JP2002365249A - 赤外線高温加熱炉 - Google Patents

赤外線高温加熱炉

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察窓の汚染を防ぐことの可能な赤外線高温
過熱炉を提供すること。 【解決手段】 断面楕円部分OPの集合体により構成さ
れる減圧可能な密閉室7と、この楕円の一方の焦点F1
に位置する試験材料100の設置部9と、楕円の他方の
焦点F2に位置するヒーターランプ20の発熱部21
と、設置部9の近傍に位置する試験材料100を観察す
るための観察窓40とを備える。設置部9と観察窓40
との間に透明の仕切り板44を配置し、この仕切り板4
4のうち設置部9と観察窓40とを結ぶ間に貫通孔45
を形成する。仕切り板44の観察窓側S1にガス注入路
47のガス供給口48を設ける一方、仕切り板44のヒ
ーター側S2に吸引口8を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線高温加熱炉
に関するものである。さらに詳しくは、断面楕円部分の
集合体により構成される減圧可能な密閉室と、この楕円
の一方の焦点に位置する試験材料の設置部と、前記楕円
の他方の焦点に位置するヒーターランプの発熱部と、前
記設置部の近傍に位置する前記試験材料を観察するため
の観察窓とを備えた赤外線高温加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の如き赤外線高温加熱炉としては、
例えば、特開平1−163594号公報に記載の如く、
試験材料を横方向から出退させて、観察窓の近傍に配置
する構成のものが知られている。同構成によれば、試験
材料を高温に加熱できる反面、試験材料が加熱により蒸
散すると、近傍に位置する観察窓に蒸散物の付着するこ
とがある。また、高温下では熱対流により観察に支障を
来すこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明は、観察窓の汚染を防ぐことの可能な赤外
線高温過熱炉を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る赤外線高温加熱炉の特徴は、断面楕円
部分の集合体により構成される減圧可能な密閉室と、こ
の楕円の一方の焦点に位置する試験材料の設置部と、前
記楕円の他方の焦点に位置するヒーターランプの発熱部
と、前記設置部の近傍に位置する前記試験材料を観察す
るための観察窓とを備えた構成であって、前記設置部と
前記観察窓との間に透明の仕切り板を配置し、この仕切
り板のうち前記設置部と前記観察窓とを結ぶ間に貫通孔
を形成し、前記仕切り板の前記観察窓側にガス注入路の
ガス供給口を設ける一方、前記仕切り板の前記ヒーター
ランプ側に吸引口を設けたことにある。
【0005】前記仕切り板を介して前記密閉室を分割さ
せるように前記炉本体を少なくとも二つの分割体に分割
可能であり、この仕切り板が交換可能であるように構成
するとよい。また、前記設置部が直接通電ヒーターによ
り加熱されるように構成してもよい。
【0006】前記ヒーターランプが前記楕円の長軸方向
に延びるガラス管で構成されたランプハウスに覆われる
と共にこのランプハウスの排出管が前記楕円の短軸方向
に延びて外部に連通し、前記ヒーターランプはこのラン
プの端子側から前記ランプハウス内に供給され且つ前記
排出管から排気される冷却空気より冷却されるものであ
るように構成してもよい。
【0007】本発明の実施形態によれば、前記排出管と
前記端子との間で前記密閉室を分割させるように前記炉
本体は少なくとも二つの分割体に分割可能であり、前記
二つの分割体を前記排出管の長手方向に沿って相対移動
させることで前記排出管を前記分割体から分離させるこ
とが可能である。本発明のさらに他の目的、構成及び効
果については以下に示す「発明の実施の形態」の欄で明
らかになるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図1〜3を参照しながら、
本発明をさらに詳しく説明する。本発明にかかる赤外線
高温観察炉1は、各種素材や素材応用部品等の研究開
発、製造試験における超高温観察試験や分析に使用され
るものである。この赤外線高温加熱炉1は、大略、炉本
体2と、直接通電ヒーター11と、ヒーターランプ20
とを備えている。炉本体2は互いにシールドで気密的に
組み立てられる第一〜第三分割体3,4,5よりなり、
炉本体2の内部には冷却水を循環させる水路6が形成さ
れている。
【0009】炉本体2の内部に形成される密閉室7は、
断面楕円部分OPを回転させた集合体により構成され、
吸引口8からの排気により密閉状態で減圧される。この
密閉室7をなす楕円の第一焦点F1には試験材料100
を設置するための設置部としてルツボ9が配置されてい
る。密閉室をなす楕円の他の焦点F2には、ヒーターラ
ンプ20の発熱部であるフィラメント21が配置され
る。そして、密閉室7の内面に金メッキ等を施し、フィ
ラメント21から発せられる赤外線を密閉室7の内面で
反射させ、第一焦点F1の試験材料に照射させるよう構
成してある。
【0010】ルツボ9はフィラメント21により加熱さ
れると共に、直接通電ヒーター11によっても加熱され
る。この場合の放射熱はルツボ9の下面及び側面を覆う
タンタル等の熱シールド10で遮られ、吸収によりシー
ルド板が温度上昇する。また、熱シールド10は赤外線
イメージ炉の加熱で等温壁を作る。さらに、直接通電ヒ
ーター11の螺旋部12により囲まれる。ランプフィラ
メント21の発光温度がシールド10の温度と同等であ
るか又はそれ以上であれば輻射の熱交換が少なく、直接
通電ヒーター11の温度を更に上昇させることが可能で
ある。
【0011】直接通電ヒーター11の両端は左右一対の
水冷電極14,14に止めねじ16,16で取り付けら
れ、電流が供給される。図1、3は基本的に縦断面図で
あるが、第二分割体4の部分のみ図2A−A線における
断面図としてあることから、同図の右側にのみ水冷電極
14が示されている。各水冷電極14と第二分割体4と
の間には絶縁管15が介挿されてこれらの間を絶縁する
と共に、密閉室7の気密性を保持している。各水冷電極
14の内部には水注入口17から冷却水が供給されて、
水排出口18より排出される。なお、図2左側の水排出
口は下向きに配向してある。
【0012】ルツボ9には温度制御用熱電対がスポット
溶接されており、これに基づいて温度制御が行われる。
赤外線イメージ炉だけで温度制御する他、直接通電ヒー
ター11により温度制御する場合も直接通電ヒーター1
1又はフィラメント21の直接温度制御が可能である。
そして、通電加熱時では、直接通電ヒーター11上にあ
るルツボ9は伝熱加熱される。直接通電ヒーター11に
使用されるフィラメントは、定格で2800℃のものが
使用され、実際には2000℃への到達が可能である。
【0013】ヒーターランプ20は、希ガス等を封入し
た石英ガラス製のヒーター管22内に、一対の端子2
3,23間に接続される螺旋状のフィラメント(発熱
部)21を支持したものである。このヒーターランプ2
0は、楕円の長軸方向LDに延びる石英ガラス管で構成
されたランプハウス24に覆われる。また、このランプ
ハウス24の排出管25が楕円の短軸方向SDに延びて
外部に連通する。
【0014】ランプハウス24は第三分割体5の下部に
形成された縦孔に貫通し、シールド輪26と第三分割体
5との間に挿入されるシールにより密閉室7と略円筒形
の空洞28とを気密的に隔離する。ヒーターランプ20
の下部は断面半円状の柱体である固定具27に固定され
る。そして、ヒーター管22をランプハウス24内に挿
入すると共に固定具27を空洞28に嵌合させること
で、ヒーターランプ20を固定する。空洞28は封止蓋
29及びシールによりその下面が封止されて気密状体が
保たれる。
【0015】排出管25は第二分割体4に形成された横
孔に貫通し、シールド素子31と第二分割体4との間に
挿入されるシールにより密閉室7と外部とを気密的に離
隔する。シールド素子31には誘導管32が接続され、
さらに吸引装置に接続される。
【0016】ヒーター管22の外面とランプハウス24
の内面との間には僅かな通気用の隙間が介在する。そし
て、供給口30から空洞28に冷却用の空気を供給し、
当該隙間に冷却空気を通過させ、排出管25及び誘導管
32を介して排出する。ヒーターランプ20は、このよ
うな冷却空気の流通により冷却されることとなる。
【0017】密閉室7の上部にはルツボ9内の試験材料
100を観察するための観察窓40を形成してあり、顕
微鏡の対物レンズ110を介して観察が行われる。超高
温での顕微鏡観察では対物レンズ110の作動距離が限
られており、対物レンズ110の焦点距離及びストロー
クより、密閉室7における焦点F1,F2の位置が定ま
り、ルツボ9と観察窓40との距離も定まることとな
る。観察窓40は、第一分割体3の上部に開口した観察
孔41をシールを介して石英ガラス等よりなる窓板42
により塞ぎ、窓板42により固定してなる。
【0018】ルツボ9は直接通電ヒーター11とフィラ
メント21とにより超高温に加温され、ルツボ9内の試
験材料100やその付着物は蒸散することがある。上述
の対物レンズ110と試験材料100との位置関係によ
り、観察窓40はルツボ9に近く、したがって、蒸散し
た試験材料100の一部が観察窓40の観察孔41に付
着することもあり、熱対流により観察に支障を来す場合
もある。また、特定雰囲気下における試験材料100の
観察を行いたい場合も生じ得る。
【0019】かかる蒸散物の付着や熱対流の不具合を防
止し、特定雰囲気下の観察を実現するため、貫通孔45
を有する仕切り板44を密閉室7の上部に設けてある。
ここで、仕切り板44は、円形の石英ガラスであって、
平面視で円形の密閉室7の縁部と同心円状に削り込まれ
た段差部46に嵌合する。貫通孔45はルツボ9内の試
験材料100を上方から観察できるように、その中心を
ルツボ9の中心に一致させて形成してある。ガス注入路
47は第二分割体4の側面と上面とを連通させるように
形成され、上面のガス供給口48は仕切り板44の外周
と輪状のシール50の内周との間に配置される。
【0020】ガス注入路47にはガス注入口49からガ
スが供給され、吸引口8を介して吸引が行われる。ガス
注入路は、その出口側に位置する上向き開口のガス供給
口48と、第一、第二分割体3,4間の僅かな隙間とを
介して、観察窓側S1の密閉室7と連通する。その結
果、仕切り板44を介して観察窓側S1よりもヒーター
ランプ側S2がより低圧となり、ガス注入口49からガ
ス注入路47を介して供給されたガスは貫通孔45を介
して観察窓側S1からヒーターランプ側S2に流動する
こととなる。したがって、ルツボ9において蒸散した試
験材料100の蒸気は当該流動するガスと共に観察窓側
S1からヒーターランプ側S2に強制排出され、蒸散物
の窓板42に対する付着が防止される。また、ルツボ9
内の試験材料100は常に流動する当該ガスの雰囲気下
で加熱されることとなる。
【0021】第一分割体3を貫通する図示しないボルト
を第二分割体4のねじ孔4aに螺合させることで、第一
分割体3と第二分割体4とを着脱自在に結合している。
また、第一分割体3と第二分割体4との間ではシール5
0により密閉室7の気密性が維持されている。第一分割
体3を取り外すと、仕切り板44も同時に取り外すこと
ができ、ルツボ9に対する試験材料100の出し入れと
ルツボ9周りのメンテナンスとを容易に行うことができ
る。
【0022】第二分割体4と第三分割体5とも図示しな
いボルトにより着脱が可能であり、第二分割体4と第三
分割体5との間ではシール51により密閉室7の気密性
が維持されている。第二分割体4,第三分割体5を分離
するには、まずシールド素子31,誘導管32を取り外
し、排出管25の先端と第二分割体4との固定を解除す
る。次に、第二分割体4と第三分割体5との結合を解
き、図1の紙面右側に向かって楕円の短軸方向SDに沿
い第二分割体4に対して第三分割体5を相対移動させる
ことで、排出管25と第二分割体4との嵌合を解く。こ
れにより、第二分割体4を上方に持ち上げて第三分割体
5から完全に分離させることが可能となる。
【0023】使用に際しては、ルツボ9に試験材料10
0を設置してから仕切り板44と第一分割体3とを順次
閉じ、第一分割体3と第二分割体4とを固定する。供給
口30から冷却空気を供給しつつ誘導管32から吸引を
行い、熱気の自然上昇と冷却空気の強制流通を利用して
ヒーターランプ20を冷却する。各水冷電極14の水注
入口17から冷却水を供給する一方水排出口18から排
出を行う。さらに、ガス注入口49から所望のガスを供
給し、吸引口8から吸引排気を行う。かかる状態でフィ
ラメント21及び密閉室7の反射によりルツボ9を赤外
線イメージ加熱により加熱すると共に、直接通電ヒータ
ー11による直接通電でもルツボ9の加熱を行う。
【0024】楕円の第二焦点F2に置かれたフイラメン
ト21から放射する赤外線は楕円反射鏡により第一焦点
F1に集光される。実験では10mmの坩堝で鉄の溶解が
可能で、1500℃以上の温度到達が可能であった。さ
らに、直接通電ヒーター11への通電を併用すること
で、1500℃から2000℃への段階的温度変化も可
能であることが確認された。
【0025】最後に、本発明のさらに他の実施形態の可
能性について説明する。上記実施形態では、断面楕円部
分OPを回転させた集合体により密閉室7を構成した。
しかし、密閉室7は、断面楕円部分OPを直線状に移動
させた集合体により構成しても構わない。
【0026】上記実施形態では、断面楕円部分OPの集
合体により構成される密閉室7を全て気密構造とした。
しかし、この密閉室を楕円の短軸近傍を境にガラス板で
分割し、試験材料側を密閉構造とし、ヒーターランプ側
を常圧とするように構成してもよい。
【0027】上記実施形態では、直接通電ヒーター11
として螺旋部12を有する線状のヒーターを使用した。
しかし、この直接通電ヒーター11としては、板状部材
を屈曲したものであってもよい。
【0028】上記実施形態では、吸引口8を第三分割体
5の下側に設けた。しかし、この吸引口8は仕切り板4
4のヒーターランプ側S2であれば第二分割体4の上側
部分に設けても構わない。但し、上記実施例の如く密閉
室7のうち可能な限り仕切り板から遠ざかった位置に吸
引口8を設けることで、貫通孔45を介してのガスの流
通がルツボ9全体に対して均一に行われる利点がある。
【0029】
【発明の効果】このように、上記本発明に係る赤外線高
温加熱炉の特徴によれば、仕切り板の観察窓側にガス注
入路のガス供給口を設ける一方、仕切り板のヒーターラ
ンプ側に吸引口を設けることで、観察窓から遠ざかる側
へのガスの流動が試験材料の近傍で発生し、試験材料が
例え蒸散しても観察窓に付着することを防止できるよう
になった。また、観察窓から遠ざかる方向へのガスの規
則的な流動により、熱対流による観察への支障も防止で
きるようになった。そして、これらの結果、観察を行い
やすい視界を確保することができ、顕微鏡による観察精
度を向上させることが可能となった。
【0030】また、炉本体を少なくとも二つの分割体に
分割可能に構成すると共に、この仕切り板を交換可能と
することで、試験材料の交換や密閉室内のメンテナンス
を容易に行えるようになった。
【0031】加えて、設置部が直接通電ヒーターにより
加熱されるように構成することで、ヒーターランプによ
る赤外線イメージ加熱と相まって、より超高温の加熱を
実現できるようになった。その結果、通常では発生し易
い試験材料の蒸散による観察窓の汚染や熱対流を効果的
に防止することが可能となった。
【0032】一方、ヒーターランプを覆う上述のランプ
ハウスの構造及び強制冷却により、高圧電圧が印加され
るヒーターランプの端子を常圧部分に配置でき、効率的
な冷却と端子間の放電を有効に防止することが可能とな
った。
【0033】また、炉本体の分割と排出管及び炉本体の
嵌合構造とにより、ヒーターランプ近傍で炉本体を分割
し、ヒーターランプのメンテナンスを容易に行えるよう
になった。
【0034】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる赤外線高温加熱炉の縦断面図で
ある。
【図2】第一分割体を除去した状態を示す平面図であ
る。
【図3】ルツボ近傍の縦断面図である。
【符号の説明】
1:赤外線高温観察炉、2:炉本体、3:第一分割体、
4:第二分割体、4a:ねじ孔、5:第三分割体、6:
水路、7:密閉室、8:吸引口、9:ルツボ(設置
部)、10:熱シールド、11:直接通電ヒーター、1
2:螺旋部、14:水冷電極、15:絶縁管、16:止
めネジ、17:水注入口、18:水排出口、20:ヒー
ターランプ、21:フィラメント(発熱部)、22:ヒ
ーター管、23:端子、24ランプハウス、25:排出
管、26:シールド輪、27:固定具、28:空洞、2
9:封止蓋、30:供給口、31:シールド端子、3
2:誘導管、40:観察窓、41:観察孔、42:窓
板、43:窓押え、44:仕切り板、45:貫通孔、4
6:段差部、47:ガス注入路、48:ガス供給口、4
9:ガス注入口、50,51:シール、100:試験材
料、110:対物レンズ、F1:第一焦点,F2第二焦
点,LD:楕円の長軸方向、SD:楕円の短軸方向、O
P:断面楕円部分、S1:観察窓側、S2:ヒーターラ
ンプ側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 21/30 G02B 21/30 H05B 3/62 H05B 3/62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面楕円部分(OP)の集合体により構
    成される減圧可能な密閉室(7)と、この楕円の一方の
    焦点(F1)に位置する試験材料(100)の設置部
    (9)と、前記楕円の他方の焦点(F2)に位置するヒ
    ーターランプ(20)の発熱部(21)と、前記設置部
    (9)の近傍に位置する前記試験材料(100)を観察
    するための観察窓(40)とを備えた赤外線高温加熱炉
    であって、前記設置部(9)と前記観察窓(40)との
    間に透明の仕切り板(44)を配置し、この仕切り板
    (44)のうち前記設置部(9)と前記観察窓(40)
    とを結ぶ間に貫通孔(45)を形成し、前記仕切り板
    (44)の前記観察窓側(S1)にガス注入路(47)
    のガス供給口(48)を設ける一方、前記仕切り板(4
    4)の前記ヒーターランプ側(S2)に吸引口(8)を
    設けてある赤外線高温加熱炉。
  2. 【請求項2】 前記仕切り板(44)を介して前記密閉
    室(7)を分割させるように前記炉本体(2)は少なく
    とも二つの分割体(3,4)に分割可能であり、この仕
    切り板(44)が交換可能である請求項1に記載の赤外
    線高温加熱炉。
  3. 【請求項3】 前記設置部(9)が直接通電ヒーター
    (11)により加熱されるものである請求項1又は2に
    記載の赤外線高温加熱炉。
  4. 【請求項4】 前記ヒーターランプ(20)が前記楕円
    の長軸方向(LD)に延びるガラス管で構成されたラン
    プハウス(24)に覆われると共にこのランプハウス
    (24)の排出管(25)が前記楕円の短軸方向(S
    D)に延びて外部に連通し、前記ヒーターランプ(2
    0)はこのランプの端子(23)側から前記ランプハウ
    ス(24)内に供給され且つ前記排出管(25)から排
    気される冷却空気より冷却されるものである請求項1〜
    3のいずれかに記載の赤外線高温加熱炉。
  5. 【請求項5】 前記排出管(25)と前記端子(23)
    との間で前記密閉室(7)を分割させるように前記炉本
    体(2)は少なくとも二つの分割体(4,5)に分割可
    能であり、前記二つの分割体(4,5)を前記排出管
    (25)の長手方向に沿って相対移動させることで前記
    排出管(25)を前記分割体(4)から分離させること
    が可能である請求項4に記載の赤外線高温加熱炉。
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