JP2002366379A - サーバプロセスのサービス方式 - Google Patents

サーバプロセスのサービス方式

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JP2002366379A
JP2002366379A JP2001176108A JP2001176108A JP2002366379A JP 2002366379 A JP2002366379 A JP 2002366379A JP 2001176108 A JP2001176108 A JP 2001176108A JP 2001176108 A JP2001176108 A JP 2001176108A JP 2002366379 A JP2002366379 A JP 2002366379A
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Katsuyuki Ishizawa
克之 石澤
Jun Yoshihara
潤 吉原
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NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Corp
NEC System Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントプロセスから要求されるサービ
スの取りこぼしの無いサーバプロセスのサービス方式を
得る。 【解決手段】 既存のサーバプロセス11に置き換えの
要求が発生すると、新しいサーバプロセス12を生成
し、サーバプロセス12は、サービスが行えるよう準備
ができたら、共有メモリに「サービス移管要求」と記述
してサーバプロセス11に対してシグナルを送信し、シ
グナルを送信した後、サーバプロセス11からの応答を
待つ。サーバプロセス11は、シグナルを送信すると、
処理途中であるサービスが全て終了した後に、自ら消滅
する。サーバプロセス12は、シグナルを受信すると、
共有メモリを参照し、サービス移管応答が行われたこと
を知ると、共有メモリを開放し、ポート群3の全てのポ
ート31〜3nの監視を開始してサービスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバプロセスの
サービス方式に関し、特に、アクセスへの応答に中断を
生じさせないサーバプロセスのサービス方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーバプロセスのサービス方式
は、例えば、サーバプログラムのバージョンアップ時に
おけるサーバプロセスのサービス方式に関する。
【0003】従来技術においては、新しいサーバプロセ
スでのサービスを行うためのバージョンアップ時に、既
存のサーバプロセスを一旦終了させる必要がある。例え
ば、サーバプログラムのバージョンアップ時等に既存の
サーバプロセスを終了する際には、クライアントプロセ
スからのサービス要求を待ち受けするポートを、一時的
にクローズすることとなる。
【0004】本発明と技術分野の類似する先願発明例1
として、特開2000−315192号公報がある。本
先願発明例1では、同一のサービス名のアプリケーショ
ンをバージョン毎に管理し、各アプリケーションの管理
情報からそれぞれがサービス可能な状態であるか否かを
知ることができるようにしている。これにより、クライ
アントからの処理依頼により指定されたサーバアプリケ
ーションがバージョンアップ中等でサービスができない
状況にあっても、既存のサーバアプリケーションに処理
を依頼しサービスを停止することなく、継続的なサービ
スの提供を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、新しいサーバプロセスでのサービスを行う
ためには、クライアントプロセスのサービス要求を停止
して、サーバプログラムのバージョンアップを行わなけ
ればならない。また、既存のサーバプロセスを終了させ
る際に、既存のサーバプロセスの行っている処理中のサ
ービスを強制的に終了しなければならない。このよう
に、従来技術では、バージョンアップの作業中はサービ
スが行えない、さらに、場合によっては実行中のサービ
スを強制終了しなければならない、という問題点があ
る。
【0006】なお、先願発明例1では、ポート等が変更
された後のアクセスでは、提供された管理情報に基づき
新たな手順での処理をしなければならない。
【0007】本発明は、クライアントプロセスから要求
されるサービスの取りこぼしの無いサーバプロセスのサ
ービス方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のサーバプロセスのサービス方式は、クライ
アントプロセスからの要求毎にセッションの開設/切断
を行う構造のサーバプロセスのサービス方式であり、サ
ーバプロセスのサーバプログラムをバージョンアップす
る際に、既存のサーバプロセスから新しいサーバプログ
ラムより生成したサーバプロセスに、クライアントプロ
セスからのサービス要求を待ち受けるポートをオープン
し、このオープンした状態を維持してサーバプロセスの
サーバプログラムのバージョンアップを実行し、サーバ
プロセスのサービスに中断を生じさせないことを特徴と
している。
【0009】また、上記クライアントプロセスからの要
求を待ち受けするポートを、バージョンアップの実行完
了後に既存のサーバプロセスから新しいサーバプロセス
に引き継ぎ、既存のサーバプロセスに新しいサーバプロ
セスのサーバプログラムを指定可能とし、既存のサーバ
プロセスと新しいサーバプロセス間でクライアントプロ
セスからのサービス要求を処理するための同期を取ると
よい。
【0010】さらに、上記既存のサーバプロセスは、こ
の既存のサーバプロセス自身の行っているサービスを、
消滅する前に完結し、既存のサーバプロセスと新しいサ
ーバプロセスのサーバプロセス同士のやり取りは、シグ
ナル(signal)と共有メモリを利用して行うとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるサーバプロセスのサービス方式の実施の形態を詳
細に説明する。図1から図8を参照すると、本発明のサ
ーバプロセスのサービス方式の一実施形態が示されてい
る。
【0012】図1を参照すると、本実施例に適用される
サーバプロセスは、サーバプロセス群1とクライアント
プロセス群2、およびサーバプロセスがクライアントプ
ロセスからのサービスを受け取るポート群3から構成さ
れる。
【0013】サーバプロセス群1は、サーバプロセス1
1とサーバプロセス12を含む。サーバプロセス11
は、既存のサーバプロセスである。サーバプロセス12
は、サーバプロセス11から生成される新しいプログラ
ムのサーバプロセスである。
【0014】全てのサーバプロセス(サーバプロセス1
1とサーバプロセス12)は、自分とは別のサーバプロ
セスを生成し、生成したサーバプロセスとサービス無停
止置き換えのための情報のやり取りを行うことができ
る。既存のサーバプロセスが、新しいサーバプロセスを
生成する際に利用するプログラムは、プロセス外部から
既存のサーバプロセスに指定することができる。
【0015】サーバプロセス同士のやり取りは、シグナ
ル(signal)と共有メモリを利用して行う。このシグナ
ルは、要求が発生したことをプロセスに知らせる。共有
メモリには、要求の内容を要求先のプロセスに示すため
に利用する。プロセスは、シグナルを受け取ったタイミ
ングで共有メモリを参照し、共有メモリに記述されてい
る内容の動作を行う。また、シグナルは、動作を開始す
るためのトリガとなる。シグナルは、1種類のみを利用
する。
【0016】サーバプロセス間の情報のやり取りは、決
められたシーケンスで行われる。あるサーバプロセス
は、サーバプロセスを生成した時と要求を発行した時
に、相手からの応答を待つ必要がある。この待ちの状態
には、時間的な上限であるタイムアウト(timeout )時
間が設けられている。プロセスが待ちの状態になってこ
のタイムアウト時間が来ると、置き換えの処理は失敗す
る。
【0017】共有メモリは、既存のサーバプロセスによ
り、1つの領域が用意される。置き換えのシーケンスに
より、どのサーバプロセスが共有メモリを更新するかが
決められている。このため、異常系における共有メモリ
領域に書かれた情報の紛失は、防ぐことができる。
【0018】全てのサーバプロセスは、生成元のプロセ
スからクライアントプロセスからの要求を待ち受けする
ポートを、オープンしたまま引き継ぐことができる。ク
ライアントプロセス群2は、クライアントプロセス21
〜2nを含む。クライアントプロセス21〜2nは、サ
ーバプロセスへサービスを要求するプログラムのプロセ
スである。
【0019】ポート群3は、ポート31〜3nを含む。
ポート31〜3nは、サーバプロセスがクライアントプ
ロセスからのサービスの要求の待ち受けをするためのポ
ートである。
【0020】(動作例)図1、図2を参照して、本実施
例の動作について詳細に説明する。既存のサーバプロセ
ス11に置き換えの要求が発生すると(ステップA
1)、置き換えの処理が開始される。サーバプロセス1
1は、新しいサーバプロセスを生成するために起動する
プログラムのファイルパスを決定し、共有メモリを確保
し、新しいサーバプロセス12を生成する(ステップA
2〜A4)。
【0021】サーバプロセス11は、サーバプロセス1
2の生成を行ったら、サーバプロセス12からのサービ
ス移管要求が到着するまで、ポート群3の全ポート31
〜3nの監視を行い、要求されたサービスを実行する
(ステップA5)。
【0022】サーバプロセス12は、サービスが行える
よう準備ができたら、共有メモリに「サービス移管要
求」と記述してサーバプロセス11に対してシグナルを
送信する(ステップB1〜B3)。サーバプロセス12
は、シグナルを送信した後、サーバプロセス11からの
応答を待つ(ステップB4)。
【0023】サーバプロセス11は、シグナルを受け取
ると、共有メモリを参照し、要求がサービス移管要求で
あることを知り(ステップA6)、サーバプロセス11
はポート群3の全てのポート31〜3nの監視をやめる
(ステップA7)。サーバプロセス11は、サービス移
管要求に応えるため、共有メモリに「サービス移管応
答」を記述し、シグナルを送信する(ステップA8〜A
9)。サーバプロセス11は、シグナルを送信すると、
処理途中であるサービスが全て終了した後に、自ら消滅
する(ステップA10〜A11)。
【0024】サーバプロセス12は、シグナルを受信す
ると、共有メモリを参照し(ステップB5)、サービス
移管応答が行われたことを知ると、共有メモリを開放し
(ステップB6)、ポート群3の全てのポート31〜3
nの監視を開始してサービスを行う(ステップB7)。
【0025】(実施例の効果)第1の効果は、サーバプ
ロセスの置き換えの作業の際にクライアントプロセスの
サービス要求を停止しなくてよいことである。その理由
は、ポート情報を引き継ぐことにより、クライアントプ
ロセスからのサービス要求を待ち受けするポートは常に
オープンしている(利用可能な)状態であることとな
り、クライアントプロセスはサーバプロセスの置き換え
を意識することなくサービス要求を行うことができ、ク
ライアントプロセスのサービス要求を停止しなくて済む
ためである。
【0026】第2の効果は、クライアントプロセスから
のサービス要求を取りこぼさないことである。その理由
は、サーバプロセスの置き換えの最中にも行われるクラ
イアントプロセスからのサービス要求は、ポートが常に
オープンされているため、必ずポートに到達し、既存の
サーバプロセスあるいは新しいサーバプロセスのどちら
かで対応することとなるためである。
【0027】第3の効果は、置き換え時に既存のサーバ
プロセスで行われているサービスは完結するまで処理さ
れることである。その理由は、既存のサーバプロセス
は、新しいサーバプロセスが通常のサービスを開始した
後でも、実行中のサービスを並行して行うことができる
からである。
【0028】(第2の実施例)次に、本発明の他の実施
例について図面を参照して詳細に説明する。図3を参照
すると、サーバプロセス群4がサーバプロセス群1の換
わりに存在し、セマフォ群5が新しく存在する点で図1
と異なる。サーバプロセス群4は、サーバプロセス41
とサーバプロセス42を含む。サーバプロセス41は、
既存のサーバプロセスである。サーバプロセス42は、
サーバプロセス41から生成される新しいプログラムの
サーバプロセスである。
【0029】全てのサーバプロセス(サーバプロセス4
1とサーバプロセス42)は、自分とは別のサーバプロ
セスを生成することができる。既存のサーバプロセスが
新しいサーバプロセスを生成する際に利用するプログラ
ムは、プロセス外部から既存のサーバプロセスに指定す
ることができる。全てのサーバプロセスは、生成元のプ
ロセスからクライアントプロセスからの要求を待ち受け
するポートをオープンしたまま引き継ぐことができる。
セマフォ群5は、セマフォ51を含む。
【0030】セマフォ51は、サーバプロセスのポート
へのアクセスを排他制御するために利用される。サーバ
プロセスは、セマフォを得ることでポート群3の全ての
ポート31〜3nにアクセスする権利を得る。セマフォ
51を得たサーバプロセスは、ポート群3の全てのポー
ト31〜3nの監視を行い、クライアントプロセスから
のサービスが到着したら、そのサービスの処理を行う。
【0031】図4のステップA1、A2、A4、A11
で示される本実施例におけるサーバプロセス41の動
作、および、ステップB1、B8で示される本実施例に
おけるサーバプロセス42の動作は、それぞれ図1に示
されたサーバプロセス11およびサーバプロセス12の
動作と同一のため、説明は省略する。図1では、サーバ
プロセス11とサーバプロセス12がポート群3の全ポ
ート31〜3nの監視を排他的に行うために、プロセス
間でシグナルと共有メモリを利用したやり取りを行って
いた。本実施例では、ポート群3の全ポート31〜3n
の監視を排他的に行うために、セマフォを利用する。
【0032】サーバプロセス41は、サーバプロセス4
2を生成した、取得していたセマフォ51を開放する
(図4のステップD1)。サーバプロセス42は、サー
ビスを行う準備が整うと、セマフォ51の取得を試み
る。サーバプロセス42は、サーバプロセス41がセマ
フォ51を開放すると、セマフォ51の取得に成功し
(ステップE1)、サービスを行うことができるように
なる。
【0033】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例について図面を参照して詳細に説明する。図5を参
照すると、サーバプロセス群6がサーバプロセス群1の
代わりに存在している点で図1と異なる。
【0034】サーバプロセス群6は、サーバプロセス群
61とサーバプロセス群62を含む。サーバプロセス群
61は、管理プロセス611とサービスプロセス612
〜61nを含む。サーバプロセス群62は、管理プロセ
ス621とサービスプロセス622〜62nを含む。
【0035】管理プロセス611および管理プロセス6
12は、それぞれ、サービスプロセス612〜61nお
よびサービスプロセス622〜62nの管理を行う。管
理プロセスは、サービスプロセスを生成/破棄を行いサ
ービスプロセスの数を調整する。管理プロセスは、ポー
トを監視し、サービスを均等にサービスプロセスに割り
振る。例えば、管理プロセス611は、ポート群3の全
てのポート31〜3nを監視し、クライアントプロセス
からサービスの要求があると、サービスプロセス612
〜61nに均等に要求されたサービスの処理を依頼す
る。サービスプロセス612〜61n、622〜62n
は、クライアントプロセスから要求されたサービスを行
う。
【0036】図6のステップA1〜A4、A6〜A9、
A11、B1〜B6で示される本実施例における管理プ
ロセス611および管理プロセス621の動作は、それ
ぞれ、図1に示されたサーバプロセス11およびサーバ
プロセス12と同一である。このため説明は省略する。
【0037】管理プロセス611は、ステップA4の
後、新たなクライアントプロセスからのサービス要求の
監視を再開し、サービス要求があればこれに対応する
(図6のステップF1)。これを、管理プロセス621
からのサービス移管要求が受信されるまで行う。
【0038】ステップA9の後、管理プロセス611
は、サービスプロセス612〜61nにプロセスの終了
を要求する(ステップF2)。各サービスプロセスは、
終了の要求を受け取ると、それぞれ行っているサービス
が無くなった後に、自ら消滅する。
【0039】管理プロセス611は、サービスプロセス
612〜61nの全てのサービスプロセスが消滅するの
を待ち(ステップF3)、全てのサービスプロセスが消
滅したのを確認したら自らも消滅する。
【0040】管理プロセス621は、ステップB6の
後、ポート群3の全ポート31〜3nの監視を開始し、
サービス要求に対応する(ステップG1)。
【0041】本実施例は、サービスを受け取る機能とサ
ービスを行うを別のプロセスに分けることで、各プロセ
スの処理を単純にし、サービスの性能およびシステムの
保守性を高めている。
【0042】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例について図面を参照して詳細に説明する。図7を参
照すると、サーバプロセス群7がサーバプロセス群4の
代わりに存在している点で図3と異なる。サーバプロセ
ス群7は、サーバプロセス群71とサーバプロセス群7
2を含む。サーバプロセス群71は、管理プロセス71
1とサービスプロセス712〜71nを含む。サーバプ
ロセス群72は、管理プロセス721とサービスプロセ
ス722〜72nを含む。
【0043】管理プロセス711および管理プロセス7
12は、それぞれ、サービスプロセス712〜71nお
よびサービスプロセス722〜72nの管理を行う。管
理プロセスは、サービスプロセスを生成/破棄を行い、
サービスプロセスの数を調整する。
【0044】サービスプロセス712〜71n、722
〜72nは、セマフォの取得を試み、セマフォを得ると
ポートの監視を行う。クライアントプロセスからサービ
ス要求が到着すると、セマフォを取得しているサービス
プロセスは、要求されたサービスを開始すると同時にセ
マフォを開放する。サービスプロセスは、行っているサ
ービスが終了すると、再びセマフォの取得を試みる。
【0045】図8のステップA1〜A2、A4、A1
1、F2〜F3、B1で示される本実施例における管理
プロセス711、721の動作は、図1に示されたサー
バプロセス11、12、図6に示された管理プロセス6
11と同一である。このため説明は省略する。管理プロ
セス721は、サービスの準備が整うと、サービスプロ
セスの監視を開始する(図8のステップI1)。
【0046】図1、図3、図5、図7において、新しい
サーバプロセスの生成は既存のサーバプロセスから行わ
れているが、サーバプロセスの作り方で、新しいサーバ
プロセスは既存のサーバプロセス以外から生成すること
も可能である。
【0047】図1、図5において、既存のサーバプロセ
スと新しいサーバプロセスの間の情報のやり取りを、シ
グナルをトリガに行っているが、セマフォをトリガにし
て行うことも可能であり、要求の内容を共有メモリに記
述している部分をファイルシステム上のファイルを利用
するようにしても可能である。また、複数の種類のシグ
ナルを利用し、シグナルの種類ごとに意味を持たせても
よい。さらに、既存のサーバプロセスと新しいサーバプ
ロセスの間の情報のやり取りは、TCP やUDP を利用して
行うことも可能である。
【0048】図5、図7において、管理プロセスとサー
ビスプロセスは、図1、図3のサーバプロセスの機能を
プロセスに分割しているが、図1、図3のサーバプロセ
スの機能をスレッドに分割してもよい。
【0049】図3、図7において、1つのセマフォで全
ポートの排他制御を行っているが、ポートを複数のグル
ープに分け、それらのグループ1つに専用のセマフォを
割り当ててポートの排他制御を行ってもよい。
【0050】上記の実施形態によれば、クライアントプ
ロセスからの要求毎にセッションの開設/切断を行う構
造のサーバプロセスにおいて、サーバプロセスのサーバ
プログラムをバージョンアップする際に、既存のサーバ
プロセスから新しいサーバプログラムより生成したサー
バプロセスに、クライアントプロセスからのサービス要
求を待ち受けるポートをオープンしたまま引き継ぐ。こ
のことで、サーバプロセスの提供するサービスを停止し
ないで、サーバプロセスの置き換えを行う。
【0051】既存のサーバプロセスは、外部より、新し
いサーバプロセスのサーバプログラムのファイルパスの
情報と共にプロセスを置き換える要求を受け取ることが
できる。既存のサーバプロセスは、プロセスの置き換え
要求を受け取ると指定されたサーバプログラムより新し
いサーバプロセスを生成する。このとき、既存のサーバ
プロセスは、自分の利用しているクライアントプロセス
からのサービス要求を待ち受けるポートを、クローズす
ることなくオープンしたまま新しいサーバプロセスに引
き継ぐ。
【0052】既存のサーバプロセスと新しいサーバプロ
セスは、同期を取りながらポートへのアクセスを行う処
理を、既存のサーバプロセスから新しいサーバプロセス
に移行する。既存のサーバプロセスは、ポートへのアク
セスを行う処理を新しいサーバプロセスに移行すると、
自分の行っている全てのサービスを最後まで行った後
に、自ら消滅する。新しいサーバプロセスは、ポートへ
のアクセスを行う処理を移行されると、クライアントプ
ロセスからのサービス要求への対応を開始する。
【0053】本発明の特徴は、既存のサーバプロセスと
新しいサーバプロセスとの間で、クライアントプロセス
からのサービス要求を待ち受けるポートをオープンした
まま引き継ぐこと、既存のサーバプロセスは置き換え時
に行っているサービスを完結すること、である。
【0054】上記の実施形態によれば、ポートをオープ
ンしたまま引き継ぐことにより、クライアントプロセス
はサーバプロセスの置き換えを意識することなくサービ
ス要求を行うことができ、クライアントプロセスのサー
ビス要求を停止しなくて済む。このことにより、サーバ
プロセスの置き換えの最中にも行われるクライアントプ
ロセスからのサービス要求においても、ポートが常にオ
ープンされている。このため、必ずポートに到達し既存
のサーバプロセス、あるいは新しいサーバプロセスのど
ちらかで対応する。このように、クライアントプロセス
から要求されるサービスを取りこぼすことはない。
【0055】ポートの監視を行わなくなった既存のサー
バプロセスは、新しいサーバプロセスが通常のサービス
を開始した後でも実行中のサービスを並行して行うこと
ができるので、これら実行中のサービスを完結して消滅
することができる。このように、サーバプロセスの都合
によりサービスが不正に終了することはない。
【0056】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
サーバプロセスのサービス方式は、サーバプロセスのサ
ーバプログラムをバージョンアップする際に、既存のサ
ーバプロセスから新しいサーバプログラムより生成した
サーバプロセスに、クライアントプロセスからのサービ
ス要求を待ち受けるポートをオープンし、このオープン
した状態を維持してサーバプロセスのサーバプログラム
のバージョンアップを実行している。よって、サーバプ
ロセスの置き換えの作業の際にクライアントプロセスの
サービス要求を停止しなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーバプロセスのサービス方式の実施
形態を説明するための図である。
【図2】処理手順例を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施例を説明するための図である。
【図4】第2の実施例の処理手順例を示すフローチャー
トである。
【図5】第3の実施例を説明するための図である。
【図6】第3の実施例の処理手順例を示すフローチャー
トである。
【図7】第4の実施例を説明するための図である。
【図8】第4の実施例の処理手順例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1、4、6、7、61、62、71、72 サーバプロ
セス群 11、12、41、42 サーバプロセス 2 クライアントプロセス群 21〜2n クライアントプロセス 3 ポート群 31〜3n ポート 5 セマフォ群 51 セマフォ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 潤 広島県広島市南区稲荷町4番1号 中国日 本電気ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B076 EA02 EA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントプロセスからの要求毎にセ
    ッションの開設/切断を行う構造のサーバプロセスのサ
    ービス方式において、 前記サーバプロセスのサーバプログラムをバージョンア
    ップする際に、既存のサーバプロセスから新しいサーバ
    プログラムより生成したサーバプロセスに、前記クライ
    アントプロセスからのサービス要求を待ち受けるポート
    をオープンし、 該オープンした状態を維持して前記サーバプロセスのサ
    ーバプログラムのバージョンアップを実行し、 前記サーバプロセスのサービスに中断を生じさせないこ
    とを特徴とするサーバプロセスのサービス方式。
  2. 【請求項2】 前記クライアントプロセスからの要求を
    待ち受けするポートを、前記バージョンアップの実行完
    了後に既存のサーバプロセスから新しいサーバプロセス
    に引き継ぐことを特徴とする請求項1記載のサーバプロ
    セスのサービス方式。
  3. 【請求項3】 前記既存のサーバプロセスに前記新しい
    サーバプロセスのサーバプログラムを指定可能としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のサーバプロセスのサービ
    ス方式。
  4. 【請求項4】 前記既存のサーバプロセスと前記新しい
    サーバプロセス間で前記クライアントプロセスからのサ
    ービス要求を処理するための同期を取ることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のサーバプロセスのサービス
    方式。
  5. 【請求項5】 前記既存のサーバプロセスは、該既存の
    サーバプロセス自身の行っているサービスを、消滅する
    前に完結することを特徴とする請求項1から3の何れか
    に記載のサーバプロセスのサービス方式。
  6. 【請求項6】 前記既存のサーバプロセスと新しいサー
    バプロセスのサーバプロセス同士のやり取りは、シグナ
    ル(signal)と共有メモリを利用して行うことを特徴と
    する請求項2から5の何れかに記載のサーバプロセスの
    サービス方式。
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