比べ、一人当たり年間費用を多く投入し
てもよく、逆に売上増につなげることも可能となる。ま
た、保険料運営手段は、被保険者の中から要管理者を抽
出するよりも年齢で抽出し管理サービスするほうがやり
やすいという効果がある。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被保険
者が定期的に問診回答や健康状態を測定し通知する健康
状態通知手段と、各被保険者の前記健康状態の測定結果
を診断する健康管理手段と、前記健康管理手段による診
断結果に所定の異常が認められた場合に当該被保険者に
通知すると共に健康状態改善の治療や指導を行う健康改
善手段により、死亡率を軽減することができ、しかも、
保険料運用手段により被保険者からの保険料収入を前記
健康状態通知手段と前記健康管理手段と前記健康改善手
段に対する費用として充当すると共に保険料を運用する
ことにより、被保険者が保険料以外の費用を多く負担す
ることなくサービスを提供できる。更に、保険料運用手
段にてサービスを提供する被保険者の範囲を要管理者の
範囲、あるいは所定の年齢範囲に絞りサービスすること
で経営効率の良いサービスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における健康管理保険サービス
システムのネットワーク構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるサービスセンタが備える各手
段を説明する図
【図3】同実施例におけるサービスセンタが備えるQ&
A手段(健康改善手段の一部)を説明する図
【図4】同実施例におけるサービスセンタが備えるIT
運用管理手段(保険料運営手段の一部)を説明する図
【符号の説明】
1 サービスセンタ 2 利用者端末 3 アドバイザ端末 4 管理者端末 5 通信ネットワーク 6 IT収集手段 7 履歴データ 8 IT診断手段 9 IT通知手段 10 Q&A手段 11 IT運用管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 利彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被保険者からの保険料収入をもとに死亡
    時に被保険者に対して保険金給付等を行う保険サービス
    システムであって、被保険者が保険システムに加入後、
    被保険者が定期的に問診回答や健康状態を測定し通知す
    る健康状態通知手段と、各被保険者の前記健康状態の測
    定結果を診断する健康管理手段と、前記健康管理手段に
    よる診断結果に所定の異常が認められた場合に当該被保
    険者に通知すると共に健康状態改善の治療や指導を行う
    健康改善手段と、被保険者からの保険料収入を前記健康
    状態通知手段と前記健康管理手段と健康改善手段に対す
    る費用として充当すると共に保険料を運用する保険料運
    営手段とを備えた健康管理保険サービスシステム。
  2. 【請求項2】 健康状態通知手段は、被保険者が測定し
    た生体情報や問診回答を通信回線を介してセンタに通知
    すると共に被保険者の生体情報や問診回答を履歴データ
    として蓄積するIT収集手段を備え、健康管理手段はア
    ドバイザが通信回線を介して前記履歴データをアクセス
    すると共に診断するIT診断手段を備え、健康改善手段
    は、前記アドバイザの診断結果に異常が認められた場合
    にはその旨を通信回線を介して当該被保険者に通知する
    IT通知手段と、健康状態改善の治療や指導を行う改善
    手段とを備えた請求項1記載の健康管理保険サービスシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 改善手段は、IT収集手段とIT診断手
    段を用いると共にアドバイザから被保険者に対する指導
    や被保険者からアドバイザへの質問ならびにアドバイザ
    から被保険者への回答を通信回線を介して行うQ&A手
    段とを備えた請求項1または2記載の健康管理保険サー
    ビスシステム。
  4. 【請求項4】 保険料運営手段は、健康状態通知手段と
    健康管理手段と健康改善手段の各費用を付加保険料に加
    算計算すると共に当該被保険者に対する純保険料を計算
    する健康管理保険給付金計算手段を備えた請求項1〜3
    のいずれか1項記載の健康管理保険サービスシステム。
  5. 【請求項5】 所定の範囲の被保険者を対象とした請求
    項1〜4のいずれか1項記載の健康管理保険サービスシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 コンピュータを請求項1〜5記載の健康
    管理保険サービスの全てまたは一部として機能させるプ
    ログラム。
JP2001178099A 2001-06-13 2001-06-13 健康管理保険サービスシステム Pending JP2002366664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178099A JP2002366664A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 健康管理保険サービスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178099A JP2002366664A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 健康管理保険サービスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002366664A true JP2002366664A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19018848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178099A Pending JP2002366664A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 健康管理保険サービスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002366664A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086274A1 (ja) * 2003-03-24 2004-10-07 Teijin Limited ゲノム情報を使用した健康情報提供システムおよび方法
KR100721399B1 (ko) 2005-10-11 2007-05-23 한국과학기술원 할인점 내의 원격건강진단 키오스크를 이용한 계속보험료변액책정방법
JP2010157079A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Nintendo Co Ltd 生体情報管理システム
JP2014170510A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 申請管理方法及びシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086274A1 (ja) * 2003-03-24 2004-10-07 Teijin Limited ゲノム情報を使用した健康情報提供システムおよび方法
KR100721399B1 (ko) 2005-10-11 2007-05-23 한국과학기술원 할인점 내의 원격건강진단 키오스크를 이용한 계속보험료변액책정방법
JP2010157079A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Nintendo Co Ltd 生体情報管理システム
US8612247B2 (en) 2008-12-26 2013-12-17 Nintendo Co., Ltd. Biological information management system
JP2014170510A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd 申請管理方法及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005101081A4 (en) A data processing system for accurately calculating a policyholder's discount in a medical insurance plan and a method therefor
Solanki et al. Cost-sharing and the utilization of clinical preventive services
Scott et al. Is general practitioner decision making associated with patient socio-economic status?
US8799023B2 (en) Mass customization for management of healthcare
US8489420B2 (en) Method of optimizing healthcare services consumption
US20090150192A1 (en) Method and system for calculating the premiums and benefits of life insurance and related risk products based on participation in a wellness program
US20210343381A1 (en) Healthcare data system
JP2004341611A (ja) 保険者情報システム
Benrimoj et al. Economic impact of increased clinical intervention rates in community pharmacy: a randomised trial of the effect of education and a professional allowance
US20140006039A1 (en) Health Care Index
O Connell et al. A satisfaction and return-on-investment study of a nurse triage service
Jacobson et al. Medicare Advantage vs. traditional Medicare: How do beneficiaries’ characteristics and experiences differ
US20100223075A1 (en) System and method for integrating the health club and health insurance industries to reduce costs by providing financial incentives for health club members and health insured to improve and maintain their health
Bradley et al. The effect of primary care visits on other health care utilization: A randomized controlled trial of cash incentives offered to low income, uninsured adults in Virginia
US7739124B1 (en) System, method and apparatus for encouraging the undertaking of a preventative treatment
JP2002366664A (ja) 健康管理保険サービスシステム
Dandona et al. Cost and efficiency of public sector sexually transmitted infection clinics in Andhra Pradesh, India
Bradley et al. The effect of primary care visits on health care utilization: findings from a randomized controlled trial
Karpur et al. Health care expenditure among people with disabilities: Potential role of workplace health promotion and implications for rehabilitation counseling
Walker et al. Distributional impact of recent changes in private health insurance policies
Kananurak Willingness to pay for voluntary health insurance after retirement in Thailand
Landress et al. Managed care 101: An overview and implications for psychosocial rehabilitation services.
Woolhandler et al. Free care: a quantitative analysis of health and cost effects of a national health program for the United States
Trude et al. Monitoring the impact of the Medicare fee schedule on access to care for vulnerable populations
McKee et al. Informing the market: the strengths and weaknesses of information in the British National Health Service